JP4221726B2 - 噴孔プレート及び燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を噴射する噴孔を有する噴孔プレート及びそれを備えた燃料噴射弁に関する。
従来、燃料噴射弁等の液体噴射弁の噴孔プレートとして、板厚方向に延びる当該噴孔プレートの中心軸に対し入口側から出口側に向かうほど離間するように噴孔の孔軸を傾斜させたものが知られている。そして、このような噴孔プレートにおいて各噴孔から噴射される噴霧が互いに干渉し合うことを防止し、それによって噴霧の微粒化を促進する技術が例えば特許文献1に開示されている。
特開平11−72067号公報
しかし、特許文献1に開示の技術では、各噴孔の内壁に沿う周方向流れの強さが各噴孔の傾斜角に応じて相違し、その結果、各噴孔の出口側における液膜成長に差異が生じてしまう。そのため、各噴孔から噴射される噴霧の粒径がばらついてしまい、噴霧の微粒化効果が十分に得られなくなるのである。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、噴霧の微粒化効果を高める噴孔プレートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、燃料噴霧の微粒化効果を高める燃料噴射弁を提供することにある。
請求項1に記載の発明によると、各噴孔の孔軸は、板厚方向に延びる噴孔プレートの中心軸(以下、プレート中心軸という)に対して入口側から出口側に向かうほど離間するように傾斜している。そして、プレート中心軸に近い側の内壁部の傾斜角が小さい噴孔ほどその横断面の扁平率が大きいので、各噴孔内での周方向流れの強さ、さらには各噴孔出口側での液膜成長に差異が生じることを抑制できる。これにより、各噴孔から噴射される噴霧の粒径を均一化することが可能となるので、噴霧の微粒化効果を高めることができる。
請求項2,3に記載の発明によると、プレート中心軸に対して孔軸が入口側から出口側に向かうほど離間するように傾斜する各噴孔の横断面は、当該離間方向に長軸を有する扁平形状を呈している。これにより、各噴孔出口側での液膜成長に差異が生じることを確実に防止して、各噴孔からの噴霧粒径の均一化効果を高めることができる。
請求項4に記載の発明によると、プレート中心軸を含み互いに直交する二つの仮想平面により仕切られて噴孔プレートの周方向に並ぶ四つの領域には、それぞれ複数ずつ噴孔が設けられている。そして、同一領域内に設けられている複数の噴孔について、傾斜角が小さい噴孔ほど横断面の扁平率が大きい関係が成立しているので、同一領域内の各噴孔から噴射される噴霧が相互干渉することを十分に防止しつつ、それら各噴孔からの噴霧粒径を均一化することができる。したがって、噴霧の微粒化効果をさらに高めることができる。
請求項5に記載の発明によると、複数の噴孔のうち第一噴孔と第二噴孔とは、プレート中心軸を含む仮想平面を挟んで設けられている。そして第一噴孔は、プレート中心軸に対して孔軸が入口側から出口側に向かうほど離間するように傾斜している。また一方、第二噴孔は、上記仮想平面に対して孔軸が入口側から出口側に向かうほど接近するように傾斜し、横断面の扁平率が第一噴孔より大きくなっている。このような構成によれば、第一噴孔内及び第二噴孔内での周方向流れの強さ、さらには第一噴孔出口側及び第二噴孔出口側での液膜成長に差異が生じることを抑制できる。これにより、第一噴孔及び第二噴孔の各々から噴射される噴霧の粒径を均一化することが可能となるので、噴霧の微粒化効果を高めることができる。
請求項6に記載の発明によると、プレート中心軸に対して孔軸が入口側から出口側に向かうほど離間するように傾斜する第一噴孔の横断面は、当該離間方向に長軸を有する扁平形状を呈している。また、請求項7に記載の発明によると、仮想平面に対して孔軸が入口側から出口側に向かうほど接近するように傾斜する第二噴孔の横断面は、当該接近方向に短軸を有する扁平形状を呈している。さらにまた、請求項8に記載の発明によると、第一噴孔と第二噴孔とは、上記仮想平面に関して互いに対称位置に設けられている。これら請求項6〜8に記載の発明によれば、第一噴孔出口側及び第二噴孔出口側での液膜成長に差異が生じることを確実に防止して、それら各噴孔からの噴霧粒径の均一化効果を高めることができる。
請求項9に記載の発明によると、上記仮想平面を挟む両側の第一領域及び第二領域のうち、第一領域内には、複数の第一噴孔が設けられ、第二領域内には、当該仮想平面に関する各第一噴孔の対称位置にそれぞれ第二噴孔が設けられている。そして、互いに対称位置にある第一噴孔及び第二噴孔について、第二噴孔の横断面が第一噴孔の横断面より扁平率が大きい関係が成立しているので、噴霧の微粒化効果を高めつつ噴霧量を増大することができる。
請求項10,11に記載の発明によると、第一領域内の複数の第一噴孔について、プレート中心軸に近い側の内壁部の傾斜角が小さい第一噴孔ほどその横断面の扁平率が大きい関係が成立している。そのため、各第一噴孔内での周方向流れの強さ、さらには各第一噴孔出口側での液膜成長に差異が生じることを抑制できる。これにより、各第一噴孔から噴射される噴霧の粒径を均一化することが可能となるので、噴霧の微粒化効果をさらに高めることができる。
請求項12,13に記載の発明によると、第二領域内の複数の第二噴孔について、上記仮想平面とは遠い側の内壁部の傾斜角が大きい第二噴孔ほどその横断面の扁平率が小さい関係が成立している。そのため、各第二噴孔内での周方向流れの強さ、さらには各第二噴孔出口側での液膜成長に差異が生じることを抑制できる。これにより、各第二噴孔から噴射される噴霧の粒径を均一化することが可能となるので、噴霧の微粒化効果をさらに高めることができる。
請求項14に記載の発明によると、各噴孔は、入口側から出口側に向かうほど拡がっているので、噴霧の微粒化効果をさらに高めることができる。
尚、各噴孔の横断面形状は、例えば請求項15に記載の発明のように楕円形であってもよいし、請求項16に記載の発明のように小判形であってもよいし、請求項17に記載の発明のように長方形であってもよい。
請求項18に記載の燃料噴射弁は、請求項1〜17のいずれか一項に記載の噴孔プレートを備えているので、燃料噴霧の微粒化効果を高めることができる。
以上、本発明において噴孔の横断面とは、噴孔の孔軸に対して直交する断面であり、噴孔の縦断面とは、噴孔の孔軸を含む断面である。また、本発明において扁平率とは、一般によく知られているように、噴孔の横断面における長軸及び短軸の各長さをそれぞれL及びSとしたときに(L−S)/Lにて表される値である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
図2は、本発明の第一実施形態による噴孔プレート1を備えた燃料噴射弁10を示している。燃料噴射弁10は、例えば予混合式のガソリンエンジンに適用されるが、直噴式のガソリンエンジンやディーゼルエンジン等に適用することも可能である。
燃料噴射弁10において、ハウジング11は筒状に形成されており、第一磁性部12、非磁性部13及び第二磁性部14を有している。非磁性部13は、第一磁性部12と第二磁性部14との磁気的な短絡を防止する。
ハウジング11の一端部には燃料導入口16が形成されており、燃料ポンプから当該燃料導入口16を通じてハウジング11内に燃料が導入される。
ハウジング11の他端部には、弁ボディ20が装着されている。弁ボディ20は筒状に形成されており、ハウジング11内に導入された燃料が流入する燃料通路26を内周面20aにより囲んでいる。この内周面20aには弁座23が形成されており、弁部材24が当該弁座23に離着座することにより燃料通路26が開閉される。弁ボディ20においてハウジング11とは反対側には、カップ状の噴孔プレート1が装着されている。この噴孔プレート1は、図2及び図3に示すように、円形平板状の本体部2と円筒状の周壁部3とを有している。本体部2には、それを弁ボディ20側の端面から他端面に向かって貫通するように複数の噴孔30a,30b,30c(図1参照)が形成されている。
弁部材24は、ハウジング11及び弁ボディ20の内周側に同軸上に収容されて軸方向に往復移動可能となっている。弁部材24は、弁ボディ20の燃料通路26に露出する弁座23に着座可能なシート部25を有している。
駆動部40は、スプール41、コイル42、固定コア43及び可動コア44を有している。スプール41は樹脂で筒状に形成され、ハウジング11の外周側に装着されている。コイル42はスプール41の外周側に巻き回しされており、コネクタ46のターミナル47に接続されている。スプール41及びコイル42の外周側は、コネクタ46と一体成形されてなる樹脂モールド48によって覆われている。
固定コア43は鉄等の磁性材料で筒状に形成され、コイル42の内周側となるハウジング11の内壁に装着されている。可動コア44は例えば鉄等の磁性材料で筒状に形成されており、ハウジング11の内周側に同軸上に収容されて軸方向に往復移動可能となっている。可動コア44は固定コア43よりも燃料下流側に配置され、当該固定コア43と向き合っている。可動コア44において固定コア43とは反対側の端部は、弁部材24に対し相対移動不能に接続されている。可動コア44は、付勢部材であるスプリング18の一端部を係止している。このスプリング18の他端部は、固定コア43に圧入されたアジャスティングパイプ19に係止されている。これによりスプリング18の復元力は、可動コア44及び弁部材24を固定コア43とは反対側に付勢する力として作用している。尚、固定コア43へのアジャスティングパイプ19の圧入量を変えることにより、スプリング18による付勢力の大きさが調整され得る。
コイル42への通電が停止されているときには、固定コア43と可動コア44との間に磁気吸引力が発生しない。そのため、スプリング18の付勢力を受ける可動コア44及び弁部材24が固定コア43とは反対側へ移動し、当該弁部材24のシート部25が弁座23に着座した状態となる。したがって、各噴孔30a,30b,30cからは燃料が噴射されない。一方、コイル42が通電されると、固定コア43と可動コア44との間に磁気吸引力が発生する。そして、この磁気吸引力が増大すると、可動コア44及び弁部材24が固定コア43側に移動し、当該弁部材24のシート部25が弁座23から離座する。したがって、コイル42への通電が停止されてシート部25が再び弁座23に着座するまで、各噴孔30a,30b,30cから燃料が噴射される。
次に、噴孔プレート1について詳細に説明する。
図2及び図3に示すように、噴孔プレート1において本体部2の板厚方向に延びる中心軸4は弁部材24の弁軸と略一致しており、この中心軸4を含む二つの仮想平面5,6によって噴孔プレート1の本体部2が四つの領域α,β,γ,δに分けられている。ここで仮想平面5,6は、本体部2の両端面に対して垂直に且つ互いに垂直に交差するように定義されており、それにより各領域α,β,γ,δを中心軸方向に視た平面形状が互いに同じ内角45°の扇形となっている。図4に示すように各領域α,β,γ,δには、三種類の噴孔30a,30b,30cが一つずつ設けられている。各領域α,β,γ,δの噴孔30a,30b,30cは、仮想平面5を挟んで隣り合う領域の同符号の噴孔とは仮想平面5に関して対称形である。また、各領域α,β,γ,δの噴孔30a,30b,30cと、仮想平面6を挟んで隣り合う領域の同符号の噴孔とは仮想平面6に関して対称形である。そこで以下では、領域αの噴孔30a,30b,30cについて代表的に説明し、他の領域β,γ,δの噴孔30a,30b,30cについては説明を省略する。
図1に示すように噴孔30a,30b,30cは、各々の孔軸31a,31b,31cが中心軸4に対して入口側から出口側に向かうほど離間する形態にて傾斜する所謂傾斜噴孔であり、また入口側から出口側に向かうほど拡がる所謂テーパ噴孔である。ここで噴孔30a,30b,30cの横断面(図1のA3,B3,C3に示す断面)は、孔軸31a,31b,31cの中心軸4からの離間方向に長軸32a,32b,32cを有する楕円形であり、その扁平率は個々の孔軸方向では一定であるが、互いには異なっている。
具体的に各噴孔30a,30b,30cについて、長軸32a,32b,32cを含む縦断面(図1のA2,B2,C2に示す断面)上で中心軸4に近い内側の内壁部(以下、内側内壁部という)34a,34b,34cと、中心軸4に平行な平行軸7a,7b,7cとのなす傾斜角θa,θb,θcは、関係式θa>θb>θcを満たしている。そして各噴孔30a,30b,30cの横断面(図1のA3,B3,C3に示す断面)において長軸32a,32b,32cと短軸33a,33b,33cとの相関を表す扁平率ra,rb,rcは、関係式ra≦rb≦rcを満たしている。即ち領域αでは、内側内壁部の傾斜角が小さい噴孔ほど横断面の扁平率が大きくなっている。
尚、図1のA2,B2,C2に示すように本実施形態では、各噴孔30a,30b,30cのテーパ角ψa,ψb,ψcが関係式ψa≦ψb≦ψcを満たしている。即ち領域αでは、傾斜角が大きい噴孔ほどテーパ角が小さくなっている。また、図4に示すように本実施形態では、噴孔30a,30cの入口が中心軸4周りの仮想円8上に設けられている一方、噴孔30bの入口が仮想円8より小さな仮想円9上に設けられている。さらにまた、図1のA1,B1,C1に示すように本実施形態では各噴孔30a,30b,30cについて、長軸32a,32b,32cと仮想平面5とのなす周方向の位置設定角ηa,ηb,ηcが関係式ηa<ηb<ηcを満たしている。即ち領域αでは、周方向の位置設定角が大きい噴孔ほど内側内壁部の傾斜角が小さく且つテーパ角及び扁平率が大きくなっている。
以上説明した領域αの噴孔30a,30b,30cと同様の構成を領域β,γ,δの30a,30b,30cが有していることにより、燃料噴射弁10は図5に示す如き噴霧を形成する。このとき、内側内壁部の傾斜角が小さい噴孔ほど横断面の扁平率が大きい噴孔プレート1の作用により、各噴孔30a,30b,30c内での周方向流れの強さ、さらにはそれら噴孔出口側での液膜成長に差異が生じ難くなる。その結果、各噴孔30a,30b,30cから噴射される噴霧の粒径を均一にすることができるので、高い微粒化効果を得ることができる。
(第二実施形態)
図6に示すように、本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付すことで説明を省略する。
第二実施形態の噴孔プレート100では、第一実施形態と実質的に同一構成の噴孔30a,30b,30cを第一噴孔として領域β,γの本体部102に設けているが、第一実施形態とは異なる構成の噴孔110a,110b,110cを第二噴孔として領域α,δの本体部102に設けている。
具体的に領域α,δの第二噴孔110aは、仮想平面5を挟んで隣り合う領域の第一噴孔30aとは仮想平面5に関して対称位置にある。同様に領域α,δの第二噴孔110bは、仮想平面5を挟んで隣り合う領域の第一噴孔30bとは仮想平面5に関して対称位置にあり、領域α,δの第二噴孔110cは、仮想平面5を挟んで隣り合う領域の第一噴孔30cとは仮想平面5に関して対称位置にある。そして領域αの第二噴孔110a,110b,110cは、領域δの同符号の第二噴孔とは仮想平面6に関して対称形となっている。そこで以下では、領域αの第二噴孔110a,110b,110cについて代表的に説明し、領域δの第二噴孔110a,110b,110cについては説明を省略する。
図7に示すように第二噴孔110a,110b,110cは、各々の孔軸111a,111b,111cが仮想平面5に対して入口側から出口側に向かうほど接近する形態にて傾斜する所謂傾斜噴孔であり、また入口側から出口側に向かうほど拡がる所謂テーパ噴孔である。ここで第二噴孔110a,110b,110cの横断面(図7のA3,B3,C3の断面)は、孔軸111a,111b,111cの仮想平面5に対する接近方向に短軸113a,113b,113cを有する楕円形であり、その扁平率は個々の孔軸方向では一定であるが、互いには異なっている。
具体的に各第二噴孔110a,110b,110cについて、短軸113a,113b,113cを含む縦断面(図7のA2,B2,C2の断面)上で仮想平面5から遠い外側の内壁部(以下、外側内壁部という)114a,114b,114cと、中心軸4に平行な平行軸120a,120b,120cとのなす傾斜角Θa,Θb,Θcは、関係式Θa>Θb>Θcを満たしている。そして各第二噴孔110a,110b,110cの横断面(図7のA3,B3,C3の断面)において長軸112a,112b,112cと短軸113a,113b,113cとの相関を表す扁平率Ra,Rb,Rcが関係式Ra≦Rb≦Rcを満たしている。即ち領域αでは、外側内壁部の傾斜角が大きい第二噴孔ほど横断面の扁平率が小さくなっている。さらに、図8に示すように本実施形態では、各第二噴孔110a,110b,110cの横断面における扁平率Ra,Rb,Rcが、仮想平面5に関して対称位置にある第一噴孔30a,30b,30cの扁平率ra,rb,rcより大きい関係を満たしているのである。
尚、図7のA2,B2,C2に示すように本実施形態では、各第二噴孔110a,110b,110cのテーパ角Ψa,Ψb,Ψcが関係式Ψa≦Ψb≦Ψcを満たしている。即ち領域αでは、傾斜角が大きい第二噴孔ほどテーパ角が小さくなっている。また、図7のA1,B1,C1に示すように本実施形態では各第二噴孔110a,110b,110cについて、短軸113a,113b,113cと仮想平面5とのなす位置設定角Ηa,Ηb,Ηcが関係式Ηa<Ηb<Ηcを満たしている。即ち領域αでは、位置設定角が大きい第二噴孔ほど外側内壁部の傾斜角が小さく且つ扁平率及びテーパ角が大きくなっている。
以上説明した領域αの第二噴孔110a,110b,110cと同様の構成を領域δの第二噴孔110a,110b,110cが有していることにより、第二実施形態の燃料噴射弁は図9に示す如き噴霧を形成する。このとき、領域β,γでは内側内壁部の傾斜角が小さい第一噴孔ほど横断面の扁平率が大きい噴孔プレート100の作用により、各第一噴孔30a,30b,30c内での周方向流れの強さ、さらにはそれら第一噴孔出口側での液膜成長に差異が生じ難くなる。また、領域α,δでは外側内壁部の傾斜角が小さい第二噴孔ほど横断面の扁平率が大きい噴孔プレート100の作用により、各第二噴孔110a,110b,110c内での周方向流れの強さ、さらにはそれら第二噴孔出口側での液膜成長に差異が生じ難くなる。さらにまた、仮想平面5に関して対称位置にある第一噴孔30a,30b,30cと第二噴孔110a,110b,110cとについて横断面の扁平率が前者よりも後者で大きい噴孔プレート100の作用により、それら各噴孔出口側での液膜成長に差異が生じ難くなる。このような第二実施形態によれば、各噴孔30a,30b,30c,110a,110b,110cから噴射される噴霧の粒径が均一化されるので、高い微粒化効果を得ることができる。
ここまで本発明の複数の実施形態について説明してきたが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。
例えば第一実施形態では、同一領域内で傾斜角が小さい噴孔ほど横断面の扁平率が大きい関係が成立する限りにおいて、噴孔の横断面を楕円以外の扁平形状、例えば図10(同図は噴孔30aの例)のような小判形、又は図11(同図は噴孔30aの例)のような長方形の他、真円形としてもよい。同様に第二実施形態では、対称位置にある第一噴孔と第二噴孔について前者の扁平率より後者の扁平率が大きい関係が成立する限りにおいて、噴孔の横断面を楕円以外の扁平形状、例えば小判形又は長方形の他、真円形としてもよい。
また、第一実施形態では、同一領域内で傾斜角が小さい噴孔ほど横断面の扁平率が大きい関係が成立する限りにおいて、各領域内の噴孔数を適宜変更してもよい。同様に第二実施形態では、対称位置にある第一噴孔と第二噴孔について前者の扁平率より後者の扁平率が大きい関係が成立する限りにおいて、各領域内の噴孔数を適宜変更してもよい
さらに第一実施形態では、同一領域内で傾斜角が小さい噴孔ほど横断面の扁平率が大きい関係が成立する限りにおいて、傾斜角が最小の噴孔以外の噴孔をテーパ角が0°の所謂ストレート噴孔としてもよい。またさらに第二実施形態では、対称位置にある第一噴孔と第二噴孔について前者の扁平率より後者の扁平率が大きい関係が成立する限りにおいて、第一噴孔をテーパ角が0°の所謂ストレート噴孔としてもよい。さらにまた第二実施形態では、噴孔プレートの中心軸を含む仮想平面を挟んで第一噴孔と第二噴孔とを設ける限りにおいて、それら第一噴孔及び第二噴孔の一方を他方よりも当該仮想平面に近接させて配置するようにしてもよい。
加えて第一及び第二実施形態では、本発明を燃料噴射弁の噴孔プレートに適用した例について説明したが、燃料以外の液体を噴射する液体噴射弁の噴孔プレートに本発明を適用することも勿論可能である。
第一実施形態による噴孔を示す平面図(A1,B1,C1)、分図(A1,B1,C1)のA2−A2,B2−B2,C1−C2縦断面図(A2,B2,C2)、分図(A2,B2,C2)のA3−A3,B3−B3,C3−C3横断面図(A3,B3,C3)である。 第一実施形態による燃料噴射弁を示す断面図である。 第一実施形態による噴孔プレートを示す平面図である。 図3の要部を拡大して示す平面図である。 第一実施形態による燃料噴射弁が形成する噴霧を示す模式図であって、図3のA矢視図(A)及び図3のB矢視図(B)である。 第二実施形態による噴孔プレートを拡大して示す平面図である。 第二実施形態による噴孔を示す平面図(A1,B1,C1)、分図(A1,B1,C1)のA2−A2,B2−B2,C1−C2縦断面図(A2,B2,C2)、分図(A2,B2,C2)のA3−A3,B3−B3,C3−C3横断面図(A3,B3,C3)である。 第二実施形態による噴孔の横断面図である。 第二実施形態による燃料噴射弁が形成する噴霧を示す模式図である。 変形例による噴孔を示す横断面図である。 変形例による噴孔を示す横断面図である。
符号の説明
1 噴孔プレート、2 中心軸、5,6 仮想平面、7a,7b,7c 平行軸、8,9 仮想円、10 燃料噴射弁、20 弁ボディ、23 弁座、24 弁部材、30a,30b,30c 噴孔、第一噴孔、31a,31b,31c 孔軸、32a,32b,32c 長軸、33a,33b,33c 短軸、34a,34b,34c 内壁部、100 噴孔プレート、110a,110b,110c 第二噴孔、111a,111b,111c 孔軸、112a,112b,112c 長軸、113a,113b,113c 短軸、120a,120b,120c 平行軸

Claims (18)

  1. 液体噴射弁に用いられ、液体を噴射する複数の噴孔を有する噴孔プレートであって、
    各前記噴孔の孔軸は、板厚方向に延びる前記噴孔プレートの中心軸に対して入口側から出口側に向かうほど離間するように傾斜し、
    前記中心軸に近い側の内壁部の傾斜角が小さい前記噴孔ほどその横断面の扁平率が大きいことを特徴とする噴孔プレート。
  2. 前記中心軸に対して孔軸が入口側から出口側に向かうほど離間するように傾斜する各前記噴孔の横断面は、当該離間方向に長軸を有する扁平形状を呈していることを特徴とする請求項1に記載の噴孔プレート。
  3. 前記傾斜角は、前記長軸を含む縦断面上の前記中心軸に近い側の前記内壁部と、前記中心軸に平行な平行軸とのなす角であることを特徴とする請求項2に記載の噴孔プレート。
  4. 前記中心軸を含み互いに直交する二つの仮想平面により仕切られて前記噴孔プレートの周方向に並ぶ四つの領域が定義され、各前記領域内には、前記噴孔が複数ずつ設けられており、
    同一の前記領域内に設けられている複数の前記噴孔について、前記傾斜角が小さい前記噴孔ほど横断面の扁平率が大きい関係が成立していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の噴孔プレート。
  5. 液体噴射弁に用いられ、液体を噴射する複数の噴孔を有する噴孔プレートであって、
    前記複数の噴孔として、板厚方向に延びる前記噴孔プレートの中心軸を含む仮想平面を挟んで設けられている第一噴孔と第二噴孔とを有し、
    前記第一噴孔の孔軸は、前記中心軸に対して入口側から出口側に向かうほど離間するように傾斜し、
    前記第二噴孔の孔軸は、前記仮想平面に対して入口側から出口側に向かうほど接近するように傾斜し、
    前記第二噴孔の横断面は前記第一噴孔の横断面より扁平率が大きいことを特徴とする噴孔プレート。
  6. 前記中心軸に対して孔軸が入口側から出口側に向かうほど離間するように傾斜する前記第一噴孔の横断面は、当該離間方向に長軸を有する扁平形状を呈していることを特徴とする請求項5に記載の噴孔プレート。
  7. 前記仮想平面に対して孔軸が入口側から出口側に向かうほど接近するように傾斜する前記第二噴孔の横断面は、当該接近方向に短軸を有する扁平形状を呈していることを特徴とする請求項5又は6に記載の噴孔プレート。
  8. 前記第一噴孔と前記第二噴孔とは、前記仮想平面に関して互いに対称位置に設けられていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の噴孔プレート。
  9. 前記仮想平面を挟む両側に第一領域と第二領域とが定義され、前記第一領域内には、複数の前記第一噴孔が設けられ、前記第二領域内には、前記仮想平面に関する各前記第一噴孔の対称位置にそれぞれ前記第二噴孔が設けられており、
    前記仮想平面に関して対称位置にある前記第一噴孔及び前記第二噴孔について、前記第二噴孔の横断面が前記第一噴孔の横断面より扁平率が大きい関係が成立していることを特徴とする請求項8に記載の噴孔プレート。
  10. 前記第一領域内の複数の前記第一噴孔について、前記中心軸に近い側の内壁部の傾斜角が小さい前記第一噴孔ほどその横断面の扁平率が大きい関係が成立していることを特徴とする請求項9に記載の噴孔プレート。
  11. 前記中心軸に対して孔軸が入口側から出口側に向かうほど離間するように傾斜する前記第一噴孔の横断面は、当該離間方向に長軸を有する扁平形状を呈し、
    前記第一噴孔についての傾斜角は、前記長軸を含む縦断面上の前記中心軸に近い側の内壁部と、前記中心軸に平行な平行軸とのなす角であることを特徴とする請求項10に記載の噴孔プレート。
  12. 前記第二領域内の複数の前記第二噴孔について、前記仮想平面から遠い側の内壁部の傾斜角が大きい前記第二噴孔ほどその横断面の扁平率が小さい関係が成立していることを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載の噴孔プレート。
  13. 前記仮想平面に対して孔軸が入口側から出口側に向かうほど接近するように傾斜する前記第二噴孔の横断面は、当該接近方向に短軸を有する扁平形状を呈し、
    前記第二噴孔についての傾斜角は、前記短軸を含む縦断面上の前記仮想平面から遠い側の内壁部と、前記中心軸に平行な平行軸とのなす角であることを特徴とする請求項12に記載の噴孔プレート。
  14. 各前記噴孔は、入口側から出口側に向かうほど拡がっていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の噴孔プレート。
  15. 各前記噴孔の横断面形状は楕円形であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の噴孔プレート
  16. 各前記噴孔の横断面形状は小判形であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の噴孔プレート
  17. 各前記噴孔の横断面形状は長方形であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の噴孔プレート
  18. 弁部材と、
    前記弁部材が離着座する弁座と、
    前記弁座の燃料下流側に配置されて燃料を噴射する請求項1〜17のいずれか一項に記載の噴孔プレートと、
    を備えることを特徴とする燃料噴射弁。
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