JP6046522B2 - 半導体装置及び無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置及び無線通信装置に関し、特に、パワーオンリセット回路を備える半導体装置及び無線通信装置に関する。
電源立ち上げ時に、論理回路の内部状態が不定になることを防ぐために、パワーオンリセット回路が用いられる。パワーオンリセット回路は、電源の立ち上がりを検出して論理回路にリセット信号RESET、もしくはその反転信号RESETBを供給する。パワーオンリセット回路の一例として、特開平3−48519に記載の回路の概念図を図1に示す(特許文献1参照)。
図1を参照して、特許文献1に記載のパワーオン検出回路は、VDD端子101とGND端子102の間に構成された2つのダイオード回路901、902と、ダイオード回路901、902の電圧検出ノード911、912の電圧差を検知するためのコンパレータCM100を備える。ダイオード回路901は、VDD端子101とGND端子102の間に直列接続された抵抗R100とpn接合ダイオードD100を備える。ダイオードD100のカソードはGND端子102に接続され、アノードは抵抗R100を介してVDD端子101に接続され、電圧検出ノードN1となる。ダイオード回路902は、VDD端子101とGND端子102の間に直列接続された抵抗R200、R300及びpn接合ダイオードD200を備える。ダイオードD200のカソードはGND端子102に接続され、アノードは抵抗R300及びR200を介して、VDD端子101に接続される。又、抵抗R200とR300の接続ノードが第2の電圧検出ノード912となる。コンパレータCM100は、電圧検出ノード911から出力される出力電圧V10と、電圧検出ノード912から出力される出力電圧V20の比較結果をリセット信号RESETBとして出力する。
図1に示すパワーオン検出回路における各素子の定数の選定方法の一例を説明する。ここでは、抵抗R100、R200、R300の抵抗値を順に“R100”、“R200”、“R300”とする。各素子定数の典型的な選定例は、抵抗R100と抵抗R200の値を等しくするとともに(“R100=R200”)、ダイオードD100とダイオードD200のサイズ比を1:Nとし、“R300”を適切な値を選択する方法がある。あるいは、ダイオードD100のサイズと抵抗R200の値“R200”の積と、ダイオードD200のサイズと抵抗R100の値“R100”との積の比を1:Nとし、抵抗R300の値“R300”を適切に選ぶ選定方法がある。
図1に示す回路における電源電圧VDDに対する出力電圧V10、V20の応答特性を図2(a)に示す。図2(a)を参照して、電源電圧VDDがゼロから上昇すると、ダイオードの順方向降下電圧“VF”以下の電圧ではダイオードD100、D200には電流が流れないため、外部電圧(ここでは電源電圧VDD)がそのまま出力電圧V10、V20となる(時刻T0から時刻T10)。更に、電圧が“VA”以上になると、まずサイズの大きいダイオードD200に流れる電流が無視できない量になり、出力電圧V20の増加が緩やかになる。更に電圧を上げると、小さいサイズのダイオードD100に流れる電流も無視できない量になり、出力電圧V10の増加も緩やかになる。更に電圧を上げると、出力電圧V10はダイオードD10の端子間電圧の増加分だけ上昇するのに対し、出力電圧V20はダイオードD200と抵抗R300の端子間電圧の和の増加分だけ上昇する。従って、出力電圧V10よりも出力電圧V20のほうが増加の割合が大きい。そして電源電圧が電圧VBとなる点を境に、出力電圧V10と出力電圧V20の大小関係が逆転する(時刻T20)。
ここで、電源電圧VDDに対するコンパレータCM100の応答特性を図2(b)に示す。図2(a)及び図2(b)を参照して、時刻T0から時刻T10までの間、出力電圧V10と出力電圧V20の大小は不定であるため、コンパレータCM100の出力(リセット信号RESETB)の値(信号レベル)は不定値を示す場合がある。しかしながら時刻T10以降にパワーオンリセットに必要な信号レベル(ローレベル)のリセット信号RESETBが出力されるため、実用上は問題にならない。時刻T10において、出力電圧V20の増加量が出力電圧V10よりも先に低下すると“V10>V20”となり、リセット信号RESETBはローレベル“VL(GNDレベル)”を示す。電源電圧VDDが更に上昇して所定の電圧“VB”を超える時刻T20において、上昇率の大きな出力電圧V20が出力電圧V10の値を上回り、“V10<V20”となる。これにより、リセット信号RESETBはハイレベルを示す期待値まで遷移する。尚、時刻T20から、電源電圧VDDが所定の電圧VC(電源電圧VDDの期待値)となる時刻T30までの間、リセット信号RESETBは“VH(VDDレベル)”まで上昇する。又、電源電圧VDDが電圧VCで安定すると、リセット信号RESETBも“VH(VDDレベル)”で安定する。
ダイオードD100とダイオードD200のサイズ比と抵抗R300の値を適切に選べば、“V10=V20”となる時の電圧VBの値はシリコンのバンドギャップ電圧VBGとなり、かつ温度や素子ばらつきの影響を小さく出来ることが知られている。即ち本回路はバラツキや温度変動に強いという利点がある。この状態から更に、適切に、回路パラメタを適切に変更することにより、温度や素子バラツキの影響を許容範囲に収めつつ、電圧VBの値を調整することもできる。すなわち、本回路はパワーオンリセット回路としての用件を充足する。
尚、外部電源電圧の立ち上がり特性や電圧レベルに依らず、安定したパワーオン検出が可能な半導体装置が特開2005−109659に記載されている(特許文献2参照)。特許文献2に記載の半導体装置は、図1に示すダイオードD100、D200のそれぞれに容量素子を並列接続することで、急峻な立ち上がりの外部電源電圧に対してパワーオン信号を遅延させている。
特開平3−48519 特開2005−109659
図3に示すように、図1示す回路におけるダイオードD100、D200には接合容量CP10、CP20が存在する。出力電圧V10、V20の立ち上がり時間は、接合容量CP10、CP20に起因した時定数により遅延するため、電源電圧VDDの立ち上がりが急峻である場合、出力電圧V20が出力電圧V10を超える前に電源電圧VDDが期待値(電圧VC)となる場合がある。例えば、電源電圧VDDの上昇開始時刻T0から電源電圧VDDが電圧VCとなる時刻T3までの時間が、接合容量CP10と抵抗R100によって決まる時定数や、抵抗R200と抵抗R300の和と、接合容量CP2で決まる時定数に近いオーダになった場合の電源電圧VDDと出力電圧V10、V20の関係を図4に示す。この場合、原電電圧VDDが所望の電圧VCとなっても出力電圧V20は出力電圧V10を超えずコンパレータCM100の出力レベルは遷移しない。すなわち、電源電圧VDDの立ち上がりが急峻な場合、リセット信号RESETBのハイレベルへの遷移が、電源電圧VDDの立ち上がり終了よりも遅れてしまう。このことは、電源電圧VDDの立ち上がりが急峻な場合が想定され、かつ電源電圧VDDの立ち上がり後、リセット状態を解除するまでの遅延時間が比較的短く規定されている用途では問題となる。この問題を解決するために時定数を短くするには、抵抗R100、R200の値を小さく選ぶ必要があるが、その場合はパワーオンリセット回路の消費電流が増加するという別の課題が発生してしまう。
従って、電源電圧の立ち上がりが急峻なシステムにおいて最適なパワーオンリセットを実現することが求められている。又、消費電流の増加を抑制しながら、電源電圧の立ち上がりが急峻なシステムにおいて最適なパワーオンリセットを実現することが求められている。
本実施の形態による半導体装置は、電源間に並列接続された2つのダイオードと、一の電源と2つダイオードのそれぞれの間に並列接続された抵抗回路及び容量素子を備え、2つの抵抗回路から出力される電圧の比較結果をリセット信号として出力する。
本発明によれば、消費電流の増加を抑制しながら、電源電圧の立ち上がりが急峻なシステムのパワーオンリセットを実現する。
図1は、従来技術による半導体装置の構成を示す図である。 図2(a)は、図1に示す回路における電源電圧に対する出力電圧の応答特性を示す図である。図2(b)は、図1に示す回路における電源電圧に対するコンパレータの応答特性を示す図である。 図3は、従来技術による半導体装置の問題点を示す構成図である。 図4は、電源電圧の立ち上がりが急峻な場合の、従来技術による半導体装置の電源電圧に対する出力電圧の応答特性を示す図である。 図5は、第1の実施の形態における半導体装置の構成の一例を示す図である。 図6(a)は、第1の実施の形態における半導体装置の電源電圧に対する検出電圧の応答特性の一例を示す図である。図6(b)は、実施の形態における半導体装置の電源電圧に対する比較回路の応答特性の一例を示す図である。 図7は、第2の実施の形態における半導体装置の構成の他の一例を示す図である。 図8(a)は、第2の実施の形態における半導体装置の電源電圧に対する検出電圧の応答特性の他の一例を示す図である。図8(b)は、実施の形態における半導体装置の電源電圧に対する比較回路の応答特性の他の一例を示す図である。 図9は、図8に示す半導体装置における電源電圧に対するリセット信号の応答特性の一例を示す図である。 図10は、実施の形態における検出電圧生成回路の構成の変形例を示す図である。 図11は、実施の形態における検出電圧生成回路の構成の他の変形例を示す図である。 図12は、実施の形態における検出電圧生成回路の構成の更に他の変形例を示す図である。 図13は、実施の形態における検出電圧生成回路の構成の更に他の変形例を示す図である。 図14は、実施の形態における検出電圧生成回路の構成の更に他の変形例を示す図である。 図15は、実施の形態における半導体装置をパワーオンリセット回路として利用した構成の一例を示す図である。 図16は、実施の形態における半導体装置をパワーオンリセット回路として利用したRFスイッチ回路の構成の一例を示す図である。 図17は、実施の形態における半導体装置をパワーオンリセット回路として利用した無線通信装置の構成の一例を示す図である。
(概要)
第1の実施の形態における半導体装置は、2つのダイオードに流れる電流量の差に応じた電圧差を利用して、電源電圧の立ち上がりを検出する。ここで、実施の形態における半導体装置は、2つのダイオードに流れる電流の電流経路(抵抗回路)に並列接続された容量素子を備える。容量素子によって電源とダイオードの間がAC結合されるため、電源電圧が早く立上ると、電流経路(抵抗回路)から検出される電圧(以下、検出電圧と称す)も早く立上る(上昇する)。これにより、電源電圧の立ち上がりが急峻な場合においても、これに追随してパワーオンリセット信号(リセット解除信号)を出力することが可能となる。このとき、電流経路の抵抗値を変更する必要がないため、消費電流の増加は抑制される。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図面において同一、又は類似の参照符号は、同一、類似、又は等価な構成要素を示している。以下では、低電圧側の基準電源から供給される基準電圧を接地電圧GNDとして説明するが、高電圧電源から供給される電源電圧VDDよりも低ければこれに限らないことは言うまでもない。
1.第1の実施の形態
(構成)
図5及び図6を参照して第1の実施の形態における半導体装置10を説明する。図5は、第1の実施の形態における半導体装置10の構成の一例を示す図である。図5を参照して、半導体装置10は検出電圧生成回路100と比較回路CM1を具備する。検出電圧生成回路100は、PN接合ダイオードに例示されるダイオードD1、D2、抵抗素子R1、R2、R3、容量素子C1、C2を備える。詳細には、ダイオードD1、D2は電源電圧VDDが供給される電源ノード101と接地電圧GNDの接地ノード102との間に、順方向にて並列接続される。ダイオードD1のアノード(ノード11)と電源ノード101との間には、抵抗素子R1(第1抵抗回路)と容量素子C1が並列接続され、ノード11の電圧は検出電圧V1として比較回路CM1に入力される。ダイオードD1のカソードは接地ノード102に接続される。ダイオードD2のアノード(ノード13)と電源ノード101との間には、直列接続された抵抗素子R2及び抵抗素子R3(第2抵抗回路)と、容量素子C2が並列接続され、抵抗素子R2と抵抗素子R3の接続ノード(ノード12)の電圧は検出電圧V2として比較回路CM1に入力される。ダイオードD2のカソードは接地ノード102に接続される。比較回路CM1は、ノード11から出力される検出電圧V1と、ノード12から出力される検出電圧V2の比較結果を2値化して、リセット信号RESETBとして出力する。比較回路CM1として、ヒステリシスコンパレータが好適に利用されるが、検出電圧V1と検出電圧V2の比較結果を2値化できれば、その回路構成は限定されない。
図5に示す半導体装置における抵抗素子R1、R2、R3及びダイオードD1、D2の定数の選定方法は、図5に示す回路と同様に設定し得る。以下では、抵抗素子R1、R2、R3の抵抗値を順に“R1”、“R2”、“R3”とする。各素子定数の典型的な選定方法として、例えば、抵抗素子R1と抵抗素子R2の値を等しくするとともに(“R1=R2”)、ダイオードD1とダイオードD2のサイズ比を1:Nとし、“R3”を適切な値を選択する方法がある。あるいは、ダイオードD1のサイズと抵抗素子R2の値“R2”の積と、ダイオードD2のサイズと抵抗素子R1の値“R1”との積の比を1:Nとし、抵抗素子R3の値“R3”を適切に選ぶ選定方法がある。
ダイオードD1、D2のそれぞれの両端には、図3に示す接合容量CP10、CP20と同様に、ダイオードD1、D2のサイズに応じた大きさの接合容量が発生する。本実施の形態に係る容量素子C1、C2の容量値は、ダイオードD1、D2のそれぞれの接合容量(図示なし)の数倍の値に設定し、且つ容量素子C1と容量素子C2の容量比が、ダイオードD1とダイオードD2のサイズ比に該等しい(あるいは近似する)値に設定されることが好適である。
以上のような構成により、実施の形態における半導体装置10は、電源電圧VDDが所定のレベル以下のとき、ローレベルのリセット信号RESETBを出力し、電源電圧VDDが所定のレベルを超えると、これを検出してハイレベルのリセット信号RESETBを出力する。例えば、ローレベルのリセット信号RESETBによって図示しない内部回路はリセット状態となり、ハイレベルのリセット信号RESETBによって当該内部回路のリセット状態は解除される。すなわち、実施の形態における半導体装置10は、パワーオンリセット回路として機能する。
(動作)
次に、図6を参照して、第1の実施の形態における半導体装置10の動作を説明する。以下では、一例として、抵抗素子R1、R2、R3、ダイオードD1、D2の各素子の定数が、図1に示す抵抗R100、R200、R300、ダイオードD100、D200と同じ値に設定されている場合の半導体装置10の動作を説明する。
電源電圧VDDの所望の電圧VCまでの立ち上がり時間が十分長い場合(立上りが遅い場合)には、容量素子C1、C2の作用は無視できるため、図1に示す回路と同様に動作する。例えば、電源電圧VDDの立ち上がり時間が十分長く、電源電圧VDDが所望の電圧VCとなる時刻が図2に示す時刻T30と同じ場合、本実施の形態における半導体装置10は、図2に示す動作と同様に動作する。
図6を参照して、電源電圧VDDの立ち上がり時間が、ダイオードD1の接合容量(図示なし)と抵抗素子R1で決まる時定数や、抵抗素子R2及び抵抗素子R3の抵抗の和とダイオードD2の接合容量(図示なし)とで決まる時定数に近いオーダまで早くなった場合の動作を説明する。図6(a)は、実施の形態における半導体装置の電源電圧に対する検出電圧の応答特性の一例を示す図である。図6(b)は、実施の形態における半導体装置の電源電圧に対する比較回路の応答特性の一例を示す図である。ここでは一例として、電源電圧VDDが所望の電圧VCとなるまでの時間(立上り時間)が図4に示す時間(時刻T0から時刻T3)と同じ場合の半導体装置10の動作を説明する。
図6(a)を参照して、電源電圧VDDがゼロから上昇すると、電源電圧VDDの変化は、容量素子C1、C2を通じてダイオードD1、D2に直接伝達される。このため、検出電圧V1、V2は、電源電圧VDDの立ち上がりに対してある程度の遅延は発生するものの、検出電圧V1と検出電圧V2が回路動作に支障ない程度の速さで上昇する。すなわち、電源電圧VDDが容量素子C1、C2によるAC結合を介してダイオードD1、D2に印加されるため、検出電圧V1、V2は、電源電圧VDDに対して少ない遅延量で立上る。例えば、検出電圧V1、V2の値が“VA”となる時刻T1は、電源電圧VDDの値が“VA”となる時刻T11よりも時間TD1だけ遅延する。しかし、この遅延量(時間TD1)は、容量素子C1とダイオードD1の微分抵抗との積による時定数や、容量素子C2の容量とダイオードD2の微分抵抗との積による時定数によって決まり、電源電圧VDDの立ち上がり時間に比べて充分小さい値に設定し得る。
電源電圧VDDの上昇開始当初は、ダイオードの順方向降下電圧“VF”以下の電圧ではダイオードD1、D2は電流が流れないため、外部電圧(ここでは電源電圧VDD)がそのまま検出電圧V1、V2となる(時刻T0から時刻T1)。更に、電圧が“VA”以上になると、まずサイズの大きいダイオードD2に流れる電流が無視できない量になり、検出電圧V2の増加が緩やかになる。
時刻T1以降、更に電源電圧VDDが上昇すると、小さいサイズのダイオードD1に流れる電流も無視できない量になり、検出電圧V1の増加も緩やかになる。更に電源電圧VDDが上昇すると、検出電圧V1はダイオードD1の端子間電圧の増加分だけ上昇するのに対し、検出電圧V2はダイオードD2と抵抗素子R3の端子間電圧の和に対する増加分だけ上昇する。従って、検出電圧V1よりも検出電圧V2のほうが増加の割合が大きくなる。そして電源電圧VDDが電圧VB’となる時刻T2を境に、検出電圧V1と検出電圧V2の大小関係が逆転する。ここでは、電源電圧VDDが所定の電圧VBとなる時刻12よりも時間TD2だけ遅れた時刻T2において、検出電圧V2が検出電圧V1を上回る。この遅延量(時間TD2)は、容量素子C1の容量とダイオードD1の微分抵抗との積による時定数や、容量素子C2の容量とダイオードD2の微分抵抗との積による時定数によって決まり、電源電圧VDDの立ち上がり時間に比べて充分小さい値に設定し得る。
図6(a)及び図6(b)を参照して、時刻T0から時刻T1までの間、検出電圧V1と検出電圧V2の大小は不定であるため、比較回路CM1の出力(リセット信号RESETB)の値(信号レベル)は不定値を示す場合がある。しかしながら時刻T1以降にパワーオンリセットに必要な信号レベル(ローレベル)のリセット信号RESETBが出力されるため、実用上は問題にならない。時刻T1において、検出電圧V2の増加量が検出電圧V1よりも先に低下すると“V1>V2”となり、リセット信号RESETBはローレベル“VL(GNDレベル)”を示す。電源電圧VDDが更に上昇して所定の電圧“VB’”を超える時刻T2において、上昇率の大きな検出電圧V2が検出電圧V1の値を上回り、“V1<V2”となる。これにより、リセット信号RESETBはハイレベルを示す期待値まで遷移する。尚、時刻T2から、電源電圧VDDが所定の電圧VC(電源電圧VDDの期待値)となる時刻T30までの間、リセット信号RESETBは“VH(VDDレベル)”まで上昇する。又、電源電圧VDDが電圧VCで安定すると、リセット信号RESETBも“VH(VDDレベル)”で安定する。
ダイオードD1とダイオードD2のサイズ比と抵抗素子R3の抵抗値を適切に選べば、“V1=V2”となる時の電圧VBの値はシリコンのバンドギャップ電圧VBGとなり、かつ温度や素子ばらつきの影響を小さく出来る。即ち本回路は図1に示す回路と同様に、バラツキや温度変動に強いという利点がある。この状態から更に、適切に回路パラメタを適切に変更することにより、温度や素子バラツキの影響を許容範囲に収めつつ、電圧VB’の値を適切を調整することもできる。すなわち、本回路はパワーオンリセット回路としての用件を充足する。
以上のように、実施の形態における半導体装置10によれば、電源電圧VDDの立ち上がり時間が、ダイオードD1の接合容量(図示なし)と抵抗素子R1の抵抗値で決まる時定数や、抵抗素子R2及び抵抗素子R3の抵抗値の和とダイオードD2の接合容量(図示なし)とで決まる時定数に近いオーダまで早くなった場合でも、遅延の小さいパワーオンリセット動作を実現することができる。この時、遅延量の低減のために抵抗素子R1、R2の抵抗値を小さく選ぶ必要がないため、パワーオンリセット回路の消費電流が増加するという問題も発生しない。
上述のように半導体装置10において、電源電圧VDDに対する検出電圧V1、V2の遅延量には、ダイオードD1、D2の微分抵抗が関係する。ダイオードD1、D2の微分抵抗は、典型的な抵抗素子R1、R2、R3の抵抗値よりも充分小さい。すなわち、図1に示す回路に比べ、回路構成要素に起因する時定数の影響は軽微である。以下、数値例を挙げて具体例を説明する。
一例として、抵抗素子R1の抵抗値を1[MΩ]、抵抗素子R1とダイオードD1から構成されるブランチに1[uA]程度の電流が流れる設計を仮定する。これは抵抗素子R1における電圧降下を1[V]とする設計に相当する。一般にダイオードの順方向の微分抵抗はkT/qIで与えられ、常温、1uAでは27kΩとなる。ただし、kはボルツマン定数、Tは温度、qは素電荷、Iは電流値である。この値は抵抗素子R1の例えば1/40倍と小さい。更に実際の電源電圧VDDが上昇する過程では、ダイオードD1、D2と電源ノード101とは容量素子C1、C2を通じてAC結合しているため、ダイオードD1、D2には過渡的に、定常状態以上の電圧が掛かる。例えば、ダイオードD1の端子電圧がkT/qだけ上がると、ダイオードの微分抵抗は1/e倍(eは自然対数の底)になる。従って過渡的な回路動作では、ダイオードD1の微分抵抗によって決まる時定数の実効的な値はさらに短くなる。これはダイオードD2に関する時定数も同様である。
2.第2の実施の形態
(構成)
図7から図9を参照して、第2の実施の形態における半導体装置10を説明する。図7は、第2の実施の形態における半導体装置10の構成の一例を示す図である。図7を参照して、第2の実施の形態における半導体装置10は、図5に示す検出電圧生成回路100と比較回路CM1に加え、CR遅延回路200及びバッファ回路B1を備える。CR遅延回路200は、比較回路CM1の出力端と接地ノード102との間に直列接続された抵抗素子R4と容量素子C3を備えるCR時定数回路を構成する。バッファ回路B1は、電源電圧VDD及び接地電圧GNDを動作電源とし、その入力端は、抵抗素子R4と容量素子C3の接続端に接続され、出力端からリセット信号RESETBが出力される。検出電圧生成回路100及び比較回路CM1の構成は、第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
(動作)
次に、図8を参照して、第2の実施の形態における半導体装置10の動作を説明する。以下では、一例として、抵抗素子R1、R2、R3、ダイオードD1、D2の各素子の定数が、図1に示す抵抗R100、R200、R300、ダイオードD100、D200と同じ値に設定されている場合の半導体装置10の動作を説明する。
電源電圧VDDの所望の電圧VCまでの立ち上がり時間が十分長い場合(立上りが遅い場合)や、電源電圧VDDの立ち上がり時間が、ダイオードD1の接合容量(図示なし)と抵抗素子R1の抵抗値で決まる時定数や、抵抗素子R2及び抵抗素子R3の抵抗の和とダイオードD2の接合容量(図示なし)とで決まる時定数に近いオーダまで早くなった場合、半導体装置10は、第1の実施の形態と同様に動作する。ただし、本実施の形態では、比較回路CM1からの出力信号は、CR遅延回路200によって遅延された後、バッファ回路B1から出力される。
次に、図8及び図9を参照して、電源電圧VDDの立ち上がり時間が、更に短くなり、容量素子C1とダイオードD1の微分抵抗とで決まる時定数や、容量素子C2とダイオードD2の微分抵抗とで決まる時定数に近いオーダまで早くなった場合の動作を説明する。図8(a)は、実施の形態における半導体装置の電源電圧に対する検出電圧の応答特性の他の一例を示す図である。図8(b)は、実施の形態における半導体装置の電源電圧に対する比較回路の応答特性の他の一例を示す図である。
図8(a)を参照して、電源電圧VDDがゼロから上昇すると、電源電圧VDDの変化は、容量素子C1、C2を通じてダイオードD1、D2に直接伝達される。このため、検出電圧V1、V2は、電源電圧VDDの立ち上がりに対してある程度の遅延は発生するものの、容量素子C1、C2のAC結合の作用で急速に上昇する(時刻T0〜時刻T4)。この時点では、検出電圧V1と検出電圧V2の大小関係は明確ではなく、従って比較回路CM1の出力信号OUTの信号レベルは不定である。電源電圧VDDが所望の電圧VCとなった時刻T4では、検出電圧V1、検出電圧V2はそれぞれの定常状態よりもオーバシュートした状態になる。この理由は、容量素子C1、C2への充電時定数が、電源電圧VDDの立ち上がり時間に比べて無視できないくらい長いためである。このため、電源電圧VDDが電圧VCで安定すると、ダイオードD1、D2を介して容量素子C1、C2への充電が進み、検出電圧V1、V2はそれぞれの定常出力値に向かって収束してゆく。
時刻T4では、電源電圧VDDが、上述した検出電圧V2が検出電圧V1を逆転する時の電圧VB’を超えていることから、時刻T4以降、検出電圧V2が検出電圧V1を超えた状態“V2>V1”に直接遷移する。この結果、明確に“V2<V1”となる時間帯が存在せず、比較回路CM1の出力信号OUTが確実にローレベルになる時間帯は存在しない。しかしながら比較回路CM1の出力にCR遅延回路200が接続されていることから、図9に示すように、バッファ回路B1から出力されるリセット信号RESETBは、CR遅延回路200における時定数分だけ遅延した時刻T5においてハイレベルに遷移する。従って、本実施の形態によれば、電源電圧VDDの立ち上がり時間が著しく短時間であっても、パワーオンリセット動作に必要とされる要件を満たしたリセット信号RESETBを得ることができる。この効果は、電源電圧VDDの立ち上がり時間がほぼゼロの場合でも得られる。
以上のことから、本実施の形態における半導体装置10は、電源電圧VDDの立ち上がり時間が極めて長い場合からほぼゼロの場合まで、安定してパワーオンリセット回路としての所望の動作を得ることができる。
次に、図10から図14を参照して、実施の形態における検出電圧生成回路100の変形例を説明する。以下では、第1及び第2の実施の形態における半導体装置10のうち、検出電圧生成回路100の変形例について説明する。
図10は、実施の形態における検出電圧生成回路100の構成の変形例を示す図である。図5及び図7に示す検出電圧生成回路100では高電圧電源側に抵抗素子及び容量素子が設けられ、低電圧電源側にダイオードが設けられているが、図10に示す検出電圧生成回路100は、その逆の構成である。詳細には、図10に示す検出電圧生成回路100は、PN接合ダイオードに例示されるダイオードD101、D102、抵抗素子R101、R102、R103、容量素子C101、C102を備える。ダイオードD101、D102は電源電圧VDDが供給される電源ノード101と接地電圧GNDの接地ノード102との間に、順方向にて並列接続される。ダイオードD101のカソード(ノード21)と接地ノード102との間には、抵抗素子R101(第1抵抗回路)と容量素子C101が並列接続され、ノード21の電圧は検出電圧V1として比較回路CM1(図示なし)に入力される。ダイオードD101のアノードは電源ノード101に接続される。ダイオードD102のカソード(ノード23)と接地ノード102との間には、直列接続された抵抗素子R102及び抵抗素子R103(第2抵抗回路)と、容量素子C102が並列接続され、抵抗素子R102と抵抗素子R103の接続ノード(ノード22)の電圧は検出電圧V2として比較回路CM1に入力される。ダイオードD2のアノードは電源ノード101に接続される。
このような構成によっても、第1及び第2の実施の形態と同様に、2つのダイオードD101、D102に流れる電流の電流経路に並列接続された容量素子C101、C102によって電源とダイオードD101、D102の間がAC結合される。このため、検出電圧V1、V2の立ち上がり速度が向上する。これにより、電源電圧の立ち上がりが急峻な場合においても、これに追随してパワーオンリセット信号を出力することが可能となる。図10に示す構成、すなわち、図5及び図7に示す回路に対して、電源に対する抵抗素子及び容量素子とダイオードの位置を逆転する構成は、図11から図14に示す構成に対しても適用できる。
図11は、実施の形態における検出電圧生成回路100の構成の他の変形例を示す図である。図11に示す検出電圧生成回路100は、図5及び図7に示す検出電圧生成回路100において検出電圧V1、V2が出力されるノード11、12とダイオードD1、D2との間に挿入された抵抗素子R4及び抵抗素子R5更に備える。詳細には、抵抗素子R2(ノード11)とダイオードD1のアノード(ノード14)との間に抵抗素子R4が挿入され、抵抗素子R3とダイオードD2のアノード(ノード13)との間に抵抗素子R4が挿入される。又、容量素子C1は、電源ノード101とノード14との間に接続され、容量素子C2は電源ノード101とノード13との間に接続される。すなわち、本実施の形態では、抵抗素子R1、R4によって構成される第1抵抗回路と容量素子C1が電源ノード101とノード14との間に並列接続され、抵抗素子R3、R3、R5によって構成される第2抵抗回路と容量素子C2が電源ノード101とノード13との間に並列接続される。典型的には、抵抗素子R1と抵抗素子R2の抵抗比と、抵抗素子R4と抵抗素子R5の抵抗比を等しくすることが好適である。抵抗素子R4を追加することにより、検出電圧V1、V2の差電圧や、その絶対値をより柔軟に調整することが可能となる。尚、図11に示すノード12とノード13の間における抵抗値が等しければ、図12に示すように、複数の抵抗素子R3と抵抗素子R5を1つの抵抗素子R6に置換しても同様の効果を得ることができるのは言うまでもない。
図13は、実施の形態における検出電圧生成回路100の構成の更に他の変形例を示す図である。図13に示す検出電圧生成回路100は、図5及び図7に示すダイオードD1、D2に替えて、複数のダイオードD11、D12、D13、D14を備える。詳細には、ノード11と接地ノード102との間に、順方向に直列接続された複数のダイオードD11、D13が挿入され、ノード13と接地ノード102との間に、順方向に直列接続された複数のダイオードD12、D14が挿入される。他の構成は、図5及び図7に示す構成と同様である。回路定数を適切に選べば、ダイオードの個数を変えても同様の効果が得られることは言うまでもない。またダイオードの直列数が3以上であっても同様である。
図14は、実施の形態における検出電圧生成回路100の構成の更に他の変形例を示す図である。図14に示す検出電圧生成回路100は、図13に示す検出電圧生成回路100に加えてダイオードD21、D22を更に備える。詳細には、ダイオードD21は、抵抗素子R1及び容量素子C1と電源ノード101との間に順方向に接続され、ダイオードD22は、抵抗素子R2及び容量素子C2と電源ノード101との間に順方向に接続される。他の構成は、図13に示す構成と同様である。このように、抵抗素子及び容量素子に対して接地ノード102のみならず電源ノード101側にもダイオードが設けられてもよい。典型的には、ダイオードD21、D22のサイズ比は、抵抗素子R1、R2の抵抗の逆比に等しくすることが好適である。ダイオードD21、D22を追加することにより、検出電圧V1、V2の差電圧や、その絶対値をより柔軟に調整することが可能となる。尚、ダイオードの直列段数については、図15に示した段数に限定されるものではない。
図15は、実施の形態における半導体装置10をパワーオンリセット回路として利用した半導体チップの構成の一例を示す図である。実施の形態における半導体装置10は、図15に示すようにロジック回路20とともに集積化して半導体チップに搭載することが可能である。ここで、ロジック回路20は、電源ノード101からの電源電圧VDDと接地ノード102からの接地電圧GNDを動作電源として動作し、半導体装置10から出力されるリセット信号RESETBによって、リセット状態及びその解除状態が制御される。
以下、図16及び図17を参照して、ロジック回路20の具体例を説明する。ロジック回路20は、例えば図16に示すI/F回路201に例示される。図16は、実施の形態における半導体装置10をパワーオンリセット回路として利用したRFスイッチ回路300の構成の一例を示す図である。図16を参照して、実施の形態におけるRFスイッチ回路300は、半導体装置10(パワーオンリセット回路10)、I/F回路201、電源回路202、複数のレベルシフト回路203−1、203−2、203−3、・・・、複数のバッファ204−1、204−2、204−3、・・・、複数のスイッチ回路SW1、SW2、SW3、・・・(例示:FET(Field effect transistor))を具備する。
I/F回路201は、外部から供給される電源電圧VDDで動作し、スイッチの切り替えを制御するポート選択信号をデコードして入力段のレベルシフト回路203−1、203−2、203−3、・・・に出力する。電源回路202は電源電圧VDDに基づいては負電圧を生成し、複数のレベルシフト回路203−1、203−2、203−3、・・・、複数のバッファ204−1、204−2、204−3、・・・に供給する。複数のレベルシフト回路203−1、203−2、203−3、・・・は、外部から供給される電源電圧VDDで動作し、I/F回路201から入力されるデコードされた信号の論理値に従って正電圧(接地電圧GND)と負電圧の一方を選択する。選択された電圧は、レベルシフト回路203−1、203−2、203−3、・・・から、対応するバッファ204−1、204−2、204−3、・・・を介してスイッチ回路SW1、SW2、SW3、・・・の制御端子(例えばFETのゲート)に入力される。スイッチ回路SW1、SW2、SW3、・・・は、制御端子に入力された電圧に応じてコモン端子310と、それぞれに対応するポート301(ポート1)、302(ポート2)、303(ポート3)、・・・との間の接続を制御する。
図16に示す各要素は、1つの半導体チップに集積化されていてもよいし、異なるチップ上に設けられてもよい。又、バッファ204−1、204−2、204−3、・・・は省略され得る。この場合、レベルシフト回路203−1、203−2、203−3、・・・によって直接スイッチ回路SW1、SW2、SW3、・・・を駆動してもよい。又、RFスイッチ回路300は、外部から供給される電源電圧VDDと異なる正電圧を発生する電源回路が更に搭載されてもよい。この場合、レベルシフト回路203−1、203−2、203−3、・・・、バッファ回路204−1、204−2、204−3、・・・は、この電源回路の生成する正電圧で動作してもよい。更に、スイッチ回路SW1、SW2、SW3、・・・がFETである場合、RFスイッチ回路300は、当該FETのバックゲートへの給電切り替え用に、I/F回路201、電源回路202、複数のレベルシフト回路203−1、203−2、203−3、・・・、複数のバッファ204−1、204−2、204−3、・・・、複数のスイッチ回路SW1、SW2、SW3、・・・と同様な回路ブロックを更に備えてもよい。更に、コモン端子310が2つあるDP3Tスイッチや、ポート数の異なるスイッチ、非選択ポートをRF的に接地するブランチを更に備えたスイッチなど、スイッチ回路SW1、SW2、SW3、・・・のトポロジが異なってもよい。
図16に示すRFスイッチ回路300は、図17に示す無線通信装置に好適に利用される。図17は、実施の形態における半導体装置10をパワーオンリセット回路として利用した無線通信装置の構成の一例を示す図である。図17を参照して、実施の形態における無線通信装置は、RFスイッチ回路300、送信回路401−1〜401−4、受信回路402−1〜402−4、ダイプレクサ403−1、403−2を具備する。RFスイッチ回路300は、コモン端子310を介して図示しないアンテナ400に接続される。又、RFスイッチ回路300は、ポート301、302(ポート1、2)には、ある無線方式向けの送信回路401−1と受信回路402−1が接続され、ポート303、304(ポート3、4)には別の無線方式向けの送信回路401−2と受信回路402−2が接続され、ポート305、306(ポート5、6)にはダイプレクサ403−1、403−2を介して送信回路401−3及び受信回路402−3、送信回路401−4及び受信回路402−4が接続される。一例として、ポート301からポート304はTDD(Time Division Duplex)システム向けのポートであり、ポート305、3066はFDD(Frequency Division Duplex)システム向けのポートである。
RFスイッチ回路300は、アンテナ端子1つに対し、ポート301〜306のうちのいずれか1つを選択して接続する。ポート301、302と、ポート303、304は、それぞれ互いに異なる周波数帯や、異なる通信方式のシステムに用いられる。ポート305とポート306も、それぞれ互いに異なる周波数帯や、異なる通信方式のシステムに用いられる。
図17には、ポートの切り替えや、送信回路、受信回路のオン・オフ制御の信号線は省略して描かれている。実際にはこれらの制御を司るブロックが別途存在し、それらと各要素の間には、制御配線が設けられている。また電源ノード、接地ノードに関しても省略されているが、実際にはこれらも各ブロックに対し供給されるようになっている。
尚、図17に記載した構成は一例であり、対応するシステム数の違いや、端末が備えるアンテナ数の違いにより、RFスイッチ回路300のポート数、コモン端子数には様々な組み合わせが考えられる。実施の形態におけるパワーオンリセット回路10は、これらの組み合わせに依存せず、用いることができる。
又、図17に示すRFスイッチ回路300は1つのICであってもよいし、複数のICからなるモジュールや、複数の個別素子やICから構成されてもよい。
本実施の形態による半導体装置10(パワーオンリセット回路10)は、電源立ち上げ時にI/F回路201を初期化するために搭載されている。通信装置における電源電圧の立ち上がり時間は、非常に短く、例えば最大で200μsec〜400μsecである。一方、電源電圧VDDが所望の電圧VCとなってからI/F回路201のリセット状態が解除されるまでの時間は、例えば100nsec以下である。又、通信装置において、電源電圧VDDが所望の電圧VCとなってからリセット解除までの時間は、規格によって規定されているが、電源電圧VDDの立ち上がり時間の最小値は規定されていない。このため、電源電圧VDDの立ち上がり時間が、例えば1μsecとなることもある。上述の実施の形態における半導体装置10は、電源電圧VDDの立ち上がり時間が短くても、最適な期間にリセット状態を解除できるため、このようなRFスイッチ回路300のパワーオンリセット回路として利用することが好適である。特に、第2の実施の形態における半導体装置10は、電源電圧VDDの立ち上がり時間が短くてもリセット状態を解除できるとともに、電源電圧VDDが所望の電圧VCとなった時刻から任意の時刻にリセット状態を解除できることから、リセット状態の解除までの時間が規定されたシステムに好適に利用され得る。
以上のように、実施の形態における半導体装置10は、印加される電源電圧が急峻な立ち上がりをもつ場合においても、パワーオンリセット信号としての要件を満たす良好な出力信号を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。例えば、実施の形態では検出電圧生成のための整流素子としてダイオードを利用したがこれに限らず、ダイオード接続されたトランジスタを利用しても構わない。第1の実施の形態、第2の実施の形態、及び実施の形態の変形例は、技術的に可能な範囲で組み合せることができる。
10 :半導体装置(パワーオンリセット回路)
20 :ロジック回路
100 :検出電圧生成回路
200 :CR遅延回路
201 :I/F回路
202 :電源回路
300 :RFスイッチ回路
400 :アンテナ
C1、C2、C3 :容量素子
CM1 :比較回路
D1、D2、D11、D12、D21、D22 :ダイオード
R1、R2、R3、R4、R5、R6 :抵抗素子
RESETB:リセット信号
V1、V2 :検出電圧
VDD :電源電圧

Claims (11)

  1. 第1電源と第2電源との間に順方向に並列接続された第1ダイオード及び第2ダイオードと
    前記第1ダイオードと前記第1電源との間に、並列接続された第1抵抗回路及び第1容量素子と、
    前記第2ダイオードと前記第1電源との間に、並列接続された第2抵抗回路及び第2容量素子と
    前記第1抵抗回路における第1ノードの第1電圧と前記第2抵抗回路における第2ノードの第2電圧の比較結果をパワーオンリセット信号として出力する比較回路と
    を具備し、
    前記第1抵抗回路は、一端が前記第1電源に接続され、他端が前記第1ノードを介して前記第1ダイオードに接続された第1抵抗素子を備え、
    前記第2抵抗回路は、前記第2ダイオードと前記第1電源との間に、前記第2ノードを介して直列接続された第2抵抗素子及び第3抵抗素子を備え、
    前記第2ノードと前記第1電源との間の抵抗値と前記第1イオードのサイズの積は、前記第1ノードと前記第1電源との間の抵抗値と前記第2ダイオードのサイズの積よりも小さい
    半導体装置。
  2. 第1電源と第2電源との間に順方向に並列接続された第1ダイオード及び第2ダイオードと、
    前記第1ダイオードと前記第1電源との間に、並列接続された第1抵抗回路及び第1容量素子と、
    前記第2ダイオードと前記第1電源との間に、並列接続された第2抵抗回路及び第2容量素子と、
    前記第1抵抗回路における第1ノードの第1電圧と前記第2抵抗回路における第2ノードの第2電圧との比較結果をパワーオンリセット信号として出力する比較回路と
    を有し、
    前記第1抵抗回路は、一端が前記第1電源に接続され、他端が前記第1ノードを介して前記第1ダイオードに接続された第1抵抗素子を備え、
    前記第2抵抗回路は、前記第2ダイオードと前記第1電源との間に、前記第2ノードを介して直列接続された第2抵抗素子及び第3抵抗素子を備えた
    半導体装置。
  3. 前記比較回路の出力に一端が接続され、他端の信号が前記パワーオンリセット信号として出力される第4抵抗素子と、前記第4抵抗素子の他端に接続される第3容量素子とを有する
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 記第1抵抗回路は、一端が前記第1ノードに接続され、他端が前記第1ダイオードに接続された第抵抗素子を更に有する
    請求項2又は3に記載の半導体装置。
  5. 更に、
    前記第1ダイオードと前記第2電源との間に順方向に接続される第3ダイオードと、
    前記第2ダイオードと前記第2電源との間に順方向に接続される第4ダイオードと
    を有する
    請求項2から4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 更に、
    前記並列接続された第1抵抗回路及び第1容量素子と前記第1電源との間に順方向に接続される第5ダイオードと、
    前記並列接続された第2抵抗回路及び第2容量素子と前記第1電源との間に順方向に接続される第6ダイオードとを有する
    請求項2から5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. ンテナと複数のポートとの間の接続を、制御端子に入力される電圧に応じて制御されるスイッチ回路と、前記第1電源と前記第2電源との間に接続され、ポート選択信号を入力するI/F回路とを備えるRFスイッチ回路
    を更にし、
    前記スイッチ回路は、前記I/F回路から出力された信号に基いた電圧が前記制御端子に入力されて、スイッチング動作が制御され、
    前記I/F回路は、前記パワーオンリセット信号により初期化される
    請求項2から6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記複数のポートの一つに接続される送信回路と、前記複数のポートの他の一つに接続される受信回路とを有し、前記RFスイッチ回路は、アンテナと前記複数のポートとの間の接続を制御する請求項7に記載の半導体装置を備える
    無線通信装置。
  9. 前記第2ノードと前記第1電源との間の抵抗値と前記第1ダイオードのサイズの積は、前記第1ノードと前記第1電源との間の抵抗値と前記第2ダイオードのサイズの積よりも小さい
    請求項3から6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記第2ノードと前記第1電源との間の抵抗値と前記第1ダイオードのサイズの積は、前記第1ノードと前記第1電源との間の抵抗値と前記第2ダイオードのサイズの積よりも小さい
    請求項7に記載の半導体装置。
  11. 前記複数のポートの一つに接続される送信回路と、前記複数のポートの他の一つに接続される受信回路とを有し、前記RFスイッチ回路は、アンテナと前記複数のポートとの間の接続を制御する請求項10に記載の半導体装置を備える
    無線通信装置。
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