JP6057561B2 - シャッタ装置およびそれを備える撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シャッタ装置およびそれを備える撮像装置に関する。
従来のフォーカルプレーンシャッタは、先羽根群と後羽根群の露光走行に先立って、あらかじめ先羽根用電磁石と後羽根用電磁石に通電しておき、その後、露光時間制御回路の出力信号によって、所定のタイミングで順次、各電磁石への通電を断つ。先羽根駆動部材と後羽根駆動部材は先羽根用駆動バネと後羽根用駆動バネの付勢力によって回転させられ、先羽根群と後羽根群の露光走行が行われる。
また、先羽根用駆動バネと後羽根用駆動バネの付勢力に抗して先羽根駆動部材と後羽根駆動部材を回転させることで、チャージ動作を行っている。
例えば、特許文献1に記載されているようにシャッタ地板を挟んで撮像素子側に羽根群が走行する羽根室が構成され、反対側に羽根駆動部材やセット部材が設けられている。シャッタ地板には貫通孔が開いており、この貫通孔により羽根駆動部材と羽根群の羽根アームが挿嵌している。
特開2003−315872号公報
しかしながら、特許文献1では、シャッタ地板を挟んで表裏に羽根アーム用の回転軸と羽根駆動部材の回転軸が別々に設けられているため、取り付け誤差が生じてしまう。
さらに、羽根群は羽根アームの回転軸と羽根駆動部材の回転軸に嵌合し摺動するため、羽根群の走行摺動負荷は増加するため、摺動摩擦によるシャッタ精度の悪化を招いてしまう。
また、羽根室とセット部材の間にシャッタ地板の面が存在するために装置が大型化してしまう。
このような課題を鑑みて、本発明は、シャッタ地板と羽根アームの摺動負荷を低減するとともに、シャッタ装置を小型化することを目的とする。
本発明の一側面としてのシャッタ装置は、露光用の開口部および軸が形成されたシャッタ地板と、前記開口部を開閉することで露光を制御する羽根群と、前記羽根群を回転可能に保持する羽根アーム部材と、前記軸に軸支され、前記軸を中心として回動することで前記羽根アーム部材を駆動する羽根駆動部材と、前記羽根駆動部材と当接することで前記羽根駆動部材をチャージするチャージ部材と、前記開口部を通過する光束の光軸と平行な方向において、前記羽根群を挟んで前記シャッタ地板の反対側に配されるカバー板と、を有し、前記羽根アーム部材および前記羽根駆動部材と前記チャージ部材とは、前記シャッタ地板の同一面側に配置され、前記羽根アーム部材は、前記羽根駆動部材に固定され、前記軸を中心として回転可能であって、前記羽根駆動部材と前記チャージ部材とは、前記光軸と平行な方向から見た場合に、前記カバー板と重畳しない位置に配されることを特徴とする。
本発明によれば、シャッタ地板と羽根アームの摺動負荷を低減するとともに、シャッタ装置を小型化することができる。
本発明のシャッタ装置の実施形態の一例であるフォーカルプレーンシャッタが搭載された撮像装置の外観斜視図である。 撮像装置のブロック図である。 フォーカルプレーンシャッタの分解斜視図である。 フォーカルプレーンシャッタの背面図である。 カムギアの正面図である。 チャージレバー260の分解斜視図である。 羽根駆動部材の拡大図である。 羽根駆動部材の分解斜視図である。 シャッタ地板の軸の断面図である。 補助地板の斜視図である。 フレキシブル基板が取り付けられた状態のフォーカルプレーンシャッタの背面図である。 図11のA−A線断面図である。 フォーカルプレーンシャッタの一部を拡大した図である。 図13のA−A線断面図である。 緩衝部材をシャッタ地板に取り付ける直前の状態を示した斜視図である。 電磁石をヨークの吸着面から見た図である。 フォーカルプレーンシャッタの羽根群の動作図である。 フォーカルプレーンシャッタ及び撮像素子の動作タイミングを示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のシャッタ装置の実施形態の一例であるフォーカルプレーンシャッタが搭載された撮像装置の外観斜視図である。
撮像装置100の上面には、電源ボタン110、レリーズボタン130、閃光装置などの撮影アクセサリーを取り付けるアクセサリーシュー140が設けられている。レンズマウント150は、不図示の撮影用レンズの取り付け部である。
撮像装置100はレフレックスミラーを持たないミラーレスタイプの撮像装置であるため、ライブビュー表示のため撮影待機の状態でシャッタ幕は開いている。そのため、図1に示されるように撮影用レンズを取り外した状態において撮像素子3の撮像面は露出している。
図2は、撮像装置100のブロック図である。
フォーカルプレーンシャッタ(シャッタ装置)2は、撮影光路上において撮像レンズ1と撮像素子3との間に設けられ、撮像素子3の電子先幕動作と連動して撮像素子3を露光する時間を調節する。
撮像素子3は、CMOSイメージセンサ等が使用され、被写体からの光を結像する撮像レンズ1により結像された被写体像を光電変換する。撮像素子3から出力されるアナログ画像信号は、AFE(Analog Front End)4によりデジタル信号に変換される。AFE4から出力されるデジタル画像信号は、DSP(Disital Signal Processer)5によって各種画像処理や圧縮・伸張処理などが行われる。
記録媒体6は、DSP5により処理された画像データを記録する。表示部7は、液晶ディスプレイ(LCD)等が使用され、撮影した画像や各種メニュー画面などを表示する。
撮像素子駆動回路8は、撮像素子3を駆動制御する。RAM10は、DSP5と接続されており、画像データなどを一時的に記憶する。シャッタ駆動回路11は、フォーカルプレーンシャッタ2を駆動する。
9はCPUであり、AFE4、DSP5、撮像素子駆動回路、シャッタ駆動回路11の制御を行う。
91は撮像装置100の電源電圧を検出する電圧検出手段、92は撮像装置の温度を検出する温度検出手段、93はフォーカルプレーンシャッタ2内部に備えられた位相検出手段であり、羽根位相検出手段とカム位相検出手段から構成される。94は、レンズ制御手段で撮像レンズ1の焦点距離、絞り径、瞳径、瞳と撮像素子の距離等のレンズ情報をCPU9に出力するとともに、CPU9による制御に応じて絞り、レンズ等を駆動する。各検出手段の検出結果はCPU9に入力される。
図3は、フォーカルプレーンシャッタ2の分解斜視図である。図3(a)はフォーカルプレーンシャッタ2を撮像素子3が取り付けられる側(以下、背面という)から見た分解斜視図、図3(b)は撮影用レンズが取り付けられる側(以下、正面という)から見た分解斜視図である。図4は、フォーカルプレーンシャッタ2の背面図である。図面の見易さのために補助地板205とカバー板206は省略している。
シャッタ地板201は、撮像装置100の内部に固定されており、羽根群230の駆動機構を構成する各部品が取り付けられている。
モータ220は、出力軸が撮影光軸(開口206aを通過する光束の光軸)と略平行になるようにシャッタ地板201に取り付けられている。モータ220から伝達部材である減速ギア列を介して伝達される駆動力によって、カムギア203が回動する。
羽根駆動部材202、カムギア203およびチャージレバー260は、それぞれシャッタ地板201に回転自在に軸支されている。
本実施形態では、カムギア203の駆動力がチャージレバー260を介して羽根駆動部材202に伝わることで、フォーカルプレーンシャッタ2のチャージ動作およびチャージ解除動作を行う。
図5は、カムギアの正面図である。カムギア203の一方面には、カム部203aが形成される。図5に図示するように、カム部203aには、カムトップ領域203a−1、カム傾斜領域203a−2、カムボトム領域203a−3およびチャージ領域203a−4の4つの領域に分割される。また、カムギア203のフランジ部203dは、カム部203aのカム面からカムギア203の外周に向かって突出形成されている。
図6は、チャージレバー260の分解斜視図である。図6に図示するように、チャージレバー260には、軸部260aが延出形成されるとともに、当接部260bが形成される。軸部260aには、チャージコロ(第2のチャージコロ)204bが取り付けられる。当接部260bは羽根駆動部材202に設けられたチャージコロ(第1のチャージコロ)204aに当接する。軸部260aに取り付けられた204bがカムギア203のカム部203aを常にトレースすることで、カムギア203はチャージレバー260を駆動している。
チャージコロ204bは、オーバーチャージ量を調整するために調寸形状を有しており、フォーカルプレーンシャッタ2のオーバーチャージ量が所定の範囲から外れる場合に交換される。すなわち、チャージコロ204bは、外径の異なるものが複数種類用意され、オーバーチャージ量が所定の範囲となるように、複数種類のチャージコロ204bの中から最適な外径のチャージコロ204bを選択する。
また、図4に示すように、カムギア203は、チャージレバー260の軸部260aの延出方向にてチャージコロ204bとフランジ部203dとが重なるように、配置されている。フランジ部203dはカムギア203の全周にわたって形成されているので、チャージコロ204bは、カムギア203のフランジ部203dと常に重なり合っている。この構成により、チャージコロ204bは、クリップなどの抜け止め部材を取り付けなくても、軸部260aから抜け落ちることがなく、カムギア203を取り外すだけでチャージコロ204bを交換することができる。したがって、チャージコロ204bの交換作業の工数が削減され、チャージレバー260の回動量の調整を簡単に行うことができる。
図7は羽根駆動部材202の拡大図、図8は羽根駆動部材202の分解斜視図である。
チャージレバー260は羽根駆動部材202を回動させる際に、当接部260bが羽根駆動部材202に設けられたチャージコロ204aに当接する。これによって、チャージレバー260は往復運動を行う。チャージレバー260には、不図示のチャージレバー戻しバネがチャージレバー260と羽根駆動部材202が離れる方向に付勢するよう取り付けられている。
チャージコロカバー214は、可撓性を有し、断面がコの字形状をしている。また、チャージコロカバー214には、第1の穴214aと第2の穴214bが形成されている。第1の穴214aと第2の穴214bは互いに点対称となる位置に形成される。
羽根駆動部材202にチャージコロカバー214を取り付ける前に、チャージコロ204aを羽根駆動部材202に延出形成される軸部202gに取り付ける。
軸部202gの先端に形成される第1の突起部202eにチャージコロカバー214の第1の穴214aを係合させる。チャージコロカバー214を弾性変形させながら、羽根駆動部材202に設けられた第2の突起部202fにチャージコロカバー214の第2の穴214bを係合させる。これによって、チャージコロカバー214は羽根駆動部材202に取り付けられる。チャージコロカバー214が羽根駆動部材202に取り付けられることで、チャージコロ204aは第1の突起部202eから抜けないように保持される。すなわち、チャージコロカバー214は軸部202gに軸支されるチャージコロ204aが軸部202gから抜けないようにする抜け止め部材として機能している。
チャージコロ204aは、チャージレバー260の当接部260bに当接するとともに、チャージコロ204aが回転できる程度にチャージコロカバー214に保持されている。
第2の突起部202fは、軸部202gの延出方向とは反対方向に突出形成されている。第1の突起部202eおよび第2の突起部202fは互いに異なる軸上に形成されている。また、第1の突起部202eおよび第2の突起部202fは互いに点対称となる位置に形成される。したがって、チャージコロカバー214を羽根駆動部材202に取り付ける際に、第1の突起部202eに第2の穴214bを係合させ、第2の突起部202fに第1の穴214aを係合させてもよい。
第1の突起部202eおよび第2の突起部202fは互いに異なる軸上に形成されている。そのため、チャージコロカバー214は、羽根駆動部材202に一度取り付けられると、第1の突起部202eを中心として回転することも、第1の突起部202eを中心として回転することもない。これにより、チャージコロ204aを位置決めすることができるため、組立性を向上させることが可能である。
また、羽根用駆動バネとは関係なくチャージコロ204aを羽根駆動部材202に取り付けているため、羽根走行動作の精度に影響を与えることもない。上述したように、本実施形態では、チャージコロ204bの交換によって、オーバーチャージ量を調整するため、チャージコロ204aは調整のために交換する部品ではない。羽根駆動部材202のイナーシャは調整によって変化することなく、常に一定となるので、羽根群230の走行特性が安定する。
さらに、本実施形態では、第1の突起部202eの中心軸と第2の突起部202fの中心軸との距離は、羽根駆動部材202の嵌合部202dの中心軸と第1の突起部202eの中心軸との距離よりも短くなっている。これによって、フォーカルプレーンシャッタ2を従来よりも、小型化することができる。
一般的に、カムギアによって羽根駆動部材をチャージ動作およびチャージ解除動作を行う構成では、カムギアと羽根駆動部材の衝突を避けるために、カムギアを光軸から離れた位置に配置しなければならない。そのため、カムギアの大きさを大きくする必要があり、しかもカムギアを1回転させる必要があるので、シャッタユニットが大型化してしまうという問題がある。
これに対して、本実施形態では、チャージレバー260は水平方向において羽根駆動部材202よりも光軸(開口部201pの中心)から離れた側に配置されている。カムギア203は水平方向において羽根駆動部材202よりも光軸(開口部201pの中心)に近い側に配置されている。また、チャージレバー260は往復運動によって羽根駆動部材202をチャージしている。そのため、フォーカルプレーンシャッタ2を小型化できる。
さらに、本実施形態では、チャージレバー260の回転中心からチャージコロ204bとの当接部までの距離よりも、チャージレバー260の回転中心からチャージコロ204aとの当接部までの距離を長くしている。これにより、カムギア203のチャージ量を増幅して羽根駆動部材202をチャージすることができ、チャージレバー260の往復運動範囲を小さくすることができる。この結果、フォーカルプレーンシャッタ2を小型化することができる。
補助地板205は、シャッタ地板201の軸201a、201b、201c、201d、201eの先端に係合されて取り付けられている。補助地板205には、保持電磁石250がビス255により固定されている。
カバー板206は、補助地板205と同一側において、シャッタ地板201に固定されている。カバー板206の中央部には、組み立てた際にシャッタ地板201の露光用の開口部201pと対応する位置に開口206aが形成されている。
シャッタ地板201とカバー板206の間には、羽根駆動部材202に取り付けられた羽根群230を配置する羽根室が形成されている。
羽根群230は、1番羽根231、2番羽根232、3番羽根233、4番羽根234で構成されている。1番羽根231の走行方向の先端(以下、開口形成端という)は、シャッタ地板201に形成された開口部201pの開口領域を形成する。
それぞれの羽根は、黒色塗料を塗布した金属板から成り、羽根アーム部材であるメインアーム(第1のアーム)235とサブアーム(第2のアーム)236に回転可能に軸支され、平行リンクを形成している。
メインアーム235とサブアーム236は、羽根群230の走行方向に沿って1番羽根231の開口形成端側から順に配置されている。
図9は、シャッタ地板201の軸201aの断面図である。図9に図示するように、羽根駆動部材202の軸支部202dにシャッタ地板201の軸201aが挿入されることで、羽根駆動部材202はシャッタ地板201の軸201aに軸支されている。
メインアーム235の穴部235bは、シャッタ地板201の羽根室内側の面において羽根駆動部材202の軸支部202dの外周と嵌合している。本実施形態では、メインアーム235と羽根駆動部材202は、ともにシャッタ地板201の同一面側に配置され、シャッタ地板201の軸201aを中心に回動する。
羽根駆動部材202の先端部には駆動ピン202aが形成されており、駆動ピン202aはメインアーム235に形成された穴235aと連結し、シャッタ地板201に形成された長穴部201gを貫通している。
羽根駆動部材202の回動によって駆動ピン202aが長穴部201gに沿って移動すると、メインアーム235は回転穴部235bを中心に回動し、それに伴って羽根群230を開閉させる。羽根群230が動作すると、開口部201pを開放状態(光束を通過させる状態)にさせたり、遮光状態(光束を遮断する状態)にさせたりすることができる。
羽根群230は、メインアーム235に嵌合しているだけでメインアーム235および羽根駆動部材202と一体となって回転するため、羽根群230に発生する摺動摩擦は低減される。
サブアーム236は、シャッタ地板201に設けられた軸201fに回転可能に軸支されており、また、羽根ガタ寄せバネが羽根群230を走行する方向に掛けられている。
ラチェットギア240は、シャッタ地板201の軸201aに回転可能に軸支され、羽根駆動部材202より軸先端側に配置されている。ラチェットギア240は、シャッタ地板201に形成されるラチェット爪と係合する。
羽根駆動部材202とラチェットギア240の間には、ねじりコイルバネである不図示の羽根駆動バネ(弾性部材)が配置されている。羽根駆動バネの一端は羽根駆動部材202に掛けられ、他端はラチェットギア240に掛けられている。ラチェットギア240とラチェット爪と係合位置を変更することで、羽根駆動バネのバネ力を調整する。羽根駆動バネ241は、図4(a)において、羽根駆動部材202を時計方向に付勢している。
非接触式の位相検出手段としての第1のフォトインタラプタ207aおよび第2のフォトインタラプタ207bが、補助地板205に取り付けられている。第1のフォトインタラプタ207aが第1の光学検出手段に対応し、第2のフォトインタラプタ207bが第2の光学検出手段に対応する。
羽根駆動部材202には被検出部202cが形成されており、第1のフォトインタラプタ207aと被検出部202cが羽根位相検出手段を構成する。
羽根駆動部材202がチャージ完了位置に位置するときに、被検出部202cが第1のフォトインタラプタ207aを遮光するように、被検出部202cは設けられている。したがって、羽根駆動部材202がチャージ完了位置にあるとき、被検出部202cは第1のフォトインタラプタ207aを遮光する。このとき、第1のフォトインタラプタ207aは、H信号を出力する。同様に、羽根駆動部材202が走行完了位置に位置するときに、被検出部202cが第1のフォトインタラプタ207a遮光しないように、被検出部202cは設けられている。したがって、羽根駆動部材202が走行完了位置にあるとき、被検出部202cは第1のフォトインタラプタ207aを遮光しない。このとき、第1のフォトインタラプタ207aはL信号を出力する。
カムギア203には、カム部203aが形成された面とは反対側の面に、被検出部203eが形成されている。第2のフォトインタラプタ207bと被検出部203eがカム位相検出手段を構成する。
チャージコロ204bがカム部203aのカムトップ領域203a−1をトレースしているときに、被検出部203eが第2のフォトインタラプタ207bを遮光する。このとき、第2のフォトインタラプタ207bはH信号を出力する。チャージコロ204bがカム部203aのカムボトム領域203a−3をトレースしているときに、被検出部203eが第2のフォトインタラプタ207bを遮光する。このとき、第2のフォトインタラプタ207bはL信号を出力する。なお、チャージコロ204bがカム部203aのカムトップ領域203a−1をトレースしている状態をカムギア203がカムトップ位相にあるという。チャージコロ204bがカム部203aのカムボトム領域203a−3をトレースしている状態をカムギア203がカムボトム位相にあるという。
ここで、第2のフォトインタラプタ207bと被検出部203eで構成されるカム位相検出手段の構成について説明する。
図10は、フレキシブル基板270が取り付けられた状態の補助地板205の斜視図である。図10(a)は正面図、図10(b)は背面図である。図11は、フレキシブル基板270が取り付けられた状態のフォーカルプレーンシャッタ2の背面図である。図12は、図11のA−A線断面図である。
図12に示すように、シャッタ地板201に形成された軸201cは、カムギア203の回転中心軸であり、補助地板205と係合している。補助地板205には、フレキシブル基板270が取り付けられている。
フレキシブル基板270には第2のフォトインタラプタ207bが取り付けられているため、第2のフォトインタラプタ207bは、フレキシブル基板270とカムギア203の被検出部203が形成された面の間に配置されている。被検出部203の位置によって、第2のフォトインタラプタ207bを設置する位置が変わると同時に、フレキシブル基板270の配線も変わってくる。
本実施形態では、被検出部203eが、軸201cの突出方向と同一方向に立設されているため、図12に示すような構成となり、カムギア203の軸の近傍に第2のフォトインタラプタ207bを配置することができる。このとき、図10に示すように、フレキシブル基板270の配線を簡略化にすることができるため、フォーカルプレーンシャッタ2を小型化することができる。
また、本実施形態では、ブラシ等の接触式の位相検出手段とは異なりゴミや油などによる検出不良やチャタリング等によるフレキのパターン削れといった経年劣化が発生することがないため、信頼性が向上する。
ところで、カムギア203がカムトップ位相にあることを検出するフォトインタラプタとカムギア203がカムボトム位相にあることを検出するフォトインタラプタを別々に設ける場合、カムギア203上の径方向に異なる位置に2つの被検出部を設ける必要がある。しかし、この場合には、カムギア203の直径が極端に大型化してしまう。
本実施形態では、カムギア203がカムトップ位相にあることと、カムギア203がカムボトム位相にあることとを、1つのフォトインタラプタで検出している。これによって、カムギア203がカムトップ位相にあることを検出する被検出部と、カムギア203がカムボトム位相にあることを検出する被検出部とを、カムギア203の同一円周上に並べて立設することができ、カムギア203の外径を大型化することがない。また、被検出部203eは、カム部203aのカム面より回転中心側に配置されているため、フォーカルプレーンシャッタ2を小型化することができる。また、羽根駆動部材202は往復運動であり、フォーカルプレーンシャッタ2が大きくなるのは、被検出部202cの走行軌跡分だけである。さらに、被検出部202cは、回転運動をするカムギア203にもう1つの被検出部を設けるよりも設計の自由度があり、撮像装置100内のスペースに合わせて配置することができ、撮像装置100の小型化にも寄与している。
図13は、フォーカルプレーンシャッタ2の背面図の一部を拡大した図である。図14は、図13のA−A線断面であり、上方が羽根室外側、下方が羽根室内側を表している。図15は、緩衝部材242をシャッタ地板201に取り付ける様子を羽根室内側から見た斜視図である。
緩衝部材242は、ゴム等の材質にて形成され、シャッタ地板201の長穴部201gの端に取り付けられる。羽根駆動部材202が露光完了時に駆動ピン202aの走行方向と垂直な面で緩衝部材242に衝突することによって、緩衝部材242は羽根駆動部材202が急停止した際の衝撃を吸収する。そのため、緩衝部材242により羽根駆動部材202の耐久性を向上させるとともに、駆動完了時のバウンドを抑制することができる。
長穴部201gには、円弧状の縁に沿って、羽根室外側には第1の凸部201h、一対の凹部(第2の凹部)201iが形成され、羽根室内側には一対の凹部(第1の凹部)201jが形成されている。
緩衝部材242は、羽根室外側に凹部(第3の凹部)242hが形成され、羽根室内側に一対の凸部(第3の凸部)242iおよび一対の凸部(第2の凸部)242jが形成されている。
ここで、緩衝部材242をシャッタ地板201の長穴部201gに取り付ける方法を説明する。
まず、緩衝部材242の凹部242hをシャッタ地板201の凸部201hの下側へ挿入する。このとき、緩衝部材242の一対の凸部242jがシャッタ地板201に形成された一対のテーパ面201k上に位置する。
次に、緩衝部材242の一対の凸部242jがシャッタ地板201の一対の凹部201jに嵌まるように緩衝部材242を変形させて挿入する。
緩衝部材242をシャッタ地板201の長穴部201gの端に取り付け後、緩衝部材242には復元力が働く。このため、緩衝部材の凹部242h、一対の凸部201i、一対の凸部201jがそれぞれシャッタ地板201の凸部201h、凹部201i、凹部201jと当接する。
このとき、図14に図示するように、緩衝部材242は、シャッタ地板201の板厚内に配置されていてシャッタ地板201の羽根室外側には突き出ていない。そのため、緩衝部材242がシャッタ地板201に取り付けられている他の構成部材に干渉することもなく、設計上の制約を受けることがない。
このような構成により、緩衝部材242はシャッタ地板201に形成された長穴部201gに好適に取り付けられており、緩衝部材242に上下方向の振動が加わったとしてもシャッタ地板201の板厚内に配置される。
図13に図示するように、緩衝部材242は、駆動ピン202aと緩衝部材242との当接部分であってシャッタ地板201に最も近い部分242mと第1の凸部201hの先端201mとの距離Lが、取り付け方向における駆動ピン202aの長さRより大きい。
これにより、緩衝部材242の強度をより強くすることができるため、耐久性を向上させることができる。
図16は、保持電磁石250をヨーク251の吸着面251a、251bから見た図である。
ヨーク251は、第1の脚部と第2の脚部を有する略U字形状を有している。第1の脚部には、コイル253が巻回されたボビン252が設けられている。
ボビン252にはコイル253の両端のそれぞれに接続された端子ピン254a、254bが形成されている。
羽根駆動部材202には、図3(a)で示すアマチャ支持部202bが設けられている。アマチャ支持部202bに形成された不図示の貫通孔部には、アマチャ212の吸着面に対して略直交方向に延び、アマチャ212に対して一体的に取り付けられたアマチャ軸が係合している。アマチャ軸の外周には、不図示の圧縮バネが配置されており、アマチャ212およびアマチャ支持部202bを互いに離す方向に付勢している。
端子ピン254a、254bの間に電圧が印加されると、コイル253は磁束を発生する。
このとき、第1の脚部の吸着面251aおよび第2の脚部の吸着面251bはアマチャ212との吸着面として機能する。
本実施形態におけるヨーク251とアマチャ212で形成される磁気回路では、アマチャ212の断面積が最も小さくなる。そのため、磁気回路に発生する磁束は、アマチャ212断面の磁束密度が飽和する量によって決定される。
本実施形態では、アマチャ212を羽根駆動部材202の慣性モーメントを小さくしつつ、剛性、強度等が弱くなり過ぎない程度の大きさに設計している。
通常、磁気回路中には、空気中への漏洩磁束が存在する。アマチャ212よりも磁束の発生源であるコイル253に近いため、ヨーク251の吸着面251aに発生する磁束量ΦY1は、アマチャ212断面に発生する磁束量ΦAよりも多くなる。
一方、アマチャ212よりも磁束の発生源であるコイル253から離れているヨーク251の吸着面251bに発生する磁束量ΦY2は、アマチャ212断面に発生する磁束量ΦAよりも少なくなる。
ヨーク251のそれぞれの吸着面に作用する磁気的な吸着力は次式を用いて表すことができる。
ここで、Fは吸着面に作用する吸着力、μは透磁率、Bは吸着面の磁束密度、Sは吸着面の面積、Φは磁束量である。
上述したように、吸着面251aと吸着面251bに発生する磁束量は、ΦY1>ΦY2である。そこで、本実施形態では、それぞれの面で発生する吸着力を等しくなるように、吸着面251bの面積を吸着面251aの面積よりも小さくなるように調整している。そのため、コイルへの通電を停止してから露光を開始させる際、アマチャ212を吸着面251aと吸着面251bから同時に離反させることができる。
したがって、駆動部材が駆動するまでの時間が一定となり、露光時間のばらつきを抑制することができる。
なお、アマチャ212およびヨーク251のうち少なくとも一方は、パーマロイ合金で構成されている。
本実施形態の撮像動作について、図17および図18を用いて説明する。
図17は、フォーカルプレーンシャッタ2の羽根群230の動作図である。図17において、図面の見易さのために補助地板205とカバー板206は省略している。図18は、フォーカルプレーンシャッタ2及び撮像素子3の各構成部品の動作タイミングを表した図である。なお、図18中の(1)〜(10)は、各作動状態に対応している。
図17(a)は、羽根駆動部材202のオーバーチャージ状態、すなわち、撮像装置100が停止している状態およびライブビュー状態を示している。また、図17(b)は羽根群230の走行前待機状態、図17(c)は羽根群230の走行完了状態を示している。図17(d)は、図17(a)から図17(c)の状態に至る露光制御作動途中の1番羽根231の開口形成端231aが開口201pの略半分を遮光した状態を示している。
図18(1)では、フォーカルプレーンシャッタ2は図17(a)のようにオーバーチャージ状態であり、羽根群230は重畳されているため、光束を通過させる状態である。
撮像装置100では、ライブビュー撮像動作が行われ、撮像素子3に入射した被写体像が不図示の画像表示部に表示されている。このとき、CPU9は、第1のフォトインタラプタ207aおよび第2のフォトインタラプタ207bが、それぞれH信号を出力しているかチェックを行う。すなわち、羽根駆動部材202がチャージ完了状態であることとカムギア203がカムトップ位相であることの確認を行う。第1のフォトインタラプタ207aまたは第2のフォトインタラプタ207bがL信号を出力していると、モータ220に通電するように、CPU9がシャッタ駆動回路11に指示を出す。シャッタ駆動回路11は、第1のフォトインタラプタ207aおよび第2のフォトインタラプタ207bがそれぞれH信号を出力するまで、モータ220に通電する。
本実施形態では、カムギア203の位相検出を一つのフォトインタラプタからの出力で行うため、カムギア203がカムトップ位相であっても、カムボトム位相であってもH信号を出力する。このとき、第1のフォトインタラプタ207aからの出力から、羽根駆動部材202がチャージ完了状態であることが検出されると、位相検出手段93は、カムギア203がカムトップ位相であることを検出できる。
レリーズ動作の開始(図18(2))により、CPU9がシャッタ駆動回路11を制御することで、シャッタ駆動回路11がコイル253に通電し、ヨーク251に磁力を発生させ、ヨーク251とアマチャ212を吸着状態にする。
ヨーク251とアマチャ212を吸着状態にした後、シャッタ駆動回路11がモータ220に通電し、カムギア203を反時計方向に回転させる。チャージコロ204aは、カムギア203のカムトップ領域203a−1をトレースする状態からからカム傾斜領域203a−2をトレースする状態へ移る。チャージレバー260は、カム傾斜領域203a−2をトレースすることで徐々にオーバーチャージ状態が解除される。そして、チャージコロ204aがカムボトム領域を203a−3をトレースする状態になると、図17(b)に示す羽根群230の走行前待機状態へと移行する。そして、第2のフォトインタラプタ207bがL信号を出力する状態からHを出力する状態になると、シャッタ駆動回路11はモータ220への通電を停止する(図18(3))。
CPU9が撮像素子駆動回路8を制御することで、撮像素子駆動回路8は撮像素子3の全画素をリセット状態にする(図18(4))。その後、CPU9が撮像素子駆動回路8を制御することで、撮像素子駆動回路8は電子先幕走査を開始する(図18(5))。図18(4)から図18(5)の期間は、撮像素子3の全画素リセット状態が継続される。
ここで、電子先幕走査とは、全画素がリセット状態となっている撮像素子3に対して1ラインずつ電荷蓄積を開始することである。1ラインずつ電荷蓄積を開始する走査パターンは、羽根群230の走行特性に合わせた走査パターンとなっているので、撮像素子3のどのラインでも均一な蓄積時間(露光時間)となる。CPU9がシャッタ駆動回路11を制御することで、電子先幕走査を開始した後、設定されたシャッタ秒時に対応する時間間隔をあけてから、シャッタ駆動回路11がコイル253への通電を切る。これによって、ヨーク251とアマチャ212の間に働いていた吸着力は消滅する(図18(6))。そして、羽根駆動部材202は、ねじりコイルバネの付勢により時計方向に回動し始める。その際、上述したように、ヨーク251とアマチャ212の2つの吸着面に働いていた吸着力は等しいため、ヨーク251とアマチャ212の2つの吸着面はほぼ同時に離反する。これにより、コイル253への通電が断たれたときの羽根駆動部材202の駆動タイミングのばらつきが低減される。
このとき、図17(a)の状態から図17(c)の状態に至る露光過程において、1番羽根231は、メインアーム235の駆動力被伝達部235cを介して駆動力が伝達される。駆動力被伝達部235cは1番羽根231の重心より露光方向に先行する位置に設けられているため、1番羽根231はメインアーム235に牽引されて動作する。
羽根駆動部材202がメインアーム235の駆動力被伝達部235cを介して回動させることによって、開口形成端231aは光軸方向にブレることなく安定して走行することができる。
また、1番羽根231はサブアーム236を牽引して作動するので、サブアーム236はメインアーム235に牽引されながら作動する。
2番羽根232、3番羽根233、4番羽根234も順次1番羽根231と同様に作動し、メインアーム235およびサブアーム236を牽引する。作動量は、1番羽根231が最も多く、2番羽根232、3番羽根233、4番羽根234の順に作動量は少なくなる。
本実施形態では、メインアーム235の穴235aは、メインアーム235の回転中心である軸201aの中心と1番羽根231の軸支中心とを結んだ略直線上に形成されている。そのため、図17(d)の矢印のように、メインアーム235と1番羽根231が枢支された箇所の回転法線方向、すなわち、羽根群230の走行方向と、羽根駆動部材202の駆動ピン202aの回動軌跡の中央における法線方向が略同一となる。これにより、図17(d)に図示する開口部201pを半分遮光した状態が、最も効率よく羽根駆動部材202の駆動力を1番羽根231に伝達することができる。
このような構成により、羽根駆動部材202の駆動力伝達の効率は、羽根群230の走行を開始する状態と羽根群230の走行を完了する状態とで、略同一となり、走行特性を安定化することができる。
本実施形態では、羽根駆動部材202とメインアーム235を別部材としている。しかし、締結や熱溶着やモールドインサート・アウトサート等の一体成形等により羽根駆動部材202とメインアーム235とを一体化を行って、駆動ピン202aの位置に少なくとも1か所の固着部を設けてもよい。
羽根駆動部材202の走行が進むと、駆動ピン202aが当接部(第1の当接部)242aに当接する。その後、駆動ピン202aが緩衝部材242を圧縮させながらさらに走行すると、図14に示すように、メインアーム235が当接部(第2の当接部)242bに衝突し、衝撃を吸収されて停止する。このようにして、羽根駆動部材202とメインアーム235は、それぞれ緩衝部材242の2つの当接部242a、242bによって効果的に衝撃を吸収され、羽根群230の露光が完了する。これにより、シャッタ地板201の開口部201pは、図17(c)のように光束が遮断された状態となる(図18(7))。
フォーカルプレーンシャッタ2の羽根群230の走行が終了し、撮像素子3が完全に遮光されると、CPU9が撮像素子駆動回路8を制御することで、撮像素子駆動回路8が静止画読出し走査を開始する。このとき、CPU9は、第1のフォトインタラプタ207aと第2のフォトインタラプタ207bがそれぞれL信号を出力するか、チェックを行う。すなわち、羽根駆動部材202が走行完了状態であることとカムギア203がカムボトム位相であることの確認を行う。もし、第1のフォトインタラプタ207aもしくは第2のフォトインタラプタ207bがH信号を出力する場合、羽根群230や羽根駆動部材202などの異常状態が疑われるため、撮像動作を中止し、表示部7にエラー表示を行う。
撮像素子3の電荷読み出しが完了していない領域は、光束を遮断した状態にしておく必要がある。
撮像素子3の電荷の読み出し開始から所定時間後(図18(8))、CPU9がシャッタ駆動回路11を制御することで、シャッタ駆動回路11はモータ220に通電を行って、カムギア203を反時計方向に回転させる。これによって、羽根駆動部材202をねじりコイルバネの付勢力に抗して時計方向に回転し、チャージ動作を行う。このとき、羽根群230は徐々に重畳され、撮像素子3の電荷読み出しが終了したラインから順に開口部201pを開いていく。すなわち、本実施形態では、全画素の電荷の読み出しが終了する前に、開口部201pを開き始める。この際、羽根群230が開いた部分から漏れ込んだ光が、静止画読み出し走査がまだ到達していない行の画素に入射しないように、チャージ開始のタイミングを設定している。
撮像素子3の全画素の電荷読み出しが完了した(図18(9))後、羽根群230は重畳を完了し、開口部201pは開放状態となる。そして、第2のフォトインタラプタ207bがL信号を出力する状態からH信号を出力する状態となり、シャッタ駆動回路11はモータ220への通電を停止する(図18(10))、図18(a)。これによって、羽根駆動部材202は再びオーバーチャージ状態となる。
チャージ動作が終了すると、CPU9は、電子ビューファインダー機能のためのライブビュー撮像動作を開始する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
2 フォーカルプレーンシャッタ
201 シャッタ地板
201a 軸
201p 開口部
202 羽根駆動部材
202d 嵌合部
206 カバー板
206a 開口
230 羽根群
235 メインアーム
235b 回転穴部
236 サブアーム

Claims (4)

  1. 露光用の開口部および軸が形成されたシャッタ地板と、
    前記開口部を開閉することで露光を制御する羽根群と、
    前記羽根群を回転可能に保持する羽根アーム部材と、
    前記軸に軸支され、前記軸を中心として回動することで前記羽根アーム部材を駆動する羽根駆動部材と、
    前記羽根駆動部材と当接することで前記羽根駆動部材をチャージするチャージ部材と、
    前記開口部を通過する光束の光軸と平行な方向において、前記羽根群を挟んで前記シャッタ地板の反対側に配されるカバー板と、
    を有し、
    前記羽根アーム部材および前記羽根駆動部材と前記チャージ部材とは、前記シャッタ地板の同一面側に配置され、
    前記羽根アーム部材は、前記羽根駆動部材に固定され、前記軸を中心として回転可能であって、
    前記羽根駆動部材と前記チャージ部材とは、前記光軸と平行な方向から見た場合に、前記カバー板と重畳しない位置に配されることを特徴とするシャッタ装置。
  2. 前記チャージ部材を介してモータからの駆動力を前記羽根駆動部材へと伝えるカムギアを有し、
    前記カムギアは、前記シャッタ地板の前記羽根駆動部材と前記チャージ部材とが配された面側に配置され、前記光軸と平行な方向から見た場合に、前記カバー板と重畳しない位置に配されることを特徴とする請求項1に記載のシャッタ装置。
  3. 前記羽根駆動部材には、前記軸に軸支される軸支部が形成され、
    前記軸支部の外周に、前記羽根アーム部材に形成される穴部を嵌合させることで、前記羽根アーム部材を前記羽根駆動部材に固定することを特徴とする請求項1または2に記載のシャッタ装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシャッタ装置を有することを特徴とする撮像装置。
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