JP6047042B2 - トナー組成物、エマルジョン凝集トナー組成物、及びトナー組成物を調整するためのエマルジョン凝集手順 - Google Patents

トナー組成物、エマルジョン凝集トナー組成物、及びトナー組成物を調整するためのエマルジョン凝集手順 Download PDF

Info

Publication number
JP6047042B2
JP6047042B2 JP2013060358A JP2013060358A JP6047042B2 JP 6047042 B2 JP6047042 B2 JP 6047042B2 JP 2013060358 A JP2013060358 A JP 2013060358A JP 2013060358 A JP2013060358 A JP 2013060358A JP 6047042 B2 JP6047042 B2 JP 6047042B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
toner composition
cinnamate
trans
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013060358A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013218321A (ja
JP2013218321A5 (ja
Inventor
ケ・チョウ
アデラ・ゴレデマ
カレン・モファット
エドワード・ジー・ザルツ
マイク・ホーキンス
ローザ・デュック
ゲリノ・ジー・サクリパンテ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JP2013218321A publication Critical patent/JP2013218321A/ja
Publication of JP2013218321A5 publication Critical patent/JP2013218321A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6047042B2 publication Critical patent/JP6047042B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08784Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775
    • G03G9/08797Macromolecular material not specially provided for in a single one of groups G03G9/08702 - G03G9/08775 characterised by their physical properties, e.g. viscosity, solubility, melting temperature, softening temperature, glass transition temperature
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/0802Preparation methods
    • G03G9/0804Preparation methods whereby the components are brought together in a liquid dispersing medium
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08702Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G9/08704Polyalkenes
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08742Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G9/08755Polyesters
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08742Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G9/08766Polyamides, e.g. polyesteramides
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08742Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G9/08768Other polymers having nitrogen in the main chain, with or without oxygen or carbon only
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/097Plasticisers; Charge controlling agents
    • G03G9/09733Organic compounds

Description

本開示は、一般にトナー組成物を指向し、より具体的には、エマルジョン凝集トナー組成物、ならびにエマルジョン凝集トナー粒子およびエマルジョン凝集トナーを調製する手順を指向する。より具体的には、本開示は、溶融温度低下を最小限にするために、トナー非晶質結合樹脂に相溶性の小結晶質分子、例えばトランス−桂皮酸ジエステルを含む、超低融点エマルジョン凝集トナーを指向する。
エマルジョン凝集(EA)トナーは、印刷画像および/または乾式複写画像を形成する際に使用される。EA技術は、代表的に、直径約5から約500ナノメートルまでの小さな粒子サイズを有する樹脂のエマルジョンを形成することを含み、これは、樹脂を、必要に応じて溶媒と共に、水中で加熱することによるか、または、エマルジョン重合化を用いて水中でエマルジョンを作ることによる。必要に応じて着色剤の分散液、例えば、必要に応じてさらなる樹脂と共に、水中に分散された色素が、別個に形成される。着色剤分散液は、エマルジョン混合物に添加されて、次いで、凝集剤または錯化剤が添加され、および/または別な方法で凝集が開始されて、凝集トナー粒子が形成される。凝集トナー粒子は、加熱されて、合体/溶融を可能にし、それによって、凝集した、溶融トナー粒子を獲得する。EAトナーを記載している米国特許および出願公開は公知である。
2種の主なタイプのEAトナーが、公知である。第1は、アクリレート系、例えばスチレンアクリレート、トナー粒子を形成する、EA手順である。米国特許第6,120,967号(その開示全体は本明細書中で参照により組み込まれる)を、そのような手順の1つの例として参照されたい。第2は、ポリエステル、例えば、ナトリウムスルホン化ポリエステル、トナー粒子を形成する、EA手順である。米国特許第5,916,725号(その開示全体は本明細書中で参照により組み込まれる)を、そのような手順の1つの例として参照されたい。あるいは、トナー粒子は、米国特許出願番号第2008/0236446号(その開示全体は本明細書中で参照により組み込まれる)に記載されるトナー方法のような、溶媒フラッシュまたは転相乳化(PIE)を用いて事前に形成されたポリエステルエマルジョンを用いるEA手順を介して形成され得る。さらに、いわゆる超低融点ポリエステルトナーは、好適な結晶質ポリエステルの組み込みによって得られ得る。EA超低融点(ULM)ポリエステルトナーの例には、米国特許第5,057,392号;同第5,147,747号;同第6,383,705号;同第6,780,557号;同第6,942,951号;同第7,056,635号および米国特許出願公開第2008/0236446号に記載されるものが挙げられ、これらの開示はその全体が参照により組み込まれる。
結晶質もしくは半結晶質のポリエステル樹脂と非晶質樹脂とを含むトナーブレンドは、近年、非常に望ましい超低融点溶融を提供することが知られていて、この超低融点溶融は、高速印刷および低いフューザー電力消費に重要である。結晶質ポリエステルを含むこのタイプのトナーは、両EAトナーおよび従来のジェットトナーに好適であることが実証されている。非晶質ポリエステルと結晶質ポリエステルとの組み合わせは、トナーに比較的低融点の特性を提供し得、これにより、よりエネルギー効率が上がり、より迅速な印刷が可能になる。
現在、ULMポリエステル系トナー製品は、スチレン/アクリレートEAトナーと比較して、約−20℃の基準の折り畳み定着最小溶融温度(MFT)を有する。改善された折り畳み定着MFT性能は、フューザーエネルギーの低下およびフューザー寿命の延長を可能にする。折り畳み定着MFTの低下は、主に、EA粒子設計への結晶質ポリエステル樹脂(約5〜10%)の導入によって達成される。この結晶質樹脂をより多く添加することは、折り畳み定着MFTを、なおさらに約10℃低下させる(超低融点)が、結晶質の導電性は、生じたトナーの電気的性能を低下させる。したがって、超低融点トナー組成物を提供する必要がある。さらに、トナーの電気的性能を犠牲にすることなく、約−30℃以下低下した折り畳み定着MFTを有するEAトナー組成物が必要とされる。
図1は、結晶質桂皮酸ジエステルサンプルにおいて得られた示差走査熱量測定曲線のグラフ表現である。 図2は、桂皮酸ジエステルとプロポキシル化ビスフェノールAポリエステル系樹脂との溶融混合サンプルにおいて得られた示差走査熱量測定曲線のグラフ表現である。 図3は、桂皮酸ジエステルを含むトナーおよび含まないトナーの種々のMFT曲線のグラフ表現である。 図4は、対照トナー組成物、小結晶質分子を含む組成物および結晶質ポリエステル樹脂を含む組成物の、溶融温度に対してプロットした光沢のグラフ表現である。
用語「最小溶融温度(MFT)」とは、トナーの支持媒体への許容可能な接着が起こる最小温度をいう。
用語「溶融許容度」とは、MFTと温オフセット温度との間の相違をいう。
用語「温オフセット温度(HOT)」とは、トナーがフューザーロールに接着しない最高温度をいう。
用語「冷オフセット温度(COT)」とは、不十分な圧力および/または温度ならびにフューザーロールに対する画像オフセットの断面に起因して、トナーが基材に接着し損なう限界の低温度をいう。
用語「オフセッティング」とは、溶融中に溶融したトナーのいくらかがフューザーロールに接着する際に起こる現象であり、その後の基材に現像された画像を含めて転移され、ぼやけた画像を生じることをいう。
トナー組成物は、少なくとも小結晶質分子、樹脂(例えば非晶質ポリエステル樹脂)、および必要に応じて蝋、共凝集剤、色素およびそれらの組み合わせを有するトナー粒子からなる。実施形態において、小結晶質分子は、1種以上のトランス−経皮酸ジエステルであってもよく、このトランス−経皮酸ジエステルは、アルキレン基、アリーレン基、アリールアルキレン基またはアルキルアリーレン基を含む置換基を有し得る。さらに、トナー組成物は、低い折り畳み定着MFT、例えば、スチレン/アクリレートEAトナーと比較して約−20℃、スチレン/アクリレートEAトナーと比較して約−30℃(以下)、スチレン/アクリレートEAトナーと比較して約−40℃(以下)の、折り畳み定着MFTを有し得る。実施形態において、折り畳み定着MFTは、約90℃から約140℃まで、例えば約100℃から約130℃までであってもよい。
トナー組成物は、光沢を有し得る。用語「光沢単位」とは、普通紙(例えば、Xerox 90 gsm COLOR XPRESSIONS+紙またはXerox 4024紙)上にて測定したGardner光沢単位(gu)をいう。本明細書中で開示されたトナーは、約110℃から約190℃まで、または約110℃から約140℃まで、または約165℃から約175℃までの温度で、約40光沢単位(TG40)に達し得る。
折り畳み定着MFTは、広範な溶融温度に亘って溶融合された画像の折り畳みおよびその後に折り畳まれた領域に亘って所定の質量を回転させることによって、測定され得る。印刷物もまた、市販の折り畳み機(例えば、Duplo D−590紙折り畳み機)を使用して折り畳まれ得る。次いで、この紙のシートは、広げられ、紙のシートからバラバラにされたトナーが、表面から拭い取られる。次いで、バラバラにされた面積が、内部参照チャートと比較される。バラバラにされた面積が狭いほど、より良いトナー接着を示し、許容可能な接着を達成する温度は、折り畳み定着MFTと規定される。
トナー組成物、例えばエマルジョン凝集トナー組成物は、少なくとも1種の小結晶質分子を有するトナー粒子を含み得る。1つの実施形態において、小結晶質分子は、トランス−経皮酸ジエステルであってもよい。このような結晶質ジエステル化合物は、生物分解性であってもよく、これらの結晶質ジエステル化合物を製造する材料は、再生可能資源に由来する原材料を用いて製造されてもよい。
好適なトランス−経皮酸ジエステルは、以下の一般式のものを含む:
Figure 0006047042
式中、Rは、(1)直鎖状、分枝鎖状、飽和、不飽和、環式、置換、および非置換のアルキレン基を含むアルキレン基であって、ここで、例えば酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン、ホウ素、などのヘテロ原子が、このアルキレン基中に存在してもしなくてもよく、1つの実施形態において少なくとも約2個の炭素原子を有し、別の実施形態において少なくとも約3個の炭素原子を有し、そしてなお別の実施形態において少なくとも約4個の炭素原子を有し、そして1つの実施形態において約20個以下の炭素原子を有し、別の実施形態において約10個以下の炭素原子を有し、そしてなお別の実施形態において約8個以下の炭素原子を有する。
Rはまた、置換および非置換のアリーレン基を含むアリーレン基であってもよく、ここで、例えば酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン、ホウ素などのヘテロ原子が、このアリーレン基中に存在してもしなくてもよく、1つの実施形態において少なくとも約6個の炭素原子を有し、別の実施形態において少なくとも約7個の炭素原子を有し、そしてなお別の実施形態において少なくとも約8個の炭素原子を有し、別の実施形態において約20個以下の炭素原子を有し、別の実施形態において約18個以下の炭素原子を有し、そしてなお別の実施形態において約16個以下の炭素原子を有する(例えば、フェニレンなど)。
Rはまた、置換および非置換のアリールアルキレン基を含むアリールアルキレン基であってもよく、ここで、このアリールアルキレン基のアルキル部分は、直鎖状、分枝鎖状、飽和、不飽和、および/または環式であってもよく、ここで、例えば酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン、ホウ素、などのヘテロ原子が、このアリールアルキレン基のアルキル部分およびアリール部分のいずれかまたは両方の中に存在してもしなくてもよく、1つの実施形態において少なくとも約7個の炭素原子を有し、別の実施形態において少なくとも約8個の炭素原子を有し、そしてなお別の実施形態において少なくとも約9個の炭素原子を有し、そして1つの実施形態において約20個以下の炭素原子を有し、別の実施形態において約18個以下の炭素原子を有し、そしてなお別の実施形態において約16個以下の炭素原子を有する(例えば、ベンジレンなど)。
Rはまた、置換および非置換のアルキルアリーレン基を含むアルキルアリーレン基であってもよく、ここで、このアルキルアリーレン基のアルキル部分は、直鎖状、分枝鎖状、飽和、不飽和、および/または環式であってもよく、ここで、例えば酸素、窒素、硫黄、ケイ素、リン、ホウ素、などのヘテロ原子が、このアルキルアリーレン基のアルキル部分およびアリール部分のいずれかまたは両方の中に存在してもしなくてもよく、1つの実施形態において、少なくとも約7個の炭素原子を有し、別の実施形態において少なくとも約9個の炭素原子を有し、そして1つの実施形態において約20個以下の炭素原子を有し、別の実施形態において約18個以下の炭素原子を有し、そしてなお別の実施形態において約16個以下の炭素原子を有し(例えばトリレンなど)、ここで、置換アルキレン、アリーレン、アリールアルキレン、およびアルキルアリーレン基における置換基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アンモニウム基、ピリジン基、ピリジニウム基、エーテル基、アルデヒド基、ケトン基、アミド基、カルボニル基、チオカルボニル基、硫酸基、スルホネート基、スルホン酸基、スルフィド基、スルホキシド基、ホスフィン基、ホスホニウム基、リン酸基、ニトリル基、メルカプト基、ニトロ基、ニトロソ基、スルホン基、アシル基、酸無水物基、アジド基、イソチオシアナト基、カルボキシレート基、カルボン酸基、ウレタン基、尿素基、これらの混合物などであり得る。
上で列挙したRの置換基の2つ以上は、互いに結合して環を形成してもよい。例えば、2つ以上の単置換基(例えば、アルキレン基、アリーレン基、アリールアルキレン基、またはアルキルアリーレン基)、またはアルキレン基、アリーレン基、アリールアルキレン基、またはアルキルアリーレン基からなる群より選択される2つの置換基は、互いに結合して環を形成してもよい;ここで、アルキレン基は、置換および非置換のアルキレン基を含み得、ここでヘテロ原子が、このアルキレン基中に存在してもしなくてもよく;アリーレン基は、置換および非置換のアリーレン基を含み得、ここでヘテロ原子が、このアリーレン基中に存在してもしなくてもよく;アリールアルキレン基は、置換および非置換のアリールアルキレン基を含み得、ここでヘテロ原子が、このアリールアルキレン基のアルキル部分およびアリール部分のいずれかまたは両方の中に存在してもしなくてもよく;あるいはアルキルアリーレン基は、置換および非置換のアルキルアリーレン基を含み得、ここでヘテロ原子が、このアルキルアリーレン基のアルキル部分およびアリール部分のいずれかまたは両方の中に存在してもしなくてもよい。
好適なトランス−桂皮酸由来のジエステルとしては、プロパン−1,3−トランス−シンナマート、ブタン−1,4−トランス−シンナマート、ヘキサン−1,6−トランス−シンナマート、トランス−シクロヘキサン−1,4−ジメタノール−トランス−シンナマート、パラ−フェニル1,4−ジメタノール−トランス−シンナマート、ビス(ヒドロキシメチル)フラン−トランス−シンナマート、2,5−ジヒドロキシメチル−テトラヒドロフラン−トランス−シンナマートなど、ならびにこれらの混合物が挙げられる。
別の実施形態において、EAトナー組成物は、乾燥重量ベースでトナー粒子の約50重量%、例えば約2.5重量%から約40重量%まで,または約5重量%から約30重量%までの量の小結晶質分子を含むトナー粒子を含み得る。
実施形態において、トナー組成物の非晶質樹脂は、ポリエステル樹脂および/またはその誘導体(ポリエステル樹脂および分枝鎖状ポリエステル樹脂、アルカリスルホン化−ポリエステル樹脂、分枝鎖状アルカリスルホン化−ポリエステル樹脂を含む)を含み得る。1つの実施形態において、この樹脂は、結晶質ポリエステル樹脂を含み得る。より具体的には、この樹脂は、乾燥重量ベースでトナー粒子の約0重量%から約50重量%まで、または約5重量%から約30重量%までの量で、結晶質ポリエステル樹脂を含み得る。この樹脂はまた、官能性付与されていても良く、例えば、カルボキシル化、スルホン化、またはナトリウムスルホン化されていてもよい。
好適な非晶質樹脂はまた、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリブチレン、ポリイソブチレート、エチレン−プロピレンコポリマー、エチレン−ビニルアセテートコポリマー、ポロプロピレン、これらの組み合わせも含み得る。
非晶質樹脂は、トナーの約50重量%から約99重量%まで、例えば、約65重量%から約90重量%までの量で存在し得、樹脂は、分枝鎖状または直鎖状の非晶質ポリエステル樹脂であってもよく、ここで非晶質樹脂は、例えば、約1,000から約500,000まで、または約5,000から約250,000までの、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定される数平均分子量(M)、約5,000から約600,000まで、または約7,000から約300,000までの、ポリスチレン標準を用いたGPCによって決定される重量平均分子量(M)を有し得、ここで、分子量分布(M/M)は、約1.5から約20まで、または約2から約10までである。
トナーのために好適な直鎖状非晶質ポリエステル樹脂は、有機ジオールと二酸またはジエステル(これらの少なくとも1つは、反応に含まれているスルホン化モノマーもしくはスルホン化二官能性モノマーである)と重縮合触媒との重縮合によって調製され得る。分枝鎖状非晶質スルホン化樹脂について、同じ材料が、分枝剤(例えば、多価ポリ酸またはポリオール)をさらに含んで、使用され得る。このような非晶質樹脂は、約20,000から約55,000まで、または約25,000から約45,000までの重量平均分子量(M)、および約5,000から約18,000まで、または約6,000から約15,000までの数平均分子量(M)を有し得る。
所望される場合、2種以上の上記のポリマーの混合物もまた、使用され得る。
必要に応じて上述の非晶質樹脂と組み合わせて利用され得る好適な結晶質樹脂としては、米国特許出願公開第2006/0222991号に開示されるものが挙げられる。
好適な結晶質樹脂としては、エチレングリコールから形成される樹脂およびドデカンジオン酸とフマル酸とのコポリマーの混合物が、挙げられ得る。結晶質樹脂は、トナー成分の約1から約50重量%、またはトナー成分の約5から約15重量%で存在し得る。結晶質樹脂は、約30℃から約120℃、または約60℃から約80℃の、種々の融点を有し得る。結晶質樹脂は、約1,000から約50,000まで、または約2,000から約25,000までの、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって測定されたMn、および約2,000から約100,000まで、または約3,000から約80,000までの、ポリスチレン標準を用いてGPCによって決定されたMwを有し得る。結晶質樹脂の分子量分布(Mw/Mn)は、約2から約6まで、または約3から約4までであってもよい。
上記の結晶質ジエステルと非晶質トナー結合樹脂との相溶性は、適切な樹脂をホットプレート上で(150℃)20分間に亘り混合し、その後、冷却して、DSCによって特性解析することによって、評価され得る。結晶質ジエステルは、約70〜80℃における融点のピークを示し得、一方、非晶質樹脂は、約50〜60℃でTgを示す。非相溶性の樹脂において、混合物の対応するTgと融点の両方は、影響を受けないままである。実施形態において、樹脂が完全に相溶性である場合、Tgは低下し、融点は観察されない。部分的に相溶性である場合、Tgはいくらか低下し、融点は低下する。相溶化の程度を測定するために、結晶化のエンタルピーが測定される。完全な相溶性について、約0.2mW未満の値が得られ、一方、完全な非相溶性について、約4.0mWを超える値が、DSCによって測定される。結晶質成分と非晶質成分との混合は、約3.0mW未満、例えば約1.0mW未満、または約0.4mW未満、または約0.2mW未満の結晶化のエンタルピーを生じる。
EAトナー粒子はまた、少なくとも1種の着色剤を含み得る。例えば、本明細書中で使用される着色剤または色素としては、色素、染料、色素と染料との混合物、色素の混合物、染料の混合物などが挙げられる。本明細書中で使用される場合、用語「着色剤」は、特定の色素または他の着色成分として明記されない限り、このような着色剤、染料、色素および混合物を包含することを意味する。着色剤は、色素、染料、これらの混合物、カーボンブラック、マグネタイト、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、グリーン、ブルー、ブラウン、これらの混合物を、組成物の総重量に基づいて約0.1重量%から約35重量%まで、例えば約1重量%から約25重量%までの量で含み得る。
トナー組成物が、例えば、下のトナー画像を保護するための上塗りとして使用される場合、トナー組成物は、着色剤を含まない方が望ましく、したがって、透明で無色である。このような上塗りとして使用される場合、トナー組成物は、画像形成基材(例えば、1枚の紙)の全表面上に、種々に塗布されてもよく、または、画像形成基材の一部分にのみ(例えば、既に塗布されたトナー画像の上にのみ)塗布されてもよい。しかし、トナー組成物が可視のトナー画像を形成するために使用される場合、トナー組成物は、1種以上の所望の着色剤を含むことが所望される。
EAトナー組成物は、1種以上の蝋を含み得る。エマルジョンは、所望のローディングレベルで、樹脂と蝋粒子とを含み得、これによって別個の樹脂および蝋エマルジョンよりむしろ、単一の樹脂および蝋エマルジョンを可能にする。合わせたエマルジョンは、トナー組成物中に組み込むための別個のエマルジョンを調製するために必要とされる界面活性剤の量の低減を可能にする。このことは、さもなければ蝋をエマルジョン中に組み込むことが難しい場合に、特に有用である。しかし、蝋もまた別個に、例えば樹脂と共に乳化され得、最終産物に別個に組み込まれてもよい。
使用される蝋は、単種の蝋または2種以上の好ましくは別個の蝋の組み合わせの混合物を含んでもよい。単種の蝋は、例えば、例えばトナー粒子形状、トナー粒子表面上の蝋の存在および量、帯電特性および/または溶融特性、光沢、剥離、オフセット特性などの特定のトナー特性を改善するために、トナー処方物に添加され得る。あるいは、蝋の組み合わせが添加されて、多種の特性がトナー組成物に提供され得る。
蝋の好適な例としては、天然の植物蝋、天然の動物蝋、鉱物蝋、合成蝋および官能性付与された蝋から選択される蝋が、挙げられる。
トナー組成物は、任意の所望の量、例えば、乾燥重量ベースで、トナーの約1重量%から約25重量%まで、例えば、トナーの約3重量%から約15重量%まで;または乾燥重量ベースでトナーの約5%から約11%までで、含まれ得る。
トナーを製造するEA手順は、必要に応じて、少なくとも1種の共凝集剤、例えば、一価金属共凝集剤、二価金属共凝集剤、ポリイオン共凝集剤などを含み得る。本明細書中で使用される場合、「ポリイオン共凝集剤」とは、塩または酸化物、例えば、金属塩または金属酸化物である共凝集剤をいい、少なくとも3、少なくとも4または少なくとも5の原子価を有する金属種から形成される。好適な共凝集剤としては、アルミニウム系共凝集剤、例えば、フッ化ポリアルミニウムおよび塩化ポリアルミニウム(PAC)のようなポリアルミニウムハライド、ポリアルミニウムスルホシリケート(PASS)のようなポリアルミニウムシリカケート、ポリ水酸化アルミニウム、ポリリン酸アルミニウム、硫酸アルミニウムが、挙げられる。共凝集剤がポリイオン共凝集剤である場合、共凝集剤は、存在する任意の所望の数のポリイオン原子を有し得る。好適なポリアルミニウム化合物としては、化合物中に存在する約2から約13まで、例えば約3から約8までのアルミニウムイオンを有するものが挙げられる。
このような共凝集剤は、粒子凝集の間に、トナー粒子に組み込まれ得る。それ自体として、共凝集剤は、外的な付加物を含まずに、乾燥重量ベースで、トナー粒子の約0重量%から約5重量%までの量で、例えば、乾燥重量ベースで、トナー粒子の約0重量%から約3重量%より多くが、トナー粒子中に存在し得る。
任意の好適なEA手順は、EAトナー粒子を形成する際に、制限なく使用され得、そして改変され得る。このようなEA手順は、一般に以下の手順工程を含む:乳化、凝集、合体、洗浄および乾燥の工程である。したがって、EA手順は、ポリマー結合剤、必要に応じて蝋、必要に応じて着色剤、界面活性剤および必要に応じた共凝集剤を含むエマルジョンを凝集させて凝集粒子を形成する工程;凝集粒子の成長を凍結させる工程;凝集粒子を合体させて合体粒子を形成する工程;次いで、トナー粒子を単離し、必要に応じて洗浄し、そして必要に応じて乾燥させる工程、といった基本的な手順工程を含む。
EA手順における樹脂ラテックスまたはエマルジョンは、任意の好適な手段で調製され得る。例えば、ラテックスまたはエマルジョンは、樹脂を取ってその融点まで加熱し、そしてこの樹脂を、界面活性剤を含む水相に分散させることによって調製される。この分散は、種々の分散装置(例えば、ウルチマイザー(ultimizer)、高速ホモジナイザーなど)によって実施され、サブミクロン樹脂粒子を提供する。樹脂ラテックスまたはエマルジョンを調製する他の方法は、樹脂を溶媒中で可溶化させること、およびこれを加熱した水に添加して、溶媒をフラッシュ蒸発させることを含む。溶媒が蒸発しているときに、エマルジョンの形成を助けるために、外部分散もまた、使用され得る。同様に、トナーに蝋を組み込むために、蝋を、1種以上の水性エマルジョンまたは固体蝋の水中分散液の形にすることが公知であり、ここで、固体蝋は、粒子サイズが、通常、約100から約500nmまで、例えば約150から約450nmまで、または約200から約400nmまでの範囲である。
上記混合物の調製の後、凝集剤が、混合物に添加され得る。任意の好適な凝集剤が、トナー形成のために利用され得る。好適な凝集剤は、二価カチオンまたは多価カチオン材料の水溶液を含む。凝集剤は、ポリアルミニウムハライド、水溶性金属塩、およびこれらの組み合わせであってもよい。実施形態において、凝集剤は、混合物に、樹脂のガラス転移温度(Tg)未満の温度で添加され得る。
凝集剤は、混合物に、混合物中樹脂の約0.1重量%から約8重量%または約0.5重量%から約5重量%の量で添加されて、トナーの形成に利用される。これは、凝集に充分な量の剤を提供する。
コアシェルトナー粒子が、上述のEA手順のいずれかにおいて製造される場合、このコアシェルトナー粒子は、約3から約25μmまで、または約5μmから約20μmまで、または約8μmから約16μmまでのサイズを有し得る。実施形態のコアシェルトナー粒子はまた、約0.93から約1まで、例えば約0.95から1まで、より具体的には、約0.98から約1までの真円度を有し得、約−3μC/gから約−60μC/gまで、具体的には約−6μC/gから約−45μC/gまで、より具体的には約−9μC/gから約−30μC/gまでの質量比あたりの親トナー電荷を有し得る。
形成された凝集トナー粒子に、必要に応じたシェルが、適用され得る。コア樹脂に好適な上述の任意の樹脂は、シェル樹脂として利用され得る。シェル樹脂は、当業者の技術範囲内の任意の方法によって、凝集粒子に添加され得る。シェル樹脂は、上述の任意の界面活性剤を含むエマルジョン中にあり得る。上述の凝集粒子が、このエマルジョンと合わせられることにより、樹脂が、形成された凝集物を覆うシェルを形成し得る。結晶質ポリエステルは、凝集物の周りにシェルを形成し、コアシェル形状を有するトナー粒子を形成するために利用され得る。
シェル樹脂は、乾燥重量ベースで、トナー粒子の約10重量%から約60重量%まで、例えば、約24重量%から約50重量%までの量で、存在し得る。
一旦、トナー粒子の所望の最終サイズが達成されると、得られた混合物のpHが、例えば酢酸、硝酸などによって調製され得る。この混合物のpHは、約6から約12まで、または約7から約10までに調製され得る。さらに、この混合物は、均一化されてもよい。pHの調製が、トナー成長を凍結、すなわち停止させるために利用され得る。トナー成長を停止させるために利用される塩基は、任意の好適な塩基、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、これらの組み合わせなどのアルカリ金属水酸化物、を含み得る。エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)または3−ヒドロキシ−2,2’−イミノジ琥珀酸(HIDS)が、上記の所望の値までpHを調整するために添加され得る。塩基は、乾燥重量で混合物の約2重量%から約25重量%まで、または約4重量%から約10重量%までの量で添加され得る。
混合物を均一化する場合、均一化は、1分間あたり約600から約4,000回転までで混合することによって達成され得る。均一化は、任意の好適な手段(IKA ULTRA TURRAX T50プローブホモジナイザーを含む)によって達成され得る。
凝集液または凝集剤の必要に応じた希釈液が、汚染および粗い粒子の形成を可能な限り最小限にし、粒子凝集時間を最適化するために、使用され得る。
凝集液または凝集剤は、トナーの約0.01重量%から約10重量%まで、またはトナーの約0.05重量%から約2重量%までの量で、使用され得る。例えば、粒子形成の中心線の周りの凝集液または凝集剤の許容度は、トナーの総重量に基づき、約0.17重量%プラスマイナス約0.02重量%である。
形成されるEAトナー粒子は、乾燥重量ベースで、約50重量%から約99重量%までのポリエステル非晶質樹脂、または約65重量%から約95重量%までのポリエステル非晶質樹脂を構成する。
所望の粒子サイズに凝集後、上述のように最適なシェルの形成を受け、次いで、粒子は、所望の最終形状に合体し得、この合体は、この混合物を、約55℃から約100℃まで、または約65℃から約90℃までの温度に加熱することによって達成され、この温度は、結晶質樹脂の融点より低いので、可塑化を防ぐ。より高いかまたはより低い温度が使用され得るが、この温度は、結合剤に対して使用される樹脂の関数である。
合体は、約0.1から約9時間まで、例えば約0.5から約4時間までの時間に亘って行われ得、達成され得る。
合体後、混合物は、室温まで、例えば約20℃から約25℃まで冷却され得る。冷却は、所望される場合、迅速であってもまたはゆっくりであってもよい。好適な冷却方法は、リアクタのまわりのジャケットに冷水を導入することを含み得る。冷却後、トナー粒子は、必要に応じて水で洗浄され、次いで、乾燥される。乾燥は、乾燥のための任意の好適な方法(凍結乾燥を含む)によって達成され得る。
実施例1:ブタン−1,4−トランス−シンナマートの調製
以下の式:
Figure 0006047042
のブタン−1,4−トランス−シンナマートを、ディーン・スターク・トラップおよびコンデンサー、熱電対およびアルゴン注入口を備えた3つ口500mL丸底フラスコを用いて調製した。このフラスコに、トランス−桂皮酸(100g、674mmol、Sigma−Aldrichから入手)、1,4−ブタンジオール(30.4g、337mmol、Sigma−Aldrichから入手)およびFASCAT 4201ジブチルすずオキシド触媒(0.12g、0.1wt%、Arkema Inc.から入手)を加えた。この混合物を、アルゴン下でゆっくりと120℃まで加熱し、その間にトランス−桂皮酸は融解した。次いで、温度を180℃まで上げ、約150℃で濃縮が開始した。反応混合物を、180℃で一晩(約20時間)撹拌した。その後、真空(1〜2mm−Hg)を、約20分間適用した。全量5.3mLの水を、ディーン・スターク・トラップに収集した。反応混合物を、アルゴン下で約100℃に冷まし、アルミニウムトレイに出し、室温まで冷まして110gの生成物を、オフホワイトの固体として得た。この生成物を、500mLの三角フラスコに移し、ここに、約85℃まで加熱した約125mLのイソプロピルアルコールを加え、生成物はこの間に溶解した。次いで、フラスコを、室温まで冷まし、その間に生成物が晶出し、濾別され、真空オーブン内で60℃で一晩乾燥させて、90gの生成物をオフホワイト固体として得た(収率79%)。この生成物は、NMRによって純粋であることが示された。融点(DSC)=95℃;結晶化温度(DSC)=72℃;結晶化温度(レオロジー)=87℃。
実施例2:桂皮酸ジエステルおよび2種の非晶質ポリエステル樹脂(ポリエステルAおよびポリエステルB)から成るエマルジョンの調製
15.12gの桂皮酸ジエステル、27.96gのポリエステル樹脂Aおよび27.96gのポリエステル樹脂Bを、約700gの酢酸エチルを含む2リットルビーカー中に測り入れした。この混合物を、室温にて1分間に約300回転で撹拌し、樹脂をジクロロメタン中に溶解した。1.56gの重炭酸ナトリウムおよび4.53gの界面活性剤(DOWFAX(登録商標)2A1、Dow Chemical Company 47wt%)を、約700gの脱イオン水を含む2リットルのPyrex(登録商標)ガラスフラスコリアクタに測り入れた。上記2リットルのフラスコリアクタ内で、IKA Ultra Turrax T50ホモジナイザーを1分間に4,000回転で使用して、この水溶液の均質化を開始した。次いで、この樹脂溶液を、混合物が均質化され続けるように水溶液内にゆっくりと注ぎ、ホモジナイザーの速度を1分間に8,000回転まで上げ、均質化を、これらの条件において約30分間実施した。均質化の完了の際に、ガラスフラスコリアクタおよびその内容物を、加熱マントル内に入れ、蒸留デバイスに接続した。この混合物を、1分間に約200回転で撹拌し、この混合物の温度を、80℃まで、1分間に約1℃ずつ上昇させ、混合物中の酢酸エチルを蒸発させた。この混合物の撹拌を、80℃で約180分間続け、その後、室温まで1分間あたり約2℃ずつ冷却した。生成物を、25ミクロンのふるいに通した。得られた樹脂エマルジョンは、水中約11.08重量%の固体から成った。
実施例3:15%桂皮酸ジエステルおよび6.8%結晶質ポリエステルCからなるトナーの調製(M=23,300、M=10,500、T=71℃)
オーバーヘッドミキサーを備えた2リットルのガラスリアクタに、230.33gの上記エマルジョン(11.08wt%)(低分子量非晶質樹脂(ポリエステルA)、高分子量非晶質樹脂(ポリエステルB)および桂皮酸ジエステルを含む)、27.47gの結晶質樹脂Cエマルジョン(35.17wt%)、43.15gのポリエチレン蝋分散液(90℃のT、The International Group,Inc.(IGI))(29.93wt%)および48.77gのシアン色素PB15:3(17.21wt%)を入れた。別個に、2.51gのAl(SO(27.85wt%)を、凝集剤として1分間に3500回転で均質化しながら添加した。この混合物を、1分間に300回転(rpm)で撹拌し、粒子サイズを、Coulter Counter Dでモニタリングした。室温での凝集剤添加直後粒子サイズは、5.65ミクロン、GSD容積1.32であった。次いで、54.92gの混合物および56.72gのポリエステルAエマルジョン(36.40wt%)およびポリエステルB樹脂(35.25wt%)を、シェル材料として添加し、次いで、このスラリーを41℃まで加熱し、6.41ミクロンの平均粒子サイズ、GSD容積1.23を有するコアシェル構造粒子を得た。その後、反応スラリーのpHを、4wt%のNaOH溶液を用いて8.3まで上げ、その後、4.62gのVersene 100、EDTA(39wt%)を添加して、トナー成長を凍結した。凍結後、合体のために、反応混合物を、78℃まで加熱し、pHをpH5.7酢酸/酢酸ナトリウム(HAc/NaAc)緩衝溶液を用いて、7.74まで低下させた。トナーを合体の後にクエンチし、最終粒子サイズ7.49ミクロン、GDV容積1.23を生じた。次いで、トナースラリーを、室温まで冷まし、ふるい(25ミクロン)、濾過によって分離し、その後洗浄し、最後に凍結乾燥させた。
比較例1:
2種の非晶質ポリエステル樹脂(ポリエステルA、86,000のMおよび56℃でT発生;およびポリエステルB、19,400のMおよび60℃のT発生)および6.8%結晶質ポリエステルC(23,300のM、10,500のMおよび71℃のT)から成り、桂皮酸ジエステルを含まない、トナーの調製。
オーバーヘッドミキサーを備えた2リットルのガラスリアクタに、230.33gの上記エマルジョン(11.08wt%)(低分子量非晶質樹脂(ポリエステルA)、高分子量非晶質樹脂(ポリエステルB)および桂皮酸ジエステルを含む)、27.47gの結晶質樹脂Cエマルジョン(35.17wt%)、43.15gのポリエチレン蝋分散液(T=90℃、The International Group,Inc.(IGI))(29.93wt%)および48.77gのシアン色素PB15:3(17.21wt%)を入れた。別個に、2.51gのAl(SO(27.85wt%)を、凝集剤として1分間に3500回転で均質化しながら添加した。この混合物を、1分間に300回転(rpm)で撹拌し、粒子サイズを、Coulter Counter Dでモニタリングした。室温での凝集剤添加直後粒子サイズは、5.65ミクロン、GSD容積1.32であった。次いで、54.92gの混合物および56.72gのポリエステルAエマルジョン(36.40wt%)およびポリエステルB樹脂エマルジョン(35.25wt%)を、シェル材料として添加し、次いで、このスラリーを41℃まで加熱し、6.41ミクロンの平均粒子サイズ、GSD容積1.23を有するコアシェル構造粒子を得た。その後、反応スラリーのpHを、4wt%のNaOH溶液を用いて8.3まで上げ、その後、4.62gのVersene 100、EDTA(39wt%)を添加して、トナー成長を凍結した。凍結後、合体のために、反応混合物を、78℃まで加熱し、pHをpH5.7酢酸/酢酸ナトリウム(HAc/NaAc)緩衝溶液を用いて、7.74まで低下させた。トナーを合体の後にクエンチし、最終粒子サイズ7.49ミクロン、GSD容積1.23を生じた。次いで、トナースラリーを、室温まで冷まし、ふるい(25ミクロン)、濾過によって分離し、その後洗浄し、最後に凍結乾燥させた。
上記の桂皮酸ジエステルと非晶質トナー結合樹脂(ポリエステル樹脂A)の相溶性研究を、適切な樹脂のホットプレート上での20分間に亘る溶融混合(150℃)、およびその後の冷却およびDSCによる特性解析によって調査した。代表的には、結晶質樹脂は、約70〜80℃で溶融ピークを示し、一方、非晶質樹脂は、約50〜60℃のTgを示す。非相溶性の樹脂において、混合物の対応するTおよび溶融点は、影響されないままである。樹脂が完全に相溶性である場合、Tgは低下し、溶融点は観察されない。部分的に相溶性である場合、Tgがいくらか低下し、溶融点は低下する。相溶化の程度を測定するために、結晶化エンタルピーが、測定される。完全な相溶性について、約0.2mW未満の値が得られ、一方、完全な非相溶性について、約4.0mWを超える値が、DSCによって測定される。
結晶質桂皮酸ジエステルのみの温度遷移を、示差走査熱量測定(DSC)によって解析し、融点は約94.8℃であった。図1を参照されたい。
桂皮酸ジエステルと非晶質樹脂(ポリエステルA)との溶融混合物を、DSCによって解析した。図2から、桂皮酸ジエステルのエンタルピーが、約0.33mWであることが観察され得るが、このことは、桂皮酸ジエステルが、トナー設計の実施形態において使用した非晶質樹脂と非常に相溶性であることを示す。
実施形態の溶融結果が、提供される。ここで、比較例1は、名目上のULMトナーであり約6.8%の結晶質ポリエステル(CPE)を対照として含む。表1は、実施例3の溶融結果を比較例1の結果と共に示す。
Figure 0006047042
折り畳み領域測定を、画像解析システムで実施した。
表1および図3に示すように、桂皮酸ジエステルの組み込みにより、トナー冷オフセット温度(104℃対125℃)および折り畳み定着MFT(104℃対117℃)を、表1の名目上の超低融点トナーに対してよりずっと低い温度にずらした。温オフセット温度は高く(206℃対186℃)、より大きな溶融許容度をもたらす(102℃対69℃)。
フューザーロール温度の関数としての印刷光沢を、BYK Gardner 75°光沢メーターで測定した。桂皮酸ジエステルを含むトナーおよび含まないトナーについて、光沢曲線を得た。図4に示されるとおり、低分子桂皮酸ジエステルを含むトナーは、名目上の超低融点対照トナーに対し、類似の光沢曲線を有する。
トナー帯電結果を、XEROX(登録商標)WC7556キャリアを用いて総デベロッパー重量に関して5%のトナー濃度でデベロッパーを調製することによって、得た。別個のサンプルを一晩低湿度ゾーン(Jゾーン)(21.1℃/10%相対湿度)および高湿度ゾーン(Aゾーン)(約28℃/85%相対湿度)で順化した後、デベロッパーを、Turbulaミキサー内で60分間帯電させた。トナー電荷を、q/dの形態(電荷対直径比)で測定した。Q/dを100V/cmフィールドで電荷分光写真を用いて測定し、トナー電荷分布の中央点として視覚的に測定した。電荷を、0線からの移動のミリメートルで報告した(mm移動は、0.092を乗算することにより、フェムトクーロン/ミクロン(fC/μm)に変換され得る。
質量比あたりの親トナー電荷(Q/m)もまた、総吹き飛ばし電荷方法によって決定され、トナー除去後のデベロッパーを含むファラデー箱上の電荷を、気流における吹き飛ばしによって測定した。箱内で収集した総電荷を、吹き飛ばしによって除去されたトナーの質量で除算し、吹き飛ばしの前後で箱を計量して、Q/m比を得た。
トナーサンプルを、添加物と混合し、キャリア(上述)によってベンチ試験を行った。Q/dおよびQ/m荷電結果を、表2(下)に示す。粒子上の添加物により、Q/dは、対照より若干低い。しかし、トナーA/C手順を最適化することにより、ナロートナーGSD数により、Q/dは改善されて、対照トナーに近づくことが公知である。実験サンプルのQ/mは、対照トナーのQ/mと類似するようである。
Figure 0006047042
溶融結果および荷電結果は、桂皮酸ジエステルのトナーへの組み込みにより、折り畳み定着MFTは、約−40℃首尾よく低下し、トナー帯電特性にはほとんど影響しなかったことを示す。この小分子生物分解性結晶質材料を用いる予期せぬ利点は、溶融許容度の増大であり、冷オフセット温度は、対照と比較して低下し、温オフセット温度は、対照と比較して上昇した。

Claims (15)

  1. トナー粒子を含むトナー組成物であって、前記トナー粒子は、以下:
    少なくとも1種の小結晶質分子;
    少なくとも1種の非晶質ポリエステル樹脂;および
    必要に応じて、蝋、色素およびそれらの組み合わせからなる群より選択される1種以上の成分
    を含み、
    ここで、前記少なくとも1種の小結晶質分子は、以下の一般式を有する1種以上のトランス−皮酸ジエステルである:
    Figure 0006047042
    式中、Rは、置換および非置換のアルキレン基を含むアルキレン基であって、ヘテロ原子が、前記アルキレン基中に存在してもしなくてもよく;
    ここで、2つ以上の置換基は、互いに結合して環を形成し得る、前記トナー組成物。
  2. 前記少なくとも1種の小結晶質分子は、プロパン−1,3−トランス−シンナマート、ブタン−1,4−トランス−シンナマート、ヘキサン−1,6−トランス−シンナマート、またはこれらの混合物である、請求項1に記載のトナー組成物。
  3. 前記少なくとも1種の小結晶質分子は、乾燥重量ベースで前記トナー粒子の約50重量%までの量で存在する、請求項1に記載のトナー組成物。
  4. 前記少なくとも1種の小結晶質分子と前記少なくとも1種の非晶質ポリエステル樹脂との混合物は、約1.0mW未満の結晶化のエンタルピーを示す、請求項1に記載のトナー組成物。
  5. 前記トナー粒子は、約3から約25μmまでのサイズである、請求項1に記載のトナー組成物。
  6. トナー粒子を含むエマルジョン凝集トナー組成物であって、前記トナー粒子は、以下:
    少なくとも1種の小結晶質分子;
    少なくとも1種の非晶質ポリエステル樹脂;および
    必要に応じて、蝋、共凝集剤、色素およびそれらの組み合わせからなる群より選択される1種以上の成分
    を含み、
    ここで、前記少なくとも1種の小結晶質分子は、以下の一般式を有する1種以上のトランス−皮酸ジエステルである:
    Figure 0006047042
    式中、Rは、置換および非置換のアルキレン基を含むアルキレン基であって、ヘテロ原子が、前記アルキレン基中に存在してもしなくてもよく;
    ここで、2つ以上の置換基は、互いに結合して環を形成し得る、前記エマルジョン凝集トナー組成物。
  7. 前記少なくとも1種の小結晶質分子は、プロパン−1,3−トランス−シンナマート、ブタン−1,4−トランス−シンナマート、ヘキサン−1,6−トランス−シンナマート、またはこれらの混合物である、請求項に記載のトナー組成物。
  8. 前記少なくとも1種の小結晶質分子は、乾燥重量ベースで前記トナー粒子の約50重量%までの量で存在する、請求項に記載のトナー組成物。
  9. 前記少なくとも1種の非晶質ポリエステル樹脂は、さらに、乾燥重量ベースで前記トナー粒子の1重量%から30重量%までの量で結晶質ポリエステル樹脂を含む、請求項に記載のトナー組成物。
  10. 前記トナー粒子は、約3から約25μmまでのサイズである、請求項に記載のトナー組成物。
  11. 請求項1に記載のトナー組成物を調整するためのエマルジョン凝集手順であって、以下:
    少なくとも1種の非晶質ポリエステル樹脂を少なくとも1種の小結晶質分子に混合物中で接触させること;および
    前記混合物に、蝋、共凝集剤、色素およびそれらの組み合わせからなる群より選択される1種以上の成分を接触させて、トナー粒子を形成させること
    を含み、
    ここで、前記少なくとも1種の小結晶質分子は、以下の一般式を有する1種以上のトランス−皮酸ジエステルである:
    Figure 0006047042
    式中、Rは、置換および非置換のアルキレン基を含むアルキレン基であって、ヘテロ原子が、前記アルキレン基中に存在してもしなくてもよく;
    ここで、2つ以上の置換基は、互いに結合して環を形成し得る、前記手順。
  12. 前記少なくとも1種の非晶質ポリエステル樹脂および少なくとも1種の小結晶質分子の混合物ならびに1種以上の成分を凝集させて、コア粒子を形成すること;
    前記コア粒子を前記少なくとも1種の非晶質ポリエステル樹脂を含むエマルジョンと接触させて、前記粒子の周りにシェルを形成させること;および
    前記粒子を合体して、トナー粒子を形成すること
    を含、請求項11に記載の手順。
  13. 前記少なくとも1種の小結晶質分子は、プロパン−1,3−トランス−シンナマート、ブタン−1,4−トランス−シンナマート、ヘキサン−1,6−トランス−シンナマート、またはこれらの混合物である、請求項11に記載の手順。
  14. 前記少なくとも1種の小結晶質分子は、乾燥重量ベースで前記トナー粒子の約50重量%までの量で存在する、請求項11に記載の手順。
  15. 前記少なくとも1種の非晶質ポリエステル樹脂は、さらに、乾燥重量ベースで前記トナー粒子の1重量%から30重量%までの量で結晶質ポリエステル樹脂を含む、請求項11に記載の手順。
JP2013060358A 2012-04-04 2013-03-22 トナー組成物、エマルジョン凝集トナー組成物、及びトナー組成物を調整するためのエマルジョン凝集手順 Active JP6047042B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/439,304 2012-04-04
US13/439,304 US8841055B2 (en) 2012-04-04 2012-04-04 Super low melt emulsion aggregation toners comprising a trans-cinnamic di-ester

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013218321A JP2013218321A (ja) 2013-10-24
JP2013218321A5 JP2013218321A5 (ja) 2016-05-12
JP6047042B2 true JP6047042B2 (ja) 2016-12-21

Family

ID=49292561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013060358A Active JP6047042B2 (ja) 2012-04-04 2013-03-22 トナー組成物、エマルジョン凝集トナー組成物、及びトナー組成物を調整するためのエマルジョン凝集手順

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8841055B2 (ja)
JP (1) JP6047042B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9188891B2 (en) * 2013-11-11 2015-11-17 Xerox Corporation Super low melt toner having crystalline aromatic ethers
US9110391B2 (en) * 2013-11-11 2015-08-18 Xerox Corporation Super low melt toner having crystalline diesters with an aromatic core

Family Cites Families (69)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2352604B2 (de) 1972-10-21 1980-09-11 Konishiroku Photo Industry Co., Ltd., Tokio Toner für elektrostatographische Trockenentwickler
US5147747A (en) 1990-08-06 1992-09-15 Eastman Kodak Company Low fusing temperature tone powder of crosslinked crystalline and amorphous polyesters
US5057392A (en) 1990-08-06 1991-10-15 Eastman Kodak Company Low fusing temperature toner powder of cross-linked crystalline and amorphous polyester blends
US5290654A (en) 1992-07-29 1994-03-01 Xerox Corporation Microsuspension processes for toner compositions
US5278020A (en) 1992-08-28 1994-01-11 Xerox Corporation Toner composition and processes thereof
US5308734A (en) 1992-12-14 1994-05-03 Xerox Corporation Toner processes
US5346797A (en) 1993-02-25 1994-09-13 Xerox Corporation Toner processes
US5348832A (en) 1993-06-01 1994-09-20 Xerox Corporation Toner compositions
US5364729A (en) 1993-06-25 1994-11-15 Xerox Corporation Toner aggregation processes
US5344738A (en) 1993-06-25 1994-09-06 Xerox Corporation Process of making toner compositions
US5403693A (en) 1993-06-25 1995-04-04 Xerox Corporation Toner aggregation and coalescence processes
US5405728A (en) 1993-06-25 1995-04-11 Xerox Corporation Toner aggregation processes
US5370963A (en) 1993-06-25 1994-12-06 Xerox Corporation Toner emulsion aggregation processes
US5418108A (en) 1993-06-25 1995-05-23 Xerox Corporation Toner emulsion aggregation process
US5366841A (en) 1993-09-30 1994-11-22 Xerox Corporation Toner aggregation processes
EP0716344A1 (en) 1994-12-05 1996-06-12 Konica Corporation Light-sensitive composition and light-sensitive lithographic printing plate using the same
US5501935A (en) 1995-01-17 1996-03-26 Xerox Corporation Toner aggregation processes
US5977210A (en) 1995-01-30 1999-11-02 Xerox Corporation Modified emulsion aggregation processes
US5527658A (en) 1995-03-13 1996-06-18 Xerox Corporation Toner aggregation processes using water insoluble transition metal containing powder
US5496676A (en) 1995-03-27 1996-03-05 Xerox Corporation Toner aggregation processes
US5565296A (en) 1995-07-03 1996-10-15 Xerox Corporation Coated carriers by aggregation processes
US5585215A (en) 1996-06-13 1996-12-17 Xerox Corporation Toner compositions
IT1283166B1 (it) * 1996-07-18 1998-04-07 Sinco Eng Spa Procedimento perfezionato per la produzione di resine poliestere
US5650255A (en) 1996-09-03 1997-07-22 Xerox Corporation Low shear toner aggregation processes
US5723252A (en) 1996-09-03 1998-03-03 Xerox Corporation Toner processes
US5650256A (en) 1996-10-02 1997-07-22 Xerox Corporation Toner processes
US5683848A (en) 1996-10-02 1997-11-04 Xerox Corporation Acrylonitrile-modified toner composition and processes
US5763133A (en) 1997-03-28 1998-06-09 Xerox Corporation Toner compositions and processes
US5827633A (en) 1997-07-31 1998-10-27 Xerox Corporation Toner processes
US5766818A (en) 1997-10-29 1998-06-16 Xerox Corporation Toner processes with hydrolyzable surfactant
US5869215A (en) 1998-01-13 1999-02-09 Xerox Corporation Toner compositions and processes thereof
US5910387A (en) 1998-01-13 1999-06-08 Xerox Corporation Toner compositions with acrylonitrile and processes
US5853944A (en) 1998-01-13 1998-12-29 Xerox Corporation Toner processes
US5919595A (en) 1998-01-13 1999-07-06 Xerox Corporation Toner process with cationic salts
US5916725A (en) 1998-01-13 1999-06-29 Xerox Corporation Surfactant free toner processes
US5840462A (en) 1998-01-13 1998-11-24 Xerox Corporation Toner processes
US5863698A (en) 1998-04-13 1999-01-26 Xerox Corporation Toner processes
US6120967A (en) 2000-01-19 2000-09-19 Xerox Corporation Sequenced addition of coagulant in toner aggregation process
JP3310253B2 (ja) 2000-02-10 2002-08-05 花王株式会社 電子写真用トナー
FR2816627B1 (fr) 2000-11-16 2003-03-07 Catherine Dumouchel Piece en materiau thermoplastique recycle, procede de fabrication correspondant et palette comprenant au moins un profile de ce type
US6673501B1 (en) 2000-11-28 2004-01-06 Xerox Corporation Toner compositions comprising polyester resin and polypyrrole
US6730450B1 (en) 2000-11-28 2004-05-04 Xerox Corporation Toner compositions comprising polyester resin and poly (3,4-ethylenedioxythiophene)
US6780557B2 (en) 2001-09-28 2004-08-24 Kao Corporation Toner
US6576389B2 (en) 2001-10-15 2003-06-10 Xerox Corporation Toner coagulant processes
JP2003149864A (ja) 2001-11-14 2003-05-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成方法
US6638677B2 (en) 2002-03-01 2003-10-28 Xerox Corporation Toner processes
US6656658B2 (en) 2002-03-25 2003-12-02 Xerox Corporation Magnetite toner processes
US6627373B1 (en) 2002-03-25 2003-09-30 Xerox Corporation Toner processes
US6673505B2 (en) 2002-03-25 2004-01-06 Xerox Corporation Toner coagulant processes
US6617092B1 (en) 2002-03-25 2003-09-09 Xerox Corporation Toner processes
US6656657B2 (en) 2002-03-25 2003-12-02 Xerox Corporation Toner processes
US6664017B1 (en) 2002-08-20 2003-12-16 Xerox Corporation Document security processes
US6756176B2 (en) 2002-09-27 2004-06-29 Xerox Corporation Toner processes
US7056635B2 (en) 2002-11-14 2006-06-06 Ricoh Company, Ltd. Toner, method of producing the toner, developer including the toner, and image forming method and apparatus using the developer
US6830860B2 (en) 2003-01-22 2004-12-14 Xerox Corporation Toner compositions and processes thereof
JP4093416B2 (ja) * 2004-01-06 2008-06-04 株式会社リコー 電子写真用トナー及びその製造方法
US7029817B2 (en) 2004-02-13 2006-04-18 Xerox Corporation Toner processes
US20050277047A1 (en) * 2004-06-04 2005-12-15 Yasuaki Tsuji Positively chargeable toner, positively chargeable developer and image forming method
US7329476B2 (en) 2005-03-31 2008-02-12 Xerox Corporation Toner compositions and process thereof
US7858285B2 (en) 2006-11-06 2010-12-28 Xerox Corporation Emulsion aggregation polyester toners
US7749673B2 (en) 2007-03-29 2010-07-06 Xerox Corporation Toner processes
US9594319B2 (en) * 2009-09-03 2017-03-14 Xerox Corporation Curable toner compositions and processes
EP2325700B1 (en) * 2009-11-23 2017-08-16 Toshiba TEC Kabushiki Kaisha Electrophotographic toner
US8968452B2 (en) * 2011-04-27 2015-03-03 Xerox Corporation Phase change inks containing crystalline trans-cinnamic diesters and amorphous isosorbide oligomers
EP2381314A1 (en) * 2010-04-26 2011-10-26 Toshiba TEC Kabushiki Kaisha Electrophotographic toner
US8568951B2 (en) * 2011-03-16 2013-10-29 Ricoh Company, Ltd. Toner, method of manufacturing toner, image forming method, image forming apparatus, and process cartridge
US8906150B2 (en) * 2011-04-27 2014-12-09 Xerox Corporation Phase change inks containing crystalline trans-cinnamic diesters and polyterpene resins
US9354530B2 (en) * 2011-12-12 2016-05-31 Xerox Corporation Carboxylic acid or acid salt functionalized polyester polymers
US20130244151A1 (en) * 2012-03-19 2013-09-19 Xerox Corporation Chemical Toner Including A Robust Resin For Solvent-Free Emulsification

Also Published As

Publication number Publication date
US20130266896A1 (en) 2013-10-10
JP2013218321A (ja) 2013-10-24
US8841055B2 (en) 2014-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5649935B2 (ja) トナープロセス
JP6188356B2 (ja) コアシェル構造型樹脂微粒子の製造方法および該コアシェル構造型樹脂微粒子を含んでなるコアシェル構造型トナー
JP5603557B2 (ja) 樹脂エマルジョンを製造するための無溶媒転相法
KR20090127229A (ko) 토너 조성물
KR20150138334A (ko) 토너용 결정성 폴리에스테르 수지, 토너, 및 토너의 제조 방법
JP5555057B2 (ja) レオロジー調節を含むトナー作製方法
JP5918929B2 (ja) トナー組成物およびプロセス
JP5864868B2 (ja) ポリエステル樹脂を有するトナー
JP5681391B2 (ja) 自己乳化性粒子、及び自己乳化性粒子からエマルジョンを作製する無溶媒プロセス
JP2010271715A (ja) トナーおよびその製造方法
KR101639823B1 (ko) 토너 조성물 및 방법
JP5721646B2 (ja) 着色剤−ポリエステルを含むトナー粒子
CN102792230A (zh) 制备调色剂的方法
JP5491726B2 (ja) トナー組成物、電子写真画像形成装置、及びトナー粒子の製造方法
JP2010140025A (ja) トナープロセス
JP6047042B2 (ja) トナー組成物、エマルジョン凝集トナー組成物、及びトナー組成物を調整するためのエマルジョン凝集手順
JP6192260B2 (ja) 超低融点トナー
KR101687422B1 (ko) 토너 조성물 및 공정
JP2011123484A (ja) トナー組成物
JP5558944B2 (ja) ポリエステルの合成方法
JP5667404B2 (ja) トナー組成物及びプロセス
JP2011090022A (ja) トナーの製造方法
JP4048942B2 (ja) 静電荷像現像用トナーの製造方法
JP2012098684A (ja) トナープロセス
JP6006971B2 (ja) 電子写真用トナーの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160318

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160318

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160318

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6047042

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250