JP6036620B2 - 車両用ロールシェード装置 - Google Patents
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Description
図6に示すように、パノラマルーフパネルとしてのルーフパネル110は、車両のボデーのルーフ(不図示)に対して該ルーフに形成された窓開口部を閉鎖するように装着されている。ルーフパネル110は、図8に示すように、透明性を有する樹脂製のパネル本体111と、不透明性を有する樹脂製の枠状部材112とを有している。図7に示すように、パネル本体111は四角形板状に形成されている。また、枠状部材112は、パネル本体111の裏面側(車室側)の周縁部に沿って矩形枠状に形成されている。枠状部材112は、枠内の開口部を前後に二分する仕切部113を有している。枠状部材112により前後の両採光部114が形成されている(図6参照)。ルーフパネル110の車室側には、両採光部114をそれぞれ開放可能に遮蔽する前後の両ロールシェード装置116が設けられている。なお、図7では後側のロールシェード装置116が省略されている。
実施形態1を説明する。図1は車両用ロールシェード装置の周辺部を概略的に示す側断面図、図2は同じく下面図、図3は図2のIII−III線矢視断面図、図4は図3のIV−IV線矢視断面図である。なお、図3は車室内から天井部を見上げた図に相当する。また、図中の方位は車両の乗員から見た方向を基準としている。
図1に示すように、パノラマルーフパネルとしてのルーフパネル10は、車両のボデーのルーフ(不図示)に対して該ルーフに形成された窓開口部を閉鎖するように装着されている。
前記操作ピース19には、該操作ピース19の長手方向(左右方向)に延びる連結軸36が同心状をなすように挿通されている。連結軸36の両端部は、操作ピース19の両端壁25に形成された軸受孔37に対して回転可能に支持されている。操作ピース19の両端壁25から外側方に突出された連結軸36の突出端には、ピニオン38が一体的に設けられている。このため、両ピニオン38は、連結軸36を介して同期的に回転される。連結軸36の両ピニオン38(詳しくはギヤ部)は、両ガイドレール20のラック34(詳しくはギヤ部)に噛み合わされている(図4参照)。なお、連結軸36は本明細書でいう「連結部材」に相当する。
遮光状態から操作ピース19を手動操作により後方(図1中、矢印Y1参照)へ移動させていくと、シェード部材17が巻取装置18の付勢部材(不図示)の弾性復元力によって巻取部材22に巻取られていく(図1中、矢印Y2参照)。これにより、シェード部材17を開き、車両のルーフの窓開口部の採光部14を非遮光状態すなわち採光状態とすることができる。
また、採光状態から操作ピース19を手動操作により前方(図1中、矢印Y3参照)へ移動させていくと、シェード部材17が巻取装置18の付勢部材の付勢(弾性)に抗して巻取部材22から引出されていく(図1中、矢印Y4参照)。これにより、シェード部材17を閉じ、車両のルーフの窓開口部の採光部14を遮光状態とすることができる。
また、一対のラック34と一対のピニオン38と連結軸36とからなる簡単な構成であるため、コスト高、生産性の低下等を抑制することができる。
よって、簡単な構成でありながら、使用者の意図的な操作ピース19の斜め方向の操作によるシェード部材17の脱落を防止することができる。
また、ガイドレール20にラック34が一体成形により形成されているため、低コスト化を図ることができる。
実施形態2を説明する。本実施形態は、前記実施形態1に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図5は車両用ロールシェード装置の周辺部を図3に準じて示す断面図である。
図5に示すように、本実施形態は、実施形態1(図3参照)における操作ピース19と連結軸36との間にトーションスプリング44が介装されている。トーションスプリング44は、連結軸36を挿通した状態で操作ピース19内に配置されている。トーションスプリング44の一端部は操作ピース19に係止され、その他端部は連結軸36に係止されている。トーションスプリング44は、連結軸36を所定の回転方向へ付勢する。すなわち、トーションスプリング44は、連結軸36を、シェード部材17の閉方向(前方すなわち図4において矢印Y3方向)へ向けてピニオン38を転動させる方向(図4において左回り方向すなわち矢印Y6参照)へ付勢するように設けられている。なお、トーションスプリング44は本明細書でいう「弾性部材」に相当する。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明の車両用ロールシェード装置16は、車両のルーフの窓開口部に限らず、車両のボデーのリヤ、車両のサイドドア、リヤドア等に設けられる窓開口部にも適用することができる。また、ロールシェード装置16の個数は適宜増減してもよい。また、ロールシェード装置16のシェード部材17の引出方向は、前方に限らず、後方、左方、右方等に変更してもよい。また、前側のロールシェード装置16のシェード部材17の引出方向と、後側のロールシェード装置16のシェード部材17の引出方向とは同じでもよいし、異なっていても差し支えない。また、ガイドレール20は、ルーフパネル10の枠状部材12に一体形成する他、枠状部材12と別体で形成したガイドレールを枠状部材12に取付けてもよい。また、ラック34は、ガイドレール20に一体形成する他、ガイドレール20と別体で形成したラックをガイドレール20に取付けてもよい。また、ピニオン38は、連結軸36に一体的に取付ける他、連結軸36にインサート成形により一体形成してもよい。
17…シェード部材
18…巻取装置
19…操作ピース(手動用操作部材)
20…ガイドレール
34…ラック
36…連結軸(連結部材)
38…ピニオン
44…トーションスプリング(弾性部材)
Claims (1)
- 車両の窓開口部を開閉するシェード部材と、
前記シェード部材を巻取る巻取装置と、
前記シェード部材の引出側の端部に設けられかつ該シェード部材の幅方向に延びる手動用操作部材と、
前記手動用操作部材の両端部を前記シェード部材の開閉方向に案内する一対のガイドレールと
を備え、
前記手動用操作部材により前記シェード部材を開閉する車両用ロールシェード装置であって、
前記一対のガイドレールにはシェード部材の開閉方向に延びるラックをそれぞれ設け、
前記手動用操作部材には前記シェード部材の幅方向に延びる連結部材を回転可能に設け、
前記連結部材には前記両ガイドレールのラックにそれぞれ噛み合う一対のピニオンを一体に設け、
前記連結部材と前記ピニオンとを含む回転側部材と前記手動用操作部材との間に、回転側部材を前記シェード部材の閉方向へ付勢する弾性部材を設ける
ことを特徴とする車両用ロールシェード装置。
Priority Applications (1)
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JP2013191564A JP6036620B2 (ja) | 2013-09-17 | 2013-09-17 | 車両用ロールシェード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013191564A JP6036620B2 (ja) | 2013-09-17 | 2013-09-17 | 車両用ロールシェード装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015058722A JP2015058722A (ja) | 2015-03-30 |
JP6036620B2 true JP6036620B2 (ja) | 2016-11-30 |
Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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2013
- 2013-09-17 JP JP2013191564A patent/JP6036620B2/ja not_active Expired - Fee Related
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