JP5335630B2 - 電線対基板コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電線対基板コネクタに関するものである。
従来、ケーブル等の電線をプリント回路基板等の回路基板に接続するために電線対基板コネクタが使用されている。このような電線対基板コネクタは、電線用コネクタが基板用コネクタに対して傾いた姿勢のままで電線用コネクタを基板用コネクタの開口から挿入しようとすると、電線用コネクタのハウジングが基板用コネクタの端子に押付けられ、該端子が折曲がったり、破断したりしてしまうことがあった。
一般に、電気装置、電子装置等の組立工程において、回路基板に実装された基板用コネクタに電線用コネクタを嵌(かん)合する場合、前記回路基板はフレーム等に取付けられて拘束されており、電線用コネクタに接続されているケーブルの他端は他の回路基板等に接続されて拘束されている。また、ケーブルは必要最低限の長さに設定されている。そのため、組立工程におけるオペレータが基板用コネクタに電線用コネクタを嵌合する際には、ケーブルの取回しに余裕がないので、電線用コネクタを基板用コネクタに対して傾いた姿勢に保持して、電線用コネクタを基板用コネクタの開口から挿入してしまう場合がある。
このような場合、基板用コネクタの開口の幅が十分に広いと、電線用コネクタの長手方向の軸を基板用コネクタの長手方向の軸に対して傾けても、その長手方向の角を基板用コネクタの開口から挿入することができてしまう。すると、電線用コネクタのハウジングの角が基板用コネクタの開口内に進入して基板用コネクタの端子に押付けられる。これにより、端子が折曲がったり、破断したりしてしまう。
そこで、端子の破損を防止するために、基板用コネクタの開口内に壁部材を配設する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図23は従来の電線対基板コネクタの嵌合動作を示す斜視図である。
図において、991は図示されない導電トレースを備える回路基板であり、基板用コネクタが実装されている。該基板用コネクタは、絶縁性材料によって形成された基板側ハウジング911と、該基板側ハウジング911内に配設された複数の基板側端子961とを有する。なお、該基板側端子961は、ピンタイプの端子であって、外壁部材917の間に2列になるように配設される。そして、基板側端子961は、各基板側ハウジング911の底面を貫通して下方へ突出し、その突出端が前記回路基板991に形成されたスルーホールに挿入され、はんだ付等によって固定されている。
また、811は図示されない電線の終端に接続された電線用コネクタのハウジングである電線側ハウジングであり、絶縁性材料によって形成される。なお、電線側ハウジング811は、図示されない複数の端子収容開口を備え、各端子収容開口内に図示されない電線側端子が収容されている。そして、電線用コネクタと基板用コネクタとが嵌合されると、各端子収容開口内に対応する基板側端子961の先端が進入して対応する電線側端子と接触する。
さらに、基板用コネクタは基板側端子961の列の間に配設された内壁部材921を有し、また、電線用コネクタは電線側ハウジング811の両端において外側に突出するように形成された張出部821をそれぞれ有する。そして、基板用コネクタに電線用コネクタを嵌合する際に、電線用コネクタが基板用コネクタに対して傾いた姿勢となった場合には、張出部821を含む電線側ハウジング811の端部が基板側ハウジング911の外壁部材917及び内壁部材921に当接する。これにより、電線側ハウジング811が基板側端子961の先端に当接することが防止されるので、基板側端子961が折曲がったり、破断したりすることがない。なお、電線側ハウジング811には、端子収容開口の列の間に前記内壁部材921を収容するための図示されない壁部材収容開口が形成されている。
実開平5−69873号公報
しかしながら、前記従来の電線対基板コネクタにおいては、外壁部材917又は内壁部材921と基板側端子961との間隔を十分に狭くすることができないので、基板用コネクタに対する電線用コネクタの姿勢によっては、電線側ハウジング811の一部が基板側端子961の先端に当接してしまい、基板側端子961が折曲がったり、破断したりしてしまうことがある。もし、電線側ハウジング811の基板側端子961への当接を確実に防止しようとすると、外壁部材917又は内壁部材921と基板側端子961との間隔を十分に狭くする必要があるが、その場合、電線側ハウジング811における端子収容開口の周囲の肉厚が薄くなり過ぎてしまい、電線側ハウジング811の成形が事実上不可能となる。
本発明は、前記従来の電線対基板コネクタの問題点を解決して、第1コネクタの第1ハウジングに装填(てん)された第1端子の第1接触腕部を収容する第1接触腕収容凹部に嵌合方向に延在する開口部を形成するとともに、第2コネクタの第2嵌合凹部内に配設された第2端子保護壁部に、第2接触腕部に向けて突出するとともに、第2接触腕部と平行に延在し、その峰部が開口部に進入可能な突条部を形成するようにして、第1コネクタが第2コネクタに対して傾いた姿勢で第1ハウジングが第2コネクタの第2嵌合凹部に進入することを防止することができ、第2端子の破損を確実に防止することができ、信頼性の高い電線対基板コネクタを提供することを目的とする。
そのために、本発明の電線対基板コネクタにおいては、電線に接続される第1端子と、該第1端子が装填された第1ハウジングとを有する第1コネクタと、前記第1端子と接触する第2端子と、該第2端子が装填され、前記第1ハウジングと嵌合する第2ハウジングとを有し、基板に実装される第2コネクタとを有する電線対基板コネクタであって、前記第1ハウジングは、前記第1端子の第1接触腕部を収容し、前記第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合方向に延在する第1接触腕収容凹部を含む第1接触腕保持部を備え、前記第1接触腕収容凹部は前記嵌合方向に延在する開口部を備え、前記第2端子は、前記嵌合方向に延在し、前記第1接触腕収容凹部に進入して前記第1接触腕部と接触可能な第2接触腕部を備え、前記第2ハウジングは、前記第2端子を保持する第2本体部と、該第2本体部の上方に配設された平板状の第2天板部と、前記第2接触腕部を収容するとともに、前記第1接触腕保持部が進入可能な第2嵌合凹部と、該第2嵌合凹部内において前記第2天板部の第2嵌合凹部側の面に配設され、前記嵌合方向及び前記第2ハウジングの幅方向に延在する平板状の壁部材である第2端子保護壁部とを備え、該第2端子保護壁部は、前記第2接触腕部に向けて突出するとともに、該第2接触腕部と平行に延在し、その峰部が前記開口部に進入可能な突条部を備え、前記第2接触腕部は直線的な棒状の部材であり、前記突条部は、前記第2接触腕部の直上に位置し、その峰部が前記第2接触腕部に接近又は当接している。
本発明の更に他の電線対基板コネクタにおいては、さらに、前記突条部の前端面は、前記第2接触腕部の前端よりも第2ハウジングの嵌合面寄りに位置し、かつ、前記第2接触腕部に向けて後方に傾斜する傾斜面であり、該傾斜面の延長線は前記第2接触腕部の前端よりも第2ハウジングの嵌合面寄りに位置する。
本発明の更に他の電線対基板コネクタにおいては、さらに、前記第2端子は複数であって、その第2接触腕部は前記第2ハウジングの幅方向に並ぶように配列され、前記第2端子保護壁部は、前記第2接触腕部の延在方向及び配列方向に平行に配設される。
本発明の更に他の電線対基板コネクタにおいては、さらに、前記峰部の幅寸法は前記第2接触腕部の幅寸法以下である。
本発明によれば、電線対基板コネクタは、第1コネクタの第1ハウジングに装填された第1端子の第1接触腕部を収容する第1接触腕収容凹部に嵌合方向に延在する開口部が形成されるとともに、第2コネクタの第2嵌合凹部内に配設された第2端子保護壁部に、第2接触腕部に向けて突出するとともに、第2接触腕部と平行に延在し、その峰部が開口部に進入可能な突条部が形成される。これにより、第1コネクタが第2コネクタに対して傾いた姿勢で第1ハウジングが第2コネクタの第2嵌合凹部に進入することを防止することができ、第2端子の破損を確実に防止することができ、信頼性を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態における第1コネクタの斜視図であって、(a)は後方斜め上から観た図、(b)は前方斜め上から観た図である。 本発明の第1の実施の形態における第1コネクタの四面図であって、(a)は上面図、(b)は背面図、(c)は側面図、(d)は正面図である。 本発明の第1の実施の形態における第1コネクタの側断面図であり図2(b)におけるA−A矢視断面図である。 本発明の第1の実施の形態における第2コネクタの斜視図であって、(a)は後方斜め上から観た図、(b)は前方斜め下から観た図である。 本発明の第1の実施の形態における第2コネクタの三面図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第1の実施の形態における第2コネクタの側断面図であり図5(b)におけるB−B矢視断面図である。 本発明の第1の実施の形態における嵌合した状態の第1コネクタ及び第2コネクタの斜視図であって、(a)は第2コネクタの後方斜め上から観た図、(b)は第1コネクタの後方斜め上から観た図である。 本発明の第1の実施の形態における嵌合した状態の第1コネクタ及び第2コネクタの三面図であって、(a)は上面図、(b)は第2コネクタの後方から観た背面図、(c)は側面図である。 本発明の第1の実施の形態における嵌合した状態の第1コネクタ及び第2コネクタの断面図であって、(a)は図8(a)におけるC−C矢視断面図、(b)は図8(b)におけるD−D矢視断面図である。 本発明の第2の実施の形態における第1コネクタの斜視図であって、(a)は前方斜め上から観た図、(b)は後方斜め上から観た図である。 本発明の第2の実施の形態における第1コネクタの四面図であって、(a)は上面図、(b)は背面図、(c)は側面図、(d)は正面図である。 本発明の第2の実施の形態における第1コネクタの側断面図であり図11(b)におけるE−E矢視断面図である。 本発明の第2の実施の形態における第2コネクタの斜視図であって、(a)は後方斜め上から観た図、(b)は前方斜め下から観た図である。 本発明の第2の実施の形態における第2コネクタの三面図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 本発明の第2の実施の形態における第2コネクタの側断面図であり図14(b)におけるF−F矢視断面図である。 本発明の第2の実施の形態における嵌合した状態の第1コネクタ及び第2コネクタの斜視図であって、(a)は第2コネクタの後方斜め上から観た図、(b)は第1コネクタの後方斜め上から観た図である。 本発明の第2の実施の形態における嵌合した状態の第1コネクタ及び第2コネクタの三面図であって、(a)は上面図、(b)は第1コネクタの後方から観た背面図、(c)は側面図である。 本発明の第2の実施の形態における嵌合した状態の第1コネクタ及び第2コネクタの断面図であって、(a)は図17(a)におけるG−G矢視断面図、(b)は図17(b)におけるH−H矢視断面図である。 本発明の第3の実施の形態における第1コネクタの斜視図であって、(a)は後方斜め上から観た図、(b)は前方斜め上から観た図である。 本発明の第3の実施の形態における第1コネクタの三面図であって、(a)は上面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。 本発明の第3の実施の形態における第2コネクタの斜視図であって、(a)は後方斜め上から観た図、(b)は前方斜め上から観た図である。 本発明の第3の実施の形態における第2コネクタの三面図であって、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 従来の電線対基板コネクタの嵌合動作を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における第1コネクタの斜視図、図2は本発明の第1の実施の形態における第1コネクタの四面図、図3は本発明の第1の実施の形態における第1コネクタの側断面図であり図2(b)におけるA−A矢視断面図である。なお、図1において、(a)は後方斜め上から観た図、(b)は前方斜め上から観た図、図2において、(a)は上面図、(b)は背面図、(c)は側面図、(d)は正面図である。
図において、1は本実施の形態における電線対基板コネクタの一方である電線コネクタとしての第1コネクタであり、複数の電線91を備えるケーブルの終端に接続されるコネクタである。そして、前記第1コネクタ1は、本実施の形態における電線対基板コネクタの他方である後述される基板コネクタとしての第2コネクタ101に嵌合される。なお、該第2コネクタ101は、回路基板等の基板の表面に実装されるコネクタである。また、図に示される例において、電線91は5本であるが、電線91の数は任意に変更することができ、例えば、1〜4本であってもよいし、6本以上であってもよい。さらに、本実施の形態において、第1コネクタ1は、図に示されるような断面円形の電線91を備えるケーブルを接続するためのものでなく、フレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)、フレキシブル回路基板(FPC:Flexible Printed Circuit)等の平板状可撓(とう)性ケーブルを接続するためのものであってもよい。
本実施の形態における電線対基板コネクタは、前記第1コネクタ1及び第2コネクタ101を含み、電線91及び基板を電気的に接続する。なお、該基板は、例えば、電子機器等に使用されるプリント回路基板であるが、いかなる種類の基板であってもよい。さらに、前記電子機器は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、デジタルテレビ、車両用ナビゲーション装置、ゲーム機等であるが、いかなる種類の電子機器であってもよい。
なお、本実施の形態において、電線対基板コネクタの各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、前記電線対基板コネクタの各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、その姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
そして、前記第1コネクタ1は、絶縁性材料である合成樹脂等の樹脂によって一体的に形成され、概略直方体のような全体形状を備えるハウジングである電線側ハウジングとしての第1ハウジング11と、該第1ハウジング11に装填された金属製の端子である電線側端子としての第1端子51とを有する。なお、図に示される例においては、第1端子51が5本となっているが、第1端子51の数は電線91の数に対応して任意に変更することができる。また、第1端子51のピッチも任意に決定することができる。なお、第1端子51は電線91の終端に接続されている。
前記第1ハウジング11は、第2コネクタ101の後述される第2ハウジング111と嵌合する部材であり、図に示されるように、第1端子51を保持する本体部としての第1本体部14と、該第1本体部14の左右両側に配設され、第1コネクタ1の前後方向(図2(c)における左右方向)、すなわち、第1ハウジング11と第2ハウジング111との嵌合方向に延在する側壁部としての一対の第1側壁部17と、前記第1本体部14の上方に配設された平板状の天板部としての第1天板部12とを備える。そして、嵌合面としての第1嵌合面11aは、第1端子51の延在する方向、すなわち、前記嵌合方向、並びに、第1天板部12及び第1側壁部17に対して直交する。
なお、前記第1天板部12は、肉薄で柔軟性を備える天板接続部12aを介して第1本体部14の上壁部14cの上面に接続され、前記天板接続部12aを中心として第1本体部14に対して揺動可能となっている。そして、第1天板部12における天板接続部12aよりも前方(図2(c)における右方)に位置する部分はロック用腕部として機能し、第1天板部12の先端部分左右両側には、第2コネクタ101が備える後述される第2係合凸部112bと係合する第1係合凸部12bが形成されている。また、第1天板部12における天板接続部12aよりも後方(図2(c)における左方)に位置する部分は操作用腕部として機能し、第1天板部12の後端部分には操作用凸部12cが形成されている。第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合を解除する場合、オペレータが手指で摘んで操作して操作用凸部12cを押下げると、第1天板部12の先端部分が上昇し、第1係合凸部12bと第2係合凸部112bとの係合が解除され、第1コネクタ1と第2コネクタ101とのロックが解除される。
そして、13は、第1嵌合面11aに開口し、第2コネクタ101と嵌合する凹部としての第1嵌合凹部であり、第1天板部12における天板接続部12aよりも前方の部分と、第1本体部14の第1接触腕保持部14aの上面である第1接触腕保持上板部14fと、左右の第1側壁部17とによって周囲を画定された凹部である。第1嵌合凹部13内には、第2コネクタ101が備える後述される第2端子保護壁部121が進入して嵌合する。なお、第1接触腕保持上板部14fには、第2端子保護壁部121に形成された後述される位置合せ凹部115と係合する位置合せ凸部15が形成されているが、該位置合せ凸部15は適宜省略することができる。
本実施の形態における第1端子51は、金属板に曲げ加工及び打抜き加工を施すことによって一体的に形成され、図3に示されるように、本体部としての導線接続部53と、該導線接続部53の後端に接続される電線接続部としての第1固定部52と、前記導線接続部53の前端に接続された第1接触腕部としての第1接触先端部55とを備える。前記導線接続部53は、電線91が備える導線としての芯(しん)線92と電気的に接続される部分であり、該芯線92をかしめて固定する。なお、必要に応じてはんだを付与することによって、芯線92と導線接続部53とを更に強固に接続固定することができる。また、前記第1固定部52は、前記芯線92の周囲を覆う絶縁性被覆の周囲から電線91をかしめて固定する。前記第1固定部52が電線91をかしめることによって、第1端子51は電線91の終端に確実に接続される。
また、前記第1接触先端部55は、第2コネクタ101が備える後述される相手方端子としての第2端子151と接触する部分である。そして、前記第1接触先端部55は、第1固定部52の先端から先端方向に延出する角樋(とい)状の部分であり、下板及び該下板の左右両側縁から立上がる側板を備え、上面が開放したコ字状の断面形状を備える。また、左右の側板の内側には、第2端子151と接触する接触部としての接触凸部55aが配設されている。
さらに、第1接触先端部55の下板には、切起し片である掛止片55bが、前記下板よりも下方に突出するように、形成されている。そして、図3に示されるように、第1端子51が第1本体部14の後面14bから第1端子収容凹部16内に挿入されて第1ハウジング11に装填されると、前記掛止片55bが第1本体部14の底板部14dに形成された掛止凹部14eに進入して掛止される。これにより、第1ハウジング11に装填された第1端子51の後方への抜けが防止される。
図に示される例において、第1端子収容凹部16は5つであり、それぞれに、第1端子51が1本ずつ収容される。なお、第1端子収容凹部16の数は第1端子51の数に対応して任意に変更することができる。また、各第1端子収容凹部16は、第1本体部14の後面14bから前面まで貫通するように第1本体部14内に形成される。
そして、前記第1端子収容凹部16は、第1本体部14の第1接触腕保持部14a内に前記嵌合方向に延在するように形成された溝状凹部としての第1接触腕収容凹部16aを備え、該第1接触腕収容凹部16a内に第1端子51の第1接触先端部55の少なくとも先端寄りの部分が収容される。また、第1接触腕保持上板部14fにおける各第1接触腕収容凹部16aに対応する部位には、第1端子収容凹部16の長手方向、すなわち、前記嵌合方向に延在する細長い開口部としての端子直上開口部16bが、第1接触腕保持上板部14fの上面から第1接触腕収容凹部16aまで貫通するように形成されている。そのため、各第1接触腕収容凹部16aは、端子直上開口部16bとともに、上面が開放したコ字状の断面形状を備え、かつ、第1接触先端部55の長手方向に延在する溝又は樋を形成する。そして、該溝又は樋には、第2コネクタ101の第2端子保護壁部121に形成された後述される第2端子保護突条部としての突条部121aが進入する。
また、第1接触腕保持部14aの前端面における各第1接触腕収容凹部16aに対応する部位には、端子直上開口部16bと接続するように該端子直上開口部16bと同じ幅に形成された相手方端子収容開口部16cが、第1接触腕収容凹部16aまで貫通するように形成されている。第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合させる際に、第2端子151は、相手方端子収容開口部16cを通って第1接触腕収容凹部16a内に進入する。前記端子直上開口部16b及び相手方端子収容開口部16cによって、第1接触腕収容凹部16aは、その上面及び前面が開放された状態となる。
次に、前記第2コネクタ101の構成について説明する。
図4は本発明の第1の実施の形態における第2コネクタの斜視図、図5は本発明の第1の実施の形態における第2コネクタの三面図、図6は本発明の第1の実施の形態における第2コネクタの側断面図であり図5(b)におけるB−B矢視断面図である。なお、図4において、(a)は後方斜め上から観た図、(b)は前方斜め下から観た図、図5において、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
前記第2コネクタ101は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成され、概略直方体のような全体形状を備えるハウジングである基板側ハウジングとしての第2ハウジング111と、該第2ハウジング111に装填された金属製の端子である基板側端子としての第2端子151とを有する。なお、図に示される例においては、前記第1端子51と同様に、第2端子151は5本であって、第2ハウジング111の幅方向に配列されているが、第2端子151の数及びピッチは第1端子51の数及びピッチに対応して任意に変更することができる。
前記第2ハウジング111は、図に示されるように、第2端子151を保持する本体部としての第2本体部114と、該第2本体部114の左右両側に配設され、第2コネクタ101の前後方向(図5(c)における左右方向)、すなわち、嵌合方向に延在する側壁部としての一対の第2側壁部117と、前記第2本体部114の上方に配設された平板状の天板部としての第2天板部112とを備える。そして、嵌合面としての第2嵌合面111aは、第2端子151の延在する方向、すなわち、前記嵌合方向、並びに、第2天板部112及び第2側壁部117に対して直交する。
なお、前記第2天板部112は、その中央に概略矩(く)形の凹入部としての天板凹部112aを備え、該天板凹部112aの底部は第2端子保護壁部121になっている。該第2端子保護壁部121は、第2コネクタ101の前後方向及び左右方向(図5(a)における左右方向)に延在する平板状の壁部材であり、第2端子151の少なくとも第2接触先端部155に近接して配設される。また、前記第2端子保護壁部121の上面には、左右一対の第2係合凸部112bが形成されている。そして、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合されると、第1天板部12の少なくとも先端部分が天板凹部112a内に進入し、第1係合凸部12bが第2係合凸部112bと係合し、第1コネクタ1と第2コネクタ101とがロックされる。
また、113は、第2嵌合面111aに開口し、第1コネクタ1と嵌合する凹部としての第2嵌合凹部であり、第2天板部112と、第2端子保護壁部121と、第2本体部114の底板部114dと、左右の第2側壁部117とによって周囲を画定された凹部である。第2嵌合凹部113内には、第1コネクタ1の第1接触腕保持部14aが進入して嵌合する。なお、第2端子保護壁部121の下面には、第1コネクタ1の第1接触腕保持上板部14fに形成された位置合せ凸部15と係合する位置合せ凹部115が形成されているが、該位置合せ凹部115は適宜省略することができる。また、第2嵌合凹部113における左右の第2側壁部117の内側側面に近接した部分は、上下寸法が他の部分より大きな側壁収容凹部113aであり、第1コネクタ1の第1側壁部17が進入する部分である。
本実施の形態における第2端子151は、金属から成る直線的な棒状の部材であり、いわゆるピンタイプ端子、コンタクトピン等と称されるタイプの端子である。なお、図に示される例において、第2端子151は、断面が円形であるが、断面は必ずしも円形である必要はなく、例えば、四角形であってもよく、いかなる形状であってもよい。また、第2端子151の長手方向両端部には、図に示されるように、テーパが施されていることが望ましいが、必ずしもテーパが施されている必要はない。
そして、第2端子151は、第2本体部114の端子保持部114aに保持される。該端子保持部114aには、端子保持部114aを前後方向(図6における左右方向)に貫通する第2端子収容孔(あな)部116が形成され、第2端子151は、第2端子収容孔部116内に圧入されて保持される。そして、第2端子151において端子保持部114aより後方に突出している部分は、基板接続部としてのテール部153であり、図示されない基板に形成されたスルーホールに挿入されはんだ付等によって固定され、基板の導電トレースと電気的に接続される。また、第2端子151において端子保持部114aより前方に突出している部分は、第2嵌合凹部113内に収容される第2接触腕部としての第2接触先端部155であって、前記第1端子51の第1接触先端部55と接触する部分であり、前記嵌合方向に延在する。
なお、第2コネクタ101は、望ましくは、いわゆるストレートタイプのコネクタであり、基板に対して立設された状態で、すなわち、第2ハウジング111の嵌合面である第2嵌合面111aが上を向いた状態で、第2ハウジング111の背面111bが基板の上面に対向するような向きで基板に実装される。この場合、第2本体部114の後面114bが基板の上面に対向し、前記後面114bから後方に突出する第2端子151のテール部153の先端が対応するスルーホールに挿入される。これにより、第2コネクタ101は、基板の所定の位置に所定の向きで取付けられる。なお、前記テール部153の先端は、スルーホールを通り抜け、基板の下面から突出する。そして、テール部153がはんだ付によって基板のスルーホールに固定されることにより、第2コネクタ101が基板に固定される。なお、テール部153は、図に示される例において、後面114bから後方に向けて直線的に延出するように形成されているが、必ずしも直線的な形状を備えるものである必要はなく、例えば、途中でほぼ直角に屈曲したL字状の形状を備え、先端が上方又は下方に向いているようなものであってもよい。
前記第2端子保護壁部121は、前述のように、第2接触先端部155に近接し、さらに、該第2接触先端部155に向けて、すなわち、下方に向けて突出するとともに、前記嵌合方向、すなわち、第2接触先端部155の長手方向に延在する突条部121aを備える。該突条部121aの各々は、第2接触先端部155の各々に対応する位置において、第2端子保護壁部121の下面に一体的に形成される。つまり、図5(b)に示されるように、各第2接触先端部155の直上に突条部121aが位置する。
なお、該突条部121aは、第2端子保護壁部121の下面に接続された上端が幅広の断面台形状の基部121cと、該基部121cの幅狭の下端に接続された断面が略矩形の幅狭先端部121bとに区分することができる。突条部121aの峰部に該当する幅狭先端部121bの幅寸法は、第2接触先端部155の幅寸法、すなわち、直径と同等又はそれ以下であることが望ましく、かつ、第1コネクタ1の端子直上開口部16bの幅寸法以下であって、端子直上開口部16b又はその下方の第1接触腕収容凹部16aに進入可能であることが望ましい。
また、幅狭先端部121bの下端、すなわち、突条部121aの峰部の下端と第2接触先端部155の上端との間隙(げき)は、極めて微小であることが望ましく、ゼロにしてもよい。つまり、突条部121aの峰部と第2接触先端部155とは極めて接近していることが望ましく、場合によっては、当接していてもよい。これにより、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合の際に、第1コネクタ1の部材が突条部121aと第2接触先端部155との間に進入することが防止され、第2接触先端部155が損傷を受けることがない。また、第1コネクタ1の部材が突条部121aの存在しない方向、例えば、下方から第2接触先端部155に当接した場合には、突条部121aが第2接触先端部155をその背後から支持することとなるので、第1コネクタ1の部材から力を受けても、第2接触先端部155が変形することがない。そのため、第2接触先端部155の破損を確実に防止することができる。
さらに、第2端子保護壁部121の前端面121d及び突条部121aの前端面は、第2接触先端部155の前端よりも前方、すなわち、第2ハウジング111の第2嵌合面111a寄りに位置することが望ましい。これにより、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合の際に、第1コネクタ1の部材が第2接触先端部155の前端に当接することが防止され、第2接触先端部155が損傷を受けることがない。
なお、第2端子保護壁部121の前端面121dの下端寄りの部分、すなわち、突条部121aの前端面を含む部分は、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合の際に、第1コネクタ1の第1接触腕保持部14aを誘込んで第2嵌合凹部113内にスムーズに進入させるために、下向き後方に傾斜する傾斜面121eとなっていることが望ましい。この場合、傾斜面121eの下方への延長線が第2接触先端部155の前端よりも前方に位置するように、傾斜面121eを形成することが望ましい。これにより、該傾斜面121eに沿って第2嵌合凹部113内に進入する第1接触腕保持部14a及び第1コネクタ1のその他の部材が第2接触先端部155の先端に当接することが防止され、第2接触先端部155が損傷を受けることがない。
次に、前記構成の第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合する動作について説明する。
図7は本発明の第1の実施の形態における嵌合した状態の第1コネクタ及び第2コネクタの斜視図、図8は本発明の第1の実施の形態における嵌合した状態の第1コネクタ及び第2コネクタの三面図、図9は本発明の第1の実施の形態における嵌合した状態の第1コネクタ及び第2コネクタの断面図である。なお、図7において、(a)は第2コネクタの後方斜め上から観た図、(b)は第1コネクタの後方斜め上から観た図、図8において、(a)は上面図、(b)は第2コネクタの後方から観た背面図、(c)は側面図、図9において、(a)は図8(a)におけるC−C矢視断面図、(b)は図8(b)におけるD−D矢視断面図である。
ここで、第1コネクタ1は、第1端子51が電線91の終端に接続されることによって、電線91を備えるケーブルの終端に接続されている。また、第2コネクタ101は、第2端子151のテール部153が、図示されない基板に形成されたスルーホールに挿入されはんだ付等によって固定されることにより、基板に実装されているものとする。
そして、オペレータは、第1コネクタ1の第1嵌合面11aと第2コネクタ101の第2嵌合面111aとを対向させた状態とし、第1コネクタ1及び/又は第2コネクタ101を相手側に接近するように移動させ、第1コネクタ1の第1接触腕保持部14aを第2コネクタ101の第2嵌合凹部113に挿入し、第1コネクタ1の第1側壁部17を第2コネクタ101の側壁収容凹部113aに挿入し、第2コネクタ101の第2端子保護壁部121を第1コネクタ1の第1嵌合凹部13に挿入して、図7〜9に示されるように、第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合させる。
この際、第2コネクタ101の第2端子151の第2接触先端部155が第1コネクタ1の第1接触腕保持部14aの第1端子収容凹部16内に進入し、該第1端子収容凹部16内に配設された第1端子51の第1接触先端部55と、より具体的には、接触凸部55aと接触する。これにより、電線91の導電線が、第1端子51及び第2端子151を介して、基板に形成されたスルーホールに接続されている導電トレースと電気的に接続される。なお、第2接触先端部155に極めて接近して、又は、当接して配設された突条部121aの下端は、図9(a)に示されるように、端子直上開口部16b又はその下方の第1接触腕収容凹部16a内に進入する。この場合、突条部121aの幅狭先端部121bは、その幅寸法が第2接触先端部155の直径と同等又はそれ以下なので、第1接触腕収容凹部16a内に進入しても、第1端子51の第1接触先端部55と干渉することがない。
また、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合が完了すると、第2コネクタ101の第2端子保護壁部121が第1コネクタ1の第1嵌合凹部13に進入し、第1天板部12の第1係合凸部12bと第2端子保護壁部121の第2係合凸部112bとが係合する。これにより、第1コネクタ1と第2コネクタ101とがロックされ、第1コネクタ1及び第2コネクタ101の嵌合の解除が防止される。また、外方からの目視によって、第1係合凸部12bと第2係合凸部112bとが係合していることを確認することができるので、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが確実に嵌合されてロックされたことを容易に確認することができる。
ところで、「発明が解決しようとする課題」において説明したように、一般に、電線コネクタを基板コネクタに対して傾いた姿勢に保持して、電線コネクタを基板コネクタの開口から挿入してしまう場合がある。そして、従来では、電線コネクタのハウジングの一部が基板コネクタの端子に当接し、端子が破損してしまうことがある。
しかし、本実施の形態において、電線対基板コネクタは、電線91に接続される第1端子51と、第1端子51が装填された第1ハウジング11とを有する第1コネクタ1と、第1端子51と接触する第2端子151と、第2端子151が装填され、第1ハウジング11と嵌合する第2ハウジング111とを有し、基板に実装される第2コネクタ101とを有する。そして、第1ハウジング11は、第1端子51の第1接触先端部55を収容し、第1ハウジング11と第2ハウジング111との嵌合方向に延在する第1接触腕収容凹部16aを含む第1接触腕保持部14aを備え、第1接触腕収容凹部16aは嵌合方向に延在する端子直上開口部16bを備え、第2端子151は、嵌合方向に延在し、第1接触腕収容凹部16aに進入して第1接触先端部55と接触可能な第2接触先端部155を備え、第2ハウジング111は、第2接触先端部155を収容するとともに、第1接触腕保持部14aが進入可能な第2嵌合凹部113と、第2嵌合凹部113内に配設され、嵌合方向に延在する第2端子保護壁部121とを備え、第2端子保護壁部121は、第2接触先端部155に向けて突出するとともに、第2接触先端部155と平行に延在し、その峰部が端子直上開口部16bに進入可能な突条部121aを備える。
これにより、第1コネクタ1の第1ハウジング11が第2コネクタ101の第2ハウジング111に対して傾いた姿勢で第2嵌合凹部113に進入することを防止することができ、第2端子151の第2接触先端部155の破損を確実に防止することができ、信頼性を向上させることができる。
また、前記第2接触先端部155は直線的な棒状の部材であり、突条部121aは、第2接触先端部155の直上に位置し、その峰部が前記第2接触先端部155に接近又は当接している。これにより、第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合の際に、第1コネクタ1の部材が突条部121aと第2接触先端部155との間に進入することが防止され、第2接触先端部155が損傷を受けることがない。また、第1コネクタ1の部材が突条部121aの存在しない方向、例えば、下方から第2接触先端部155に当接した場合には、突条部121aが第2接触先端部155をその背後から支持することとなるので、第1コネクタ1の部材から力を受けても、第2接触先端部155が変形することがない。そのため、第2接触先端部155の破損を確実に防止することができる。
さらに、突条部121aの前端面は、第2接触先端部155の前端よりも第2ハウジング111の第2嵌合面111a寄りに位置し、かつ、第2接触先端部155に向けて後方に傾斜する傾斜面121eであり、傾斜面121eの延長線は第2接触先端部155の前端よりも第2ハウジング111の第2嵌合面111a寄りに位置する。これにより、傾斜面121eに沿って第2嵌合凹部113内に進入する第1接触腕保持部14a及び第1コネクタ1のその他の部材が第2接触先端部155の先端に当接することが防止され、第2接触先端部155が損傷を受けることがない。
さらに、峰部に該当する幅狭先端部121bの幅寸法は、第2接触先端部155の幅寸法以下である。そのため、幅狭先端部121bが第1接触腕収容凹部16a内に進入しても、第1端子51の第1接触先端部55と干渉することがない。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図10は本発明の第2の実施の形態における第1コネクタの斜視図、図11は本発明の第2の実施の形態における第1コネクタの四面図、図12は本発明の第2の実施の形態における第1コネクタの側断面図であり図11(b)におけるE−E矢視断面図である。なお、図10において、(a)は前方斜め上から観た図、(b)は後方斜め上から観た図、図11において、(a)は上面図、(b)は背面図、(c)は側面図、(d)は正面図である。
まず、本実施の形態における第1コネクタ1の構成について説明する。本実施の形態において、第1本体部14の上壁部14cは、前方に向けて第1嵌合面11aにまで延在し、第1接触腕保持部14aの上方を覆うように形成されている。そのため、第1嵌合凹部13の上面は、前記第1の実施の形態のように第1天板部12によって画定されるのではなく、上壁部14cによって画定される。
また、本実施の形態において、第1天板部12は、前記第1の実施の形態のように平板状の部材でなく、上方から観て略U字状の部材であり、第1コネクタ1の前後方向に延在する一対の細長い腕部材と、該腕部材の後端を連結する連結部材とを備える。そして、前記腕部材は、上壁部14cの上方において上壁部14cとほぼ平行になるように配設され、各腕部材の前端が柔軟性を備える天板接続部12aを介して、上壁部14cの前端に接続されている。また、第1係合凸部12bは、各腕部材の上面から上方に突出するように形成され、操作用凸部12cは連結部材の上面に形成されている。第1コネクタ1と第2コネクタ101との嵌合を解除する場合、オペレータが手指で摘んで操作して操作用凸部12cを押下げると、天板接続部12aを支点として第1天板部12全体が揺動して下方に変位し、第1係合凸部12bと第2コネクタ101の後述される第2係合凹部112cとの係合が解除され、第1コネクタ1と第2コネクタ101とのロックが解除される。
さらに、本実施の形態においては、位置合せ凸部15が省略されている。
なお、第1コネクタ1におけるその他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の形態における第2コネクタ101の構成について説明する。
図13は本発明の第2の実施の形態における第2コネクタの斜視図、図14は本発明の第2の実施の形態における第2コネクタの三面図、図15は本発明の第2の実施の形態における第2コネクタの側断面図であり図14(b)におけるF−F矢視断面図である。なお、図13において、(a)は後方斜め上から観た図、(b)は前方斜め下から観た図、図14において、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
本実施の形態において、第2天板部112は、第2ハウジング111の上面のほぼ全体を覆うように形成され、天板凹部112aは、第2天板部112の下方に形成され、第1コネクタ1と嵌合する凹部としての第2嵌合凹部113の一部となっている。また、第2天板部112には、一対の第2係合凹部112cが形成されている。各第2係合凹部112cは、第2天板部112を厚さ方向に貫通する貫通孔(こう)として形成され、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが嵌合されると、対応する第1係合凸部12bと係合して第1コネクタ1と第2コネクタ101とをロックする。なお、第2係合凸部112bは省略されている。
また、本実施の形態において、突条部121aは、基部121cと幅狭先端部121bとに区分することができず、全体として断面形状が矩形又は台形となっている。図に示される例において、突条部121aの下端部、すなわち、峰部の幅寸法は、第2接触先端部155の直径と同等又はそれ以上となっている。
さらに、本実施の形態においては、位置合せ凹部115が省略されている。
なお、第2コネクタ101におけるその他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の形態における第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合する動作について説明する。
図16は本発明の第2の実施の形態における嵌合した状態の第1コネクタ及び第2コネクタの斜視図、図17は本発明の第2の実施の形態における嵌合した状態の第1コネクタ及び第2コネクタの三面図、図18は本発明の第2の実施の形態における嵌合した状態の第1コネクタ及び第2コネクタの断面図である。なお、図16において、(a)は第2コネクタの後方斜め上から観た図、(b)は第1コネクタの後方斜め上から観た図、図17において、(a)は上面図、(b)は第1コネクタの後方から観た背面図、(c)は側面図、図18において、(a)は図17(a)におけるG−G矢視断面図、(b)は図17(b)におけるH−H矢視断面図である。
前記第1の実施の形態と同様にして、第1コネクタ1の第1接触腕保持部14aを第2コネクタ101の第2嵌合凹部113に挿入し、第1コネクタ1の第1側壁部17を第2コネクタ101の側壁収容凹部113aに挿入し、第2コネクタ101の第2端子保護壁部121を第1コネクタ1の第1嵌合凹部13に挿入して、図16〜18に示されるように、第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合させる。
この際、第1コネクタ1における上壁部14cの少なくとも先端部分及び第1天板部12の少なくとも先端部分が第2コネクタ101における第2天板部112の下方の天板凹部112a内に進入し、第1天板部12の第1係合凸部12bが第2天板部112の第2係合凹部112cと係合する。これにより、第1コネクタ1と第2コネクタ101とがロックされ、第1コネクタ1及び第2コネクタ101の嵌合の解除が防止される。また、第2係合凹部112cが貫通孔であるため、外方からの目視によって、第1係合凸部12bと第2係合凹部112cとが係合していることを確認することができるので、第1コネクタ1と第2コネクタ101とが確実に嵌合されてロックされたことを容易に確認することができる。
なお、その他の点の動作及び効果については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図19は本発明の第3の実施の形態における第1コネクタの斜視図、図20は本発明の第3の実施の形態における第1コネクタの三面図である。なお、図19において、(a)は後方斜め上から観た図、(b)は前方斜め上から観た図、図20において、(a)は上面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。
まず、本実施の形態における第1コネクタ1の構成について説明する。本実施の形態において、第1本体部14の第1接触腕保持部14a内に形成された第1接触腕収容凹部16aは、下方を向いて開口するように形成されている。すなわち、第1接触腕保持部14aの下面における各第1接触腕収容凹部16aに対応する部位には、第1端子収容凹部16の長手方向、すなわち、嵌合方向に延在する細長い開口部としての端子直下開口部16dが、第1接触腕保持部14aの下面から第1接触腕収容凹部16aまで貫通するように形成されている。そのため、各第1接触腕収容凹部16aは、端子直下開口部16dとともに、下面が開放したコ字状の断面形状を備え、かつ、第1接触先端部55の長手方向に延在する溝又は樋を形成する。そして、該溝又は樋には、第2コネクタ101の第2端子保護壁部121に形成された第2端子保護突条部としての突条部121aが進入する。
また、第1接触腕保持部14aの前端面における各第1接触腕収容凹部16aに対応する部位には、端子直下開口部16dと接続するように該端子直下開口部16dと同じ幅に形成された相手方端子収容開口部16cが、第1接触腕収容凹部16aまで貫通するように形成されている。第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合させる際に、第2端子151は、相手方端子収容開口部16cを通って第1接触腕収容凹部16a内に進入する。前記端子直下開口部16d及び相手方端子収容開口部16cによって、第1接触腕収容凹部16aは、その上面及び前面が開放された状態となる。
さらに、本実施の形態における第1嵌合凹部13は、第1天板部12における天板接続部12aよりも前方の部分と、第1本体部14の上面と、左右の第1側壁部17とによって周囲を画定される。
なお、第1コネクタ1におけるその他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
次に、本実施の形態における第2コネクタ101の構成について説明する。
図21は本発明の第3の実施の形態における第2コネクタの斜視図、図22は本発明の第3の実施の形態における第2コネクタの三面図である。なお、図21において、(a)は後方斜め上から観た図、(b)は前方斜め上から観た図、図22において、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
本実施の形態において、第2端子保護壁部121は、第2嵌合凹部113内の下部に配設され、その下面が第2本体部114の底板部114dの上面に当接するように配設されている。なお、第2端子保護壁部121は、第2本体部114の底板部114dと一体的に形成されていてもよい。そして、第2端子保護壁部121の上面は、第2接触先端部155に近接している。また、突条部121aの各々は、第2接触先端部155の各々に対応する位置において、第2端子保護壁部121の上面から上方に向けて突出するように形成されている。つまり、各第2接触先端部155の直下に突条部121aが位置する。
また、該突条部121aの峰部に該当する幅狭先端部121bの幅寸法は、第2接触先端部155の幅寸法、すなわち、直径と同等又はそれ以下であることが望ましく、かつ、第1コネクタ1の端子直下開口部16dの幅寸法以下であって、端子直下開口部16d又はその下方の第1接触腕収容凹部16aに進入可能であることが望ましい。
なお、第2コネクタ101におけるその他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
また、本実施の形態における第1コネクタ1と第2コネクタ101とを嵌合する動作及び効果については、前記第1及び第2の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明は、電線対基板コネクタに適用することができる。
1 第1コネクタ
11 第1ハウジング
11a 第1嵌合面
12 第1天板部
12a 天板接続部
12b 第1係合凸部
12c 操作用凸部
13 第1嵌合凹部
14 第1本体部
14a 第1接触腕保持部
14b、114b 後面
14c 上壁部
14d、114d 底板部
14e 掛止凹部
14f 第1接触腕保持上板部
15 位置合せ凸部
16 第1端子収容凹部
16a 第1接触腕収容凹部
16b 端子直上開口部
16c 相手方端子収容開口部
16d 端子直下開口部
17 第1側壁部
51 第1端子
52 第1固定部
53 導線接続部
55 第1接触先端部
55a 接触凸部
55b 掛止片
91 電線
92 芯線
101 第2コネクタ
111 第2ハウジング
111a 第2嵌合面
111b 背面
112 第2天板部
112a 天板凹部
112b 第2係合凸部
112c 第2係合凹部
113 第2嵌合凹部
113a 側壁収容凹部
114 第2本体部
114a 端子保持部
115 位置合せ凹部
116 第2端子収容孔部
117 第2側壁部
121 第2端子保護壁部
121a 突条部
121b 幅狭先端部
121c 基部
121d 前端面
121e 傾斜面
151 第2端子
153 テール部
155 第2接触先端部
811 電線側ハウジング
821 張出部
911 基板側ハウジング
917 外壁部材
921 内壁部材
961 基板側端子
991 回路基板

Claims (4)

  1. (a)電線に接続される第1端子と、該第1端子が装填された第1ハウジングとを有する第1コネクタと、
    (b)前記第1端子と接触する第2端子と、該第2端子が装填され、前記第1ハウジングと嵌合する第2ハウジングとを有し、基板に実装される第2コネクタとを有する電線対基板コネクタであって、
    (c)前記第1ハウジングは、前記第1端子の第1接触腕部を収容し、前記第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合方向に延在する第1接触腕収容凹部を含む第1接触腕保持部を備え、
    (d)前記第1接触腕収容凹部は前記嵌合方向に延在する開口部を備え、
    (e)前記第2端子は、前記嵌合方向に延在し、前記第1接触腕収容凹部に進入して前記第1接触腕部と接触可能な第2接触腕部を備え、
    (f)前記第2ハウジングは、前記第2端子を保持する第2本体部と、該第2本体部の上方に配設された平板状の第2天板部と、前記第2接触腕部を収容するとともに、前記第1接触腕保持部が進入可能な第2嵌合凹部と、該第2嵌合凹部内において前記第2天板部の第2嵌合凹部側の面に配設され、前記嵌合方向及び前記第2ハウジングの幅方向に延在する平板状の壁部材である第2端子保護壁部とを備え、
    (g)該第2端子保護壁部は、前記第2接触腕部に向けて突出するとともに、該第2接触腕部と平行に延在し、その峰部が前記開口部に進入可能な突条部を備え
    (h)前記第2接触腕部は直線的な棒状の部材であり、前記突条部は、前記第2接触腕部の直上に位置し、その峰部が前記第2接触腕部に接近又は当接していることを特徴とする電線対基板コネクタ。
  2. 前記突条部の前端面は、前記第2接触腕部の前端よりも第2ハウジングの嵌合面寄りに位置し、かつ、前記第2接触腕部に向けて後方に傾斜する傾斜面であり、
    該傾斜面の延長線は前記第2接触腕部の前端よりも第2ハウジングの嵌合面寄りに位置する請求項1に記載の電線対基板コネクタ。
  3. 前記第2端子は複数であって、その第2接触腕部は前記第2ハウジングの幅方向に並ぶように配列され、
    前記第2端子保護壁部は、前記第2接触腕部の延在方向及び配列方向に平行に配設される請求項1又は2に記載の電線対基板コネクタ。
  4. 前記峰部の幅寸法は前記第2接触腕部の幅寸法以下である請求項1〜のいずれか1項に記載の電線対基板コネクタ。
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