JP6053483B2 - ガントチャート編集装置、ガントチャート編集方法及びガントチャート編集プログラム - Google Patents

ガントチャート編集装置、ガントチャート編集方法及びガントチャート編集プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ガントチャート編集装置、ガントチャート編集方法及びガントチャート編集プログラムに関する。
業務の工程管理において、業務の進捗状況を視覚的に理解しやすくするために、業務を構成する複数のアクティビティを時系列で表示する手法が一般に用いられている。このように表示された工程は、「ガントチャート(Gantt Chart)」と呼ばれ、通常は、横軸を時間軸とする平面に、アクティビティ(Activity)を示す線分又は長方形のバー(Bar)を行毎に配置し、線分やバーに進捗状況を示す目印を付す、又は関連のあるアクティビティ同士を線で結ぶ等の工夫がなされる。
また、業務は実行計画どおりに進まないことがあり、実行計画は必要に応じて変更される。
特許文献1には、複数のタスクが遂行されるべきプロジェクトについて、タスク(アクティビティ)の実行計画変更による影響をプロジェクトの管理者が効率的に把握できるよう支援する技術が開示されている。
特許文献2には、ユーザによる特段の操作なしでも関連するアクティビティの全体を画面上に表示する技術が開示されている。
特開2010−224889号公報 特開2009−223600号公報
特許文献1及び2に記載のガントチャートでは、Barなどのオブジェクト(Object)をドラッグしながら移動する。しかしながら、複雑な編集操作が必要であるため、効率性と操作ミス抑止の両立が困難である場合がある。
また、一般にタッチUI(Touch User Interface)では、長距離なドラッグは使いづらく操作ミスが多い。コピー&ペースト(Copy & Paste)方式では、簡単な移動を実現可能であるものの、オブジェクトの移動先の位置を特定できないため効率性が悪い。
ガントチャートにおいて、オブジェクトを正確な位置へ容易に移動することができる技術が要請されている。
そこで、本発明は、前記した問題を解決するために、ユーザが慣れた動作でオブジェクトを正確な位置へ移動できるガントチャート編集装置、ガントチャート編集方法及びガントチャート編集プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明によるガントチャート編集装置は、業務の工程及び前記業務に属するアクティビティを、要素であるオブジェクトとして有するガントチャートを編集するガントチャート編集装置であって、前記オブジェクトをスクロールさせる作業を行う領域である本体レイヤと、前記本体レイヤに重なるように配置され、前記スクロールさせる作業の影響から切り離す領域であり、かつ前記本体レイヤから移動した前記オブジェクトを浮遊状態にする浮遊レイヤと、を有する操作部と、前記操作部を介して前記本体レイヤから前記オブジェクトの選択を受け付け、前記受け付けたオブジェクトを前記浮遊レイヤに移動した上で前記浮遊状態とし、前記本体レイヤにおいて、前記浮遊状態としたオブジェクト以外のオブジェクトである背景をスクロールさせ、前記浮遊状態にあるオブジェクトを前記本体レイヤに戻す制御をする制御部と、を備え、前記制御部は、浮遊状態にあるオブジェクト以外の場所への操作を検知した場合、前記オブジェクトをその位置で停止させた状態で、かつ当該オブジェクト以外の背景をスクロールさせ、浮遊状態にあるオブジェクト以外の背景をスクロールさせる場合、前記本体レイヤ上のオブジェクトについては、前記背景と一緒にスクロールさせるとともに、浮遊状態にあるオブジェクトが浮遊しているように見える表示効果である影を付け、浮遊状態にあるオブジェクトのスクロール中に、前記オブジェクトを前記本体レイヤに降ろすドロップ位置を判定し、前記判定したドロップ位置を前記影として表示し、前記ドロップ位置のサイズを、前記オブジェクトのドロップ後のサイズに合わせ、浮遊状態にあるオブジェクトのスクロール後、前記操作部を介して前記オブジェクトを前記ドロップ位置に降ろす、ことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが慣れた動作でオブジェクトを正確な位置へ移動できるガントチャート編集装置、ガントチャート編集方法及びガントチャート編集プログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係るガントチャート編集装置のハードウェア構成図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のガントチャート表示画面の一例を示す図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の構成を模式的に示す図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の操作を説明するガントチャート表示画面を示す図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のガントチャート表示画面の一例を示す図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の編集開始部が行う編集開始処理のフローチャートである。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の編集開始処理のステージAのガントチャート表示画面の一例を示す図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のガントチャート表示画面を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のガントチャート表示画面を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の編集開始処理のステージDのガントチャート表示画面の一例を示す図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の編集開始処理のステージEのガントチャート表示画面の一例を示す図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の編集実行部が行う編集実行処理(編集実行処理A及び編集実行処理B)のフローチャートである。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のガントチャート表示画面を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のガントチャート表示画面を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のガントチャート表示画面を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のガントチャート表示画面を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の編集終了部が行う編集終了処理のフローチャートである。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のガントチャート表示画面を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のガントチャート表示画面を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の編集実行部のドロップ位置判定部112bが行うドロップ位置判定処理のフローチャートである。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のドロップ位置判定を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の編集実行部のドロップ可否判定部が行うドロップ可否判定処理のフローチャートである。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のドロップ可否判定を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の編集実行部のドロップ位置表示部が行うドロップ位置表示処理のフローチャートである。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のドロップ位置表示を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の編集開始方法を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の浮遊状態表示を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のドロップ位置判定を説明する図である。図21と同一構成部分には同一符号を付している。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のドロップ位置判定及び表示を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のドロップ可否判定及び表示を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の背景分割しない場合のスクロール前、スクロール中、及びスクロール後の表示を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の背景均一分割のスクロール前、スクロール中、及びスクロール後の表示を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の背景不均一分割のスクロール前、スクロール中、及びスクロール後の表示を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置の背景ページ分割のスクロール前、スクロール中、及びスクロール後の表示を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のドロップ禁止区域が存在する場合のスクロール前、スクロール中、及びスクロール後の表示を説明する図である。 上記実施形態に係るガントチャート編集装置のドロップ禁止区域が存在する場合のスクロール前、スクロール中、及びスクロール後の表示を説明する図である。
以降、本発明を実施するための形態(「本実施形態」という)を、図などを参照しながら詳細に説明する。また、本実施形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(ハードウェア構成)
図1は、本発明の実施形態に係るガントチャート編集装置のハードウェア構成図である。
図1に示すように、ガントチャート編集装置100は、業務の工程及び前記業務に属するアクティビティを、要素であるオブジェクトとして有するガントチャートを編集する。ガントチャート編集装置100は、相互にバスで接続された、制御部110、入力部120、表示部130、表示データ格納部140、及び記憶部150を備える。入力部120には、マウス121、タッチパネル122、及びタッチ感知ディスプレイ123が接続され、表示部130には、タッチ感知ディスプレイ123、ディスプレイ131、及び出力装置132が接続される。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)からなり、プログラムである編集開始部111(動作検知部111a、開始判定部111b、浮遊状態表示部111c)、編集実行部112(動作検知部112a、ドロップ位置判定部112b、ドロップ可否判定部112c、ドロップ位置表示部112d)、編集終了部113(編集結果制御部113a、編集結果表示部113b、データ更新部113c)及びカスタマイズ部114(時間制御画像表示部114a)を実行して、ガントチャート編集装置100を制御する(詳細後記)。
入力部120は、マウス121、タッチパネル122及びタッチ感知ディスプレイ123等であり、ガントチャート編集装置100の操作者からの指示を受け付ける。
出力部130は、タッチ感知ディスプレイ123、ディスプレイ131、及びプリンタ等の出力装置132であり、ガントチャート編集装置100の操作画面を出力する。
表示データ格納部140は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等の不揮発性メモリからなり、ガントチャート表示のための表示データを格納する。
記憶部150は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の半導体メモリ、及びHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置である。記憶部150は、制御部110が実行するプログラムを格納するとともに、演算実行時の一時的なデータ(編集結果151、一時データ152)を格納する。
以降、「○○部は」と主体を記した場合は、制御部110が必要に応じROMから各プログラムを読み出した上でRAMにロードし、各機能(後記)を実行するものとする。各プログラムは、予め記憶部150に記憶されていてもよいし、他の記憶媒体又は通信媒体を介して、必要なときにガントチャート編集装置100に取り込まれてもよい。
(タッチUIのジェスチャー動作種類)
まず、タッチUIのジェスチャー動作種類について説明する。タッチUIのジェスチャー動作には、Touch、Move、Up、Tap、Flick、及びPressがある。
Touch:指が画面と接触する。
Move:指が画面を押しながら移動する。
Up:指を画面から離す。
Tap:指が画面をタッチした後、位置を動かさずにすぐに画面から指を離す。
Flick:指をタッチスクリーンの上でタッチし、速い速度でスライドしながら指を画面から離す。指がスクリーンと接触している間は画面が追随してスクロールし、指が離れた後も画面が慣性スクロールで一定位置までにスクロールするのが普通である。
Press:指が画面をタッチした後、指を動かさない状態で一定時間経過すると、操作が自動的に起動される。この動作は長押しと言うこともある。本実施形態では、この長押しにより、オブジェクトを本体レイヤから浮遊レイヤに持ち上げる浮遊動作と、その逆で、浮遊レイヤにあるオブジェクトを浮遊レイヤから本体レイヤに下ろすドロップ動作とを実行する(詳細後記)。
Double Click:指が2回連続画面をTapする。
(ガントチャート表示画面)
図2は、本実施形態に係るガントチャート編集装置のガントチャート表示画面の一例を示す図である。
ガントチャート表示画面1000は、1つの工程(アイテム)が1行で表示される。なお、工程(行)は階層構造を有し、下位の階層を非表示(行を折り畳む)としたり、下位の階層を表示(行を展開する)したりすることができる。
ガントチャート表示画面1000は、工程名欄1003、担当者欄1004、日付欄1005、及び背景となる描画欄1007を表示している。また、図2には示されていないが、ガントチャート表示画面1000は、行番号欄1001(後記図5参照)を表示する。
行番号欄1001(後記図5参照)には、行番号が表示されている。行番号は、ガントチャートを新規作成した際、行ごとに便宜的に割り振られる。この行番号は、行を追加・削除した場合でも、新規作成時に割り振られた行番号を保持する。行と行との間、すなわち各行は、境界線1002により区切られる。
工程名欄1003には、工程の名称が表示されている。工程の名称(ここではプロジェクト/タスク)は、ユーザが任意に指定し、適宜変更可能である。
担当者欄1004には、工程の担当者名が表示されている。なお、担当者欄1004は、担当者名自体を省略する場合、担当者名を工程の名称に括弧書きで表示する場合などは、省略可能である。
日付欄1005には、境界線1006によって区切れた日付が表示されている。ガントチャートは、横軸を時間軸とするので、日付は横軸の目盛である。なお、日付には「時刻」を含めてもよい。
描画欄1007には、選択状態にあるオブジェクト(Bar)1100、オブジェクト(Bar)1101、注釈1102、チェックポイント1103、マイルストーン(milestone)1104、イナズマ線1105、リサイズハンドラー1106、進捗ハンドラー1107、及びスクロールバー1108,1109が表示されている。
オブジェクト(Bar)1100,1101は、業務の開始日から業務の終了日までの期間を示す長方形の図形である。オブジェクト(Bar)1100,1101のうち、選択状態にあるオブジェクト(Bar)1100は、太枠組み等で強調表示される。選択状態にあるオブジェクト(Bar)1100は、業務を構成する要素であるアクティビティとなっている。強調表示は、強調枠のほか、強調色又は網掛け・ハッチング表示などでもよい。
注釈1102は、補足的な説明である。
チェックポイント1103は、工程の進捗状況の確認を行う日(進捗確認日)である。
マイルストーン1104は、目標完了の計画日時などの各作業工程の節目である。
イナズマ線1105は、各オブジェクト(Bar)1100,1101の進捗率を示す進捗点を結んだ線である。進捗率とは、Barの業務量のうち、進捗確認日時点で終了している業務量の比率(百分率)である。
リサイズハンドラー1106は、アクティビティの開始日から終了日までの日数を変更する。
進捗ハンドラー1107は、アクティビティの進捗を変更する。
スクロールバー1108は、描画欄1007の右端部に表示され、縦方向(上下方向のスクロール)操作により背景を上下方向にスクロールさせる。スクロールバー1109は、描画欄1007の下端部に表示され、横方向(左右方向のスクロール)操作により背景を左右方向にスクロールさせる。
後記するように、背景(本体レイヤ)上にあるBar等のオブジェクトは、スクロール操作により、背景と一緒に該当スクロール方向に移動する。なお、背景に対してオブジェクト(Bar)を移動する場合は、オブジェクト(Bar)をドラッグしながら移動すればよい。スクロールバー1108,1109による操作は、背景に対するスクロール操作であり、背景とその上のオブジェクトのみがスクロールされる。したがって、後記するように、浮遊レイヤに浮遊しているオブジェクトについては、浮遊レイヤに浮遊したままの状態で留まり、スクロールバー1108,1109の操作によっては、移動しない。なお、浮遊したオブジェクトを移動する場合は、浮遊レイヤ上でオブジェクトをドラッグしながら移動すればよい。つまり、浮遊していないオブジェクトのみが、スクロール操作によって背景と共にスクロールされることになる。換言すれば、複数のオブジェクトが存在する場合、浮遊していないオブジェクトについてはスクロール操作によって背景と共にスクロールされ、浮遊しているオブジェクトについてはスクロール操作の影響を受けずに、その浮遊位置で留まることになる。
本実施の形態は、本体レイヤの上部に新たに浮遊レイヤを設け、オブジェクトのうち特にオブジェクト(Bar)を本体レイヤから浮遊レイヤに浮遊させること、また浮遊レイヤに浮遊しているオブジェクト(Bar)を本体レイヤに落とす(ドロップさせる)ことに特徴がある。本実施形態では、本体レイヤと浮遊レイヤとの間を行き来するオブジェクトは、オブジェクト(Bar)としている。このため、本実施の形態のオブジェクトは、狭義のオブジェクト(Bar)を指している。
なお、オブジェクト(Bar)1100,1101、注釈1102、チェックポイント1103、マイルストーン1104、イナズマ線1105、リサイズハンドラー1106、進捗ハンドラー1107及び工程(行)を総称して「オブジェクト」(広義)と呼んでもよい。オブジェクトとは、ガントチャートの要素である。
(浮遊オブジェクト方式)
従来のガントチャートでは、Barなどのオブジェクトをドラッグしながら移動するので、効率性と操作ミス抑止の両立が困難である。また、タッチUIでは、長距離なドラッグは使いづらく操作ミスが多い。さらに、コピー&ペースト方式では、簡単な移動を実現可能であるものの、オブジェクトの移動先の位置を特定できないため効率性が悪い。
本発明者らは、本体レイヤ上でのオブジェクトの移動に代えて、オブジェクトを浮遊させ、浮遊したオブジェクトに対し背景をスクロールさせることでオブジェクトを移動するオブジェクト表示方法を想到し、浮遊オブジェクト方式と名付けた。
図3は、浮遊オブジェクト方式を採用した本実施形態のガントチャート編集装置の構成を模式的に示す図である。図3(a)はオブジェクトが浮遊していない場合、図3は(b)はオブジェクトを浮遊させた場合を示す。
図3に示すように、ガントチャート表示画面1200は、オブジェクト(Bar)をスクロールさせる作業を行う領域である本体レイヤ1210と、本体レイヤ1210に重なるように配置され、スクロールさせる作業の影響から切り離す領域であり、かつ本体レイヤ1210から移動したオブジェクト(Bar)を浮遊状態にする浮遊レイヤ1220と、本体レイヤ1210に設けられ、背景を縦方向にスクロールさせるスクロールバー1211と、左右方向にスクロールさせるスクロールバー1212と、を有し、本体レイヤ1210又は浮遊レイヤ1220にはオブジェクト(Bar)1300を表示している。
なお、ガントチャート表示画面1200は、図2のガントチャート表示画面1000に対応し、オブジェクト(Bar)1300は、図2のBar1101に、またスクロールバー1211,1212は、図2のスクロールバー1108,1109にそれぞれ該当する。
浮遊オブジェクトとなるものは、Barに限定されず、少なくともBar、注釈、マイルストーンの三種類がある。これらを組合せて浮遊オブジェクトとしてもよい。以下、浮遊オブジェクトとして、オブジェクト(Bar)を用いた例について説明する。
図3(a)では、オブジェクト(Bar)1300は、本体レイヤ1210上に表示されている。オブジェクト(Bar)1300は、スクロール操作により、本体レイヤ1210の背景と共に移動可能である。図3(a)の状態で、浮遊させたいオブジェクト1300を、例えば長押しすると、当該オブジェクト(Bar)1300は、本体レイヤ1210から離れ、図3(b)に示すように浮遊レイヤ1220に遷移する。このとき、本体レイヤ1210上の元のオブジェクト(Bar)1300位置には、オブジェクト(Bar)1300の元位置を示す穴1320が表示される。穴1320が本体レイヤ1210に表示されることで、オブジェクト(Bar)1300を移動・再配置する際の目印となり操作性が向上する。
浮遊レイヤ1220は、本体レイヤ1210の上面を覆うように設置され、しかもオブジェクト(Bar)1300は前後左右位置を変えることなく上方のみに移動することから、オブジェクト(Bar)1300の浮遊レイヤ1220への遷移は、「浮遊」と呼称している。逆に、オブジェクト(Bar)1300の浮遊レイヤ1220から本体レイヤ1210への遷移は、「ドロップ」と呼んでいる。図3(b)の状態で、スクロール操作すると、浮遊レイヤ1220にあるオブジェクト(Bar)1300は、スクロール操作の影響を受けずに浮遊レイヤ1220の該当位置に浮遊したままであり、本体レイヤ1210の背景がスクロールする。なお、本体レイヤ1210上に他のオブジェクト(図示せず)がある場合には、当該オブジェクト(Bar)については背景と共にスクロールすることになる。
図3(b)の状態で、ドロップさせたいオブジェクト(Bar)1300を、例えば長押しすると、当該オブジェクト(Bar)1300は、図3(a)に示すように浮遊レイヤ1220から本体レイヤ1210にドロップする。
本実施形態の浮遊オブジェクト方式の操作についてさらに詳細に説明する。
図4は、本実施形態のガントチャート編集装置の操作を説明するガントチャート表示画面1200を示す図である。ガントチャート表示画面1200は、図3に示す本体レイヤ1210と、浮遊レイヤ1220と、を有し、本体レイヤ1210又は浮遊レイヤ1220にオブジェクト(Bar)1300を表示している。なお、本体レイヤ1210と浮遊レイヤ1220は、図示されていない。
図4(a)に示すように、オブジェクト(Bar)1300は、本体レイヤ1210とは別のレイヤである浮遊レイヤ1220に浮遊させている(図4(a)a.参照)。
図4(b)に示すように、スクロールバー1212(図示略)によって左右方向にスクロール操作(図4(b)b.参照)すると、浮遊しているオブジェクト(Bar)1300を動かさずに本体レイヤ1210の背景のみがスクロールされる。また、本体レイヤ1210上の元のオブジェクト(Bar)1300の位置には、オブジェクト(Bar)1300の元位置を示す穴1320が表示される。この状態で、浮遊しているオブジェクト(Bar)1300を、例えばタップして位置を確定する(図4(b)c.参照)。また、確定後に、再タップすることにより未確定状態に戻すことができ、オブジェクト(Bar)1300に対して背景をスクロール可能になる。
図4(c)に示すように、オブジェクト(Bar)1300の長押しにより、浮遊しているオブジェクト1300を本体レイヤ1210にドロップさせることができる。
このように、本浮遊オブジェクト方式は、オブジェクト(Bar)1300を浮遊させ、浮遊したオブジェクト(Bar)1300に対し背景をスクロールさせる。スクロールが移動の代替となるので、ドラッグ距離が0であるという特徴がある。
(浮遊オブジェクト)
図5は、本実施形態に係るガントチャート編集装置のガントチャート表示画面の一例を示す図である。図2と同一構成部分には同一符号を付している。
図5に示すように、ガントチャート表示画面1000は、1つの工程(アイテム)が1行で表示される。図5では、ガントチャート表示画面1000は、行番号欄1001、日付欄1005及び背景となる描画欄1007を表示している。なお、図2の工程名欄1003、担当者欄1004、及びスクロールバー1108,1109は、説明の便宜上、図5では図示を省略している。
行番号欄1001には、行番号1〜10が表示されている。図5の場合、行番号8は、ドロップ禁止行1401である。ドロップ禁止行1401については、後記する。
描画欄1007には、オブジェクト(Bar)1300〜1303、リサイズハンドラー1106、及び進捗ハンドラー1107が表示されている。
なお、オブジェクト(Bar)1300は、図2の選択状態にあるオブジェクト(Bar)1100に、またオブジェクト(Bar)1301〜1303は、図2のオブジェクト(Bar)1101にそれぞれ対応する。また、図2の注釈1102、チェックポイント1103、マイルストーン1104、及びイナズマ線1105は、説明の便宜上、図示を省略している。
また、オブジェクト(Bar)1301のy1は、Barの中央線の座標を示し、後記図20及び図21のドロップ位置判定の説明において用いる。
[オブジェクト(Bar)のレイヤ間遷移]
<編集開始>
オブジェクト(Bar)の浮遊レイヤ1220(図3参照)への浮遊、浮遊レイヤ1220から本体レイヤ1210(図3参照)へのドロップは、いずれもレイヤ間遷移操作(例えば、長押し)をトリガとして行われる。すなわち、浮遊レイヤ1220への画面選択/解除は、オブジェクト(Bar)のレイヤ間遷移操作(例えば、長押し)がトリガとなる。換言すれば、本体レイヤ1210にあるオブジェクト(Bar)に対して長押しを実行すると、該当オブジェクト(Bar)は浮遊レイヤ1220へ浮遊し、また浮遊レイヤ1220に浮遊しているオブジェクト(Bar)1300に対して長押しを実行すると、オブジェクト(Bar)1300は本体レイヤ1210へドロップする。ここで、本体レイヤ1210にあるオブジェクト(Bar)を予め複数選択しておいて、長押しを実行すると、選択された各オブジェクト(Bar)は、揃って浮遊レイヤ1220に浮遊する。同様に、浮遊しているオブジェクト(Bar)を予め複数選択しておいて、長押しを実行すると、選択された各オブジェクト(Bar)は、揃って本体レイヤ1210へドロップする。
例えば、図5に示すように、オブジェクト(Bar)1300〜1303のうち、浮遊させたいオブジェクト(Bar)1300を、長押し(Press)することで、画面選択状態となり、オブジェクト(Bar)1300は、本体レイヤ1210(図3参照)から離れ、浮遊レイヤ1220(図3参照)に移動(浮遊)する。
また、ドロップさせたいオブジェクト(Bar)1300を、レイヤ間遷移操作(例えば、長押し)することで、選択解除状態となり、オブジェクト(Bar)1300は、浮遊レイヤ1220から本体レイヤ1210にドロップする。
このように、オブジェクト(Bar)1300〜1303は、長押しによって浮遊/ドロップし、本体レイヤ1210と浮遊レイヤ1220との間を行き来することになる。
なお、画面選択/解除ボタンを新たに設置して、オブジェクト(Bar)の浮遊/ドロップを実行する態様でもよい。
[オブジェクト(Bar)の浮遊状態の表示]
オブジェクト(Bar)は、画面選択状態にある、すなわち浮遊しているときには、以下の表示を採ることで、オブジェクト(Bar)が浮遊レイヤ1220にあることを明示する。
<座標変更>
浮遊しているオブジェクト(Bar)1300の位置座標を所定値(例えば、3pixel)上にずらす(図5参照)。これにより、オブジェクト(Bar)1300の浮遊状態をより分かり易く表示するとともに、オブジェクト(Bar)1300の座標を上にずらすことで影1310が付け易くなる。
<影>
浮遊しているオブジェクト(Bar)1300に、影(シャドウ)1310を付ける(図5参照)。影1310は、浮遊しているオブジェクト(Bar)1300の底面(下面)を含む側面に付される陰影である。影1310は、浮遊レイヤ1220の該当部分を完全に隠すのではなく、半透明とするとともにオブジェクト(Bar)1300に近い程、濃淡を濃くすることが好ましい。浮遊しているオブジェクト(Bar)1300に影1310が付されることにより、ユーザはオブジェクト(Bar)1300が浮遊している、すなわち浮遊レイヤ1220にあることが容易に識別できる。また、影1310についてもオブジェクトの操作対象とすることで、オブジェクト(Bar)1300の操作対象領域を拡げて、位置座標のオブジェクト(Bar)1300に対するジェスチャー動作を容易にすることができる。なお、影1310の形状・色彩等は、どのようなものでもよい。
<強調表示>
浮遊しているオブジェクト(Bar)1300のサイズ(外形寸法)を、通常のサイズよりも僅かに大きくする。また、浮遊しているオブジェクト(Bar)1300を、強調色・ハッチング・枠囲み等で強調表示してもよい。これにより、オブジェクト(Bar)1300の浮遊状態をより分かり易く表示することができる。
<穴>
浮遊しているオブジェクト(Bar)1300があった本体レイヤ1210上の元位置に、穴1320を表示する。穴1320は、オブジェクト(Bar)1300のサイズと同じで、本来のオブジェクト(Bar)との混同を避けるため目立ちすぎない色(薄いグレーなど)で表示することが好ましい。本体レイヤ1210上に穴1320を表示することで、オブジェクト(Bar)1300の移動・再配置の際の目印となり操作性の向上が期待できる。なお、本体レイヤ1210上のオブジェクト(Bar)の元位置を、説明の便宜上、穴と呼んでいるが、他の名称でもよい。
上記オブジェクト(Bar)1300の座標を上にずらすこと、影1310を付けること、オブジェクト(Bar)1300を強調表示すること、本体レイヤ1210上の元位置に穴1320を表示すること、の組合せは任意であり、いずれかの組合せによる表示でもよい。例えば、オブジェクト(Bar)1300の座標をずらし、影1310を付すことでもよい。
このように、オブジェクト(Bar)の浮遊状態の表示では、オブジェクト(Bar)を3pixel上にずらすとともに、サイズを僅かに大きくし、影1310を付ける。また、本体レイヤ上1210には、オブジェクト(Bar)の元の位置を示す穴1320を表示する。
[オブジェクト(Bar)の選択状態]
<選択状態>
オブジェクト(Bar)は、長押しにより、選択状態となり、浮遊レイヤ1220に浮遊する。オブジェクト一つのみが選択された場合を単一選択状態、また複数が選択された場合を複数選択状態と呼ぶ。単一選択状態と複数選択状態では、後記するようにリサイズハンドラー1106及び進捗ハンドラー1107の操作可否の点で差異がある。
<複数選択/解除>
1つ目のオブジェクト(Bar)を長押しにより選択し、その後は他のオブジェクト(Bar)をタップ(Tap)して複数選択する。
選択済みのオブジェクトを長押しにより選択解除する。また、背景を長押し/ダブルクリック(Double Click)することにより、すべての選択を解除する。
<複数選択状態>
オブジェクト(Bar)又はアノテーション(Annotation:あるデータに対して関連する情報(コメントなど)を注釈として付与すること)が複数選択された複数選択状態の場合、リサイズハンドラー1106及び進捗ハンドラー1107を表示せず、リサイズ、進捗入力の操作ができないようにする。
<単一選択状態>
オブジェクト(Bar)一つのみが選択された場合、リサイズハンドラー1106及び進捗ハンドラー1107を表示し、リサイズ及び進捗入力の操作を可能にする。
単一選択状態から選択解除の場合、リサイズハンドラー1106及び進捗ハンドラー1107を表示しないようにする。
以下、上述のように構成されたガントチャート編集装置100の動作について説明する。
図1に示すように、ガントチャート編集装置100は、制御部110が、プログラムである編集開始部111(動作検知部111a、開始判定部111b、浮遊状態表示部111c)、編集実行部112(動作検知部112a、ドロップ位置判定部112b、ドロップ可否判定部112c、ドロップ位置表示部112d)、編集終了部113(編集結果制御部113a、編集結果表示部113b、データ更新部113c)及びカスタマイズ部114(時間制御画像表示部114a)を実行して、ガントチャート編集装置100を制御する。
制御部110は、オブジェクト(Bar)をスクロールさせる作業を行う領域である本体レイヤ1210(図3参照)と、本体レイヤ1210に重なるように配置され、スクロールさせる作業の影響から切り離す領域であり、かつ本体レイヤ1210から移動したオブジェクト(Bar)を浮遊状態にする浮遊レイヤ1220と、を有するタッチパネル122及びタッチ感知ディスプレイ123等を含む入力部120(操作部)の操作を受け付ける。制御部110は、入力部120を介して本体レイヤ1210からオブジェクト(Bar)の選択を受け付け、受け付けたオブジェクト(Bar)を浮遊レイヤ1220に移動した上で浮遊状態とし、本体レイヤ1210において、浮遊状態としたオブジェクト(Bar)以外のオブジェクトである背景をスクロールさせ、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)を本体レイヤ1210に戻す、制御をする。
制御部110は、具体的には、下記の制御を行う。
(1)基本的な浮遊操作及び表示制御
制御部110は、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)以外の場所への操作を検知した場合、オブジェクト(Bar)をその位置で停止させた状態で、かつ当該オブジェクト(Bar)以外の背景をスクロールさせ、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)以外の背景をスクロールさせる場合、本体レイヤ上1210のオブジェクト(Bar)については、背景と一緒にスクロールさせる。すなわち、制御部110は、スクロールする時、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)を動かさずに、本体レイヤ1210上のオブジェクト(Bar)だけを移動させる基本的な制御を行う。
また、制御部110は、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)が複数選択されている場合、前記複数選択されたオブジェクト(Bar)をその位置で停止させた状態で、かつ当該複数選択されたオブジェクト(Bar)以外の背景をスクロールさせる。但し、上記基本的な制御が実行されるものであればよく、複数選択又は単一選択、あるいは細かい画面表示を指定する/しないは任意である。
(2)ドロップ位置に関する制御
制御部110は、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)が浮遊しているように見える表示効果である影を付ける、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)のスクロール中に、オブジェクト(Bar)を本体レイヤ1210に降ろすドロップ位置を判定し、判定したドロップ位置を前記影として表示する、ドロップ位置のサイズを、オブジェクト(Bar)のサイズに合わせる、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)のスクロール後、又は入力部120(操作部)を介してオブジェクト(Bar)をドロップ位置に降ろす、制御を単独で、若しくはこれらを組み合わせて実行する。例えば、制御部110は、編集実行部112(ドロップ位置判定部112b及びドロップ位置表示部112dなど)を用いて、影を表示した上で、影を利用して動的にドロップ位置及びドロップ位置のサイズを示す制御を行う。あるいは、制御部110は、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)をドロップする時に、影で示した位置及び形状にドロップする制御を行う。
ここで、制御部110は、スクロール操作中、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)の座標位置、又はサイズを変えて表示することはない。浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)は、スクロール中、ずっと同じ位置と同じサイズで描画される。制御部110は、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)の影だけスクロールと共に、位置とサイズを変えながら表示する。また、制御部110は、浮遊にあるオブジェクト(Bar)をドロップして、本体レイヤに落とした後、ドロップ後の位置とサイズに合わせて位置と形状を変える。但し、ドロップ後のオブジェクト(Bar)は、浮遊状態のオブジェクト(Bar)ではない。
(3)移動禁止区域に関する制御
制御部110は、オブジェクト(Bar)の配置又は移動を禁止する移動禁止区間がある場合、移動禁止区間へのオブジェクト(Bar)のドロップを不可にする、又は浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)が移動禁止区間にある場合、影の表示効果を変える、制御を単独で、若しくはこれらを組み合わせて実行する。例えば、制御部110は、編集実行部112(ドロップ可否判定部112c及びドロップ位置表示部112dなど)を用いて、移動禁止区域については直接画面上に表示せず、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)が移動禁止区間に入ったら、影の色を変えてドロップできないことを示す制御を行う。
ここで、移動禁止区間は、常に画面上に表示されるものではない。移動禁止区間のうち、休日は、直接画面上に表示されることがあるのに対し、ドロップできない行などは画面上に直接表示されず、ドロップできない区域も存在する。そのため、移動禁止区間がある場合、影を警戒色に変えて表示する。またドロップ禁止区域は、記憶部150(図1参照)にデータとして持っており、ドロップ可否判定処理で検知できる。但し、常に画面上に表示されるものではない。
(4)その他の制御
制御部110は、本体レイヤ1210上の、オブジェクト(Bar)の元位置を示す穴(元位置情報)を付ける。制御部110は、オブジェクト(Bar)が単一選択されている場合にリサイズハンドラー1106又は進捗ハンドラー1107を表示し、リサイズ又は進捗入力を行う。
(編集開始部111)
まず、図6乃至図11を参照して、ガントチャート編集装置100の制御部110の編集開始部111の動作を説明する。
図6は、ガントチャート編集装置100の編集開始部111が行う編集開始処理のフローチャートである。図中、Sはフローの各ステップを示す。なお、説明の便宜上、本フローを、ステージA−Eに分け、各ステージA−Eにおける処理を、その時点のステージのガントチャート表示画面を参照しながら説明する。
ステージA(ステップS1001〜ステップS1005:図7)
ステージB(ステップS1011〜ステップS1016:図8)
ステージC(ステップS1021〜ステップS1027:図9)
ステージD(ステップS1031〜ステップS1033:図10)
ステージE(ステップS1041〜ステップS1047:図11)
<ステージA>
図7は、上記編集開始処理のステージAのガントチャート表示画面の一例を示す図である。図3及び図5と同一構成部分には同一符号を付している。
図7に示すように、描画欄1007には、オブジェクト(Bar)1300〜1303が表示されている。また、行番号8は、ドロップ禁止行1401である。
図6において、ステップS1001では、動作検知部111aは、ガントチャート編集装置100のタッチ感知ディスプレイ123(図1参照)上でオブジェクト(Bar)に対する操作を検出する。
タッチ感知ディスプレイ123がタッチ(Touch)されると、開始判定部111bは、編集開始であると判定し、ステップS1002で制御部110(浮遊状態表示部111c)は、オブジェクト(Bar)を「選択準備」状態にし、影1310(図5参照)を表示する。
ステップS1003では、開始判定部111bは、操作種類を判定する。ここでの操作種類判定は、タップ(Tap)、フリック/ドラッグ(Flick/Drag)、又は長押し(Press)のいずれかである。
操作種類がタップの場合、ステップS1004で浮遊状態表示部111c(制御部110)は、オブジェクト(Bar)の「選択準備」状態を解除して本フローを終了する。
操作種類がフリック/ドラッグの場合、ステップS1005で浮遊状態表示部111c(制御部110)は、フリック/ドラッグによる画面スクロールを行う。
<ステージB>
図8は、本実施形態のガントチャート編集装置のガントチャート表示画面を説明する図であり、上記編集開始処理のステージBのガントチャート表示画面の一例を模式的に示す。図3、図5及び図7と同一構成部分には同一符号を付している。なお、オブジェクト(Bar)1301のy1は、Barの中央線の座標である(後記図20及び図21参照)。なお、図8中のy1は、説明の便宜上のものであり実際に表示されているものではない。
図6において、上記ステップS1003で長押し(Press)と判定されると、ステージBのステップS1011に移行する。
ステップS1011では、浮遊状態表示部111c(制御部110)は、オブジェクト(Bar)を「単一選択状態」にする。図8では、オブジェクト(Bar)1300一つのみが選択(すなわち、オブジェクト(Bar)1301〜1303は非選択)されたとする。
ステップS1012では、浮遊状態表示部111cは、リサイズハンドラー1106及び進捗ハンドラー1107を表示する。リサイズハンドラー1106及び進捗ハンドラー1107の表示により、リサイズ及び進捗入力の操作が可能になる。
ステップS1013では、浮遊状態表示部111cは、本体レイヤ1210(図3参照)のオブジェクト(Bar)1300を浮遊レイヤ1220に移動(浮遊)させるとともに、オブジェクト(Bar)1300を3pixel上にずらし、影1310を表示し、さらに本体レイヤ上1210に穴1320を表示する(図3(b)参照)。
ステップS1014では、開始判定部111bは、操作種類を判定する。ここでの操作種類判定は、ムーブ(Move)とアップ(Up)である。
操作種類がムーブの場合、ステップS1015で浮遊状態表示部111cは、後記する編集実行処理B(オブジェクト(Bar)が単一移動の場合の編集実行処理)に移行する(後記図12参照)。
操作種類がアップの場合、ステップS1016で浮遊状態表示部111cは、選択状態を保持してステップS1021(ステージC)に移行する。
<ステージC>
図9は、本実施形態のガントチャート編集装置のガントチャート表示画面を説明する図であり、(a)は上記編集開始処理のステージCのガントチャート表示画面の一例を、(b)はガントチャート編集装置の構成をそれぞれ模式的に示す。図3、図5及び図8と同一構成部分には同一符号を付している。
図6において、上記ステップS1016で選択状態を保持すると、ステージCのステップS1021に移行する。
ステップS1021では、動作検知部111aは、ガントチャート編集装置100のタッチ感知ディスプレイ123(図1参照)上でオブジェクトに対する操作を検出する。このステップS1021におけるオブジェクト操作検出対象は、オブジェクト(Bar)に限定されない。
ステップS1022では、開始判定部111bは、操作対象を判定する。ここでの操作対象は、リサイズハンドラー1106及び進捗ハンドラー1107、選択状態のオブジェクト(Bar)、又は未選択のオブジェクト(Bar)のいずれかである。
操作対象がリサイズハンドラー1106及び進捗ハンドラー1107の場合、ステップS1023で浮遊状態表示部111c(制御部110)は、リサイズハンドラー1106及び進捗ハンドラー1107操作に基づいてリサイズハンドラー1106及び進捗ハンドラー1107の変更を行う。例えば、図9に示すように、リサイズハンドラー1106操作によりオブジェクト(Bar)のアクティビティの開始日から終了日までの日数が変更される。
操作対象が選択状態のオブジェクト(Bar)の場合、ステップS1024で開始判定部111bは、操作種類を判定する。ここでの操作種類判定は、ムーブ(Move)と長押し(Press)である。
操作種類がムーブの場合、ステップS1025で浮遊状態表示部111c(制御部110)は、後記する編集実行処理B(オブジェクト(Bar)が単一移動の場合の編集実行処理)に移行する(後記図12参照)。
操作種類が長押しの場合、ステップS1026に進む。ステップS1026では、編集終了部113は、ドロップ可否判定の結果に基づいて、データ更新、オブジェクトを本体レイヤへ移動、影と穴の表示消し、選択状態解除するなどの了処理を行う。すなわち、編集終了処理は、編集終了部113の共通処理を利用して、ドロップ可否判定の結果に基づいてドロップするかしないかを処理する。ドロップ可の場合は、オブジェクトを浮遊レイヤから本体レイヤへ移動し、選択状態解除などの処理を行う。ドロップ不可の場合は、メッセージを提示して、ユーザの指示に従う。ステップS1026の場合、編集終了処理の対象はすべての浮遊状態のオブジェクトではなく、押されている1つの浮遊オブジェクトとなる。
<ステージD>
図10は、上記編集開始処理のステージDのガントチャート表示画面の一例を示す図である。図10のガントチャート表示画面は、図9のガントチャート表示画面と見かけ上、同一である。
図6において、上記ステップS1022で操作種類が未選択のオブジェクト(Bar)であると判定されると、ステージDのステップS1031に移行する。
ステップS1031では、開始判定部111bは、操作種類を判定する。ここでの操作種類判定は、長押し(Press)又はタップ/ドラッグ(Tap/Drag)である。
操作種類が長押しの場合、ステップS1032で浮遊状態表示部111c(制御部110)は、他のオブジェクト(Bar)の選択状態を解除する。図10では、例えば他のオブジェクト(Bar)は、オブジェクト(Bar)1301〜1303である。
次いで、ステップS1033では、浮遊状態表示部111c(制御部110)は、押されているオブジェクト(Bar)を「単一選択状態」にする。図10に示すように、単一選択状態では、単一選択状態にあるオブジェクト(Bar)1300に対して、リサイズハンドラー1106及び進捗ハンドラー1107を表示し、リサイズ及び進捗入力の操作を可能にする。
<ステージE>
図11は、上記編集開始処理のステージEのガントチャート表示画面の一例を示す図である。図10と同一構成部分には同一符号を付している。
図6において、上記ステップS1031で操作種類がタップ/ドラッグ(Tap/Drag)であると判定されると、ステージEのステップS1041に移行する。
ステップS1041では、浮遊状態表示部111cは、未選択のオブジェクト(Bar)を追加して「複数選択状態」にする。
ステップS1042では、浮遊状態表示部111cは、リサイズハンドラー1106及び進捗ハンドラー1107を非表示にする。リサイズハンドラー1106及び進捗ハンドラー1107の非表示により、リサイズ及び進捗入力の操作はできなくなる。
ステップS1043では、浮遊状態表示部111cは、本体レイヤ1210のオブジェクト(Bar)1301を浮遊レイヤ1220に移動(浮遊)させるとともに、オブジェクト(Bar)1301を3pixel上にずらし、影1310,1311を表示し、さらに本体レイヤ1210上に穴1320を表示する(図3(b)参照)。なお、図10では、複数のオブジェクト(Bar)の一例としてオブジェクト(Bar)1301を示している。
ステップS1044では、開始判定部111bは、操作種類を判定する。ここでの操作種類判定は、ムーブ(Move)とアップ(Up)である。
操作種類がムーブの場合、ステップS1045で浮遊状態表示部111c(制御部110)は、後記する編集実行処理B(オブジェクト(Bar)が単一移動の場合の編集実行処理)に移行する(後記図12参照)。
操作種類がアップの場合、ステップS1046で浮遊状態表示部111c(制御部110)は、選択状態を保持する。次いで、ステップS1047で浮遊状態表示部111c(制御部110)は、後記する編集実行処理A(浮遊編集処理)に移行する(後記図12参照)。
以上、編集開始部111が行う編集開始処理について説明した。
(編集実行部112)
次に、図12乃至図16を参照して、ガントチャート編集装置100の制御部110の編集実行部112の動作を説明する。
図12は、ガントチャート編集装置100の編集実行部112が行う編集実行処理(編集実行処理A及び編集実行処理B)のフローチャートである。
<編集実行処理A>
編集実行処理Aは、例えば図6のステップS1047のサブルーチンコールにより実行される。
図13は、本実施形態のガントチャート編集装置のガントチャート表示画面を説明する図であり、(a)は上記編集実行処理Aのガントチャート表示画面の一例を、(b)はガントチャート編集装置の構成をそれぞれ模式的に示す。図9及び図11と同一構成部分には同一符号を付している。
図12において、編集実行処理Aが開始されると、ステップS1051aでは、動作検知部112aは、ガントチャート編集装置100のタッチ感知ディスプレイ123(図1参照)上で背景に対する操作を検出する。
タッチ感知ディスプレイ123がタッチ(Touch)されると、ステップS1052bで動作検知部112aは、操作種類を判定する。ここでの操作種類判定は、フリック/ムーブ(Flick/Move)、又は長押し(Press)/ダブルクリック(Press/Double Click)である。
操作種類がフリック/ムーブの場合、ステップS1053aで編集実行部112(制御部110)は、本浮遊オブジェクト方式による浮遊オブジェクト(Bar)1300〜1303のスクロールを行ってステップS1055に進む。本浮遊オブジェクト方式による編集実行処理(スクロール処理)は、従来にはなかった新しいガントチャート編集実行を可能にする。すなわち、オブジェクト(Bar)を浮遊させることで、浮遊しているオブジェクト(Bar)1300〜1302と、浮遊していないオブジェクト(Bar)1303とで、背景に対するスクロールに差異を設ける。図13では、浮遊している浮遊オブジェクト(Bar)1300〜1302を動かさず、本体レイヤ1210上の他のオブジェクト(Bar)1303と穴1320と背景を一緒にスクロールする。これにより、図13(a)○印に示すように、浮遊しているオブジェクト(Bar)1300〜1302とその影1310〜1312以外の背景を指でフリック/ムーブ操作すると、浮遊しているオブジェクト(Bar)1300〜1302とその影1310〜1312だけはその位置に留まったままで、浮遊していないオブジェクト(Bar)1303と穴1320(図13(b)参照)と背景とは、指に追随して一緒にスクロールする。
一方、上記ステップS1052aで長押し/ダブルクリックの場合は、ステップS1054で編集終了部113は、編集終了処理を行う。
上記ステップS1054までの処理が「編集実行処理A」の処理である。次に、「編集実行処理B」について述べる。
<編集実行処理B>
編集実行処理Bは、例えば図6のステップS1015、ステップS1025、ステップS1045のサブルーチンコールにより実行される。
図12において、編集実行処理Bが開始すると、ステップS1051bでは、動作検知部112aは、選択状態のオブジェクト(Bar)に対する操作を検出する。
タッチ感知ディスプレイ123(図1参照)がタッチ(Touch)されると、ステップS1052bで動作検知部112aは、操作種類を判定する。ここでの操作種類判定は、ムーブ(Move)、又は長押し(Press)である。
操作種類がムーブの場合、ステップS1053bで編集実行部112(制御部110)は、本体レイヤ1210上の他のオブジェクト(Bar)1303と穴1320と背景を動かさず、浮遊している浮遊オブジェクト(Bar)1300〜1302だけを指に追随して移動する。これにより、浮遊しているオブジェクト(Bar)1300〜1302だけが指に追随して移動する。
一方、上記ステップS1052bで長押しの場合は、ステップS1054で編集終了部113は、編集終了処理を行う。
「編集実行処理A」のステップS1053a、あるいは「編集実行処理B」のステップS1053bの実行後、ループI(スクロール時繰り返し実行)に移行する。ループI以下は、「編集実行処理A」及び「編集実行処理B」において共通して実行される。
<ループI(スクロール時繰り返し実行)>
図14は、本実施形態のガントチャート編集装置のガントチャート表示画面を説明する図であり、(a)は上記編集実行処理A及び編集実行処理Bのガントチャート表示画面の一例を、(b)はガントチャート編集装置の構成をそれぞれ模式的に示す。図13と同一構成部分には同一符号を付している。
図14に示すように、ガントチャート表示画面1000は、行番号欄1001、日付欄1005及び背景となる描画欄1007を表示している。
行番号欄1001には、行番号2〜11が表示されている。図14の場合、行番号8は、ドロップ禁止行1401である。また、日付欄1005の「休日」は、ドロップ禁止行1402である。なお、ここでは上下方向の列も便宜的に「行」と呼ぶ。
描画欄1007には、オブジェクト(Bar)1300〜1303が表示されている。オブジェクト(Bar)1300〜1303は、浮遊しているオブジェクト(Bar)1300〜1302と浮遊していないオブジェクト(Bar)1303とが表示されている。浮遊しているオブジェクト(Bar)1300〜1302は、それぞれ影1310a,1311,1312aが付されている。ここで、ドロップ禁止行1401,1402にかかるオブジェクト(Bar)1300,1302の影1310a,1312aは、警戒色(例えば赤色)となっている。図13(a)と図14(a)と比較して分かるように、図13(a)のオブジェクト(Bar)1300〜1302は、ドロップ禁止行1401にかかっていないオブジェクト(Bar)1300〜1302の影1310〜1312は、通常色(例えばオブジェクト(Bar)の色等を薄くした淡色又は薄いグレー)である。これに対し、図14(a)では、ドロップ禁止行1401,1402にかかるオブジェクト(Bar)1300,1302の影1310a,1312aは、警戒色(例えば赤色)としている。
また、図14(a)の矢印に示すように、浮遊している浮遊オブジェクト(Bar)1300〜1302のスクロールは、浮遊しているオブジェクト(Bar)1300〜1302とその影1310a,1311,1312a以外の背景を指で操作する。浮遊しているオブジェクト(Bar)1300〜1302とその影1310a,1311,1312aは、その位置に留まり、オブジェクト(Bar)1303と穴1320〜1322と背景とは、指に追随して一緒にスクロールする。
図12において、ステップS1053aの処理後、ループ端を経由してステップS1055に移行する。ループIの始端と終端間のステップS1055〜ステップS1059は、スクロール時繰り返し実行される。
ステップS1055では、ドロップ位置判定部112bは、ドロップ位置を計算する。ドロップ位置判定とその計算の詳細については、図24により後記する。
ステップS1056では、ドロップ位置判定部112b(制御部110)は、ドロップ位置結果を一時データ152として記憶部150(図1参照)に保存する。
ステップS1057では、ドロップ位置判定部112bは、計算したドロップ位置が同じ行か新しい行かを判定する。
ドロップ位置が同じ行である場合、ステップS1058でドロップ位置表示部112dは、ドロップ位置に影を描画してステップS1055に戻り、スクロール時繰り返し実行する。ドロップ位置が新しい行である場合、ステップS1059でドロップ位置表示部112dは、ドロップ行の高さと合わせて影1310a,1311,1312a(図14(a)参照)を描画してステップS1055に戻り、スクロール時繰り返し実行する。ドロップ位置表示の詳細については、図20及び図21により後記する。
<ループII(スクロール時繰り返し実行)>
図15は、本実施形態のガントチャート編集装置のガントチャート表示画面を説明する図であり、(a)は上記編集実行処理A及び編集実行処理Bのガントチャート表示画面の一例を、(b)はガントチャート編集装置の構成をそれぞれ模式的に示す。図14と同一構成部分には同一符号を付している。
図15に示すように、ガントチャート表示画面1000は、行番号欄1001、日付欄1005及び背景となる描画欄1007を表示している。
図15では、背景の移動に伴って、日付欄1005の「休日」が右に移動した例を示している。背景の移動に伴い、ドロップ禁止行1402も右に移動している。このため、図14では、ドロップ禁止行1402にかかっていたオブジェクト(Bar)1300は、図15においてはドロップ禁止行1402から外れることとなり、オブジェクト(Bar)1300の影1310は、通常色に戻される。
図12において、ループIのドロップ位置のスクロール時繰り返し実行処理後、ループ端を経由してステップS1060に移行する。ループIIの始端と終端間のステップS1060〜ステップS1064は、スクロール時繰り返し実行される。
ステップS1060では、ドロップ可否判定部112c(図1参照)は、ドロップできるか否かを判定する。ドロップ可否判定とその計算の詳細については、図22により後記する。
ステップS1061では、ドロップ可否判定部112c(制御部110)は、ドロップ可否結果を一時データ152として記憶部150(図1参照)に保存する。
ステップS1062では、ドロップ可否判定部112cは、ドロップできるか否かを判定する。
ドロップができる場合、ステップS1063でドロップ位置表示部112dは、影を通常色で描画してステップS1060に戻り、スクロール時繰り返し実行する。ドロップができない場合、ステップS1064でドロップ位置表示部112dは、警戒色で影を描画してステップS1060に戻り、スクロール時繰り返し実行する。図15では、浮遊しているオブジェクト(Bar)1300〜1302のうち、オブジェクト(Bar)1300,1301の影1310,1311は通常色、ドロップ禁止行1401にかかるオブジェクト(Bar)1302の影1312aは警戒色で表示される。
<ループIIの変形例>
図12の編集実行処理(編集実行処理A及び編集実行処理B)では、オブジェクト(Bar)がドロップ禁止行にかかる場合、ドロップ禁止行にかかるオブジェクト(Bar)の影ついては警戒色とした上で、オブジェクト(Bar)自体は該当ドロップ禁止行に配置可能に表示している。上記、影を警戒色としてオブジェクト(Bar)を表示する態様に代えて、ドロップ禁止行にかかるオブジェクト(Bar)を配置禁止(ドロップ禁止)としてもよい。
図16は、本実施形態のガントチャート編集装置のガントチャート表示画面を説明する図であり、(a)はドロップ禁止行にかかるオブジェクト(Bar)をドロップ禁止にするガントチャート表示画面の一例を、(b)はガントチャート編集装置の構成をそれぞれ模式的に示す。図15と同一構成部分には同一符号を付している。
行番号欄1001には、行番号3〜11が表示されている。図16の場合、行番号8は、ドロップ禁止行1401である。また、日付欄1005の「休日」は、ドロップ禁止行1402である。
図12において、ステップS1062でドロップができない場合、ステップS1064をスルーしてステップS1060に戻る処理とすることで、ドロップ禁止行にかかるオブジェクト(Bar)をドロップ禁止にすることができる。
図16に示すように、浮遊しているオブジェクト(Bar)1300〜1302のうち、オブジェクト(Bar)1302は、本来、ドロップ禁止行1401又はドロップ禁止行1402に配置(ドロップ)しようとする。しかしながら、ドロップ可否判定部112cは、ドロップ禁止行へのドロップをできないと判定するので、オブジェクト(Bar)1302は該当位置には、ドロップさせることはできない。この場合、該当位置により近いところにドロップ可能に構成するものでもよい。また、当該ドロップができない場合、その旨のメッセージを表示することがより好ましい。
(編集実行部112)
次に、図17乃至図19を参照して、ガントチャート編集装置100の制御部110の編集終了部113の動作を説明する。
図17は、ガントチャート編集装置100の編集終了部113が行う編集終了処理のフローチャートである。
図18及び図19は、本実施形態のガントチャート編集装置のガントチャート表示画面を説明する図であり、(a)は編集終了処理におけるガントチャート表示画面の一例を、(b)はガントチャート編集装置の構成をそれぞれ模式的に示す。図16と同一構成部分には同一符号を付している。
図17において、ステップS1071では、編集終了部113(図1参照)は、操作対象を判定する。ここでの操作対象は、選択状態のオブジェクト(Bar)に対する操作、又は背景に対する操作のいずれかである。
選択状態のオブジェクト(Bar)に対する操作の場合、ステップS1072で編集終了部113は、選択状態のオブジェクト(Bar)に対する操作を検出する。
ステップS1073では、編集終了部113は、操作種類を判定する。ここでの操作種類判定の対象となるものは、長押し(Press)である。操作種類判定が長押し(Press)以外の場合は、本ステップ1073で待機する。
長押しの場合、ステップS1074で編集結果制御部113a(図1参照)は、操作対象オブジェクト(Bar)の「ドロップ可否判定」を読み取る。このドロップ可否判定は、図12のステップS1060においてドロップ可否判定部112cが判定し、ステップS1061で一時データ152(図1参照)として保存している。
ステップS1075では、ドロップ可否判定部112c(図1参照)は、ドロップできるか否かを判定する。
ドロップができる場合、ステップS1080に移行し、ドロップができない場合、ステップS1088に移行する。
一方、図18(a)に示すように、上記ステップS1071で操作対象が背景に対する操作の場合、ステップS1076で編集終了部113は、ガントチャート編集装置100のタッチ感知ディスプレイ123(図1参照)上で背景に対する操作を検出する。
ステップS1077では、編集終了部113は、操作種類を判定する。ここでの操作種類判定の対象となるものは、ダブルクリック(Double Click)/長押し(Press)である。操作種類判定がダブルクリック/長押し以外の場合は、本ステップ1077で待機する。
ダブルクリック/長押しの場合、ステップS1078で編集結果制御部113aは、すべてのオブジェクトの「ドロップ可否判定」を読み取る。このドロップ可否判定は、図12のステップS1060においてドロップ可否判定部112cが判定し、ステップS1061で一時データ152(図1参照)として保存している。
ステップS1079では、ドロップ可否判定部112cは、ドロップできるか否かを判定する。
すべてのオブジェクト(Bar)のドロップができる場合、ステップS1080に移行し、オブジェクト(Bar)のいずれかがドロップができない場合、ステップS1082に移行する。
<オブジェクトのドロップができる/すべてできる場合>
ステップS1080では、編集結果制御部113aは、すべて又は操作対象オブジェクト(Bar)のデータをドロップ後の位置に更新する。
ステップS1081では、編集結果表示部113bは、オブジェクト(Bar)をドロップ後の位置に移動してステップS1086に進む。
<いずれかのオブジェクトがドロップできる場合>
ステップS1082では、編集結果表示部113bは、強制終了することを問うメッセージを提示する。ステップS1083で編集終了部113は、強制終了するか否かを判別する。強制終了する場合、ステップS1084で編集結果表示部113bは、すべてのオブジェクトを操作前の位置に戻す。
次いで、ステップS1085で編集結果表示部113bは、現在の画面上に表示されない穴が存在する場合、画面を操作前の位置へスクロールしてステップS1086に進む。
ステップS1086では、編集結果表示部113bは、ドロップしたオブジェクト(Bar)の影、穴の表示を消し、選択状態を解除する。これにより、図19(a)に示すように、オブジェクト(Bar)1300〜1302は、浮遊状態の表示がなくなる(本体レイヤ1210に戻る)とともに、影1310〜1312(図18(a)参照)及び座標・サイズ変更の表示がなくなる。また、穴1320〜1322(図18(a)参照)表示もなくなる。
ステップS1087では、編集結果制御部113aは、選択状態のオブジェクト(Bar)が残っているか否かを判別する。選択状態のオブジェクト(Bar)が残っている場合は、ステップS1089に進み、選択状態のオブジェクト(Bar)が残っていない合は、ステップS1090で編集終了部113は、編集を終了する。
<オブジェクトのドロップができない場合>
ステップS1088では、編集結果表示部113bは、オブジェクト(Bar)がドロップできないメッセージを提示する。
上記ステップS1083で強制終了しない場合、上記ステップS1087で選択状態のオブジェクト(Bar)が残っている場合、あるいはステップS1088でドロップできないメッセージを提示した場合、ステップS1089で編集実行部112は、編集操作を継続する。
以上、ガントチャート編集装置100の制御部110の編集開始部111、編集実行部112、及び編集終了部113の各処理についてフロー及び表示画面を参照して説明した。
(ドロップ位置判定)
次に、編集実行部112のドロップ位置判定部112bが実行するドロップ位置判定について説明する。
図20は、ガントチャート編集装置100の編集実行部112のドロップ位置判定部112bが行うドロップ位置判定処理のフローチャートであり、(a)はオブジェクト(Bar)の選択直前、(b)はオブジェクト(Bar)の選択直後、(c)はオブジェクト(Bar)の移動開始処理をそれぞれ示す。本フローは、図12の編集実行部112のドロップ位置判定(ループI)において実行される。
図21は、上記ドロップ位置判定を説明する図であり、(a),(b)はオブジェクト(Bar)の通常状態から選択状態への移動、(c)−(g)はオブジェクト(Bar)の上方向への行スクロールを示す。なお、図21の下方向が正(座標における値が大きい)である(以下同様)。
図20(a)のオブジェクト(Bar)の選択直前処理において、ステップS1101でドロップ位置判定部112bは、選択状態に変わるとき、オブジェクト(Bar)データから行IDと行内位置を取得し、該当行の位置とオブジェクト(Bar)の行内位置に基づいてオブジェクト(Bar)の中央線の座標y1を計算する。図21(a),(b)に示すように、選択状態に変わる前、オブジェクト(Bar)の中央線の座標をy1、行の上境界線の座標をb1,下境界線の座標をb2とする。なお、ガントチャート表示画面のオブジェクト(Bar)のy1の表示例は、図5、図8等に示される。
ステップS1102では、ドロップ位置判定部112bは、すべての行データにより該当行の境界線の座標b1,b2を計算して選択直前処理を終了する。本選択直前処理により、オブジェクト(Bar)の中央線の座標y1、行の境界線の座標b1,b2が計算される(図21(a)参照)。
図20(b)のオブジェクト(Bar)の選択直後処理において、ステップS1111でドロップ位置判定部112bは、オブジェクト(Bar)を上にx(例えば3)pixelずらし、次式(1)に示すようにオブジェクト(Bar)を上にずらした後のオブジェクト(Bar)の位置をy2とする。
y2=y1+x …(1)
ステップS1112でドロップ位置判定部112bは、元のオブジェクト(Bar)の位置とし、次式(2)に示すように影が表示される位置をドロップ位置y3とする(図21(b)参照)。なお、後記図24のステップS1153,S1154において、y3の計算方法について述べる。
y3=y1+移動量 …(2)
図20(c)のオブジェクト(Bar)の移動開始処理において、ループの始端と終端間のステップS1121〜ステップS1127は、選択オブジェクト(Bar)毎に繰り返し実行される。
ステップS1121でドロップ位置判定部112bは、オブジェクト(Bar)が上方向又は下方向に移動したことを判定する。オブジェクト(Bar)の移動方向が上方向又は下方向の移動でない場合は、そのままステップS1121で待機する。
オブジェクト(Bar)が上方向に移動した場合、ステップS1122でドロップ位置判定部112bは、オブジェクト(Bar)の中央線の座標y1が上行の境界線の座標b1より小さい(y1<b1)か否かを判別する。
y1<b1の場合、ステップS1123でドロップ位置表示部112dは、オブジェクト(Bar)のドロップ位置を上の一行へ移動してステップS1121に戻る。このステップS1123の場合は、後記図22のドロップ可否判定処理のステップS1132の(A)に対応する。y1≧b1の場合、ステップS1124でドロップ位置表示部112dは、オブジェクト(Bar)のドロップ位置を現在の位置に残してステップS1121に戻る。このステップS1124の場合は、後記図22のドロップ可否判定処理のステップS1132の(B)に対応する。本ドロップ位置判定処理による上方向への行スクロールは、図21(c)−(g)で示される。
また、図21(e)に示すようにオブジェクト(Bar)1300の中央線の座標y1が下行の境界線の座標b2を超えていない場合には、影1310はオブジェクト(Bar)1300の上に付され、図21(f)に示すようにy1がb2を超えた場合、影1310はオブジェクト(Bar)1300の下に付される。図21(g)に示すように、y1がb2を超えて、更に下に移動した場合には、オブジェクト(Bar)1300及び影1310は、行間(b1とb2との間)に収まるように表示される。
一方、上記ステップS1121でオブジェクト(Bar)が下方向に移動した場合、ステップS1125でドロップ位置判定部112bは、オブジェクト(Bar)の中央線の座標y1が下行の境界線の座標b2より大きい(y1>b2)か否かを判別する。y1≦b2の場合、ステップS1126でドロップ位置表示部112dは、オブジェクト(Bar)のドロップ位置を現在の位置に残してステップS1121に戻る。このステップS1123の場合は、後記図22のドロップ可否判定処理のステップS1132の(C)に対応する。y1>b2の場合、ステップS1127でドロップ位置表示部112dは、オブジェクト(Bar)のドロップ位置を下の一行へ移動してステップS1121に戻る。このステップS1127の場合は、後記図22のドロップ可否判定処理のステップS1132の(D)に対応する。なお、図示は省略するが下方向への行スクロールの場合についても上記図21の上方向へ行スクロールの場合と同様である。
(ドロップ可否判定)
次に、編集実行部112のドロップ可否判定部112cが実行するドロップ位置判定について説明する。
図22は、ガントチャート編集装置100の編集実行部112のドロップ可否判定部112cが行うドロップ可否判定処理のフローチャートである。本フローは、図12の編集実行部112のドロップ可否判定(ループII)において実行される。
図22のオブジェクト(Bar)の移動実行中処理において、ループの始端と終端間のステップS1131〜ステップS1144は、選択オブジェクト(Bar)毎に繰り返し実行される。
ステップS1131では、ドロップ可否判定部112cは、オブジェクトデータと前記図12のステップS1060の判定結果であるドロップ位置判定結果を取得する。
ステップS1132では、ドロップ可否判定部112cは、ドロップ位置を判定する。具体的には、ドロップ可否判定部112cは、ドロップ位置が図20(c)のドロップ可否判定処理のステップS1123の(A),ステップS1127の(D)であるか、それとも、ドロップ可否判定処理のステップS1124の(B),ステップS1126の(C)であるかを判定する。ドロップ位置がステップS1123の(A)又はステップS1127の(D)の場合は、ステップS1133に進み、ステップS1124の(B)又はステップS1126の(C)の場合はステップS1137に進む。
ステップS1133では、ドロップ可否判定部112cは、ドロップ先である新しい行のデータを取得する。
ステップS1134では、ドロップ可否判定部112cは、新しい行はドロップ禁止行にあるかを判定する。
ステップS1135では、ドロップ可否判定部112cは、ドロップ禁止行を判定してドロップ禁止行の場合はステップS1136に進み、ドロップ禁止行でない場合はステップS1137に進む。
ステップS1136では、ドロップ可否判定部112cは、ドロップ可否を間違い(False)と判断してループ終端に進む。
一方、上記ステップS1132で(B),(C)の場合、あるいは上記ステップS1135でドロップ禁止行ではないと判定した場合、ステップS1137でドロップ可否判定部112cは、ドロップ位置の開始日と終了日との間に休日が含まれているか否かを判定する。
ステップS1138では、ドロップ可否判定部112cは、ドロップ位置の開始日と終了日との間に休日が含まれているか否かを判定して休日がある場合はステップS1139に進み、ない場合はステップS1140に進む。
ステップS1139では、ドロップ可否判定部112cは、ドロップ可否を間違い(False)と判断してループ終端に進む。
ステップS1140では、ドロップ可否判定部112cは、ドロップ行内のすべてのオブジェクトデータを取得する。
ステップS1141では、ドロップ可否判定部112cは、選択状態オブジェクト(Bar)及び行内のオブジェクト(Bar)の開始日と終了日が重なるかをチェックする。
ステップS1142では、ドロップ可否判定部112cは、開始日と終了日が重なるかを判別し、開始日と終了日が重なる場合、ステップS1143でドロップ可否判定部112cは、ドロップ可否を間違い(False)と判断してループ終端に進む。
開始日と終了日が重ならない場合、ステップS1144でドロップ可否判定部112cは、ドロップ可否を正しい(True)と判断してループ終端に進む。
上記ドロップ可否判定処理を実行することにより、以下のようなドロップ可否判定表示が行われる。
図23は、上記ドロップ可否判定を説明する図であり、(a),(b)はドロップ禁止行、(c),(d)は他オブジェクト(Bar)と重なり禁止の場合、(e),(f)は休日禁止の場合をそれぞれ示す。また、(a),(c),(e)はそれらの移動前を、(b),(d),(f)はそれらの移動後をそれぞれ示す。
<ドロップ禁止行>
図23(a)に示すように、移動前には、浮遊状態したオブジェクト(Bar)1300の一行下にドロップ禁止行1401がある。オブジェクト(Bar)1300の影1310は、通常表示(ここでは通常色表示)である。図23(b)に示すように、オブジェクト(Bar)1300をドロップ禁止行1401に移動すると、移動後のオブジェクト(Bar)1300の影1310aは警戒色(例えば赤色)に変化する。これにより、オブジェクト(Bar)1300がドロップ禁止行1401にあることを知らせることができる。
<他オブジェクト(Bar)と重なり禁止>
図23(c)に示すように、移動前には、同一行に浮遊状態したオブジェクト(Bar)1300と、浮遊していない通常のオブジェクト(Bar)1301と、がある。図23(d)に示すように、オブジェクト(Bar)1300を通常のオブジェクト(Bar)1301に移動すると、移動後のオブジェクト(Bar)1300の影1310aは警戒色(例えば赤色)に変化する。これにより、浮遊状態したオブジェクト(Bar)1300が通常のオブジェクト(Bar)1301上に重なっていることを知らせることができる。
<休日禁止>
図23(e)に示すように、移動前には、浮遊状態のオブジェクト(Bar)1300,1301の近傍に休日禁止を示すドロップ禁止行1402がある。オブジェクト(Bar)1300,1301の影1310,1311は、通常表示(通常色表示)である。図23(f)に示すように、オブジェクト(Bar)1300をドロップ禁止行1402に移動すると、オブジェクト(Bar)1300の影1310aは警戒色(例えば赤色)に変化する。また、ドロップ禁止行1402に達していないオブジェクト(Bar)1301の影1311は通常表示のままである。これにより、オブジェクト(Bar)1300がドロップ禁止行1402にあることを知らせることができる。
(ドロップ位置表示)
次に、編集実行部112のドロップ位置表示部112dが実行するドロップ位置表示について説明する。
図24は、ガントチャート編集装置100の編集実行部112のドロップ位置表示部112dが行うドロップ位置表示処理のフローチャートである。本フローは、図20の編集実行部112のドロップ位置判定処理のステップS1112において用いられる。
稼働実行中にスタートし、ステップS1151でドロップ位置表示部112dは、行内位置設定と前記図12のステップS1060の判定結果であるドロップ位置判定結果を取得する。
ステップS1152では、ドロップ位置表示部112dは、行内位置設定及びドロップ位置判定結果に基づいて行内位置を固定にするか可変にするかを判定する。本実施形態では、行内位置を固定にする場合と可変にする場合といずれも選択可能である。なお、行内位置を固定にした場合は、前記図20及び図21に示されている。
行内位置を固定にする場合、ステップS1153では、ドロップ位置表示部112dは、次式(3)〜(5)に従ってオブジェクト(Bar)の影が表示される位置(前記図21(b)参照)であるドロップ位置y3を計算する。ドロップ位置y3は、前記図20(c)の移動開始処理フローの各ドロップ位置(A)−(D)によって、下記計算式となる。
ドロップ位置(A)の場合:
y3=y1+移動量−1行 …(3)
ドロップ位置(B),(C)の場合:
y3=y1+移動量 …(4)
ドロップ位置(D)の場合:
y3=y1+移動量+1行 …(5)
一方、上記ステップS1152で行内位置を可変にする場合、ステップS1154では、ドロップ位置表示部112dは、次式(6)−(8)に従ってオブジェクト(Bar)の影が表示される位置(前記図21(b)参照)であるドロップ位置y3を計算する。ドロップ位置y3は、前記図20(c)の移動開始処理フローの各ドロップ位置(A)−(D)によって、下記計算式となる。
ドロップ位置(A)の場合:
y3=y1+移動量
y3<b1 …(6)
ドロップ位置(B),(C)の場合:
y3=y1+移動量
y3<b2かつy3≧b1 …(7)
ドロップ位置(D)の場合:
y3=y1+移動量
y3≧b2 …(8)
ステップS1155では、ドロップ位置表示部112dは、前記図12のステップS1060の判定結果であるドロップ位置判定結果を取得する。
ステップS1156では、ドロップ位置表示部112dは、取得したドロップ位置判定結果に基づいてドロップ位置を判定する。
ドロップ位置が、前記図20(c)のドロップ位置(B),(C)の場合、ステップS1157でドロップ位置表示部112dは、影の高さ不変としてステップS1160に進む。
ドロップ位置が、前記図20(c)のドロップ位置(A),(D)の場合、ステップS1158でドロップ位置表示部112dは、新しい行の高さを取得する。次いで、ステップS1159でドロップ位置表示部112dは、新しい行の高さに所定の比例定数を乗じて影の高さを計算する。
ステップS1160では、ドロップ位置表示部112dは、ドロップ可否判定結果を取得し、ステップS1161でドロップ可否を判定する。
ステップS1161では、ドロップ位置表示部112dは、ドロップ可否を判定し、ドロップ可否が正しい(True)場合、ステップS1162でドロップ位置表示部112dは、影を通常色(正常色)として描画して本フローを終了する。ドロップ可否が間違い(False)場合、ステップS1163でドロップ位置表示部112dは、影を警戒色として描画して本フローを終了する。
図25は、上記ドロップ位置表示を説明する図であり、(a),(b)はオブジェクト(Bar)の通常状態から選択状態への移動、(c)−(g)はオブジェクト(Bar)の上方向への行スクロールを示す。
図25(a),(b)に示すように、通常状態から選択状態では、オブジェクト(Bar)1300は浮遊し、影1310が付される。
図25(c),(d)に示すように、オブジェクト(Bar)1300は、上方向へ行スクロール可能である。
図25(e)に示すように、オブジェクト(Bar)1300が次の行に移動する直前には、影1310はオブジェクト(Bar)1300の上に付される。また、図25(f)に示すように、次の行へ移動した後には、影1310はオブジェクト(Bar)1300の下に付される。図25(g)に示すように、オブジェクト(Bar)1300及び影1310は、行間に収まるように表示される。なお、図示は省略するが下方向への行スクロールの場合についても上記図25(c)−(g)の上方向へ行スクロールの場合と同様である。
<まとめ>
(編集開始方法)
図26は、本実施形態に係るガントチャート編集装置の編集開始方法を説明する図である。図5と同一構成部分には同一符号を付している。
本編集開始方法は、下記(1)−(3)の特徴を有する。
(1)一つ目のオブジェクト(Bar)を長押し(Press)で選択し、その後はオブジェクト(Bar)をタップ(Tap)するだけで複数選択する。図26の例では、一つ目のオブジェクト(Bar)1300を長押しで選択し、その後は所望のオブジェクト(Bar)1301をタップして複数選択する。オブジェクト(Bar)1300の長押しで浮遊状態となり、影1310が付される。また、一つ目のオブジェクト(Bar)1300には、リサイズハンドラー1106及び進捗ハンドラー1107が表示され、Barリサイズ及び進捗変更が可能である。
(2)未選択のオブジェクト(Bar)を長押しで切替選択する。また、選択済みのオブジェクト(Bar)を長押しで選択解除する。図26の例では、未選択のオブジェクト(Bar)1301を長押しで切替選択する。なお、このとき未選択のオブジェクト(Bar)1301を長押しではなくタップすれば、切替選択ではなく複数選択となる。タップによりオブジェクト(Bar)1302,1303の複数選択も可能である。また、選択済みのオブジェクト(Bar)1300を長押しで選択解除し、浮遊状態ではない通常表示のオブジェクト(Bar)にドロップさせることができる(図示略)。
(3)複数選択状態となっているとき、背景を長押し/ダブルクリック(Press/Double Click)することにより、すべての選択を解除する。図26の例では、選択済みのオブジェクト(Bar)1300を長押し/ダブルクリックするとすべての選択が解除される。
(浮遊状態表示)
図27は、本実施形態に係るガントチャート編集装置の浮遊状態表示を説明する図である。図3、図5及び図14と同一構成部分には同一符号を付している。
<穴>
穴1320,1321,1322は、移動する前の本体レイヤ1210上のオブジェクト(Bar)の元の位置を表示する。
<影>
影1310,1311は、浮遊状態のオブジェクト(Bar)1300,1301に付く。影1310,1311は、移動操作中、オブジェクト(Bar)1300,1301を浮遊レイヤ1220から本体レイヤ1210にドロップする位置、及びドロップ後のサイズである。
<浮遊状態>
浮遊状態では、オブジェクト(Bar)1300,1301は、影1310,1311を付け、位置座標を例えば3pixel上にずらすとともに、通常のサイズより少し大きく表示する。上記(1)影を付けること、(2)位置座標を上にずらすこと、(3)サイズを大きくすることにより、オブジェクト(Bar)1300,1301が、浮遊状態にあることを分かり易く表示することができる。なお、上記(1)影を付けること、(2)位置座標を上にずらすこと、(3)サイズを大きくすることはいずれかが少なくとも一つあればよい。例えば、オブジェクト(Bar)に影を付けるだけの態様、また影を付けて位置座標を上にずらすだけの態様でもよい。
(ドロップ位置判定及び表示)
図28は、本実施形態に係るガントチャート編集装置のドロップ位置判定を説明する図である。図21と同一構成部分には同一符号を付している。
ドロップ位置判定は、オブジェクト(Bar)の中央線の座標(中点)と行の境界線の座標に基づいて、オブジェクト(Bar)がどの行にドロップするかを計算する。図28の例では、オブジェクト(Bar)1300の中央線の座標y1が上行の境界線を超えていない場合には、影1310はオブジェクト(Bar)1300の上に付され、図28(d)に示すように下行の境界線を超えた場合、影1310はオブジェクト(Bar)1300の下に付される。また、図28(e)に示すように、y1が行の境界線を超えて、更に下に移動した場合には、オブジェクト(Bar)1300及び影1310は、基本的には行の間に収まるように表示される。
図29は、本実施形態に係るガントチャート編集装置のドロップ位置判定及び表示を説明する図である。図3及び図27と同一構成部分には同一符号を付している。
ドロップ位置表示は、影を行の間(行の高さ)に収まるように表示する。例えば、図29(a)に示すように、ドロップ前、オブジェクト(Bar)1301の影1311のサイズをオブジェクト(Bar)1301のサイズとせず、影1311のサイズを行の高さに合わせる。そして、図29(b)に示すように、ドロップした後のオブジェクト(Bar)1301のサイズは、影1311があった場合(図29(a)参照)のサイズとなる。すなわち、ドロップ後のオブジェクト(Bar)1301には影1311が付されず、影1311のサイズがオブジェクト(Bar)1301のサイズ(ここでは高さ)となる。
(ドロップ可否判定及び表示)
図30は、本実施形態に係るガントチャート編集装置のドロップ可否判定及び表示を説明する図である。図3及び図14と同一構成部分には同一符号を付している。
ドロップ可否判定は、移動禁止区域などの特殊条件におけるオブジェクト(Bar)のドロップ可否を判定する。
図30(a)に示すように、浮遊状態のオブジェクト(Bar)1300を通常のオブジェクト(Bar)1303上に移動した場合、オブジェクト(Bar)1300の影1310aを警戒色(例えば赤色)に変える。すなわち、そのままドロップすると、本体レイヤ1220上のオブジェクト(Bar)1303に重なってしまうオブジェクト(Bar)1300については、影1310aが警戒色で表示される。図30(a)では、ドロップできるオブジェクト(Bar)1301,1302の影1311,1312は、通常色のままで表示される。これにより、浮遊状態のオブジェクト(Bar)1300が本体レイヤ1220上のオブジェクト(Bar)1303に重なることを知らせることができる。
図30(b)a.に示すように、浮遊状態のオブジェクト(Bar)1300を本体レイヤ1220にドロップしようとする場合、移動後のオブジェクト(Bar)1300がドロップ禁止行1401上にあるときには、オブジェクト(Bar)1300の影1310aを警戒色(例えば赤色)に変える。この場合、オブジェクト(Bar)1300は、ドロップができないオブジェクトであり、オブジェクト(Bar)1300を長押ししても移動が確定されない。すなわち、ドロップ禁止行1401上のオブジェクト(Bar)1300については、影1310aが警戒色で表示され、ドロップは禁止される。なお、図示は省略するが、休日禁止を示すドロップ禁止行1402(図16参照)についても同様である。
また、ドロップ禁止行1401にない(ドロップできる)オブジェクト(Bar)1301,1302の影1311,1312は通常表示のままである。例えば、オブジェクト(Bar)1301を長押しすると、選択解除し移動を確定することができる。
また、図30(b)b.に示すように、ガントチャート編集装置の制御部110の編集実行部112(図1参照)は、描画欄1007に、編集の強制終了の有無を入力するメッセージ1008を表示することも可能である。このメッセージにおいて、強制終了を入力すると、移動前の状態に戻すことができる。これにより、オブジェクト(Bar)1300がドロップ禁止行1401にありドロップできないことを知らせることができる。ユーザはオブジェクト(Bar)1300をドロップ禁止行1401以外の位置に移動するか、当該移動を行わないか、あるいは上記強制終了メッセージにより強制終了を行うか、を選択することができる。
図31乃至図36を参照してスクロール時における表示について説明する。
まず、背景とスクロール時における表示について述べる。
[背景分割しない場合](図31)、背景分割する場合において[背景均一分割](図32)、[背景不均一分割](図33)及び[背景ページ分割](図34)である。
[背景分割しない場合]
図31は、本実施形態に係るガントチャート編集装置の背景分割しない場合のスクロール前、スクロール中、及びスクロール後の表示を説明する図である。図28と同一構成部分には同一符号を付している。
図31(a)に示すように、描画欄1007がスクロール範囲(背景ともいう)である。スクロール前、表示範囲は、本体レイヤ1210にあり、本体レイヤ1210には、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302が表示されている。
図31(b)に示すように、スクロール中、まずオブジェクト(Bar)1300,1301,1302のいずれかを長押して選択状態とし、更に所望のオブジェクト(Bar)をタップして複数選択状態とする。図31(b)の場合、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302が複数選択されている。また、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302の表示範囲(ここでは浮遊レイヤ1220)内での位置が固定される。浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)1300,1301,1302は、影1310,1311,1312が付され、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302のサイズも少し大きく表示される。一方、本体レイヤ1210には、元のオブジェクト(Bar)1300,1301,1302があった位置に、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302の形状をかたどった穴1320,1321,1322が表示される。すなわち、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302が持ち上がると、背景上の元の位置で穴1320,1321,1322が表示される。
図31(c)に示すように、描画欄1007がスクロール範囲である。スクロール後、長押し/ダブルクリックによりオブジェクト(Bar)1300,1301,1302を、浮遊レイヤ1220に表示されている位置から本体レイヤ1210にドロップする(降ろす)。オブジェクト(Bar)1300,1301,1302は、本体レイヤ1210で表示される。
[背景均一分割]
図32は、本実施形態に係るガントチャート編集装置の背景均一分割のスクロール前、スクロール中、及びスクロール後の表示を説明する図である。図28と同一構成部分には同一符号を付している。
図32(a)に示すように、描画欄1007がスクロール範囲である。また、行(破線参照)を表示している。スクロール前、本体レイヤ1210の行には、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302が表示されている。
図32(b)に示すように、スクロール中、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302の表示範囲(ここでは浮遊レイヤ1220)内での位置が固定される。また、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)1300,1301,1302は、影1310,1311,1312が付される。影1310,1311,1312は、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302をドロップする時のドロップ位置に付される。また、本体レイヤ1210には、元のオブジェクト(Bar)1300,1301,1302の穴1320,1321,1322が表示される。
図32(c)に示すように、スクロール後、長押し/ダブルクリックによりオブジェクト(Bar)1300,1301,1302を、影1310,1311,1312の位置にドロップする(降ろす)。表示範囲は、本体レイヤ1210に移り、本体レイヤ1210にオブジェクト(Bar)1300,1301,1302が表示される。
[背景不均一分割]
図33は、本実施形態に係るガントチャート編集装置の背景不均一分割のスクロール前、スクロール中、及びスクロール後の表示を説明する図である。図32と同一構成部分には同一符号を付している。
図33(a)に示すように、描画欄1007がスクロール範囲である。また、背景不均一分割であり、行の高さが異なる状態で表されている。例えば、オブジェクト(Bar)1301が配置される行は、オブジェクト(Bar)1300,1302が配置される行よりも行の高さが大きく表示されている。また、オブジェクト(Bar)1301のサイズ(高さ)は、行に揃えて表示されるので、オブジェクト(Bar)1301のサイズは、オブジェクト(Bar)1300,1302のサイズよりも大きく表示される。このように、行単位あるいは行をまとめた単位で背景を分割した場合、背景不均一分割を実現することができる。
図33(b)に示すように、スクロール中、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302の表示範囲内での位置が固定される。また、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)1300,1301,1302は、影1310,1311,1312が付される。影1310,1311,1312のサイズは、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302のサイズ(高さ)には限られない。図33(b)に示すように、影1310,1311,1312は、行の高さに合わせてもよい。例えば、オブジェクト(Bar)1301)は、スクロール前とスクロール中においては、行の高さを大きい行の高さに揃える一方、影1311のサイズは、オブジェクト(Bar)1301のサイズ(高さ)ではなく、現在オブジェクト(Bar)1301が浮遊している位置の浮遊レイヤ1220の行の高さで表示する。
図33(c)に示すように、スクロール後、長押し/ダブルクリックによりオブジェクト(Bar)1300,1301,1302を、影1310,1311,1312の位置にドロップする。ドロップした後のオブジェクト(Bar)1300,1301,1302は、浮遊レイヤ1220上での影1310,1311,1312のサイズで表示する。
[背景ページ分割]
図34は、本実施形態に係るガントチャート編集装置の背景ページ分割のスクロール前、スクロール中、及びスクロール後の表示を説明する図である。図31と同一構成部分には同一符号を付している。
図34(a)に示すように、描画欄1007は上下の背景ページ1007A,1007Bに分割されている。スクロール前、表示範囲は、本体レイヤ1210にあり、本体レイヤ1210は、ほぼ背景ページ1007Aとなっている。背景ページ1007Bも本体レイヤ1210である。図34(a)の例では、背景ページ1007Aにおける本体レイヤ1210にオブジェクト(Bar)1300,1301,1302が表示されている。
図34(b)に示すように、スクロール中、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302の表示範囲内での位置が固定される。図34(b)の場合、浮遊状態のオブジェクト(Bar)1300は、背景ページ1007Aにあり、浮遊状態のオブジェクト(Bar)1301,1302は、背景ページ1007Bにある。すなわち、浮遊状態のオブジェクト(Bar)1300,1301,1302は、分割された背景ページ1007Aと背景ページ1007Bとに分かれている。また、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)1300,1301,1302は、影1310,1311,1312が付される。
背景がページ分割されている場合、分割された背景ページ1007A,1007Bと浮遊状態のオブジェクト(Bar)1300,1301,1302との位置関係によって影1310,1311,1312のサイズは変化する。背景分割しない場合(図31(b)参照)と、背景ページ分割する場合(図34(b)参照)とを対比しつつ、影1310,1311,1312のサイズについて説明する。
背景ページ分割の場合(図34(a)参照)、影1310,1311,1312のサイズは、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302のサイズ(高さ)と同じとする。但し、背景ページ1007A,1007Bに影1310,1311,1312を反映できるスペースがある場合に限る。例えば、図34(b)a.b.に示すように、影1311,1312のサイズは、背景ページ1007Bに余裕があるので、オブジェクト(Bar)1301,1302のサイズ(高さ)と同じに表示する。図34(b)c.に示すように、影1310のサイズは、背景ページ1007Aに余裕がない場合、背景ページ1007Aの下端までのサイズに表示する。ここで、改ページなどで背景ページ1007A,1007Bと浮遊状態のオブジェクト(Bar)1300,1301,1302との位置関係が変わった場合には、それに応じて影1310,1311,1312のサイズも変化する。このように、分割された背景ページ1007A,1007Bに応じた影1310,1311,1312を付けることで、分割された背景ページ1007A,1007Bにドロップさせるオブジェクト(Bar)1300,1301,1302の位置をイメージし易くなる。
図34(c)に示すように、スクロール後、長押し/ダブルクリックによりオブジェクト(Bar)1300,1301,1302を、影1310,1311,1312の位置にドロップする。オブジェクト(Bar)1300は、本体レイヤ1210の背景ページ1007Aに、またオブジェクト(Bar)1301,1302は、本体レイヤ1210の背景ページ1007Bに、それぞれドロップする。ドロップした後のオブジェクト(Bar)1300,1301,1302は、浮遊レイヤ1220上での影1310,1311,1312のサイズで表示する。
次に、オブジェクトの重なり禁止とスクロール時における表示について述べる。
[ドロップ禁止区域が存在する場合](図35)と[他のオブジェクトと重なることが禁止される場合](図36)である。
[ドロップ禁止区域が存在する場合]
図35は、本実施形態に係るガントチャート編集装置のドロップ禁止区域が存在する場合のスクロール前、スクロール中、及びスクロール後の表示を説明する図である。図30と同一構成部分には同一符号を付している。
図35(a)に示すように、描画欄1007がスクロール範囲である。また、行(破線参照)を表示している。スクロール前、本体レイヤ1210の行には、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302が表示されている。
図35(b)に示すように、スクロール中、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)1300,1301,1302は、影1310,1311,1312が付されるが、スクロール後(図35(c)及び図30(b)参照)の場合と、下記の点で差異がある。すなわち、スクロール中、複数選択された浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)1300,1301,1302のうちいずれかのオブジェクト(Bar)(ここではオブジェクト(Bar)1300)が、ドロップ禁止区域1401に差し掛かった場合、オブジェクト(Bar)1300の影1310aを警戒色(例えば赤色)に変え、かつオブジェクト(Bar)1300,1301,1302の影1310b,1311b,1312bを、ドロップ可能な本体レイヤ1210の区域(行)にずらして表示する。この場合、オブジェクト(Bar)1301,1302にも僅かな影を付しておくことで、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302が浮遊状態でスクロール中であることがより分かり易くなる。
このように、スクロール中、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302)が、ドロップ禁止区域1401上にある場合、影1310b,1311b,1312bを、ドロップ可能な区域にずらして表示することで、オブジェクト(Bar)をより円滑に設定することができる。なお、休日禁止を示すドロップ禁止行1402についても同様である。また、影をドロップ可能な区域にずらして表示すること、あるいは影をドロップ可能な区域にずらして表示する際、オブジェクト(Bar)にも僅かな影を付しておくことは、操作性向上の処理のためであり必須のものではない。
図35(c)に示すように、スクロール後、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)1300,1301,1302の影1310a,1311,1312は、スクロール中にドロップ可能な区域にずらして表示された状態から、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302に付された状態に戻して表示される。図35(c)の場合、オブジェクト(Bar)1300の影1310aは警戒色(例えば赤色)で表示され、ドロップ禁止が示される。
[他のオブジェクトと重なることが禁止される場合]
図36は、本実施形態に係るガントチャート編集装置のドロップ禁止区域が存在する場合のスクロール前、スクロール中、及びスクロール後の表示を説明する図である。図30と同一構成部分には同一符号を付している。
図36(a)に示すように、描画欄1007がスクロール範囲である。また、行(破線参照)を表示している。スクロール前、本体レイヤ1210の行には、オブジェクト(Bar)1300,1301,1302が表示されている。
図36(b)に示すように、スクロール中、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)1300,1302は、影1310,1312が付されるが、本体レイヤ1210上のオブジェクト(Bar)1303に重なるオブジェクト(Bar)(ここではオブジェクト(Bar)1301)については、影を警戒色で付す態様に代えて、移動後の挿入位置を示す挿入マーク1108aを表示する。これにより、他のオブジェクトと重なる場合において、他のオブジェクトとの重なりを禁止してしまうのではなく、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)を、本体レイヤ1210上のオブジェクト(Bar)1303の位置に適切に挿入することができる。
図36(c)に示すように、スクロール後、長押し/ダブルクリックによりオブジェクト(Bar)1300,1302を、影1310,1312の位置にドロップする一方、オブジェクト(Bar)1301については、図36(b)のスクロール中に指定されたレイヤウトロジックに従って、オブジェクト(Bar)1301を本体レイヤ1210上のオブジェクト(Bar)1303の所定位置にドロップして配置する。
以上説明したように、本実施形態に係るガントチャート編集装置100は、オブジェクト(Bar)をスクロールさせる作業を行う領域である本体レイヤ1210と、本体レイヤ1210に重なるように配置され、スクロールさせる作業の影響から切り離す領域であり、かつ本体レイヤ1210から移動したオブジェクト(Bar)を浮遊状態にする浮遊レイヤ1220と、を有するタッチパネル122及びタッチ感知ディスプレイ123等を含む入力部120(操作部)を備える。また、ガントチャート編集装置100は、入力部120を介して本体レイヤ1210からオブジェクト(Bar)の選択を受け付け、受け付けたオブジェクト(Bar)を浮遊レイヤ1220に移動した上で浮遊状態とし、本体レイヤ1210において、浮遊状態としたオブジェクト(Bar)以外のオブジェクトである背景をスクロールさせ、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)を本体レイヤ1210に戻す制御をする制御部110を備える。
特に、制御部110は、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)以外の場所への操作を検知した場合、オブジェクト(Bar)をその位置で停止させた状態で、かつ当該オブジェクト(Bar)以外の背景をスクロールさせる。また、制御部110は、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)以外の背景をスクロールさせる場合、本体レイヤ1210上のオブジェクト(Bar)については、背景と一緒にスクロールさせる。
また、制御部110は、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)が浮遊しているように見える表示効果である影を付ける。また、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)のスクロール中に、オブジェクト(Bar)を本体レイヤ1210に降ろすドロップ位置を判定し、判定したドロップ位置を影として表示する。
本実施形態により、以下の効果を奏する。すなわち、オブジェクト(Bar)を浮かぶ(浮遊)状態にして、背景をスクロールさせることができ、背景に対して相対的にオブジェクト(Bar)の移動を実現することができる。この場合、スクロールが移動の代替であるので、ドラッグ距離がゼロという特徴を有する。ユーザが慣れた動作でオブジェクト(Bar)を正確な位置へ移動できるようになる。浮遊状態の表示で直感的なUIを実現することができ、操作の効率性を維持しながら、操作ミスを未然に防止することができる。
従来例では、タッチUIにおいて長距離なドラッグは使いづらく操作ミスが多く、またカット&ペースト方式は、オブジェクト(Bar)の移動先の位置を特定できないため効率性が悪い。本実施形態では、かかる不具合を解消して操作の効率性を維持しながら、操作ミスの抑止に効果的である。特に、ガントチャートでは複雑な編集操作が必要であり、本実施形態は、効率性と操作ミス抑止を両立させることができる。
また、本実施形態では、オブジェクト(Bar)を選択して浮遊状態にする/しないをユーザがいつでも任意に選択することができる。したがって、オブジェクト(Bar)を浮遊状態としない、すなわち本体レイヤ1210上の通常状態のオブジェクト(Bar)については、従来例と同様のスクロールが可能であり、編集操作における汎用性をより一層高めることができる。
また、ドロップ位置の判定と表示において、移動先の位置を正確に特定することができ、複雑なインタラクティブ操作を円滑に実現することができる。
本発明は上記の実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含む。
例えば、浮遊オブジェクトとなるものは、Barには限定されず、どのようなオブジェクトでもよい。上述したように、少なくともBar、注釈、マイルストーンの三種類があり、これらを組合せて浮遊オブジェクトとしてもよい。
また、本実施形態では、浮遊状態にあるオブジェクト(Bar)に、影を付す、座標をずらす、サイズを大きくする、影をドロップ位置とする、本体レイヤに穴を残すなどの制御を行っているが、これらの要素の組合せは、任意である。例えば、浮遊だけでもよく、また、影だけでもよい。影の形状・色彩等も任意である。また、浮遊しているオブジェクト(Bar)自体を強調表示してもよい。また、穴、影、浮遊、ドロップ等の名称は一例であり、どのような名称でもよい。
また、オブジェクト(Bar)の変更前後で、影の大きさを変えてもよい。これによって、変更前と変更後のオブジェクト(Bar)を同時に比較することができる。また、浮遊状態のとき、オブジェクト(Bar)を所定時間振動させるなど所定の動作を行ってもよい。浮遊状態となったオブジェクト(Bar)をより視覚的に認識することができる。さらに、浮遊レイヤは複数存在してもよい。この場合、複数の浮遊レイヤを、Bar、注釈、マイルストーンの各浮遊オブジェクトに対応させるようにしてもよい。
また、上記した実施形態例は本発明をわかりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、図1及び図5に示すように、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するためのソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、IC(Integrated Circuit)カード、SD(Secure Digital)カード、光ディスク等の記録媒体に保持することができる。また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100 ガントチャート編集装置
110 制御部
111 編集開始部
111a 動作検知部
111b 開始判定部
111c 浮遊状態表示部
112 編集実行部
112a 動作検知部
112b ドロップ位置判定部
112c ドロップ可否判定部
112d ドロップ位置表示部
113 編集終了部
113a 編集結果制御部
113b 編集結果表示部
113c データ更新部
114 カスタマイズ部
114a 時間制御画像表示部
120 入力部
121 マウス
122 タッチパネル
123 タッチ感知ディスプレイ
130 表示部
131 ディスプレイ
132 出力装置
140 表示データ格納部
150 記憶部
1000,1200 ガントチャート表示画面
1100,1101,1300,1301,1302,1303 オブジェクト(Bar)
1106 リサイズハンドラー
1107 進捗ハンドラー
1108,1109 スクロールバー
1210 本体レイヤ
1220 浮遊レイヤ
1211,1212 スクロールバー
1310,1311,1312 影
1310a 影(警戒色)
1320 穴(元位置情報)
1401,1402 ドロップ禁止行(ドロップ禁止区域)

Claims (4)

  1. 業務の工程及び前記業務に属するアクティビティを、要素であるオブジェクトとして有するガントチャートを編集するガントチャート編集装置であって、
    前記オブジェクトをスクロールさせる作業を行う領域である本体レイヤと、
    前記本体レイヤに重なるように配置され、前記スクロールさせる作業の影響から切り離す領域であり、かつ前記本体レイヤから移動した前記オブジェクトを浮遊状態にする浮遊レイヤと、を有する操作部と、
    前記操作部を介して前記本体レイヤから前記オブジェクトの選択を受け付け、
    前記受け付けたオブジェクトを前記浮遊レイヤに移動した上で前記浮遊状態とし、
    前記本体レイヤにおいて、前記浮遊状態としたオブジェクト以外のオブジェクトである背景をスクロールさせ、
    前記浮遊状態にあるオブジェクトを前記本体レイヤに戻す制御をする制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    浮遊状態にあるオブジェクト以外の場所への操作を検知した場合、前記オブジェクトをその位置で停止させた状態で、かつ当該オブジェクト以外の背景をスクロールさせ、
    浮遊状態にあるオブジェクト以外の背景をスクロールさせる場合、前記本体レイヤ上のオブジェクトについては、前記背景と一緒にスクロールさせるとともに、
    浮遊状態にあるオブジェクトが浮遊しているように見える表示効果である影を付け、
    浮遊状態にあるオブジェクトのスクロール中に、前記オブジェクトを前記本体レイヤに降ろすドロップ位置を判定し、前記判定したドロップ位置を前記影として表示し、
    前記ドロップ位置のサイズを、前記オブジェクトのドロップ後のサイズに合わせ、
    浮遊状態にあるオブジェクトのスクロール後、前記操作部を介して前記オブジェクトを前記ドロップ位置に降ろす、
    ことを特徴とするガントチャート編集装置。
  2. 前記制御部は、さらに、
    前記オブジェクトの配置又は移動を禁止する移動禁止区間がある場合、前記移動禁止区間への前記オブジェクトのドロップを不可とし、
    浮遊状態にあるオブジェクトが前記移動禁止区間にある場合、前記影の表示効果を変える、
    ことを特徴とする請求項記載のガントチャート編集装置。
  3. 業務の工程及び前記業務に属するアクティビティを、要素であるオブジェクトとして有するガントチャートを編集するガントチャート編集装置を用いるガントチャート編集方法であって、
    前記ガントチャート編集装置の操作部は、
    前記オブジェクトをスクロールさせる作業を行う領域である本体レイヤと、
    前記本体レイヤに重なるように配置され、前記スクロールさせる作業の影響から切り離す領域であり、かつ前記本体レイヤから移動した前記オブジェクトを浮遊状態にする浮遊レイヤと、を有し、
    前記ガントチャート編集装置の制御部は、
    前記操作部を介して前記本体レイヤから前記オブジェクトの選択を受け付け、
    前記受け付けたオブジェクトを前記浮遊レイヤに移動した上で前記浮遊状態とし、
    前記本体レイヤにおいて、前記浮遊状態としたオブジェクト以外のオブジェクトである背景をスクロールさせ、
    前記浮遊状態にあるオブジェクトを前記本体レイヤに戻す制御をするとともに、
    浮遊状態にあるオブジェクト以外の場所への操作を検知した場合、前記オブジェクトをその位置で停止させた状態で、かつ当該オブジェクト以外の背景をスクロールさせ、
    浮遊状態にあるオブジェクト以外の背景をスクロールさせる場合、前記本体レイヤ上のオブジェクトについては、前記背景と一緒にスクロールさせるとともに、
    浮遊状態にあるオブジェクトが浮遊しているように見える表示効果である影を付け、
    浮遊状態にあるオブジェクトのスクロール中に、前記オブジェクトを前記本体レイヤに降ろすドロップ位置を判定し、前記判定したドロップ位置を前記影として表示し、
    前記ドロップ位置のサイズを、前記オブジェクトのドロップ後のサイズに合わせ、
    浮遊状態にあるオブジェクトのスクロール後、前記操作部を介して前記オブジェクトを前記ドロップ位置に降ろす、
    ことを特徴とするガントチャート編集方法。
  4. 業務の工程及び前記業務に属するアクティビティを、要素であるオブジェクトとして有するガントチャートを編集するガントチャート編集装置を機能させるガントチャート編集プログラムであって、
    前記ガントチャート編集装置の操作部に対し、
    前記オブジェクトをスクロールさせる作業を行う領域である本体レイヤと、
    前記本体レイヤに重なるように配置され、前記スクロールさせる作業の影響から切り離す領域であり、かつ前記本体レイヤから移動した前記オブジェクトを浮遊状態にする浮遊レイヤと、を備えさせ、
    前記ガントチャート編集装置の制御部に対し、
    前記操作部を介して前記本体レイヤから前記オブジェクトの選択を受け付け、
    前記受け付けたオブジェクトを前記浮遊レイヤに移動した上で前記浮遊状態とし、
    前記本体レイヤにおいて、前記浮遊状態としたオブジェクト以外のオブジェクトである背景をスクロールさせ、
    前記浮遊状態にあるオブジェクトを前記本体レイヤに戻す制御をするとともに、
    浮遊状態にあるオブジェクト以外の場所への操作を検知した場合、前記オブジェクトをその位置で停止させた状態で、かつ当該オブジェクト以外の背景をスクロールさせ、
    浮遊状態にあるオブジェクト以外の背景をスクロールさせる場合、前記本体レイヤ上のオブジェクトについては、前記背景と一緒にスクロールさせる処理を実行させるとともに、
    浮遊状態にあるオブジェクトが浮遊しているように見える表示効果である影を付け、
    浮遊状態にあるオブジェクトのスクロール中に、前記オブジェクトを前記本体レイヤに降ろすドロップ位置を判定し、前記判定したドロップ位置を前記影として表示し、
    前記ドロップ位置のサイズを、前記オブジェクトのドロップ後のサイズに合わせ、
    浮遊状態にあるオブジェクトのスクロール後、前記操作部を介して前記オブジェクトを前記ドロップ位置に降ろす処理をさせる
    ことを特徴とするガントチャート編集プログラム。
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