JP6044425B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料噴射弁に関する。
従来、弁孔を形成したバルブボディ(以下、弁ボディと呼称する)と、弁孔を開閉するよう弁ボディの内部に設けたニードル(以下、弁体と呼称する)と、弁ボディの外部から弁孔を覆う噴孔プレートとを備え、噴孔プレートに、プレート厚み方向に貫通する噴孔を形成した燃料噴射弁が知られている(例えば、特許文献1参照)。
噴孔は、弁ボディ側に位置する開口端部(入側開口端部)から弁ボディの反対側に位置する開口端部(出側開口端部)へ向けて流路断面積が大きくなるよう形成されている。
また、噴孔は、噴孔プレートに対する平面視において、入側開口端部の中心よりも出側開口端部の中心のほうが、噴孔プレートの外縁部側に位置するよう形成されている。
特開2002−221128号公報
しかしながら、噴孔の流路断面形状を、入側開口端部から出側開口端部へ向けて流路断面積が大きくなるように形成しただけでは、噴孔から外部へ噴射される燃料液膜が十分に拡がらず、燃料液滴の微粒化が促進されないという問題があった。
そこで、本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、従来のものと比較して、噴孔から外部へ噴射する燃料液膜を十分に拡げて、燃料液滴の微粒化を促進し得る燃料噴射弁を提供することを目的としている。
本発明に係る燃料噴射弁は、上記目的を解決するため、(1)弁孔を備えた弁ボディと、前記弁孔を開閉するよう前記弁ボディの内部に設けた弁体と、前記弁孔を覆うよう弁ボディに設けた噴孔プレートとを備え、前記噴孔プレートに、プレート厚み方向に貫通する噴孔を形成した燃料噴射弁であって、前記噴孔が、前記噴孔プレートの前記厚み方向に対し傾斜しており、前記弁孔側に開口する前記噴孔の入側開口端部が、前記傾斜の方向に延びるオーバル状に形成され、前記噴孔の前記入側開口端部の長軸に沿った断面において相対する内壁面部の交差角である第1の角度よりも、前記入側開口端部の短軸に沿った断面において相対する内壁面部の交差角である第2の角度のほうが大きく、前記噴孔の前記長径に対する前記短径の比が、前記入側開口端部から前記弁孔側とは反対側に開口する前記噴孔の出側開口端部に近付くほど大きくなっている構成である。
この構成により、本発明の燃料噴射弁は、噴孔プレートの噴孔が、入側開口端部の長軸に沿った断面において相対する内壁面部の交差角である第1の角度よりも、入側開口端部に沿った断面において相対する内壁面部の交差角である第2の角度のほうが大きくなるよう形成されているため、噴孔から外部へ噴射される燃料を、入側開口端部の短軸方向に拡げるとともに、弁ボディの外部から空気を、燃料の噴射に呼応して噴孔の内部へ巻き込むことができる。
よって、本発明の燃料噴射弁は、噴孔から外部へ噴射される燃料について、入側開口端部の長軸方向の燃料液膜の厚さを薄くするとともに、燃料液膜を入側開口端部の短軸方向に十分に拡げて、燃料液滴の微粒化を促進し得る。
上記(1)に記載の燃料噴射弁において、(2)前記噴孔は前記入側開口端部から前記出側開口端部へ向けて流路断面積が大きくなるようテーパ状に形成された構成としてもよい。
この構成により、本発明の燃料噴射弁は、噴孔から外部へ噴霧される燃料について、燃料が拡散する範囲を拡げられる。
また、上記(1)または(2)に記載の燃料噴射弁において、(3)前記噴孔の前記出側開口端部の中心は、前記入側開口端部の中心よりも前記弁孔の径方向外方側に位置するよう形成された構成としてもよい。
この構成により、本発明の燃料噴射弁は、噴孔から外部へ噴霧される燃料について、燃料を弁孔の径方向外方へ向けて噴霧できる。
上記(1)ないし(3)に記載の燃料噴射弁において、(4)前記噴孔は、前記噴孔の前記短軸方向において、前記出側開口端部の中心と前記入側開口端部の中心とが、互いに重ならないよう形成された構成としてもよい。
この構成により、本発明の燃料噴射弁は、微粒化された燃料を噴孔の軸線を中心に非対称な範囲に噴霧し得る。
よって、本発明の燃料噴射弁は、隣接する噴孔から噴射される燃料の干渉を抑制することができ、燃料液滴の微粒化を促進し得る。
また、上記(1)ないし(4)に記載の燃料噴射弁において、(5)前記噴孔は、前記入側開口端部の長軸に沿った断面において前記噴孔プレートの中心側に位置する前記内壁面部と前記噴孔の軸線との交差角である内側角度よりも、前記噴孔プレートの外縁部側に位置する前記内壁面部と前記噴孔の軸線との交差角である外側角度のほうが大きくなるよう形成された構成としてもよい。
この構成により、本発明の燃料噴射弁は、噴孔プレートの噴孔が、入側開口端部の長軸に沿った断面において噴孔プレートの中心側に位置する内壁面部と噴孔の軸線との交差角である内側角度よりも、噴孔プレートの外縁部側に位置する内壁面部と噴孔の軸線との交差角である外側角度のほうが大きくなるよう形成されているため、噴孔の出側開口端部の流路断面が、入側開口端部の短軸に対して非対称になるから、噴孔の内壁面部において燃料が伝う噴孔プレートの中心側の部位の曲率が小さくなる。
よって、本発明の燃料噴射弁は、燃料の噴射に呼応して弁ボディの外部から噴孔の内部へと巻き込む空気量を従来よりも増大することができ、かつ噴孔から外部へ噴射される燃料について、入側開口端部の長軸方向の燃料液膜の厚さをより薄くするとともに、燃料液膜を入側開口端部の短軸方向に十分に拡げて、燃料液滴の微粒化効果的に促進し得る。
上記(1)ないし(5)に記載の燃料噴射弁において、(6)前記噴孔は、前記入側開口端部が前記弁孔の外周縁部から径方向内側に離間して形成されている構成としてもよい。
この構成により、本発明の燃料噴射弁は、噴孔の内壁面部において噴孔プレートの中心側に位置する部位に、燃料の流れを密にして、噴孔を流通する燃料に境界層剥離を生じさせ得る。
よって、本発明の燃料噴射弁は、噴孔の内部を流通する燃料の乱れを拡大させ、噴孔から外部へ噴射される燃料について、入側開口端部の長軸方向の燃料液膜の厚さをより薄くするとともに、燃料液膜を出側開口端部の短軸方向に十分に拡げて、燃料液滴の微粒化を効果的に促進し得る。
上記(1)ないし(5)に記載の燃料噴射弁において、(7)前記噴孔は、前記入側開口端部が前記弁孔の外周縁部に隣接して形成されている構成としてもよい。
この構成により、本発明の燃料噴射弁は、弁ボディの内周面部と弁体の外周面部との間隙を流通する燃料を、直ちに噴孔に導くことができる。
よって、本発明の燃料噴射弁は、弁ボディの内部を流通してきた燃料の乱れを減衰しにくく保って、噴孔から外部へ噴射される燃料について、燃料液滴の微粒化を効果的に促進し得る。
上記(7)に記載の燃料噴射弁において、(8)前記噴孔プレートは、前記弁ボディに向き合う面側で凹状をなしている構成としてもよい。
この構成により、噴孔の入側開口端部が弁ボディの端部に重ならず、噴孔の加工精度を緩和できる。
また、燃料噴射弁は、凹部と弁ボディの端部との間に燃料のよどみが生じさせて、噴孔の内部を流通する燃料の乱れを拡大させ、噴孔から外部へ噴射する燃料について、燃料液滴の微粒化を効果的に促進し得る。
本発明によれば、従来のものと比較して、噴孔から外部へ噴射する燃料液膜を十分に拡げて、燃料液滴の微粒化を促進し得る燃料噴射弁を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る燃料噴射弁の構造を示す模式図であり、図1(a)は燃料噴射弁の先端部の縦断面図、図1(b)は図1(a)のB1方向視図、図1(c)は図1(a)のC1方向視図、図1(d)は図1(c)のD1−D1断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る燃料噴射弁の作用を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る燃料噴射弁における噴孔の形状と燃料液膜の厚さとの関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に係る燃料噴射弁の構造を示す模式図であり、図4(a)は燃料噴射弁の先端部の縦断面図、図4(b)は図4(a)のB2方向視図、図4(c)は図4(a)のC2方向視図、図4(d)は図4(c)のD2−D2断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る燃料噴射弁の構造を示す模式図であり、図5(a)は燃料噴射弁の先端部の縦断面図、図5(b)は図5(a)のB3方向視図、図5(c)は図5(a)のC3方向視図、図5(d)は図5(c)のD3−D3断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る燃料噴射弁の構造を示す模式図であり、図6(a)は燃料噴射弁の先端部の縦断面図、図6(b)は図6(a)のB4方向視図、図6(c)は図6(a)のC4方向視図、図6(d)は図6(c)のD4−D4断面図、図6(e)は図6(a)のE4方向視図である。 本発明の第5の実施の形態に係る燃料噴射弁の構造を示す模式図であり、図7(a)は燃料噴射弁の先端部の縦断面図、図7(b)は図7(a)のB5方向視図、図7(c)は図7(a)のC5方向視図、図7(d)は図7(c)のD5−D5断面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る燃料噴射弁の構造を示す模式図であり、図8(a)は燃料噴射弁の先端部の縦断面図、図8(b)は図8(a)のB6方向視図、図8(c)は図8(a)のC6方向視図、図8(d)は図8(c)のD6−D6断面図である。
以下、本発明に係る燃料噴射弁の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態に係る燃料噴射弁1は、図1(a)に示すように、弁ボディ10、弁体20および噴孔プレート30を備え、噴孔プレート30に、プレート厚み方向に貫通する噴孔31を複数備えている。
弁ボディ10は、中空構造体であり、上下に延びる燃料供給通路11と、燃料供給通路11の下端部に連通して下向きに開口する弁孔12を有している。燃料供給通路11には、図示していないポンプにより加圧された燃料が送給されるようになっている。弁孔12の内周面部は、下方に向けて内径がテーパ状に縮小するよう形成され、弁座13となっている。
弁体20は、上下方向に延びる棒状体であり、弁ボディ10の内部に同軸に配置されている。弁体20の下端部は、下方に向けて外径がテーパ状に縮小するよう形成されている。このテーパ部分の最も外径が大きい個所の全周がシール部21として、弁ボディ10の弁座13に接するようになっている。
弁体20は、図示していないスプリングおよびソレノイドコイル等で構成される弁駆動装置により上下方向へ移動し、弁ボディ10の弁孔12を開閉するようになっている。
スプリングは、弁体20を弁ボディ10に対して下向きに押圧する役割を担っている。すなわち、弁体20は、ソレノイドコイルが励磁されていないと、スプリングの復元力により下方へ向けて押圧され、シール部21が弁ボディ10の弁座13に接した状態となるため、燃料供給通路11と弁孔12との連通を遮断されることになる。
ソレノイドコイルは、スプリングの復元力に抗して弁体20を引き上げる役割を担っている。すなわち、弁体20は、ソレノイドコイルが励磁されると、磁気吸引力により引き上げられ、シール部21が弁ボディ10の弁座13から離れた状態となるため、燃料供給通路11と弁孔12とが連通することになる。
噴孔プレート30は、弁孔12を覆うよう弁ボディ10の下端部に溶接等によって取り付けられている。
噴孔31は、図1(b)に示す噴孔プレート30に対する平面視において、流路断面が長軸X1,X2および短軸Y1,Y2を有するオーバル状に形成されている。
ここで、長軸X1および短軸Y1は、噴孔31において、弁ボディ10側(図中上側)に位置する入側開口端部31aに属し、長軸X2および短軸Y2は、噴孔31において、弁ボディ10の反対側(図中の下側)に位置する出側開口端部31bに属している。
なお、以下説明する各実施の形態において、オーバル状とは、楕円形、卵形、長円形等のような、少なくとも1つの軸に線対称な閉じた曲線に限定されるものではなく、線対称ではない閉じた曲線も含むものとする。
噴孔31は、入側開口端部31aから出側開口端部31bへ向けて流路断面積が大きくなるようテーパ状に形成されている。噴孔31は、入側開口端部31aの中心(長軸X1と短軸Y1との交点)よりも出側開口端部31bの中心(長軸X2と短軸Y2との交点)
のほうが、噴孔プレート30の外縁部側に位置するよう形成されている。
噴孔31は、入側開口端部31aおよび出側開口端部31bの長軸X1,X2に沿った縦断面(図1(a)参照)において、相対する内壁面部31c,31dの交差角である第1の角度θ1に比べて、入側開口端部31aおよび出側開口端部31bの短軸Y1,Y2に沿った斜断面(図1(c)および図1(d)参照)において、相対する内壁面部31e,31fの交差角である第2の角度θ2が大きくなるよう形成されている。なお、図中、Zは、噴孔31の軸線を表している。
また、入側開口端部31aの流路断面は、1<Ld/Sd≦3.5の関係を満たすようにすることが好ましい。ここで、Ldは入側開口端部31aの長径、短径Sdは入側開口端部31aの短径である。
次に、本実施の形態に係る燃料噴射弁1の作用を図2を用いて説明する。なお、図2において、Fは燃料の流れ、Aは空気の流れ、Lf1,Lf2,Lf3,Lf4は燃料液膜断面、Lgは燃料液滴、hは燃料液膜の厚さを表している。
燃料噴射弁1は、弁ボディ10の燃料供給通路11に、図示していないポンプから燃料が送給されている状態で燃料噴射を行う。燃料噴射弁1は、図示していない弁駆動装置によって弁体20が引き上げられると、燃料供給通路11の燃料を、弁座13と弁体20の下端部の外周面部との間隙、および弁孔12を経て噴孔31に流入させ、噴孔31の出側開口端部31bから外部下方へ噴射する。
これにより、燃料供給通路11の燃料は、弁座13と弁体20の下端部の外周面部との間隙、および弁孔12を経て噴孔31に流入し、噴孔31から燃料噴射弁1の下方に噴射される。
燃料噴射弁1は、燃料供給通路11から噴孔31へと向かう燃料について、弁座13、弁体20および噴孔プレート30により圧力損失を与えて燃料の流れFに乱れを生じさせ、また、入側開口端部31aから噴孔31に流入する際に、噴孔31の内壁面部31cに密になるように流入させ、境界層剥離を生じさせる。
燃料噴射弁1から噴射された燃料は、出側開口端部31bから離れるのにしたがい、燃料液膜断面がLf1からLf2に拡大していくが、燃料主流から燃料液滴Lgが拡散するため、燃料液膜断面がLf2からLf3,Lf4に縮小し、最終的には、燃料液膜断面が解消する。
燃料液滴Lgの粒径PSと燃料液膜の厚さhとの間には、下記(1)の式に表す関係が成立する。この式は、FRAZERの式と呼ばれるものである。
Pd=C(h/V1/3…(1)
ここで、V:燃料流速、C:係数である。
本実施の形態に係る燃料噴射弁1は、噴孔プレート30の噴孔31を、入側開口端部31aおよび出側開口端部31bの長軸X1,X2に沿った縦断面において相対する内壁面部31c,31dの交差角である第1の角度θ1に比べて、入側開口端部31aおよび出側開口端部31bの短軸Y1,Y2に沿った斜断面において相対する内壁面部31e,31fの交差角である第2の角度θ2が大きくなるよう形成している。
このため、燃料噴射弁1は、燃料を噴孔31から出側開口端部31bの短軸Y2方向に拡がるように下方へ噴射し得る。また、燃料噴射弁1は、噴孔31の内壁面部31cで密な燃料を流れFを生じさせ、噴孔31の内部の内壁面部31d側の領域に負圧を発生させ、これによって、噴孔31の内部へ外部空気の流れAを巻き込むことができる。
よって、燃料噴射弁1は、噴孔31から外部へ噴射する燃料について、出側開口端部31bの長軸X2方向の燃料液膜の厚さhを薄くするとともに、燃料液膜を出側開口端部31bの短軸Y2方向に十分に拡げて、燃料液滴の微粒化が効果的に促進し得る。
また、図3に示すように、入側開口端部31aの流路断面は、1<Ld/Sd≦3.5の関係を満たすようにすると、燃料液膜厚さを薄くすることができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る燃料噴射弁2は、図4(a)に示すように、弁ボディ10、弁体20および噴孔プレート30を備え、噴孔プレート30に、プレート厚み方向に貫通する噴孔32を複数備えている。
弁ボディ10、弁体20および噴孔プレート30の基本的な構造は、前述の第1の実施の形態のものと同様であり、図4(a)〜(d)において図1(a)〜(d)と同じ符号を付した部分は、同一物を表している。
噴孔32は、図4(b)に示す噴孔プレート30に対する平面視において、流路断面が長軸X1,X2および短軸Y1,Y2を有するオーバル状に形成されている。
ここで、長軸X1および短軸Y1は、噴孔32において、弁ボディ10側(図中上側)に位置する入側開口端部32aに属し、長軸X2および短軸Y2は、噴孔32において、弁ボディ10の反対側(図中の下側)に位置する出側開口端部32bに属している。
噴孔32は、入側開口端部32aから出側開口端部32bへ向けて流路断面積が大きくなるようテーパ状に形成されている。噴孔32は、入側開口端部32aの中心(長軸X1と短軸Y1との交点)よりも出側開口端部32bの中心(長軸X2と短軸Y2との交点)のほうが、噴孔プレート30の外縁部側に位置するよう形成されている。
噴孔32は、入側開口端部32aおよび出側開口端部32bの長軸X1,X2に沿った縦断面(図4(a)参照)において、相対する内壁面部32c,32dの交差角である第1の角度θ1に比べて、入側開口端部32aおよび出側開口端部32bの短軸Y1,Y2に沿った斜断面(図4(d)参照)において、相対する内壁面部32e,32fの交差角である第2の角度θ2が大きくなるよう形成されている。なお、図中、Zは、噴孔32の軸線を表している。
さらに、噴孔32は、軸線方向視(図4(c)参照)において、入側開口端部32aの長軸X1と出側開口端部32bの長軸X2とが、互いに重ならないよう形成されている。
これにより、噴孔32は、入側開口端部33aおよび出側開口端部33bの短軸Y1,Y2に沿った斜断面(図4(d)参照)において、軸線Zと内壁面部33eとの交差角である内側角度θ2eに比べて、軸線Zと内壁面部33fとの交差角である外側角度θ2fが大きくなっている。
次に、本実施の形態に係る燃料噴射弁2の作用を説明する。この燃料噴射弁2の基本的な作用は、前述した第1の実施の形態のものと同様であるので、記載を省略する。
燃料噴射弁2は、弁ボディ10の燃料供給通路11に、図示していないポンプから燃料が送給されている状態で燃料噴射を行う。燃料噴射弁2は、図示していない弁駆動装置によって弁体20が引き上げられると、燃料供給通路11の燃料を、弁座13と弁体20の下端部の外周面部との間隙、および弁孔12を経て噴孔32に流入させ、噴孔32の出側開口端部32bから外部下方へ噴射する。
燃料噴射弁2は、燃料供給通路11から噴孔32へと向かう燃料について、弁座13、弁体20および噴孔プレート30により圧力損失を受けて燃料の流れFに乱れを生じさせ、また入側開口端部32aから噴孔32に流入する際に、噴孔32の内壁面部32cに密になるように流入させ、境界層剥離を生じさせる。
燃料噴射弁2から噴射された燃料は、出側開口端部32bから離れるのにしたがい燃料液膜断面を拡大していくが、燃料主流から燃料液滴が拡散するため、燃料液膜断面を徐々に縮小し、最終的には、燃料液膜断面を解消する。
本実施の形態に係る燃料噴射弁2は、噴孔プレート30の噴孔32を、入側開口端部32aおよび出側開口端部32bの長軸X1,X2に沿った縦断面において相対する内壁面部32c,32dの交差角である第1の角度θ1に比べ、入側開口端部32aおよび出側開口端部32bの短軸Y1,Y2に沿った斜断面において相対する内壁面部32e,32fの交差角である第2の角度θ2が大きくなるよう形成している。
このため、燃料噴射弁2は、燃料を噴孔32から出側開口端部32bの短軸Y2方向に拡がるように下方へ噴射し得る。また、燃料噴射弁2は、噴孔32の内壁面部32cで密な燃料を流れFを生じさせ、噴孔32の内部の内壁面部32d側の領域に負圧を発生させ、これによって、噴孔32の内部へ外部空気の流れAを巻き込むことができる。
よって、燃料噴射弁2は、噴孔32から外部へ噴射する燃料について、出側開口端部32bの長軸X2方向の燃料液膜の厚さh(図2参照)を薄くするとともに、燃料液膜を出側開口端部32の短軸Y2方向に十分に拡げて、燃料液滴の微粒化が効果的に促進し得る。
さらに、本実施の形態に係る燃料噴射弁2では、噴孔プレート30の噴孔32を、軸線方向視において、入側開口端部32aの長軸X1と出側開口端部32bの長軸X2とが、互いに重ならないよう形成されている。
これにより、噴孔32は、入側開口端部32aおよび出側開口端部32bの短軸Y1,Y2に沿った斜断面(図4(d)参照)において、軸線Zと内壁面部32eとの交差角である内側角度θ2eに比べて、軸線Zと内壁面部32fとの交差角である外側角度θ2fが大きくなっている。
このため、燃料噴射弁2は、微粒化した燃料を、入側開口端部32aおよび出側開口端部32bの短軸Y1,Y2に沿った斜断面(図4(d)参照)において、噴孔32の軸線Zを中心に非対称な範囲に噴霧する。よって、燃料噴射弁2は、隣接する噴孔32から噴射する燃料の干渉を抑制することができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係る燃料噴射弁3は、図5(a)に示すように、弁ボディ10、弁体20および噴孔プレート30を備え、噴孔プレート30に、プレート厚み方向に貫通する噴孔33を複数備えている。
弁ボディ10、弁体20および噴孔プレート30の基本的な構造は、前述の第1の実施の形態のものと同様であり、図5(a)〜(d)において図1(a)〜(d)と同じ符号を付した部分は、同一物を表している。
噴孔33は、図5(b)に示す噴孔プレート30に対する平面視において、流路断面が長軸X1,X2および短軸Y1,Y2を有するオーバル状に形成されている。
ここで、長軸X1および短軸Y1は、噴孔33において、弁ボディ10側(図中上側)に位置する入側開口端部33aに属し、長軸X2および短軸Y2は、噴孔33において、弁ボディ10の反対側(図中の下側)に位置する出側開口端部33bに属している。さらに、噴孔33の出側開口端部33bの流路断面は、短軸Y2に対して非対称に形成されている。
噴孔33は、入側開口端部33aから出側開口端部33bへ向けて流路断面積が大きくなるようテーパ状に形成されている。噴孔33は、入側開口端部33aの中心(長軸X1と短軸Y1との交点)よりも出側開口端部33bの中心(長軸X2と短軸Y2との交点)の方が、噴孔プレート30の外縁部側に位置するよう形成されている。
噴孔33は、入側開口端部33aおよび出側開口端部33bの長軸X1,X2に沿った縦断面(図5(a)参照)において、相対する内壁面部33c,33dの交差角である第1の角度θ1に比べて、入側開口端部33aおよび出側開口端部33bの短軸Y1,Y2に沿った斜断面(図5(c)および図5(d)参照)において、相対する内壁面部33e,33fの交差角である第2の角度θ2が大きくなるよう形成されている。なお、図中、Zは、噴孔33の軸線を表している。
さらに、噴孔33は、前述のように出側開口端部33bの流路断面が短軸Y2に対して非対称に形成されており、噴孔33において燃料が伝う噴孔プレート30の中心側の内壁面部33cの曲率が小さくなる。
これにより、入側開口端部33aおよび出側開口端部33bの長軸X1,X2に沿った縦断面(図5(a)参照)において、軸線Zと内壁面部33cとの交差角である内側角度θ1cに比べて、軸線Zと内壁面部33dとの交差角である外側角度θ2dが大きくなっている。
次に、本実施の形態に係る燃料噴射弁3の作用を説明する。この燃料噴射弁3の基本的な作用は、前述した第1の実施の形態のものと同様であるので、記載を省略する。
燃料噴射弁3は、弁ボディ10の燃料供給通路11に、図示していないポンプから燃料が送給されている状態で燃料噴射を行う。燃料噴射弁3は、図示していない弁駆動装置によって弁体20が引き上げられると、燃料供給通路11の燃料を、弁座13と弁体20の下端部の外周面部との間隙、および弁孔12を経て噴孔33に流入させ、噴孔33の出側開口端部33bから外部下方へ噴射する。
本実施の形態に係る燃料噴射弁3は、燃料供給通路11から噴孔33へと向かう燃料について、弁座13、弁体20および噴孔プレート30により圧力損失を受けて燃料の流れFに乱れを生じさせ、また入側開口端部33aから噴孔33に流入する際に、噴孔33の内壁面部33cに密になるように流入させ、境界層剥離を生じさせる。
燃料噴射弁3から噴射された燃料は、出側開口端部33bから離れるのにしたがい燃料液膜断面を拡大していくが、燃料主流から燃料液滴が拡散するため、燃料液膜断面を徐々に縮小し、最終的には、燃料液膜断面を解消する。
本実施の形態に係る燃料噴射弁3は、噴孔プレート30の噴孔33を、入側開口端部33aおよび出側開口端部33bの長軸X1,X2に沿った縦断面において相対する内壁面部33c,33dの交差角である第1の角度θ1に比べ、入側開口端部33aおよび出側開口端部33bの短軸Y1,Y2に沿った斜断面において相対する内壁面部33e,33fの交差角である第2の角度θ2が大きくなるよう形成している。
このため、燃料噴射弁3は、燃料を噴孔33から出側開口端部33bの短軸Y2方向に拡がるように下方へ噴射し得る。また、燃料噴射弁3は、噴孔33の内壁面部33cで密な燃料を流れFを生じさせ、噴孔33の内部の内壁面部33d側の領域に負圧を発生させ、これによって、噴孔33の内部へ外部空気の流れAを巻き込むことができる。
よって、燃料噴射弁3は、噴孔33から外部へ噴射する燃料について、出側開口端部33bの長軸X2方向の燃料液膜の厚さh(図2参照)を薄くするとともに、燃料液膜を出側開口端部33bの短軸Y2方向に十分に拡げて、燃料液滴の微粒化が効果的に促進し得る。
さらに、本実施の形態に係る燃料噴射弁3は、噴孔プレート30の噴孔33を、噴孔プレート30に対する平面視で、出側開口端部33bの流路断面が短軸Y2に対して非対称に形成されている。
これにより、入側開口端部33aおよび出側開口端部33bの長軸X1,X2に沿った縦断面(図5(a)参照)において、軸線Zと内壁面部33cとの交差角である内側角度θ1cに比べて、軸線Zと内壁面部33dとの交差角である外側角度θ1dが大きくなっている。
このため、燃料噴射弁3は、燃料液膜を、出側開口端部33bの長軸X2方向に十分に拡げるとともに、外部から噴孔33の内部へと巻き込まれる空気量を増大し、燃料液滴の微粒化を効果的に促進し得る。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態に係る燃料噴射弁4は、図6(a)に示すように、弁ボディ10、弁体20および噴孔プレート30を備え、噴孔プレート30に、プレート厚み方向に貫通する噴孔34を複数備えている。
弁ボディ10、弁体20および噴孔プレート30の基本的な構造は、前述の第1の実施の形態のものと同様であり、図6(a)〜(e)において図1(a)〜(d)と同じ符号を付した部分は、同一物を表している。
噴孔34は、図6(b)に示す噴孔プレート30に対する平面視において、流路断面が長軸X1,X2および短軸Y1,Y2を有するオーバル状に形成されている。
ここで、長軸X1および短軸Y1は、噴孔34において、弁ボディ10側(図中上側)に位置する入側開口端部34aに属し、長軸X2および短軸Y2は、噴孔34において、弁ボディ10の反対側(図中の下側)に位置する出側開口端部34bに属している。
噴孔34は、入側開口端部34aから出側開口端部34bへ向けて流路断面積が大きくなるようテーパ状に形成されている。噴孔34は、入側開口端部34aの中心(長軸X1と短軸Y1との交点)よりも出側開口端部34bの中心(長軸X2と短軸Y2との交点)のほうが、噴孔プレート30の外縁部側に位置するよう形成されている。
噴孔34は、出側開口端部34bの長軸X2に沿った縦断面(図6(a)参照)において、相対する内壁面部34c,34dの交差角である第1の角度θ1に比べて、出側開口端部34bの短軸Y2に沿った斜断面(図6(c)および図6(d)参照)において、相対する内壁面部34e,34fの交差角である第2の角度θ2が大きくなるよう形成されている。なお、図中、Zは、噴孔34の軸線を表している。
さらに、噴孔34は、噴孔プレート30に対する平面視(図6(e)参照)において、入側開口端部34aの長軸X1が弁孔12の中心Oに向けて延びるよう形成されている。
次に、本実施の形態に係る燃料噴射弁4の作用を説明する。この燃料噴射弁4の基本的な作用は、前述した第1の実施の形態のものと同様であるので、記載を省略する。
燃料噴射弁4は、弁ボディ10の燃料供給通路11に、図示していないポンプから燃料が送給されている状態で燃料噴射を行う。燃料噴射弁4は、図示していない弁駆動装置によって弁体20が引き上げられると、燃料供給通路11の燃料を、弁座13と弁体20の下端部の外周面部との間隙、および弁孔12を経て噴孔34に流入させ、噴孔34の出側開口端部34bから外部下方へ噴射する。
燃料噴射弁4から噴射された燃料は、出側開口端部34bから離れるのにしたがい燃料液膜断面を拡大していくが、燃料主流から燃料液滴が拡散するため、燃料液膜断面を徐々に縮小し、最終的には、燃料液膜断面を解消する。
本実施の形態に係る燃料噴射弁4は、噴孔プレート30の噴孔34を、入側開口端部34aおよび出側開口端部34bの長軸X1,X2に沿った縦断面において相対する内壁面部34c,34dの交差角である第1の角度θ1に比べ、入側開口端部34aおよび出側開口端部34bの短軸Y1,Y2に沿った斜断面において相対する内壁面部34e,34fの交差角である第2の角度θ2が大きくなるよう形成している。
このため、燃料噴射弁4は、燃料を噴孔34から出側開口端部34bの短軸Y2方向に拡がるように下方へ噴射し得る。また、燃料噴射弁4は、噴孔34の内壁面部34cで密な燃料を流れFを生じさせ、噴孔34の内部の内壁面部34d側の領域に負圧を発生させ、これによって、噴孔34の内部へ外部空気の流れAを巻き込むことができる。
また、本実施の形態に係る燃料噴射弁4は、噴孔プレート30の噴孔34を、入側開口端部34aの長軸X1が弁孔12の中心Oに向けて延びるよう形成されているため、噴孔34の内壁面部34c側で密となる燃料の流れFを生じさせ、噴孔34を流通する燃料に境界層剥離を生じさせる。
よって、燃料噴射弁4は、噴孔34から外部へ噴射する燃料について、出側開口端部34bの長軸X2方向の燃料液膜の厚さh(図2参照)を薄くするとともに、燃料液膜を出側開口端部34の短軸Y2方向に十分に拡げて、燃料液滴の微粒化が効果的に促進し得る。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態に係る燃料噴射弁5は、図7(a)に示すように、弁ボディ10、弁体20および噴孔プレート30を備え、噴孔プレート30に、プレート厚み方向に貫通する噴孔35を複数備えている。
弁ボディ10、弁体20および噴孔プレート30の基本的な構造は、前述の第1の実施の形態のものと同様であり、図7(a)〜(d)において図1(a)〜(d)と同じ符号を付した部分は、同一物を表している。
噴孔35は、図7(b)に示す噴孔プレート30に対する平面視において、流路断面が長軸X1,X2および短軸Y1,Y2を有するオーバル状に形成されている。
ここで、長軸X1および短軸Y1は、噴孔35において、弁ボディ10側(図中上側)に位置する入側開口端部35aに属し、長軸X2および短軸Y2は、噴孔35において、弁ボディ10の反対側(図中の下側)に位置する出側開口端部35bに属している。
噴孔35は、入側開口端部35aから出側開口端部35bへ向けて流路断面積が大きくなるようテーパ状に形成されている。噴孔35は、入側開口端部35aの中心(長軸X1と短軸Y1との交点)よりも出側開口端部35bの中心(長軸X2と短軸Y2との交点)のほうが、噴孔プレート30の外縁部側に位置するよう形成されている。
噴孔35は、入側開口端部35aおよび出側開口端部35bの長軸X1,X2に沿った縦断面(図7(a)参照)において、相対する内壁面部35c,35dの交差角である第1の角度θ1に比べて、入側開口端部35aおよび出側開口端部35bの短軸Y1,Y2に沿った斜断面(図7(c)および図7(d)参照)において、相対する内壁面部35e,35fの交差角である第2の角度θ2が大きくなるよう形成されている。なお、図中、Zは、噴孔35の軸線を表している。
さらに、噴孔35は、入側開口端部35aが、弁ボディ10の内周縁部に隣接するよう形成されている。
次に、本実施の形態に係る燃料噴射弁5の作用を説明する。この燃料噴射弁5の基本的な作用は、前述した第1の実施の形態のものと同様であるので、記載を省略する。
燃料噴射弁5は、弁ボディ10の燃料供給通路11に、図示していないポンプから燃料が送給されている状態で燃料を噴射するように構成されている。すなわち、燃料噴射弁5は、図示していない弁駆動装置によって弁体20が引き上げられると、燃料供給通路11の燃料を、弁座13と弁体20の下端部の外周面部との間隙、および弁孔12を経て噴孔35に流入させ、噴孔35の出側開口端部35bから下方に噴射する。
燃料噴射弁5から噴射された燃料は、出側開口端部35bから離れるのにしたがい燃料液膜断面を拡大していくが、燃料主流から燃料液滴が拡散するため、燃料液膜断面を徐々に縮小し、最終的には、燃料液膜断面を解消する。
本実施の形態に係る燃料噴射弁5は、噴孔プレート30の噴孔35を、入側開口端部35aおよび出側開口端部35bの長軸X1,X2に沿った縦断面において相対する内壁面部35c,35dの交差角である第1の角度θ1に比べ、入側開口端部35aおよび出側開口端部35bの短軸Y1,Y2に沿った斜断面において相対する内壁面部35e,35fの交差角である第2の角度θ2が大きくなるよう形成している。
このため、燃料噴射弁5は、燃料を噴孔35から出側開口端部35bの短軸Y2方向に拡がるように下方へ噴射し得る。また、燃料噴射弁5は、噴孔35の内壁面部35cで密な燃料を流れFを生じさせ、噴孔35の内部の内壁面部35d側の領域に負圧を発生させ、これによって、噴孔35の内部へ外部空気の流れAを巻き込むことができる。
よって、燃料噴射弁5は、噴孔35から外部へ噴射される燃料について、出側開口端部35bの長軸X2方向の燃料液膜の厚さh(図2参照)を薄くするとともに、燃料液膜を出側開口端部35bの短軸Y2方向に十分に拡げて、燃料液滴の微粒化を促進し得る。
また、本実施の形態に係る燃料噴射弁5は、噴孔プレート30の噴孔35を、入側開口端部35aが弁ボディ10の弁孔12の内周縁部に隣接するよう形成されている。このため、燃料噴射弁5は、弁ボディ10の弁座13と弁体20の外周面部との間隙を流通する燃料を、直ちに噴孔35に導くようになっている。
よって、燃料噴射弁5は、噴孔35から外部へ噴射する燃料について、弁ボディ10の内部を流通する燃料の流通の乱れを減衰しにくく保って、燃料液滴の微粒化を効果的に促進し得る。
(第6の実施の形態)
第6の実施の形態に係る燃料噴射弁6は、図8(a)に示すように、弁ボディ10、弁体20および噴孔プレート30を備え、噴孔プレート30に、プレート厚み方向に貫通する噴孔36を複数備えている。
弁ボディ10、弁体20および噴孔プレート30の基本的な構造は、前述の第1の実施の形態のものと同様であり、図8(a)〜(d)において図1(a)〜(d)と同じ符号を付した部分は、同一物を表しており詳細な構成については記載を省略する。
この燃料噴射弁6は、噴孔プレート30に、弁ボディ10に向き合うとともに弁孔12の内周縁部を周方向に取り囲む凹部37を形成されている。
噴孔36は、図8(b)に示す噴孔プレート30に対する平面視において、流路断面が長軸X1,X2および短軸Y1,Y2を有するオーバル状に形成されている。
ここで、長軸X1および短軸Y1は、噴孔36において、弁ボディ10側(図中上側)に位置する入側開口端部36aに属し、長軸X2および短軸Y2は、噴孔36において、弁ボディ10の反対側(図中の下側)に位置する出側開口端部36bに属している。また、噴孔36の入側開口端部36aは、凹部37に含まれている。
噴孔36は、入側開口端部36aから出側開口端部36bへ向けて流路断面積が大きくなるようテーパ状に形成されている。噴孔36は、入側開口端部36aの中心(長軸X1と短軸Y1との交点)よりも出側開口端部36bの中心(長軸X2と短軸Y2との交点)のほうが、噴孔プレート30の外縁部側に位置するよう形成されている。
噴孔36は、入側開口端部36aおよび出側開口端部36bの長軸X1,X2に沿った縦断面(図8(a)参照)において、相対する内壁面部36c,36dの交差角である第1の角度θ1に比べて、入側開口端部36aおよび出側開口端部36bの短軸Y1,Y2に沿った斜断面(図8(c)および図8(d)参照)において、相対する内壁面部36e,36fの交差角である第2の角度θ2が大きくなるよう形成されている。なお、図中、Zは、噴孔36の軸線を表している。
さらに、噴孔36は、入側開口端部36aが、弁ボディ10の内周縁部に隣接するよう形成されている。
次に、本実施の形態に係る燃料噴射弁6の作用を説明する。この燃料噴射弁6の基本的な作用は、前述した第1の実施の形態のものと同様であるので、記載を省略する。
燃料噴射弁6は、弁ボディ10の燃料供給通路11に、図示していないポンプから燃料が送給されている状態で燃料を噴射する。すなわち、燃料噴射弁6は、図示していない弁駆動装置によって弁体20が引き上げられると、燃料供給通路11の燃料を、弁座13と弁体20の下端部の外周面部との間隙、および弁孔12を経て噴孔36に流入させ、噴孔36の出側開口端部36bから下方に噴射する。
燃料噴射弁6から噴射された燃料は、出側開口端部36bから離れるのにしたがい燃料液膜断面を拡大していくが、燃料主流から燃料液滴が拡散するため、燃料液膜断面を徐々に縮小し、最終的には、燃料液膜断面を解消する。
本実施の形態に係る燃料噴射弁6は、噴孔プレート30の噴孔36を、入側開口端部36aおよび出側開口端部36bの長軸X1,X2に沿った縦断面において相対する内壁面部36c,36dの交差角である第1の角度θ1に比べ、入側開口端部36aおよび出側開口端部36bの短軸Y1,Y2に沿った斜断面において相対する内壁面部36e,36fの交差角である第2の角度θ2が大きくなるよう形成している。
このため、燃料噴射弁6は、燃料を噴孔36から出側開口端部36bの短軸Y2方向に拡がるように下方へ噴射し得る。また、燃料噴射弁6は、噴孔36の内壁面部36cで密な燃料を流れFを生じさせ、噴孔36の内部の内壁面部36d側の領域に負圧を発生させ、これによって、噴孔36の内部へ外部空気の流れAを巻き込むことができる。
よって、燃料噴射弁6は、噴孔36から外部へ噴射される燃料について、出側開口端部36bの長軸X2方向の燃料液膜の厚さh(図2参照)を薄くするとともに、燃料液膜を出側開口端部36bの短軸Y2方向に十分に拡げて、燃料液滴の微粒化を促進し得る。
また、本実施の形態に係る燃料噴射弁6は、噴孔プレート30の噴孔36を、入側開口端部36aが弁ボディ10の弁孔12の内周縁部に隣接するよう形成されている。このため、燃料噴射弁6は、弁ボディ10の弁座13と弁体20の外周面部との間隙を流通する燃料を直ちに噴孔36に導くように構成されている。
よって、燃料噴射弁6は、弁ボディ10の内部を流通してきた燃料の乱れを減衰しにくく保って、噴孔36から外部へ噴射される燃料について、燃料液滴の微粒化を効果的に促進し得る。
さらに、本実施の形態に係る燃料噴射弁6は、噴孔プレート30に、弁ボディ10に向き合うとともに弁孔12の内周縁部を周方向に取り囲む凹部37を形成されている。この構成により、噴孔36の入側開口端部36aが弁ボディ10の端部に重ならず、噴孔36の加工精度を緩和できる。
また、燃料噴射弁6は、凹部37と弁ボディ10の端部との間に燃料のよどみが生じさせて、噴孔36の内部を流通する燃料の乱れを拡大させ、噴孔36から外部へ噴射する燃料について、燃料液滴の微粒化をより効果的に促進し得る。
なお、本発明に係る燃料噴射弁の技術的範囲は、上述した実施の形態に限定されるものでなく、本発明の範囲を逸脱しない限り、特許請求の範囲に記載した各構成要素の種々の変更を含むものである。
前述した各実施の形態では、噴孔31〜36の入側開口端部31a〜36aの長軸X1と出側開口端部31b〜36bの長軸X2とが略方向に延びるとともに、噴孔31〜36の出側開口端部31a〜36aの短軸Y1と出側開口端部31b〜36bの短軸Y2とが略方向に延びているが、噴孔31〜36の入側開口端部31a〜36aの長軸X1と出側開口端部31b〜36bの短軸Y2とが略方向に延びるとともに、噴孔31〜36の出側開口端部31a〜36aの短軸X1と出側開口端部31b〜36bの長軸X2とが略方向に延びるようにしてもよい。
以上のように、本発明に係る燃料噴射弁は、噴孔から外部へ噴射される燃料液膜を十分に拡げて、燃料液滴の微粒化を促進するという効果を有し、各種の内燃機関全般に有用である。
1〜6…燃料噴射弁、10…弁ボディ、12…弁孔、20…弁体、30…噴孔プレート、31〜36…噴孔、31a〜36a…入側開口端部、31b〜36b…出側開口端部、31c〜36c…内壁面部、31d〜36d…内壁面部、31e〜36e…内壁面部、31f〜36f…内壁面部、37…凹部、X1,X2…長軸、Y1,Y2…短軸、Z…軸線、θ1…第1の角度、θ2…第2の角度、θ1c,θ2e…内側角度、θ1d,θ2f…外側角度

Claims (8)

  1. 弁孔を備えた弁ボディと、
    前記弁孔を開閉するよう前記弁ボディの内部に設けた弁体と、
    前記弁孔を覆うよう弁ボディに設けた噴孔プレートとを備え、
    前記噴孔プレートに、プレート厚み方向に貫通する噴孔を形成した燃料噴射弁であって、
    前記噴孔が、前記噴孔プレートの前記厚み方向に対し傾斜しており、
    前記弁孔側に開口する前記噴孔の入側開口端部が、前記傾斜の方向に延びるオーバル状に形成され、
    前記噴孔の前記入側開口端部の長軸に沿った断面において相対する内壁面部の交差角である第1の角度よりも、前記入側開口端部の短軸に沿った断面において相対する内壁面部の交差角である第2の角度のほうが大きく、前記噴孔の前記長径に対する前記短径の比が、前記入側開口端部から前記弁孔側とは反対側に開口する前記噴孔の出側開口端部に近付くほど大きくなっていることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記噴孔は、前記入側開口端部から前記出側開口端部へ向けて流路断面積が大きくなるようテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記噴孔の前記出側開口端部の中心は、前記入側開口端部の中心よりも前記弁孔の径方向外方側に位置していることを特徴とする請求項1または請求項2の燃料噴射弁。
  4. 前記噴孔は、前記噴孔の前記短軸方向において、前記出側開口端部の中心と前記入側開口端部の中心とが、互い離れていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記噴孔は、前記入側開口端部の長軸に沿った断面において前記噴孔プレートの中心側に位置する前記内壁面部と前記噴孔の軸線との交差角である内側角度よりも、前記噴孔プレートの外縁部側に位置する前記内壁面部と前記噴孔の軸線との交差角である外側角度のほうが大きくなるよう形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の燃料噴射弁。
  6. 前記噴孔は、前記入側開口端部が前記弁孔の外周縁部から径方向内側に離間して形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の燃料噴射弁。
  7. 前記噴孔は、前記入側開口端部が前記弁孔の外周縁部に隣接して形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の燃料噴射弁。
  8. 前記噴孔プレートは、前記弁ボディに向き合う面側で凹状をなしていることを特徴とする請求項7に記載の燃料噴射弁。
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