JP2013256254A - 左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置 - Google Patents

左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 一輪がロックしても、ロック前と同等の走行速度と旋回性を維持した走行が可能な左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置を提供する。
【解決手段】 前輪1または後輪2を左右独立駆動できて、かつ各輪1,2を全て転舵できる車両に適用される。ロック検出手段25とロック時対応制御手段26とを設ける。ロック検出手段25は、いずれかの駆動輪1がロックしたことを検出する。ロック時対応制御手段26は、ロックが検出された場合に、ロックによって低下した車両の駆動力を補う駆動力を、ロックした駆動輪1の左右反対側の駆動輪1に発生させる制御、駆動輪1の横すべり角を零にする制御、および車両のヨーモーメントが零になるように従動輪2の転舵角を調整する制御を行う。四輪独立駆動、四輪独立転舵可能な車両の場合は、ロックした駆動輪の左右反対側、対角側、前後反対側いずれかの車輪1,2に駆動力を発生させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、インホイールモータ駆動装置などを搭載した左右独立駆動車の一輪がロックした場合の車両運動制御を行う左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置に関する。
左右独立駆動車の駆動系の一つが異常になり正常な駆動力を発生できなくなった場合の車両制御手法として、次に挙げる手段が提案されている。
(1)左右車輪の一方のモータが異常になり適正に駆動力を発生できなくなると、左右反対側の車輪のモータを所定の方法にて停止させ、車両の挙動変化を抑制し車両の走行安定性を向上させる。(特許文献1)
(2)四輪独立駆動車の一輪のモータが異常になった場合、左右反対側の車輪のモータ制駆動力をそれに近付ける。その制御の度合いは前輪(操舵輪)>後輪とする。(特許文献2)
(3)八輪独立駆動車の一輪のモータが異常になった場合に、異常モードに応じて次のような対策を講じる。(非特許文献1)
a )フリーになった場合:異常モータの左右反対側のモータをフリーにする。
b )ロックした場合:異常モータの左右反対側のモータで回生制動力を発生させる。
特開平8−168112号公報 特許第4412476号公報
河上清源ら、「インホイールモータを用いた全輪駆動車におけるモータ失陥時の操縦安定性に関する評価」、日本機械学會論文集C 編、72-719(2006)、2123-2129
上記従来の(1)の左右車輪の一方のモータが適正に駆動力を発生できなくなると、左右反対側の車輪のモータを停止させる方法では、モータ等のロック(固着失陥)に対応することができない。
上記(2),(3)の、一輪のモータがロックして急制動が生じた場合に、ロックした車輪の左右反対側にある車輪のモータ制動力をロックによる制動力に近付ける制御を行う方法では、次の問題がある。図9(A)はモータ正常時の旋回中の動作を示すが、同図(B)のように旋回中にモータのロックが発生すると、ロックした車輪1(×印を付した車輪)の横力と制動力の合力が摩擦円の限界に達して、必要な横力が得られず、ロック前の旋回性が失われる可能性、つまり旋回半径が変わる可能性がある。
同図において、実線の直線の矢印は横力を、破線の直線の矢印は制駆動力を、円弧状の曲線の矢印はヨーモーメントをそれぞれ示す。同図に示すように、制動力の発生より横力が減少し、ヨーモーメントが発生する。そのため、ロック前の旋回性が失われる可能性がある。
この発明の目的は、一輪がロックしても、ロック前と同等、またはロック前に近い走行速度と旋回性を維持した走行が可能な左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置を提供することである。
この発明の第1の左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置は、少なくとも前輪1または後輪2を左右独立駆動できて、かつ各輪1,2を全て転舵できる車両に装備される一輪ロック時制御装置であって、
いずれか一輪の駆動輪1がロックしたことを検出するロック検出手段25と、
このロック検出手段25でロックが検出された場合に、
(1) ロックによって低下した車両の駆動力を補う駆動力を、ロックした駆動輪1の左右反対側の駆動輪1に発生させる制御、
(2) 駆動輪1の横すべり角を零にする制御、および
(3) 車両のヨーモーメントが零になるように従動輪2の転舵角を調整する制御、
を行うロック時対応制御手段26と、
を設けたことを特徴とする。
なお、左右輪は独立転舵でなくても良い。
上記(1) 〜(3) の制御は、この順に行っても、また他の順で行っても良い。
上記(1) のロックした駆動輪1の左右反対側の駆動輪1に発生させる駆動力は、例えば、ロックによって発生した制動力と同等の大きさの駆動力とする。
この構成によると、ロックによって発生した制動力と同等の大きさの駆動力をロックした駆動輪1の左右反対側の駆動輪1に発生させると、駆動輪左右の制動力と駆動力はキャンセルされるため、一定速を維持できる。
上記(2) の駆動輪1の横すべり角を零にする制御により、駆動輪1に加わる横力が零になる。ここで、横力を零とするのは、上記(3) の従動輪2の転舵角を制御するにあたり、車両のヨーモーメントの計算を簡単にするためである。
上記(3) の車両のヨーモーメントが零になるように従動輪2の転舵角を調整する制御により、車両の旋回性をロック前と同じとすることができる。定常円旋回中では車両のヨーモーメントは零であるため、ロック後もヨーモーメントを零にするよう従動輪2の転舵角を制御する。
このように、上記(1)(2)(3) の制御を行うことで、一輪がロックしても、ロック前と同等、またはロック前に近い走行速度と旋回性を維持した走行が可能となる。このため、車両を道路上の通行の邪魔にならない場所へ移動させて停車する場合や、最寄りの修理工場へ行く場合等の走行が、安全に操作性良く行える。
この発明の第2の左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置は、四輪1,2全てを独立駆動できて、かつ四輪1,2を独立に転舵できる車両に装備される一輪ロック時制御装置であって、
いずれか一輪の駆動輪1,2がロックしたことを検出するロック検出手段25と、
このロック検出手段25でロックが検出された場合に、
(1) ロックによって発生した制動力により低下した車両の駆動力を補う駆動力を、ロックした駆動輪1,2の左右反対側、対角側、前後反対側のいずれかの駆動輪1,2に発生させる制御、
(2) これらロックした車輪1,2および前記低下した駆動力を補う駆動力を発生させる車輪である二輪の横すべり角を零にする制御、および
(3) 車両のヨーモーメントが零になるように残りの二輪1,2の転舵角を調整する制御を行う、
ロック時対応制御手段26と、
を設けても良い。
四輪1,2全てを独立駆動できて、かつ四輪1,2を独立に転舵できる車両の場合は、前記低下した車両の駆動力を補う駆動力を発生させる制御は、ロックした駆動輪1,2の左右反対側の車輪1,2に限らず、ロックした駆動輪1,2の対角側、または前後反対側いずれかの駆動輪1,2に発生させる制御に拡張できる。
この場合も、上記(1) のロックした駆動輪1,2の左右反対側の駆動輪1,2に発生させる駆動力は、ロックによって発生した制動力と同等の大きさの駆動力とする。
この発明において、前記駆動輪の駆動源は電動式のモータ6であっても良い。前記駆動輪の駆動源6は、ガソリンエンジン等の内燃機関であっても良いが、電動モータ6であると、前記ロック時対応制御手段で制御を行うときに、応答性良く、かつ適切な駆動力に制御することができる。
この発明において、前記ロック時対応制御手段26が行う前記(2) の駆動輪の横すべり角を零にする制御は、前記ロックした駆動輪、および前記低下した車両の駆動力を補う駆動力を発生させる駆動輪を転舵させる転舵装置4,4Aの転舵機能を、転舵自由状態にする制御としても良い。
前記(2) の駆動輪の横すべり角を零にする制御は、能動的に横すべり角を制御しても良いが、簡易的には駆動輪の転舵機能をフリーにすればよい。このようにすれば、セルフアライニングトルクにより駆動輪の横すべりが零となるよう自然と制御される。
この発明において、前記ロック時対応制御手段26が行う前記(2) の駆動輪の横すべり角を零にする制御は、前記ロックした駆動輪、および前記低下した車両の駆動力を補う駆動力を発生させる駆動輪を転舵させ転舵装置4に、これら二輪の駆動輪の転舵角を、ロック前の角度で保持させる制御であっても良い。
このように、駆動輪の転舵角をロック前の角度で固定してしまってもよいのは、ロックによって生じる制動力だけでタイヤの摩擦円限界に達している可能性が高いため、駆動輪の転舵角をどのように操作しても横力は発生しないと考えても良いからである。
この発明において、前記ロック時対応制御手段26は、前記ロックした駆動輪に発生する制動力を、前記駆動輪のハブに取り付けられた荷重センサ9によって検知し、この荷重センサにより検知した制動力に応じて、前記低下した駆動力を補う駆動力を発生させるようにしても良い。
ハブに取り付けられた荷重センサによると、ロックした駆動輪に発生する制動力を精度良く検出でき、このため、低下した駆動力を補う駆動力を発生させる制御が精度良く行える。
上記の例はロックした駆動輪の制動力を荷重センサ9によって検知するが、駆動力低下を補う駆動力を発生させる駆動輪の駆動力を荷重センサ9で検出し、この荷重センサ9により検知した駆動力に応じて、前記低下した駆動力を補う駆動力を発生させるようにしても良い。荷重センサ9によると、指令値で判断する場合と異なり、実際に駆動輪に発生している駆動力が検出できるため、低下した駆動力を補う制御がより精度良く行える。
この発明において、前記ロック時対応制御手段26は、前記ロックした駆動輪、および前記低下した駆動力を補う駆動力を発生させる駆動輪の横力を、これら駆動輪のハブに取り付けられた荷重センサ9で検知し、この検知された横力を用いて前記車両のヨーモーメントが零になるように転舵角の制御を行うようにしても良い。
ロックした駆動輪、および前記低下した駆動力を補う駆動力を発生させる駆動輪の横力を荷重センサ9で検知すれば、車両のヨーモーメントが零になるように転舵角の制御を行うために必要な横力が精度良く検出でき、ヨーモーメントを零にする制御を精度良く行える。
この発明において、前記ロック時対応制御手段26は、前記ロックした駆動輪、および前記低下した車両の駆動力を補う駆動力を発生させた駆動輪以外の車輪の横力を、この車輪のハブに設けられた荷重センサ9で検知し、この荷重センサ9で検知した車輪の横力を用いて、前記車両のヨーモーメントが零になるように車輪の転舵角を調整する制御とを行うようにしても良い。
車輪の転舵角を調整する制御で車両のヨーモーメントが零になるように制御できるが、その場合に、ロックした駆動輪、および低下した駆動力を補う駆動力を発生させる駆動輪以外の車輪の横力を荷重センサ9で検知すると、転舵角を調整する制御を精度良く行うことができる。
この発明の第1の左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置は、少なくとも前輪または後輪を左右独立駆動できて、かつ各輪を全て転舵できる車両に装備される一輪ロック時制御装置であって、いずれか一輪の駆動輪がロックしたことを検出するロック検出手段と、このロック検出手段でロックが検出された場合に、ロックによって低下した車両の駆動力を補う駆動力を、ロックした駆動輪の左右反対側の駆動輪に発生させる制御、駆動輪の横すべり角を零にする制御、および車両のヨーモーメントが零になるように従動輪の転舵角を調整する制御を行うロック時対応制御手段とを設けたため、左右独立駆動車において、一輪がロックしても、ロック前と同等、またはロック前に近い走行速度と旋回性を維持した走行が行える。
この発明の第2の左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置は、四輪全てを独立駆動できて、かつ四輪を独立に転舵できる車両に装備される一輪ロック時制御装置であって、いずれか一輪の駆動輪がロックしたことを検出するロック検出手段と、このロック検出手段でロックが検出された場合に、前記低下した車両の駆動力を補う駆動力を、ロックした駆動輪の左右反対側、対角側、前後反対側のいずれかの駆動輪に発生させる制御、これらロックした車輪および低下した車両の駆動力を補う駆動力を発生させる車輪である二輪の横すべり角を零にする制御、および車両のヨーモーメントが零になるように残りの二輪の転舵角を調整する制御を行うロック時対応制御手段と、を設けたため、四輪独立駆動の車両において、一輪がロックしても、ロック前と同等、またはロック前に近い走行速度と旋回性を維持した走行が行える。
この発明の一実施形態に係る左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置を適用した車両の概念構成を示す説明図である。 同一輪ロック時制御装置のロック時対応制御手段の説明図である。 同一輪ロック時制御装置の制御による動作例の説明図である。 この発明の他の実施形態に係る左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置を適用した車両の概念構成を示す説明図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置を適用した車両の概念構成を示す説明図である。 同一輪ロック時制御装置のロック時対応制御手段の説明図である。 同車両におけるインホイールモータ駆動装置の一例の正面図である。 (A)はその荷重センサの取付状態を示す側面図、(B),(C)はそれぞれ同荷重センサにおける部位別センサの平面図および断面図である。 従来例の説明図である。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図3と共に説明する。この一輪ロック時制御装置を適用する左右独立駆動車は、車体3の左右の前輪となる車輪1が、それぞれ電動式のモータ6により互いに独立して駆動される駆動輪とされ、左右の後輪となる車輪2が従動輪とされた電気自動車である。モータ6は、後に具体例を図7と共に説明するインホイールモータ駆動装置5を構成する。前後の車輪1,2は、いずれも摩擦式のブレーキ装置を備える。
前後の車輪1,2は、いずれも、転舵機構4によって転舵される転舵輪である。ただし、左右の前輪となる車輪1,1間や、左右の後輪となる車輪2,2間で独立転舵の必要はなく、この例では、左右の前輪となる車輪1,1の転舵、および左右の後輪となる車輪2,2の転舵は、連動して行われる。各転舵機構4は、転舵操作手段であるステアリングホイール10と機械的に連結されていないステアバイワイヤ形式である。この転舵機構4は、ステアリングホイール10の操舵角を検出する操舵角センサ11の検出値に基づき、各転舵機構4のモータ4aを駆動して転舵軸4bを軸方向移動させ、両側の前輪となる車輪1,1、または後輪となる車輪2,2を共に転舵させる構成である。転舵機構4による各車輪1,2の転舵角は、基本的には操舵角センサ11の検出値に基づく角度とされるが、制御によって別の角度に変更可能である。
制御系を説明すると、車両全体の統合制御,協調制御を行うECU(電気制御ユニット)21と、インバータ装置22とを備える。ECU21は、マイクロコンピュータ等のコンピュータと、これに実行されるプログラム、並びに各種の電子回路で構成される。インバータ装置22は、バッテリ(図示せず)の直流電力をモータ駆動用の交流電力に変換するインバータ(図示せず)、およびECU21からの駆動指令を基に前記インバータの出力を制御する制御手段(図示せず)からなる。
ECU21は、基本制御手段23と、転舵制御手段24とを有し、これらに加えて、この実施形態の特徴となるロック検出手段25とロック時対応制御手段26とが設けられている。基本制御手段23は、アクセルペダル等のアクセル操作手段27の踏み込み量に従って左右のモータ6を駆動する駆動力を演算し、これらモータ6を駆動する駆動指令をインバータ装置22に出力する機能を備える。基本制御手段23は、この他に、ブレーキ操作手段28の踏み込み量を基本として、各摩擦式のブレーキ装置に分担させる制動力および回生制動を行う制動力を演算し、各ブレーキ装置へ制動指令を与える機能、およびインバータ装置23に回生制動指令を与える機能、並びに車両全体の一般的な協調制御,統合制御を行う機能を備える。
ロック検出手段25は、いずれか一輪の駆動輪、この例では前輪となる車輪1,1のいずれかがロックしたことを検出する手段である。ロック検出手段25は、例えば、車輪1のハブに設けられた荷重センサ9により駆動力を検出し、左右輪1,1の駆動力差により車輪1,1がロック状態か否かを判定する。具体的には、左右輪1,1の駆動力差が、定められた基準の駆動力差よりも大きい場合は、駆動力の小さい方の車輪1がロックしていると判定する。ロック検出手段25は、荷重センサ9による判定に限らず、前記モータ6で駆動される各車輪1,1の回転速度を検出する回転検出器18(図7)から回転速度を検出し、左右輪1,1の回転速度の差により車輪1,1のいずれかがロック状態か否かを判定するものであっても良い。
ロック時対応制御手段26は、ロック検出手段25でロックが検出された場合に、ロックに対応した定められた制御を行う手段である。この定められた制御として、次のステップ(1) 〜(3) の制御をこの順に行う。
(1) ロックによって低下した車両の駆動力を補う駆動力を、ロックした駆動輪1の左右反対側の駆動輪1に発生させる制御。
(2) 駆動輪1の横すべり角を零にする制御。
(3) 車両のヨーモーメントが零になるように従動輪2の転舵角を調整する制御。
ロック時対応制御手段26は、図2のように駆動力発生手段26a、横すべり角零制御手段26b、およびヨーモーメント零制御手段26cを有し、これらの手段26a〜26cが、それぞれ上記ステップ(1) 〜(3) の制御を行う。
上記ステップ(1) は、車両の走行速度をロック前と同じとするための制御である。図3(A)に×印でロックした駆動輪を示すように、左前輪となる車輪1がロックした場合は、右前輪となる車輪1に駆動力を発生させる。同図(B)のように右前輪となる車輪1がロックした場合は、左前輪となる車輪1に駆動力を発生させる。このステップ(1) の制御により、ロックによって低下した車両の駆動力を補えて、できるだけロック前の速度を維持することができる。
駆動力をどの程度にするかは、例えば、ロックによって発生した制動力と同等の大きさの駆動力とする。
上記駆動力を、ロックによって発生した制動力と同等の大きさの駆動力とした場合は、駆動輪1,1の制動力Fb(図3)と駆動力Ffはキャンセルされるため、一定速を維持できる。
上記ステップ(2) の制御により、駆動輪である前輪1,1に加わる横力は零になる。ここで、横力を零とするのはステップ(3) で従動輪である後輪2,2の転舵角を制御するにあたり、車両のヨーモーメントの計算を簡単にするためである。
上記ステップ(3) は、車両の旋回性をロック前と同じとするための制御である。定常円旋回中では車両のヨーモーメントは零であるため、ロック後もヨーモーメントを零にするよう従動輪(後輪となる車輪2,2)の転舵角を制御する。具体的には、次式で計算される横力が得られるように従動輪(後輪である車輪2,2)の転舵角を制御する。
Figure 2013256254
lrは車両重心点と後車軸間との距離、dfは前輪トレッド、Fxはロックした駆動輪に生じる制動力(もしくはロックした駆動輪の左右反対側駆動輪に発生させた駆動力)を指す。
ステップ(2) において、能動的に駆動輪(前輪である車輪1,1)の横すべり角を制御しても良いが、簡易的には駆動輪(前輪である車輪1,1)の転舵機能をフリーにすればよい。このようにすれば、セルフアライニングトルクにより駆動輪(前輪である車輪1,1)の横すべりが零となるよう自然と制御される。
ステップ(2) の制御は、駆動輪(前輪である車輪1,1)の転舵角をロック前の角度で固定してしまってもよい。ロックによって生じる制動力だけでタイヤの摩擦円限界に達している可能性が高いため、駆動輪(前輪である車輪1,1)の転舵角をどのように操作しても横力は発生しないと考えても良いからである。
タイヤ力(路面接地点における荷重)を直接検知できる荷重センサ9を備えていれば、上記のステップ(1) 〜(3) の制御はより容易に実行できる。例えば、ハブに取り付けた荷重センサ9により、ステップ(1) では駆動輪(前輪である車輪1,1)の制駆動力、ステップ(2) では駆動輪(前輪である車輪1,1)の横力、ステップ(3) では従動輪(後輪である車輪2,2)の横力を検知すればよい。
荷重センサ9を用いる制御は、整理すると次のA〜Dのいずれか一つの制御、またはいずれか複数の組み合わせの制御である。
A.前記ロック時対応制御手段26は、前記ロックした駆動輪(前輪である車輪1,1)に発生する制動力を、前記駆動輪(前輪である車輪1,1)のハブに取り付けられた荷重センサ9によって検知し、この荷重センサ9により検知した制動力に応じて、前記低下した駆動力を補う駆動力を発生させる。
ハブに取り付けられた荷重センサ9によると、ロックした駆動輪(前輪である車輪1,1)に発生する制動力を精度良く検出でき、このため、低下した駆動力を補う駆動力を発生させる制御が精度良く行える。
B.前記ロック時対応制御手段26は、駆動力低下を補う駆動力を発生させる駆動輪(前輪である車輪1,1)の駆動力を荷重センサ9で検出し、この荷重センサ9により検知した駆動力に応じて、前記低下した駆動力を補う駆動力を発生させる。
荷重センサ9によると、指令値で検出する場合と異なり、実際に駆動輪に発生している駆動力が検出できるため、低下した駆動力を補う制御がより精度良く行える。
C.前記ロック時対応制御手段26は、前記ロックした駆動輪(前輪である車輪1,1)、および前記低下した駆動力を補う駆動力を発生させる駆動輪(前輪である車輪1,1)の横力を、これら駆動輪(前輪である車輪1,1)のハブに取り付けられた荷重センサ9で検知し、この検知された横力を用いて前記車両のヨーモーメントが零になるように、転舵装置4に指令を与えて転舵角の制御を行う。具体的には、ロック時対応制御手段26から転舵制御手段24に指令を与えて、転舵装置4の転舵角の制御を行う。
ロックした駆動輪(前輪である車輪1,1)、および低下した駆動力を補う駆動力を発生させる駆動輪(前輪である車輪1,1)の横力を荷重センサ9で検知すれば、車両のヨーモーメントが零になるように転舵角の制御を行うために必要な横力が精度良く検出でき、ヨーモーメントを零にする制御を精度良く行える。
D.前記ロック時対応制御手段26は、前記ロックした駆動輪(前輪である車輪1,1)、および前記低下した駆動力を補う駆動力を発生させる駆動輪(前輪である車輪1,1)以外の車輪(後輪である車輪2,2)の横力を、この車輪2,2のハブに設けられた荷重センサ9で検知し、この荷重センサ9で検知した車輪の横力を用いて、前記車両のヨーモーメントが零になるように車輪(後輪である車輪2,2)の転舵角を調整する制御を行う。
車輪の転舵角を調整する制御で車両のヨーモーメントが零になるように制御できるが、その場合に、ロックした駆動輪(前輪である車輪1,1)、および低下した駆動力を補う駆動力を発生させる駆動輪(前輪である車輪1,1)以外の車輪(後輪である車輪2,2)の横力を荷重センサ9で検知すると、転舵角を調整する制御を精度良く行うことができる。
なお、上記実施形態は前輪駆動の場合につき説明したが、この発明は、後輪駆動の場合も上記と同様に適用することができる。
また、図4に示すような4輪駆動の車両についても、この発明は上記と同様に適用することができる。同図の実施形態は、後輪となる車輪2,2が、インホイールモータ駆動装置5のモータ6で駆動される駆動輪とされている点で第1の実施形態と異なるが、その他は第1の実施形態と同じである。ロック検出手段25によりロックを検出する車輪は、駆動輪である4輪全てであるが、ロック時対応制御手段26で駆動力を制御する駆動輪は、ロックした駆動輪に対して左右反対側の駆動輪であり、例えば後輪となる車輪2,2のうち、左側の車輪2にロックが生じると、後輪となる右側の車輪2の駆動を制御する。転舵機構4は、第1の実施形態と同じであり、前輪と後輪の両方に設けられているが、左右独立転舵ではない。
図5,図6は、この発明のさらに他の実施形態を示し、請求項2に対応する。この実施形態を適用する車輪は、四輪全てを独立駆動できて、かつ四輪を独立に転舵できる車両である。なお、この実施形態において、特に説明する事項の他は、第1の実施形態と同様である。
同図の車両は、各車輪1,2の走行駆動機構となるインホイールモータ駆動装置5が、それぞれサスペンション(図示せず)を介して、上下方向の支軸19回りに回転自在なように、車体3に設置されている。転舵機構4Aは、電動モータ等からなる転舵用駆動源4Aaと、この転舵用駆動源4Aaの回転を前記一体化された走行駆動機構5に伝達する伝達機構4Abとでなる。伝達機構4Abは、例えばギヤ列からなる。伝達機構4Abは、この他にギヤとボールねじやラック・ピニオン機構等の回転・直線運動変換手段との組み合わせであっても良い。
この四輪全てを独立駆動できて、かつ四輪を独立に転舵できる車両では、一輪ロック時制御装置のロック時対応制御手段26は、第1の実施形態に対して制御の形態を次のように拡張できる。ロック検出手段25は、四輪全ての検出を行う他は、第1の実施形態と同様である。
この実施形態では、ロック時対応制御手段26は、ロック検出手段25でロックが検出された場合に、次のステップ(1) 〜(3) の制御を行う。
(1) ロックによって発生した制動力により低下した車両の駆動力を補う駆動力を、ロックした駆動輪である車輪1,2の左右反対側、対角側、前後反対側いずれかの駆動輪である車輪1,2に発生させる制御。
なお、左右反対側、対角側、および前後反対側のいずれの駆動輪に、低下した車両の駆動力を補う駆動力を発生させるようにしても良いが、左右反対側、対角側、および前後反対側のいずれかに定めておく。
(2) これらロックした車輪1,2および制動力に相当する大きさの駆動力を発生させる車輪1,2の横すべり角を零にする制御。
(3) 車両のヨーモーメントが零になるように残りの二輪1,2の転舵角を、転舵装置4に指令して調整する制御。具体的には、ロック時対応制御手段26から転舵制御手段24に指令を与えて、転舵装置4の転舵角の制御を行う。
図6(A),(B)は、それぞれこの実施形態の動作例を示す。同図(A)の例では、図中に×印で示すように、左前側の駆動輪である車輪1がロックした場合に、この例では、ロック時対応制御手段26は、前後反対側となる車輪(左後輪)2に駆動力を発生させている。
図6(B)の例では、左前側の駆動輪である車輪1がロックした場合に、ロック時対応制御手段26は、対角側車輪となる車輪(右後輪)2に駆動力を発生させている。 図6(A),(B)のいずれの例も、発生させる駆動力の大きさは、第1の実施形態と同様である。
このようにロックした車輪1の前後反対側や対角側の車輪2に駆動力を発生させても、左右反対側の車輪1に駆動力を発生させた場合と同様に、一輪がロックしても、ロック前と同じ走行速度と旋回性を維持した走行が行える。
図7は、上記各実施形態を適用した車両に用いるインホイールモータ駆動装置5の一例を示す。このインホイールモータ駆動装置5は、車輪用軸受7と、前記モータ6と、この駆動モータ6の回転出力を前記車輪用軸受7の内輪7aに減速して伝達する減速機8とを、互いに同軸心上一体に組み立てて構成される。減速機8には、サイクロイド減速機等の高減速比の形式が採られている。車輪用軸受7は、ハブを兼ねる回転輪である内輪7aと固定輪である外輪7bとの間に、複列の転動体7cを介在させてある。内輪7aの一端のフランジ部に車輪1,2がブレーギディスク31aと共に取付けられる。ブレーギディスク31aは、ブレーキキャリパ31bおよびその駆動源(図示せず)と共に前記ブレーキ装置31を構成する。この車輪用軸受7に、回転検出器18と荷重センサ9とが設けられている。回転検出器18は、外輪7bと内輪7aとの相対回転を検出する。
荷重センサ9は、図8(A)に示すように、固定輪である外輪7bの円周方向複数箇所(図示の例では上下左右の4箇所)に設けられた部位別センサ9aと、これら部位別センサ9aの検出値から、タイヤの路面接地点における直交3軸方向(X,Y,Z軸方向)の荷重を演算する信号処理ユニット9bとで構成される。X軸方向は車両の前後方向であり、X軸方向の荷重は駆動力である。Y軸方向は車両幅方向であり、Y軸方向の荷重は横力である。Z軸方向は上下方向であり、Z軸方向荷重はタイヤに加わる上下方向荷重である。
各部位別センサ9aは、この例では、図8(B),(C)に示すように、外輪7bにボルト32で固定された歪み発生部材33と、この歪み発生部材33に貼り付けられてこの歪み発生部材33の歪みを検出する歪みセンサ34とでなる。歪み発生部材33は、部分的に剛性が低くなる低剛性部33aを有し、この低剛性部33aに歪みセンサ34が貼り付けられている。そのため、外輪7bの歪みが歪み発生部材33の低剛性部33aに拡大して転写され、外輪7bに作用する荷重が精度良く検出される。各部位別センサ9aは、外輪7bに直接に貼り付けられた歪みセンサであっても良い。
なお、上記各実施形態では、各駆動輪の走行駆動源となるモータ6は、インホイールモータ駆動装置5を構成するものとしたが、モータ6は、左右の車輪を独立駆動できるものであれば良く、車体3に設置されてドライブシャフトや等速ジョイント等を介して車輪に回転伝達するものであっても良い。また、この発明は、左右の車輪を独立駆動できる車両であれば適用でき、電気自動車に限らず、エンジン車や、モータとエンジンを併用したハイブリッド車にも適用することができる。
1,2…車輪
3…車体
4…転舵機構
5…インホイールモータ駆動装置
6…モータ
8…減速機
9…荷重センサ
18…回転検出器
10…ステアリングホイール
11…操舵角センサ
21…ECU
22…インバータ装置
25…ロック検出手段
26…ロック時対応制御手段
26a…駆動力発生手段
26b…横すべり角零制御手段
26c…ヨーモーメント零制御手段

Claims (10)

  1. 少なくとも前輪または後輪を左右独立駆動できて、かつ各輪を全て転舵できる車両に装備される一輪ロック時制御装置であって、
    いずれか一輪の駆動輪がロックしたことを検出するロック検出手段と、
    このロック検出手段でロックが検出された場合に、ロックによって低下した車両の駆動力を補う駆動力を、ロックした駆動輪の左右反対側の駆動輪に発生させる制御、駆動輪の横すべり角を零にする制御、および車両のヨーモーメントが零になるように従動輪の転舵角を調整する制御を行うロック時対応制御手段と、
    を設けたことを特徴とする左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置。
  2. 四輪全てを独立駆動できて、かつ四輪を独立に転舵できる車両に装備される一輪ロック時制御装置であって、
    いずれか一輪の駆動輪がロックしたことを検出するロック検出手段と、
    このロック検出手段でロックが検出された場合に、ロックによって発生した制動力により低下した車両の駆動力を補う駆動力を、ロックした駆動輪の左右反対側、対角側、前後反対側のいずれかの駆動輪に発生させる制御、これらロックした車輪および前記低下した車両の駆動力を補う駆動力を発生させる車輪である二輪の横すべり角を零にする制御、および車両のヨーモーメントが零になるように残りの二輪の転舵角を調整する制御を行うロック時対応制御手段と、を設けたことを特徴とする左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記駆動輪の駆動源が電動式のモータである左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3いずれか1項において、前記ロック検出手段でロックが検出された場合に、ロックによって低下した車両の駆動力を補う駆動力は、ロックによって発生した制動力と同等の大きさの駆動力である左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記ロック時対応制御手段が行う前記駆動輪の横すべり角を零にする制御は、前記ロックした駆動輪、および前記低下した駆動力を補う駆動力を発生させた駆動輪を転舵させる転舵装置の転舵機能を、転舵自由状態にする制御である左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記ロック時対応制御手段が行う前記駆動輪の横すべり角を零にする制御は、前記ロックした駆動輪、および前記低下した駆動力を補う駆動力を発生させた駆動輪を転舵させる転舵装置に、これら二輪の駆動輪の転舵角を、ロック前の角度で保持させる制御である左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、前記ロック時対応制御手段は、前記ロックした駆動輪に発生する制動力を、前記駆動輪のハブに取り付けられた荷重センサによって検知し、この荷重センサにより検知した制動力に応じて、前記低下した駆動力を補う駆動力を発生させる左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、前記ロック時対応制御手段は、前記低下した駆動力を補う駆動力を発生させる駆動輪のハブに取り付けられた荷重センサにより前記駆動力を検出し、この荷重センサにより検知した駆動力に応じて、前記低下した駆動力を補う駆動力を発生させる制御を行う左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項において、前記ロック時対応制御手段は、前記ロックした駆動輪、および前記低下した駆動力を補う駆動力を発生させる駆動輪の横力を、これら駆動輪のハブに取り付けられた荷重センサで検知し、この検知された横力を用いて前記車両のヨーモーメントが零になるように転舵角の制御を行う左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項において、前記ロック時対応制御手段は、前記ロックした駆動輪、および前記低下した車両の駆動力を補う駆動力を発生させた駆動輪以外の車輪の横力を、この車輪のハブに設けられた荷重センサで検知し、この荷重センサで検知した車輪の横力を用いて、前記車両のヨーモーメントが零になるように車輪の転舵角を調整する制御とを行う左右独立駆動車の一輪ロック時制御装置。
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