JP6039201B2 - サイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法 - Google Patents
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〔請求項1記載の発明〕
サイズ剤が外添された2プライ又は3プライのティシュペーパー製品の製造方法であって、
抄紙設備により抄造され巻き取られた一次原反ロールから連続的にティシュペーパー製品用の二次原反ロールを製造するプライマシンとして;
一次原反ロールから繰り出された一次連続シートにサイズ剤を外添するサイズ剤付与手段と、
一次連続シートを連続方向に沿って積層して積層連続シートとする積層手段と、
積層連続シートに対してコンタクトエンボスを付与するコンタクトエンボス付与手段と、
積層連続シートをティシュペーパーの幅又はその複数倍幅となるようにスリットするスリット手段と、
スリットされた各積層連続シートを同軸で巻き取ってティシュペーパーの幅又はその複数倍幅の二次原反ロールを複数形成する巻き取り手段と、
がシート流れ方向にこの順に組み込まれ、一次原反ロールから繰出された各一次連続シートが積層されることなくサイズ剤付与手段に供給されるものを用い;
前記プライマシンにより得られた、サイズ剤が外添された各二次原反ロールを、マルチスタンド式インターフォルダの折り畳み機構部に対応して多数セットし、前記マルチスタンド式インターフォルダにおいて、各二次原反ロールからの二次連続シートを前記折り畳み機構部にそれぞれ送り込み、二次連続シートを折り畳み各二次連続シートの側端部を掛け合わせしながら積み重ねられた積層帯を得て、
その後に流れ方向に所定の間隔をおいて裁断してティシュペーパー束とし、そのティシュペーパー束を収納箱に収納してティシュペーパー製品を得る、
ことを特徴とする、サイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。
サイズ剤が外添された2プライのティシュペーパー製品の製造方法であって、
抄紙設備により抄造され巻き取られた一次原反ロールから連続的にティシュペーパー製品用の二次原反ロールを製造するプライマシンとして;
サイズ剤を外添するサイズ剤付与手段と、
複数の連続シートをその連続方向に沿って積層して積層連続シートとする積層手段と、
積層連続シートに対してコンタクトエンボスを付与するコンタクトエンボス付与手段と、
積層連続シートをティシュペーパーの幅又はその複数倍幅となるようにスリットするスリット手段と、
スリットされた各積層連続シートを同軸で巻き取ってティシュペーパーの幅又はその複数倍幅の二次原反ロールを形成する巻き取り手段と、
がシート流れ方向に組み込まれ、
かつ、前記サイズ剤付与手段を経由して前記積層手段に供給される搬送経路と、前記サイズ剤付与手段を経由しないで前記積層手段に供給される搬送経路とを有するものを用い;
二つの一次原反ロールからそれぞれ一次連続シートを繰り出し、その一方の一次連続シートを前記サイズ剤付与手段を経由して積層手段に供給し、他方の一次連続シートをサイズ剤付与手段を経由せずに積層手段に供給し、前記積層手段にてサイズ剤付与手段を経由したサイズ剤が外添された連続シートとサイズ剤付与手段を経由しない連続シートとを積層一体化することとし、
前記プライマシンにより得られた、サイズ剤が外添された二次原反ロールを、マルチスタンド式インターフォルダの折り畳み機構部に対応して多数セットし、前記マルチスタンド式インターフォルダにおいて、各二次原反ロールからの二次連続シートを前記折り畳み機構部にそれぞれ送り込み、二次連続シートを折り畳み各二次連続シートの側端部を掛け合わせしながら積み重ねられた積層帯を得て、
その後に流れ方向に所定の間隔をおいて裁断してティシュペーパー束とし、そのティシュペーパー束を収納箱に収納してティシュペーパー製品を得る、
ことを特徴とする、サイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。
サイズ剤が外添された3プライのティシュペーパー製品の製造方法であって、
抄紙設備により抄造され巻き取られた一次原反ロールから連続的にティシュペーパー製品用の二次原反ロールを製造するプライマシンとして;
サイズ剤を付与するサイズ剤付与手段と、
複数の連続シートをその連続方向に沿って積層して積層連続シートとする積層手段と、
積層連続シートに対してコンタクトエンボスを付与するコンタクトエンボス付与手段と、
積層連続シートをティシュペーパーの幅又はその複数倍幅となるようにスリットするスリット手段と、
スリットされた各積層連続シートを同軸で巻き取ってティシュペーパーの幅又はその複数倍幅の二次原反ロールを形成する巻き取り手段と、
がシート流れ方向に組み込まれ、
前記サイズ剤付与手段を経由して前記積層手段に供給される搬送経路と、前記サイズ剤付与手段を経由しないで前記積層手段に供給される搬送経路とを有し、かつ、一次原反ロールからの連続シートが別経路で積層手段に供給されるものを用い;
三つの一次原反ロールからそれぞれ一次連続シートを繰り出して各々別経路で積層手段に供給するとともに、そのうちの一つ又は二つの一次連続シートをサイズ剤付与手段を経由して積層手段に供給し、前記積層手段にてサイズ剤付与手段を経由したサイズ剤が外添された連続シートとサイズ剤付与手段を経由しない連続シートとを積層一体化することとし、
前記プライマシンにより得られた、サイズ剤が外添された二次原反ロールを、マルチスタンド式インターフォルダの折り畳み機構部に対応して多数セットし、前記マルチスタンド式インターフォルダにおいて、各二次原反ロールからの二次連続シートを前記折り畳み機構部にそれぞれ送り込み、二次連続シートを折り畳み各二次連続シートの側端部を掛け合わせしながら積み重ねられた積層帯を得て、
その後に流れ方向に所定の間隔をおいて裁断してティシュペーパー束とし、そのティシュペーパー束を収納箱に収納してティシュペーパー製品を得る、
ことを特徴とする、サイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。
サイズ剤が外添された3プライのティシュペーパー製品の製造方法であって、
抄紙設備により抄造され巻き取られた一次原反ロールから連続的にティシュペーパー製品用の二次原反ロールを製造するプライマシンとして;
複数の連続シートをその連続方向に沿って積層して積層連続シートとする第1積層手段と、
サイズ剤を外添するサイズ剤付与手段と、
複数の連続シートをその連続方向に沿って積層して積層連続シートとする第2積層手段と、
積層連続シートに対してコンタクトエンボスを付与するコンタクトエンボス付与手段と、
積層連続シートをティシュペーパーの幅又はその複数倍幅となるようにスリットするスリット手段と、
スリットされた各積層連続シートを同軸で巻き取ってティシュペーパーの幅又はその複数倍幅の二次原反ロールを形成する巻き取り手段と
がシート流れ方向に組み込まれ、
かつ、前記第1積層手段及びサイズ剤付与手段を経由して前記第2積層手段に供給される搬送経路と、前記第1積層手段及びサイズ剤付与手段を経由しないで前記第2積層手段に供給される搬送経路とを有するものを用い;
三つの一次原反ロールからそれぞれ一次連続シートを繰り出し、そのうちの二つの一次連続シートを前記第1積層手段及びサイズ剤付与手段を経由して第2積層手段に供給し、一つの一次連続シートを第1積層手段及びサイズ剤付与手段を経由せずに第2積層手段に供給し、前記第2積層手段にて第1積層手段及びサイズ剤付与手段を経由したサイズ剤が外添された連続シートとサイズ剤付与手段を経由しない連続シートとを積層して連続シートとすることとし、
前記プライマシンにより得られた、サイズ剤が外添された二次原反ロールを、マルチスタンド式インターフォルダの折り畳み機構部に対応して多数セットし、前記マルチスタンド式インターフォルダにおいて、各二次原反ロールからの二次連続シートを前記折り畳み機構部にそれぞれ送り込み、二次連続シートを折り畳み各二次連続シートの側端部を掛け合わせしながら積み重ねられた積層帯を得て、
その後に流れ方向に所定の間隔をおいて裁断してティシュペーパー束とし、そのティシュペーパー束を収納箱に収納してティシュペーパー製品を得る、
ことを特徴とする、サイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。
サイズ剤が外添された3プライのティシュペーパー製品の製造方法であって、
抄紙設備により抄造され巻き取られた一次原反ロールから連続的にティシュペーパー製品用の二次原反ロールを製造するプライマシンとして;
複数の連続シートをその連続方向に沿って積層して積層連続シートとする第1積層手段と、
サイズ剤を外添するサイズ剤付与手段と、
複数の連続シートをその連続方向に沿って積層して積層連続シートとする第2積層手段と、
積層連続シートに対してコンタクトエンボスを付与するコンタクトエンボス付与手段と、
積層連続シートをティシュペーパーの幅又はその複数倍幅となるようにスリットするスリット手段と、
スリットされた各積層連続シートを同軸で巻き取ってティシュペーパーの幅又はその複数倍幅の二次原反ロールを形成する巻き取り手段と、
がシート流れ方向に組み込まれ、
かつ、第1積層手段を経由せずにサイズ剤付与手段を経由して前記第2積層手段に供給される搬送経路と、前記第1積層手段を経由しサイズ剤付与手段を経由しないで前記第2積層手段に供給される搬送経路とを有するものを用い;
三つの一次原反ロールからそれぞれ一次連続シートを繰り出し、そのうちの二つの一次連続シートを前記第1積層手段を経由しサイズ剤付与手段を経由しないで第2積層手段に供給し、一つの一次連続シートを第1積層手段を経由せずにサイズ剤付与手段を経由して第2積層手段に供給し、前記第2積層手段にて第1積層手段を経由しサイズ剤付与手段を経由しないサイズ剤が付与されていない連続シートと、第1積層手段を経由せずサイズ剤付与手段を経由したサイズ剤が外添された連続シートをと積層して連続シートとすることとし、
前記プライマシンにより得られた、サイズ剤が外添された二次原反ロールを、マルチスタンド式インターフォルダの折り畳み機構部に対応して多数セットし、前記マルチスタンド式インターフォルダにおいて、各二次原反ロールからの二次連続シートを前記折り畳み機構部にそれぞれ送り込み、二次連続シートを折り畳み各二次連続シートの側端部を掛け合わせしながら積み重ねられた積層帯を得て、
その後に流れ方向に所定の間隔をおいて裁断してティシュペーパー束とし、そのティシュペーパー束を収納箱に収納してティシュペーパー製品を得る、
ことを特徴とする、サイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。
サイズ剤付与手段において、積層内面となる位置にサイズ剤を外添する請求項1〜5の何れか1項に記載のサイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。
サイズ剤の付与量を0.05〜10.0g/m2とする請求項1〜6の何れか1項に記載のサイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。
一次連続シート中にカチオン性の湿潤紙力増強剤を内添し、サイズ剤をアニオン性のサイズ剤とする請求項1〜7の何れか1項に記載のサイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。
サイズ剤付与手段において、サイズ剤とともにノニオン性界面活性剤を外添する請求項1〜8の何れか1項に記載のサイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。
サイズ剤付与手段がフレキソ印刷機である請求項1〜9の何れか1項に記載のサイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。
〔抄紙工程:一次原反ロールの製造方法及び製造設備〕
本発明に係る一次原反ロールJR(ジャンボロールとも称される)は、図1に示す抄紙設備例X1により製造することができる。
ここで、クレープ率とは、下式で表わされるものとする。
クレープ率:{(製紙時のドライヤーの周速)−(巻き取り手段におけるリール装置のリール周速)}/(製紙時のドライヤーの周速)×100。
本発明においては、抄紙設備X1で製造された一次原反ロールJRから、プライマシンX2によって、サイズ剤が付与された二次原反ロールRを製造する。
(サイズ剤付与工程)
第1の実施形態では、プライマシンX2に一次原反ロールJR,JRを2つセットし、各一次原反ロールJR,JRから繰り出した一次連続シート(図示例ではS11、S12)を積層することなくサイズ剤付与手段52に導き、一次連続シートにサイズ剤を付与する。
他方、本発明に係るサイズ剤は、中性領域で効果を奏するものがよい。特に好適なサイズ剤の例は、アルキルケテンダイマー(AKD)、アルケニル無水琥珀酸(ASA)、中性ロジンサイズ剤、スチレン系サイズ剤、アクリル系サイズ剤、オレフィン系サイズ剤である。これらのサイズ剤は、パルプ繊維に対する定着性に優れ、サイズ性の安定しており、紙面への付与後、パルプ繊維に定着し経時的にサイズ効果が発現して鼻水等の水分の浸透防止効果が発現し、特に製品化後に安定化する。
第1の実施形態にかかるプライマシンX2は、サイズ剤付与手段52の後段に、適宜のガイドロール或いは一対のニップロールで構成される積層手段53を有する。この積層手段53で、各一次連続シートS11,S12が、その連続方向に沿って積層されて積層連続シートS2とされる。
本第1の実施形態にかかるプライマシンX2は、コンタクトエンボス付与手段54を有し、サイズ剤が付与された積層連続シートS2がコンタクトエンボス手段54に供給される。コンタクトエンボス付与手段54は、図3に示すように、金属ロール又は弾性ロールである受けロール54Bと表面に細かい凸部54Cを有する金属製で硬質のコロ54Aとが所定の圧力を有して相互に外周面同士を当接しつつ、それぞれ回転可能に設置されている。そして、積層連続シートS2におけるティシュペーパーの製品幅L1の幅方向中央に該当する部分に対して、左右各2つずつ存在する凸部54Cと、受けロール54Bとの間で積層連続シートS2を挟みつつ搬送することで、積層連続シートS2に対して、積層連続シートS2の連続方向に沿って層間剥離を防止するライン状のコンタクトエンボスCEを施すようになっている。
第1の実施形態にかかるプライマシンX2は、コンタクトエンボス付与手段54の後段にスリット手段55を有し、サイズ剤が付与されコンタクトエンボスが付与された積層連続シートS2がスリット手段55に供給される。
かくして本発明にかかる二次原反ロールRが形成される。
他方、本発明にかかるプライマシンX2においては、図示はしないが、積層手段53から巻き取り部56までの間にカレンダー部を一つ以上設けて積層連続シートS2に対してカレンダー加工をすることができる。
ここで、本発明におけるプライマシンX2においては、二次原反ロールRを製造するにあたって、加工速度を350〜1100m/分、好ましくは700〜1100m/分、より好ましくは900〜1000m/分とするのが望ましい。350m/分未満だと十分な生産性とは言えない。他方、1100m/分超過であると安定的に生産するのが困難となる。特に700m/分、より好ましく900m/分であると後段のマルチスタンド式インターフォルダへの供給、十分なストック管理が可能になるなど生産性を高めるうえで好ましい。1000m/分以下とすると安定性がより優れる。
プライマシンX2で製造された二次原反ロールR,R…は、マルチスタンド式インターフォルダに多数セットされ、セットされた二次原反ロールRから二次連続シートを繰り出して折り畳むと共に積層することによってティシュペーパー束が製造される。以下では、そのマルチスタンド式インターフォルダの一例について説明する。
かくして、第1の実施形態にかかるティシュペーパー製品が製造される。
次いで、本発明の第2の実施形態を図17を特に参照しながら説明する。
第2の実施形態は、プライマシンX2における一部工程が第1の実施形態と異なる態様である。〔抄紙工程:一次原反ロールの製造方法及び製造設備〕及び〔マルチスタンド式インターフォルダにおける工程及び収納工程〕については第1の実施形態と同様であり、上記説明のとおりである。以下、第1の実施の形態と相違する点につき説明する。
次いで、本発明の第3の実施形態を図22を参照しながら説明する。
なお、本第3の実施形態はプライマシンX2における一部工程が第2の実施形態と異なる態様である。〔抄紙工程:一次原反ロールの製造方法及び製造設備〕及び〔マルチスタンド式インターフォルダにおける工程及び収納工程〕については第1の実施形態、第2の実施形態と同様であり、上記説明のとおりである。以下、第1の実施の形態及び第2の実施形態と相違する点につき説明する。
次いで、本発明の第4の実施形態を図23を特に参照しながら説明する。
なお、第4の実施形態に係るプライマシンX2も、一部工程が第3の実施形態と異なる態様である。〔抄紙工程:一次原反ロールの製造方法及び製造設備〕及び〔マルチスタンド式インターフォルダにおける工程及び収納工程〕については第1〜第3の実施形態と同様であり、上記説明のとおりである。
上記各実施形態に共通するプライマシンX2におけるサイズ剤付与手段(サイズ剤付与工程)53の具体例について以下さらに詳述する。なお、ここでは一次連続シートS11,S12,S13を区別せず符号S1で示す。
サイズ剤付与手段52としてフレキソ印刷機を用いた例は図24〜30を参照しながら説明する。
フレキソ印刷は樹脂性の弾力性がある刷版を用いるため一次連続シートS1の表面にクレープの多少の凹凸があっても印圧で調整可でありムラのない塗工が可能であり、特に700m/分以上、更に900m/分の高速塗工を行なってもサイズ剤付与後の一次連続シートS1にシワが入り難くなる。また、一つのロールで幅広い薬液の粘度に対応でき、管理、設備メンテナンスの点で利点があり、生産性向上の点でも優れる。
フレキソ印刷におけるドクターチャンバー形式を本発明に適用した形態例を、特に図24〜図29を参照しながら説明する。
本例では、一次連続シートS1の表裏面にサイズ剤を塗工すべく二つのフレキソ印刷機91A,91Bを用いた例で説明する。一方面に塗布する場合には説明の二つの印刷機のうち一方のみを用いればよい。
次いで、フキレソ印刷における2ロール転写形式を適用した形態例を図30を参照しながら説明する。本形態例でも、一次連続シートS1の表裏面にサイズ薬液Lを塗工すべく二つのフレキソ印刷機91C,91Dを用いている。各印刷機91C,91Dにおいては、サイズ薬液Lの入っているサイズ薬液タンク98C,98Dに回転可能な絞りロールでもあるディップロール92C,92Dが浸され、このディップロール92C,92Dがサイズ薬液タンク98C,98D外で回転可能なアニロックスロール93C,93Dに接しており、適当にサイズ薬液量が調整され量のサイズ薬液をアニロックスロール93C,93Dに受け渡す。サイズ薬液Lをアニロックスロール93C,93Dに受け渡すに、ディップロール92C,92Dを介することから2ロール転写方式と称される。ここで、ディップロール92C,92Dはサイズ薬液タンク98C,98Dからサイズ薬液Lを取り上げるとともに過剰なサイズ薬液をそのままアニロックスロール93C,93Dに受け渡さないようにする調整する役割を果たす。
次いで、フキレソ印刷における1ロール転写形式を本発明に適用した場合の形態例を説明する。この例は、前述の2ロール転写形式からディップロールを省略したものである(図面は省略する)。この場合、アニロックスロールが、それぞれサイズ薬液タンクに浸されつつ回転可能に設置される。また、これらのアニロックスロールに対しては、アニロックスロール表面のサイズ薬液を掻き取るドクターブレードを設置する。このようなフレキソ1ロール転写形式は、メンテナンスが比較的容易であるという利点や、ブレードの摩耗やサイズ薬液中の紙粉等の異物の混入状態を容易に目視できるという利点を有している。
本発明においてはサイズ剤付与手段52としてグラビア印刷機を用いることができる。グラビア印刷機の具体例としては、ダイレクトグラビアコーター又はオフセットグラビアコーターなどが例示できる。グラビア印刷を採用する場合、グラビアロールの線数は、40〜160線とし、好ましくは60〜140線、特に好ましくは80〜120線である。線数が40線未満であると薬液飛散量が多くなってしまい、他方、線数が160線超過であると紙粉が詰まり易くなる。
サイズ剤付与工程(サイズ剤付与手段)52としてスプレー塗工装置110,110を用いた例を図31〜35を参照しながら説明する。本形態例では、図31に示すように、一次連続シートS1の表裏面にサイズ薬液が塗工されるようにスプレー塗工装置110,110を設けることができる。このようにするには、図31に示されるように側方から一次連続シートS1の表裏面に噴霧可能にペーパーランを設計する形態、一次連続シートS1の表裏面に上下から噴霧する形態、上方から表裏面に噴霧するようにペーパーランを設計する形態が例示できる。
サイズ剤付与工程(サイズ剤付与手段)53としてインクジェット印刷機130を用いた例を図36〜37を参照しながら説明する。
図示例のインクジェット印刷機130は、サイズ薬液Lの入っているタンク(図示されない)が供給路131を介してインクジェットヘッド132に接続された構造とされ、前記タンクから供給ポンプ(図示しない)によりインクジェットヘッド132にサイズ薬液が供給されるようになっている。
なお、表1の実施例は、図2に示すプライマシンX2により製造した第1の実施形態にかかる製造方法により製造した2プライのティシュペーパーである。その実施例A1〜A3,A5〜A7は図13に示す構造であり、実施例A4は図16に示す構造である。
表2の実施例は、図17に示すプライマシンX2により製造した第2の実施形態にかかる製造方法により製造した3プライのティシュペーパーである。実施例B1は、図20に示す構造であり、実施例B2は図21に示す構造であり、実施例B3〜B9は、図18に示す構造である。
また、表中の比較例A1はローション薬液等が付与されていない非保湿系の2プライの汎用ティシュペーパーの市販品、比較例A2〜A3は、ローション薬液等が付与されていない非保湿系で米坪、紙厚の高い高級タイプの2プライのティシュペーパーの市販品である。比較例B1は、ローション薬液等が付与されていない非保湿系で米坪、紙厚の高い高級タイプの3プライのティシュペーパーの市販品である。
米坪…JIS P 8124(1998)に準じて測定した。表1の2プライのティシュー製品においては2プライの各シートの平均米坪を記載した。
紙厚…JIS P 8111(1998)の条件下で、ダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK G型」(尾崎製作所製)を用いて測定されるものである(JIS P 8118(1998)に準じる)。
密度…製品の密度は、JIS P 8111 条件下において調湿させたティシュペーパー製品米坪を2倍した値(C)を、「PEACOCK G型」によるティシュペーパー(2プライ)での紙厚(D)で除した値で、単位をg/cm3、小数点3桁で表す。
乾燥引張強度…JIS P 8113(1998)の引張試験方法に準じて測定されるものである。
湿潤引張強度…JIS P 8135(1998)に準じて測定されるものである。
伸び率…ミネベア株式会社製「万能引張圧縮試験機 TG−200N」を用いて測定されるものである。
ソフトネス…JIS L1096 E法に準じたハンドルオメータ法に基づいて測定されるものである。但し、試験片は100mm×100mmの大きさとし、クリアランスは5mmで実施した。1プライで縦方向、横方向の各々5回ずつ測定し、その全10回の平均値を小数点1桁とし、cN/100mmを単位として表した。
MMD…静摩擦係数の平均偏差MMDである。MMDは滑らかさの指標の一つであり、数値が小さいほど滑らかであり、数値が大きいほど滑らかさに劣るとされる。なお、MMD値の測定方法としては、図38(a)に示すように、摩擦子212の接触面を所定方向(図38(a)における右斜め下方向)に20g/cmの張力が付与された測定試料であるティシュペーパー211の表面に対して25gの接触圧で接触させながら、張力が付与された方向と略同じ方向に速度0.1cm/sで2cm移動させる。このときの、摩擦係数を、摩擦感テスター KES−SE(カトーテック株式会社製)を用いて測定し、その摩擦係数を摩擦距離(移動距離=2cm)で除した値をMMD値とした。なお、摩擦子212は、直径0.5mmのピアノ線Pを20本隣接させてなり、長さ及び幅がともに10mmとなるように形成された接触面を有している。接触面には、先端が20本のピアノ線P(曲率半径0.25mm)で形成された単位膨出部が形成されている。なお、図38(a)には、摩擦子212を模式的に表し、図38(b)には、図38(a)における一点鎖線で囲まれた部分の拡大図を示すものとする。
水分率…JIS P 8111(1998)の環境下で平衡状態になった後に、JIS P 8127に準じて測定されるものである。
付与量…付与量とは、JIS P 8111の標準状態におけるティシュペーパーの単位面積に対し含まれる乾燥状態(絶乾)のサイズ剤成分の含有量を示し、具体的には、付与した薬液中の水分以外の成分の含有量を示すものとする。このティシュペーパーの単位面積とは、プライされたシートを平面に垂直線上にある視点から見た面積であり、プライされた各シート、およびその表裏面の合計面積を意味しない。
薬液含有率…薬液含有率とは、JIS P 8111 条件下において調湿させた所定質量のティシュペーパー製品を分母(A)(g)とし、所定質量のティシュペーパー製品中に含まれる薬液中の水分を除いた質量(B)(g)を分子として、(B)を(A)で除した比率を(%)で表す。(薬液含有率%)=(B)÷(A)×100(%)
吸水度とは、JIS S 3104で記載された「吸水度」のことで、一定量の水分をティシュー表面で吸水する秒数を測定したものである。ティシューの両表側の面を各々5回測定し、計10回の測定値を平均したものを秒数で表す。
官能評価…実施例及び比較例について、表1については消費者74人を対象に、やわらかさ、なめらかさ、厚み感、しっとり感、べたつき感について下記の基準に基づく官能評価を行った。表2は69人を対象とした官能評価を行った。
官能評価の基準は、比較例A1(薬液が付与されていない非保湿系の2プライの汎用ティシュペーパー)の成績をすべて「3」とし、「大変優れている」と感じたものについては「5」、「優れている」と感じたものについては「4」、「基準と同等」と感じたものについては「3」、「劣る」と感じたものについては「2」、「顕著に劣る」と感じたものについては「1」とした。さらに、ベタつき感の有無についても評価を行い、評価基準は、「ベタつき感が少ない」ものを「○」とし、「明らかにベタつき感がある」ものを「×」とした。
裏抜け評価…ガラス製のシャーレの受け皿部にそれより大きめの2プライシートを置き、中央部を窪ませる。その窪みに水分0.1ccを静かに滴下し30秒後に、その浸透度合いをシャーレの下方より目視で確認する。浸透している部分があれば「×」、浸透している部分が無ければ「○」とした。
また、外面側にサイズ剤付与面した効果と思われるが、なめらかさにおいて優れる紙質を有することが示された。また、保湿ティシューにみられるベタつき感がないことが示された。なお、特に良好な滑らかさを有する要因については、塗布したサイズ剤がパルプ繊維に定着するとともに、親水基と疎水基の配向が進み、ティシュー表面の表面エネルギーを低下させ、滑らかになったものと考えられる。
また、実施例から理解されるように本発明においては付与速度を900m/分としても、十分な品質のティシュペーパー製品が得られ、生産性に優れることが知見された。さらに、速度が速いほうが厚み感に優れる傾向が知見された。
53…サイズ剤付与手段(サイズ剤付与工程)
54…積層手段(第2積層手段)(積層工程)
54…コンタクトエンボス手段(コンタクトエンボス工程)
55…スリット手段(スリット工程)
56…巻き取り手段(巻き取り工程)
S11、S12…連続シート
S2…積層連続シート
JR…一次原反ロール
R…二次原反ロール
Claims (10)
- サイズ剤が外添された2プライ又は3プライのティシュペーパー製品の製造方法であって、
抄紙設備により抄造され巻き取られた一次原反ロールから連続的にティシュペーパー製品用の二次原反ロールを製造するプライマシンとして;
一次原反ロールから繰り出された一次連続シートにサイズ剤を外添するサイズ剤付与手段と、
一次連続シートを連続方向に沿って積層して積層連続シートとする積層手段と、
積層連続シートに対してコンタクトエンボスを付与するコンタクトエンボス付与手段と、
積層連続シートをティシュペーパーの幅又はその複数倍幅となるようにスリットするスリット手段と、
スリットされた各積層連続シートを同軸で巻き取ってティシュペーパーの幅又はその複数倍幅の二次原反ロールを複数形成する巻き取り手段と、
がシート流れ方向にこの順に組み込まれ、一次原反ロールから繰出された各一次連続シートが積層されることなくサイズ剤付与手段に供給されるものを用い;
前記プライマシンにより得られた、サイズ剤が外添された各二次原反ロールを、マルチスタンド式インターフォルダの折り畳み機構部に対応して多数セットし、前記マルチスタンド式インターフォルダにおいて、各二次原反ロールからの二次連続シートを前記折り畳み機構部にそれぞれ送り込み、二次連続シートを折り畳み各二次連続シートの側端部を掛け合わせしながら積み重ねられた積層帯を得て、
その後に流れ方向に所定の間隔をおいて裁断してティシュペーパー束とし、そのティシュペーパー束を収納箱に収納してティシュペーパー製品を得る、
ことを特徴とする、サイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。 - サイズ剤が外添された2プライのティシュペーパー製品の製造方法であって、
抄紙設備により抄造され巻き取られた一次原反ロールから連続的にティシュペーパー製品用の二次原反ロールを製造するプライマシンとして;
サイズ剤を外添するサイズ剤付与手段と、
複数の連続シートをその連続方向に沿って積層して積層連続シートとする積層手段と、
積層連続シートに対してコンタクトエンボスを付与するコンタクトエンボス付与手段と、
積層連続シートをティシュペーパーの幅又はその複数倍幅となるようにスリットするスリット手段と、
スリットされた各積層連続シートを同軸で巻き取ってティシュペーパーの幅又はその複数倍幅の二次原反ロールを形成する巻き取り手段と、
がシート流れ方向に組み込まれ、
かつ、前記サイズ剤付与手段を経由して前記積層手段に供給される搬送経路と、前記サイズ剤付与手段を経由しないで前記積層手段に供給される搬送経路とを有するものを用い;
二つの一次原反ロールからそれぞれ一次連続シートを繰り出し、その一方の一次連続シートを前記サイズ剤付与手段を経由して積層手段に供給し、他方の一次連続シートをサイズ剤付与手段を経由せずに積層手段に供給し、前記積層手段にてサイズ剤付与手段を経由したサイズ剤が外添された連続シートとサイズ剤付与手段を経由しない連続シートとを積層一体化することとし、
前記プライマシンにより得られた、サイズ剤が外添された二次原反ロールを、マルチスタンド式インターフォルダの折り畳み機構部に対応して多数セットし、前記マルチスタンド式インターフォルダにおいて、各二次原反ロールからの二次連続シートを前記折り畳み機構部にそれぞれ送り込み、二次連続シートを折り畳み各二次連続シートの側端部を掛け合わせしながら積み重ねられた積層帯を得て、
その後に流れ方向に所定の間隔をおいて裁断してティシュペーパー束とし、そのティシュペーパー束を収納箱に収納してティシュペーパー製品を得る、
ことを特徴とする、サイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。 - サイズ剤が外添された3プライのティシュペーパー製品の製造方法であって、
抄紙設備により抄造され巻き取られた一次原反ロールから連続的にティシュペーパー製品用の二次原反ロールを製造するプライマシンとして;
サイズ剤を付与するサイズ剤付与手段と、
複数の連続シートをその連続方向に沿って積層して積層連続シートとする積層手段と、
積層連続シートに対してコンタクトエンボスを付与するコンタクトエンボス付与手段と、
積層連続シートをティシュペーパーの幅又はその複数倍幅となるようにスリットするスリット手段と、
スリットされた各積層連続シートを同軸で巻き取ってティシュペーパーの幅又はその複数倍幅の二次原反ロールを形成する巻き取り手段と、
がシート流れ方向に組み込まれ、
前記サイズ剤付与手段を経由して前記積層手段に供給される搬送経路と、前記サイズ剤付与手段を経由しないで前記積層手段に供給される搬送経路とを有し、かつ、一次原反ロールからの連続シートが別経路で積層手段に供給されるものを用い;
三つの一次原反ロールからそれぞれ一次連続シートを繰り出して各々別経路で積層手段に供給するとともに、そのうちの一つ又は二つの一次連続シートをサイズ剤付与手段を経由して積層手段に供給し、前記積層手段にてサイズ剤付与手段を経由したサイズ剤が外添された連続シートとサイズ剤付与手段を経由しない連続シートとを積層一体化することとし、
前記プライマシンにより得られた、サイズ剤が外添された二次原反ロールを、マルチスタンド式インターフォルダの折り畳み機構部に対応して多数セットし、前記マルチスタンド式インターフォルダにおいて、各二次原反ロールからの二次連続シートを前記折り畳み機構部にそれぞれ送り込み、二次連続シートを折り畳み各二次連続シートの側端部を掛け合わせしながら積み重ねられた積層帯を得て、
その後に流れ方向に所定の間隔をおいて裁断してティシュペーパー束とし、そのティシュペーパー束を収納箱に収納してティシュペーパー製品を得る、
ことを特徴とする、サイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。 - サイズ剤が外添された3プライのティシュペーパー製品の製造方法であって、
抄紙設備により抄造され巻き取られた一次原反ロールから連続的にティシュペーパー製品用の二次原反ロールを製造するプライマシンとして;
複数の連続シートをその連続方向に沿って積層して積層連続シートとする第1積層手段と、
サイズ剤を外添するサイズ剤付与手段と、
複数の連続シートをその連続方向に沿って積層して積層連続シートとする第2積層手段と、
積層連続シートに対してコンタクトエンボスを付与するコンタクトエンボス付与手段と、
積層連続シートをティシュペーパーの幅又はその複数倍幅となるようにスリットするスリット手段と、
スリットされた各積層連続シートを同軸で巻き取ってティシュペーパーの幅又はその複数倍幅の二次原反ロールを形成する巻き取り手段と
がシート流れ方向に組み込まれ、
かつ、前記第1積層手段及びサイズ剤付与手段を経由して前記第2積層手段に供給される搬送経路と、前記第1積層手段及びサイズ剤付与手段を経由しないで前記第2積層手段に供給される搬送経路とを有するものを用い;
三つの一次原反ロールからそれぞれ一次連続シートを繰り出し、そのうちの二つの一次連続シートを前記第1積層手段及びサイズ剤付与手段を経由して第2積層手段に供給し、一つの一次連続シートを第1積層手段及びサイズ剤付与手段を経由せずに第2積層手段に供給し、前記第2積層手段にて第1積層手段及びサイズ剤付与手段を経由したサイズ剤が外添された連続シートとサイズ剤付与手段を経由しない連続シートとを積層して連続シートとすることとし、
前記プライマシンにより得られた、サイズ剤が外添された二次原反ロールを、マルチスタンド式インターフォルダの折り畳み機構部に対応して多数セットし、前記マルチスタンド式インターフォルダにおいて、各二次原反ロールからの二次連続シートを前記折り畳み機構部にそれぞれ送り込み、二次連続シートを折り畳み各二次連続シートの側端部を掛け合わせしながら積み重ねられた積層帯を得て、
その後に流れ方向に所定の間隔をおいて裁断してティシュペーパー束とし、そのティシュペーパー束を収納箱に収納してティシュペーパー製品を得る、
ことを特徴とする、サイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。 - サイズ剤が外添された3プライのティシュペーパー製品の製造方法であって、
抄紙設備により抄造され巻き取られた一次原反ロールから連続的にティシュペーパー製品用の二次原反ロールを製造するプライマシンとして;
複数の連続シートをその連続方向に沿って積層して積層連続シートとする第1積層手段と、
サイズ剤を外添するサイズ剤付与手段と、
複数の連続シートをその連続方向に沿って積層して積層連続シートとする第2積層手段と、
積層連続シートに対してコンタクトエンボスを付与するコンタクトエンボス付与手段と、
積層連続シートをティシュペーパーの幅又はその複数倍幅となるようにスリットするスリット手段と、
スリットされた各積層連続シートを同軸で巻き取ってティシュペーパーの幅又はその複数倍幅の二次原反ロールを形成する巻き取り手段と、
がシート流れ方向に組み込まれ、
かつ、第1積層手段を経由せずにサイズ剤付与手段を経由して前記第2積層手段に供給される搬送経路と、前記第1積層手段を経由しサイズ剤付与手段を経由しないで前記第2積層手段に供給される搬送経路とを有するものを用い;
三つの一次原反ロールからそれぞれ一次連続シートを繰り出し、そのうちの二つの一次連続シートを前記第1積層手段を経由しサイズ剤付与手段を経由しないで第2積層手段に供給し、一つの一次連続シートを第1積層手段を経由せずにサイズ剤付与手段を経由して第2積層手段に供給し、前記第2積層手段にて第1積層手段を経由しサイズ剤付与手段を経由しないサイズ剤が付与されていない連続シートと、第1積層手段を経由せずサイズ剤付与手段を経由したサイズ剤が外添された連続シートをと積層して連続シートとすることとし、
前記プライマシンにより得られた、サイズ剤が外添された二次原反ロールを、マルチスタンド式インターフォルダの折り畳み機構部に対応して多数セットし、前記マルチスタンド式インターフォルダにおいて、各二次原反ロールからの二次連続シートを前記折り畳み機構部にそれぞれ送り込み、二次連続シートを折り畳み各二次連続シートの側端部を掛け合わせしながら積み重ねられた積層帯を得て、
その後に流れ方向に所定の間隔をおいて裁断してティシュペーパー束とし、そのティシュペーパー束を収納箱に収納してティシュペーパー製品を得る、
ことを特徴とする、サイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。 - サイズ剤付与手段において、積層内面となる位置にサイズ剤を外添する請求項1〜5の何れか1項に記載のサイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。
- サイズ剤の付与量を0.05〜10.0g/m2とする請求項1〜6の何れか1項に記載のサイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。
- 一次連続シート中にカチオン性の湿潤紙力増強剤を内添し、サイズ剤をアニオン性のサイズ剤とする請求項1〜7の何れか1項に記載のサイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。
- サイズ剤付与手段において、サイズ剤とともにノニオン性界面活性剤を外添する請求項1〜8の何れか1項に記載のサイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。
- サイズ剤付与手段がフレキソ印刷機である請求項1〜9の何れか1項に記載のサイズ剤が外添されたティシュペーパー製品の製造方法。
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