JP6040167B2 - トレランスリング - Google Patents

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Description

本発明は、ハードディスク装置等に用いられるトレランスリングに関するものである。
従来、コンピュータ等の情報処理を行う機器において、ハードディスク装置が使用されている。このハードディスク装置は、近年に到っては、コンピュータの外部記憶装置としてばかりではなく、テレビやビデオ等の家電製品、自動車用の電子機器類に搭載されるようになってきている。
図20に示す従来のハードディスク装置200は、ケーシング本体201内に駆動機構が収納されている。駆動機構は、記録メディアであるハードディスク202を回転駆動するスピンドル203(このスピンドルは不図示のモータにて回転される)と、ハードディスク202への情報記録および情報読み出しを行う磁気ヘッド204を支持し、ハードディスク202の面上を回動するキャリッジ205と、キャリッジ205を精密に回動させて磁気ヘッド204の走査を制御するVCM(Voice Coil Motor)206と、ケーシング本体201に固定され、ケーシング本体201とキャリッジ205とを連結するピボット軸207と、を有する。なお、ピボット軸207は、例えば略柱状をなし、ベアリングの構成を有する。
キャリッジ205は、ピボット軸207を中心軸としてハードディスク202の面上を回動する。この際、キャリッジ205とピボット軸207との間の固定には、トレランスリングが用いられている。キャリッジ205がピボット軸207に固定されることによって、VCM206によるキャリッジ205の回動にかかる動力がケーシング本体201に伝わることを防止する。
トレランスリングは、平板状の部材を所定方向に沿って略周回させたリング状をなす。このトレランスリングをキャリッジ205側の開口に挿入した後、トレランスリングの内部にピボット軸207が圧入される。このようなトレランスリングとして、外周側に突出した凸形状の接触部を複数有するトレランスリングが開示されている(例えば、特許文献1〜4を参照)。特許文献1〜4に示すトレランスリングでは、接触部がキャリッジ205またはピボット軸207のどちらか一方の側面に圧接して、キャリッジ205とピボット軸207との間を固定する。
特開平5−205413号公報 特表2003−522912号公報 特開2002−130310号公報 特開2007−305268号公報
ところで、特許文献1〜4に示すような従来のトレランスリングにおいて、接触部のばね定数をkとし、このトレランスリングの径方向の最大値をkmax、最小値をkminとすると、変動幅は、(kmax−kmin)/kmaxと表される。このとき、対向する接触部がリングの中心を通過する直線上にあると(各接触部と中心とを結ぶ線分のなす角度が180°)、変動幅が大きくなって剛性が高い箇所と低い箇所とが生じ(剛性ムラが大きくなり)、トレランスリングによるキャリッジとピボット軸との間の固定の安定性が低下するというおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、キャリッジとピボット軸との間の固定の安定性を維持することが可能なトレランスリングを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるトレランスリングは、板状の部材を用いて形成され、所定方向に沿って略周回するリング状をなし、径方向に突出する複数の凸部が周方向に沿って設けられたトレランスリングにおいて、前記凸部は、前記周方向に沿って偶数個配置され、前記複数の凸部の中央部と当該トレランスリングに外接する円の中心とをそれぞれ通過する複数の直線が、互いに交差することを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記凸部を、該凸部の中央部と前記外接する円の中心とに両端が固定されたばねとみなし、各凸部におけるばねのばね定数が同じであるとした場合、前記外接する円において基準とする径方向から前記中心の周りの回転角度θに依存する合成ばね定数をK(θ)とすると、前記複数の凸部の中央部は、前記合成ばね定数K(θ)が最大または最小となる複数の回転角度θのいずれかに対応する位置に位置することを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記複数の凸部の個数をNa,b=a×2(a=1,3,5,・・・、b=1,2,・・・)とするとき、各凸部は、前記外接する円において基準とする径方向から前記外接する円の中心の周りに次式(1)で定義される角度θα,βだけ回転した径方向に設けられることを特徴とする。
θα,β=αθ+βθ+mα,β π ・・・(1)
ここで、θ=2π/a、θ=π/Na,b、α=0,1,2,・・・、β=0,1,2,・・・、mα,β=0,1、α≦a−1、β≦2b−1。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記周方向と直交する方向の外縁側端部であって、少なくとも一方の外縁側端部から、前記周方向と直交する方向に切り欠かれた切欠部を有することを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記切欠部は、前記一方の外縁側端部に、1または複数設けられることを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記周方向における端部の曲率半径が、前記周方向における前記端部以外の部分の曲率半径より小さいことを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記端部以外の部分から前記端部に向かう方向に従って連続的に曲率半径が小さくなることを特徴とする。
また、本発明にかかるトレランスリングは、上記の発明において、前記複数の凸部は、前記周方向に沿って配置され、前記周方向に沿って配置される前記凸部のうち、一列に配置される前記凸部の個数は、3の倍数であることを特徴とする。
本発明によれば、所定方向に沿って略周回するリング状をなし、径方向に突出する複数の凸部が周方向に沿って設けられたトレランスリングにおいて、各凸部の中央部とトレランスリングに外接する円の中心とを通過する複数の直線が、互いに交差するようにしたので、剛性ムラの増大を抑制して、キャリッジとピボット軸との間の固定の安定性を維持することが可能となるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるハードディスク装置の概略構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示すハードディスク装置の要部の構成を示す部分断面図である。 図3は、図1に示すハードディスク装置の要部の構成を示す斜視図である。 図4は、図1に示すハードディスク装置のトレランスリングの構成を示す斜視図である。 図5は、図1に示すハードディスク装置のトレランスリングの構成を示す側面図である。 図6は、図1に示すハードディスク装置のトレランスリングの構成を模式的に示す展開図である。 図7は、図1に示すハードディスク装置の要部の構成を模式的に示す説明図である。 図8は、本発明の実施の形態にかかるトレランスリングにおける角度とばね定数比との関係を示すグラフである。 図9は、本発明の実施の形態にかかるトレランスリングにおける角度とばね定数比との関係を示すグラフである。 図10は、本発明の実施の形態にかかるトレランスリングにおける凸部の数と変動幅との関係を示すグラフである。 図11は、図1に示すハードディスク装置の要部の構成を模式的に示す説明図である。 図12は、図1に示すハードディスク装置の要部の構成を模式的に示す説明図である。 図13は、本発明の実施の形態にかかるトレランスリングにおける角度とばね定数比との関係の一例を示すグラフである。 図14は、本発明の実施の形態にかかるトレランスリングにおける凸部の数と変動幅との関係を示すグラフである。 図15は、本発明の実施の形態にかかるトレランスリングにおける凸部の数とラジアル剛性との関係の一例を示すグラフである。 図16は、本発明の実施の形態の変形例1にかかるハードディスク装置のトレランスリングの要部の構成を模式的に示す断面図である。 図17は、本発明の実施の形態の変形例2にかかるハードディスク装置のトレランスリングの構成を模式的に示す斜視図である。 図18は、本発明の実施の形態の変形例3にかかるハードディスク装置のトレランスリングの構成を模式的に示す斜視図である。 図19は、本発明の実施の形態の変形例4にかかるハードディスク装置のトレランスリングの構成を模式的に示す斜視図である。 図20は、従来のハードディスク装置の概略構成を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面とともに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。すなわち、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。なお、以下の説明では、トレランスリングの例としてハードディスク装置を説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるハードディスク装置の概略構成を示す斜視図である。図1に示すハードディスク装置1は、ケーシング本体2内に駆動機構が収納されている。駆動機構は、記録メディアであるハードディスク3を回転駆動するスピンドル4と、ハードディスク3への情報記録および情報読み出しを行う磁気ヘッド部50を支持し、ハードディスク3の面上を回動するキャリッジ5と、キャリッジ5を精密に回動させて磁気ヘッド部50の走査を制御するVCM6と、ケーシング本体2に固定され、ケーシング本体2とキャリッジ5とを連結する柱状のピボット軸7と、を有する。なお、ピボット軸7は、例えば略柱状をなし、ベアリングの構成を有する。
図2は、図1に示すハードディスク装置1の要部の構成を示す部分断面図である。図3は、図1に示すハードディスク装置1の要部の構成を示す斜視図である。キャリッジ5は、ハードディスク3の面上に延び、先端で磁気ヘッド部50を保持するアーム51と、ピボット軸7と連結し、断面がピボット軸7の断面の径より若干大きい径の柱状の中空空間を有する連結部52と、を有する。磁気ヘッド部50は、図2に示すように、ハードディスク3の回転による空気流によって、ハードディスク3の面に対して浮上するサスペンション50aと、サスペンション50aの端部であって、アーム51に連なる側と異なる側の端部に設けられ、情報記録および情報読み出しを行う磁気ヘッド50bと、を有する。なお、ハードディスク装置1がハードディスク3を複数有する場合、キャリッジ5は、ハードディスク3の数に応じて複数の磁気ヘッド部50を有する。
VCM6は、アーム51側と異なる端部側に連結されるコイル60と、コイル60を挟み込む2つの磁石61とを有する。VCM6は、コイル60に流れる電流と磁場とによって発生する力でキャリッジ5を駆動する。これにより、キャリッジ5は、VCM6からの動力によってピボット軸7の中心を中心軸としてハードディスク3の面上を回動し、磁気ヘッド部50をハードディスク3の面上で回動させる。
この際、キャリッジ5とピボット軸7との間の固定には、トレランスリング8が用いられている。トレランスリング8は、キャリッジ5の連結部52の中空空間に挿入され、内部にピボット軸7が圧入されることによって、キャリッジ5とピボット軸7との間を固定する。この際、キャリッジ5は、ベアリングであるピボット軸7の長手方向の中心軸まわりに回動自在に固定される。キャリッジ5がピボット軸7に固定されることによって、VCM6によるキャリッジ5の回動にかかる動力がケーシング本体2に伝わることを防止する。
図4は、トレランスリング8の構成を示す斜視図である。図5は、トレランスリング8の構成を示す側面図である。トレランスリング8は、図4,5に示すように、板状のステンレスを用いて形成され、周方向が略リング状をなし、複数の凸部81を有する。凸部81は、トレランスリング8の外表面において径方向に略矩形形状をなして突出する。また、各凸部81は、トレランスリング8の周方向に沿って一列に設けられる。トレランスリング8は、キャリッジ5側の開口に挿入された後、トレランスリング8の内部にピボット軸7が圧入される。このとき、キャリッジ5の連結部52の内部壁面に凸部81が圧接し、キャリッジ5とピボット軸7との間を固定する。なお、トレランスリング8の周方向の長さは、連結部52の開口の外周の長さと等しいことが好ましい。また、凸部81の突出方向は、径方向に沿って内周側に突出するものであってもよい。
また、トレランスリング8は、図5に示す側面図のように、周方向における端部82,83の曲率半径と、周方向における端部82,83以外の部分の曲率半径との値が異なる。具体的には、周方向における端部82,83の曲率半径が、キャリッジ5の連結部52の曲率半径と等しい。また、周方向における端部82,83以外の部分の曲率半径は、キャリッジ5の連結部52の曲率半径より大きい。図5において、破線Pは、周方向における端部82,83以外の部分の曲率半径の円形状(外接する円の形状)を示す。これにより、トレランスリング8は、キャリッジ5の連結部52に挿入する際に、開口する端部82,83が閉じた場合、周方向に沿った形状が、連結部52の曲率半径と略等しい曲率半径の円形をなすことができる。ここで、トレランスリング8は、端部82,83以外の部分から端部82,83に向かう方向に従って連続的に曲率半径が小さくなるように湾曲されている。
図6は、図1に示すハードディスク装置1のトレランスリング8の構成を模式的に示す展開図であって、トレランスリング8を、周方向に引き延ばした図である。図6にも示すように、本実施の形態では、凸部81が、一列に6個配置されるものとして説明する。トレランスリング8の凸部81は、主面の長手方向に沿って配列されている。
ここで、一列に配置される凸部81の数は、偶数であって、3の倍数となる個数配置される。凸部81を3の倍数個配置することで、例えば当接側面に対して120°対称で接触して、連結部52の側面に加わる荷重を略均一にし、ベアリングの動作効率を高精度に維持することができる。なお、本実施の形態では、凸部81を6個有するものとして説明する。
図7は、図1に示すハードディスク装置の要部の構成を模式的に示す説明図である。図7は、上述したキャリッジ5、凸部81およびピボット軸7を、キャリッジC、凸部Bおよびピボット軸Mとしてモデル化し、凸部Bを、凸部81の中央部とトレランスリング8に外接する円の中心とに両端が固定されたばねとみなした図である。この凸部Bのばね定数をkとする。また、キャリッジCの中心O(トレランスリングの外接円の中心)を通過するとともに、凸部BにおけるキャリッジCおよびピボット軸Mとの各接触点(凸部81の中央部)を通過する軸N1(径方向の基準)に対して傾斜した軸N2とがなす角度をθとする。
このとき、軸N2方向のばね定数をkθとすると、kθは、式(2)のように、
θ=k|cosθ| ・・・(2)
と表される。
図8は、本実施の形態にかかるトレランスリングにおける角度θとばね定数比kθ/kとの関係を示すグラフである。図8に示すように、角度θが90°(−90°)のときに、ばね定数比kθ/k(ばね定数kθ)が0となる。すなわち、凸部Bは、角度θが90°の場合(軸N2が軸N1に対して90°傾斜した場合)、軸N1方向に加わる荷重が、軸N2方向に対して加える荷重は0となる。また、θが−90°の場合でも同様である。
また、凸部Bは、トレランスリングに複数設けられる。このとき、複数の凸部Bが360°に対して等間隔に配置されたとすると、1つの径方向を基準としたときの基準から回転角度θだけ回転したときの径方向の合成ばね定数K(θ)(以下、単にKとする)は、式(3)のようになる。合成ばね定数Kは、外接する円において基準とする径方向から中心の周りの回転角度θに依存する。
Figure 0006040167
ここで、Nは凸部Bの数、nは凸部Bに付された番号である。なお、本実施の形態では、凸部が、トレランスリングの外接円に対して等間隔に配置されたものを「等分配置」という。なお、各凸部のばね定数は、同一である。
n=4,6(4点,6点支持)において、式(3)におけるKの最大値をKmaxとすると、角度θと合成ばね定数比K/Kmaxとの関係は、図9に示すグラフのようになる。さらに、式(3)におけるKの最小値をKminとすると、凸部Bの数と変動幅(Kmax−Kmin)/Kmaxとの関係は、図10に示すグラフのようになる。
図9に示すグラフのように、凸部Bが等間隔で配置された場合では、合成ばね定数比も所定の周期で最大値(K/Kmax=1)および最小値が現れる。また、図10に示すグラフのように、凸部Bの数が偶数の場合、凸部Bの数が増大するに従って、変動幅が小さくなる。
図11は、図1に示すハードディスク装置の要部の構成を模式的に示す説明図であり、キャリッジCおよびピボット軸Mに対して6つの凸部B1〜B6によって支持されている場合を示している。なお、図11に示す凸部B1〜B6は、外接円に対して等間隔に配置されているものとする。
ここで、図11に示す破線は、キャリッジCの中心Oを通過するとともに、凸部BにおけるキャリッジCおよびピボット軸Mとの各接触点を通過する直線Nmaxを示している。なお、直線Nmaxは、等間隔配置において、1つの径方向を基準としたときの、合成ばね定数比K/Kmax、すなわち合成ばね定数Kが最大となる径方向(回転角度θ)と一致する。また、図11に示す一点鎖線は、キャリッジCの中心Oを通過する直線であって、1つの径方向を基準としたときの、合成ばね定数Kが最大となる直線Nmaxに対し、合成ばね定数比K/Kmax、すなわち合成ばね定数Kが最小となる径方向(回転角度θ)と一致する直線Nminを示している。
このとき、6つの凸部B1〜B6を外接円に対して等間隔に配置すると、例えば破線(直線Nmax)上に6つの凸部B1〜B6が配置されることとなる。しかしながら、この6つの凸部B1〜B6の配置では、合成ばね定数比K/Kmaxが最大となる位置(直線Nmax上)に一致するものであり、最小となる位置(直線Nmin上)を補強する配置になっていない。このため、6つの凸部B1〜B6を外接円に対して等間隔に配置した場合、2つの凸部が同一直線上(直線Nmax上)で対向し、本来直線Nmaxおよび直線Nminで得られるべき最小値Kminが変化して、変動幅(Kmax−Kmin)/Kmaxが増大する。
これに対して、本実施の形態では、凸部の個数が偶数の場合、半数の凸部(凸部B1〜B3)が、合成ばね定数Kが最大となる複数の回転角度θに対応する位置のなかで、外接円を等分する位置に配置されるとともに、半数の凸部(凸部B4〜B6)が、合成ばね定数Kが最小となる複数の回転角度θに対応する位置のなかで、外接円を等分する位置に配置される。すなわち、図12に示すように、6つの凸部B1〜B6において、3つの凸部B1〜B3を直線Nmax上に等分配置し、残りの3つの凸部B4〜B6を直線Nmin上にそれぞれ等分配置する。本実施の形態では、この配置を「最適配置」という。
図13は、本実施の形態にかかるトレランスリングにおける回転角度θとばね定数比K/Kmaxとの関係の一例を示すグラフであり、等分配置と最適配置とにおける回転角度θとばね定数比K/Kmaxとの関係をそれぞれ示している。
図13に示すように、最適配置では、合成ばね定数比K/Kmaxの最小値が、等分配置に対して大きい。これにより、最適配置では、等分配置と比して変動幅が小さくなるため、ラジアル剛性の低下を抑制することが可能となる。
また、図14は、本実施の形態にかかるトレランスリングにおける凸部の数と合成ばね定数Kの最小値Kminとの関係(k=1の場合)を示すグラフである。図14に示すように、凸部の数が偶数個の場合において、最適配置の最小値Kminは、等分配置の最小値Kminと比して大きくなっている。
図15は、本実施の形態にかかるトレランスリングにおける凸部の数とラジアル剛性との関係の一例を示すグラフである。図15に示すように、最適配置のラジアル剛性は、等分配置のラジアル剛性と比して大きくなっている。これにより、キャリッジ5とピボット軸7との間の固定の安定性を維持することが可能となる。
また、上述した最適配置において、各凸部は、下式(1)により定義された回転角度θα,βだけ回転した径方向に設けられる。回転角度θα,βは、トレランスリングの外接円において基準とする径方向から外接円の中心の周りの回転角度である。上述した複数の凸部の個数NをNa,b=a×2(a=1,3,5,・・・、b=1,2,・・・、ただし、Na,b≧4)とするとき、回転角度θα,βは、
θα,β=αθ+βθ+mα,β π ・・・(1)
となる。ここで、
θ=2π/a、θ=π/Na,b、α=0,1,2,・・・、
β=0,1,2,・・・、mα,β=0,1、α≦a−1、β≦2b−1。
上述した式(1)により算出された回転角度θα,βに基づいて複数の凸部81をそれぞれ配置する。なお、算出される角度θα,βは、所定の円に対するものであるため、リング状のトレランスリングの端部を合わせて周方向を外接円としてみた配置とするか、挿入対象のキャリッジ5の開口の円形状に合わせた配置とするかを適宜設定して凸部81を配設することも可能である。このとき、凸部81の数が偶数であって、各凸部81においてmα,β=0である場合、複数個の凸部によるグループとみなし、このグループを等分配置すると考えることもできる。例えば凸部81の数が6個(a=3、b=1)の場合、2個(2)の凸部81による3つ(a=3)のグループとして、この奇数個である3つのグループを等分配置すると考えることができる。なお、式(1)では、mα,βの値により、各凸部81を180°回転させた位置にそれぞれ配置することも可能である。
トレランスリング8は、作製方法の一例として以下の方法が挙げられる。この作製方法では、帯状に延びる母材に対して順次上記工程を施す順送プレスを用いる。まず、平板状に延びる母材に対してプレスにより外形取り処理を行って、トレランスリング8の外形(外縁)が形取られ、トレランスリング8の外形をなす基材を成形する。なお、このとき、基材が母材から離脱することを防止するため、ランナーによって基材と母材との連結状態が維持されている。次に、成形された基材に対して、凸部81の成形処理を行う。凸部81は、プレスによって上述した位置にそれぞれ成形される。
続いて、凸部81が成形された基材に対して湾曲処理を行う。この湾曲工程では、両端側から基材の主面の長手方向に沿って凸部81が外表面側となるように段階的に基材を湾曲させて、周方向における端部82,83の曲率半径を、周方向における端部82,83以外の部分の曲率半径より小さく成形する。このとき、基材は、端部82,83以外の部分から端部82,83に向かう方向に従って連続的(多段階的)に曲率半径が小さくなるように湾曲されていることが好ましい。
湾曲工程が終了後、得られた基材に対してトリミング処理を行う。トリミング処理では、ランナーから基材を切り落とすことによって、トレランスリング8を得ることができる。なお、トリミング処理後、得られたトレランスリング8に対して、最大使用応力以上の応力を負荷する処理(セッチング処理)を行ってもよい。
上述した本実施の形態によれば、配設する凸部81の個数が偶数の場合に、各凸部81が、合成ばね定数が最大となる軸上および最小となる位置に位置するようにしたので、剛性ムラの増大を抑制して、キャリッジ5とピボット軸7との間の固定の安定性を維持することが可能となる。
また、上述した本実施の形態によれば、周方向における端部82,83の曲率半径がキャリッジ5の連結部52の曲率半径と等しく、周方向における端部82,83以外の部分の曲率半径がキャリッジ5の連結部52の曲率半径より大きいため、キャリッジ5の連結部52に挿入された際に、トレランスリング8が連結部52内部に保持されるとともに、トレランスリング8の周方向の形状を連結部52の壁面に沿った円形とすることができる。このため、トレランスリング8をキャリッジ5の連結部52に挿入する際、連結部52の壁面を損傷することなく挿入できる。したがって、トレランスリング8の挿入によるコンタミの発生を抑制できる。
また、従来のトレランスリングは、周方向に沿った形状が、キャリッジ側の開口とほぼ等しい略円形に弾性変形可能であるが、実際には、組み付け時の作業上、トレランスリングがキャリッジ内に保持されている必要があるため、トレランスリングの曲率半径はキャリッジの開口の曲率半径よりも大きく設計される。また、製造上、トレランスリングの端部側が開き、トレランスリングの端部の曲率半径がキャリッジの開口の曲率半径より大きくなっている場合がある。これにより、キャリッジの開口に挿入する際、弾性変形したトレランスリングの周回方向に沿った形状が楕円形状をなす。このため、ピボット軸等をトレランスリング内部に圧入する場合、ピボット軸の側面が、トレランスリングの楕円形状の短径側の外縁と接触し、トレランスリングの外縁および/またはピボット軸の側面が損傷して、コンタミの発生原因となるおそれがあった。
これに対し、本実施の形態にかかるトレランスリング8は、周方向に沿った形状が連結部52の壁面に沿った円形をなすため、連結部52に挿入する際に、連結部52の壁面を損傷することなく挿入できる。また、ピボット軸7を圧入する際、トレランスリング8の内周面および/またはピボット軸7の側面を損傷することなく、ピボット軸7を圧入することができる。したがって、トレランスリング8によるコンタミの発生を抑制できる。
上述したように、本実施の形態にかかるトレランスリング8は、ピボット軸7をトレランスリング8内部に容易に圧入することができるとともに、凸部81の連結部52の壁面に対する圧接によってキャリッジ5とピボット軸7との間を確実に固定することができる。
なお、上述した実施の形態では、配設する凸部の個数が偶数の場合に、ばね定数(ばね定数比)が最大となる直線上および最小となる直線上に各凸部を配置するものとして説明したが、合成ばね定数(ばね定数比)が最小となる軸上に配置する凸部を合成ばね定数(ばね定数比)が最大となる軸と一致しない位置に配置することで上述した効果を得ることができる。すなわち、凸部は、各凸部の中央部とトレランスリングのリング中心とを結び、リング中心を通過する各直線が、互いに交差するような位置に設けられていればよい。また、この交差するような位置が、合成ばね定数Kで最大または最小となる複数の回転角度θに対応する位置の一部であれば好ましい。
また、上述したトレランスリング8の凸部81の形状は、外表面から略矩形状に突出したものとして説明したが、上記の個数を満たし、部材間を固定できる形状であれば、突出方向の外縁形状が略円形をなすものであってもよいし、外表面からの突出領域の外縁形状が略円形をなすものであってもよい。また、凸部81は、トレランスリング8の周方向に沿って設けられるものとして説明したが、これに特定されるものではなく、二列以上の複数列設けられるものであってもよい。
また、上述したトレランスリング8は、端部以外の部分から端部82,83に向かう方向に従って連続的(多段階的)に曲率半径が小さくなるように湾曲されているものとして説明したが、端部の曲率半径と端部以外の部分の曲率半径とが2段階で湾曲されているものであってもよい。
なお、上述した本実施の形態における最適配置では、凸部の個数が偶数(6個、a=3、b=1)の場合、3つの凸部B1〜B3を直線Nmax上に等分配置し、残りの3つの凸部B4〜B6を直線Nmin上にそれぞれ等分配置するものとして説明したが、変動幅の増大を防止する効果を有していれば、180°に対する等分配置であっても適用される。例えば、式(1)において、凸部の個数が2のべき乗(a=1)である場合において、各凸部が、180°に対する等分配置に応じた位置に位置することとなる。このとき、上述したグループ数は、1つ(a=1)となり、このグループ内で配置されていると考えることができる。
また、凸部の個数が多い場合や、凸部においてトレランスリングの周方向の長さが長い場合に隣接する凸部同士が重なる際は、図16に示す変形例1のように、隣接する凸部81同士が重なったものであってもよい。このとき、少なくとも、各凸部81の中央部の位置は異なる。
図17は、本実施の形態の変形例2にかかるハードディスク装置のトレランスリングの構成を模式的に示す斜視図である。変形例2にかかるトレランスリング8aは、上述した凸部81に加え、周方向(および板厚方向)と直交する方向に切り欠かれた2つの切欠部84aを有する。切欠部84aは、基端(周方向および板厚方向と直交する方向の端部)から延びる延在部841と、延在部841の基端側と異なる側の端部側に設けられ、所定の径(曲率半径)を有する弧状をなす先端部842と、を有する。なお、先端部842の弧状の径(曲率の直径)は、延在部841における周方向の幅と同等である。
ここで、従来のトレランスリングでは、キャリッジに挿嵌されたトレランスリングの内部にピボット軸を挿入すると、ピボット軸が凸部の形成位置に差し掛かった際、トレランスリングの径が、ピボット軸の径に沿って拡径される。このとき、トレランスリングは、ピボット軸挿入側の端部の径が拡径し、その反動で他方の端部の径が縮径する。このようなトレランスリングの両端における径の変化が生じると、挿入側と逆側の端部が浮き上がる。この状態からさらにピボット軸を挿入して挿入が完了すると、キャリッジの軸が、ピボット軸の中心軸に対して回転して傾斜した状態となり、駆動機構の組立て精度に影響を及ぼすという問題があった。
これに対し、上述した変形例2は、トレランスリング8aの周方向(および板厚方向)と直交する方向に切り欠かれた切欠部を設けるようにしたので、トレランスリング8aの内部にピボット軸7を挿入し、ピボット軸7が凸部81に差し掛かった際、トレランスリング8aのピボット軸7挿入側の端部の径が拡径した場合であっても、この拡径に追従して挿入側と逆側の端部が浮き上がることを防止し、ピボット軸7に対するキャリッジ5の回転を抑制することが可能となる。これにより、ハードディスク装置1における駆動機構を正確に組立てることが可能となる。
また、変形例2では、上述した実施の形態のような凸部の配設位置に各凸部を配置するため、剛性ムラの増大を抑制して、キャリッジとピボット軸との間の固定の安定性を維持することが可能となる。
図18は、本実施の形態の変形例3にかかるハードディスク装置のトレランスリングの構成を模式的に示す斜視図である。上述した変形例1では、先端部842のR形状の径が、延在部841における周方向の幅と同等であるものとして説明したが、図18に示すトレランスリング8bのように、周方向の幅より大きい径である先端部843を有する切欠部84bであってもよい。
図19は、本発明の実施の形態の変形例4にかかるハードディスク装置のトレランスリングの構成を模式的に示す斜視図である。上述した変形例1,2では、切欠部84a,84bが、トレランスリングの長手方向と直交する方向の外縁側端部の両端に設けられるものとして説明したが、図19に示すトレランスリング8cのように、一方の端部側に1または複数(本変形例4では2つ)の切欠部84aが設けられるものであってもよい。なお、この場合、切欠部84aが設けられる端部が、トレランスリング8cのピボット軸7挿入側と異なる側の端部であることが好ましい。
また、変形例4にかかるトレランスリング8cのように、一端側に切欠部を設ける場合において、トレランスリング8cのピボット軸7挿入側と異なる側の端部に切欠部を設けることによって、キャリッジ5の回転抑制効果を一段と大きく得ることができる。具体的には、幅方向(周方向と直交する方向)に1.0mmの長さの切欠部を形成する場合、両端において各0.5mmの切欠部を形成する場合と比して、一端(ピボット軸7挿入側と異なる側の端部)に1.0mmの切欠部を形成する場合の方が、キャリッジ5の回転抑制効果を一段と大きく得ることができる。
また切欠部は、長手方向の辺を等分する位置に1または複数設けられることが好ましい。また、切欠部が複数設けられる場合、延在部841の長さ(トレランスリングの長手方向に直交する方向の長さ)は、互いに同一であってもよいし、それぞれ異なるものであってもよい。
以上のように、本発明にかかるトレランスリングは、剛性ムラの増大を抑制して、キャリッジとピボット軸との間の固定の安定性を維持するのに有用である。
1,200 ハードディスク装置
2,201 ケーシング本体
3,202 ハードディスク
4,203 スピンドル
5,205,C キャリッジ
6,206 VCM
7,207,M ピボット軸
8,8a,8b,8c トレランスリング
50 磁気ヘッド部
50a サスペンション
50b,204 磁気ヘッド
51 アーム
52 連結部
60 コイル
61 磁石
81,B,B1〜B6 凸部
82,83 端部
84a,84b 切欠部
841 延在部
842,843 先端部

Claims (7)

  1. 板状の部材を用いて形成され、所定方向に沿って略周回するリング状をなし、径方向に突出する複数の凸部が周方向に沿って設けられたトレランスリングにおいて、
    前記凸部は、前記周方向に沿って偶数個配置され、
    前記複数の凸部の中央部と当該トレランスリングに外接する円の中心とをそれぞれ通過する複数の直線が、互いに交差し、
    前記凸部を、該凸部の中央部と前記外接する円の中心とに両端が固定されたばねとみなし、各凸部におけるばねのばね定数が同じであるとした場合、前記外接する円において基準とする径方向から前記中心の周りの回転角度θに依存する合成ばね定数をK(θ)とすると、
    前記複数の凸部の中央部は、前記合成ばね定数K(θ)が最大または最小となる複数の回転角度θのいずれかに対応する位置に位置することを特徴とするトレランスリング。
  2. 板状の部材を用いて形成され、所定方向に沿って略周回するリング状をなし、径方向に突出する複数の凸部が周方向に沿って設けられたトレランスリングにおいて、
    前記凸部は、前記周方向に沿って偶数個配置され、
    前記複数の凸部の中央部と当該トレランスリングに外接する円の中心とをそれぞれ通過する複数の直線が、互いに交差し、
    前記複数の凸部の個数をNa,b=a×2(a=1,3,5,・・・、b=1,2,・・・)とするとき、
    各凸部は、前記外接する円において基準とする径方向から前記外接する円の中心の周りに次式(1)で定義される角度θα,βだけ回転した径方向に設けられることを特徴とするレランスリング;
    θα,β=αθ+βθ+mα,β π ・・・(1)
    ここで、θ=2π/a、θ=π/Na,b、α=0,1,2,・・・、β=0,1,2,・・・、mα,β=0,1、α≦a−1、β≦2b−1。
  3. 前記周方向と直交する方向の外縁側端部であって、少なくとも一方の外縁側端部から、前記周方向と直交する方向に切り欠かれた切欠部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のトレランスリング。
  4. 前記切欠部は、前記一方の外縁側端部に、1または複数設けられることを特徴とする請求項に記載のトレランスリング。
  5. 前記周方向における端部の曲率半径が、前記周方向における前記端部以外の部分の曲率半径より小さいことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のトレランスリング。
  6. 前記端部以外の部分から前記端部に向かう方向に従って連続的に曲率半径が小さくなることを特徴とする請求項に記載のトレランスリング。
  7. 前記複数の凸部は、前記周方向に沿って配置され、
    前記周方向に沿って配置される前記凸部のうち、一列に配置される前記凸部の個数は、3の倍数であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のトレランスリング。
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