JP6041149B2 - 遠隔切断装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、遠隔操作にて切断装置を運搬して設置した場合、切断対象物に対するノズルの位置を一定にするよう固定することが難しい。そのため、切断する方向にノズルを安定して移動させることができずに、ノズルの位置がずれることで安定して切断することができず、切断に時間がかかる等の問題が生じている。
本発明の遠隔切断装置は、遠隔操作によって移動可能な遠隔移動体と、該遠隔移動体に接続されて先端が移動可能なアーム部と、該アーム部の先端に設けられて切断対象物に対して流体を噴射して切断するノズルと、該アーム部の先端の移動とともに移動する前記ノズルの移動方向を一方向のみに規制する規制部と、該規制部を前記切断対象物に固定する固定部と、前記切断対象物に対する前記ノズルの位置を調整する位置調整部とを備えることを特徴とする。
本実施形態の遠隔切断装置1は、図1に示すように、有害物質が存在している環境下で、遠隔操作にて切断対象物である鋼材(切断対象物)100まで移動し、鋼材(切断対象物)100をアブレシブジェットFによって切断する装置である。遠隔切断装置1は、鋼材(切断対象物)100まで移動してアブレシブジェットFによって鋼材(切断対象物)100を切断する切断ユニット2と、鋼材(切断対象物)100まで移動してアブレシブジェットFで鋼材(切断対象物)100を切断した際に排出される処理水を回収する回収ユニット3と、切断ユニット2及び回収ユニット3を鋼材(切断対象物)100から離れた場所から操作する操作ユニット4とを備えている。
ここで、アブレシブジェットFとは、圧力を付与した水に研磨剤等が含まれたアブレシブ材23fが混入された流体であり、ノズル24から噴射することで鋼材(切断対象物)100を切断可能とされている。また、処理水とは、アブレシブジェットFを用いて鋼材(切断対象物)100を切断することによって生じる切断粉等が切断後のアブレシブジェットFに混入した汚水である。
アーム部22は、遠隔移動体21に接続されるロボットアームであり、先端に保持部22aを有しており、遠隔移動体21に対して保持部22aを自在に移動可能としている。
保持部22aは、円筒状をなしており内部にノズル24を挿入して保持している。
ピニオン部25bは、H形状をなす支持部25aの四カ所の先端部に、支持部25aに保持部22aを介して固定されたノズル24の延在方向(孔部の延在方向)と直交する方向に回転可能に突出して配置される歯車である。ピニオン部25bは図示しない駆動部によって任意の回転方向に回転可能とされている。
ラック部25cは、ノズル24の延在方向と直交する方向に予め定めた距離だけ延びる歯が設けられた平板部材である。ラック部25cは、ピニオン部25bと噛み合うように離間した二カ所に対向して配置されている。ラック部25cは、ピニオン部25bと噛み合うことでラック・アンド・ピニオンのような構造をなしている。
外装部25dは、支持部25a、ピニオン部25b、及びラック部25cを外側から覆うような箱形状をなしている。外装部25dは、内部にラック部25cが移動可能に固定されており、外装部25d内をラック部25cの延在方向に沿って移動可能にピニオン部25b及び支持部25aを保持している。
回収アーム部32は、回収遠隔移動体31に接続されるロボットアームであり、先端に回収部33が接続されており、回収遠隔移動体31に対して回収部33を自在に移動可能としている。
拡径部33aは、回収アーム部32に接続されている側から先端に向かって漸次拡径するようなテーパ筒状をなしている。拡径部33aは、回収アーム部32が接続されている最も径が小さくなっている側が閉塞されており、中心に貫通孔が設けられている。そして、拡径部33aは、貫通孔を介して吸引部34に接続されている。そして、拡径部33aは、テーパ筒状をなしていることで吸引部34が接続されている貫通孔付近に処理水を集めている。
回収固定部33bは、拡径部33aの最も径が大きくなっている側に配置されており、拡径部33aを鋼材(切断対象物)100に固定する。回収固定部33bは、固定部26と同様に、電磁石で形成されており、電気が供給されて通電状態となることで磁力が生じ鋼材(切断対象物)100に固定される。
ウェットバキュームクリーナー34bは、吸引ホース34aを介して回収部33に溜まった処理水等を吸引している。
排出ポンプ34cによって、ウェットバキュームクリーナー34bが吸引した処理水を圧送することで外部へ排出している。
具体的には、設置時には初期位置調整部42aは、操作部41から入力された信号に基づいて、遠隔移動体21を鋼材(切断対象物)100付近まで移動させる。そして、遠隔移動体21を鋼材(切断対象物)100まで移動させた後に、初期位置調整部42aは、アーム部22の位置を調整することで、ノズル24を鋼材(切断対象物)100に近づけ、固定部26を鋼材(切断対象物)100に接する位置に配置させる。固定部26が鋼材(切断対象物)100に接した状態で、初期位置調整部42aは、固定部26へ電気を供給し、固定部26の電磁石26bに磁力を生じさせて鋼材(切断対象物)100へ固定させて切断ユニット2を設置する。
また、撤去時には初期位置調整部42aは、鋼材(切断対象物)100の切断が終了すると、固定部26への電気の供給を停止し、固定部26を鋼材(切断対象物)100から外し、アーム部22を鋼材(切断対象物)100から離れさせてから遠隔移動体21を移動させることで切断ユニット2を鋼材(切断対象物)100付近から撤去する。
具体的には、位置調整部42bは、供給部23の高圧ポンプ23aを起動させて流量調節器23bに高圧水23eの流量を調整させることで、ノズル24からアブレシブジェットFを噴射させる。そして、ノズル24からアブレシブジェットFを噴射させると、位置調整部42bは、規制部25に信号を入力し、図示しない駆動部によってピニオン部25bを回転させる。ノズル24を保持した保持部22aが固定された支持部25aは、ピニオン部25bがラック部25cと噛み合って回転することで、ラック部25cの延在方向に沿ってノズル24の移動方向が一方向のみに規制された状態で移動する。そして、位置調整部42bは、支持部25aがラック部25cの延在方向の一端から他端まで移動すると、供給部23にアブレシブジェットFの供給を停止させるとともに、固定部26への電気の供給を断つよう信号を出力する。即ち、ノズル24からのアブレシブジェットFの噴射が停止されつつ、固定部26の電磁石26bによる鋼材(切断対象物)100への固定が解除される。固定部26による固定が解除された状態で、位置調整部42bは、アーム部22に先端部分である保持部22aを動かさずにノズル24の位置を固定したまま、規制部25に対してピニオン部25bを逆回転させるようよう信号を出力する。ノズル24を保持した保持部22aが固定されている支持部25aが移動することなくピニオン部25bが逆回転することで、規制部25のラック部25c及び外装部25dが固定部26とともにラック部25cの延在方向の一端に戻るように移動する。そして、位置調整部42bは、固定部26へ電気を供給するよう信号を出力し、固定部26を鋼材(切断対象物)100に固定させる。その後、位置調整部42bは、再び供給部23を駆動させる信号を出力してノズル24からアブレシブジェットFを噴射させて切断を開始し、規制部25にも信号を出力することで図示しない駆動部によってピニオン部25bを回転させる。ピニオン部25bが回転することでノズル24とともに支持部25aは、ラック部25cの延在方向に沿って移動するため、ノズル24も一方向に向かってさらに移動する。即ち、上記のような動きを繰り返すことで、位置調整部42bは、アーム部22にノズル24の位置を維持させて、規制部25と固定部26とをノズル24に対して尺取虫式に相対移動させている。
回収位置調整部43bは、操作部41からの信号に基づいて回収移動体調整部43aによって回収遠隔移動体31が移動した後に、回収部33が鋼材(切断対象物)100に近づき、鋼材(切断対象物)100を介してノズル24と対向する位置で回収固定部33bが鋼材(切断対象物)100に接するように回収アーム部32の位置を調整する。
吸引調整部43dは、操作部41からの信号に基づいてウェットバキュームクリーナー34bによって吸い出す量や排出ポンプ34cによる排出する量を調整することで回収遠隔移動体31に固定された吸引部34の吸引力を調整している。
上記のような本実施形態の遠隔切断装置1では、切断ユニット2と回収ユニット3とを鋼材(切断対象物)100に設置する。
切断ユニット2の設置は、操作ユニット4の操作部41に鋼材(切断対象物)100の位置データを入力して初期位置調整部42aから信号が出力されることで、遠隔移動体21を鋼材(切断対象物)100まで移動させる。遠隔移動体21が指定された鋼材(切断対象物)100の近くまで移動すると、初期位置調整部42aから信号によって、アーム部22が動かされて保持部22aの位置を調整する。そして、アーム部22によってノズル24の噴射孔が鋼材(切断対象物)100の切断する部分と対向し、固定部26が鋼材(切断対象物)100に接する位置まで保持部22aを案内される。固定部26が鋼材(切断対象物)100と接した状態で、初期位置調整部42aからの信号によって、固定部26の電磁石26bに電気が供給される。電磁石26bに電気が供給されると、固定部26の電磁石26bには磁力が生じ鋼材(切断対象物)100に張り付くことで、切断ユニット2が鋼材(切断対象物)100に固定される。
位置調整部42bから信号が入力されると、供給部23では、高圧ポンプ23aが起動し圧縮した高圧水23eの供給を開始する。高圧ポンプ23aから供給される高圧水23eの一部は圧力容器23cに供給される。圧力容器23cに供給された高圧水23eは、圧力容器23c内に配置されているアブレシブ材23fと混合され混合液として圧力容器23c化から供給される。そして、高圧ポンプ23aから供給される高圧水23eの圧力容器23cに供給されない残分は、流量調節器23bを介して流量を調整されて圧力容器23cから供給される混合液と合流する。流量調節器23bによって高圧ポンプ23aから供給される高圧水23eの流量が増加すると、混合液と高圧水23eは勢いよく耐圧ホース23d内を流通しノズル24からアブレシブジェットFとして噴射され、鋼材(切断対象物)100の切断が開始される。
また、切断ユニット2と回収ユニット3は、遠隔移動体21と回収遠隔移動体31との異なる車両によって移動可能とされていることに限定されるものではなく、一つの車両に一体として設けてられていても良い。これにより、切断ユニット2と回収ユニット3の位置の調整がより容易となる。
さらに、切断ユニット2や回収ユニット3にカメラ等を用いても良い。カメラを用いることで、切断装置から離れた場所にいながら、鋼材(切断対象物)100付近の様子を確認することができ、より確実に切断ユニット2と回収ユニット3の位置を鋼材(切断対象物)100に対して調整できる。
また、切断対象物は鋼材に限定されるものではなくコンクリート等の他の材質で構成されていても良い。この場合、固定部26には電磁石26bではなく、強力な吸盤を用いることで切断対象物に固定することができる。
Claims (3)
- 遠隔操作によって移動可能な遠隔移動体と、
該遠隔移動体に接続されて先端が移動可能なアーム部と、
該アーム部の先端に設けられて切断対象物に対して流体を噴射して切断するノズルと、
該アーム部の先端の移動とともに移動する前記ノズルの移動方向を一方向のみに規制する規制部と、
該規制部を前記切断対象物に固定する固定部と、
前記切断対象物に対する前記ノズルの位置を調整する位置調整部とを備えることを特徴とする遠隔切断装置。 - 前記規制部は、予め定めた距離だけ前記ノズルを前記一方向に移動可能とし、
前記位置調整部は、前記切断対象物に対する前記ノズルの位置を維持して前記規制部と前記固定部とを前記ノズルに対して移動させることを特徴とする請求項1に記載の遠隔切断装置。 - 前記切断対象物を介して前記ノズルと対向するように配置されて前記ノズルから噴射される前記流体を回収する回収部と、
該回収部に接続されて、回収された前記流体を吸引する吸引部とを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遠隔切断装置。
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