JP6038494B2 - 転舵装置の異常判断装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ステアバイワイヤ方式の車両に装備されて各輪個別に転舵を行う転舵装置に対してその異常の判断を行う転舵装置の異常判断装置に関する。
車両における車輪の転舵装置として、ハンドルを含む操舵入力部と機械的に分離された、いわゆるステアバイワイヤ方式の転舵装置が知られている。この種の転舵装置として、一般的なものは、車体側に転舵用のモータが設置され、車輪を支持した水平回動自在なハブキャリアを、タイロッドの進退で方向転換させる形式である(例えば、特許文献1)。
上記形式では、転舵装置の構成要素が車両の車軸方向に並列して配置されるため、大きな設置スペースを必要とする。そこで、この課題を解消する転舵装置として、車輪側に転舵用のモータを設置したものが提案されている(例えば、特許文献2)。これは、車体側に軸心回りに回転不能に設けられた転舵中心軸にウォームホイルを固定して設け、車輪側の転舵アクチュエータを構成するモータの回転を、前記ウォームホイルと噛み合うウォームに伝達して、転舵アクチュエータごと水平回転させるものである。これによると、転舵装置のコンパクト化が図れる。
特開2007−326459号公報 特開2012−45989号公報
上記の車輪側に転舵用のモータを設置した転舵装置は、コンパクト化の面で優れるが、前記ウォームホイルとウォームの噛み合い部分が車輪のすぐ近くに位置することになるため、路面から跳ね上がった砂等の異物がウォームの噛み合い部分に噛み込んで、転舵が不可能に、あるいは適切に行えないことが懸念される。
この発明の目的は、転舵装置内に設けられているウォームの噛み合い部分に異物が噛み込むなどして車輪の転舵が妨げられる異常が生じたことを判断できる転舵装置の異常判断装置を提供することである。
この発明の転舵装置の異常判断装置は、操舵入力部61と機械的に分離されかつ車輪1,2を個別に転舵させるステアバイワイヤ方式の車両の転舵装置4の異常を判断する異常判断装置であって、
前記転舵装置4は、上下方向に延び軸心回りに回転不能に車体3側に設けられた転舵中心軸10と、車輪1,2を支持して前記転舵中心軸10に回転自在に支持されたハブキャリア20と、このハブキャリア20と一体に回転可能に設置された転舵アクチュエータ30とを有し、この転舵アクチュエータ30が転舵用のモータ32、およびこのモータ32の回転を、前記転舵中心軸10に固定されたウォームホイール13に伝達しその反力により前記転舵中心軸10に対して前記ハブキャリア20を回転させる伝達機構33を有し、
前記転舵装置4の前記モータ32から得られる情報と、前記車両を走行させる走行駆動源6から得られる情報とから、前記転舵装置4の異常の状況を判断する異常状況判断手段55を設けたことを特徴とする。
前記走行駆動源3は、電動のモータまたはエンジンである。
転舵装置4におけるウォームホイール13とウォームとの噛み合い部分に異物が噛み込むなどして転舵が妨げられる異常が生じると、転舵用のモータ32の電流、回転数、回転方向等のいずれかが、正常時とは異なる状況となる。そのため、転舵装置4の正常時における、転舵用のモータ32から得られるモータ電流、回転数(換言すれば、回転速度)、回転方向等の情報を記憶しておいた値や、他の転舵装置4におけるモータ32から得られる電流、回転数、回転方向等の値と比較することで、転舵装置4の異常の状況を判断できる。ただし、転舵用のモータ32の電流、回転数等は、車両の走行状況によっても変わる。そこで、前記異常状況判断手段55は、モータ32から得られる情報と走行駆動源6から得られる情報との両方を用いて、転舵装置4の異常の状況を判断するようにしている。これにより、転舵装置4の異常の状況が正しく判断できる。
この発明において、前記異常状況判断手段55の判断結果を、前記車両の運転席の前方に設けられた表示装置64に表示させる異常状況判断結果表示手段56を設けても良い。
走行中に転舵装置4に異常が生じた場合、車両の走行状態に異常が生じるが、直線路の走行中では異常が生じない場合があり、また曲線路等で車両の走行状態に異常が生じていても、その異常の原因が転舵装置4の異常であることが、運転者にとってわからない場合がある。異常状況判断手段55の判断結果が表示装置64に表示されていると、運転者がこの表示を見て、走行の異常の原因が転舵装置4の異常であることが明確に、かつ早期に分かり、また走行の異常が生じる前に未然に転舵装置4が異常していることが分かる。これにより、車両を止める等の安全処置が図れる。修理を行う場合の異常箇所の特定も容易となる。
この発明において、前記異常状況判断手段55の判断結果に応じて、前記車両に対して定められた制御を行う転舵装置異常対応制御手段57を設けても良い。
前記の「定められた制御」は、例えば、前記走行駆動源6の出力を低下させる制御や、左右の駆動輪に転舵を補うように駆動力の差を生じさせる制御である。転舵装置4の異常が発生した場合に、車両の適宜の制御を行うことで、走行の安全性を高め、また転舵を可能として、路上の安全な場所への自走による移動が可能となる。
記転舵装置4の前記モータ32から得られる情報として、前記モータ32の電流、回転数、および回転方向のいずれかを用いる。前記転舵装置4に異常が生じた場合は、前記転舵用のモータ32の電流、回転数、および回転方向のいずれかが、正常時とは異なる値となる。そのため、これらモータ32の電流、回転数、および回転方向のいずれかを、前記モータ32から得られる情報として用いることで、異常判断が行える。なお、電流、回転数、および回転方向の全てを異常の判断に用いるようにしても良い。
記走行駆動源6から得られる情報としては、前記少なくとも回転数を用いる。駆動源6で転舵装置4の異常を判断できるのは以下の理由による。段落〔0026〕で後述するようにLだけキングピン中心線Kがオフセットしているため、転舵装置4が正常な状態で転舵を行うと走行駆動源6や車輪も回転する。したがって、仮に転舵装置4に異物が噛み込んでいると走行駆動源6および車輪の回転数はほぼ零の値を示す。転舵装置4のいずれかのギヤが欠けていると走行駆動源6および車輪の回転数はほぼ零もしくは想定外の値を示す。転舵装置4のいずれかのギヤが欠けており、かつ傾斜路で転舵を行なうと回転方向も任意の方向と異なる可能性がある。そのため、走行駆動源6から得られる情報として、前記走行駆動方向および回転数のいずれかを用いることで、転舵装置4の適切な異常の判断が行える。
前記異常状況判断手段55による前記異常の状況の判断については、前記走行駆動源6の少なくとも回転数に応じて記憶しておいた前記モータ32の電流、回転数、回転方向のいずれかの値と、検出した電流、回転数、回転方向のいずれかの値とをそれぞれ比較してその差が、設定された許容範囲内であるか否かで正常か異常かの判断を行い、この判断を行うにつき、前記走行駆動源6から得られる少なくとも回転数の情報により、前記走行駆動源の少なくとも回転数に応じて記憶しておいた前記モータ32の電流、回転数、回転方向の前記いずれかの値を選択する。
請求項2の構成では、異常状況判断手段55は、前記転舵装置の前記モータから得られる電流、回転数、回転方向の情報と、前記車両を走行させる走行駆動源から得られる走行駆動方向および回転数の情報とから、前記転舵装置の異常の状況を判断し、
この異常状況判断手段55による前記異常の状況の判断については、前記走行駆動源6の走行駆動方向および回転数に応じて記憶しておいた前記モータ32の電流、回転数、回転方向の各値と、検出した電流、回転数、回転方向の各値とをそれぞれ比較して各々の差が、設定された許容範囲内であるか否かで正常か異常かの判断を行い、この判断を行うにつき、前記走行駆動源6から得られる走行駆動方向および回転数の情報により、判断の基準となる、前記走行駆動源6の走行駆動方向および回転数に応じて記憶しておいた前記モータの電流、回転数、回転方向の前記各値を選択する。
能として、路上の安全な場所への自走による移動が可能となる。
この発明において、前記転舵アクチュエータ30は、外周に前記ウォームホイール13に噛み合うウォーム31aが成形されてほぼ水平方向を向く軸心回りに回転可能に支持された従動軸31を有し、この従動軸31の下側に並んで前記モータ32が設置され、前記伝達機構33が、前記モータ32の前記出力軸と前記従動軸31の間で回転を伝達するギヤ列と、前記ウォーム31aとでなるものであっても良い。
この構成の転舵装置4の場合、ウォーム31aが成形された従動軸31と転舵用のモータ32とが上下に並ぶため、転舵装置4がコンパクトな構成となる。このようなコンパクトな構成の転舵装置4の異常判断が、この発明の異常判断装置によると適切に行える。
この発明において、前記走行用駆動源がモータ6であっても良い。この発明の判断対象とする前記構成の転舵装置4は、車輪を個別に転舵できるため、走行用駆動源がモータ6である車両に適用すると、モータ6の高応答性や回転方向の切換の容易さ等によって、車両の真横方向への走行や、車両の中心回りに回転させるその場回転等の特殊な走行形態が採れる。このような転舵装置4の異常判断に、この発明の異常判断装置の機能が、より効果的に発揮される。
前記走行用駆動源であるモータ6は、インホイールモータ駆動装置5を構成するモータであっても良い。インホイールモータ駆動装置5を備える車両の場合に、この発明の判断対象とする前記構成の転舵装置4との組み合わせにより、車両の下部のコンパクトな構成で、特殊な走行形態が採れる車両とできる。このような車両における転舵装置4の異常判断に、この発明の異常判断装置の機能が、より効果的に発揮される。
なお、この発明は、前記走行駆動源6が車体3上に設置された、いわゆるオンボード形式の車両における転舵装置4の異常判断にも適用することができる。
この発明の転舵装置の異常判断装置は、操舵入力部と機械的に分離されかつ車輪を個別に転舵させるステアバイワイヤ方式の車両の転舵装置の異常を判断する異常判断装置であって、前記転舵装置は、上下方向に延び軸心回りに回転不能に車体側に設けられた転舵中心軸と、車輪を支持して前記転舵中心軸に回転自在に支持されたハブキャリアと、このハブキャリアと一体に回転可能に設置された転舵アクチュエータとを有し、この転舵アクチュエータが転舵用のモータ、およびこのモータの回転を、前記転舵中心軸に固定されたウォームホイールに伝達しその反力により前記転舵中心軸に対して前記ハブキャリアを回転させる伝達機構を有し、前記転舵装置の前記モータから得られる電流、回転数、回転方向のいずれかの情報と、前記車両を走行させる走行駆動源から得られる少なくとも回転数の情報とから、前記転舵装置の異常の状況を判断する異常状況判断手段を備え、この異常状況判断手段による前記異常の状況の判断については、前記走行駆動源の少なくとも回転数に応じて記憶しておいた前記モータの電流、回転数、回転方向のいずれかの値と、検出した電流、回転数、回転方向のいずれかの値とをそれぞれ比較してその差が、設定された許容範囲内であるか否かで正常か異常かの判断を行い、この判断を行うにつき、前記走行駆動源から得られる少なくとも回転数の情報により、前記走行駆動源の少なくとも回転数に応じて記憶しておいた前記モータの電流、回転数、回転方向の前記いずれかの値を選択するため、転舵装置内に設けられているウォームの噛み合い部分に異物が噛み込むなどして車輪の転舵が妨げられる異常が生じたことを判断することができる。
この発明の一実施形態に係る異常判断装置の概念構成のブロック図とその判断対象となる転舵装置の破断正面図とを示す説明図である。 同転舵装置の部分拡大破断側面図である。 同転舵装置の部分拡大破断平面図である。 同転舵装置を備えた車両の概念構成を示す平面図である。 同車両の各種の転舵形態の説明図である。 同異常判断装置の判断対象となる転舵装置の他の例の破断正面図である。 同異常判断装置の判断対象となる転舵装置のさらに他の例の破断平面図である。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図5と共に説明する。図4は、この実施形態に係る異常判断装置を適用する車両の一例を示す。この車両は、前輪となる左右の車輪1および後輪となる左右の車輪2が、個々に転舵装置4によって転舵可能で、かつ各車輪1,2がインホイールモータ駆動装置5によって駆動される4輪駆動の電気自動車である。車体3の車室内に運転席および助手席となるシート19a,19bが設けられている。インホイールモータ駆動装置5は、車体3に対してサスペンションSおよび車輪用軸受7を介して設置されている。インホイールモータ駆動装置5は、走行駆動源であるモータ6と、車輪1,2を支持する車輪用軸受7と、前記モータ6の回転を減速して車輪用軸受7の回転側輪に伝達する減速機8とでなる。減速機8は介在させない場合もある。モータ6は、例えばIPMモータ等の同期モータであるが、誘導モータまたは直流モータであっても良い。
図1に示すように、車輪1,2は、そのリム9が、車輪用軸受7の回転輪に直接に、またはハブ(図示せず)を介して、ブレーキディスク25aと共に取付けられている。インホイールモータ駆動装置5のハウジング5aは、一部がハブキャリア20となる。ハブキャリア20は、車体幅方向の内側へ突出するアッパステー21およびロアステー22を有する。前記ハウジング5aに、ブレーキ25におけるブレーキディスク25aを挟むブレーキキャリパ25bが取付けられている。
各転舵装置4は、ステアリングハンドル等からなる操舵入力部61と機械的に分離されたステアバイワイヤ方式である。この転舵装置4は、転舵中心軸10と、前記ハブキャリア20と、転舵アクチュエータ30とから構成される。転舵中心軸10の一部と転舵アクチュエータ30とは、ケーシング40に収容されている。
車両は上下に並列するサスペンションアームS1,S2を備え、その上側サスペンションアームS1の先端部は、図2に示すように二又に分岐して軸受部15を構成している。転舵中心軸10は、横軸部11と縦軸部12とからなるT字形の正面形状とされている。その横軸部11の両端部は軸受部15に支持されており、横軸部11は、この横軸部11の軸心周りにヒンジ状に回転可能となっている。したがって、横軸部11と一体でほぼ鉛直方向を向いている縦軸部12は、横軸部11の軸心周りに上下方向に揺動可能となっている。横軸部11が軸受部15に上述のようにヒンジ状に回転可能であるように拘束されているため、縦軸部12は軸心周りには回り止めされている。なお、転舵中心軸10の縦軸部12は、具体的には図1のように上部が太い部材、下部が細い部材で構成されているが、図2では簡略して一体の部材として示している。
縦軸部12は、ケーシング40に設けられた開口を上下に貫通しており、ケーシング40に対して相対回転可能に支持されている。この相対回転可能な支持は、転がり軸受、または滑り軸受やブッシュを介して行うようにしても良い。転舵中心軸10の縦軸部12の下部に、ウォームホイール13が固定されている。
図1に示すように、前記ハブキャリア20のアッパステー21は、前記ケーシング40にボルト等の固定手段により固定されている。ロアステー22は、下側サスペンションアームS2の先端に、ボールジョント等の回転可能なジョイント44を介して結合されている。
転舵アクチュエータ30は、図2に示すように、従動軸31とモータ32とを備える。従動軸31は、ケーシング40内において、軸心がほぼ水平方向を向くように両端部を転がり軸受42により支持されている。従動軸31は、その中間部の外周にウォーム31aが固定されており、このウォーム31aは転舵中心軸10のウォームホイール13に噛み合っている。従動軸31の一端部外周に、スパーギア等のギア31bが固定されている。一方、モータ32は、ケーシング40内の従動軸31よりも下方において、その回転軸が従動軸31とほぼ平行を成すように収容されている。モータ32の回転軸の外周にはスパーギア等のギア32aが固定され、これが従動軸31のギア31bと噛み合っている。これらギア31b,32a、およびウォーム31aにより、モータ32の回転をウォームホイール13に伝達して反力により前記ハブキャリア30を回転させるギヤ列からなる伝達機構33を構成する。
なお、転舵中心軸10の軸心は、ロアステー22を下側サスペンションアームS2に連結したジョイント44の中心を通っていて、この軸心はキングピン中心線Kと称す。またジョイント44の中心は、車輪1,2の幅方向の中心から距離Lだけオフセットしている。
上記転舵装置4の構成は以上のようであり、転舵アクチュエータ30のモータ32を駆動させると、ギア32a,31bを介して従動軸31に回転駆動力が伝達される。従動軸31のウォーム31aと転舵中心軸10の縦軸部12のウォームホイール13とは噛み合っており、かつ転舵中心軸10は上側サスペンションアームS1に拘束されることでその縦軸部12が回り止めされている。そのため、従動軸31は軸心周りに回転しつつ(自転しつつ)、転舵中心軸10の縦軸部12の軸心周りに旋回する(公転する)ことになる。
従動軸31を収容支持するケーシング40(およびモータ32)も、転舵中心軸10の縦軸部12の軸心周りに一体に回転する。このため、ケーシング40が固定されているハブキャリア20も回転し、ハブキャリア20が取り付けられた車輪1,2の転舵が行われることになる。車両走行時の車輪1,2の上下動については、転舵アクチュエータ30が外嵌する転舵中心軸10の縦軸部12が上下に揺動することで吸収できるようになっている。
なお、転舵中心軸10の構造や車体側への支持態様は、実施形態に限定されず、横軸部11を省略して縦軸部12のみからなるものとし、これを図6のようにユニバーサルジョイントJ等を介して上側サスペンションアームS1に結合してもよい。
転舵アクチュエータ30は、ケーシング40ではなく例えばフレーム体により支持されてもよい。
また、前記ギア31a,31bは必ずしも設けられていなくても良く、例えば図7に示すように、ウォーム31aが設けられた中間軸31Aをモータ32の出力軸に直結しても良い。
図4の車両は、上記構成の転舵装置4を各車輪1,2に個別に有するため、例えば、図5(A)に示す通常の方向転換に加えて、同図(B)に示すように各車輪1,2が車体3の中心C回りに同じ角度となるように転舵し、車体3の中心C回りの回転であるその場回転が行える。また、同図(C)のように、前後の車輪1,2を横向きに転舵し、車両を真横に走行させることも可能である。
制御系を説明する。図1において、ECU51は、車両の全体の統括制御,協調制御を行う電気制御ユニットであり、コンピュータおよびこれに実行されるプログラム、並びに各種電子回路によって構成されている。ECU51に、駆動制御手段53と転舵制御手段54とが設けられている。
駆動制御手段53は、アクセル62等の駆動操作部の操作量に応じてインバータ装置52にトルク指令等の駆動指令を送る。インバータ装置52は、この駆動指令に応答して、各車輪1,2の走行用のモータ6にモータ駆動電流を印加する。インバータ装置52は、詳しくは、バッテリ(図示せず)の直流電力をモータ駆動用の交流電力に変換するインバータと、このインバータを制御する制御部とを有する。
転舵制御手段54は、ステアリングハンドル等の操舵入力部61の操作量、操作方向に応じて、各転舵装置4の転舵用のモータ6に駆動指令を出力する手段である。操舵入力部61は、ジョイスティックであっても良く、また図5(B),(C)等の特殊な転舵を選択するスイッチ類(図示せず)と前記ステアリングハンドル等の両方で構成されるものであっても良い。
この実施形態の転舵装置の異常判断装置は、上記構成の車両において、次の異常状況判断手段55、転舵装置異常対応制御手段56、および異常状況判断結果表示手段57を設けたものである。
異常状況判断手段55は、転舵装置4の転舵用の前記モータ32から得られる情報と、前記車両を走行させる走行駆動源であるモータ6から得られる情報とから、前記転舵装置4の異常の状況を判断する手段である。
この異常の状況の判断のために用いる前記転舵用のモータ32から得られる情報は、このモータ32の電流、回転数、および回転方向のいずれか一つ、または任意の複数の組み合わせ、または全てである。例えば、電流と回転数、回転数と回転方向、回転方向と電流の各組み合わせであっても良い。
前記異常の状況の判断のために用いる前記走行駆動用のモータ6から得られる情報は、例えば、モータ6の回転数、走行駆動方向,のいずれか一つ、または全てである。例えば、回転数と走行駆動方向、走行駆動方向と電流の各組み合わせであっても良い。
転舵用のモータ32の電流は、このモータ32への電流印加回路に設けられた電流計71で検出する。転舵用のモータ32の回転数および回転方向は、このモータ32に付設させたエンコーダやレゾルバ等の回転検出器72で検出する。
走行駆動用のモータ6の回転数および走行駆動方向は、このモータ6に付設させたエンコーダやレゾルバ等の回転検出器73で検出する。走行駆動用のモータ32の電流は、このモータ32への電流印加回路に設けられた電流計74で検出する。
異常状況判断手段55による前記異常の状況の判断は、記憶しておいた各値と検出した各値との比較、例えば、正常時における転舵用のモータ32の電流、回転数、回転方向と、検出した現在の電流、回転数、回転方向との比較で行い、その比較で求めた各々の差が、適宜の範囲に設定された許容範囲内であるか否かで正常か異常かの判断を行う。上記正常時の電流、回転数、回転方向の値の記憶は、例えば、走行駆動用のモータ6の回転数および走行駆動方向の区分毎に行い、前記比較による正常か異常かの判断は、検出された走行駆動用のモータ6の回転数および走行駆動方向の区分に該当する前記記憶値と比較して行う。
前記転舵装置異常対応制御手段56は、前記異常状況判断手段の判断結果に応じて、車両に対して定められた制御を行う手段である。前記の「定められた制御」は、例えば、前記走行駆動源であるモータ6の出力を低下させる制御や、左右の駆動輪となる車輪1,1,2,2に、転舵を補う駆動力差を生じさせる制御である。
前記異常状況判断結果表示手段57は、前記異常状況判断手段55の判断結果を、車両の運転席の前方に設けられた表示装置64に表示させる手段である。この表示装置64は例えば、各種の計器類の表示を行う装置の一部として設けられる。また、表示装置64は、例えば、液晶表示装置等のように画像を表示する装置であっても、また表示ランプであっても良い。画像で表示する場合、絵文字による表示としても、文章による表示としても良い。
前記転舵装置異常対応制御手段56を設けた場合、前記異常状況判断結果表示手段57は、転舵装置異常対応制御手段56によって特定の制御を行っている旨を知らせる表示内容を含むようにしても良い。
上記構成の作用を説明する。転舵装置4におけるウォームホイール13とウォームとの噛み合い部分に異物が噛み込むなどして転舵が妨げられる異常が生じると、転舵用のモータ32の電流、回転数、回転方向等のいずれかが、正常時とは異なる状況となる。そのため、転舵用のモータ32から得られるモータ電流、回転数、回転方向等の情報を、記憶しておいた正常時の値や、他の転舵装置4におけるモータ32から得られる電流、回転数、回転方向等の値と比較することで、転舵装置4の異常の状況を判断できる。ただし、転舵用のモータ32の電流、回転数等は、車両の走行状況によっても変わる。そこで、前記異常状況判断手段55は、モータ32から得られる情報と走行駆動源6から得られる情報との両方を用いて、転舵装置4の異常の状況を判断するようにしている。これにより、転舵装置4の異常の状況が正しく判断できる。
走行中に転舵装置4に異常が生じた場合、車両の走行状態に異常が生じるが、直線路の走行中では異常が生じない場合があり、また曲線路等で車両の走行状態に異常が生じていても、その異常の原因が転舵装置4の異常であることが、運転者にとってわからない場合がある。異常状況判断手段55の判断結果が表示装置64に表示されていると、運転者がこの表示を見て、走行の異常の原因が転舵装置4の異常であることが明確に、かつ早期に分かり、また走行の異常が生じる前に未然に転舵装置4が異常していることが分かり、車両を止める等の安全処置が図れる。修理を行う場合の異常箇所の特定も容易となる。
また、前記異常状況判断手段55の判断結果に応じて、前記車両に対して定められた制御を行う転舵装置異常対応制御手段57を設けたため、転舵装置4が異常とした場合に、車両の適宜の制御を行うことで、走行の安全性を高め、また転舵を可能して、路上の安全な場所への自走による移動が可能となる。
この実施形態において、前記転舵アクチュエータ30は、外周に前記ウォームホイール13に噛み合うウォーム31aが成形されてほぼ水平方向を向く軸心回りに回転可能に支持された従動軸31を有し、この従動軸31の下側に並んで前記モータ32が設置され、前記伝達機構33が、前記モータ32の前記出力軸と前記従動軸31の間で回転を伝達するギヤ列と、前記ウォーム31aとでなる構成とされている。この構成の転舵装置4の場合、ウォーム31aが成形された従動軸31と転舵用のモータ32とが上下に並ぶため、転舵装置4がコンパクトな構成となる。このようなコンパクトな構成の転舵装置4の異常判断が、この異常判断装置によると適切に行える。
また、この実施形態では、前記走行用駆動源がモータ6があるが、この実施形態で判断対象とする転舵装置4は、車輪を個別に転舵できるため、走行用駆動源がモータ6である車両に適用すると、モータ6の高応答性や回転方向の切換の容易さ等によって、車両の真横方向への走行(図5(C))や、その場回転(図5(B))等の特殊な走行形態が採れる。このような転舵装置4の異常判断に、この実施形態の異常判断装置の機能が、より効果的に発揮される。
前記走行用駆動源であるモータ6は、インホイールモータ駆動装置5を構成するが、インホイールモータ駆動装置5を備える車両の場合、前記構成の転舵装置4との組み合わせにより、車両の下部のコンパクトな構成で、特殊な走行形態が採れる車両とできる。このような車両における転舵装置4の異常判断に、この実施形態の異常判断装置の機能が、より効果的に発揮される。
なお、前記実施形態では走行用駆動源がモータ6である場合につき説明したが、この発明は、走行用駆動源がガソリンエンジン等のエンジンであっても良い。
1,2…車輪
3…車体
4…転舵装置
5…インホイールモータ駆動装置
6…モータ(走行駆動源)
7…車輪用軸受
8…減速機
10…転舵中心軸
13…ウォームホイール
20…ハブキャリア
30…転舵アクチュエータ
31…従動軸
31a…ウォーム
32…モータ
33…伝達機構
40…ケーシング
51…ECU
52…インバータ装置
53…駆動制御手段
54…転舵制御手段
55…異常状況判断手段
56…転舵装置異常対応制御手段
57…異常状況判断結果表示手段
61…操舵入力部
S…サスペンション

Claims (8)

  1. 操舵入力部と機械的に分離されかつ車輪を個別に転舵させるステアバイワイヤ方式の車両の転舵装置の異常を判断する異常判断装置であって、
    前記転舵装置は、上下方向に延び軸心回りに回転不能に車体側に設けられた転舵中心軸と、車輪を支持して前記転舵中心軸に回転自在に支持されたハブキャリアと、このハブキャリアと一体に回転可能に設置された転舵アクチュエータとを有し、この転舵アクチュエータが転舵用のモータ、およびこのモータの回転を、前記転舵中心軸に固定されたウォームホイールに伝達しその反力により前記転舵中心軸に対して前記ハブキャリアを回転させる伝達機構を有し、
    前記転舵装置の前記モータから得られる電流、回転数、回転方向のいずれかの情報と、前記車両を走行させる走行駆動源から得られる少なくとも回転数の情報とから、前記転舵装置の異常の状況を判断する異常状況判断手段を備え、
    この異常状況判断手段による前記異常の状況の判断については、前記走行駆動源の少なくとも回転数に応じて記憶しておいた前記モータの電流、回転数、回転方向のいずれかの値と、検出した電流、回転数、回転方向のいずれかの値とをそれぞれ比較してその差が、設定された許容範囲内であるか否かで正常か異常かの判断を行い、この判断を行うにつき、前記走行駆動源から得られる少なくとも回転数の情報により、前記走行駆動源の少なくとも回転数に応じて記憶しておいた前記モータの電流、回転数、回転方向の前記いずれかの値を選択する、
    転舵装置の異常判断装置。
  2. 請求項1記載の異常判断装置であって、異常状況判断手段は、前記転舵装置の前記モータから得られる電流、回転数、回転方向の情報と、前記車両を走行させる走行駆動源から得られる走行駆動方向および回転数の情報とから、前記転舵装置の異常の状況を判断し、 この異常状況判断手段による前記異常の状況の判断については、前記走行駆動源の走行駆動方向および回転数に応じて記憶しておいた前記モータの電流、回転数、回転方向の各値と、検出した電流、回転数、回転方向の各値とをそれぞれ比較して各々の差が、設定された許容範囲内であるか否かで正常か異常かの判断を行い、この判断を行うにつき、前記走行駆動源から得られる走行駆動方向および回転数の情報により、判断の基準となる、前記走行駆動源の走行駆動方向および回転数に応じて記憶しておいた前記モータの電流、回転数、回転方向の前記各値を選択する、
    転舵装置の異常判断装置。
  3. 請求項2に記載の異常判断装置であって、前記異常状況判断手段における前記走行駆動源の走行駆動方向および回転数に応じて記憶しておく前記モータの電流、回転数、回転方向の各値は、前記走行駆動源の走行駆動方向および回転数の区分毎に定める転舵装置の異常判断装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の異常判断装置であって、前記異常状況判断手段の判断結果を、前記車両の運転席の前方に設けられた表示装置に表示させる異常状況判断結果表示手段を有する転舵装置の異常判断装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の異常判断装置であって、前記異常状況判断手段の判断結果に応じて、前記車両に対して定められた制御を行う転舵装置異常対応制御手段を有する転舵装置の異常判断装置。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の異常判断装置であって、前記転舵アクチュエータは、外周に前記ウォームホイールに噛み合うウォームが成形されてほぼ水平方向を向く軸心回りに回転可能に支持された従動軸を有し、この従動軸の下側に並んで前記モータが設置され、前記伝達機構が、前記モータの前記出力軸と前記従動軸の間で回転を伝達するギヤ列と、前記ウォームとでなる転舵装置の異常判断装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の異常判断装置であって、前記走行用駆動源がモータである転舵装置の異常判断装置。
  8. 請求項7に記載の異常判断装置であって、前記走行用駆動源であるモータは、インホイールモータ駆動装置を構成するモータである転舵装置の異常判断装置。
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