JP6056399B2 - 塗布工具 - Google Patents

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Description

本発明は、シート状部材やパネル状部材などの被塗布物の表面に、塗布液を塗布する際に使用される塗布工具に関するものである。
従来、この種の塗布工具として、例えば下記特許文献1〜3に示されるような、長尺の矩形板状又はブロック状をなす一対のヘッド部材が隣接配置され、これらヘッド部材同士の間に形成されたスリットを通して、被塗布物に塗布液を塗布する構成のスロットダイが知られている。また、ヘッド部材同士の間には、スリットが延在する方向の両端部に板状の介装部材が配設されている。つまりスリットは、ヘッド部材の対向する内面(突き合わせ面)同士、及び介装部材同士に挟まれるように画成されている。
このような塗布工具においては、スリットと同じくヘッド部材内に形成されたマニホールドから、スリットへと塗布液が供給され、該スリットからヘッド部材の先端部(刃先エッジ)を介して、被塗布物に塗布液が均一に塗布されるようになされている。
特開平11−179260号公報 特開平11−207236号公報 特開2001−29860号公報
ところで、塗布工具では、被塗布物に対して塗布液を塗布する幅(スリットの延在方向に沿う長さに対応して設定され、以下、塗布幅と言うことがある)を、僅かに変更する必要が生じることがある。具体的には、例えば、被塗布物に対して高精度に所望の塗布幅となるように、スリットの延在方向に沿う長さを微調整する必要が生じる場合がある。
塗布幅を変更するには、塗布工具から介装部材を取り外して、外形の異なる他の介装部材に交換することで対応可能であるが、この場合、製造ラインを停止し、ラインの一部をなす塗布装置から塗布工具を取り外して分解・清掃し、介装部材を交換した後、再びライン(塗布装置)に戻す必要があり、作業が煩雑であるとともに長時間を要し、生産性に影響する。
そこで、例えば特許文献1では、ヘッド部材の長手方向の外側に予め介装部材(スペーサ)を突出させておき、この突出した部分を把持して所望の塗布幅となるように介装部材をスライドさせ、塗布幅を調整するようにしている。
しかしながらこの場合、製造ラインに対して塗布工具を着脱する必要は生じないが、介装部材の突出スペースを確保することは難しい。すなわち、介装部材の突出スペースを確保するために塗布工具全体の設置スペースが大きくなり、製造ラインに設置することが困難であった。特に、特許文献1の構成では、ヘッド部材の長手方向の外側に介装部材が突出される突出量が、ヘッド部材に対する介装部材の移動量に対応して変化(増減)することから、前記突出量を小さく設定することができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、製造ラインを停止することなく塗布幅を簡単に調整でき、かつ、設置スペースを小さく抑えることができ、生産性及び塗布精度を安定して高めることができる塗布工具を提供することを目的としている。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している
発明の塗布工具は、複数のヘッド部材が隣接配置され、隣り合う前記ヘッド部材同士の間に形成されたスリットを通して、被塗布物に塗布液を塗布する塗布工具であって、前記ヘッド部材同士の間には、前記スリットが延在する方向の端部に介装部材が配設されており、前記介装部材には、前記ヘッド部材を通して該ヘッド部材の前記スリットとは反対側の外面に露出する操作部が連結されており、前記操作部を操作することにより、前記介装部材が、前記ヘッド部材に対して前記スリットが延在する方向に移動可能とされており、前記介装部材が、前記ヘッド部材同士の間を回転移動する構成とされたことを特徴とする。
本発明の塗布工具によれば、ヘッド部材を通して該ヘッド部材の外面に露出された操作部を操作することで、ヘッド部材同士の間に配設された介装部材をスリットの延在方向に沿って移動させることができ、これにより塗布幅を簡単に調整可能である。
具体的に、従来では、塗布幅の調整にあたり介装部材の交換作業を必要としていたため、製造ラインを停止したり、ラインの一部をなす塗布装置に対して塗布工具を着脱したり、塗布工具を分解、清掃したりする手間や時間がかかっていた。
一方、本発明によれば、塗布幅の調整にあたって、介装部材を交換する必要はなく、よって製造ラインを停止したり、ラインの塗布装置に対して塗布工具を着脱したり、該塗布工具を分解、清掃したりする必要もなく、作業を簡単に、かつ短時間で行える。
また、介装部材を操作する操作部が、ヘッド部材を通して該ヘッド部材のスリットとは反対側を向く外面に露出している。ここで、操作部は、介装部材を操作可能な程度に前記外面に露出されていればよいことから、ヘッド部材からの突出量を小さく設定することが可能である。具体的に、操作部を前記外面から突出させる場合であっても、その突出量は、ヘッド部材に対する介装部材の移動量に係わらず一定であり、さらに操作部を前記外面から突出させない構成とすることも可能である。ただし、操作部が、ヘッド部材の前記外面から突出している場合は、操作性が向上することから好ましい。
さらに、ヘッド部材の前記外面は、塗布工具に対する被塗布物の移動方向(移動の前方及び後方のいずれか)を向いていることから、例えばヘッド部材の長手方向の外側などに比べて、スペースを確保しやすい部位である。従って、上記外面に操作部を備えた塗布工具は、種々様々な製造ラインの塗布装置に対して、容易に配設可能である。
このように、本発明の塗布工具によれば、製造ラインを停止することなく塗布幅を簡単に調整でき、しかも設置スペースを小さく抑えることができ、生産性及び塗布精度を安定して高めることができるのである。
また、本発明の塗布工具において、前記ヘッド部材に対して前記介装部材が移動することを規制する規制手段を備えたこととしてもよい。
この場合、上述したようにヘッド部材に対して介装部材を移動させ、塗布幅を調整した後、規制手段により該介装部材の移動を規制することができるので、被塗布物に対する塗布液の塗布精度が、安定して高品位に維持される。尚、塗布幅を調整する際は、規制手段による規制を解除することで、ヘッド部材に対して介装部材が移動可能である。
また、本発明の塗布工具において、前記介装部材が、前記ヘッド部材同士の間をスライド移動する構成とされたこととしてもよい。
この場合、ヘッド部材に対する介装部材の移動量を調整しやすいとともに、塗布幅を高精度に設定しやすい。
また、本発明の塗布工具において、前記介装部材が、前記ヘッド部材同士の間を回転移動する構成とされたこととしてもよい。
例えば、操作部を中心とするように介装部材が回転する場合は、ヘッド部材に対する操作部の移動量を小さく抑えつつ(つまりヘッド部材の前記外面における操作部のスペースを小さく抑えつつ)、塗布幅の調整範囲を確保できる。また、これとは逆に、操作部が、介装部材におけるスリット開口部近傍に比べて大きく回動する場合は、塗布幅を高精度に設定しやすい。
本発明の塗布工具によれば、製造ラインを停止することなく塗布幅を簡単に調整でき、かつ、設置スペースを小さく抑えることができ、生産性及び塗布精度を安定して高めることができる。
本発明の一実施形態に係る塗布工具を示す側断面図(縦断面図)である。 本発明の一実施形態に係る塗布工具を示す正面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る塗布工具1について、図面を参照して説明する。
本実施形態の塗布工具1は、例えば可撓性を有するシート状部材やパネル状部材などの被塗布物の表面に、塗布液を所定の膜(層)厚となるように塗布するスロットダイである。
図1及び図2に示すように、本実施形態の塗布工具1は、対向配置される一対のヘッド部材2と、これらヘッド部材2同士の間に形成されたマニホールド4と、該マニホールド4に連通するとともにヘッド部材2の先端側に向けて開口されたスリット3と、ヘッド部材2同士の間においてスリット3が延在する方向の両端部に配設された介装部材5と、を備えている。
ここで、ヘッド部材2は、長尺の矩形板状又はブロック状をなしており、上記一対のヘッド部材2同士は、その厚さ方向に隣接するように対向配置されている。本明細書においては、ヘッド部材2の延在する方向を塗布工具1の長手方向Lといい、ヘッド部材2の厚さ方向を塗布工具1の幅方向Wといい、これら長手方向L及び幅方向Wに垂直な方向を塗布工具1の高さ方向Hという。また、高さ方向Hのうち、ヘッド部材2間からスリット3が外部に開口される向き(被塗布物に塗布液が吐出される向き)を先端側(ヘッド部材2の先端側であり、図1及び図2における上側)といい、上記スリット3が外部に開口される向きとは反対側を基端側(ヘッド部材2の基端側であり、図1及び図2における下側)という。
この塗布工具1は、ヘッド部材2の先端(刃先エッジ)を被塗布物に対向配置させるとともに、ヘッド部材2間に開口するスリット3の延在方向(ヘッド部材2の長手方向L)を被塗布物の幅方向に一致させるようにして、不図示の製造ラインの一部を構成する塗布装置に装着されている。そして、塗布液タンクから供給ポンプによってマニホールド4内に供給される塗布液が、該マニホールド4からスリット3内を流通してヘッド部材2の先端(スリット3開口部)から吐出されることにより、この塗布工具1の幅方向Wに沿うように移動する被塗布物の表面に対して、塗布液が所定の膜厚(層厚)となるように塗布される。
ヘッド部材2は、ステンレス鋼等の金属材料からなり、図1に示される縦断面視(側断面視)で、台形状をなしている。ヘッド部材2において、前記台形の上底をなすとともに幅方向Wの外側を向く外面7、及び、前記台形の下底をなすとともに幅方向Wの内側を向く内面(突き合わせ面)8は、それぞれ幅方向Wに垂直な平面状をなしている。隣り合う一対のヘッド部材2の内面8同士は、隙間をあけて対向配置されており、前記隙間にスリット3が画成されている。
図1に示すように、本実施形態においては、一対のヘッド部材2のうち、一方のヘッド部材2Aの内面8においてマニホールド4より基端側(図1における下側)に位置する部位(基端部)が、該基端部以外の部位よりも一段突出されており、この基端部が他方のヘッド部材2Bの内面8における基端部に当接することで、ヘッド部材2Aの内面8基端部の突出量に応じたスリット幅とされたスリット3が、これらヘッド部材2A、2B間に形成されている。
スリット3は、一対のヘッド部材2の内面8(後述するエッジ部材6の内面8を含む)同士、及びヘッド部材2間に配設された介装部材5同士に挟まれて画成された塗布液の流通空間(隙間)であり、ヘッド部材2間においてマニホールド4に対応する部位から先端側の領域に形成されているとともに、ヘッド部材2の先端側に向けて開口されている一方、ヘッド部材2の基端側及び長手方向Lの両側に向けては開口されていない。塗布工具1においてスリット3の延在方向に沿う長さは、被塗布物において塗布液が塗布される幅(塗布幅)に対応して設定されており、スリット3の前記長さを変更することで、被塗布物の塗布幅が変更可能となっている。
また、ヘッド部材2において基端側を向く基端面9は、高さ方向Hに垂直な平面となっている。ヘッド部材2において先端側を向く先端面10は、図1の縦断面視で、幅方向Wの内側(つまり幅方向Wの中央側、スリット3側)に向かうに従い漸次先端側に向かって傾斜している。尚、本実施形態では、他方のヘッド部材2Bの先端面10は、多段状をなしており、該先端面10における先端側部分10aに対して、基端側部分10bが一段後退して形成されている。
本実施形態では、一対のヘッド部材2の先端部に、超硬合金等の硬質材料からなるエッジ部材6がそれぞれ配設されており、これらエッジ部材6同士はスリット3を画成する隙間をあけて対向配置されている。エッジ部材6は、長手方向Lに長尺とされた矩形板状をなしており、図示の例では、ヘッド部材2の先端面10から先端側に突出している。そして、エッジ部材6の先端部(刃先エッジ)同士の間に、スリット3の開口部が形成されている。尚、エッジ部材6は設けられていなくてもよく、この場合、ヘッド部材2において先端面10と内面8とがなす稜線部分が、該ヘッド部材2の刃先エッジとされる。
一対のヘッド部材2のうち、一方のヘッド部材2Aにおける高さ方向Hの中央部には、マニホールド4が配置されている。本実施形態では、一対のヘッド部材2のうち、一方のヘッド部材2Aにのみ、マニホールド4が設けられている。
マニホールド4は、ヘッド部材2Aの内面8に開口しているとともに、該内面8から窪まされて形成されている。マニホールド4は、ヘッド部材2Aにおいて長手方向Lに延びる丸溝状をなしている一方、図2に示すように、ヘッド部材2Aを長手方向Lに貫通せずに形成されている。具体的に、マニホールド4は、図1に示される縦断面視で半円状をなしており、図2に示される正面視で長尺の矩形状又は帯状をなしている。
マニホールド4の両端縁部は、幅方向Wから介装部材5に覆われている。図2に示すように、マニホールド4の長手方向Lに沿う長さは、ヘッド部材2間において介装部材5同士に挟まれて設定されるスリット3の長手方向Lに沿う長さに比べて、若干大きく設定されている。マニホールド4の前記長さが、スリット3の前記長さ以上となっていることで、マニホールド4からスリット3全体に塗布液が均一に供給されやすくなっているとともに、塗布液がスリット3の開口部から被塗布物に対して均一な膜厚となるように吐出される。尚、マニホールド4の前記長さは、スリット3の前記長さ以下であっても構わない。
ヘッド部材2Aには、外面7に開口してマニホールド4に連通する液供給路14が形成されている。液供給路14は、不図示の上記供給ポンプに接続されている。尚、液供給路14は、塗布工具1の外部に設置された上記供給ポンプとマニホールド4内とを連通可能にヘッド部材2Aに形成されていればよいことから、その形状や配置は本実施形態で説明したものに限定されない。また、液供給路14が、例えば他方のヘッド部材2Bに形成されて、マニホールド4内に連通していても構わない。
また、ヘッド部材2Aの内面8において、マニホールド4よりも長手方向Lの外側に位置する部位には、ボルト収容穴11が形成されている。本実施形態では、ヘッド部材2間におけるマニホールド4の長手方向Lの両外側にそれぞれ介装部材5が配設されており、これに対応するように、ヘッド部材2Aにおけるマニホールド4の前記両外側に、ボルト収容穴11が一対形成されている。ボルト収容穴11内には、後述する取付ボルト26の頭部が収容される。特に図示していないが、ヘッド部材2Aの内面8を正面に見て、ボルト収容穴11は長穴状をなしており、該長穴が延びる向きは、後述する操作部22を操作する向きに対応している。
また、ヘッド部材2Aの内面8において、マニホールド4の基端側に位置する部位には、長手方向Lに間隔をあけて複数のねじ穴12が開口している。これらのねじ穴12は、幅方向Wに延びて穿設されており、図示の例では、長手方向Lに配列されている。ねじ穴12は、ヘッド部材2Aの内面8のみに開口された止め穴となっている。ねじ穴12には、雌ねじ加工が施されている。
一対のヘッド部材2のうち、他方のヘッド部材2Bには、該ヘッド部材2Bをその厚さ方向(塗布工具1の幅方向W)に貫通する貫通孔13が形成されている。貫通孔13は、ヘッド部材2Aのねじ穴12に対応する位置に配置されているとともに、ヘッド部材2Bに長手方向Lに間隔をあけて複数穿設されている。貫通孔13は、多段円孔状をなしており、該貫通孔13においてヘッド部材2Bの外面7に開口する部分(大径部分)の内径は、該ヘッド部材2Bの内面8に開口する部分(小径部分)の内径よりも大きくなっている。
ヘッド部材2A及びヘッド部材2Bは、貫通孔13に挿通したボルト15をねじ穴12に螺着することによって、互いに固定されている。本実施形態では、ボルト15の頭部(雄ねじ加工が施されたねじ部よりも大径の部分)は、貫通孔13の外面7に開口する大径部分内に収容されている。
ヘッド部材2Bにおける先端面10には、溝部16が形成されている。溝部16は、先端面10における基端側部分10bから窪まされて形成されているとともに、長手方向Lに沿って延びており、ヘッド部材2Bを長手方向Lに貫通している。図1に示される縦断面視で、溝部16は、基端側部分10bへの開口部から基端側に向かうに従い漸次幅方向Wの内側に向かって傾斜している。
ヘッド部材2Bにおいて、溝部16の底部とスリット3との間に挟まれる部位は、他の部位に比べて薄肉とされているとともに、弾性変形可能となっている。これにより、図1において、ヘッド部材2Bの先端部は、該先端部以外の部位に対して、この溝部16の底部近傍回りに回動可能となっている。
また、ヘッド部材2Bには、該ヘッド部材2Bの外面7と溝部16とに開口されてこれらを連通するクランプねじ孔17が形成されている。図2に示すように、クランプねじ孔17は、ヘッド部材2間に配設された一対の介装部材5の位置に対応して、ヘッド部材2Bの長手方向Lの両端部に一対形成されている。図1に示すように、クランプねじ孔17は、多段円孔状をなしており、該クランプねじ孔17においてヘッド部材2Bの外面7に開口する部分(大径部分)の内径は、溝部16に開口する部分(小径部分)の内径よりも大きくなっている。
図1において、クランプねじ孔17内には、クランプねじ18が挿通されている。具体的に、クランプねじ孔17の小径部分には、雌ねじ加工が施されており、該小径部分には、クランプねじ18において雄ねじ加工が施されたねじ部が螺着されている。また、クランプねじ18において前記ねじ部より大径とされた頭部は、クランプねじ孔17の大径部分内に収容されている。また、クランプねじ18のねじ部の先端(頭部とは反対側の端部)は、溝部16の壁面19に当接している。壁面19は、溝部16において幅方向Wの外側を向く面であり、ヘッド部材2Bの内面8とは背中合わせに配置(背向配置)されている。
そして、クランプねじ孔17に対してクランプねじ18をねじ込むことで、ヘッド部材2Bの先端部が該先端部以外の部位に対して弾性変形により僅かに回動されるとともに、ヘッド部材2の内面8同士の間に挟まれた介装部材5を押圧して、介装部材5のヘッド部材2に対する移動が規制されるようになっている。すなわち、ヘッド部材2Bの先端部、溝部16の壁面19、クランプねじ孔17及びクランプねじ18により、ヘッド部材2に対して介装部材5が移動することを規制する規制手段20が構成されている。尚、クランプねじ孔17に対するクランプねじ18のねじ込みを緩めることで、前述とは逆の作用により、規制手段20による規制が解除されて、ヘッド部材2に対して介装部材5が移動可能とされる。図2に示すように、本実施形態では、ヘッド部材2間に一対の介装部材5が介装されていることに対応して、規制手段20も一対設けられている。
また、ヘッド部材2Bにおける長手方向Lの両端部には、該ヘッド部材2Bを幅方向Wに貫通する操作孔21が形成されている。操作孔21は、ヘッド部材2Bにおける介装部材5に対応する位置に穿設されており、本実施形態では、一対の介装部材5に対応して、操作孔21も一対形成されている。図2に示される正面視で、操作孔21は長孔状をなしており、該長孔が延びる向きは、後述する操作部22を操作する向きに対応している。
介装部材5は、ステンレス鋼やアルミニウム等の金属材料、又はナイロン等の樹脂材料からなり、図2に示すように、高さ方向Hに長く長手方向Lに短い矩形板状をなしている。介装部材5は、ヘッド部材2同士の間から長手方向Lにも高さ方向Hにも突出されずに、これらヘッド部材2間に配設されている。介装部材5は、上述した規制手段20による規制が解除された状態で、ヘッド部材2間において移動可能であり、図2に示す例では、一対の介装部材5のうち、ヘッド部材2の長手方向Lの一方側(図2における左側)に配設される介装部材5Aが、ヘッド部材2同士の間をスライド移動する構成とされ、ヘッド部材2の長手方向Lの他方側(図2における右側)に配設される介装部材5Bが、ヘッド部材2同士の間を回転移動する構成とされている。
介装部材5には、ヘッド部材2Bを通して該ヘッド部材2Bのスリット3とは反対側の外面7に露出する操作部22が連結されており、操作部22を操作することにより、介装部材5が、少なくともヘッド部材2に対してスリット3が延在する方向(塗布工具1の長手方向L)に移動可能である。
図1において、操作部22は、介装部材5に連結されてヘッド部材2Bの操作孔21に挿通される操作軸23と、操作軸23に連結されてヘッド部材2Bの外面7に露出される操作ツマミ24と、を備えている。
操作軸23の両端部には、雌ねじ加工が施された雌ねじ穴が形成されている。介装部材5において、操作軸23の雌ねじ穴に対応する部位には、該介装部材5を厚さ方向に貫通する取付孔25が形成されており、該取付孔25に取付ボルト26のねじ部が挿通されるとともに、前記雌ねじ穴に螺着されることで、介装部材5と操作部22とが固定されている。
操作ツマミ24は、その頭部にローレット加工等のすべり止め加工が施されており、該頭部より小径のねじ部に雄ねじ加工が施されているとともに、該ねじ部が、操作軸23の雌ねじ穴に螺着されている。尚、図1に示される例では、操作ツマミ24は、ヘッド部材2Bの外面7から幅方向Wの外側に向けて突出しているが、操作可能に配設されていればよいことから、例えば操作ツマミ24が外面7から突出しないように露出していてもよい。ただし、本実施形態のように操作ツマミ24が外面7から突出されていることで、操作性が良好に確保されることから好ましい。
図2に示される例では、一対の介装部材5のうち、長手方向Lの一方側の介装部材5Aは、長方形状をなしている。また、ヘッド部材2Bにおいて介装部材5Aに対応する位置に形成された操作孔21、及び、ヘッド部材2Aにおいて介装部材5Aに対応する位置に形成されたボルト収容穴11は、長手方向Lに長い長孔状にそれぞれ形成されていて、操作部22を操作することにより、ヘッド部材2に対して介装部材5Aは長手方向Lにスライド移動可能である(図2に示される矢印の向き参照)。
また、一対の介装部材5のうち、長手方向Lの他方側の介装部材5Bは、台形状をなしている。図2において破線で示される介装部材5Bの外形線(四辺)のうち、先端側に位置する一辺は、長手方向Lの内側に向かうに従い漸次先端側に向かって傾斜して延びている。また、ヘッド部材2Bにおいて介装部材5Bに対応する位置に形成された操作孔21、及び、ヘッド部材2Aにおいて介装部材5Bに対応する位置に形成されたボルト収容穴11は、高さ方向Hに長い長孔状にそれぞれ形成されていて、操作部22を操作することにより、ヘッド部材2に対して介装部材5Bは該操作部22近傍を中心とするように回転移動可能である(図2に示される矢印の向き参照)。
このように介装部材5A、5Bがスライド移動や回転移動することで、ヘッド部材2に対して介装部材5A、5Bが少なくとも長手方向Lに移動可能とされており、これにより、スリット3の延在する方向の長さ(被塗布物における塗布幅)が変更可能となっている。
尚、本実施形態では、ヘッド部材2間における長手方向Lの両端部に、互いに異なる介装部材5A、5Bを配設した例を用いて説明したが、これら介装部材5A、5Bのいずれか一方のみが、ヘッド部材2間の長手方向Lの両端部にそれぞれ配設されることで、塗布工具1の構造や部品の維持管理がより簡単となることから、好ましい。
以上説明した本実施形態の塗布工具1によれば、ヘッド部材2Bを通して該ヘッド部材2Bの外面7に露出された操作部22を操作することで、ヘッド部材2同士の間に配設された介装部材5をスリット3の延在方向に沿って移動させることができ、これにより塗布幅を簡単に調整可能である。
具体的に、従来では、塗布幅の調整にあたり介装部材の交換作業を必要としていたため、製造ラインを停止したり、ラインの一部をなす塗布装置に対して塗布工具を着脱したり、塗布工具を分解、清掃したりする手間や時間がかかっていた。
一方、本実施形態によれば、塗布幅の調整にあたって、介装部材5を交換する必要はなく、よって製造ラインを停止したり、ラインの塗布装置に対して塗布工具1を着脱したり、該塗布工具1を分解、清掃したりする必要もなく、作業を簡単に、かつ短時間で行える。
また、介装部材5を操作する操作部22が、ヘッド部材2Bを通して該ヘッド部材2Bのスリット3とは反対側を向く外面7に露出している。ここで、操作部22は、介装部材5を操作可能な程度に外面7に露出されていればよいことから、ヘッド部材2Bからの突出量を小さく設定することが可能である。具体的に、操作部22を外面7から突出させる場合であっても、その突出量は、ヘッド部材2に対する介装部材5の移動量に係わらず一定であり、さらに操作部22を外面7から突出させない構成とすることも可能である。ただし、本実施形態のように、操作部22が、ヘッド部材2Bの外面7から突出している場合は、操作性が向上することから好ましい。
さらに、ヘッド部材2Bの外面7は、塗布工具1に対する被塗布物の移動方向(移動の前方及び後方のいずれか)を向いていることから、例えばヘッド部材2の長手方向Lの外側などに比べて、スペースを確保しやすい部位である。従って、上記外面7に操作部22を備えた塗布工具1は、種々様々な製造ラインの塗布装置に対して、容易に配設可能である。
このように、本実施形態の塗布工具1によれば、製造ラインを停止することなく塗布幅を簡単に調整でき、しかも設置スペースを小さく抑えることができ、生産性及び塗布精度を安定して高めることができるのである。
また、この塗布工具1は、ヘッド部材2に対して介装部材5が移動することを規制する規制手段20を備えているので、下記の効果を奏する。
すなわち、上述したようにヘッド部材2に対して介装部材5を移動させ、塗布幅を調整した後、クランプねじ18をねじ込んで、規制手段20により該介装部材5の移動を規制することができるので、被塗布物に対する塗布液の塗布精度が、安定して高品位に維持される。尚、塗布幅を調整する際は、クランプねじ18のねじ込みを緩めて、規制手段20による規制を解除でき、ヘッド部材2に対して介装部材5が移動可能である。
また、介装部材5A、5Bのうち、介装部材5Aのように、ヘッド部材2間をスライド移動可能な介装部材5を用いた場合は、ヘッド部材2に対する介装部材5Aの移動量を調整しやすいとともに、塗布幅を高精度に設定しやすい。
また、介装部材5A、5Bのうち、介装部材5Bのように、ヘッド部材2間を回転移動可能な介装部材5を用いた場合は、ヘッド部材2に対する操作部22の移動量を小さく抑えつつ(つまりヘッド部材2Bの外面7における操作部22のスペースを小さく抑えつつ)、塗布幅の調整範囲を確保できる。また、本実施形態とは異なり、例えば操作部22が、介装部材5Bにおけるスリット3開口部近傍に比べて大きく回動する場合(つまり介装部材5Bの先端部近傍を中心とするように回動する場合)は、塗布幅を高精度に設定しやすい。
尚、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前述の実施形態では、塗布工具1が一対のヘッド部材2を備えているとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、塗布工具1は、3つ以上のヘッド部材2を備えるとともに、これらが幅方向Wに並べられて配設されていて、隣り合うヘッド部材2同士の間に、スリット3及びマニホールド4がそれぞれ形成されていてもよい。この場合、一度の塗布工程において、被塗布物に対して各スリット3から複数種類の塗布液を吐出可能であり、被塗布物の表面に塗布液が複数の膜(層)をなすように塗布される。
また、前述の実施形態では、ヘッド部材2同士の間に画成されるスリット3が、図1及び図2において、塗布工具1の上方に向けて開口されているように記載されているが、これに限定されるものではない。すなわち、被塗布物に対する塗布工具1の設置姿勢は、前述の実施形態で説明したものに限定されるわけではなく、例えば、スリット3が下方に向けて開口されていてもよい。
また、前述の実施形態では、一対のヘッド部材2のうち、一方のヘッド部材2Aの内面8においてマニホールド4より基端側に位置する部位(基端部)が、該基端部以外の部位よりも一段突出されており、この基端部が他方のヘッド部材2Bの内面8における基端部に当接することで、ヘッド部材2Aの内面8における基端部の突出量に応じたスリット幅とされたスリット3が、これらヘッド部材2A、2B間に形成されているとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、これとは逆に、他方のヘッド部材2Bの内面8における基端部が、ヘッド部材2A側に向けて突出しているとともに、該基端部がヘッド部材2Aの内面8の基端部に当接することで、ヘッド部材2Bの内面8基端部の突出量に応じたスリット幅を有するスリット3が、ヘッド部材2A、2B間に形成されていてもよい。或いは、両ヘッド部材2A、2Bの内面8の基端部がそれぞれ突出されて、スリット3が形成されていても構わない。
また、前述の実施形態では、一対のヘッド部材2のうち、一方のヘッド部材2Aにマニホールド4が設けられているとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、マニホールド4は、他方のヘッド部材2Bに設けられていてもよく、或いは、ヘッド部材2A、2Bの両方に設けられていてもよい。
また、マニホールド4の形状は、前述した丸溝状に限定されない。
また、ヘッド部材2同士の間を移動可能な介装部材5が、ヘッド部材2間における長手方向Lの両端部にそれぞれ設けられているとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、ヘッド部材2間を移動可能な介装部材5は、ヘッド部材2の長手方向Lの両端部のうちいずれか一方にのみ設けられ、他方にはヘッド部材2間を移動不可とされた介装部材が設けられていてもよい。
また、一対のヘッド部材2のうち、他方のヘッド部材2Bに規制手段20及び操作部22が設けられているとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、規制手段20及び操作部22は、一方のヘッド部材2Aに設けられていてもよく、或いは、ヘッド部材2A、2Bの両方に設けられていてもよい。
また、操作部22は、介装部材5にねじ留めされる操作軸23と、操作軸23にねじ留めされる操作ツマミ24と、を備えるとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、介装部材5、操作軸23及び操作ツマミ24を連結する手法は、螺着に限られるものではなく、例えば、これらが溶接等により互いに固定されていてもよい。また、操作軸23及び操作ツマミ24は、別体とされず、一体に形成されていてもよい。
また、操作部22は、ヘッド部材2に対して介装部材5を長手方向Lに移動可能であればよいことから、その数や構造は、前述した実施形態のものに限定されない。
また、規制手段20は、ヘッド部材2に対する介装部材5の移動を規制可能であればよいことから、前述の実施形態で説明したクランプ機構によるものに限定されない。
また、貫通孔13及びねじ穴12の数、配置及び形状は、前述した実施形態のものに限定されない。
その他、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、前述の実施形態、変形例及び尚書き等で説明した各構成(構成要素)を組み合わせてもよく、また、構成の付加、省略、置換、その他の変更が可能である。また本発明は、前述した実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
1 塗布工具
2(2A、2B) ヘッド部材
3 スリット
5 介装部材
7 外面
20 規制手段
22 操作部
L 塗布工具の長手方向(スリットが延在する方向)

Claims (2)

  1. 複数のヘッド部材が隣接配置され、隣り合う前記ヘッド部材同士の間に形成されたスリットを通して、被塗布物に塗布液を塗布する塗布工具であって、
    前記ヘッド部材同士の間には、前記スリットが延在する方向の端部に介装部材が配設されており、
    前記介装部材には、前記ヘッド部材を通して該ヘッド部材の前記スリットとは反対側の外面に露出する操作部が連結されており、
    前記操作部を操作することにより、前記介装部材が、前記ヘッド部材に対して前記スリットが延在する方向に移動可能とされており、
    前記介装部材が、前記ヘッド部材同士の間を回転移動する構成とされたことを特徴とする塗布工具。
  2. 請求項に記載の塗布工具であって、
    前記ヘッド部材に対して前記介装部材が移動することを規制する規制手段を備えたことを特徴とする塗布工具。
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