JP4368342B2 - 電線対基板コネクタ - Google Patents

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本発明は、電線対基板コネクタに関するものである。
従来、ケーブル等の電線をプリント回路基板等の回路基板に接続するために電線対基板コネクタが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。このような電線対基板コネクタは、一方のコネクタが回路基板に実装され、ケーブルの端部に接続された他方のコネクタと嵌(かん)合する。
図9は従来の電線対基板コネクタにおける電線用コネクタを示す斜視図である。
図において、301は電線用コネクタであり、図示されない回路基板に実装されている基板用コネクタに嵌合されるようになっている。前記電線用コネクタ301は、合成樹脂等の絶縁性材料によって形成された概略直方体の箱状のハウジング304を有し、該ハウジング304の後端部303には、図示されない複数のケーブルの端部が並列に配列され接続されている。そして、前記ハウジング304の先端部302が基板用コネクタに嵌合されることによって、前記ケーブルの各々が、電線用コネクタ301及び基板用コネクタを介して、回路基板の表面に形成された導電トレースの各々に電気的に接続される。
また、前記電線用コネクタ301は、ハウジング304の一側面に一体的に形成されたポジティブロック用のロック部材305を有する。該ロック部材305は、弾性を備え、ハウジング304の幅方向(図における横方向)に関して中央に形成され、電線用コネクタ301が基板用コネクタに嵌合されると、該基板用コネクタのロック部材と相互に係合することによって、電線用コネクタ301と基板用コネクタとをロックする。これにより、電線用コネクタ301が基板用コネクタから外れることが防止される。
なお、前記ロック部材305には、解除レバー306が一体的に接続されている。そして、電線用コネクタ301を基板用コネクタから取外す必要があるときには、オペレータの手指等によって前記解除レバー306をハウジング304の一側面に押付けるように操作することにより、ロック部材305を作動させて、基板用コネクタのロック部材との係合を解除させる。
特開2003−308925号公報
しかしながら、前記従来の電線対基板コネクタにおいては、電線用コネクタ301の中央部の一箇所のみにロック部材305が配設されているので、電線用コネクタ301に接続されているケーブルが引張られた場合に、ハウジング304の端部が変形して基板用コネクタから浮上がり、端子同士が不接触となってしまうことがある。
一般に、電気装置、電子装置等の組立工程において、基板に実装された基板用コネクタに電線用コネクタを嵌合する場合、前記基板はフレーム等に取付けられて拘束されており、電線用コネクタに接続されているケーブルの他端は、他の基板に実装された基板用コネクタに嵌合された他の電線用コネクタに接続されて拘束されている。また、ケーブルは必要最低限の長さに設定されている。そのため、組立工程におけるオペレータが基板用コネクタに電線用コネクタを嵌合する際には、ケーブルの取回しに余裕がないので、基板用コネクタに嵌合された他の電線用コネクタに他端が接続されているケーブルを引張る場合がある。
このような場合、ケーブルの他端が前記従来の電線対基板コネクタの電線用コネクタ301に接続されていると、ロック部材305が中央部にしか配設されていないので、合成樹脂等から成るハウジング304の端部がケーブルを介する引張り力を受けて変形し、基板用コネクタから浮上がってしまうことがある。特に、電線用コネクタ301の幅方向のいずれかの方向にケーブルが引張られると、ハウジング304における反対方向寄りの部分がロック部材305を回動中心とする片持梁(はり)(カンチレバー)のように変形し、ハウジング304の端部が基板用コネクタから浮上がりやすくなり、電線用コネクタ301と基板用コネクタの端子との接触が離れてしまう。この傾向は、電線対基板コネクタの極数が多く、幅が広くなるほど、顕著になる。
もっとも、ハウジングの幅方向両側の端面にポジティブロック用のロック部材を取付けた電線対基板コネクタも提案されている。しかし、このような電線対基板コネクタにおいては、ロック部材自体の寸法に加えて、ロック部材を操作するための治具やオペレータの手指等を入れるためのスペースを幅方向両側に確保する必要があるので、電線対基板コネクタの幅方向の専有スペースが大きくなってしまう。また、電線用コネクタを基板用コネクタから取外すときには、両側のロック部材を操作する必要があるので、電線対基板コネクタの極数が多く、幅が広くなると、ロック部材の操作が困難になってしまう。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、第1コネクタの長手方向に延在する側面の両端近傍にロック部材を配設するとともに、ロック部材を連結部材によって連結することにより、電線によって引張られたときでも、第1コネクタが変形することがなく、第2コネクタから外れてしまうことがなく、かつ、ロック部材の操作を容易に行うことができ、専有スペースを小さくすることができる信頼性の高い電線対基板コネクタを提供することを目的とする。
そのために、本発明の電線対基板コネクタにおいては、第1端子が配設された第1ハウジングを備える第1コネクタと、前記第1ハウジングと嵌合する第2ハウジング、及び、該第2ハウジングに配設され、前記第1端子と接続される第2端子を備える第2コネクタとを有する電線対基板コネクタであって、前記第1ハウジングは、長手方向に延在する側面に長手方向に間隔を開けて形成された複数のロック用腕部を備え、前記第2ハウジングは、長手方向に延在する側面に形成され、前記ロック用腕部と係合する複数のロック用膨出部を備え、前記複数のロック用腕部は、長手方向に延在する連結部材によって自由端が互いに連結され、前記ロック用腕部は、前記連結部材を前記側面に近付けるように移動させることによって弾性変形し、前記ロック用膨出部との係合を解除し、前記第1ハウジングは、前記側面に形成され、前記連結部材に近接して長手方向に延在する壁部材を備え、該壁部材の上端は、前記ロック用腕部がロック用膨出部との係合を解除するときの連結部材の上端よりも高い位置にある。
本発明の更に他の電線対基板コネクタにおいては、さらに、前記ロック用腕部は、上面に形成された係合用突起部を備え、前記ロック用膨出部は、上面に形成され、前記係合用突起部と係合する係合用横桟部を備える。
本発明の更に他の電線対基板コネクタにおいては、さらに、前記第1コネクタは電線の端部に接続され、前記第2コネクタは基板に実装される。
本発明によれば、電線対基板コネクタは、第1コネクタの長手方向に延在する側面の両端近傍にロック部材を配設するとともに、ロック部材を連結部材によって連結するようになっている。そのため、電線によって引張られたときでも、第1コネクタが変形することがなく、第2コネクタから外れてしまうことがなく、かつ、ロック部材の操作を容易に行うことができ、専有スペースを小さくすることができ、信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における電線対基板コネクタを示す斜視図であり嵌合前の状態を示す図、図2は本発明の実施の形態における電線用コネクタの短手方向側面図、図3は本発明の実施の形態における電線用コネクタの部分断面図であり図1のY−Y矢視部分断面図、図4は本発明の実施の形態における電線用コネクタの部分断面図であり図1のZ−Z矢視部分断面図である。
図1において、10は、本実施の形態の電線対基板コネクタにおける第2コネクタとしての基板用コネクタであり、図示されない回路基板に実装される。また、30は、本実施の形態の電線対基板コネクタにおける第1コネクタとしての電線用コネクタであり、複数の電線32を備えるケーブルの端部に接続され、前記ケーブルを基板用コネクタ10に電気的に接続するために使用される。なお、本実施の形態において、電線用コネクタ30は、図1に示されるような断面円形の電線32を備えるケーブルを接続するためのものでなく、フレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)、フレキシブル回路基板(FPC:Flexible Printed Circuit)等の平板状可撓(とう)性ケーブルを接続するためのものであってもよい。また、本実施の形態において、基板用コネクタ10及び電線用コネクタ30の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、基板用コネクタ10及び電線用コネクタ30が図に示される姿勢である場合に適切であるが、基板用コネクタ10及び電線用コネクタ30の姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
ここで、前記基板用コネクタ10は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成され、前記電線用コネクタ30と嵌合する第2ハウジングとしてのハウジング11と、該ハウジング11の背板17を貫通するように取付けられた金属製の第2端子としての端子12とを有する。
前記ハウジング11の背板17には該背板17を貫通する端子嵌入孔(こう)が形成され、前記端子12は、前記電線用コネクタ30の第1端子としての電線用端子33と接触するとともに、回路基板に接続される部材であり、端子嵌入孔に嵌(はめ)込まれることによって、ハウジング11の背板17に取付けられている。図示される例において、端子12は、合計40本がピッチ2.0〔mm〕で2列となるように配列されているが、端子12の本数、ピッチ、列数は任意に変更することができ、例えば、1列又は3列以上となるように配列されていてもよい。なお、必ずしもすべての端子嵌入孔に端子12が嵌込まれる必要はなく、電線用コネクタ30の電線32の配列に対応させて、端子12を適宜省略することができる。
そして、前記ハウジング11は、外形が概略直方体の箱状の部材であり、相手側コネクタである電線用コネクタ30に対向する対向面18には、図示されない挿入口が開放され、電線用コネクタ30が挿入される挿入凹部を内側に有する。挿入凹部は、前記ハウジング11の外形と同様に概略直方体の形状であり、背面が背板17の内面によって画定され、側面が前記背板17に対して立設するハウジング11の側壁の内面によって画定される。そして、前記ハウジング11の長手方向の両端面には、ハウジング11を回路基板に固定する部材である金属製のネイル15が取付けられている。
本実施の形態において、前記基板用コネクタ10は、いわゆるライトアングルタイプのコネクタであり、回路基板に対して横向きの状態で、図1における下側の面が回路基板表面に当接するようにして実装される。そのため、前記挿入凹部は回路基板に対して平行に延在し、背板17及び対向面18は回路基板に対してほぼ垂直となる。なお、前記基板用コネクタ10は、ライトアングルタイプに限定されるものではなく、いわゆるストレートタイプのコネクタであってもよい。この場合、前記挿入凹部は、対向面18に形成された挿入口が上を向いて開口し、回路基板に対して垂直に延在する。また、背板17が回路基板表面に当接又は対面するようにして実装される。ここでは、説明の都合上、基板用コネクタ10が、いわゆるライトアングルタイプのコネクタである場合についてのみ説明する。
また、前記ハウジング11の長手方向に延在する上側面には、電線用コネクタ30のロック用腕部35と係合して、ケーブルの端部と一体になった電線用コネクタ30をロックするためのロック部材として、一対のロック用膨出部14が、長手方向に間隔を開けて一体的に形成されている。そして、前記ロック用膨出部14は、ハウジング11の長手方向の両端近傍に各々形成されている。前記ロック用膨出部14の上面には、前記ロック用腕部35の係合用突起部35aと係合する係合用横桟部14aが対向面18側端に形成されている。なお、ロック用膨出部14上面の係合用横桟部14aを除く部分は開放されている。また、ロック用膨出部14の背板17寄りの位置には、ロック用腕部35の位置決めを行うストッパ部14bが形成されている。さらに、前記ハウジング11上側面の対向面18側端には、ハウジング11の強度を増加させるために、上方に向けて突出し、長手方向に延在して一対のロック用膨出部14を接続する壁状のリブ部材16が一体的に形成されている。該リブ部材16の高さはロック用膨出部14の高さと等しく、リブ部材16上面は係合用横桟部14a上面と同一面を形成する。
一方、前記電線用コネクタ30は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成された第1ハウジングとしてのハウジング31を有する。そして、該ハウジング31は、外形が概略直方体の箱状の部材であり、相手側コネクタである基板用コネクタ10に対向する対向面36を先端にして、基板用コネクタ10のハウジング11の挿入凹部に挿入されるようになっている。
また、前記ハウジング31は、対向面36に開口された端子収容孔36aを内部に有する。該端子収容孔36aは、ハウジング31の対向面36から電線32が挿入される背面34の内側まで連通する連通孔であり、電線32の端部に接続された電線用端子33を収容する。なお、該電線用端子33は、端子収容孔36aの壁面と係合し、抜出し不能に収容されることが望ましい。そして、前記電線用端子33は、基板用コネクタ10の端子12と同様に配列され、対応する端子12と接続される。
さらに、前記ハウジング31の長手方向に延在する上側面には、基板用コネクタ10のロック用膨出部14と係合して基板用コネクタ10にロックされた状態となるためのロック部材として、一対のロック用腕部35が長手方向に間隔を開けて一体的に形成されている。そして、前記ロック用腕部35は、ハウジング31の長手方向の両端近傍に各々形成されている。ロック用腕部35は、対向面36側の端部が湾曲部35bを介してハウジング31の上側面に接続され、背面34側の端部が自由端になっているカンチレバー状の部材であり、前記ロック用膨出部14の係合用横桟部14aと係合するために、一体的に形成された上方に向けて突出する係合用突起部35aを上面に備える。
そして、基板用コネクタ10と電線用コネクタ30とが嵌合した状態では、電線用コネクタ30のハウジング31の大部分は基板用コネクタ10のハウジング11内に挿入されて収容された状態となり、ロック用腕部35もロック用膨出部14内に収容された状態で係合用突起部35aが係合用横桟部14aと係合してロックされる。すなわち、基板用コネクタ10に挿入される電線用コネクタ30のロック部材が基板用コネクタ10のロック部材の内部に挿入されてロックされるインナーロック式の嵌合が行われる。その際、電線用コネクタ30をオペレータが手指等によって操作して基板用コネクタ10に嵌合させる際に、係合用突起部35aが係合用横桟部14aと係合してロックされたことによるクリック感をオペレータは感じることができる。また、ロック用膨出部14上面の係合用横桟部14aを除く部分は開放されているので、外方からの目視によって係合用突起部35aが係合用横桟部14aと係合していることを確認することができる。そのため、電線用コネクタ30が基板用コネクタ10に確実に嵌合されてロックされたことを容易に確認することができる。
本実施の形態において、基板用コネクタ10のロック用膨出部14と電線用コネクタ30のロック用腕部35とから成るロック機構は、いわゆるポジティブロックであり、ロックする際には、ロック用膨出部14もロック用腕部35も操作する必要がないが、ロックを解除する際には、オペレータの手指等によってロック用腕部35を操作する必要がある。そこで、一対のロック用腕部35を操作することができるように、該ロック用腕部35を連結する連結部材37が配設されている。該連結部材37は、ハウジング31の長手方向に延在し、両端がロック用腕部35の自由端に一体的に接続され、一対のロック用腕部35を同時に操作するための操作桿(かん)として機能する。
また、ハウジング31の上側面の背面34寄りの位置には、上方に向けて突出し、ハウジング31の長手方向に延在する壁部材38が一体的に形成されている。該壁部材38は、一対のロック用腕部35の間において、連結部材37に近接した位置で、該連結部材37と平行になるように配設されている。また、壁部材38の長手方向の両端は、ロック用腕部35に近接してはいるが、ロック用腕部35から切離されている。そのため、ロック用腕部35及び連結部材37は、壁部材38と干渉せずに作動することができる。さらに、ハウジング31の上側面の背面34寄りの位置であって各ロック用腕部35の外側には、上方に向けて突出する保護突起39が一体的に形成されている。該保護突起39は、ロック用腕部35から切離されているので、ロック用腕部35及び連結部材37は、保護突起39と干渉せずに作動することができる。
ここで、保護突起39の上端の位置は、図2に示されるように、ロック用腕部35の係合用突起部35aの上端と同等か、それよりわずかに高い程度に設定されている。また、連結部材37の上端の位置は、図3に示されるように、保護突起39の上端の位置と同一であり、ロック用腕部35の係合用突起部35aの上端と同等か、それよりわずかに高い程度に設定されている。さらに、壁部材38の上端の位置は、図4に示されるように、ロック用腕部35の上面の位置より高く、係合用突起部35aの上端と同等であり、保護突起39及び連結部材37の上端の位置と同等か、それよりわずかに低い程度に設定されている。
次に、前記電線用コネクタ30を基板用コネクタ10に嵌合する動作について説明する。
図5は本発明の実施の形態における嵌合した状態の基板用コネクタ及び電線用コネクタの部分断面図であり図1のY−Y矢視部分断面に対応する断面図、図6は本発明の実施の形態における嵌合した状態の基板用コネクタ及び電線用コネクタの部分断面図であり図1のZ−Z矢視部分断面に対応する断面図である。
電線用コネクタ30を回路基板に実装された基板用コネクタ10に嵌合する場合には、電線用コネクタ30をオペレータが手指等によって操作して、図1に示されるように、電線用コネクタ30の対向面36が基板用コネクタ10の対向面18に向合うように位置させる。なお、ロック用腕部35の形成された側面が基板用コネクタ10におけるロック用膨出部14の形成された側面と同一方向を向くように、電線用コネクタ30の向きが調整される。そして、電線用コネクタ30を回路基板と平行に移動させ、電線用コネクタ30を基板用コネクタ10のハウジング11の挿入凹部に挿入し、電線用コネクタ30を基板用コネクタ10に嵌合させる。
この際、電線用コネクタ30のロック用腕部35は基板用コネクタ10のロック用膨出部14内に挿入される。そして、図5に示されるように、係合用突起部35aが係合用横桟部14aと係合してロックされる。これにより、電線用コネクタ30が基板用コネクタ10から外れることが防止される。なお、ロックする際、オペレータは、ロック用膨出部14もロック用腕部35も操作する必要がないが、係合用突起部35aが係合用横桟部14aと係合してロックされたことによるクリック感をオペレータは感じることができる。また、電線用コネクタ30が基板用コネクタ10に嵌合されてロックされた状態においては、図5に示されるように、ロック用腕部35の対向面36側の端部がストッパ部14bに当接する。さらに、図6に示されるように、電線用コネクタ30の壁部材38が基板用コネクタ10のリブ部材16に近接した状態となる。そして、ロック用膨出部14上面の係合用横桟部14aを除く部分は開放されているので、外方からの目視によって係合用突起部35aが係合用横桟部14aと係合していることを確認することができ、電線用コネクタ30が基板用コネクタ10に確実に嵌合されてロックされたことを容易に確認することができる。
次に、嵌合を解除して、前記電線用コネクタ30を基板用コネクタ10から取外す動作について説明する。
図7は本発明の実施の形態における嵌合を解除する際の基板用コネクタ及び電線用コネクタの部分断面図であり図1のY−Y矢視部分断面に対応する断面図である。
電線用コネクタ30と基板用コネクタ10との嵌合を解除して電線用コネクタ30を基板用コネクタ10から取外す場合には、オペレータが手指等によって連結部材37を下方向に押下げ、すなわち、ハウジング31の上側面に近付けるように移動させることによって、ロック用腕部35を弾性的に変形させて、係合用突起部35aと係合用横桟部14aとの係合を解除させる。この場合、図7に示されるように、係合用突起部35aの上端の位置が、係合用横桟部14aの下面の位置よりも低くなるまでロック用腕部35を弾性的に変形させて、係合用突起部35aと係合用横桟部14aとの係合を解除可能な状態として、電線用コネクタ30を基板用コネクタ10から離れる方向(図7における右方向)に移動させる。ここで、連結部材37の両端が各々ロック用腕部35の自由端に接続されているので、連結部材37を一箇所で操作して押下げることによって、一対のロック用腕部35を同時に変形させ、係合用突起部35aと係合用横桟部14aとの係合を左右同時に解除可能な状態とすることができる。これにより、電線用コネクタ30を基板用コネクタ10から取外すことができる。
なお、連結部材37に近接した位置に、上端の位置が連結部材37の上端の位置と同程度に設定された壁部材38が配設されているので、該壁部材38が連結部材37の操作を阻害するとも考えられるが、オペレータが指の平によって連結部材37を操作する場合には、指の平が弾力性を備えて自在に変形するので、壁部材38が連結部材37の操作を阻害することはない。すなわち、オペレータが指の平で連結部材37の上面を押す際に指の平の一部分が壁部材38の上端に当接しても、その部分が変形して壁部材38の食込みを許容するので、連結部材37を押下げる指の動作に支障を来すことがなく、オペレータは壁部材38の存在に留意することなく、ロックを解除させるための操作を行うことができる。
次に、本実施の形態におけるロック機構の機能について説明する。ここでは、電線32が引張られたときの電線用コネクタ30の変形を防止する機能について説明する。
図8は本発明の実施の形態における電線対基板コネクタの上面図であり電線が引張られたときの状態を比較する図である。なお、図8(a)は比較例を示し、図8(b)は本発明の実施の形態における電線対基板コネクタを示している。
「発明が解決しようとする課題」において説明したように、一般に、基板用コネクタに嵌合された電線用コネクタに接続されている電線が引張られる場合がある。このような場合、図8(a)に比較例として示されている電線対基板コネクタにおいては、中央部に一つだけ配設されたロック部材によってロックされているので、端子同士の接触が離れてしまうことがある。すなわち、図示されない基板に実装された基板用コネクタは、ハウジング51の上側面の中央部に形成されたロック部材としてのロック用膨出部54を一つだけ備え、電線用コネクタは、ハウジング52の上側面の中央部に形成されたロック部材としてのロック用腕部53を一つだけ備える。そして、電線用コネクタが基板用コネクタに嵌合されると、ロック用腕部53とロック用膨出部54とが係合してロックされた状態になるので、電線用コネクタが基板用コネクタから外れることが防止される。しかし、比較例においては、電線用コネクタに接続された電線55が引張られた場合、特に、図8(a)において矢印Eで示されるように、電線用コネクタの長手方向に引張られた場合、ハウジング52の電線55を引張る方向と反対側の端部が変形し、基板用コネクタから浮上がってしまうことがある。
通常、ハウジング52は、合成樹脂等から成り、金属と比較すると、剛性が低くて変形しやすいので、電線55が矢印Eで示されるように引張られると、電線55を引張る方向と反対側におけるロック用腕部53によってロックされていない部分が、ロック用腕部53を回動中心とするカンチレバーのように変形し、図8(a)における上方に浮上がってしまう。この場合、変形して浮上がる量は、カンチレバーと同様に、回動中心、すなわち、ロック用腕部53によってロックされている部分から離れる程大きくなる。そして、比較例において、ロックされている部分から最も外側の電線55がハウジング52に接続されている部分までの距離Dは、非常に長くなっている。そのため、ハウジング52の端部が浮上がる量Cは非常に大きくなっており、電線用コネクタの端子が基板用コネクタの端子から外れて、接続されない状態となる可能性がある。
これに対し、本実施の形態においては、図8(b)に示されるように、両端近傍に配設された一対のロック部材によって、電線用コネクタ30が基板用コネクタ10にロックされている。すなわち、図示されない回路基板に実装された基板用コネクタ10は、ハウジング11の上側面の両端近傍に形成された一対のロック用膨出部14を備え、電線用コネクタ30は、ハウジング31の上側面の両端近傍に形成された一対のロック用腕部35を備える。そして、電線用コネクタ30が基板用コネクタ10に嵌合されると、ロック用腕部35とロック用膨出部14とが係合してロックされた状態になるので、電線用コネクタ30が基板用コネクタ10から外れることが防止される。本実施の形態においては、ロック用膨出部14及びロック用腕部35が両端近傍に配設されているので、ロック用膨出部14及びロック用腕部35によってロックされている部分から最も外側の電線32がハウジング31に接続されている部分までの距離D’は、非常に短くなっている。そのため、電線32が矢印Eで示されるように引張られても、ハウジング31の端部が浮上がる量C’が非常に小さいので、電線用コネクタ30の電線用端子33が基板用コネクタ10の端子12から外れることがない。
次に、壁部材38の機能について説明する。なお、壁部材38は、ハウジング31の強度を増加させるリブとしての機能も有するが、ここでは、それ以外の機能について説明する。
製造された電線用コネクタ30を長期間に亘(わた)り保存する場合、複数の電線32から成るケーブルの端部を接続した状態、すなわち、ハーネス状態で保存することがある。この場合、電線用コネクタ30の上に他の電線用コネクタ30に接続されたケーブルを載置するようにして、ハーネス状態の電線用コネクタ30を多数積重ねて保存される。このような保存状態では、連結部材37上にケーブルが載置されるので、連結部材37に接続されたロック用腕部35は、継続して下向きの力を受け続け、押下げられて弾性変形した状態を長期間に亘り維持することとなる。
ここで、ロック用腕部35は、合成樹脂等から成る部材であるので、高温環境下で長期間に亘り応力を受け続けると、熱クリープ変形を引起こす可能性がある。そのため、夏期の倉庫内のような高温環境下で、電線用コネクタ30を長期間に亘りハーネス状態で保存すると、熱クリープ変形によって、ロック用腕部35が押下げられた状態から回復することができなくなる可能性がある。その場合、ロック用腕部35上面の位置が下がってしまい、係合用突起部35aが係合用横桟部14aと確実に係合することができず、ロックが不十分なものとなってしまう。
しかし、本実施の形態においては、壁部材38が連結部材37に近接して配設されているので、該連結部材37上に載置されたケーブルを壁部材38が下から支持することができ、連結部材37に接続されたロック用腕部35が大きく押下げられて変形した状態を長期間に亘り維持することを防止することができる。前述のように、壁部材38の上端の位置は、連結部材37の上端の位置と同程度に設定されている。そのため、連結部材37上にケーブルが載置されても、連結部材37がわずかに下降すれば、壁部材38の上端がケーブルを下から支持するので、それ以上に連結部材37が押下げられることがなく、該連結部材37に接続されたロック用腕部35も、わずかに押下げられるだけであり、大きく押下げられることはない。したがって、ロック用腕部35が押下げられとしても、わずかに押下げられるだけであり、仮に熱クリープ変形によって、その状態から回復することができなくなったとしても、ロック用腕部35上面の位置が十分に高いので、係合用突起部35aが係合用横桟部14aと確実に係合することができ、ロックは十分なものとなる。この場合、ロック用腕部35は、更に下方向に弾性変形する余地を十分に残しているので、係合用突起部35aを係合用横桟部14aと確実に係合させることができるとともに、係合用突起部35aと係合用横桟部14aとの係合を左右同時に解除可能な状態とすることができる。
なお、本実施の形態においては、壁部材38の上端の位置が、連結部材37の上端の位置と同等か、それよりわずかに低い程度に設定されている例について説明したが、壁部材38の上端の位置は、所定の条件を満たせば任意に設定することができる。
まず、図7に示される例において、ロック用腕部35のハウジング31の上側面への接続部分から壁部材38の上端までの寸法をAとする。また、係合用突起部35aの上端の位置が係合用横桟部14aの下面の位置よりも低くなるまでロック用腕部35を弾性的に変形させた状態において、該ロック用腕部35のハウジング31の上側面への接続部分から連結部材37の上端までの寸法をBとする。そして、仮に熱クリープ変形によって、ロック用腕部35が押下げられた状態から回復することができなくなったとしても、係合用突起部35aが係合用横桟部14aと確実に係合することができればよいと考えることができる。してみると、A>Bの条件を満たすのであれば、連結部材37上に載置されたケーブルは壁部材38の上端の位置から下がることがないので、前記ケーブルによってロック用腕部35が押下げられた状態であっても、係合用突起部35aが係合用横桟部14aと係合することができる。したがって、壁部材38の上端の位置は、A>Bの条件を満たせば任意に設定することができる。
このように、本実施の形態において、電線用コネクタ30のハウジング31は、長手方向に延在する側面に長手方向に間隔を開けて形成された一対のロック用腕部35を備え、基板用コネクタ10のハウジング11は、長手方向に延在する側面に形成され、前記ロック用腕部35と係合する一対のロック用膨出部14を備え、前記ロック用腕部35は、長手方向に延在する連結部材37によって自由端が互いに連結されている。
そのため、ロック用膨出部14及びロック用腕部35によってロックされている部分から最も外側の電線32はハウジング31に接続されている部分までの距離が短いので、電線32が引張られても、ハウジング31の端部が浮上がる量が非常に小さいので、電線用コネクタ30の電線用端子33が基板用コネクタ10の端子12から外れることがない。
また、連結部材37によって各ロック用腕部35の自由端が互いに接続されているので、連結部材37を一箇所で操作して押下げることにより、一対のロック用腕部35を同時に変形させ、係合用突起部35aと係合用横桟部14aとの係合を左右同時に解除可能な状態とすることができる。これにより、簡単な操作で電線用コネクタ30を基板用コネクタ10から容易に取外すことができる。
さらに、電線用コネクタ30のハウジング31は、長手方向に延在する側面に形成され、連結部材37に近接して長手方向に延在する壁部材38を備える。そのため、連結部材37上にケーブルが載置されても、壁部材38の上端がケーブルを下から支持するので、それ以上に連結部材37が押下げられることがなく、ロック用腕部35も大きく押下げられることはない。これにより、電線用コネクタ30を長期間に亘り高温環境下で保存する場合でも、熱クリープ変形によって、ロック用腕部35がロック用膨出部14と係合不能になることがない。
なお、本実施の形態においては、ロック用膨出部14及びロック用腕部35が各々一対である場合について説明したが、ロック用膨出部14及びロック用腕部35の数は、複数であれば、いくつであってもよい。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における電線対基板コネクタを示す斜視図であり嵌合前の状態を示す図である。 本発明の実施の形態における電線用コネクタの短手方向側面図である。 本発明の実施の形態における電線用コネクタの部分断面図であり図1のY−Y矢視部分断面図である。 本発明の実施の形態における電線用コネクタの部分断面図であり図1のZ−Z矢視部分断面図である。 本発明の実施の形態における嵌合した状態の基板用コネクタ及び電線用コネクタの部分断面図であり図1のY−Y矢視部分断面に対応する断面図である。 本発明の実施の形態における嵌合した状態の基板用コネクタ及び電線用コネクタの部分断面図であり図1のZ−Z矢視部分断面に対応する断面図である。 本発明の実施の形態における嵌合を解除する際の基板用コネクタ及び電線用コネクタの部分断面図であり図1のY−Y矢視部分断面に対応する断面図である。 本発明の実施の形態における電線対基板コネクタの上面図であり電線が引張られたときの状態を比較する図である。 従来の電線対基板コネクタにおける電線用コネクタを示す斜視図である。
符号の説明
10 基板用コネクタ
11、31、51、52、304 ハウジング
12 端子
14、54 ロック用膨出部
14a 係合用横桟部
14b ストッパ部
15 ネイル
16 リブ部材
17 背板
18、36 対向面
30、301 電線用コネクタ
32、55 電線
33 電線用端子
34 背面
35、53 ロック用腕部
35a 係合用突起部
35b 湾曲部
36a 端子収容孔
37 連結部材
38 壁部材
39 保護突起
302 先端部
303 後端部
305 ロック部材
306 解除レバー

Claims (3)

  1. (a)第1端子が配設された第1ハウジングを備える第1コネクタと
    (b)前記第1ハウジングと嵌合する第2ハウジング、及び、該第2ハウジングに配設され、前記第1端子と接続される第2端子を備える第2コネクタとを有する電線対基板コネクタであって、
    (c)前記第1ハウジングは、長手方向に延在する側面に長手方向に間隔を開けて形成された複数のロック用腕部を備え、
    (d)前記第2ハウジングは、長手方向に延在する側面に形成され、前記ロック用腕部と係合する複数のロック用膨出部を備え、
    (e)前記複数のロック用腕部は、長手方向に延在する連結部材によって自由端が互いに連結され
    (f)前記ロック用腕部は、前記連結部材を前記側面に近付けるように移動させることによって弾性変形し、前記ロック用膨出部との係合を解除し、
    (g)前記第1ハウジングは、前記側面に形成され、前記連結部材に近接して長手方向に延在する壁部材を備え、
    (h)該壁部材の上端は、前記ロック用腕部がロック用膨出部との係合を解除するときの連結部材の上端よりも高い位置にあることを特徴とする電線対基板コネクタ。
  2. 前記ロック用腕部は、上面に形成された係合用突起部を備え、前記ロック用膨出部は、上面に形成され、前記係合用突起部と係合する係合用横桟部を備える請求項に記載の電線対基板コネクタ。
  3. 前記第1コネクタは線の端部に接続され、前記第2コネクタは基板に実装される請求項1又は2に記載の電線対基板コネクタ。
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