JP6042219B2 - 姿勢変換装置 - Google Patents

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本発明は、搬送される紙幣(小切手等を含む。以下同じ。)の姿勢を縦から横に変換する姿勢変換装置に関する。
一例を挙げると、複数台の遊技機と台間遊技媒体貸出機が隣接して設置されている遊技島においては、遊技客が台間遊技媒体貸出機に挿入した紙幣を、各台間遊技媒体貸出機から紙幣搬送路に取り込み、紙幣搬送装置を介して遊技島の端部まで搬送し、紙幣搬送路の終端から遊技島の端部に設置されている金庫に収納するように構成されている。
一般的には、台間遊技媒体貸出機および紙幣搬送装置の幅を可及的に薄くするため、台間遊技媒体貸出機では遊技者に紙幣を紙幣挿入口に縦の姿勢(短辺が垂直、長辺が水平の姿勢)で挿入させ、紙幣搬送装置はその挿入された紙幣をそのまま縦の姿勢で搬送している。
しかし、紙幣搬送路の終端まで搬送されてきた紙幣を縦の姿勢のまま金庫に水平方向に重ねて収納すると、金庫の奥行寸法が大きくなり、設置スペースの確保が困難となるので、紙幣を横の姿勢(短辺も長辺も水平の姿勢)で垂直方向に積み重ねて収納する縦積み型の金庫が使用されている。従って、紙幣搬送路の終端において紙幣の姿勢を縦から横に変換する姿勢変換装置が必要である。
小切手の白地用紙(小切手用紙)にプリンタにより所定の事項を印刷して小切手を発行する小切手印刷装置においても、小切手用紙を縦に整列させているマガジンから印刷部に搬送する際に、マガジンから送り出される小切手用紙の姿勢を縦から横に変換するため姿勢変換装置を用いる場合がある。
従来のこの種の姿勢変換装置は、搬送ローラとガイド板の組合せ、搬送ローラと搬送ベルトの組合せ、あるいは搬送ベルトとガイド板の組合せ等で構成されていた(特許文献1)が、構成部材数が非常に多い、組立も容易でない、姿勢変換に要する距離が紙幣の長さよりも長い、製造コストが高くつく、メンテナンスが容易でない等の問題点があった。
そこで、本出願人は、構成部材数の削減、組立容易化、 紙幣の長さと余り違わない距離の中での紙幣の姿勢変換が可能な姿勢変換装置を提供することを目的として、次のような姿勢変換装置を特許文献2において提案した。
その姿勢変換装置は、(a)紙幣受入部と、姿勢変換部と、紙幣排出部と、駆動部とを有し、(b)紙幣受入部は、縦の姿勢で搬送されてくる紙幣を挟持して姿勢変換部に受け入れるものであって、垂直軸周りに回転され、かつ、近接して配置されたローラと第1プーリからなり、(c)姿勢変換部は、第1プーリと、その第1プーリから紙幣の長辺の長さとほぼ等しい距離に設けられ、水平軸周りに回転される第2プーリと、第1プーリと第2プーリの間に掛け回され、第2プーリ側が90度捻られている搬送ベルトと、前記ローラの第1プーリの至近位置から第2プーリの至近位置まで搬送ベルトに近接して、かつ、搬送ベルトに沿って延在して、紙幣受入部から受け入れられる紙幣をガイドして搬送ベルトと協働して搬送される紙幣の姿勢を縦から横に変える姿勢変換ガイドとからなり、(d)紙幣排出部は、姿勢変換部により横の姿勢に変換された紙幣を第2プーリの下側の所定の位置に設けられた排出口から金庫に向かって排出するものであって、姿勢変換部の末端から送り出される紙幣を排出口まで案内する上下一対の湾曲ガイドと、その湾曲ガイドにより案内される紙幣を排出口まで搬送する搬送手段とからなり、(e)駆動部は、第1プーリ又は第2プーリ及び搬送手段を所定方向に回転駆動させるものであることを特徴とする。
特許第3806788号公報 特開2012−66916公報
しかしながら、上記提案に係る姿勢変換装置は、姿勢変換部が、垂直軸周りに回転される第1プーリと、その第1プーリから紙幣の長辺の長さとほぼ等しい距離に設けられ、水平軸周りに回転される第2プーリと、第1プーリと第2プーリの間に掛け回され、90度捻られている搬送ベルトと、第1プーリの至近位置から第2プーリの至近位置まで搬送ベルトに近接して、かつ、搬送ベルトに沿って延在して、紙幣受入部から受け入れられる紙幣の姿勢を搬送ベルトと協働して縦から横に変える姿勢変換ガイドとからなるものであるため、搬送ベルトと姿勢変換ガイドとによって紙幣の姿勢を縦から横に90度変換される過程において搬送ベルトから紙幣に加わる搬送力および姿勢変換ガイドから紙幣に加わる摩擦力が紙幣の幅方向の左側と右側とで異なる。そのため、紙幣にその幅方向両端部を紙幣の中央側方向に寄せる力が加わり、紙幣が姿勢変換部から出るまでの間に紙幣の幅方向の少なくとも一端側に長さ方向に延びる皺(縦皺)が発生する場合がある。このような縦皺が発生すると、紙幣排出部での湾曲の際に皺の部分の腰が強化されて、湾曲終了後に曲がり癖が残り、紙幣排出部を円滑に通過できなかったり、金庫に適正な姿勢で収容されなかったり、収容されても嵩張る、などの新たな問題が発生した。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、姿勢変換部において紙幣に皺が発生せずに円滑に姿勢が変換されて紙幣排出部を円滑に通過できる姿勢変換装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、(a)紙幣受入部と、姿勢変換部と、紙幣排出部と、駆動部とを有し、(b)紙幣受入部は、縦の姿勢で搬送されてくる紙幣を挟持して姿勢変換部に受け入れるものであって、垂直軸周りに回転され、かつ、近接して配置されたローラと第1プーリからなり、(c)姿勢変換部は、第1プーリと、その第1プーリから紙幣の長辺の長さとほぼ等しい距離に設けられ、水平軸周りに回転される第2プーリと、第1プーリと第2プーリの間に掛け回され、第2プーリ側が90度捻られている搬送ベルトと、ローラの第1プーリの至近位置から第2プーリの至近位置まで搬送ベルトに近接して、かつ、搬送ベルトに沿って延在して、紙幣受入部から受け入れられる紙幣の姿勢を搬送ベルトと協働して縦から横に変える姿勢変換ガイドとからなり、(d)紙幣排出部は、姿勢変換部により横の姿勢に変換された紙幣を第2プーリの下側の所定の位置に設けられた排出口から金庫に向かって排出するものであって、姿勢変換部の末端から送り出される紙幣を排出口まで案内する上下一対の湾曲ガイドと、その湾曲ガイドにより案内される紙幣を排出口まで搬送する搬送手段とからなり、(e)駆動部は、第1プーリ又は第2プーリ及び搬送手段を所定方向に回転駆動させるものである姿勢変換装置において、(f)姿勢変換部の姿勢変換ガイドの紙幣搬送方向後半部における幅方向中央に、搬送ベルトにより搬送される紙幣を幅方向両側方向に展延させる突出部を設けたことを特徴とする。
上記構成により、姿勢変換部において90度捻られている搬送ベルトにより姿勢変換ガイドに沿って搬送される紙幣は、姿勢変換ガイドの紙幣搬送方向前半部において、幅方向両側部分に幅方向中央方向の力を受けるが、姿勢変換ガイドの紙幣搬送方向後半部においては、幅方向中央に突出部が設けられているので、紙幣は突出部によってその幅方向中央部分が幅方向両側方向に展延される。したがって、紙幣の幅方向両端部に皺が発生しないか、発生した皺が減少される。したがって、紙幣は平滑状態を維持するので、紙幣排出部を円滑に通過することができ、金庫に嵩張ることなく整然と収納される。
姿勢変換ガイドの紙幣搬送方向後半部の突出部を除いた部分における搬送ベルトとの間の間隔を姿勢変換ガイドの紙幣搬送方向前半部における搬送ベルトとの間の間隔よりも大きくし、突出部における搬送ベルトとの間の間隔を紙幣搬送方向前半部における搬送ベルトとの間の間隔と等しくすることが好ましい。
上記構成により、姿勢変換ガイドの紙幣搬送方向前半部においては搬送ベルトの搬送力が紙幣に確実に加えられるが、紙幣搬送方向後半部においては紙幣の幅方向両端部に加えられる搬送力が弱くなるか、切られる。したがって、紙幣搬送方向後半部を搬送される紙幣の幅方向両端部に皺が発生する可能性が低くなるか、なくなる。したがって、紙幣は平滑状態を維持するので、紙幣排出部をより円滑に通過することができ、また、金庫に嵩張ることなく整然と収納される。
本発明によれば、紙幣が姿勢変換部において姿勢を変換する際に皺を発生せず紙幣排出部を円滑に通過することができる姿勢変換装置を提供することができる。
本発明に係る姿勢変換装置の紙幣搬送装置および金庫に対する位置関係の一例を示す概念図である。 図1の主として姿勢変換装置および金庫の右側面図である。 図2の紙幣搬送装置を取り除いた状態の正面図である。 図3の姿勢変換装置および金庫の左側面図である。 図2の姿勢変換装置のみを抽出して右側から見た斜視図である。 図5の姿勢変換装置を左側から見た斜視図である。 図5の姿勢変換装置の正面図である。 図7の姿勢変換装置の平面図である。 図7の姿勢変換装置の右側面図である。 図7の姿勢変換装置の左側面図である。 姿勢変換ガイドの右側面図である。 図11の姿勢変換ガイドの形状を示すものであり、(a)は正面図、(b)はB−B線断面図、(c)はE−E線断面図、(d)はG−G線断面図、(e)はJ−J線断面図である。 従来の姿勢変換装置における姿勢変換ガイドの形状を示す右側面図である。
続いて、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1に例示するように、本発明に係る姿勢変換装置Aは、例えば、遊技島の台間遊技媒体貸出機から挿入される紙幣を縦の姿勢で遊技島の端部まで搬送する紙幣搬送装置Bの末端から送り出される紙幣Nを受入れ、その紙幣の姿勢を縦から横に変換して、姿勢変換装置Aの下側に設けられた金庫Cの上面開口に向けて斜め下方に排出するものである。
本発明に係る姿勢変換装置Aは、例えば、小切手発行装置において、マガジンから送り出される小切手用紙の姿勢を縦から横に変換するためにも用いることができる。
姿勢変換装置Aは、基本的構成要素として、紙幣受入部10と、姿勢変換部20と、紙幣排出部30と、駆動部40とを有している。なお、図6〜図10においては、各部10,20,30の構成を明示するため、これらの各部を支持するフレーム(又はハウジング)の図示を省略してある。
紙幣受入部10は、図1の紙幣搬送装置Bの末端から縦の姿勢で搬送されてくる紙幣Nを挟持して姿勢変換部20に受け入れるためのものである。紙幣受入部10は、いずれも垂直軸周りに回転され、かつ、近接して配置された押えローラ11と第1プーリ12とから成っている。押えローラ11は、第1プーリ12に向けて弾力的に押圧されている押えローラである。第1プーリ12には、後述される無端の搬送ベルト22が巻回されていて、所定方向に回転されるので、押えローラ11は実際は搬送ベルト12に当接して、紙幣搬送装置Bの末端から縦の姿勢で送り出される紙幣Nは、押えローラ11と搬送ベルト22の間に受け入れられるようになっている。
姿勢変換部20は、紙幣受入部10から受け入れられる紙幣Nの縦の姿勢を搬送しながら横の姿勢に変換するものである。姿勢変換部20は、前記第1プーリ12と、その第1プーリ12から紙幣搬送装置Bによる紙幣搬送方向延長上に紙幣の長辺の長さとほぼ等しい距離を隔てた位置に設けられ、水平軸周りに回転される第2プーリ21と、第1プーリ12と第2プーリ21の間に掛け回され、第2プーリ21側が前記押えローラ11と反対側に90度捻られている前記搬送ベルト22とを有する。
搬送ベルト22は、紙幣の片面に対して接触摩擦力を作用する程度の粘度と弾性を備えた材料、例えば、ウレタンゴムで形成されている。
また、姿勢変換部20は、押えローラ11の第1プーリ12の至近位置から第2プーリ21の至近位置まで搬送ベルト22に沿って延在して、搬送ベルト22との間に一定の距離を持って近接して設けられ、搬送ベルト22と協働して紙幣受入部10から受け入れられる紙幣の縦の姿勢を搬送ベルト22から離れるまでの間に横の姿勢に変える姿勢変換ガイド23を有している。姿勢変換ガイド23は、回転される搬送ベルト22と姿勢変換ガイド23により第1プーリ12から第2プーリ21の方向に搬送される紙幣が上方に飛び出さないように、搬送ベルト22の上側を被覆するように延在していることが望ましい。
第1プーリ12から第2プーリ21までの距離が紙幣の長さよりも短い場合は、必ずしも必要ではないが、第1プーリ12から第2プーリ21までの距離が紙幣の長さとほぼ等しい場合、あるいは、紙幣の長さよりもやや大きい場合は、姿勢変換ガイド23の第2プーリ21に近い位置に、回転される搬送ベルト22と姿勢変換ガイド23により搬送される紙幣をその搬送ベルト22に押圧する押えローラ24を設けることにより、紙幣が確実に搬送されるようにすることが望ましい。
紙幣受入部10から受け入れられた紙幣は、その片面に回転される搬送ベルト22から搬送力が加えられ、反対側の片面がツイストされている姿勢変換ガイド23によりツイストされている搬送ベルト22に沿って案内されるため、ツイスト搬送される紙幣の姿勢が、搬送ベルト22の第2プーリ21に巻回されている部分に到達した時には横の姿勢になり、その搬送ベルト22から第2プーリ21の接線方向に離れようとする。
姿勢変換部20により縦から横の姿勢に変換された紙幣は、紙幣排出部30により第2プーリの下方に変向され、姿勢変換部20の下側の所定の位置に設けられた排出口34から金庫Cの上面開口に向けて斜め下方に排出されるようになっている。
紙幣排出部30は、姿勢変換部20の末端から送り出される紙幣、すなわち、搬送ベルト22から第2プーリ21の接線方向に離れようとする紙幣を前記排出口34まで案内する上下一対の湾曲ガイド31,32と、その湾曲ガイドにより案内される紙幣を前記排出口34まで搬送する搬送手段33とから成っている。
搬送手段33は、図示の例では、湾曲ガイド31,32の中間位置の搬送面において当接するように上下対設された送りローラ33aと、押えローラ33bとからなる搬送ローラで構成されている。搬送ローラ33は、第2プーリ21から排出口34までの距離に応じて1組又は搬送方向に隔てて複数組設ければよい。
搬送ローラ33は、搬送方向に隔てて複数組設け、排出口34に近いものほど搬送速度を大きくすることが望ましい。排出口34に近いものほど搬送速度を大きくすることにより、紙幣排出部30内を搬送される紙幣を徐々に緊張させて、紙幣のヘタリや皺や曲がりを防止できるばかりでなく、姿勢変換部20において加わる可能性のある曲げ応力が解消されるので、排出口34から皺や曲がりの少ない紙幣を排出することができる。
搬送手段33は、搬送ローラに代えて搬送ベルトを用いても良い。
上記各部、すなわち、紙幣受入部10、姿勢変換部20、紙幣排出部30の可動部である第1プーリ12、搬送ベルト22、搬送手段33は、共通の駆動部40を用いて回転駆動される。駆動部40は、動力源であるモータ(図示省略)の回転力をプーリp、伝動ベルトb、歯車g等の既知の伝動手段を介して、第1プーリ12又は第2プーリ21および搬送手段33に伝達して、これらを所定の方向に回転させるように構成されている。
以上の構成により、紙幣受入部10から縦の姿勢で受入れられた紙幣Nは、姿勢変換部20により紙幣の長さとほぼ等しい距離の中でツイスト搬送されて横の姿勢に変換され、紙幣排出部30により下方に変向された後、排出口34から横の姿勢で排出される。従って、排出口34の下側に上面開口の金庫Cを設置することができ、設置スペースの確保が容易である。
また、紙幣排出部30の搬送ローラ(33)を、搬送方向に隔てて複数組設け、排出口34に近いものほど搬送速度を大きくした場合は、排出口34から皺や曲がりの少ない紙幣Nを排出することができるので、金庫の所定位置に正確に、かつ、嵩張らずに収納が可能である。
さらに、本発明の姿勢変換装置は、紙幣受入部から紙幣排出部まで紙幣搬送路が連続しているので、複数枚の紙幣が重なって、あるいは、多少ずれてきた場合でも、支障なく金庫まで搬送することができ、途中でジャムする虞がない。
上述したように、紙幣受入部10と、姿勢変換部20と、紙幣排出部30と、駆動部40とを図7〜9に例示するように、一つのフレームあるいはハウジングに取付けてユニット化することが望ましい。このようにユニット化した場合は、紙幣の姿勢変換装置Aを紙幣搬送装置Bと金庫Cの間の所定位置に容易に着脱することができるとともに、メンテナンスを容易に行うことができる。
ところで、姿勢変換部20内を搬送される紙幣Nは捻じれているため、搬送ベルト22から紙幣に加わる搬送力および姿勢変換ガイド23から紙幣に加わる摩擦力(搬送抵抗力)は、紙幣の幅方向の位置により異なる。そして、先に提案された姿勢変換装置においては、図13に示すように、姿勢変換ガイド23はその全面が平滑であって、搬送ベルト22と姿勢変換ガイド23の間の隙間が均一であった。そのため、幅方向両側部分における搬送抵抗力は幅方向中央部分における搬送抵抗力よりも大きいので、紙幣の幅方向両側部分に皺が発生することがあり、その皺が発生した部分は搬送ベルト22の第2ブーリ21の外周に巻回されている部位を通過する際に皺が圧縮されて永久変形し、紙幣に残存することとなる。そのため、紙幣の腰が強化される。したがって、皺で腰が強化された紙幣が紙幣排出部30の上下一対の湾曲ガイド31,32の間を通過することが困難になったり、通過できてもカール状態が残るので、金庫Cの中に整然と収容されない事態が発生する虞があった。
しかしながら、本発明における姿勢変換ガイド23には、その紙幣搬送方向後半部における幅方向中央、好ましくは押えローラ24よりも上流側の位置に、搬送ベルト22と姿勢変換ガイド23の間の隙間を一定の面積において狭くするように搬送ベルト側に突出する突起部25が形成されている。ツイスト搬送される紙幣の先端が突起部25を円滑に乗り越えることができるように、突起部25の先端にテーパー25aが形成されることが望ましい。
この突起部25が存在することにより、搬送ベルト22と姿勢変換ガイド23の間の隙間は、幅方向両側部分においては先の提案に係る姿勢変換装置における搬送ベルト22と姿勢変換ガイド23の間の隙間と等しいか、それよりもわずかに大きく、幅方向中央部分においては幅方向両側部分における隙間よりも狭くされている。したがって、ツイスト搬送される紙幣の幅方向中央部分は搬送ベルト22と突起部25の間で押えられているので、その紙幣の幅方向両側部分が姿勢変換ガイド23から受ける搬送抵抗力と搬送ベルトからの搬送力により幅方向中央に向けて圧縮しようとしても圧縮できない。したがって、紙幣の幅方向両側部分に皺が発生することが防止される。こうして、姿勢変換部20の末端からは姿勢が横に変換された皺のない紙幣が紙幣排出部30に送り込まれる。
したがって、横になった紙幣は紙幣排出部30内を円滑に通過し、排出口34から皺や曲がりの無い紙幣Nが排出されるので、金庫Cの上面開口から正常な姿勢で収容され、嵩張らずに整然と堆積されることが可能である。
搬送ベルト22は、押えローラ11と同じ側に90度捻られてもよい。この場合は、姿勢変換ガイド23は搬送ベルト22の下側において同じ側に捻られる。
A 紙幣の姿勢変換装置
10 紙幣受入部
11 押えローラ
12 第1プーリ
20 姿勢変換部
21 第2プーリ
22 搬送ベルト
23 姿勢変換ガイド
24 押えローラ
25 突出部
30 紙幣排出部
31,32 湾曲ガイド
33 搬送手段(搬送ローラ)
34 排出口
40 駆動部
B 紙幣搬送部
C 金庫

Claims (4)

  1. 紙幣受入部と、姿勢変換部と、紙幣排出部と、駆動部とを有し、
    前記紙幣受入部は、縦の姿勢で搬送されてくる紙幣を挟持して前記姿勢変換部に受け入れるものであって、垂直軸周りに回転され、かつ、近接して配置されたローラと第1プーリから成り、
    前記姿勢変換部は、前記第1プーリと、その第1プーリから紙幣の長辺の長さとほぼ等しい距離に設けられ、水平軸周りに回転される第2プーリと、第1プーリと第2プーリの間に掛け回され、第2プーリ側が90度捻られている搬送ベルトと、前記ローラの第1プーリの至近位置から第2プーリの至近位置まで搬送ベルトに近接して、かつ、搬送ベルトに沿って延在して、前記紙幣受入部に受け入れられる紙幣の縦の姿勢を前記搬送ベルトと協働して搬送ベルトから離れる紙幣の姿勢を横に変える姿勢変換ガイドとから成り、
    前記紙幣排出部は、前記姿勢変換部により横の姿勢に変換された紙幣を前記第2プーリの下側の所定の位置に設けられた排出口か排出するものであって、前記姿勢変換部の末端から送り出される紙幣を前記排出口まで案内する上下一対の湾曲ガイドと、その湾曲ガイドにより案内される紙幣を前記排出口まで搬送する搬送手段とから成り、
    前記駆動部は、前記第1プーリ又は第2プーリおよび前記搬送手段を所定方向に回転駆動させるものである姿勢変換装置において、
    前記姿勢変換部の姿勢変換ガイドの紙幣搬送方向後半部における幅方向中央に、搬送ベルトにより搬送される紙幣を幅方向両側方向に展延させる突出部を設けたこと、
    を特徴とする姿勢変換装置。
  2. 請求項1に記載の紙幣の姿勢変換装置において、前記姿勢変換部の姿勢変換ガイドに、前記搬送ベルトに接して従動回転する押えローラを設けたことを特徴とする姿勢変換装置。
  3. 請求項1又は2に記載の紙幣の姿勢変換装置において、前記紙幣排出部の搬送手段は、前記第2プーリと前記排出口までの間に適宜間隔を置いて配設された複数対の送りローラと押えローラからなる搬送ローラで構成され、前記排出口側に近い搬送ローラほど搬送速度が大きく設定されていることを特徴とする姿勢変換装置。
  4. 請求項1,2又は3に記載の紙幣の姿勢変換装置において、前記紙幣受入部と、前記姿勢変換部と、前記紙幣排出部と、前記駆動部とを一つのフレームに取付けてユニット化されていることを特徴とする姿勢変換装置。
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