JP6045479B2 - コネクタ - Google Patents

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本発明は、シーケンサや基地局や自動改札機や遊技機や交換機等の電気機器や電子機器に使用されるコネクタに関するもので、特に、部品点数を増やすことなく、ケーブルを処理(纏める)することができ、相手コネクタとの強固なロックができ、かつ、簡単にロックを解除できる構造に関するものである。
コネクタは機器間を接続するものであり、少なくともとしては、相手物と接触する接触部とケーブル(フレキシブルフラットケーブル(以下、FFCという)を含む)に接続する接続部を有する複数のコンタクトと前記コンタクトを配列・保持するハウジングを備えている。前記コンタクトの接続部は、前記ケーブルを圧接する圧接タイプである。所謂、U字形状のスリット部分に前記ケーブルの芯線を差し込んで、前記芯線の外被を切り、導体部分と接続するものである。前記コンタクトの接続部に前記ケーブルを圧接する場合には均一に押し込むためにカバー(特許文献1,3,4参照)を用いることが多い。また、ケーブルを纏めて1方向に処理するためにはストレンリリーフ(特許文献1,3,4参照)を用いることが多い。さらに、FFCの芯線間を切断したり、狭ピッチ化するために立体圧接の上下カバー(特許文献2参照)を用いることがある。相手コネクタとより強固なロックをするためには、別部品(特許文献3参照)を用いたり、相手コネクタにロック機構(特許文献4参照)を設けて行っている。
下記に、本出願人が提案した文献として、ストレンリリーフを用いた特許文献1(特開2001−43918)と上下カバーを用いた特許文献2(特開2003−68376)
とストレンリリーフを用いて相手コネクタとのロック機構を有した特許文献3(特開2001−332346)とストレンリリーフを用いて相手コネクタ側にロック機構を有した特許文献4(登録実用新案第3063211号)を挙げます。
特開2001−43918。この文献の要約によると、ケーブルコネクタのソケットコンタクトの圧接部分に力が加わることなく、ケーブルコネクタの低背位化および機器内でのコネクタの取り外しを容易にすることを目的とし、ピンコネクタ30は、ソケットコンタクトと嵌合するピンコンタクト34と、このピンコンタクトが保持・固定されるブロック32とからなる電気コネクタにおいて、ストレンリリーフ20は本体部44とサイド部46とから構成され、本体部をケーブルの厚み分だけサイド部より低くすると共にストレンリリーフ20装着後にストレンリリーフのサイド部の上面とカバー16の上面部分をほぼ同一高さにする。ほぼ同一高さとは、カバー16の上面部分より0〜0.5mm程度低くした状態である。また、ケーブルコネクタのストレンリリーフとピンコネクタのブロックとの間に段部を設け、略U字形状に湾曲させた1枚の板状片からなる抜去用治具の係合部を前記段部に係合させ、前記コネクタを取り外せるようにする構造の電気コネクタが開示されている。 特開2003−68376。この文献の要約によると、コネクタの低背化が可能で、かつ、接続線が屈曲力に強い構造の圧接形コネクタを提供することを目的とし、コネクタ本体10側及びカバー30側の各接続線保持用傾斜台の突出側湾曲部を略水平に削除し水平部22、22Aを設けると共にこの突出側湾曲部の水平部22、22Aに対応した位置のコネクタ本体10側及びカバー30側の各接続線保持用傾斜台の窪み側湾曲部に略水平に凸部34、34Aを設け、水平に削除し水平部22、22Aを設けた突出側湾曲部と凸部34、34Aを設けた窪み側湾曲部とで接続線装着部を形成し、コネクタ本体10側及びカバー30側の前記接続線引出し部の接続線案内用突起に接続線36に食い込む程度延設した延設部26、26Aを設けることで達成できる構造の圧接形コネクタが開示されている。 特開2001−332346。ロック機構無しのコネクタを採用した場合でも、確実にピンコネクタ20とソケットコネクタ40を保持できる構造のロック補助パーツを備えた電気コネクタを提供することを目的とし、ソケットコネクタ40はフラットケーブル50と、ソケットコンタクトと、ハウジング44と、カバー46と、カバー46との間でフラットケーブル50を挟持するストレインリリーフ48とからなり、ピンコネクタ20はピンコンタクトと、このピンコンタクトが保持・固定されるブロックとからなる。ロック補助パーツ12は、前記ピンコネクタ20に係合する部分とソケットコネクタ40に係合する部分とからなり、ピンコネクタ20とソケットコネクタ40とに係合させることにより確実に嵌合状態を保持できる構造の電気コネクタが開示されている。 登録実用新案第3063211号。コネクタ外装部を透明又は半透明の樹脂として、コネクタ内部が透視できるようにしたパチンコ機器用電気コネクタを提供することを目的とし、パチンコ機器内に取り付けられる電気コネクタであって、コネクタ外装部110,210,230,240が透明又は半透明の樹脂からなり、コネクタ内部が透視できるようにしたパチンコ機器用電気コネクタにあり、これによって、不正な手段の容易な発見と不正な手段の大きな抑止力が得られる構造のパチンコ機器用電気コネクタが開示されている。
近年、客先からは相手コネクタとの嵌合は強固にロックができ、抜去する際には簡単にロックを解除できる構造を要求されている。また、ケーブル付きのコネクタのため、ケーブルを1方向に纏めることができ、機器の小型化からピッチの狭小化や管理工数から部品点数も増やさないことが要求されている。
特許文献1は、ストレンリリーフを用いてケーブルを1方向に纏める構造であるが、相手コネクタとのロック機構を有してなく、別部品の治具等で取り外しを行っており、狭ピッチ化の対応にもなっていない。
特許文献2は、立体圧接による狭ピッチ化は可能であるが、相手コネクタとのロック機構を有してなく、ケーブルを1方向に纏める構造にはなっていない。
特許文献3は、ストレンリリーフを用いてケーブルを1方向に纏める構造であり、嵌合時の簡単なロック機構も有しているが、相手コネクタとのロック機構が強固ではないためべつのロック補助パーツを用いており、治具等を用いないとロック補助パーツを外すことが出来なく、狭ピッチ化の対応にもなっていない。
特許文献4は、ストレンリリーフを用いてケーブルを1方向に纏める構造であり、嵌合時のロック機構として相手コネクタ側にロック部材を有しているが、手等でロック部材を外さないとロックを解除できず、狭ピッチ化の対応にもなっていない。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、部品点数を増やすことなく、ピッチの狭小化やケーブルを処理(纏める)することができ、相手コネクタとの強固なロックができ、かつ、簡単にロックを解除できる構造のコネクタを提供するものである。
本目的は、請求項1記載のように、相手コネクタと着脱自在に嵌合するコネクタであって、前記相手コネクタと接触する接触部とケーブルと接続する接続部を有する複数のコンタクトと、該コンタクトが保持・配列される挿入孔を有するハウジングと、前記コンタクトの接続部が入る装着孔を有する上カバー及び下カバーと、前記ケーブルを纏め、整列保持するストレンリリーフと前記相手コネクタとのロックを解除する部材とを備えるコネクタにおいて、前記ストレンリリーフには前記部材が装着され、前記ストレンリリーフは、長手ピッチ方向両側で幅方向の一方側に一方方向(相手コネクタの嵌合方向)に突出する弾性片を有するとともに前記弾性片の先端に前記ロックの手段として高さ方向と垂直に突出する突出部を有し、高さ方向のほぼ中央付近に凸部を有し、前記部材は、長手ピッチ方向両側に一方方向(相手コネクタの嵌合方向)に突出する突出片を有するとともに前記突出片の先端に前記凸部と逆方向に突出する突部を有し、前記部材を前記相手コネクタの嵌合方向と逆方向に引くことにより、前記突部が前記凸部に作用して前記ストレンリリーフのロック手段(突出部)が解除される構造であることを特徴とするコネクタにより達成できる。
また、本目的は、請求項2記載にように、相手コネクタと着脱自在に嵌合するコネクタであって、前記相手コネクタと接触する接触部とケーブルと接続する接続部を有する複数のコンタクトと、該コンタクトが保持・配列される挿入孔を有するハウジングと、前記コンタクトの接続部が入る装着孔を有する上カバー及び下カバーと、前記ケーブルを纏め、整列保持するストレンリリーフと、前記相手コネクタとのロックを解除する部材と、を備えるコネクタにおいて、前記ストレンリリーフには前記部材が装着され、前記ストレンリリーフは、長手ピッチ方向両側で幅方向両側に一方方向(相手コネクタの嵌合方向)に突出する2つの弾性片を有するとともに前記弾性片の先端に前記ロックの手段として高さ方向と垂直に互いに向き合うように突出する突出部を有し、高さ方向のほぼ中央付近に凸部を有し、前記部材は、長手ピッチ方向両側で幅方向ほぼ中央付近から一方方向(相手コネクタの嵌合方向)に突出する突出片を有するとともに前記突出片の先端に前記凸部と対向し突出する突部を有し、前記部材を前記相手コネクタの嵌合方向と逆方向に引くことにより、前記突部が前記凸部に作用して前記ストレンリリーフのロック手段(突出部)が解除される構造であることを特徴とするコネクタにより達成できる。
請求項3記載のコネクタは、可撓性を有する薄肉のプルタブを、前記部材に一体若しくは別体に設け、前記プルタブを前記相手コネクタの嵌合方向と逆方向に引くことにより、前記突部が前記凸部に作用して前記ストレンリリーフのロック手段(突出部)が解除される構造であることを特徴とする請求項1または2記載のコネクタにある。
請求項4記載のコネクタは、前記部材の移動量を制限する移動制限手段を設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタにある。
以上の説明から明らかなように、本発明のコネクタによると、次のような優れた効果が得られる。本発明のコネクタでは、部品点数を増やすことなく、ピッチの狭小化やケーブルを処理(纏める)することができ、相手コネクタとの強固なロックができ、かつ、簡単にロックを解除でき、相手コネクタとの挿抜時にクリック感がある構造のコネクタを提供できる。
(A) 本発明のコネクタを嵌合方向上側よりみた斜視図である。(B) 本発明のコネクタを嵌合方向の反対側下側よりみた斜視図である。(C) 本発明のコネクタが相手コネクタと嵌合した状態の斜視図である。 (A) プルタブ付きの本発明のコネクタを、あるコンタクト部分で断面した縦断面図である。(B) プルタブ付きの本発明のコネクタを、幅方向の中心で断面した横断面図である。(C) 本発明のコネクタと相手コネクタが嵌合した状態で、側面方向からみた側面図である。 (A) ストレンリリーフをコネクタ装着方向よりみた斜視図である。(B) プルタブを取り付けた状態の部材をコネクタ装着方向よりみた斜視図である。(C) プルタブを取り付けられた部材が装着された状態のストレンリリーフをコネクタ装着方向よりみた斜視図である。 (A) 分離した状態の上下カバーを、下カバー方向よりみた斜視図である。(B) 分離した状態の上下カバーを、上カバー方向よりみた斜視部である。(C) 嵌め合わさった状態の上下カバーを、あるコンタクト装着孔部分で断面した断面図である。 (A) ハウジングを嵌合方向よりみた斜視図である。(B) ハウジングを嵌合方向と反対方向よりみた斜視図である。(C) ハウジングをある挿入孔部分で断面した断面図である。 (A) 2種類のコンタクトを接触部方向よりみた斜視図である。(B) 2種類のコンタクトを接続部方向よりみた斜視図である。(C) 2種類のコンタクトが装着された状態のハウジングを接続部方向よりみた斜視図である。 (A) 図1とは別の本発明のコネクタを嵌合方向上側よりみた斜視図である。(B) 図1とは別の本発明のコネクタを嵌合方向の反対側下側よりみた斜視図である。(C) 図1とは別の本発明のコネクタが相手コネクタと嵌合した状態の斜視図である。 (A) 図1とは別のプルタブ付きの本発明のコネクタを、あるコンタクト部分で断面した縦断面図である。(B) 図1とは別のプルタブ付きの本発明のコネクタを、幅方向の中心で断面した横断面図である。(C) 図1とは別の本発明のコネクタと相手コネクタが嵌合した状態で、側面方向からみた側面図である。 (A) 図7のストレンリリーフをコネクタ装着方向よりみた斜視図である。(B) 図7のプルタブを取り付けた状態の部材をコネクタ装着方向よりみた斜視図である。(C) 図7のプルタブを取り付けられた部材が装着された状態のストレンリリーフをコネクタ装着方向よりみた斜視図である。 (A) 図1及び図7とは別の本発明のコネクタを嵌合方向上側よりみた斜視図である。(B) 図1及び図7とは別の本発明のコネクタを嵌合方向の反対側下側よりみた斜視図である。(C) 図1及び図7とは別の本発明のコネクタが相手コネクタと嵌合した状態の斜視図である。 (A) 図1及び図7とは別のプルタブ付きの本発明のコネクタを、あるコンタクト部分で断面した縦断面図である。(B) 図1及び図7とは別のプルタブ付きの本発明のコネクタを、幅方向の中心で断面した横断面図である。(C) 図1及び図7とは別の本発明のコネクタと相手コネクタが嵌合した状態で、側面方向からみた側面図である。 (A) 図10のストレンリリーフをコネクタ装着方向よりみた斜視図である。(B) 図10のプルタブを取り付けた状態の部材をコネクタ装着方向よりみた斜視図である。(C) 図10のプルタブを取り付けられた部材が装着された状態のストレンリリーフをコネクタ装着方向よりみた斜視図である。
本発明の特徴は、相手コネクタ50と着脱自在に嵌合するコネクタ10であって、前記コネクタ10は、相手コネクタ50と接触する接触部141、151とケーブルと接続する接続部143、153を有する複数のコンタクト14、15と、該コンタクト14、15が保持・配列される挿入孔121を有するハウジング12と、前記コンタクト14、15の接続部143、153が入る装着孔161を有する上カバー16及び下カバー18と、前記ケーブルを纏め、整列保持するストレンリリーフ20、30、40と、前記相手コネクタ50とのロックを解除する部材22、32、42とを備え、前記ストレンリリーフ20、30、40には前記部材22、32、42が装着され、前記相手コネクタ50とのロック手段が設けられるとともに前記部材22、32、42が作用する第1解除機能部204、304、404を有し、前記部材22、32、42には前記ストレンリリーフ20、30、40の第1解除機能部204、304、404に作用する第2解除機能部224、324、424を設け、前記部材22、32、42を前記相手コネクタ50の嵌合方向と逆方向に引くことにより、前記第2解除機能部224、324、424が前記第1解除機能部204、304、404に作用して前記ストレンリリーフ20、30、40のロック手段が解除されることを特徴とするコネクタである。
つまり、前記ストレンリリーフ20、30、40には前記部材22、32、42が装着され、前記相手コネクタ50とのロック手段が設けられるとともに前記部材22、32、42が作用する第1解除機能部204、304、404を有し、前記部材22、32、42には前記ストレンリリーフ20、30、40の第1解除機能部204、304、404に作用する第2解除機能部224、324、424を設け、前記部材22、32,42を前記相手コネクタ50の嵌合方向と逆方向に引くことにより、前記第2解除機能部224、324、424が前記第1解除機能部204、304、404に作用して前記ストレンリリーフ20、30、40のロック手段が解除されるようにしたものである。
図1から図12に基づいて、本発明のコネクタ10の実施例について説明する。
図1(A)は本発明のコネクタを嵌合方向上側よりみた斜視図であり、(B)は本発明のコネクタを嵌合方向の反対側下側よりみた斜視図であり、(C)は本発明のコネクタが相手コネクタと嵌合した状態の斜視図である。図2(A)はプルタブ付きの本発明のコネクタを、あるコンタクト部分で断面した縦断面図であり、(B)はプルタブ付きの本発明のコネクタを、幅方向の中心で断面した横断面図であり、(C)は本発明のコネクタと相手コネクタが嵌合した状態で、側面方向からみた側面図である。図3(A)はストレンリリーフをコネクタ装着方向よりみた斜視図であり、(B)はプルタブを取り付けた状態の部材をコネクタ装着方向よりみた斜視図であり、(C)はプルタブを取り付けられた部材が装着された状態のストレンリリーフをコネクタ装着方向よりみた斜視図である。図4(A)は分離した状態の上下カバーを、下カバー方向よりみた斜視図であり、(B)は分離した状態の上下カバーを、上カバー方向よりみた斜視部であり、(C)は嵌め合わさった状態の上下カバーを、あるコンタクト装着孔部分で断面した断面図である。図5(A)はハウジングを嵌合方向よりみた斜視図であり、(B)はハウジングを嵌合方向と反対方向よりみた斜視図であり、(C)はハウジングをある挿入孔部分で断面した断面図である。図6(A)は2種類のコンタクトを接触部方向よりみた斜視図であり、(B)は2種類のコンタクトを接続部方向よりみた斜視図であり、(C)は2種類のコンタクトが装着された状態のハウジングを接続部方向よりみた斜視図である。図7(A)は図1とは別の本発明のコネクタを嵌合方向上側よりみた斜視図であり、(B)は図1とは別の本発明のコネクタを嵌合方向の反対側下側よりみた斜視図であり、(C)は図1とは別の本発明のコネクタが相手コネクタと嵌合した状態の斜視図である。図8(A)図1とは別のプルタブ付きの本発明のコネクタを、あるコンタクト部分で断面した縦断面図であり、(B)図1とは別のプルタブ付きの本発明のコネクタを、幅方向の中心で断面した横断面図であり、(C)図1とは別の本発明のコネクタと相手コネクタが嵌合した状態で、側面方向からみた側面図である。図9(A)は図7のストレンリリーフをコネクタ装着方向よりみた斜視図であり、(B)は図7のプルタブを取り付けた状態の部材をコネクタ装着方向よりみた斜視図であり、(C)は図7のプルタブを取り付けられた部材が装着された状態のストレンリリーフをコネクタ装着方向よりみた斜視図である。図10(A)は図1及び図7とは別の本発明のコネクタを嵌合方向上側よりみた斜視図であり、(B)は図1及び図7とは別の本発明のコネクタを嵌合方向の反対側下側よりみた斜視図であり、(C)は図1及び図7とは別の本発明のコネクタが相手コネクタと嵌合した状態の斜視図である。図11(A)は図1及び図7とは別のプルタブ付きの本発明のコネクタを、あるコンタクト部分で断面した縦断面図であり、(B)は図1及び図7とは別のプルタブ付きの本発明のコネクタを、幅方向の中心で断面した横断面図であり、(C)は図1及び図7とは別の本発明のコネクタと相手コネクタが嵌合した状態で、側面方向からみた側面図である。図12(A)は図10のストレンリリーフをコネクタ装着方向よりみた斜視図であり、(B)は図10のプルタブを取り付けた状態の部材をコネクタ装着方向よりみた斜視図であり、(C)は図10のプルタブを取り付けられた部材が装着された状態のストレンリリーフをコネクタ装着方向よりみた斜視図である。
本発明のコネクタ10は、少なくともハウジング12と2種類のコンタクト14、15と上下カバー16、18とストレンリリーフ20、30、40と部材22、32、42を備えている。必要に応じて、プルタブ24を備える場合もある。以下の3つの本実施例では、前記プルタブ24を備えたものについて説明する。
構成部品を説明する前に、本実施例に使用するケーブルについて説明する。導体を絶縁物で覆った複数の芯線が撚られて纏まったものを絶縁物の外皮で覆ったものや、複数の芯線を1本ずつ並べたフレキシブルフラットケーブルなどがある。
まず、図1から図6に基づいて、第1実施例について説明する。本発明のポイントである相手コネクタからの抜去(取り外し)の仕方について説明する。前記部材22を手で引く(嵌合と反対方向)と前記部材22の第2解除機能部(係止部)224が前記ストレンリリーフ20の第1解除機能部(係合部)204に係合することで、前記ストレンリリーフ20の第1解除機能部(係合部)204が外側に開き、前記ストレンリリーフ20の突出部203が相手コネクタから外れて、相手コネクタから抜去(取り外し)することができる。手が入るスペースがない場合、前記部材22に取り付けられた前記プルタブ24を図2(B)の矢印「イ」方向に水平に引くと、前記部材22の第2解除機能部(係止部)224が前記ストレンリリーフ20の第1解除機能部(係合部)204に係合することにより前記ストレンリリーフ20の弾性片202を外側に開かせ、前記弾性片202が開くことで、長手方向両側の前記ストレンリリーフ20の突出部203が一方は図2(B)の矢印「ロ」方向に、他方は矢印「ロ」と反対方向に変位することで相手コネクタから外れて、相手コネクタから抜去(取り外し)することができる。この際には、クリック感が得られる。この際によりクリック感を得るには、更に前記突出部203と同様の突出部をある一定間隔を隔てて設けることが望ましい。
相手コネクタとの嵌合の際には、前記コネクタ10を挿入していくと、前記ストレンリリーフ20の弾性片202が外側に開き、前記突出部203を相手コネクタ50の係止部52が乗り越え、前記弾性片202の弾性力によって元に戻り、前記突出部203が相手コネクタと係合することで嵌合が完了する。この際には、クリック感が得られる。
まず、部材22について説明する。この部材22は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記部材22は本体部221とその両端より嵌合方向に突出する突出片222を有している。前記部材22は略U字形状をしている。
前記本体部221には、前記プルタブ24が挿入される孔226が2つ並行に設けられている。2つ並行に孔226を設けることで、図3(B)のように折り返されて嵌合口5と反対方向に突出するようになっている。前記孔226の形状・大きさは、前記プルタブ24が入ればよく、前記プルタブ24の大きさに沿うように、強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記突出片222には、凸形状の係止孔223が設けられている。前記係止孔223には、前記ストレンリリーフ20の弾性片202が係合する(入る)。前記係止孔223の形状・大きさは、前記ストレンリリーフ20の弾性片202が入り、抜去時に前記弾性片202が摺動できればよく、摺動性や前記突出片222の弾性や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記突出片222の先端には、前記ストレンリリーフ20の係合部204(第1解除機能部)と係合し、前記ストレンリリーフ20の突出部203が相手コネクタ50の係止部52から外すための係止部224(第2解除機能部)が設けられている。前記係止部224(第2解除機能部)の形状・大きさは、係合することで相手コネクタ50とのロックが解除できればよく、その役割や係合性や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。先端の形状には係合性を考え、R形状やC面取りやテーパにするとよい。
前記突出片222の係止孔223のほぼ中央付近には、段部225が設けられている。前記段部225は前記ストレンリリーフ20が摺動した際の位置決め(これ以上動かないようにする)のためのものである。前記段部225の形状・大きさ及び位置は、役割や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
次に、ストレンリリーフ20について説明する。このストレンリリーフ20は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記ストレンリリーフ20は本体201とその両端より嵌合方向に突出する弾性片202を有しており、略U字形状をしている。
前記弾性片202の先端には、内側方向(各弾性片202の向き合い)に突出し、前記相手コネクタ50の係止部52と係合する突出部203が設けられている。前記突出部203は、前記相手コネクタ50との嵌合時のロック部分である。前記突出部203の形状・大きさは、相手コネクタ50の係止部52と係合出来ればよく、保持力や係合性や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。先端の形状には係合性を考え、R形状やC面取りやテーパにするとよい。
さらに、前記突出部203の先端側には、前記部材22の係止部224(第2解除機能部)と係合し、前記ストレンリリーフ20の突出部203が相手コネクタ50の係止部52から外すための係合部204(第1解除機能部)が設けられている。前記係合部204(第1解除機能部)の形状・大きさは、係合することで相手コネクタ50とのロックが解除できればよく、その役割や係合性や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記弾性片202のほぼ中央付近で、前記段部225に対応する位置には、段差部205が設けられている。前記段差部205は前記ストレンリリーフ20が摺動した際の位置決め(これ以上動かないようにする)のためのものである。前記段差部205の形状・大きさ及び位置は、役割や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
次に、2種類の前記コンタクト14、15について説明する。2種類の前記コンタクト14、15は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。2種類の前記コンタクト14、15の材質としては、バネ性や導電性や寸法安定性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。本実施例では、2種類の前記コンタクト14、15は前記ハウジング12に圧入によって固定されている。
2種類の前記信号コンタクト14、15は、相手コネクタと接触する接触部141、151と前記ハウジング12に固定される固定部142、152と前記ケーブルが接続される接続部143、153とを有している。
前記接触部141、151は、相手物と接触し易いように相手物の形状に沿うように適宜設計しているが、本実施例では湾曲形状をしている。
前記接続部143、153は前記ケーブルに接続する部分であり、その方法としては半田付けや圧着や圧接などを挙げることができる。本実施例では圧接によりケーブルと接続している。さらに、本実施例では狭ピッチの対応するため、上下カバー16、18を用いた立体圧接構造にしている。
前記固定部142、152は、前記ハウジング12に固定出来れば如何なる方法でもよく、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着や一体成形等を挙げることができる。本実施例では前記ハウジング12へ圧入により保持・固定している。前記固定部142、152の形状・大きさは、保持力や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
次に、ハウジング12について説明する。このハウジング12は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記ハウジング12には、相手コネクタが入る嵌合口5が設けられている。前記嵌合口5は、前記相手コネクタが入ればよく、前記相手コネクタの形状に沿うように適宜設計されている。
前記ハウジング12は、本体122と該本体122から相手コネクタの挿入方向へ突出し、前記相手コネクタに入る嵌合部123を有している。前記嵌合部123は前記相手コネクタに入ればよく、前記相手コネクタの形状に沿うように適宜設計されている。前記嵌合部123内には、2種類の前記コンタクト14、15が保持・配列される挿入孔121が設けられている。
前記挿入孔121は圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって固定されている。本実施例では、それぞれのコンタクト14、15は圧入によって固定されている。
前記ハウジング12の長手ピッチ方向両側で、幅方向両側には凸部124が設けられている。前記凸部124は、前記凸部124間に前記部材22の弾性片225を配置させ、前記部材22を引いた際に前記弾性片225が前記凸部124にあたることでそれ以上引けない状態で、かつ、前記ストレンリリーフ20が開いた状態で維持するためのものである。その形状・大きさは、役割やコネクタの小型化や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記ハウジング12の長手ピッチ方向両側には、嵌合方向と反対側に突出した突出片125が設けられている。前記突出片125は、2つの前記突出片125間に上下カバー16、18を挟み込んで、長手ピッチ方向の位置決めをするためのものである。
前記突出片125の先端には、長手ピッチ方向内側に突出した係合部127が設けられている。前記係合部127は、前記上カバー16の端部に係合することで、上下カバー16、18の高さ方向の位置決めをするためのものである。前記突出片125と前記係合部127の形状・大きさは、上下カバー16、18を位置決め、保持できればよく、その形状・大きさは役割や強度や弾性や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記突出片125のほぼ中央付近には、係止部126が設けられている。前記係止部126は前記ストレンリリーフ20と係合することで、前記ストレンリリーフ20を保持するためのものである。その形状・大きさは加工性や役割や強度等を考慮して適宜設計する。
次に、上カバー16と下カバー18について説明する。この上下カバー16、18は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
上下カバー16、18には、2種類の前記コンタクト14、15の接続部143、153が入る装着孔161、181が幅方向に4列ずつ長手ピッチ方向に0.5〜0.8mm間隔で設けられている。前記装着孔161、181は前記コンタクト14、15が入ればよく、その形状・大きさは前記コンタクト14、15の接続部143、153が入ればよく、狭ピッチ化や加工性や強度等を考慮して適宜設計している。
上下カバー16、18には、幅方向に互い違いに湾曲形状をした傾斜台164、184が長手ピッチ方向に0.5〜0.8mmピッチで設けられている。上下カバー16、18を、嵌め合わせた際に、前記傾斜台164、184同士が嵌め合わさり、前記FFCの場合に前記傾斜台164、184の端部で芯線間の絶縁物を切断している。前記傾斜台164、184の形状・大きさは、芯線間を切断や振り分けできればよく、コネクタの小型化や役割や狭ピッチ化や加工性や強度等を考慮して適宜設計される。
前記上下カバー16、18の長手ピッチ方向両端部の幅方向中央部付近には、一方のカバー側にガイド片と他方のカバー側にガイド溝とが設けられている。本実施例では、上カバー16側にガイド片163を設け、下カバー18側にガイド溝183を設けている。前記ガイド片163と前記ガイド溝183は、上下カバー16、18の嵌合(嵌め合わせる)の際に、上下カバー16、18の嵌め合わせをスムーズに行うためのものである。前記ガイド片163と前記ガイド溝183の形状・大きさは、このような役割を満足すればよく、役割やガイド性や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
前記上下カバー16、18の長手ピッチ方向両端部の幅方向両側には、一方のカバー側に位置決めピンと他方のカバー側に位置決め孔とが設けられている。本実施例では、上カバー16側に位置決めピン162を設け、下カバー18側に位置決め孔182を設けている。前記位置決めピン162と前記位置決め孔182は、上下カバー16、18の嵌合(嵌め合わせる)の際に、上下カバー16、18の位置合わせを行うためのものである。前記位置決めピン162と前記位置決め孔182の形状・大きさは、このような役割を満足すればよく、役割や位置決め性や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
まず、図7から図9に基づいて、別の第2実施例について説明する。第1実施例との相違部位についてのみ以下で説明する。本発明のポイントである相手コネクタからの抜去(取り外し)の仕方について説明する。前記部材32を手で引く(嵌合と反対方向)と前記部材32の第2解除機能部(突部)324が前記ストレンリリーフ30の第1解除機能部(凸部)304に係合することで、前記ストレンリリーフ30の第1解除機能部(凸部)304が上側に持ち上げられ、前記ストレンリリーフ30の突出部303が相手コネクタから外れて、相手コネクタから抜去(取り外し)することができる。手が入るスペースがない場合、前記部材32に取り付けられた前記プルタブ24を図8(C)の矢印「ハ」方向に水平に引くと、前記部材32の第2解除機能部(突部)324が前記ストレンリリーフ30の第1解除機能部(凸部)304に係合することにより前記ストレンリリーフ30の弾性片302を上側に持ち上げられ、前記弾性片302が上側へ変位(開く)ことで、長手方向両側の前記ストレンリリーフ30の突出部303が一方は図8(C)の矢印「ニ」方向に変位することで相手コネクタから外れて、相手コネクタから抜去(取り外し)することができる。この際には、クリック感が得られる。この際によりクリック感を得るには、更に前記突出部303と同様の突出部をある一定間隔を隔てて設けることが望ましい。
相手コネクタとの嵌合の際には、前記コネクタ10を挿入していくと、前記ストレンリリーフ30の弾性片302が上側に持ち上げられ、前記突出部303を相手コネクタ50の係止部52が乗り越え、前記弾性片302の弾性力によって元に戻り、前記突出部303が相手コネクタ50と係合することで嵌合が完了する。この際には、クリック感が得られる。
まず、部材32について説明する。この部材32は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記部材32は本体部321とその両端より嵌合方向に突出する突出片322を有している。前記部材32は略U字形状をしている。
前記本体部321には、前記プルタブ24が挿入される孔326が2つ並行に設けられている。2つ並行に孔326を設けることで、図9(B)のように折り返されて嵌合口5と反対方向に突出するようになっている。前記孔326の形状・大きさは、前記プルタブ24が入ればよく、前記プルタブ24の大きさに沿うように、強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記突出片322は略棒状であり、前記ストレンリリーフ30の弾性片302を変位させればよく、前記突出片322は破損しない程度にあまり弾性が無い方がよい。前記突出片322の形状・大きさは、その役割(前記ストレンリリーフ30の弾性片302を変位させる)や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記突出片322の先端には、前記ストレンリリーフ30の凸部304(第1解除機能部)と係合し、前記ストレンリリーフ30の突出部303が相手コネクタ50の係止部52から外すための突部324(第2解除機能部)が設けられている。前記突部324(第2解除機能部)の形状・大きさは、係合することで相手コネクタ50とのロックが解除できればよく、その役割や係合性や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。先端の形状には係合性を考え、R形状やC面取りやテーパにするとよい。
前記突出片322の先端側で、内側(突出片322の向き合い側)方向に突出した突起部325が設けられている。前記突起部325は前記ストレンリリーフ30が摺動した際の位置決め(これ以上動かないようにする)のためのものである。前記突起部325の形状・大きさ及び位置は、役割や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
次に、ストレンリリーフ30について説明する。このストレンリリーフ30は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記ストレンリリーフ30は本体301とその両端より嵌合方向に突出する弾性片302を有しており、略U字形状をしている。
前記弾性片302の先端には、下側方向(本実施例では前記相手コネクタ50の基板実装側)に突出し、前記相手コネクタ50の係止部52と係合する突出部303が設けられている。前記突出部303は、前記相手コネクタ50との嵌合時のロック部分である。前記突出部303の形状・大きさは、相手コネクタ50の係止部52と係合出来ればよく、保持力や係合性や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。先端の形状には係合性を考え、R形状やC面取りやテーパにするとよい。
また、前記弾性片302のほぼ中央付近には、前記部材32の係止部324(第2解除機能部)と係合し、前記ストレンリリーフ30の突出部303が相手コネクタ50の係止部52から外すための係合部304(第1解除機能部)が設けられている。前記係合部304(第1解除機能部)の形状・大きさは、係合することで相手コネクタ50とのロックが解除できればよく、その役割や係合性や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
さらに、前記本体部301から前記弾性片302と略並行に突出した板状片305が前記部材32の突起部325に対応するように設けられている。前記板状片305は前記ストレンリリーフ30が摺動した際の位置決め(これ以上動かないようにする)のためのものである。前記板状片305の形状・大きさ及び位置は、役割や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
まず、図10から図12に基づいて、別の第3実施例について説明する。第1実施例及び第2実施例との相違部位についてのみ以下で説明する。本発明のポイントである相手コネクタからの抜去(取り外し)の仕方について説明する。前記部材42を手で引く(嵌合と反対方向)と前記部材42の第2解除機能部(係止部)424が前記ストレンリリーフ40の第1解除機能部(係合部)404に係合することで、前記ストレンリリーフ40の第1解除機能部(係合部)404が上下方向に開き、前記ストレンリリーフ40の突出部403が相手コネクタから外れて、相手コネクタから抜去(取り外し)することができる。手が入るスペースがない場合、前記部材42に取り付けられた前記プルタブ24を図11(C)の矢印「ホ」方向に水平に引くと、前記部材42の第2解除機能部(係止部)424が前記ストレンリリーフ40の第1解除機能部(係合部)404に係合することにより前記ストレンリリーフ40の弾性片402を上下方向に開かせ、前記弾性402が開くことで、長手方向両側の前記ストレンリリーフ40の突出部403が一方は図11(C)の矢印「ヘ」方向に、他方は矢印「」と反対方向に変位することで相手コネクタから外れて、相手コネクタから抜去(取り外し)することができる。この際には、クリック感が得られる。この際によりクリック感を得るには、更に前記突出部403と同様の突出部をある一定間隔を隔てて設けることが望ましい。
相手コネクタとの嵌合の際には、前記コネクタ10を挿入していくと、前記ストレンリリーフ40の弾性片402が上下方向に開き、前記突出部403を相手コネクタ50の係止部52が乗り越え、前記弾性片403の弾性力によって元に戻り、前記突出部403が相手コネクタと係合することで嵌合が完了する。この際には、クリック感が得られる。
まず、部材42について説明する。この部材42は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記部材42は本体部421とその両端より嵌合方向に突出する突出片422を有している。前記部材42は略U字形状をしている。
前記本体部421には、前記プルタブ24が挿入される孔426が2つ並行に設けられている。2つ並行に孔426を設けることで、図12(B)のように折り返されて嵌合口5と反対方向に突出するようになっている。前記孔426の形状・大きさは、前記プルタブ24が入ればよく、前記プルタブ24の大きさに沿うように、強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記突出片422の先端には、幅方向両側に前記ストレンリリーフ40の係合部404(第1解除機能部)と係合し、前記ストレンリリーフ40の突出部403が相手コネクタ50の係止部52から外すための係止部424(第2解除機能部)が設けられている。前記係止部424(第2解除機能部)の形状・大きさは、係合することで相手コネクタ50とのロックが解除できればよく、その役割や係合性や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。先端の形状には係合性を考え、R形状やC面取りやテーパにするとよい。
前記突出片422の先端側で、内側(突出片422の向き合い側)方向に突出した突起部425が設けられている。前記突起部425は前記ストレンリリーフ40が摺動した際の位置決め(これ以上動かないようにする)のためのものである。前記突起部425の形状・大きさ及び位置は、役割や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
次に、ストレンリリーフ40について説明する。このストレンリリーフ40は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記ストレンリリーフ40は本体401とその両端より嵌合方向に突出する上下に略並行に2つの弾性片402を有しており、略U字形状をしている。
前記弾性片402の先端には、2つの弾性片402が向き合う方向に突出し、前記相手コネクタ50の係止部52と係合する突出部403が設けられている。前記突出部403は、前記相手コネクタ50との嵌合時のロック部分である。前記突出部403の形状・大きさは、相手コネクタ50の係止部52と係合出来ればよく、保持力や係合性や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。先端の形状には係合性を考え、R形状やC面取りやテーパにするとよい。
また、前記弾性片402のほぼ中央付近には、2つの弾性片402が向き合う両側方向に前記部材42の係止部424(第2解除機能部)と係合し、前記ストレンリリーフ40の突出部403が相手コネクタ50の係止部52から外すための係合部404(第1解除機能部)が設けられている。前記係合部404(第1解除機能部)の形状・大きさは、係合することで相手コネクタ50とのロックが解除できればよく、その役割や係合性や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
さらに、前記本体部401から前記弾性片402の内側に前記弾性片402と略並行に突出した板状片405が前記部材42の突起部425に対応するように設けられている。前記板状片405は前記ストレンリリーフ40が摺動した際の位置決め(これ以上動かないようにする)のためのものである。前記板状片405の形状・大きさ及び位置は、役割や強度や加工性等を考慮して適宜設計する。
本発明の活用例としては、シーケンサや基地局や自動改札機や遊技機や交換機等の電気機器や電子機器に使用されるコネクタに活用され、特に、部品点数を増やすことなく、ケーブルを処理(纏める)することができ、相手コネクタとの強固なロックができ、かつ、簡単にロックを解除できる構造に関するものである。
5 嵌合口
10 コネクタ
12 ハウジング
121 挿入孔
122 本体
123 嵌合部
124 凸部
125 突出片
126 係止部
127 係合部
14、15 コンタクト
141、151 接触部
142、152 固定部
143、153 接続部
16 上カバー
161 装着孔
162 位置決めピン
163 ガイド片
164 傾斜台
18 下カバー
181 装着孔
182 位置決め孔
183 ガイド溝
184 傾斜台
20 ストレンリリーフ
201 本体
202 弾性片
203 突出部
204 係合部(第1解除機能部)
205 段差部
22 部材
221 本体部
222 突出片
223 係止孔
224 係止部(第2解除機能部)
225 段部
226 孔
30 ストレンリリーフ
301 本体
302 弾性片
303 突出部
304 凸部(第1解除機能部)
305 板状片
32 部材
321 本体部
322 突出片
324 突部(第2解除機能部)
325 突起部
326 孔
40 ストレンリリーフ
401 本体
402 弾性片
403 突出部
404 凸部(第1解除機能部)
405 板状片
42 部材
421 本体部
422 突出片
424 突部(第2解除機能部)
425 突起部
426 孔
24 プルタブ
50 相手コネクタ
52 係止部

Claims (4)

  1. 相手コネクタと着脱自在に嵌合するコネクタであって、
    前記相手コネクタと接触する接触部とケーブルと接続する接続部を有する複数のコンタクトと、
    該コンタクトが保持・配列される挿入孔を有するハウジングと、
    前記コンタクトの接続部が入る装着孔を有する上カバー及び下カバーと、
    前記ケーブルを纏め、整列保持するストレンリリーフと
    前記相手コネクタとのロックを解除する部材とを備えるコネクタにおいて
    前記ストレンリリーフには前記部材が装着され、
    前記ストレンリリーフは、長手ピッチ方向両側で幅方向の一方側に一方方向(相手コネクタの嵌合方向)に突出する弾性片を有するとともに前記弾性片の先端に前記ロックの手段として高さ方向と垂直に突出する突出部を有し、高さ方向のほぼ中央付近に凸部を有し、
    前記部材は、長手ピッチ方向両側に一方方向(相手コネクタの嵌合方向)に突出する突出片を有するとともに前記突出片の先端に前記凸部と逆方向に突出する突部を有し、
    前記部材を前記相手コネクタの嵌合方向と逆方向に引くことにより、前記突部が前記凸部に作用して前記ストレンリリーフのロック手段(突出部)が解除される構造であることを特徴とするコネクタ。
  2. 相手コネクタと着脱自在に嵌合するコネクタであって、
    前記相手コネクタと接触する接触部とケーブルと接続する接続部を有する複数のコンタクトと、
    該コンタクトが保持・配列される挿入孔を有するハウジングと、
    前記コンタクトの接続部が入る装着孔を有する上カバー及び下カバーと、
    前記ケーブルを纏め、整列保持するストレンリリーフと、
    前記相手コネクタとのロックを解除する部材と、を備えるコネクタにおいて、
    前記ストレンリリーフには前記部材が装着され、
    前記ストレンリリーフは、長手ピッチ方向両側で幅方向両側に一方方向(相手コネクタの嵌合方向)に突出する2つの弾性片を有するとともに前記弾性片の先端に前記ロックの手段として高さ方向と垂直に互いに向き合うように突出する突出部を有し、高さ方向のほぼ中央付近に凸部を有し、
    前記部材は、長手ピッチ方向両側で幅方向ほぼ中央付近から一方方向(相手コネクタの嵌合方向)に突出する突出片を有するとともに前記突出片の先端に前記凸部と対向し突出する突部を有し、
    前記部材を前記相手コネクタの嵌合方向と逆方向に引くことにより、前記突部が前記凸部に作用して前記ストレンリリーフのロック手段(突出部)が解除される構造であることを特徴とするコネクタ。
  3. 可撓性を有する薄肉のプルタブを、前記部材に一体若しくは別体に設け、前記プルタブを前記相手コネクタの嵌合方向と逆方向に引くことにより、前記突部が前記凸部に作用して前記ストレンリリーフのロック手段(突出部)が解除される構造であることを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ。
  4. 前記部材の移動量を制限する移動制限手段を設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタ。
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