JP6052983B2 - 冷蔵庫用扉のヒーター配線構造 - Google Patents

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Description

この発明は、冷蔵庫用扉のヒーター配線構造に関するもので、更に詳細には、例えば業務用大型冷蔵庫の扉の辺部に配設されるヒーター線に接続するリード線を外部に引き出す配線構造に関するものである。
一般に、業務用大型冷蔵庫の扉構造においては、扉と床面との間に生じる隙間により気密性が損なわれるため、扉の下端部に気密構造を施している。すなわち、扉の下部の庫内側縁部に沿設される1枚又は複数枚の可撓性を有する帯状のずれパッキンと、扉の下部の庫外側縁部に沿設される可撓性を有する帯状の垂れパッキンと、ずれパッキンと垂れパッキンの側端部に接続されるスポンジ又は合成ゴム製のブロック部材とで気密構造を構成している。
また、扉は、一対の例えばアルミニウム製の表面板と、これら表面板間に介在される例えば発泡ウレタン製の断熱性心材と、両表面板の辺部間を連結するように装着される例えば合成樹脂製の扉枠とで構成されており、この扉の庫内側の左右と上部の辺部に扉パッキンが装着されている。
一方、冷蔵庫は、内外の温度差が大きいため、扉と庫体間に介在する扉パッキンやずれパッキンの部分に結露した水分が凍結することがある。この凍結によって扉の開放に支障をきたす虞があり、また、パッキンが外れるなどの懸念があるため、従来では、庫体側の左右の庫口枠と上部庫口枠の3枠に凍結防止用のヒーター線を全体として逆U字状を成すように設けると共に、扉の下辺部にヒーター線を配設し、そのヒーター線に接続するリード線を扉のヒンジの存する側の側辺部に沿って、扉枠に設けられた配線孔から扉外部に引き出している(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−147476号公報(図2,図6)
しかしながら、特許文献1に記載の構造においては、扉枠の側面部に設けられた配線孔を介してヒーター線のリード線を外部に引き出す構造であるため、ヒーター線のリード線の配線作業に手間を要する上、配線孔の孔開けによってバリが生じ、このバリによってヒーター線のリード線に傷を付けてしまう懸念がある。
また、扉外部に引き出したリード線の配線を外部から見えにくくするために、扉内部を通してヒーター線のリード線を扉上部に引き出すようにした場合、扉本体上部に配線孔を開け直す必要があり、孔開け加工方法次第ではバリが生じ、このバリによってヒーター線のリード線に傷を付けてしまう虞がある。また、開け直した配線孔の開口周縁にはブッシング等の断線防止措置が施されていないと、扉の開閉においてヒーター線のリード線を経時的に傷を付けてしまうという懸念がある。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ヒーター線のリード線の配線作業を容易にすることができ、かつ、扉の開閉時にリード線にかかるストレスを軽減すると共に、損傷や断線を防止できるようにした冷蔵庫用扉のヒーター配線構造を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、この発明の冷蔵庫用扉のヒーター配線構造は、冷蔵庫の開口部にヒンジを介して開閉可能な扉の辺部へ配設したヒーター線に接続するリード線を、扉内部を通して扉上部に引き出すようにした冷蔵庫用扉のヒーター配線構造であって、上記扉の上辺部に配設される扉枠に、上記ヒーター線のリード線の収納空間を長手通しに設けると共に、該扉枠の上記ヒンジ取付側に上記収納空間に連通する連通孔を設け、かつ、該扉枠の裏面側に上記収納空間と平行な凹状溝を長手通しに設け、上記連通孔に一端が嵌合され、他端が上記扉の上端片に設けられた配線取り出し孔に連通するエルボ状基部を有する配線保護部材を具備し、上記配線保護部材は、それぞれ上記エルボ状基部と一体に設けられ、上記連通孔に嵌合する嵌合突部を除いて上記扉枠の裏面に当接する垂直片と、上記扉の上端片の裏面に当接する水平片及び上記凹状溝に係合可能な凸条片を具備し、上記収納空間内に収納される上記ヒーター線のリード線を上記配線保護部材のエルボ状基部内を挿通して上記扉の外部に引き出すようにした、ことを特徴とする(請求項1)。
このように構成することにより、扉の上辺部に配設される扉枠の収納空間内に収納されるヒーター線のリード線を、収納空間に連通する連通孔に一端が嵌合され、他端が扉の上端片に設けられた配線取り出し孔に連通するエルボ状基部を有する配線保護部材を介して扉の外部に引き出すことができる。この際、配線保護部材のエルボ状基部の一端を連通孔に嵌合し、エルボ状基部の他端を配線取り出し孔に連通させた状態で、リード線をエルボ状基部内に挿通して外部に引き出すことができる。
また、このように構成することにより、配線保護部材の嵌合突部を連通孔に嵌合すると同時に、垂直片を扉枠の裏面に当接し、かつ、凸条片を扉枠に設けられた凹状溝に係合することで、配線保護部材の扉枠への組付けを容易することができると共に、安定化させることができる。また、水平片を扉の上端片の裏面に当接することで、配線保護部材の扉枠内への組付けを更に容易することができると共に、安定化させることができる。
また、この発明において、上記ヒーター線のリード線の取り出し側を挿通する鍔管を具備し、上記鍔管を上記配線保護部材における上記配線取り出し孔に連通する開口内に嵌入すると共に、鍔管を扉の上端片に当接するのが好ましい(請求項)。
このように構成することにより、リード線の取り出し側を挿通する鍔管を配線保護部材の開口内に嵌入することで、扉の開閉時のリード線の負荷を低減することができる。
更にまた、この発明において、上記ヒーター線のリード線の取り出し側を挿通する可撓性部材からなる保護チューブを更に具備し、上記保護チューブを上記鍔管内に嵌入するようにしてもよい(請求項)。
このように構成することにより、リード線の取り出し側を挿通する可撓性部材からなる保護チューブを鍔管内に嵌入することで、リード線を保護チューブ及び鍔管を介して配線保護部材に密着させることができる。
この発明によれば、上記のように構成されているので、以下のような顕著な効果が得られる。
(1)請求項1に記載の発明によれば、扉の上辺部に配設される扉枠の収納空間内に収納されるヒーター線のリード線を、エルボ状基部を有する配線保護部材を介して扉の外部に引き出すことができ、また、配線保護部材のエルボ状基部の一端を連通孔に嵌合し、エルボ状基部の他端を配線取り出し孔に連通させた状態で、リード線をエルボ状基部内に挿通して外部に引き出すことができるので、リード線の配線作業を容易にすることができ、かつ、扉の開閉時にリード線にかかるストレスを軽減すると共に、損傷や断線を防止することができる。
(2)また、請求項1に記載の発明によれば、配線保護部材の嵌合突部を連通孔に嵌合すると同時に、垂直片を扉枠の裏面に当接し、かつ、凸条片を扉枠に設けられた凹状溝に係合し、また、水平片を扉の上端片の裏面に当接することで、配線保護部材の扉枠内への組付けを更に容易することができると共に、安定化させることができる。したがって、上記(1)に加えて更にリード線の配線作業を容易にすることができる。
(3)請求項に記載の発明によれば、リード線の取り出し側を挿通する鍔管を配線保護部材の開口内に嵌入することで、扉の開閉時のリード線の負荷を低減することができるので、上記(1),(2)に加えて更に扉の開閉時にリード線にかかるストレスを軽減すると共に、損傷や断線を防止することができる。
(4)請求項に記載の発明によれば、リード線を保護チューブ及び鍔管を介して配線保護部材に密着させることができるので、上記(1)〜(3)に加えて更に扉の開閉時にリード線にかかるストレスを軽減すると共に、損傷や断線を防止することができると共に、リード線の引き出し部の水密性の向上を図ることができる。
この発明に係る配線構造を適用した冷蔵庫用扉の概略正面図である。 この発明における扉のヒンジ側の一部を断面で示す拡大断面図である。 この発明における扉の閉鎖状態を示す要部断面図である。 この発明におけるリード線の引き出し部を示す拡大断面図である。 この発明における配線保護部材の正面斜視図(a)及び裏面斜視図(b)である。 この発明における配線保護部材の側面図(a)及びその縦断面図(b)である。 この発明における扉枠の正面図(a)及び連通孔を示す断面図(b)である。 この発明における配線保護部材、扉枠、鍔管及び保護チューブを示す分解斜視図である。
以下に、この発明を実施するための形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
この発明における冷蔵庫は、周囲を断熱パネル1で構成されており、開口部2は、例えばフォークリフト等の運搬機械によって物品を庫内に搬入及び搬出するため、冷蔵庫の開口部2の下部は床面3と同一平面の平坦状になっている。したがって、開口部2は、左右の庫口枠4と上部庫口枠5の3つの枠にて形成されている。このように形成される開口部2の一方(図1における右側)の庫口枠4にヒンジ6を介して扉10が開閉可能に装着されると共に、扉10の自由端側に装着されるラッチ錠8aを、他方(図1における左側)の庫口枠4に装着されたラッチ受け8bに係合させている。
図2及び図3に示すように、冷蔵庫の開口部2の開口縁には、電気絶縁性の硬質発泡合成樹脂製のほぼ断面L字状の庫口枠4,5が被着されている。なお、断熱パネル1は、一対の例えばアルミニウム製の表面板1aと、これら表面板1a間に介在される例えば発泡ウレタン製の断熱性心材1bと、両表面板1aの辺部間を連結するように装着される例えば合成樹脂製の枠材1cとで構成されている。
なお、庫口枠4,5の扉パッキン7と接触する面には、断面略U字状の2条のヒーター線収納溝9が互いに平行にかつ長手通し状に設けられている。このヒーター線収納溝9にヒーター線Hが収納されると共に、ヒーター線収納溝9の表面側に被着される庫口枠4,5と同じ材質の化粧カバー9aにて目隠しされている(図2〜図4参照)。
一方、扉10は、一対の例えばアルミニウム製の表面板10a,10bと、これら表面板10a,10b間に介在される例えば発泡ウレタン製の断熱性心材11と、両表面板10a,10bの辺部間を連結するように装着される例えば合成樹脂製の扉枠12とで構成されている。
以下に扉枠12について扉10の上辺部を構成する扉枠12を代表して説明する。この場合、扉枠12は、図3,図4及び図7に示すように、扉10を閉じた状態で上部庫口枠5(以下に庫口枠5という)と対向する起立部13と、この起立部13の下部から開口部2内側に向かって下り傾斜状に延在する脚部14とを具備し、起立部13の上端部には扉10の庫外側の表面板10aから直交状に屈曲された上端片10cの先端から更に直交状に屈曲された屈曲片10dを嵌挿する第1の嵌挿溝15aが設けられ、脚部14の先端部には扉10の庫内側の表面板10bから直交状に屈曲された屈曲片10eを嵌挿する第2の嵌挿溝15bが設けられている。
また、起立部13の庫口枠5と対向する面には狭隘開口状の嵌合溝16が長手通しに設けられ、この嵌合溝16内に扉パッキン7に設けられた略三角状の挿入片7aを嵌合した状態で中空状の扉パッキン7が装着されている。また、起立部13には、嵌合溝16に隣接して、リード線Lを収納する収納空間17が長手通しに設けられている。この収納空間17が、扉10の下辺部へ配設したヒーター線Hのリード線Lを、扉上部に引き出す通路となっている。また、起立部13の庫口枠5と反対側(裏面側)の面には、収納空間17と平行な凹状溝18が長手通しに設けられている。
なお、収納空間17の庫口枠5側の一部には、開口17aが長手通しに設けられており、この開口17aを介してリード線Lが収納空間17内に収納することができるようになっている。なお、開口17aには可撓性を有する帯状蓋部材19が着脱可能に装着される。
扉10の下端部は、扉10と床面3との隙間の気密性及び断熱性が確保されている。この場合、図3に示すように、扉10の下部庫内側縁部に沿設されると共に、先端が床面3に接触する可撓性を有する帯状のずれパッキン21と、扉10の下端面に沿設されると共に、先端が床面3に接触する可撓性を有するスカートパッキン22と、スカートパッキン22の側端面に当接されると共に、扉10の側部下端面に固定されるブロック状の押え部材(図示せず)とで気密機構が構成されている。
この場合、上記ずれパッキン21は、合成ゴム製の可撓性を有する材質にて形成されており、図3に示すように、扉10の扉枠12に設けられた狭隘開口状の嵌合溝16内に嵌合される略三角状の挿入片21aと、略円筒状の中空部21bと、中空部21bから垂下される帯状片21cと、中空部21bから枠材14側に向かって突出するフィン21dとで構成されている。
また、上記スカートパッキン22は、合成ゴム製の可撓性を有する材質にて形成されており、図3に示すように、扉10の下端面に当接される水平取付片22aと、この水平取付片22aの両端に直交状に連なる一対の帯状の垂直片22bとで構成されており、水平取付片22aより上方に突出する両垂直片22b間に扉10の下端部を挟持した状態で、庫外側の垂直片22bに当接される押え板23を介して扉下端部に埋設された埋木24に螺合される第1の固定ねじ25aにて固定されると共に、水平取付片22aの下面に装着されるヒーター線収納用枠部材29を貫通して埋木24に螺合される第2の固定ねじ25bによって固定されている。
なお、ヒーター線収納用枠部材29は、例えば硬質塩化ビニル製部材にて形成されており、図3に示すように、2つのヒーター線収納溝29aが形成されている。
ヒーター線収納用枠部材29のヒーター線収納溝29a内に配設されるヒーター線Hは、扉枠12の収納空間17内に配設されるリード線Lに接続され、リード線Lは、この発明に係る配線構造によって扉10の上部に引き出されて、電源(図示せず)に接続されるようになっている。すなわち、リード線Lは、扉10の上部辺を構成する扉枠12と扉10の上端片10cとの間に配設される、後述する配線保護部材30、鍔管40及び保護チューブ50を介して扉10の上部に引き出されて、電源(図示せず)に接続されるようになっている。
上記配線保護部材30は、図4,図5,図6及び図8に示すように、扉枠12のヒンジ取付側に設けられた収納空間17に連通する連通孔12aに嵌合可能な嵌合突部32を一端に有し、扉10の上端片10cに設けられた配線取り出し孔10fに他端が連通するエルボ状基部31と、連通孔12aに嵌合する嵌合突部32を除いて扉枠12の起立部13の裏面に当接する垂直片33と、扉10の上端片10cの裏面に当接する水平片34及び凹状溝18に係合可能な凸条片35を具備している。この配線保護部材30は、例えばHI−PS(耐衝撃性ポリスチレン)等の合成樹脂製部材にて一体に形成されている。
このように構成される配線保護部材30は、嵌合突部32を連通孔12aに嵌合すると同時に、垂直片33を扉枠12の裏面に当接し、かつ、凸条片35を扉枠12に設けられた凹状溝18に係合して扉枠12に組み付けることができる。また、水平片34を扉10の上端片10cの裏面に当接して扉10の上部辺に組み付けることができる。
また、鍔管40は、図3,図4及び図8に示すように、筒部41の一端に外周に延在する鍔部42を有する例えば中低圧ポリエチレン等の合成樹脂製部材にて形成されている。この場合、筒部41の外周の一部には、軸方向に沿って僅かに隆起する細凸条43が突設されている。このように形成される鍔管40は、例えば押出成形や射出成形によって作製される。
上記のように形成される鍔管40は、リード線Lを挿通する筒部41を配線保護部材30のエルボ状基部31における配線取り出し孔10fに連通する開口内に嵌入し、鍔部42を扉10の上端片10cに当接することができる。なおこの場合、筒部41の外周に軸方向に沿って僅かに隆起する細凸条43を設けることで、筒部41をエルボ状基部31内に容易に嵌入させることができる。
保護チューブ50は例えば塩化ビニル製の可撓性を有するチューブにて形成されており、リード線Lを挿通した状態で、鍔管40の筒部41内に嵌入されるようになっている。
次に、リード線Lの配線作業の手順について説明する。まず、配線保護部材30と鍔管40と鍔管40より長い例えば50mm程度の長さの保護チューブ50を用意し、鍔管40の筒部41に保護チューブ50を嵌入してする。この際、保護チューブ50の先端を筒部41より突出させ、突出部に接着剤を塗布した後、保護チューブ50を引っ張って保護チューブ50の先端を鍔管40の先端に合わせておく。
次に、配線保護部材30のエルボ状基部31の一端側に設けられた嵌合突部32を扉枠12に設けられた連通孔12aに嵌合すると同時に、配線保護部材30の垂直片33を扉枠12の裏面に当接し、かつ、配線保護部材30の凸条片35を扉枠12に設けられた凹状溝18に係合して配線保護部材30を扉枠12にセットする。これにより、配線保護部材30は扉枠12に容易にかつ確実に取り付けられると共に、扉枠12から脱落することがなく安定した状態となる。なおこの場合、嵌合突部32の嵌合部側の垂直片33の外方に例えばウレタンフォーム性のスポンジ(図示せず)を被覆するようにしてもよい。
次に、配線保護部材30のエルボ状基部31の他端側の開口部を扉10の上端片10cに設けられた配線取り出し孔10fに連通させると共に、水平片34を扉10の上端片10cの裏面に当接して扉10に扉枠12を仮組する。
上記のようにして扉10に扉枠12を仮組した後、扉枠12の収納空間17に配設されたリード線Lを連通孔12aからエルボ状基部31内に挿通して扉10の上部に引き出し、引き出されたリード線Lを鍔部42に嵌入された保護チューブ50内に挿通する。リード線Lを挿通して引き出した状態で、鍔管40の筒部41を配線取り出し孔10fを介して配線保護部材30のエルボ状基部31の他端側開口内に嵌入し、鍔部42を上端片10cの上面に当接して、鍔部42と配線保護部材30の水平片34との間に上端片10cを挟持して配線作業を終了する。
上記のように構成されるこの発明の実施形態によれば、扉10の上辺部に配設される扉枠12の収納空間17内に収納されるヒーター線のリード線Lを、エルボ状基部31を有する配線保護部材30を介して扉10の外部に引き出すことができ、また、配線保護部材30のエルボ状基部31の一端を連通孔12aに嵌合し、エルボ状基部31の他端を配線取り出し孔10fに連通させた状態で、リード線Lをエルボ状基部31内に挿通して外部に引き出すことができるので、リード線Lの配線作業を容易にすることができ、かつ、扉10の開閉時にリード線Lにかかるストレスを軽減すると共に、損傷や断線を防止することができる。
また、配線保護部材30の嵌合突部32を連通孔12aに嵌合すると同時に、垂直片33を扉枠12の裏面に当接し、かつ、凸条片35を扉枠12に設けられた凹状溝18に係合し、また、水平片34を扉10の上端片10cの裏面に当接することで、配線保護部材30の扉枠12内への組付けを更に容易することができると共に、安定化させることができる。
また、リード線Lの取り出し側を挿通する鍔管40を配線保護部材30の開口内に嵌入することで、扉10の開閉時のリード線Lの負荷を低減することができる。
また、リード線Lを保護チューブ50及び鍔管40を介して配線保護部材30に密着させることができるので、更に扉10の開閉時にリード線Lにかかるストレスを軽減すると共に、損傷や断線を防止することができると共に、リード線Lの引き出し部の水密性の向上を図ることができる。
なお、上記実施形態では、扉10の下部辺にヒーター線Hを配設し、このヒーター線Hに接続するリード線Lを扉10の上部から引き出すようにした場合について説明したが、この発明はこの構造に限定されるものではない。例えば、扉10の下部辺の他に扉10の扉枠12にも受けられた収納空間17内配設されるヒーター線Hに接続するリード線Lを同様にして扉10の上部から引き出すようにしてもよい。
2 開口部
4,5 庫口枠
6 ヒンジ
10 扉
10c 上端片
10f 配線取り出し孔
12 扉枠
12a 連通孔
17 収納空間
18 凹状溝
30 配線保護部材
31 エルボ状基部
32 嵌合突部
33 垂直片
34 水平片
35 凸条片
40 鍔管
41 筒部
42 鍔部
50 保護チューブ
H ヒーター線
L リード線

Claims (3)

  1. 冷蔵庫の開口部にヒンジを介して開閉可能な扉の辺部へ配設したヒーター線に接続するリード線を、扉内部を通して扉上部に引き出すようにした冷蔵庫用扉のヒーター配線構造であって、
    上記扉の上辺部に配設される扉枠に、上記ヒーター線のリード線の収納空間を長手通しに設けると共に、該扉枠の上記ヒンジ取付側に上記収納空間に連通する連通孔を設け、かつ、該扉枠の裏面側に上記収納空間と平行な凹状溝を長手通しに設け、
    上記連通孔に一端が嵌合され、他端が上記扉の上端片に設けられた配線取り出し孔に連通するエルボ状基部を有する配線保護部材を具備し、
    上記配線保護部材は、それぞれ上記エルボ状基部と一体に設けられ、上記連通孔に嵌合する嵌合突部を除いて上記扉枠の裏面に当接する垂直片と、上記扉の上端片の裏面に当接する水平片及び上記凹状溝に係合可能な凸条片を具備し、
    上記収納空間内に収納される上記ヒーター線のリード線を上記配線保護部材のエルボ状基部内を挿通して上記扉の外部に引き出すようにした、
    ことを特徴とする冷蔵庫用扉のヒーター配線構造。
  2. 請求項に記載の冷蔵庫用扉のヒーター配線構造において、
    上記ヒーター線のリード線の取り出し側を挿通する鍔管を具備し、
    上記鍔管を上記配線保護部材における上記配線取り出し孔に連通する開口内に嵌入すると共に、鍔管を扉の上端片に当接する、
    ことを特徴とする冷蔵庫用扉のヒーター配線構造。
  3. 請求項に記載の冷蔵庫用扉のヒーター配線構造において、
    上記ヒーター線のリード線の取り出し側を挿通する可撓性部材からなる保護チューブを更に具備し、
    上記保護チューブを上記鍔管内に嵌入する、
    ことを特徴とする冷蔵庫用扉のヒーター配線構造。
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