JP6054488B1 - セルフレベリング材スラリー供給装置及び平坦面の形成方法 - Google Patents

セルフレベリング材スラリー供給装置及び平坦面の形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】大面積の施工に対応でき、安定した性状のスラリーを供給できるセルフレベリング材スラリー供給装置及び該装置に適した平坦面の形成方法を提供する。【解決手段】セルフレベリング材スラリー供給装置1は、ホッパ2に投入されたセルフレベリング材を定量供給部4に搬送する搬送部3と、搬送部3によって搬送されてくるセルフレベリング材を一定量ずつ連続的に供給する定量供給部4と、定量供給部4により供給されるセルフレベリング材を水と混練しながらセルフレベリング材のスラリーを連続的に排出する混練部5と、混練部5が排出するスラリーを連続的に施工位置に送り出す送出部6とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、施工現場に設置され、装置に投入されるセルフレベリング材を水と混練し、スラリーとして施工位置に供給するセルフレベリング材スラリー供給装置、及び該装置に適した平坦面の形成方法に関する。
従来、セルフレベリング材を搬送するとともに、施工現場において混練し、スラリーとして供給するセメント混練物製造用トラックが知られている(例えば、特許文献1)。このトラックは、回転可能なセメント粉体輸送用のドラムと、セメント出入口に接続したセメント粉体排出路と、セメント粉体排出路に付設されたセメント粉体定量送り装置と、セメント粉体定量送り装置に接続したセメント混練装置と、混練装置に接続された混練水タンクとを備える。
セメント粉体輸送用のドラムは、内部にらせん状ブレードを有し、上方部位にセメントの出入口が位置するように傾斜させて配置される。該ドラムの出入口からセメントが充填され、また必要時に該ドラムを回転させることにより、セメントが該ドラムから排出される。排出されたセメントは、セメント粉体定量送り装置により送り量が制御されてセメント混練装置に導入され、水と混練され、スラリーとして供給される。
これによれば、セメントスラリーを、必要に応じて調製して使用することができる。したがって、セメントを無駄にすることがなく、またセメントスラリーの余剰分の廃棄の問題も発生しない。したがって、自己流延性(セルフレベリング性)セメントを工事現場で用いる際に利用すると特に有利である。
特開平5−208412号公報
しかしながら、上記セメント混練物製造用トラックによれば、施工現場において混練してスラリー化するセルフレベリング材等のセメントは、該トラックのセメント粉体輸送用のドラムに収容して搬送される。このため、スラリー化するセルフレベリング材等のセメントは、原則として、セメント混練物製造用トラックのセメント粉体輸送用ドラムに収容して搬送されてきたものに限定される。
また、セメント混練物製造用トラックは、セメント粉体輸送用ドラムと混練水タンクを搭載しているので、セメント混練装置等の他の機器を搭載するスペースが限定される。したがって、セメント混練装置等の機器としては、小規模なものしか搭載できず、大きな面積に対する施工や、安定した性状のスラリーの供給には対応することができないおそれがある。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、セルフレベリング材の購入先が限定されず、大面積の施工に対応でき、安定した性状のスラリーを供給できるセルフレベリング材スラリー供給装置及び該装置に適した平坦面の形成方法を提供することにある。
第1発明に係るセルフレベリング材スラリー供給装置は、
施工現場に設置され、装置に投入されるセルフレベリング材を水と混練し、スラリーとして施工位置に供給するセルフレベリング材スラリー供給装置であって、
セルフレベリング材が投入されるホッパと、
前記ホッパに投入されたセルフレベリング材を連続的に所定位置に搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送されてくるセルフレベリング材を一定量ずつ連続的に供給する定量供給部と、
前記定量供給部により供給されるセルフレベリング材を水と混練しながらセルフレベリング材のスラリーを連続的に排出する混練部と、
前記混練部から排出されるスラリーを連続的に施工位置に送り出す送出部とを備え
前記送出部は、
前記混練部から排出されるスラリーを吐出するポンプ部と、
前記ポンプ部に接続され、該ポンプ部が吐出するスラリーを施工位置に導入するためのホースと、
前記ホースの途中に介在する前記スラリーの初期硬化回避用のスタティックミキサとを備えることを特徴とする。
第1発明のセルフレベリング材スラリー供給装置によれば、トラック上にセメント粉体輸送用のドラムと共に搭載されたものではなく、施工現場に直接設置されるものであるため、比較的大きな規模の装置として施工現場に設置することができる。したがって、セルフレベリング材の仕入れ先も自由に選択でき、大面積の施工に対しても容易に対応することができるとともに、安定した性状のスラリーを連続的に供給することができる。
また、スタティックミキサでスラリーを練り直すことができるので、ホースで送る途中でスラリーの初期硬化が生じるのを防止し、スラリーの伸びが不安定になったり、伸びにばらつきが生じたりするのを回避することができる。
発明に係るセルフレベリング材スラリー供給装置は、第1発明において、前記混練部においてセルフレベリング材と混練される水の温度を調整する水温調整部を備えることを特徴とする。
発明によれば、外気温度に応じて水温を調整することができるので、外気温度に拘わらず、良好な性状を有するスラリーを供給することができる。
発明に係るセルフレベリング材スラリー供給装置は、第1又は第2発明において、
前記ホッパは、
長さ方向に垂直な断面が上方に開いたV字状で、所定の角度で傾斜しており、一方の端部が該ホッパの最低部を構成し、他方の端部が該ホッパの上側部分に到る斜傾部と、
前記ホッパの最低部に設けられ、該ホッパに投入されたセルフレベリング材を連続的に排出するための排出口と、
前記斜傾部の長さ方向に沿って該斜傾部の内側に設けられた棒状部材に撹拌用の複数の部材を、間隔を置いて配置して構成した2つの撹拌部と、
前記2つの撹拌部を相互に逆方向に回転させるモータとを備えることを特徴とする。
発明によれば、ホッパに投入されたセルフレベリング材を2つの撹拌部により極力均一に均しながら、搬送部に排出することができる。
発明に係るセルフレベリング材スラリー供給装置は、第発明において、
前記搬送部は、
前記斜傾部の長さ方向に沿って設けられ、下方側の端部において前記排出口を導入口として有し、上方側の端部が前記定量供給部に接続された筒状の羽根ケースと、
前記羽根ケース内に設けられ、前記ホッパから前記導入口を介して該羽根ケース内に導入されるセルフレベリング材を該羽根ケースの上端部まで搬送して前記定量供給部に供給するスクリュー羽根と、
前記スクリュー羽根を回転させるモータとを備えることを特徴とする。
発明によれば、セルフレベリング材をスクリュー羽根により徐々に搬送できるので、セルフレベリング材の粉塵を巻き上げることなく、適度に圧縮され、均一化された状態のセルフレベリング材を定量供給部に供給することができる。したがって、定量供給部によるセルフレベリング材の一定量ずつの供給をより正確に行うことができる。また、羽根ケースをホッパの斜傾部の長さ方向に沿って設けたので、搬送部の上側の端部の下方に定量供給部を配置して、セルフレベリング材スラリー供給装置をコンパクトに構成することができる。
発明に係る平坦面の形成方法は、
施工現場に設置されたホッパに投入されるセルフレベリング材を用いて平坦面を形成する平坦面の形成方法であって、
前記ホッパに投入されたセルフレベリング材を、羽根スクリューを有する搬送部により定量供給部に搬送する搬送工程と、
前記搬送部により搬送されてくるセルフレベリング材を前記定量供給部により一定量ずつ混練部に供給する定量供給工程と、
前記定量供給部が供給するセルフレベリング材を前記混練部により水と混練し、スラリーとして排出する混練工程と、
前記混練工程で混練される水の温度を調整する水温調整工程と、
前記混練部から排出されるスラリーを送出部によりホースを介して前記平坦面を形成する位置に送り出す送出工程と、
前記ホースを介して送り出されるスラリーを、該ホースの途中に介在する前記スラリーの初期硬化回避用のスタティックミキサで練直しする練直し工程とを備え、
前記搬送工程、前記定量供給工程、前記混練工程、前記送出工程及び練直し工程は、連続処理で行われることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係るセルフレベリング材スラリー供給装置の正面図である。 図1のセルフレベリング材スラリー供給装置の平面図である。 図1のセルフレベリング材スラリー供給装置の混練部及び送出部の部分を図1の左方から見た図である。 図1のセルフレベリング材スラリー供給装置のフレームにより支持されたホッパ部分を左側から見た断面図である。 図1のセルフレベリング材スラリー供給装置の斜傾部及び搬送部の部分を図1中のA方向から見た図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。本実施形態のセルフレベリング材スラリー供給装置は、セルフレベリング材の施工現場において設置され、装置に投入されるセルフレベリング材を混練しながらスラリーとして連続的に施工位置に供給するものである。
図1に示すように、このセルフレベリング材スラリー供給装置1は、セルフレベリング材が投入されるホッパ2と、ホッパ2に投入されたセルフレベリング材を連続的に所定位置に搬送する搬送部3とを備える。
搬送部3の下流側には、搬送部3によって連続的に搬送されるセルフレベリング材を一定量ずつ連続的に供給する定量供給部4と、定量供給部4から供給されるセルフレベリング材を水と混練しながらセルフレベリング材のスラリーを連続的に排出する混練部5とが設けられる。混練部5の下流側には、混練部5が排出するスラリーを連続的に施工位置に送り出す送出部6が設けられる。
図2に示すように、ホッパ2の上面には正方形状を有し、中央に直径1m程度の投入口7が設けられた上面板8が載置される。ホッパ2へのセルフレベリング材の投入は、投入口7を経て行われる。上面板8の周囲4か所に、吊掛部9aが設けられており、これらにフックを掛けて上面板8を持ち上げることができるようになっている。なお、図2では、搬送部3の一部や、定量供給部4、後述する撹拌部17の図示を省略している。
図2では図示していないが、投入口7には、直径1m程度の円盤状の上蓋10(図1参照)が設けられる。上蓋10は、セルフレベリング材をホッパ2に投入するときに開かれる。投入口7の内側には、投入されるセルフレベリング材がホッパ2内で適当に分散するように組まれた分散部材11が設けられる。
ホッパ2及び搬送部3は、フレーム12上に設けられる。フレーム12の適宜箇所には、フレーム12とともにホッパ2及び搬送部3を搬送するときに、フレーム12を吊り下げるフックを掛けるための吊掛部9bが設けられる。
図4に示すように、ホッパ2は、W方向(図1;長さ方向)に垂直な断面が上方に開いたV字状の斜傾部13を備える。斜傾部13は、W方向における一方の端部においてホッパ2の最低部を構成し、該最低部から所定の角度で傾斜して他方の端部であるホッパ2の上側部分に到る。斜傾部13の最低部には、ホッパ2に投入されたセルフレベリング材を連続的に排出するための排出口14が設けられる。なお、図4では、後述する撹拌部17の図示を省略している。
図1のように、斜傾部13の内側には、棒状部材15に対して撹拌用の複数の撹拌部材16を配置して構成した2つの撹拌部17が設けられる。撹拌部材16は、断面が長方形状の棒状の部材で構成され、棒状部材15に対し、その長さ方向に所定間隔を置いて1本ずつが、径方向外方に向けて、かつ順次周方向に90°ずつ加算されてゆく方向に向けて配置される。すなわち、撹拌部材16は、棒状部材15の長さ方向に対し、らせん状に配置される。
図5に示すように、2つの撹拌部17は、斜傾部13のW方向(図1参照)に沿った対称面Pに対して対称な位置に設けられる。図1のように、棒状部材15の一端部は、ホッパ2のW方向における他方の側の側壁から突出している。この突出部分は、該側壁に固定された筒状のカバー18により覆われる。
カバー18の該側壁と反対側の端部には、各棒状部材15を回転させるモータ19がフランジ19aを介して設けられる。モータ19としては、例えば、ハイポニックギヤモータが用いられる。
搬送部3は、斜傾部13の底部に沿って設けられた筒状の羽根ケース20と、羽根ケース20内に設けられたスクリュー羽根21と、スクリュー羽根21を回転させるモータ22とを備える。モータ22は、羽根ケース20の上側の端部においてフランジ部23を介して取り付けられる。モータ22としては、例えば、ハイポニックギヤモータが用いられる。
羽根ケース20は、その下側の端部において、ホッパ2の排出口14を導入口24として有し、上側の端部が定量供給部4に接続される。スクリュー羽根21は、導入口24から羽根ケース20内に供給されるセルフレベリング材を、羽根ケース20の上端部まで搬送し、定量供給部4に供給する。
モータ19、22等の駆動は、フレーム12に固定された制御盤25により制御される。オペレータは、制御盤25上の各種スイッチやモニタランプ等により、モータ19、22等の駆動等に関する設定を行うことができる。
定量供給部4は、羽根ケース20の上側の端部の下方に位置し、該上側の端部に対し、筒状の導入管26により接続される。定量供給部4としては、モータで回転されるロータリフィーダで構成したものが用いられる。
このロータリフィーダは、外周に径方向外方を向いた8個の受け部27が設けられた回転部28を備える。このロータリフィーダによれば、回転部28を回転させることにより、各受け部27が上方の導入管26からのセルフレベリング材を一定量受け取り、これを下方の混練部5に供給することを繰り返す。これにより、セルフレベリング材が一定量ずつ連続的に混練部5に供給される。
混練部5としては、スパイラルミキサが用いられる。ミキサ槽内にセルフレベリング材を一定時間滞留させる滞留ゾーンを有するので、より均質に、連続的な混練を行うことができるからである。
図3に示すように、混練部5は、定量供給部4(図1)からのセルフレベリング材を水と混練するミキサ部5a、ミキサ部5aを駆動するモータ5b、モータ5b等を制御するための制御盤5cを備える。ミキサ部5a、モータ5b及び制御盤5cはミキサベース5d上に設けられる。ミキサ部5aでの混練により得られるスラリーは、導出管5eを経て送出部6に供給される。
図2に示すように、混練部5に対する水の供給は、水道加圧装置38により加圧され、さらに水温調整部29により温度が調整された水道水を、バルブ装置30を経て混練部5に送ることにより行われる。水温調整部29では、混練部5で得られるスラリーが適切な流動性を有するように、水道加圧装置38からの水道水の水温が調整される。
図1に示すように、送出部6は、混練部5が排出するセルフレベリング材のスラリーを受ける受給部31と、受給部31に排出されたスラリーを送り出す送出スクリュー32と、送出スクリュー32により送り出されるスラリーを吐出するポンプ部33と、送出スクリュー32及びポンプ部33を共通の中心軸線上で一体的に回転させるモータ34と、モータ34を制御するための制御盤35とを備える。
受給部31は、横断面がV字状で、上方に長方形状をなして開き、底の方が狭くなった容器の形状を有しており、混練部5が排出するスラリーが、底部の方に流れてゆくようになっている。
受給部31の底部の一方の側はポンプ部33に接続される。送出スクリュー32は、受給部31の底部に流れ込んでくるスラリーをポンプ部33に送り出すことができるように、受給部31の底部に沿って設けられる。
ポンプ部33の吐出口には、スラリーを施工位置に導入するためのホース36が接続される。図2に示すように、ホース36の途中には、スラリーを練直しするためのスタティックミキサ37が設けられる。スタティックミキサ37とは、それを通過する流体を、分割・転換・反転の作用により、効果的に混合する、動力不要のミキサである。
次に、セルフレベリング材スラリー供給装置1を用いて平坦面を形成する方法について説明する。まず、トラック等により、セルフレベリング材スラリー供給装置1を、平坦面を形成する施工現場に搬送する。この搬送は、セルフレベリング材スラリー供給装置1を分割して行われる。例えば、フレーム12、ホッパ2及び搬送部3の部分と、図3で示されるミキサベース5d上に設けられた混練部5の部分と、これら以外の送出部6の部分とに分割して、6トン車などでそれぞれ別個に搬送することができる。
施工現場に搬入された各部分により、セルフレベリング材スラリー供給装置1が組み立てられる。また、施工現場には、別途手配したセルフレベリング材が、その仕入先から搬入される。
次に、上蓋10を開けてセルフレベリング材をホッパ2内に投入する。投入後は、上蓋10を閉めておく。投入されたセルフレベリング材は、分散部材11により適度に分散されてホッパ2内の斜傾部13を経て搬送部3に供給される。このとき、斜傾部13上のセルフレベリング材は、2つのモータ19により回転されている2つの撹拌部17によって撹拌される。
このとき、2つのモータ19は、相互に逆回転される。これにより、2つの撹拌部17は、回転方向に応じて双方の間から又は双方の外側からセルフレベリング材を斜傾部13の底部の方に掻き込むように動作する。また、斜傾部13は傾斜しているので、セルフレベリング材は、斜傾部13の底部における低い方の端部に移動してゆく。
該端部に移動してきたセルフレベリング材は、排出口14から搬送部3に供給される。すなわち、搬送部3の導入口24から搬送部3の羽根ケース20内に導入される。このセルフレベリング材の搬送部3への供給は、連続的に行われる。
連続的に搬送部3に供給されるセルフレベリング材について、その後、以下のように、順次、搬送工程、定量供給工程、混練工程、送出工程及び練直し工程が連続処理で行われる。
すなわち、搬送工程では、羽根ケース20内に導入されたセルフレベリング材を搬送部3により搬送して定量供給部4に供給する。このとき、羽根ケース20の下側の端部に導入されたセルフレベリング材は、第2モータ22により回転されているスクリュー羽根21により、羽根ケース20の上側の端部まで搬送され、導入管26内を落下して、定量供給部4に対して連続的に供給される。
次の定量供給工程では、搬送工程で供給されるセルフレベリング材を定量供給部4により一定量ずつ混練部5に供給する。
すなわち、定量供給部4の回転部28が、モータにより一定速度で回転される。このとき、導入管26内を落下してくるセルフレベリング材が導入管26の下に位置する回転部28の受け部27に受け取られ、その受け部27が回転部28の反対側まで回転移動したとき、受け取られたセルフレベリング材が混練部5に供給される。このようにして、各受け部27により、順次一定量のセルフレベリング材が混練部5に対して連続的に供給される。
次の混練工程では、定量供給部4が供給するセルフレベリング材を、混練部5により水と混練してセルフレベリング材のスラリーを取得し、送出部6に供給する。すなわち、定量供給部4からのセルフレベリング材は、モータ5bにより駆動されているミキサ部5aに供給され、ミキサ部5aにより、水道加圧装置38から供給される水と混練される。
このとき、供給される水の水温は、水温調整部29による水温調整工程を経て、適切に調整される。したがって、氷点下での施工においても、適切な流動性を有するスラリーを得ることができる。
次の送出工程では、混練部5により供給されるスラリーを送出部6によりホース36を介して平坦面を形成する施工位置に送り出す。すなわち、混練部5が排出するスラリーは、送出部6の受給部31により受け取られ、送出スクリュー32によりポンプ部33に送られて吐出される。吐出されるスラリーは、ホース36を介して、平坦面を形成する施工位置に導入され、平坦面の形成に供される。
このとき、ホース36で送られるスラリーについて練直し工程が行われる。すなわち、ホース36の途中に介在するスタティックミキサ37で、スラリーが練直しされる。この練直しにより、打設されるスラリーの初期硬化を回避し、スラリーの延性等の安定化が図られる。打設終了後は、ホース36や装置内のスラリーの残留物が水洗いされ、そのアルカリ性の洗い水は、分離槽と薬品を用いて中性に戻してから排水される。
以上のように、本実施形態のセルフレベリング材スラリー供給装置1によれば、ホッパ2に投入されたセルフレベリング材を定量供給部4の上方に搬送部3で搬送し、定量供給部4で一定量ずつ混練部5に供給してセルフレベリング材のスラリーを取得し、送出部6により施工位置に供給するようにしたので、セルフレベリング材のスラリーをバッチ処理によらずに連続処理によって施工位置に供給することができる。
また、セルフレベリング材スラリー供給装置1を施工現場に容易に設置し、別途購入したセルフレベリング材を用いて連続的にセルフレベリング材のスラリーを供給できるので、セルフレベリング材の購入先が限定されることなく、任意に購入先を決定することができる。
また、スタティックミキサ37により練直し(二度練り)を行うようにしたので、均質で、安定したセルフレベリング材スラリーを供給することができる。
また、混練部5において加えられる水の温度を調整するようにしたので、外気温によらずに良好な延性を有するセルフレベリング材スラリーを供給することができる。例えば、冬の零下の温度の場合にも、水温を高目に調整することにより、性状の良好なスラリーを供給することができる。
また、これらの利点により、セルフレベリング材を用いた広い領域の平坦面の形成にも容易に対応することができる。
また、ホッパ2に投入されたセルフレベリング材を搬送部3のスクリュー羽根21でゆっくり定量供給部4の上方まで搬送するようにしたので、セルフレベリング材の粉塵を巻き上げることなく、適度に圧縮され、均一化された状態のセルフレベリング材を定量供給部4に供給することができる。したがって、定量供給部4によるセルフレベリング材の一定量ずつの供給をより正確に行うことができる。
また、ホッパ2を、斜傾部13で構成し、搬送部3を斜傾部13の底部に沿って設け、搬送部3の上側の端部の下方に定量供給部4を配置したので、セルフレベリング材スラリー供給装置1をコンパクトに構成することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されない。例えば、定量供給部として、セルフレベリング材を一定量ずつ連続的に供給できるものであれば、ロータリフィーダ以外のものを用いてもよい。また、スタティックミキサに代えて、他の動力を要するミキサを用いてもよい。また、ポンプ部として、スネーク式以外のものを用いてもよい。また、混練部として、連続的に混練を行うことができるものであれば、スパイラルミキサ以外のミキサを用いてもよい。
1…セルフレベリング材スラリー供給装置、2…ホッパ、3…搬送部、4…定量供給部、5…混練部、6…送出部、33…ポンプ部、36…ホース、37…スタティックミキサ、29…水温調整部、13…斜傾部、14…排出口、15…棒状部材、16…撹拌部材、17…撹拌部、5b、19、22、34…モータ、24…導入口、20…羽根ケース、21…スクリュー羽根。

Claims (5)

  1. 施工現場に設置され、装置に投入されるセルフレベリング材を水と混練し、スラリーとして施工位置に供給するセルフレベリング材スラリー供給装置であって、
    セルフレベリング材が投入されるホッパと、
    前記ホッパに投入されたセルフレベリング材を連続的に所定位置に搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送されてくるセルフレベリング材を一定量ずつ連続的に供給する定量供給部と、
    前記定量供給部により供給されるセルフレベリング材を水と混練しながらセルフレベリング材のスラリーを連続的に排出する混練部と、
    前記混練部から排出されるスラリーを連続的に施工位置に送り出す送出部とを備え
    前記送出部は、
    前記混練部から排出されるスラリーを吐出するポンプ部と、
    前記ポンプ部に接続され、該ポンプ部が吐出するスラリーを施工位置に導入するためのホースと、
    前記ホースの途中に介在する前記スラリーの初期硬化回避用のスタティックミキサとを備えることを特徴とするセルフレベリング材スラリー供給装置。
  2. 前記混練部においてセルフレベリング材と混練される水の温度を調整する水温調整部を備えることを特徴とする請求項に記載のセルフレベリング材スラリー供給装置。
  3. 前記ホッパは、
    長さ方向に垂直な断面が上方に開いたV字状で、所定の角度で傾斜しており、一方の端部が該ホッパの最低部を構成し、他方の端部が該ホッパの上側部分に到る斜傾部と、
    前記ホッパの最低部に設けられ、該ホッパに投入されたセルフレベリング材を連続的に排出するための排出口と、
    前記斜傾部の長さ方向に沿って該斜傾部の内側に設けられた棒状部材に撹拌用の複数の部材を、間隔を置いて配置して構成した2つの撹拌部と、
    前記2つの撹拌部を相互に逆方向に回転させるモータとを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のセルフレベリング材スラリー供給装置。
  4. 前記搬送部は、
    前記斜傾部の長さ方向に沿って設けられ、下方側の端部において前記排出口を導入口として有し、上方側の端部が前記定量供給部に接続された筒状の羽根ケースと、
    前記羽根ケース内に設けられ、前記ホッパから前記導入口を介して該羽根ケース内に導入されるセルフレベリング材を該羽根ケースの上端部まで搬送して前記定量供給部に供給するスクリュー羽根と、
    前記スクリュー羽根を回転させるモータとを備えることを特徴とする請求項に記載のセルフレベリング材スラリー供給装置。
  5. 施工現場に設置されたホッパに投入されるセルフレベリング材を用いて平坦面を形成する平坦面の形成方法であって、
    前記ホッパに投入されたセルフレベリング材を、羽根スクリューを有する搬送部により定量供給部に搬送する搬送工程と、
    前記搬送部により搬送されてくるセルフレベリング材を前記定量供給部により一定量ずつ混練部に供給する定量供給工程と、
    前記定量供給部が供給するセルフレベリング材を前記混練部により水と混練し、スラリーとして排出する混練工程と、
    前記混練工程で混練される水の温度を調整する水温調整工程と、
    前記混練部から排出されるスラリーを送出部によりホースを介して前記平坦面を形成する位置に送り出す送出工程と、
    前記ホースを介して送り出されるスラリーを、該ホースの途中に介在する該スラリーの初期硬化回避用のスタティックミキサで練直しする練直し工程とを備え、
    前記搬送工程、前記定量供給工程、前記混練工程、前記送出工程及び練直し工程は、連続処理で行われることを特徴とする平坦面の形成方法。
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