JP4940966B2 - バッテリ搭載構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電気自動車の車体フロア下側に搭載されるバッテリの搭載構造に関する。
ハイブリット車や電気自動車等では電気モータを駆動するために大容量のバッテリを複数搭載して用いるが、従来のバッテリ搭載構造としては車体フロアに設けたバッテリ収納部にバッテリを搭載し、該バッテリの車幅方向外側をセンタピラー基部等の車体側部にブラケットを介して連結することにより、側突(側面衝突)に対処するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−238541号公報(第3頁、図2)
しかしながら、かかる従来のバッテリ搭載構造では、重量物であるバッテリが車体側部に連結されて、該車体側部によって側突時のバッテリ荷重を専ら支持する構造であるため、バッテリを支持する車体側部の強度を増大する必要があり、そのため車体側部の板厚を増加したり、または、断面を拡大したり、あるいは、補強部材を設けたりして重量増加を招いてしまう。
また、バッテリを前記車体側部に連結するブラケットにあっても、側突時のバッテリ荷重が直接作用するため、その荷重を支持するに十分な強度を備えた構造が要求される。
そこで、本発明は、バッテリを固定する部材に側突時の入力荷重に対して反力を増大させる機能を持たせて、バッテリ支持部材の強度を高めるとともに、その重量の軽減化を図ることができるバッテリ搭載構造を提供するものである。
本発明は、バッテリを上下2段に重ねて車体に搭載するバッテリ搭載構造であって、下段バッテリと上段バッテリとの間に平坦なブラケットを介装して、該ブラケットにより下段バッテリの上面を押えて、該下段バッテリをその車幅方向両側で車体に固定するとともに、該ブラケット上に上段バッテリを載置して固定し、該ブラケットは、その車幅方向外側に側突荷重が入力される荷重入力部を備え、載置した上段バッテリの自重に対して平坦方向への復元が可能な部材で形成したことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、側突荷重が下段バッテリと上段バッテリとの間に介装したブラケットの荷重入力部に入力した場合、該ブラケットは上下方向に変形しようとするが、該ブラケットには上段バッテリの自重が作用しており、この自重により変形しようとするブラケットに平坦方向への復元力が作用していて、この復元力が側突荷重に対する反力として作用し、該側突荷重を軽減する。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1〜図7は本発明にかかるバッテリ搭載構造の第1実施形態を示し、図1はバッテリおよびその収納容器の分解斜視図、図2はバッテリを搭載する車体フロアの斜視図であり、図3は図1中A−A線に沿ったバッテリ収納状態の拡大断面図、図4は下段バッテリと上段バッテリとの間に介装するブラケットの拡大斜視図、図5は図1中B−B線に沿ったバッテリ収納状態の要部拡大断面図である。
また、図6は側突荷重が入力した際の下段バッテリと上段バッテリとの間に介装したブラケットの作用を示す模式図、図7は側突荷重が入力した際のブラケットに作用するモーメントの計算例に用いた模式図である。
本実施形態のバッテリ搭載構造は、図1に示すようにバッテリトレイ1と、該バッテリトレイ1の上側を覆うカバー2とからなる収納容器3内に、下段バッテリ4と上段バッテリ5を相互に重ねて収納して、図2に示す車体フロア6の下側に搭載するようにしている。
前記下段バッテリ4は、単体が前後方向に細長い矩形状に形成され、この単体の下段バッテリ4を前後方向に2個並設したものを、車幅方向に2列並設して、合計4個の下段バッテリ4を前記バッテリトレイ1内に収納することになる。
一方、前記上段バッテリ5の単体は、前記下段バッテリ4の単体と同一のものが用いられ、車両後方に配置した2個の下段バッテリ4の上側に、2個の上段バッテリ5を車幅方向に並設して重ねて載置してある。
前記バッテリトレイ1は、図1に示すように底部11の外側形状を、前後・左右に4個並設した前記下段バッテリ4群の外側形状に略沿った矩形状に形成し、この底部11の周縁部に下段バッテリ4の高さよりも若干低くなる周側壁12を形成してあり、該周側壁12の前側面12aの中央部には、前記下段バッテリ4群の前側に設けたジャンクション41を収納する凹部13を突設してある。
前記カバー2は、2個並設した上段バッテリ5を、それらの上方から被せて収納する収納部21と、該収納部21の前側下部から前方に突出する平坦部22と、を設けて形成し、平坦部22で前側2個の下段バッテリ4の上側を覆うようになっている。そして、前記バッテリトレイ1の周側壁12と前記カバー2の収納部21の周壁23とによって収納容器3の側壁31が構成される。
前記前後・左右に4個並設した下段バッテリ4群の前側(図中手前側)の中央部に前記ジャンクション41を突設するとともに、前記カバー2の平坦部22の前側中央部に前記凹部13の上側を閉止する閉止部24を突設してある。
また、図2に示すように前記車体フロア6の中央部には、フロアパネル61を上方に凹設して車体フロア6の下面に、下段・上段バッテリ4,5の収納容器3を収納するバッテリ格納部62を形成してある。
従って、バッテリトレイ1に下段バッテリ4を収納し、この下段バッテリ4の上側に上段バッテリ5を重ねた後、その上からカバー2を被せてバッテリトレイ1の上周縁に係止することにより、下段バッテリ4および上段バッテリ5が収納容器3に収納された状態となり、この収納容器3の上側部を前記車体フロア6のバッテリ格納部62に配置して、バッテリトレイ1を図外のフロアサイドメンバやフロアクロスメンバ等のフロア下骨格メンバに締結固定することによって、バッテリ4,5を搭載するようになっている。
ここで、本発明にあっては、図1,図3に示すように上下に重ねた下段バッテリ4と上段バッテリ5との間に、下段バッテリ4および上段バッテリ5をそれぞれ固定する平坦なブラケット7を介装してある。つまり、下段バッテリ4の上面に前記ブラケット7を配置し、このブラケット7の上面に上段バッテリ5を載置するようにしている。
前記ブラケット7は、2個並設した上段バッテリ5群の下面外形よりも若干大きめとなる矩形状の枠体、つまり、図4に示すように上段バッテリ5を支持するに十分な幅dを持った4つの辺7a〜7dを矩形状に配置して形成してあり、更には、前側辺7aと後側辺7cの車幅方向中央部を中間部材7eで繋ぐことにより、全体を略日の字形に形成した形状となっている。
前記ブラケット7の外周71は、収納容器3の側壁となるバッテリトレイ1の周側壁12に近接していて、その車幅方向両側の端部がバッテリトレイ1の左右の側面12c,12dを介して側突荷重が入力される荷重入力部となっている。
下段バッテリ4はその車幅方向両側で、図3に示すようにブラケット7に形成した取付穴72(図4参照)に挿通した長尺ボルト8の下部ねじ部81をバッテリトレイ1の底部11に螺合・締付けすることにより固定してあり、また、上段バッテリ5は、図示省略したクランプによってブラケット7面上に固定してある。
このブラケット7は、載置した上段バッテリ5の自重に対して平坦方向への復元が可能な部材で形成してある。
つまり、ブラケット7は、上段バッテリ5を支持しつつ、この上段バッテリ5の重量で撓み変形が可能となる厚さt(図4参照)に設定した鋼板等によって形成することができる。
更に、前記ブラケット7の下面には、側突荷重が入力されるバッテリトレイ1の側面12c,12dの倒れ変形を抑制する変形抑制部材としての垂設リブ9を車幅方向に設けてある。
前記垂設リブ9は、図4に示すようにブラケット7の前側辺7aの下面に車幅方向に延在して所定高さhをもって垂下し、この垂設リブ9を図5に示すように前後方向に並設した下段バッテリ4,4間の隙間δに挿入して、該垂設リブ9の車幅方向両端面9a,9b(図4参照)を前記バッテリトレイ1の車幅方向両側面12c,12dの内側に当接若しくは近接して配置して、これら両端面9a,9bが荷重入力部となるようにしてある。
また、前記垂設リブ9は、その下段バッテリ4,4の中央部に対応する部分の垂設高さh′に対して、該下段バッテリ4,4の固定部に対応した側方部の垂設高さhを大きく(h>h′)してある。
なお、バッテリトレイ1の周側壁12の後側面12bには、排気部14が設けられている。
以上の構成により本実施形態のバッテリ搭載構造によれば、上下に重ね合わせた下段バッテリ4および上段バッテリ5を、バッテリトレイ1とカバー2とで構成した収納容器3内に収納して、車体フロア6の下側のバッテリ格納部62に搭載することにより、下段・上段バッテリ4,5のコンパクトな収納が可能となっている。
このように下段・上段バッテリ4,5を車体フロア6の下側に搭載した状態で車体が側面衝突すると、図6(a)の模式図に示すように、その時の側突荷重Fが例えばバッテリトレイ1の左側面12cを介して、ブラケット7の荷重入力部である外周71に入力した場合、図6(b)中2点鎖線に示すように、ブラケット7が側突荷重Fにより上下方向に撓み変形しようとする。
このとき、前記ブラケット7に重量物である上段バッテリ5の自重Wが作用しており、この自重Wにより図6(c)に示すように変形しようとするブラケット7に平坦方向への復元力が作用していて、この復元力が側突荷重Fに対する反力Rとして作用し、ブラケット7に作用する曲げモーメントを軽減してバッテリトレイ1の車幅方向に対向する左側面12cおよび右側面12dの倒れを抑制できる。
ここで、図7の模式図を用いて前記ブラケット7の機能を具体的な数値によって説明すると、まず、図7(a)に示すように、片側の上段バッテリ5の単体の重量Wを50Kg、該片側の上段バッテリ5の支持スパンLを400mm、側突荷重Fを5,000Kgf(解析値)、上段バッテリ5の支持部と側突荷重Fの入力点とのオフセット量Lfを15mmとする。このとき、片側の上段バッテリ5の自重(W)は、支持スパンLの中点に集中荷重として作用するものとする。
すると、図7(b)に示すように、側突荷重Fの入力による片側の上段バッテリ5の支持部に作用するモーメントM1は、
M1=F×Lf
=5,000×15
=75,000(Kgf・mm)
=75(Kgf・m)…(1)
となる。
一方、図7(c)に示すように、上段バッテリ5の自重(重量W)により前記支持部に作用するモーメントM2は、
M2=−W×L
=−50×400
=−20,000(Kgf・mm)
=−20(Kgf・m)…(2)
となる。
従って、最終的に側面衝突による上段バッテリ5の支持部に作用するモーメントMは、
M=M1+M2
=75+(−20)
=55(Kgf・m)
となり、ブラケット7に作用するモーメントMは、{(75−55)/75}×100≒26パーセントの低減となる。
従って、側突荷重Fが入力されるバッテリトレイ1の周側壁12の強度をブラケット7の反力増強機能によって向上することができるため、バッテリトレイ1の過剰な補強を必要とせず、ひいては、バッテリ収納容器3を軽量化することができる。
つまり、バッテリトレイ1の囲繞壁12の断面や大きさが同等ならば、板厚の26パーセントを削減できるため、重量を26パーセント軽減させることができる。
また、本実施形態では前記ブラケット7の下面には、バッテリトレイ1の側面12c,12dの倒れ変形抑制部材としての垂設リブ9を車幅方向に設けたので、この垂設リブ9は前記左側面12cから入力された側突荷重Fを右側面12d側に分散して支持できるため、バッテリトレイ1の周側壁12、ひいては、収納容器3の側壁31の倒れを効率良く抑制できる。
更に、前記垂設リブ9は、下段バッテリ4,4の中央部に対応する部分の垂設高さh′に対して、該下段バッテリ4の固定部に対応した側方部の垂設高さhを大きくしてあるので、バッテリトレイ1の周側壁12の倒れを一層効率よく抑制でき、しかも、小さな垂設高さh′の部分を通して換気性を良好に維持できるので、下段バッテリ4の冷却効果を損なうことはない。
図8は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図8はブラケットの要部を示す拡大斜視図である。
本実施形態は、基本的に第1実施形態と同様の構成となり、下段バッテリ4と上段バッテリ5との間にフレーム状に形成したブラケット7を介装するようになっており、本実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、変形抑制部材としての前記垂設リブ9の端面9aに、車両前後方向に拡大されて側突荷重Fを入力する拡大受圧面10を設けている。
即ち、前記拡大受圧面10は所定厚の平板によって形成され、ブラケット7の車幅方向両側の側辺7b,7dの下面と垂設リブ9の端面9bとに接合して、所定高さH(H≒h)として取り付けあり、その拡大受圧面10によって前記垂設リブ9の端面9aを覆ってある。また、前記拡大受圧面10の前後方向幅Kは垂設リブ9の幅kよりも十分に大きく設定してある。
従って、本実施形態によれば、ブラケット7を下段バッテリ4と上段バッテリ5との間に介装した際に、拡大受圧面10が垂設リブ9の端面9aとバッテリトレイ1の側面12c,12dとの間に介在されることになる。
そして、バッテリトレイ1の側面12cまたは12dに入力した側突荷重Fは、前記拡大受圧面10を介して垂設リブ9に確実に伝達させることができるため、前記第1実施形態で説明した垂設リブ9の機能を確実に発揮させることができて、バッテリトレイ1の側面12c,12dの倒れ剛性、ひいては収納容器3の側壁31の倒れ剛性をより高めることができる。
ところで、前記第1・第2実施形態において、側突荷重Fの入力はバッテリトレイ1の周側壁12からブラケット7に入力される構造に限ることなく、カバー2を下方に延設してその側壁でブラケット7の外周を覆うことにより、側突荷重Fをカバー2を介してブラケット7に入力させることができ、要するにブラケット7への荷重F入力は収納容器3の側壁31を介して行うことができ、本実施形態ではこの収納容器3の側壁の反力を高めて強度を増大することができる。
図9は本発明の第3実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図9は車体フロアのバッテリ搭載部分を示す分解斜視図である。
本実施形態は、基本的に第1実施形態と同様に、下段バッテリ4と上段バッテリ5とを重ねて車体に搭載するが、本実施形態が第1実施形態と主に異なる点は、下段バッテリ4と上段バッテリ5とを、車幅方向両側のサイドシル64,64間で、車体フロア6Aの上側に直接搭載してある。
車体フロア6Aは、フロアパネル61の車幅方向中央に、車室内側に膨出したフロアトンネル63を車体前後方向に形成してある。
また、フロアパネル61の車幅方向両側には、閉断面の前記サイドシル64を車体前後方向に一体的に形成してあるとともに、フロアトンネル63の側壁とフロアパネル61との隅部に閉断面のトンネルレインフォース65を車体前後方向に一体的に形成してある。
サイドシル64とトンネルレインフォース65の上面は共に平坦に形成してあるとともに、下段バッテリ4の上面とほぼ同一地上高に形成してある。
下段バッテリ4と上段バッテリ5との間には、それらを固定するブラケット7Aが介装されるが、このブラケット7Aは、前記サイドシル64の上面とトンネルレインフォース65の上面とに跨る車幅方向幅を有する方形の平板状としてある。
ブラケット7Aは、その車幅方向両側部をサイドシル64の上面とトンネルレインフォース65の上面とに、それぞれ前後方向に複数箇所でボルト8Aにより締結して固定することにより、該ブラケット7Aの下面とフロアパネル61の上面との間で下段バッテリ4が押え付けて固定される。
従って、前記ボルト8Aの締結のためブラケット7Aの車幅方向両側部には、前後方向に複数個の取付穴72が形成されている一方、サイドシル64の上面とトンネルレインフォース65の上面には、それぞれ前記取付孔72に整合する位置に前後方向に複数個のねじ孔64a,65aが設けられている。
上段バッテリ5は、下段バッテリ4の直上位置でブラケット7Aの上面に載置され、その上面に車幅方向に掛け回したクランプ15によって該ブラケット7Aに固定されるが、本実施形態では前記ボルト8Aにより、クランプ15をその脚片に設けた取付孔15aと前記取付穴72およびねじ孔64a,65aを通して、ブラケット7Aと一体的にサイドシル64およびトンネルレインフォース65の各上面に共締め固定するようにしている。
ブラケット7Aは、前述のようにサイドシル64およびトンネルレインフォース65の各上面に締結固定した状態では、その車幅方向両側の端部71がサイドシル64の上縁フランジ64bの内側面と、フロアトンネル63の側壁外面にそれぞれ近接もしくは当接して、サイドシル64を介して衝突荷重が入力される荷重入力部となっている。
下段バッテリ4は、前述のようにブラケット7Aによってフロアパネル61の上面に押え付けて固定されるが、本実施形態ではブラケット7Aの裏面(下面)に、その車幅方向両側部に前後方向リブ91と、これら前後方向リブ91,91に跨る前、後各一対の車幅方向リブ92,92,93,93を一体的に設け、下段バッテリ4,4の上部周縁をこれら前後方向リブ91,91と、車幅方向リブ92,92および93,93とで囲まれた枠内に嵌合して、これら下段バッテリ4,4の前後方向および車幅方向の位置決めを行って、これら下段バッテリ4,4の固定を確実に行えるようにしている。
具体的には、前後方向リブ91,91は、下段バッテリ4の車幅方向側面に近接もしくは当接するとともに、サイドシル64の内側壁面、トンネルレインフォース65の内側壁面にそれぞれ近接もしくは当接するように形成される。
また、車幅方向リブ92,92、および93,93は、下段バッテリ4の前、後側面に近接もしくは当接するように形成される。
従って、車幅方向リブ92,93が、側突荷重が入力されるサイドシル64の倒れ変形を抑制する変形抑制部材としての機能を併有し、これら車幅方向リブ92,93の車幅方向端部92a,92b,93a,93bが荷重入力部となる。
そして、上段バッテリ5の上方部分は図示省略したカバーが被せられ、下段バッテリ4,上段バッテリ5が密閉格納される。
図9では車体フロア6Aの左側半分のバッテリ搭載構造を示しているが、右側半分も同様の構造とされる。
従って、この第3実施形態にあっても側突荷重に対してブラケット7Aが反力増強機能してサイドシル64の倒れ変形を抑制でき、車体フロア6Aの過剰な補強を不要として軽量化を図ることができる。
また、下段バッテリ4の位置決め用の車幅方向リブ92,93が、サイドシル64の倒れ変形抑制部材として機能して、サイドシル64の倒れを効率良く抑制することができる。
なお、本実施形態ではフロアトンネル63を有する車体フロア6Aの構造例を示したが、フロアトンネル63の無いフラットフロア構造では、左右のサイドシル64に跨ってブラケット7Aを固定して、前述と同様に下段バッテリ4と上段バッテリ5とが固定される。
本発明の第1実施形態におけるバッテリおよびそれの収納容器の分解斜視図。 本発明の第1実施形態におけるバッテリを搭載する車体フロアの前後中央部分の斜視図。 図1中A−A線に沿ったバッテリ収納状態の拡大断面図。 本発明の第1実施形態における下段バッテリと上段バッテリとの間に介装するブラケットの拡大斜視図。 図1中B−B線に沿ったバッテリ収納状態の要部拡大断面図。 本発明の第1実施形態における側突荷重が入力した際の下段バッテリと上段バッテリとの間に介装したブラケットの作用を示す模式図。 本発明の第1実施形態における側突荷重が入力した際のブラケットに作用するモーメントの計算例に用いた模式図。 本発明の第2実施形態におけるブラケットの要部を示す拡大斜視図。 本発明の第3実施形態における車体フロアのバッテリ搭載部分を示す分解斜視図。
符号の説明
1 バッテリトレイ(収納容器)
2 カバー(収納容器)
3 収納容器
4 下段バッテリ
5 上段バッテリ
6,6A 車体フロア
7,7A ブラケット
12 バッテリトレイの周側壁(側壁)
71 ブラケットの外周面(荷重入力部)
9 垂設リブ(変形抑制部材)
9a 垂設リブの端面(荷重入力部)
10 拡大受圧面
63 フロアトンネル
64 サイドシル
92,93 車幅方向リブ(変形抑制部材)
92a,92b,93a,93b 車幅方向端部(荷重入力部)

Claims (11)

  1. バッテリを上下2段に重ねて車体に搭載するバッテリ搭載構造であって、
    下段バッテリと上段バッテリとの間に平坦なブラケットを介装して、該ブラケットにより下段バッテリの上面を押えて、該下段バッテリをその車幅方向両側で車体に固定するとともに、該ブラケット上に上段バッテリを載置して固定し、
    該ブラケットは、その車幅方向外側に側突荷重が入力される荷重入力部を備え、
    載置した上段バッテリの自重に対して平坦方向への復元が可能な部材で形成したことを特徴とするバッテリ搭載構造。
  2. バッテリは、車体に固定されるバッテリトレイと、該バッテリトレイの上側を覆うカバーとからなる収納容器内に収納してあることを特徴とする請求項1に記載のバッテリ搭載構造。
  3. 収納容器は、車体フロアの下側に固定され、該収納容器内の下段バッテリは、ブラケットにより該下段バッテリの車幅方向両側でバッテリトレイの底部に固定したことを特徴とする請求項2に記載のバッテリ搭載構造。
  4. ブラケットの荷重入力部には、前記収納容器の側壁を介して側突荷重が入力されることを特徴とする請求項2または3に記載のバッテリ搭載構造。
  5. バッテリは、車幅方向両側のサイドシル間で、車体フロアの上側に搭載してあることを特徴とする請求項1に記載のバッテリ搭載構造。
  6. バッテリは、車体フロア中央のフロアトンネルとサイドシルとの間で、車体フロアの上側に搭載してあり、ブラケットは、前記フロアトンネルの側部とサイドシルとに跨って固定してあることを特徴とする請求項5に記載のバッテリ搭載構造。
  7. ブラケットの荷重入力部には、前記サイドシルを介して側突荷重が入力されることを特徴とする請求項5または6に記載のバッテリ搭載構造。
  8. 前記ブラケットは、その下面に車幅方向に延在して、前記収納容器の側突荷重が入力される側壁の倒れ変形を抑制する変形抑制部材を設け、該変形抑制部材の車幅方向端部を荷重入力部としたことを特徴とする請求項4に記載のバッテリ搭載構造。
  9. 前記ブラケットは、その下面に車幅方向に延在して、側突荷重が入力されるサイドシルの倒れ変形を抑制する変形抑制部材を設け、該変形抑制部材の車幅方向端部を荷重入力部としたことを特徴とする請求項7に記載のバッテリ搭載構造。
  10. 変形抑制部材はリブ状に形成され、その下段バッテリの中央部に対応する部分に対して、該下段バッテリの固定部に対応した側方部の垂設高さを大きくしたことを特徴とする請求項8または9に記載のバッテリ搭載構造。
  11. 前記変形抑制部材の車幅方向端部の荷重入力部に、車両前後方向に拡大されて側突荷重を入力する拡大受圧面を設けたことを特徴とする請求項8〜10のいずれか1つに記載のバッテリ搭載構造。
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