JP6045842B2 - 抵抗率測定装置および方法 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体ウェーハの抵抗率測定装置および方法に関する。
半導体ウェーハの抵抗率測定装置は、ウェーハの抵抗率、ウェーハ表面に形成したエピタキシャル成長膜の抵抗率、及び表面から不純物を拡散又は注入した場合の拡散層又は注入層のシート抵抗及び表面に生成した金属膜のシート抵抗などを測定する装置である。これらの測定結果は各半導体製造装置のプロセス条件へフィードバックされ、半導体デバイスの品質を均一に保つための重要な測定装置の一つである。
近年、パワー半導体として注目されているGaN(窒化ガリウム)は、Si(シリコン)よりも性能に優れており、Siのスイッチング損失が低くなる他、絶縁破壊電界が大きいため、半導体を薄型化でき、オン抵抗も小さくなる。また、スイッチング損失だけでなく、導通損失も下がり、変換効率が高まる。GaNウェーハは、高速スイッチング動作時でもSiウェーハより損失が低くなる利点があり、量産化の目処がたち、接触方式の直流探針法による抵抗率の品質管理が必要となってきた。
特開2007−288111号公報
探針直流法による抵抗率測定器はプローブ針を半導体ウェーハに物理的接触させ、電流を印加して電圧を測定する装置であり、しいては金属と半導体の接触状態は電流の方向と電圧の大きさによらず、抵抗値が一定であるオーミック接触とならなけらばならない。
従来のウェーハ表面に形成したエピタキシャル成長膜、及び表面から不純物を拡散注入した場合の拡散層又は注入層、及び表面に生成した金属膜はプローブの加重及び接触スピードを制御することにより、安定したオーミック接触を得ることができた。しかしながら、GaNウェーハはその特殊な構造により表面に高抵抗層が存在するため安定したオーミック接触が得られず、GaN層にほとんど電流を流すことができない。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、表面に高抵抗層が存在するウェーハに対しても抵抗率測定を安定した精度で実施可能にする抵抗率測定装置および方法を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の第1の態様は、複数の探針をウェーハに接触させ、前記複数の探針のうち所定の探針間の電圧または抵抗値を計測し、前記計測された所定の探針間の電圧または抵抗値としきい値とを比較してオーミック接触判定を行い、前記計測された所定の探針間の電圧または抵抗値が所定範囲にない場合に、通常の抵抗率測定時より電圧レベルが高い高電圧印加と前記オーミック接触判定と繰り返し行い、前記計測された探針間の電圧値又は抵抗値が前記所定範囲にある場合に、前記通常の抵抗率測定を実行する制御部を備える抵抗率測定装置を提供する。
上記第1の態様によれば、従来オーミック接触が得られず安定した測定ができないと考えられていたGaNウェーハといった表面に高抵抗層が存在するウェーハについても、直流探針法による抵抗率測定が安定した精度で実施可能となる。
この発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記高電圧の印加を所定回数繰り返し行っても、前記計測された探針間の電圧値又は抵抗値が前記所定範囲にならない場合には、エラーを報知するものである。
上記第2の態様によれば、このように高電圧印加を複数回行うようにすることで、確実にオーミック接触を得ることが可能となり、しかも高電圧の印加を複数回行ってもオーミック接触が得られない場合にはエラーを報知することができる。
この発明の第3の態様は、上記第1の態様において、前記計測された探針間の電圧値又は抵抗値が前記所定範囲にない場合には、前記複数の探針の接触位置を変更するものである。
上記第3の態様によれば、例えば、ウェーハの面内抵抗分布が不均一の場合にもオーミック接触を得ることができ、適切に抵抗率測定を実施することができる。
この発明の第4の態様は、上記第1の態様において、前記計測された探針間の電圧値又は抵抗値が前記所定範囲にない場合には、前記高電圧印加の電圧レベルを変更するものである。
上記第4の態様によれば、確実にオーミック接触を得ることが可能となる。
この発明の第5の態様は、上記第1乃至第4のいずれかの態様において、前記高電圧印加を行う前の前記計測された探針間の電圧値に応じて、前記高電圧印加の電圧レベルを設定するものである。
上記第5の態様によれば、迅速かつ確実にオーミック接触を得ることが可能となる。
この発明の第6の態様は、上記第1の態様において、前記高電圧はパルス状の電圧として印加されるものである。
この発明の第7の態様は、上記第1の態様において、前記高電圧の印加と前記オーミック接触判定とを所定回数繰り返し行い、前記所定回数繰り返した後に前記計測された探針間の電圧値又は抵抗値が前記所定範囲にない場合には、前記抵抗率測定を行わずに終了するものである。
この発明の第8の態様は、上記第1の態様において、前記ウェーハの表面は、GaN層を含むものである。
この発明の第9の態様は、制御部が、複数の探針をウェーハに接触させ、前記複数の探針のうち所定の探針間の電圧または抵抗値を計測し、前記計測された所定の探針間の電圧または抵抗値としきい値とを比較してオーミック接触判定を行い、前記計測された所定の探針間の電圧または抵抗値が所定範囲にない場合に、通常の抵抗率測定時より電圧レベルが高い高電圧の印加と前記オーミック接触判定とを繰り返し行い、前記計測された探針間の電圧値又は抵抗値が前記所定範囲にある場合に、前記通常の抵抗率測定を実行することを特徴とする抵抗率測定方法を提供する。
すなわちこの発明によれば、ウェーハの抵抗率測定を安定した精度で実施可能にする抵抗率測定装置および方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る抵抗率測定装置の全体構成を示すブロック図。 プローブ上下駆動部と4探針プローブと半導体ウェーハと測定ステージの外観図。 デュアルコンフィグレーション方式によるステップ1の測定方式を示す図。 デュアルコンフィグレーション方式によるステップ2の測定方式を示す図。 GaNウェーハ測定時の動作を示すフローチャート。 GaNウェーハ測定時の電圧波形を示す図。
以下、図面を参照してこの発明に係る実施の形態について説明する。なお、本実施形態では、2対の電極を用いた4探針抵抗率測定装置を例にとって説明を行うが、本発明に係る抵抗率測定装置を1対の電極を用いた2探針抵抗率測定装置にも適用可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る抵抗率測定装置の全体構成を示すブロック図である。図1において、この抵抗率測定装置は、被測定半導体ウェーハ12を載置する円盤状の測定ステージ11と、該測定ステージ11を回転させる回転駆動部13と、上記測定ステージ11上に載置された半導体ウェーハ12の上面に接触して該半導体ウェーハ12の抵抗率を測定するための4探針プローブ14と、該4探針プローブ14により半導体ウェーハ12に測定電流を供給して抵抗率を求めるための複数の測定項目について測定する計測部15と、上記4探針プローブ14を上下方向に移動させるプローブ上下駆動部16と、該プローブ上下駆動部16と4探針プローブ14とを上記測定ステージ11の半径方向に移動するプローブ水平駆動部17と、測定点の位置を指定すると共に、4探針プローブ14が複数である場合に当該複数の4探針プローブの何れかを指定する制御情報を入力する操作部18と、測定点の位置や測定した結果の抵抗率などのデータを表示する表示部19と、制御情報に従って上記回転駆動部13とプローブ水平駆動部17とプローブ上下駆動部16を駆動し、半導体ウェーハ12の上面の指定された位置に上記4探針プローブ14を接触させる制御部20とを備えている。なお、上記制御部20には、電源部21から所定の動作電源が供給される。
上記制御部20は、プローブ上下駆動部16により駆動される4探針プローブ14が半導体ウェーハ12に接触するまでの下降速度及び該半導体ウェーハ12に対する押込み量を自動的に設定する自動設定手段を備える。以下、プローブ上下駆動部16の構成及び該プローブ上下駆動部16に対する制御部20の制御動作について詳細に説明する。
図2は、図1におけるプローブ上下駆動部16と4探針プローブ14と半導体ウェーハ12と測定ステージ11部分の構成を示す外観図である。
プローブ上下駆動部16は、プローブ取付金具16a、カム受け16b、重り16c、上下駆動カム16d、及びステッピングモータ16eを有する。
プローブ取付金具16aは、4探針プローブ14が取り付けられる金具である。カム受け16bは、プローブ取付金具16aに一体化されたプローブ上下駆動力を受ける。重り16cは、該プローブ上下駆動部16に垂直方向に静荷重を与える十分な質量を有する1つの重りである。上下駆動カム16dは、ステッピングモータ16eの軸に連結され、かつ、カム受け16bの先端部と常に接触状態を保つことによって、重り16cの重さを含むプローブ取付金具16aの重さをステッピングモータ16eの軸上で支える。
上下駆動カム16dは、例えば偏心された円形カム形状を有し、回転角度によってカム受け16bを上下移動させる。ステッピングモータ16eは、プローブ取付金具16aに支持されたカム受け16bと、当該プローブ取付金具16aとは独立する支持部材に上下駆動カム16dと軸結合され、制御部20から指令される制御情報に従い任意の回転角度の位置で回転・停止する。
以上の構成により、制御部20は、半導体ウェーハ12の種類に適切なプローブに加える荷重を決める押込み量とプローブ上下移動速度を指示する制御情報を与えてプローブ上下駆動部16を制御し、4探針プローブ14と半導体ウェーハ12の適切な接触を実現して計測部15により半導体ウェーハ12の抵抗率を測定する。
ここで、直列配列の4探針プローブ14による測定方式として、デュアルコンフィグレーション方式を用いることができる。
図3は、デュアルコンフィグレーション方式のステップ1を示している。
先ず、図3(a)に示すように定電流源33により4探針プローブ14の探針1−4間に電流Iを流して探針2−3間の電圧Vaを電圧計34にて測定する。このとき探針と試料(半導体ウェーハ12)間の整流性によるエラーを除去するため、図3(b)に示すように定電流源33による印加電流Iの極性を替えて測定し、その平均値を求める。ここで、探針1→4間に電流Iを流したときの探針2−3間の電圧を“Va+”とする。また、探針4→1間に電流Iを流したときの電圧を“Va−”とする。このとき“Va+”と“Va−”の電圧の差が小さいほど、探針と半導体ウェーハ12の接触状態が良好であると判断することができる。
このステップ1での抵抗値Raは次式(1)で計算することができる。
Ra=Va/I=((|Va+|+|Va−|)/2)/I・・・(1)
図4は、デュアルコンフィグレーション方式のステップ2を示している。
図4(a)に示すように定電流源33により4探針プローブ14の探針1−3間に電流Iを流して探針2−4間の電圧Vbを電圧計34にて測定する。このとき探針と試料(半導体ウェーハ12)間の整流性によるエラーを除去するため、図4(b)に示すように定電流源33による印加電流Iの極性を替えて測定し、その平均値を求める。ここで、探針1→3間に電流Iを流したときの探針2−4間の電圧を“Vb+”とする。また、探針3→1間に電流Iを流したときの電圧を“Vb−”とする。このとき“Vb+”と“Vb−”の電圧の差が小さいほど、探針と半導体ウェーハ12の接触状態が良好であると判断することができる。
ステップ2での抵抗値Rbは次式(2)で計算することができる。
Rb=Vb/I=((|Vb+|+|Vb−|)/2)/I・・・(2)
また、探針間隔補正係数Kaは、次式(3)により計算することができる。
Ka=-14.696+25.173(Ra/Rb)−7.872(Ra/Rb)・・・(3)
そして、シート抵抗ρsは、次式(4)により計算することができる。
ρs=Ka×Ra・・・(4)
4探針プローブ14の探針間隔は等しくなるように調整されているが、実際に軸受けの精度などにより微細な変動が発生する。デュアルコンフィグレーション方式では、探針間隔の変動は、測定電圧VaとVbに反映され、それらによる計算値Ra,Rb,Ka,及びρsに反映され、探針間隔の変動があってもその変動による測定値の誤差を補正することができる。
次に、GaNウェーハの抵抗率測定方法について、図5示すフローチャートに従って説明する。上述したように、GaNウェーハは、その特殊な構造により表面に高抵抗層が存在するため安定したオーミック接触が得られず、通常の4探針直流法では抵抗率を精度よく測定することができない。この課題に対し、オーミック接触の判定は4探針プローブの探針2−3間の電圧値で判定することができ、探針1−4間に高電圧を一定パルス時間印加することで、2−3間の電圧が遷移することが実験から得られた。
そこで、本実施形態では、通常の直流4探針法による、Va電圧(電流を1番ピンから4番ピンに流した時の2番ピンと3番ピンの電圧)とVb電圧(電流を1番ピンから3番ピンに流した時の2番ピンと4番ピンの電圧)を測定する前に、プローブ探針がGaNウェーハに接触した後に高電圧を印加しオーミック接触に遷移されたこと確認してから、直流4探針測定を行うようにする。
(ステップS1)
プローブ上下駆動部16に取付けられた4探針プローブ14には、重り16cによりGaNウェーハに適切な荷重を設定しておく。制御部20は、4探針プローブ14を上下移動速度の制御を有する上下駆動カム16dにより下降させ、GaNウェーハに接触させる。
(ステップS2)
制御部20は、オーミック接触であるかどうかの判定を行う為に、プローブ探針2−3間の電圧を計測部15で読み取り、電圧値が所定の範囲内(例えば±0.5mV以下)となっているか否かを判定する。一般的な半導体ウェーハの場合、プローブ探針2−3間の電圧は±0.5mV以下となっており、オーミック接触を実現して抵抗率を測定している。
(ステップS3)
プローブ探針2−3間の電圧が±0.5mV以下でない場合は、制御部20は、プローブ探針1−4間に高電圧・高電流を一定時間印加した後に、ステップS2において、探針2−3間の電圧値が±0.5mV以下となっているか否かを判定し、±0.5V以下に遷移するまでステップS2,S3の処理を繰り返し行う。なお、所定回数(例えば5〜10回程度)高電圧・高電流を印加しても電圧値が±0.5mV以下にならない場合は、エラーを報知してS5(後述)に進む。
(ステップS4)
制御部20は、プローブ探針2−3間の電圧値が±0.5mV以下であると判定した場合には、通常の直流4探針法のデュアルコンフィギュレーション方式による抵抗率測定を行う。
(ステップS5)
制御部20は、ステップS4で抵抗率測定が終了すると、プローブ上下駆動部16を制御して4探針プローブ14を上昇させ、ウェーハと非接触状態にさせる。さらに測定を継続する場合には、プローブ水平駆動部17の位置と測定ステージ11の回転角で指定する測定座標に移動して測定ポイントを変更した後に、ステップS1に戻って上記処理を行う。
図6は、GaNウェーハ測定時の電圧波形を示した一例で、図6(a)は、探針1−4間の電圧波形、図6(b)は、探針2−3間の電圧波形を示す。図6(b)を参照すると、探針2−3間の電圧は40mVであり、オーミック接触判定しきい値を超えているが、図6(a)で、探針1−4間に高電圧70V、高電流100mAを印加することで、探針2−3間の電圧がオーミック接触判定しきい値に収まっていることがわかる。その後、例えば、電圧20mV、電流100μAで通常の抵抗率測定を行う。なお、図6の例では、高電圧印加を150msecのパルス電圧としているため、連続的に高電圧を印加する場合と比べてウェーハの負荷は軽減される。
以上述べたように、上記実施形態によれば、従来オーミック接触が得られず安定した測定ができないと考えられていたGaNウェーハについても、直流探針法による抵抗率測定が安定した精度で実施可能となる。特に、高電圧を印加後、ウェーハの電圧値又は抵抗値が所定範囲になったかを確認してから抵抗率測定を行うため、測定後の信頼性を向上させることができる。
また、探針2−3間の電圧値が所定範囲にない場合には、高電圧印加を再度行うようにする。すなわち、高電圧印加を複数回行うようにすることで、GaNウェーハについても確実にオーミック接触を得ることが可能となる。
なお、上記実施形態では、上記ステップS2において、探針2−3間の電圧値に基づいてオーミック接触判定を行っているが、高電圧印加の後、微小な電流を印加して抵抗値を測定し、抵抗値が所定範囲にあるか否かにより判定することもできる。さらに、本実施形態について、以下のような変形例が考えられる。
(変形例1)
変形例1は、上記ステップS2において、1回あるいは複数回高電圧印加を行っても探針2−3間の電圧値が所定範囲にない場合には、4探針プローブ14の探針の接触位置を変更するようにする。この場合、ステップS1から処理を行うこととなる。変形例2によれば、例えば、GaNウェーハの面内抵抗分布が不均一の場合にも確実にオーミック接触を得ることができ、適切に抵抗率測定を実施することができる。
(変形例2)
変形例2は、上記ステップS2において、1回あるいは複数回高電圧印加を行っても探針2−3間の電圧値が所定範囲にない場合には、高電圧印加の電圧レベルを変更する。例えば、1回の高電圧印加によってオーミック接触が得られない場合に、さらに電圧レベルを高くして再度高電圧印加を行うようにする。このようにすることで、GaNウェーハについて確実にオーミック接触を得ることが可能となる。
(変形例3)
変形例3は、上記ステップS3における高電圧印加を行う前の探針2−3間の電圧値に応じて、高電圧印加の電圧レベルを設定する。例えば、高電圧印加を行う前の電圧値が大きい場合には、高電圧印加の電圧レベルを高く設定するようにする。このようにすることで、少ない回数で迅速にGaNウェーハについてオーミック接触を得ることが可能となる。
要するに、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
11…測定ステージ、12…半導体ウェーハ、13…回転駆動部、14…4探針プローブ、14a…探針、14b…板ばね、14c…リード、15…計測部、16…プローブ上下駆動部、16a…プローブ取付金具、16b…カム受け、16c…重り、16d…上下駆動カム、16e…ステッピングモータ、17…プローブ水平駆動部、18…操作部、19…表示部、20…制御部、21…電源部、33…定電流源、34…電圧計。

Claims (9)

  1. 複数の探針をウェーハに接触させ、前記複数の探針のうち所定の探針間の電圧または抵抗値を計測し、前記計測された所定の探針間の電圧または抵抗値としきい値とを比較してオーミック接触判定を行い、前記計測された所定の探針間の電圧または抵抗値が所定範囲にない場合に、通常の抵抗率測定時より電圧レベルが高い高電圧印加と前記オーミック接触判定と繰り返し行い、前記計測された探針間の電圧値又は抵抗値が前記所定範囲にある場合に、前記通常の抵抗率測定を実行する制御部を備えることを特徴とする抵抗率測定装置。
  2. 前記高電圧の印加を所定回数繰り返し行っても、前記計測された探針間の電圧値又は抵抗値が前記所定範囲にならない場合には、エラーを報知することを特徴とする請求項1に記載の抵抗率測定装置。
  3. 前記計測された探針間の電圧値又は抵抗値が前記所定範囲にない場合には、前記複数の探針の接触位置を変更することを特徴とする請求項1に記載の抵抗率測定装置。
  4. 前記計測された探針間の電圧値又は抵抗値が前記所定範囲にない場合には、前記高電圧印加の電圧レベルを変更することを特徴とする請求項1に記載の抵抗率測定装置。
  5. 前記高電圧印加を行う前の前記計測された探針間の電圧値に応じて、前記高電圧印加の電圧レベルを設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の抵抗率測定装置。
  6. 前記高電圧はパルス状の電圧として印加されることを特徴とする請求項1に記載の抵抗率測定装置。
  7. 前記高電圧の印加と前記オーミック接触判定とを所定回数繰り返し行い、前記所定回数繰り返した後に前記計測された探針間の電圧値又は抵抗値が前記所定範囲にない場合には、前記抵抗率測定を行わずに終了することを特徴とする請求項1に記載の抵抗率測定装置。
  8. 前記ウェーハの表面は、GaN層を含むことを特徴とする請求項1に記載の抵抗率測定装置。
  9. 制御部が、複数の探針をウェーハに接触させ、前記複数の探針のうち所定の探針間の電圧または抵抗値を計測し、前記計測された所定の探針間の電圧または抵抗値としきい値とを比較してオーミック接触判定を行い、前記計測された所定の探針間の電圧または抵抗値が所定範囲にない場合に、通常の抵抗率測定時より電圧レベルが高い高電圧の印加と前記オーミック接触判定とを繰り返し行い、前記計測された探針間の電圧値又は抵抗値が前記所定範囲にある場合に、前記通常の抵抗率測定を実行することを特徴とする抵抗率測定方法。
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