JP6052647B1 - 重金属固定剤及びその製造方法、並びにそれを用いた重金属の固定化方法 - Google Patents

重金属固定剤及びその製造方法、並びにそれを用いた重金属の固定化方法 Download PDF

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【課題】重金属を固定化する能力が高く、かつ臭気の発生が少ない重金属固定剤及びその製造方法、並びにそれを用いた重金属の固定化方法を提供する。【解決手段】本発明に係る重金属固定剤は、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩を15〜49.5重量%と、ジエチルカルボジチオ酸塩を0.5〜35重量%とを含有する。本発明に係る重金属固定剤は、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩の30〜50重量%水溶液(A)を調製する工程と、ジエチルカルボジチオ酸塩の50〜70重量%水溶液(B)を調製する工程と、水溶液(A)と水溶液(B)を、水溶液(A):水溶液(B)=99:1〜50:50の重量割合で混合する工程とを有する方法により製造することができる。【選択図】なし

Description

本発明は、重金属固定剤及びその製造方法、並びにそれを用いた重金属の固定化方法に関する。
従来、都市ゴミや産業廃棄物等の焼却プラントから排出される焼却灰、排煙中からバグフィルター等で捕集された飛灰(溶融飛灰を含む。)、工場排水、重金属で汚染された土壌などは、それらに含まれる重金属の環境への放出を阻止する必要がある。その方法としては、アミンのカルボジチオ酸(ジチオカルバミン酸)塩からなる重金属固定剤を用いて重金属を固定化する方法が広く用いられている。
特許文献1には、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩などのピペラジンカルボジチオ酸塩を用いて飛灰中の重金属を固定化する方法が記載されている。特許文献2には、ジエチルジチオカルバミン酸のカリウム塩及び/又はN1,N2,N3,N5−テトラ(ジチオカルボキシ)テトラエチレンペンタミンナトリウム塩及び/又はピペラジンビスジチオカルバミン酸のカリウム塩を含む重金属固定剤が記載されている。
特開平8−224560号公報 特開2003−94001号公報
ところが、ピペラジンカルボジチオ酸塩からなる重金属固定剤の重金属固定化の能力は必ずしも十分ではなく、多量の重金属固定剤を使用する必要があるため高コストになるという問題があった。一方で、ピペラジン以外のアミンのカルボジチオ酸塩からなる重金属固定剤を用いると、臭気(有害ガス)の発生が問題になることがあった。
そこで、本発明は、重金属を固定化する能力が高く、かつ臭気の発生が少ない重金属固定剤及びその製造方法、並びにそれを用いた重金属の固定化方法を提供することを目的とする。
本発明に係る重金属固定剤の製造方法は、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩の30〜50重量%水溶液(A)を調製する工程と、ジエチルカルボジチオ酸塩の50〜70重量%水溶液(B)を調製する工程と、水溶液(A)と水溶液(B)を、水溶液(A):水溶液(B)=99:1〜50:50の重量割合で混合する工程とを有する(ただし、重金属固定剤が尿素を含有する場合を除く。)
本発明に係る重金属固定剤は、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩を15〜49.5重量%と、ジエチルカルボジチオ酸塩を0.5〜35重量%とを含有する(ただし、重金属固定剤が尿素を含有する場合を除く。)
本発明に係る重金属の固定化方法は、前記の重金属固定剤の製造方法により重金属固定剤を得る工程と、重金属含有物に前記重金属固定剤を混合する工程とを有する。
本発明に係る重金属の固定化方法は、重金属含有物に前記の重金属固定剤を混合する工程を有する。
本発明によれば、重金属を固定化する能力が高く、かつ臭気の発生が少ない重金属固定剤及びその製造方法、並びにそれを用いた重金属の固定化方法を提供できる。
本発明に係る重金属固定剤は、重金属含有物中の重金属を固定化するためのものである。重金属含有物としては、重金属含有焼却灰、重金属含有飛灰、重金属含有排水、重金属含有土壌等が挙げられるが、本発明に係る重金属固定剤は、重金属含有飛灰中の重金属の固定化に有効である。固定化される重金属としては、鉛、水銀、クロム、カドミウム、亜鉛、銅、ニッケル、砒素、セレン等が挙げられるが、本発明に係る重金属固定剤は、鉛、水銀、クロム、カドミウム、亜鉛、銅の固定化に有効であり、特に鉛の固定化に有効である。
本発明に係る重金属固定剤は、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩及びジエチルカルボジチオ酸塩を含有するものであるが、通常、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩及びジエチルカルボジチオ酸塩を含有する水溶液の状態である。
ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩としては、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、又はアンモニウム塩等を用いることができる。アルカリ金属としては、リチウム、ナトリウム、カリウム等が挙げられる。アルカリ土類金属としては、マグネシウム、カルシウム等が挙げられる。なかでも、熱的に安定なピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸のナトリウム塩又はカリウム塩が好ましい。なお、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩は、ピペラジンと、二硫化炭素と、必要な塩(例えば水酸化ナトリウムや水酸化カリウム)とを水中で反応させることにより合成することができる。
本発明では、重金属固定剤中のピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩の含有率を15〜49.5重量%に調整する。重金属固定剤中のピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩の含有率を15重量%以上とすることで、臭気の発生を抑えることができる。また、重金属固定剤中のピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩の含有率を49.5重量%以下とすることで、重金属を固定化する能力を高めることができる。重金属固定剤中のピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩の含有率は、18〜47.5重量%に調整することが好ましく、21〜45重量%に調整することがより好ましく、24〜42重量%に調整することがさらに好ましい。
ジエチルカルボジチオ酸塩としては、ジエチルカルボジチオ酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、又はアンモニウム塩を用いることができる。アルカリ金属としては、リチウム、ナトリウム、カリウム等が挙げられる。アルカリ土類金属としては、マグネシウム、カルシウム等が挙げられる。なかでも、熱的に安定なジエチルカルボジチオ酸のナトリウム塩又はカリウム塩が好ましい。なお、ジエチルカルボジチオ酸は、ジエチルアミンと、二硫化炭素と、必要な塩(例えば水酸化ナトリウムや水酸化カリウム)とを水中で反応させることにより合成することができる。
本発明では、重金属固定剤中のジエチルカルボジチオ酸塩の含有率を0.5〜35重量%に調整する。重金属固定剤中のジエチルカルボジチオ酸塩の含有率を0.5重量%以上とすることで、重金属を固定化する能力を高めることができる。また、重金属固定剤中のジエチルカルボジチオ酸塩の含有率を35重量%以下とすることで、臭気の発生を抑えることができる。重金属固定剤中のジエチルカルボジチオ酸塩の含有率は、2.5〜28重量%に調整することが好ましく、5〜21重量%に調整することがより好ましく、5.5〜20重量%に調整することがさらに好ましい。
本発明に係る重金属固定剤は、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩及びジエチルカルボジチオ酸塩以外の成分を含んでいてもよい。例えば、未反応ピペラジン、未反応ジエチルアミン、未反応二硫化炭素、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸、ジエチルカルボジチオ酸、ピペラジン−N−カルボジチオ酸、ピペラジン−N−カルボジチオ酸塩等の原料由来の成分が含まれていてもよい。また、安定剤としてアミン類が含まれていてもよい。
本発明に係る重金属固定剤の製造方法としては、(1)ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩及びジエチルカルボジチオ酸塩を別々に合成し、それらの所定量を水に投入する方法、(2)ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩の水溶液及びジエチルカルボジチオ酸塩の水溶液を別々に合成し、それらを所定比で混合する方法、(3)ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩及びジエチルカルボジチオ酸塩を水中で同時に合成する方法のいずれでも構わない。
ただし、(1)の方法では、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩及びジエチルカルボジチオ酸塩を単離する必要があるため、製造コストが嵩む。また、(3)の方法では、ピペラジンとジエチルアミンを共存させた状態で二硫化炭素と反応させることになるが、ピペラジンとジエチルアミンの濃度や反応性が異なることから反応制御が難しく、また臭気が発生しやすい傾向がある。そこで、本発明に係る重金属固定剤の製造方法は、(2)の方法が好ましい。(2)の方法であれば反応制御は容易であり、臭気も抑えられ、かつ製造コストの増加も抑制できる。以下、この方法を具体的に説明する。
まず、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩の水溶液(A)を調製する。水溶液(A)は、ピペラジンと、二硫化炭素と、必要な塩(例えば水酸化ナトリウムや水酸化カリウム)とを水中で反応させることで調製することができる。このとき、水溶液(A)中のピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩の含有率が30〜50重量%になるように調整することが好ましい。水溶液(A)中のピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩の含有率は、34〜47重量%に調整することがより好ましく、38〜44重量%に調整することがさらに好ましい。
また、ジエチルカルボジチオ酸の水溶液(B)を調製する。水溶液(B)は、ジエチルアミンと、二硫化炭素と、必要な塩(例えば水酸化ナトリウムや水酸化カリウム)とを水中で反応させることで調製することができる。このとき、水溶液(B)中のジエチルカルボジチオ酸の含有率が50〜70重量%になるように調整することが好ましい。水溶液(B)中のジエチルカルボジチオ酸の含有率は、54〜67重量%に調整することがより好ましく、58〜64重量%に調整することがさらに好ましい。
そして、水溶液(A)と水溶液(B)を混合する。水溶液(A)と水溶液(B)との混合割合は、水溶液(A):水溶液(B)=99:1〜50:50の重量割合とすることが好ましい。こうすることで、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩を15〜49.5重量%と、ジエチルカルボジチオ酸塩を0.5〜35重量%とを含有する重金属固定剤を製造することができる。水溶液(A)と水溶液(B)との混合割合は、水溶液(A):水溶液(B)=95:5〜60:40の重量割合とすることがより好ましく、水溶液(A):水溶液(B)=90:10〜70:30の重量割合とすることがさらに好ましい。
以上のような本発明に係る重金属固定剤は、重金属含有焼却灰、重金属含有飛灰、重金属含有排水、重金属含有土壌等の重金属含有物に混合することで、重金属を固定化することができる。重金属固定剤の使用量については、重金属含有物に含まれる重金属の種類や量により適宜調整すればよいが、重金属含有物に対して2.8重量%以上であることが好ましく、3.0重量%以上であることがより好ましい。
重金属含有物中の重金属(特にPb)の含有量に関しては、通常、500〜10000mg/kgである。また、後述する実施例の「評価3」と同様の手法により測定した重金属含有物のPb溶出量が5mg/L以上であれば本発明の効果が大きく発揮され、好ましくは10mg/L以上であり、より好ましくは20mg/L以上であり、さらに好ましくは30mg/L以上である。重金属含有物のPb溶出量が多いほど少量の重金属固定剤で重金属の固定化効果が得られるため、重金属含有物のPb溶出量が多いことは問題にならないが、重金属含有物のPb溶出量は通常100mg/L以下である。
<水溶液(A)の調製>
攪拌棒、温度計、分液ロート、冷却器を付けた2L四つ口フラスコに、ピペラジン219g及び水806gを投入し、完全に溶解させた。さらに、48.5重量%水酸化カリウム588gを加えて、攪拌しながら二硫化炭素387gを2時間かけて静かに滴下した。このときの温度は35〜40℃になるようにした。二硫化炭素の全量を滴下した後、さらに40℃で1時間攪拌を続けることで、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸カリウム(PPD)の水溶液(A)を得た。水溶液(A)中のPPDの濃度は、40.0重量%であった。
<水溶液(B)の調製>
攪拌棒、温度計、分液ロート、冷却器を付けた2L四つ口フラスコに、ジエチルアミン469g、48.5重量%水酸化カリウム741g、及び水303gを投入した。さらに、攪拌しながら二硫化炭素488gを2時間かけて静かに滴下した。このときの温度は30〜35℃になるようにした。二硫化炭素の全量を滴下した後、さらに40℃で1時間攪拌を続けることで、ジエチルカルボジチオ酸カリウム(PDD)の水溶液(B)を得た。水溶液(B)中のPDDの濃度は、60.1重量%であった。
<実施例1〜8>
水溶液(A)と水溶液(B)を表1に示す重量比で混合することで、実施例1〜8の重金属固定剤を調製した。
<比較例1〜2>
対照として、水溶液(A)のみからなる重金属固定剤(比較例1)及び水溶液(B)のみからなる重金属固定剤(比較例2)を準備した。
<実施例9>
攪拌棒、温度計、分液ロート、冷却器を付けた2L四つ口フラスコに、ピペラジン175g及び水705gを投入し、完全に溶解させた後、ジエチルアミン94g及び48.5%水酸化カリウム619gを投入した。攪拌しながら二硫化炭素407gを2時間かけて静かに滴下した。このときの温度は35〜40℃になるようにした。二硫化炭素の全量を滴下した後、さらに40℃で1時間攪拌を続けることで、ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸カリウム(PPD)及びジエチルカルボジチオ酸カリウム(PDD)を含む重金属固定剤を得た。なお、重金属固定剤中のPPDの濃度は32.0重量%であり、PDDの濃度は12.0重量%であった。
<評価1:結晶析出温度>
試験管に重金属固定剤3gを量り取り、マグネティックスターラーで攪拌しながら冷却し、結晶の析出が確認される温度を測定した。なお、結晶の析出が確認される前に全体が凝固した場合(実施例1〜3及び9並びに比較例1〜2)には、その凝固温度を結晶析出温度とした。結晶析出温度の測定は5回行い、その平均値をとった。なお、結果を表1に示す。
<評価2:CSガス発生量>
3Lのテドラーバッグに焼却飛灰(Pb含有量:6300mg/kg、pH:12.0)50gを入れ、75℃の乾燥機内で10分間加熱した。加熱後、重金属固定剤2.5g(焼却飛灰に対して5重量%)と水12.5g(焼却飛灰に対して25重量%)を添加した。手で揉むようにテドラーバッグごと混練した後、空気を2L充填し、75℃の乾燥機内で10分間加熱した。加熱後、テドラーバッグ内の二硫化炭素濃度をガス検知管((株)ガステック製、No.13CまたはNo.13)を用いて測定した。結果を表1に示す。
<評価3:Pb溶出量>
焼却飛灰(Pb含有量:6300mg/kg、Pb溶出量:33mg/L、pH:12.0)100gに対して、重金属固定剤及び水を合わせて30g(焼却飛灰に対して30重量%)添加し、ミキサーで十分混練した。24時間養生後、環境庁告示第13号に基づき、Pb溶出試験を行った。なお、焼却飛灰に対する重金属固定剤の添加率が2.8重量%又は3.0重量%となるように、重金属固定剤と水の配合比を調整した。結果を表1に示す。
Figure 0006052647
以上のように、本発明に係る重金属固定剤は、重金属を固定化する能力が高く、かつ臭気の発生が少ないことが分かる。

Claims (7)

  1. ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩の30〜50重量%水溶液(A)を調製する工程と、
    ジエチルカルボジチオ酸塩の50〜70重量%水溶液(B)を調製する工程と、
    水溶液(A)と水溶液(B)を、水溶液(A):水溶液(B)=99:1〜50:50の重量割合で混合する工程と
    を有する重金属固定剤の製造方法(ただし、重金属固定剤が尿素を含有する場合を除く。)
  2. 前記重金属固定剤が、重金属含有飛灰中の重金属を固定するためのものである請求項1に記載の重金属固定剤の製造方法。
  3. ピペラジン−N,N’−ビスカルボジチオ酸塩を15〜49.5重量%と、
    ジエチルカルボジチオ酸塩を0.5〜35重量%と
    を含有する重金属固定剤(ただし、重金属固定剤が尿素を含有する場合を除く。)
  4. 重金属含有飛灰中の重金属を固定するための請求項3に記載の重金属固定剤。
  5. 請求項1又は2に記載の方法により重金属固定剤を得る工程と、
    重金属含有物に前記重金属固定剤を混合する工程と
    を有する重金属の固定化方法。
  6. 重金属含有物に請求項3又は4に記載の重金属固定剤を混合する工程を有する重金属の固定化方法。
  7. 前記重金属固定剤の量が、前記重金属含有物に対して2.8重量%以上である請求項5又は6に記載の重金属の固定化方法。
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