JP6055212B2 - 補強土壁工法 - Google Patents

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本発明は、壁面パネルの据え付け位置を微調整して施工できる補強土壁工法に関するものである。
テールアルメ工法に代表されるように、擁壁を構成する壁面パネルの組み立て工と、壁面パネルの背面へ帯状を呈する補強材の接続工と、壁面パネルの背面への盛土工とを多段的に繰返しながら、盛土に埋設した補強材を介して補強土構造体と擁壁とを一体化した補強土壁工法が知られている(特許文献1)。
壁面パネルの背面に直接接続した帯状を呈する補強材を盛土に埋設することで得られる補強材の引抜抵抗で以て壁面パネルに作用する土圧に対抗するとともに、盛土内に埋設した補強材による補強効果により補強土構造体の強度を高めている。
この種の工法にあっては、擁壁面を凹凸のないきれいな面に仕上げる必要がある。
そのため、壁面パネルの目地部が前後方向に位置ずれを生じたときはクレーン等の建設機械と作業員の人力を併用して壁面パネルの設置位置を微調整し、また壁面パネルが前後方向に傾倒しているときは目地部に楔体を差し込んで壁面パネルの傾倒を微調整している。
特開2002−339363号公報(図2)
従来工法はつぎの問題点を有する。
<1>壁面パネルは大重量を有していて、人力で移動することは非常に困難である。そのため、壁面パネルの微調整作業に多くの時間と労力を要する。
<2>微調整対象の壁面パネルは、既設の壁面パネルの上に不安定な状態で仮置きした壁面パネルであり、しかも微調整作業は補強材を盛土に埋設して反力を得る前に行わなければならない。
<3>盛土を転圧する際に、壁面パネルに接続した補強材が引っ張られて、壁面パネルが位置ずれや傾倒を生じ易い。
壁面パネルの背面に接続した補強材が盛土層の引き抜き抵抗の影響を受けることから、壁面パネルを移動することが非常に困難となる。
そのため、盛土の転圧後に壁面パネルが位置ずれや傾倒を起こすと、壁面パネルの微調整作業に時間と労力を要し、施工性が悪くなる。
本発明は以上の点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは簡易な手法で以て壁面パネルの設置位置の微調整作業を安全で、かつ正確に行える、補強土壁工法を提供することにある。
さらに本発明の目的は、施工性を改善できる補強土壁工法を提供することにある。
本発明は、擁壁を構成する複数の壁面パネルの組み立て工と、壁面パネルの背面への補強材の接続工と、壁面パネルの背面側へ階層的に盛土層を形成する盛土工とを繰返しながら、盛土層に埋設した補強材を介して補強土構造体と擁壁とを一体化した補強土壁工法であって、壁面パネルの背面の上下位置に長さ調整機能と連結機能を併有する長さ調整装置を取り付け、該長さ調整装置を介して壁面パネルの背面へ複数の補強材を接続し、前記壁面パネルの背面近くまで複数回に分けて盛土した盛土層内に水平方向の変位と上下方向の撓み変形を拘束した状態で補強材を埋設し、前記壁面パネルの背面と盛土層の前面との間に形成した空間内に硬質粒を充填して排水層を形成し、壁面パネルの背面側に前記長さ調整装置を露出して位置させ、前記盛土層に反力を得て前記長さ調整装置の長さを調整することで排水層を介して盛土層の土圧を受けて変位した壁面パネルの位置ずれまたは傾倒を微調整することを特徴とする。
前記長さ調整装置は壁面パネルの背面に突設した連結金具と、補強材の一端部に設けた端末金具と、前記両金具に螺着して両金具間を連結する調整ボルトとを具備し、前記調整ボルトを回転することで前記連結金具と端末金具との間隔を調整可能に構成してある。
前記調整ボルトはボルト軸の何れか一方に逆ねじを形成しておくとよい。

本発明は次の効果の少なくとも一つを得ることができる。
<1>作業員の人力に依らずに、盛土層に反力を得て長さ調整装置の長さを調整するだけの簡易な作業で以て、壁面パネルの位置と角度を微調整することができる。
したがって、擁壁を構成する壁面パネルの仕上げ精度が向上する。
<2>補強材に盛土した後に壁面パネルの微調整作業を行うため、盛土の転圧作業に起因して壁面パネルがずれ動いたとしても壁面パネルの変位を容易に修正することができる。
したがって、従来工法と比較して施工性が大幅によくなる。
<3>壁面パネルの背面に補強材を接続し、補強材に盛土した後に壁面パネルの微調整作業を行うので、安全に作業をすることができる。
本発明に係る施工方法で構築した補強土壁の斜視図 壁面パネルを背面側から見た斜視図 長さ調整装置の斜視図 壁面パネルと補強材の接続部における縦断面図 壁面パネルの背面側の下半の盛土工の説明図 壁面パネルの背面側の下半の盛土工の説明図 壁面パネルの背面側の下半の盛土工の説明図 壁面パネルの背面側の上半の盛土工の説明図 壁面パネルの背面側の上半の盛土工の説明図
以下図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
<1>補強土壁の概要
図1に一部を破断した補強土壁の全体図を示す。
補強土壁は、擁壁を構成する複数の壁面パネル10と、各壁面パネル10の背面に接続した補強材20と、壁面パネル10の背面と補強材20の端部との間に介装した長さ調整装置30と、前記補強材30を埋設しながら壁面パネル10の背面側に階層的に形成した複数の盛土層40と、壁面パネル10の背面と複数の盛土層40との間に形成した排水層50とを有する。
擁壁を構成する壁面パネル10は基礎コンクリート41上に鉛直または鉛直に近い角度で組み立てられ、最上位の複数の壁面パネル10の上面に跨って現場打ち、またはプレキャストコンクリートを搭載している。
壁面パネル10の背面側に階層的に構築した盛土層40は、十分に転圧されていて、水平に敷設した補強材20の補強効果によって自立可能な補強土構造体を構成している。
補強土構造体の前面側は排水層50を介して複数の壁面パネル10で構成する擁壁で覆われていて、各壁面パネル10はその背面に接続した補強材20と盛土層40間の引き抜き抵抗を反力源として支持されている。
従来は壁面パネル10の背面に補強材20の端部を直接接続していたが、本発明では壁面パネル10の位置ずれや傾倒を微調整するための長さ調整装置30を介して接続するようにした。
以下に主要な資材について詳しく説明する。
<2>壁面パネル
壁面パネル10はプレキャスト製のパネルで、素材は特に制約がないが、耐久性や加工性等の観点からコンクリート製が好適である。
壁面パネル10の平面形状は正方形、長方形等の方形の他に十字形、ひし形等の公知の形状を含む。
また図示を省略するが、壁面パネル10の周面(上下面)に段差面を形成し、互いに段差面を嵌合して隣接する壁面パネル10相互間の位置決めをし易くしてもよい。
<3>補強材
補強材20は、盛土層40を補強するとともに、盛土層40の支圧抵抗力に壁面パネル10に作用する土圧を支持する公知の部材で、例えば帯状の鋼材等を適用できる。
<4>長さ調整装置
図2,3に示すように、長さ調整装置30は壁面パネル10の背面と補強材20の端部との間に介装して使用し、長さ調整機能と連結機能を併有する装置で、壁面パネル10の背面に突設した連結金具15と、補強材20の一端部に設けた端末金具21と、両金具15,21間を連結する調整ボルト31とを具備する。
<4.1>連結金具
連結金具15は帯板を折曲して略コ字形に形成したパネル側の接続素子で、調整ボルト31と螺着可能な固定ナッ16を有する。
連結金具15の両端部は壁面パネル10に埋設する等して固定してある。
壁面パネル10の背面から離隔した連結金具15の中央部には、調整ボルト31と螺着可能な固定ナット12が回転不能に付設してある。
固定ナット12を壁面パネル10の背面から離隔させたのは、調整ボルト31の螺出入を許容するための調整代を確保するためである。
尚、固定ナット16に代えて連結金具15の中央部の板面に直接ねじ穴を形成してもよい。
<4.2>端末金具
端末金具21は帯板を二つ折りして形成した補強材側の接続素子で、調整ボルト31と螺着可能な固定ナット24を有する。
端末金具21はその中央部を略三角形に形成した拡幅部22と、拡幅部22より狭く形成した狭幅部23とよりなり、拡幅部22の中央部に固定ナット24が回転不能に付設してある。
拡幅部22に固定ナット24を設けたのは、調整ボルト31の螺出入を許容するための調整代を確保するためである。
尚、固定ナット24に代えて挟幅部22の中央部の板面に直接ねじ穴を形成してもよい。
端末金具21は狭幅部23を介して補強材20の一端部に固定してある。
本例では、狭幅部23の間に補強材20の一端部を差し込み、これらの重合部をボルト25とナット26で以て固定する場合について示すが、公知の固定手段を適用できる。
<4.3>調整ボルト
壁面パネル10の連結金具15と補強材20の端末金具21との間を連結する調整ボルト31は、ボルト軸の両側にそれぞれ正ねじ(右ねじ)と逆ねじ(左ねじ)を形成したネジ部31,31と、ボルト軸の中央に一体に形成したナット部32とを有する。
調整ボルト31はそのネジ部31,31が連結金具15の固定ボルト16と端末金具21の固定ボルト24とにそれぞれ螺着可能であり、ナット部32を正逆方向に回転操作することで、連結金具15と端末金具21との間隔Lを任意に調整できる(図4参照)。
<4.4>連結金具の設置数と段数
本例では、壁面パネル10の背面の上下左右の四箇所に連結金具15を設けた場合について説明するが、連結金具15の設置数や段数は、補強材20の接続枚数等を考慮して適宜選択する。
<4.5>補強材の接続枚数
壁面パネル10に対する補強材20の接続枚数は一枚、または二枚以上であってもよく、壁面パネル10のサイズ等を考慮して選択する。
<4.6>長さ調整装置と補強材の設置数の関係
本例では、補強材20と同数の長さ調整装置30を使用して壁面パネル10の背面に補強材20を接続する形態を示すが、補強材20が幅広の場合には一枚の補強材20に対して複数組の長さ調整装置30を使用して接続してもよい。
[施工方法]
つぎに図5〜9を参照しながら補強土壁の施工方法について説明する。
<1>基礎工(図5)
壁面パネル10の組み立て予定位置に砕石43を敷設し、その上に基礎コンクリート41を構築する。
<2>壁面パネルの設置(図5)
基礎コンクリート41上に、一段目の壁面パネル10を互いに隣接させて横一列に立設する。
<3>壁面パネルの下半の盛土工
図5〜7を参照して壁面パネル10の背面側の下半の盛土工について説明する。
<3.1>一層目の盛土工(図5)
盛土材を撒き出し転圧して、補強材20の埋設高さに達する任意の層厚を有する一層目の盛土層401を形成する。
一層目の盛土層401の前面は壁面パネル10の背面から離隔していて、その間に空間44を形成している。
一般に盛土層40の層厚は200mm〜300mm程度であるが、補強材20の埋設高さがこの層厚を超えるときは盛土作業を繰り返して行う。
本例では、排水層50を盛土層40と同様に階層的に形成する場合について説明するが、施工の最終段階で空間44内に硬質粒を充填して排水層50を一括して形成する場合もある。
また硬質粒に代えて空間44内に盛土層40を構成する盛土材を充填することも可能である。
<3.2>補強材の敷設(図6)
盛土層401の上面に補強材20を水平に敷設するとともに、補強材20の左端を、長さ調整装置30を介して壁面パネル10の背面に突設した下位の接続金具15に接続する。
図3を参照して長さ調整装置30の接続作業について説明すると、予め補強材20の端部に設けてある端末金具21を壁面パネル10の接続金具15に対向して配置する。これらの両金具15,21の間に位置させた調整ボルト31を一方向に回転操作してネジ部31,31を各固定ボルト16,24に螺着するだけの簡単な作業により補強材20を壁面パネル10に接続できる。
<3.3>二層目の盛土工(図7)
一層目の盛土層401の上面に補強材20が隠れるまで撒き出した盛土材を転圧して、二層目の盛土層402を形成する。
二層目の盛土層402は所定の層厚に形成しなくともよい。要は、補強材20の水平方向の変位と上下方向の撓み変形を拘束し得るように補強材20の上に盛土がなされていて、かつ調整ボルト31の回転操作をし得るように長さ調整装置30が空間44内に露出していればよい。
二層目の盛土層402を構築する際も、盛土層402の前面が壁面パネル10の背面から離隔してその間に空間44を確保するため、土圧が壁面パネル10の背面に直接作用しない。したがって、盛土層402の十分な締め固めが可能である。
<3.4>壁面パネルの微調整(図4,7)
一層目と二層目の盛土層401,402に挟持された補強材20は水平方向の変位が拘束されて前後に移動しないため、壁面パネル10の設置位置が前後にずれていたり、傾倒したりしているときは、空間44内に露出する長さ調整装置30の長さを手動調整して壁面パネル10の位置や角度の微調整をする。
壁面パネル10の微調整を完了したら、空間44内に硬質粒を充填して排水層50を形成する。
図4を参照して壁面パネル10の微調整操作について詳しく説明する。
<3.4.1>壁面パネルの前後の微調整
例えば、壁面パネル10が正規位置より前方(前面側)へずれているときは、連結金具15と端末金具21の間隔Lが小さくなる方向へ向けて調整ボルト31を回転することで、補強材20と盛土層401,402の間の摩擦抵抗が反力源となって、壁面パネル10を背面側へ引き寄せることができる。
また壁面パネル10が正規位置より後方(背面側)へずれているときは、連結金具15と端末金具21の間隔Lが大きくなる方向へ向けて調整ボルト31を回転することで、壁面パネル10を前方へ押し出すことができる。
殊に、補強材20の上下面が盛土層401,402に押さえられて補強材20の水平方向の変位と上下方向の撓み変形が阻止されているので、盛土層401,402から反力を得て壁面パネル10を確実に押出すことができる。
<3.4.2>壁面パネルの傾倒の微調整
壁面パネル10が正規の起立角度に対して前後に傾倒しているときも、傾倒を修正できるように、調整ボルト31を回転操作することで、壁面パネル10の傾倒の微調整を行うことができる。
<4>壁面パネルの上半の盛土工
図8,9を参照して壁面パネル10の背面側の上半の盛土工について説明するが、上半の盛土工は既述した壁面パネル10の背面側の下半の盛土工と同様である。
すなわち、図8,9に示すように、上位の補強材20の埋設高さに達するまで盛土材を撒き出し転圧して三層目の盛土層403を形成する工程、該盛土層403の上面に補強材20を水平に敷設する工程、長さ調整装置30を介装して補強材20の左端を壁面パネル10の上位の連結金具15に接続する工程、補強材20の水平方向の変位を拘束し得るように補強材20の上に四層目の盛土層404を形成する工程、長さ調整装置30による壁面パネル10の設置位置を微調整する工程を経て一段目の壁面パネル10の背面に補強土構造体の一部を構築する。
壁面パネル10の背面側の上半の盛土工を行う際に、壁面パネル10の設置位置が前後にずれていたり、角度がずれていたりするときは、補強材20と盛土層403、404間の摩擦抵抗を反力源として空間44内に露出する上位の長さ調整装置30の調整ボルト31を回転操作して壁面パネル10を微調整する。
<5>壁面パネルの二段目以降の施工
図1に示すように、一段目の壁面パネル10の上に壁面パネル10を順次積み上げながら、各段の壁面パネル10の背面側に既述した工程を繰り返し行い所定の高さまで施工する。
施工中に壁面パネル10がずれたときは、長さ調整装置30を用いて壁面パネル10を微調整する。
既述した工程で構築した補強土壁は、盛土層40中に補強材20を埋設することで垂直もしくは垂直に近い擁壁を構築することだけでなく、盛土の転圧作業後に壁面パネル10の位置ずれを修正できるので、擁壁を構成する壁面パネル10は盛土の転圧作業の影響を受けずに凹凸のない正確な位置と角度を保った状態に仕上げることが可能である。
しかも、壁面パネル10の微調整作業は、壁面パネル10の背面に補強材20を接続し、補強材20に盛土した後に行うので、安全に作業をすることができる。
10・・・・・壁面パネル
15・・・・・連結金具
16・・・・・固定ナット
20・・・・・補強材
21・・・・・端末金具
24・・・・・固定ナット
30・・・・・長さ調整装置
31・・・・・調整ボルト
40・・・・・盛土層
50・・・・・排水層

Claims (3)

  1. 擁壁を構成する複数の壁面パネルの組み立て工と、壁面パネルの背面への補強材の接続工と、壁面パネルの背面側へ階層的に盛土層を形成する盛土工とを繰返しながら、盛土層に埋設した補強材を介して補強土構造体と擁壁とを一体化した補強土壁工法であって、
    壁面パネルの背面の上下位置に長さ調整機能と連結機能を併有する長さ調整装置を取り付け、該長さ調整装置を介して壁面パネルの背面へ複数の補強材を接続し、
    前記壁面パネルの背面近くまで複数回に分けて盛土した盛土層内に水平方向の変位と上下方向の撓み変形を拘束した状態で補強材を埋設し、
    前記壁面パネルの背面と盛土層の前面との間に形成した空間内に硬質粒を充填して排水層を形成し、
    壁面パネルの背面側に前記長さ調整装置を露出して位置させ、
    前記盛土層に反力を得て前記長さ調整装置の長さを調整することで排水層を介して盛土層の土圧を受けて変位した壁面パネルの位置ずれまたは傾倒を微調整することを特徴とする、
    補強土壁工法。
  2. 前記長さ調整装置が壁面パネルの背面に突設した連結金具と、補強材の一端部に設けた端末金具と、前記両金具に螺着して両金具間を連結する調整ボルトとを具備し、前記調整ボルトを回転することで前記連結金具と端末金具との間隔を調整可能に構成したことを特徴とする、請求項1に記載の補強土壁工法。
  3. 前記調整ボルトの何れか一方に逆ねじが形成してあることを特徴とする、請求項に記載の補強土壁工法。
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