JP6044728B2 - 電子鍵盤楽器 - Google Patents
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Description
本発明は、電子鍵盤楽器の弾き心地を高める技術に関する。
電子ピアノなどの電子鍵盤楽器は、筐体に配設された鍵やペダルの操作を各種センサにより検知し、このセンサの検知内容に応じて生成した電子音をスピーカから放音するようになっている。電子鍵盤楽器の中には、アコースティックピアノを演奏した場合にその内部の撥弦機構から演奏者に伝わる振動を電気的に再現する仕組みを有しているものがある。例えば、特許文献1に開示された電子ピアノは、楽器本体と、この楽器本体の上部及び下部に設けられた鍵及びペダルと、鍵及びペダルの操作に応じた電子音の音信号を発生する音源と、音源が発生した音信号に応じた振動を楽器本体に伝える第1の振動発生装置と、楽器本体上の各鍵のうち押鍵されたものの音の音高、押鍵動作のタイミング、鍵の移動速度に応じた振動をペダルに伝える第2の振動発生装置とを備える。この技術では、演奏者が電子ピアノの鍵やペダルを操作した場合に、第1の振動発生装置により作り出された振動が演奏者の手指に伝わり、第2の振動発生装置により作り出された振動が演奏者の足に伝わる。よって、この技術によると、簡単な構成により、アコースティックピアノを打鍵した際にその内部の撥弦機構から演奏者に伝わる振動を再現することができる。
しかしながら、従来のこの種の電子鍵盤楽器では、演奏者が鍵を押した直後は過剰な振動が演奏者の手指に伝わり、演奏者が違和感を覚えるという問題がある。その理由は、次の通りである。電子ピアノもアコースティックピアノと同様に、楽器本体における棚板に相当する部材上に鍵を配置した構造になっている。そして、演奏者が電子ピアノの鍵を押鍵した直後の僅かな間は、鍵の下方向への変位によって鍵自体が振動する。よって、この間は、第1の振動発生装置が鍵の押鍵に合わせて発生させる振動と鍵に力が与えられたことによる鍵自体の振動が合わさった振動が演奏者の手指に伝わる。このため、演奏者の手指に伝わる振動の強さが過剰となり、演奏者が違和感を覚える。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、電子鍵盤楽器を演奏する者が身体の触覚により感じる弾き心地を高める技術的手段を提供することを目的とする。
好ましい態様において、この発明による電子鍵盤楽器は、演奏者が操作する複数の鍵を備える鍵盤と、演奏者が操作するペダルとを備える電子鍵盤楽器において、前記各鍵の操作を検出する鍵センサと、前記ペダルの操作を検出するペダルセンサと、前記鍵センサおよび前記ペダルセンサの検知内容に応じた楽音信号を生成する発音制御部と、前記ペダルに振動を加えるアクチュエータと、前記発音制御部が生成した楽音信号から当該楽音信号のトランジェント成分を含むトランジェント信号を抽出し、前記トランジェント信号に応じて前記アクチュエータを駆動する駆動制御部とを具備する。この態様によれば、駆動制御部は、発音制御部が発生した楽音信号からトランジェント信号を抽出し、トランジェント信号に応じてアクチュエータを駆動する。ここで、発音制御部が発生する楽音信号がアコースティックピアノの打鍵音を模擬したものである場合、鍵の押鍵直後の短い期間の楽音信号からトランジェント信号が抽出される。このため、鍵の押鍵直後にアクチュエータが振動する。よって、演奏者の手指が鍵を押した直後の短い期間は、押鍵による鍵自体の振動が演奏者の手指に加わるともにアクチュエータの振動が足に加わる。従って、鍵自体の振動とアクチュエータによる振動とが合わさった過剰な振動が演奏者の手指に伝わって演奏者が違和感を覚える、という事態が防止され、演奏者が手指や足の触覚により感じる弾き心地を高めることができる。
他の好ましい態様において、この発明による電子鍵盤楽器は、演奏者が操作する複数の鍵を備える鍵盤を備える電子鍵盤楽器において、前記各鍵の操作を検出する鍵センサと、前記鍵センサの検知内容に応じた楽音信号を生成する発音制御部と、前記各鍵に振動を加えるアクチュエータと、前記発音制御部が生成した楽音信号から当該楽音信号のサステインド成分を含むサステインド信号を抽出し、前記サステインド信号に応じて前記アクチュエータを駆動する駆動制御部とを具備する。この態様において、駆動制御部は、発音制御部が発生した楽音信号からサステインド信号を抽出し、サステインド信号に応じてアクチュエータを駆動する。ここで、発音制御部が発生する楽音信号がアコースティックピアノの打鍵音を模擬したものである場合、鍵の押鍵直後の短い期間の楽音信号からはトランジェント信号が抽出され、以降の比較的長い期間の楽音信号からはサステインド信号が抽出される。このため、鍵の押鍵直後から僅かに遅れてアクチュエータが振動する。よって、演奏者の手指が鍵を押した直後の短い期間は、押鍵による鍵自体の振動が演奏者の手指に加わり、鍵自体の振動が弱まった以降は比較的長い期間に亙ってアクチュエータの振動が演奏者の手指に加わる。従って、鍵自体の振動とアクチュエータによる振動とが合わさった過剰な振動が演奏者の手指に伝わって演奏者が違和感を覚える、という事態が防止され、演奏者が手指の触覚により感じる弾き心地を高めることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
図1(A)は、本発明の第1実施形態である電子鍵盤楽器10の正面図である。図1(B)は、電子鍵盤楽器10の右側面図である。図1(C)は、図1(A)のA−A’線断面図である。図2は、電子鍵盤楽器10の電気的構成を示すブロック図である。図1(A)及び図1(B)に示すように、電子鍵盤楽器10は、演奏者の手指により操作される操作子である鍵11−i(i=1〜88)と、演奏者の足により操作される操作子であるダンパーペダルDP、ソステヌートペダルSTP、及びソフトペダルSPと、これらを支持する楽器本体部12とを有する。楽器本体部12は、鍵盤フレーム13と、鍵盤フレーム13の底面21の4隅及び中央から下方に向かって延在する脚体14LF,14RF,14LB,14RB,及び14Cと、脚体14Cの下端に固定されたペダルボックス15とからなる。鍵盤フレーム13は平らな直方体状をなしている。鍵盤フレーム13には制御装置50が内蔵されている。この制御装置50の構成については後述する。
<第1実施形態>
図1(A)は、本発明の第1実施形態である電子鍵盤楽器10の正面図である。図1(B)は、電子鍵盤楽器10の右側面図である。図1(C)は、図1(A)のA−A’線断面図である。図2は、電子鍵盤楽器10の電気的構成を示すブロック図である。図1(A)及び図1(B)に示すように、電子鍵盤楽器10は、演奏者の手指により操作される操作子である鍵11−i(i=1〜88)と、演奏者の足により操作される操作子であるダンパーペダルDP、ソステヌートペダルSTP、及びソフトペダルSPと、これらを支持する楽器本体部12とを有する。楽器本体部12は、鍵盤フレーム13と、鍵盤フレーム13の底面21の4隅及び中央から下方に向かって延在する脚体14LF,14RF,14LB,14RB,及び14Cと、脚体14Cの下端に固定されたペダルボックス15とからなる。鍵盤フレーム13は平らな直方体状をなしている。鍵盤フレーム13には制御装置50が内蔵されている。この制御装置50の構成については後述する。
鍵盤フレーム13の上面22における手前側の部分は底面21に向かって凹んでおり、この凹んだ部分に鍵11−i(i=1〜88)が横方向に並べて配設されている。鍵11−i(i=1〜88)の一端は、鍵盤フレーム13の凹んだ部分における上面22と交差する面23の開口部を介して鍵盤フレーム13内に収められ、鍵盤フレーム13内の基端部材29に連結されている。また、鍵11−i(i=1〜88)は上方に向かって付勢されている。よって、演奏者が鍵11−iにおける楽器本体部12の外に露出した部分を指により押すと、鍵11−iは基端部材29を支点として下方向に揺動し、鍵11−iを押す力を弱めると元の位置に戻る。また、鍵盤フレーム13における鍵11−i(i=1〜88)の下の位置には押鍵センサ16−i(i=1〜88)が設けられている。各押鍵センサ16−iは、鍵11−iの押鍵の操作を検知する役割を果たす光学式センサである。各押鍵センサ16−iは、鍵11−iに向かって光を照射するとともに鍵11−iで反射した反射光を受光し、その反射光の受光量を示す検知信号Zk−iを制御装置50に供給する。鍵盤フレーム13の前面78における左右の各端部の近傍の位置には、スピーカ92L及び92Rが各々の放音面を外側に向けて埋め込まれている。鍵盤フレーム13における鍵11−i(i=1〜88)の下の部分の略中央にはアクチュエータ17が埋め込まれている。このアクチュエータ17は、圧電セラミックス層と電極層を積層してなる積層圧電アクチュエータである。アクチュエータ17は、制御装置50から与えられる駆動信号YS”の振幅に応じた強度の振動を発生し、当該振動を鍵11−i(i=1〜88)に加える。
ペダルボックス15は、鍵盤フレーム13とほぼ同じ縦幅と同フレーム13より十分に小さな横幅とを持った中空な直方体状をなしている。ペダルボックス15の前面28には3つの開口部30−DP,30−STP,30−SPが設けられている。開口部30−DPからはダンパーペダルDPが露出している。開口部30−STPからはソステヌートペダルSTPが露出している。開口部30−SPからはソフトペダルSPが露出している。図1(C)に示すように、ダンパーペダルDPは、ペダルボックス15内のペダル支持部材31−DPに回動自在に支持されている。このペダル支持部材31−DPは、ペダルボックス15内の底面32上に固定されている。底面32におけるペダル支持部材31−DPと開口部30−DPとの間にはバネ33−DPが固定されている。このバネ33−DPの上端はペダルDPの下面34−DPに接している。このバネ33−DPの付勢力により、ペダルDPはその上面38−DPが開口部30−DPの端に接する位置まで上方に押し上げられている。よって、演奏者がペダルDPの上に乗せた足を下に踏み込むと、ペダルDPはペダル支持部材31−DPを支点として下方向に揺動し、ペダルDPを踏む力を弱めると元の位置に戻る。
ペダルボックス15内におけるペダルDPの上の位置にはペダルセンサ35−DPが固定されている。ペダルセンサ35−DPは、ペダルDPの踏み込みの操作を検知する役割を果たす光学式センサである。ペダルセンサ35−DPは、脚体14C内を通って鍵盤フレーム13に至るケーブル36−DPを介して鍵盤フレーム13内の制御装置50と接続されている。ペダルセンサ35−DPは、ペダルDPの上面38−DPに向かって光を照射するとともに上面38−DPで反射した反射光を受光し、その反射光の受光量を示す検知信号ZP−DPを制御装置50に供給する。また、ペダルボックス15内におけるペダルDPの上面38−DPの端部の近傍の位置にはアクチュエータ36−DPが固定されている。このアクチュエータ36−DPは、脚体14C内を通って鍵盤フレーム13に至るケーブル37−DPを介して鍵盤フレーム13内の制御装置50と接続されている。アクチュエータ36−DPは、アクチュエータ17と同じ構造を持った積層圧電アクチュエータである。アクチュエータ36−DPは、制御装置50から与えられる駆動信号YT”の振幅に応じた強度の振動を発生し、当該振動をペダルDPに加える。ペダルボックス15内には、ソステヌートペダルSTPを支持するペダル支持部材31−STP及びバネ33−STP、ソステヌートペダルSTPの踏み込みの操作を検知するペダルセンサ35−STP、ソステヌートペダルSTPに振動を伝えるアクチュエータ36−STP、ソフトペダルSPを支持するペダル支持部材31−SP及びバネ33−SP、ソフトペダルSPの踏み込みの操作を検知するペダルセンサ35−SP、並びにソフトペダルSPに振動を伝えるアクチュエータ36−SPが設けられている。これらの機械的構成については、ダンパーペダルDPのものと同じであるため、再度の説明を割愛する。
図2に示すように、制御装置50は、発音制御部51と駆動制御部52とを有する。発音制御部51は、押鍵センサ16−i及びペダルセンサ35−DP,35−STP,35−SPの検知内容に応じた楽音信号YL’及びYR’を発生し、この楽音信号YL’及びYR’をスピーカ92L及び92Rと駆動制御部52に供給する役割を果たす。発音制御部51は、音源53と、音信号発生部54と、効果付与部55と、アンプ部56L及び56Rとを含んでいる。音源53には、鍵11−i(i=1〜88)の各々と対応する88組の音データDL−i(i=1〜88)及びDR−i(i=1〜88)が収録されている。1つの鍵11−iと対応する1組の音データDL−i及びDR−iは、アコースティックピアノにおける鍵11−iの押鍵により発生する音の立ち上がりから消え際までの音波形をサンプリングしたデータである。図3(A)に、音データDL−iにおける音波形の一例を示す。なお、音データDR−iの音波形は、音データDL−iのものと全く同じではないものの、音データDL−iに近い起伏を持ったものとなる。音データDL−i及びDR−iにおける音波形は、鍵11−iの押鍵直後の短時間に急峻に立ち上がって最大ピークに達し、以降は十分な時間をかけて徐々に減衰する。
音信号発生部54は、鍵11−iの下の押鍵センサ16−iから出力される検知信号Zk−iのレベルが閾値TH1を超えた場合に、鍵11−iが押鍵されたとみなす。そして、音信号発生部54は、鍵11−iが押鍵された場合は、押鍵された鍵11−iと対応する音データDL−i及びDR−iを音源53から読み出し、読み出した音データDL−i及びDR−iを左右2チャネルの楽音信号YL及びYRとして効果付与部55に供給する。効果付与部55は、ペダルDPの上のペダルセンサ35−DPから出力される検知信号ZP−DPが閾値TH2を超えた場合に、ペダルDPが踏まれたとみなす。また、効果付与部55は、ペダルSTPの上のペダルセンサ35−STPから出力される検知信号ZP−STPが閾値TH2’を超えた場合に、ペダルSTPが踏まれたとみなす。また、効果付与部55は、ペダルSPの上のペダルセンサ35−SPから出力される検知信号ZP−SPが閾値TH2”を超えた場合に、ペダルSPが踏まれたとみなす。そして、効果付与部55は、ペダルDP,STP,SPのいずれかが踏まれた場合は、踏まれたペダルに応じた音響効果を付与するための効果処理を音信号発生部54の出力信号YL及びYRに施し、この効果処理を経た信号を楽音信号YL’及びYR’としてアンプ部56L及び56Rと駆動制御部52に供給する。効果付与部55は、ペダルDP,STP,SPのいずれも踏まれていない場合は、音信号発生部54の出力信号YL及びYRを楽音信号YL’及びYR’としてアンプ部56L及び56Rと駆動制御部52に供給する。アンプ部56Lは、効果付与部55の出力信号YL’を利得g1で増幅し、この増幅を経た信号YL”をスピーカ92Lに供給してスピーカ92Lから演奏音AYLを発音させる。アンプ部56Rは、効果付与部55の出力信号YR’を利得g2で増幅し、この増幅を経た信号YR”をスピーカ92Rに供給してスピーカ92Rから演奏音AYRを発音させる。
駆動制御部52は、音信号発生部54の出力信号YL’及びYR’の和を信号Yとし、信号Yから当該信号Yのトランジェント成分(より具体的には、信号Yの先頭における立ち上がりから最大ピークを経て立ち下がるまでの間の急峻な起伏を持った成分)を含むトランジェント信号YTとサステインド成分(より具体的には、急激な立ち上がりや立ち下がりを伴うことなく振幅が僅かずつ持続的に減衰していく成分)を含むサステインド信号YSとを抽出し、トランジェント信号YTに応じてアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPを駆動するとともにサステインド信号YSに応じてアクチュエータ17を駆動する役割を果たす。駆動制御部52は、加算部57、信号抽出部58、LPF59T及び59S、アンプ部60T及び60Sを含んでいる。加算部57は、音信号発生部54から供給される信号YL’及びYR’を加算し、この加算結果YL’+YR’を信号Yとして信号抽出部58に出力する。
信号抽出部58は、加算部57の出力信号Yからトランジェント信号YTとサステインド信号YSを抽出し、トランジェント信号YTをLPF59Tに、サステインド信号YSをLPF59Sに各々出力する。より詳細に説明すると、図3(B)に示すように、信号抽出部58は、加算部57の出力信号Yの包絡線ENVを求める。その上で、信号抽出部58は、信号Yにおける先頭から最大ピークを経て包絡線ENVの傾きが閾値TH3を下回るタイミングまでの波形区間を区間UTとし、信号Yにおける包絡線ENVの傾きが閾値TH3を下回った以降の波形区間を区間USとする。そして、信号抽出部58は、区間UT内の信号Yをトランジェント信号YTとし、区間US内の信号Yをサステインド信号YSとする。
LPF59Tは、信号抽出部58の出力信号YTにおけるカットオフ周波数fc1以下の帯域の信号YT’をアンプ部59Tに出力する。LPF59Sは、信号抽出部58の出力信号YSにおけるカットオフ周波数fc2(fc1>fc2)以下の帯域の信号YS’をアンプ部59Sに出力する。アンプ部59Tは、LPF59Tの出力信号YT’を利得g3で増幅した信号YT”をアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPに出力する。アンプ部60Sは、LPF59Sの出力信号YS’を利得g4で増幅した信号YS”をアクチュエータ17に出力する。アクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPは、アンプ部60Sから信号YT”が与えられると、この信号YT”に応じた強度で振動する。このアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPの振動はペダルDP,STP,SPを介して演奏者の足に伝わる。また、アクチュエータ17は、アンプ部60Sから信号YS”が与えられると、この信号YS”に応じた強度で振動する。このアクチュエータ17の振動は鍵盤フレーム13及び鍵11−iを介して演奏者の手指に伝わる。
以上が、本実施形態の構成の詳細である。本実施形態では、駆動制御部52は、発音制御部54が発生した楽音信号YL’及びYR’からトランジェント信号YTとサステインド信号YSとを抽出する。そして、トランジェント信号YTに応じてアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPを駆動し、サステインド信号YSに応じてアクチュエータ17を駆動する。ここで、発音制御部54が発生する楽音信号YL’及びYR’はアコースティックピアノの打鍵音を収録して得られたものであるから、鍵11−iの押鍵直後の短い期間の楽音信号YL’及びYR’からはトランジェント信号YTが抽出され、以降の比較的長い期間の楽音信号YL’及びYR’からはサステインド信号YSが抽出される。このため、本実施形態では、鍵11−iの押鍵直後にアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPが振動し、それから僅かに遅れてアクチュエータ17が振動する。よって、本実施形態では、演奏者の手指が鍵を押した直後の短い期間は、押鍵による鍵11−i自体の振動とアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPの振動が演奏者の手指と足に各々加わり、鍵11−i自体の振動が弱まった以降は比較的長い期間に亙ってアクチュエータ17の振動が演奏者の手指に加わる。従って、本実施形態によると、鍵11−i自体の振動とアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPによる振動とが合わさった過剰な振動が演奏者の手指に伝わって演奏者が違和感を覚える、という事態が防止され、演奏者が手指や足の触覚により感じる弾き心地を高めることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図4は、本発明の第2実施形態である電子鍵盤楽器10Aの電気的構成を示すブロック図である。この電子鍵盤楽器10Aでは、鍵11−i(i=1〜88)の上面にタッチセンサ66−i(i=1〜88)が貼付されている。タッチセンサ66−iは、鍵11−iの上面への指の接触を検知する役割を果たす静電容量式センサである。このタッチセンサ66−iは、演奏者の手指がタッチセンサ66−iに触れたときに、そのことを示す検知信号ZC−iを制御装置50に供給する。また、電子鍵盤楽器10Aの駆動制御部52は、先行駆動部67を含んでいる。先行駆動部67は、タッチセンサ66−iが指の鍵11−iへの接触を検知したタイミングに応じてアクチュエータ36−DP,36−STP,及び36−SPを駆動する。より詳細に説明すると、先行駆動部67は、タッチセンサ66−iの検知信号ZC−iが立ち上がると、予め準備された駆動信号V(例えば、トランジェント信号を模擬した駆動信号)をLPF59Tに供給する。LPF59Tは信号Vにおけるカットオフ周波数fc1以下の帯域の信号V’をアンプ部60Tに供給し、アンプ部60Tは信号V’を利得g3で増幅した信号V”をアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPに供給する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図4は、本発明の第2実施形態である電子鍵盤楽器10Aの電気的構成を示すブロック図である。この電子鍵盤楽器10Aでは、鍵11−i(i=1〜88)の上面にタッチセンサ66−i(i=1〜88)が貼付されている。タッチセンサ66−iは、鍵11−iの上面への指の接触を検知する役割を果たす静電容量式センサである。このタッチセンサ66−iは、演奏者の手指がタッチセンサ66−iに触れたときに、そのことを示す検知信号ZC−iを制御装置50に供給する。また、電子鍵盤楽器10Aの駆動制御部52は、先行駆動部67を含んでいる。先行駆動部67は、タッチセンサ66−iが指の鍵11−iへの接触を検知したタイミングに応じてアクチュエータ36−DP,36−STP,及び36−SPを駆動する。より詳細に説明すると、先行駆動部67は、タッチセンサ66−iの検知信号ZC−iが立ち上がると、予め準備された駆動信号V(例えば、トランジェント信号を模擬した駆動信号)をLPF59Tに供給する。LPF59Tは信号Vにおけるカットオフ周波数fc1以下の帯域の信号V’をアンプ部60Tに供給し、アンプ部60Tは信号V’を利得g3で増幅した信号V”をアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPに供給する。
本実施形態では、アクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPは、発音制御部51→加算部57→信号抽出部58→LPF59T→アンプ部60Tを経由して与えられる信号YT”、及び先行駆動部67→LPF59T→アンプ部60Tを経由して与えられる信号V”に従って振動する。そして、本実施形態では、図5に示すように、演奏者の手指が鍵11−iの表面に接触した直後に信号V”がアクチュエータ36−DP,36−SP,36−SNPに供給され、それから僅かに遅れて信号YT”がアクチュエータ36−DP,36−SP,36−SNPに供給される。よって、本実施形態によると、演奏者が鍵11−iを押鍵する操作を始めてからその足に振動が伝わるまでの時間差が第1実施形態のそれよりも短くなる。従って、本実施形態によると、演奏者の足の触覚により感じる弾き心地をより高めることができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図6は、本発明の第3実施形態である電子鍵盤楽器10Bの電気的構成を示すブロック図である。この電子鍵盤楽器10Bの駆動制御部52は、トランジェント信号YTに応じたアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPの駆動の開始タイミングよりも、サステインド信号YSに応じたアクチュエータ17の駆動の開始タイミングを所定時間長Dだけ遅らせる。より詳細に説明すると、この電子鍵盤楽器10Bの駆動制御部52では、信号抽出部58とLPF59Sの間に遅延部68が介挿されている。この遅延部68は、信号抽出部58から出力されるサステインド信号YSを時間Dだけ遅延させた遅延信号YS−DをLPF59Sに供給する。LPF59Sは、遅延部68の出力信号YS−Dにおけるカットオフ周波数fc2以下の帯域の信号(YS−D)’をアンプ部60Sに供給し、アンプ部60Sは信号(YS−D)’を利得g4で増幅した信号(YS−D)”をアクチュエータ17に供給する。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図6は、本発明の第3実施形態である電子鍵盤楽器10Bの電気的構成を示すブロック図である。この電子鍵盤楽器10Bの駆動制御部52は、トランジェント信号YTに応じたアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPの駆動の開始タイミングよりも、サステインド信号YSに応じたアクチュエータ17の駆動の開始タイミングを所定時間長Dだけ遅らせる。より詳細に説明すると、この電子鍵盤楽器10Bの駆動制御部52では、信号抽出部58とLPF59Sの間に遅延部68が介挿されている。この遅延部68は、信号抽出部58から出力されるサステインド信号YSを時間Dだけ遅延させた遅延信号YS−DをLPF59Sに供給する。LPF59Sは、遅延部68の出力信号YS−Dにおけるカットオフ周波数fc2以下の帯域の信号(YS−D)’をアンプ部60Sに供給し、アンプ部60Sは信号(YS−D)’を利得g4で増幅した信号(YS−D)”をアクチュエータ17に供給する。
本実施形態によると、アクチュエータ17の駆動の開始タイミングが遅れるため、演奏者は、アクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPの駆動の開始タイミングが相対的に早まったかのように感じる場合がある。本実施形態によっても、第1及び第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
<他の実施形態>
以上、この発明の第1乃至第3実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態があり得る。例えば、以下の通りである。
(1)上記第1乃至第3実施形態では、駆動制御部52は、3つのペダルDP,STP,SPのアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPのすべてを信号YTに応じて駆動した。しかし、3つのペダルDP,STP,SPのアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPのうち演奏者の足により踏まれているもののアクチュエータだけを信号YTに応じて駆動するようにしてもよい。
以上、この発明の第1乃至第3実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態があり得る。例えば、以下の通りである。
(1)上記第1乃至第3実施形態では、駆動制御部52は、3つのペダルDP,STP,SPのアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPのすべてを信号YTに応じて駆動した。しかし、3つのペダルDP,STP,SPのアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPのうち演奏者の足により踏まれているもののアクチュエータだけを信号YTに応じて駆動するようにしてもよい。
(2)上記第1乃至第3実施形態では、3つのペダルDP,STP,SPのアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPが全て同じ強さで振動した。しかし、アクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPの振動の強さを種類毎に変えてもよい。例えば、アコースティックピアノにおけるダンパーペダルは、88鍵を抑えるハンマーの全てを上に持ち上げる役割を果たしており、ソステヌートペダルは88鍵のうち押鍵された鍵を抑えるハンマーのみを上に持ち上げる役割を果たしている。また、アコースティックピアノにおけるソフトペダルは、鍵を打つハンマーの位置を横にずらして支持する役割を果たしている。よって、アクチュエータ36−DPの振動の強さをアクチュエータ36−STPの振動の強さよりも強くし、アクチュエータ36−SPの振動の強さをアクチュエータ36−STPの振動の強さよりも弱くすると、アコースティックピアノのものにより近い弾き心地を創出することができる。
(3)上記第1乃至第3実施形態では、信号抽出部58は、加算部57の出力信号Yの包絡線ENVを求め、包絡線ENVと閾値TH3とを比較することにより、信号Yを区間UTのものと区間USのものとに分け、区間UT内の信号Yをトランジェント信号YTとし、区間US内の信号Yをサステインド信号YSとした。しかし、互いにオーバーラップ部分を有する2つの区間UT及びUS内の信号Yをトランジェント信号YT及びサステインド信号YSとしてもよい。具体的には、トランジェント信号YT及びサステインド信号YSの抽出を次のようにして行うとよい。図7に示すように、信号抽出部58は、加算部57の出力信号Yの包絡線ENVを求める。その上で、信号抽出部58は、信号Yにおける先頭から最大ピークを経て包絡線EVNの傾きが閾値TH3T’を下回るタイミングまでの波形区間を区間UT’とし、最大ピークを経た後の信号Yにおける包絡線ENVの傾きが閾値TH3S’(TH3S’<TH3T’)を下回った以降の波形区間を区間US’とする。そして、信号抽出部58は、区間UT’内の信号Yをトランジェント信号YTとし、区間US’内の信号Yをサステインド信号YSとする。
(4)上記第1乃至第3実施形態では、信号抽出部58は、加算部57の出力信号Yの最大ピークの値またはタイミングを基準としてトランジェント信号YTとサステインド信号YSの抽出を行ってもよい。例えば、加算部57の出力信号Yの包絡線ENVが最大ピークに達してから所定量だけ下がったタイミングを、区間UTと区間USとを区切るタイミングとしてもよい。また、加算部57の出力信号Yの包絡線ENVの最大ピークに達してから所定時間が経過したタイミングを、区間UTと区間USとを区切るタイミングとしてもよい。また、加算部57の出力信号Yの包絡線ENVの先頭から所定時間が経過したタイミングを、区間UTと区間USとを区切るタイミングとしてもよい。また、加算部57の出力信号Yの包絡線ENVが最大ピークに達した後、所定値まで下がったタイミングを、区間UTと区間USとを区切るタイミングとしてもよい。
(5)上記第1乃至第3実施形態において、発音制御部51は、鍵11−iが押鍵される度に、その時点における押鍵センサ16−iとペダルセンサ35−DP,35−STP,35−SPの検知内容に応じた左右2チャネルの音信号YL及びYRを発生した。しかし、発音制御部51が、押鍵センサ16−iとペダルセンサ35−DP,35−STP,35−SPの検知内容に応じた1チャネルの音信号Yを生成し、この音信号Yを駆動制御部52に出力するようにしてもよい。
(6)上記第2実施形態では、アクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPを信号V”及びYT”に従って駆動した。しかし、アクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPを信号V”のみに従って駆動してもよい。すなわち、タッチセンサ66−iが鍵11−iの上面への指の接触を検知してから信号抽出部58がトランジェント信号YTを抽出するまでの時間に亙ってアクチュエータ36−DP,36−STP,36−SPを駆動するようにしてもよい。この実施形態によっても、演奏者の足の感覚により感じる弾き心地をより高めることができる。
10,10A,10B…電子鍵盤楽器、11…鍵、12…楽器本体部、13…鍵盤フレーム、14…脚体、15…ペダルボックス、16…押鍵センサ、17,36…アクチュエータ、30…ペダル、35…ペダルセンサ、50…制御装置、51…発音制御部、52…駆動制御部、53…音源、54…音信号発生部、55…効果付与部、57…加算部、58…信号抽出部、59…LPF、60…アンプ部。
Claims (3)
- 演奏者が操作する複数の鍵を備える鍵盤を備える電子鍵盤楽器において、
前記各鍵の操作を検出する鍵センサと、
前記鍵センサの検知内容に応じた楽音信号を生成する発音制御部と、
前記各鍵に振動を加えるアクチュエータと、
前記発音制御部が生成した楽音信号から当該楽音信号のサステインド成分を含むサステインド信号を抽出し、前記サステインド信号に応じて前記アクチュエータを駆動する駆動制御部と
を具備することを特徴とする電子鍵盤楽器。 - 前記発音制御部は、記憶手段に記憶された音波形を示す音データに基づいて、前記鍵センサによって操作が検出された鍵に応じた楽音信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の電子鍵盤楽器。
- 前記駆動制御部は、前記サステインド信号の振幅に応じた強度の振動を前記アクチュエータに生じさせることを特徴とする請求項1または2に記載の電子鍵盤楽器。
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