JP4611116B2 - プレゼンテーションに用いられる情報処理装置およびプログラム - Google Patents

プレゼンテーションに用いられる情報処理装置およびプログラム Download PDF

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    • G06F3/03545Pens or stylus

Description

本発明は、コンピュータによって制御される表示装置を用いたプレゼンテーションを行うための情報処理装置およびプログラムに関する。
様々な会議における説明や研究発表などでは、説明のための資料を大画面ディスプレイやスクリーン等に表示することによる説明、いわゆるプレゼンテーションが行われる。プレゼンテーションにおいて、説明者は、スクリーンに表示された画像を指示しながら説明を行う。
コンピュータが広く利用され始める以前は、オーバーヘッドプロジェクタ(以下、OHPと称する)等がよく用いられていた。近年、コンピュータ上でプレゼンテーション用のプログラムを動作させ、コンピュータで生成される画像をプロジェクタで大画面に投影することが多い。
プレゼンテーションに際して、説明者は、聴衆の注意を引きたい箇所(着目箇所)を指示棒やレーザポインタ等で指し示して説明する。OHPを用いる場合、説明者は、資料の上にペンや棒などを載せて影を作り、着目箇所を示すことがあった。
説明者が、指示棒やレーザポインタを用いて着目箇所を指示する場合、指示される箇所は点で表示される上に、手のぶれにより不安定に移動する。そのため、指示棒やレーザポインタを用いて着目箇所を正確にわかりやく指示することは困難であった。また、OHPに物を置いて着目箇所に影を作る方法は、聴衆にとって着目箇所が分かりづらいという問題があった。
一方、コンピュータを用いたプレゼンテーションにおいては、着目箇所を分かりやすく指示することが可能である。例えば、着目箇所の指示方法として、マウスポインタを着目箇所に合わせたり、タブレットとスタイラスペンを用いて資料の上の着目箇所に手書きでマークを書き込んだりする方法が用いられる。
図21(a)は、コンピュータを用いたプレゼンテーションを行うための機器構成の例を示す図である。図21(a)に示す例においては、コンピュータ83が、プロジェクタ85および座標入力装置84に接続されている。コンピュータ83は、説明に使用される資料をプロジェクタ85に出力する。プロジェクタ85は、スクリーン82に資料を表示する。説明者は、座標入力装置84を用いて、スクリーン82に表示される画面における座標を入力する。これにより、表示された資料中の着目箇所を指示することができる。座標入力装置84は、タブレット84aとスタイラスペン84bを備える。
図21(b)は、コンピュータ83によって出力される画面上に書き込まれたマークが、着目箇所を示す場合の画面の例である。この例では、“説明文1”に下線が、“項目2”に丸印が書き込まれている。“説明文1”と“項目2”が、聴衆に注目して欲しい箇所として示されている。以降、このように着目箇所を示すためのマークを指示マークと呼ぶこととする。
図22は、図21(a)に示すコンピュータ83の構成を示す機能ブロック図である。説明資料表示部92は、プレゼンテーションにおいて表示される資料の情報を、画像として、プロジェクタ85へ出力する。座標入力装置84で連続して入力された座標値が、指示マークを表す指示マーク情報として、指示マーク記憶部94に蓄積される。指示マーク表示部93は、指示マーク記憶部94に蓄積された指示マーク情報を、プロジェクタ85にて表示される説明資料に重畳して表示する。
上記のコンピュータ83によるプレゼンテーションにおいて、表示画面上に指示マークが複数表示されると、聴衆は、現在の着目箇所を判別しづらくなるという問題がある。すなわち、説明が進むにつれて画面上に表示される指示マークの数が増えてくる。その結果、聴衆は、現在どの指示マークの箇所に注目すれば良いかが分かりづらくなる。さらに数が増えれば説明資料の上に多くの指示マークが表示され、説明資料の視認性をも阻害する。
このような問題を解決するためのプレゼンテーション装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この従来のプレゼンテーション装置においては、新たな指示マークが入力されると、それまでに入力された指示マークが消去され、最後に入力された指示マークのみが表示される。そのため、指示マークは常に一つしか表示されず、聴衆が注目すべき箇所に迷うことが少なくなる。
特開平6−175776号公報
しかしながら、上記従来のプレゼンテーション装置では、最新の指示マーク以外の指示マークが自動的に削除されるために問題が生じることがある。例えば、資料が順に指し示されて着目箇所が最新の一つしかない場合は問題が無い。しかし、説明者が説明する箇所が前後したり、複数の箇所を同時に指し示して説明したりする場合、過去に入力した複数の指示マークの表示が残らないでので、説明者は、指示マークを効果的に利用することができない。
一例として、図21(b)の画面に示すように、“説明文1”および“項目2”に書き込まれた2つの指示マークが表示されていれば、それぞれを関連付けた説明がしやすくなる。しかし、最新の指示マーク以外は表示されない態様だと、そのような説明は難しい。
このように、従来のプレゼンテーション装置においては、プレゼンテーションにおいて、指示マークが効果的に利用されない場合が多いという課題があった。
上記課題を解決するために、本発明は、指示マークが効果的に利用されるプレゼンテーションを可能にする情報処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明にかかるプレゼンテーション装置は、表示装置および入力装置に接続され、プレゼンテーションに用いられる情報処理装置であって、プレゼンテーションに用いられる資料の情報を画像として、前記表示装置へ表示する資料表示部と、前記入力装置から入力される情報のうち、連続的に入力される一連の位置情報を指示マークとして入力する入力部と、前記入力部で入力された指示マークを蓄積する指示マーク記憶部と、前記指示マークの表示態様を表す表示属性が、少なくとも2種類の異なる表示態様について、予め蓄積されている表示属性記憶部と、前記指示マーク記憶部に蓄積された前記指示マークを、前記表示属性記憶部に蓄積された表示属性が表す前記表示態様のうちいずれかの表示態様で、前記資料とともに前記表示装置へ表示する指示マーク表示部と、前記入力装置から入力される情報に基づいて、前記指示マークの表示態様を制御する表示態様制御部を備える。
本発明にかかるプログラムは、表示装置および入力装置に接続されたコンピュータに処理を実行させるプログラムであって、プレゼンテーションに用いられる資料の情報を画像として、前記表示装置へ表示する資料表示処理と、前記入力装置から入力される情報のうち、連続的に入力される一連の位置情報を指示マークとして入力し記憶装置へ蓄積する入力処理と、前記記憶装置に蓄積された前記指示マークを、前記記憶装置に予め蓄積されている前記指示マークの少なくとも2種類の異なる表示態様を表す表示属性のうちいずれかの表示属性に基づいて、前記資料とともに前記表示装置へ表示する指示マーク表示処理と、前記入力装置から入力される情報に基づいて、前記指示マークの表示態様を制御する表示態様制御処理を前記コンピュータに実行させる。
本発明によれば、指示マークが効果的に利用されるプレゼンテーションを可能にする情報処理装置およびプログラムを提供することができる。
本発明にかかる情報処理装置は、表示装置および入力装置に接続され、プレゼンテーションに用いられる情報処理装置であって、プレゼンテーションに用いられる資料の情報を画像として、前記表示装置へ表示する資料表示部と、前記入力装置から入力される情報のうち、連続的に入力される一連の位置情報を指示マークとして入力する入力部と、前記入力部で入力された指示マークを蓄積する指示マーク記憶部と、前記指示マークの表示態様を表す表示属性が、少なくとも2種類の異なる表示態様について、予め蓄積されている表示属性記憶部と、前記指示マーク記憶部に蓄積された前記指示マークを、前記表示属性記憶部に蓄積された表示属性が表す前記表示態様のうちいずれかの表示態様で、前記資料とともに前記表示装置へ表示する指示マーク表示部と、前記入力装置から入力される情報に基づいて、前記指示マークの表示態様を制御する表示態様制御部を備える。
本発明にかかる情報処理装置では、前記表示属性記憶部が、少なくとも2種類の異なる表示態様の各表示対応の表示属性を蓄積した制御情報を予め蓄積しておくので、前記入力部で入力される指示マークが、2種類以上の異なる表示態様のうちいずれかの表示態様で表示される。表示態様は、前記入力装置から入力される情報に基づいて表示態様制御部によって制御されるので、説明者は、前記入力装置で位置情報または制御情報を入力することにより、指示マークの表示態様を指示することができる。すなわち、説明者は、説明の都合に合わせて、指示マークの表示態様を制御することができる。その結果、説明者が、情報処理装置による表示画像において、指示マークを有効に利用して説明を行うことができる。
本発明にかかる情報処理装置において、前記表示態様は、目立つように表示する着目態様と目立たないように表示する非着目態様を含むことが好ましい。これにより、表示態様制御部は、例えば、過去に入力された指示マークを表示したままで、説明者が現在注目して欲しい指示マークだけを着目態様で表示して目立たせ、それ以外の指示マークが目立たないように非着目態様で表示させることができる。
本発明にかかる情報処理装置において、前記表示態様制御部は、前記指示マーク記憶部に蓄積された指示マークのうち、最新の指示マークを着目態様で表示することが好ましい。
指示マークが新たに入力された直後は、その新たに入力された指示マークが着目箇所を示している場合が多い。そのため、表示態様制御部が、最新の指示マークを着目態様で表示することで、説明者が指示マークを入力するたびに、入力した指示マークを着目態様にする命令を前記入力装置で入力する手間を省くことができる。
本発明にかかる情報処理装置において、前記入力部は、前記入力装置からの入力情報が、新規に入力される指示マークであるか、またはすでに前記指示マーク記憶部に蓄積されている指示マークのうちいずれかを選択するための選択情報であるかを判定し、新規に入力される指示マークであると判定した情報を前記指示マーク記憶部に蓄積し、前記表示態様制御部は、前記入力部が前記入力情報を新規指示マークであると判定した場合は該新規指示マークを、前記入力部が前記入力情報を選択情報であると判定した場合は、該選択情報で選択される指示マークを着目態様で表示することが好ましい。これにより、説明者が、過去に入力した指示マークの位置を前記入力装置で選択した場合には、選択した指示マークが着目態様で前記表示装置に表示される。また、説明者が、指示マークを新規入力した場合も、着目態様で前記表示装置に表示される。
本発明にかかる情報処理装置において、前記表示態様制御部は、着目態様で表示する指示マーク以外の指示マークを非着目態様で表示するが好ましい。前記表示態様制御部は、前記指示マーク記憶部に蓄積された指示マークのうち、新たに着目態様で表示される指示マークを除いた残りの指示マークを非着目態様で表示する。これにより、説明者は、説明中の指示マークへの注目を引きつつ、同時に過去に説明した箇所を非着目態様の指示マークによって示すことができる。
本発明にかかる情報処理装置において、前記表示態様は、前記指示マークを見えない状態にする不可視態様を含むことが好ましい。前記表示態様は不可視態様を含むので、前記表示態様制御部は、複数の指示マークが入力される場合、少なくともその一部を見えない状態にすることができる。これにより、例えば、前記内容情報の画像上に多くの筆跡が表示されることにより、前記内容情報の視認性を阻害することを防ぐことができる。
本発明にかかる情報処理装置において、前記表示態様は、前記指示マークを目立つように表示する着目態様と、目立たないように表示する非着目態様と、見えない状態にする不可視態様を含み、前記表示態様制御部は、前記入力装置から入力された位置情報であって、前記画像の一部を指し示す位置情報が、前記指示マーク記憶部に蓄積された指示マークのいずれかに近傍する位置を示す場合には、該対応する指示マークを着目態様で表示して残りの指示マークは不可視態様とし、前記位置情報が、前記指示マーク記憶部に蓄積された指示マークのいずれにも近傍しない位置を示す場合には、全ての指示マークを非着目態様で表示することが好ましい。
このように、前記表示態様制御部が、筆跡マーカの表示態様を制御することにより、前記表示装置の表示は、着目態様の指示マークのみが表示される状態、または非着目態様の指示マークのみが表示される状態のいずれかの状態をとることになる。そのため、前記表示装置の表示において着目箇所が明確となる。
本発明にかかる情報処理装置において、前記指示マーク記憶部は、1又は複数の前記指示マークをグループ分けして蓄積し、前記表示態様制御部は、前記グループごとに表示態様を制御することが好ましい。これにより、複数の指示マークがまとまって1つの着目箇所を示すように表示することができる。
本発明にかかる情報処理装置は、前記指示マーク記憶部に蓄積された指示マークの形状を識別して、前記形状により1または2以上のマーク種類に分類する指示マーク識別部をさらに備え、前記表示態様制御部は、前記マーク種類ごとに表示態様を制御することが好ましい。
前記表示態様制御部は、指示マークの形状によって分類されたマーク種類ごとに表示態様を制御するので、例えば、同じマーク種類の指示マークを、同じ表示態様で表示することができる。これにより、説明者は、同じ形状の指示マークで示される複数の注目箇所を関連付けて説明することができる。
本発明にかかる情報処理装置は、前記資料表示部が表示する資料のうち、前記指示マーク表示部が表示する指示マークに対応する部分の表示を、前記指示マークに応じて変更する資料変更部をさらに備えることが好ましい。これにより、前記指示マークが示す着目箇所が明確に表示される。
本発明にかかるプレゼンテーションプログラムは、をコンピュータに実行させる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1(a)および図1(b)は、本実施の形態における情報処理装置が使用される際の機器構成の例を示す図である。本実施の形態における情報処理装置は、いわゆるプレゼンテーションに用いられる。プレゼンテーションとは、聴衆に資料を示して説明することである。プレゼンテーションは、ビジネス上の提案または発表に限られず、例えば、研究発表、講義、演説、演劇等、資料を示しながらの説明全てを含むものとする。
図1(a)に示す例では、情報処理装置1は、プロジェクタ2とタブレット装置4に接続されている。情報処理装置1はコンピュータによって実現される。このコンピュータが、プロジェクタ2を制御することによって、スクリーン3に画像を表示する。タブレット装置4は、タブレット4aとスタイラスペン4bを備える。説明者は、タブレット4aの上で、スタイラスペン4bを操作することにより、情報処理装置1へ位置情報を入力する。
図1(b)に示す例では、情報処理装置1は、大画面ディスプレイ24に接続されている。大画面ディスプレイ24は、例えば、CRT、PDP、LCD、SED(Surface−conduction Electron−emitter Display)等の表示装置が用いられる。大画面ディスプレイ24の表示は、情報処理装置1によって制御される。また、大画面ディスプレイ24は、位置情報を入力する機能も備えている。すなわち、大画面ディスプレイ24の表示画面の上にタブレット装置が重ねて配置されている。大画面ディスプレイ24は、表示一体型タブレットであると考えることもできる。説明者は、スタイラスペン4bを大画面ディスプレイ24の表示画面上で操作することによって、画像上の位置情報を情報処理装置1へ入力することができる。
なお、図1(b)に示す構成においても、さらに、図1(a)に示すようなタブレット装置4を、情報処理装置1に接続する構成とすることができる。また、図1(a)および(b)においては、位置情報を入力する手段として、スタイラスペン4bを用いる場合を例示したが、位置情報を入力する手段はこれに限られない。例えば、マウス等のポインティングデバイス、またはキーボード等の入力デバイスを用いて位置情報を入力することもできる。
以上のように、情報処理装置1に接続される表示装置および入力装置には、様々なデバイスを用いることができる。それらの様々なデバイスのうち、表示装置にプロジェクタ2を、入力装置にタブレット装置4を用いる場合の形態を主として、以下、説明する。
図2は、情報処理装置1の内部構成を表す機能ブロック図である。図2に示すように、情報処理装置1は、入力部17、資料表示部6、指示マーク表示部7、指示マーク記憶部8、表示態様制御部9、資料記憶部11および表示属性記憶部12を備える。情報処理装置1は、表示装置であるプロジェクタ2、および入力装置であるタブレット装置4に接続されている。
資料表示部6は、資料記憶部11に記憶されている資料を、プロジェクタ2へ出力する。プロジェクタ2は、スクリーン3(図1(a)参照)に、資料を画像として表示する。資料表示部6として、市販のプレゼンテーション用プログラムを用いることができる。また、資料が、例えば、テキストファイル、静止画像ファイルまたは動画像ファイル等で資料記憶部11に記憶されていれば、それらのファイルを表示するプログラムを資料表示部6として使用することができる。
タブレット装置4で、連続的に入力された一連の位置情報は、入力部17によって指示マークと認識される。指示マーク記憶部8は、指示マークに関する指示マーク情報を記憶する。図5(a)は、タブレット装置4で指示マークが入力された直後の画面の例を示す図である。図5(a)に示すように、スタイラスペン4bがタブレット4a上で描く軌跡が、指示マークg1として入力される。入力部17は、例えば、スタイラスペン4bに設けられている先端ボタンが押された状態でスタイラスペン4bによって描かれた軌跡が指示マーカであると判断してもよい。入力部17で入力された指示マークg1に関する指示マーク情報は、指示マーク記憶部8に記憶される。
図3は、指示マーク記憶部8に記憶される指示マーク情報のデータ構造の例を示す図である。指示マーク記憶部8には、複数の指示マーク(g1、g2、g3・・・)に関する指示マーク情報が、入力順に記憶される。
指示マーク情報は、図3に示す例では、マーク状態、座標値の数、座標値を含む。この例では、指示マークは複数の座標値で表される。座標値には、二次元座標点を示すX座標xとY座標yに加え、各座標値が表す点の状態を示す値sが含まれる。この状態を示す値sは、座標(x、y)における点が一連の入力座標列の始点、終点または中間点のいずれの状態であるかを示す値である。例えば、指示マークがスタイラスペン4bによる筆跡である場合は、筆跡を表す各座標における状態sには筆画の始点・終点・中間点のいずれかの状態が記されることになる。複数の座標値は、例えば、配列等の形で蓄積される。なお、指示マーク情報は、図3に示す例に限られない。例えば、図3に示すように、指示マークを点の羅列で表現するかわりに、ベクトル形式で表現してもよい。
マーク状態は、例えば、その指示マークが選択されているか否かを示す情報である。この場合、マーク状態は、選択状態か非選択状態のいずれかである。指示マークが選択状態か非選択状態かによって、その指示マークの表示態様が異なることになる。表示属性記憶部12(図2参照)は、マーク状態ごとの指示マークの表示態様を表す表示属性を記憶している。
図4は、表示属性記憶部12に記憶される表示属性のデータ構造の例を概念的に示す図である。図4に示す例では、選択状態および非選択状態のそれぞれに対応して、表示属性が記憶されている。このように、各マーク状態に対応して、表示属性が記憶されることで、指示マークのマーク状態から表示属性が一意に決定される。ここでは、選択状態の表示属性として、指示マークが目立つような表示態様(着目態様)となるような太さ、色、線種、輝度、点滅等が設定されている。これに比較して、非選択状態の表示属性は、指示マークが目立たないような表示態様(非着目態様)となるように、太さ、色、線種、輝度、点滅等が設定されている。
表示属性として、太さ、色、線種の他に、例えば、高輝度表示、点滅表示や、色が動的に変化する態様等を、加えることもできる。例えば、指示マークの着目態様として、指示マークを点滅して表示する態様、指示マークの色が動的に変化する態様等、様々な形での態様が考えられる。一方で、指示マークの非着目態様として、例えば、点滅しないように表示する態様、色を薄くして目立たなく表示する態様等が考えられる。
なお、本実施の形態においては、図3に示す指示マーク情報と図4に示す表示属性がそれぞれ独立して記憶される例を示したが、データ構造はこれに限られない。例えば、各指示マーク情報に表示属性を対応づけて記憶するという実装方法もある。
指示マーク表示部7(図2参照)は、指示マーク記憶部8よりそれぞれの指示マークを表す座標値を取得し、指示マークをプロジェクタ2が写す画面上へ描画する。描画する指示マークの表示属性は、その指示マークのマーク状態を基に、表示属性記憶部12を参照して決定される。例えば、指示マーク表示部7は、描画する指示マークのマーク状態が選択状態である場合、図4に示す表示属性に従って、太さ3の黒い実線で指示マークを描画する。
表示態様制御部9(図2参照)は、指示マーク記憶部8に記憶された指示マーク情報のマーク状態を制御することによって、指示マークの表示態様を制御する。表示態様制御部9は、一括状態更新部21、特定マーク状態更新部22、最新マーク状態更新部23を備える。
一括状態更新部21は、指示マーク記憶部8に記憶された複数の指示マーク情報のマーク状態を一括して更新する。例えば、一括状態更新部21は、全ての指示マーク情報のマーク状態を非選択状態に更新する。
特定マーク状態更新部22は指示マーク記憶部8に記憶された指示マーク情報のうち、特定の指示マーク情報のマーク状態を更新する。本実施の形態において、特定マーク状態更新部22は、タブレット装置4からの入力情報に基づいて特定される指示マーク情報のマーク状態を更新する。例えば、特定マーク状態更新部22は、タブレット装置4から入力された位置情報に対応する位置にある指示マーク情報のマーク状態を選択状態にする。
最新マーク状態更新部23は、タブレット装置4から入力されて、指示マーク記憶部8に記憶された指示マーク情報のうち、最新の指示マーク情報のマーク状態を更新する。
情報処理装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、サーバ等のコンピュータに、所定のプログラムをインストールすることで構築することができる。資料表示部6、指示マーク表示部7および表示態様制御部9の機能は、コンピュータのCPUが所定のプログラムを実行することによって実現される。資料記憶部11、表示属性記憶部12、指示マーク記憶部8には、コンピュータに内蔵されているハードディスク、RAM等の記憶媒体の他、フレキシブルディスク、メモリカード等の可搬型記憶媒体や、ネットワーク上にある記憶装置内の記憶媒体等を用いることができる。
また、資料表示部6、指示マーク表示部7および表示態様制御部9が行う処理をコンピュータに実行させるプログラムを、例えば、CD−ROM等の記憶媒体から、あるいは通信回線を介したダウンロード等により、任意のコンピュータへインストールすることができる。これにより、情報処理装置1を構築することができる。
なお、情報処理装置1に接続される入力装置として、タブレット装置4に加えて、マウス、キーボード等の入力装置を追加することができる。
次に、情報処理装置1の動作の例について説明する。
図6は、プレゼンテーションにおいて、情報処理装置1が行う処理の流れを示すフローチャートである。
まず、資料表示部6が資料記憶部11から資料を読み出して、プロジェクタ2へ出力することによって、プレゼンテーションに用いられる資料を表示する(ステップS1)。資料表示部6が資料を表示する場合、その目的に応じた表示モードが選択されることが好ましい。表示モードには、例えば、説明者が説明するため資料を表示する説明モードによる表示や、資料を編集するために表示する編集モードによる表示等がある。本実施形態のように、プレゼンテーションで資料が表示される場合は、説明モードで表示されることが好ましい。説明者は、表示された資料を使って、聴衆に対して説明を行う。
説明者は、説明の際に、タブレット装置4で、聴衆に注目させたい箇所に指示マークを入力することがある。タブレット装置4は、このような説明者からの指示マークの入力を受け付ける(ステップS2)。タブレット装置4で指示マークが入力された場合(ステップS2でYESの場合)、情報処理装置1は、新規指示マーク入力処理(ステップS3)を行う。新規指示マーク入力処理によって、新しく入力された指示マークが目立つように強調表示される。新規指示マーク入力処理の詳細は後述する。
また、説明者は、例えば、すでに入力した指示マークのうち聴衆に注目してほしい箇所を指示する場合等に、タブレット装置4で、表示画面上の注目してほしい指示マークを選択することもある。タブレット装置4は、説明者から指示マーク選択を受け付ける(ステップS4)。
タブレット装置4は、例えば、タブレット4aにスタイラスペン4bが近寄った際に、スタイラスペン4bがタブレット4aに接触しなくても、スタイラスペン4bの位置情報を取得できる近接感知機能を備えることができる。この近接感知機能を備えるタブレット装置4においては、例えば、指示マークにスタイラスペン4bを所定時間以上、所定範囲内に近づけることによって、指示マークを選択することができる。選択された位置の情報は、例えば、座標で表される。
タブレット装置4で指示マークが選択された場合(ステップS4でYESの場合)、情報処理装置1は、指示マーク選択処理(ステップS5)を行う。指示マーク選択処理によって、選択された指示マークが目立つように強調表示される。指示マーク選択処理の詳細は後述する。
タブレット装置4は、表示される資料を更新するための情報の入力も受け付ける。タブレット装置4から資料を更新するための情報が入力されると、資料表示部6が、資料記憶部11から新たに資料を読み出して表示する。
タブレット装置4が、プレゼンテーションを終了する旨の入力を受けた場合(ステップS7でYESの場合)は、情報処理装置1は、資料の表示を終了する。資料の表示が終了するまで、指示マーク入力の受け付け(ステップS2)、指示マーク選択の受け付け(ステップS4)および資料更新情報の受け付け(ステップS6)が随時行われる。
次に、新規指示マーク入力処理(ステップS3)および、指示マーク選択処理(ステップS5)の処理の詳細を説明する。
図7(a)は、新規指示マーク入力処理の例を示すフローチャートである。説明者が、例えば、スタイラスペン4bをタブレット4a上で操作することにより、連続的に入力された一連の位置情報は、入力部17において、指示マークとして認識される。
ここで、入力部17が、タブレット装置4で入力された位置情報が指示マーカであるか否かを判定する方法の例を説明する。資料が説明モードで表示されている場合に、タブレット装置4より位置情報が入力された際、スタイラスペン4bの先端のボタンが押されていれば入力された位置情報は指示マークの入力であると判定される。先端のボタンが押されずに位置情報が入力された場合、すでに画面上に表示されている指示マークを選択する入力と判定する。なお、入力部17は、スタイラスペン4bの先端のボタンが押されている場合でも、サイドボタンが同時に押されている場合には指示マークの入力とはみなさないようにしてもよい。
なお、指示マークは、手書きで入力されたものに限らず、例えば、直線、四角形等の描画ツールで作成された図形を指示マークとしてもよい。
タブレット装置4において、新たな指示マークが入力されると、(ステップS31)、指示マーク記憶部8が、新たに入力された指示マークに関する指示マーク情報を記憶する(ステップS32)。
ここで、指示マーク表示部7は、入力途中の指示マークを、入力された部分から順次表示してもよい。入力中の指示マークは、選択状態の表示態様で表示されても非選択状態の表示態様で表示されてもよい。
一括状態更新部21は、指示マーク記憶部8に記憶されている指示マーク情報のうち、画面に表示されている全ての指示マークのマーク状態を非選択状態に更新する(ステップS33)。最新マーク状態更新部23は、新たに入力された指示マーク、すなわち最新の指示マークのマーク状態を選択状態に更新する(ステップS34)。これにより、画面に表示されている指示マークの指示マーク情報のうち、最新の指示マーク情報のマーク状態のみが選択状態となり、その他の指示マーク情報のマーク状態は非選択状態となる。
指示マーク表示部7は、指示マーク記憶部8に記憶されている指示マーク情報を、プロジェクタ2が写す画面上に表示する(ステップS35)。このとき表示されるそれぞれの指示マークの表示属性は、ぞれぞれの指示マーク情報のマーク状態によって決定されるので、最新の指示マークだけが他の指示マークとは異なる態様で表示される。
新たな指示マークが入力された際の指示マーク表示(ステップS35)による画面表示は、例えば、図5(a)のようになる。図5(a)に示す例では、最新の指示マークg1が目立つように太い線(着目態様)で表示されており、それ以外の指示マークは、目立たないように点線(非着目態様)で表示されている。
なお、図7(a)に示す処理においては、新規指示マークが入力された後で、全ての指示マークを非選択状態にし、その後で、最新の指示マークを選択状態にする処理の例を示したが、新規指示マーク入力処理はこれに限られない。例えば、タブレット装置4からの入力を、入力部17が新規の指示マークの入力であると判定した時点で、表示態様制御部9は既存の指示マークを非選択状態にし、入力中の指示マークは、選択状態で記憶されると同時に指示マーク表示部7によって表示される処理であってもよい。
図7(b)は、指示マーク選択処理の例を示すフローチャートである。指示マーク選択処理は、タブレット装置4で、説明者が、画面上の指示マークを選択した場合に行われる。例えば、説明者が、スタイラスペン4bを用いて選択したい指示マークを指し示すことによって、指示マークが選択される。入力部17は、例えば、スタイラスペン4bが、先端のボタンが押されていない状態で、指示マークを指し示した場合に、指示マークが選択されたと判定してもよい。
入力部17は、スタイラスペン4bで指し示された位置に対応する指示マーク情報を指示マーク記憶部8より抽出する。これにより、入力部17は、選択された指示マークを特定することができる。例えば、指し示された位置の座標から所定半径の円内に指示マークの一部が存在するような指示マーク情報が抽出される。
指示マークが選択された場合、一括状態更新部21は、指示マーク記憶部8に記憶されている指示マーク情報のうち、画面に表示されている全ての指示マークのマーク状態を非選択状態に更新する(ステップS51)。特定マーク状態更新部22は、選択された指示マークのマーク状態を選択状態に更新する(ステップS52)。これにより、画面に表示されている指示マークの指示マーク情報のうち、選択された指示マーク情報のマーク状態のみが選択状態となり、その他の指示マーク情報のマーク状態は非選択状態となる。
指示マーク表示部7は、指示マーク記憶部8に記憶されている指示マーク情報を、プロジェクタ2が写す画面上に表示する(ステップS53)。このとき、選択された指示マークだけが他の指示マークとは異なる態様で表示される。
指示マーク表示(ステップS53)による画面表示は、例えば、図5(b)のようになる。図5(b)に示す例では、選択された指示マークg2が目立つように太い線(着目態様)で表示されており、それ以外の指示マークg1は、目立たないように点線(非着目態様)で表示されている。すなわち、説明者が、スタイラスペン4bを聴衆に注目させたい指示マークに近づけると、図7(b)に示す位置選択処理によって、その指示マークが太い線で表示される。
以上、指示マークが選択された場合の処理について説明を行った。これと類似の処理として、スタイラスペン4b等により指し示された位置が、いずれの指示マークからも離れている場合、一括状態更新部21が、全ての指示マーク情報のマーク状態を非選択状態にする処理を行ってもよい。これにより、例えば、説明者が、指示マークの着目表示を解除したい場合に、指示マーク以外の箇所を指し示すことにより、全ての指示マークを目立たない表示にすることができる。
図5(c)は、全ての指示マークが非着目態様で表示される場合の画面の例を示す図である。図5(c)に示すように、例えば、説明者がスタイラスペン4bをいずれの指示マークからも離れている位置に移動させた場合、一括状態更新部21が、全ての指示マーク情報のマーク状態を非選択状態にする。指示マーク表示部7は、全ての指示マークを非選択状態として表示する。その結果、それまで選択状態であった指示マークも含めて全ての指示マークが非選択状態にされ、点線で目立たないように表示される。
また、スタイラスペン4bが指示マークの位置から離れた直後はそのままの表示だが、一定時間が経過すると非着目態様で表示することもできる。この場合、特定マーク状態更新部22は、スタイラスペン4bの位置が、選択状態の指示マークから離れてから一定時間が経過するまでに、別の指示マークを選択する操作が成されなければ、前記選択状態の指示マークを、非選択状態に更新する。
図8(a)、(b)、(c)、(d)は、図6、7に示す情報処理装置1の動作により実現する画面表示の一例を示す図である。これらの画面表示は、図8(a)、(b)、(c)、(d)の順番で遷移する。
まず、図8(a)に示すように、“説明文1”の位置に指示マークh1が記入され、指示マーク記憶部8に記憶される。入力直後の指示マークh1のマーク状態は選択状態で記憶される。指示マーク表示部7は、黒く太い実線で指示マークh1を表示する。
次に、図8(b)に示すように、“項目2”の位置にサークルの指示マークh2が記入される。その際、先に入力されている指示マークh1のマーク状態は、一括状態更新部21によって非選択状態にセットされる。新しく記入された指示マークh2が、最新マーク状態更新部23によって選択状態にセットされる。その結果、指示マーク表示部7は、指示マークh1を淡いグレーの細い点線、指示マークh2を黒く太い実線で表示する。
図8(c)に示すように、指示マークh3が順に“説明文2”の位置に記入され、指示マークh4が “説明文3”の位置に記入される。図8(d)に示すように、4つの指示マークh1、h2、h3、h4が入力された後で、指示マークh2の上にスタイラスペン4bが移動する。これにより、まず、全ての指示マークh1、h2、h3、h4のマーク状態が、一括状態更新部21によって非選択状態に更新された後、指示マークh2のマーク状態が、特定マーク状態更新部22によって選択状態にされる。その結果、指示マークh2のみが、黒く太い実線すなわち着目態様で表示される。
なお、タブレット装置4のかわりにマウスを用いた場合は、説明者は、例えば、マウスのボタンを押さずにマウスを動かし、マウスポインタを選択したい指示マークに移動させることによって、指示マークを選択することができる。
以下、本実施の形態の変形例について説明する。
[変形例1]
上記実施の形態では、画面上の指示マークを選択することによって、強調させたい指示マークを選択する例を示した。強調させたい指示マークを選択する方法は、上記のように画面上の指示マークを指し示す方法に限られない。例えば、画面上に設けられた各指示マークに対応したボタンを選択することで、強調表示する指示マークを選択する方法も考えられる。
図9(a)、(b)は、画面に表示されたボタンを選択することにより指示マークが選択される場合における画面表示の例を示す。図9(a)に示す画面には、4つの指示マークj1、j2、j3、j4が表示されている。それぞれの指示マークj1、j2、j3、j4に対応した4つのボタンBj1、Bj2,Bj3、Bj4が画面下部に設けられている。
説明者は、選択したい指示マークに対応するボタンを選択することにより、指示マークを選択することができる。説明者は、例えば、図9(a)に示すように、指示マークj2を着目態様で表示したい場合には、ボタンBj2を選択する。また、図9(b)に示すように、ボタンBj4が選択されると、指示マークj4が着目態様で表示される。
なお、指示マークを選択するためのボタンは、聴衆に見せる画面(スクリーン3)には表示されずに、タブレット装置4の画面にのみ表示される形態としてもよい。また、ボタンの替わりに、例えば、アイコン、文字列等を用いることもできる。
このように、画面に表示されたボタンを選択する方法では、位置情報の入力にタブレット装置やマウス等のポインティングデバイスを用いずに、キーボードで指示マークを選択することが可能である。また、プレゼンテーション中に、説明者が視線を変えずに容易に指示マークの選択ができるという利点もある。この方法は、図8に示すような位置情報入力による選択方法と併用することもできる。
[変形例2]
位置情報を入力することによって、指示マークを選択する場合に、一回の操作で選択される指示マークは、1つに限定されない。例えば、説明者がスタイラスペン4bのサイドスイッチを押しながら指示マークをスタイラスペン4bで押した場合にその指示マークが選択されるようにし、更に、一定時間内に他の指示マークが連続して選択された場合は、連続して選択された指示マークが全て選択状態になるようにする態様とすることができる。
一例として、ある指示マークを選択した後、1秒以内に他の指示マークを選択すれば複数の指示マークが選択される仕組みにすることができる。さらに、ある指示マークが選択された後、次の指示マークが選択されるまで、1秒以上経過していた場合には、最後に選択された指示マークだけが選択状態となる仕組みにしてもよい。
[変形例3]
上記実施の形態では、指示マーク記憶部8に記憶される指示マーク情報のマーク状態(図3参照)が、選択状態と非選択状態の2種類である場合を説明した。マーク状態の種類は、3種類以上であってもよい。本変形例では、マーク状態が、選択状態、非選択状態および不可視状態の3種類である場合について説明する。
図10は、表示属性記憶部12に記憶される表示属性のデータ構造の例を示す図である。図10に示す例では、選択状態、非選択状態に不可視状態を加えた3種類のマーク状態それぞれに対応して、表示属性が記憶されている。不可視状態の表示属性は、色が透明に設定されている。そのため、不可視状態の表示属性で表示された指示マークは、見えない状態、すなわち不可視態様で表示される。このように、表示態様が3種類あるので、例えば、画面に表示されている指示マークのうち、1つの指示マークを選択状態、残りを不可視状態にして、1つの指示マークのみを着目態様で表示することができる。
図11(a)、(b)、(c)、(d)は、マーク状態が、選択状態、非選択状態および不可視状態の3種類である場合の画面表示の一例を示す図である。図11に示す画面表示は、(a)、(b)、(c)、(d)の順番で遷移する。
図11(a)は、指示マークk1が、“説明文1”に入力された直後の表示を示す図である。指示マークk1だけが、黒く太い実線すなわち着目態様で表示される。図11(b)は、指示マークk2が、“説明文3”に入力された直後の表示を示す図である。指示マークk2が入力されると、一括状態更新部21により、全ての指示マーク情報のマーク状態が不可視状態に更新された後、最新マーク状態更新部23により最新の指示マークk2のマーク状態が選択状態に更新される。その結果、指示マーク表示部7は、指示マークk2だけを、黒く太い実線すなわち着目態様で表示し、その他の指示マークを透明で表示する。したがって、k1は見えなくなる。図11(c)は、指示マークk3が、“項目2”に入力された直後の表示を示す図である。同様に、指示マークk3だけが、黒く太い実線すなわち着目態様で表示される。
図11(d)は、スタイラスペン4bが、いずれの指示マークの位置からも離れた位置に移動した場合の表示を示す図である。スタイラスペン4bがいずれの指示マークからも離れた位置に移動すると、一括状態更新部21により、全ての指示マーク情報のマーク状態が非選択状態に更新される。その結果、指示マークk1、k2、k3が淡いグレーの細い点線で、すなわち非着目態様で表示される。
[変形例4]
本変形例では、マーク状態が、選択状態、非選択状態および選択ロック状態の3種類である場合について説明する。
図12は、表示属性記憶部12に記憶される表示属性のデータ構造の例を示す図である。図12に示す例では、選択状態および選択ロック状態には、同一の表示属性が対応付けられている。
本変形例において、新たに指示マークが入力された後、別の指示マークの位置が選択された場合の処理について図13および図14を参照しながら説明する。新たに指示マークが入力された後、別の指示マークの位置が選択された場合の処理の流れを示す図が図13である。この場合の画面表示の遷移を示す図が図14である。
図13に示すように、すでに複数の指示マークm2、m3、m4に関する指示マーク情報が、指示マーク記憶部8に記憶されている状態で、新たに指示マークが入力された場合(ステップS61)、まず、一括状態更新部21によって、全ての指示マーク情報のマーク状態が、非選択状態に更新される(ステップS62)。その後、最新マーク状態更新部23は、新たに記憶された指示マークm1のマーク状態を選択ロック状態に更新する(ステップS63)。
これにより、図14(a)に示すように、新たに入力された指示マークm1の指示マーク情報だけが、選択ロック状態となり、黒く太い実線で、すなわち着目態様で表示される。他の指示マークm2、m3、m4の指示マーク情報は、非選択状態なので、淡いグレーの細い点線で表示される。
選択ロック状態である指示マークm1は、以降の処理において、他の指示マークが選択されたとしても、非選択状態に更新されない。指示マークm1が非選択状態に更新されるのは、新たに別の指示マークが入力される場合である。
指示マークm1が入力された後、図14(b)に示すように、説明者によって、スタイラスペン4bで他の指示マークm3の位置を選択することにより、位置情報が入力される(ステップS64(図13参照))。
この場合、一括状態更新部21が、指示マーク記憶部8に記憶されている指示マーク情報のマーク状態を、非選択状態に更新する(ステップS65)。このとき、一括状態更新部21が、指示マーク記憶部8に記憶された指示マーク情報のマーク状態を非選択状態に更新する操作は、選択状態である指示マークm2、m3、m4の指示マーク情報にのみ適用され、選択ロック状態である指示マークm1の指示マーク情報には適用されない。すなわち、選択状態である指示マークm2、m3、m4の指示マーク情報だけが、非選択状態に更新され、選択ロック状態である指示マークm1の指示マーク情報は、更新されない。
その後、特定マーク状態更新部22が、選択された位置にある指示マークm3のマーク状態を選択状態に更新する(ステップS66)。その結果、図14(b)に示すように、指示マークm1、m3のみが、黒く太い実線で表示される。
以上のように、一括状態更新部21による操作の対象となる指示マーク情報を、マーク状態によって制御することができる。
(実施の形態2)
図15は、実施の形態2における情報処理装置の構成を表す機能ブロック図である。図15において、図2に示す情報処理装置1と同様の部分には、同じ番号を付し、その説明を省略する。
図15に示す情報処理装置10は、指示マーク識別部13、グループ管理部15をさらに備える。指示マーク識別部13は、指示マーク記憶部8に蓄積された指示マーク情報が表す形状を識別して、その形状により1または2以上のマーク種類に分類する。指示マーク識別部13は、分類したマーク種類を、指示マーク情報ごとに記憶する。
グループ管理部15は、指示マーク記憶部8に蓄積された指示マーク情報のグループ化情報を管理する。
図16(a)は、指示マーク記憶部8に記憶される指示マーク情報のデータ構造の例を示す図である。図16(a)に示す例では、それぞれの指示マーク情報は、マーク種類、マーク状態、座標値の数、座標値を含む。マーク種類の詳細については、後述する。
また、指示マーク記憶部8は、指示マーク情報をグループ情報に対応付けて記憶する場合がある。図16(b)は、指示マーク記憶部8で、指示マーク情報がグループ情報と対応して記憶される場合のデータ構造の例を示す図である。図16(b)に示す指示マーク記憶部8には、指示マーク情報の他に、グループテーブル14が存在する。グループテーブル14には、グループに関するデータであるグループn1、n2、n3・・・が蓄積されている。指示マーク情報とグループとの間は、相互ポインタによって対応付けられている。これにより、例えば、複数の指示マークが、あるグループに属する場合に、その複数の指示マークの指示マーク情報と、グループ情報とを相互ポインタによって対応付けることができる。
指示マークのグループは、例えば所定時間以内に連続して入力された一つ以上の指示マークをまとめてグループ化することができる。前記所定時間は、例えば1秒程度にすることができる。これにより、複数の筆画で構成された二重線や二重丸、星印等のような複数の指示マークで構成される図形はまとめて一つのグループとして記憶される。
図17は、入力部17が、新規指示マークを入力する際に、グループと対応付けて記憶する処理の例を示すフローチャートである。図17に示すように、タブレット装置4から新規指示マークが入力されると(ステップS21)、入力部17は、その指示マークが最初の指示マークか否か判断する(ステップS22)。入力された指示マークが最初の指示マークである場合(ステップS22でYES)、入力部17は、その指示マークを新しいグループに属する指示マークとして記憶する(ステップS23)。
入力された指示マークが最初の指示マークでない場合(ステップS22でNO)、入力部17は、直前の指示マークの入力時から新規入力にかかる指示マークが入力された時までの時間が1秒以内であるか否かを判断する(ステップS24)。その時間が、1秒以内であれば(ステップS24でYES)、入力部17は、新規入力された指示マークを直前に入力された指示マークと同じグループに属するように記憶する(ステップS25)。前記時間が、1秒以内でなければ、入力部17は、その指示マークを新しいグループに属する指示マークとして記憶する(ステップS23)。
表示態様制御部9は、グループごとにマーク状態の設定を行う。すなわち、表示態様制御部9は、グループ化した指示マーク情報群をまとめて一つの指示マーク情報として扱う。
例えば、特定マーク状態更新部22が、ある特定の指示マーク情報のマーク状態を選択状態に更新する場合、その指示マークが、グループに属しているかどうかを調べる。グループに属していれば、特定マーク状態更新部22は、同じグループに属する全ての指示マークを選択状態に更新する。特定マーク状態更新部22が、特定の指示マークを非選択状態に更新する場合も同様に、グループに属する全ての指示マークを非選択状態に更新する。
これにより、例えば、二重線で書かれた下線のように、複数の指示マークとして入力されたが、同一の注目箇所を指すような指示マーク情報群を、1つの指示マーク情報として扱うことができる。このような指示マーク情報群として、例えば、辺ごとに入力された四角形や、括弧等が挙げられる。このような指示マーク群をグループ化することにより、1つの場所を指示する指示マーク情報として効果的に利用することができる。
次に、マーク種類について説明する。マーク種類として、例えば、ノーマル指示マーク、強調指示マーク、囲み指示マークがある場合、指示マーク識別部13は、指示マークがこの3種類のうちいずれに該当するかを識別する。例えば、指示マークが、一重下線の場合はノーマル指示マーク、二重下線の場合は強調指示マーク、囲みサークルの場合は囲み指示マークに分類される。
次に、指示マーク識別部13が、指示マークを識別する処理について説明する。図18は、指示マーク識別部13が、指示マークを識別する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、指示マーク識別部13は、識別対象の指示マークが、1画か否かを判断する(ステップS71)。2画以上の指示マークには、1画の指示マークが複数集まって1つのグループに属する場合か、または一つの指示マークが2画以上である場合の2種類がある。指示マーク識別部13は、識別対象の指示マークが、これらの2種類のうちいずれかに該当するか否かを判断する。識別対象の指示マークが、1画の指示マークが複数集まって1つのグループに属するか否かは、指示マーク記憶部8に記憶されるグループ構成により判断される。一つの指示マークが2画以上であるか否かは、図3および図16(a)に例示する指示マーク記憶部8における指示マークの各座標の状態s中に筆画の終点を示す状態が2つ以上存在するか否かにより判断される。
指示マークが1画と判断された場合(ステップS71でYESの場合)、指示マークの形状が、円または楕円に近いか否かの判断される(ステップS72)。指示マークが1画でないと判断された場合(ステップS71でNOの場合)、指示マークが、多重線か否か判断される(ステップS75)。
指示マークが多重線であれば(ステップS75でYESの場合)、その指示マークは、強調指示マークであると決定される(ステップS76)。指示マークが多重線でなければ(ステップS75でNOの場合)、指示マーク識別部13は、指示マークの形状が円または楕円に近い形状であるか否かを判断する(ステップS72)。
指示マークの形状が円または楕円に近い形状である場合(ステップS72でYESの場合)、その指示マークは、囲み指示マークに決定される(ステップS73)。指示マークの形状が円または楕円に近い形状でない場合(ステップS72でNOの場合)、その指示マークは、ノーマル指示マークに決定される(ステップS74)。
ステップS75の多重線か否かを判断において、指示マーク識別部13は、例えば、1)全ての指示マークが横方向の直線であり、かつ2)全ての指示マークの始点が近傍にあり、かつ3)全ての指示マークの終点が近傍にある場合に、これらの指示マークを多重線であると判断することができる。指示マーク識別部13は、指示マーク情報に含まれる各座標値に基づいて上記の判断をすることができる。
ステップS72の判断において、指示マーク識別部13は、例えば、指示マークが、1)指示マークの始点と終点が近傍にあること、かつ2)指示マークの外接枠の縦横比が0.2〜5の範囲であること、かつ3)指示マークの曲がり方向(右曲がり/左曲がり)が常に同じであることを満たせば、指示マークの形状が円または楕円に近い形状であると判断することができる。
表示態様制御部9は、指示マークの種類によって、マーク状態を制御する。表示態様制御部9は、指示マークの種類によって、例えば、指示マークの選択または解除の方法等を変更してもよい。
また、指示マークの種類によって、表示態様を変えることができる。例えば、ノーマル指示マークは、着目態様の場合には赤く表示され、非着目態様の場合には薄いグレーで表示されてもよい。
また、強調指示マークは、例えば、着目態様の場合には赤くなると共に点滅するよう表示され、非着目態様の場合はノーマル指示マークと同様に表示されてもよい。
図19は、囲み指示マークの着目態様の例を示す図である。囲み指示マーク26は、着目態様の場合には赤く表示されると共に、周囲に薄い黄色で網掛けを伴って表示されてもよい。囲み指示マーク26に網掛けを表示する領域は、例えば、囲み指示マーク26を囲む外接枠25の内側の領域とすることができる。囲み指示マークは、非着目表示の場合にはノーマル指示マークと同様に表示されてもよい。
(実施の形態3)
図20は、実施の形態3における情報処理装置の構成を表す機能ブロック図である。図20において、図2に示す情報処理装置1と同様の部分には、同じ番号を付し、その説明を省略する。
図20に示す情報処理装置20は、資料変更部16をさらに備える。資料変更部16は、資料表示部6が表示する資料のうち、指示マーク表示部7が表示する指示マークに対応する部分の表示を、この指示マークに応じて更新する。
資料変更部16は、例えば、タブレット装置4で選択された指示マークに対応する資料の部分領域を強調表示にする。資料変更部16は、タブレット装置4で選択された指示マークが下線であった場合、その下線が示すテキストの色を変えたり、点滅させたりすることができる。資料変更部16は、資料表示部6による表示を制御することによって、資料の表示を変更してもよいし、資料記憶部11に記憶されている資料を変更することによって、資料の表示を変更してもよい。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
表示装置および入力装置に接続され、プレゼンテーションに用いられる情報処理装置であって、
プレゼンテーションに用いられる資料の情報を画像として、前記表示装置へ表示する資料表示部と、
前記入力装置から入力される情報のうち、連続的に入力される一連の位置情報を指示マークとして入力する入力部と、
前記入力部で入力された指示マークを蓄積する指示マーク記憶部と、
前記指示マークの表示態様を表す表示属性が、少なくとも2種類の異なる表示態様について、予め蓄積されている表示属性記憶部と、
前記指示マーク記憶部に蓄積された前記指示マークを、前記表示属性記憶部に蓄積された表示属性が表す前記表示態様のうちいずれかの表示態様で、前記資料とともに前記表示装置へ表示する指示マーク表示部と、
前記入力装置から入力される情報に基づいて、前記指示マークの表示態様を制御する表示態様制御部を備える情報処理装置。
(付記2)
前記表示態様は、目立つように表示する着目態様と目立たないように表示する非着目態様を含む付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記表示態様制御部は、前記指示マーク記憶部に蓄積された指示マークのうち、最新の指示マークを着目態様で表示する付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記入力部は、前記入力装置からの入力情報が、新規に入力される指示マークであるか、もしくは、すでに前記指示マーク記憶部に蓄積されている指示マークのうちのいずれかを選択するための選択情報であるかを判定して、新規に入力される指示マークであると判定した入力情報を前記指示マーク記憶部に蓄積し、
前記表示態様制御部は、前記入力部が前記入力情報を新規に入力される指示マークであると判定した場合は該新規に入力される指示マークを、前記入力部が前記入力情報を選択情報であると判定した場合は、該選択情報で選択される指示マークを、着目態様で表示する付記2に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記表示態様制御部は、着目態様で表示する指示マーク以外の指示マークを非着目態様で表示する付記3または4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記表示態様は、前記指示マークを見えない状態にする不可視態様を含む付記1に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記表示態様は、前記指示マークを目立つように表示する着目態様と、目立たないように表示する非着目態様と、見えない状態にする不可視態様を含み、
前記表示態様制御部は、前記入力装置から入力された位置情報であって、前記画像の一部を指し示す位置情報が、前記指示マーク記憶部に蓄積された指示マークのいずれかに近傍する位置を示す場合には、該対応する指示マークを着目態様で表示して残りの指示マークは不可視態様とし、前記位置情報が、前記指示マーク記憶部に蓄積された指示マークのいずれにも近傍しない位置を示す場合には、全ての指示マークを非着目態様で表示する付記1に記載の情報処理装置。
(付記8)
前記指示マーク記憶部は、1又は複数の前記指示マークをグループ分けして蓄積し、
前記表示態様制御部は、前記グループごとに表示態様を制御する付記1に記載の情報処理装置。
(付記9)
前記指示マーク記憶部に蓄積された指示マークの形状を識別して、前記形状により1または2以上のマーク種類に分類する指示マーク識別部をさらに備え、
前記表示態様制御部は、前記マーク種類ごとに表示態様を制御する付記1に記載の情報処理装置。
(付記10)
前記資料表示部が表示する資料のうち、前記指示マーク表示部が表示する指示マークに対応する部分の表示を、前記指示マークに応じて変更する資料変更部をさらに備える付記1に記載の情報処理装置。
(付記11)
表示装置および入力装置に接続されたコンピュータに処理を実行させるプログラムであって、
プレゼンテーションに用いられる資料の情報を画像として、前記表示装置へ表示する資料表示処理と、
前記入力装置から入力される情報のうち、連続的に入力される一連の位置情報を指示マークとして入力し記憶装置へ蓄積する入力処理と、
前記記憶装置に蓄積された前記指示マークを、前記記憶装置に予め蓄積されている前記指示マークの少なくとも2種類の異なる表示態様を表す表示属性のうちいずれかの表示属性に基づいて、前記資料とともに前記表示装置へ表示する指示マーク表示処理と、
前記入力装置から入力される情報に基づいて、前記指示マークの表示態様を制御する表示態様制御処理を前記コンピュータに実行させるプログラム。
(付記12)
表示装置および入力装置に接続されたコンピュータに処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、
プレゼンテーションに用いられる資料の情報を画像として、前記表示装置へ表示する資料表示処理と、
前記入力装置から入力される情報のうち、連続的に入力される一連の位置情報を指示マークとして入力し記憶装置へ蓄積する入力処理と、
前記記憶装置に蓄積された前記指示マークを、前記記憶装置に予め蓄積されている前記指示マークの少なくとも2種類の異なる表示態様を表す表示属性のうちいずれかの表示属性に基づいて、前記資料とともに前記表示装置へ表示する指示マーク表示処理と、
前記入力装置から入力される情報に基づいて、前記指示マークの表示態様を制御する表示態様制御処理を前記コンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体。
本発明は、コンピュータを用いて制御される表示画面を聴衆に見せつつ、座標入力手段による表示内容の指示によって聴衆に説明を行うために用いる情報処理装置として有用である。
(a)および(b)は、情報処理装置が使用される際の機器構成の例を概念的に示す図である。 情報処理装置1の内部構成を表す機能ブロック図である。 指示マーク記憶部8に記憶される指示マーク情報のデータ構造の例を示す図である。 表示属性記憶部12に記憶される表示属性のデータ構造の例を概念的に示す図である。 (a)は、タブレット装置4で指示マークが入力された直後の画面表示の例を示す図である。(b)は、指示マーク表示(ステップS53)による画面表示の例を示す図である。(c)は、全ての指示マークが非着目態様で表示される場合の画面の例を示す図である。 プレゼンテーションにおいて、情報処理装置1が行う処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は、新規指示マーク入力処理の例を示すフローチャートである。(b)は、位置選択処理の例を示すフローチャートである。 (a)、(b)、(c)、(d)は、図6、7、8に示す情報処理装置1における動作により実現する画面表示の一例を示す図である。 (a)、(b)は、画面下部に設けられたボタンを選択することにより指示マークが選択される場合における画面表示の例を示す。 表示属性記憶部12に記憶される表示属性のデータ構造の例を示す図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、選択状態、非選択状態および不可視状態の3種類である場合の画面表示の一例を示す図である。 表示属性記憶部12に記憶される表示属性のデータ構造の例を示す図である。 新たに指示マークが入力された後、別の指示マークが選択された場合の処理の流れを示す図である。 新たに指示マークが入力された後、別の指示マークが選択された場合の画面表示の遷移を表す図である。 情報処理装置10の構成を表す機能ブロック図である。 (a)は、指示マーク記憶部8に記憶される指示マーク情報のデータ構造の例を示す図である。(b)は、指示マーク記憶部8で、指示マーク情報がグループと対応して記憶される場合のデータ構造の例を示す図である。 入力部17が、新規指示マークを入力する際に、グループと対応付けて記憶する処理の例を示すフローチャートである。 指示マーク識別部13が、指示マークを識別する処理の流れを示すフローチャートである。 囲み指示マークの着目態様の例を示す図である。 情報処理装置20の構成を表す機能ブロック図である。 (a)は、コンピュータを用いたプレゼンテーションを行うための機器構成の例を示す図である。(b)は、コンピュータ83によって出力される画面上に書き込まれたマークが、着目箇所を示す場合の画面の例である。 コンピュータ83の構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
1、10、20 情報処理装置
2 プロジェクタ
3 スクリーン
4 タブレット装置
4a タブレット
4b スタイラスペン
6 資料表示部
7 指示マーク表示部
8 指示マーク記憶部
9 表示態様制御部
11 資料記憶部
12 表示属性記憶部
13 指示マーク識別部
14 グループテーブル
15 グループ管理部
16 資料変更部
21 一括状態更新部
22 特定マーク状態更新部
23 最新マーク状態更新部
24 大画面ディスプレイ
25 外接枠
26 囲み指示マーク
82 スクリーン
83 コンピュータ
84 座標入力装置
84a タブレット
84b スタイラスペン
85 プロジェクタ
92 説明資料表示部
93 指示マーク表示部
94 指示マーク記憶部

Claims (8)

  1. 表示装置および入力装置に接続され、プレゼンテーションに用いられる情報処理装置であって、
    プレゼンテーションに用いられる資料の情報を画像として、前記表示装置へ表示する資料表示部と、
    前記入力装置から入力される情報のうち、連続的に入力される一連の位置情報を指示マークとして入力する入力部と、
    前記入力部で入力された指示マークを蓄積する指示マーク記憶部と、
    前記指示マークの表示態様を表す表示属性が、少なくとも2種類の異なる表示態様について、予め蓄積されている表示属性記憶部と、
    前記指示マーク記憶部に蓄積された前記指示マークを、前記表示属性記憶部に蓄積された表示属性が表す前記表示態様のうちいずれかの表示態様で、前記資料とともに前記表示装置へ表示する指示マーク表示部と、
    前記入力装置から入力される情報に基づいて、前記指示マークの表示態様を制御する表示態様制御部を備え、
    前記表示態様は、目立つように表示する着目態様と目立たないように表示する非着目態様を含み、
    前記表示態様制御部は、前記指示マーク記憶部に蓄積された指示マークのうち、最新の指示マークを着目態様で表示する、情報処理装置。
  2. 前記入力部は、前記入力装置からの入力情報が、新規に入力される指示マークであるか、もしくは、すでに前記指示マーク記憶部に蓄積されている指示マークのうちのいずれかを選択するための選択情報であるかを判定して、新規に入力される指示マークであると判定した入力情報を前記指示マーク記憶部に蓄積し、
    前記表示態様制御部は、前記入力部が前記入力情報を新規に入力される指示マークであると判定した場合は該新規に入力される指示マークを、前記入力部が前記入力情報を選択情報であると判定した場合は、該選択情報で選択される指示マークを、着目態様で表示する請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示態様制御部は、着目態様で表示する指示マーク以外の指示マークを非着目態様で表示する請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示態様は、前記指示マークを目立つように表示する着目態様と、目立たないように表示する非着目態様と、見えない状態にする不可視態様を含み、
    前記表示態様制御部は、前記入力装置から入力された位置情報であって、前記画像の一部を指し示す位置情報が、前記指示マーク記憶部に蓄積された指示マークのいずれかに近傍する位置を示す場合には、該対応する指示マークを着目態様で表示して残りの指示マークは不可視態様とし、前記位置情報が、前記指示マーク記憶部に蓄積された指示マークのいずれにも近傍しない位置を示す場合には、全ての指示マークを非着目態様で表示する請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記指示マーク記憶部は、1又は複数の前記指示マークをグループ分けして蓄積し、
    前記表示態様制御部は、前記グループごとに表示態様を制御する請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記指示マーク記憶部に蓄積された指示マークの形状を識別して、前記形状により1または2以上のマーク種類に分類する指示マーク識別部をさらに備え、
    前記表示態様制御部は、前記マーク種類ごとに表示態様を制御する請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記資料表示部が表示する資料のうち、前記指示マーク表示部が表示する指示マークに対応する部分の表示を、前記指示マークに応じて変更する資料変更部をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 表示装置および入力装置に接続されたコンピュータに処理を実行させるプログラムであって、
    プレゼンテーションに用いられる資料の情報を画像として、前記表示装置へ表示する資料表示処理と、
    前記入力装置から入力される情報のうち、連続的に入力される一連の位置情報を指示マークとして入力し記憶装置へ蓄積する入力処理と、
    前記記憶装置に蓄積された前記指示マークを、前記記憶装置に予め蓄積されている前記指示マークの少なくとも2種類の異なる表示態様を表す表示属性のうちいずれかの表示属性に基づいて、前記資料とともに前記表示装置へ表示する指示マーク表示処理と、
    前記入力装置から入力される情報に基づいて、前記指示マークの表示態様を制御する表示態様制御処理を前記コンピュータに実行させ、
    前記表示態様は、目立つように表示する着目態様と目立たないように表示する非着目態様を含み、
    前記表示態様制御処理は、前記記憶装置に蓄積された指示マークのうち、最新の指示マークを着目態様で表示する処理を含むことを特徴とする、プログラム。
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