JP6048924B2 - 間仕切レール取付装置 - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1では、システム天井にパーティションを取り付けるために使用されるパーティション用取付金具が提案されている。この取付金具が取り付けられるシステム天井は、支持バーを所定間隔で縦横に格子状に連結配置してなる枠組み上に、天井板をそれぞれ載置した構成とされている。また、上記取付金具は、支持バーの開口部が交差して形成された十字状の孔部に対応した十字形状とされ、支持バーに支持される被支持部とパーティション取付用の取付部とを備えた構成とされている。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る間仕切レール取付装置は、下向きに開口する凹溝の溝幅方向両側を区画する両側片及びこれら両側片のそれぞれの下端縁から互いに対向する方向に突出するように設けられた両係合片を有し、これら両係合片間の挿入溝を露出させるように天井材が取り付けられ、互いに間隔を空けて略平行に配設される複数本の天井フレームと、建物内空間を区画するように配設される間仕切体の上端部を保持する間仕切レールが取り付けられる取付部を下側に設け、該取付部の上側に前記天井フレームの両係合片に係合する係合部を設け、前記間仕切レールの長手方向に沿って間隔を空けて前記天井フレームに取り付けられる複数のレール取付部材と、を備えており、前記レール取付部材の係合部は、前記挿入溝の溝幅よりも幅狭の細長平板状体とされ、前記挿入溝を介して前記天井フレームの凹溝内に挿入されて前記レール取付部材が上下方向に沿う軸廻りに回転された状態で前記天井フレームの両係合片のそれぞれに引っ掛け保持される引掛部を長手方向両端部に備えており、前記レール取付部材は、前記取付部に対する前記係合部の前記軸廻りの回転を規制し、該取付部に対して該係合部を上下動自在にガイドする規制ガイド部と、前記取付部の下方側から操作可能とされ、前記係合部に設けられたねじ部との互いのねじ作用によって前記係合部を前記取付部に対して上下動させるねじ部と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明においては、前記レール取付部材の係合部の両側の引掛部を、前記レール取付部材が前記軸廻りに一方向に回転されて前記天井フレームの両係合片に引っ掛け保持された状態で前記一方向側への更なる回転を規制するように前記天井フレームの両側片のそれぞれの内壁に当接される構造としてもよい。
また、本発明においては、前記レール取付部材の取付部に、前記間仕切レールを取り付けるための止具の止具孔を該間仕切レールの幅方向に沿って間隔を空けて複数設け、前記レール取付部材の係合部を、前記天井フレームの凹溝内に挿入されて前記レール取付部材が前記軸廻りに略45度回転された状態で、両側の引掛部が前記天井フレームの両係合片に引っ掛け保持される構造としてもよい。
また、本発明においては、前記レール取付部材を、前記取付部に対する前記係合部の前記軸廻りの回転を規制し、該取付部に対して該係合部を上下動自在にガイドする規制ガイド部と、前記取付部の下方側から操作可能とされ、前記係合部に設けられたねじ部との互いのねじ作用によって前記係合部を前記取付部に対して上下動させるねじ部と、を更に備えたものとしてもよい。
図1〜図7は、本実施形態に係る間仕切レール取付装置の一例及びこれを用いた間仕切レール取付構造の一例を模式的に示す図である。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、間仕切レール取付装置等を施工した状態を基準として、上下方向等の方向を原則的に説明する。
この天井フレーム10は、凹溝15の溝幅方向両側を区画する両側片11,11と、これら両側片11,11のそれぞれの下端縁から互いに対向する方向に突出するように設けられた両係合片12,12と、を有している。本実施形態では、これら両係合片12,12の突出方向先端部に、上方側に突出し、突出方向基端側に折り返されるように形成された折返片部を設けている。
各フレーム材は、上記した側片11,11及び係合片12,12をそれぞれに有し、それぞれの側片11,11の上端縁から互いに対向する方向に突出するように設けられた上片13,13をそれぞれに有している。
連結板材14は、帯板状とされており、この連結板材14の下面側に、幅方向に間隔を空けて各フレーム材の上片13,13が固定され、天井フレーム10が構成されている。このような構成により、天井フレーム10の凹溝15の上側を、各フレーム材の上片13,13及び連結板材14によって区画している。なお、このように複数の部材によって天井フレーム10を構成した態様に代えて、両側片11,11のそれぞれの上端縁を連結するように、固定対象3に固定される固定部等を一体的に設けて天井フレーム10を構成するようにしてもよい。
また、この固定対象3への天井フレーム10の固定態様としては、適宜、ねじや釘等の止具や、接着剤、溶接等によって固定するようにしてもよい。その他、種々の固定対象3に対して天井フレーム10を固定するようにしてもよい。また、これら天井フレーム10の間に、他のフレーム材を更に配設するようにしてもよい。
また、図6に示すように、複数本の天井フレーム10を、互いに幅方向に略等間隔を空けて配設するようにしてもよい。
天井材4は、略矩形平板状とされており、図1(a)及び図2に示すように、天井フレーム10の両係合片12,12間の挿入溝16を露出させるように天井フレーム10に取り付けられる。この天井材4の天井フレーム10への取付態様としては、適宜、ねじや釘等の止具や、接着剤等によって取り付けるようにしてもよく、または、天井フレーム10の適所に、天井材4に設けられた引掛片等が引っ掛けられ、天井材4を保持する被引掛部等を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、隣り合う天井材4,4を、それぞれの側端面同士を対向させ、天井フレーム10の各係合片12,12の下面側に配設した例を示している。また、これら天井材4,4を、対向する側端面間に挿入溝16の溝幅と略同幅の隙間を設けるように配設した例を示している。なお、天井材4,4の配設態様としては、天井フレーム10の両係合片12,12間の挿入溝16を少なくとも露出させるように配設するようにすればよく、例えば、隣り合う天井材4,4を、それぞれの側端面を天井フレーム10の各側片11,11に対向させて配設するような態様としてもよい。このような天井材4の配設態様としては、その他、種々の配設態様の採用が可能である。
レール取付部材20は、間仕切レール30が取り付けられる取付部21を下側に設け、この取付部21の上側に天井フレーム10の両係合片12,12に係合する係合部27を設けた構造とされている。このレール取付部材20は、間仕切レール30の長手方向に沿って間隔を空けて天井フレーム10に複数が取り付けられる。
また、本実施形態では、間仕切レール取付装置1は、図4及び図5に示すように、間仕切レール30の長手方向に沿って間隔を空けて天井フレーム10に取り付けられる二種類のレール取付部材20,20Aを備えている。
また、これら被引掛部23,23の間の取付部21は、被引掛部23の上面よりも立ち上がるように形成されて被引掛部23よりも厚さ寸法が厚く形成されている(図3(a)及び図4(b)参照)。この立上部位に、間仕切レール30のレール引掛部39の先端部が当接される構成とされている。また、後記するようにレール取付部材20が天井フレーム10に取り付けられた状態では、被引掛部23及び立上部位(並びに天井フレーム10または天井材4)によって間仕切レール30の長手方向に開口する係合凹所が形成される構成とされている。
また、間仕切レール30の長手方向に沿って間隔を空けて天井フレーム10に取り付けられる複数のレール取付部材20,20Aのうちの少なくとも一つのレール取付部材に被引掛部を設けるようにしてもよい。例えば、図例のように、一本の間仕切レール30を、2個のレール取付部材20,20Aを用いて取り付ける場合には、これらの両方に被引掛部を設けるようにしてもよい。また、3個以上のレール取付部材を用いて取り付ける場合には、これらのうちの少なくとも一つのレール取付部材に被引掛部を設けるようにしてもよい。
また、この係合部27は、その長手方向を挿入溝16の長手方向に沿わせて挿入溝16を介して天井フレーム10の凹溝15内に挿入される。また、係合部27は、図1及び図2に示すように、凹溝15内に挿入されて当該レール取付部材20が上下方向に沿う軸廻りに回転された状態で天井フレーム10の両係合片12,12のそれぞれに引っ掛け保持される引掛部28,28を長手方向両端部に備えている。
このような構成により、係合部27は、図1(b)に示す状態から、レール取付部材20を軸廻りに図示時計廻りに回転させた場合にも、両側の引掛部28,28の先端部が天井フレーム10の両側片11,11のそれぞれの内壁に当接する構造とされている(図5(a)も参照)。
また、係合部27は、平面視において、取付部21の長手方向に対して、その長手方向を略45度傾斜させるように取付部21の上側に設けられている。
つまり、図1(c)及び図4(a)に示すように、これらレール取付部材20,20Aは、それぞれの取付部21,21の止具孔22,22の並設方向を天井フレーム10の幅方向に沿わせ、天井フレーム10の長手方向に間隔を空けて取り付け可能とされている。また、この取付態様では、一方のレール取付部材20は、その被引掛部23,23の突出方向が天井フレーム10の長手方向に沿う方向となるように取り付けられる。
一方、図5(a)に示すように、これらレール取付部材20,20Aは、それぞれの取付部21,21の止具孔22,22の並設方向を天井フレーム10の長手方向に沿わせ、天井フレーム10の幅方向に間隔を空けて複数本の天井フレーム10,10のそれぞれに取り付け可能とされている。また、この取付態様では、一方のレール取付部材20は、その被引掛部23,23の突出方向が天井フレーム10の幅方向に沿う方向となるように取り付けられる。
規制ガイド部25は、取付部21に対して固定的に設けられ、図1(b)、図2(a)及び図3(a)に示すように、取付部21から上方に向けて突出するように設けられている。また、本実施形態では、規制ガイド部25を、係合部27を幅方向両側から挟むように規制する一対の壁状の規制ガイド部25,25としている。
また、これら一対の規制ガイド部25,25は、それぞれの厚さ方向を係合部27の幅方向に沿わせて設けられ、それぞれの反対向面間の寸法が、挿入溝16の溝幅寸法よりも小さくなるように設けられている。また、これら一対の規制ガイド部25,25及び基部24の外郭形状及び寸法は、係合部27が凹溝15内に挿入された状態で、挿入溝16内において軸廻りに回転可能なように適宜、設定されている。
また、係合部27の長手方向略中央部における幅方向両側には、これら一対の規制ガイド部25,25をそれぞれに受け入れる切欠状の係合凹所27a,27aが設けられている。
係合部27のねじ部29は、この雄ねじ部材26の雄ねじ部に嵌まり合う(螺合する)雌ねじ孔29とされている。この雌ねじ孔29は、係合部27の平面視における略中心に設けられている。なお、基部24の取付部21からの突出寸法は、天井フレーム10の係合片12の上下寸法(本実施形態では、これに加えて天井材4の厚さ寸法)未満としてもよい。また、一対の規制ガイド部25,25及び雄ねじ部材26の基部24からの突出寸法は、レール取付部材20を天井フレーム10から取り外す際に、スムーズに取り外しが可能となるよう、適宜、設定するようにしてもよい。
つまり、雄ねじ部材26を締め付け方向に操作すれば、係合部27に対して取付部21が上方に移動する。これにより、係合部27の両側の引掛部28,28と取付部21とによって、天井フレーム10の両係合片12,12(及び本実施形態では、天井材4,4)を挟むように保持し、レール取付部材20が天井フレーム10に固定される。一方、雄ねじ部材26を締め付け解除方向に操作すれば、係合部27に対して取付部21が下方に移動する。これにより、レール取付部材20を軸廻りにスムーズに回転させることができ、レール取付部材20の取り外しが可能となる。
また、雄ねじ部材26を操作する際、係合部27は、一対の規制ガイド部25,25によって軸廻りの回動が規制されているので、雄ねじ部材26と共廻りするようなことがなく、その軸廻りの回転位置がずれるようなことが抑制される。
各レール部材31は、天壁部32と、この天壁部32の幅方向両側縁から垂れ下がるように設けられた両側壁部34,34と、を備え、これらによって下向きに開口した縦断面略コ字状(略U字状または略C字状)とされている。また、各レール部材31は、両側壁部34,34のそれぞれの下端縁から互いに対向する方向に突出するように設けられた両下片35,35を備えている。
この引掛部材37は、間仕切レール30の長手方向の一端側に設けられている。また、この引掛部材37は、各レール部材31の天壁部32を貫通するねじ等の止具によって各レール部材31の上面側に固定される固定片38を有しており、連結部材としても機能する。
レール引掛部39は、固定片38に連なるように設けられている。このレール引掛部39は、図4(b)に示すように、各レール部材31の上面との間に、間仕切レール30の長手方向に開口し、レール取付部材20の被引掛部23,23を受け入れる受入凹所を形成するように設けられている。このレール引掛部39を、天井フレーム10に取り付けられた一方のレール取付部材20の被引掛部23,23に引っ掛けることで、間仕切レール30の一端側が一方のレール取付部材20によって仮保持される。
図例では、各レール部材31の天壁部32のそれぞれに、各天壁部32を厚さ方向に貫通するレール止具孔33を設けた例を示している。
このレール止具孔33を間仕切レール30の長手方向に沿って設ける間隔は、上記したように幅方向に略等間隔を空けて配設される複数本の天井フレーム10間の間隔に応じた寸法としてもよい。なお、間仕切レール30のレール引掛部39の近傍に設けられたレール止具孔33は、上記した一方のレール取付部材20の被引掛部23,23に引っ掛けられて仮保持された状態で、この取付部21の止具孔22に整合するように設けられている。
また、間仕切レール30は、図4(b)に示すように、その長手方向を天井フレーム10の長手方向に沿わせて複数のレール取付部材20,20Aを介して天井フレーム10に取り付け可能とされている。
また、間仕切レール30は、図5(b)に示すように、幅方向に間隔を空けて設けられた複数本の天井フレーム10,10に、その長手方向を各天井フレーム10,10の幅方向に沿わせて複数のレール取付部材20,20Aを介して取り付け可能とされている。
また、図例では、間仕切レール30の上面側に、単一のレール引掛部39を設けた例を示しているが、被引掛部を設けたレール取付部材の個数等に応じて、間仕切レール30の長手方向に間隔を空けて複数のレール引掛部39を設けるようにしてもよい。
また、間仕切レール30を構成するレール部材31の本数は、図例の本数に限られず、複数本としてもよく、または、単一のレール部材31からなるものとしてもよい。この場合は、レール取付部材20の取付部21を適宜、変形するようにしてもよい。
また、間仕切レール30を、上記のように複数本のレール部材31を連結した構造とした態様に代えて、一体的に形成したものとしてもよい。
また、図6では、3種類の間仕切体40,40A,40Bを例示している。図例では、間仕切レール30に対して容易には移動しないように上端側が固定的に保持される固定パネル40及び固定収納40Aと、間仕切レール30に対してスライド自在に上端側が保持される可動パネル40Bと、を例示している。
固定収納40Aは、一方向に開口する略箱形状とされており、図例では、開口を開閉する両開き状の扉を設けた固定収納40Aを例示している。また、固定収納40Aの反開口側には、固定パネル40と略同様の背板部が設けられており、固定収納40Aは、この背板部の板幅方向を間仕切レール30の長手方向に沿わせて配設される。
これら固定パネル40及び固定収納40Aの背板部に設けられた上端部材42は、間仕切レール30に対する移動を抑制する上端移動抑制部材42とされている。
この上端移動抑制部材42は、取付凹所41に収容され、固定パネル40及び固定収納40Aの背板部に固定される連結固定部43と、間仕切レール30のガイド溝内に収容され、移動を抑制する移動抑制部46と、を備えている。
移動抑制部46は、連結固定部43から上方に突出するように設けられた連結軸44に固定的に設けられている。
この移動抑制部46は、図1(a)及び図7(c)に示すように、間仕切レール30の両側壁部34,34及び両下片35,35に当接または近接されるブロック状体とされている。
上端移動抑制部材42は、移動抑制部46の両側の引掛部46c,46cが間仕切レール30の両下片35,35に引っ掛け保持された状態で、間仕切レール30の長手方向に板幅方向を沿わせて配設される固定パネル40及び固定収納40Aの背板部に連結固定部43の取り付けが可能な構成とされている。
図例では、移動抑制部46を平面視して略平行四辺形状とし、その互いに平行な一方組の対辺46a,46a間の寸法を、図7(b)に示すように、間仕切レール30の両下片35,35間の受入溝の溝幅寸法よりも僅かに小さい寸法としている。また、互いに平行な他方組の対辺46b,46b間の寸法を、間仕切レール30の両側壁部34,34の内壁間の寸法と略同寸法とし、この他方組の対辺46b,46bのそれぞれに引掛部46c,46cを設けた例を示している。また、この移動抑制部46の平面視における略中心に位置するように、連結軸44が設けられている。
このような構成とすることで、当該上端移動抑制部材42を間仕切レール30に保持させた状態でナット部材45を操作し、上方に移動させることで、当該ナット部材45と移動抑制部42の両側の引掛部46c,46cとによって、間仕切レール30の両下片35,35を挟むように保持することができ、当該上端移動抑制部材42を間仕切レール30に対して固定することができる。
なお、上端移動抑制部材42の移動抑制部46を、連結固定部43に対して上下動自在に設けるようにしてもよい。これによれば、床側等に不陸等があるような場合にも、固定パネル40及び固定収納40Aの下端を床に当接させることができる。このような態様に代えて、または加えて、固定パネル40及び固定収納40Aの下端に、固定パネル40及び固定収納40Aに対して上下動自在に設けられ、床に対して当接されるアジャスター等を設けるようにしてもよい。
また、固定パネル40及び固定収納40Aの上端部に設けられる上端部材としては、このような上端移動抑制部材42に限られず、種々の態様とされた上端部材を採用するようにしてもよい。
また、この可動パネル40Bに設けられた上端部材47は、間仕切レール30の長手方向に沿ってガイドされる上端ガイド部材47とされている。
この上端ガイド部材47は、上記同様の連結固定部48と、この連結固定部48から上方に突出するように設けられた連結軸に設けられたガイド部49と、を備えている。
ガイド部49は、間仕切レール30のガイド溝内で転動するローラーを備えた構成とされている。図例では、水平軸廻りに回転するローラーを両側に備えたガイド部49を例示している。このガイド部49の両ローラーが間仕切レール30の両下片35,35上を転動し、間仕切レール30の長手方向に沿ってガイドされ、可動パネル40Bが間仕切レール30に対してスライド自在とされている。
このような可動パネル40Bは、図6に示すように、上記のように区画された空間同士を連通させる出入口を開閉する引戸として配設するようにしてもよい。
また、可動パネル40Bは、上端ガイド部材47を介して間仕切レール30に上吊り支持される上吊り構造とされたものとしてもよく、または、可動パネル40Bの下端に床上を走行するキャスター等の転動部を設けた下荷重構造としてもよい。また、下荷重構造とした場合には、上端ガイド部材47のガイド部49を、連結固定部48に対して上下動自在に設けるようにしてもよい。
また、可動パネル40Bの上端部に設けられる上端部材としては、このような上端ガイド部材47に限られず、種々の態様とされた上端部材を採用するようにしてもよい。
つまり、間仕切レール30の長手方向に沿って間隔を空けて天井フレーム10に取り付けられる複数のレール取付部材20,20Aの係合部27,27を、挿入溝16の溝幅よりも幅狭の細長平板状体としている。また、これらレール取付部材20,20Aの係合部27,27を、挿入溝16を介して天井フレーム10の凹溝15内に挿入し、レール取付部材20,20Aが上下方向に沿う軸廻りに回転された状態で天井フレーム10の両係合片12,12のそれぞれに引っ掛け保持される引掛部28,28を長手方向両端部に備えた構造としている。従って、天井フレーム10の長手方向の所望する位置において、レール取付部材20,20Aの係合部27,27を挿入溝16に挿入させることができ、これら複数のレール取付部材20,20Aを天井フレーム10の所望する位置に容易に取り付けることができる。また、これらレール取付部材20,20Aを天井フレーム10から取り外す際にも、レール取付部材20,20Aを移動させるような必要がなく、容易に取り外すことができる。これにより、比較的に高所での作業となる間仕切レール30の取付及び取外時における作業性を向上させることができる。また、天井フレーム10を格子状に枠組みするように配設する必要性を低減させることができる。
また、レール取付部材20の係合部27を、天井フレーム10の凹溝15内に挿入し、レール取付部材20を軸廻りに略45度回転させた状態で、両側の引掛部28,28が天井フレーム10の両係合片12,12に引っ掛け保持される構造としている。従って、上記のように間仕切レール30をレール取付部材20の取付部21に容易かつ強固に取り付けることが可能でありながらも、間仕切レール30の長手方向を天井フレーム10の長手方向に沿わせて取り付ける態様と間仕切レール30の長手方向を天井フレーム10の長手方向に直交させて取り付ける態様とのいずれにも共通のレール取付部材20によって対応することができる。つまり、上述のように、間仕切レール30の長手方向を天井フレーム10の長手方向に沿わせて取り付ける場合には、レール取付部材20の取付部21の複数の止具孔22を、間仕切レール30及び天井フレーム10の幅方向に間隔を空けて配置することができる。一方、間仕切レール30の長手方向を天井フレーム10の長手方向に直交させて取り付ける場合には、レール取付部材20の取付部21の複数の止具孔22を、間仕切レール30の幅方向及び天井フレーム10の長手方向に間隔を空けて配置することができる。
また、本実施形態では、レール取付部材20を、軸廻りのいずれ側に略45度回転させた場合にも、両側の引掛部28,28の先端部が天井フレーム10の両側片11,11のそれぞれの内壁に当接する構造としている。従って、間仕切レール30を、上記したいずれの取付態様とした場合にも、レール取付部材20の天井フレーム10に対する軸廻りの回転位置の位置決めを容易に行うことができる。
また、このような係合部27のねじ部29や取付部21の下方側から操作可能とされたねじ部26、規制ガイド部25をレール取付部材20に設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、レール取付部材20の取付部21に、間仕切レール30を取り付けるための止具5の止具孔22を間仕切レール30の幅方向に沿って間隔を空けて複数設けた例を示しているが、単一の止具孔を設けるようにしてもよい。また、レール取付部材20の取付部21に対する間仕切レール30の取付態様としては、このように止具5によって取り付ける態様に代えて、その他、種々の取付態様を採用するようにしてもよい。
また、本実施形態では、間仕切レール30の上面側に設けられたレール引掛部39が引っ掛けられる被引掛部23を少なくとも一つのレール取付部材20に設けた例を示しているが、このような被引掛部23及びレール引掛部39を、レール取付部材20及び間仕切レール30に設けないようにしてもよい。
また、当該間仕切レール取付装置1によって取り付けられた間仕切レール30に上端部が保持される間仕切体としては、上記した固定パネル40、固定収納40A及び可動パネル40Bに限られず、種々の態様とされた間仕切体の採用が可能である。例えば、固定収納に代えて、または加えて、可動収納を設けるようにしてもよい。
10 天井フレーム
11 側片
12 係合片
15 凹溝
16 挿入溝
20,20A レール取付部材
21 取付部
22 止具孔
23 被引掛部
25 規制ガイド部
26 雄ねじ部材(ねじ部)
27 係合部
28 引掛部
29 雌ねじ孔(ねじ部)
30 間仕切レール
39 レール引掛部
40 固定パネル(間仕切体)
40A 固定収納(間仕切体)
40B 可動パネル(間仕切体)
42 上端移動抑制部材(上端部)
47 上端ガイド部材(上端部)
4 天井材
5 止具
Claims (4)
- 下向きに開口する凹溝の溝幅方向両側を区画する両側片及びこれら両側片のそれぞれの下端縁から互いに対向する方向に突出するように設けられた両係合片を有し、これら両係合片間の挿入溝を露出させるように天井材が取り付けられ、互いに間隔を空けて略平行に配設される複数本の天井フレームと、建物内空間を区画するように配設される間仕切体の上端部を保持する間仕切レールが取り付けられる取付部を下側に設け、該取付部の上側に前記天井フレームの両係合片に係合する係合部を設け、前記間仕切レールの長手方向に沿って間隔を空けて前記天井フレームに取り付けられる複数のレール取付部材と、を備えており、
前記レール取付部材の係合部は、前記挿入溝の溝幅よりも幅狭の細長平板状体とされ、前記挿入溝を介して前記天井フレームの凹溝内に挿入されて前記レール取付部材が上下方向に沿う軸廻りに回転された状態で前記天井フレームの両係合片のそれぞれに引っ掛け保持される引掛部を長手方向両端部に備えており、
前記複数のレール取付部材のうちの少なくとも一つのレール取付部材には、前記間仕切レールの上面側に設けられたレール引掛部が引っ掛けられる被引掛部が設けられていることを特徴とする間仕切レール取付装置。 - 下向きに開口する凹溝の溝幅方向両側を区画する両側片及びこれら両側片のそれぞれの下端縁から互いに対向する方向に突出するように設けられた両係合片を有し、これら両係合片間の挿入溝を露出させるように天井材が取り付けられ、互いに間隔を空けて略平行に配設される複数本の天井フレームと、建物内空間を区画するように配設される間仕切体の上端部を保持する間仕切レールが取り付けられる取付部を下側に設け、該取付部の上側に前記天井フレームの両係合片に係合する係合部を設け、前記間仕切レールの長手方向に沿って間隔を空けて前記天井フレームに取り付けられる複数のレール取付部材と、を備えており、
前記レール取付部材の係合部は、前記挿入溝の溝幅よりも幅狭の細長平板状体とされ、前記挿入溝を介して前記天井フレームの凹溝内に挿入されて前記レール取付部材が上下方向に沿う軸廻りに回転された状態で前記天井フレームの両係合片のそれぞれに引っ掛け保持される引掛部を長手方向両端部に備えており、
前記レール取付部材は、前記取付部に対する前記係合部の前記軸廻りの回転を規制し、該取付部に対して該係合部を上下動自在にガイドする規制ガイド部と、前記取付部の下方側から操作可能とされ、前記係合部に設けられたねじ部との互いのねじ作用によって前記係合部を前記取付部に対して上下動させるねじ部と、を備えていることを特徴とする間仕切レール取付装置。 - 請求項1または2において、
前記レール取付部材の取付部には、前記間仕切レールを取り付けるための止具の止具孔が該間仕切レールの幅方向に沿って間隔を空けて複数設けられており、
前記レール取付部材の係合部は、前記天井フレームの凹溝内に挿入されて前記レール取付部材が前記軸廻りに略45度回転された状態で、両側の引掛部が前記天井フレームの両係合片に引っ掛け保持される構造とされていることを特徴とする間仕切レール取付装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記レール取付部材の係合部の両側の引掛部は、前記レール取付部材が前記軸廻りに一方向に回転されて前記天井フレームの両係合片に引っ掛け保持された状態で前記一方向側への更なる回転を規制するように前記天井フレームの両側片のそれぞれの内壁に当接される構造とされていることを特徴とする間仕切レール取付装置。
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