JP6056445B2 - 光学素子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光学素子及び光学素子の製造方法に関する。
カメラ等の光学機器においては、レンズ等に入射する入射光の光量を調節するため、光学絞りや減光(ND:Neutral Density)フィルタ等が用いられており、近年、携帯電話や携帯端末などにもカメラの搭載が進み、このようなカメラにも光学絞りが使用されている。
通常の光学絞りは、遮光材料により板状に形成されたものの中心部分に開口部を形成したものであり、周辺部分の光は遮光され、開口部の形成されている中心部分において光が透過するものである。このような絞りでは、開口部の周囲において光の回折が発生するため、とりわけ携帯電話や携帯端末に搭載される小型のカメラにおいては光学絞りも小型となり、解像度を高めることが困難であり、解像度を劣化させないよう開口部が中心部分から周辺部分に向けて徐々に光の透過率が減少している小型構造のフィルタが求められている。
特開2006−301221号公報 特許第3701931号公報 特開2006−215325号公報
本発明は、上述のような課題を鑑みてなされたものであり、図1に示すように中心部分より周辺部分に向かって光の透過率が単調かつ連続的に減少する光学素子を単純な素子構成で、短い製造プロセスで提供することを課題とする。
本発明は、透明基板上に光吸収材料層が形成されており、中心部分から周辺部分に向かって、光の透過率が減少する光学素子の製造方法において、前記光吸収材料層は前記中心部分が最も薄く形成されており、前記中心部分の周囲には前記中心部分から離れるに伴い徐々に膜厚が厚くなる膜厚傾斜領域を有しており、前記膜厚傾斜領域における表面粗さ、15nm以上となるように前記光吸収材料層の一部を除去する工程を有することを特徴とする。
また、本発明は、透明基板上に光吸収材料層が形成されており、中心部分から周辺部分に向かって、光の透過率が減少する光学素子の製造方法において、前記光吸収材料層は前記中心部分が最も薄く形成されており、前記中心部分の周囲には前記中心部分から離れるに伴い徐々に膜厚が厚くなる膜厚傾斜領域を有しており、前記膜厚傾斜領域における正反射光における反射率4%以下となるように前記光吸収材料層の一部を除去する工程を有することを特徴とする。
また、本発明は、透明基板上に光吸収材料層が形成されており、中心部分から周辺部分に向かって、光の透過率が減少する光学素子の製造方法において、前記光吸収材料層は前記中心部分が最も薄く形成されており、前記中心部分の周囲には前記中心部分から離れるに伴い徐々に膜厚が厚くなる膜厚傾斜領域を有しており、前記膜厚傾斜領域における表面粗さは、150nm以上であり、かつ、前記膜厚傾斜領域における光の正反射率は4%以下で散乱光を含めた全反射率も4%以下となるように前記光吸収材料層の一部を除去する工程を有することを特徴とする。

また、本発明は、透明基板の表面に光吸収材料膜を形成する工程と、前記光吸収材料膜の形成されている面にスペーサを介して、ピンホールが形成された遮蔽板を設置する工程と、前記遮蔽板が設置されている面の側にプラズマを発生させて、前記光吸収材料膜の一部を除去することにより、中心部分が最も薄く形成されており、前記中心部分から離れるに伴い徐々に膜厚が厚くなる膜厚傾斜領域を有する光吸収材料層を形成する工程と、を有することを特徴とする。
本発明により、開口部が中心部分より周辺部分に向かって光の透過率が単調かつ連続的に減少する光学素子を提供することができる。また本発明における光学素子は、基板上の光吸収層において中心部分が最も薄く、かつ中心部分から周囲に離れるに伴い徐々に膜厚が厚くなる膜厚傾斜領域を形成する製造工程において、同時に光吸収層の表面粗さを制御し正反射を防止抑制することができる。したがって、他の同等光学素子のように光の透過率を減光する機能表面に2種以上の材料を多層積層して反射防止機能を付加する光学素子に比べて単純な素子構成であり、大面積のものが作製可能であり、かつ、製造工程を短くすることができるため、安価な光学素子を提供することができる。
本実施の形態における光学素子の構造図 本実施の形態における光学素子の製造方法の構造図 本実施の形態における光学素子の写真(1) 本実施の形態における光学素子の中心からの距離と膜厚との相関図 本実施の形態における光学素子の写真(2) 本実施の形態における光学素子5Aの透過率特性図 本実施の形態における光学素子5Aの正反射光による反射率特性図 本実施の形態における光学素子5Bの透過率特性図 本実施の形態における光学素子5Bの正反射光による反射率特性図 本実施の形態における光学素子5Aの中心からの距離とヘイズ値との相関図 本実施の形態における光学素子の表面粗さと正反射光の反射率との相関のシミュレーションにより得られた相関図 本実施の形態における光学素子の表面粗さと正反射光及び全反射光の反射率との相関図 実際に作製した本実施の形態における光学素子の一部の写真 本実施の形態における光学素子の模式図 実際に作製した本実施の形態における光学素子のAFM像(1) 実際に作製した本実施の形態における光学素子のAFM像(2)
発明を実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
(光学素子)
本実施の形態における光学素子について、図1に基づき説明する。本実施の形態における光学素子は、ガラス等の可視光を透過する透明基板10の表面に、可視光の透過を遮る黒色の光吸収材料層20が形成されており、光吸収材料層20には開口領域21が形成されている。なお、本実施の形態においては、可視光とは、波長が380nm〜800nmの範囲における光を意味するものとする。光吸収材料層20に形成された開口領域21は、中心部分21aにおいて光吸収材料層20の厚さDが最も薄く形成されており、この中心部分21aから周辺部分に向かって光吸収材料層20の厚さが徐々に厚くなるように形成されている。尚、本実施の形態においては、このように中心部分21aの周囲において、周辺部分に向かって光吸収材料層20の厚さが徐々に厚く形成されている領域を膜厚傾斜領域21bと記載する。
このように、中心部分21aにおいては光吸収材料層20の膜厚を最も薄く形成し、中心部分21aから周辺部分に向かって徐々に光吸収材料層20の厚さDが厚くなるような膜厚傾斜領域21bを形成することにより、中心部分より周辺部分に向かって徐々に透過率が減少するアポダイズドフィルタとなる。尚、本実施の形態における光学素子は、中心部分21aにおいて光が透過するものであるため、厚さの薄い光吸収材料層20を形成してもよく、また、中心部分21aにおいては光吸収材料層20が形成されていないものであってもよく、中心部分21aにおける光吸収材料層20の厚さD1mは、中心部21aの透過率や透明基板10との密着性などを勘案して定めればよく、光吸収材料層20の総厚み(D+D)に対する中心部分21aにおける光吸収材料層20の厚さD1mの比、即ち、D1m/(D+D)が、0.003以下となるように形成される。これは、光の一部が光吸収材料層20に吸収されるため、D1m/(D+D)が0.003以上となると、中心部を通る光の透過率が高く保てなくなるためである。一方で、光吸収層の厚みは基板への密着保持能からゼロ以上あればよい。なお、0.003の値は、D1m=0における2%以上低下した場合の値であり、この場合、光学素子として所望の特性が得られなくなるものと考えられる。
したがって、0≦D1m/(D+D)≦0.003の関係にあることが好ましい。なお、ここで厚さD1mは、光吸収材料層20において最も厚さDが薄い部分の厚さである。
また、中心からの距離をXとした場合に、Xが増加すると、光吸収材料層20の厚さDは中心から端部にかけて増加する一方で、透過率は減少する。透過率はガウシアン関数で与えられることが好ましく、以下に例示する。
数1に示される式において、σは実数である。透過率の半値幅に応じてσを決定すればよく、例えば、半径1mmで透過率が50%とする場合には、σを0.85とすればよい。
また、本実施の形態における光学フィルタは、減光以外に光学的な作用が働かないようにされている。そのため光吸収層の厚みが最も厚い、すなわち、Xが最も大きい値となる厚さが(D+D)となる領域においても、上記のとおり薄いほど好ましい。一方で上記における数1に示される式のような透過率の関数をうるためには、ある程度の厚みが必要であり、(D+D)≦5μmであることが好ましい。膜厚制御にドライエッチングを用いた場合、この範囲であれば制御しやすいためである。さらに(D+D)≦2μmであることがより好ましい。これは、薄いほど膜応力が低くなるため素子の反りを低減することができるためである。
本実施の形態における光学素子においては、光の透過率が徐々に変化する膜厚傾斜領域21bの表面には微細な凹凸が形成され反射防止機能が備わり、これにより、本実施の形態における光学素子に照射された光は表面で反射が抑制され、主に光吸収層の厚みに応じて吸収されるか透過する。なお、このような反射防止機能を有する表面凹凸形状は、たとえば、光吸収材料の表層を硝酸水溶液等のウェットエッチングによる表面処理により得ることができる。
したがって、膜厚傾斜領域21bにおいては、反射光が少なくなり、膜厚傾斜領域21bにおける反射率を低くすることができ、迷光やゴースト等の発生を防ぐことができる。また、前述のように反射防止膜の一対応例として、光吸収材料層20の下にあらかじめ数層の反射防止膜をスパッタまたは蒸着等で成膜しておいてもよい。尚、本実施の形態における光学素子は、カメラ等の光学機器において可視光領域において用いられるものであり、前述のとおり、波長が380nm〜800nmの範囲の光に用いられるものである。しかしながら、本実施の形態における光学素子は、紫外光や赤外光において対応しているものであって、紫外光や赤外光において用いられるものであってもよい。
また、本実施の形態における光学素子では、可視光を透過する樹脂フィルムの上に成膜されてもよい。例えば、図1に示される透明基板10が、樹脂フィルムであってもよく、後述するように、光吸収材料層20には好ましくは無機材料が使用されるので、一般に透明基板10より熱膨張係数が小さい場合が多い。熱膨張係数の違う2つの材料部で構成される場合、反りが発生しやすいという課題がある。このため、反り量を抑制するには耐熱性に優れた樹脂フィルムを用いることが好ましい。
また、透明基板10と光吸収材料層20の熱膨張係数の差異による反りを抑制するには、透明基板10あるいは光吸収材料層20のいずれか一方の膜厚はできるだけ薄膜で使用することが好ましい。また耐熱性に優れた樹脂フィルムを用いることも好ましい。透明基板上に光吸収材料層を成膜する手法は蒸着あるいはスパッタリング等の真空成膜法、電解あるいは無電解などメッキ法や後述のウェット塗布などあるが、ドライ成膜する際は、成膜時温度条件、また成膜後のアニール温度条件の観点からも、フィルムが耐熱性に優れる支持基板の役割を果たすので、光学フィルタの形状が変形するのを抑制できる。ガラス転移点が高いフィルムが好ましく用いることができる。
ここで、本実施の形態における光学素子は、撮像体像を形成する結像光学系内、もしくは結像光学系と固体撮像素子を使った撮像光学系との間に配置して使用され、必要に応じて所定光学系の光束内に、本実施の形態における光学素子を出し入れして使用することもできる。具体的には、前玉レンズの前方(被写体側)に配置されてもよいし、結像光学系内の第2レンズ群であるズームレンズと、第3レンズ群であるフォーカスレンズ群の間に配置された光学絞り近傍に位置するよう結像レンズ内に配置されてもよいし、光学絞りから離れて結像光学系の後方である固体撮像素子の前部に配置してもよく、目的に応じて最適な配置を選択すればよい。
また、本実施の形態における光学素子は、光吸収層表面に凹凸面を形成して反射を抑制しているが、透過性基板の反対側も、多層膜等の反射防止機能を付与したり、透過性基板の両面に光吸収層の凹凸面を対称あるいは非対称に成膜することができるため、非対称に成膜した光学素子として使用する際には、その素子面を被写体側、撮像素子側の要求仕様にあわせて選択することができる。また、この光学素子をカメラモジュール中、任意の部材に積層して用いてもよい。例えば、カバーガラス、レンズ、IRカットフィルターや光学絞りに積層あるいは付加したりして用いることができる。このように用いることでカメラモジュール中の部品点数を減らすことができる。
(光学素子の製造方法)
次に、本実施の形態における光学素子の製造方法について図2に基づき説明する。
最初に、図2(a)に示されるように、ガラス等の透明基板10の表面に光吸収材料膜20aを形成する。この光吸収材料膜20aは光吸収材料層20を形成するためのものであり、後述するように、光吸収材料膜20aを加工することにより、光吸収材料層20を形成することができる。
具体的には、光吸収材料膜20aは樹脂材料等にカーボンやチタンブラック等の光吸収材料を混入した材料をスピンコータ等により塗布した後、ポストベイク等の熱処理を行い固めることにより形成することができる。塗布方法としてはスピンコート法以外に、バーコート法、ディップコート法、キャスト法、スプレーコート法、ビードコート法、ワイヤーバーコート法、ブレードコート法、ローラーコート法、カーテンコート法、スリットダイコート法、グラビアコート法、スリットリバースコート法、マイクログラビア法、コンマコート法等を使用できる。塗布は、複数回に分けて実施してもよい。また、塗布に先立って、透明基板10に対する密着性を高めるために、透明基板10の表面にヘキサメチルジシラザン(HMDS)等によるカップリング処理を行ってもよい。
尚、本実施の形態においては、光吸収材料膜20aは、樹脂材料等にカーボンやチタンブラック等の光吸収材料を混入した材料、例えば、レジスト等の樹脂材料にカーボンブラックを混入した材料により形成により形成されている。また、本実施の形態においては、透明基板10には、厚さが約0.525mmのガラス基板を用いており、光吸収材料膜20aは厚さが1.3〜1.4μmとなるように形成されている。
次に、図2(b)に示されるように、光吸収材料膜20aの形成されている側の周囲に、スペーサ31となるスライドガラスを介し金属板32を設置する。これにより金属板32は、透明基板10における光吸収材料膜20aの形成されている面の上において、スペーサ31の厚さ分だけ離れた位置に設置される。金属板32はステンレス等により形成されており、中央部分には、直径Dがφ0.5〜5.9mmの大きさのピンホール32aが設けられている。尚、本実施の形態においては、スペーサ31は厚さが1〜3mmのものを用いているため、スペーサ31を介することによる光吸収材料膜20aと金属板32とのギャップGは1〜3mmとなる。
次に、図2(c)に示されるように、金属板32が設置されている側に酸素等によるプラズマを発生させ、光吸収材料膜20aの一部をエッチングにより除去することにより、光吸収材料層20を形成する。具体的には、RIE(Reactive Ion Etching)等のドライエッチング装置において、酸素等のプラズマを発生させることにより、金属板32に設けられたピンホール32aより酸素等のプラズマが進入する。このように進入した酸素等のプラズマにより、金属板32のピンホール32aの近傍における光吸収材料膜20aはエッチングにより一部除去されて、開口領域21が形成される。このように形成される開口領域21は、金属板32のピンホール32aに最も近い中心部分21aにおいて、光吸収材料膜20aが最も多く除去されるため最も薄くなり、中心部分21aより離れるに伴い、徐々にエッチングにより除去される量が少なくなるため厚くなる。即ち、金属板32のピンホール32aに最も近い中心部分21aより離れることにより徐々に膜厚が厚くなるような開口領域21を有する光吸収材料層20を形成することができる。尚、プラズマの発生に用いられるガスは、酸素を用いてもよく、酸素にCFまたはCCl等のハロゲン成分を有するガスを混入したものを用いてもよい。
図3に示されるものは、このような製造方法により作製された光学素子の写真である。左側に示される光学素子はピンホール32aの直径Dが3.3mmの金属板32を用いて作製したものであり、右側に示される光学素子はピンホール32aの直径Dが4.2mmの金属板32を用いて作製したものである。膜厚傾斜領域21bは輪帯状に黒く形成されている。このように膜厚傾斜領域21bが黒くなっているのは、この領域においては表面が荒れており、散乱光・または光の吸収が多く正反射光が少ないためである。また、輪帯状に黒く形成されている膜厚傾斜領域21bの中央部分には、光吸収材料層20の膜厚が薄く最も光が透過する中央部分21aが形成される。尚、輪帯状に黒く形成されている膜厚傾斜領域21bの外側が白っぽく写っているのは、この領域における正反射光が高いためである。
図4は、図3に示される右側の光学素子において、中心部分21aから半径方向の距離と光吸収材料層20の膜厚の関係を示すものである。尚、この光学素子を作製する際のギャップGは3mmである。図4に示されるように、光吸収材料層20は、中心部分21aにおける膜厚が200nm弱で最も薄く、中心部分21aから離れるに伴い徐々に膜厚が厚くなるように形成されている。このように光吸収材料層20の膜厚が中心部分21aから離れるに伴い徐々に厚くなるように形成されているため、光の透過率も中心部分21aから離れるに伴い徐々に減少する。
ところで、本実施の形態における光学素子は、酸素等のプラズマによるエッチング時間、金属板32に形成されるピンホール32aの直径D、スペーサ31の厚さ(ギャップG)等を調節することにより、中心部分21aにおいて光が透過する領域の大きさや、膜厚傾斜領域21bの幅等を調節することが可能である。図5は、本実施の形態における光学素子において、酸素等のプラズマによるエッチング時間及びスペーサ31の厚さ(ギャップG)を変えることにより形成される光学素子を示す。
図5に示される光学素子5AはギャップGが2mmであってエッチング時間が5分となる条件により作製したものであり、光学素子5BはギャップGが2mmであってエッチング時間が10分となる条件により作製したものであり、光学素子5CはギャップGが3mmであってエッチング時間が5分となる条件により作製したものであり、光学素子5DはギャップGが3mmであってエッチング時間が10分となる条件により作製したものである。このように酸素等のプラズマによるエッチング時間及びスペーサ31の厚さ(ギャップG)等の条件を調整することにより、所望の透過率特性を有する光学素子を作製することができる。
(構成材料)
本実施の形態における光学素子は、光吸収材料層20と透明基板10のほか、必要に応じて反射防止膜が形成されている。
具体的には、光吸収材料層20は、たとえばチタンあるいはチタン酸化物(TiOx)あるいはチタン酸窒化物(TiOxNy)をスパッタリングあるいは真空蒸着等により、透明基板10の表面に真空成膜形成してもよいし、あるいは樹脂材料等にたとえばカーボンブラックやチタンブラック等の光吸収材料を混入した材料をスピンコータ等により透明基板10上に塗布した後、ポストベイク等の熱処理を行い固めることによりウェット成膜形成してもよい。
スパッタリングあるいは真空蒸着等の真空成膜の場合、TiOxは0<X<2満たす低級チタン酸化物が好ましい。またTiOxNyは0<X、0<Y、0<X+Y≦2を満たすことが好ましい。また、この場合の光吸収材料層20は、Ti、二酸化チタン(TiO)、一酸化チタン(TiO)、窒化二チタン(TiN)および窒化チタン(TiN)の混合物で形成されるようになっていてもよい。この場合でも、TiNxOy組成は上述したように設定されることが好ましく、Ti単独であってもよい。
その他に使用できる光吸収材料層20として、TiOxと同様な酸素組成となるTaOx、NbOx、あるいはAlOxの低級酸化物、TiOxNyと同様な酸素および窒素組成となるTaOxNy、NbOxNy、AlOxNy等の金属酸窒化物からなる膜が挙げられる。また、TiNy、ZrNy、TaNy、NbNy、AlNy等の低級窒化物でも使用することができる。この低級窒化物では0<y<1となる。この場合、上述した光吸収膜物質はTi、Cr、NiCr、Ta、Nb、Al、Zr、Mo等の金属であってもよい。
また、スピンコータ等により塗布するウェット成膜の場合、樹脂材料等に分散混入される光吸収材料としては、金、銀、銅、スズ、ニッケル、パラジウムやそれらの合金を用いた金属ナノ粒子、さらに、硫酸バリウム、亜鉛華、硫酸鉛、黄色鉛、ベンガラ、群青、紺青、酸化クロム、鉄黒、鉛丹、硫化亜鉛、カドミウムエロー、カドミウムレッド、亜鉛、マンガン紫、コバルト、マグネタイト、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、グラフェン、チタンブラックなどの無機顔料を用いることができる。ここで、光吸収材料として粒子を用いる場合には、分散剤を用いてもよい。分散剤は樹脂中に均一分散に分散させるために用いる。分散剤としては、高分子分散剤(アルキルアンモニウムとその塩、酸基を有する共重合物のアルキロールアンモニウム塩、水酸基含有カルボン酸エステル、カルボン酸含有共重合物、アミド基含有共重合物、顔料誘導体やシランカップリング剤等を挙げることができる。また、分散剤の分子中に樹脂と相互作用する官能基や重合性官能基が存在してもよい。また、これらを単独で使用してもよく、2種類以上組み合わせて使用してもよい。
透明基板10としては、可視波長領域の光を、光学フィルタとした際にその機能を果たせる程度に十分に、透過するものであれば、その形状は特に限定されるものではなく、ブロック状であっても、板状であっても、フィルム状であってもよい。
透明樹脂材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル樹脂、ポリカーボネート(PC)、シクロオレフィン(COP)などの熱可塑性樹脂や、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリアミド(PA)、ポリアミドイミド(PAI)などの熱硬化性樹脂、アクリルやエポキシなどのエネルギー線硬化性樹脂を用いることができる。
これらの材料は、紫外領域および/または近赤外領域の波長に対して吸収特性を有するものであってもよい。
透明基板10としてのガラスは、可視域で透過性な材料から、使用する装置、配置する場所等を考慮して、アルカリ成分の含有有無や線膨張係数の大きさ等の特性を、適宜選択して使用できる。特に、ホウケイ酸ガラスは、加工が容易で、光学面における傷や異物等の発生が抑えられるため好ましく、アルカリ成分を含まないガラスは、接着性、耐候性等が向上するため好ましい。
また、ガラスとして、フツリン酸塩系ガラスやリン酸塩系ガラスにCuO等を添加した赤外波長領域に吸収を有する光吸収型のガラスも使用できる。特に、CuOを添加したフツリン酸塩系ガラスもしくはリン酸塩系ガラスは、可視波長領域の光に対し高い透過率を有するとともに、CuOが近赤外波長領域の光を十分に吸収するため、良好な近赤外線カット機能を付与できる。
CuOを含有するフツリン酸塩系ガラスの具体例としては、質量%で、Pが46〜70%、MgFが0〜25%、CaFが0〜25%、SrFが0〜25%、LiFが0〜20%、NaFが0〜10%、KFが0〜10%、ただし、LiF、NaF、KFの合量が1〜30%、AlFが0.2〜20%、ZnFが2〜15%(ただし、フッ化物総合計量の50%までを酸化物に置換可能)からなるフツリン酸塩系ガラス100質量部に対して、CuOを0.1〜5質量部、好ましくは0.3〜2質量部含有させたものが挙げられる。市販品としては、NF−50ガラス(旭硝子社製 商品名)等が例示される。
また、水晶、ニオブ酸リチウム、サファイヤ等の結晶は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、監視カメラ、車載用カメラ、ウェブカメラ等の撮像装置において、モアレや偽色を低減するためのローパスフィルタや波長板の材料として使用されており、透明基板10の材料として、これらの結晶を用いた場合には、本実施形態に係る光学フィルタに、ローパスフィルタや波長板の機能も付与でき、撮像装置のさらなる小型化、薄型化ができる点から好ましい。
(光学的特性)
次に、本実施の形態における光学素子の光学的特性について説明する。
図6は光学素子5Aにおける透過率特性を示し、図7は光学素子5Aにおける正反射光による反射率特性を示す。尚、図6及び図7は、中心部分21aからの距離が0mm、1.5mm、3mm、4.5mm、6mm、7.5mm、10mmにおける部分の各々の特性を示すものである。また、図8は光学素子5Bにおける透過率特性を示し、図9は光学素子5Bにおける正反射光による反射率特性を示す。尚、図8及び図9は、中心部分21aからの距離が0mm、1.5mm、3mm、4.5mm、6mm、7.5mm、10mmにおける部分の各々の特性を示すものである。
光学素子5Aにおいては、図6に示されるように、中心部分21aからの距離が離れるに伴い透過率が減少しており、アポダイズドフィルタとして機能するものとなっている。また、図7に示されるように、膜厚傾斜領域21bにおいては、中心部分21aに近くなるに伴い、正反射光による反射率は徐々に低下しており、中心部分21aからの距離が4.5mm以下においては、正反射光による反射率は4%以下となり、中心部分21aからの距離が3mm以下においては、正反射光による反射率は1%以下となっている。
同様に、光学素子5Bにおいては、図8に示されるように、中心部分21aからの距離が離れるに従い透過率が減少しており、アポダイズドフィルタとして機能するものとなっている。また、図9に示されるように、膜厚傾斜領域21bにおいては、中心部分21aに近くなるに伴い、正反射光による反射率は徐々に低下しており、中心部分21aからの距離が6mm以下においては、正反射光による反射率は4%以下となり、中心部分21aからの距離が1.5mmにおいては、正反射光による反射率は2%以下となっている。尚、光学素子5Bにおいては、中心部分21aにおいては光吸収材料層20がエッチングにより除去されガラス等の透明基板10が露出しているため、正反射光の反射率は高くなっているものと考えられる。
図10は、光学素子5Aにおいて、中心部分21aからの距離とヘイズ値との関係を測定した結果である。なお、この測定は、JIS K 7136 (2000)に準拠した測定である。また、ヘイズ値とは、全反射光に対する拡散光の割合を示すものである。図10に示されるように、光学素子5Aにおいては、中心部分21aからの距離が0mmにおけるヘイズ値は0.38%であり、1mmにおけるヘイズ値は0.38%であり、2mmにおけるヘイズ値は0.77%であり、3mmにおけるヘイズ値は3.33%であった。また、図10には示していないが、中心部分21aからの距離が4〜6mmにおけるヘイズ値は100%であった。
(表面粗さ)
次に、図11に基づき表面粗さと反射率との関係について説明する。図11は、表面における凹凸のピッチを変えた場合における表面粗さ(Ra)と正反射光の反射率(R)の関係をシミュレーションにより計算した結果である。図11に示されるように、表面粗さ(Ra)が大きくなるに従い正反射光の反射率(R)が低下する傾向にある。また、表面粗さ(Ra)が15nm以上であれば、正反射光の反射率を4%以下にすることができる。この時、正反射光は散乱光として反射しているため4%以下に低減できている。
図12は、表面粗さ(Ra)が180nm、15nmおよびエッチングされていない領域(Ra=7nm)の正反射光の反射率及び全反射光の反射率の実測値を示している。尚、図12(a)は正反射率について、図12(b)は全反射率について示す。また、この表面粗さ測定の規格は、JIS B 0601 (1994)に準拠した測定である。表面粗さ(Ra)が150nm以上の場合では、構造反射防止膜の効果が発現し、散乱光を抑えた状態で正反射光の反射率を4%以下にできる。すなわち、図12(a)に示されるように、Ra=15nmの場合では正反射光は4%以下に低減できているが、散乱光を含めた全反射率はエッチングされていない領域と同等となる。一方で、Raが150nm以上となった場合では、散乱光を含めた全反射率も4%以下に低減することができる。尚、表面粗さは、ガス組成・高周波電源のパワー等のエッチング条件を調整することにより調整可能である。
(表面粗さ等の測定)
次に、本実施の形態における光学素子を実際に作製し表面粗さ等を測定した結果について説明する。図13に示される本実施の形態における光学素子を作製し、中央部分(中央部分から0mm)(P1)、中央部分から1.5mm(P2)、3.0mm(P3)、4.5mm(P4)、6.0mm(P5)、7.5mm(P6)、エッチングされていない領域(P7)における表面粗さ(Ra)と最大高低差(P−V)を測定した結果を表1に示す。また、図14には、本実施の形態における光学素子の断面構造の模式図を示し、図15には、中央部分(P1)、中央部分から1.5mm(P2)、3.0mm(P3)、4.5mm(P4)、6.0mm(P5)、7.5mm(P6)、エッチングされていない領域(P7)におけるAFM(Atomic Force Microscope)像を示す。尚、図15(a)は、作製した本実施の形態における光学素子の中央部分(P1)におけるAFM像であり、図15(b)は中央部分から1.5mm(P2)におけるAFM像であり、図15(c)は中央部分から3.0mm(P3)におけるAFM像であり、図15(d)は中央部分から4.5mm(P4)におけるAFM像であり、図15(e)は中央部分から6.0mm(P5)におけるAFM像であり、図15(f)は中央部分から7.5mm(P6)におけるAFM像であり、図15(g)はエッチングされていない領域(P7)におけるAFM像である。
表1に示されるように、中央部分(P1)における表面粗さ(Ra)は42.3nmであり、最大高低差(P−V)は338nmであった。また、中央部分から1.5mm(P2)における表面粗さ(Ra)は43.8nmであり、最大高低差(P−V)は314nmであった。また、中央部分から3.0mm(P3)における表面粗さ(Ra)は30.2nmであり、最大高低差(P−V)は250nmであった。また、中央部分から4.5mm(P4)における表面粗さ(Ra)は24.6nmであり、最大高低差(P−V)は211nmであった。また、中央部分から6.0mm(P5)における表面粗さ(Ra)は15.0nmであり、最大高低差(P−V)は120nmであった。また、中央部分から7.5mm(P6)における表面粗さ(Ra)は13.1nmであり、最大高低差(P−V)は79nmであった。また、エッチングされていない領域(P7)における表面粗さ(Ra)は4.3nmであり、最大高低差(P−V)は40nmであった。
以上のように、中央部分より7.5mm(P6)までのエッチングされている領域における表面粗さ(Ra)及び最大高低差(P−V)は、エッチングされていない領域(P7)における表面粗さ(Ra)及び最大高低差(P−V)よりも大きな値となり、中央部分より1.5mm〜7.5mm(P2〜P6)の範囲においては、中央部分(P1)に近づくにつれて、表面粗さ(Ra)及び最大高低差(P−V)の値は次第に大きくなっている。
尚、図12に示される構造反射防止膜の効果が発現した表面粗さ180nmのエッチング領域のAFM結果を図16に示す。図16は図12におけるRa=180nmのときのAFM像であり最大高低差は1000nmであった。この表面粗さ測定の規格は、JIS B 0601 (1994)に準拠した測定である。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
10 透明基板
20 光吸収材料層
20a 光吸収材料膜
21 開口領域
21a 中心部分
21b 膜厚傾斜領域
31 スペーサ
32 金属板
32a ピンホール

Claims (10)

  1. 透明基板上に光吸収材料層が形成されており、中心部分から周辺部分に向かって、光の透過率が減少する光学素子の製造方法において、
    前記光吸収材料層は前記中心部分が最も薄く形成されており、前記中心部分の周囲には前記中心部分から離れるに伴い徐々に膜厚が厚くなる膜厚傾斜領域を有しており、
    前記膜厚傾斜領域における表面粗さ、15nm以上となるように前記光吸収材料層の一部を除去する工程を有することを特徴とする光学素子の製造方法
  2. 透明基板上に光吸収材料層が形成されており、中心部分から周辺部分に向かって、光の透過率が減少する光学素子の製造方法において、
    前記光吸収材料層は前記中心部分が最も薄く形成されており、前記中心部分の周囲には前記中心部分から離れるに伴い徐々に膜厚が厚くなる膜厚傾斜領域を有しており、
    前記膜厚傾斜領域における正反射光における反射率4%以下となるように前記光吸収材料層の一部を除去する工程を有することを特徴とする光学素子の製造方法
  3. 透明基板上に光吸収材料層が形成されており、中心部分から周辺部分に向かって、光の透過率が減少する光学素子の製造方法において、
    前記光吸収材料層は前記中心部分が最も薄く形成されており、前記中心部分の周囲には前記中心部分から離れるに伴い徐々に膜厚が厚くなる膜厚傾斜領域を有しており、前記膜厚傾斜領域における表面粗さは、150nm以上であり、かつ、前記膜厚傾斜領域における光の正反射率は4%以下で散乱光を含めた全反射率も4%以下となるように前記光吸収材料層の一部を除去する工程を有することを特徴とする光学素子の製造方法
  4. 前記黒色吸収材料層は、樹脂材料に光吸収材料が添加されたものである請求項1から3のいずれかに記載の光学素子の製造方法
  5. 前記光吸収材料は、カーボンブラックまたはチタンブラックである請求項4に記載の光学素子の製造方法
  6. 透明基板の表面に光吸収材料膜を形成する工程と、
    前記光吸収材料膜の形成されている面にスペーサを介して、ピンホールが形成された遮蔽板を設置する工程と、
    前記遮蔽板が設置されている面の側にプラズマを発生させて、前記光吸収材料膜の一部を除去することにより、中心部分が最も薄く形成されており、前記中心部分から離れるに伴い徐々に膜厚が厚くなる膜厚傾斜領域を有する光吸収材料層を形成する工程と、
    を有することを特徴とする光学素子の製造方法。
  7. 前記プラズマは、酸素を含むもののプラズマである請求項6に記載の光学素子の製造方法。
  8. 前記黒色吸収材料層は、樹脂材料に光吸収材料が添加されたものである請求項6または7に記載の光学素子の製造方法。
  9. 前記光吸収材料は、カーボンブラックまたはチタンブラックである請求項8に記載の光学素子の製造方法。
  10. 前記光吸収材料膜は前記透明基板表面に塗布することにより形成されたものである請求項6から9のいずれかに記載の光学素子の製造方法。
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