JP6056363B2 - 処理装置及び処理装置の制御方法 - Google Patents

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Description

処理装置及び処理装置の制御方法に関する。
デジタルスチルカメラ等の電子機器は、データを処理する複数の処理部を有している。また、電子機器は、データを格納するためのメモリを有している。各処理部は、メモリから必要なデータを読み出し、処理後のデータをメモリに書き込む。メモリに対するこれらのアクセスは、非同期に行われるため、メモリに対して各処理部からのアクセス要求が競合する場合がある。この競合を解決するため、電子機器は、複数の処理部とメモリとの間に、メモリに対するアクセスの要求を調停する調停装置を有している。(例えば、特許文献1〜3参照)。
特表2002−508099号公報 特開2005−250653号公報 特開2002−312309号公報
ところで、電子機器は、例えば多機能化の目的により、処理部の数が増加する。このような電子機器が備える処理部の増加は、電子機器における消費電力の増加の要因となる。このため、電子機器における消費電力の低減が要求されている。
本発明の一観点によれば、複数の処理部を含む処理装置であって、前記複数の処理部からそれぞれ出力される要求信号を調停し、調停結果に応じた1つの第1調停信号を出力する複数の第1の調停部と、前記複数の第1の調停部からそれぞれ出力される複数の前記第1調停信号を調停し、調停結果に応じた第2調停信号を出力する第2の調停部と、前記各第1の調停部及び前記各第1の調停部にそれぞれ接続された前記各処理部に供給するクロック信号を、前記第1の調停部毎に制御する複数のクロック制御部と、前記処理装置の動作状態に応じて前記複数の処理部の動作の要否を判定し、判定結果に応じた制御情報を出力する制御部と、を有し、前記複数のクロック制御部は、前記制御情報に応じて前記クロック信号を供給又は停止し、あるいは前記制御情報に応じて前記クロック信号の周波数を変更し、前記制御部は、前記処理装置の動作状態に応じて前記第2の調停部に対して構成の変更を指示し、前記第2の調停部は前記変更の指示に応じて、前記要求信号及び前記第1調停信号の受け付けを保留し、前記保留より前に受け付けた前記要求信号あるいは前記第1調停信号に対するデータ転送が終了した後に構成の変更が可能であることを示す構成変更可能信号を出力し、前記制御部は、前記構成変更可能信号を受けて前記制御情報を出力し、前記第2の調停部は、前記制御情報に応じて構成を変更した後、前記要求信号及び前記第1調停信号の受け付けを再開する。
本発明の一観点によれば、消費電力を低減することができる。
撮像装置の概略ブロック図である。 撮像装置の動作状態の説明図である。 処理装置の概略ブロック図である。 調停部の動作を説明するための概略図である。 調停部の概略を示すブロック図である。 調停部の動作を示すフローチャートである。 調停部の動作を示すフローチャートである。 調停機能部のブロック回路図である。 レベル間調停部の動作説明図である。 チャネル確定部の動作説明図である。 レベル内調停部のブロック回路図である。 優先フラグ生成部のブロック回路図である。 レベル内調停部の動作を説明するためのフローチャートである。 優先フラグ生成部の動作を説明するためのフローチャートである。 別の調停部の動作を説明するための概略図である。 別の調停部の動作を説明するための概略図である。 別の調停部の概略を示すブロック図である。
以下、一実施形態を説明する。
図1に示すように、この撮像装置は例えばデジタルスチルカメラであり、撮像部11、処理装置12、操作部13、メモリ14、表示部15を有する。
撮像部11は撮像光学系と撮像素子(イメージ・センサ)を含む。撮像光学系は被写体からの光を集光するレンズ(フォーカスレンズなど),レンズを通過した光の量を調整する絞り,等を含む。撮像素子はCCDやCMOSイメージセンサ等であり、入射する光を電気信号に変換して1フレーム分の画像データを生成する。撮像部11は、撮像素子から出力されるアナログの画像データをデジタル化し、そのデジタル化した画像データを同期信号に基づいて出力する。同期信号は、1フレームの区切りを示す垂直同期信号と、1ラインの区切りを示す水平同期信号を含む。
処理装置12は、複数の処理部を有する。各処理部は、設定された処理に応じて、メモリ14をアクセスする。メモリ14は例えばシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)である。処理装置12は、メモリ14に格納されたデータに基づく表示データを表示部15に出力する。表示部15は、例えば液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)である。処理装置12は、撮像部11から入力する画像データに基づく表示データを表示部15に出力する。表示部15は、表示データに基づく画像を表示する。これにより、表示部15は、撮像部11にて取り込む被写体の光像を確認する電子ビューファインダ(EVF:ElectronicView Finder)として機能する。また、処理装置12は、操作部13に対する操作に基づいて、記録する画像データに応じた表示データを表示部15に出力する。
操作部13は、ユーザにより操作されるシャッタボタンやメニューボタン等の各種スイッチ、タッチパネル等である。処理装置12は、操作部13に対する操作に応じて、撮影モードや各処理において必要な情報等の設定値を記憶する。そして、処理装置12は、撮像部11から入力する画像データに対して設定値に応じた処理を行い、処理後の画像データ(処理中の画像データを含む)をメモリ14に格納する。
記録部16は例えば撮像装置に装着されるメモリカードである。処理装置12は、メモリ14に格納されたデータ(例えば圧縮された画像データ)を記録部16に格納する。また、処理装置12は、操作部13に対する操作に従って、記録部16に格納されたデータに基づく表示データを表示部15に出力する。
次に、処理装置12の詳細を説明する。
図3に示すように、処理装置12は、複数の処理部21a〜21f,22a,22b,23a,23b,24a〜24c,25a〜25c、調停回路26、メモリコントローラ27、クロック制御部28a〜28e、中央処理装置(CPU)29を有している。
各処理部21a〜25cは、データを処理するものであり、各処理に応じてメモリ14をアクセスするための要求信号を含む各種信号を出力する。調停回路26は、各処理部21a〜25cの要求信号を調停し、調停結果に応じて1つの処理部に対してアクセス許可を与える。また、調停回路26は、調停結果に応じた1つの要求信号をメモリコントローラ27に出力する。メモリコントローラ27は、アクセスが許可された処理部から出力される制御情報(各種コマンド、アドレス、データ、等)を図1に示すメモリ14に出力する。これにより、各処理部21a〜25cは、バスBLとメモリコントローラ27を介してメモリ14をアクセスする。
各処理部21a〜25cに設定された処理の一例を説明する。
処理部21aはプリプロセス部(前処理部)であり、撮像部11から出力される画像データに対しホワイトバランス等の前処理を行い、処理後のデータをメモリ14に格納する。処理部21bはカラー処理部であり、画像データに対して色空間変換処理を行う。処理部21cは歪み補正部であり、画像データに対して、例えば撮像光学系に起因する画像の歪みを補正する処理を行う。処理部21dは解像度変換部であり、画素データの間引き、データ補間などの処理を行う。処理部21eは顔検出部であり、画像データの画像に含まれる顔の位置を検出する。処理部21fは表示部であり、メモリ14から読み出したデータを表示データに変換し、変換後のデータを図1に示す表示部15に出力する。
処理部22aは動画コーデックであり、所定の方式(例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)方式)により圧縮データを生成する。また、処理部22aは圧縮データを伸長した画像データを生成する。処理部22bはオーディオ処理部であり、所定の方式により音のデータを圧縮した圧縮データを生成する。また、処理部22bは、圧縮データを伸長して音のデータを生成する。
処理部23aは静止画コーデックであり、所定の方式(例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式)により圧縮データを生成する。また、処理部23aは、圧縮データを伸長した画像データを生成する。処理部23bはRAWコーデックであり、撮像部11から出力される画像データを圧縮処理してRAWデータを生成する。
処理部24aはカードインタフェース(I/F)であり、装着されたメモリカードをアクセスする。処理部24bはカードインタフェース(I/F)であり、装着されたメモリカードをアクセスする。なお、処理部24a,24bは互いに異なる形式のメモリカードのインタフェースである。処理部24cはUSB(Universal Serial Bus)インタフェースである。
処理部25aはノイズ除去部であり、メモリ14から読み出したデータに対して所定の処理を行ってノイズを除去し、処理後のデータをメモリ14に格納する。処理部25bは高DR(Dynamic Range)処理部であり、輝度レンジを拡張した画像データを生成する。処理部25cは画像表示効果処理部であり、画像データに対して輪郭強調等の処理を行う。
調停回路26は、複数(図において5つ)の調停部26a〜26eを有している。
処理部21a〜21fは調停部26aに接続されている。処理部22a,22bは調停部26bに接続され、処理部23a,23bは調停部26cに接続されている。処理部24a〜24cは調停部26dに接続され、処理部25a〜25cは調停部26eに接続されている。調停部26b〜26eは調停部26aに接続されている。調停部26b〜26eは第1の調停部の一例であり、調停部26aは第2の調停部の一例である。
調停部26bは、複数の処理部22a,22bの要求信号を調停し、調停結果に応じた要求信号を調停部26aに出力する。同様に、調停部26cは、複数の処理部23a,23bの要求信号を調停し、調停結果に応じた要求信号を調停部26aに出力する。調停部26dは、複数の処理部24a〜24cの要求信号を調停し、調停結果に応じた要求信号を調停部26aに出力する。調停部26eは、複数の処理部25a〜25cの要求信号を調停し、調停結果に応じた要求信号を調停部26aに出力する。そして、調停部26aは、複数の処理部21a〜21fの要求信号と、調停部26b〜26eから出力される要求信号を調停し、調停結果に応じた要求信号をメモリコントローラ27に出力する。調停部26b〜26eから出力される要求信号は第1調停信号の一例、調停部26aから出力される要求信号は第2調停信号の一例である。
つまり、調停部26aは、調停部26b〜26eにおける調停にしたがって出力される要求信号と、調停部26aに直接的に接続された処理部21a〜21fの要求信号を受け付け、それらの要求信号を調停する。これにより、調停部26aに直接的に接続された処理部21a〜21fの要求は、調停部26b〜26eにそれぞれ直接的に接続された処理部22a〜25cの要求よりも高い優先度により処理される。
各処理部21a〜25cと調停部26a〜26eは、クロック制御部28a〜28eから出力されるクロック信号CK1〜CK5に基づいて動作する。
クロック制御部28aは、発振動作によって生成した所定周波数のクロック信号CK1を出力する。クロック信号CK1は、クロック制御部28aに対応する調停部26aと処理部21a〜21fに供給される。各処理部21a〜21fは、クロック信号CK1に同期して、要求信号を出力し、メモリ14に対するアクセス、画像データに対する処理を行う。調停部26aは、クロック信号CK1に同期して、要求信号の調停、調停結果に応じてメモリコントローラ27に対する要求信号の出力、調停結果に応じたアクセス許可、等を行う。
クロック制御部28b〜28eは、発振動作して所定周波数のクロック信号CK2〜CK5を生成する。クロック信号CK2〜CK5の周波数はクロック信号CK1の周波数と等しい。そして、クロック制御部28b〜28eは、CPU29の設定に応じて、クロック信号CK2〜CK5を出力または停止する。例えば、各クロック制御部28b〜28eは、設定値を記憶するレジスタ(図示略)を含む。レジスタに格納する設定値は制御情報の一例である。CPU29は、撮像装置の動作に応じた設定値を各クロック制御部28b〜28eのレジスタに格納する。各クロック制御部28b〜28eは、レジスタの設定値に従って、クロック信号CK2〜CK5を出力または停止する。なお、各クロック制御部28b〜28eは、レジスタの設定値にしたがってクロック信号CK2〜CK5の生成を停止する、つまり発振動作を停止するようにしてもよい。
クロック制御部28bから出力されるクロック信号CK2は、クロック制御部28bに対応する処理部22a,22bと調停部26bに供給される。処理部22a,22bは、クロック信号CK2に同期して、要求信号を出力し、メモリ14に対するアクセス、画像データに対する処理、等を行う。調停部26bは、クロック信号CK2に同期して、要求信号の調停、調停結果に応じて調停部26aに対する要求信号の出力、調停結果に応じたアクセス許可、等を行う。
同様に、クロック制御部28cから出力されるクロック信号CK3は、クロック制御部28cに対応する23a,23bと調停部26cに供給される。処理部23a,23bは、クロック信号CK3に同期して、要求信号を出力し、メモリ14に対するアクセス、画像データに対する処理、等を行う。調停部26cは、クロック信号CK3に同期して、要求信号の調停、調停結果に応じて調停部26aに対する要求信号の出力、調停結果に応じたアクセス許可、等を行う。
また、クロック制御部28dから出力されるクロック信号CK4は、クロック制御部28dに対応する24a〜24cと調停部26dに供給される。処理部24a〜24cは、クロック信号CK4に同期して、要求信号を出力し、メモリ14に対するアクセス、画像データに対する処理、等を行う。調停部26dは、クロック信号CK4に同期して、要求信号の調停、調停結果に応じて調停部26aに対する要求信号の出力、調停結果に応じたアクセス許可、等を行う。
そして、クロック制御部28eから出力されるクロック信号CK5は、クロック制御部28eに対応する25a〜25cと調停部26eに供給される。処理部25a〜25cは、クロック信号CK5に同期して、要求信号を出力し、メモリ14に対するアクセス、画像データに対する処理、等を行う。調停部26eは、クロック信号CK5に同期して、要求信号の調停、調停結果に応じて調停部26aに対する要求信号の出力、調停結果に応じたアクセス許可、等を行う。
調停回路26に対して、要求信号を出力する処理部21a〜25cをバスマスタと呼び、調停回路26が出力する要求信号を受け付けるメモリコントローラをバススレーブと呼ぶ。そして、各調停部26a〜26eにおいて、バスマスタ側のインタフェース回路をスレーブインタフェース(スレーブI/F)、バススレーブ側のインタフェース回路をマスタインタフェース(マスタI/F)と呼ぶ。
また、処理装置12は、CPU29を有している。CPU29は、CPU29は、図1に示すメモリ14をアクセスするための要求信号を調停部26aに出力する。つまり、CPU29は処理部として調停部26aに認識される。
CPU29は、図1に示す操作部13に対する操作にしたがって、撮像装置の動作を設定する。そして、CPU29は、撮像装置の動作に応じて、各処理部21a〜25c、クロック制御部28a〜28eの動作を制御する。撮像装置の動作は、例えば、図2に示すように、ライブビュー、静止画撮影、動画撮影、高画質静止画撮影、静止画再生、動画再生、スライドショー再生を含む。各処理では、必要な処理部が異なる。各処理部は、撮像装置の動作に対する要否に応じて調停部26a〜26eに接続されている。なお、図2において、「調停部[2]」は、図3に示す調停部26bと、その調停部26bに接続された処理部22a,22bを示す。同様に、「調停部[3]」は、調停部26cと、その調停部26cに接続された処理部23a,23bを示し、「調停部[4]」は、調停部26dと、その調停部26dに接続された処理部24a〜24cを示す。そして、「調停部[5]」は、調停部26eと、その調停部26eに接続された処理部25a〜25cを示す。
例えば、各動作において動作頻度が他の処理部22a〜25cよりも動作頻度の高い処理部21a〜21fは、調停部26aに接続されている。同時に動作することが多い処理部22a,22bは、調停部26bに接続されている。同時に動作または何れか一つを動作させる処理部23a,23bは、調停部26cに接続されている。何れか一つを動作させる処理部24a〜24cは、調停部26dに接続されている。画像特性やユーザの支持により排他的または同時に動作する処理部25a〜25cは、調停部26eに接続されている。
調停部26bに接続された処理部22aは動画コーデックである。この処理部22aは、撮影動作において、画像データの入力と、処理後の符号データの出力とを同時に行うことがある。また、処理部22aは、再生動作において、符号データの入力と、処理後の画像データの出力とを同時に行うことがある。このため、処理部22aは、それぞれの動作(入力動作及び出力動作)に応じた要求信号を出力する。調停部26bは、上記の動作を同時に行うことが可能なように、それぞれの要求信号に応じて、2つの要求信号を調停部26aに出力する。
調停部26cに接続された処理部23a,23bは静止画のコーデックであり、処理部22aと同様に、処理前のデータの入力と処理後のデータの出力を同時に行うことがある。このため、処理部23a、23bは、それぞれの動作に応じた要求信号を出力し、調停部26cは、上記の動作を同時に行うことが可能なように、それぞれに要求信号に応じて、2つの要求信号を調停部26aに出力する。
調停部26d,26eに接続された処理部24a〜24cは、同時にメモリ14をアクセスすることがある。同様に、調停部26d,26eに接続された処理部25a〜25cは、同時にメモリ14をアクセスすることがある。このため、調停部26dと調停部26eは、同時のアクセスが可能なように、2つの要求信号を調停部26aに出力する。
そして、CPU29は、撮像装置の動作にしたがって、その時々の動作に必要な処理部以外の処理部に対するクロック信号の供給を停止するように各クロック制御部28b〜28eを制御する。例えば、CPU29は、撮像装置の動作に応じた設定値を各クロック制御部28b〜28eのレジスタに格納する。各クロック制御部28b〜28eは設定値に応じてクロック信号CK2〜CK5を出力または停止する。
クロック信号が停止された処理部は動作しない。各クロック制御部28b〜28eのクロック信号CK2〜CK5は、調停部26b〜26eに供給される。クロック信号が停止された調停部は動作しない。すなわち、CPU29は、その時々の動作に応じて、必要な処理部及び調停部に対してクロック信号を供給してそれらを動作させる。したがって、CPU29は、その時々の動作に不要な処理部及び調停部に対するクロック信号を停止し、処理装置12の消費電力を低減する。
さらに、CPU29は、その時々における撮像装置の動作に応じた信号選択情報を調停部26a〜26eに設定する。各処理では、必要な処理部における優先度が異なる。したがって、CPU29は、その時々の動作に応じて、必要な処理部における優先度を設定する。調停回路26の対応する調整部は、それぞれに設定された信号選択情報に応じた優先度により、処理部から出力される要求信号を調停する。
次に、クロック信号の供給について説明する。
図4に示すように、クロック制御部28aから出力されるクロック信号CK1は、信号伝達部31aを介して、調停回路26の調停部26aと、処理部21a,21bに供給される。信号伝達部31aは、少なくとも1つのクロックバッファ32aと、クロック信号CK1を伝達する配線を含む。クロック制御部28aと調停部26a、処理部21a,21bの間のクロックバッファ32aの数は、それらの間の伝送経路に応じて、調停部26aと処理部21a,21bにおけるクロック信号CK1の変化を同じタイミングとするように設定される。
処理部21aは、レジスタ41a,スイッチ42a,内部回路43aを含む。レジスタ41aにはCPU29によって設定値が格納される。CPU29は、撮影装置の動作に応じた設定値をレジスタ41aに格納する。スイッチ42aは、レジスタ41aに格納された設定値に応じてオンオフする。スイッチ42aがオンすると、クロック信号CK1が内部回路43aに供給され、スイッチ42aがオフすると、クロック信号CK1は内部回路43aに供給されない。したがって、処理部21aは、レジスタ41aの設定値に応じて動作または停止する。
処理部21bは、処理部21aと同様に、レジスタ41b,スイッチ42b,内部回路43bを含む。スイッチ42bは、レジスタ41bに格納された設定値に応じてオンオフし、オンしたスイッチ42bを介してクロック信号CK1が内部回路43bに供給される。したがって、処理部21bは、レジスタ41bの設定値に応じて動作または停止する。
なお、図3に示す処理部21c〜21fは、図4に示す処理部21a,21bと同様であり、クロック信号CK1も同様に供給される。このため、図4では、処理部21c〜21fについて省略している。
クロック制御部28bはレジスタ61,スイッチ62を含む。レジスタ61にはCPU29によって撮影装置の動作に応じた設定値が格納される。スイッチ62は、レジスタ61の設定値に応じてオンオフする。スイッチ62がオンすると、クロック制御部28bからクロック信号CK2が出力される。一方、スイッチ62がオフすると、クロック信号CK2の出力が停止される。
クロック制御部28bから出力されるクロック信号CK2は、信号伝達部31bを介して、処理部22a,22bと調停部26bに供給される。信号伝達部31bは、少なくとも1つのクロックバッファ32bと、クロック信号CK2を伝達する配線を含む。クロック制御部28bと調停部26b、処理部22a,22bの間のクロックバッファ32bの数は、それらの間の伝送経路に応じて、調停部26bと処理部22a,22bにおけるクロック信号CK2の変化を同じタイミングとするように設定される。
処理部22aは、処理部21a、21bと同様に、レジスタ51a,スイッチ52a,内部回路53aを含む。スイッチ52aは、レジスタ51aに格納された設定値に応じてオンオフし、オンしたスイッチ52aを介してクロック信号CK2が内部回路53aに供給される。このように、処理部21aは、レジスタ51aの設定値に応じて動作または停止する。
処理部22bは、処理部22aと同様に、レジスタ51b,スイッチ52b,内部回路53bを含む。スイッチ52bは、レジスタ51bに格納された設定値に応じてオンオフし、オンしたスイッチ52bを介してクロック信号CK2が内部回路53bに供給される。このように、処理部21bは、レジスタ51bの設定値に応じて動作または停止する。
なお、図3に示すクロック制御部28c〜28eにより生成されたクロック信号CK3〜CK5は、図4に示す信号伝達部31a,31bと同様の信号伝達部により各処理部23a〜25cと調停部26c〜26eに供給される。
クロック制御部28bから出力されるクロック信号CK2を処理部22a,22bと調停部26bに供給する信号伝達部31bにおいて、クロック信号CK2が停止すると、信号伝達部31bに含まれるクロックバッファ32bは、静止状態となる。例えば、CMOS構造のクロックバッファ32bの場合、静止状態のクロックバッファ32bにおける消費電力はほぼゼロ「0」である。したがって、クロック信号CK2を停止することにより、信号伝達部31bにおける消費電力は、クロック信号CK2を供給する場合より少なくなる。なお、クロック制御部28c〜28eから出力されるクロック信号CK3〜CK5を処理部23a〜25cと調停部26c〜26eに供給する信号伝達部においても同様である。
また、図3に示す処理部23a〜25cは、図4に示す処理部22a,22bと同様に、レジスタの設定値に応じてオンオフするスイッチを含み、オンしたスイッチを介してクロック信号CK3〜CK5が内部回路に供給される。このように、各処理部23a〜25cは、レジスタの設定値に応じて動作または停止する。つまり、CPU29は、設定値を各処理部21a〜25cに設定し、各処理部21a〜25cは、設定値に応じて動作または停止する。したがって、CPU29は、処理部21a〜25cそれぞれの動作を制御する。このように、CPU29は、撮影装置の動作に応じて必要な処理部を動作させ、動作に不要な処理部を停止させる。
調停部26bは、複数(図4において2つ)のマスタインタフェース(「マスタI/F」と表記)80a,80bと、複数(図4において3つ)のスレーブインタフェース(「スレーブI/F」と表記)81a〜81cを有している。マスタインタフェース80a,80bは調停部26aに接続される。スレーブインタフェース81a,81bは処理部22aに接続され、スレーブインタフェース81cは処理部22bに接続されている。調停部26bは、クロック信号CK2に基づいて、処理部22aから出力される2つの要求信号と、処理部22bから出力される1つの要求信号を受け、それらの要求信号を調停する。そして、調停部26bは、調停結果に応じた2つの要求信号を調停部26aに出力する。
調停部26aは、1つのマスタインタフェース70を有し、そのマスタインタフェース70はメモリコントローラ27と接続されている。また、調停部26aは、複数(図4において2つ)のスレーブインタフェース71a,71bを有している。スレーブインタフェース71a,71bは処理部21a,21bと接続されている。なお、図4では省略したが、調停部26aは、図3に示す処理部21c〜21fと接続されたスレーブインタフェースを有している。
また、調停部26aは複数(図4において2つ)のスレーブインタフェース72a,72bを有している。スレーブインタフェース72a,72bは、調停部26bのマスタインタフェース80a,80bと接続されている。スレーブインタフェース72a,72bにはクロック信号CK2が供給される。スレーブインタフェース72a,72bは、クロック信号CK2に基づいて動作する。したがって、クロック信号CK2が供給されないとき、スレーブインタフェース72a,72bが停止するため、調停部26aにおける消費電力が少なくなる。
なお、図4では省略したが、調停部26aは、図3に示す調停部26c〜26eのマスタインタフェースと接続されたスレーブインタフェースを有している。調停部26cと接続されるスレーブインタフェースにはクロック信号CK3が供給される。同様に、調停部26dに接続されるスレーブインタフェースにはクロック信号CK4が供給され、調停部26eに接続されるスレーブインタフェースにはクロック信号CK5が供給される。各調停部26c〜26eは、供給されるクロック信号CK3〜CK5に基づいて動作する。したがって、クロック信号CK3〜CK5の供給をそれぞれ停止することで、調停部26c〜26eに接続されたスレーブインタフェースの動作を停止させることが可能であり、スレーブインタフェースの停止に応じて調停部26aにおける消費電力が低下する。
次に、調停部26a,26bの一例を説明する。
図5に示すように、調停部26bは、マスタインタフェース80a,80b、スレーブインタフェース81a〜81c、調停機能部82、インタフェース選択部83を有している。
スレーブインタフェース81a〜81cはそれぞれキュー(queue)を有している。スレーブインタフェース81aは、図4に示す処理部22aから出力される要求信号をキューに格納し、格納した順序で出力する。同様に、スレーブインタフェース81b,81cは、処理部22a,22bから出力される要求信号をキューに格納し、格納した順序で出力する。
調停機能部82には、複数(図本実施形態では3つ)の要求信号、即ち、スレーブインタフェース81a〜81cにて受け付けた要求信号が入力される。調停機能部82には複数の優先レベルが設定され、各優先レベルには少なくとも1つのチャネル番号が設定されている。チャネル番号は、調停機能部82に入力される要求信号に対して設定されている。例えば、調停機能部82には2つの優先レベルが設定され、各優先レベルには要求信号のうちの少なくとも1つに応じたチャネル番号が設定されている。このチャネル番号は信号選択情報として設定される。
調停機能部82は、各優先レベル内において、設定されたチャネル番号について競合する要求をラウンドロビン方式により調停する。更に、調停機能部82は、各設定レベルにおいて選択したチャネル番号について競合する要求を調停する。調停機能部82には、このレベル間調停において、各レベルにはそれぞれ選択回数が設定されている。各レベルの選択回数は、例えば各レベルの優先度に応じて、それぞれのレベルよりも優先度が高いレベルに設定された選択回数より少ない選択回数が設定されている。
調停機能部82は、上位レベル、即ち優先度の高いレベルに設定されたチャネル番号を順次選択する。そして、調停機能部82は、各レベルに設定された回数のチャネル番号を選択すると、そのレベルよりも下位、即ち低いレベルに設定されたチャネル番号を、そのレベルに設定された回数選択する。即ち、調停機能部82は、各優先レベルに設定された選択回数の比率に応じて、各優先レベルのチャネル番号即ち要求信号を選択し、選択した要求信号を出力する。従って、調停機能部82は、優先レベルの高い要求信号が多い場合であっても、所定の割合で優先レベルの低い要求信号を選択する。
そして、調停機能部82は、選択した要求信号と、その選択した要求信号を出力した処理部の番号(マスタ番号)を出力する。
インタフェース選択部83は、変換部84、切替部85、CPUインタフェース(「CPU I/F」と表記)86を有している。CPUインタフェース86は、図3に示すCPU29と接続されている。CPU29は、調停部26bに接続された処理部22a,22b(図4参照)のマスタインタフェースに対応するマスタ番号とそのマスタ番号に対して関連付けたマスタインタフェース80a,80bのインタフェース番号を変換部84に設定する。
図4に示すように、スレーブインタフェース81aとスレーブインタフェース81bは処理部22aのマスタインタフェースに接続され、スレーブインタフェース81cは処理部22bのマスタインタフェースに接続されている。なお、図4では、マスタインタフェースを省略している。
スレーブインタフェース81aに接続された処理部22aのマスタインタフェースに対応するマスタ番号と、マスタインタフェース80aのインタフェース番号が関連付けられて変換部84に設定されている。また、スレーブインタフェース81bに接続された処理部22aのマスタインタフェースに対応するマスタ番号と、マスタインタフェース80bのインタフェース番号が関連付けられて変換部84に設定されている。さらに、スレーブインタフェース81cに接続された処理部22bのマスタインタフェースに対応するマスタ番号と、マスタインタフェース80bのインタフェース番号が関連付けられて変換部84に設定されている。
変換部84は、調停機能部82により選択された要求信号のマスタ番号を、設定にしたがってマスタインタフェース番号に変換する。
切替部85は、マスタインタフェース番号に応じたマスタインタフェースを変換部84に接続する。これにより、インタフェース選択部83は、調停機能部82により選択された要求信号を、その要求信号を出力する処理部に対して設定されたインタフェース番号のマスタインタフェースに出力する。また、インタフェース選択部83は、調停機能部82により選択された要求信号のマスタ番号を識別番号(ID番号)としてマスタインタフェースに出力する。
したがって、図4に示す処理部22aから出力される2つの要求信号のうち、一方の要求信号はマスタインタフェース80aから出力され、他方の要求信号はマスタインタフェース80bから出力される。そして、図4に示す処理部22bから出力される1つの要求信号はマスタインタフェース80bから出力される。
調停部26aは、スレーブインタフェース71a,71b,72a,72b、調停機能部76、CPUインタフェース(「CPU I/F」と表記)77を有している。なお、図5では、図3に示す処理部21c〜21f及び調停部26c〜26eに対応するスレーブインタフェース、及び図4に示すマスタインタフェース70を省略している。
各スレーブインタフェース71a〜72bはそれぞれキュー(queue)を有している。スレーブインタフェース71aは、図4に示す処理部21aから出力される要求信号をキューに格納し、格納した順序で出力する。同様に、スレーブインタフェース71bは、処理部21bから出力される要求信号をキューに格納し、格納した順序で出力する。また、スレーブインタフェース72a,72bは、調停部26bから出力される要求信号をキューに格納し、格納した順序で出力する。
調停機能部76には、複数(図本実施形態では4つ)の要求信号、即ち、スレーブインタフェース71a〜72bから出力される要求信号が入力される。調停機能部76には複数の優先レベルが設定され、各優先レベルには少なくとも1つのチャネル番号が設定されている。チャネル番号は、調停機能部76に入力される要求信号に対して設定されている。例えば、調停機能部76には3つの優先レベルが設定され、各優先レベルには要求信号のうちの少なくとも1つに応じたチャネル番号が設定されている。このチャネル番号は信号選択情報として設定される。
調停機能部76は、各優先レベル内において、設定されたチャネル番号について競合する要求をラウンドロビン方式により調停する。更に、調停機能部76は、各設定レベルにおいて選択したチャネル番号について競合する要求を調停する。調停機能部76には、このレベル間調停において、各レベルにはそれぞれ選択回数が設定されている。各レベルの選択回数は、例えば各レベルの優先度に応じて、それぞれのレベルよりも優先度が高いレベルに設定された選択回数より少ない選択回数が設定されている。
調停機能部76は、上位レベル、即ち優先度の高いレベルに設定されたチャネル番号を順次選択する。そして、調停機能部76は、各レベルに設定された回数のチャネル番号を選択すると、そのレベルよりも下位、即ち低いレベルに設定されたチャネル番号を、そのレベルに設定された回数選択する。即ち、調停機能部76は、各優先レベルに設定された選択回数の比率に応じて、各優先レベルのチャネル番号即ち要求信号を選択する。従って、調停機能部76は、優先レベルの高い要求信号が多い場合であっても、所定の割合で優先レベルの低い要求信号を選択する。
これにより、低い優先レベルの要求信号を確実に選択してその要求信号を出力する処理部がメモリ14をアクセスする権利、即ちメモリ14が接続された共有バスの使用権を獲得することができる。
そして、調停機能部76は、選択した要求信号に対する受付信号を、その要求信号を受けたスレーブインタフェースを介して出力する。また、調停機能部76は、選択した要求信号をメモリコントローラ27に出力する。例えば、スレーブインタフェース71aによる受けた要求信号を選択した場合、その要求信号に対する受付信号は、スレーブインタフェース71aから図3に示す処理部21aに対して出力される。処理部21aは、受付信号に基づいて、バスBL及びメモリコントローラ27を介してメモリ14をアクセスする。
また、スレーブインタフェース72aにより受けた要求信号を選択した場合、その要求信号に対する受付信号は、スレーブインタフェース72aを介して調停部26bに対して出力される。調停部26bは、マスタインタフェース80aにて受け取った受付信号に基づいて、そのマスタインタフェース80aのインタフェース番号に対応するマスタ番号の処理部が接続されたスレーブインタフェースを介して図3に示す処理部22aに対して受付信号を出力する。処理部22aは、受付信号に基づいて、バスBL及びメモリコントローラ27を介してメモリ14をアクセスする。
次に、クロック信号を停止するときの処理を説明する。
例えば、図3に示す処理部22a,22b及び調停部26bに対するクロック信号CK2を停止するときの処理を説明する。
図6に示すように、ステップ101において、CPU29は、処理部22a,22b及び調停部26bが動作しないモード(非動作モード)に移行したか否かを判定する。例えば、図2において、動画撮影を行うモード(動画モード)から静止画撮影を行うモード(静止画モード)に変更する。この場合、「調停部[2]」、つまり図3に示す調停部26bに接続された処理部22a,22bが不要となる。非動作モードに移行したと判定した場合、ステップ102に移行する。
次に、ステップ102において、CPU29は、調停部26bに接続されたバスマスタの動作状態を確認する。すなわち、CPU29は、調停部26bに接続された処理部22a,22bの動作状態を確認する。処理部22a,22bの動作状態は、各処理部22a,22bの処理終了や転送終了に基づく割り込み信号、等によって判定される。そして、ステップ103において、CPU29は、全てのバスマスタ、つまり処理部22a,22bが処理を終了したか否かを判定する。処理部22a,22bの処理が終了していないと判定した場合、ステップ102に移行して処理部22a,22bの動作状態を確認する。処理部22a,22bの処理が終了した場合、次のステップに移行する。
ステップ104において、CPU29は、調停部26aに対して構成変更を指示する。つまり、CPU29は、図5に示す調停機能部76に対して、優先順位等を含む構成情報を設定する。
次に、ステップ105において、調停部26aは、スレーブインタフェースに対して、マスク信号等により要求信号の受け付けを保留する。
そして、ステップ106において、調停部26aは、発行した要求信号に対するデータ転送が終了したか否かを判定する。データ転送が終了していない場合、データ転送が終了するまでステップ106における判定処理を実行する。データ転送が終了した場合、次のステップ107へ移行する。
調停部26aは、バススレーブであるメモリコントローラ27に対して発行した要求信号に対する処理状態、つまりバスマスタとバススレーブの間の転送状態を確認する機能を有する。調停部26aは、転送状態を確認し、メモリコントローラ27に対して発行した最後の要求信号に対するデータ転送が終了したと判定すると、ステップ107において、CPU29に対して例えば割り込み信号により構成変更可能である旨を通知する。CPU29に対する割り込み信号は、構成変更可能信号の一例である。
次に、ステップ108において、CPU29は、調停部26bと、調停部26bに接続された処理部22a,22bに対するクロック信号CK2を停止する。CPU29は、クロック信号CK2を出力するクロック制御部28bのレジスタ61に所定の設定値を格納する。図4に示すように、クロック制御部28bのスイッチ62は、レジスタ61の設定値に応じてオフする。これにより、クロック信号CK2の出力が停止される。なお、CPU29は、各処理部22a、22bのレジスタ51a,51bに対して動作停止を示す設定値を格納し、スイッチ52a,52bはその設定値に応じてオフする。
そして、ステップ109において、調停部26aは、CPU29により設定された構成情報にしたがって構成を変更する。例えば、調停部26aは、調停部26bに接続されたバスマスタである処理部22a,22bの優先順位を割り当てから外し、動作を継続するバスマスタの優先順位を動作モードに応じた値に変更する。
次いで、ステップ110において、調停部26aは、例えば要求信号に対するマスクを解除し、スレーブインタフェースから入力する要求信号の受け付けを再開する。
次に、クロック信号を供給するときの処理を説明する。
なお、図3に示す処理部22a,22b及び調停部26bに対してクロック信号CK2を供給するときの処理を説明する。
図7に示すように、ステップ111において、CPU29は、処理部22a,22b及び調停部26bが動作するモード(動作モード)に移行したか否かを判定する。例えば、図2において、静止画撮影を行うモード(静止画モード)から動画撮影を行うモード(動画モード)に変更する。この場合、「調停部[2]」、つまり図3に示す調停部26bに接続された処理部22a,22bが必要となる。動作モードに移行したと判定した場合、ステップ112に移行する。
ステップ112において、CPU29は、調停部26aに対して構成変更を指示する。つまり、CPU29は、図5に示す調停機能部76に対して、優先順位等を含む構成情報を設定する。
次に、ステップ113において、調停部26aは、スレーブインタフェースに対して、マスク信号等により要求信号の受け付けを保留する。
そして、ステップ114において、調停部26aは、発行した要求信号に対するデータ転送が終了したか否かを判定する。データ転送が終了していない場合、データ転送が終了するまでステップ114における判定処理を実行する。データ転送が終了した場合、調停部26aは、次のステップ115において、CPU29に対して例えば割り込み信号により構成変更可能である旨を通知する。
次に、ステップ116において、CPU29は、調停部26bと調停部26bに接続された処理部22a,22bに対してクロック信号CK2を供給するように設定する。つまり、CPU29は、図4に示すクロック制御部28bのレジスタ61に設定値を格納する。クロック制御部28bのスイッチ62はレジスタ61の設定値に従ってオンする。これにより、クロック信号CK2は調停部26b及び処理部22a,22bに供給される。
次いで、ステップ117において、調停部26aは、CPU29により設定された構成情報にしたがって構成を変更する。例えば、調停部26aは、構成情報にしたがって、調停部26bに接続されたバスマスタである処理部22a,22bに対して優先順位を割り当てる。そして、調停部26aは、ステップ118において、例えば要求信号に対するマスクを解除し、スレーブインタフェースから入力する要求信号の受け付けを再開する。
そして、ステップ119において、CPU29は、調停部26bに接続された処理部22a,22bを起動する。すなわち、CPU29は、図4に示す処理部22a,22bのレジスタ51a,51bに対して動作許可を示す設定値を格納し、スイッチ52a,52bはその設定値に応じてオンする。これにより、内部回路53a,53bは、供給されるクロック信号CK2に基づいて動作する。
上記したように、図6と図7に示す処理は処理部22a,22b及び調停部26bに対するものである。CPU29は、処理部22a,22b及び調停部26bに対する処理と同様に、動作状態に応じて不要となる処理部及び調停部に対して処理を行う。
次に、各調停部26a〜26eにおける調停機能部の一例を説明する。
図8は、調停部26aに含まれる調停機能部76(図5参照)の一例を示すブロック図である。なお、以下の説明において、7つの要求信号W0〜W6に対する調停機能部を説明する。
図8に示すように、調停機能部76は、設定されたレベルに対応する複数(図8では3つ)のレベル内調停部151a〜151cを有する。例えば、レベル内調停部151aは1番目の優先度、即ち最も高い優先度に設定され、レベル内調停部151bは2番目の優先度に設定され、レベル内調停部151cは3番目の優先度、即ち最も低い優先度に設定されている。
各レベル内調停部151a〜151cには、それぞれ要求信号W0〜W6が入力される。また、各レベル内調停部151a〜151cには、それぞれイネーブル信号ENa1〜ENc1が入力される。イネーブル信号ENa1〜ENc1は、それぞれのレベル内調停部151a〜151cが出力したチャネル番号に対してバス使用権が確定したか否かを示す。各レベル内調停部151a〜151cは、イネーブル信号ENa1〜ENc1に基づいて、それぞれが出力したチャネル番号についてバス使用権が確定した場合に、所定の方式(本実施形態ではラウンドロビン方式)により優先度を変更する。
各レベル内調停部151a〜151cには、それぞれ信号選択情報が格納されている。信号選択情報は、少なくとも1つのチャネル番号を含む。また、信号選択情報は、それぞれのレベル内調停部151a〜151cにおいて、調停の優先度が設定されている。各レベル内調停部151a〜151cは、それぞれ設定されたチャネル番号に対応する要求信号の調停を行い、要求の有無を示す有効信号SE1〜SE3を生成する。そして、各レベル内調停部151a〜151cは、イネーブル信号(確定信号)に応答して調停結果に応じたチャネル番号を出力する。そして、各レベル内調停部151a〜151cは、上記のイネーブル信号ENa1〜ENc1に基づいて、各信号選択情報の優先度を変更する。
調停機能部76は、設定されたレベルに対応する2つの優先フラグ生成部152a,152bを有している。各優先フラグ生成部152a,152bは、要求信号が競合する場合に、それぞれ対応するレベルの要求信号を優先するか、他のレベルの要求信号を優先するかを示す優先フラグを生成する。従って、最下位以外のレベルを優先しない場合、自動的に最下位のレベルの要求信号が選択されるため、最下位以外のレベルに対応して優先フラグ生成部が設けられている。
優先フラグ生成部152aには、イネーブル信号ENa1及びイネーブル信号ENa2が入力される。イネーブル信号ENa1は、優先フラグ生成部152aが対応するレベルの要求(信号、チャネル番号)についてバス使用権が確定したか否かを示す。イネーブル信号ENa2は、他のレベルの要求(信号、チャネル番号)についてバス使用権が確定したか否かを示す。即ち、優先フラグ生成部152aは、イネーブル信号ENa1により当該優先レベルのチャネル番号について使用権が確定したことを確認し、イネーブル信号ENa2により他のレベルのチャネル番号について使用権が確定したことを確認する。優先フラグ生成部152aは、最上位の優先レベルに対応する。従って、優先フラグ生成部152aは、自身のレベルに対応するチャネル番号についてバス使用権が確定したか、自身より低いレベルのチャネル番号についてバス使用権が確定したかを判断する。優先フラグ生成部152aは、カウント機能を有し、それぞれバス使用権が確定した回数をカウントする。そして、優先フラグ生成部152aは、それぞれのカウント値に基づいて、優先フラグSP1を生成する。
優先フラグSP1は、例えば2値の信号であり、値(例えば「0」)の場合に、当該レベルのチャネル番号が優先であることを示し、値(例えば「1」)の場合に、他のレベルのチャネル番号が優先であることを示す。
優先フラグ生成部152bには、優先フラグ生成部152aと同様に、イネーブル信号ENb1及びイネーブル信号ENb2が入力される。イネーブル信号ENb1は、優先フラグ生成部152bが対応するレベルの要求(信号、チャネル番号)についてバス使用権が確定したか否かを示す。イネーブル信号ENb2は、他のレベルの要求(信号、チャネル番号)についてバス使用権が確定したか否かを示す。優先フラグ生成部152bは、イネーブル信号ENb1及びイネーブル信号ENb2に基づいて、優先フラグSP2を生成する。
上記したように、優先フラグ生成部152aは、自身のレベル(最上位レベル)を優先するか、他のレベル即ち自身より下位のレベルを優先するかを示す優先フラグSP1を生成する。同様に、優先フラグ生成部152bは、自身のレベルを優先するか他のレベルを優先するかを示す優先フラグSP2を生成する。他のレベルについて、最上位のレベルについては、優先フラグ生成部152aに入力されるイネーブル信号ENa1により示されている。従って、優先フラグ生成部152bは、自身のレベルを優先するか、自身より下位のレベルを優先するかを示す優先フラグSP2を生成する。
調停機能部76は、設定されたレベルに対応する2つのレベル間調停部153a,153bを有している。
レベル間調停部153aには、レベル内調停部151aから出力される有効信号SE1と、優先フラグ生成部152aから出力される優先フラグSP1と、オア回路155の出力信号SE21が入力される。オア回路155には、レベル内調停部151bから出力される有効信号SE2と、レベル内調停部151cから出力される有効信号SE3が入力される。オア回路155は、両有効信号SE2,SE3を論理和演算して合成信号SE21を生成する。この合成信号SE21は、レベル内調停部151b及びレベル内調停部151cのうちの少なくとも一方について有効となる要求信号が入力されていることを示す。つまり、合成信号SE21は、レベル間調停部153aの設定レベルに対して、そのレベルよりも下位のレベルについて有効な要求信号があることを示す有効信号である。
レベル間調停部153aは、両有効信号SE1,SE2のうちの何れか一方が有効な要求があることを示す場合、その有効な要求があることを示す有効信号をレベル間調停信号SA1として出力する。また、レベル間調停部153aは、両有効信号SE1,SE2がともに有効な要求であることを示す、つまり有効信号SE1,SE2が競合している場合に、優先フラグSP1に従って何れか一方を選択し、その選択した有効信号をレベル間調停信号SA1として出力する。つまり、レベル間調停部153aは、優先フラグSP1に従って、自己のレベルを優先する場合には有効信号SE1を選択し、自己のレベルを優先しない、即ち他のレベルを優先する場合には有効信号SE2を選択する。
図9は、レベル間調停部153aの動作説明図である。同図において、「優先フラグ」は優先フラグ生成部152aから出力される優先フラグSP1を示し、「有効信号1」はレベル内調停部151aから出力される有効信号SE1を示し、「有効信号2」はレベル内調停部151bから出力される有効信号SE2を示す。「0」の「優先フラグ」は上位側レベルを優先することを示し、「1」の「優先フラグ」は下位側レベルを優先することを示す。「1」の「有効信号1」「有効信号2」は、設定されたDMAチャネルからの要求があることを示し、「0」は要求がないことを示す。
従って、「有効信号1」「有効信号2」がともに「1」の場合は、レベル間において要求が競合していることを示す。この場合、レベル間調停部153aは、選択結果に示すように、「0」の優先フラグに従って「有効信号1」を選択し、「1」の優先フラグに従って「有効信号2」を選択する。
同様に、レベル間調停部153bには、レベル内調停部151bから出力される有効信号SE2と、優先フラグ生成部152bから出力される優先フラグSP2と、レベル内調停部151cから出力される有効信号SE3が入力される。レベル間調停部153bは、優先フラグSP2に従って、両有効信号SE2,SE3のうちの何れか一方を選択し、選択した有効信号をレベル間調停信号SA2として出力する。
各レベル間調停部153a,153bから出力されるレベル間調停信号SA1,SA2は、チャネル確定部154に入力される。このチャネル確定部154には、各レベル内調停部151a〜151cから出力されるチャネル番号SN1〜SN3が入力される。チャネル確定部154は、レベル間調停信号SA1,SA2に基づいて、各チャネル番号SN1〜SN3のうちの1つに対してバス使用権を確定し、確定したチャネル番号SDを出力する。このチャネル番号SDは、図3に示すメモリコントローラ27に供給される。
図10は、チャネル確定部154の動作説明図である。同図において、「レベル間調停信号1」はレベル間調停部153aから出力される調停信号SA1を示し、「レベル間調停信号2」はレベル間調停部153bから出力される調停信号SA2を示し、「有効信号3」はレベル内調停部151cから出力される有効信号SE3を示す。「1」の「レベル間調停信号」は対応する優先レベルのチャネル番号が有効、即ち要求があることを示す。
従って、上位レベル側の「レベル間調停信号」が「1」の場合に、その上位側レベルのチャネル番号に対してバスの使用権を確定する。そして、各「レベル間調停信号」が「0」の場合に、下位側レベル、即ち最下位レベルのチャネル番号に対してバスの使用権を確定する。
更に、チャネル確定部154は、各チャネル番号SN1〜SN3に対してバス使用権を確定したか否かを示すイネーブル信号ENa1〜ENc1を生成する。各イネーブル信号ENa1〜ENc1は、それぞれ対応するレベルのレベル内調停部151a〜151cに出力される。
レベルに対応するイネーブル信号ENb1とレベル(最下位レベル)に対応するイネーブル信号ENc1は、オア回路156に入力される。オア回路156は、両信号ENb1,ENc1を論理和演算して生成した信号を最上位レベルに対応するイネーブル信号ENa2として出力する。また、レベルに対応するイネーブル信号ENc1は、レベルについて、イネーブル信号ENb1に対して他のレベルのチャネル番号を確定したことを示す。従って、チャネル確定部154から出力されるレベルに対応するイネーブル信号ENc1は、レベルにおいて他のレベルのチャネル番号を確定したことを示すイネーブル信号ENb2として優先フラグ生成部152bに入力される。
次に、レベル内調停部151aの構成を説明する。
図11に示すように、レベル内調停部151aは、判定部161、選択部162、情報記憶部163、並び替え部164を有する。判定部161には所定数の要求信号(本実施形態では、すべての要求信号W0〜W6)が入力される。また、判定部161には、情報記憶部163に記憶された設定情報が入力される。
情報記憶部163は、複数(n個)のレジスタ1631 〜163n を含み、各レジスタ1631 〜163n にはそれぞれ設定情報又は非設定情報が記憶される。設定情報は判定部161に入力される要求信号W0〜W6のうち、当該レベル内調停部151aに割り当てられた要求信号を出力するDMAチャネル(処理部)のチャネル番号であり、非設定情報はチャネル番号が設定されていないことを示す値である。情報記憶部163はレジスタ1631 〜163n により構成されているため、複数のレジスタに同一値のチャネル番号を設定可能である。この設定情報及び非設定情報は、図3に示すCPU29により選択部162を介して書き込まれる。
CPU29は、電源投入時の初期化処理や、設定情報であるチャネル番号を設定チャネル値とする。各レジスタ1631 〜163n は、それぞれ記憶した情報(値)を出力する。
判定部161は、サービス間隔(バスの使用を許可する期間)毎に、各要求信号W0〜W6に基づいて、レベル内調停部151aの優先レベルに設定されたDMAチャネルによるバス使用権の要求があるか否かを判断する。そして、判定部161は、要求がある場合にはそのDMAチャネルのチャネル番号SN1と、要求があることを示す(例えばHレベル)有効信号SE1を出力する。一方、要求がない場合には、その旨を示す(例えばLレベル)有効信号SE1を出力する。
詳述すると、判定部161は、各要求信号W0〜W6がバス使用権の要求を示す(例えばHレベル)か否かを判断する。これは、要求信号W0〜W6の論理和演算結果により判断される。判定部161は、要求がある場合に、その要求を示す要求信号のチャネル番号と、各レジスタ1631 〜163n から出力される設定チャネル値とを順次比較し、最初に設定チャネル値と一致するチャネル番号を、このレベル内調停部151aにおける調停結果、即ち選択したチャネル番号とする。判定部161は、設定したチャネル番号SN1を出力するとともに、出力するチャネル番号SN1が有効であることを示す有効信号SE1を出力する。また、判定部161は、決定したチャネル番号、即ち要求信号のチャネル番号と最初に一致した設定チャネル値が記憶されたレジスタを示すポインタ情報を並び替え部164に出力する。
並び替え部164には、情報記憶部163を構成するすべてのレジスタ1631 〜163n に記憶された情報が入力される。並び替え部164は、シフトレジスタであり、判定部161から入力されたポインタ情報が示すレジスタに記憶された情報が最終のレジスタに記憶されるように、情報の並び替えを行い、その結果を選択部162に出力する。例えば、判定部161において、2番目のレジスタ1632 に記憶された設定チャネル値と等しいチャネル番号のDMAチャネルからの要求を選択した場合、判定部161は、その2番目のレジスタ1632 を示すポインタ情報を出力する。並び替え部164は、そのポインタ情報に従って、3〜n番目のレジスタ1633 〜163n に記憶された情報を2〜(n−1)番目のレジスタ1632 〜163n-1 のレジスタに記憶するとともに、2番目のレジスタ1632 に記憶された情報をn番目のレジスタ163n に記憶されるように、情報をシフトし、そのシフト結果を選択部162に出力する。尚、図ではレジスタ1633 を省略している。
選択部162には、イネーブル信号ENa1が入力される。選択部162は、図2に示すCPU29から入力される情報(設定情報及び非設定情報)をレジスタ1631 〜163n に書き込む。また、選択部162は、イネーブル信号ENa1に基づいて、該信号ENa1がこの優先レベルの要求が確定したことを示す場合に並び替え部164から入力される情報をレジスタ1631 〜163n に書き込む。この並び替え部164及び選択部162により、情報記憶部163に記憶したチャネル番号をラウンドロビン方式により並び替え、この優先レベル内の優先順序を変更する。
次に、優先フラグ生成部152aの構成を説明する。
図12に示すように、優先フラグ生成部152aは、カウンタ制御部171、選択部172、カウンタ173、フラグ制御部174を有する。カウンタ173は、カウンタ173aとカウンタ173bとを有する。両カウンタ173a,173bは例えばアップカウンタである。両カウンタ173a,173bには、それぞれカウントアップ値が図2に示すCPU29から格納される。カウンタ173aとカウンタ173bにそれぞれ格納されるカウントアップ値は、上位側レベル内調停部即ちレベル内調停部151aと、下位側レベル内調停部即ちレベル内調停部151bの優先順位の比に応じた値である。それぞれのカウントアップ値は、例えば、「4」,「3」である。両カウンタ173a,173bは、カウンタ制御部171から出力されるカウントアップ信号に応答してカウントアップ(+1)する。そして、各カウンタ173a,173bは、それぞれカウント値がカウントアップ値と一致すると一致信号をカウンタ制御部171に出力するとともに、カウント値をクリア(=0)する。
カウンタ制御部171には、イネーブル信号ENa1とイネーブル信号ENa2が入力される。カウンタ制御部171は、イネーブル信号ENa1に応答してカウンタ173aにカウントアップ信号を出力し、イネーブル信号ENa2に応答してカウンタ173bにカウントアップ信号を出力する。イネーブル信号ENa1は、レベル間で要求が競合した場合に上位側レベル、即ちレベル内調停部151aの優先レベルのチャネル番号を確定したことを示し、イネーブル信号ENa2は、レベル間で要求が競合した場合に下位側レベル、即ちレベル内調停部151aより下位の優先レベルのチャネル番号を確定したことを示す。従って、カウンタ173aのカウント値は、調停によって上位側レベルの要求を確定した回数を示し、カウンタ173bのカウント値は調停によって下位側レベルの要求を確定した回数を示す。
カウンタ制御部171は、両カウンタ173a,173bから出力される一致信号に基づいてフラグ制御信号をフラグ制御部174に出力する。フラグ制御部174は、フラグ制御信号に応答して優先フラグSP1を生成する。詳述すると、カウンタ制御部171は、イネーブル信号ENa1に応答してカウンタ173aをカウントアップさせている間、フラグ制御信号によりフラグ制御部174から上位レベルを優先する優先フラグ(例えば値「0」、Lレベル)を出力させる。このとき、図8に示すレベル間調停部153aは、レベル内調停部151aとレベル内調停部151bからそれぞれ要求があることを示す有効信号SE1,SE2が出力されると、「0」の優先フラグSP1に応答して、上位側レベルの有効信号SE1を選択する。そして、レベル間調停部153aは、選択した有効信号を上位側レベルと下位側レベルとの間で要求信号を調停したことを示すレベル間調停信号SA1として出力する。
そして、カウンタ制御部171は、カウンタ173aが一致信号を出力すると、フラグ制御信号によりフラグ制御部174から下位レベルを優先する優先フラグ(例えば値「1」、Hレベル)を出力させる。すると、図8に示すレベル間調停部153aは、レベル内調停部151aとレベル内調停部151bからそれぞれ要求があることを示す有効信号SE1,SE2が出力されると、「1」の優先フラグSP1に応答して、下位側レベルの有効信号SE2を選択する。そして、レベル間調停部153aは、選択した有効信号を上位側レベルと下位側レベルとの間で要求信号を調停したことを示すレベル間調停信号SA1として出力する。
従って、このレベル間調停部153aは、優先フラグ生成部152aのカウンタ173aとカウンタ173bにそれぞれ設定したカウント値の回数だけ上位側レベルの要求と下位側レベルの要求をそれぞれ確定する。即ち、レベル間調停部153aは、カウンタ173a,173bに設定したカウント値の比に応じて、上位側レベルの要求を優先するとともに、下位側レベルの要求を許容する。
レベル内調停部151bは、レベル内調停部151aと同じ構成であるため、図面を省略する。
レベル内調停部151bの情報記憶部163には、少なくとも1つのチャネル番号が記憶される。従って、レベル内調停部151bにチャネル番号の設定を設定することにより、同チャネル番号のDMAチャネルに対する優先レベルを容易に設定することができる。また、レベル内調停部151aに設定したチャネル番号を削除し、同チャネル番号をレベル内調停部151bに設定することにより、同チャネル番号のDMAチャネルに対する優先レベルを容易に変更することができる。
また、各レベル内調停部151a,151bの情報記憶部163は、それぞれ複数のレジスタから構成されている。従って、例えばレベル内調停部151aにおいて同一値のチャネル番号を複数のレジスタに設定する。この場合、同一値のチャネル番号を設定したレジスタの数だけ、同チャネル番号のDMAチャネルに対してバス使用権が与えられる。即ち、設定するレジスタの数に応じて、同一レベル内において優先度を上げることができる。
同一値のチャネル番号の設定は、異なる優先レベルについても行うことができる。即ち、レベル内調停部151aとレベル内調停部151bに同じ値のチャネル番号を設定する。この場合、上記と同様に、設定したレジスタの数だけそのチャネル番号のDMAチャネルにバス使用権が与えられる。
レベル内調停部151cは、レベル内調停部151aと同じ構成であるため、図面を省略する。
このレベル内調停部151cについても、レベル内調停部151bと同様のことがいえる。即ち、各レベル内調停部151a〜151cに対してチャネル番号を設定することにより、優先レベルを容易に設定することができる。また、設定したチャネル番号を変更することにより、優先レベルを容易に変更することができる。更に、その時に動作しない処理部について、レベル内調停部151a〜151cの何れにもチャネル番号を設定しないことにより、同チャネル番号のDMAチャネルに対してバス使用権を許容しない。即ち、必要としないDMAチャネルに対してリソースであるバス使用権を設定しないため、必要とするDMAチャネルに対してバス使用権を従来に比べて多く与えることができる。
そして、優先フラグ生成部152bは、優先フラグ生成部152aと同じ構成であるため、図面を省略する。優先フラグ生成部152bのカウンタ173a,173bには、優先フラグ生成部152aと同様に、上位側レベルの要求と下位側レベルの要求を確定する値が格納されている。従って、図8に示すように、この優先フラグ生成部152bが生成する優先フラグSP2を入力するレベル間調停部153bは、レベル間調停部153aは、カウンタ173a,173bに設定したカウント値の比に応じて、上位側レベルの要求を優先するとともに、下位側レベルの要求を許容する。優先レベルが高く設定されたDMAチャネルの処理部から連続的にバス使用権の要求がある場合でも、優先レベルが最も低く設定されたレベル内調停部151cに設定されたチャネル番号のDMAチャネルについてもバス使用権を確定する。即ち、各レベル内調停部151a〜151cに設定されたチャネル番号のDMAチャネルのすべてに対してバス使用権を確実に確定することができる。
上記のレベル内調停部の処理の流れを図13に従って説明する。
先ず、各レベル内調停部に対してDMAチャネルの割当て、即ちチャネル番号の設定が行われる(ステップ181)。次に、レベル間調停部は、転送中、即ちバスが使用中か否かを判断し(ステップ182)、転送中の場合には転送終了まで待つ。転送が終了すると、レベル間調停部は、割当てチャネルの要求があるか否かを判断し(ステップ183)、要求が無い場合にはステップ182に戻る。
チャネルの要求がある場合、チャネル内調停部は要求チャネルの検索を行い(ステップ184)、優先チャネルを決定する(ステップ185)。次に、レベル内調停部は、レベル内調停部に対して有効信号の出力がディセーブル(禁止)されているか否かを判断し(ステップ186)、ディセーブルされていない場合に有効信号及びチャネル番号を出力する(ステップ187)。次に、レベル内調停部は、当グループが選択されたか否か、即ち当該レベルのチャネル番号に対してバスの使用権が確定されたか否かを判断し(ステップ188)、選択された場合にチャネル番号の並び替えを行う(ステップ189)。そして、1回のサービスについての全ての処理が終了したか否かを判断し(ステップ190)、処理終了によりステップ182に戻って次の要求を待つ。
上記の優先フラグ生成部が実行する処理の流れを図14に従って説明する。
先ず、優先フラグ生成部に対して優先フラグ初期値、優先比率(カウント値)が設定される(ステップ191)。次に、優先フラグ生成部は、優先フラグ側、即ちその時に優先しているレベル(上位側レベル又は下位側レベル)について要求受付があるか否かを判断し(ステップ192)、要求受付がある場合に要求が競合しているか否かを判断する(ステップ193)。次に、優先フラグ生成部は、競合している場合に、優先フラグ側のカウント値をダウンカウントする(ステップ194)。
次に、優先フラグ生成部は、カウント値がゼロ「0」か否か、即ち設定された数の要求を受け付けたか否かを判断し(ステップ195)、カウント値が「0」の場合に優先フラグ側の優先比率、即ちカウント値を再設定する(ステップ196)。次に、優先フラグ生成部は優先フラグを反転する、即ち優先するレベルを切り換えるように優先フラグを変更する(ステップ197)。そして、1回のサービスについての全ての処理が終了したか否かを判断し(ステップ198)、処理終了によりステップ182に戻って次の要求を待つ。
従って、図13に示す処理を記述したプログラムを記憶し、そのプログラムを実行する処理部によりレベル内調停部を構成することもできる。同様に、図14に示す処理を記述したプログラムを記憶し、そのプログラムを実行する処理部により優先フラグ生成部を生成することもできる。
次に、処理装置12の作用を説明する。
例えば、図4に示すように、処理部21a,21bは要求信号R1a,R1bを出力する。また、処理部22aは要求信号R2a0,R2a1を出力し、処理部22bは要求信号R2bを出力する。
調停部26bは、スレーブインタフェース81a〜81cにより要求信号R2a0,R2a1,R2bを受け取る。調停部26bは、スレーブインタフェース81bにて受け取る要求信号R2a0に基づいて、マスタインタフェース80aから要求信号RA0を出力する。そして、調停部26bは、スレーブインタフェース81b、81cにて受け取る要求信号R2a1,R2bを設定に従って調停し、調停結果に基づいてマスタインタフェース80bから要求信号RA1を出力する。要求信号RA1は、要求信号R2a1と要求信号R2bのうちの何れかである。
調停部26aは、スレーブインタフェース71a,71bにより要求信号R1a,R1bを受け取り、スレーブインタフェース72a,72bにより調停部26bが出力する要求信号RA0,RA1を受け取る。調停部26aは、各要求信号R1a,R1b,RA0,RA1を設定に従って調停し、調停結果に基づいてマスタインタフェース70から要求信号を出力する。
例えば、調停部26aにおける設定は、スレーブインタフェース71aにて受け取る要求信号の優先度が最も高い。また、スレーブインタフェース72aにて受け取る要求信号をスレーブインタフェース72bにて受け取る要求信号よりも優先する。そして、スレーブインタフェース71bにて受け取る要求信号を、スレーブインタフェース72a,72bにて受け取る要求信号よりも高い優先度とする。したがって、各要求信号R1a,R1b,RA0,RA1における優先度は、
R1a>R1b>RA0(R2a0)>RA1(R2a1 or R2b)
となる。
そして、スレーブインタフェース71bにて受け取る要求信号の優先度の設定を変更することにより、各要求信号R1a,R1b,RA0,RA1の優先度は、
R1a>RA0(R2a0)>R1b>RA1(R2a1 or R2b)
または、
R1a>RA0(R2a0)>RA1(R2a1 or R2b)>R1b
とすることが可能となる。
図3に示すように、調停回路26は調停部26a〜26eを有している。処理装置12の各処理部21a〜25cは、動作頻度に応じて調停部26a〜26eの何れかに接続されている。処理部22a〜25cと比べて動作頻度の高い処理部21a〜21fは調停部26aに直接的に接続されている。処理部22a〜25cは、同時動作又は排他的な動作に応じて、調停部26b〜26eに接続されている。そして、調停部26b〜26eは調停部26aに接続されている。
CPU29は、撮影装置の動作モードにしたがって、その時々の動作において不要な処理部に対するクロック信号を停止する。例えば、図4に示すように、クロック制御部28bから出力されるクロック信号CK2は、クロックバッファ32bを介して処理部22a,22bに供給される。さらに、クロック信号CK2は、クロックバッファ32bを介して調停部26bと、調停部26aのスレーブインタフェース72a,72bに供給される。CPU29は、クロック制御部28bのレジスタ61に設定値を格納し、その設定値にしたがってオフするスイッチ62によりクロック信号CK2の出力が停止される。したがって、クロック信号CK2に基づいて動作する処理部22a,22b、調停部26b、調停部26aのスレーブインタフェース72a,72b、及びクロック信号CK2を供給する経路に配設されたクロックバッファ32bは動作を停止する。このことは、処理装置12ひいては撮影装置における消費電力を少なくする。
また、図4に示すように、処理部21aは、レジスタ41aの設定値に応じてオンオフするスイッチ42aを有している。同様に、処理部21bは、レジスタ41bによりオンオフするスイッチ42bを有している。したがって、レジスタ41a,41bに対する設定値により、処理部21a,21bそれぞれを停止させることが可能となる。同様に、処理部22aは、レジスタ51aの設定値に応じてオンオフするスイッチ52aを有し、処理部22bは、レジスタ51bによりオンオフするスイッチ52bを有している。したがって、レジスタ51a,51bに対する設定値により、処理部22a,22bそれぞれを停止させることが可能となる。なお、図3に示す処理部21c〜21f,23a〜25cについても同様である。このため、動作に対する要否に応じて各処理部21a〜25cを停止させることが可能となる。このことは、処理装置12ひいては撮影装置における消費電力を少なくする。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)クロック制御部28bから出力されるクロック信号CK2は、処理部22a,22bに供給される。CPU29は、クロック制御部28bのレジスタ61に設定値を格納し、その設定値にしたがってオフするスイッチ62によりクロック信号CK2の出力が停止される。したがって、クロック信号CK2に基づいて動作する処理部22a,22bは動作を停止する。このように、撮影装置(処理装置12)の動作状態に応じてクロック信号を停止することで、処理装置12ひいては撮影装置における消費電力を、全てのクロック信号を供給する場合と比べ低減することができる。
(2)各処理部21a,21b,22a,22bは、レジスタ41a,41b,51a,51bの設定値に応じてオンオフするスイッチ42a,42b,52a,52bを有している。したがって、各レジスタ41a〜51bに対して個々に設定値を設定することにより、各処理部21a〜22bを個々に停止させることができる。このため、複数の処理部22a,22bが接続された調停部26bを動作させるときでも、処理部22a,22bのそれぞれを処理に応じて停止させることで、処理装置12における消費電力を低減することができる。
(3)調停部26bは、調停機能部82により調停した要求信号におけるマスタ番号を、マスタインタフェース80a,80bのインタフェース番号に変換する変換部84を有し、変換後のインタフェース番号のマスタインタフェースから要求信号が出力される。調停部26aは、調停部26bのマスタインタフェース80a,80bと接続されたスレーブインタフェース72a,72bから受け取る要求信号を、それぞれのスレーブインタフェース72a,72bに応じた優先度(優先順位レベル)に従って調停する。したがって、変換部84における変換のための情報を変更することで、要求信号を供給するスレーブインタフェース72a,72bを変更することができる。この結果、要求信号に対する優先順位を容易に変更することができる。これにより、停止した処理部22a〜25c,調停部26b〜26eに応じて、そのときの処理に必要な処理部の優先度を変更することで、効率的な処理が可能となる。
尚、上記各実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・各調停部が有するマスタインタフェースの数を適宜変更してもよい。
例えば、図15に示すように、調停回路200は複数(図15において2つ)の調停部201a,201bを有している。調停部201aは1つのマスタインタフェース211と複数(図15において3つ)のスレーブインタフェース212a,212b,213を有している。調停部201bは1つのマスタインタフェース221と複数(図15において3つ)のスレーブインタフェース222a〜222cを有している。
調停部201aと処理部231a,231bは、クロック制御部28aから出力されるクロック信号CK1に基づいて動作する。調停部201bと処理部241a〜241c、及び調停部201aのスレーブインタフェース213は、クロック制御部28bから出力されるクロック信号CK2に基づいて動作する。
調停部201bは、スレーブインタフェース222a〜222cにより処理部241a〜241cから出力される要求信号W1a〜W1cを受け取る。そして、調停部201bは、それらの要求信号W1a〜W1cを設定に応じて調停し、調停結果に応じた要求信号WAをマスタインタフェース221から出力する。要求信号WAは、要求信号W1a〜W1cのうちの何れか1つの要求信号である。
調停部201aは、スレーブインタフェース212a,212bにより処理部231a,231bから出力される要求信号W0a,W0bと、スレーブインタフェース213により調停部201bから出力される要求信号WAを受け取り、それらの要求信号W0a,W0b,WAを設定に応じて調停し、調停結果に応じた要求信号をマスタインタフェース211から出力する。
このように構成された調停回路200の調停部201aにおいて、設定に応じて各要求信号W0a,W0b,WAの優先度を、
W0a>W0b>WA(W1a or W1b or W1c)
または、
W0a>WA(W1a or W1b or W1c)>W0b
とすることができる。
また、図16に示すように、調停回路250は複数(図16において2つ)の調停部251a,251bを有している。調停部251aは2つのマスタインタフェース261a,261bと複数(図16において4つ)のスレーブインタフェース262a,262b,263a,263bを有している。マスタインタフェース261aはメモリコントローラ27aを介してメモリ14aに接続され、マスタインタフェース261bはメモリコントローラ27bを介してメモリ14bに接続されている。つまり、この調停部251aは、2つのバススレーブに接続されている。調停部251bは2つのマスタインタフェース271a,271bと複数(図16において3つ)のスレーブインタフェース272a〜272cを有している。
調停部251aと処理部231a,231bは、クロック制御部28aから出力されるクロック信号CK1に基づいて動作する。調停部251bと処理部241a〜241c、及び調停部251aのスレーブインタフェース263a,263bは、クロック制御部28bから出力されるクロック信号CK2に基づいて動作する。
調停部251bは、スレーブインタフェース272a〜272cにより処理部241a〜241cから出力される要求信号W1a〜W1cを受け取る。そして、調停部251bは、それらの要求信号W1a〜W1cを設定に応じて調停し、調停結果に応じた要求信号WA0,WA1をマスタインタフェース271a,271bから出力する。例えば、調停部251bは、要求信号W1aに基づいて要求信号WA0を出力し、要求信号W1b,W1cを調停した結果に応じて要求信号WA1を出力する。
調停部251aは、スレーブインタフェース262a,262bにより処理部231a,231bから出力される要求信号W0a,W0bと、スレーブインタフェース263a,263bにより調停部251bから出力される要求信号WA0,WA1を受け取り、それらの要求信号W0a,W0b,WA0,WA1を設定に応じて調停し、調停結果に応じた要求信号をマスタインタフェース261a,261bから出力する。例えば、調停部251aは、要求信号W0aと要求信号WA0を調停した結果に応じた要求信号をマスタインタフェース261aから出力する。また、調停部251aは、要求信号W0bと要求信号WA1を調停した結果に応じた要求信号をマスタインタフェース261bから出力する。
このような調停回路250により、処理部231aと処理部241aはメモリ14aをアクセスし、処理部231bと処理部241b,241cはメモリ14bをアクセスする。なお、処理部231aと処理部241aがメモリ14bをアクセスし、処理部231bと処理部241b,241cがメモリ14aをアクセスするように設定することもできる。このように、転送チャネルにおけるバスマスタとバススレーブを容易に設定することができる。
・調停部における処理を適宜変更してもよい。
例えば、図17に示すように、調停部301aはスレーブインタフェース71a,71b,72a,72b、調停機能部311、CPUインタフェース77を有している。スレーブインタフェース71a,71bは、例えば図5に示す調停部26aと同様に、図3に示す処理部21a,21bに接続されている。スレーブインタフェース72a,72bは、調停部301bのマスタインタフェース80a,80bに接続されている。なお、図17において、調停部301aにおけるマスタインタフェースは省略されている。
調停部301bは、マスタインタフェース80a,80b、スレーブインタフェース81a〜81c、調停機能部321、インタフェース選択部322を有している。インタフェース選択部322は、変換部323、切替部85、CPUインタフェース86を有している。CPU29は、調停部301bにおける優先度(優先順位レベル)に対するしきい値を変換部323に設定する。
調停機能部321は、スレーブインタフェース81a〜81cにより受け付けた要求信号を、それぞれの要求信号を出力する処理部に対して設定された優先度(優先順位レベル)にしたがって調停し、調停結果に基づいて、要求信号と優先順位レベルを出力する。
変換部323は、設定されたしきい値と優先順位レベルを比較し、比較結果に応じてインタフェース番号を設定する。例えば、変換部323は、しきい値以上の優先順位レベルをマスタインタフェース80aのインタフェース番号に変換し、しきい値より低い優先順位レベルをマスタインタフェース80bのインタフェース番号に変換する。切替部85は、インタフェース番号に応じて要求信号をマスタインタフェース80a,80bに供給する。
例えば、スレーブインタフェース81aにより受け付ける要求信号R1aの優先度を最上位(優先順位レベル=0)とする。スレーブインタフェース81bにより受け付ける要求信号R1bの優先度を中位(優先順位レベル=1)とする。スレーブインタフェース81cにより受け付ける要求信号R1cの優先度を最下位(優先順位レベル=2)とする。そして、優先順位レベルのしきい値を「0」とする。この場合、変換部323は、「0」の優先順位レベルをマスタインタフェース80aのインタフェース番号に変換し、「1」,「2」の優先順位レベルをマスタインタフェース80bのインタフェース番号に変換する。これにより、要求信号R1aはマスタインタフェース80aから出力され、要求信号R1b,R1cはマスタインタフェース80bから出力される。
調停部301aの調停機能部311は、スレーブインタフェース71a,71bにて受け付けた要求信号R0a,R0bと、スレーブインタフェース72a,72bにより受け付けた要求信号RA0,RA1を、設定に従って調停し、調停結果に応じた要求信号を出力する。なお、上記のようにしきい値(=0)を設定した場合、要求信号RA0は要求信号R1aであり、要求信号RA1は要求信号R1bと要求信号R1cの何れか1つの要求信号である。
調停機能部311における優先度を、
R0a>R0b>RA0(R1a)>RA1(R1b or R1c)
とする。この優先度は、CPU29の設定により、
R0a>RA0(R1a)>R0b>RA1(R1b or R1c)
R0a>RA0(R1a)>RA1(R1b or R1c)>R0b
のように変更することができる。
また、調停機能部311は、スレーブインタフェース72a,72bのキューの状態を監視し、その監視結果に応じて変換部323における優先順位レベルのしきい値を変更する。上記したように、しきい値を「0」とした場合、要求信号R1a(要求信号RA0)がマスタインタフェース80aから出力され、スレーブインタフェース72aのキューに入力される。また、要求信号R1bと要求信号R1c(要求信号RA1)がマスタインタフェース80bから出力され、スレーブインタフェース72bのキューに入力される。調停機能部311は、スレーブインタフェース72a,72bのキューに格納された要求信号を順次選択する。
例えば、所定の時間に互いに同数の要求信号R1a〜R1cがそれぞれの処理部から発行されると、スレーブインタフェース72bのキューに蓄えられた要求信号の数は、スレーブインタフェース72aのキューに蓄えられた要求信号の数の2倍となる。このキューの状態に基づいて、調停機能部311は、変換部323のしきい値を例えば「1」に変更する。すると、変換部323は、「0」,「1」の優先順位レベルをマスタインタフェース80aのインタフェース番号に変換し、「2」の優先順位レベルをマスタインタフェース80bのインタフェース番号に変換する。これにより、要求信号R1a.R1bはマスタインタフェース80aから出力され、要求信号R1cはマスタインタフェース80bから出力される。
調停部301bのマスタインタフェース80aから出力される要求信号RA0(R1a or R1b)は、スレーブインタフェース72aのキューに入力される。また、マスタインタフェース80bから出力される要求信号RA1(R1c)は、スレーブインタフェース72bのキューに入力される。調停機能部311は、スレーブインタフェース72aにより受け付けた要求信号RA0(R1a or R1b)を、スレーブインタフェース72bにより受け付けた要求信号RA1(R1c)よりも優先する。したがって、各要求信号R1a〜R1cに対する優先比率は、変換部323のしきい値により変更される。このように、各要求信号R1a〜R1cにおける優先比率を容易に変更することができる。
また、各スレーブインタフェース72a,72bのキューに蓄えられる要求信号の数が、変換部323に設定するしきい値に応じて変化する。このため、調停部301bに接続される処理部から出力される要求信号に対して受付信号を出力するまでに要する時間を短くすることができる。これにより、クロック信号の供給・停止を行う場合、要求信号の受け付けを保留してから、既に受け付けた要求信号に対する処理が終了するまでの時間が短くなる。このため、調停部301b及び調停部201bに接続された処理部に対するクロック信号CK2の供給・停止にかかる時間を短くすることができる。
・上記実施形態では、クロック制御部28b〜28eについてクロック信号CK2〜CK5の出力を停止するようにしたが、レジスタの設定に応じて発振周波数を変更する(低くする)ようにしてもよい。
なお、クロック信号を停止するクロック制御部とクロック信号の周波数を変更するクロック制御部を含む処理装置としてもよい。例えば、図3において、クロック制御部28bは制御情報に応じてクロック信号CK2を停止し、クロック制御部28cはクロック信号CK3の周波数を変更する。
・上記実施形態におけるクロック制御回路について、発振周波数を分周する分周回路を有し、レジスタの設定に応じて分周比を変更するようにしてもよい。撮影装置の動作に応じて使用しない処理部に供給するクロック信号の周波数を、使用する場合の周波数よりも低くすることで、各処理部における消費電力を低減し、ひいては撮像装置の消費電力を低減することができる。
・上記実施形態において、図3に示す処理部21a〜25cの数、各処理部21a〜25cにおける処理の内容、処理部21a〜25cと調停部26a〜26eの接続関係は一例であり、適宜変更してもよい。例えば、外部接続ためのインタフェース(例えばHDMI:High-Definition Multimedia Interface)を処理部として例えば図3に示す調停部26dに接続してもよい。
・図3に示す処理部21a〜21fから出力される要求信号を調停する調停部を含み、調停部26aはその調停部から出力される要求信号と調停部26b〜26eから出力される要求信号を調停した結果に応じた要求信号を出力するようにしてもよい。
・CPU29は、クロック信号の供給を停止するクロック制御部のレジスタに対して設定値を格納したが、制御情報として制御信号(例えばイネーブル信号)を出力するようにしてもよい。例えば、各クロック制御部28b〜28eは、第1のレベル(例えばHレベル)の制御信号に応答してクロック信号を出力し、第2のレベル(例えばLレベル)の制御信号に応答してクロック信号の出力を停止する。クロック信号の出力・停止は、上記実施形態と同様に、制御信号に応答してオンオフするスイッチにより行うことができる。
なお、図5に示す処理部22a,22bに対しても同様に、CPU29から処理部22a,22bのそれぞれに対して出力される制御信号により動作・停止するようにしてもよい。なお、CPU29から出力される制御情報に基づいて各処理部22a,22bに応じた制御信号を出力するデコーダ等の回路を用いてもよい。なお、処理部22a,22bについて説明したが、図3に示す処理部23a〜25cについても同様である。
・上記実施形態において、調停部26aからCPU29に対する構成変更可能である旨の通知は、割り込み信号に限られず、CPU29が受け取る信号やコマンド、レジスタに格納した値、等により通知するようにしてもよい。
CK1〜CK5 クロック信号
12 処理装置
21a〜25c 処理部
26 調停回路
26a〜26e 調停部
28a〜28e クロック制御部

Claims (9)

  1. 複数の処理部を含む処理装置であって、
    前記複数の処理部からそれぞれ出力される要求信号を調停し、調停結果に応じた1つの第1調停信号を出力する複数の第1の調停部と、
    前記複数の第1の調停部からそれぞれ出力される複数の前記第1調停信号を調停し、調停結果に応じた第2調停信号を出力する第2の調停部と、
    前記各第1の調停部及び前記各第1の調停部にそれぞれ接続された前記各処理部に供給するクロック信号を、前記第1の調停部毎に制御する複数のクロック制御部と、
    前記処理装置の動作状態に応じて前記複数の処理部の動作の要否を判定し、判定結果に応じた制御情報を出力する制御部と、
    を有し、
    前記複数のクロック制御部は、前記制御情報に応じて前記クロック信号を供給又は停止し、あるいは前記制御情報に応じて前記クロック信号の周波数を変更し、
    前記制御部は、前記処理装置の動作状態に応じて前記第2の調停部に対して構成の変更を指示し、
    前記第2の調停部は前記変更の指示に応じて、前記要求信号及び前記第1調停信号の受け付けを保留し、前記保留より前に受け付けた前記要求信号あるいは前記第1調停信号に対するデータ転送が終了した後に構成の変更が可能であることを示す構成変更可能信号を出力し、
    前記制御部は、前記構成変更可能信号を受けて前記制御情報を出力し、
    前記第2の調停部は、前記制御情報に応じて構成を変更した後、前記要求信号及び前記第1調停信号の受け付けを再開すること、
    を特徴とする処理装置。
  2. 前記第2の調停部は、前記複数の処理部のうちの少なくとも1つの処理部が接続され、該処理部から出力される要求信号と、前記複数の第1調停信号を調停して前記第2調停信号を出力すること、を特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記複数の処理部は、それぞれの処理又は動作頻度に基づいて前記複数の第1の調停部と前記第2の調停部の何れか一つの調停部に接続されること、を特徴とする請求項1または2に記載の処理装置。
  4. 複数の処理部を含む処理装置であって、
    前記複数の処理部からそれぞれ出力される要求信号を調停し、調停結果に応じた1つの第1調停信号を出力する複数の第1の調停部と、
    前記複数の第1の調停部からそれぞれ出力される複数の前記第1調停信号を調停し、調停結果に応じた第2調停信号を出力する第2の調停部と、
    前記各第1の調停部及び前記各第1の調停部にそれぞれ接続された前記各処理部に供給するクロック信号を、前記第1の調停部毎に制御する複数のクロック制御部と、
    前記処理装置の動作状態に応じて前記複数の処理部の動作の要否を判定し、判定結果に応じた制御情報を出力する制御部と、
    を有し、
    前記複数のクロック制御部は、前記制御情報に応じて前記クロック信号を供給又は停止し、あるいは前記制御情報に応じて前記クロック信号の周波数を変更し、
    前記各第1の調停部は、
    前記第2の調停部に接続される複数のマスタインタフェースと、
    前記第1調停信号を出力するとともに、前記第1調停信号に対応する前記要求信号を出力した前記処理部を示すマスタ番号を出力する調停機能部と、
    前記マスタ番号に基づいて前記複数のマスタインタフェースのうちの1つのマスタインタフェースに前記第1調停信号を出力するインタフェース選択部と、
    を有すること、
    を特徴とする処理装置。
  5. 複数の処理部を含む処理装置であって、
    前記複数の処理部からそれぞれ出力される要求信号を調停し、調停結果に応じた1つの第1調停信号を出力する複数の第1の調停部と、
    前記複数の第1の調停部からそれぞれ出力される複数の前記第1調停信号を調停し、調停結果に応じた第2調停信号を出力する第2の調停部と、
    前記各第1の調停部及び前記各第1の調停部にそれぞれ接続された前記各処理部に供給するクロック信号を、前記第1の調停部毎に制御する複数のクロック制御部と、
    前記処理装置の動作状態に応じて前記複数の処理部の動作の要否を判定し、判定結果に応じた制御情報を出力する制御部と、
    を有し、
    前記複数のクロック制御部は、前記制御情報に応じて前記クロック信号を供給又は停止し、あるいは前記制御情報に応じて前記クロック信号の周波数を変更し、
    前記各第1の調停部は、
    前記第2の調停部に接続される複数のマスタインタフェースと、
    優先順位に従って前記第1調停信号を出力するとともに、前記優先順位を出力する調停機能部と、
    前記優先順位に基づいて前記複数のマスタインタフェースのうちの1つのマスタインタフェースに前記第1調停信号を出力するインタフェース選択部と、
    を有すること、を特徴とする処理装置。
  6. 前記第2の調停部は、
    前記複数のマスタインタフェースに接続される複数のスレーブインタフェースと、
    前記複数のスレーブインタフェースにより受け付けた前記第1調停信号を優先順位にしたがって調停する調停機能部と、
    を有し、
    前記スレーブインタフェースのキューに蓄えられた前記第1調停信号の数に応じて前記優先順位を変更すること、
    を特徴とする請求項に記載の処理装置。
  7. バススレーブに対する処理部を含む処理装置であって、
    前記バススレーブに対する要求信号をそれぞれ出力する複数の処理部と、
    前記複数の要求信号を調停する調停回路と、
    を含み、
    前記調停回路は、前記複数の処理部から出力される要求信号を調停して第1調停信号を出力する第1の調停部と、前記複数の処理部から出力される要求信号と前記第1の調停部から出力される第1調停信号を調停して第2調停信号を出力する第2の調停部と、を含み、
    前記複数の処理部は、それぞれの処理又は動作頻度に応じて前記第1の調停部と前記第2の調停部の何れか一つに接続され、
    前記処理装置は、さらに、
    前記第1の調停部に接続された処理部と前記第1の調停部とに対する第1のクロック信号を生成する第1のクロック制御部と、
    動作状態に応じて前記複数の処理部の要否を判定し、判定結果に応じた制御情報を前記第1のクロック制御部に出力する制御部と、
    を有し、
    前記第1のクロック制御部は、前記制御情報に基づいて前記第1のクロック信号を供給又は停止し、あるいは前記制御情報に基づいて前記第1のクロック信号の周波数を変更し、
    前記制御部は、前記処理装置の動作状態に応じて前記第2の調停部に対して構成の変更を指示し、
    前記第2の調停部は前記変更の指示に応じて、前記要求信号及び前記第1調停信号の受け付けを保留し、前記保留より前に受け付けた前記要求信号あるいは前記第1調停信号に対するデータ転送が終了した後に構成の変更が可能であることを示す構成変更可能信号を出力し、
    前記制御部は、前記構成変更可能信号を受けて前記制御情報を出力し、
    前記第2の調停部は、前記制御情報に応じて構成を変更した後、前記要求信号及び前記第1調停信号の受け付けを再開すること、
    を特徴とする処理装置。
  8. 前記第2の調停部に接続された処理部と前記第2の調停部とに対する第2のクロック信号を生成する第2のクロック制御部を有することを特徴とする請求項に記載の処理装置。
  9. 複数の処理部を含む処理装置の制御方法であって、
    第1のクロック制御部により生成される第1のクロック信号により動作する複数の処理部から出力される要求信号を前記第1のクロック信号により動作する第1の調停部によって調停し、
    第2のクロック制御部により生成される第2のクロック信号により動作する複数の処理部から出力される要求信号と、前記第1の調停部における調停結果に応じた第1調停信号とを第2の調停部によって調停し、
    前記処理装置の動作状態に応じて前記複数の第1の調停部に接続された処理部の要否を判定し、判定結果に応じた制御情報に基づいて前記第1のクロック信号を供給又は停止し、あるいは判定結果に応じた制御情報に応じて前記第1のクロック信号の周波数を変更し、
    前記処理装置の動作状態に応じて前記第2の調停部に対して構成の変更を指示し、
    前記第2の調停部は前記変更の指示に応じて、前記要求信号及び前記第1調停信号の受け付けを保留し、前記保留より前に受け付けた前記要求信号あるいは前記第1調停信号に対するデータ転送が終了した後に構成の変更が可能であることを示す構成変更可能信号を出力し、
    前記構成変更可能信号を受けて前記制御情報を出力し、
    前記第2の調停部は、前記制御情報に応じて構成を変更した後、前記要求信号及び前記第1調停信号の受け付けを再開すること、
    を特徴とする処理装置の制御方法。
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