JP2006350838A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性が向上したユーザインタフェースを備える情報処理装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】
情報処理装置1は、指示標識を表示する指示標識表示部9と、複数の機能のうちいずれかを実行する機能実行部5と、複数の機能をそれぞれ表す選択標識を表示する選択標識表示部11と、選択標識のいずれかが選択されたことを検出し、機能実行部5が実行する機能を選択された機能に変更する機能選択部4と、機能選択部4が機能を変更した場合に、選択標識の表示を消す選択標識制御部3と、指示標識の形状を変更する指示標識制御部2とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示装置の画面上に表示される選択標識もしくは指示標識を、入力装置からの入力に基づいて制御する情報処理装置または情報処理プログラムに関する。
情報処理装置におけるGUI(Graphical User Interface)では、画面上に表示された選択標識(例えば、アイコン等)を、カーソル等の指示標識でクリックすることによって所定の機能の選択を行うインタフェースが提供される。カーソルの操作には、マウス、スタイラスペン等の入力装置が用いられる。上記GUIにおいて、入力装置からの入力に基づいて、カーソルが示す位置にあるオブジェクト(例えば、アイコン、文字、ウィンドウ等)を選択する処理を行う選択機能が提供される。また、例えば、カーソルを使って図を描いたり画像を編集したりするための作画編集ツール等では、カーソルが示す位置を用いて実現される機能として、選択機能のほかに、描画機能、消しゴム機能等の複数の機能が提供される。ユーザはこれらの機能のうちいずれかを選択して使うことができる。
このような動作を実現するためのインタフェースとして、所定の領域をカーソル等で指定することにより、指定した領域に対応する機能を選択することができるインタフェースが提案されている(例えば、特許文献1)。
図13は、従来の作画編集ツールで表示される画面の一例を示す図である。図13に示す作画編集ツールの画面において、消しゴム機能、選択機能、描画機能等の様々な機能を表すアイコンが、アイコンメニュー81やアイコンボックス82の中にまとめて配置されている。ユーザは、これらのアイコンのいずれかを選択することにより、機能を選択することができる。
図13に示す作画ツールにおいて、ユーザは、例えば、消しゴム機能を使いたい場合には、アイコンメニュー81またはアイコンボックス82の中の消しゴムアイコンをクリックすることで、消しゴム機能を選択する。このとき、選択された消しゴムアイコンは、表示態様が変化する。そのため、ユーザは、現在選択されている機能が消しゴム機能であることを認識できる。図14(a)は、アイコンボックス82中のいずれの機能も選択されていない状態での、アイコンの表示態様の例を示す図であり、図14(b)は、消しゴム機能が選択されている状態でのアイコンの表示態様の例を示す図である。また、消しゴム機能が選択された際に、カーソルの形状が消しゴムの形状に変化することにより、現在選択されている機能が消しゴム機能であることが示される例もある。
特開平7−84747号公報
一般的に、アイコンメニュー81は、画面の端に表示される。一方、例えば、作画編集ツール等において、ユーザが作業する場所は、画面の中心付近であることが多い。そのため、ユーザは、機能を選択するたびに、カーソルまたは注目箇所を作業している位置から画面の端まで移動させる必要がある。また、これを避けるために、アイコンボックス82を、作業位置の近くに配置した場合、アイコンボックス82に表示される機能の数が多いと、アイコンボックス82によって隠される画面の面積が大きくなり、ユーザにとって作業の邪魔になる。このように、アイコンの表示がスムーズな作業の妨げとなる場合は少なくない。ゆえに、従来の情報処理装置のユーザインタフェースにおいては、ユーザにとって操作性がよくない場合が多かった。
そこで、本発明は、操作性が向上したユーザインタフェースを備える情報処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明にかかる情報処理装置は、表示装置および入力装置に接続される情報処理装置であって、前記表示装置の画面上の位置を示す指示標識の表示態様を表す指示標識表示データが予め記録された指示標識データ記録部と、前記表示装置に表示され、複数の機能をそれぞれ表す選択標識の表示態様を表す選択標識表示データが予め記録された選択標識データ記録部と、前記指示標識表示データを基に、前記指示標識を、前記入力装置からの入力によって表示位置を移動させて表示する指示標識表示部と、前記選択標識表示データを基に、前記選択標識を、前記入力装置からの入力によって選択可能な状態で表示する選択標識表示部と、前記指示標識が示す位置を表す情報を用いた処理によって実現される前記複数の機能のうちいずれかを実行する機能実行部と、前記入力装置からの入力によって前記選択標識が表す機能のいずれかが選択されたことを検出し、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能に変更する機能選択部と、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を前記選択された機能に変更した場合に、前記選択された機能を表す選択標識の表示を消す選択標識制御部と、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を前記選択された機能に変更した場合に、前記選択された機能に応じて前記指示標識の表示態様を変更する指示標識制御部とを備える。
本発明にかかるプログラムは、表示装置および入力装置に接続されたコンピュータに処理を実行させるプログラムであって、前記表示装置の画面上の位置を示す指示標識の表示態様を表す指示標識表示データが予め記録された指示標識データ記録部から、前記指示標識表示データを読み込んで、前記入力装置からの入力によって表示位置を移動させて前記指示標識を表示する指示標識表示処理と、前記表示装置に表示され、複数の機能をそれぞれ表す選択標識の表示態様を表す選択標識表示データが予め記録された選択標識データ記録部から、前記選択標識表示データを読み込んで、前記選択標識を、前記入力装置からの入力によって選択可能な状態で表示する選択標識表示処理と、前記指示標識が示す位置を表す情報を用いた処理によって実現される前記複数の機能のうちいずれかを実行する機能実行処理と、前記入力装置からの入力によって前記選択標識が表す機能のいずれかが選択されたことを検出し、前記機能実行処理で実行される機能を、前記選択された機能に変更する機能選択処理と、前記機能選択処理で、前記機能実行処理で実行される機能が前記選択された機能に変更された場合に、前記選択された機能を表す選択標識の表示を消す選択標識制御処理と、前記機能選択処理で、前記機能実行処理で実行される機能が前記選択された機能に変更された場合に、前記選択された機能に応じて前記指示標識の表示態様を変更する指示標識制御処理とを前記コンピュータに実行させる。
本発明によれば、操作性が向上したユーザインタフェースを備える情報処理装置およびプログラムを提供することができる。
本発明にかかる情報処理装置は、表示装置および入力装置に接続される情報処理装置であって、前記表示装置の画面上の位置を示す指示標識の表示態様を表す指示標識表示データが予め記録された指示標識データ記録部と、前記表示装置に表示され、複数の機能をそれぞれ表す選択標識の表示態様を表す選択標識表示データが予め記録された選択標識データ記録部と、前記指示標識表示データを基に、前記指示標識を、前記入力装置からの入力によって表示位置を移動させて表示する指示標識表示部と、前記選択標識表示データを基に、前記選択標識を、前記入力装置からの入力によって選択可能な状態で表示する選択標識表示部と、前記指示標識が示す位置を表す情報を用いた処理によって実現される前記複数の機能のうちいずれかを実行する機能実行部と、前記入力装置からの入力によって前記選択標識が表す機能のいずれかが選択されたことを検出し、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能に変更する機能選択部と、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を前記選択された機能に変更した場合に、前記選択された機能を表す選択標識の表示を消す選択標識制御部と、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を前記選択された機能に変更した場合に、前記選択された機能に応じて前記指示標識の表示態様を変更する指示標識制御部とを備える。
選択標識は、絵、文字、記号またはこれらの組合せで表示される標識である。ユーザは、例えば、指示標識等で選択標識を選択することにより、情報処理装置で提供される所定の機能を利用することができる。選択標識は、ユーザの操作により画面上の任意の位置に移動可能であってもよいし、画面上の所定の位置に固定されて表示されてもよい。選択標識には、例えば、アイコン、ボタン、プルダウンメニュー、ポップアップメニュー等が含まれる。
指示標識には、例えば、マウスやトラックボール等のポインティングデバイスの動きに連動して画面上を移動するカーソル(例えば、マウスカーソルまたはマウスポインタ等)や、スタイラスペンの動きに連動して画面上を移動するカーソル等が含まれる。
本発明にかかる情報処理装置によれば、画面上の選択標識が選択されることによって、機能実行部が実行する機能が変更された場合に、選択標識制御部が、選択された選択標識の表示を消し、指示標識制御部が、指示標識の表示態様を変更する。そのため、選択された選択標識が表す機能が指示標識へ乗り移ったように表示される。これにより、ユーザは、あたかも選択標識形状の道具を手に取ったかのように認識することができる。その結果、ユーザにとって、直感的にわかりやすく、操作性の向上したインタフェースが提供される。なお、指示標識の表示態様は、主に、指示標識の形状、模様もしくは色彩またはこれらの組合せによって決まる。
本発明にかかる情報処理装置において、前記機能選択部は、前記選択された機能の前記選択を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能から前記選択される前の機能に変更し、前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択される前の機能に変更した場合に、前記選択されていた機能を表す前記選択標識を、該変更時における前記指示標識の位置近傍に表示することが好ましい。
選択標識制御部は、機能実行部が実行する機能として選択されていた機能が解除されて選択前の機能に変更された場合に、選択を解除された機能に対応する選択標識を、変更時における指示標識の位置近傍に表示するので、選択を解除された機能を表す選択標識が、指示標識から取り出されてその場に置かれたように表示される。ユーザは、あたかも使い終わった道具をその場に置いたかのように認識することができる。
本発明にかかる情報処理装置において、前記機能選択部は、前記選択された機能の前記選択を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能から前記選択される前の機能に変更し、前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択される前の機能に変更した場合に、前記選択されていた機能を表す前記選択標識を、所定の選択標識表示領域に表示することが好ましい。
選択標識制御部は、機能実行部が実行する機能として選択されていた機能が解除されて選択前の機能に変更された場合に、選択を解除された機能に対応する選択標識を、所定の選択標識表示領域に表示するので、選択標識の表示場所が自動的に整理される。そのため、変更前に使用されていた機能の選択標識が、例えば、ユーザの作業の邪魔にならない領域等に整理されて表示される。
本発明にかかる情報処理装置において、前記機能選択部は、前記選択された機能の前記選択を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能から前記選択される前の機能に変更し、前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択される前の機能に変更した場合に、前記選択されていた機能を表す前記選択標識を、前記選択標識表示領域のうち、該変更時における前記指示標識の位置に最も近い位置に表示することが好ましい。
これにより、選択標識は、指示標識で作業を行う領域の近くに自動的に配置される。そのため、例えば、ユーザがよく使う機能の選択標識が、作業の邪魔にならない領域であって、かつ作業場所に近い位置に整理されて表示される。
本発明にかかる情報処理装置において、前記機能選択部は、前記選択された機能の前記選択を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能が選択される前の機能に変更し、前記指示標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能が前記選択される前の機能に変更した場合に、前記選択される前の機能に応じて前記指示標識の表示態様を変更することが好ましい。
選択されていた機能が解除された場合に、指示標識制御部は、指示標識の表示態様を、解除した機能が選択される前の機能に応じて変形するので、選択解除した機能が取り出されて、元の機能に戻る様子が表示される。
本発明にかかる情報処理装置において、前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を変更した場合に、該変更前の機能を表す選択標識を、該変更時における前記指示標識の位置近傍に表示することが好ましい。
選択標識制御部は、機能実行部が実行する機能が変更された場合に、変更前の機能に対応する選択標識を、変更時における指示標識の位置近傍に表示するので、変更前に使用されていた機能を表す選択標識が、指示標識から取り出されてその場に置かれたように表示される。ユーザは、あたかも使い終わった道具をその場に置いたかのように認識することができる。
本発明にかかる情報処理装置において、前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を変更した場合に、該変更前の機能を表す選択標識を、所定の選択標識表示領域に表示すことが好ましい。
選択標識制御部は、機能実行部が実行する機能が変更された場合に、変更前の機能に対応する選択標識を、所定の選択標識表示領域に表示するので、選択標識の表示場所が自動的に整理される。そのため、変更前に使用されていた機能の選択標識が、例えば、ユーザの作業の邪魔にならない領域等に整理されて表示される。
本発明にかかる情報処理装置において、前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を変更した場合に、該変更前の機能を表す選択標識を、前記選択標識表示領域のうち、該変更時における前記指示標識の位置に最も近い位置に表示することが好ましい。
これにより、選択標識は、指示標識で作業を行う領域の近くに自動的に配置される。そのため、例えば、ユーザがよく使う機能の選択標識が、作業の邪魔にならない領域であって、かつ作業場所に近い位置に整理されて表示される。
本発明にかかる情報処理装置において、前記指示標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を変更した場合に、前記指示標識の表示態様を、該変更後の機能を表す選択標識の表示態様と同じまたは類似する表示態様に変更することが好ましい。
指示標識の機能が変更された場合に、指示標識制御部は、指示標識の表示態様を、選択された選択標識の表示態様と同じまたは類似する表示態様に変形するので、選択された選択標識が表す機能が指示標識へ乗り移る様子がさらに顕著に表示される。
本発明にかかる情報処理プログラムは、表示装置および入力装置に接続され、前記表示装置に表示される指示標識および選択標識の表示態様を表す表示データが予め記録された記録部を備えるコンピュータに処理を実行させるプログラムであって、前記表示装置の画面上の位置を示す前記指示標識であって、前記入力装置からの入力によって表示される位置が移動する前記指示標識を、前記記録部の表示データが表す表示態様に基づいて表示する指示標識表示処理と、複数の機能をそれぞれ表す前記選択標識であって、前記入力装置からの入力によって選択される選択標識を、前記記録部の表示データが表す表示態様に基づいて表示する選択標識表示処理と、前記指示標識が示す位置を表す情報を用いた処理によって実現される前記複数の機能のうちいずれかを実行する機能実行処理と、前記入力装置からの入力によって前記選択標識が表す機能のいずれかが選択されたことを検出し、前記機能実行処理で実行される機能を、選択された機能に変更する機能選択処理と、前記機能選択処理で、前記機能実行処理で実行される機能が前記選択された機能に変更された場合に、前記選択された機能を表す選択標識の表示を消す選択標識制御処理と、前記機能選択処理で、前記機能実行処理で実行される機能が、選択された機能に変更された場合に、前記選択された機能に応じて前記指示標識の表示態様を変更する指示標識制御処理とを前記コンピュータに実行させる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における情報処理装置の構成の一例を表す機能ブロック図である。図1に示す情報処理装置1は、カーソル制御部2、カーソル表示部9、アイコン制御部3、アイコン表示部11、機能選択部4、機能実行部5および記録部8を備える。情報処理装置1は、表示装置6および入力装置7に接続されている。
情報処理装置1は、ユーザが入力装置7により、表示装置6の画面上の位置を示す指示標識であるカーソルを操作して情報処理装置1へ情報を入力することができるグラフィックユーザインタフェース(以下、GUIと称する)を備える。本実施の形態では、一例として、上記のGUIが、カーソルを使って図を描いたり画像を編集したりするための作画編集ツールで用いられる場合について説明する。
図2は、情報処理装置1のGUIとして、表示装置6に表示される画面の一例である。図2に示す画面に表示されるカーソル15は、入力装置7からの入力に基づいて、画面上の移動する。ユーザは、入力装置7を介して、カーソル15が示す位置に表示されているアイコン、ボタン等のオブジェクトを選択することができる。このようなカーソル15を用いてオブジェクトを選択する選択機能は、GUIで一般的に提供される機能である。以下、このような選択機能をデフォルト機能と称する。
カーソル15の位置を用いた処理により実現される機能として、デフォルト機能である選択機能の他に、例えば、カーソル15により画面上の位置を指定して図形を描くためのペン機能(筆跡入力機能)、カーソル15により画面上の位置を指定して描画オブジェクト等の図形を消すための消しゴム機能等、複数の機能が提供される。図2に示す画面において、選択標識である各アイコン16が、複数の機能をそれぞれ表す。例えば、消しゴムアイコン16aは消しゴム機能を、矢印アイコン16bは選択機能を、投げ縄アイコン16cは、投げ縄式機能を、ペンアイコン16dはペン機能をそれぞれ表す。ユーザは、例えば、消しゴムアイコン16aを選択することによって、消しゴムアイコン16aが表す消しゴム機能を利用することができる。
図1に示すように、機能実行部5は、入力装置7からの入力に基づいて、消しゴム機能51、ペン機能52、投げ縄機能53、選択機能54のうちいずれか1つを選択して実行する。機能実行部5がこれらの機能のうち、どの機能を実行するかは、機能選択部4によって制御される。機能実行部5の処理による実行結果は、例えば、表示装置6へ表示される。
消しゴム機能51、ペン機能52、投げ縄機能53および選択機能54は、カーソル15が示す画面上の位置を表す位置情報を用いて機能実行部5により実行される。例えば、カーソル15が示す位置に対応してデータを入力したり、カーソル15が示す位置に関連するデータに変更を加えたりする処理が実行される。具体的には、消しゴム機能51は、カーソル15が示す位置に存在する描画オブジェクトを削除する処理により実現される。ペン機能52は、カーソル15が示す位置に図形を描画する処理により実現される。投げ縄機能53は、ドラッグによるカーソル15の筆跡で描画オブジェクトが囲まれた場合に、囲まれた範囲を選択する処理により実現される。選択機能54は、カーソル15が示す位置にある描画オブジェクトを選択状態にする処理により実現される。
アイコン制御部3は、記録部8に記録されているアイコン表示データ13を更新することで、表示装置6に表示されるアイコン16の表示を制御する。アイコン表示部11は、アイコン表示データ13に基づいて、表示装置6へアイコン16を表示する。表示されるアイコン16には、例えば、機能実行部5が実行する可能性のある機能、すなわち、アイコン表示データ13は、例えば、アイコン16の形状、色彩、模様またはそれらの組合せ等の表示態様を表すデータである。消しゴム機能51、ペン機能52、投げ縄機能53、選択機能54を、それぞれ表すアイコンが含まれる。
カーソル制御部2は、記録部8に記録されているカーソル表示データ12を更新することで、表示装置6に表示されるカーソル15の表示を制御する。カーソル表示部9は、カーソル表示データ12に基づいて、表示装置6へカーソル15を表示する。カーソル表示データ12は、例えば、カーソル15の形状、色彩、模様またはそれらの組合せ等の表示態様を表すデータである。また、カーソル表示部9が表示するカーソル15の位置は、入力装置7からの入力に基づいて移動する。
機能選択部4は、入力装置7からの入力によって画面上のアイコン16が選択されたことを検出し、機能実行部5が実行する機能を、選択されたアイコン16が表す機能に変更する。例えば、機能選択部4は、機能実行部5が実行する機能として、選択機能54が設定されている場合に、消しゴムアイコン16aが選択されたことを検出すると、機能実行部5が実行する機能を、消しゴム機能51に変更する。
また、機能選択部4は、機能実行部5が実行する機能を変更した場合、アイコン制御部3およびカーソル制御部2経由でアイコン表示部11およびカーソル表示部9に、アイコン16およびカーソル15の表示を更新させる。
ここで、アイコン表示データ13およびカーソル表示データ12のデータ構造の例について、図3を参照しながら説明する。図3(a)は、アイコン表示データ13のデータ構造の例を示す図である。アイコン表示データ13は、例えば、各アイコンを識別するアイコンIDと、表示するアイコンの画像、表示の有無を表す表示フラグ等が対応付けられて記録されたデータである。
図3(b)は、カーソル表示データ12のデータ構造の例を示す図である。カーソル表示データ12は、例えば、カーソルの表示態様を識別するカーソルID、表示するカーソルの画像、表示するか否かを表す表示フラグ等が対応付けられて記録されたデータである。カーソルIDは、例えば、対応するアイコンIDと同じ値にすることで、アイコン表示データ13とカーソル表示データ12とを対応付けることができる。
情報処理装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、サーバ等のコンピュータに、所定のプログラムをインストールすることで構成することができる。カーソル制御部2、カーソル表示部9、アイコン制御部3、アイコン表示部11、機能選択部4および機能実行部5の機能は、CPUが所定のプログラムを実行することによって実現することができる。なお、カーソル制御部2、カーソル表示部9、アイコン制御部3、アイコン表示部11、機能選択部4および機能実行部5の機能の一部を実現するために、コンピュータのOS(オペレーティングシステム)によって提供される機能が用いられてもよい。
記録部8には、コンピュータに内蔵されているハードディスク、RAM等の記憶媒体の他、フレキシブルディスク、メモリカード等の可搬型記憶媒体や、ネットワーク上にある記憶装置内の記憶媒体等を用いることができる。
表示装置6として、例えば、CRT、PDP、LCD、SED(Surface−conduction Electron−emitter Display)等を用いることができる。入力装置7として、例えば、一般的なマウスおよびキーボードの他に、スタイラスペンとタブレット装置等の入力装置を用いてもよい。
次に、情報処理装置1の動作について図4および図5を参照して説明する。図4は、アイコン16が選択され、カーソル15の機能が変更される場合に、情報処理装置1が行う処理の流れを示すフローチャートである。図5(a)、(b)、(c)、(d)は、図4に示す処理における画面表示の遷移の一例を表す図である。これらの画面表示は、(a)、(b)、(c)、(d)の順番で遷移する。
まず、機能選択部4は、画面上のアイコン16のいずれかが選択されたことを検出する(ステップS1でYES)。これにより、機能選択部4は、選択されたアイコン16が表す機能が選択されたことを検出する。例えば、アイコン16のうち、消しゴム機能51を表す消しゴムアイコン16aが、カーソル15を用いてクリックされた場合に(図5(a)参照)、機能選択部4は、消しゴムアイコン16aが選択されたことを検出する。すなわち、機能選択部4は、消しゴム機能が選択されたことを検出する。消しゴムアイコン16aが選択されるときの機能実行部5が実行する機能は、デフォルト機能である選択機能54である。以下、消しゴムアイコン16aが選択された場合の処理を、一例として説明する。
機能選択部4は、機能実行部5が実行する機能を、デフォルト機能から消しゴム機能51に変更する(ステップS2)。これにより、機能実行部5は、入力装置7からの入力に基づいて、消しゴム機能51を実行する。例えば、機能実行部5は、カーソル15がドラッグされた状態で描画オブジェクトの上を移動した場合に、カーソル15が通った軌跡に対応する部分の描画オブジェクトを消去する処理を行う。
機能選択部4は、また、消しゴムアイコン16aが選択されたことをアイコン制御部3およびカーソル制御部2へ伝える。アイコン制御部3は、選択されたアイコン、すなわち消しゴムアイコン16aの表示を画面上から消去する(ステップS3)。アイコン制御部3は、例えば、アイコン表示データ13中の、消しゴムアイコン16aを表すデータ中の表示フラグをOFFにする。その後、アイコン表示部11は、アイコン表示データ13を基に、アイコンの表示を更新する。その際、アイコン表示部11は、表示フラグがOFFになっているアイコンを表示しないので、消しゴムアイコン16aは、画面に表示されずに消去される(図5(b))。
消しゴムアイコン16aが消去されるとほぼ同時に、カーソル制御部2は、カーソルの形状を変更する(ステップS4)。カーソル制御部2は、例えば、カーソル表示データ12中の、消しゴムアイコン16aのアイコンIDと同じ値のカーソルIDの表示フラグをONにする。カーソル表示部9は、表示フラグがONになったデータのカーソル画像を、カーソル15の形状として表示する。すなわち、アイコンIDと同じ値のカーソルIDに対応するカーソル画像がカーソルの形状として表示される。
このカーソル画像は、消しゴムアイコン16aのアイコン画像を縮小した画像であることが好ましい。これにより、カーソル15は、消しゴムアイコン16aと同じ形状でかつ小さい形状に変更される(図5(b)参照)。カーソル15の方が消しゴムアイコン16aより小さく表示されるのは、ユーザが、カーソル15によって示される位置を認識しやすくするためである。
ここで、カーソル画像とそれに対応するアイコン画像とは、互いに類似する形状を表す画像であってもよい。カーソル画像とアイコン画像が互いに類似する場合として、例えば、アイコン画像が図形と文字の組合せ形状であり、カーソル画像がその図形のみの形状である場合がある。また、カーソルの形状とアイコンの形状が、視覚的に類似する場合に加えて、観念的に類似する場合もある。例えば、アイコンが消しゴムの形状であり、カーソルが、それと異なる形の消しゴムの形状である場合、両者とも「消しゴム」という共通の観念を想起させるので、これらは類似であるといえる。同様に、アイコンが、「消しゴム」という文字で表示され、カーソルが消しゴムの形状である場合も、これらは類似であるといえる。
上記ステップS3、S4の処理により、実際にアイコン形状の道具(ここでは、一例として消しゴム)を手に取ったかのような表示が可能となる。したがって、ユーザは、実際の道具を使っているかのような、直感的にわかりやすい操作が可能になる。
機能実行部5は、ユーザの入力装置7の操作によって、画面上のカーソル15で指定された部分の図形(例えば、描画オブジェクト23等)を消す処理を行う(図5(c)参照)。ユーザは、消しゴム機能51を使い終わると、消しゴム機能51の選択を解除するための操作をする。ここで、選択の解除とは、例えば、現在選択されている機能をデフォルト機能に変更することである。選択の解除により、選択されている機能は停止する。
機能選択部4は、消しゴム機能51の選択が解除されたことを検出する(ステップS5)。機能選択部4は、例えば、ユーザがカーソル15で画面上のある位置を左クリックする動作を検出し、クリックされた位置に図形が存在しない場合に、選択解除の入力がなされたと判断することができる。また、機能選択部4は、右クリックを検出した場合に、その位置の図形の有無にかかわらず、選択解除の入力と判断することもできる。なお、ユーザによる入力が選択解除か否かを判断する方法の具体例は後述する。
消しゴム機能51の選択が解除されると(ステップS5でYES)、機能選択部4は、機能実行部5が実行する機能を、消しゴム機能51からデフォルト機能に変更する(ステップS6)。また、機能選択部4は、消しゴムアイコン16aが選択されたことをアイコン制御部3およびカーソル制御部2へ伝える。
アイコン制御部3は、選択解除時のカーソル15の位置に、消しゴムアイコン16aを再表示する(ステップS7)。アイコン制御部3は、例えば、アイコン表示データ13中の、消しゴムアイコン16aを表すデータ中の表示フラグをONにし、アイコン位置を選択解除時のカーソル位置に更新する。その後、アイコン表示部11は、アイコン表示データ13を基に、アイコンの表示を更新する。その際、アイコン表示部11は、表示フラグがONになっている消しゴムアイコン16aを、カーソル位置に表示する。
ここで、消しゴムアイコン16aが表示される位置は、カーソル15の位置と正確に同じ位置でなくても、近傍であればよい。例えば、描画オブジェクト23が近くにある場合、アイコン制御部3は、消しゴムアイコン16aのアイコン位置を、カーソル位置の近傍の位置であって描画オブジェクト23の位置と重ならない位置に更新する。その結果、アイコン表示部11は、この描画オブジェクト23に、消しゴムアイコン16aが重ならないように、消しゴムアイコン16aの位置を少しずらして表示する。
消しゴムアイコン16aが再表示されるとほぼ同時に、カーソル制御部2は、カーソル15の形状を変更する(ステップS8)。カーソル制御部2は、例えば、カーソル表示データ12中の、消しゴムアイコン16aのアイコンIDと同じ値のカーソルIDの表示フラグをOFFにする。その結果、カーソル表示データ12に記録される全てのデータにおいて表示フラグがOFFになる。この場合、カーソル表示部9は、デフォルト機能のカーソル画像をカーソルの形状として表示する。例えば、カーソル15は、デフォルト機能である選択機能54を表す矢印形状に変更される(図5(d)参照)。
上記ステップS7、S8の処理により、選択解除したときのカーソル15の位置に、消しゴムが置かれるような表示を実現することができる。そのため、ユーザは、あたかも使い終わった道具をその場所に置いたかのような、直感的に分かりやすい操作をすることができる。また、ユーザが使い終わった場所にアイコンが再表示されるので、ユーザは、頻繁に使用される機能のアイコンを、常に作業位置の近くに存在させることができる。また、ユーザは、作業状況に応じて、アイコンを適当に散りばめて配置できる。その結果、特定の位置に複数のアイコンがまとめて表示されることにより、作業画面が隠され、作業の妨げとなることを防ぐこともできる。さらに、ユーザは、選択解除するために、わざわざ作業位置から離れた場所までカーソルを移動させる必要がないので、スムーズな作業が可能となる。
ここで、上記ステップS5において機能選択の解除がなされたことを判断する方法の具体的な例を説明する。図6(a)、(b)は、機能選択部4が、選択解除か否かを判断する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図6(a)に示す処理は、例えば、機能実行部5が実行する機能として消しゴム機能51が選択されている状態で、ユーザのクリックまたはドラッグ操作により、画面上の位置を示す座標が入力された場合の処理である。ユーザの操作により、座標が入力されると(ステップS41)、機能選択部4は、入力された座標の位置に、消しゴム機能51で消す対象となる図形(例えば、描画オブジェクト23等)があるか否かを判断する。入力された座標の位置に図形がある場合(ステップS42でYESの場合)、選択解除ではないと判定される(ステップS46)。すなわち、クリックまたはドラッグ操作によって入力された位置に図形がある場合、消しゴム機能51の選択解除ではなく、その位置にある図形あるいは図形の一部を消去する処理が行われる。
入力された座標の位置に図形がない場合(ステップS42でNOの場合)であって、ドラッグ操作による入力であった場合は(ステップS43でYESの場合)、選択解除でないと判定される(ステップS46)。ドラッグ操作でなくクリック操作による入力であった場合(ステップS43でNOの場合)、その入力は、消しゴム機能51の選択解除であると判定される(ステップS45)。
これにより、消しゴム機能51が選択されている状態で、ユーザが、例えば、マウスやペンを図形が無い場所でクリックすると、消しゴム機能51の選択解除と判断され、消しゴムアイコン16aがその場に表示される。ユーザは、「使い終えた消しゴムを置く」ような操作で消しゴム機能51の選択解除をすることができる。
図6(b)に示す処理は、例えば、機能実行部5が実行する機能としてペン機能52(筆跡入力機能)が選択されている状態で、ユーザのクリックまたはドラッグ操作により、画面上の位置を示す座標が入力された場合の処理である。ペン機能52が選択されている状態では、機能実行部5は、例えば、ユーザのクリックまたはドラッグ操作により入力された位置または軌跡に基づいて図形を描き、画面へ出力する。
消しゴム機能51の場合、図形が存在しない位置にクリック入力があれば選択解除だと判定できる。これに対し、ペン機能52の場合は、図形が存在しない位置へのクリック入力は、単に小さな点を筆記するための入力である可能性もある。そのため、ユーザの操作が筆記か選択解除なのかを判断するために、ペン機能52の選択解除判定方法は、消しゴム機能51の選択解除判定(図6(a)参照)方法に、さらに判定条件を加えたものとすることが好ましい。図6(b)に示す例では、機能選択部4は、一定時間同じ位置にマウスやペンを留められた場合に、小さな点を筆記するための入力と判断する。つまり、ごく短い時間のクリックであれば機能解除操作だとみなす。
図6(b)に示す処理は、図6(a)に示す処理に、入力時間の判定処理(ステップS44)を加えたものである。すなわち、入力された位置に図形があり(ステップS42でNO)、かつその入力がドラッグ入力でない(ステップS43でNO)場合に、さらに、その入力時間(クリックされている時間)が判断される(ステップS44)。入力時間が、所定の時間以上である場合(ステップS44でYESの場合)、選択解除ではなく、筆記操作であると判断される(ステップS46)。入力時間が、前記所定の時間未満である場合(ステップS44でNOの場合)、ペン機能52の選択解除であると判断される。前記所定の時間は、状況に応じて適切な時間を定めることができる。例えば、前記所定の時間を0.3秒とすることができる。
図6(a)、(b)に示す処理の他にも、様々な選択解除処理が考えられる。例えば、現在選択されている機能とは異なる機能が選択された場合には、それまで選択されていた機能が自動的に解除される。この処理の例は、消しゴム機能51が選択されている状態で、ペン機能52が選択されると、消しゴム機能51は自動的に解除されるという処理である。これにより、選択される機能は排他性を有する。すなわち、同時に選択できるのは一種類の機能のみとなる。
さらに他の選択解除処理として、選択されている機能が一度使用されると、その機能は解除されるという処理も考えられる。この処理の例は、ある機能が選択されている状態で、ペンアップイベントが発生したらその機能が解除されるという処理である。例えば、ユーザが消しゴム機能51を選択した後、ある図形をドラッグ操作により消去した場合、そのドラッグ操作が終了したときに、消しゴム機能51が解除される。この場合、例えば、ドラッグ操作が終了した位置近傍に消しゴムアイコンが再表示される。また、他の例として、ユーザが、ある図形(例えば、円)を入力する図形描画機能を選択した場合、図形(円)を一つ入力した時点で、機能選択部4が、図形描画機能の選択を解除してもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、操作性の向上したGUIが提供される。ユーザは、例えば、机の上で、ペンや消しゴム等の道具を使って作業するときのような操作が可能となる。図7は、作業をするための机および道具を示す図である。情報処理装置1で、ユーザが様々な機能を用いて作業を行う動作は、図7に示すような机17で、道具箱18に入っている様々な道具19を使って作業を行うようなものである。机17での作業において、作業者は、ペンや消しゴムなどの道具19は使い終えたらすぐ近くに置けば良く、わざわざ道具箱18の中に戻す必要はない。結果的に、頻繁に使う道具は常に作業位置の近くに存在することになる。本実施形態における情報処理装置1は、このような、実際に道具を手に取って使用する場合のような、効率的でわかりやすい操作が可能なGUIを提供することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、機能の選択が解除された場合、解除された機能のアイコンが、選択解除時のカーソルの位置に再表示されていた。これに対し、実施の形態2においては、機能の選択が解除された場合、解除された機能のアイコンは、カーソルの位置ではなく、所定のアイコン表示領域に配置されるように再表示される。
図8(a)、(b)、(c)、(d)は、本実施形態における画面表示の遷移の一例を表す図である。これらの画面表示は、(a)、(b)、(c)、(d)の順番で遷移する。
図8(a)に示す画面では、アイコン表示領域22に配置された消しゴムアイコン16aがクリックされることで、消しゴム機能51が選択される。アイコン表示領域22には、複数のアイコン16a、16cがグループ化されて表示される。図8(b)に示す画面では、アイコン表示領域22の消しゴムアイコン16aが消去され、カーソル15の形状が消しゴムの形状となっている。図8(c)に示す画面では、消しゴム機能51が使用されている。
図8(d)に示す画面は、消しゴム機能51の選択が解除された場合に表示される画面である。消しゴム機能51の選択が解除されると、消しゴムアイコン16aは、カーソル15の位置に一瞬だけ表示された後、アイコン表示領域22に表示される。図中点線で示される消しゴムアイコン16aは、カーソル15の位置に一瞬だけ表示される消しゴムアイコン16aを表している。
図9は、本実施形態におけるアイコン表示データ13のデータ構造の例を示す図である。図9に示すアイコン表示データ13では、アイコン位置を表す情報として、アイコン位置と移動先アイコン位置が各アイコンについて記録される。アイコン位置には、例えば、選択解除時におけるカーソル位置等が記録される。移動先アイコン位置には、アイコン表示領域22内の位置が記録される。なお、本実施形態における情報処理装置の構成は、図1に示す情報処理装置1と同様であるので、その説明を省略する。
ここで、機能の選択が解除された場合に、選択が解除された機能のアイコンをアイコン表示部11が再表示する処理の例について説明する。
機能の選択が解除された場合、アイコン制御部3(図1参照)は、図9に示すアイコン表示データ13のうち、選択解除された機能に対応するアイコンのアイコン位置を、選択解除時のカーソル位置に更新し、移動先アイコン位置をアイコン表示領域22内のアイコンを表示すべき位置に更新する。アイコン制御部3は、さらに、選択解除された機能に対応するアイコンの表示フラグをOFFからONに更新する。
アイコン表示部11は、アイコン表示データ33において、表示フラグがOFFからONに更新されたデータのアイコンを、アイコン位置が示す位置に一瞬(例えば、1秒間)だけ表示する。その後、アイコン表示部11は、移動先アイコン位置が示す位置にアイコンの表示位置を移動させる。これにより、例えば、図8(d)に示すように、機能の選択が解除された消しゴムアイコン16aが、カーソル15の位置に一瞬表示された後、アイコン表示領域22に配置される。
上記のように機能の選択が解除されたアイコンが所定のアイコン表示領域22に自動的に配置される動作は、図7に示す机17で作業する場合に例えると、使用が終わった道具が自動的に道具箱の中に格納される動作に似ている。このような動作によって、GUIにおいて操作性が向上する場合がある。例えば、使い終わった機能を示すアイコンが自動的にアイコン表示領域へ再配置されるので、ユーザは、わざわざアイコン表示領域へカーソルを移動する動作を行わなくてもよい。そのため、アイコンが画面上に散在することを好まないユーザにとって、便利なユーザインタフェースが提供される。また、他の例では、ユーザが、電子黒板やプレゼンテーション画面に、ペン機能52のカーソル等を使ってアノテーションを記入しながら聴衆に説明するような場合に、使用した道具(ペン機能52を表すアイコン)が常に同じ場所に整理されるので、ユーザは説明がしやすくなる。
(変形例)
図10は、本実施形態の変形例における画面表示の例を示す図である。本変形例においては、アイコン表示領域22は、作業領域の周囲に設けられる。作業領域は、図10において破線hで囲まれる領域である。作業領域は、例えば、作画編集ツールにおいて図形を描画することができる領域である。選択解除された機能を示すアイコンが再表示されるときは、作業領域の周囲のアイコン表示領域22であって、作業が行われている場所に最も近い位置に再表示される。
なお、図10においては、作業領域とアイコン表示領域とが識別可能なように表示されているが、必ずしも、これらの領域を識別可能に表示する必要はない。また、アイコンがアイコン表示領域22に表示される状態は、アイコンの全体がアイコン表示領域22内に含まれている状態でもよいし、アイコンの一部がアイコン表示領域22に含まれている状態でもよい。
図11(a)、(b)、(c)、(d)は、本変形例における画面表示の遷移の一例を表す図である。これらの画面表示は、(a)、(b)、(c)、(d)の順番で遷移する。
図11(a)に示す画面では、アイコン表示領域22に配置された消しゴムアイコン16aがクリックされることで、消しゴム機能51が選択される。図11(b)に示す画面では、アイコン表示領域22の消しゴムアイコン16aが消去され、カーソル15の形状が消しゴムの形状となっている。図11(c)に示す画面では、カーソル15の消しゴム機能51が用いられて描画オブジェクト23の一部が消されている。
図11(d)に示す画面は、消しゴム機能51の選択が解除された場合に表示される画面である。消しゴム機能51の選択が解除されると、アイコン制御部3は、アイコン表示データ33(図9参照)における消しゴムアイコン16aのアイコン位置を、カーソル位置に更新するとともに、移動先アイコン位置を、アイコン表示領域22内で最もカーソル位置に近い位置に更新する。アイコン制御部3は、さらに、消しゴムアイコン16aの表示フラグをOFFからONに更新する。アイコン表示部11は、アイコン表示データ33において、表示フラグがOFFからONに更新されたデータのアイコンを、アイコン位置が示す位置に一瞬(例えば、1秒間)だけ表示する。その後、アイコン表示部11は、移動先アイコン位置が示す位置にアイコンの表示位置を移動させる。
以上の動作により、消しゴムアイコン16aは、カーソル15の位置に一瞬だけ表示された後、アイコン表示領域22のうち、カーソル15の位置に最も近い位置に表示される。すなわち、消しゴムアイコン16は、画面端に移動して表示される。図中点線で示される消しゴムアイコン16aは、カーソル15の位置に一瞬だけ表示される消しゴムアイコン16aを表している。
なお、図8(d)および図11(d)に示す例では、カーソル15の位置に消しゴムアイコン16aが表示された後、消しゴムアイコン16aの表示がアイコン表示領域22に移動する形態となっている。このように、アイコンの表示を2段階とせず、選択が解除されたら、アイコン表示領域22にアイコンを直接表示する形態でもよい。例えば、クリック操作により消しゴム機能51の選択が解除された場合に、アイコン表示部11は、クリックされた位置に消しゴムアイコン16aを表示してから移動させるのではなく、直接、アイコン表示領域22に消しゴムアイコン16aを表示してもよい。
また、アイコン表示部11は、消しゴムアイコン16aをカーソル15の位置に表示した後、アイコン表示領域22に移動する際に、その移動先を分かりやすく表示することが好ましい。例えば、アイコン移動時にその移動軌跡がユーザに分かるように表示されてもよい。図8(d)あるいは図11(d)に示す画面の例おいて、アイコン表示部11は、消しゴムアイコン16aが移動する際に、移動元から移動先までの消しゴムアイコン16aの移動をアニメーションで表示してもよい。消しゴムアイコン16aの移動先がユーザにとって分かりやすくなる。
他の表示例として、アイコン表示部11は、消しゴムアイコン16aをカーソル15の位置からアイコン表示領域22へ移動したときに、一時的に(例えば0.5秒間)拡大表示し、その後、元のサイズに戻して表示してもよい。
図12(a)、(b)、(c)、(d)は、アイコンを一時的に拡大表示する場合の画面表示の例を示す図である。これらの画面表示は、(a)、(b)、(c)、(d)の順番で遷移する。
図12(a)に示す画面では、機能実行部5が実行する機能として消しゴム機能51が選択されている。例えば、クリック動作により、消しゴム機能51の選択は解除される。図12(b)に示す画面は、消しゴム機能51の選択が解除された場合に表示される画面である。カーソル15の形状は、デフォルト機能を表す矢印の形状になり、消しゴムアイコン16aが、カーソル15位置に一瞬表示された後、アイコン表示領域22に配置される。図12(c)に示す画面は、消しゴムアイコン16aが、アイコン表示領域22に表示されたときに、一時的に拡大して表示される場合の画面である。一時的に拡大して表示された消しゴムアイコン16aは、図12(d)に示すように、すぐに元の大きさに戻る。これにより、消しゴムアイコン16aの移動先をユーザに分かりやすく示すことができる。
以上、実施の形態1および2において、選択解除時のカーソルの位置に、選択解除された機能を示すアイコンが再表示される形態と、所定のアイコン表示領域に、選択解除された機能を示すアイコンが再表示される形態とついて説明を行った。これら2つの形態は1つの情報処理装置で実現することができる。その場合、これら2つの形態のうち、いずれの形態を用いるかユーザが選択できるようにすることが好ましい。
また、実施の形態1および2において、作画編集ツールにおけるカーソルおよびアイコンの表示処理を例に説明を行ったが、本発明が適用される場面は、作画編集ツールが用いられる場合に限られない。例えば、文書や画像を表示する表示ツールにおいて、選択可能な機能として、表示画面上の位置を指定する選択機能と、選択した位置を拡大または縮小表示する拡大縮小機能とが存在する場合に、各機能を示すボタンの表示およびカーソルの表示を制御する情報処理装置にも本発明が適用されうる。
上記の実施の形態1および2により、画面上のアイコンおよびカーソルを実際の道具を用いるかのようにユーザが操作することができるようになる。その結果、コンピュータの操作に慣れないユーザでも自然にコンピュータを利用できるような操作性を持つGUIが実現される。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
表示装置および入力装置に接続される情報処理装置であって、
前記表示装置の画面上の位置を示す指示標識の表示態様を表す指示標識表示データが予め記録された指示標識データ記録部と、
前記表示装置に表示され、複数の機能をそれぞれ表す選択標識の表示態様を表す選択標識表示データが予め記録された選択標識データ記録部と、
前記指示標識表示データを基に、前記指示標識を、前記入力装置からの入力によって表示位置を移動させて表示する指示標識表示部と、
前記選択標識表示データを基に、前記選択標識を、前記入力装置からの入力によって選択可能な状態で表示する選択標識表示部と、
前記指示標識が示す位置を表す情報を用いた処理によって実現される前記複数の機能のうちいずれかを実行する機能実行部と、
前記入力装置からの入力によって前記選択標識が表す機能のいずれかが選択されたことを検出し、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能に変更する機能選択部と、
前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を前記選択された機能に変更した場合に、前記選択された機能を表す選択標識の表示を消す選択標識制御部と、
前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を前記選択された機能に変更した場合に、前記選択された機能に応じて前記指示標識の表示態様を変更する指示標識制御部とを備える情報処理装置。
(付記2)
前記機能選択部は、前記選択された機能を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能から前記選択される前の機能に変更し、
前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択される前の機能に変更した場合に、前記選択されていた機能を表す前記選択標識を、該変更時における前記指示標識の位置近傍に表示する付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記機能選択部は、前記選択された機能を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能から前記選択される前の機能に変更し、
前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択される前の機能に変更した場合に、前記選択されていた機能を表す前記選択標識を、所定の選択標識表示領域に表示する付記1に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記機能選択部は、前記選択された機能を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能から前記選択される前の機能に変更し、
前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択される前の機能に変更した場合に、前記選択されていた機能を表す前記選択標識を、前記選択標識表示領域のうち、該変更時における前記指示標識の位置に最も近い位置に表示する付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記機能選択部は、前記選択された機能を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能が選択される前の機能に変更し、
前記指示標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能が前記選択される前の機能に変更した場合に、前記選択される前の機能に応じて前記指示標識の表示態様を変更する付記1に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を変更した場合に、該変更前の機能を表す選択標識を、該変更時における前記指示標識の位置近傍に表示する付記1に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記選択標識制御部は、前記機能選択部が前記機能実行部が実行する機能を変更した場合に、該変更前の機能を表す選択標識を、所定の選択標識表示領域に表示する付記1に記載の情報処理装置。
(付記8)
前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を変更した場合に、該変更前の機能を表す選択標識を、前記選択標識表示領域のうち、該変更時における前記指示標識の位置に最も近い位置に表示する付記7に記載の情報処理装置。
(付記9)
前記指示標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を変更した場合に、前記指示標識の表示態様を、該変更後の機能を表す選択標識の表示態様と同じまたは類似する表示態様に変更する付記1に記載の情報処理装置。
(付記10)
表示装置および入力装置に接続されたコンピュータに処理を実行させるプログラムであって、
前記表示装置の画面上の位置を示す指示標識の表示態様を表す指示標識表示データが予め記録された指示標識データ記録部から、前記指示標識表示データを読み込んで、前記入力装置からの入力によって表示位置を移動させて前記指示標識を表示する指示標識表示処理と、
前記表示装置に表示され、複数の機能をそれぞれ表す選択標識の表示態様を表す選択標識表示データが予め記録された選択標識データ記録部から、前記選択標識表示データを読み込んで、前記選択標識を、前記入力装置からの入力によって選択可能な状態で表示する選択標識表示処理と、
前記指示標識が示す位置を表す情報を用いた処理によって実現される前記複数の機能のうちいずれかを実行する機能実行処理と、
前記入力装置からの入力によって前記選択標識が表す機能のいずれかが選択されたことを検出し、前記機能実行処理で実行される機能を、選択された機能に変更する機能選択処理と、
前記機能選択処理で、前記機能実行処理で実行される機能が前記選択された機能に変更された場合に、前記選択された機能を表す選択標識の表示を消す選択標識制御処理と、
前記機能選択処理で、前記機能実行処理で実行される機能が、選択された機能に変更された場合に、前記選択された機能に応じて前記指示標識の表示態様を変更する指示標識制御処理とを前記コンピュータに実行させるプログラム。
(付記11)
前記機能選択処理として、前記選択された機能を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行処理で実行される機能を、前記選択された機能から前記選択される前の機能に変更する処理と、
前記選択標識制御処理として、前記機能選択処置で、前記機能実行処理で実行される機能が、前記選択される前の機能に変更された場合に、前記選択されていた機能を表す前記選択標識を、該変更時における前記指示標識の位置近傍に表示する処理をさらにコンピュータに実行させる付記10に記載のプログラム。
(付記12)
前記機能選択処理として、前記選択された機能を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行処理で実行される機能を、前記選択された機能から前記選択される前の機能に変更する処理と、
前記選択標識制御処理として、前記機能選択処理で、前記機能実行処理で実行される機能が、前記選択される前の機能に変更された場合に、前記選択されていた機能を表す前記選択標識を、所定の選択標識表示領域に表示する処理とをコンピュータに実行させる付記10に記載のプログラム。
(付記13)
前記機能選択処理として、前記選択された機能を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行処理で実行される機能を、前記選択された機能から前記選択される前の機能に変更する処理と、
前記選択標識制御処理として、前記機能選択処理で、前記機能実行部で実行される機能が、前記選択される前の機能に変更された場合に、前記選択されていた機能を表す前記選択標識を、前記選択標識表示領域のうち、該変更時における前記指示標識の位置に最も近い位置に表示する処理とをコンピュータに実行させる付記12に記載のプログラム。
(付記14)
前記機能選択処理として、前記選択された機能を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行部で実行される機能を、前記選択された機能が選択される前の機能に変更する処理と、
前記指示標識制御処理として、前記機能選択処理で、前記機能実行部で実行される機能が、前記選択された機能が前記選択される前の機能に変更された場合に、前記選択される前の機能に応じて前記指示標識の表示態様を変更する処理とをコンピュータに実行させる付記10に記載のプログラム。
(付記15)
前記選択標識制御処理として、前記機能選択処理で、前記機能実行部で実行される機能が変更された場合に、該変更前の機能を表す選択標識を、該変更時における前記指示標識の位置近傍に表示する処理をコンピュータに実行させる付記10に記載のプログラム。
(付記16)
前記選択標識制御処理として、前記機能選択処理で、前記機能実行部で実行される機能が変更された場合に、該変更前の機能を表す選択標識を、所定の選択標識表示領域に表示する処理をコンピュータに実行させる付記10に記載のプログラム。
(付記17)
前記選択標識制御処理として、前記機能選択処理で、前記機能実行部で実行される機能が変更された場合に、該変更前の機能を表す選択標識を、前記選択標識表示領域のうち、該変更時における前記指示標識の位置に最も近い位置に表示する処理をコンピュータに実行させる付記16に記載のプログラム。
(付記18)
前記指示標識制御処理として、前記機能選択処理で、前記機能実行処理で実行される機能が変更された場合に、前記指示標識の表示態様を、該変更後の機能を表す選択標識の表示態様と同じまたは類似する表示態様に変更する処理をコンピュータに実行させる付記10に記載のプログラム。
(付記19)
表示装置および入力装置に接続されたコンピュータに処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、
前記表示装置の画面上の位置を示す指示標識の表示態様を表す指示標識表示データが予め記録された指示標識データ記録部から、前記指示標識表示データを読み込んで、前記入力装置からの入力によって表示位置を移動させて前記指示標識を表示する指示標識表示処理と、
前記表示装置に表示され、複数の機能をそれぞれ表す選択標識の表示態様を表す選択標識表示データが予め記録された選択標識データ記録部から、前記選択標識表示データを読み込んで、前記選択標識を、前記入力装置からの入力によって選択可能な状態で表示する選択標識表示処理と、
前記指示標識が示す位置を表す情報を用いた処理によって実現される前記複数の機能のうちいずれかを実行する機能実行処理と、
前記入力装置からの入力によって前記選択標識が表す機能のいずれかが選択されたことを検出し、前記機能実行処理で実行される機能を、選択された機能に変更する機能選択処理と、
前記機能選択処理で、前記機能実行処理で実行される機能が前記選択された機能に変更された場合に、前記選択された機能を表す選択標識の表示を消す選択標識制御処理と、
前記機能選択処理で、前記機能実行処理で実行される機能が、選択された機能に変更された場合に、前記選択された機能に応じて前記指示標識の表示態様を変更する指示標識制御処理とを前記コンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体。
本発明にかかる情報処理装置およびプログラムは、操作性が向上したユーザインタフェースを提供するので、コンピュータの利用が促進され、コンピュータの応用分野も拡大される。
実施の形態1における情報処理装置の構成の一例を表す機能ブロック図である。 情報処理装置1の表示装置6に表示される画面の一例である。 (a)は、アイコン表示データ13のデータ構造の例を示す図である。(b)は、カーソル表示データ12のデータ構造の例を示す図である。 機能が変更される場合に、情報処理装置1が行う処理の流れを示すフローチャートである。 (a)、(b)、(c)、(d)は、図4に示す処理における画面表示の遷移の一例を表す図である。 (a)、(b)は、機能選択部4が、選択解除か否かを判断する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 作業をするための机および道具を示す図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、実施の形態2における画面表示の遷移の一例を表す図である。 実施の形態2におけるアイコン表示データ33のデータ構造の例を示す図である。 変形例における画面表示の遷移の例を示す図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、変形例における画面表示の遷移の一例を表す図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、アイコンを一時的に拡大表示する場合の画面表示の例を示す図である。 従来の作画編集ツールで表示される画面の一例を示す図である。 (a)、(b)は、アイコンボックス82の表示態様の例を表す図である。
符号の説明
1、10 情報処理装置
2 カーソル制御部
3 アイコン制御部
4 機能選択部
5 機能実行部
6 表示装置
7 入力装置
8 記録部
9 カーソル表示部
11 アイコン表示部
12 カーソル表示データ
13、33 アイコン表示データ
15 カーソル
16 アイコン
17 机
18 道具箱
19 道具
21 表示領域データ
22 アイコン表示領域
23 描画オブジェクト
81 アイコンメニュー
82 アイコンボックス

Claims (10)

  1. 表示装置および入力装置に接続される情報処理装置であって、
    前記表示装置の画面上の位置を示す指示標識の表示態様を表す指示標識表示データが予め記録された指示標識データ記録部と、
    前記表示装置に表示され、複数の機能をそれぞれ表す選択標識の表示態様を表す選択標識表示データが予め記録された選択標識データ記録部と、
    前記指示標識表示データを基に、前記指示標識を、前記入力装置からの入力によって表示位置を移動させて表示する指示標識表示部と、
    前記選択標識表示データを基に、前記選択標識を、前記入力装置からの入力によって選択可能な状態で表示する選択標識表示部と、
    前記指示標識が示す位置を表す情報を用いた処理によって実現される前記複数の機能のうちいずれかを実行する機能実行部と、
    前記入力装置からの入力によって前記選択標識が表す機能のいずれかが選択されたことを検出し、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能に変更する機能選択部と、
    前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を前記選択された機能に変更した場合に、前記選択された機能を表す選択標識の表示を消す選択標識制御部と、
    前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を前記選択された機能に変更した場合に、前記選択された機能に応じて前記指示標識の表示態様を変更する指示標識制御部とを備える情報処理装置。
  2. 前記機能選択部は、前記選択された機能の前記選択を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能から前記選択される前の機能に変更し、
    前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択される前の機能に変更した場合に、前記選択されていた機能を表す前記選択標識を、該変更時における前記指示標識の位置近傍に表示する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記機能選択部は、前記選択された機能の前記選択を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能から前記選択される前の機能に変更し、
    前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択される前の機能に変更した場合に、前記選択されていた機能を表す前記選択標識を、所定の選択標識表示領域に表示する請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記機能選択部は、前記選択された機能の前記選択を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能から前記選択される前の機能に変更し、
    前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択される前の機能に変更した場合に、前記選択されていた機能を表す前記選択標識を、前記選択標識表示領域のうち、該変更時における前記指示標識の位置に最も近い位置に表示する請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記機能選択部は、前記選択された機能の前記選択を解除する旨の入力を前記入力装置から検出して、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能が前記選択される前の機能に変更し、
    前記指示標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を、前記選択された機能が前記選択される前の機能に変更した場合に、前記選択される前の機能に応じて前記指示標識の表示態様を変更する請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を変更した場合に、該変更前の機能を表す選択標識を、該変更時における前記指示標識の位置近傍に表示する請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を変更した場合に、該変更前の機能を表す選択標識を、所定の選択標識表示領域に表示する請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記選択標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を変更した場合に、該変更前の機能を表す選択標識を、前記選択標識表示領域のうち、該変更時における前記指示標識の位置に最も近い位置に表示する請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記指示標識制御部は、前記機能選択部が、前記機能実行部が実行する機能を変更した場合に、前記指示標識の表示態様を、該変更後の機能を表す選択標識の表示態様と同じまたは類似する表示態様に変更する請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 表示装置および入力装置に接続されたコンピュータに処理を実行させるプログラムであって、
    前記表示装置の画面上の位置を示す指示標識の表示態様を表す指示標識表示データが予め記録された指示標識データ記録部から、前記指示標識表示データを読み込んで、前記入力装置からの入力によって表示位置を移動させて前記指示標識を表示する指示標識表示処理と、
    前記表示装置に表示され、複数の機能をそれぞれ表す選択標識の表示態様を表す選択標識表示データが予め記録された選択標識データ記録部から、前記選択標識表示データを読み込んで、前記選択標識を、前記入力装置からの入力によって選択可能な状態で表示する選択標識表示処理と、
    前記指示標識が示す位置を表す情報を用いた処理によって実現される前記複数の機能のうちいずれかを実行する機能実行処理と、
    前記入力装置からの入力によって前記選択標識が表す機能のいずれかが選択されたことを検出し、前記機能実行処理で実行される機能を、前記選択された機能に変更する機能選択処理と、
    前記機能選択処理で、前記機能実行処理で実行される機能が前記選択された機能に変更された場合に、前記選択された機能を表す選択標識の表示を消す選択標識制御処理と、
    前記機能選択処理で、前記機能実行処理で実行される機能が前記選択された機能に変更された場合に、前記選択された機能に応じて前記指示標識の表示態様を変更する指示標識制御処理とを前記コンピュータに実行させるプログラム。
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