JP2001050638A - 冷蔵庫扉のヒーター配線構造 - Google Patents

冷蔵庫扉のヒーター配線構造

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JP2001050638A
JP2001050638A JP11222345A JP22234599A JP2001050638A JP 2001050638 A JP2001050638 A JP 2001050638A JP 11222345 A JP11222345 A JP 11222345A JP 22234599 A JP22234599 A JP 22234599A JP 2001050638 A JP2001050638 A JP 2001050638A
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door
lead wire
heater
wire
refrigerator
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JP11222345A
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Toshio Yanagimoto
利夫 柳本
Kazuyuki Moriya
和幸 森谷
Shunichi Sakai
俊一 坂井
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/40Refrigerating devices characterised by electrical wiring

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉にヒーター線用のスリーブを取り付ける必
要をなくし、かつ容易にヒーター線のリード線の配線作
業を行うことができる冷蔵庫扉のヒーター配線構造を提
供すること。 【解決手段】 冷蔵庫の扉7の下辺部へ配設したヒータ
ー線35のリード線38を、扉内部を通して扉上部に引
き出すようにした冷蔵庫扉のヒーター配線構造におい
て、扉7の蝶番取付側の枠材14にリード線収納空間3
2を長手通しに設け、そのリード線収納空間32の表面
側の枠材部分をスナップ嵌合式に開閉可能な蓋部34と
して形成し、この蓋部34を開閉してリード線収納空間
32内にヒーター線35のリード線38を収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷蔵庫扉のヒー
ター配線構造に関するもので、更に詳細には、例えば業
務用大型冷蔵庫の扉の下辺部に設けられるヒーター線か
らのリード線の格納構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の冷蔵庫に設けられる出
入口は、例えばフォークリフト等の運搬機械によって物
品を庫内に搬入及び搬出するため、図13に示すよう
に、冷蔵庫1の出入口2の下部は床面3と同一平面の平
坦状になっている。したがって、出入口2は、左右の庫
口枠4と上部庫口枠5の3つの枠にて形成されている。
このように形成される出入口2の一方(図13における
右側)の庫口枠4に蝶番6を介して扉7が開閉可能に装
着されると共に、扉7の自由端側に装着されるラッチ錠
8aを、他方(図13における左側)の庫口枠4に装着
されたラッチ受け8bに係合させている。
【0003】上記のように構成される冷蔵庫の扉構造に
おいては、扉7と床面3との間に生じる隙間により気密
性が損なわれるため、従来では、図14に示すように、
扉7の下端部に気密構造200を施している。すなわ
ち、扉7の下部の庫内側縁部に沿設される1枚又は複数
枚(図面では2枚の場合を示す)の可撓性を有する帯状
のずれパッキン10と、扉7の下部の庫外側縁部に沿設
される可撓性を有する帯状の垂れパッキン11と、ずれ
パッキン10と垂れパッキン11の側端部に接続される
スポンジ又は合成ゴム製のブロック部材9とで気密構造
200を構成している。
【0004】また、扉7は、一対の例えばアルミニウム
製の表面板12と、これら表面板12間に介在される例
えば発泡ウレタン製の断熱性心材13と、両表面板12
の辺部間を連結するように装着される例えば合成樹脂製
の枠材14とで構成されており、この扉7の庫内側の左
右と上部の辺部に扉パッキン15が装着されている(図
14参照)。なお、垂れパッキン11の端部は、扉7の
側端面側に折曲されて、パッキン押え部材16にて固定
されている。また、ずれパッキン10の側端部には、例
えばスポンジゴム製の台形状の形状保持材17が接着さ
れている。
【0005】一方、冷蔵庫は、内外の温度差が大きいた
め、扉と庫体間に介在する扉パッキン15やずれパッキ
ング10の部分に結露した水分が凍結することがある。
そのために扉が開かなかったり、パッキンが外れるなど
の虞れがあるため、従来では、庫体側の左右の庫口枠4
と上部庫口枠5の3枠に凍結防止用のヒーター線(図示
せず)を全体として逆U字状を成すように設けると共
に、図15、図17に示すように、扉7の下辺部にヒー
ター線35を取付け、そのリード線38を扉7の蝶番6
の存する側の側辺部に沿って、扉上部に引き出してい
る。
【0006】即ち、扉7の下辺部においては、図17に
示すように、ヒーター線35を、木板52の両側に沿わ
せて配線し、U字状断面の化粧板53で蓋してその化粧
板53と木板52との隙間にヒーター線35を収納保持
した後、当該化粧板53を、ネジ54で、扉下端部に埋
設された埋木27にネジ止めすることで行う。そして、
そのヒーター線35のリード線38の取り付けは、扉7
の蝶番6の存する側の側辺部において、図15に示すよ
うに、塩化ビニール製のスリーブ50を上下の蝶番6の
固定補強部材51を貫通させて設け、これにヒーター線
35のリード線38を挿通させることで行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
冷蔵庫扉のヒーター配線構造においては、冷蔵庫の扉の
パネル製作時において、ヒーター線用に塩化ビニール製
スリーブ50を特別に取り付ける必要があり、このスリ
ーブを取り付けした後にヒーター線35を挿入すること
となるため、扉の製造やそのヒーター線の交換時等にお
いてリード線の配線作業に手間がかかり、しかも、部品
点数が多くなるという問題があった。
【0008】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、扉にヒーター線用のスリーブを取り付ける必要をな
くし、かつ容易にヒーター線のリード線の配線作業を行
うことができる冷蔵庫扉のヒーター配線構造を提供する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、冷蔵庫の扉の下辺部へ配設
したヒーター線又は該ヒーター線のリード線を、扉内部
を通して扉上部に引き出すようにした冷蔵庫扉のヒータ
ー配線構造において、上記扉の側辺部及び下辺部の枠材
のうち少なくとも扉の側辺部の枠材にリード線収納空間
を長手通しに設け、そのリード線収納空間内にヒーター
線のリード線又はヒーター線を収納したことを特徴とす
る。
【0010】このように扉の枠材中にヒーター線のリー
ド線を組み込んだ扉のヒーター配線構造とすることによ
り、従来必要としていた塩化ビニール製のスリーブをな
くすことができる。従って、冷蔵庫を製造する上で部品
点数が少なくなり、ヒーター線の取り付けや交換時のリ
ード線の取付作業工程数を減らすことができる。
【0011】請求項2記載の発明は、冷蔵庫の扉の下辺
部へ配設したヒーター線又は該ヒーター線のリード線
を、扉内部を通して扉上部に引き出すようにした冷蔵庫
扉のヒーター配線構造において、上記扉の側辺部及び下
辺部の枠材のうち少なくとも扉の側辺部の枠材にリード
線収納空間を長手通しに設け、そのリード線収納空間の
表面側の枠材部分をスナップ嵌合式に開閉可能な蓋部と
して形成し、該蓋部を開閉してそのリード線収納空間内
にヒーター線のリード線又はヒーター線を収納したこと
を特徴とする。
【0012】このようにリード線収納空間の表面側の枠
材部分をスナップ嵌合式に開閉可能な蓋部として形成す
ることにより、蓋部を開いてそのリード線収納空間内に
ヒーター線のリード線を容易に収納することができると
共に、リード線収納後は蓋部を閉じることで内部にリー
ド線を保持しておくことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の冷蔵庫のヒー
ター配線構造の実施形態について、添付図面に基づいて
詳細に説明する。ここでは、図13及び図14で示した
従来の扉下部気密構造と同じ部分には同一符号を付して
説明する。
【0014】この実施形態で対象とする冷蔵庫の出入口
は、例えばフォークリフト等の運搬機械によって物品を
庫内に搬入及び搬出するため、図13で説明したよう
に、冷蔵庫1の出入口2の下部は床面3と同一平面の平
坦状になっている。したがって、出入口2は、左右の庫
口枠4と上部庫口枠5の3つの枠にて形成されている。
このように形成される出入口2の一方(図13における
右側)の庫口枠4に蝶番6を介して扉7が開閉可能に装
着されると共に、扉7の自由端側に装着されるラッチ錠
8aを、他方(図13における左側)の庫口枠4に装着
されたラッチ受け8bに係合させている。
【0015】図1は、この発明における扉のリード線収
納空間を設けた枠材とリード線とパッキンの装着関係を
示した断面図である。図2は、この発明のヒーター配線
を有する扉の装着部を示す横断面図、図3は扉を庫内側
から見た状態の概略正面図、図4(a)は扉の装着部を示
す縦断面図、図4(b)は庫口枠部を示す拡大断面図、図
5は図4(a)の扉の下部を示す拡大図である。
【0016】図2において、冷蔵庫の出入口2の左右の
開口縁には、電気絶縁性の硬質発泡合成樹脂製のほぼ断
面L字状の庫口枠4が被着されている。
【0017】一方、扉7は、一対の例えばアルミニウム
製の表面板12と、これら表面板12間に介在される例
えば発泡ウレタン製の断熱性心材13と、両表面板12
の辺部間を連結するように装着される例えば合成樹脂製
の枠材14とで構成されている。上記庫口枠4と対向す
る扉7の枠材14の側壁パネル側面には、狭隘開口状の
嵌合溝25が設けられており、この嵌合溝25内に扉パ
ッキン15に設けられた略三角状の挿入片15a(図1
参照)を嵌合した状態で中空状の扉パッキン15が装着
されている。また、枠材14の側壁パネル側面には、こ
の嵌合溝25に隣接して、リード線収納空間32が形成
されている。このリード線収納空間32が、扉の下辺部
へ配設したヒーター線のリード線を、扉上部に引き出す
通路となっている。
【0018】すなわち、扉7の枠材14は両側辺部の枠
材14a,14b(図2参照)及び上下辺部の枠材14
c,14d(図4参照)から成り、そのうち少なくとも
蝶番側側辺部(扉7の回転支点側すなわち蝶番取付側)
の枠材14b、この実施形態では4辺部の全ての枠材1
4a〜14dに、リード線収納空間32を設けている。
そして、図1に示すように、そのリード線収納空間32
の表面側の枠材部分を、肉厚の薄いヒンジ部34aを中
心として開閉自在で、頭部34bがスナップ嵌合式に切
欠33の縁に嵌合する蓋部34として形成し、該蓋部3
4を開閉してそのリード線収納空間32内にヒーター線
35のためのリード線38を収納したヒーター配線構造
となっている。
【0019】ここで枠材14は押し出しによる軟硬質一
体成形で、ヒンジ部34aは軟質塩化ビニール、それ以
外は硬質塩化ビニールによって構成されている。
【0020】要するに、上記枠材14a〜14dには、
上記嵌合溝25の他に長手通しにリード線収納空間32
が形成されており、このリード線収納空間32を構成す
る枠材14の表面側の一部に切欠き33を介して蓋部3
4が開閉可能に設けられており、この蓋部34を開放し
てリード線収納空間32内に、リード線38(図11参
照)が配線可能となっている。
【0021】配線の仕方は、あらかじめヒーター線35
とリード線38を結線し、1本の線にしたものを用意す
る。扉下端面に装着したヒータ線収納用枠部材29に設
けられたヒーター収納溝29e内にヒーター線35を収
納し、扉7の回転支点側すなわち蝶板取付側の枠材14
bのリード線収納空間32内にリード線部38部を収納
し(図4(a)参照)、そして、枠材14の上端からリー
ド線38を図11の如く引き出してスパイラルチューブ
39でまとめた後、図示しない電源に接続する。このよ
うに構成することにより、扉7の下端面にヒーター線3
5を配設することができ、かつ、リード線38を外部か
ら目隠しすることができると共に、扉7の開閉に関係な
くリード線38の長さを一定にすることができる。
【0022】なお、庫口枠4,5の扉パッキン15と接
触する面にも、断面略U字状の2条のヒーター線収納溝
36が互いに平行にかつ長手通し状に設けられている。
このヒーター線収納溝36にヒーター線35が収納され
ると共に、ヒーター線収納溝36の表面側に被着される
庫口枠4,5と同じ材質の化粧カバー37にて目隠しさ
れている(図4(b)参照)。この化粧カバー37は、図
4(b)に示すように、両側に外方に向かって拡開する一
対の係止片37aを具備しており、この係止片37a
が,庫口枠4,5(図面では上部庫口枠5を示す)に設
けられた狭隘取付溝50に着脱可能にスナップ嵌合され
るようになっている。
【0023】上記のように、扉7の下端面にヒーター線
35を配設すると共に、出入口2の左右及び上部の庫口
枠4,5にヒーター線35を配設することにより、扉7
と庫口枠4,5との当接部及び扉7の下端部の凍結を防
止することができ、扉7の円滑な開閉を常に確保するこ
とができる。
【0024】次に、扉7の下端部は、下記の気密機構2
0によって、扉7と床面3との隙間の気密性及び断熱性
が確保されている。
【0025】即ち、上記気密機構20は、図4ないし図
7に示すように、扉7の下部庫内側縁部に沿設されると
共に、先端が床面3に接触する可撓性を有する帯状の第
1のパッキン21(以下にずれパッキン21という)
と、扉7の下端面に沿設されると共に、先端が床面3に
接触する可撓性を有する第2のパッキン22(以下にス
カートパッキン22という)と、スカートパッキン22
の側端面に当接されると共に、扉7の側部下端面に固定
されるブロック状の押え部材23とで主に構成されてい
る。
【0026】また、図6に示すように、スカートパッキ
ン22の両側端には、帯片24が延在されており、この
帯片24が、押え部材23及びずれパッキン21の側端
部に巻き付けられると共に、ずれパッキン21の外面に
接着剤(図示せず)をもって貼着されている(図6ない
し図7及び図12参照)。
【0027】この場合、上記ずれパッキン21は、例え
ばネオプレーン(商品名)等の合成ゴム製の可撓性を有
する材質にて形成されており、図5及び図6に示すよう
に、扉7の枠材14に設けられた狭隘開口状の嵌合溝2
5内に嵌合される略三角状の挿入片21aと、略円筒状
の中空部21bと、中空部21bから垂下される帯状片
21cと、中空部21bから枠材14側に向かって突出
するフィン21dとで構成されている。
【0028】また、上記スカートパッキン22は、例え
ば熱可塑性エラストマー等の合成ゴム製の可撓性を有す
る材質にて形成されており、図4及び図6に示すよう
に、扉7の下端面に当接される水平取付片22aと、こ
の水平取付片22aの両端に直交状に連なる一対の帯状
の垂直片22bとで構成されており、水平取付片22a
より上方に突出する両垂直片22b間に扉7の下端部を
挟持した状態で、庫外側の垂直片22bに当接される押
え板26を介して扉下端部に埋設された埋木27に螺合
される第1の固定ねじ28aにて固定されると共に、水
平取付片22aの下面に装着されるヒーター線収納用枠
部材29を貫通して木枠27に螺合される第2の固定ね
じ28bによって固定されている。
【0029】また、スカートパッキン22の両側端部の
一方例えば庫外側の垂直片22bの端部には帯片24が
延在されており、この帯片24が押え部材23、扉パッ
キン15の下端部及びずれパッキン21の側端部側に巻
き付けられると共に、図示しない接着剤をもってずれパ
ッキン21の表面に貼着されている。このように、スカ
ートパッキン22の側端部に延在する帯片24にて押え
部材23及びずれパッキン21の側端部を包囲して貼着
することにより、ずれパッキン21、スカートパッキン
22及び押え部材23を一体的に接続することができる
ので、気密機構20の端部処理を簡単かつ確実にするこ
とができると共に、気密性及び断熱性の向上を図ること
ができる。
【0030】なおこの場合、ヒーター線収納用枠部材2
9は、例えば硬質塩化ビニル製部材にて形成されてお
り、図8に示すように、上部両側に起立する互いに平行
な4つの起立片29a〜29dにて2つのヒーター線収
納溝29eが形成されている。また、両側に位置する起
立片29a,29dの先端には、外方に向かって突出す
る係止爪29fが設けられており、この係止爪29f
が、水平取付片22aの下面に設けられた狭隘開口状の
取付溝22cの狭隘開口部22dに係合されて取り付け
られ、そして、図5のようにヒーター線収納用枠部材2
9を貫通して扉7の木枠27に螺合される第2の固定ね
じ28bによって固定される。
【0031】一方、上記押え部材23は、例えばエチレ
ン・プロピレン共重合体(EPDM)等の耐食性,耐候
性,耐熱性及び耐薬品性等に富む合成ゴム製の材質にて
形成されており、その形態は、図6に示すように、扉7
の両側下端面に当接固定される略矩形状の本体23a
と、この本体23aの一側面の上部に段部23bを形成
して突出する突出部23cと、突出部23cの上面から
本体23aの上面よりやや上方に起立する起立部23d
とで構成されている。なお、本体23aには、取付孔2
3eが2つ設けられており、この取付孔23eを貫通し
て扉7の木枠27に螺合される取付ねじ30によって押
え部材23が扉7の両側下端部に固定されるようになっ
ている。
【0032】上記のように構成される押え部材23は、
図7のように本体23aが扉7の両側下端面に当接され
ると共に、起立部23dが、扉7の左右辺部及び上部辺
部に装着された扉パッキン15に長手通し状に設けられ
た中空部15b内に挿入され、かつ、スカートパッキン
22の側端面に当接した状態でセットされ、そして、本
体23の取付孔23eを貫通する取付ねじ30を扉7の
埋木27に螺合することによってスカートパッキン22
の側端部に当接された状態で固定される。したがって、
扉7の庫内側辺部に装着される扉パッキン15と、扉下
部に装着されるずれパッキン21及びスカートパッキン
22とを一体的に接続することができるので、扉全体の
気密性及び断熱性を向上させることができる。
【0033】上記扉パッキン15は、例えば、熱可塑性
エラストマー等の合成ゴム等の材質にて形成されてお
り、図1に示すように、枠材14に設けられた狭隘開口
状の嵌合溝25内に嵌合される略三角状の挿入片15a
と、略円筒状の中空部15bと、中空部15bから枠材
14側に向かって突出するフィン15cとで構成されて
いる。このように構成される扉パッキン15は、扉7の
左右辺部及び上部辺部に装着され、左右辺部に装着され
る扉パッキン15と、上部辺部に装着される扉パッキン
15とは、図6に示すようなエルボ状の例えば熱可塑性
エラストマーのような合成ゴム等の材質からなるコーナ
ーパッキン31を介して連結されている。したがって、
扉パッキン15は、扉7の庫内側における左右及び上部
の3辺に連続して形成されて、扉7の閉塞時に、冷蔵庫
1の出入口2の庫口枠4,5に密着される。
【0034】図9はこの発明の実施形態の変形例を示
す。これは扉7を厚く形成するため、その枠材14に後
方に向かう延出部41を設け、その先端の凹所42に表
面板12、正確には扉内板12bを嵌合した構成のもの
である。他の基本的構成は既に述べた図4の場合と同じ
である。
【0035】図10はこの枠材14の部分を取り出して
示したものであり、嵌合溝25及びこれに隣接してリー
ド線収納空間32を長手通しに設け、そのリード線収納
空間32の表面側の枠材部分をスナップ嵌合式に開閉可
能な蓋部34として形成し、該蓋部34を開閉してその
リード線収納空間32内にヒータ線35のリード線38
を収納し得るようになっている。
【0036】図11はこの形態の扉7の上辺部を背面側
から見た斜視図、図12は同様にこの形態の扉7の下辺
部を背面側から見た斜視図である。43は蝶番取付部で
あり、その近くの側辺部の枠材14b中をリード線38
が通っている。
【0037】上記実施形態では、冷蔵庫の扉7の下辺部
にヒーター線35を取り付け、そのリード線38を扉の
片側辺部の枠材14を通して引き出す形態について説明
したが、当該リード線を扉の下辺部から片側辺部及び上
辺部へと引き回す場合にも適用することができる。ま
た、扉の下辺部と片側辺部の二方に又は扉の両側辺部及
び上辺部の三方にヒーター線35を配設した形態におい
て、そのリード線の引き出しを行う場合にも適用するこ
とができる。
【0038】更に、枠材14にはリード線以外にもヒー
ター線を配線することもできる。その際、ヒーター線
は、蝶板取付側と反対側の枠材14aに配線することも
可能である。
【0039】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の冷蔵
庫の扉下部気密構造は、上記のように構成されているの
で、以下のような効果が得られる。
【0040】(1)請求項1記載の発明によれば、扉の
枠材中にヒーター線のリード線又はヒーター線を組み込
んだ扉のヒーター配線構造としたので、従来必要とされ
ていた塩化ビニール製スリーブをなくすことができる。
冷蔵庫を製造する上で、部品点数及び取付作業工程数を
減らすことができる。
【0041】(2)請求項2記載の発明によれば、リー
ド線収納空間の表面側の枠材部分をスナップ嵌合式に開
閉可能な蓋部として形成したので、蓋部を開閉してその
リード線収納空間内にヒーター線又はそのリード線を容
易に収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明におけるヒーター配線構造を有する扉
の枠材とリード線及びパッキンの装着関係を示した断面
図である。
【図2】この発明のヒーター配線構造を有する扉の装着
部を示す横断面図である。
【図3】冷蔵庫の扉を庫内側から見た状態の概略正面図
である。
【図4】この発明におけるヒーター配線構造を有する冷
蔵庫の扉の装着部を示したもので、(a)は縦断面図、(b)
は庫口枠部の拡大断面図である。
【図5】図4(a)の要部を示す拡大図である。
【図6】この発明における扉、ずれパッキン、スカート
パッキン及び押え部材を示す分解斜視図である。
【図7】スカートパッキンとずれパッキンの全体の貼着
状態を示す概略断面図である。
【図8】この発明におけるスカートパッキンとヒーター
線収納用部材との取付状態を示す分解断面図である。
【図9】この発明の実施形態の変形例に係る扉の装着部
を示す縦断面図である。
【図10】図9の扉の両側側辺部及び上下辺部の枠材を
示す拡大図である。
【図11】この発明の実施形態の変形例に係る扉の上辺
部を背面側から示した部分斜視図である。
【図12】この発明の実施形態の変形例に係る扉の下辺
部を背面側から示した部分斜視図である。
【図13】冷蔵庫の扉部を示す概略正面図である。
【図14】従来の冷蔵庫の扉下部気密構造を示したもの
で、(a)は断面斜視図、(b)はその要部断面図であ
る。
【図15】従来の冷蔵庫の扉を示した斜視図である。
【図16】従来の冷蔵庫の扉の蝶番側を示した部分斜視
図である。
【図17】従来の冷蔵庫の扉の下辺部を示した部分断面
図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 出入口 3 床面 4 左右の庫口枠 5 上部庫口枠 6 蝶番 7 扉 14 枠材 14a 枠材 14b 蝶板側辺部の枠材 14c,14d 上下辺部の枠材 29 ヒータ線収納用枠部材 29a〜29d 起立片 29e ヒータ収納溝 29f 係止爪 32 リード線収納空間 33 切欠 34 蓋部 34a ヒンジ部 34b 頭部 35 ヒータ線 36 ヒータ線収納溝 37 化粧カバー 38 リード線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫の扉の下辺部へ配設したヒーター
    線又は該ヒーター線のリード線を、扉内部を通して扉上
    部に引き出すようにした冷蔵庫扉のヒーター配線構造に
    おいて、 上記扉の側辺部及び下辺部の枠材のうち少なくとも扉の
    側辺部の枠材にリード線収納空間を長手通しに設け、そ
    のリード線収納空間内にヒーター線のリード線又はヒー
    ター線を収納したことを特徴とする冷蔵庫扉のヒーター
    配線構造。
  2. 【請求項2】 冷蔵庫の扉の下辺部へ配設したヒーター
    線又は該ヒーター線のリード線を、扉内部を通して扉上
    部に引き出すようにした冷蔵庫扉のヒーター配線構造に
    おいて、 上記扉の側辺部及び下辺部の枠材のうち少なくとも扉の
    側辺部の枠材にリード線収納空間を長手通しに設け、そ
    のリード線収納空間の表面側の枠材部分をスナップ嵌合
    式に開閉可能な蓋部として形成し、該蓋部を開閉してそ
    のリード線収納空間内にヒーター線のリード線又はヒー
    ター線を収納したことを特徴とする冷蔵庫扉のヒーター
    配線構造。
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