JP6042585B2 - 制御・監視信号伝送システムの新品子局設定方式 - Google Patents

制御・監視信号伝送システムの新品子局設定方式 Download PDF

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Description

本発明は、新設の制御・監視信号伝送システムの構築において、または、確立された制御・監視信号伝送システムが移植されるコピーシステムの構築において、または、故障品子局が存在する制御・監視信号伝送システムにおける故障品子局の交換において、子局を新しく設置するための新品子局設定方式に関するものである。
制御部と、複数の出力部と入力部、或いは複数の被制御装置を備える制御システムにおいて、配線の数を減らす、所謂省配線化が広く実施されている。そして、その省配線化の一般的な手法として、複数の出力部と入力部、或いは被制御装置から延出される信号線の各々を制御部に直接繋ぐパラレル接続に代えて、パラレル信号とシリアル信号の変換機能を備えた親局と複数の子局を、制御部と複数の出力部と入力部、或いは複数の被制御装置にそれぞれ接続し、親局と複数の子局との間で共通データ信号線を介してシリアル信号によりデータ授受を行う方式が広く採用されている。
親局と複数の子局との間で共通データ信号線を介してシリアル信号によりデータ授受を行う方式では、各子局に割り振られたアドレスデータに基づいてデータの授受が行われるため、アドレスデータを正確に設定することが極めて重要となる。ところが、複数の子局の各々に設けられたアドレススイッチ等を手作業で操作する設定作業は極めて煩雑であり、誤りも生じやすいという問題がある。そこで、子局のアドレスデータを、システム内で自動的に設定する手法が提案されている。例えば、特開平5−316127号公報には、複数の従局からアドレスデータ設定の要求が出され、その要求が競合した場合はその通信データを比較判定し、1つの従局を選出し、主局が従局固有の自己アドレスデータを設定する自己アドレスデータ自動設定方法が提案されている。また、特開平10−303946号公報には、各端末が独自のID応答データを送出するとともに受信データのチェックを行い、衝突を検知せずに送出した場合は、その時点でのアドレスデータを自己アドレスデータとして獲得する自動アドレスデータ設定方法が提案されている。
一方、近年では、省配線化が実現されたシステムにおいても様々な機能が求められており、それらの要求に応じるための様々な手法が提案されている。例えば、本出願人も、特願2012−533177に開示されている故障検出方式、特願2012−531153に開示されている伝送クロック信号異常検出方式、特願2012−533180に開示されている故障検出方式、特願2012−531162に開示されている寿命検出方式などを提案している。これらの方式は、いずれも、伝送制御データと伝送監視データとで構成される制御・監視データ領域と異なる管理データ領域を設け、その管理データ領域を利用して必要なデータを伝送し、伝送同期方式において、所望の処理、例えば、故障や寿命の検出を行うことを可能としているが、子局に関するデータとして、アドレスデータに加え、データビット長、入力部や出力部に関するパラメータなどが設定されている。すなわち、近年では、アドレスデータの他にも、子局に関する多くの設定値が必要とされる場合が多い。
特開平5−316127 特開平10−303946 特願2012−533177 特願2012−531153 特願2012−533180 特願2012−531162
子局に関する設定値は、既述のような子局の高機能化に加え、台数の多数化によっても複雑なものとなり、その設定作業は煩雑で難しく工数がかかるものになっている。また、既存のシステムを移植する必要がある場合、例え子局の設定条件が確定しているものであっても、その設定には時間がかかり、新規にシステムを構築する場合と比べて、メリットは小さなものとなっている。すなわち、子局に関する設定を、より正確かつ簡単に行うことが要求されている。
しかしながら、上記のアドレスデータの自動設定方法では、特にネットワーク接続形態がバス型の場合は、子局(従局)が配置されている場所を自動的に把握することができず、同じ仕様の子局が複数存在する場合には、配置を考慮した正しいアドレスデータの設定を行うことができないという問題があった。アドレスデータを含む多様なデータを正確かつ簡単に設定するための有効な方式が提案されていないのが実情である。
そこで、本発明は、新設の制御・監視信号伝送システムの構築において、または、確立された制御・監視信号伝送システムが移植されるコピーシステムの構築において、または、故障品子局が存在する制御・監視信号伝送システムにおける前記故障品子局の交換において、子局を、正確かつ簡単に設定することを可能とする新品子局設定方式を提供することを目的とする。
本発明に係る制御・監視信号伝送システムの新品子局設定方式(以下、新品子局設定方式という)は、新設の制御・監視信号伝送システムの構築において、または、確立された制御・監視信号伝送システムが移植されるコピーシステムの構築において、または、故障品子局が存在する制御・監視信号伝送システムにおける前記故障品子局の交換において、新品子局を新しく設置するための方式である。
そして、本発明に係る新品子局設定方式では、伝送手順の中に、親局と共通データ信号線で接続され複数の子局に対する伝送制御データと前記複数の子局によって重畳される伝送監視データとで構成される制御・監視データ領域と異なる管理データ領域が設けられ、通常使用時に設定されないアドレスデータの所定の一つを、初期状態であることを示す初期アドレスデータとして前記新品子局に設定する。
前記親局は、前記新設の制御・監視信号システム、または、前記コピーシステム、または、前記故障品子局が存在する制御・監視信号伝送システムのシステム設計に基づいた前記子局の各々の、固有のプロファイルデータを記憶し、前記管理データ領域を使用して前記プロファイルデータを前記新品子局に伝送する。
前記新品子局は、前記初期アドレスデータが設定されている場合に、前記伝送されたプロファイルデータを、前記初期アドレスデータを保留した状態で自局に取り込み、前記プロファイルデータに含まれる設置情報を視認可能な状態で表示する。更に、前記親局、または、前記親局と異なる別体の端末器、または自局が備える確認入力手段から確定情報の入力があったとき、自局に取り込んだ前記プロファイルデータを自局のデータとして確定し、自局アドレスデータを前記初期アドレスデータから前記プロファイルデータに含まれた所定のアドレスデータに更新する。
なお、本発明においてプロファイルデータとは、伝送信号において割り当てられたパルスの位置を示すアドレスデータ、子局の基本機能に関するデータ(例えば、データビット長、入出力の区別)、子局の必要に応じて動作を規定するデータ(例えば、閾値、タイマー値、カウンター値)、子局を区別する設置情報などである。
また、本発明において、設置情報とは、システム設計に基づいて子局が設置される位置をオペレータが認識して特定できる情報であり、例えば、デバイス番号データ(例えば追い番である1,2,3、など)、デバイス名分類ごとのデバイス名番号データ(例えばS1、AD1、IN1、OUT1など)である。設置情報は、使用状況に応じて適切な付番とすればよいが、アドレスデータに対応し、必ず、アドレスデータと対をなすものとなる。なお、アドレスデータそのものを設置情報としてもよく、この場合、設置情報はアドレスデータと同一ということになる。
本発明に係る新品子局設定方式は、伝送同期方式を使用したシステム、或いは、伝送コマンド方式を使用したシステムのいずれにも適用することができる。
なお、伝送同期方式の同期手法としては、例えば、親局が有するタイミング発生手段で生成される伝送クロックを利用する手法が好適である。この場合、前記伝送クロックの制御下で、親局は、制御部から引き渡された制御データの値に応じて制御信号として一連のパルス状信号を共通データ信号線に出力すると共に、一連のパルス状信号に複数の子局の各々からクロックの1周期毎に重畳された監視信号のデータ値を抽出し、これを前記制御部に引き渡す。一方、複数の子局の各々は、一連のパルス状信号の始まりを示すスタート信号を起点として、一連のパルス状信号のパルスをカウントし、カウントの値が自局アドレスデータと一致したとき、一連のパルス状信号から自局に対応するデータを抽出するとともに、自局に対応するデータを抽出したクロックと同じパルス周期に、監視信号を一連のパルス状信号に重畳し、または、カウントの値が自局アドレスデータと一致したとき、一連のパルス状信号から自局に対応するデータを抽出し、または、監視信号を一連のパルス状信号に重畳する。ただし、その同期手法に制限はなくシステム設計条件に適する手法を採用すればよい。
前記親局は、更に、前記管理データ領域を使用して、前記初期アドレスデータを指定し、前記新品子局は、自局のアドレスデータが前記初期アドレスデータであるとき、前記管理データ領域を使用して接続確認データを伝送し、これを受けた前記親局は、新品の孤立状態が存在すると判定する。
そして、前記孤立状態が無くなったとき、前記親局は、前記管理データ領域を使用して全アドレスデータを順次指定し、前記子局からの応答に基づいて、前記複数の子局のアドレスデータと仕様データを関係付けたリストであるIDXテーブルを作成し、前記システム設計に基づいて作成された前記複数の子局のアドレスデータと仕様データを関係付けたリストであるネットワーク構成IDXテーブルを、前記IDXテーブルと比較し、前記システム設計で定義されていないアドレスの存在の有無と、前記仕様データが一致していないアドレスの存在の有無を判定する。
前記子局は、前記親局からの、アドレスをリセットする指令により、自局のアドレスデータを前記初期アドレスデータとするものであってもよい。また、前記子局は、前記確定情報の入力があったとき、前記管理データ領域を使用して確定を示すデータを伝送し、前記親局は、前記プロファイルデータの予め定められた伝送順番に従って、次の前記プロファイルデータを伝送してから所定の時間内に前記確定を示すデータが得られない場合は、その次の前記プロファイルデータを伝送するものであってもよい。
前記新品子局は、前記親局から、前記管理データ領域を介して新品設定モード終了を示す情報が伝送された後、自局のアドレスデータが前記初期アドレスデータであるとき、孤立状態であると判定し、報知表示を行うものであってもよい。
前記新品子局の設置場所に、前記設置情報が表示されていてもよい。
なお、本発明において、孤立状態とは、子局がシステムの構成として組み込まれていない無効状態をいう。
本発明に係る新品子局設定方式では、通常使用時に設定されないアドレスデータの所定の一つが、初期状態であることを示す初期アドレスデータとして新品子局に設定されるため、新品子局は、その初期アドレスデータが設定された状態であるかどうかに基づいて、自局についてのデータ設定が終了しているかどうかを判定し、必要な場合に、親局から伝送されたデータを取得することができる。
また、新品子局は、プロファイルデータに含まれる設定情報を視認可能な状態で表示するため、その表示された設定情報に基づいて、親局、または、親局と異なる別体の端末器、または当該新品子局が備える確認入力手段から確定の入力をすることにより、簡単に適切なデータの設定をすることができる。
更に、確認入力手段から確定の入力がされない場合には、初期アドレスデータが保留され、一つのデータの設定が他局で確定された後に、別の異なる設定データが伝送された場合には、別の異なる設定データを取り込む動作を繰り返すため、複数の子局のデータ設定を順次行うことが可能となる。
なお、複数の新品子局が設定されるため、複数の子局において同じ設定情報の表示がなされる場合があるが、その際は、確定の入力を行うオペレータが適切な子局を選択すればよい。
従来の新品子局設定方式では、現場に配置される複数子局に対応するアドレスデータ一覧表をチェックしながらのオペレータの手作業による数値入力により、新品子局のアドレスデータの設定が行われていた。これに対し、本発明に係る新品子局設定方式では、現場の子局設定場所において、設定情報を目視で確認したオペレータが確認応答(確定入力手段から確定を入力)するだけで親局の正確なシステム設計に基づくプロファイルデータが設定され、複雑な子局設定がなくなり、システムの設定トラブル防止、システムの早期立ち上げ効果が得られる。
オペレータが目視した設置情報が適切な子局に対応しているかどうかを確認する手法に制限はないが、新しく設置する子局の設置場所に設置情報を表示しておくことにより、オペレータは作業用具等を持参することなく、その場で容易に確認することができる。
また、新しく設置する新品子局が1個のみの場合は、設定対象である子局が判明しているため、親局から確定情報を入力してもよい。
更に、子局が自局の仕様データ(子局の基本機能に関するデータであり、例えば、データビット長及び入出力の区別を明示するデータ)を保持しているものであれば、初期アドレスに加え、特定の仕様の子局のみについて、設置情報を表示させることができる。その場合、オペレータが子局を選択する対象数を減らし、作業効率を上げることができる。
なお、初期アドレスになっているとともに特定の仕様を有する子局のみについて、設置情報を表示させる場合、該当する仕様の子局が1個のみであれば、設定対象である子局が判明しているため、親局から確定情報を入力してもよい。
新品子局に対する初期アドレスデータの設定は、例えば、製造施設からの出荷状態として設定してもよいが、子局を、親局からの、アドレスをリセットする指令により、自局のアドレスデータを初期アドレスデータとするものとしてもよい。この場合、出荷時における設定に依存することがないため広く適用することが可能となり、更に、設定の誤りがあった場合などには、設定を容易にやり直すことができる。
また、本発明の新品子局設定方式の好ましい態様において、親局は、プロファイルデータの予め定められた伝送順番に従って、次のプロファイルデータを伝送してから所定の時間内に子局から確定を示すデータが得られない場合は、その次のプロファイルデータを伝送する。そのため、新品子局が広いエリアに点在する場合などに、オペレータが適切な設置場所を探し、確定入力をしない限り、次のステップに進めない状態となることを防止できる。すなわち、タイムアウトを設けることにより、適切な設置情報が表示されるまでオペレータが特定の場所に待機することを可能とし、オペレータの移動の手間や無駄な作業を省くことができる。
更に、本発明の新品子局設定方式の好ましい態様において、子局は、親局から、管理データ領域を介して新品設定モード終了を示す情報が伝送された後、自局のアドレスデータが初期アドレスデータのままであるとき、新品の孤立状態であると判定し、報知表示を行う。このときは、新品子局のデータ設定が行われなかったことを、報知表示にて容易に確認することができ、設定ミスを防止できる。
なお、本発明の新品子局設定方式において、親局は、管理データ領域を使用して、初期アドレスデータを指定する。子局は、自局のアドレスデータが初期アドレスデータであるとき、管理データ領域を使用して接続確認データを伝送する。そして、これを受けた親局は、新品の孤立状態が存在すると判定する。これにより、新品子局のデータ設定が行われなかったことを、制御側で容易に確認することができ、設定ミスを防止できる。
更にまた、本発明の新品子局設定方式において、孤立状態が無くなったとき、前記親局が、前記管理データ領域を使用して全アドレスデータを順次指定し、前記子局からの応答に基づいて、前記複数の子局のアドレスデータと仕様データを関係付けたリストであるIDXテーブルを作成する。そして、システム設計に基づいて作成された前記複数の子局のアドレスデータと仕様データを関係付けたリストであるネットワーク構成IDXテーブルと比較し、システム設計で定義されていないアドレスの存在の有無と、仕様データが一致していないアドレスの存在の有無を判定する。これにより、システムに定義されていない無効な子局が混入していることを容易に確認することができ、設定ミスを防止できる。
本発明に係る新品子局設定方式により新品子局を設定する制御・監視信号伝送システムの実施形態における子局のシステム構成図である。 同制御・監視信号伝送システムの概略構成を示すシステム構成図である。 同制御・監視信号伝送システムの一例である物品管理システムの概略構成を示すシステム構成図である。 親局のシステム構成図である。 親局と子局の間の伝送方式の模式図である。 端末器の正面図である。 端末器のシステム構成図である。 子局が設定されるまでの処理の流れを示す図である。 ネットワーク構成IDXテーブルの模式図である。 IDXテーブルの模式図である。 伝送クロック信号のタイムチャート図である。
図1〜11を参照しながら、本発明に係る新品子局設定方式による、制御・監視信号伝送システムの子局の設定作業の実施形態を説明する。
図2は、本発明に係る新品子局設定方式により子局の設定を行う制御・監視信号伝送システムの構成図である。この制御・監視信号伝送システムは、制御部1及び共通データ信号線DP、DN(以下、伝送ラインということがある)に接続された単一の親局2と、前記共通データ信号線DP、DNに接続された入出力子局4、出力子局6及び入力子局7の複数で構成される。なお、図2においては、図示の便宜上、各々の子局が一つずつ示されているが、共通データ信号線DP、DNに接続される子局の種類や数に制限は無い。
入出力子局4、出力子局6及び入力子局7は、制御部1の出力指示に応じて動作する出力部8に対する信号出力処理と、制御部1への入力情報を取り入れる入力部9からの入力信号処理のいずれかまたは双方を行うものである。
なお、出力部8とは、例えば、アクチュエータ、(ステッピング)モータ、ソレノイド、電磁弁、リレー、サイリスタ、ランプ等であり、入力部9とは、例えば、リードスイッチ、マイクロスイッチ、押釦スイッチ、光電スイッチ、各種センサ等である。
入出力子局4は、出力部8と入力部9で構成される被制御装置5に接続され、出力子局6は出力部8のみに接続され、入力子局7は入力部9にのみ接続されている。また、出力子局6は出力部8を内包するもの(出力部一体型子局98)であってもよく、入力子局7は入力部9を内包するもの(入力部一体型子局99)であってもよい。
この実施形態の制御・監視データ伝送システムの具体的構成の一例である物品管理システムのシステム構成図を図3に示す。
図3に示す物品管理システムは、物品の保管棚の収容空間に保管している物品の中から、製品の組立てに必要な部品の受け取りや補給の指示を制御するものである。
保管棚には、収容空間を開閉する板状の蓋体が設けられており、この蓋体が出力部8に相当するものとなっている。
また、入出力子局4の前面には、作業の完了を意味する入力を行うための作業の確認スイッチ部74が設けられている。
作業の確認スイッチ部74は光センサで構成されており、入力部9と確認スイッチ部74を兼ねるものとなっている。
更に、入出力子局4の前面には、端末器80との信号の授受に用いられる投光手段71及び受光手段72が配置された通信エリアが設けられている。
更にまた、入出力子局4の前面には、初期アドレスデータ設定されていることや孤立状態であることを示す表示灯73、及び、設置情報をセグメントで表示する設置情報表示部75が配置されている。
なお、設置情報表示部75は、部品の受け取りや補給の指示を示す出力部8としても機能するものとなっている。
出力子局6は、入出力子局4と比較し入力部9を備えないこと以外は実質的に入出力子局4と同じであるため、その説明は省略する。また、入力子局7も、入出力子局4と比較し出力部8を備えないこと以外は実質的に入出力子局4と同じであるため、その説明は省略する。
制御部1は、例えばプログラマブルコントローラ、コンピュータ等であり、制御並列データ13、及び制御管理並列データ14を送出する出力ユニット11と、入出力子局4及び入力子局7からの監視信号から抽出される監視データに基づき得られた監視並列データ15及び管理監視信号から抽出される管理監視データに基づき得られた第一管理監視並列データ16と第二管理監視並列データ17を受け取る入力ユニット12を有する。そして、これら出力ユニット11と入力ユニット12が親局2に接続されている。また、入力ユニット12から受け取ったデータに基づいて、出力ユニット11から送出されるデータを算出する管理判断手段18を備えている。
親局2は、図4に示すように、出力データ部21、管理データ部22、タイミング発生部23、親局出力部24、親局入力部25、及び入力データ部26を備える。そして、共通データ信号線DP、DNに接続され、伝送信号として一連のパルス状信号である制御信号(以下、伝送クロック信号というものとする)を共通データ信号線DP、DNに送出するとともに、入出力子局4、出力子局6、または入力子局7(以下、これら全てを指す場合は「子局4、6、7」という)から送出された監視信号、管理監視信号から抽出された監視並列データ15、第一管理監視並列データ16及び第二管理監視並列データ17を制御部1の入力ユニット12へ送出する。
出力データ部21は、制御部1の出力ユニット11からの制御並列データ13をシリアルデータとして親局出力部24へ引き渡す。
管理データ部22は不揮発性メモリーで構成された記憶手段29を備える。記憶手段29は、子局4、6、7の各々に関する情報を集約した、システム設計に基づいて予め作成されたネットワーク構成IDXテーブルと、ネットワーク構成IDXテーブルとは別に、子局からの応答に基づいて作成された各子局の先頭アドレスと仕様データを関係付けたIDXテーブルを記憶する。なお、IDXテーブルとネットワーク構成IDXテーブルは、システム電源投入時に作成されるが、作成手順は後述する。
そして、管理データ部22は、通常動作時において、制御部1の出力ユニット11からの制御管理並列データ14とIDXテーブルに基づき、後述する第一管理制御データISToと第二管理制御データIDXoからなる管理制御データを創出し、シリアルデータとして親局出力部24へ引き渡す。
また、新品子局設定時において、ネットワーク構成IDXテーブルに基づき、新品子局に送信するデータを親局出力部24へ引き渡す。
図9にネットワーク構成IDXテーブルの一例を、図10にIDXテーブルの一例を示す。IDXテーブルは、既述のように、子局からの応答に基づいて作成される。ただし、応答する子局は、ネットワーク構成IDXテーブルに基づいて設定されるため、一部の項目を除き、双方とも同じ内容となる。
ネットワーク構成IDXテーブルは、複数の子局4、6、7のいずれか一つを特定するためのIDXアドレスデータと、子局4、6、7の各々に関する設置情報、仕様データ、及び変数データで構成される。一方、IDXテーブルは、これらのデータと接続確認データとで構成される。そして、IDXアドレスデータ、設置情報、仕様データ、及び変数データの群が、本発明のプロファイルデータに相当するものとなっている。
この実施形態では、IDXアドレスデータとして、子局4、6、7のアドレスデータである先頭アドレス番号が用いられている。図9及び図10に示すように、#ad0のアドレス番号が付与された局は、監視信号のデータ値が1ビットであり、IDXアドレステーブルのデータは#ad0と#ad1が連続した値となる。一方、#ad1のアドレス番号が付与された局は、監視信号のデータ値が2ビットであるため、#ad2のパルスも#ad1と同じ局に割り当てられることになる。そのため、IDXアドレステーブルのデータは、#ad1の次の値として#ad3が記憶されることになる。
この実施形態では、監視信号のデータ値が1ビットである場合であっても、すなわち#ad0も、#ad1と同様、先頭アドレス番号とされる。また、仕様データであるビット長データは、#sp0が1、#sp1が2となる。
設置情報には、任意の場所を起点として設置される順番に付与にされた連続する番号、すなわち追い番が用いられている。そして、図3に示すように、これら追い番を印刷したラベル3が、子局4、6、7の設置場所に貼付され、設置情報として追い番が表示されている。なお、図3には、入出力子局4のみが表示されているが、出力子局6や入力子局7の設置場所にも同様に表示される。
仕様データとは、子局の基本機能に関するデータであり、この実施形態では、データビット長及び入出力の区別を明示するデータとなっている。
変数データとは、子局の必要に応じて動作を規定するデータであり、この実施形態では、閾値、タイマー値、カウンター値を定義するデータとなっている。
接続確認データとは、子局がシステムの共通データ信号線DP、DNに接続されているかどうかを示すデータであり、“1”であれば接続状態を“0”であれば非接続状態を示す。
タイミング発生部23は、発振回路(OSC)31とタイミング発生手段32からなり、OSC31を基にタイミング発生手段32が、このシステムのタイミングクロックを生成し親局出力部24及び親局入力部25に引き渡す。
親局出力部24は、制御データ発生手段33とラインドライバ34からなる。制御データ発生手段33が、出力データ部21から受けたデータと、タイミング発生部23から受けたタイミングクロックに基づき、ラインドライバ34を介して共通データ信号線DP、DNに伝送クロック信号を送出する。
伝送手順は、伝送信号のスタート信号STと次のスタート信号STの間の、1フレームサイクルであり、図4に示すように、伝送データ信号が複数連なって構成される。スタート信号STは、伝送データ信号の時間幅より長く、伝送クロック信号の閾値Vst(この実施例では18V)より高い電位レベルとなっている。
伝送データ信号は、図11に示すように、伝送クロック信号の閾値Vstより高い電位レベルエリア(伝送クロック信号に相当し、この実施例では+24V)と伝送クロック信号の閾値Vstよりも低い電位レベルエリアで構成される。なお、この実施例では、伝送クロック信号の閾値Vstより高い電位レベルエリアが1周期の後半と、伝送クロック信号の閾値Vstよりも低い電位レベルエリアが1周期の前半とされているが、その順番に制限はなく、これらの順番を逆にしてもよい。
閾値Vstより低い電位レベルエリアのパルス幅が制御信号のデータを表すものとなっている。この実施例では、伝送データ信号の1周期をt0とした時、伝送クロック信号のパルス幅(3/4)t0が論理データ“0”を表し、パルス幅(1/4)t0が論理データ“1”を表している。ただし、制御部1から入力される制御データの値に応じたものであれば、その長さに制限はなく適宜に決めればよい。
また、閾値Vstよりも低い電位レベルエリアに重畳される電流が所定値より大きいか小さいかで監視信号のデータを表すものとなっている。この実施例では、10mAより小さい電流信号が論理データ“0”を表し、10mAより大きい電流信号が論理データ“1”を表している。
なお、伝送クロック信号は、電源電圧となっていることから、子局4は、いずれも、内部回路電源を伝送クロック信号から生成するものとなっている。一方、蓋体6を開閉するモータの電源は、共通データ信号線DP、DNとは別の図示しない電源供給線から得るものとなっている。
図11において閾値Vstより低い電位レベルエリアのパルス幅が制御データとして制御データ領域を構成し、その制御データ領域は、図6における制御・監視データ領域の上段に相当するものとなっている。また、閾値Vstよりも低い電位レベルエリアに重畳される電流値が監視データとして監視データ領域を構成し、その監視データ領域は、図6における制御・監視データ領域の下段に相当するものとなっている。
伝送手順の最後には、図5に示すように、管理データ領域が設けられている。なお、図4において、上段は親局からデータが出力される領域(以下、管理制御データ領域とする)を、下段は親局へデータが入力される領域(以下、管理監視データ領域とする)を示すものとなっている。
管理制御データ領域には、子局4、6、7に対して情報を要求する等の指示をなす第一管理制御データISTo、及び、子局アドレスを指定する第二管理制御データIDXoが、親局2から重畳される。また、管理監視データ領域には、第二管理制御データIDXoで指定された子局4から第一管理制御データISToに対応する第一管理監視データSTi及び第二管理監視データIDXiが重畳される。
また、第一管理監視データSTi及び第二管理監視データIDXiは、“0”以外のデータが送信されるものとされている。子局4,6、7が共通データ信号線に接続していないときは、管理監視データが共通データ信号線に送出されず、管理監視データは“0”となる。したがって、管理監視データが“0”のとき、子局4,6、7は非接続状態であり、“0”以外のときは接続状態にあることがわかる。すなわち、既述の接続確認データとなる。
親局入力部25は監視信号検出手段35と監視データ抽出手段36で構成される。監視信号検出手段35は、共通データ信号線DP、DNを経由して子局4、6,7から送出された監視信号を検出する。監視信号のデータ値は、既述のように低電位レベルに重畳される電流の有無で表されており、スタート信号STが送信された後、子局4、6、7の各々から順次監視信号を受け取るものとなっている。(ただし、出力子局7は管理監視信号のみ。)監視信号のデータは、タイミング発生手段32の信号に同期して監視データ抽出手段36で抽出される。そして、監視信号のデータが直列の入力データとして入力データ部26に送出される。管理監視信号から抽出された管理監視データ39もまた入力データ部26に送出される。
入力データ部26は、親局入力部25から受け取った直列の入力データを並列(パラレル)データに変換し、監視並列データ15として制御部1の入力ユニット12へ送出する。また、親局入力部25から受け取った管理監視データ39を第一管理監視並列データ16と第二管理監視並列データ17に分離して入力ユニット12へ送出する。
入出力子局4は、図1に示すように、伝送受信手段41、管理制御データ抽出手段42、アドレス抽出手段43、管理監視データ送信手段45、監視データ送信手段46、IDアドレス応答手段47、HTインターフェース手段48、アドレスデータ設定手段51、仕様データ設定手段52、変数データ設定手段53、アドレスデータ記憶手段54、仕様データ記憶手段55、変数データ記憶手段56、判定手段60、制御データ抽出手段61、出力手段63、入力手段64、表示手段65、確認入力手段66、設置情報表示手段67、TM(タイマー)68を有する子局入出力部40を備える。
なお、この実施例の入出力子局4は、内部回路としてマイクロコンピュータ・コントロール・ユニットであるMCUを備えており、このMCUが子局入出力部40として機能するものとなっている。処理において必要となる演算や記憶は、このMCUの備えるCPU、RAM及びROMを使用して実行されるが、子局入出力部40を構成する上記各手段のそれぞれの処理におけるCPU、RAM及びROMとの関係は、説明の便宜上、図示を省略するものとする。
伝送受信手段41は、共通データ信号線DP、DNに伝送される伝送クロック信号を受けて、これを管理制御データ抽出手段42、アドレス抽出手段43、及び管理監視データ送信手段45に引き渡す。管理制御データ抽出手段42は、伝送クロック信号の管理データ領域から、種々の管理制御データを抽出し、これらをIDアドレス応答手段47、アドレスデータ記憶手段54、変数データ記憶手段56、判定手段60、及び設置情報表示手段67にそれぞれの管理制御データを引き渡す。
アドレス抽出手段43は、伝送クロック信号の始まりを示すスタート信号STを起点としてパルスをカウントし、そのカウント値が自局のアドレスデータ記憶手段54で設定された先頭のアドレスデータに基づく自局のアドレスデータと一致するタイミングで監視データ送信手段46を有効にするとともに、制御データを制御データ抽出手段61に引き渡す。
監視データ送信手段46は、アドレス抽出手段43から引き渡された上記の一致するタイミングにより有効とされ、入力手段64から引き渡されるデータに基づいて、トランジスタTRのベース電流を“on”または“off”とする。ベース電流が“on”の場合、トランジスタTRは”on”となり、共通データ信号線DP、DNに監視信号である電流信号が出力される。この実施例では、図10に示すように、監視データが”1”の場合には所定値Ith以上の電流(例えば、30mA)を流すことで表現されている。従って、例えば、図11に示す信号のアドレスデータであるアドレス番号#0番地(#ad0)、#1番地(#ad1)、#2番地(#ad2)及び#3番地(#ad3)のそれぞれにおける監視データはそれぞれ“1”、“0”、“1”、“0”を表すことになる。
管理監視データ送信手段45は、伝送クロック信号のスタート信号STを起点としてパルスをカウントし、管理データ領域のタイミングを得る。そして、IDアドレス応答手段47から引き渡されるデータに基づき、前記トランジスタTRのベース電流を出力し、共通データ信号線DP、DNに管理監視信号である電流信号を出力する。
管理監視データ送信手段45は、更に、IDアドレス応答手段47、アドレスデータ記憶手段54、仕様データ記憶手段55、変数データ記憶手段56から引き渡されるデータ(図1のデータc、データb、データi、データm)に基づいて、伝送受信手段41からの伝送タイミングにより、管理監視データ領域に、これらのデータを示す電流信号を出力する。
IDアドレス応答手段47は、管理制御データ抽出手段42から引き渡された第二管理制御データIDXoが示す指定IDXアドレスデータ(図1のデータa)が前記自局アドレスデータ(図1のデータb)と一致するときに、管理監視データとしてID応答データ(図1のデータc;例えば、不一致の場合は0、一致の場合は1以上のデータ)を出力する。
HTインターフェース手段48は、投光手段71と、受光手段72を備え、別体の端末器80と非接触でデータの授受を行う。そして、端末器80から受けた確定入力情報に基づいて判定手段60に確定情報データ(図1のデータd)を引き渡す。また、端末器80から、アドレスデータ、仕様データ、或いは変数データを受けた場合は、アドレスデータ設定手段51、仕様データ設定手段52、変数データ設定手段53を介して、これらデータをアドレスデータ記憶手段54、仕様データ記憶手段55、変数データ記憶手段56にそれぞれ記憶させる。なお、この実施例において、HTインターフェース手段48と端末器80とのデータ授受は無接触で行うものとされているが、データ授受の方式に制限はない。HTインターフェース手段48と端末器80をデータ信号線で接続し、データ授受を有接触(有線)で行うものとしてもよい。
アドレスデータ記憶手段54及び変数データ記憶手段56は、不揮発性メモリーで構成され、判定手段60からの設定確定データ(図1のデータf)を得たとき、管理制御データ抽出手段42から引き渡された親局からのアドレスデータ及び変数データをそれぞれ記憶する。また、端末器80からデータの入力があった場合は、既述のように、HTインターフェース手段48、アドレスデータ設定手段51、仕様データ設定手段52、変数データ設定手段53を介してそのデータが記憶される。
なお、アドレスデータ記憶手段54には、初期アドレスデータとして、通常では使用されないアドレスデータ(この実施例では16進数の“FFFF”)が、製造施設からの出荷状態として予め設定されている。ただし、初期アドレスデータの設定方法に制限はなく、親局2からの、アドレスをリセットする指令により設定されるものとしてもよい。
仕様データ記憶手段55もまた不揮発性メモリーで構成され、固有の仕様データが予め記憶されている。ただし、仕様の変更が必要な場合には、端末器80から、HTインターフェース手段48、仕様データ設定手段52を介して、変更することが可能となっている。
なお、新品子局の設定において仕様の特定が必要ない場合、例えば、仕様により異なる形を参照して設置され設定作業においては仕様が問題とならない場合には、仕様データ記憶手段55に記憶するデータはデフォルトとして決めた値(“0”など)としておけばよい。
判定手段60は、アドレスデータ判定手段57、仕様データ判定手段58及び孤立判定手段62を有し、管理制御データ抽出手段42からの新品設定開始のコマンドデータ(図1のデータn)により、新品設定モードとなる。
アドレスデータ判定手段57は、新品設定モードにおいて、アドレスデータ記憶手段54から引き渡された自局アドレスデータ(図1のデータb)が新品子局を示す初期アドレスデータであるかどうかを判定する。
また、仕様データ判定手段58は、管理制御データ抽出手段42から引き渡された管理制御データである制御仕様データ(図1のデータh)と仕様データ記憶手段55から引き渡された自局仕様データ(図1のデータi)を比較する。
そして、判定手段60は、自局のアドレスデータが初期アドレスデータ(“FFFF”)で、かつ、自局仕様データと制御仕様データとが一致する場合は、表示手段65に、所定の色彩点滅表示をさせるための仕様一致データ(図1のデータj)を出力する。
なお、新品子局の設定において仕様の特定が必要ない場合、ネットワーク構成IDXテーブルの仕様データも、仕様データ記憶手段55に記憶するデータと同じデフォルト値としておくことで、仕様データは常に一致することになる。その場合、新品設定モードにおいて、自局のアドレスデータが初期アドレスデータであれば、仕様一致データが出力されることになる。
表示手段65は、仕様一致データに基づき、表示灯73を所定の色彩(例えば緑色)で点滅表示させる。
複数の子局4、6、7の表示灯73が、それぞれ所定の色彩(例えば緑色)で点滅表示しているときは、オペレータが、設置情報表示部75に表示されている設置表示に基づき適切な子局を選択し、確認スイッチ部74または端末器80による確定情報の入力を行う。
確定情報が入力されたのち、判定手段60は、アドレスデータ記憶手段54と変数データ記憶手段56に前記設定確定データ(図1のデータf)を出力する。判定手段60から設定確定データを引き渡されたアドレスデータ記憶手段54と変数データ記憶手段56は、親局から送信されてくる制御アドレスデータ(図1のデータg)及び制御変数データ(図1のデータk)をそれぞれ確定データとして、記憶する。その結果、記憶されたそれぞれのアドレスデータ記憶手段54及び変数データ記憶手段56のデータは、それぞれ自局アドレスデータ(図1のデータb)、自局変数データ(図1のデータm)となる。
自局アドレスデータは、管理監視データ送信手段45に引き渡される。そして、管理監視データ領域を使用して、確定を示すデータとして伝送される。
制御データ抽出手段61は、アドレス抽出手段43から引き渡された制御データからデータ値を抽出し子局制御データを出力手段63に引き渡す。出力手段63は、変数データ記憶手段56から引き渡された、子局4,6,7の必要に応じて動作を規定するデータ(閾値、タイマー値、カウンター値)である自局変数データ(図1のデータm)に従って、子局制御データに基づき出力情報として出力部8(設置情報表示部75及び図1に示されていない扉体)に出力し、出力部8を動作させ、或いは停止させる。
孤立判定手段62は、管理制御データ抽出手段42からの新品設定開始コマンドデータまたは新品設定終了コマンドデータ(図1のデータn)、IDアドレス応答手段47からのID応答データ(図1のデータc)、アドレスデータ記憶手段54からのアドレスデータ(図1のデータb)、TM(タイマー)68からのタイムアップ情報(電源が投入されてから所定時間が経過したことを示す情報)に基づき、子局孤立状態の有無の判定を行う。
具体的には、孤立判定手段62は新品設定終了コマンドデータまたはタイムアップの入力があったときに、アドレスデータが初期アドレスデータのままであれば、自局は新品子局が孤立状態であるものと判定する。更に、孤立判定手段62は新品交換終了コマンドまたはタイムアップの入力があったときに、自局にID応答データが1回もなければ、自局は無効な子局孤立状態であるものと判定する。そして、無効な子局孤立状態であると判定された場合は、孤立判定手段62は表示手段65に、所定の色彩(例えば赤色)の点滅または点灯表示を行うことを意図するデータを出力する。
入力手段64は、変数データ記憶手段56から引き渡された、子局4,6,7の必要に応じて動作を規定するデータ(例えば、閾値、タイマー値、カウンター値)である自局変数データ(図1のデータm)に従って、入力部9(確認スイッチ部74)からの入力データに基づき、監視データを監視データ送信手段46に引き渡す。
確認入力手段66は、確認スイッチ部74を介して確定情報が入力されたときに、その確定情報データを判定手段60に引き渡す。この実施形態の確認スイッチ部74には、光センサが採用されており、指で触れることで反射光有りの状態として、確定情報を入力することができる。ただし、確認スイッチ部74の形態に制限はなく、静電容量センサ、超音波センサ、有接点スイッチなどを採用してもよい。なお、この実施形態では、確認入力手段66への確定情報データは、既述のように、端末器80から入力されHTインターフェース手段48を介して入力することも可能となっている。
設置情報表示手段67は、管理制御データ抽出手段42から引き渡された管理制御データに基づき、設置情報を設置情報表示部75における表示に適したデータにして、これを設置情報表示部75に引き渡す。設置情報表示部75は、設置情報表示手段67から得たデータを、オペレータが視認できる状態で表示する。なお、この実施形態において、設置情報表示部75には、公知のセグメント方式の表示器が採用されている。
図6、図7で示す端末器80は、端末器送受信部81、端末器入力部82、端末器表示部83を備え、また、内部回路としてマイクロコンピュータ・コントロール・ユニットであるMCUを有している。これらは、いずれも公知の部品や回路で構成することができるため詳細な説明は省略し、その機能の概略についてのみ簡単に説明する。端末器送受信部51は、投光素子と受光素子を備え、子局4、6、7に向けられた場合、HTインターフェース手段48に対しコマンド信号を発し、或は、HTインターフェース手段48から発せられた投光信号を受信する。
出力子局6及び入力子局7も、入出力子局4と同様、内部回路としてマイクロコンピュータ・コントロール・ユニットであるMCUを備えており、これらMCUが子局出力部91或いは子局入力部92として機能するものとなっている。そして、子局入出力部40のMCUと同様に、出力子局6或いは入力子局7の処理において必要となる演算や記憶は、このMCUの備えるCPU、RAM及びROMを使用して実行されるものとなっている。なお、出力子局6は入力手段64を備えず、入力子局7は制御データ抽出手段61及び出力手段63を備えない点において入出力子局4の構成と異なるが、他の構成は入出力子局4と同じであるため、出力子局6と入力子局7の構成についての説明は省略する。
次に、図8を参照しながら、子局4,6,7の設定方法について説明する。
なお、親局2の管理データ部22には、電源投入時に、ネットワーク構成IDXテーブルとIDXテーブルが、システム設計に基づき作成される。(図8のステップ1)なお、故障品子局が存在する制御・監視信号伝送システムにおいて故障品子局を交換する場合は、既存の子局の応答に基づいてIDXテーブルも作成される。子局の応答に基づいてIDXテーブルを作成する手順は後述する。
まず、複数の新品子局である子局4、6、7を、システムの設計された場所に夫々、配線・設置する。なお、これらの子局4、6、7には、既述の通り、初期アドレスデータとして“FFFF”がアドレスデータ記憶手段54に記憶され、固有の仕様データ(ビット長データ及び入出力を区別するデータ)が仕様データ記憶手段55に記憶されている。また、子局4、6、7の設置場所には、後述の確認作業を行うオペレータを待機させておく。
親局2は、制御部1の操作指令により「新品設定モード」とし、子局4、6、7に対し第一管理制御データとして「新品設定開始コマンド」を伝える(図8のステップ2)。これを受けた子局4、6、7も「新品設定モード」となる。
続いて、親局2は、ネットワーク構成IDXテーブルのプロファイルデータを、テーブル番号の若い順にそれぞれ第二管理制御データとして伝送する(図8のステップ3)。この実施例では、まず、テーブル番号0のプロファイルデータを伝送する。
アドレスデータ記憶手段54に設定されているデータが初期アドレスデータ(“FFFF”)となっている各子局4、6、7は、伝送されたプロファイルデータを取り込み(図8のステップ3)自局アドレスデータの判定、及び、伝送されたプロファイルデータに含まれる仕様データと自局仕様データの比較判定を行う。そして、自局アドレスデータが初期アドレスデータ(“FFFF”)であり、かつ、伝送されたプロファイルデータのうち仕様データと自局仕様データが一致する場合は、表示灯73を点滅表示させる(図8のステップ4)。また、同時に、親局2から送られた設置情報を設置情報表示部75に表示する。
点滅表示を確認したオペレータは、点滅表示の行われている子局4、6、7の設置場所を特定する設置情報表示部75に表示されている所定の設置情報と、現在設定が行われているアドレスデータ及び設置情報を有する子局4、6、7の設置場所に表示されているラベル3の設置情報を照合し、一致する子局4、6、7に対し、確認スイッチ部74に指で触れ、指により反射光有りの状態として確定情報を入力する。(図8のステップ5)。なお、確定情報の入力は、既述のように、端末器80を使用して行うこととしてもよい。
複数の同一仕様データである子局4、6、7が同時に点滅表示を行っている場合には、オペレータは設置場所に記されている設置情報を見て適切なものを選択して確定情報を入力する。現在設定が行われているアドレスデータ及び設置情報は、端末器80を使用して、点滅表示している子局4、6、7からその情報を得ることができる。なお、端末器80を確定情報の入力に使用する場合は、設置情報表示部75と確認スイッチ部74を省くこともできる。
確認スイッチ部74または端末器80から確定情報の入力を得た子局4、6、7は、判定手段60において確定の判断がなされ、そこから出力される設定確定データ(図1のデータf)により、アドレスデータ記憶手段54と変数データ記憶手段56のプロファイルデータが確定される(図8のステップ5)。そして、アドレスデータ記憶手段54に記憶されていた初期アドレスデータは、親局2から伝送されたプロファイルデータに含まれている適切な所定アドレスデータに更新され、当該子局4、6、7は設定完了状態となる。
設定完了状態となった子局4、6、7は、表示灯73を点滅から所定の色彩点灯表示(例えば、緑色点灯)に変化させ、管理監視データとして“1”以上の接続確認データを親局2へ送出する(図8のステップ6)。これを受けた親局2は、図10のIDXテーブルにおいて示されているように、接続確認データを“0”から“1”とする(図8のステップ6)。そして、親局2から、次のプロファイルデータが伝送され、同様の処理(ステップ3〜6)が順次、繰り返される。
IDXテーブルの接続確認データが全て“1”となったとき、親局2は、管理制御データ領域に子局4,6,7の接続を確認するID応答コマンドとID応答指定アドレスとして、初期アドレスデータ“FFFF”を指定し、伝送する(図8のステップ7)。
ID応答指定アドレスとして初期アドレスデータを指定された子局4、6、7は、孤立判定手段62において、アドレスデータ記憶手段54のアドレスデータが初期アドレスデータから所定のアドレスデータに更新されずに残っているかどうかの判定を行う。
子局4、6、7のアドレスデータが初期値のままである場合にはIDアドレス応答手段47がID応答データを出力し、孤立判定手段62から所定の色彩の点灯表示をさせるデータを表示手段65に出力し、表示灯73を所定の色彩(例えば赤色)で点滅させ、孤立した状態であることを報知する。
新品子局である子局4、6、7の全てに対して、設定データが正常に設定されていれば、初期アドレスデータはプロファイルデータに含まれている所定のアドレスデータに更新されているため、自局アドレスデータとして初期アドレスデータが付与されたまま残っている子局4、6、7は存在しない。
しかしながら、もし、初期アドレスデータが更新されていない子局4、6、7が存在すると、管理制御データで指定された初期アドレスデータに対し、IDアドレス応答手段47により管理監視データを使用して、親局2へ接続確認データが送信されることになる。
従って、初期アドレスデータに対するID応答データの有りを確認することにより、未だに設定が完了していない、新品子局の孤立状態が存在していることを自局で確認することができる。同時に親局2は初期アドレスデータに対する接続確認データが有れば、未だに設定が完了していない、孤立状態子局の存在を知ることができ、制御部1において報知動作が可能となる。
孤立状態子局が存在する場合には、適切な設定を行う。そして、孤立状態子局が無くなったとき、親局2は、新品設定モードを終了とし、IDXテーブルを再作成する。(図8のステップ8)
IDXテーブルの作成にあたり、親局2は、管理データ領域を使用して、全アドレスデータを順次指定する。具体的には、スタート信号STとこれに続く制御・監視データ領域と管理データ領域で構成される伝送サイクル毎に、管理制御データIDXoによって、順次、全アドレスを指定していく。
子局4、6、7の各々は、管理制御データIDXoが自局アドレスであるとき、管理監視データIDXiとして自局アドレスを返す。これを受けて、親局2では、管理監視データIDXiを抽出し管理制御データIDXoと照合比較し、一致していれば、IDXアドレステーブルを構成するIDXアドレスデータとして記憶する。
IDXアドレスデータが確定されたら、次に、親局2は、IDXアドレスデータの中の一つを指定する管理制御データIDXoを出力する。これを受けた子局4、6、7の各々は、管理制御データIDXoが、自局アドレスと一致するとき、第一管理監視データSTi及び第二管理監視データIDXiとして自局仕様データを返す。これを受けて、親局2では、仕様データを抽出しIDXテーブルの内容として記憶する。
管理制御データIDXoによるIDXアドレスデータの指定は、テーブル番号に従ったものとなっている。すなわち、まず、テーブル番号1のインデックスアドレスデータ(#ad0)が選択され管理制御データIDXoとして出力される。そして、伝送サイクル毎に、各テーブル番号に対応する先頭アドレスデータに順次変更される。ただし、管理制御データIDXoでIDXアドレステーブルのデータを指定する順番に制限は無く、例えば、機能による優先順位に従うものとしてもよい。
IDXテーブルの作成が完了した後、親局2では、ネットワーク構成IDXテーブルをIDXテーブルと比較し、システム設計で定義されていないアドレスの存在の有無と、仕様データが一致していないアドレスの存在の有無を判定する。(図8のステップ9)
システム設計で定義されていないアドレスや、仕様データが一致していないアドレスが存在する場合は、システムに定義されていない無効な子局が混入していることになる。そこで、親局2は、それらのアドレスを指定してエラーデータを送信する。これを受けた子局4,6,7は、指定されたアドレスが自局アドレスと一致するとき、無効な状態であることを示す報知表示を行う。(図8のステップ10)
仕様データが同じとなる子局が1個のみであれば、仕様データの異なる複数の子局を設定する場合、アドレスデータ記憶手段54と変数データ記憶手段56に対する確定データは、親局2から送ることとしてもよい。この場合、仕様データに対応するアドレスデータは判明しているため、管理制御データ領域においてそのアドレスデータを指定して確定制御データを伝えることができ、この場合は、端末器80からの確定情報データ、または子局が備える確認スイッチ部74から確定入力手段66を介した確定情報データの入力は不要となる。新しく設置する新品子局が1個のみの場合も同様である。
なお、新品子局が広いエリアに点在して複数設置されるものであれば、親局2は、プロファイルデータを伝送してから所定の時間内に、子局4から確定を示すデータが得られない場合、次のテーブル番号のプロファイルデータを、すなわち、確定を示すデータが得られないプロファイルデータと設置情報が異なるプロファイルデータを伝送するものとしてもよい。タイムアウトを設けることにより、適切な設置情報が表示されるまでオペレータが特定の場所に待機することを可能とし、オペレータの移動の手間や無駄な作業を省くことができる。
1 制御部
2 親局
3 ラベル
4 入出力子局
5 被制御装置
6 出力子局
7 入力子局
8 出力部
9 入力部
11 出力ユニット
12 入力ユニット
13 制御並列データ
14 制御管理並列データ
15 監視並列データ
16 第一管理監視並列データ
17 第二管理監視並列データ
18 管理判断手段
21 出力データ部
22 管理データ部
23 タイミング発生部
24 親局出力部
25 親局入力部
26 入力データ部
29 記憶手段
31 OSC(発振回路)
32 タイミング発生手段
33 制御データ発生手段
34 ラインドライバ
35 監視信号検出手段
36 監視データ抽出手段
39 管理監視データ
40 子局入出力部
41 伝送受信手段
42 管理制御データ抽出手段
43 アドレス抽出手段
45 管理監視データ送信手段
46 監視データ送信手段
47 IDアドレス応答手段
48 HTインターフェース手段
51 アドレスデータ設定手段
52 仕様データ設定手段
53 変数データ設定手段
54 アドレスデータ記憶手段
55 仕様データ記憶手段
56 変数データ記憶手段
57 アドレスデータ判定手段
58 仕様データ判定手段
60 判定手段
61 制御データ抽出手段
62 孤立判定手段
63 出力手段
64 入力手段
65 表示手段
66 確認入力手段
67 設置情報表示手段
68 TM(タイマー)
71 投光手段
72 受光手段
73 表示灯
74 確認スイッチ部
75 設置情報表示部
80 端末器
81 端末器送受信部
82 端末器入力部
83 端末器表示部
91 子局出力部
92 子局入力部
98 出力部一体型子局
99 入力部一体型子局
TR トランジスタ

Claims (5)

  1. 新設の制御・監視信号伝送システムの構築において、または、確立された制御・監視信号伝送システムが移植されるコピーシステムの構築において、または、故障品子局が存在する制御・監視信号伝送システムにおける前記故障品子局の交換において、新品子局を新しく設置するための新品子局設定方式であって、
    伝送手順の中に、親局と共通データ信号線で接続された複数の子局に対する伝送制御データと前記複数の子局によって重畳される伝送監視データとで構成される制御・監視データ領域と異なる管理データ領域が設けられ、
    通常使用時に設定されないアドレスデータの所定の一つを、初期状態であることを示す初期アドレスデータとして前記新品子局に設定し、
    前記親局は、前記新設の制御・監視信号システム、または、前記コピーシステム、または、前記故障品子局が存在する制御・監視信号伝送システムのシステム設計に基づいた前記子局の各々の、固有のプロファイルデータを記憶し、前記管理データ領域を使用して前記プロファイルデータを前記新品子局に伝送し、
    前記新品子局は、前記初期アドレスデータが設定されている場合に、前記伝送されたプロファイルデータを、前記初期アドレスデータを保留した状態で自局に取り込み、前記プロファイルデータに含まれる設置情報を視認可能な状態で表示し、前記親局、または、前記親局と異なる別体の端末器、または自局が備える確認入力手段から確定情報の入力があったとき、自局に取り込んだ前記プロファイルデータを自局のデータとして確定し、自局アドレスデータを前記初期アドレスデータから前記プロファイルデータに含まれた所定のアドレスデータに更新し、
    前記親局が前記管理データ領域を使用して、前記初期アドレスデータを指定し、前記新品子局は、自局のアドレスデータが前記初期アドレスデータであるとき、前記管理データ領域を使用して接続確認データを伝送し、これを受けた前記親局は、新品の孤立状態が存在すると判定し、
    前記孤立状態が無くなったとき、前記親局が、前記管理データ領域を使用して全アドレスデータを順次指定し、前記子局からの応答に基づいて、前記複数の子局のアドレスデータと仕様データを関係付けたリストであるIDXテーブルを作成し、前記システム設計に基づいて作成された前記複数の子局のアドレスデータと仕様データを関係付けたリストであるネットワーク構成IDXテーブルを、前記IDXテーブルと比較し、前記システム設計で定義されていないアドレスの存在の有無と、前記仕様データが一致していないアドレスの存在の有無を判定することを特徴とする制御・監視信号伝送システムの新品子局設定方式。
  2. 前記子局は、前記親局からの、アドレスをリセットする指令により、自局のアドレスデータを前記初期アドレスデータとする請求項1に記載の制御・監視信号伝送システムの新品子局設定方式。
  3. 前記新品子局の設置場所に、前記設置情報が表示されている請求項1または2に記載の制御・監視信号伝送システムの新品子局設定方式。
  4. 前記子局は、前記確定情報の入力があったとき、前記管理データ領域を使用して確定を示すデータを伝送し、前記親局は、前記プロファイルデータの予め定められた伝送順番に従って、次の前記プロファイルデータを伝送してから所定の時間内に前記確定を示すデータが得られない場合は、その次の前記プロファイルデータを伝送する請求項1、2または3に記載の新品子局設定方式。
  5. 前記新品子局は、前記親局から、前記管理データ領域を介して新品設定モード終了を示す情報が伝送された後、自局のアドレスデータが前記初期アドレスデータであるとき、孤立状態であると判定し、報知表示を行う請求項1〜4のいずれかに記載の新品子局設定方式。
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