JP5125890B2 - 調停装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

調停装置及び電子機器に関するものである。
デジタルスチルカメラ等の電子機器は、データを処理する複数の異なる処理部を有している。また、電子機器は、データを処理するためのメモリを有している。各処理部は、メモリから必要なデータを読み出し、処理後のデータをメモリに書き込む。メモリに対するこれらのアクセスは、非同期に行われるため、メモリに対して各処理部からのアクセス要求が競合する場合がある。この競合を解決するため、複数の処理部とメモリとの間には、メモリに対するアクセスの要求を調停する調停装置が設けられている。
図9に示すように、調停装置101は、図示しない複数の処理部とメモリ102との間に接続されている。調停装置101は、第1調停機能部111、第2調停機能部112、バス制御部121を有している。
第1調停機能部111の選択部111a,111bは、それぞれ一定時間毎に選択する入力端子を順次変更し、選択した入力端子に入力される信号を出力する。同様に、第2調停機能部112の選択部112a,112bは、それぞれ一定時間毎に選択する入力端子を順次変更し、選択した入力端子に入力される信号を出力する。各選択部111a〜112bには、各処理部からそれぞれの処理に応じてメモリ102のアクセスが必要となった場合に出力する要求信号S101〜S107が入力される。バス制御部121は、第1調停機能部111及び第2調停機能部112から出力される要求信号に応答してメモリ102が接続された共有バスの使用権を要求元の処理部に与える。
第1調停機能部111及び第2調停機能部112は、それぞれの構成、即ち選択部111a,111b,112a,112bの接続に応じた優先度で要求信号S101〜S107のうちから選択した1つの要求信号を出力する。例えば、第1調停機能部111は、第1選択部111aに接続された2つの処理部のアクセス要求を同じ優先度で処理し、それらのアクセス要求よりも低い優先度で第2選択部111bに接続された2つの処理部のアクセス要求を処理する。
ところで、電子機器は、その時々の処理状態に応じて、動作する処理部や優先する処理部が変化する。例えば、デジタルスチルカメラは、画像データを記録する場合と、記録した画像データを処理する場合とで、動作する処理部が異なる。しかし、上記の調停装置101は、処理部の接続が固定であり、各処理部にはそれぞれ調停機能部111,112の構成に応じた時間、要求が有効となる。詳しくは、第1選択部111aは、入力される2つの要求信号S101,S102を同じ優先度にて処理するが、一方の処理部が動作しない場合であっても、入力端子を選択する時間は変化しない。つまり、動作しない処理部に対して資源が割り当てられているため、有限な資源を効率よく使用することができない。
上記の問題点に対し、調停機能部111,112に接続する処理部を変更する、即ち要求信号を入力する端子の割当てを変更することが考えられる。例えば、特許文献1に開示されたデータ処理システムは、グループ設定部のグループ設定レジスタに記憶されたグループ値に応じてバス使用要求信号選択部がモジュールからの要求信号を複数のグループ内調停部のうちの1つに割り当てる。各グループ内調停部は、ラウンドロビンテーブルを有し、テーブルの内容に従って入力される複数の要求信号のうちの1つを出力する。グループ間調停部は、複数のグループ内調停部から出力される要求信号を、内蔵テーブルに格納された固定優先調停を行うため調停内容に従って調停し、調停後の要求信号を出力する。また、特許文献1には、グループ間調停部において固定優先調停とラウンドロビン調停との何れか一方を設定可能に構成されたデータ処理システムが開示されている。
特開2003−271545号公報
しかしながら、上記のデータ処理システムでは、グループ間調停部が固定優先調停に設定されている場合に優先順位の高い要求が常に選択されてしまい、優先順位の比較的に低い要求がいつまでも受け付けられない場合がある。更に、グループ間調停部がラウンドロビン調停に設定されている場合、各グループ間の要求が平均化されてしまうことにより優先順位の高い要求が受け付けられる確率が低くなる場合がある。
調停装置及び電子機器で、一定期間において、優先度の低い要求を受け付けることができるようにすることを目的とする。
この調停装置は、複数のアクセス要求信号の内のいずれか一つに対応する第1調停信号を第1の優先度に基づいて出力し、前記第1調停信号を出力するときは第1電位となり、前記第1調停信号を出力しないときは第2電位となる第1有効信号を出力する第1調停部と、前記複数のアクセス要求信号の内のいずれか一つに対応する第2調停信号を第2の優先度に基づいて出力し、前記第2調停信号を出力するときは前記第1電位となり、前記第2調停信号を出力しないときは前記第2電位となる第2有効信号を出力する第2調停部と、前記第1調停信号及び前記第2調停信号が入力され、前記第1調停信号及び第2調停信号の内のいずれか一つを選択して出力するとともに、前記第1調停信号を選択したことを示す第1イネーブル信号又は前記第2調停信号を選択したことを示す第2イネーブル信号を出力する確定部と、前記第1イネーブル信号をカウントする第1カウンタ及び前記第2イネーブル信号をカウントする第2カウンタを有し、前記第1カウンタ及び前記第2カウンタの出力に基づいて第1優先フラグを出力する第1優先フラグ生成部と、前記第1有効信号及び前記第2有効信号及び前記第1優先フラグが入力され、前記第1優先フラグが第1状態のときに前記第1有効信号を出力し、前記第1優先フラグが第2状態で且つ前記第2有効信号が前記第1電位のときに前記第2電位を出力し、前記第1優先フラグが第2状態で且つ前記第2有効信号が前記第2電位で且つ前記第1有効信号が前記第1電位のときに前記第1電位を出力する第1レベル間調停部とを備え、前記確定部は、前記第1レベル間調停部の出力に基づいて、前記第1調停信号及び前記第2調停信号の内のいずれか一つを選択して出力する
開示の調停装置及び電子機器は、一定期間において、例えば、優先度の高い要求が連続している場合であっても、優先度の低い要求を受け付けることができる。
以下、一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1は、電子機器の概略構成図である。電子機器は例えばデジタルスチルカメラであり、取得部としての撮像部11、処理装置12、表示部としての表示器13、メモリ14を有する。撮像部11はCCDやCMOSイメージセンサ等の撮像素子を含み、撮像素子に入射する光を電気信号に変換して1フレーム分の画像データを生成し、その画像データを処理装置12に出力する。
処理装置12は、撮像部11から出力される画像データを処理し、処理後のデータをメモリ14に格納する。メモリ14は例えばシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)である。また、処理装置12は複数の処理部を有し、メモリ14から読み出したデータを処理し、処理後のデータをメモリ14に格納する。更に、処理装置12は、メモリ14に格納されたデータを表示器13に出力する。表示器13は、LCDやELディスプレイ等であり、処理装置12から出力されるデータに基づく画像を表示する。尚、表示器13は、紙等の媒体に画像を表示する所謂印刷装置や、壁面等に画像を表示する所謂プロジェクタなどであってもよい。
処理装置12は、複数の処理部21〜28を有する。各処理部21〜28の一例を説明する。第1処理部21はプリプロセス(前処理)であり、撮像部11から出力される画像データに対しホワイトバランス等の前処理を行い、処理後のデータをメモリ14に格納する。第2処理部22は補正部であり、メモリ14から読み出したデータに対してγ補正等の補正処理を行い、補正後のデータをメモリ14に格納する。第3処理部23はカラープロセスであり、メモリ14から読み出したデータに対して色空間変換処理を行い、処理後のデータをメモリ14に格納する。第4処理部24はノイズ除去部であり、メモリ14から読み出したデータに対して所定の処理を行ってノイズを除去し、処理後のデータをメモリ14に格納する。第5処理部25は解像度変換部であり、メモリ14から読み出したデータに対して、画素データの間引き、データ補間などの処理を行い、処理後のデータをメモリ14に格納する。第6処理部26は圧縮伸張部であり、所定の方式(例えばJPEG方式)によりメモリ14から読み出したデータに対して符号・復号(圧縮・伸長)処理を行い、処理後のデータをメモリ14に格納する。第7処理部27は画像効果処理部であり、メモリ14から読み出したデータに対して輪郭強調等の処理を行い、処理後のデータをメモリ14に格納する。第8処理部28は表示部であり、メモリ14から読み出したデータを表示のためのデータに変換し、変換後のデータを表示器13に出力する。
即ち、第1〜第7処理部21〜27はメモリ14にデータを格納する。従って、第1〜第7処理部21〜27はメモリ14にデータを書き込むためにバスを使用する要求信号W0〜W6をそれぞれ出力する。また、第2〜第8処理部22〜28はメモリ14からデータを読み出す。従って、第2〜第8処理部22〜28は、メモリ14にデータを書き込むためにバスを使用する要求信号R1〜R7をそれぞれ出力する。
従って、第1〜第8処理部21〜28は、それぞれメモリ14との間でチャネル(DMAチャネル)を形成し、そのチャネルを介してメモリ14をアクセスし、データを転送する。複数の処理部21〜28に対し、メモリ14は1つであり、チャネルは1つのみ形成される。また、各処理部21〜28は、非同期、即ち個々の処理部が独立してメモリ14をアクセスしようとする。従って、複数の処理部が同時にチャネルを形成しようとする、即ちバス使用権を獲得するための要求信号が競合する。各処理部21〜28に接続された調停回路31は、各処理部21〜28からの要求信号W0〜W6,R1〜R7を調停する。
調停回路31は、複数(本実施形態では4)の調停機能部31a〜31dを含む。第1調停機能部31a及び第2調停機能部31bは書き込みのための要求信号W0〜W6を調停するためのものであり、第3調停機能部31c及び第4調停機能部31dは読み出しのための要求信号R1〜R7を調停するためのものである。
このように、2つの書き込み用の調停機能部31a,31bと2つの読み出し用の調停機能部31c,31dを有することは、リソース、即ちデータを転送するバスを有効に活用するためのものである。例えば、第2処理部(補正部)22がメモリ14から読み出したデータを処理している間、バスをその他の処理部が読み出し又は書き込みを行うことができる。また、メモリ14に対するアクセスに要する時間と、処理部にてデータを入出力するために要する時間とに差がある、即ちアクセス速度に差があるため、1つの処理部がアクセスしている間に次のアクセスのための要求信号を受け付けてメモリ14からバッファに読み出すことで、連続的なアクセスが可能となる。
第1調停機能部31aには、複数(本実施形態では7)の書込要求信号W0〜W6、即ち、処理部21〜27から出力される全ての書込要求信号W0〜W6が入力される。調停機能部31aには複数の優先レベルが設定され、各優先レベルには少なくとも1つのチャネル番号が設定されている。チャネル番号は、調停機能部31aに入力される要求信号に対して設定されている。本実施形態において、調停機能部31aには3つの優先レベルが設定され、各優先レベルには要求信号W0〜W6のうちの少なくとも1つに応じたチャネル番号が設定されている。このチャネル番号は信号選択情報として設定される。
調停機能部31aは、各優先レベル内において、設定されたチャネル番号について競合する要求をラウンドロビン方式により調停する。更に、調停機能部31aは、各設定レベルにおいて選択したチャネル番号について競合する要求を調停する。調停機能部31aには、このレベル間調停において、各レベルにはそれぞれ選択回数が設定されている。各レベルの選択回数は、例えば各レベルの優先度に応じて、それぞれのレベルよりも優先度が高いレベルに設定された選択回数より少ない選択回数が設定されている。
調停機能部31aは、上位レベル、即ち優先度の高いレベルに設定されたチャネル番号を順次選択する。そして、調停機能部31aは、各レベルに設定された回数のチャネル番号を選択すると、そのレベルよりも下位、即ち低いレベルに設定されたチャネル番号を、そのレベルに設定された回数選択する。即ち、調停機能部31aは、各優先レベルに設定された選択回数の比率に応じて、各優先レベルのチャネル番号即ち要求信号を選択する。従って、調停機能部31aは、優先レベルの高い要求信号が多い場合であっても、所定の割合で優先レベルの低い要求信号を選択する。これにより、低い優先レベルの要求信号を確実に選択してその要求信号を出力する処理部がメモリ14をアクセスする権利、即ちメモリ14が接続された共有バスの使用権を獲得することができる。
同様に、第2調停機能部31bには、複数(本実施形態では7)の書込要求信号W0〜W6、即ち、処理部21〜27から出力される全ての書込要求信号W0〜W6が入力される。そして、第2調停機能部31bは、3つの優先レベルが設定され、各優先レベルには要求信号W0〜W6のうちの少なくとも1つに応じたチャネル番号が設定されている。更に、第2調停機能部31bは、各優先レベルに設定された選択回数の比率に応じて、各優先レベルのチャネル番号即ち要求信号を選択する。
第3調停機能部31cには、複数(本実施形態では7)の読出要求信号R1〜R7、即ち、処理部22〜28から出力される全ての読出要求信号R1〜R7が入力される。そして、第3調停機能部31cは、3つの優先レベルが設定され、各優先レベルには要求信号R1〜R7のうちの少なくとも1つに応じたチャネル番号が設定されている。更に、第3調停機能部31cは、各優先レベルに設定された選択回数の比率に応じて、各優先レベルのチャネル番号即ち要求信号を選択する。
同様に、第4調停機能部31dには、複数(本実施形態では7)の読出要求信号R1〜R7、即ち、処理部22〜28から出力される全ての読出要求信号R1〜R7が入力される。そして、第4調停機能部31dは、3つの優先レベルが設定され、各優先レベルには要求信号R1〜R7のうちの少なくとも1つに応じたチャネル番号が設定されている。更に、第4調停機能部31dは、各優先レベルに設定された選択回数の比率に応じて、各優先レベルのチャネル番号即ち要求信号を選択する。
各調停機能部31a〜31dから出力される要求信号は、メモリコントローラ33のアービタ(バス制御部)33aに入力される。また、このアービタ33aには、CPU35とDSP36とから要求信号が入力される。つまり、アービタ33aに対してCPU35及びDSP36も処理部として認識される。アービタ33aは、各要求信号を調停して1つの処理部に対してバス使用許可を与える。使用許可を受け取った処理部は、バス38及びメモリコントローラ33を介してメモリ14をアクセスする。
メモリコントローラ33は、書き込み用バッファと読み出し用バッファとを有し、各バッファを利用してメモリ14に対してデータの読出し、書き込みを行う。また、メモリコントローラ33は、処理部に応じてメモリ14をアクセスするためのアドレスを生成する機能を有している。例えば、処理部25が実行する解像度変換処理は、メモリ14から読出したデータを処理し、処理後のデータをメモリ14に書き込む。従って、メモリコントローラ33は、データが存在する読出アドレスと、処理後のデータを書き込む書込アドレスを生成する。
CPU35は、図示しない操作部の操作に従って、各処理部の動作を制御する。更に、CPU35は、その時の動作に応じた信号選択情報を調停機能部31a〜31dに書き込む。動作は、撮影動作、画像表示動作、データ変換を含む。この信号選択情報により、各処理部21〜28が出力する要求信号の優先度が設定される。即ち、処理装置12は、その時々の動作に応じて処理部21〜28の優先度を設定する。調停回路31の調停機能部31a〜31dは、それぞれに設定された信号選択情報に応じて要求信号を調停する。
次に、第1調停機能部31aの構成を説明する。
図2に示すように、調停機能部31aは、設定されたレベルに対応する複数(本実施形態では3つ)のレベル内調停部41a〜41cを有する。本実施形態において、第1レベル内調停部41aは1番目の優先度、即ち最も高い優先度に設定され、第2レベル内調停部41bは2番目の優先度に設定され、第3レベル内調停部41cは3番目の優先度、即ち最も低い優先度に設定されている。
各レベル内調停部41a〜41cには、それぞれ書込要求信号W0〜W6、即ち、処理部21〜27から出力される全ての書込要求信号W0〜W6が入力される。また、各レベル内調停部41a〜41cには、それぞれ第1イネーブル信号ENa1〜ENc1が入力される。第1イネーブル信号ENa1〜ENc1は、それぞれのレベル内調停部41a〜41cが出力したチャネル番号に対してバス使用権が確定したか否かを示す。各レベル内調停部41a〜41cは、第1イネーブル信号ENa1〜ENc1に基づいて、それぞれが出力したチャネル番号についてバス使用権が確定した場合に、所定の方式(本実施形態ではラウンドロビン方式)により優先度を変更する。
各レベル内調停部41a〜41cには、それぞれ信号選択情報が格納されている。信号選択情報は、少なくとも1つのチャネル番号を含む。また、信号選択情報は、それぞれのレベル内調停部41a〜41cにおいて、調停の優先度が設定されている。各レベル内調停部41a〜41cは、それぞれ設定されたチャネル番号に対応する書込要求信号の調停を行い、要求の有無を示す有効信号SE1〜SE3を生成する。そして、各レベル内調停部41a〜41cは、イネーブル信号(確定信号)に応答して調停結果に応じたチャネル番号を出力する。そして、各レベル内調停部41a〜41cは、上記の第1イネーブル信号ENa1〜ENc1に基づいて、各信号選択情報の優先度を変更する。
調停機能部31aは、設定されたレベルに対応する2つの優先フラグ生成部42a,42bを有している。各優先フラグ生成部42a,42bは、要求信号が競合する場合に、それぞれ対応するレベルの要求信号を優先するか、他のレベルの要求信号を優先するかを示す優先フラグを生成する。従って、最下位以外のレベルを優先しない場合、自動的に最下位のレベルの要求信号が選択されるため、最下位以外のレベルに対応して優先フラグ生成部が設けられている。
優先フラグ生成部42aには、第1イネーブル信号ENa1及び第2イネーブル信号ENa2が入力される。第1イネーブル信号ENa1は、優先フラグ生成部42aが対応するレベルの要求(信号、チャネル番号)についてバス使用権が確定したか否かを示す。第2イネーブル信号ENa2は、他のレベルの要求(信号、チャネル番号)についてバス使用権が確定したか否かを示す。即ち、優先フラグ生成部42aは、第1イネーブル信号ENa1により当該優先レベルのチャネル番号について使用権が確定したことを確認し、第2イネーブル信号ENa2により他のレベルのチャネル番号について使用権が確定したことを確認する。第1優先フラグ生成部42aは、最上位の優先レベルに対応する。従って、第1優先フラグ生成部42aは、自身のレベルに対応するチャネル番号についてバス使用権が確定したか、自身より低いレベルのチャネル番号についてバス使用権が確定したかを判断する。優先フラグ生成部42aは、カウント機能を有し、それぞれバス使用権が確定した回数をカウントする。そして、優先フラグ生成部42aは、それぞれのカウント値に基づいて、優先フラグSP1を生成する。
優先フラグSP1は、例えば2値の信号であり、第1の値(例えば「0」)の場合に、当該レベルのチャネル番号が優先であることを示し、第2の値(例えば「1」)の場合に、他のレベルのチャネル番号が優先であることを示す。
第2優先フラグ生成部42bには、第1優先フラグ生成部42aと同様に、第1イネーブル信号ENb1及び第2イネーブル信号ENb2が入力される。第1イネーブル信号ENb1は、優先フラグ生成部42bが対応するレベルの要求(信号、チャネル番号)についてバス使用権が確定したか否かを示す。第2イネーブル信号ENb2は、他のレベルの要求(信号、チャネル番号)についてバス使用権が確定したか否かを示す。第2優先フラグ生成部42bは、第1イネーブル信号ENb1及び第2イネーブル信号ENb2に基づいて、優先フラグSP2を生成する。
上記したように、第1優先フラグ生成部42aは、自身のレベル(最上位レベル)を優先するか、他のレベル即ち自身より下位のレベルを優先するかを示す優先フラグSP1を生成する。同様に、第2優先フラグ生成部42bは、自身のレベルを優先するか他のレベルを優先するかを示す優先フラグSP2を生成する。他のレベルについて、最上位のレベルについては、第1優先フラグ生成部42aに入力される第1イネーブル信号ENa1により示されている。従って、第2優先フラグ生成部42bは、自身のレベルを優先するか、自身より下位のレベルを優先するかを示す優先フラグSP2を生成する。
調停機能部31aは、設定されたレベルに対応する2つのレベル間調停部43a,43bを有している。
第1レベル間調停部43aには、第1レベル内調停部41aから出力される有効信号SE1と、第1優先フラグ生成部42aから出力される優先フラグSP1と、オア回路46の出力信号SE21が入力される。オア回路46には、第2レベル内調停部41bから出力される有効信号SE2と、第3レベル内調停部41cから出力される有効信号SE3が入力される。オア回路46は、両有効信号SE2,SE3を論理和演算して合成信号SE21を生成する。この合成信号SE21は、第2レベル内調停部41b及び第3レベル内調停部41cのうちの少なくとも一方について有効となる要求信号が入力されていることを示す。つまり、合成信号SE21は、レベル間調停部43aの設定レベルに対して、そのレベルよりも下位のレベルについて有効な要求信号があることを示す有効信号である。
第1レベル間調停部43aは、両有効信号SE1,SE2のうちの何れか一方が有効な要求があることを示す場合、その有効な要求があることを示す有効信号をレベル間調停信号SA1として出力する。また、第1レベル間調停部43aは、両有効信号SE1,SE2がともに有効な要求であることを示す、つまり有効信号SE1,SE2が競合している場合に、優先フラグSP1に従って何れか一方を選択し、その選択した有効信号をレベル間調停信号SA1として出力する。つまり、第1レベル間調停部43aは、優先フラグSP1に従って、自己のレベルを優先する場合には有効信号SE1を選択し、自己のレベルを優先しない、即ち他のレベルを優先する場合には有効信号SE2を選択する。
図3は、第1レベル間調停部43aの動作説明図である。同図において、「優先フラグ」は第1優先フラグ生成部42aから出力される優先フラグSP1を示し、「有効信号1」は第1レベル内調停部41aから出力される有効信号SE1を示し、「有効信号2」は第2レベル内調停部41bから出力される有効信号SE2を示す。「0」の「優先フラグ」は上位側レベルを優先することを示し、「1」の「優先フラグ」は下位側レベルを優先することを示す。「1」の「有効信号1」「有効信号2」は、設定されたDMAチャネルからの要求があることを示し、「0」は要求がないことを示す。
従って、「有効信号1」「有効信号2」がともに「1」の場合は、レベル間において要求が競合していることを示す。この場合、レベル間調停部43aは、選択結果に示すように、「0」の優先フラグに従って「有効信号1」を選択し、「1」の優先フラグに従って「」有効信号2」を選択する。
同様に、第2レベル間調停部43bには、第2レベル内調停部41bから出力される有効信号SE2と、第2優先フラグ生成部42bから出力される優先フラグSP2と、第3レベル内調停部41cから出力される有効信号SE3が入力される。第2レベル間調停部43bは、優先フラグSP2に従って、両有効信号SE2,SE3のうちの何れか一方を選択し、選択した有効信号をレベル間調停信号SA2として出力する。
各レベル間調停部43a,43bから出力されるレベル間調停信号SA1,SA2は、チャネル確定部44に入力される。このチャネル確定部44には、各レベル内調停部41a〜41cから出力されるチャネル番号SN1〜SN3が入力される。チャネル確定部44は、レベル間調停信号SA1,SA2に基づいて、各チャネル番号SN1〜SN3のうちの1つに対してバス使用権を確定し、確定したチャネル番号をインタフェース回路45に出力する。インタフェース回路45は、入力したチャネル番号を図1に示すメモリコントローラ33に出力する。
図4は、チャネル確定部44の動作説明図である。同図において、「レベル間調停信号1」は第1レベル間調停部43aから出力される調停信号SA1を示し、「レベル間調停信号2」は第2レベル間調停部43bから出力される調停信号SA2を示し、「有効信号3」は第3レベル内調停部41cから出力される有効信号SE3を示す。「1」の「レベル間調停信号」は対応する優先レベルのチャネル番号が有効、即ち要求があることを示す。
従って、上位レベル側の「レベル間調停信号」が「1」の場合に、その上位側レベルのチャネル番号に対してバスの使用権を確定する。そして、各「レベル間調停信号」が「0」の場合に、下位側レベル、即ち最下位レベルのチャネル番号に対してバスの使用権を確定する。
更に、チャネル確定部44は、各チャネル番号SN1〜SN3に対してバス使用権を確定したか否かを示すイネーブル信号ENa1〜ENc1を生成する。各イネーブル信号ENa1〜ENc1は、それぞれ対応するレベルのレベル内調停部41a〜41cに出力される。
第2のレベルに対応するイネーブル信号ENb1と第3のレベル(最下位レベル)に対応するイネーブル信号ENc1は、オア回路47に入力される。オア回路47は、両信号ENb1,ENc1を論理和演算して生成した信号を最上位レベルに対応する第2イネーブル信号ENa2として出力する。また、第3のレベルに対応するイネーブル信号ENc1は、第2のレベルについて、イネーブル信号ENb1に対して他のレベルのチャネル番号を確定したことを示す。従って、チャネル確定部44から出力される第3のレベルに対応するイネーブル信号ENc1は、第2のレベルにおいて他のレベルのチャネル番号を確定したことを示す第2イネーブル信号ENb2として優先フラグ生成部42bに入力される。
次に、レベル内調停部41aの構成を説明する。
図5に示すように、レベル内調停部41aは、判定部51、選択部52、情報記憶部53、並び替え部54を有する。判定部51には所定数の要求信号(本実施形態では、すべての要求信号W0〜W6)が入力される。また、判定部51には、情報記憶部53に記憶された設定情報が入力される。
情報記憶部53は、複数(n個)のレジスタ531 〜53n を含み、各レジスタ531 〜53n にはそれぞれ設定情報又は非設定情報が記憶される。設定情報は判定部51に入力される要求信号W0〜W6のうち、当該レベル内調停部41aに割り当てられた要求信号を出力するDMAチャネル(処理部)のチャネル番号であり、非設定情報はチャネル番号が設定されていないことを示す値である。情報記憶部53はレジスタ531 〜53n により構成されているため、複数のレジスタに同一値のチャネル番号を設定可能である。この設定情報及び非設定情報は、図1に示すCPU35により選択部52を介して書き込まれる。
CPU35は、電源投入時の初期化処理や、設定情報であるチャネル番号を設定チャネル値とする。各レジスタ531 〜53n は、それぞれ記憶した情報(値)を出力する。
判定部51は、サービス間隔(バスの使用を許可する期間)毎に、各要求信号W0〜W6に基づいて、レベル内調停部41aの優先レベルに設定されたDMAチャネルによるバス使用権の要求があるか否かを判断する。そして、判定部51は、要求がある場合にはそのDMAチャネルのチャネル番号SN1と、要求があることを示す(例えばHレベル)有効信号SE1を出力する。一方、要求がない場合には、その旨を示す(例えばLレベル)有効信号SE1を出力する。
詳述すると、判定部51は、各要求信号W0〜W6がバス使用権の要求を示す(例えばHレベル)か否かを判断する。これは、要求信号W0〜W6の論理和演算結果により判断される。判定部51は、要求がある場合に、その要求を示す要求信号のチャネル番号と、各レジスタ531 〜53n から出力される設定チャネル値とを順次比較し、最初に設定チャネル値と一致するチャネル番号を、このレベル内調停部41aにおける調停結果、即ち選択したチャネル番号とする。判定部51は、設定したチャネル番号SN1を出力するとともに、出力するチャネル番号SN1が有効であることを示す有効信号SE1を出力する。また、判定部51は、決定したチャネル番号、即ち要求信号のチャネル番号と最初に一致した設定チャネル値が記憶されたレジスタを示すポインタ情報を並び替え部54に出力する。
並び替え部54には、情報記憶部53を構成するすべてのレジスタ531 〜53n に記憶された情報が入力される。並び替え部54は、シフトレジスタであり、判定部51から入力されたポインタ情報が示すレジスタに記憶された情報が最終のレジスタに記憶されるように、情報の並び替えを行い、その結果を選択部52に出力する。例えば、判定部51において、2番目のレジスタ532 に記憶された設定チャネル値と等しいチャネル番号のDMAチャネルからの要求を選択した場合、判定部51は、その2番目のレジスタ532 を示すポインタ情報を出力する。並び替え部54は、そのポインタ情報に従って、3〜n番目のレジスタ533 〜53n に記憶された情報を2〜(n−1)番目のレジスタ532 〜53n-1 のレジスタに記憶するとともに、2番目のレジスタ532 に記憶された情報をn番目のレジスタ53n に記憶されるように、情報をシフトし、そのシフト結果を選択部52に出力する。
選択部52には、イネーブル信号ENa1が入力される。選択部52は、図1に示すCPU35から入力される情報(設定情報及び非設定情報)をレジスタ531 〜53n に書き込む。また、選択部52は、イネーブル信号ENa1に基づいて、該信号ENa1がこの優先レベルの要求が確定したことを示す場合に並び替え部54から入力される情報をレジスタ531 〜53n に書き込む。この並び替え部54及び選択部52により、情報記憶部53に記憶したチャネル番号をラウンドロビン方式により並び替え、この優先レベル内の優先順序を変更する。
次に、優先フラグ生成部42aの構成を説明する。
図6に示すように、優先フラグ生成部42aは、カウンタ制御部61、選択部62、カウンタ63、フラグ制御部64を有する。カウンタ63は、第1カウンタ63aと第2カウンタ63bとを有する。両カウンタ63a,63bは例えばアップカウンタである。両カウンタ63a,63bには、それぞれカウントアップ値が図1に示すCPU35から格納される。第1カウンタ63aと第2カウンタ63bにそれぞれ格納されるカウントアップ値は、上位側レベル内調停部即ち第1レベル内調停部41aと、下位側レベル内調停部即ち第2レベル内調停部41bの優先順位の比に応じた値である。それぞれのカウントアップ値は、例えば、「4」,「3」である。両カウンタ63a,63bは、カウンタ制御部61から出力されるカウントアップ信号に応答してカウントアップ(+1)する。そして、各カウンタ63a,63bは、それぞれカウント値がカウントアップ値と一致すると一致信号をカウンタ制御部61に出力するとともに、カウント値をクリア(=0)する。
カウンタ制御部61には、第1イネーブル信号ENa1と第2イネーブル信号ENa2が入力される。カウンタ制御部61は、第1イネーブル信号ENa1に応答して第1カウンタ63aにカウントアップ信号を出力し、第2イネーブル信号ENa2に応答して第2カウンタ63bにカウントアップ信号を出力する。第1イネーブル信号ENa1は、レベル間で要求が競合した場合に上位側レベル、即ち第1レベル内調停部41aの優先レベルのチャネル番号を確定したことを示し、第2イネーブル信号ENa2は、レベル間で要求が競合した場合に下位側レベル、即ち第1レベル内調停部41aより下位の優先レベルのチャネル番号を確定したことを示す。従って、第1カウンタ63aのカウント値は、調停によって上位側レベルの要求を確定した回数を示し、第2カウンタ63bのカウント値は調停によって下位側レベルの要求を確定した回数を示す。
カウンタ制御部61は、両カウンタ63a,63bから出力される一致信号に基づいてフラグ制御信号をフラグ制御部64に出力する。フラグ制御部64は、フラグ制御信号に応答して優先フラグSP1を生成する。詳述すると、カウンタ制御部61は、第1イネーブル信号ENa1に応答して第1カウンタ63aをカウントアップさせている間、フラグ制御信号によりフラグ制御部64から上位レベルを優先する優先フラグ(例えば値「0」、Lレベル)を出力させる。このとき、図2に示す第1レベル間調停部43aは、第1レベル内調停部41aと第2レベル内調停部41bからそれぞれ要求があることを示す有効信号SE1,SE2が出力されると、「0」の優先フラグSP1に応答して、上位側レベルの有効信号SE1を選択する。そして、第1レベル間調停部43aは、選択した有効信号を上位側レベルと下位側レベルとの間で要求信号を調停したことを示すレベル間調停信号SA1として出力する。
そして、カウンタ制御部61は、第1カウンタ63aが一致信号を出力すると、フラグ制御信号によりフラグ制御部64から下位レベルを優先する優先フラグ(例えば値「1」、Hレベル)を出力させる。すると、図2に示す第1レベル間調停部43aは、第1レベル内調停部41aと第2レベル内調停部41bからそれぞれ要求があることを示す有効信号SE1,SE2が出力されると、「1」の優先フラグSP1に応答して、下位側レベルの有効信号SE2を選択する。そして、第1レベル間調停部43aは、選択した有効信号を上位側レベルと下位側レベルとの間で要求信号を調停したことを示すレベル間調停信号SA1として出力する。
従って、このレベル間調停部43aは、優先フラグ生成部42aの第1カウンタ63aと第2カウンタ63bにそれぞれ設定したカウント値の回数だけ上位側レベルの要求と下位側レベルの要求をそれぞれ確定する。即ち、レベル間調停部43aは、第1及び第2カウンタ63a,63bに設定したカウント値の比に応じて、上位側レベルの要求を優先するとともに、下位側レベルの要求を許容する。
第2レベル内調停部41bは、第1レベル内調停部41aと同じ構成であるため、図面を省略する。
第2レベル内調停部41bの情報記憶部53には、少なくとも1つのチャネル番号が記憶される。従って、第2レベル内調停部41bにチャネル番号の設定を設定することにより、同チャネル番号のDMAチャネルに対する優先レベルを容易に設定することができる。また、第1レベル内調停部41aに設定したチャネル番号を削除し、同チャネル番号を第2レベル内調停部41bに設定することにより、同チャネル番号のDMAチャネルに対する優先レベルを容易に変更することができる。
また、各レベル内調停部41a,41bの情報記憶部53は、それぞれ複数のレジスタから構成されている。従って、例えば第1レベル内調停部41aにおいて同一値のチャネル番号を複数のレジスタに設定する。この場合、同一値のチャネル番号を設定したレジスタの数だけ、同チャネル番号のDMAチャネルに対してバス使用権が与えられる。即ち、設定するレジスタの数に応じて、同一レベル内において優先度を上げることができる。
同一値のチャネル番号の設定は、異なる優先レベルについても行うことができる。即ち、第1レベル内調停部41aと第2レベル内調停部41bに同じ値のチャネル番号を設定する。この場合、上記と同様に、設定したレジスタの数だけそのチャネル番号のDMAチャネルにバス使用権が与えられる。
第3レベル内調停部41cは、第1レベル内調停部41aと同じ構成であるため、図面を省略する。
この第3レベル内調停部41cについても、第2レベル内調停部41bと同様のことがいえる。即ち、各レベル内調停部41a〜41cに対してチャネル番号を設定することにより、優先レベルを容易に設定することができる。また、設定したチャネル番号を変更することにより、優先レベルを容易に変更することができる。更に、その時に動作しない処理部について、第1〜第3レベル内調停部41a〜41cの何れにもチャネル番号を設定しないことにより、同チャネル番号のDMAチャネルに対してバス使用権を許容しない。即ち、必要としないDMAチャネルに対してリソースであるバス使用権を設定しないため、必要とするDMAチャネルに対してバス使用権を従来に比べて多く与えることができる。
そして、第2優先フラグ生成部42bは、第1優先フラグ生成部42aと同じ構成であるため、図面を省略する。第2優先フラグ生成部42bの第1及び第2カウンタ63a,63bには、第1優先フラグ生成部42aと同様に、上位側レベルの要求と下位側レベルの要求を確定する値が格納されている。従って、図2に示すように、この第2優先フラグ生成部42bが生成する優先フラグSP2を入力する第2レベル間調停部43bは、レベル間調停部43aは、第1及び第2カウンタ63a,63bに設定したカウント値の比に応じて、上位側レベルの要求を優先するとともに、下位側レベルの要求を許容する。優先レベルが高く設定されたDMAチャネルの処理部から連続的にバス使用権の要求がある場合でも、優先レベルが最も低く設定された第3レベル内調停部41cに設定されたチャネル番号のDMAチャネルについてもバス使用権を確定する。即ち、各レベル内調停部41a〜41cに設定されたチャネル番号のDMAチャネルのすべてに対してバス使用権を確実に確定することができる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)優先フラグ生成部42a,42bは、競合した場合に上位側レベルの要求を確定したことを示す第1イネーブル信号ENa1,ENb1と下位側レベルの要求を確定したことを示す第2イネーブル信号ENa2,ENb2とをそれぞれカウントする。そして、優先フラグ生成部42a,42bは、それぞれのカウント値が設定した設定カウント値に達した場合に優先フラグSP1,SP2を反転して、他のレベルの要求を優先するようにした。レベル間調停部は、優先フラグSP1,SP2に基づいて、上位側レベルの有効信号と下位側レベルの有効信号のうちの何れか一方を選択し、その選択した有効信号をレベル間調停信号として出力する。チャネル確定部は、各レベル内調停部41a〜41cから出力されるチャネル番号SN1〜SN3のうち、レベル間調停信号SA1,SA2に応じたレベルのチャネル番号についてバスの使用権を確定するようにした。
この結果、複数の優先レベルの要求が競合した場合に、カウント値の回数だけ1つの優先レベルの要求を受け付けた後に、他の優先レベルの要求を有効とする。このため、優先度の高い要求が連続した場合であっても、カウント値の回数後にその要求より低いレベルの要求が有効となるため、低いレベルの要求を確実に受け付けることができる。
(2)それぞれ異なる優先レベルが設定されたレベル内調停部41a〜41cにDMAチャネルのチャネル番号を記憶するレジスタ531 〜53n を備え、レジスタ531 〜53n に記憶したチャネル番号の要求についてレベル内調停部41a〜41cにおいて調停するようにした。従って、レジスタ531 〜53n に記憶するチャネル番号を変更することにより、DMAチャネルの優先レベルを変更することができる。
(3)レベル内調停部41a〜41cのレジスタ531 〜53n に、チャネル番号を重複して記憶するようにした。複数記憶されたチャネル番号のDMAチャネルには、その記憶した数に応じてバス使用権が与えられる。従って、1つの優先レベル内であっても、各DMAチャネルについて優先度を設定することができる。
(4)レベル内調停部41a〜41cのレジスタ531 〜53n にその時々の動作に応じて、動作する必要のない処理部21〜28のチャネル番号を記憶させないようにした。従って、不要な処理部に対するバス調停を行わないため、限りあるリソースであるバス使用権を有効に配分することができる。
尚、前記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・上記実施形態において、各調停機能部31a〜31dが記憶されたソフトウェアを実行することにより調停処理を行う構成としてもよい。例えば、図7は、レベル内調停部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
先ず、各レベル内調停部に対してDMAチャネルの割当て、即ちチャネル番号の設定が行われる(ステップ71)。次に、レベル間調停部は、転送中、即ちバスが使用中か否かを判断し(ステップ72)、転送中の場合には転送終了まで待つ。転送が終了すると、レベル間調停部は、割当てチャネルの要求があるか否かを判断し(ステップ73)、要求が無い場合にはステップ72に戻る。
チャネルの要求がある場合、チャネル内調停部は要求チャネルの検索を行い(ステップ74)、優先チャネルを決定する(ステップ75)。次に、レベル内調停部は、レベル内調停部に対して有効信号の出力がディセーブル(禁止)されているか否かを判断し(ステップ76)、ディセーブルされていない場合に有効信号及びチャネル番号を出力する(ステップ77)。次に、レベル内調停部は、当グループが選択されたか否か、即ち当該レベルのチャネル番号に対してバスの使用権が確定されたか否かを判断し(ステップ78)、選択された場合にチャネル番号の並び替えを行う(ステップ79)。そして、1回のサービスについての全ての処理が終了したか否かを判断し(ステップ80)、処理終了によりステップ72に戻って次の要求を待つ。
また、図8は、優先フラグ生成部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
先ず、優先フラグ生成部に対して優先フラグ初期値、優先比率(カウント値)が設定される(ステップ81)。次に、優先フラグ生成部は、優先フラグ側、即ちその時に優先しているレベル(上位側レベル又は下位側レベル)について要求受付があるか否かを判断し
(ステップ82)、要求受付がある場合に要求が競合しているか否かを判断する(ステップ83)。次に、優先フラグ生成部は、競合している場合に、優先フラグ側のカウント値をダウンカウントする(ステップ84)。次に、優先フラグ生成部は、カウント値がゼロ「0」か否か、即ち設定された数の要求を受け付けたか否かを判断し(ステップ85)、カウント値が「0」の場合に優先フラグ側の優先比率、即ちカウント値を再設定する(ステップ86)。次に、優先フラグ生成部は優先フラグを反転する、即ち優先するレベルを切り換えるように優先フラグを変更する(ステップ87)。そして、1回のサービスについての全ての処理が終了したか否かを判断し(ステップ88)、処理終了によりステップ72に戻って次の要求を待つ。
このように、ソフトウェアによる処理によっても、上記実施形態と同様に、低いレベルの要求を確実に受け付けることができる。
・上記実施形態は電子機器としてデジタルスチルカメラについて説明したが、要求信号の調停を行うものであればどの様な電子機器に適用してもよい。
・上記実施形態は、処理部21〜28を有し、調停回路31は、それら処理部21〜28からの要求信号を調停することとしたが、処理部の数、各処理部が実行する処理、等を適宜変更してもよい。
・上記実施形態は、調停回路31は、書込要求信号W0〜W6を調停する調停機能部31a,31bを有することとしたが、1つ、又は3つ以上の調停機能部を有する構成としてもよい。同様に、調停回路31は、読出要求信号R1〜R7を調停する調停機能部31c,31dを有することとしたが、1つ、又は3つ以上の調停機能部を有する構成としてもよい。
・上記実施形態は、各調停機能部31a〜31dにそれぞれ3つの優先レベルを設定した、即ちそれぞれ3つのレベル内調停部41a〜41cを有する構成としたが、それぞれ2つ、又は4つ以上の優先レベルを設定する、即ち2つ又は4つ以上のレベル内調停部を有する構成としてもよい。それぞれの設定に応じて、優先フラグ生成部等の回路構成を変更することはいうまでもない。
・上記実施形態は、各調停機能部31a〜31dにそれぞれ3つの優先レベルを設定した、即ちそれぞれ3つのレベル内調停部41a〜41cを有する構成としたが、それぞれに設定するレベル数を変更してもよい。それぞれの設定に応じて、優先フラグ生成部等の回路構成を変更することはいうまでもない。
・上記実施形態において、各レベル内調停部41a〜41cの動作を適宜停止させるようにしてもよい。例えば、動作禁止信号をCPU35から各レベル内調停部41a〜41cに供給する。各レベル内調停部41a〜41cは、第1レベル(例えばHレベル)の動作禁止信号に応答して動作を停止し、第2レベル(例えばLレベル)の動作禁止信号うに応答して調停動作を実行する。このように構成することで、任意のレベルに設定したチャネルの要求の優先度を変更する(優先度を上げる)ことができる。尚、レベル間調停部43a,43bにおいて所定のレベルに対する調停を行わないようにすればよいため、図5に示す判定部51が、信号に応答して有効信号SE1をディスエーブル、即ち有効ではないことを示す信号レベルとするようにしてもよい。
電子機器のブロック回路図である。 調停回路のブロック回路図である。 レベル間調停部の動作説明図である。 チャネル確定部の動作説明図である。 レベル内調停部のブロック回路図である。 優先フラグ生成部のブロック回路図である。 の動作を説明するためのフローチャートである。 の動作を説明するためのフローチャートである。 従来の調停部のブロック回路図である。
符号の説明
21〜28 処理部
31a 調停機能部(第1調停部)
41a〜41c レベル内調停部
42a,42b 優先フラグ生成部
43a,43b レベル間調停部
44 チャネル確定部
ENa1〜ENc1 第1イネーブル信号
ENa2,ENb2 第2イネーブル信号
SN1〜SN3 チャネル番号
SE1〜SE3 有効信号
SP1,SP2 有効フラグ
W0〜W6,R1〜R7 要求信号

Claims (9)

  1. 複数のアクセス要求信号の内のいずれか一つに対応する第1調停信号を第1の優先度に基づいて出力し、前記第1調停信号を出力するときは第1電位となり、前記第1調停信号を出力しないときは第2電位となる第1有効信号を出力する第1調停部と、
    前記複数のアクセス要求信号の内のいずれか一つに対応する第2調停信号を第2の優先度に基づいて出力し、前記第2調停信号を出力するときは前記第1電位となり、前記第2調停信号を出力しないときは前記第2電位となる第2有効信号を出力する第2調停部と、
    前記第1調停信号及び前記第2調停信号が入力され、前記第1調停信号及び第2調停信号の内のいずれか一つを選択して出力するとともに、前記第1調停信号を選択したことを示す第1イネーブル信号又は前記第2調停信号を選択したことを示す第2イネーブル信号を出力する確定部と、
    前記第1イネーブル信号をカウントする第1カウンタ及び前記第2イネーブル信号をカウントする第2カウンタを有し、前記第1カウンタ及び前記第2カウンタの出力に基づいて第1優先フラグを出力する第1優先フラグ生成部と、
    前記第1有効信号及び前記第2有効信号及び前記第1優先フラグが入力され、前記第1優先フラグが第1状態のときに前記第1有効信号を出力し、前記第1優先フラグが第2状態で且つ前記第2有効信号が前記第1電位のときに前記第2電位を出力し、前記第1優先フラグが第2状態で且つ前記第2有効信号が前記第2電位で且つ前記第1有効信号が前記第1電位のときに前記第1電位を出力する第1レベル間調停部とを備え、
    前記確定部は、前記第1レベル間調停部の出力に基づいて、前記第1調停信号及び前記第2調停信号の内のいずれか一つを選択して出力する
    ことを特徴とする調停装置。
  2. 前記第1優先フラグ生成部は、前記第1カウンタがカウントアップ動作中は前記第1優先フラグを前記第1状態とし、前記第2カウンタがカウントアップ動作中は前記第1優先フラグを前記第2状態とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の調停装置。
  3. 前記第1優先フラグ生成部は、前記第1カウンタのカウントアップ値を設定する第1カウント設定値と、前記第2カウンタのカウントアップ値を設定する第2カウント設定値とを格納する格納部を備え、
    前記第1カウンタは、前記第1カウンタのカウント値が前記第1カウント設定値と一致したときに前記第1カウンタのカウンタ値をクリアし、前記第2カウンタは、前記第2カウンタのカウント値が前記第2カウント設定値と一致したときに前記第2カウンタのカウント値をクリアする
    ことを特徴とする請求項2に記載の調停装置。
  4. 複数のアクセス要求信号の内のいずれか一つに対応する第1調停信号を第1の優先度に基づいて出力し、前記第1調停信号を出力するときは第1電位となり、前記第1調停信号を出力しないときは第2電位となる第1有効信号を出力する第1調停部と、
    前記複数のアクセス要求信号の内のいずれか一つに対応する第2調停信号を第2の優先度に基づいて出力し、前記第2調停信号を出力するときは前記第1電位となり、前記第2調停信号を出力しないときは前記第2電位となる第2有効信号を出力する第2調停部と、
    前記複数のアクセス要求信号の内のいずれか一つに対応する第3調停信号を第3の優先度に基づいて出力し、前記第3調停信号を出力するときは前記第1電位となり、前記第2調停信号を出力しないときは前記第2電位となる第3有効信号を出力する第3調停部と、
    前記第1調停信号及び前記第2調停信号及び前記第3調停信号が入力され、前記第1調停信号及び前記第2調停信号及び前記第3調停信号の内のいずれか一つを選択して出力するとともに、前記第1調停信号を選択したことを示す第1イネーブル信号又は前記第2調停信号を選択したことを示す第2イネーブル信号又は前記第3調停信号を選択したことを示す第3イネーブル信号を出力する確定部と、
    前記第1イネーブル信号をカウントする第1カウンタ及び前記第2イネーブル信号をカウントする第2カウンタを有し、前記第1カウンタ及び前記第2カウンタの出力に基づいて第1優先フラグを出力する第1優先フラグ生成部と、
    前記第2イネーブル信号をカウントする第3カウンタ及び前記第3イネーブル信号をカウントする第4カウンタを有し、前記第3カウンタ及び前記第4カウンタの出力に基づいて第2優先フラグを出力する第2優先フラグ生成部と、
    前記第1有効信号及び前記第1優先フラグ及び前記第2有効信号と前記第3有効信号との論理和演算を行った合成信号が入力され、前記第1優先フラグが第1状態のときに前記第1有効信号を出力し、前記第1優先フラグが第2状態で且つ前記合成信号が前記第1電位のときに前記第2電位を出力し、前記第1優先フラグが第2状態で且つ前記合成信号が前記第2電位で且つ前記第1有効信号が前記第1電位のときに前記第1電位を出力する第1レベル間調停部と、
    前記第2有効信号及び前記第3有効信号及び前記第2優先フラグが入力され、前記第2優先フラグが第1状態のときに前記第2有効信号を出力し、前記第2優先フラグが第2状態で且つ前記第3有効信号が前記第1電位のときに前記第2電位を出力し、前記第2優先フラグが第2状態で且つ前記第3有効信号が前記第2電位で且つ前記第2有効信号が前記第1電位のときに前記第1電位を出力する第2レベル間調停部とを備え、
    前記確定部は、前記第1レベル間調停部の出力及び前記第2レベル間調停部の出力に基づいて、前記第1調停信号及び前記第2調停信号及び前記第3調停信号の内のいずれか一つを選択して出力する
    ことを特徴とする調停装置。
  5. 前記第1優先フラグ生成部は、前記第1カウンタがカウントアップ動作中は前記第1優先フラグを前記第1状態とし、前記第2カウンタがカウントアップ動作中は前記第1優先フラグを前記第2状態とし、
    前記第2優先フラグ生成部は、前記第3カウンタがカウントアップ動作中は前記第2優先フラグを前記第1状態とし、前記第4カウンタがカウントアップ動作中は前記第2優先フラグを前記第2状態とする
    ことを特徴とする請求項4に記載の調停装置。
  6. 前記第1優先フラグ生成部は、前記第1カウンタのカウントアップ値を設定する第1カウント設定値と、前記第2カウンタのカウントアップ値を設定する第2カウント設定値とを格納する第1格納部を備え、
    前記第1カウンタは、前記第1カウンタのカウント値が前記第1カウント設定値と一致したときに前記第1カウンタのカウンタ値をクリアし、前記第2カウンタは、前記第2カウンタのカウント値が前記第2カウント設定値と一致したときに前記第2カウンタのカウント値をクリアし、
    前記第2優先フラグ生成部は、前記第3カウンタのカウントアップ値を設定する第3カウント設定値と、前記第4カウンタのカウントアップ値を設定する第4カウント設定値とを格納する第2格納部を備え、
    前記第3カウンタは、前記第3カウンタのカウント値が前記第3カウント設定値と一致したときに前記第3カウンタのカウンタ値をクリアし、前記第4カウンタは、前記第4カウンタのカウント値が前記第4カウント設定値と一致したときに前記第4カウンタのカウント値をクリアする
    ことを特徴とする請求項5に記載の調停装置。
  7. 情報を取得する取得部と、
    前記情報に対して複数の処理を施す複数の処理部と、
    前記複数の処理を施された情報を格納するメモリと、
    前記複数の処理部から出力される複数のアクセス要求信号の内のいずれか一つに対応する調停信号を出力する調停部と、
    前記調停信号に基づいて前記メモリにアクセスするメモリ制御部とを備え、
    前記調停部は、
    前記複数のアクセス要求信号の内のいずれか一つに対応する第1調停信号を第1の優先度に基づいて出力し、前記第1調停信号を出力するときは第1電位となり、前記第1調停信号を出力しないときは第2電位となる第1有効信号を出力する第1調停部と、
    前記複数のアクセス要求信号の内のいずれか一つに対応する第2調停信号を第2の優先度に基づいて出力し、前記第2調停信号を出力するときは前記第1電位となり、前記第2調停信号を出力しないときは前記第2電位となる第2有効信号を出力する第2調停部と、
    前記第1調停信号及び前記第2調停信号が入力され、前記第1調停信号及び第2調停信号の内のいずれか一つを選択して出力するとともに、前記第1調停信号を選択したことを示す第1イネーブル信号又は前記第2調停信号を選択したことを示す第2イネーブル信号を出力する確定部と、
    前記第1イネーブル信号をカウントする第1カウンタ及び前記第2イネーブル信号をカウントする第2カウンタを有し、前記第1カウンタ及び前記第2カウンタの出力に基づいて第1優先フラグを出力する第1優先フラグ生成部と、
    前記第1有効信号及び前記第2有効信号及び前記第1優先フラグが入力され、前記第1優先フラグが第1状態のときに前記第1有効信号を出力し、前記第1優先フラグが第2状態で且つ前記第2有効信号が前記第1電位のときに前記第2電位を出力し、前記第1優先フラグが第2状態で且つ前記第2有効信号が前記第2電位で且つ前記第1有効信号が前記第1電位のときに前記第1電位を出力する第1レベル間調停部とを備え、
    前記確定部は、前記第1レベル間調停部の出力に基づいて、前記第1調停信号及び前記第2調停信号の内のいずれか一つを選択して出力することを特徴とする電子機器。
  8. 前記第1優先フラグ生成部は、前記第1カウンタがカウントアップ動作中は前記第1優先フラグを前記第1状態とし、前記第2カウンタがカウントアップ動作中は前記第1優先フラグを前記第2状態とする
    ことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記第1優先フラグ生成部は、前記第1カウンタのカウントアップ値を設定する第1カウント設定値と、前記第2カウンタのカウントアップ値を設定する第2カウント設定値とを格納する格納部を備え、
    前記第1カウンタは、前記第1カウンタのカウント値が前記第1カウント設定値と一致したときに前記第1カウンタのカウンタ値をクリアし、前記第2カウンタは、前記第2カウンタのカウント値が前記第2カウント設定値と一致したときに前記第2カウンタのカウント値をクリアする
    ことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
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