JP6047106B2 - トレランスリングおよびハードディスク装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ハードディスク装置等に用いられるトレランスリングに関するものである。
従来、コンピュータ等の情報処理を行う機器において、ハードディスク装置が使用されている。このハードディスク装置は、近年にいたっては、コンピュータの外部記憶装置としてばかりではなく、テレビやビデオ等の家電製品、自動車用の電子機器類に搭載されるようになってきている。
図27に示す従来のハードディスク装置200は、ケーシング本体201内に駆動機構が収納されている。駆動機構は、記録メディアであるハードディスク202を回転駆動するスピンドル203(このスピンドルは不図示のモータにて回転される)と、ハードディスク202への情報記録および情報読み出しを行う磁気ヘッド204を支持し、ハードディスク202の面上を回動するキャリッジ205と、キャリッジ205を精密に回動させて磁気ヘッド204の走査を制御するVCM(Voice Coil Motor)206と、ケーシング本体201に固定され、ケーシング本体201とキャリッジ205とを連結するピボット軸207と、キャリッジ205とピボット軸207との間を固定するトレランスリング208と、を有する。なお、ピボット軸207は、例えば略柱状をなし、ベアリングの構成を有する。
キャリッジ205は、ピボット軸207を中心軸としてハードディスク202の面上を回動する。キャリッジ205がトレランスリング208を介してピボット軸207に固定されることによって、VCM206によるキャリッジ205の回動にかかる動力がケーシング本体201に伝わることを防止する。
ここで、従来のトレランスリングは、例えば図28に示すトレランスリング208のように、平板状の部材を所定方向に沿って略周回させたリング状をなす基部208aの外周面において、複数の凸部208b(接触部)が、平板の外縁に沿った略矩形の領域から凸状に突出している。このトレランスリング208をキャリッジ205側の開口に挿入した後、トレランスリング208の内部にピボット軸207が圧入される。
このようなトレランスリングとして、外周側に突出した凸形状の接触部を複数有するトレランスリングが開示されている(例えば、特許文献1〜5を参照)。特許文献1〜5に示すトレランスリングでは、接触部がキャリッジ205またはピボット軸207のどちらか一方の側面に圧接して、キャリッジ205とピボット軸207との間を固定する。なお、特許文献5に記載のトレランスリングの接触部においては、トレランスリングの主面と直交する平面を切断面とする断面形状が、丸みを与えた湾曲形状をなしている。
特開平5−205413号公報 特表2003−522912号公報 特開2002−130310号公報 特開2007−305268号公報 特許第4027664号公報
ところで、従来のトレランスリング208では、その内周側にピボット軸207が圧入(挿入)される際、図29に示すグラフのように、挿入方向の変位に応じて、挿入荷重が変化する。ここで、グラフ中の領域R811は、凸部208bの形成領域を示している。このとき、ピボット軸207が挿入されている状態において、ピボット軸207が、凸部208bの挿入方向の先端側に位置すると、挿入荷重が局所的に増大する(以下、このときの荷重を「ピーク荷重」という)。
また、ピボット軸207をトレランスリング208に圧入している際、ピボット軸207からの荷重に応じて、トレランスリング208が変形する。このとき、トレランスリング208の変形により、図30のように、ピボット軸207の挿入方向(図中矢印方向)の先端部が、凸部208bの内部に入り込む場合がある。この状態においてさらに圧入を継続すると、凸部208bの基端部とピボット軸207の先端部とが接触(線接触)して引っかかることによって、上述したようなピーク荷重が発生する。このピーク荷重により、局所的に大きな荷重がピボット軸207およびトレランスリング208の接触壁面に加わるため、壁面および/またはピボット軸207が損傷して、コンタミネーションの発生原因となるおそれもあった。
ここで、特許文献5に記載の技術では、上述したピーク荷重を減少させることが可能であるものの、圧入完了後の挿入荷重も減少している。挿入荷重は、圧入完了後のピボット軸とトレランスリングとを固定する際に加わる荷重であるため、設計の範囲内で大きい方が好ましい。したがって、特許文献5のトレランスリングでは、ピボット軸207とトレランスリング208との固定状態が不安定となるおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、トレランスリングにピボット軸を圧入した際のピーク荷重を抑制するとともに、トレランスリングとピボット軸とが固定された状態でトレランスリングがピボット軸に加える荷重を維持することが可能なトレランスリングを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるトレランスリングは、帯状の部材が略周回してリング状をなす基部の外周面から径方向に突出する複数の凸部が、前記基部の周回方向に沿って設けられたトレランスリングにおいて、前記凸部は、前記基部との境界をなす縁部のうち、前記周回方向と直交する幅方向の少なくとも一方の縁部が、前記周回方向と交差する形状をなすことを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記凸部は、前記周回方向の縁部が直線状をなすことを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記凸部は、前記基部の主面と垂直な平面であって、前記周回方向と平行な平面を切断面とする断面の形状と、前記基部の主面と垂直な平面であって、前記幅方向と平行な平面を切断面とする断面の形状とが異なる種類であることを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記凸部は、帯状をなし、前記周回方向または前記幅方向に延びるとともに、前記径方向に凸状をなして湾曲する帯状部と、略平板状をなし、前記帯状部が延びる方向に垂直な方向の端部と前記基部の主面とをそれぞれ連結する連結部と、を有することを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記凸部は、前記周回方向の縁部が、該周回方向と直交する直線状をなすことを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記凸部は、前記凸部の中心を通過し、前記周回方向に平行な平面に対して対称な形状をなすことを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記凸部は、前記周回方向の最大幅が、板状の平面において前記周回方向と垂直な方向の最大幅より大きいことを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記基部の前記周回方向における端部の曲率半径が、前記周回方向における前記端部以外の部分の曲率半径より小さいことを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記端部以外の部分から前記端部に向かう方向に従って連続的に曲率半径が小さくなることを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記基部の前記幅方向の端部であって、少なくとも一方の端部から、前記幅方向に切り欠かれた切欠部を有することを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記切欠部は、前記一方の端部に、1または複数設けられることを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記周回方向に沿って配置される前記凸部のうち、一列に配置される前記凸部の個数は、3の倍数であることを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記複数の凸部は、前記周回方向に沿って複数の列をなすことを特徴とする。
本発明によれば、帯状の部材が略周回してリング状をなす基部の外周面から径方向に突出する複数の凸部が、基部の周回方向に沿って設けられたトレランスリングにおいて、凸部が、基部との境界をなす縁部のうち、周回方向と直交する幅方向の少なくとも一方の縁部が、周回方向と交差する形状をなすようにしたので、トレランスリングにピボット軸を圧入した際のピーク荷重を抑制するとともに、トレランスリングとピボット軸とが固定された状態でトレランスリングがピボット軸に加える荷重を維持することが可能となるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるハードディスク装置の概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示すハードディスク装置の要部の構成を示す部分断面図である。 図3は、図1に示すハードディスク装置の要部の構成を示す斜視図である。 図4は、図1に示すハードディスク装置のトレランスリングの構成を示す斜視図である。 図5は、図1に示すハードディスク装置のトレランスリングの要部の構成を示す斜視図である。 図6は、図1に示すハードディスク装置のトレランスリングの要部の構成を示す平面図である。 図7は、図6のA−A線断面図である。 図8は、図6のB−B線断面図である。 図9は、図6のC−C線断面図である。 図10は、図1に示すハードディスク装置のトレランスリングの構成を示す側面図である。 図11は、図1に示すハードディスク装置のトレランスリングの構成を模式的に示す展開図である。 図12は、本発明の実施の形態にかかるハードディスク装置におけるピボット軸のトレランスリングへの挿入時、および従来のピボット軸のトレランスリングへの挿入時の挿入方向の変位と挿入荷重との関係を示すグラフである。 図13は、本発明の実施の形態にかかるハードディスク装置におけるピボット軸のトレランスリングへの挿入後、および従来のピボット軸のトレランスリングへの挿入後における本実施形態および従来とコンタミネーションの数との関係を示すグラフである。 図14は、本発明の実施の形態の変形例1にかかるトレランスリングの要部の構成を示す平面図である。 図15は、図14のD−D線断面図である。 図16は、図14のE−E線断面図である。 図17は、本発明の実施の形態の変形例2にかかるトレランスリングの要部の構成を示す平面図である。 図18は、図17のF−F線断面図である。 図19は、図17のG−G線断面図である。 図20は、本発明の実施の形態の変形例3にかかるトレランスリングの要部の構成を示す平面図である。 図21は、本発明の実施の形態の変形例4にかかるトレランスリングの要部の構成を示す平面図である。 図22は、本発明の実施の形態の変形例5にかかるトレランスリングの要部の構成を示す平面図である。 図23は、図22のH−H線断面図である。 図24は、本発明の実施の形態の変形例6にかかるトレランスリングの構成を示す斜視図である。 図25は、本発明の実施の形態の変形例7にかかるトレランスリングの構成を示す斜視図である。 図26は、本発明の実施の形態の変形例8にかかるトレランスリングの構成を示す斜視図である。 図27は、従来のハードディスク装置の概略構成を示す斜視図である。 図28は、従来のハードディスク装置のトレランスリングの構成を示す斜視図である。 図29は、従来のハードディスク装置におけるピボット軸のトレランスリングへの挿入時の挿入方向の変位と挿入荷重との関係を示すグラフである。 図30は、従来のハードディスク装置の要部の構成を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面とともに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。すなわち、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。なお、以下の説明では、トレランスリングの例としてハードディスク装置を説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるハードディスク装置の概略構成を示す斜視図である。図1に示すハードディスク装置1は、ケーシング本体2内に駆動機構が収納されている。駆動機構は、記録メディアであるハードディスク3を回転駆動するスピンドル4と、ハードディスク3への情報記録および情報読み出しを行う磁気ヘッド部50を支持し、ハードディスク3の面上を回動するキャリッジ5と、キャリッジ5を精密に回動させて磁気ヘッド部50の走査を制御するVCM6と、ケーシング本体2に固定され、ケーシング本体2とキャリッジ5とを連結する柱状のピボット軸7と、キャリッジ5とピボット軸7との間を固定するトレランスリング8と、を有する。なお、ピボット軸7は、例えば略柱状をなし、ベアリングの構成を有する。
図2は、図1に示すハードディスク装置1の要部の構成を示す部分断面図である。図3は、図1に示すハードディスク装置1の要部の構成を示す斜視図である。キャリッジ5は、ハードディスク3の面上に延び、先端で磁気ヘッド部50を保持するアーム51と、ピボット軸7と連結し、断面がピボット軸7の断面の径より若干大きい径の柱状の中空空間を有する連結部52と、を有する。磁気ヘッド部50は、図2に示すように、ハードディスク3の回転による空気流によって、ハードディスク3の面に対して浮上するサスペンション50aと、サスペンション50aの端部であって、アーム51に連なる側と異なる側の端部に設けられ、情報記録および情報読み出しを行う磁気ヘッド50bと、を有する。なお、ハードディスク装置1がハードディスク3を複数有する場合、キャリッジ5は、ハードディスク3の数に応じて複数の磁気ヘッド部50を有する。
VCM6は、アーム51側と異なる端部側に連結されるコイル60と、コイル60を挟み込む2つの磁石61とを有する。VCM6は、コイル60に流れる電流と磁場とによって発生する力でキャリッジ5を駆動する。これにより、キャリッジ5は、VCM6からの動力によってピボット軸7の中心を中心軸としてハードディスク3の面上を回動し、磁気ヘッド部50をハードディスク3の面上で回動させる。
この際、キャリッジ5とピボット軸7との間の固定には、トレランスリング8が用いられている。トレランスリング8は、キャリッジ5の連結部52の中空空間に挿入され、内部にピボット軸7が圧入されることによって、キャリッジ5とピボット軸7との間を固定する。この際、キャリッジ5は、ベアリングであるピボット軸7の長手方向の中心軸まわりに回動自在に固定される。キャリッジ5がピボット軸7に固定されることによって、VCM6によるキャリッジ5の回動にかかる動力がケーシング本体2に伝わることを防止する。
図4は、トレランスリング8の構成を示す斜視図である。図5は、トレランスリング8の要部の構成を示す斜視図である。トレランスリング8は、板状のステンレスを用いて形成され、ステンレスの周回する方向が略リング状をなす基部80と、基部80の周回方向に沿って設けられた複数の凸部81aと、を有する。凸部81aは、トレランスリング8の基部80の外周面において径方向に突出する。ここで、凸部81aは、基部80との境界をなす縁部のうち、基部80における周回方向と直交する幅方向の少なくとも一方の端部(基部80の外縁)と面する縁部が弧状をなしており、略楕円状の領域の外縁から略球面状をなして突出している。なお、トレランスリング8は、板状のステンレスの長手方向を所定方向として、この所定方向に沿って略周回するリング状をなしている。
図6は、図1に示すハードディスク装置1のトレランスリング8の凸部81aの構成を示す平面図である。図6に示すように、凸部81aは、中央部に向けて幅が縮小する帯状をなし、周回方向に延びるとともに、トレランスリング8の径方向に凸状をなして湾曲する帯状部811と、略平板状をなし、帯状部811が延びる方向に垂直な方向の端部とトレランスリング8の主面とをそれぞれ連結する連結部812と、を有する。ここで、連結部812のトレランスリング8(基部80との境界)側の縁部812aは、帯状部811側と異なる側に凸となるような弧状をなしている。なお、帯状部811のトレランスリング8(基部80)の主面側(主面と連続する側)の外縁(周回方向の縁部)は、周回方向と直交する方向に直線状をなしている。ここで、凸部81aは、凸部81aの中心を通過し、かつ周回方向に平行な平面に対して対称な形状をなしている。
また、本実施の形態にかかるトレランスリング8の凸部81aは、周回方向(矢印Y1)に垂直な方向の最大幅d1と、周回方向に平行な長さの最大幅d2とが、d1<d2の関係を満たす。これにより、トレランスリング8の周回方向に直交する方向の幅(トレランスリング8の高さ)が短くなった場合でも、この直交する方向に対して凸部81aを複数列配置することができ、ピボット軸7の長手方向に対して複数個の凸部81aを接触させて、ピボット軸7の長手方向の中心軸が傾斜することを一段と確実に防止することが可能となる。
図7は、図6のA−A線断面図である。図8は、図6のB−B線断面図である。図9は、図6のC−C線断面図である。トレランスリング8(基部80)の主面に対して垂直となる平面であって、周回方向に垂直な平面で切断した断面は、図7,8に示すように、台形状をなしている。ここで、凸部81aの中央部の断面と、端部側の断面とは、その台形の上底、下底および高さが異なっている。また、上述したように、トレランスリング8(基部80)の主面に対して垂直となる平面であって、周回方向と平行な平面で切断した断面のうち、凸部81aの中央部の断面は、図9に示すように、略弧状をなして基部80の主面から突出している。このように、凸部81aは、基部80の主面と垂直な平面であって、周回方向と平行な平面を切断面とする断面の形状と、基部80の主面と垂直な平面であって、周回方向と直交する幅方向と平行な平面を切断面とする断面の形状とが異なる種類となっている。ここで、本明細書における種類とは、弧状、台形状、波状などの形状のことをいう。
また、各凸部81aは、トレランスリング8の周回方向に沿って二列に設けられる。トレランスリング8は、キャリッジ5側の開口に挿入された後、トレランスリング8の内部にピボット軸7が圧入される。このとき、キャリッジ5の連結部52の内部壁面に凸部81aが圧接し、キャリッジ5とピボット軸7との間を固定する。なお、トレランスリング8の周回方向の長さは、連結部52の開口の外周の長さと等しいことが好ましい。また、凸部81aの突出方向は、径方向に沿って内周側に突出するものであってもよい。また、本実施の形態では、トレランスリング8の周回方向に沿って二列に設けられるものとして説明するが、一列であってもよいし、三列以上であってもよい。
図10は、トレランスリング8の構成を示す側面図である。トレランスリング8は、図10に示す側面図のように、周回方向における端部82,83の曲率半径と、周回方向における端部82,83以外の部分の曲率半径との値が異なる。具体的には、周回方向における端部82,83の曲率半径が、キャリッジ5の連結部52の曲率半径と等しい。また、周回方向における端部82,83以外の部分の曲率半径は、キャリッジ5の連結部52の曲率半径より大きい。図10において、破線Pは、周回方向における端部82,83以外の部分の曲率半径の円形状(外接する円の形状)を示す。これにより、トレランスリング8は、キャリッジ5の連結部52に挿入する際に、開口する端部82,83が閉じた場合、周回方向に沿った形状が、連結部52の曲率半径と略等しい曲率半径の円形をなすことができる。ここで、トレランスリング8は、端部82,83以外の部分から端部82,83に向かう方向に従って連続的に曲率半径が小さくなるように湾曲されている。
図11は、図1に示すハードディスク装置1のトレランスリング8の構成を模式的に示す展開図であって、トレランスリング8を、周回方向に引き延ばした図である。図11にも示すように、本実施の形態では、凸部81aが、一列に12個配置されるものとして説明する。トレランスリング8の凸部81aは、基部80の主面の長手方向に沿って配列されている。
ここで、配置される凸部81aの数は、3の倍数となる個数配置される。凸部81aを3の倍数個配置することで、当接側面に対して120°対称で接触して、連結部52の側面に加わる荷重を略均一にし、ベアリングの動作効率を高精度に維持することができる。
図12は、本実施の形態にかかるハードディスク装置1におけるピボット軸7のトレランスリング8への挿入時、および従来のピボット軸207のトレランスリング208への挿入時の挿入方向の変位と、その際に生じる挿入荷重との関係を示すグラフである。上述したトレランスリング8に対して、ピボット軸7を圧入した際、および従来のトレランスリング208に対して、ピボット軸207を圧入した際、ピボット軸の挿入方向の変位に応じて、挿入荷重はそれぞれ増大する。
このとき、上述したように、従来のトレランスリング208では、ピボット軸207がトレランスリング208内に挿入され、凸部208bの形成領域R811の挿入方向側の先端部に差しかかった際に、引っかかりによってピーク荷重が生じる。これに対して、本実施の形態にかかるトレランスリング8では、凸部81aの形成領域R81においてピーク荷重が発生することなく、挿入方向の変位に応じて、連続的に挿入荷重が増大した後、従来のトレランスリング208と同等の挿入荷重となる。なお、挿入荷重は、圧入完了後のピボット軸7とトレランスリング8との固定にかかる荷重であるため、設計の範囲内で大きい方が好ましい。
図13は、本実施の形態にかかるハードディスク装置におけるピボット軸のトレランスリングへの挿入後、および従来のピボット軸のトレランスリングへの挿入後における本実施形態および従来とコンタミネーションの数との関係を示すグラフである。ここで、コンタミネーションの数は、キャリッジ5に挿入されたトレランスリング8に対して、ピボット軸7を圧入した後、スプレーガンにより純水をかけ、落ちてきた純水に含まれるコンタミネーションの数をカウントした。また、キャリッジ205に挿入された従来のトレランスリング208に対しても、ピボット軸207を圧入した後、スプレーガンにより純水をかけ、落ちてきた純水に含まれるコンタミネーションの数をカウントした。ここで、キャリッジ5,205およびピボット軸7,207は、それぞれ同一の材料を用いて形成されているものとする。また、コンタミネーションの数のカウントは、粒径の最大径が0.5μm以上であるものを対象としてカウントした。なお、プロットは、同一の測定を3回行った平均値となっている。
図13に示すグラフのように、本実施の形態にかかるトレランスリング8を用いた場合、従来のトレランスリング208を用いた場合と比してコンタミネーションの数が少なくなっている。また、本実施の形態にかかるトレランスリング8を用いた場合、従来のトレランスリング208を用いた場合と比してコンタミネーションの数のばらつきが少なくなっている。これにより、本実施の形態にかかるトレランスリング8を用いてハードディスク装置1を組み付けた場合のトレランスリング8に起因するコンタミネーションの発生を抑制することができるといえる。
本実施の形態にかかるトレランスリング8において、ピーク荷重が発生しない要因として、ピボット軸7の挿入方向の先端部が、凸部81aの挿入方向の先端側の外縁に対して、段階的に接触するため、従来のような、ピボット軸207がトレランスリング208に対して線接触して引っかかりが生じることなく圧入されることが挙げられる。これにより、ピーク荷重によってピボット軸とトレランスリングとの間に生じる摩擦力に起因するピボット軸7および/またはトレランスリング8の壁面の損傷(コンタミネーション)を抑制することが可能となる。
トレランスリング8は、作製方法の一例として以下の方法が挙げられる。この作製方法では、帯状に延びる母材に対して順次所定のプレス工程を施す順送プレスを用いる。まず、平板状に延びる母材に対してプレスにより外形取り処理を行って、トレランスリング8の外形(外縁)が形取られ、トレランスリング8の外形をなす基材を成形する。なお、このとき、基材が母材から離脱することを防止するため、ランナーによって基材と母材との連結状態が維持されている。次に、成形された基材に対して、凸部81aの成形処理を行う。凸部81aは、プレスによって上述した位置にそれぞれ成形される。
続いて、凸部81aが成形された基材に対して湾曲処理を行う。この湾曲工程では、両端側から基材の主面の長手方向に沿って凸部81aが外表面側となるように段階的に基材を湾曲させて、周回方向における端部82,83の曲率半径を、周回方向における端部82,83以外の部分の曲率半径より小さく成形する。このとき、基材は、端部82,83以外の部分から端部82,83に向かう方向に従って連続的(多段階的)に曲率半径が小さくなるように湾曲されていることが好ましい。
湾曲工程が終了後、得られた基材に対してトリミング処理を行う。トリミング処理では、ランナーから基材を切り落とすことによって、トレランスリング8を得ることができる。なお、トリミング処理後、得られたトレランスリング8に対して、最大使用応力以上の応力を負荷する処理(セッチング処理)を行ってもよい。
上述した本実施の形態によれば、トレランスリング8の主面から径方向に突出する凸部81aにおいて、トレランスリング8の周回方向と直交する幅方向の縁部812aが弧状をなすようにしたので、トレランスリング8にピボット軸7を圧入した際のピーク荷重を抑制するとともに、トレランスリング8とピボット軸7とが固定された状態でトレランスリング8がピボット軸7に加える荷重を維持することが可能となる。また、本実施の形態によれば、ピーク荷重の発生によるピボット軸7および/またはトレランスリング8の壁面の損傷(コンタミネーション)を抑制することが可能となる。
また、上述した本実施の形態によれば、周回方向における端部82,83の曲率半径がキャリッジ5の連結部52の曲率半径と等しく、周回方向における端部82,83以外の部分の曲率半径がキャリッジ5の連結部52の曲率半径より大きいため、キャリッジ5の連結部52に挿入された際に、トレランスリング8が連結部52内部に保持されるとともに、トレランスリング8の周回方向の形状を連結部52の壁面に沿った円形とすることができる。このため、トレランスリング8をキャリッジ5の連結部52に挿入する際、連結部52の壁面を損傷することなく挿入できる。したがって、トレランスリング8の挿入によるコンタミネーションの発生を抑制できる。
また、従来のトレランスリングは、周回方向に沿った形状が、キャリッジ側の開口とほぼ等しい略円形に弾性変形可能であるが、実際には、組み付け時の作業上、トレランスリングがキャリッジ内に保持されている必要があるため、トレランスリングの曲率半径はキャリッジの開口の曲率半径よりも大きく設計される。また、製造上、トレランスリングの端部側が開き、トレランスリングの端部の曲率半径がキャリッジの開口の曲率半径より大きくなっている場合がある。これにより、キャリッジの開口に挿入する際、弾性変形したトレランスリングの周回方向に沿った形状が楕円形状をなす。このため、ピボット軸等をトレランスリング内部に圧入する場合、ピボット軸の側面が、トレランスリングの楕円形状の短径側の外縁と接触し、トレランスリングの外縁および/またはピボット軸の側面が損傷して、コンタミネーションの発生原因となるおそれがあった。
これに対し、本実施の形態にかかるトレランスリング8は、周回方向に沿った形状が連結部52の壁面に沿った円形をなすため、連結部52に挿入する際に、連結部52の壁面を損傷することなく挿入できる。また、ピボット軸7を圧入する際、トレランスリング8の内周面および/またはピボット軸7の側面を損傷することなく、ピボット軸7を圧入することができる。したがって、トレランスリング8によるコンタミネーションの発生を一段と確実に抑制できる。
上述したように、本実施の形態にかかるトレランスリング8は、ピボット軸7をトレランスリング8内部に容易に圧入することができるとともに、凸部81aの連結部52の壁面に対する圧接によってキャリッジ5とピボット軸7との間を確実に固定することができる。
また、本実施の形態にかかるトレランスリング8は、凸部81aにおいて、凸部81aの中心を通過し、かつ周回方向に平行な平面に対して対称な形状とすることにより、ハードディスク装置1の組付け時にトレランスリング8の上下を気にする必要がなくなるため、作業効率を向上させることができる。
なお、上述したトレランスリング8は、端部以外の部分から端部82,83に向かう方向に従って連続的(多段階的)に曲率半径が小さくなるように湾曲されているものとして説明したが、端部の曲率半径と端部以外の部分の曲率半径とが2段階で湾曲されているものであってもよい。
また、凸部の個数が多い場合や、凸部においてトレランスリングの周回方向の長さが長い場合に隣接する凸部同士が重なる際は、隣接する凸部81a同士が重なったものであってもよい。このとき、少なくとも、各凸部81aの中央部の位置は異なる。
また、上述した実施の形態では、凸部81aの帯状部811が、周回方向に延びるものとして説明したが、幅方向に延びるものであってもよい。このとき、この場合の帯状部におけるトレランスリング(基部)の主面側(主面と連続する側)の外縁(幅方向の縁部)は、弧状をなしている。また、この場合のトレランスリングの基部80の主面と垂直な平面であって、周回方向と平行な平面を切断面とする断面の形状は、例えば図7に示す形状となり、基部80の主面と垂直な平面であって、周回方向と直交する幅方向と平行な平面を切断面とする断面の形状は、例えば図9に示す形状となる。
また、上述した実施の形態では、帯状部811の基部80の主面に連なる外縁(周回方向の縁部)が、周回方向と直交する方向に直線状をなしているものとして説明したが、直線が延びる方向は、周回方向に対して傾斜していてもよい。
図14は、本実施の形態の変形例1にかかるトレランスリング8の要部の構成を示す平面図である。図15は、図14のD−D線断面図である。図16は、図14のE−E線断面図である。上述した実施の形態では、トレランスリング8の周回方向と直交する幅方向における凸部81aの縁部が弧状をなすものとして説明したが、ピボット軸7の先端に対して、段階的に接触できるものであれば適用可能である。例えば、図13に示す変形例1の凸部81bのように、縁部814aが周回方向(矢印Y1)に対して角度θ(0°<θ<90°)傾斜した平行四辺形をなすものであってもよい。
図14に示すように、凸部81bは、中央部に向けて幅が縮小する帯状をなし、トレランスリング8の周回方向に延びるとともに、トレランスリング8の径方向に凸状をなして湾曲する帯状部813と、略平板状をなし、帯状部813が延びる方向に垂直な方向の端部とトレランスリング8の主面とをそれぞれ連結する連結部814と、を有する。ここで、連結部814のトレランスリング8の主面側の縁部814aは、周回方向と平行な線Lに対して角度θ傾斜した直線状をなしている。なお、帯状部813のトレランスリング8の主面側の外縁(周回方向の縁部)は、直線状をなし、周回方向に垂直である。
ここで、トレランスリング8の主面に垂直であって、かつ周回方向に平行、あるいは垂直である平面を切断面とする断面は、上述した実施の形態のように、台形状および球面状をなす(図15,16参照)。
上述した凸部81bにおいても、周回方向と平行な線Lに対して角度θ傾斜した直線状をなすことによって、ピボット軸7の先端に対して、段階的に接触できる。これにより、トレランスリング8にピボット軸7を圧入した際のピーク荷重を抑制することができる。また、凸部81bの突出形状を調節することによって、挿入荷重を設定することが可能であるため、ピボット軸7とトレランスリング8との固定にかかる荷重を維持することができる。
変形例1によれば、上述した本実施の形態と同様、トレランスリング8の主面から径方向に突出する凸部81bにおいて、トレランスリング8の周回方向における凸部81bの縁部814aが、トレランスリング8の周回方向に対して角度θ傾斜した直線状をなすようにしたので、トレランスリング8にピボット軸7を圧入した際のピーク荷重を抑制するとともに、トレランスリング8とピボット軸7とが固定された状態でトレランスリング8がピボット軸7に加える荷重を維持することが可能となる。また、本変形例1によれば、ピーク荷重の発生によるピボット軸7および/またはトレランスリング8の壁面の損傷(コンタミネーション)を防止することが可能となる。
図17は、本実施の形態の変形例2にかかるトレランスリング8の要部の構成を示す平面図である。図18は、図17のF−F線断面図である。図19は、図17のG−G線断面図である。上述した実施の形態では、トレランスリング8の周回方向と直交する幅方向における凸部81aの縁部が弧状をなすものとして説明したが、図16に示す変形例2の凸部81cのように、凸部81cの縁部815aが、V字状をなして傾斜したものであってもよい。
図17に示すように、凸部81cは、上述した帯状部811と、略平板状をなし、帯状部811が延びる方向に垂直な方向の端部とトレランスリング8の主面とをそれぞれ連結する連結部815と、を有する。ここで、連結部815のトレランスリング8の主面側の縁部815aは、帯状部811の両端を端点とするV字状をなしている。
ここで、トレランスリング8の主面に垂直であって、かつ周回方向に平行、あるいは垂直である平面を切断面とする断面は、上述した実施の形態のように、台形状および球面状をなす(図18,19参照)。
上述した凸部81cにおいても、連結部815の縁部815aが、帯状部811の両端を端点とするV字状をなすことによって、ピボット軸7の先端に対して、段階的に接触できる。これにより、トレランスリング8にピボット軸7を圧入した際のピーク荷重を抑制することができる。また、凸部81cの突出形状を調節することによって、挿入荷重を設定することが可能であるため、ピボット軸7とトレランスリング8との固定にかかる荷重を維持することができる。
変形例2によれば、上述した本実施の形態と同様、トレランスリング8の主面から径方向に突出する凸部81cにおいて、トレランスリング8の周回方向における凸部81cの縁部815aが、帯状部811の両端を端点とするV字状をなすようにしたので、トレランスリング8にピボット軸7を圧入した際のピーク荷重を抑制するとともに、トレランスリング8とピボット軸7とが固定された状態でトレランスリング8がピボット軸7に加える荷重を維持することが可能となる。また、変形例2によれば、ピーク荷重の発生によるピボット軸7および/またはトレランスリング8の壁面の損傷(コンタミネーション)を防止することが可能となる。
図20は、本実施の形態の変形例3にかかるトレランスリング8の要部の構成を示す平面図である。変形例3にかかる凸部81dは、上述した帯状部811と、略平板状をなし、帯状部811が延びる方向に垂直な方向の端部のうちの一方の端部とトレランスリング8の主面とを連結する、上述した連結部812と、略平板状をなし、帯状部811が延びる方向と垂直な方向の端部のうちの他方の端部とトレランスリング8の主面とを連結する連結部816と、を有する。ここで、連結部816のトレランスリング8の主面側の縁部816aは、帯状部811の長手方向の他方側(連結部812の配設側と異なる側)の両端を端点とする直線状をなしている。
上述した実施の形態および変形例1,2では、同一形状をなす連結部を有し、帯状部の長手方向の中心線(トレランスリング8が周回する方向に平行な方向の軸)に対して対称であるものとして説明したが、変形例3のように、一方の外縁側が弧状をなし、または傾斜し、連結部の形状が帯状部に対して異なるものであってもよい。上述した凸部81dにおいては、挿入方向(矢印Y2)に対して先端側に連結部812が配設される。変形例3のように、連結部において、少なくとも挿入方向に対して先端側の縁部が周回方向と交差する形状をなすものであれば適用可能である。
図21は、本実施の形態の変形例4にかかるトレランスリング8の要部の構成を示す平面図である。変形例4にかかる凸部81eは、中央部に向けて幅が縮小する帯状をなし、周回方向に延びるとともに、トレランスリング8の径方向に凸状をなして湾曲する帯状部817と、略平板状をなし、帯状部817が延びる方向に垂直な方向の端部とトレランスリング8の主面とをそれぞれ連結する連結部818と、を有する。ここで、連結部818のトレランスリング8側の縁部818aは、帯状部817側に凸となるような弧状をなしている。なお、帯状部817のトレランスリング8の主面側の外縁(周回方向の縁部)は、直線状をなしている。
上述した変形例4においても、ピボット軸7の先端に対して、段階的に接触できる。これにより、トレランスリング8にピボット軸7を圧入した際のピーク荷重を抑制するとともに、トレランスリング8とピボット軸7とが固定された状態でトレランスリング8がピボット軸7に加える荷重を維持することが可能となる。また、変形例4によれば、ピーク荷重の発生によるピボット軸7および/またはトレランスリング8の壁面の損傷(コンタミネーション)を防止することが可能となる。
図22は、本実施の形態の変形例5にかかるトレランスリング8の要部の構成を示す平面図である。図23は、図22のH−H線断面図である。変形例5にかかる凸部81fは、中央部に向けて幅が縮小する帯状をなし、周回方向に延びるとともに、トレランスリング8の径方向に凸状をなして湾曲する帯状部811aと、上述した2つの連結部812と、を有する。ここで、帯状部811aは、帯状の長手方向の中央部(凸部81fの先端部)にトレランスリング8の主面と平行な平面部811bが設けられる。平面部811bは、プレスなどによって形成される。なお、帯状部811aのトレランスリング8の主面側の外縁(周回方向の縁部)は、直線状をなしている。
変形例5に示す凸部81fのように、キャリッジ5と接触する部分において、このキャリッジ5に沿った平面を形成することによって、キャリッジ5に対する圧接状態を一段と安定化させることが可能となる。
なお、変形例1〜5にかかる凸部81b〜81fにおいても、上述した径d1<径d2の関係を満たすことが好ましい。
図24は、本実施の形態の変形例6にかかるハードディスク装置1のトレランスリング8aの構成を模式的に示す斜視図である。変形例6にかかるトレランスリング8aは、上述した凸部81aに加え、周回方向(および板厚方向)と直交する幅方向に切り欠かれた2つの切欠部84aを有する。切欠部84aは、基部80aの基端(周回方向および板厚方向と直交する方向の端部)から幅方向に延びる延在部841と、延在部841の基端側と異なる側の端部側に設けられ、所定の径(曲率半径)を有する弧状をなす先端部842と、を有する。なお、先端部842は、所定の径を有する弧状をなしている。この径(曲率の直径)は、延在部841における周回方向の幅と同等である。
ここで、従来のトレランスリングでは、キャリッジに挿嵌されたトレランスリングの内部にピボット軸を挿入すると、ピボット軸が凸部の形成位置に差し掛かった際、トレランスリングの径が、ピボット軸の径に沿って拡径される。このとき、トレランスリングは、ピボット軸挿入側の基端のなすリングの径が拡径し、その反動で他方の基端のなすリングの径が縮小する。このようなトレランスリングの両端における径の変化が生じると、挿入側と逆側の基端が浮き上がる。この状態からさらにピボット軸を挿入して挿入が完了すると、キャリッジの軸が、ピボット軸の中心軸に対して回転して傾斜した状態となり、駆動機構の組立て精度に影響を及ぼすという問題があった。
これに対し、上述した変形例6は、トレランスリング8aの基部80aの周回方向(および板厚方向)と直交する方向に切り欠かれた切欠部84aを設けるようにしたので、トレランスリング8aの内部にピボット軸7を挿入し、ピボット軸7が凸部81aに差し掛かった際、トレランスリング8aのピボット軸7挿入側の基端のなすリングの径が拡径した場合であっても、この拡径に追従して挿入側と逆側の基端が浮き上がることを防止し、ピボット軸7に対するキャリッジ5の回転を抑制することが可能となる。これにより、ハードディスク装置1における駆動機構を正確に組立てることが可能となる。
図25は、本実施の形態の変形例7にかかるハードディスク装置1のトレランスリング8bの構成を模式的に示す斜視図である。上述した変形例6では、先端部842のR形状の径が、延在部841における周回方向の幅と同等であるものとして説明したが、図25に示すトレランスリング8bのように、延在部841における基部80bの周回方向の幅より大きい径である先端部843を有する切欠部84bであってもよい。
図26は、本発明の実施の形態の変形例8にかかるハードディスク装置1のトレランスリング8cの構成を模式的に示す斜視図である。上述した変形例6,7では、切欠部84a,84bが、トレランスリングの基端の両端に設けられるものとして説明したが、図26に示すトレランスリング8cのように、基部80cの一方の基端側に1または複数(本変形例8では2つ)の切欠部84aが設けられるものであってもよい。なお、この場合、切欠部84aが設けられる基端が、トレランスリング8cのピボット軸7挿入側と異なる側の基端であることが好ましい。
また、変形例8にかかるトレランスリング8cのように、一端側に切欠部84aを設ける場合において、トレランスリング8cのピボット軸7挿入側と異なる側の基端に切欠部を設けることによって、キャリッジ5の回転抑制効果を一段と大きく得ることができる。具体的には、幅方向(周回方向と直交する方向)に1.0mmの長さの切欠部を形成する場合、両端において各0.5mmの切欠部を形成する場合と比して、一端(ピボット軸7挿入側と異なる側の縁部)に1.0mmの切欠部を形成する場合の方が、キャリッジ5の回転抑制効果を一段と大きく得ることができる。
また切欠部は、長手方向の辺を等分する位置に1または複数設けられることが好ましい。また、切欠部が複数設けられる場合、延在部841の長さ(トレランスリングの長手方向に直交する方向の長さ)は、互いに同一であってもよいし、それぞれ異なるものであってもよい。
以上のように、本発明にかかるトレランスリングは、トレランスリングにピボット軸を圧入した際のピーク荷重を抑制するとともに、トレランスリングとピボット軸とが固定された状態でトレランスリングがピボット軸に加える荷重を維持するのに有用である。
1,200 ハードディスク装置
2,201 ケーシング本体
3,202 ハードディスク
4,203 スピンドル
5,205 キャリッジ
6,206 VCM
7,207 ピボット軸
8,8a,8b,8c,208 トレランスリング
50 磁気ヘッド部
50a サスペンション
50b,204 磁気ヘッド
51 アーム
52 連結部
60 コイル
61 磁石
80,80a,80b,80c,208a 基部
81a,81b,81c,81d,81e,81f,208b 凸部
82,83 端部
84a,84b 切欠部
811,811a,813,817 帯状部
812,814,815,816,818 連結部
812a,814a,815a,816a,818a 縁部
811b 平面部
841 延在部
842,843 先端部

Claims (12)

  1. 帯状の部材が略周回してリング状をなす基部の外周面から径方向に突出する複数の凸部が、前記基部の周回方向に沿って設けられたトレランスリングにおいて、
    前記凸部は、
    前記基部との境界をなす縁部のうち、前記周回方向と直交する幅方向の少なくとも一方の縁部が、前記周回方向と交差する形状をなすとともに、前記周回方向の縁部が直線状をなし、
    前記周回方向の最大幅が、板状の平面において前記周回方向と垂直な方向の最大幅より大きい
    ことを特徴とするトレランスリング。
  2. 前記凸部は、前記基部の主面と垂直な平面であって、前記周回方向と平行な平面を切断面とする断面の形状と、前記基部の主面と垂直な平面であって、前記幅方向と平行な平面を切断面とする断面の形状とが異なる種別であることを特徴とする請求項に記載のトレランスリング。
  3. 前記凸部は、
    帯状をなし、前記周回方向または前記幅方向に延びるとともに、前記径方向に凸状をなして湾曲する帯状部と、
    略平板状をなし、前記帯状部が延びる方向に垂直な方向の端部と前記基部の主面とをそれぞれ連結する連結部と、
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載のトレランスリング。
  4. 前記凸部は、前記周回方向の縁部が、該周回方向と直交する直線状をなすことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のトレランスリング。
  5. 前記凸部は、前記凸部の中心を通過し、前記周回方向に平行な平面に対して対称な形状をなすことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のトレランスリング。
  6. 前記基部の前記周回方向における端部の曲率半径が、前記周回方向における前記端部以外の部分の曲率半径より小さいことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のトレランスリング。
  7. 前記端部以外の部分から前記端部に向かう方向に従って連続的に曲率半径が小さくなることを特徴とする請求項に記載のトレランスリング。
  8. 前記基部の前記幅方向の端部であって、少なくとも一方の端部から、前記幅方向に切り欠かれた切欠部を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のトレランスリング。
  9. 前記切欠部は、前記一方の端部に、1または複数設けられることを特徴とする請求項に記載のトレランスリング。
  10. 前記周回方向に沿って配置される前記凸部のうち、一列に配置される前記凸部の個数は、3の倍数であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のトレランスリング。
  11. 前記複数の凸部は、前記周回方向に沿って複数の列をなすことを特徴とする請求項10に記載のトレランスリング。
  12. 請求項1〜11のいずれか一つに記載のトレランスリングを、キャリッジの開口に挿入し、
    前記キャリッジの開口に前記トレランスリングが挿入された状態において、前記トレランスリングの内部にピボット軸を圧入する
    ことを特徴とするハードディスク装置の製造方法。
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