JP2005299132A - 建設機械におけるコンソールボックス - Google Patents
建設機械におけるコンソールボックス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005299132A JP2005299132A JP2004114056A JP2004114056A JP2005299132A JP 2005299132 A JP2005299132 A JP 2005299132A JP 2004114056 A JP2004114056 A JP 2004114056A JP 2004114056 A JP2004114056 A JP 2004114056A JP 2005299132 A JP2005299132 A JP 2005299132A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- console box
- hydraulic
- electrical wiring
- partition plate
- hydraulic piping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
【課題】 運転席の左右側方に配され、油圧配管が接続される油圧機器と、電気配線が接続される電気機器とを備えたコンソールボックスにおいて、油圧配管と電気配線とが擦れて早期に摩耗、損傷してしまうことを防止する。
【解決手段】 コンソールボックス8内に、油圧配管18と電気配線21とを仕切る仕切板20を設け、該仕切板20により仕切られた一方側を油圧配管配設部S2に、他方側を電気配線配設部に設定すると共に、上記仕切板20に、電気配線21をガイドするガイド溝部20aを設けた。
【選択図】 図4
【解決手段】 コンソールボックス8内に、油圧配管18と電気配線21とを仕切る仕切板20を設け、該仕切板20により仕切られた一方側を油圧配管配設部S2に、他方側を電気配線配設部に設定すると共に、上記仕切板20に、電気配線21をガイドするガイド溝部20aを設けた。
【選択図】 図4
Description
本発明は、油圧ショベル等の建設機械におけるコンソールボックスの技術分野に属するものである。
一般に、油圧ショベル等の建設機械のなかには、オペレータが座する運転席の左右側方にコンソールボックスを配し、該コンソールボックスの上面部に、作業用アクチュエータを作動させるための操作レバーや、運転操作に必要な各種操作スイッチ類、ラジオの操作盤等を配置したものがある。このものにおいて、前記操作レバーの操作に基づいて切換作動を行うバルブ(油圧機器)に接続される油圧配管や、操作スイッチ類やラジオ等の電気機器に接続される電気配線は、コンソールボックスの内部から外部に至るように配設されることになるが、この場合に、これら油圧配管および電気配線を、コンソールボックス内の限られたスペース内でうまく配設する必要がある。
そこで従来、コンソールボックスの内部に配線、配管用の支持部材を設ける一方、油圧配管と電気配線とをまとめて上記支持部材に沿うようにして配設したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−253703号公報
しかるに、前記従来のものは、油圧配管と電気配線とがまとめられて配設されているから、例えば油圧配管が脈動により振動したような場合に、油圧配管と電気配線とがこすれて、早期の摩耗や損傷を招来する惧れがあり、ここに本発明が解決しようとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、運転席の側方に配され、油圧配管が接続される油圧機器と、電気配線が接続される電気機器とを備えたコンソールボックスにおいて、前記油圧配管および電気配線をコンソールボックスの内部から外部に至るよう配設するにあたり、コンソールボックス内に、油圧配管と電気配線とを仕切る仕切部材を設けたことを特徴とするものである。
そして、この様にすることにより、油圧配管と電気配線とが擦れて早期に摩耗、損傷してしまうような不具合を回避でき、油圧配管および電気配線を有効に保護できる。
請求項2の発明は、請求項1において、仕切部材には、油圧配管または/および電気配線をガイドするガイド部材が設けられていることを特徴とするものである。
そして、この様にすることにより、ガイド部材によって油圧配管または/および電気配線を容易に導くことができると共に、ガイド部材を別途設ける必要がなく、部材の兼用化が図れる。
そして、この様にすることにより、油圧配管と電気配線とが擦れて早期に摩耗、損傷してしまうような不具合を回避でき、油圧配管および電気配線を有効に保護できる。
請求項2の発明は、請求項1において、仕切部材には、油圧配管または/および電気配線をガイドするガイド部材が設けられていることを特徴とするものである。
そして、この様にすることにより、ガイド部材によって油圧配管または/および電気配線を容易に導くことができると共に、ガイド部材を別途設ける必要がなく、部材の兼用化が図れる。
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は油圧ショベルであって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2、該下部走行体2に旋回自在に支持される上部旋回体3、該上部旋回体3に装着される作業部4等から構成されている。さらに、前記上部旋回体3には、キャブ5が設けられると共に、図示しない燃料タンク、作動油タンク等のタンク類、油圧ポンプ、コントロールバルブユニット等の油圧機器類、エンジン、ラジエータ、バッテリ等の機械装置類等が搭載されている。
前記キャブ5には、オペレータが着座する運転席6が配され、さらに該運転席の左右側方には左右のコンソールボックス7、8が配されているが、本実施の形態では、右側のコンソールボックス8に本発明が実施されているため、以降右側のコンソールボックス8について説明する。尚、本実施の形態における前後左右の方向は、運転席6に着座したオペレータから視た方向である。
前記コンソールボックス8の外殻は、上面部8a、前面部8b、左面部8c、右面部8d、後面部8eを備え、下方が開口した中空箱状をしているが、該コンソールボックス8の上面部8aは、前半側が高く後半側が低くなった二段形状をしている。そして、該コンソールボックス上面部8aの前半側には、前記作業部4を動作せしめるための作業用操作レバー9が組付けられており、該作業用操作レバー9の後側には、キースイッチ10およびアクセルダイヤル11が配されたスイッチ盤12が組付けられているが、上記作業用操作レバー9の先端部には、例えばワンタッチアイドルスイッチやホーンスイッチ等のレバー付スイッチ13が取付けられている。また、コンソールボックス上面部8aの後半側には、ラジオ14の操作盤14aが組付けられている。さらに、コンソールボックス8の後面部8eには、バックアップスイッチ15aを備えたバックアップ用スイッチボックス15が組付けられている。尚、図中、16はアームレストである。
一方、コンソールボックス8の内部の前半側には、前記作業用操作レバー9の下方に位置する部位に、作業用操作レバー9の操作に基づいて切換作動を行うパイロットバルブ(本発明のコンソールボックスに備えられる油圧機器に相当する。)17が収納されており、該パイロットバルブ17の下部には、計6本のパイロット用の油圧配管18が接続されている。
また、コンソールボックス8の内部の後半側の右半部には、前記ラジオ14の本体部が収納されているが、該ラジオ14の左側面14bには、支持ブラケット19を介して仕切板20が取り付けられている。この仕切板20は、ラジオ14の左側面14bの下端から更に下方に垂下するように設けられており、これによって、コンソールボックス8の後半側空間は、左右に仕切られた状態となっている。そして、該仕切板20によって仕切られた右方の空間部、つまり、ラジオ14の下方の空間が、後述する電気配線21が配設される電気配線配設部S1に設定される一方、仕切板20によって仕切られた左方の空間部は、前記パイロット用の油圧配管18が配設される油圧配管配設部S2に設定されている。
さらに、前記仕切板20の下端前半部からは、右方に向けてガイド溝部20aが屈曲形成されている。そして、該ガイド溝部20aによって、電気配線配設部S1に配設された電気配線21を、コンソールボックス8の内部から外部へと容易に導くことができるようになっている。
前記電気配線21は、コンソールボックス8の内部で次のようにして配設される。まず、作業用操作レバー9の先端部に配されたレバー付スイッチ13に接続される電気配線21Aは、作業用操作レバー9の内部を通ってスイッチ盤12の下方の空間部(パイロットバルブ17とラジオ13とのあいだの空間部)に導かれ、ここでコネクタ22Aに接続される。また、キースイッチ10およびアクセルダイヤル11に接続される電気配線21Bは、スイッチ盤12の下方の空間部においてコネクタ22Bに接続される。さらに、これらコネクタ22A、22Bから延びる電気配線21は、一緒に束ねられて電気配線配設部S1に導かれ、仕切板20のガイド溝部20aによってガイドされる状態で電気配線配設部S1の後部に至り、コンソールボックス8の下方開口から外部に引き出される。また、ラジオ13の下側面からは、コネクタ22Cを介して電気配線21Cが電気配線配設部S1に引き出されているが、該電気配線21Cは、電気配線配設部S1の後部を通ってコンソールボックス8の下方開口から外部に引き出され、該コンソールボックス8の外部において前記電気配線21と一緒に束ねられる。尚、バックアップ用スイッチボックス15に接続される電気配線21Dは、コンソールボックス8の後方を通って前記電気配線21と一緒に束ねられている。そして、これら一纏めに束ねられた電気配線(電気ハーネス)21は、キャブ床面5aに取り付けられたグロメット23を通ってキャブ床面5aの下方に導かれるように構成されている。
一方、前記パイロットバルブ17に接続されるパイロット用の油圧配管18は、パイロットバルブ17の下方から後方に延びて油圧配管配設部S2に至り、前述した電気配線21の引き出し位置よりも前方位置において、コンソールボックス8の下方開口から外部に引き出されるようになっている。そして、コンソールボックス8から外部に引き出された油圧配管18は、前記電気配線21と同様に、キャブ床面5aに取り付けられたグロメット22を通ってキャブ床面5aの下方に導かれるようになっている。
叙述の如く構成された本形態において、コンソールボックス8の内部には、パイロットバルブ7に接続されるパイロット用の油圧配管18が配設されると共に、キースイッチ10、アクセルダイヤル11、レバー付スイッチ13、ラジオ14等の電気機器に接続される電気配線21が配設されるが、これら油圧配管18と電気配線21とは、仕切板20によって仕切られた状態となっている。
この結果、例えば油圧配管18が脈動等により振動したような場合であっても、油圧配管18と電気配線21とが擦れて早期に摩耗、損傷してしまうような不具合を回避でき、油圧配管18および電気配線21を有効に保護できる。
この結果、例えば油圧配管18が脈動等により振動したような場合であっても、油圧配管18と電気配線21とが擦れて早期に摩耗、損傷してしまうような不具合を回避でき、油圧配管18および電気配線21を有効に保護できる。
さらに、前記仕切板20には、電気配線21をガイドするガイド溝部20aが一体形成されているため、コンソールボックス8の内部から外部へと電気配線21を容易に導くことができると共に、ガイド部材を別途設ける必要がなく、部材の兼用化が図れる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されないことは勿論であって、必要に応じて、仕切板に油圧配管用のガイド部材を設ける構成にしても良い。また、左側のコンソールボックスに本発明を実施することも、勿論できる。
6 運転席
8 コンソールボックス
10 キースイッチ
11 アクセルダイヤル
13 レバー付スイッチ
14 ラジオ
17 パイロットバルブ
18 油圧配管
20 仕切板
20a ガイド溝部
21 電気配線
8 コンソールボックス
10 キースイッチ
11 アクセルダイヤル
13 レバー付スイッチ
14 ラジオ
17 パイロットバルブ
18 油圧配管
20 仕切板
20a ガイド溝部
21 電気配線
Claims (2)
- 運転席の側方に配され、油圧配管が接続される油圧機器と、電気配線が接続される電気機器とを備えたコンソールボックスにおいて、前記油圧配管および電気配線をコンソールボックスの内部から外部に至るよう配設するにあたり、コンソールボックス内に、油圧配管と電気配線とを仕切る仕切部材を設けたことを特徴とする建設機械におけるコンソールボックス。
- 請求項1において、仕切部材には、油圧配管または/および電気配線をガイドするガイド部材が設けられていることを特徴とする建設機械におけるコンソールボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004114056A JP2005299132A (ja) | 2004-04-08 | 2004-04-08 | 建設機械におけるコンソールボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004114056A JP2005299132A (ja) | 2004-04-08 | 2004-04-08 | 建設機械におけるコンソールボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005299132A true JP2005299132A (ja) | 2005-10-27 |
Family
ID=35331016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004114056A Withdrawn JP2005299132A (ja) | 2004-04-08 | 2004-04-08 | 建設機械におけるコンソールボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005299132A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017150277A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 株式会社クボタ | 作業機 |
KR20200130238A (ko) * | 2018-03-28 | 2020-11-18 | 스미토모 겐키 가부시키가이샤 | 건설기계 |
JP2021004485A (ja) * | 2019-06-26 | 2021-01-14 | 株式会社クボタ | 作業機 |
-
2004
- 2004-04-08 JP JP2004114056A patent/JP2005299132A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017150277A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 株式会社クボタ | 作業機 |
KR20200130238A (ko) * | 2018-03-28 | 2020-11-18 | 스미토모 겐키 가부시키가이샤 | 건설기계 |
JPWO2019189507A1 (ja) * | 2018-03-28 | 2021-04-08 | 住友建機株式会社 | 建設機械 |
JP7267996B2 (ja) | 2018-03-28 | 2023-05-02 | 住友建機株式会社 | 建設機械 |
KR102652954B1 (ko) | 2018-03-28 | 2024-03-28 | 스미토모 겐키 가부시키가이샤 | 건설기계 |
JP2021004485A (ja) * | 2019-06-26 | 2021-01-14 | 株式会社クボタ | 作業機 |
JP7126992B2 (ja) | 2019-06-26 | 2022-08-29 | 株式会社クボタ | 作業機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8727055B2 (en) | Electric work vehicle and base thereof | |
JP2012026142A (ja) | 電動作業車両 | |
JP5803984B2 (ja) | 作業機械 | |
EP1061186A2 (en) | Noise reduction structure for a cab of a working vehicle | |
JP4865583B2 (ja) | 作業車両 | |
KR101036859B1 (ko) | 운전실의 바닥구조 | |
JP2005133495A (ja) | 建設機械 | |
JP2005299132A (ja) | 建設機械におけるコンソールボックス | |
JP2008195172A (ja) | 作業車両 | |
WO2012120833A1 (ja) | 上部旋回体及びこれを備えたハイブリッド建設機械 | |
JP2010095083A (ja) | 作業機械のハーネス接続構造 | |
JP2011137295A (ja) | アタッチメントホースのクランプ構造 | |
EP2868810B1 (en) | Construction machine | |
JP3989091B2 (ja) | 小旋回型建設車両 | |
JP5386389B2 (ja) | 作業機械 | |
JP2009056828A (ja) | ホイ−ルロ−ダにおける電気配線の配設構造 | |
JP2010195120A (ja) | 作業車両 | |
JP2009001088A (ja) | 建設機械における燃料タンク | |
JP5238058B2 (ja) | 作業車両 | |
JP5282463B2 (ja) | 建設機械 | |
JP2014151702A (ja) | 車両フロア構造 | |
JP6213519B2 (ja) | 作業機械 | |
JP4890929B2 (ja) | 作業機械の電装品収納構造 | |
JP7109387B2 (ja) | 作業用走行車 | |
JP5803982B2 (ja) | 作業機械 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070703 |