JP6050112B2 - 熱交換用のパイプの埋設方法及び台座 - Google Patents

熱交換用のパイプの埋設方法及び台座 Download PDF

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Description

この発明は、複数本の既製杭の中空部に熱交換用のパイプを設置して、熱交換用のパイプを地中に設置する熱交換用のパイプの埋設方法及びこの埋設方法に使用する台座に関する。
従来、地中の熱を利用するために、熱交換用のパイプを埋設して、地上に熱を取り出すシステムにおいて、地中深く掘削して形成する杭穴を利用する提案が多々なされている。例えば、地盤改良用その他の鋼管杭の中に、熱交換用のパイプを埋設する提案があった(特許文献1、2)。しかし、一般に、杭を埋設する杭穴内は掘削用の水や泥土で満たされており、事後的にパイプを埋設する場合には、浮力に抗して埋設する必要があった。◎
そこで、浮力を考慮して、既製杭の中空部に予め熱交換用のパイプを配置して既製杭に固定しておく提案もなされている(特許文献3)。また、既製杭を使用しない場合には、U字状に配置した熱交換用のパイプの下端部に錘を付けて沈める提案もされていた。
特開2008−261535 特開2004−233031 特開2008−96063
前記従来の場合、通常既製杭は10m程度の長さしかなく、例えば、50mの深さに埋設する場合には、既製杭を連結しながら埋設する必要があった。従って、予め既製杭に熱交換用のパイプを固定した場合には、既製杭の施工の際に、既製杭の連結作業に加え、パイプの連結作業を要し、作業が繁雑となる問題点があった。
また、杭穴内に比重が高い泥水が満たされている場合や泥水内に泥塊があった場合には、熱交換用のパイプを沈めることができなかった。とりわけ、50mなどの深い位置までパイプの下端部を位置させる場合には、とりわけ顕著であった。
そこでこの発明では、切り欠き部を有する台座を下方に位置する既製杭に載せて、台座に上方に位置する既製杭を載せたので、あるいは下端パイプ保持具でパイプの下端部をまとめ、下端パイプ保持具を既製杭の内壁(中空部)に取り付けしたので前記問題点を解決した。
すなわち、方法の発明は、中空部を有する既製杭の該中空部に、流体を循環させて熱交換ができるパイプを配置して、前記既製杭の複数本を地中に埋設することにより既製杭をパイプを埋設する方法であって、以下のように構成したことを特徴とする熱交換用パイプの埋設方法である。
(1) 「最下端の既製杭」の中空部に、略U字状に折り曲げて形成したパイプの1つ又は複数を、2つの開口を上に向けて設置し、下端部の折り曲げ部を「最下端の既製杭」の下端部に上昇を規制して取り付ける。前記各パイプの上端を前記既製杭の上端付近に位置させる。
(2) 最下端以外に位置する「他の既製杭」の中空部に、前記最下端の既製杭と同じ位置に熱交換用のパイプを配置し、前記各パイプを前記既製杭の中空部内で所定位置に保つように、前記既製杭に設けた中間保持具に係止する。
(3) 上下で同一位置に切り欠き部を有する部分ドーナツ状に形成する上支持板と下支持板とを、前記上支持板と下支持板の切り欠き部と上下で同一位置に切り欠き部を形成した中間支持材で一体に固定して台座を構成する。
(4) 地上から形成された杭穴内に、「最下端の既製杭」を下降して、「最下端の既製杭」の上端部を地上付近で保持する。
(5) 「最下端の既製杭」に台座を載置し、「最下端の既製杭」の上方から「他の既製杭」を下降して前記台座に載置する。
(6) 続いて、前記台座の切り欠き部から作業をして、前記「最下端の既製杭」のパイプの上端と「他の既製杭」パイプの下端を連結する。
(7) 続いて、「他の既製杭」を一旦上昇させると共に、前記台座を取り外し、「他の既製杭」を「最下端の既製杭」に載せて、「他の既製杭」を「最下端の既製杭」とを通常の手段により連結する。
(8) 連結した「他の既製杭」と「最下端の既製杭」を下降して、必要ならば、前記「他の既製杭」の上端に、さらに別の「他の既製杭」を連結すると共に両既製杭のパイプを連結して、必要数の「他の既製杭」及び「最下端の既製杭」とを前記杭穴内に埋設する。
(9) 最上に位置する「他の既製杭」のパイプの上端に、地上に設置した熱交換用に必要なパイプを連結する。
また、前記において、以下のように構成したことを特徴とする熱交換用パイプの埋設方法である。
(1) 「最下端の既製杭」の下端部に、略U字状の中空の下端パイプ保持具の1つ又は複数を、2つの開口を上に向けて、上昇を規制して取り付ける。
「最下端の既製杭」の中空部に、前記下端保持具に対応して、2本の熱交換用のパイプを配置し、各パイプの下端を前記下端パイプ保持具の開口にそれぞれ連結する。
また、台座の発明は、下方に位置する既製杭の上面に載置できる下支持板と上方に位置する既製杭の下面に対応した上支持板とを中間支持材で連結固定した台座であって、以下のように構成したことを特徴とする台座である。
(1) 前記上支持板と下支持板は、上下で同一位置に切り欠き部を有する部分ドーナツ状に形成する。
(2) 前記中間支持材は、前記上支持板と下支持板の切り欠き部と上下で同一位置に切り欠き部を形成する。
(3) 前記上支持板の上面と、前記下支持板の下面に、既製杭の上端部側面に当接するストッパー片を設ける。
前記における既製杭はコンクリート系、鋼管系など中空部を有する構造であれば、任意である。
また、前記におけるパイプは、行き帰りで1組必要で、既製杭内に複数組を配置することもできる。
この発明は、下端パイプ保持具を使用したので、熱交換用のパイプの自重や錘を使用することなく、杭穴内の内容物の比重が高い掘削土やセメントミルクなどにかかわらず、熱交換用のパイプの浮力に抗して、熱交換用のパイプを埋設できる。
また、切り欠き部を設けた台座を下方に位置する既製杭に載せ、台座に上側の既製杭を載せたので、作業者は切り欠きから手を入れて、効率的でかつ安全に、上下のパイプの連結作業ができる。
図1(a)〜(e)はこの発明の埋設方法を説明する縦断面図である。 図2(a)(b)はこの発明の埋設方法を説明する縦断面図で、最上の既製杭の設置完了の手順を表す。 図3(a)〜(e)はこの発明の他の埋設方法を説明する縦断面図である。 図4(a)(b)はこの発明の他の埋設方法を説明する縦断面図で、最上の既製杭の設置完了の手順を表す。 図5はこの発明の埋設方法に使用する治具であって、下端パイプ保持具で、(a)は拡大底面図、(b)はA−A断面図である。 図6はこの発明の埋設方法に使用する台座で、(a)は平面図、(b)は正面図を表す。 図7は図6(a)のA−A線における断面図である。
1.既製杭1の構成
(1) この発明で使用する既製杭1は、コンクリート系の中空杭で、上下に連結用の端版を有する。また、既製杭1は鋼管杭とすることもでき、さらに鋼管杭とコンクリート系杭と混在させることもできる。
2.パイプ保持用治具10、17、台座20
(1) 水平中空管11の両端部に垂直中空管12、12を連通して連設して、略U字状の下端パイプ保持具10として、2つの下端パイプ保持具10、10を並列させ、両下端パイプ保持具10、10の水平中空管11、11を接合杆13で連結する(図5)。
(2) 既製杭1の内壁に固定できる支持部と、パイプ30に嵌装着脱できる部分環状又は環状のパイプ保持部とから、中間パイプ保持具17を形成する。
(3) ドーナツ状の基材から約90°部分を切り取った部分ドーナッツ状の上支持板21と上支持板24と間に、中間支持材27を挿入して、上支持板21と上支持板24及び中間支持材27を一体に連結固定して、台座20を構成する(図6)。上支持板21と上支持板24で、約90°部分を切り取った部分を切り欠き部23、26とする。
上支持板24の上面25、下支持版21の下面22aに、使用する既製杭1の外周位置に沿って配置されるストッパー片29、29を固定する。
中間支持材27は、上支持板21(下支持板24)に対して45°づつ放射状に配置した板材28、28から構成する。したがって、板材28、28間から内側が目視できる。上支持板21及び下支持板24の切り欠き部23、26に対応する位置には当然に板材28は配置されない(図7)。
3.既製杭1への熱交換用のパイプ30の取り付け
(1) 最下端に位置する既製杭1Aは、既製杭1の下端部に直径方向の取付杆15を固定する。各下端パイプ保持具10、10の垂直中空管12、12に熱交換用のパイプ30の下端をそれぞれ連結する。この場合、2組の熱交換用のパイプ30で合計4本配置される。また、パイプ30を連結した下端パイプ保持具10、10を既製杭1Aの中空部2内に配置して、下端パイプ保持具10、10を既製杭1Aの下端部に位置させ、下端パイプ保持具10の接合杆13と取付杆15とをワイヤー16その他の手段で連結する。この場合、既製杭1A内で、下端パイプ保持具10、10が上方に移動することを規制できていれば良い。
また、パイプ30の上端は既製杭1Aの上端付近又は多少突出した位置に配置してある。
(2) 最下端の既製杭1A以外の既製杭(他の既製杭)、即ち、最上端に位置する既製杭1B又は中間に位置する既製杭1Cは、中空部2に4本のパイプ30、30を配置し、各パイプ30の上端を既製杭1の上端付近又は上方に突出した位置に配置し、パイプ30の下端を既製杭1の下端付近の位置に配置する。
既製杭1B、1Cの内壁に適宜中間パイプ保持具27、27を取り付けし、既製杭1B、1Cの中空部2内でパイプ30、30が水平方向の移動が規制する。しかし、中間パイプ保持具27を使用してもパイプ30、30の垂直方向の移動は許容される。
4.パイプ30、30を取り付けた既製杭1の埋設(その1)
(1) 通常の掘削手段で、地上32から地盤を掘削して杭穴33を形成する(図3(a)(b))。この場合、杭穴33内の掘削土を排土せず、掘削土が杭穴33内に満された状態とするが、排土しても良い。
(2) 続いて、杭穴33に最下端の既製杭1Aを埋設し、最下端の既製杭1Aの上端を地上から出した状態で、掘削ロッド35で通常の方法により既製杭1Aの上端部を地上32で保持する(図3(c))。
(3) 続いて、既製杭1Aの上面に台座20を載せると共に、上方から次の既製杭1Cを下降させる(図3(c))。台座20の上に既製杭1Cを載せ、台座20切り欠き部から作業をして、上側の既製杭1Cからパイプ30C、30Cを引き出し、下側の既製杭1Aのパイプ30A、30Aに、通常の手段で、連通するように連結する(図3(d))。
続いて、台座20を取り外し、既製杭1Cを既製杭1Aの上に載せて通常の方法で、既製杭1A、1Cを連結する(図3(e))。
(4) 同様に、必要な既製杭及び最上の既製杭1Bを連結すると共に各パイプ30Bを連通連結する((図4(a))。続いて、水などの流体を純化させる装置(図示していない)からのパイプ31、31を、既製杭1Bの上端付近又は上端から突出したパイプ30B、30Bに連通連結してパイプの埋設は完了する(図4(b))。
(5) このように埋設したパイプ30、30内に水などの流体を充填すれば、既製杭1、1内で安全に保たれた下端パイプ保持具10で折り返して、地中の熱を回収できる。
(6) また、前記実施例において、下端パイプ保持具10を省略して、U字状に折り曲げたパイプの下端の折り曲げ部を直接に取付杆15に固定する(図示していない)。
また、前記実施態様において、台座の切り欠き部は1ヶ所に設けたが、2ヶ所以上設けることもできる(図示していない)。また、切り欠き部23、26の角度は90°としたが、少なくとも作業者の手が入れば良いので、上方の既製杭1を保持できる強度を有せば、30〜120°程度の範囲で適宜変更できる(図示していない)。また、台座の高さは、少なくとも作業者の手が入れば良いので通常は30〜100cmとする。
5.パイプ30を取り付けた既製杭1の埋設(その2)
この実施態様では、パイプ30の種類によっては、上下のパイプ30、30の連結作業で上方のパイプ30を引き出すとパイプ30がたるむ場合があり、そのたるんだパイプ30を修正する実施態様である。この実施態様では、最上端に位置する既製杭1Bは、パイプ30Bの上端に仮パイプ40を連結してある。仮パイプ40は、仮パイプ40を掴んでパイプ30Bを引き出すことができるある程度硬さと強度を有する構造とし、また、仮パイプの長さは、5〜20cm程度とする。
(1) 通常の掘削手段で、地上32から地盤を掘削して杭穴33を形成する(図1(a)(b))。この場合、杭穴33内の掘削土を排土せず、掘削土が杭穴33内に満された状態とするが、排土しても良い。
(2) 続いて、杭穴33に最下端の既製杭1Aを埋設し、最下端の既製杭1Aの上端を地上から出した状態で、掘削ロッド35で通常の方法により既製杭1Aの上端部を地上32で保持する(図1(c))。
(3) 続いて、既製杭1Aの上面に台座20を載せると共に、上方から次の既製杭1Cを下降させる(図1(c))。台座20の上に既製杭1Cを載せ、台座20切り欠き部から作業をして、上側の既製杭1Cからパイプ30C、30Cを引き出し、下側の既製杭1Aのパイプ30A、30Aに、通常の手段で、連通するように連結する(図1(d))。
続いて、台座20を取り外し、既製杭1Cを既製杭1Aの上に載せて通常の方法で、既製杭1A、1Cを連結する(図1(e))。この場合、一旦引き出した上側のパイプ30Cを戻すので、パイプ30Cがたるむ場合がある。
(4) 同様に、必要な既製杭及び最上の既製杭1Bを連結すると共に各パイプ30Bを連通連結する((図2(a))。この場合、パイプ30B、30Bはたるんでいるので、仮パイプと共にパイプ30Bを引き上げたるみを修正する(図2(b))。
続いて、仮パイプを取り外し、(図2(c))、水などの流体を純化させる装置(図示していない)からのパイプ31、31を、既製杭1Bの上端付近又は上端から突出したパイプ30B、30Bに連通連結してパイプの埋設は完了する(図2(d))。
(5) このように埋設したパイプ30、30内に水などの流体を充填すれば、既製杭1、1内で安全に保たれた下端パイプ保持具10で折り返して、地中の熱を回収できる。
1 既製杭
1A 最下端の既製杭
1B 最上の既製杭
1C 中間の既製杭
2 既製杭の中空部
10 下端パイプ保持具
11 水平中空管
12 垂直中空管
13 接合杆
15 取付杆
16 ワイヤー
17 中間パイプ保持具
20 台座
21 下支持板
23 下支持板の切り欠き部
24 上支持板
26 上支持板の切り欠き部
27 中間支持材
28 板材
29 ストッパー片
30、30A、30B、30C パイプ
31 パイプ
32 地上
33 杭穴
40 仮パイプ

Claims (3)

  1. 中空部を有する既製杭の該中空部に、流体を循環させて熱交換ができるパイプを配置して、前記既製杭の複数本を地中に埋設することにより既製杭をパイプを埋設する方法であって、以下のように構成したことを特徴とする熱交換用パイプの埋設方法。
    (1) 「最下端の既製杭」の中空部に、略U字状に折り曲げて形成したパイプの1つ又は複数を、2つの開口を上に向けて設置し、下端部の折り曲げ部を「最下端の既製杭」の下端部に上昇を規制して取り付ける。前記各パイプの上端を前記既製杭の上端付近に位置させる。
    (2) 最下端以外に位置する「他の既製杭」の中空部に、前記最下端の既製杭と同じ位置に熱交換用のパイプを配置し、前記各パイプを前記既製杭の中空部内で所定位置に保つように、前記既製杭に設けた中間保持具に係止する。
    (3) 上下で同一位置に切り欠き部を有する部分ドーナツ状に形成する上支持板と下支持板とを、前記上支持板と下支持板の切り欠き部と上下で同一位置に切り欠き部を形成した中間支持材で一体に固定して台座を構成する。
    (4) 地上から形成された杭穴内に、「最下端の既製杭」を下降して、「最下端の既製杭」の上端部を地上付近で保持する。
    (5) 「最下端の既製杭」に台座を載置し、「最下端の既製杭」の上方から「他の既製杭」を下降して前記台座に載置する。
    (6) 続いて、前記台座の切り欠き部から作業をして、前記「最下端の既製杭」のパイプの上端と「他の既製杭」パイプの下端を連結する。
    (7) 続いて、「他の既製杭」を一旦上昇させると共に、前記台座を取り外し、「他の既製杭」を「最下端の既製杭」に載せて、「他の既製杭」を「最下端の既製杭」とを通常の手段により連結する。
    (8) 連結した「他の既製杭」と「最下端の既製杭」を下降して、必要ならば、前記「他の既製杭」の上端に、さらに別の「他の既製杭」を連結すると共に両既製杭のパイプを連結して、必要数の「他の既製杭」及び「最下端の既製杭」とを前記杭穴内に埋設する。
    (9) 最上に位置する「他の既製杭」のパイプの上端に、地上に設置した熱交換用に必要なパイプを連結する。
  2. 以下のように構成したことを特徴とする請求項1記載の熱交換用パイプの埋設方法。
    (1) 「最下端の既製杭」の下端部に、略U字状の中空の下端パイプ保持具の1つ又は複数を、2つの開口を上に向けて、上昇を規制して取り付ける。
    「最下端の既製杭」の中空部に、前記下端保持具に対応して、2本の熱交換用のパイプを配置し、各パイプの下端を前記下端パイプ保持具の開口にそれぞれ連結する。
  3. 下方に位置する既製杭の上面に載置できる下支持板と上方に位置する既製杭の下面に対応した上支持板とを中間支持材で連結固定した台座であって、以下のように構成したことを特徴とする台座。
    (1) 前記上支持板と下支持板は、上下で同一位置に切り欠き部を有する部分ドーナツ状に形成する。
    (2) 前記中間支持材は、前記上支持板と下支持板の切り欠き部と上下で同一位置に切り欠き部を形成する。
    (3) 前記上支持板の上面と、前記下支持板の下面に、既製杭の上端部側面に当接するストッパー片を設ける。
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