JP6932022B2 - 熱交換パイプの埋設装置、熱交換パイプの埋設方法および熱交換パイプの埋設用治具 - Google Patents

熱交換パイプの埋設装置、熱交換パイプの埋設方法および熱交換パイプの埋設用治具 Download PDF

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Description

本発明は、縦穴内に熱交換パイプを埋設して、熱交換パイプ内に流体を循環させて地中熱を地上に取り出す際に適用する熱交換パイプの埋設装置、熱交換パイプの埋設方法および埋設用治具に関する。
地中熱を地上に取り出すために流体を流す熱交換パイプを杭穴(縦穴)内に埋設する方法がとられて、熱交換パイプの両端の開口部を地上に開放した状態で、熱交換パイプの折り返し端を縦穴内の底付近に埋設していた。この場合、縦穴は深いほど有効な地中熱を地上に回収できるので、少なくとも10m程度の深さを要し、対応して、20m程度を折り返した熱交換パイプを縦穴内に埋設することが必要であった。また、地上は一般に泥や砂利でまみれており、破損のおそれがあるため、地上に、熱交換パイプを寝かせて作業をすることはできず、埋設作業時には埋設する熱交換パイプを吊り上げるクレーンなどの重機が必要であった(特許文献2)。
また、一般に、縦穴(杭穴)を掘削するためには、掘削ヘッド付きの掘削ロッドを備えた掘削機が必要であった。
また、複数本の熱交換パイプを束ねて縦穴内に埋設するためには、縦穴内で生じる浮力に抗してある程度の重さを有する埋設用治具が必要であった(特許文献1)。この場合、浮力に抗するために、上向きの高圧水の推進力を利用していた。
特開2012−171580号公報 特開2015−45472号公報
従来では、縦穴(杭穴)を掘削するために、縦穴(杭穴)を掘削するためには、掘削ヘッド付きの掘削ロッドを備えた掘削機が必要であり、かつその後に、熱交換パイプを埋設する熱交換パイプを吊り上げて、縦穴(杭穴)に納めるために、別途にクレーンが必要であった。
したがって、狭い現場内で、掘削のための手段とクレーンなどの吊り上げるための手段を用意しなければならなかった。
また、前記埋設用治具では、浮力に抗する重量を確保するためや、杭穴壁や熱交換パイプを高圧水の圧力から保護するために、埋設用治具の長さ(高さ)など埋設用治具が大きくならざるを得なかった。
本発明は、掘削機の回転昇降装置や押し込みロッドの上端部に熱交換パイプを保持する保持具を設け、あるいは埋設用治具を上下に開放した略筒状形状としたので、前記問題点を解決した。
即ち、この埋設装置の発明は、地中熱を地上に得る熱交換パイプを縦穴に沿って埋設する装置であって、以下のように構成したことを特徴とする熱交換パイプの埋設装置である。
(1) 掘削機の回転昇降装置に押し込みロッドを取り付けて、前記押し込みロッドの先端に上下に開口した平面視で四角形または六角形の略筒状の埋設用治具を保持した。
(2) 前記埋設用治具は、内側をセメントミルク類が通過できる構造とした。
(3) 前記熱交換パイプの複数を、折り返し端部を下に向けて両開口端を上に向けて配置し、前記折り返し端部を前記埋設用治具の「外面」または「内面および外面」に固定し、前記両開口端を前記押し込みロッドの上端部または前記回転昇降装置に設けた保持具に保持した。
また、埋設用ジグの発明は、以下のように構成したことを特徴とした熱交換パイプの埋設用治具である。
(1)上下に開口した平面視で四角形または六角形の筒状の基体の内側に取付部材を配置して、
前記取付部材を介して、掘削機の押し込みロッドに装着できる差し込み部材を立設して、前記差し込み部材の上端部を前記基体の上縁より上方に突出させた。
(2) 前記基体は、その内側をセメントミルク類が通過できる構造とし、かつ前記基体の外面および内面に熱交換パイプを取り付けるスペースを設けた。
この発明は、掘削機の回転昇降装置や押し込みロッドの上端部に熱交換パイプを保持する保持具を設けたので、熱交換パイプを施工する際に、クレーンなどの重機を不要として、縦穴内への熱交換パイプの埋設作業を簡略化させることができる。また、掘削機の回転昇降装置の自重や押し込み力を押し込みロッドから熱交換パイプや埋設用治具に伝えるので、埋設用治具を軽量化できる。
(a)はこの発明の実施例に使用する埋設用治具の斜視図で、(b)は熱交換パイプを取り付けた埋設用治具の平面図、(c)は正面図を表す。 他の埋設用治具で(a)は熱交換パイプを取り付けた埋設用治具の平面図、(b)は正面図を表す。 (a)(b)は熱交換パイプの概念図である。 (a)〜(d)は埋設方法を説明する概略した縦断面図を表す。
図面に基づきこの発明の実施態様について説明する。
なお、この出願は平成26年度、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「再生可能エネルギー熱利用技術開発/地中熱利用トータルシステムの効率化技術開発及び規格化」委託事業の成果に係る特許出願である。
1.熱交換パイプ10と埋設用治具1
(1) 上下に開放した四角筒(基体)2の壁板の内面3、3に、平面視で十字型の取付部材7を略水平に配置して、取付部材7の端部を内面3、3に固定する。取付部材7の交差中心は、四角筒2の軸芯6に位置する。また、取付部材7は、四角筒2の高さ方向で、やや上側に位置している(図1(a)(b))。十字型の取付部材7は、2本の棒状の部材を交差させて構成し、あるいは4本の棒状部材を放射状に連結して構成してあり、できるだけ四角筒2内の上下の開放を妨げないように形成してある。
取付部材7の上面で軸心6付近(四角筒2の中心付近)に、丸パイプからなる差し込み部材8を立設固定する。差し込み部材8の上端は、四角筒2の上端から十分に上方に突出している(図1(a))。
(2) 熱交換パイプ10は、樹脂製で、かつある程度の柔軟性を有するパイプ材料12、12からなり、1本の長いパイプ材料12を下屈曲部13、13、上屈曲部14、14の屈曲位置に補強パイプ16、16をそれぞれ被せて、補強パイプ16ごとパイプ材料12を屈曲して屈曲部(下屈曲部13、上屈曲部14)を形成する。ここで、掘削する縦穴40の底付近に位置する下屈曲部13、13を4つ形成し、縦穴の開口部(地上39)付近に位置する上屈曲部14、14を3つ形成して、1本のパイプ材料12の両端を直線状にして、地上39に上げて開口11、11を上方に向けて構成する(図3(a))。
例えば、縦穴40の深さを10mとした場合、パイプ材料12は、10m×8=80m程度で形成する。したがって、熱交換パイプ10は、8本のパイプ材料が縦に並んだ構成となっており、パイプ材料12を保形する水平リング17、17を、所定高さ毎(例えば、2m毎)に取り付けてある(図4(c))。
(3) 以上のようにして構成した熱交換パイプ10の補強パイプ16(各下屈曲部13)を、埋設用治具1の四角筒2の外面4、4に密着させて固定する(図1(b)(c))。この状態で、補強パイプ16の下端は、四角筒2の下端よりも上方に位置し、補強パイプ16の上端は、四角筒2の上端より上方に位置している(図1(c))。
2.掘削機20の構成
(1) 掘削機20は通常の構成で、キャタピラを備えた走行部24の上に、オーガー(回転昇降手段)が昇降するやぐら23が立てられ、また操作室22を設けてある。オーガー26はやぐら23の縦レール24に沿って昇降する本体部27と、本体部27内下側に、押し込みロッド33や掘削ロッド35を挟んで回転する回転部28を有する。
このように構成した掘削機20で、オーガー26の下端部にウインチ30(回転巻き上げ具。=パイプ保持具)を取り付ける。ウインチ30は、内蔵したワイヤー31を引き出しおよび巻き上げが自在であり、熱交換パイプ10の上端部にワイヤー31を係止して巻き上げて、熱交換パイプ10の上端部をウインチ30の近く(オーガー26の下端の近く)に保持できる。
(2) 掘削機20のオーガー26には、回転部28に掘削ヘッド36を備えた中空の掘削ロッド35、あるいは掘削ヘッド36や撹拌具・練り付け具を設けない中空の押し込みロッド33を装着可能となっている。押し込みロッド33の下端は、中空部内に埋設用治具1の差し込み部材8を挿入でき、押し込みロッド33の下端外周は埋設用治具1の四角筒2内に納まる形状となっている(図1(b)(c)鎖線図示33)。
3.熱交換パイプ10の埋設
(1) 掘削機20に掘削ロッド35を装着し、掘削ロッド35の掘削ヘッドで、通常の各種方法で、地上39から縦穴40(杭穴)を掘削する(図4(a))。続いて、掘削ヘッド36(掘削ロッド35の先端)から縦穴40内にセメントミルク類を注入しながら、必要ならば掘削ロッド35を回転昇降させて、縦穴40内の残置物(泥水など)とセメントミルク類を撹拌しながら縦穴40内にソイルセメントを生成する。この際、縦穴40内に土塊が残らないように、充分に撹拌することが望ましい。
ソイルセメントを生成したならば、掘削ヘッド36および掘削ロッド35を地上39に引きあげる(図4(b))。なお、ここで、縦穴40内にはソイルセメントを生成したが、周辺地盤と熱交換パイプ10との間で熱伝導に大きな影響が無ければ、泥水などをセメントミルクに置換することもでき、あるいは残置した泥水を脱水固化させることもできる。
続いて、オーガー26から掘削ロッド35を取り外す。
(2) 続いて、地上39で、環状に配置され埋設用治具1を取り付けた熱交換パイプ10(図1(b)(c)、図3(a))の間に、押し込みロッド33を挿入して、押し込みロッド33の中空部の先端に、埋設用治具1の差し込み部材8を挿入する(図1(b)(c))。掘削機20のオーガー26はやぐら23(縦レール24)の上端部にあり、取り付けたウインチ30のワイヤー31を地上39付近まで引き出して、ワイヤー31の先端を熱交換パイプ10の上端部に係止する。
続いて、通常の方法で、押し込みロッド33の上端をオーガー26の回転部28に装着すると共に、ウインチ30のワイヤー31を巻き戻して、熱交換パイプ10を押し込みロッド33に沿って立ち上げる。
周囲に熱交換パイプ10を配置した押し込みロッド33を略垂直に立て、押し込みロッド33を縦穴40の上方に移動させる。また、ウインチ30でワイヤー31の長さを調整して、押し込みロッド33の先端が丁度、埋設用治具1の十字の取付部材7を軽く押した状態にしておく(図1(b)(c))。
(3) オーガー26を下降させ、押し込みロッド33を下降し、押し込みロッド33の先端で埋設用治具1を軽く押しながら、熱交換パイプも下降して、熱交換パイプ10と押し込みロッド33とを縦穴40内(セメントミルク内、ソイルセメント内)に押し込む(図4(c))。この際、セメントミルク(ソイルセメント)の比重と生じる浮力により、押し込み抵抗を受けるが、オーガー26のオーガー26の重量(押し込み力)により、抵抗に抗して、熱交換パイプ10を下降させることができる。
また、押し込みロッド33の下端は十字状の取付部材7に当たるので押し込みロッド33の押し込み力を埋設用治具1に伝えることができ、かつ押し込みロッド33が多少上下方向にずれた場合であっても、差し込み部材8が押し込みロッド33の中空部に挿入されているので、ずれるおそれが無い。
また、万一、縦穴40内に砕石などが残っていた場合であっても、埋設用治具1と補強パイプ16、16が熱交換パイプ10の下端部に位置するので、熱交換パイプ10(パイプ材料12)を保護できる。
(4) 埋設用治具1(熱交換パイプ10の下端)を所定の深さ(通常は、縦穴40の底付近)まで下降させたならば、熱交換パイプ10の上端部を地上で保持して、熱交換パイプ10からウインチ30のワイヤー31を外して、熱交換パイプ10をオーガー26から切り離す。続いて、オーガー26を上昇させて、押し込みロッド33を地上に引きあげ、熱交換パイプ10および埋設用治具1を縦穴40内に残置する。
セメントミルクが固化したならば、熱交換パイプ10の埋設が完了する(図4(d))。
(5) 続いて、地上39に開放している熱交換パイプ10の開口11、11で、必要な水圧試験を行い、熱交換パイプ10に損傷が無いことを確認して、縦穴40に埋設した他の熱交換パイプ10とも地上配管42、42接続して、所定の熱交換システムを構築する。
(6) なお、ここで、掘削ロッド35(掘削ヘッド36付き)を備えた掘削機12と、押し込みロッド33を備えた他の掘削機12とを用意することもできる(図示していない)。この場合には、掘削ロッド33、押し込みロッド33の着脱作業を省略して、連続的に縦穴40の掘削し、熱交換パイプ10を埋設する作業の効率化を図ることもできる。
また、前記において、熱交換パイプ10を縦穴40内で回転あるいは小さく回動させる必要がある場合には、ウインチ30をオーガー26の回転部28に取り付け、あるいは、ウインチ30を押し込みロッド33の上端部に取り付けることもできる(図示していない)。これにより、オーガー26を回転させれば、押し込みロッド33に合わせて熱交換パイプ10を回転させることができる。
また、前記において、撹拌手段や練り付け手段を設けた掘削ロッド35とは、別途の外周に何も突起物がない押し込みロッドを使用したが、熱交換パイプ1の埋設に支障が無い範囲で突起物が存在しても良い(図示していない)。したがって、掘削ヘッド36を設けた掘削ロッド35(押し込みロッド33兼用)から掘削ヘッド36を取り外して、押し込みロッド33とすることもできる(図示していない)。
4.他の実施態様
(1) 前記実施態様において、熱交換パイプ10は、1本のパイプを屈曲して形成したが、U字状のパイプ材料12の開口11、11を上に向けた状態で、4つ並べて、隣接する開口を連通させた構造とすることもできる(図示していない)。また、逆U字状のパイプ材料12の開口11、11を下に向けて3つ並べて、さらにその両側に直線状のパイプ材料を1本づつ並べて、隣接するパイプ材料の下端の開口を連通させた構造とすることもできる(図示していない)。
また、U字状のパイプ材料12の開口11、11を上に向けた状態で、4つ並べて、隣接する開口を連通させずに、他の縦穴40の熱交換パイプ10の開口11、11とともに、ヘッダー状の装置で各開口11、11を地上配管42、42に連結して、熱交換システムを構成することもできる(図3(b))。
(2) また、前記実施態様において、熱交換パイプ10は、パイプ材料12を上下に折り曲げて構成したが、放熱スペースを確保して、かつできるだけ距離を長く形成できれば、他の構成とすることもできる。例えば、軸を略垂直にした螺旋状に形成して、地上に一方の開口11を設けて上から下に向けて螺旋を形成して、縦穴40の底付近で折り返して下から上に向けて直線状または螺旋状に形成して他方の開口11を地上に配置した構成とすることもできる(図示していない)。この場合にも、螺旋状の熱交換パイプ10の下端部を埋設用治具1に係止して、上端部をワイヤー31などでウインチ30に固定して埋設作業をおこなうことができる。
(3) また、 前記実施態様において、埋設用治具1の四角筒2の外面4に熱交換パイプ10の補強パイプ16(下屈曲部13)を固定したが、四角筒2の内面3に熱交換パイプ10の補強パイプ16(下屈曲部13)を固定することもできる(図示していない)。さらに、四角筒2の内面3と外面4の両面に熱交換パイプ10の補強パイプ16(下屈曲部13)を固定することもできる(図示していない)。これにより、倍の長さの熱交換パイプ10、10を同時に埋設できる。
また、埋設用治具1の四角筒2の内側に、四角筒2より小さな四角筒2Aを配置して、かつ四角筒2Aを取付部材7の上または下に配置することもできる(図2)。そして、同様に、外側の四角筒2の外面4、4に熱交換パイプ10の補強パイプ16(下屈曲13)を固定し、内側の四角筒2Aの外面4A、4Aに他の熱交換パイプ10Aの補強パイプ16A(下屈曲13A)を固定することもできる(図2(a)(b))。これにより、倍の長さの熱交換パイプ10、10Aを同時に埋設できる。さらに、四角筒2の内外面3、4に熱交換パイプ10、10を固定し、四角筒2Aの内外両面3A、4Aに熱交換パイプ10A、10Aを固定すれば、4倍の長さの熱交換パイプ10、10Aを一度に埋設できる(図示していない)。
また、前記各場合において、熱交換パイプ10は長いパイプ材料を屈曲して構成したが、短い(縦穴40の深さより短い)直線状のパイプ材料の上下をU字状のジョイントで連結して構成することもできる(図示していない)。
(4) また、前記実施態様において、埋設用治具1で四角筒2を使用したが、上下に開放された筒型材料であれば、三角筒、五角筒、6角筒などの多角筒や円筒を使用することもできる(図示していない)。
(5) また、前記実施態様において、埋設用治具1で十字状の取付部材7を使用したが、四角筒2(筒状部材)の軸芯6付近に差し込み部材8を配置して、押し込みロッド33を所定位置に保持できれば、他の構造とすることもできる(図示していない)。具体的には、四角筒2(筒状部材)の内面に固定でき、かつ軸芯6付近に差し込み部材8を固定するスペースがある必要がある。また、熱交換パイプ10を埋設する際に、上下に開放した四角筒2(筒状部材)の内側でのセメントミルク類の通過を妨げないように、できるだけ占める面積を少なくして棒状形状など抵抗を軽減することが望ましい。
1、1A 埋設用治具
2、2A 埋設用治具の四角筒(基体)
3、3A 四角筒の内面
4、4A 四角筒の外面
7 埋設用治具の取付部材
8 埋設用治具の差し込み部材
10、10A 熱交換パイプ
11 熱交換パイプの開口
12、12A パイプ材料
13、13A パイプ材料の下屈曲部
14 パイプ材料の上屈曲部
16、16A 熱交換パイプの補強パイプ
17 熱交換パイプの水平リング
20 掘削機
26 掘削機のオーガー(回転昇降装置)
30 ウインチ(保持具)
31 ウインチのワイヤー(保持具)
33 掘削機の押し込みロッド
35 掘削機の掘削ロッド
36 掘削ロッドの掘削ヘッド
39 地上
40 縦穴
42 地上配管

Claims (2)

  1. 地中熱を地上に得る熱交換パイプを縦穴に沿って埋設する装置であって、以下のように構成したことを特徴とする熱交換パイプの埋設装置。
    (1) 掘削機の回転昇降装置に押し込みロッドを取り付けて、前記押し込みロッドの先端に上下に開口した平面視で四角形または六角形の略筒状の埋設用治具を保持した。
    (2) 前記埋設用治具は、内側をセメントミルク類が通過できる構造とした。
    (3) 前記熱交換パイプの複数を、折り返し端部を下に向けて両開口端を上に向けて配置し、前記折り返し端部を前記埋設用治具の「外面」または「内面および外面」に固定し、前記両開口端を前記押し込みロッドの上端部または前記回転昇降装置に設けた保持具に保持した。
  2. 以下のように構成したことを特徴とした熱交換パイプの埋設用治具。
    (1)上下に開口した平面視で四角形または六角形の筒状の基体の内側に取付部材を配置して、
    前記取付部材を介して、掘削機の押し込みロッドに装着できる差し込み部材を立設して、前記差し込み部材の上端部を前記基体の上縁より上方に突出させた。
    (2) 前記基体は、その内側をセメントミルク類が通過できる構造とし、かつ前記基体の外面および内面に熱交換パイプを取り付けるスペースを設けた。
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