JP6047631B1 - 天井板支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】下地骨組材に天井用石膏ボードを固定する際に使用する天井板支持装置の提供。【解決手段】支柱11とこの支柱11に沿って上下往復移動する往復可動部12と天井板支持部14とから成る。往復可動部12は4本の枠体を縦横四角に連結してリンク機構とし、その一方の縦枠17が支柱11に沿って往復動し、他方の縦枠13が上方に延長して天井板支持部14となる。往復可動部12には天井板支持部14を上方に常に付勢するガススプリング30を配設し、このガススプリング30の付勢力を停止するストッパー部材20を配設する。往復可動部12を支柱11の任意の高さ位置に停止するための停止手段を設ける。往復可動部12を支柱11の適宜高さ位置に移動して停止手段により停止させ、往復可動部12の前記縦枠13と天井板支持部14を下方に押し下げ、その後前記ストッパー部材20による停止を解除すると天井板支持部14が上方に移動する。【選択図】図1

Description

本発明は、各種住宅等の建築物の天井板を天井下地骨組材に固定する際に使用するものであって、天井板を下方から一時的に保持し、支持するための天井板支持装置に関するものである。
この種の天井板支持装置としては、下記特許文献に記載のものを挙げることができる。
この特許文献に記載の考案は、大工等の職人が、天井に対して天井石膏ボードを施工する際に、できる限り疲労度がなく、しかも効率よく天井石膏ボードを施工しようとする際の天井板の張着補助具に関するものである。
その構成は、背板と、前記背板の上端部に複数箇所に形成した針部材と、この背板に対して摺動自在に固定されたL字板と、このL字板の下部に固定された伸縮性支持杆と、前記L字板の上面に固定され前方方向に延出された案内板とからなるものである。
実用新案登録第3116161号公報
本発明においても、その課題とするところは、例えば石膏ボード等からなる天井板を天井下地骨組材にビス等で固定する際に、この天井板を一時的に下から保持し、支持してビス打ち等を行う際に使用する簡易な装置を提案することにある。
そして、当該天井板を支持し、上方に押し上げる際に片手で操作できることもその課題となる。というのも、もう一方の片手は、前記天井板の一側縁部を保持するからである。
また、天井板を天井下地骨組材に接合した際に、更にこの天井板を下地骨組材に強く密着させるための追加の手段を付加することもその課題となる。
その他、天井板を下から上に押し上げ、支持する際により容易に行うことができるような構成要素を付加することも本発明の課題となる。
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、上方に垂立する支柱と、この支柱に沿って上下に往復移動する往復可動部と、この往復可動部から上方に延長する天井板支持部とから成り、前記往復可動部は、4本の枠体を縦横四角に連結してリンク機構とし、その一方の縦枠が前記支柱に沿って往復移動し、その他方の縦枠の上端角部に又はその近傍に上方に延長する前記天井板支持部を形成し、前記往復可動部には、前記縦枠と天井板支持部を上方に常に付勢する上向き付勢部材を配設し、且つ、この上向き付勢部材の付勢力を停止するストッパー部材を配設し、ストッパー部材の停止を解除することにより前記天井板支持部が上方に移動でき、更に、前記往復可動部及び前記支柱には、この往復可動部を支柱の任意の高さ位置に停止するための停止手段を設け、これにより、前記往復可動部を支柱の適宜高さ位置に移動して前記停止手段により停止させ、前記往復可動部の前記縦枠と天井板支持部を下方に押し下げ、前記ストッパー部材による停止を解除することにより前記天井板支持部が上方に移動することを特徴とする天井板支持装置である。
本発明の第2のものは、上記第1の発明において、前記上向き付勢部材がガススプリングからなり、前記ストッパー部材は長尺状の本体部と、この本体部の長手方向に伸縮する長尺ロッドとからなり、この長尺ロッドの適宜位置にはロックレバーを設け、このストッパー部材を支柱側の縦枠の下端と天井板支持部側の縦枠の上端に掛け渡すように対角線上に配設したことを特徴とする天井板支持装置である。
本発明の第3のものは、上記第1又は第2の発明において、伸長した長尺ロッドを更に伸長し又は短縮して、天井板支持部の支持高さを上下微調整することができる微調整手段を前記ストッパー部材に設け、又は、前記ストッパー部材とは別に設けたことを特徴とする天井板支持装置である。
本発明の第4のものは、上記第1乃至第3の何れかの発明において、前記往復可動部を支柱の任意の高さ位置に停止するための停止手段が、前記往復可動部の支柱側の縦枠から上方に垂立する杆体と、支柱の上端部分に設けたロックプレートから成り、当該ロックプレートの基端部は、支柱に上下移動可能に取り付けられ、その先端側には前記杆体を挿通させるための貫通孔が設けられ、これにより、往復可動部を使用者が把持して上方適宜高さ位置に移動させることができ、当該適宜高さ位置で、使用者がその把持を解除すると、前記杆体が少し下方に移行することにより前記ロックプレートが傾斜することにより前記貫通孔内で前記杆体がロックされ、適宜高さ位置で停止し、前記ロックプレートの先端部を上方に移動させることにより当該停止が解除されることを特徴とする天井板支持装置である。
本発明の第5のものは、上記それぞれの発明において、前記天井板支持部の上端部に略水平方向に延長する支持バーを設け、この支持バーが天井板を支持することを特徴とする天井板支持装置である。
本発明の第1のものにおいては、まず、上下に往復移動する往復可動部の存在により、天井板支持部が天井板を二段階に上方に押し上げることができる。
即ち、第一に往復可動部を適宜必要な高さ位置に使用者が支柱に沿わせて上方に移動する。これが第一段階の押し上げである。
その後、往復可動部の天井板支持部側の縦枠を把持して使用者が下方に押下げ、前記天井板支持部の上に天井板を載置し、片手で当該天井板の側縁部等を把持する。
尚、ここで、上記の天井板支持部側の縦枠を下方に押下げる点は、予めこれを下方に押し下げておくこともできる。
その後、他方の手により、上向き付勢部材のストッパー部材の停止を解除することにより、天井板支持部が上方に移動し、天井板は上方に押し上げられることとなるのである。これが第二の押し上げである。
使用者は、天井板の押し上げに合わせて、適宜脚立に登り、天井板を天井下地骨組材に接合することができることとなるのである。
その後、使用者は、天井板を天井下地骨組材にビス打ち等行い、天井板を天井下地骨組材に固定することができることとなるのである。
本発明の第2のものにおいては、前記上向き付勢部材と前記ストッパー部材をより限定したものである。
即ち、前記上向き付勢部材がガススプリングからなり、前記ストッパー部材は長尺状の本体部と、この本体部の長手方向に伸縮する長尺ロッドとからなり、この長尺ロッドの適宜位置にはロックレバーを設け、このストッパー部材を支柱側の縦枠の下端と天井板支持部側の縦枠の上端に対角線上に掛け渡すように配設したものである。
これにより、縦横4本の枠体を使用して縦横四角のリンク機構に形成した往復可動部は、この四角の左下角部と上横枠に掛け渡したガススプリングにより、右上角部が上方に移行するような付勢力が常に付加されることとなり、この付勢力を停止するのがやはり縦横四角の左下角部と右上角部に掛け渡されたストッパー部材となるのである。
このストッパー部材は、往復可動部の右上角部の上昇を停止することができ、このストッパー部材のロックレバーによってこの停止を解除することにより縦横四角の往復可動部の右上角部が上昇することとなるのである。
本発明の第3のものにおいては、上記第第1又は第2の発明において、前記ストッパー部材に又はこのストッパー部材とは別に天井板支持部の高さ位置を上下に更に微調整できる微調整手段を設けたものである。
この微調整手段によって、天井板支持部の支持位置を上下に微調整することができることとなるのである。
この微調整手段がない場合には、単にガススプリングの押し上げ力のみが頼りとなるのであるが、何らかの原因で天井板の押し上げ力が足りなくなった場合、或いは、天井板を少し下降させたい場合などには、この補助的な微調整手段を用いて、天井板を更に上方に押し上げ又は下方に引き下げることができることとなるのである。
本発明の第4のものにおいては、前記往復可動部を支柱の任意高さ位置に停止させるための停止手段をより特定したものである。
即ち、この停止手段を、前記往復可動部の支柱側の縦枠から上方に垂立する杆体と、支柱の上端部分に設けたロックプレートから形成し、当該ロックプレートの基端部は、支柱に上下移動可能に取り付けられ、その先端側には前記杆体を挿通させるための貫通孔を設け、これにより、往復可動部を使用者が把持して上方適宜位置に移動させることができ、当該適宜位置で、使用者がその把持を解除すると、前記杆体が少し下方に移行することにより前記ロックプレートが傾斜することにより前記貫通孔内で前記杆体がロックされ、適宜高さ位置で停止し、前記ロックプレートの先端部を上方に移動させることにより当該停止が解除されるように構成したものである。
このロックプレートの操作も片手でワンタッチで可能となるものである。
本発明の第5のものは、前記天井板支持部の上端部に略水平方向に延長する支持バーを設け、この支持バーが天井板を支持することができるように構成したものである。
これにより、天井板支持部の上端の支持バーが点による支持でなく、線による支持となり、天井板をより安定的に保持し支持することが可能となるのである。
本発明の天井板支持装置に係る第1実施形態を図示する全体説明図である。 上記第1実施形態に係る往復可動部の部分の拡大説明図である。 本発明の天井板支持装置に係る第2実施形態を図示し、上記図1と同様の手前側側面の上方部分を示す説明図である。 上記第2実施形態に係る往復可動部の部分の拡大説明図である。 上記第2実施形態の図3と反対側側面を示す説明図であって、天井板支持部が下方に引き下げられている状態を示している。 上記第2実施形態において、天井板支持部が上方に押し上げられている状態を示している。
以下、添付の図面と共に本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の天井板支持装置に係る第1実施形態を図示する全体説明図である。
図2は、上記第1実施形態に係る往復可動部の部分の拡大説明図である。
本発明に係る天井板支持装置9は、支柱11と、この支柱11に沿って上下に往復動する往復可動部12と、往復可動部12の一方(図中右側)の縦枠13を上方に延長して形成した天井板支持部14とから成る。
この天井板支持部14は、前記縦枠13と別体に設けることもでき、縦枠13の上端の近傍の横枠18の部位に設けてもよいことは勿論である。
天井板支持部14の上端には、天井板を支持するための略水平方向に延長する支持バー15が設けられている。
支柱11の下方部分には、この支柱11を鉛直に支持する支持脚部16が3本設けられている。支持脚部の数は、自由に設計変更することができる。
これらの構成部材は、全て木製である。
往復可動部12は、支柱11側に位置する縦枠17と、その上端部と下端部に軸着された横枠18、19と、天井板支持部14と連続する縦枠13とからなり、それぞれが相互に軸着されて、リンク機構を構成し、これらの縦横四角の枠体からなる上下可動部12は、その対角線が長くなったり短くなったり伸縮するのである。
これにより、往復可動部12から上方に延長する天井板支持部14が上昇したり、下降したりすることができる。
また、この往復可動部12の全体は、支柱11の上方部分に沿って上下に移動することもできる。
即ち、この支柱11に沿って上下に摺動する縦枠17の上端部と下端部には、図には明瞭に表れていないが、支柱11が挿通する挿通部がそれぞれ設けられている。
即ち、本発明に係る天井板支持装置9は、二段階に上昇又は下降をすることができるのである。
つまり、往復可動部12の全体が支柱11に沿って第一段階の上昇を行い、次に、天井板支持部14を下方に押し下げた状態から後に説明するストッパー部材20の停止解除動作により、上向き付勢部材であるガススプリング30の作用により第二段階の上昇を行うことができるのである。
往復可動部12を下降させるときも、上記と逆で2段階に下降させることができるのである。
上記上向き付勢部材であるガススプリング30は、その上端が往復可動部12の上方の横枠18に固定され、その下端が往復可動部12の縦枠17の下端部分に固定されている。
このガススプリング30により、この往復可動部12の縦枠13と天井板支持部14とが常に上方へと付勢された状態となる。
この付勢力を停止するのが、ストッパー部材20である。
このストッパー部材20は、いわゆる市販のコーキングガンを転用したものであり、図2からその構成を見て取ることができる。
このストッパー部材20は、筒状本体部21の軸芯部に長尺ロッド22がその軸方向に往復移動可能に設置され、この長尺ロッド22の基端部23は、往復可動部12の上側の横枠18の支柱11側と反対側の端部に設けられたピン24に固定され、前記筒状本体部21の先端部25は、往復可動部12の下側の横枠19の支柱11側端部に固定されている。
更に、上記長尺ロッド22が筒状本体部21から外部に露出する部位には、ロックレバー26を設けている。
このロックレバー26を矢印Dの方向に押し込むと長尺ロッド22の停止ロックが解除され、この長尺ロッド22は伸縮することができる。
このロックレバー26は、常にコイルスプリングにより矢印Dと反対方向に付勢されており、この付勢力によりロックレバー26が長尺ロッド22の動きを停止させることができるものである。
従って、このロックレバー26を矢印Dの方向に押すことにより、ロックが解除されて長尺ロッド22が伸長・収縮する方向に移動することができる状態となる。
即ち、往復可動部12の縦枠13と天井板支持部14とが、ガススプリング30の付勢力により上方に移動することができる状態となるのである。
更に、このストッパー部材20は、もう一つの機能を有している。
このもう一つの機能というのは、ロックレバー26のロックが解除されて長尺ロッド22が伸長して縦枠13と天井板支持部14とを最上位置にまで押し上げた後、天井板をもう少し下方に引き下げようと微調整する際に、このストッパー部材20の引き寄せレバー27を矢印Eの方向に回動させると、長尺ロッド22は少しずつ先端部方向に移動して短縮し、縦枠13及び天井板支持部14を下方に移動させることができるのである。
このように、この第1実施形態では、ストッパー部材20は、往復可動部材12の縦枠13と天井板支持部14の上昇を停止させ且つその停止を解除する機能と、前記縦枠13と天井板支持部14の高さを少し引き下げることのできる微調整手段をも併せ持つものとなる。
このストッパー部材20は、上記した通り、市販のコーキングガンを使用しているが、その取り付け位置は、図2のように、基端部を左上角に、先端部を右下角に固定したが、これを逆にして、基端部を右下角に、先端部を左上角に固定してもよく、またその取り付ける側も、図1の手前側に取り付けることも可能である。
次に、上記往復可動部12を支柱の任意高さ位置に停止させるための停止手段について図1をもとに説明する。
この停止手段は、往復可動部12の縦枠17に設けられ、この縦枠17から上方に延長して垂立する杆体35と、この杆体35を遊嵌状態に挿通させる貫通孔が設けられたロックプレート36とから成り、このロックプレート36は、支柱11の上端端面に設けたピン37により支柱11の上端部に取り付けられ、このロックプレート36の図中二点鎖線で示したように、基端部は上下に移動できる。
ロックプレート36の基端部が上下に移動できると、その先端側も上下に移動できる。
この機構により、使用者は、往復可動部12を両手で把持して上方に移動させようとすると、ロックプレート36の先端側が少し上方に動き、ロックプレート36の貫通孔を挿通する上記杆体35は、この貫通孔内で上方に移動可能となり、そのまま往復可動部12を上方に移動させることができる。
上記往復可動部12が所望位置に移動されると、使用者はこの往復可動部12の把持力を取り除くと、この往復可動部12はほんの少し下方に移動する。すると、ロックプレート36の先端側も下方に移動し、ロックプレート36の貫通孔が傾斜状態となり、この傾斜状態の貫通孔が上記杆体35をロックし、その下方への移動を阻止し、下方への移動を停止させるのである。これにより、往復可動部12の下方への移動をロックできる。
以下、本実施形態の作動について説明する。
不使用の際には、その全体を小さくするために天井板支持部14は下方位置にするため、最初は、往復可動部12は、支柱の下方位置にある。
また、同様に往復可動部12は、その天井板支持部14の下方の縦枠13を下の位置にしておく(図1の状態)。
この状態で、本実施形態に係る天井板支持装置9を天井板を貼り付け固定する所望の天井下地骨組材の下に置き、天井の高さを考慮して、往復可動部12を使用者が把持して上方に移動させる。
その後、天井用石膏ボードをこの天井板支持装置9の支持バー15の上に載置させた状態で、使用者は石膏ボードの一側縁部を把持する。
その後、ストッパー部材20のロックレバー26を押し込むことにより、ガススプリング30の作用により往復可動部12の縦枠13と天井板支持部14とが上方に移動して石膏ボードを天井下地骨組材に接合させる。
使用者は、脚立等に登り、石膏ボードを天井下地骨組に完全に接合してビス止めを行うのである。
この天井板支持装置9は、その2台のものを使用して作業を行うこともできる。
図3乃至図6は、本発明の天井板支持装置に係る第2実施形態を図示している。
図3は、前記図1と同様の手前側側面の上方部分を示す説明図であり、図4は、往復可動部の部分の拡大説明図であり、図5は、図3の反対側側面を示す説明図であって、天井板支持部が下方に引き下げられている状態を示し、図6は、前記天井板支持部が上方に押し上げられている状態を示している。
この第2実施形態に係る天井板支持装置10と前記第1実施形態の天井板支持装置9との相違は、前記第1実施形態では、ストッパー部材に天井板支持部の支持高さ位置を下方に微調整することができるように、長尺ロッドの長さを短縮するような引き寄せ手段(微調整手段)を共に設けていたが、この第2実施形態では、ストッパー部材と微調整手段を別体に設け、この微調整手段として天井板支持部を上方に押し上げることができる手段を付加していることである。
その他の構成は、上記第1実施形態と同じである。
まずこの第2実施形態に係る天井板支持装置10の往復可動部12は、支柱11に沿って上下に摺動し、移動することができる。
往復可動部12は、縦横4本の枠体、即ち縦枠17、13と横枠18、19とをリンク機構を成すように四角に組付けられる。
縦枠17は、支柱に沿っているために、両縦枠17と13とが平行に上下に相互に移動する。
縦枠13は、上方に延長され、その上方部分が天井板支持部14を形成する。天井板支持部14の上端部には略水平に天井板を支持する支持バー15が配設されている。
図3手前側の往復可動部12の右上がりの対角線上にストッパー部材20が配設されている。
ストッパー部材20は、横断面略コ字形状の長尺状の本体部21と、この本体部21の長手方向に配設され、伸縮自在の長尺ロッド22とからなり、長尺ロッド22の先端部が上横枠18の天井板支持部14側端部に固定され、上記本体部21の基端部が下横枠19の支柱11側端部に固定され、対角線上に配設されている。
更に、上記本体部21の先端側にはロックレバー26を設けており、このロックレバー26が長尺ロッド22の伸長移動を阻止してその動きをロックできる。
他方、このロックレバー26を矢印Fの方向に動かすと、前記長尺ロッド22の停止ロックが解除され、長尺ロッド22が伸長できる構成である。
長尺ロッド22が収縮する(長尺ロッド22が本体部21内に収納される)際には、ロックレバー26のロックは解除され、長尺ロッド22が伸長する動きに伴い、ロックレバー26の基端部が本体部21に当接してロックされる構成である。そして、上記した通り、ロックレバー26を矢印Fの方向に動かすと、ロックは解除されるのである。
そして、このストッパー部材20は、上記第1実施形態と異なり、長尺ロッド22を少しずつ短縮する微調整手段は設けていないのである。
他方、この微調整手段として、この第2実施形態においては、その図5及び図6においてよく見て取ることができるが、前記ストッパー部材20と反対側の側面に別の種類の微調整手段40を設けている。
この微調整手段40も、市販のコーキングガンを転用している。
即ち、この微調整手段40は、図6において往復可動部12の縦枠13及び天井板支持部14が一番上に上昇した際に、更に、天井板支持部14を少しずつ上方に押し上げることができるような長尺状ロッド42をその本体部41内に収納するように長尺状ロッド42を収縮するように動作を行わせ、天井板支持部14を更に少しずつ上方に押し上げることができるものである。この手段が長尺状ロッド42を本体部41内に収容するように引き寄せる引き寄せ手段となり、これが微調整手段40となるのである。
このようにして、図5の状態から、ストッパー部材20のロックレバー26のロック解除を行い、天井板支持部14を最上部まで押し上げて、更にその後、図6の状態から、微調整手段40の引き寄せレバー47を基端側方向に回動させることによって長尺状ロッド42が収縮して、その結果天井板支持部14が更に上昇するのである。
この第2実施形態でも、上横枠18と縦枠17の下端部17sがガススプリング30によって連結され(図4参照)、常に上方に付勢されている点は同じであり、
往復可動部12を支柱11の適宜任意の位置に停止させるための手段としての杆体35、ロックプレート36の構成も上記第1実施形態と全く同じである。
以上、本発明の2つの実施形態について説明したが、本発明においてはその実施形態を種々に設計変更することができる。
先ず、支柱、往復可動部、天井板支持部等の構成部材の材質は、例えばアルミニウム製の軽量金属を用いて製作することもできる。
各構成部材のサイズも適宜必要に応じて設計変更することができる。
ストッパー部材の長尺ロッドをロックするロックレバーの構成も種々設計変更することができ、長尺ロッドの動きを停止できる他の構成を採用することができるが、本発明においてはワンタッチで操作できるようにするために、上記構成を採用した。
上記第1実施形態においても、そのロックレバーの構成は、ロックレバーを押し込んだ状態のときにロック解除とし、その押し込み動作を除去することによりロックされる構成としたが、ロックとアンロック状態を一時的に固定して、適宜切り替えることができるような構成とすることも可能である。
特に第2実施形態においては、ストッパー部材と微調整手段を別体に設けている関係上、ストッパー部材のロック停止動作の際に、微調整手段のロックが解除されている状態が好ましいので(片手操作の関係上)、上記のようにロックとアンロック状態を一時的に固定できる構成とすることが望ましい。
微調整手段としては、第1実施形態では、ストッパー部材と合体して、天井板支持部が徐々に下降する構成とし、第2実施形態ではストッパー部材とは別体として往復可動部の反対側側面に設け、天井板支持部が徐々に上昇する構成を採用したが、この微調整手段はこれを設けずに実施することも可能である。
勿論、天井板支持部の上端部に設けた支持バーもこれを設けずに実施することができるが、より広範囲に天井板を支持できるように付加した方が好ましい。
また、この支持バーの代わりに、面積の広い幅広板状体の支持板を採用することもできる。
往復可動部を支柱の任意高さ位置に停止させるための停止手段も他の構成のものを採用することができるが、使用者がロックプレートをワンタッチで操作してロック解除できるような構成が好ましいものとなる。片手で操作できるからである。
最後に、上記両実施形態では、天井板支持部は縦枠13を上方に延長して形成したが、この天井板支持部は、往復可動部の支柱とは反対側に位置する縦枠13の上端角部の近傍に縦枠とは別体のものとして設けることもできる。
しかし、天井板の上方支持高さを考慮すれば、前記縦枠13をそのまま上方に延長して天井板支持部を形成する形態が最も好ましいこととなるのである。
以上、本発明は、これまでにない極めてユニークで画期的な住宅等の建築物の天井板を天井下地骨組材に天井用石膏ボード等を固定する際に、一時的にこの石膏ボードを支持することのできる天井板支持装置を提供できたものである。
9、10 天井板支持装置
11 支柱
12 往復可動部
13、17 縦枠
14 天井板支持部
15 支持バー
16 支持脚部
18、19 横枠
20 ストッパー部材(微調整手段)
21 本体部
22 長尺ロッド
26 ロックレバー
27 引き寄せレバー
30 ガススプリング
35 杆体
36 ロックプレート
40 微調整手段
41 本体部
42 長尺状ロッド
47 引き寄せレバー

Claims (4)

  1. 上方に垂立する支柱と、この支柱に沿って上下に往復移動する往復可動部と、この往復可動部から上方に延長する天井板支持部とから成り、
    前記往復可動部は、4本の枠体を縦横四角に連結してリンク機構とし、その一方の縦枠が前記支柱に沿って往復移動し、その他方の縦枠の上端角部に又はその近傍に上方に延長する前記天井板支持部を形成し、
    前記往復可動部には、前記縦枠と天井板支持部を上方に常に付勢する上向き付勢部材を配設し、且つ、この上向き付勢部材の付勢力を停止するストッパー部材を配設し、ストッパー部材の停止を解除することにより前記天井板支持部が上方に移動でき、
    更に、前記往復可動部及び前記支柱には、この往復可動部を支柱の任意の高さ位置に停止するための停止手段を設け、
    これにより、前記往復可動部を支柱の適宜高さ位置に移動して前記停止手段により停止させ、前記往復可動部の前記縦枠と天井板支持部を下方に押し下げ、前記ストッパー部材による停止を解除することにより前記天井板支持部が上方に移動することができ
    前記往復可動部を支柱の任意の高さ位置に停止するための停止手段が、前記往復可動部の支柱側の縦枠から上方に垂立する杆体と、支柱の上端部分に設けたロックプレートから成り、
    当該ロックプレートの基端部は、支柱に上下移動可能に取り付けられ、その先端側には前記杆体を挿通させるための貫通孔が設けられ、
    これにより、往復可動部を使用者が把持して上方適宜高さ位置に移動させることができ、当該適宜高さ位置で、使用者がその把持を解除すると、前記杆体が少し下方に移行することにより前記ロックプレートが傾斜することにより前記貫通孔内で前記杆体がロックされ、適宜高さ位置で停止し、前記ロックプレートの先端部を上方に移動させることにより当該停止が解除されることを特徴とする天井板支持装置。
  2. 前記上向き付勢部材がガススプリングからなり、前記ストッパー部材は長尺状の本体部と、この本体部の長手方向に伸縮する長尺ロッドとからなり、この長尺ロッドの適宜位置にはロックレバーを設け、このストッパー部材を支柱側の縦枠の下端と天井板支持部側の縦枠の上端に掛け渡すように対角線上に配設したことを特徴とする請求項1に記載の天井板支持装置。
  3. 伸長した長尺ロッドを更に伸長し又は短縮して、天井板支持部の支持高さを上下微調整することができる微調整手段を前記ストッパー部材に設け、又は、前記ストッパー部材とは別に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の天井板支持装置。
  4. 前記天井板支持部の上端部に略水平方向に延長する支持バーを設け、この支持バーが天井板を支持することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の天井板支持装置。
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