JP6056221B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電装置と、前記蓄電池と電線を介して接続された被接続部材とを備えた建設機械に関するものである。
従来から、例えば、蓄電手段(蓄電装置)と、蓄電手段と電気的に接続されたインバータ及びコントローラ(被接続部材)とを備えた特許文献1に記載の建設機械が知られている。
特開2011−20641号公報
この種の建設機械において、蓄電装置と被接続部材とを電線によって接続する場合、一般に次のように配線される。
蓄電装置に接続された電線は、前記蓄電装置の側壁から外側(蓄電装置の側方)へ延びる。蓄電装置の側方に延びる電線は、被接続部材の位置する方向へ向けて曲げられる。
しかしながら、このように、蓄電装置の外側で電線を曲げる場合、この電線の曲げ部分の全体が蓄電装置の側壁よりも側方に配置される。そのため、電線の曲げ部分と周囲の構成との干渉を避けながら蓄電装置を配置することが必要となり、建設機械における蓄電装置のレイアウトの自由度が低いという問題がある。
本発明の目的は、蓄電装置に接続された電線をコンパクトに配線することにより、蓄電装置のレイアウトの自由度を向上することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、建設機械であって、蓄電池と、前記蓄電池を上方及び側方から覆う蓄電池カバーと、前記蓄電池カバー内に設けられているとともに前記蓄電池に電気的に接続された導通部材と、を有する前記蓄電装置と、前記蓄電装置に接続された電線と、前記電線を介して前記蓄電装置に接続された被接続部材とを備え、前記蓄電池カバーは、上下方向に沿った軸回りに設けられて前記蓄電池を側方から覆う外側壁と、前記外側壁及び前記蓄電池の上に設けられているとともに前記外側壁及び前記蓄電池を上から見る視点で前記外側壁の内側位置で上下方向に延びる内側壁とを有し、前記電線は、前記蓄電池に電気的に接続された基端部を有し、前記内側壁に形成された貫通穴を通して前記蓄電池カバーの内側から外側に導出されて、前記内側壁から外側に延び、さらに、前記内側壁の外側で曲げられた屈曲部を有し、前記電線の屈曲部の少なくとも一部は、前記蓄電装置を上から見る視点で前記外側壁の内側の範囲に重なる位置に設けられ、前記導通部材は、前記蓄電池よりも上でかつ前記貫通穴と同等の高さ位置又はこれよりも下の位置で前記電線の基端部を取付可能な取付部を有する、建設機械を提供する。
本発明では、外側壁の上に設けられているとともに外側壁を上から見る視点で外側壁の内側位置で上下方向に延びる内側壁から外側に電線が延びている。これにより、上から見る視点において外側壁よりも内側の位置を始点として、内側壁の外側に導出された電線を曲げることができる。つまり、蓄電装置を上から見る視点で電線の屈曲部の少なくとも一部を外側壁の内側の範囲に重なる位置に設けることができる。そのため、従来のように、蓄電装置を上から見る視点において電線の曲げ部分の全体が蓄電装置の外側に配置される場合と比較して、電線の屈曲部のうち蓄電装置の外側に配置される部分を少なくすることができる。したがって、本発明によれば、蓄電装置のレイアウトの自由度を向上することができる。
また、蓄電池を覆う蓄電池カバーが外側壁及び内側壁を有している。これにより、蓄電池を蓄電池カバーにより被覆しつつ、蓄電池から蓄電池カバーを貫通して蓄電池カバーの外側に導出される電線をコンパクトに配線することができる。
さらに、蓄電池よりも上の位置でかつ貫通穴と同等の高さ位置又はこれよりも下の位置で電線の基端部を取付可能である。これにより、電線を蓄電池に直接接続するとともにこの電線を貫通穴を通して蓄電池カバーの外側に導く場合と比較して、蓄電池カバー内の電線の配索経路を簡素化することができる。具体的に、電線を蓄電池に直接接続する場合、電線は、蓄電池から上向きに曲げられるとともに、蓄電池の上位置から貫通穴に向けて曲げられる。一方、前記態様では、電線を蓄電池の上の位置で取付可能であるため、蓄電池から上に向かう配索経路を省略することができる。
特に、取付部が貫通穴と同等の高さ位置で電線を取付可能な場合、取付部から貫通穴までの範囲において、電線を実質的に水平に配置することができる。そのため、蓄電池カバーの内側で電線が屈曲している場合と比較して、貫通穴から導出された電線を蓄電池カバーの外側でスムーズに屈曲させることができる。
前記建設機械において、前記蓄電池カバーは、前記内側壁と前記外側壁とを有するとともに前記取付部を上に開放するための開口部が形成されたカバー本体と、前記開口部を開閉可能となるように前記カバー本体に着脱可能な蓋体とをさらに備えていることが好ましい。
この態様では、取付部を上に開放するための開口部が設けられているとともに、この開口部が蓋体によって開閉可能である。これにより、取付部に電線の基端部を取り付ける作業を開口部を通して効率よく行うことができるとともに、電線の接続後に蓋体を取り付けて開口部を塞ぐことにより、電池を水や埃から保護することができる。
前記建設機械において、前記電線は、前記屈曲部で下に曲がり、前記屈曲部から前記蓄電装置の外側壁に沿って延びる延設部を有していることが好ましい。
この態様では、電線が蓄電装置の外側壁に沿って延びる延設部を有する。これにより、電線が蓄電装置の外側壁から外側に向けて延びる場合と比較して、電線を蓄電装置に沿ってコンパクトに配線することができる。したがって、蓄電装置のレイアウトの自由度をより向上することができる。
前記建設機械において、前記蓄電装置は、前記被接続部材の上に設けられ、前記被接続部材は、前記蓄電装置の外側壁のうち前記電線の延設部が沿って配置される部分に対し側方から見て上下方向に並ぶ側面を有し、前記電線の延設部は、上下方向に並ぶ前記蓄電装置の外側壁及び前記被接続部材の側面に沿って配置されていることが好ましい。
この態様では、蓄電装置が被接続部材の上に設けられているとともに蓄電装置の外側壁及び被接続部材の側面に沿って電線の延設部が配置されている。これにより、蓄電装置からその下に設けられた被接続部材へ向けて電線をコンパクトに配線することができる。したがって、蓄電装置と被接続部材と電線とを含む構成全体のレイアウトの自由度を向上することができる。
また、本発明は建設機械であって、上下方向に沿った軸回りに設けられた外側壁と、前記外側壁の上に設けられているとともに前記外側壁を上から見る視点で前記外側壁の内側位置で上下方向に延びる内側壁とを有する蓄電装置と、前記蓄電装置に接続された電線と、前記電線を介して前記蓄電装置に接続された被接続部材と、前記蓄電装置及び前記被接続部材が設けられたベースフレームと、左右方向に互いに対向するとともに前後方向に延びるように、前記ベースフレームの左右両端から外れた位置で前記ベースフレーム上に立設された第1縦板及び第2縦板と、前記各縦板の間で前記各縦板に起伏可能に支持された作業アタッチメントとを備え、前記電線は、前記内側壁から外側に延びるとともに、前記内側壁の外側で曲げられた屈曲部を有し、前記電線の屈曲部の少なくとも一部は、前記蓄電装置を上から見る視点で前記外側壁の内側の範囲に重なる位置に設けられ、前記電線は、前記屈曲部で下に曲がり、前記屈曲部から前記蓄電装置の外側壁に沿って延びる延設部を有し、前記蓄電装置は、前記被接続部材の上に設けられ、前記被接続部材は、前記蓄電装置の外側壁のうち前記電線の延設部が沿って配置される部分に対し側方から見て上下方向に並ぶ側面を有し、前記電線の延設部は、上下方向に並ぶ前記蓄電装置の外側壁及び前記被接続部材の側面に沿って配置され、前記蓄電装置及び前記被接続部材は、前記第1縦板を基準として前記第2縦板と反対の位置に設けられ、前記電線の延設部は、前から見る視点において上下方向に並べられた前記蓄電装置の外側壁及び前記被接続部材の側面と前記第1縦板との間を通って配線されている、建設機械を提供する
本発明では、外側壁の上に設けられているとともに外側壁を上から見る視点で外側壁の内側位置で上下方向に延びる内側壁から外側に電線が延びている。これにより、上から見る視点において外側壁よりも内側の位置を始点として、内側壁の外側に導出された電線を曲げることができる。つまり、蓄電装置を上から見る視点で電線の屈曲部の少なくとも一部を外側壁の内側の範囲に重なる位置に設けることができる。そのため、従来のように、蓄電装置を上から見る視点において電線の曲げ部分の全体が蓄電装置の外側に配置される場合と比較して、電線の屈曲部のうち蓄電装置の外側に配置される部分を少なくすることができる。したがって、本発明によれば、蓄電装置のレイアウトの自由度を向上することができる。
また、電線が蓄電装置の外側壁に沿って延びる延設部を有する。これにより、電線が蓄電装置の外側壁から外側に向けて延びる場合と比較して、電線を蓄電装置に沿ってコンパクトに配線することができる。したがって、蓄電装置のレイアウトの自由度をより向上することができる。
さらに、蓄電装置が被接続部材の上に設けられているとともに蓄電装置の外側壁及び被接続部材の側面に沿って電線の延設部が配置されている。これにより、蓄電装置からその下に設けられた被接続部材へ向けて電線をコンパクトに配線することができる。したがって、蓄電装置と被接続部材と電線とを含む構成全体のレイアウトの自由度を向上することができる。
また、本発明では、前から見る視点において上下方向に並べられた蓄電装置の外側壁及び被接続部材の側面と第1縦板との間を通って電線の延設部が配線されている。これにより、建設機械の幅寸法を小さくすることができる。具体的に、前記態様では、延設部が蓄電装置の外側壁及び被接続部材の側面に沿ってコンパクトに配置されているため、延設部を配線するための間隔を空けた状態で、蓄電装置及び被接続部材を第1縦板に近接させることができる。これにより、蓄電池カバー及び被接続部材を配置するのに必要なベースフレームの左右方向の幅寸法を小さくすることができる。
本発明によれば、蓄電装置に接続された電線をコンパクトに配線することにより、蓄電装置のレイアウトの自由度を向上することができる。
本発明の第1実施形態に係る建設機械の全体構成を示す右側面図である。 図1に示す建設機械の駆動系を示す概略図である。 図1に示す建設機械の正面一部断面図である。 図3に示す蓄電装置の平面図である。 図4のV−V線断面図である。 図5の一部を拡大して示す断面図である。 第2実施形態に係る蓄電装置を示す平面図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 第3実施形態に係る蓄電装置を示す図6相当図である。 第4実施形態に係る蓄電装置を示す図5相当図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
(第1実施形態)
図1を参照して、第1実施形態に係る建設機械の一例としてのハイブリッドショベル1について説明する。ハイブリッドショベル1は、クローラ2aを有する下部走行体2と、下部走行体2上に旋回可能に設けられた上部旋回体3と、上部旋回体3に対して起伏可能に支持された作業アタッチメント4とを備えている。まず、作業アタッチメント4について説明する。
作業アタッチメント4は、上部旋回体3に起伏可能に支持された基端部を有するブーム5と、ブーム5の先端部に回動可能に支持された基端部を有するアーム6と、アーム6の先端部に回動可能に支持されたバケット7とを備えている。また、作業アタッチメント4は、上部旋回体3に対してブーム5を起伏させるブームシリンダ8と、ブーム5に対してアーム6を回動させるアームシリンダ9と、アーム6に対してバケット7を回動させるバケットシリンダ10とを備えている。
次に、図2を参照して、ハイブリッドショベル1の機能について説明する。
ハイブリッドショベル1は、エンジン15の動力及び蓄電池22の電力を用いて油圧アクチュエータAcを作動させる。具体的に、エンジン15の出力軸には、発電電動機16及び可変容量式の油圧ポンプ17が接続されている。発電電動機16は、インバータ19の制御によって、エンジン15の動力により発電する発電機として機能し、又は、蓄電池22の電力により電動機として機能する。発電電動機16により発電された電力は、蓄電池22に充電される。また、蓄電池22の電力により発電電動機16が電動機として作動することにより、エンジン15の駆動がアシストされる。油圧ポンプ17は、エンジン15及び/又は発電電動機16からの動力を受けることにより、作動油を吐出する。油圧ポンプ17から吐出された作動油は、制御弁18を介して油圧アクチュエータAcに導かれる。本実施形態に係る油圧アクチュエータAcは、ブームシリンダ8、アームシリンダ9、バケットシリンダ10、及び上部旋回体を旋回させる旋回モータ(図示せず)が含まれる。また、蓄電池22とインバータ19との間には、蓄電池22と発電電動機16との間で電力をやりとりするための動力線25と、蓄電池22の状態量(例えば、充電量)をインバータ19に伝えるための外部制御線27とが設けられている。
以下、図2及び図3を参照して、上部旋回体3の構成について説明する。
上部旋回体3は、下部走行体2に対して旋回可能に取り付けられたアッパーフレーム(ベースフレーム)11と、アッパーフレーム11上にそれぞれ設けられた、右縦板(第1縦板)12A、左縦板(第2縦板)12B、キャブ14、エンジン15、発電電動機16、油圧ポンプ17、制御弁18、インバータ19、蓄電装置20、動力線25(電線の一例)、外部制御線27(電線の一例)、及び、外装パネル46を備えている。なお、以下の説明では、キャブ14内のシートに着座したオペレータから見た前後左右方向を用いて説明する。
右縦板12A及び左縦板12Bは、左右方向に互いに対向するとともに前後方向に延びるように、アッパーフレーム11の左右両端から外れた位置でアッパーフレーム11上に立設されている。具体的に、各縦板12A、12Bは、アッパーフレーム11の左右方向の略中央位置に設けられている。作業アタッチメント4は、各縦板12A、12Bの前部同士の間で各縦板12A、12Bに起伏可能に支持されている。
インバータ19及び蓄電装置20は、アッパーフレーム11の右前部上に設けられている。具体的に、インバータ19及び蓄電装置20は、右縦板12Aを基準として左縦板12Bと反対の位置(右縦板12Aの右側の位置)に設けられている。また、本実施形態では、アッパーフレーム11上にインバータ19が載置され、インバータ19の上に蓄電装置20が載置されている。
図3〜図5を参照して、インバータ19は、実質的に直方体に形成されている。また、インバータ19は、図4に示すように、その4つの側面がそれぞれ前後左右方向に向くように配置されている。
蓄電装置20は、インバータ19上に設けられた冷却板21と、冷却板21上に設けられた蓄電池22と、蓄電池22を上方及び側方から覆うように冷却板21に取り付けられた蓄電池カバー23と、蓄電池カバー23内に設けられているとともに蓄電池22に電気的に接続されたバスバー24と、蓄電池22に電気的に接続された内部制御線26と、内部制御線26の端部に接続されたコネクタ28とを備えている。
冷却板21は、蓄電池22を冷却するためのものである。具体的に、冷却板21は、内部に形成された冷媒用通路を有し、この冷媒用通路を流れる冷媒が蓄電池22から熱を奪うことによって蓄電池22を冷却する。また、冷却板21は、前後左右方向にそれぞれ沿うように配置された側面を有する実質的に直方体に形成されている。具体的に、冷却板21は、右に向く右側面21bと、左に向く左側面21cと、前に向く前側面21dと、後ろに向く後側面21eとを有する。また、冷却板21は、蓄電池22を下から支持するための上面21aを有する。
蓄電池22は、冷却板21の上面21a上に載置された電池本体22aと、電池本体22aの左側面の上部から左に向けて突出する端子22bとを備えている。電池本体22aは、複数のセルの集合体である。端子22bは、導通部材を用いて各セルの端子を1箇所に集約したものである。なお、電池本体22aは、単一のセルにより構成することもできる。
蓄電池カバー23は、蓄電池22を側方から覆う外側壁30と、蓄電池22(外側壁30)の上に設けられているとともに蓄電池22(外側壁30)を上から見る視点で外側壁30の内側位置で上下方向に延びる内側壁31と、外側壁30の下部に設けられた取付部32及び位置決め部33と、外側壁30の上部と内側壁31の下部とを連結する肩部34と、内側壁31内に設けられたコネクタ支持部35と、内側壁31の上部に着脱可能な蓋体29とを備えている。
外側壁30は、上下方向に沿った軸回りの全周にわたり蓄電池22を側方から覆う壁である。具体的に、外側壁30は、右に向く右側壁36と、左に向く左側壁37と、前に向く前側壁38と、後ろに向く後側壁39とを備えている。
内側壁31は、上下方向に沿った軸回りの全周にわたり設けられた壁である。具体的に、内側壁31は、右に向く右側内壁40と、左に向く左側内壁41と、前に向く前側内壁42と、後ろに向く後側内壁43とを備えている。右側内壁40には、後述する外部制御線27を通すための貫通穴40aが形成されている。また、左側内壁41には、後述する動力線25を通すための貫通穴41aが形成されている。また、内側壁31には、各壁40〜43の内側の領域を上方に開放するための開口部44(図5参照)が形成されている。開口部44は、内側壁31の上部に蓋体29を着脱することによって開閉可能である。
取付部32は、蓄電池カバー23を冷却板21の上面21aに取り付けるためのものである。また、取付部32は、外側壁30の下端部のうち上下方向に沿った軸回りの一部の範囲のみに設けられている。さらに、取付部32は、外側壁30から冷却板21の上面21aに沿って外側に延びるとともに冷却板21の上面21aに接触した状態で冷却板21に取り付けられる。具体的に、取付部32は、外側壁30の右側壁36の下端部から右側に延びる右側フランジ32aと、外側壁30の前側壁38の下端部から前側に延びる前側フランジ32bと、外側壁30の後側壁39の下端部から後側に延びる後側フランジ32cとを備えている。各フランジ32a〜32cには、それぞれボルトB1を上から通すための図外の挿通孔が形成されている。ボルトB1の下端部は、冷却板21に形成された図外の雌ねじに螺合される。つまり、冷却板21の雌ねじは、取付部32を取り付けるための取付位置を定義する。
図6を参照して、位置決め部33は、蓄電池カバー23を冷却板21の取付位置に位置決めするためのものである。また、位置決め部33は、外側壁30の下端部のうち上下方向に沿った軸回りで前記取付部32が設けられた範囲以外の範囲に設けられている。具体的に、位置決め部33は、外側壁30の左側壁37の下端部から下に延長された延長部33aと、延長部33aの下端部に対して内側(右側)から折り重ねられた折り返し部33bと、折り返し部33bの上で延長部33aの内側に設けられた弾性部33cとを備えている。延長部33a及び折り返し部33bは、1枚の金属板に対して曲げ加工(例えば、ヘミング曲げ)を行なうことにより形成することができる。本実施形態では、折り返し部33bの内側面(右側面)は、冷却板21の上面21aと平行する方向に冷却板21に接触する接触面33dを構成する。具体的に、接触面33dは、冷却板21の左側面(側端面)21cに対して左側から接触する。この接触により、蓄電池カバー23は、冷却板21に対して左右方向に位置決めされる。具体的に、前記各フランジ32a〜32cに形成されたボルトB1用の挿通孔(図示せず)と、冷却板21に形成された雌ねじ部(図示せず)とを左右方向に位置決めすることができる。弾性部33cは、延長部33aと冷却板21の左側面21cとの間を異物(水及び塵等)が通るのを抑制する。具体的に、弾性部33cは、延長部33aと冷却板21の左側面21cとの間で弾性変形した状態で両者の間に挟持されている。
上述のように、本実施形態では、蓄電池カバー23の左側の取付部(フランジ)に代えて蓄電池カバー23の左側に位置決め部33が設けられている。これにより、蓄電池カバー23の左右両側にフランジを設ける場合と比較して、蓄電装置20を左右方向に小さくすることができる。そのため、蓄電装置20を右縦板12Aに対してより近接した位置に配置することができる。具体的に、蓄電装置20は、図2及び図5に示すように、外側壁30の左側壁37とインバータ19の左側面とが前から見る始点において上下方向に並ぶように、インバータ19に対して位置決めされている。
また、上述のように、蓄電装置20がインバータ19上で左寄りに配置されていることにより、蓄電装置20を外装パネル46内に効率的に配置することができる。具体的に、外装パネル46は、蓄電装置20及びインバータ19を上から覆う天板46aと、アッパーフレーム11の右側縁から立ち上がる側板46bと、側板46bの上端部と天板46aの右端部とを連結する傾斜板46cとを備えている。天板46aは、上から見る視点で側板46bよりも左側の範囲に設けられている。そのため、傾斜板46cは、上に向かうに従い左に傾斜する。これに対し、上述のように、蓄電装置20をインバータ19上で左寄りに配置することにより、蓄電池カバー23の外側壁30(右側壁36)をインバータ19の右側面よりも左側に配置することができる。したがって、インバータ19を側壁46bの左側に配置するとともに蓄電装置20を傾斜板46cの左側に配置することができる。
さらに、蓄電装置20は、位置決め部33が右縦板12Aに向くとともに取付部32の右側フランジ32aが傾斜板46cに向くように配置されている。これにより、アッパーフレーム11の幅寸法を小さくすることができるとともに外装パネル46により制限された範囲内で蓄電装置20を効率的に配置することができる。具体的に、蓄電装置20の右側フランジ32aが設けられている側では、前から見て外側壁30の下の位置で外側壁30よりも外側に冷却板21が突出している。そのため、右側フランジ32aが傾斜板46cに向くように配置することにより、冷却板21及び蓄電池カバー23を傾斜板46cに沿って配置することができる。一方、蓄電装置20の位置決め部33が設けられている側では、前から見て蓄電池カバー23の外側壁30と冷却板21の右側面21bとが上下方向に並べて配置されている。そのため、位置決め部33が第1縦板12Aに向くように蓄電装置20を配置することにより、取付部32が第1縦板12Aに向くように蓄電装置20を配置する場合と比較して、蓄電装置20を第1縦板12Aに近づけることができる。したがって、アッパーフレーム11の幅寸法を小さくすることができる。
図5を参照して、バスバー24は、蓄電池22の端子22bの左側面に接続された端子接続部24aと、端子接続部24aの上端部から右側に延びる延設部24bと、延設部24bの右端部から上に延びる嵩上げ部24cと、嵩上げ部24cの上端に設けられた取付部24dとを備えている。取付部24dは、蓄電池22よりも上でかつ貫通穴41aと同等の高さ位置で動力線25の基端部を取付可能である。具体的に、取付部24dの高さ位置は、端子接続部24a及び嵩上げ部24cの長さによって調整される。
内部制御線26は、蓄電池22とコネクタ28とを電気的に接続する。コネクタ28は、蓄電池22よりも上でかつ貫通穴40aと同等の高さ位置で外部制御線27を取付可能である。具体的に、コネクタ28の高さ位置は、蓄電池カバー23の内側壁31内に設けられたコネクタ支持部35によるコネクタ28の支持位置によって調整される。
本実施形態では、バスバー24が動力線25に対する導通部材を構成するとともに、内部制御線26及びコネクタ28が外部制御線27に対する導通部材を構成する。また、コネクタ28は、外部制御線27に対する取付部を構成する。
動力線25は、蓄電池22に電気的に接続された基端部と、インバータ19に電気的に接続された先端部とを有する。具体的に、動力線25の基端部は、バスバー24の取付部24dに対して電気的に接続されている。また、動力線25は、取付部24dから貫通穴41aを通って蓄電池カバー23の内側から外側に導出されるように実質的に水平に延びる水平部25aと、蓄電池カバー23の外側で下向きに曲げられた屈曲部25bと、屈曲部25bから下向きに延びる延設部25cとを有する。動力線25のうち延設部25cよりも先端側の部分は、図4に示すように、インバータ19の前側に導かれて、インバータ19に接続されている。屈曲部25bの一部は、蓄電池22を上から見る視点で外側壁30の内側の範囲と重なる位置に設けられている。具体的に、屈曲部25bの一部は、図3に示すように、内側壁31の左側内壁41と外側壁30の左側壁37との間の範囲E1内に設けられている。延設部25cは、屈曲部25bから蓄電池カバー23の外側壁30(左側壁37)及びインバータ19の左側面に沿って延びる。具体的に、延設部25cは、前から見る視点において上下方向に並べられた蓄電池カバー23の外側壁30(左側壁37)及びインバータ19の左側面と右縦板12Aとの間の範囲E2を通って配線されている。
図5に示すように、外部制御線27は、蓄電池22に接続される基端部と、インバータ19に電気的に接続された先端部とを有する。具体的に、外部制御線27の基端部は、コネクタ28に接続可能な図外のコネクタに接続されている。また、外部制御線27は、その基端部から貫通穴40aを通って蓄電池カバー23の内側から外側に導出されるように実質的に水平に延びる水平部27aと、蓄電池カバー23の外側で下向きに曲げられた屈曲部27bと、屈曲部27bから下向きに延びる延設部27cとを有する。外部制御線27のうち延設部27cよりも先端側の部分は、図4に示すように、インバータ19の前側に導かれて、インバータ19に接続されている。屈曲部27bの一部は、蓄電池22を上から見る視点で外側壁30の内側の範囲E3と重なる位置に設けられている。具体的に、屈曲部27bの一部は、図3に示すように、内側壁31の右側内壁40と外側壁30の右側壁36との間の範囲E3内に設けられている。延設部27cは、屈曲部27bから蓄電池カバー23の外側壁30(右側壁36)に沿って延びる。具体的に、延設部27cは、前から見る視点において蓄電池カバー23の外側壁30(右側壁36)と外装パネル46の傾斜板46cとの間の範囲E4(蓄電池カバー23の上面の仮想延長線と傾斜板46cとの交点と蓄電池カバー23との間の範囲)を通じて下向きに延びる。
以上説明したように、前記実施形態では、蓄電池22の上に設けられているとともに蓄電池22を上から見る視点で外側壁30の内側位置で上下方向に延びる内側壁31に形成された貫通穴40a、41aを通して電線が蓄電池カバー23の内側から外側に導出されている。これにより、上から見る視点において外側壁30よりも内側の位置を始点として、内側壁31の外側に導出された動力線25及び外部制御線27(以下、電線という)を曲げることができる。つまり、蓄電池22を上から見る視点で電線の屈曲部25b、27bの少なくとも一部を外側壁30の内側の範囲に重なる位置に設けることができる。そのため、従来のように、蓄電池22を上から見る視点において電線の曲げ部分の全体が蓄電池カバーの外側に配置される場合と比較して、電線の屈曲部25b、27bのうち蓄電池カバー23の外側に配置される部分を少なくすることができる。したがって、前記実施形態によれば、蓄電装置20のレイアウトの自由度を向上することができる。
なお、前記実施形態では、上下方向に沿った軸回りの全周にわたり内側壁31が設けられているが、これに限定されない。内側壁は、少なくとも貫通穴を形成する部分に設けられていればよい。具体的に、前記外側壁30を蓄電池22の上方まで延ばすとともに、外側壁30を内側に窪ませた凹部を形成し、この凹部の底部(内周壁)に貫通穴を形成することもできる。
また、前記実施形態では、屈曲部25b及び27bの一部が上から見る視点で外側壁30の内側の範囲に重なる位置に設けられているが、屈曲部25b、27bの全体が外側壁30の内側の範囲に重なる位置に設けられていてもよい。具体的に、屈曲部25b及び27bにより、動力線25及び外部制御線27を下以外の方向(例えば、後方)に曲げる場合、屈曲部25b、27bの全体を外側壁30の内側の範囲に重なる位置に設けることができる。
さらに、前記実施形態では、蓄電装置20の蓄電池カバー23が外側壁30及び内側壁31を有する例を説明したが、蓄電池カバー23は、必須ではない。具体的に、蓄電池カバー23を省略するとともに、蓄電池22が外側壁30及び内側壁31を有していてもよい。この場合、例えば、蓄電池22の内側壁31に端子を設け、この端子に動力線25及び/又は外部制御線27を接続することができる。
前記実施形態では、蓄電池22よりも上の位置でかつ貫通穴40a、41aと同等の高さ位置で電線の基端部を取付可能である。これにより、電線を蓄電池22に直接接続するとともにこの電線を貫通穴40a、41aを通して蓄電池カバー23の外側に導く場合と比較して、蓄電池カバー23内の電線の配索経路を簡素化することができる。具体的に、電線を蓄電池22に直接接続する場合、電線は、蓄電池から上向きに曲げられるとともに、蓄電池の上位置から貫通穴に向けて曲げられる。一方、前記実施形態では、電線を蓄電池22の上の位置で取付可能であるため、蓄電池22から上に向かう配索経路を省略することができる。
特に、取付部24d及びコネクタ28が貫通穴40a、41aと同等の高さ位置で電線を取付可能であるため、取付部24d及びコネクタ28から貫通穴40a、41aまでの範囲において、電線の水平部25a、27aを実質的に水平に配置することができる。そのため、蓄電池カバー23の内側で電線が屈曲している場合と比較して、貫通穴40a、41aから導出された電線を蓄電池カバー23の外側でスムーズに屈曲させることができる。
なお、前記実施形態では、貫通穴40a、41aと同等の高さ位置で動力線25及び外部制御線27を取付可能な取付部24d及びコネクタ28について説明したが、これに限定されない。取付部24d及びコネクタ28は、蓄電池22よりも上でかつ貫通穴40a、41aよりも下の位置で動力線25及び外部制御線27を接続可能なものでもよい。
前記実施形態では、取付部24d及びコネクタ28を上に開放するための開口部44が設けられているとともに、この開口部44が蓋体29によって開閉可能である。これにより、取付部24d及びコネクタ28に電線の基端部を取り付ける作業を開口部44を通して効率よく行うことができるとともに、電線の接続後に蓋体29を取り付けて開口部44を塞ぐことにより、電池を水や埃から保護することができる。
前記実施形態では、電線が蓄電池カバー23の外側壁30(右側壁36及び左側壁37)に沿って延びる延設部25c、27cを有する。これにより、電線が蓄電池カバー23の外側壁30から外側に向けて延びる場合と比較して、電線を蓄電池カバー23に沿ってコンパクトに配線することができる。したがって、蓄電装置20のレイアウトの自由度をより向上することができる。
前記実施形態では、インバータ19が蓄電装置20の下に設けられているとともに蓄電池カバー23の左側壁37及びインバータ19の左側面に沿って動力線25の延設部25cが配置されている。これにより、蓄電装置20からその下に設けられたインバータ19へ向けて動力線25をコンパクトに配線することができる。したがって、蓄電装置20とインバータ19と動力線25とを含む構成全体のレイアウトの自由度を向上することができる。
前記実施形態では、前から見る視点において上下方向に並べられた蓄電池カバー23の左側壁37及びインバータ19の左側面と第1縦板12Aとの間の範囲E2を通って動力線25の延設部25cが配線されている。これにより、ハイブリッドショベル1の幅寸法を小さくすることができる。具体的に、前記実施形態では、延設部25cが蓄電池カバー23の左側壁37及びインバータ19の左側面に沿ってコンパクトに配置されているため、延設部25cを配線するための間隔(範囲E2に相当する間隔)を空けた状態で、蓄電池カバー23及びインバータ19を第1縦板12Aに近接させることができる。これにより、蓄電池カバー23及びインバータ19を配置するのに必要なアッパーフレーム11の左右方向の幅寸法を小さくすることができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態に係る蓄電装置20について図7及び図8を参照して説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して、その説明を省略する。
第2実施形態に係る蓄電装置20では、蓄電池カバー23が前記後側フランジ32cに代えて位置決め部47を備えている。
位置決め部47は、蓄電池カバー23の外側壁30(後側壁39)の下端部から下に延長された延長部47aと、延長部47aの下端部に対して内側(前側)から折り重ねられた折り返し部47bと、折り返し部47bの上で延長部47aの内側に設けられた弾性部47cとを備えている。延長部47a及び折り返し部47bは、1枚の金属板に対して曲げ加工(例えば、ヘミング曲げ)を行なうことにより形成することができる。本実施形態では、折り返し部47bの内側面は、冷却板21の上面21aと平行する方向に冷却板21に接触する接触面47eを構成する。接触面47eは、前記接触面33dと直交する。具体的に、接触面47eは、冷却板21の後側面21eに対して後側から接触する。この接触により、蓄電池カバー23は、冷却板21に対して前後方向に位置決めされる。具体的に、前記各フランジ32a、32bに形成されたボルトB1用の挿通孔(図示せず)と、冷却板21に形成された雌ねじ部(図示せず)とを前後方向に位置決めすることができる。したがって、位置決め部33及び位置決め部47によって、挿通孔と雌ねじ部とを前後左右方向に位置決めすることができる。
また、本実施形態では、延長部47a及び折り返し部47bには、ボルトB2を後ろから挿通するための挿通穴47dが形成されている。これにより、位置決め部47を取付部としても兼用することができる。具体的に、ボルトB2の前端部は、冷却板21の後側面21eに形成された図外の雌ねじ部に螺合する。なお、挿通穴47dと雌ねじ部とは、前記位置決め部33によって前後方向に位置決めされる。
弾性部47cは、延長部47aと冷却板21の後側面21eとの間を異物(水及び塵等)が通るのを抑制する。具体的に、弾性部47cは、延長部47aと冷却板21の後側面21eとの間で弾性変形した状態で両者の間に挟持されている。
なお、前記実施形態では、2つの位置決め部33、47にそれぞれ接触面33d、47eを設けた例について説明したが、これに限定されない。例えば、1つの位置決め部に互いに直交する2つの接触面を設けてもよい。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態に係る蓄電装置20について図9を参照して説明する。なお、前記各実施形態と同様の構成については同一の符号を付して、その説明を省略する。
第3実施形態に係る蓄電装置20では、蓄電池カバー23が前記位置決め部33に代えて位置決め部48を有するとともに、冷却板21の上面21aには、スリット21fが形成されている。
位置決め部48は、蓄電池カバー23の左側壁37の下端部から下に延長された延長部48aと、延長部48aの内側(右側)に設けられた弾性部48bとを備えている。
スリット21fは、上に開口するとともに前後方向に延びる溝である。また、スリット21fは、延長部48a及び弾性部48bを挿入可能な左右方向の幅寸法を有する。具体的に、スリット21fの幅寸法は、延長部48aとスリット21fの内側面との間で弾性部48bを弾性変形させた状態で、位置決め部48を挿入可能な寸法に設定されている。これにより、スリット21f内に位置決め部48が挿入されることにより、延長部48aとスリット21fの内側面との間を異物が通るのを抑制することができる。
本実施形態では、延長部48aの外側面(左側面)は、冷却板21の上面21aと平行する方向に冷却板21に接触する接触面48cを構成する。具体的に、接触面48cは、スリット21fの右に向く内側面に対して右側から接触する。この接触により、蓄電池カバー23は冷却板21に対して左右方向に位置決めされる。
また、本実施形態では、前記各実施形態と異なり、折り返し部33b、47bを省略することにより、曲げ加工を省略することができる。
なお、第2及び第3実施形態では、位置決め部を蓄電池カバー23の左側及び後側に設けることを例示したが、これらに限定されない。位置決め部は、前後左右方向の何れの方向に設けることもできる。この場合、位置決め部を取付部として兼用することもできる。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態に係る蓄電装置20について図10を参照して説明する。なお、前記各実施形態と同様の構成について同一の符号を付してその説明を省略する。
第4実施形態に係る蓄電装置20では、蓄電池22が端子22bに代えて端子22cを有するとともに、前記バスバー24に代えてバスバー45が設けられている。
端子22cは、電池本体22aの上面に設けられている。
バスバー24は、端子22cの上面に接続された端子接続部45aと、端子接続部45aの左端部から上に延びる嵩上げ部45bと、嵩上げ部45bの上端に設けられた取付部45cとを備えている。取付部45cは、蓄電池22よりも上でかつ貫通穴41aと同等の高さ位置で動力線25の基端部を取付可能である。具体的に、取付部45cの高さ位置は、嵩上げ部45bの長さによって調整される。
第4実施形態においても、取付部45cが貫通穴41aと同等の高さ位置で電線を取付可能であるため、取付部45cから貫通穴41aまでの範囲において、動力線25の水平部25aを実質的に水平に配置することができる。
なお、第1及び第4実施形態では、端子が電池本体22aの上面又は左側面に設けられている例について説明したが、これに限定されない。電池本体22aに対する端子の位置にかかわらず、端子に接続された電線(動力線25及び外部制御線27)が内側壁31の貫通穴40a、41aを通して蓄電池カバー23の内側から外側に導出されていればよい。
また、前記各実施形態では、蓄電装置20を有する建設機械としてハイブリッドショベル1を説明したが、蓄電装置20を設ける建設機械は、これに限定されない。例えば、エンジンを有さずに蓄電池の電力によって駆動する電動建設機械に対して蓄電装置20を採用することもできる。
1 ハイブリッドショベル(建設機械)
11 アッパーフレーム(ベースフレーム)
12A 右縦板
12B 左縦板
19 インバータ(被接続部材)
20 蓄電装置
22 蓄電池
23 蓄電池カバー
24 バスバー(導通部材)
24d 取付部
25 動力線(電線)
25b 屈曲部
25c 延設部
27 外部制御線(電線)
27b 屈曲部
27c 延設部
28 コネクタ(取付部)
29 蓋体
30 外側壁
31 内側壁
40a 貫通穴
41a 貫通穴
44 開口部
45 バスバー(導通部材)
45c 取付部

Claims (5)

  1. 建設機械であって、
    蓄電池と、前記蓄電池を上方及び側方から覆う蓄電池カバーと、前記蓄電池カバー内に設けられているとともに前記蓄電池に電気的に接続された導通部材と、を有する前記蓄電装置と、
    前記蓄電装置に接続された電線と、
    前記電線を介して前記蓄電装置に接続された被接続部材とを備え、
    前記蓄電池カバーは、上下方向に沿った軸回りに設けられて前記蓄電池を側方から覆う外側壁と、前記外側壁及び前記蓄電池の上に設けられているとともに前記外側壁及び前記蓄電池を上から見る視点で前記外側壁の内側位置で上下方向に延びる内側壁とを有し、
    前記電線は、前記蓄電池に電気的に接続された基端部を有し、前記内側壁に形成された貫通穴を通して前記蓄電池カバーの内側から外側に導出されて、前記内側壁から外側に延び、さらに、前記内側壁の外側で曲げられた屈曲部を有し、
    前記電線の屈曲部の少なくとも一部は、前記蓄電装置を上から見る視点で前記外側壁の内側の範囲に重なる位置に設けられ
    前記導通部材は、前記蓄電池よりも上でかつ前記貫通穴と同等の高さ位置又はこれよりも下の位置で前記電線の基端部を取付可能な取付部を有する、建設機械。
  2. 前記蓄電池カバーは、前記内側壁と前記外側壁とを有するとともに前記取付部を上に開放するための開口部が形成されたカバー本体と、前記開口部を開閉可能となるように前記カバー本体に着脱可能な蓋体とをさらに備えている、請求項に記載の建設機械。
  3. 前記電線は、前記屈曲部で下に曲がり、前記屈曲部から前記蓄電装置の外側壁に沿って延びる延設部を有している、請求項に記載の建設機械。
  4. 前記蓄電装置は、前記被接続部材の上に設けられ、
    前記被接続部材は、前記蓄電装置の外側壁のうち前記電線の延設部が沿って配置される部分に対し側方から見て上下方向に並ぶ側面を有し、
    前記電線の延設部は、上下方向に並ぶ前記蓄電装置の外側壁及び前記被接続部材の側面に沿って配置されている、請求項に記載の建設機械。
  5. 建設機械であって、
    上下方向に沿った軸回りに設けられた外側壁と、前記外側壁の上に設けられているとともに前記外側壁を上から見る視点で前記外側壁の内側位置で上下方向に延びる内側壁とを有する蓄電装置と、
    前記蓄電装置に接続された電線と、
    前記電線を介して前記蓄電装置に接続された被接続部材と、
    前記蓄電装置及び前記被接続部材が設けられたベースフレームと、
    左右方向に互いに対向するとともに前後方向に延びるように、前記ベースフレームの左右両端から外れた位置で前記ベースフレーム上に立設された第1縦板及び第2縦板と、
    前記各縦板の間で前記各縦板に起伏可能に支持された作業アタッチメントとを備え、
    前記電線は、前記内側壁から外側に延びるとともに、前記内側壁の外側で曲げられた屈曲部を有し、
    前記電線の屈曲部の少なくとも一部は、前記蓄電装置を上から見る視点で前記外側壁の内側の範囲に重なる位置に設けられ、
    前記電線は、前記屈曲部で下に曲がり、前記屈曲部から前記蓄電装置の外側壁に沿って延びる延設部を有し、
    前記蓄電装置は、前記被接続部材の上に設けられ、
    前記被接続部材は、前記蓄電装置の外側壁のうち前記電線の延設部が沿って配置される部分に対し側方から見て上下方向に並ぶ側面を有し、
    前記電線の延設部は、上下方向に並ぶ前記蓄電装置の外側壁及び前記被接続部材の側面に沿って配置され、
    前記蓄電装置及び前記被接続部材は、前記第1縦板を基準として前記第2縦板と反対の位置に設けられ、
    前記電線の延設部は、前から見る視点において上下方向に並べられた前記蓄電装置の外側壁及び前記被接続部材の側面と前記第1縦板との間を通って配線されている、建設機械。
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