JP6049808B1 - エレベータ制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】2つのドアを有するエレベータであっても、利用者に対する安全性の向上を図ることができるエレベータ制御システムを提供することである。【解決手段】エレベータ制御システム1は、2つのドアモータ11a,11bと、2つのドアスイッチ12a,12bと、荷重検出装置13と、制御装置10とを備える。2つのドアモータ11a,11bは、乗りかごの2つのドアを戸開閉する。2つのドアスイッチ12a,12bは、2つのドアの戸閉状態を検出する。荷重検出装置13は、乗りかご内の荷重を検出する。制御装置10は、2つのドアモータ11a,11bを制御する。制御装置10は、2つのドアが戸開していると判定し、荷重検出装置13により検出した荷重が設定値以上である場合、戸閉優先度の高い正面側ドアを戸閉させた後、戸閉優先度の低い背面側ドアを戸閉させ、検出した荷重が設定値未満である場合、2つのドアを同時に戸閉させる。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、エレベータ制御システムに関する。
従来、乗りかごに、正面側ドアと背面側ドアとを設けた2方向ドアエレベータが知られている。
特開2007−254049号公報
2方向ドアエレベータは、正面側と背面側との2方向において乗降が可能な貫通階において、正面側ドア及び背面側ドアの両ドアを戸開することが可能である。しかしながら、正面側ドア及び背面側ドアの両ドアを同時に戸開すると、両ドアから利用者が乗車するため、乗りかご内が満員の状態では、乗りかご内の利用者に対し、正面側及び背面側の2方向から力が加わる場合がある。
本発明が解決しようとする課題は、2つのドアを有するエレベータであっても、利用者に対する安全性の向上を図ることができるエレベータ制御システムを提供することである。
実施形態のエレベータ制御システムは、2つのドア駆動部と、2つの戸閉検出部と、かご内荷重検出部と、制御部と、を備える。2つのドア駆動部は、乗りかごに設けられる2つのドアのそれぞれを戸開閉する。戸閉検出部は、2つのドアのそれぞれの戸閉状態を検出する。かご内荷重検出部は、乗りかご内の荷重を検出する。制御部は、2つのドア駆動部のそれぞれを制御する。制御部は、戸閉検出部の検出結果に基づいて、2つのドアが戸開していると判定し、かご内荷重検出部により検出した荷重が予め設定された設定値以上である場合、予め設定された戸閉優先度の高い一方のドアを戸閉させた後、戸閉優先度の低い他方のドアを戸閉させ、かご内荷重検出部により検出した荷重が設定値未満である場合、2つのドアを同時に戸閉させる。
図1は、実施形態1のエレベータ制御システムにより制御される2方向ドアエレベータを示す図。 図2は、実施形態1のエレベータ制御システムを示すブロック図。 図3は、実施形態1のエレベータ制御システムの制御装置を示すブロック図。 図4は、実施形態1のエレベータ制御システムの処理を示すフローチャート。 図5は、実施形態2のエレベータ制御システムにより制御される2方向ドアエレベータを示す図。 図6は、実施形態2のエレベータ制御システムを示すブロック図。 図7は、実施形態2のエレベータ制御システムの制御装置を示すブロック図。 図8は、実施形態2のエレベータ制御システムの処理を示すフローチャート。 図9は、実施形態3のエレベータ制御システムにより制御される2方向ドアエレベータを示す図。 図10は、実施形態3のエレベータ制御システムを示すブロック図。 図11は、実施形態3のエレベータ制御システムの制御装置を示すブロック図。 図12は、実施形態3のエレベータ制御システムの処理を示すフローチャート。 図13は、実施形態4のエレベータ制御システムにより制御される2方向ドアエレベータを示す図。 図14は、実施形態4のエレベータ制御システムを示すブロック図。 図15は、実施形態4のエレベータ制御システムの制御装置を示すブロック図。 図16は、実施形態4のエレベータ制御システムの処理を示すフローチャート。 図17は、実施形態5のエレベータ制御システムにより制御される2方向ドアエレベータを示す図。 図18は、実施形態5のエレベータ制御システムを示すブロック図。 図19は、実施形態5のエレベータ制御システムの制御装置を示すブロック図。 図20は、実施形態5のエレベータ制御システムの処理を示すフローチャート。
(実施形態1)
図1は、実施形態1のエレベータ制御システムにより制御される2方向ドアエレベータを示す図である。図2は、実施形態1のエレベータ制御システムを示すブロック図である。
実施形態1のエレベータ制御システム1は、図1に示す2方向ドアエレベータ(以下、単にエレベータともいう)5を制御するシステムである。エレベータ5は、図1に示すように、利用者が乗降する乗りかご6を、巻上機によって建物に設けられる昇降路に沿って昇降させて、利用者を目的階のエレベータホールに移動させるものである。このエレベータ5は、例えば、乗りかご6とカウンタウェイトとをメインロープで連結した、いわゆるつるべ式のエレベータである。
エレベータ制御システム1は、図2に示すように、2つのドアモータ(ドア駆動部)11a,11bと、2つのドアスイッチ(戸閉検出部)12a,12bと、荷重検出装置(かご内荷重検出部)13と、制御装置(制御部)10とを備えている。
2つのドアモータ11a,11bは、乗りかご6に設けられる2つのドア8a,8bを戸開閉させるための動力源であり、信号通信路を介して制御装置10にそれぞれ接続されている。ここで、図1に示すように、2つのドア8a,8bは、乗りかご6の側壁面において対向して設けられると共に、一方が正面側ドア8aとなっており、他方が背面側ドア8bとなっている。また、2つのドアモータ11a,11bは、一方が正面側ドア8aを開閉動作させる動力源となる正面側ドアモータ11aであり、他方が背面側ドア8bを開閉動作させる動力源となる背面側ドアモータ11bである。
正面側ドアモータ11aは、制御装置10から正面側ドア8aを戸閉する正面側ドア戸閉指令信号Sg1が入力されると、正面側ドア8aを戸閉する。また、背面側ドアモータ11bは、制御装置10から背面側ドア8bを戸閉する背面側ドア戸閉指令信号Sg2が入力されると、背面側ドア8bを戸閉する。
2つのドアスイッチ12a,12bは、2つのドア8a,8bがそれぞれ戸閉していることを検出するものであり、信号通信路を介して制御装置10にそれぞれ接続されている。2つのドアスイッチ12a,12bのうち、一方のスイッチ12aが、正面側ドア8aに設けられ、正面側ドア8aの戸閉を検出する正面側ドアスイッチ12aである。また、2つのドアスイッチ12a,12bのうち、他方のスイッチ12bが、背面側ドア8bに設けられ、背面側ドア8bの戸閉を検出する背面側ドアスイッチ12bである。
正面側ドアスイッチ12aは、正面側ドア8aが戸閉している場合、正面側ドア戸閉信号Sg3を制御装置10に出力する。一方で、正面側ドアスイッチ12aは、正面側ドア8aが戸開している場合、正面側ドア戸閉信号Sg3を制御装置10に出力しない。また、背面側ドアスイッチ12bは、背面側ドア8bが戸閉すると、背面側ドア戸閉信号Sg4を制御装置10に出力する。一方で、背面側ドアスイッチ12bは、背面側ドア8bが戸開している場合、背面側ドア戸閉信号Sg4を制御装置10に出力しない。
荷重検出装置13は、乗りかご6内の荷重を検出するものであり、信号通信路を介して制御装置10に接続されている。荷重検出装置13は、乗りかご6内において検出した荷重の信号であるかご内荷重信号Sg5を制御装置10に出力する。
次に、図3を参照して、制御装置10について説明する。図3は、実施形態1のエレベータ制御システムの制御装置を示すブロック図である。制御装置10は、図3に示すように、信号入力装置21と、信号出力装置22と、演算処理装置23と、記憶装置24とを有している。
信号入力装置21は、信号通信路を介して演算処理装置23に接続されており、制御装置10に入力される信号を演算処理装置23に出力する。信号出力装置22は、信号通信路を介して演算処理装置23に接続されており、制御装置10から入力される信号を、正面側ドアモータ11a及び背面側ドアモータ11bに出力する。演算処理装置23は、信号入力装置21から入力された信号に基づいて、エレベータ5の運転を制御する制御信号を生成し、生成した制御信号を信号出力装置22に出力する。
記憶装置24は、信号通信路を介して演算処理装置23に接続されており、演算処理装置23の処理に用いられる設定値及び戸閉優先度を記憶している。戸閉優先度は、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの戸閉の優先度であり、正面側ドア8aの戸閉優先度が、背面側ドア8bの戸閉優先度に比して高くなっている。
次に、図4を参照して、エレベータ制御システム1の処理について説明する。図4は、実施形態1のエレベータ制御システムの処理を示すフローチャートである。図4に示す処理は、乗りかご6が利用者を乗降させるために所定の行先階に停止した後の処理に関するものである。
制御装置10は、行先階に乗りかご6を停止させ、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの両方を戸開してから、予め設定された戸閉時間が経過したと判定する(ステップS1)。この後、制御装置10は、信号入力装置21からの正面側ドア戸閉信号Sg3及び背面側ドア戸閉信号Sg4の入力の有無に基づいて、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの両方が戸開しているか否かを判定する(ステップS2)。つまり、制御装置10は、正面側ドア戸閉信号Sg3及び背面側ドア戸閉信号Sg4の入力がなければ、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの両方が戸開していると判定する(ステップS2:Yes)。一方で、制御装置10は、正面側ドア戸閉信号Sg3及び背面側ドア戸閉信号Sg4の少なくとも一方の信号の入力があれば、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの両方が戸開していないと判定する(ステップS2:No)。
制御装置10は、ステップS2において、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの両方が戸開していると判定する(ステップS2:Yes)と、乗りかご6内の荷重が、予め設定された設定値以上であるか否かを判定する(ステップS3)。ここで、設定値は、記憶装置24に予め記憶されている。具体的に、制御装置10は、入力されたかご内荷重信号Sg5から得られる荷重が、記憶装置24から得られる設定値以上であるか否かを判定する。
制御装置10は、ステップS3において、乗りかご6内の荷重が設定値以上であると判定する(ステップS3:Yes)と、記憶装置24に記憶されている戸閉優先度に基づいて、戸閉優先度の高い正面側ドア8aを戸閉する(ステップS4)。この後、制御装置10は、ステップS4の実行後、記憶装置24に記憶されている戸閉優先度に基づいて、戸閉優先度の低い背面側ドア8bを戸閉し(ステップS5)、処理を終了する。
一方で、制御装置10は、ステップS3において、乗りかご6内の荷重が設定値未満であると判定する(ステップS3:No)と、正面側ドア8a及び背面側ドア8bを同時に戸閉し(ステップS6)、処理を終了する。
ここで、制御装置10は、ステップS2において、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの両方が戸開していないと判定する(ステップS2:No)。すると、制御装置10は、正面側ドア8a及び背面側ドア8bのいずれか一方が戸開していると判定して、戸開している側のドア8a,8bを戸閉し(ステップS7)、処理を終了する。
以上のように、実施形態1のエレベータ制御システム1によれば、2方向ドアエレベータ5において、制御装置10は、荷重検出装置13により検出した荷重が設定値以上の場合、乗りかご6内の乗車人数が多いと判定することができる。このため、制御装置10は、正面側ドア8aと背面側ドア8bとを時間差で戸閉することで、片側ずつドア8a,8bを戸閉することができる。よって、制御装置10は、乗りかご6内の利用者に力が加わることを抑制することができ、利用者に対する安全性の向上を図ることができる。一方で、制御装置10は、荷重検出装置13により検出した荷重が設定値未満の場合、正面側ドア8a及び背面側ドア8bを同時に戸閉することで、エレベータ5の運転効率を保持することができる。
なお、実施形態1では、戸閉優先度の高いドアを正面側ドア8aとし、戸閉優先度の低いドアを背面側ドア8bとしたが、戸閉優先度の高いドアを背面側ドア8bとし、戸閉優先度の低いドアを正面側ドア8aとしてもよい。
(実施形態2)
次に、図5から図8を参照して、実施形態2に係るエレベータ制御システム31について説明する。図5は、実施形態2のエレベータ制御システムにより制御される2方向ドアエレベータを示す図である。図6は、実施形態2のエレベータ制御システムを示すブロック図である。図7は、実施形態2のエレベータ制御システムの制御装置を示すブロック図である。図8は、実施形態2のエレベータ制御システムの処理を示すフローチャートである。なお、実施形態2では、実施形態1と重複した記載を避けるべく、実施形態1と異なる部分について説明し、実施形態1と同様のものについては、同じ符号を付して説明する。
実施形態2のエレベータ制御システム31は、実施形態1のエレベータ制御システム1に設けられる荷重検出装置13に代えて、正面側荷重検出装置(第1かご内荷重検出部)32a及び背面側荷重検出装置(第2かご内荷重検出部)32bを備えている。
正面側荷重検出装置32aは、図5に示すように、乗りかご6の中央よりも正面側ドア8aに寄せて設けられている。正面側荷重検出装置32aは、正面側における乗りかご6内の荷重を検出するものであり、信号通信路を介して制御装置10に接続されている。正面側荷重検出装置32aは、正面側の乗りかご6内において検出した荷重の信号である正面側荷重信号Sg6を制御装置10に出力する。
背面側荷重検出装置32bは、図5に示すように、乗りかご6の中央よりも背面側ドア8bに寄せて設けられている。背面側荷重検出装置32bは、背面側における乗りかご6内の荷重を検出するものであり、信号通信路を介して制御装置10に接続されている。背面側荷重検出装置32bは、背面側の乗りかご6内において検出した荷重の信号である背面側荷重信号Sg7を制御装置10に出力する。
制御装置10は、実施形態1と同様に、図7に示すように、信号入力装置21と、信号出力装置22と、演算処理装置23と、記憶装置24とを有している。ここで、信号入力装置21には、実施形態1のかご内荷重信号Sg5に代えて、正面側荷重検出装置32aから正面側荷重信号Sg6が入力され、また、背面側荷重検出装置32bから背面側荷重信号Sg7が入力される。
次に、図8を参照して、エレベータ制御システム31の処理について説明する。図8に示す処理は、乗りかご6が利用者を乗降させるために所定の行先階に停止した後の処理に関するものである。なお、図8のステップS11及びステップS12は、図4のステップS1及びステップS2と同様であるため、ステップS12以降の処理について説明する。
制御装置10は、ステップS12において、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの両方が戸開していると判定する(ステップS12:Yes)と、正面側の荷重と、背面側の荷重とを比較する(ステップS13)。具体的に、制御装置10は、信号入力装置21から入力された正面側荷重信号Sg6から得られる荷重と、信号入力装置21から入力された背面側荷重信号Sg7から得られる荷重とを比較し、荷重の大小を判定する。
制御装置10は、ステップS13の比較結果に基づいて、荷重の大きい側のドア8a,8bを戸閉する(ステップS14)。この後、制御装置10は、ステップS14の実行後、ステップS13の比較結果に基づいて、荷重の小さい側のドア8a,8bを戸閉し(ステップS15)、処理を終了する。
ここで、制御装置10は、ステップS12において、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの両方が戸開していないと判定する(ステップS12:No)。すると、制御装置10は、正面側ドア8a及び背面側ドア8bのいずれか一方が戸開していると判定して、戸開している側のドア8a,8bを戸閉し(ステップS16)、処理を終了する。
以上のように、実施形態2のエレベータ制御システム31によれば、2方向ドアエレベータ5において、制御装置10は、正面側荷重検出装置32a及び背面側荷重検出装置32bにより検出した荷重の大小を比較することで、乗りかご6内の利用者の偏りを判定することができる。このため、制御装置10は、利用者が多い側のドアを優先して戸閉するように、正面側ドア8aと背面側ドア8bとを時間差で戸閉することで、片側ずつドア8a,8bを戸閉することができる。よって、制御装置10は、乗りかご6内の利用客に力が加わることを抑制することができ、利用者に対する安全性の向上を図ることができる。
(実施形態3)
次に、図9から図12を参照して、実施形態3に係るエレベータ制御システム41について説明する。図9は、実施形態3のエレベータ制御システムにより制御される2方向ドアエレベータを示す図である。図10は、実施形態3のエレベータ制御システムを示すブロック図である。図11は、実施形態3のエレベータ制御システムの制御装置を示すブロック図である。図12は、実施形態3のエレベータ制御システムの処理を示すフローチャートである。なお、実施形態3でも、実施形態1及び2と重複した記載を避けるべく、実施形態1及び2と異なる部分について説明し、実施形態1及び2と同様のものについては、同じ符号を付して説明する。
実施形態3のエレベータ制御システム41は、実施形態1のエレベータ制御システム1に、正面側乗場呼登録装置42a及び背面側乗場呼登録装置42bをさらに備えた構成となっている。
正面側乗場呼登録装置42a及び背面側乗場呼登録装置42bは、建物の各階のエレベータ乗場に設けられている。正面側乗場呼登録装置42aは、エレベータ乗場において、停車する乗りかご6の正面側ドア8aが対向する位置に設けられる。背面側乗場呼登録装置42bは、エレベータ乗場において、停車する乗りかご6の背面側ドア8bが対向する位置に設けられる。正面側乗場呼登録装置42a及び背面側乗場呼登録装置42bは、エレベータ乗場にエレベータ5の乗りかご6を配車する乗場呼びを行うと共に、乗場呼びするエレベータ5の行き先方向を登録する。
正面側乗場呼登録装置42aは、乗場正面側一般呼び釦(第1一般利用者用乗場呼び操作部)45aと、乗場正面側車椅子呼び釦(第1車椅子利用者用乗場呼び操作部)46aとを有している。乗場正面側一般呼び釦45aは、一般利用者の操作を対象とする釦であり、乗りかご6のエレベータ乗場への配車時に、正面側ドア8aから乗りかご6に乗車するための乗場呼びを登録するための釦である。乗場正面側一般呼び釦45aは、制御装置10に接続されており、操作されることで、制御装置10に乗場正面側一般呼び釦信号Sg8を出力する。乗場正面側車椅子呼び釦46aは、車椅子利用者の操作を対象とする釦であり、乗りかご6のエレベータ乗場への配車時に、正面側ドア8aから乗りかご6に乗車するための乗場呼びを登録するための釦である。乗場正面側車椅子呼び釦46aは、制御装置10に接続されており、操作されることで、制御装置10に乗場正面側車椅子呼び釦信号Sg10を出力する。
背面側乗場呼登録装置42bは、乗場背面側一般呼び釦(第2一般利用者用乗場呼び操作部)45bと、乗場背面側車椅子呼び釦(第2車椅子利用者用乗場呼び操作部)46bとを有している。乗場背面側一般呼び釦45bは、一般利用者の操作を対象とする釦であり、乗りかご6のエレベータ乗場への配車時に、背面側ドア8bから乗りかご6に乗車するための乗場呼びを登録するための釦である。乗場背面側一般呼び釦45bは、制御装置10に接続されており、操作されることで、制御装置10に乗場背面側一般呼び釦信号Sg9を出力する。乗場背面側車椅子呼び釦46bは、車椅子利用者の操作を対象とする釦であり、乗りかご6のエレベータ乗場への配車時に、背面側ドア8bから乗りかご6に乗車するための乗場呼びを登録するための釦である。乗場背面側車椅子呼び釦46bは、制御装置10に接続されており、操作されることで、制御装置10に乗場背面側車椅子呼び釦信号Sg11を出力する。
制御装置10は、実施形態1と同様に、図11に示すように、信号入力装置21と、信号出力装置22と、演算処理装置23と、記憶装置24とを有している。ここで、信号入力装置21には、実施形態1の各信号に加え、乗場正面側一般呼び釦45aから乗場正面側一般呼び釦信号Sg8が入力され、乗場背面側一般呼び釦45bから乗場背面側一般呼び釦信号Sg9が入力される。また、信号入力装置21には、乗場正面側車椅子呼び釦46aから乗場正面側車椅子呼び釦信号Sg10が入力され、乗場背面側車椅子呼び釦46bから乗場背面側車椅子呼び釦信号Sg11が入力される。
次に、図12を参照して、エレベータ制御システム41の処理について説明する。図12に示す処理は、乗りかご6が利用者を乗降させるために所定の行先階に停止した後の処理に関するものである。また、図12に示す処理は、例えば、実施形態1のステップS1とステップS2との間において行われる処理であり、ステップS2以降の処理によるドア8a,8bの戸閉の判定に対して、図12の処理によるドア8a,8bの戸閉の判定を優先して行う。なお、図12のステップS21は、図4のステップS1と同様であるため、ステップS21以降の処理について説明する。
制御装置10は、ステップS21において、戸閉時間が経過したと判定すると、乗場正面側車椅子呼び釦信号Sg10の入力の有無に基づいて、乗場正面側車椅子呼び釦46aが操作されているか否かを判定する(ステップS22)。つまり、制御装置10は、乗場正面側車椅子呼び釦信号Sg10の入力があれば、乗場正面側車椅子呼び釦46aが操作されていると判定する(ステップS22:Yes)。一方で、制御装置10は、乗場正面側車椅子呼び釦信号Sg10の入力がなければ、乗場正面側車椅子呼び釦46aが操作されていないと判定する(ステップS22:No)。
制御装置10は、ステップS22において、乗場正面側車椅子呼び釦46aが操作されていると判定する(ステップS22:Yes)と、乗場背面側車椅子呼び釦信号Sg11の入力の有無に基づいて、乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作されているか否かを判定する(ステップS23)。つまり、制御装置10は、乗場背面側車椅子呼び釦信号Sg11の入力があれば、乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作されていると判定する(ステップS23:Yes)。一方で、制御装置10は、乗場背面側車椅子呼び釦信号Sg11の入力がなければ、乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作されていないと判定する(ステップS23:No)。
制御装置10は、ステップS23において、乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作されていると判定する(ステップS23:Yes)と、ステップS24を実行する。なお、ステップS24からステップS27については、実施形態1のステップS3からステップS6と同様であるため、説明を省略する。以上のように、制御装置10は、乗場正面側車椅子呼び釦46a及び乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作された場合、実施形態1と同様に、乗りかご6内の荷重に基づいて、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの戸閉を制御する。
制御装置10は、ステップS23において、乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作されていないと判定する(ステップS23:No)と、乗場正面側車椅子呼び釦46aが設けられる側となる正面側ドア8aを戸閉する(ステップS28)。この後、制御装置10は、ステップS28の実行後、背面側ドア8bを戸閉し(ステップS29)、処理を終了する。このため、制御装置10は、乗場正面側車椅子呼び釦46aが操作される一方で、乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作されない場合、正面側ドア8aを優先して戸閉する。
制御装置10は、ステップS22において、乗場正面側車椅子呼び釦46aが操作されていないと判定する(ステップS22:No)と、乗場背面側車椅子呼び釦信号Sg11の入力の有無に基づいて、乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作されているか否かを判定する(ステップS30)。なお、ステップS30は、ステップS23と同様である。
制御装置10は、ステップS30において、乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作されていると判定する(ステップS30:Yes)と、乗場背面側車椅子呼び釦46bが設けられる側となる背面側ドア8bを戸閉する(ステップS31)。この後、制御装置10は、ステップS31の実行後、正面側ドア8aを戸閉し(ステップS32)、処理を終了する。このため、制御装置10は、乗場正面側車椅子呼び釦46aが操作されない一方で、乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作される場合、背面側ドア8bを優先して戸閉する。
制御装置10は、ステップS30において、乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作されていないと判定する(ステップS30:No)と、乗場正面側一般呼び釦信号Sg8の入力の有無に基づいて、乗場正面側一般呼び釦45aが操作されているか否かを判定する(ステップS33)。つまり、制御装置10は、乗場正面側一般呼び釦信号Sg8の入力があれば、乗場正面側一般呼び釦45aが操作されていると判定する(ステップS33:Yes)。一方で、制御装置10は、乗場正面側一般呼び釦信号Sg8の入力がなければ、乗場正面側一般呼び釦45aが操作されていないと判定する(ステップS33:No)。
制御装置10は、ステップS33において、乗場正面側一般呼び釦45aが操作されていると判定する(ステップS33:Yes)と、乗場背面側一般呼び釦信号Sg9の入力の有無に基づいて、乗場背面側一般呼び釦45bが操作されているか否かを判定する(ステップS34)。つまり、制御装置10は、乗場背面側一般呼び釦信号Sg9の入力があれば、乗場背面側一般呼び釦45bが操作されていると判定する(ステップS34:Yes)。一方で、制御装置10は、乗場背面側一般呼び釦信号Sg9の入力がなければ、乗場背面側一般呼び釦45bが操作されていないと判定する(ステップS34:No)。
制御装置10は、ステップS34において、乗場背面側一般呼び釦45bが操作されていると判定する(ステップS34:Yes)と、ステップS24を実行する。以上のように、制御装置10は、乗場正面側車椅子呼び釦46a及び乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作されず、乗場正面側一般呼び釦45a及び乗場背面側一般呼び釦45bが操作された場合、実施形態1と同様に、乗りかご6内の荷重に基づいて、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの戸閉を制御する。
制御装置10は、ステップS34において、乗場背面側一般呼び釦45bが操作されていないと判定する(ステップS34:No)と、乗場正面側一般呼び釦45aが設けられる側となる正面側ドア8aを戸閉する(ステップS28)。この後、制御装置10は、ステップS28の実行後、背面側ドア8bを戸閉し(ステップS29)、処理を終了する。このため、制御装置10は、乗場正面側車椅子呼び釦46a及び乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作されず、乗場正面側一般呼び釦45aが操作される一方で、乗場背面側一般呼び釦45bが操作されない場合、正面側ドア8aを優先して戸閉する。
制御装置10は、ステップS33において、乗場正面側一般呼び釦45aが操作されていないと判定する(ステップS33:No)と、乗場背面側一般呼び釦信号Sg9の入力の有無に基づいて、乗場背面側一般呼び釦45bが操作されているか否かを判定する(ステップS35)。なお、ステップS35は、ステップS34と同様である。
制御装置10は、ステップS35において、乗場背面側一般呼び釦45bが操作されていると判定する(ステップS35:Yes)と、乗場背面側一般呼び釦45bが設けられる側となる背面側ドア8bを戸閉する(ステップS31)。この後、制御装置10は、ステップS31の実行後、正面側ドア8aを戸閉し(ステップS32)、処理を終了する。このため、制御装置10は、乗場正面側車椅子呼び釦46a及び乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作されず、乗場正面側一般呼び釦45aが操作されない一方で、乗場背面側一般呼び釦45bが操作される場合、背面側ドア8bを優先して戸閉する。
制御装置10は、ステップS35において、乗場背面側一般呼び釦45bが操作されていないと判定する(ステップS35:No)と、ステップS24を実行する。以上のように、制御装置10は、乗場正面側車椅子呼び釦46a及び乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作されず、また、乗場正面側一般呼び釦45a及び乗場背面側一般呼び釦45bが操作されない場合、実施形態1と同様に、乗りかご6内の荷重に基づいて、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの戸閉を制御する。
以上のように、実施形態3のエレベータ制御システム41によれば、2方向ドアエレベータ5において、制御装置10は、正面側乗場呼登録装置42a及び背面側乗場呼登録装置42bによる乗場呼びがあった場合、乗場呼びがある側のドア8a,8bを先に戸閉することができる。このため、乗りかご6に乗車する利用者に対して、乗りかご6内における利用者の位置の調整を促すと共に、戸開している反対側のドア8a,8bにおいて、乗車する利用者の人数を調整することが可能となる。このため、制御装置10は、乗りかご6内の利用客に力が加わることを抑制することができ、利用者に対する安全性の向上を図ることができる。また、制御装置10は、乗場正面側車椅子呼び釦46a及び乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作された場合、乗場正面側一般呼び釦45a及び乗場背面側一般呼び釦45bの操作がある場合でも、車椅子利用者を優先して乗車させることができる。そして、制御装置10は、乗場正面側車椅子呼び釦46a及び乗場背面側車椅子呼び釦46bが操作された側のドア8a,8bを先に戸閉することができる。このため、車椅子利用者が乗車する場合においても、乗りかご6に乗車する利用者に対して、乗りかご6内における利用者の位置の調整を促すと共に、戸開している反対側のドア8a,8bにおいて、乗車する利用者の人数を調整することが可能となる。なお、制御装置10は、乗場正面側車椅子呼び釦46a及び乗場背面側車椅子呼び釦46bの両方が操作されている場合、実施形態1と同様に、乗りかご6内の荷重が設定値以上の場合、片側ずつドア8a,8bを戸閉することができ、乗りかご6内の荷重が設定値未満の場合、正面側ドア8a及び背面側ドア8bを同時に戸閉することができる。
(実施形態4)
次に、図13から図16を参照して、実施形態4に係るエレベータ制御システム51について説明する。図13は、実施形態4のエレベータ制御システムにより制御される2方向ドアエレベータを示す図である。図14は、実施形態4のエレベータ制御システムを示すブロック図である。図15は、実施形態4のエレベータ制御システムの制御装置を示すブロック図である。図16は、実施形態4のエレベータ制御システムの処理を示すフローチャートである。なお、実施形態4でも、実施形態1から3と重複した記載を避けるべく、実施形態1から3と異なる部分について説明し、実施形態1から3と同様のものについては、同じ符号を付して説明する。
実施形態4のエレベータ制御システム51は、実施形態1のエレベータ制御システム1に設けられる荷重検出装置13に代えて、かご内カメラ(人数検出部)52を備えている。
かご内カメラ52は、乗りかご6内に設置され、乗りかご6内を撮像して、乗りかご6内に乗車する利用者の乗車人数を検出している。かご内カメラ52は、信号通信路を介して制御装置10に接続されている。かご内カメラ52は、乗りかご6内において検出した乗車人数の信号である乗車人数検出信号Sg12を制御装置10に出力する。
制御装置10は、実施形態1と同様に、図15に示すように、信号入力装置21と、信号出力装置22と、演算処理装置23と、記憶装置24とを有している。ここで、信号入力装置21には、実施形態1のかご内荷重信号Sg5に代えて、乗車人数検出信号Sg12が入力される。
次に、図16を参照して、エレベータ制御システム51の処理について説明する。図16に示す処理は、乗りかご6が利用者を乗降させるために所定の行先階に停止した後の処理に関するものである。なお、実施形態4の処理と、実施形態1の処理とは、図16のステップS43と図4のステップS3とが異なり、図16のステップS41,S42,S44〜S47については、図4のステップS1,S2,S4〜S7と同様である。このため、図16では、ステップS43について説明する。
制御装置10は、ステップS42において、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの両方が戸開していると判定する(ステップS42:Yes)と、乗りかご6内の乗車人数が、予め設定された設定値以上であるか否かを判定する(ステップS43)。ここで、設定値は、記憶装置24に予め記憶されている。具体的に、制御装置10は、入力された乗車人数検出信号Sg12から得られる乗客人数が、記憶装置24から得られる設定値以上であるか否かを判定する。
制御装置10は、ステップS43において、乗りかご6内の乗車人数が設定値以上であると判定する(ステップS43:Yes)と、記憶装置24に記憶されている戸閉優先度に基づいて、戸閉優先度の高い正面側ドア8aを戸閉する(ステップS44)。この後、制御装置10は、ステップS44の実行後、記憶装置24に記憶されている戸閉優先度に基づいて、戸閉優先度の低い背面側ドア8bを戸閉し(ステップS45)、処理を終了する。
制御装置10は、ステップS43において、乗りかご6内の乗車人数が設定値未満であると判定する(ステップS43:No)と、正面側ドア8a及び背面側ドア8bを同時に戸閉し(ステップS46)、処理を終了する。
以上のように、実施形態4のエレベータ制御システム51によれば、2方向ドアエレベータ5において、制御装置10は、かご内カメラ52により検出した乗車人数が設定値以上の場合、乗りかご6内の乗車人数が多いと判定することができる。このため、制御装置10は、正面側ドア8aと背面側ドア8bとを時間差で戸閉することで、片側ずつドア8a,8bを戸閉することができる。よって、制御装置10は、乗りかご6内の利用客に力が加わることを抑制することができ、利用者に対する安全性の向上を図ることができる。一方で、制御装置10は、かご内カメラ52により検出した乗車人数が設定値未満の場合、正面側ドア8a及び背面側ドア8bを同時に戸閉することで、エレベータ5の運転効率を保持することができる。
(実施形態5)
次に、図17から図20を参照して、実施形態5に係るエレベータ制御システム61について説明する。図17は、実施形態5のエレベータ制御システムにより制御される2方向ドアエレベータを示す図である。図18は、実施形態5のエレベータ制御システムを示すブロック図である。図19は、実施形態5のエレベータ制御システムの制御装置を示すブロック図である。図20は、実施形態5のエレベータ制御システムの処理を示すフローチャートである。なお、実施形態5でも、実施形態1から4と重複した記載を避けるべく、実施形態1から4と異なる部分について説明し、実施形態1から4と同様のものについては、同じ符号を付して説明する。
実施形態5のエレベータ制御システム61は、実施形態1のエレベータ制御システム1に設けられる荷重検出装置13に代えて、かご内カメラ(人数検出部)62を備えている。
かご内カメラ62は、乗りかご6内に設置され、乗りかご6内を撮像して、乗りかご6内に乗車する利用者の乗車人数を検出している。ここで、実施形態5のかご内カメラ62は、乗りかご6内の正面側ドア8a側に区画される正面側乗客検出エリアE1における乗車人数を検出している。また、かご内カメラ62は、乗りかご6内の背面側ドア8b側に区画される背面側乗客検出エリアE2における乗車人数を検出している。かご内カメラ62は、信号通信路を介して制御装置10に接続されている。かご内カメラ62は、乗りかご6内の正面側乗客検出エリアE1において検出した乗車人数に基づいて、正面側が混雑していると判定した場合、正面側混雑信号Sg13を制御装置10に出力する。また、かご内カメラ62は、乗りかご6内の背面側乗客検出エリアE2において検出した乗車人数に基づいて、背面側が混雑していると判定した場合、背面側混雑信号Sg14を制御装置10に出力する。
制御装置10は、実施形態1と同様に、図19に示すように、信号入力装置21と、信号出力装置22と、演算処理装置23と、記憶装置24とを有している。ここで、信号入力装置21には、実施形態1のかご内荷重信号Sg5に代えて、正面側混雑信号Sg13及び背面側混雑信号Sg14が入力される。
次に、図20を参照して、エレベータ制御システム61の処理について説明する。図20に示す処理は、乗りかご6が利用者を乗降させるために所定の行先階に停止した後の処理に関するものである。なお、図20のステップS51及びステップS52は、図4のステップS1及びステップS2と同様であるため、ステップS52以降の処理について説明する。
制御装置10は、ステップS52において、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの両方が戸開していると判定する(ステップS52:Yes)と、かご内カメラ62において正面側乗客検出エリアE1の乗車人数及び背面側乗客検出エリアE2の乗車人数を検出し、検出した乗車人数に基づいて、乗りかご6内における利用者の偏りを検出する(ステップS53)。つまり、かご内カメラ62は、乗りかご6内の正面側乗客検出エリアE1において検出した乗車人数が、予め設定された設定値以上である場合、正面側が混雑していると判定して正面側混雑信号Sg13を制御装置10に出力する。一方で、かご内カメラ62は、乗りかご6内の正面側乗客検出エリアE1において検出した乗車人数が、予め設定された設定値未満である場合、正面側が混雑していないと判定して正面側混雑信号Sg13を制御装置10に出力しない。また、かご内カメラ62は、乗りかご6内の背面側乗客検出エリアE2において検出した乗車人数が、予め設定された設定値以上である場合、背面側が混雑していると判定して背面側混雑信号Sg14を制御装置10に出力する。一方で、かご内カメラ62は、乗りかご6内の背面側乗客検出エリアE2において検出した乗車人数が、予め設定された設定値未満である場合、背面側が混雑していないと判定して背面側混雑信号Sg14を制御装置10に出力しない。
制御装置10は、ステップS53の実行後、正面側混雑信号Sg13の入力の有無に基づいて、乗りかご6内の正面側において利用者の偏りがあるか否かを判定する(ステップS54)。つまり、制御装置10は、正面側混雑信号Sg13の入力があれば、正面側において利用者の偏りがあると判定する(ステップS54:Yes)。一方で、制御装置10は、正面側混雑信号Sg13の入力がなければ、正面側において利用者の偏りがないと判定する(ステップS54:No)。
制御装置10は、ステップS54において、乗りかご6内の正面側において利用者の偏りがあると判定する(ステップS54:Yes)と、背面側混雑信号Sg14の入力の有無に基づいて、乗りかご6内の背面側において利用者の偏りがあるか否かを判定する(ステップS55)。つまり、制御装置10は、背面側混雑信号Sg14の入力があれば、背面側において利用者の偏りがあると判定する(ステップS55:Yes)。一方で、制御装置10は、背面側混雑信号Sg14の入力がなければ、背面側において利用者の偏りがないと判定する(ステップS55:No)。
制御装置10は、ステップS55において、乗りかご6内の背面側において利用者の偏りがあると判定する(ステップS55:Yes)と、ステップS56を実行する。なお、ステップS56及びステップS57については、実施形態1のステップS4及びステップS5と同様であるため、説明を省略する。以上のように、制御装置10は、乗りかご6内において、正面側及び背面側に利用者の偏りがある場合、実施形態1と同様に、戸閉優先度に基づいて、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの戸閉を制御する。
制御装置10は、ステップS52において、正面側ドア8a及び背面側ドア8bの両方が戸開していないと判定する(ステップS52:No)と、ステップS58を実行する。なお、ステップS58については、実施形態1のステップS7と同様であるため、説明を省略する。
制御装置10は、ステップS55において、乗りかご6内の背面側において利用者の偏りがないと判定する(ステップS55:No)と、正面側ドア8aを戸閉する(ステップS59)。この後、制御装置10は、ステップS59の実行後、背面側ドア8bを戸閉し(ステップS60)、処理を終了する。このため、制御装置10は、乗りかご6内において、正面側に利用者の偏りがある一方で、背面側に利用者の偏りがない場合、正面側ドア8aを優先して戸閉する。
制御装置10は、ステップS54において、乗りかご6内の正面側において利用者の偏りがないと判定する(ステップS54:No)と、背面側混雑信号Sg14の入力の有無に基づいて、乗りかご6内の背面側において利用者の偏りがあるか否かを判定する(ステップS61)。なお、ステップS61は、ステップS55と同様である。
制御装置10は、ステップS61において、乗りかご6内の背面側において利用者の偏りがあると判定する(ステップS61:Yes)と、背面側ドア8bを戸閉する(ステップS62)。この後、制御装置10は、ステップS62の実行後、正面側ドア8aを戸閉し(ステップS63)、処理を終了する。このため、制御装置10は、乗りかご6内において、正面側に利用者の偏りがない一方で、背面側に利用者の偏りがある場合、背面側ドア8bを優先して戸閉する。
制御装置10は、ステップS61において、乗りかご6内の背面側において利用者の偏りがないと判定する(ステップS61:No)と、正面側ドア8a及び背面側ドア8bを同時に戸閉し(ステップS64)、処理を終了する。このため、制御装置10は、乗りかご6内において、正面側及び背面側に利用者の偏りがない場合、正面側ドア8a及び背面側ドア8bを同時に戸閉する。
以上のように、実施形態5のエレベータ制御システム61によれば、2方向ドアエレベータ5において、制御装置10は、かご内カメラ62により検出した正面側乗客検出エリアE1及び背面側乗客検出エリアE2の乗車人数に基づいて、乗りかご6内の正面側及び背面側における混雑状況を検出することができる。そして、制御装置10は、混雑している側(利用者の偏りがある側)のドア8a,8bを優先して戸閉することで、乗りかご6内の利用客に力が加わることを抑制することができ、利用者に対する安全性の向上を図ることができる。一方で、制御装置10は、乗りかご6内の正面側及び背面側における混雑がない(利用者の偏りがない)場合、正面側ドア8a及び背面側ドア8bを同時に戸閉することで、エレベータ5の運転効率を保持することができる。
なお、上記の実施形態1から5において、実施形態3の図12に示す処理は、実施形態1,2,4,5に組み合わせることが可能であり、この場合、図12に示す処理は、2つのドア8a,8bが戸開していると判定した後のドア8a,8bの戸閉判定に対して、図12の処理によるドアの戸閉判定を優先して行う。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 エレベータ制御システム、5 2方向ドアエレベータ、6 乗りかご、8a 正面側ドア、8b 背面側ドア、10 制御装置(制御部)、11a,11b ドアモータ(ドア駆動部)、12a,12b ドアスイッチ(戸閉検出部)、13 荷重検出装置(かご内荷重検出部)、21 信号入力装置、22 信号出力装置、23 演算処理装置、31 エレベータ制御システム(実施形態2)、32a 正面側荷重検出装置(第1かご内荷重検出部)、32b 背面側荷重検出装置(第2かご内荷重検出部)、41 エレベータ制御システム(実施形態3)、42a 正面側乗場呼登録装置、42b 背面側乗場呼登録装置、45a 乗場正面側一般呼び釦(第1一般利用者用乗場呼び操作部)、45b 乗場背面側一般呼び釦(第2一般利用者用乗場呼び操作部)、46a 乗場正面側車椅子呼び釦(第1車椅子利用者用乗場呼び操作部)、46b 乗場背面側車椅子呼び釦(第2車椅子利用者用乗場呼び操作部)、51 エレベータ制御システム(実施形態4)、52 かご内カメラ(人数検出部)、61 エレベータ制御システム(実施形態5)、62 かご内カメラ(人数検出部)、Sg1 正面側ドア戸閉指令信号、Sg2 背面側ドア戸閉指令信号、Sg3 正面側ドア戸閉信号、Sg4 背面側ドア戸閉信号、Sg5 かご内荷重信号、Sg6 正面側荷重信号、Sg7 背面側荷重信号、Sg8 乗場正面側一般呼び釦信号、Sg9 乗場背面側一般呼び釦信号、Sg10 乗場正面側車椅子呼び釦信号、Sg11 乗場背面側車椅子呼び釦信号、Sg12 乗車人数検出信号、Sg13 正面側混雑信号、Sg14 背面側混雑信号、E1 正面側乗客検出エリア、E2 背面側乗客検出エリア

Claims (5)

  1. 乗りかごに設けられる2つのドアのそれぞれを戸開閉する2つのドア駆動部と、
    2つの前記ドアのそれぞれの戸閉状態を検出する戸閉検出部と、
    前記乗りかご内の荷重を検出するかご内荷重検出部と、
    2つの前記ドア駆動部のそれぞれを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記戸閉検出部の検出結果に基づいて、2つの前記ドアが戸開していると判定し、
    前記かご内荷重検出部により検出した荷重が予め設定された設定値以上である場合、予め設定された戸閉優先度の高い一方の前記ドアを戸閉させた後、戸閉優先度の低い他方の前記ドアを戸閉させ、
    前記かご内荷重検出部により検出した荷重が前記設定値未満である場合、2つの前記ドアを同時に戸閉させることを特徴とするエレベータ制御システム。
  2. 乗りかごに設けられる2つのドアのそれぞれを戸開閉する2つのドア駆動部と、
    2つの前記ドアのそれぞれの戸閉状態を検出する戸閉検出部と、
    一方の前記ドア側における前記乗りかご内の荷重を検出する第1かご内荷重検出部と、
    他方の前記ドア側における前記乗りかご内の荷重を検出する第2かご内荷重検出部と、
    2つの前記ドア駆動部のそれぞれを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記戸閉検出部の検出結果に基づいて、2つの前記ドアが戸開していると判定し、
    前記第1かご内荷重検出部及び前記第2かご内荷重検出部により検出した荷重に基づいて、荷重の大きい側の前記ドアを戸閉させた後、荷重の小さい側の前記ドアを戸閉させることを特徴とするエレベータ制御システム。
  3. 乗りかごに設けられる2つのドアのそれぞれを戸開閉する2つのドア駆動部と、
    2つの前記ドアのそれぞれの戸閉状態を検出する戸閉検出部と、
    前記乗りかご内の乗車人数を検出する人数検出部と、
    2つの前記ドア駆動部のそれぞれを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記戸閉検出部の検出結果に基づいて、2つの前記ドアが戸開していると判定し、
    前記人数検出部により検出した乗車人数が予め設定された設定人数以上である場合、予め設定された戸閉優先度の高い一方の前記ドアを戸閉させた後、戸閉優先度の低い他方の前記ドアを戸閉させ、
    前記人数検出部により検出した乗車人数が前記設定人数未満である場合、2つの前記ドアを同時に戸閉させることを特徴とするエレベータ制御システム。
  4. 乗りかごに設けられる2つのドアのそれぞれを戸開閉する2つのドア駆動部と、
    2つの前記ドアのそれぞれの戸閉状態を検出する戸閉検出部と、
    前記乗りかご内の一方の前記ドア側及び他方の前記ドア側における乗車人数を検出する人数検出部と、
    2つの前記ドア駆動部のそれぞれを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記戸閉検出部の検出結果に基づいて、2つの前記ドアが戸開していると判定し、
    前記人数検出部により検出した検出結果に基づいて、乗客が一方の前記ドア側に偏っていると判定した場合、一方の前記ドアを戸閉させた後、他方の前記ドアを戸閉させ、
    前記人数検出部により検出した検出結果に基づいて、乗客が他方の前記ドア側に偏っていると判定した場合、他方の前記ドアを戸閉させた後、一方の前記ドアを戸閉させ、
    前記人数検出部により検出した検出結果に基づいて、乗客が一方の前記ドア側及び他方の前記ドア側に偏っていると判定した場合、予め設定された戸閉優先度の高い一方の前記ドアを戸閉させた後、戸閉優先度の低い他方の前記ドアを戸閉させ、
    前記人数検出部により検出した検出結果に基づいて、乗客が一方の前記ドア側及び他方の前記ドア側に偏っていないと判定した場合、2つの前記ドアを同時に戸閉させることを特徴とするエレベータ制御システム。
  5. 前記乗りかごが配車される乗場に設けられると共に、一般利用者による操作が可能であり、前記乗りかごの前記乗場への配車時に、一方の前記ドアから前記乗りかごに乗車するための乗場呼びを登録する第1一般利用者用乗場呼び操作部と、
    前記乗場に設けられると共に、車椅子利用者による操作が可能であり、前記乗りかごの前記乗場への配車時に、一方の前記ドアから前記乗りかごに乗車するための乗場呼びを登録する第1車椅子利用者用乗場呼び操作部と、
    前記乗場に設けられると共に、一般利用者による操作が可能であり、前記乗りかごの前記乗場への配車時に、他方の前記ドアから前記乗りかごに乗車するための乗場呼びを登録する第2一般利用者用乗場呼び操作部と、
    前記乗場に設けられると共に、車椅子利用者による操作が可能であり、前記乗りかごの前記乗場への配車時に、他方の前記ドアから前記乗りかごに乗車するための乗場呼びを登録する第2車椅子利用者用乗場呼び操作部と、をさらに備え、
    前記制御部は、2つの前記ドアが戸開していると判定したときの前記ドアの戸閉の判定に対して、乗場呼びの登録に基づく前記ドアの戸閉の判定を優先して行っており、
    前記第1一般利用者用乗場呼び操作部及び前記第1車椅子利用者用乗場呼び操作部が操作されたと判定した場合、一方の前記ドアを優先して戸閉し、
    前記第2一般利用者用乗場呼び操作部及び前記第2車椅子利用者用乗場呼び操作部が操作されたと判定した場合、他方の前記ドアを優先して戸閉し、
    前記第1車椅子利用者用乗場呼び操作部または前記第2車椅子利用者用乗場呼び操作部が操作されたと判定した場合、または、前記第1一般利用者用乗場呼び操作部または前記第2一般利用者用乗場呼び操作部が操作されたと判定した場合、前記第1車椅子利用者用乗場呼び操作部または前記第2車椅子利用者用乗場呼び操作部が操作された側の前記ドア、または、前記第1一般利用者用乗場呼び操作部または前記第2一般利用者用乗場呼び操作部が操作された側の前記ドアを優先して戸閉し、
    前記第1車椅子利用者用乗場呼び操作部と前記第2車椅子利用者用乗場呼び操作部とが操作されたと判定した場合、または、前記第1一般利用者用乗場呼び操作部と前記第2一般利用者用乗場呼び操作部とが操作されたと判定した場合、前記かご内荷重検出部により検出した荷重が予め設定された設定値以上であると、予め設定された戸閉優先度の高い一方の前記ドアを戸閉させた後、戸閉優先度の低い他方の前記ドアを戸閉させ、前記かご内荷重検出部により検出した荷重が前記設定値未満であると、2つの前記ドアを同時に戸閉させることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ制御システム。
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