JP2657134B2 - ヒンジ装置 - Google Patents

ヒンジ装置

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JP2657134B2
JP2657134B2 JP3186373A JP18637391A JP2657134B2 JP 2657134 B2 JP2657134 B2 JP 2657134B2 JP 3186373 A JP3186373 A JP 3186373A JP 18637391 A JP18637391 A JP 18637391A JP 2657134 B2 JP2657134 B2 JP 2657134B2
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秀厚 和田
研一 昼間
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Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒンジ装置、特に内部を
扉内電気部品への電線が通過するヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種ヒンジ装置は冷蔵庫、冷蔵
ショーケース等の冷凍冷蔵機器の扉において広く用いら
れている。例えば、特開昭62−112875号公報で
は扉内に設けられる電気部品としての結露防止用のヒー
ターに給電するための給電線を合成樹脂にてモールド
し、ヒンジアセンブリと一体に成形する構造が取られて
いる。
【0003】この構造によれば、導線の絶縁を達成し、
且つ、外部から導線を隠すことによって体裁を整え、更
に、扉開閉に伴う導線の屈曲動作を無くして磨滅を低減
することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る従
来の構造では以下に述べる欠点がある。即ち、導線の下
端は扉のヒーター等に接続されている関係上、導線は扉
の開閉に伴って捻じれられる。一方、導線の上部はヒン
ジアセンブリと結合しているので、導線はこのヒンジア
センブリから出る位置(上記公報ではソケット110部
分)を支点として捻じられることになり、この部分にお
いて金属疲労による断線が発生する。
【0005】本発明は、係る従来構造の課題を解決し、
扉内電気部品への電線の疲労による断線を防止し、且
つ、組み立て及び取り付け容易なヒンジ装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下を反転す
ることによって開放方向を変更可能とした扉7をフレー
ム6に回動自在に枢支すると共に、内部を扉7内電気部
品への電線(リード線)38が通過するヒンジ装置(上
ヒンジ装置8)を、前記フレーム6に固定されて縦辺に
溝28を有した受け具31と、扉7に回動自在に係合す
るヒンジ(上ヒンジ)30とから構成し、この上ヒンジ
30はリード線38が移動自在に挿通される折曲された
パイプ32と、パイプ32周囲にパイプ32と一体形成
した表面摩擦抵抗の小さい被覆層35と、被覆層35外
面に一体に密着されて受け具31に着脱自在に固定され
る補強板33とから構成したものである。
【0007】
【作用】リード線38は上ヒンジ30内部を通過するの
で外部に露出することはない。扉7の開閉に伴いリード
線38には捻じり力が加わるが、リード線38は上ヒン
ジ30のパイプ32内部で自由に移動できるので、一点
に捻じり力が集中し、局所的に疲労が生じることはな
い。また、上ヒンジ30はパイプ32と被覆層35と補
強板33とが一体に成形されたものであり、この補強板
33をフレーム6側の受け具31に係合するだけで扉7
をフレーム6に取り付けることができる。
【0008】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明を適用する冷蔵庫1の斜視図、
図2は冷蔵庫1の前方扉装置2の一部切欠斜視図、図3
は本発明のヒンジ装置としての上ヒンジ装置8部分の扉
装置2の透視斜視図、図4は同部分の分解斜視図を示
す。
【0009】冷蔵庫1は前方に開放する断熱箱体4の内
部に貯蔵室5を構成しており、この貯蔵室5内に図示し
ない冷凍装置から冷気を供給し、所定の低温に維持する
よう構成されている。扉装置2は、基本的には断熱箱体
4の開口縁に取り付けられた枠状のアルミニウム製フレ
ーム6と、このフレーム6に垂直方向一側を回動自在に
枢支された2枚の扉7、7とから構成される。図2で両
扉7、7はそれぞれ上ヒンジ装置8、及び下ヒンジ装置
9によって所謂観音開き式に枢支されているが、これら
上下ヒンジ装置8、9のフレーム6に対する取り付け位
置を扉7の他方の一側上下に変更し、扉7の上下を反転
することによってそれぞれ開放方向を変更可能とされて
いる。
【0010】この扉7はアルミニウム製のサッシュ11
と、内ガラス12A、中ガラス12B及び外ガラス12
Cから成る三重ガラスと、軟質樹脂製のガラスパッキン
14と、亜鉛ダイキャストから成り扉7の四隅に挿入さ
れたL字状コーナー補強金具15及び把手16にて構成
されている。尚、この扉7は前述の如く反転使用するた
めに上下対称に構成されている。また、上ヒンジ装置8
からは後述する如く、扉7内に配設された電気部品とし
てのヒーターへの給電線(リード線)が導入され、サッ
シュ11の中央部にあるカバー10の内側にて結線され
る。
【0011】上ヒンジ装置8は上ヒンジ30と受け具3
1とから構成される。この受け具31は前述の如く扉7
を反転使用するために、図示しないがフレーム6の上辺
中央付近にも配置されている。一方、上ヒンジ30は図
5に示すようにステンレス製のパイプ32と、このパイ
プ32の外面を包囲する絶縁性で表面摩擦抵抗の小さい
ナイロン製被覆層35及び被覆層35の上端に設けた補
強板33とから構成されている。
【0012】パイプ32は図6及び図7に示す如く直管
状のパイプ上部を所定の曲げ半径にて直角に折曲したも
のであり、断面を偏平形状としてその強度を増してい
る。補強板33は図8から図10に示す如く断面略門型
の鋼板であり、両側面には孔34が穿設されている。こ
れらパイプ32及び補強板33を、所定形状の成形型内
にセットし、パイプ32の上下開口端を除く周囲及び補
強板33とパイプ32間にナイロン樹脂原液を注入固化
することによってパイプ32、被覆層35及び補強板3
3を一体に成形する。この時、補強板33の孔34、3
4間には貫通孔36を形成する。
【0013】更に、成形時はパイプ32の下端及び直管
部の中央部を保持して行う関係上、パイプ32の直管部
の中央部は剥き出しとなって被覆層35に溝37が形成
される。この溝37を利用し、そこに潤滑のためのシリ
コングリスを溜めておくことにより、扉7の回動を円滑
にすることができる。
【0014】係る上ヒンジ30のパイプ32には、扉7
内部のヒーター(電気部品)への給電線を構成する複数
本のリード線38を移動自在に挿通する。その状態で上
ヒンジ30はリード線38から先にサッシュ11の上隅
部に切欠形成した切欠孔27よりその直管部をサッシュ
11内部に挿入され、コーナー補強金具15の縦辺に形
成した溝28内に回動且つ挿脱自在に差し込まれる。パ
イプ32の下端開口から引き出されたリード線38は扉
7の中央部まで挿入され、サッシュ11中央部の側面に
穿設した窓孔39部分にて扉7内部のヒーター40とカ
プラー41にて結線される。このカプラー41は合成樹
脂製のカバー10内面に図3の如く止めて保持し、その
状態でカバー10を窓孔39に着脱自在に係合して窓孔
39を閉塞する。カプラー41は係るカバー10に保持
されることによって絶縁性が向上する。
【0015】この様に扉7に上ヒンジ30を取り付け、
下ヒンジ装置9にて扉7下端をフレーム6に枢支させた
後、上ヒンジ30のパイプ32の上端開口を後ろに向
け、補強板33を受け具31に前方より挿入する。受け
具31は補強板33の外寸法と略等しい内寸法を有した
略門型を成し、且つ、両側面には孔44が穿設されてい
る。この孔44、44及び上ヒンジ30の貫通孔36を
合わせてピンストッパー45を挿入し、貫通後にピンス
トッパー45の先端に抜け止め46を差し込むことによ
って上ヒンジ30をフレーム6に固定し、扉7上端をフ
レーム6に枢支する。
【0016】上ヒンジ30のパイプ32の上端開口から
引き出されたリード線38の端部は、受け具31から後
方に引き出された後、受け具31に並設したガード板4
7内にて断熱箱体4側から引き出されたリード線48と
カプラー49、50にて接続する。
【0017】ここで、扉7の開閉に伴い、リード線38
には捻じり力が加えられる。しかしながら、リード線3
8はパイプ32内に移動自在に挿通されており、何処に
おいても上ヒンジ30と結合されてないので、扉7の回
動によってリード線38のカバー10側の部分が捻じら
れた場合、カプラー50から41までのリード線38は
パイプ32内を自由に動く。従って、リード線38の局
所に捻じり力が集中する事はなく、従って断線の危険性
は極めて小さくなる。また、パイプ32は所定の曲げ半
径にて折曲しているので、この部分におけるリード線3
8の折損も生じない。
【0018】尚、コーナー補強金具15の水平辺内側端
に形成した孔52には、扉7の開放角度を規制するため
の開放規制部材53の軸54が挿入され、扉7の開放を
略90度で規制する構造としている。
【0019】また、実施例ではガラスを有した扉に本発
明のヒンジ装置を適用したが、それに限らず、通常の鋼
板製扉等であっても良く、また、冷蔵庫に限らず冷凍
庫、温蔵庫等においても本発明のヒンジ装置は有効であ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、扉内部の電気部品への
電線はヒンジ内部を通過し、外部に露出することはない
ので外観が向上すると共に、外部からの衝撃による損傷
を受け難くなる。また、扉の開閉に伴い電線には捻り力
が加わるが、電線はヒンジのパイプ内部、特に折曲部に
おいても自由に移動できるので、一点に捻り力が集中
し、局所的に疲労が生じることはなく、それによって断
線の危険性を低減することができる。
【0021】更に、ヒンジはパイプと被覆層及び補強板
とが一体に成形されたものであるので、部品点数の削減
及び組立作業工程数の低減が図られると共に、この補強
板をフレーム側の受け具に係合するだけで扉をフレーム
に枢支することができるので、扉の反転取付の際等にお
ける取付作業も円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷蔵庫の斜視図である。
【図2】扉装置の一部切欠斜視図である。
【図3】上ヒンジ装置部分の扉装置の透視斜視図であ
る。
【図4】上ヒンジ装置部分の扉装置の分解斜視図であ
る。
【図5】上ヒンジの側面図である。
【図6】パイプの正面図である。
【図7】パイプの側面図である。
【図8】補強板の側面図である。
【図9】補強板の正面図である。
【図10】補強板の底面図である。
【符号の説明】
2 扉装置 6 フレーム 7 扉 8 上ヒンジ装置 30 上ヒンジ 31 受け具 32 パイプ 33 補強板 35 被覆層 38 リード線 40 ヒーター 45 ピンストッパー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下を反転することによって開放方向を
    変更可能とした扉をフレームに回動自在に枢支すると共
    に、内部を前記扉内電気部品への電線が通過するヒンジ
    装置において、前記フレームに固定されて縦辺に溝を有
    した受け具と、前記扉に回動自在に係合するヒンジとか
    ら成り、該ヒンジは前記電線が移動自在に挿通される折
    曲されたパイプと、該パイプ周囲にパイプと一体形成し
    た表面摩擦抵抗の小さい被覆層と、該被覆層外面に一体
    に密着され、前記受け具に着脱自在に固定される補強板
    とから構成されていることを特徴とするヒンジ装置。
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