JP6034227B2 - 固体酸化物形燃料電池システム - Google Patents

固体酸化物形燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP6034227B2
JP6034227B2 JP2013059499A JP2013059499A JP6034227B2 JP 6034227 B2 JP6034227 B2 JP 6034227B2 JP 2013059499 A JP2013059499 A JP 2013059499A JP 2013059499 A JP2013059499 A JP 2013059499A JP 6034227 B2 JP6034227 B2 JP 6034227B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxygen
fuel cell
air
battery housing
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013059499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014186812A (ja
Inventor
孝之 中尾
孝之 中尾
鈴木 稔
稔 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2013059499A priority Critical patent/JP6034227B2/ja
Publication of JP2014186812A publication Critical patent/JP2014186812A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6034227B2 publication Critical patent/JP6034227B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Description

本発明は、燃料ガスおよび酸化材(酸化ガス)の酸化および還元により発電する燃料電池セルを備えた固体酸化物形燃料電池システムに関する。
固体酸化物形燃料電池システムにおける燃料電池セルは、酸化物イオンを伝導する固体電解質膜を備え、この固体電解質膜の片側に燃料ガスを酸化する燃料極が設けられ、その他側に酸化ガス(例えば、空気中の酸素)を還元する酸素極が設けられている。固体電解質膜の材料としては、一般的に、イットリアを置換固溶させたジルコニアが用いられており、600〜1000℃の高温で燃料ガス(例えば、天然ガス、都市ガスなど)中の水素、一酸化炭素、炭化水素と酸化ガス(例えば、空気)中の酸素が電気化学反応して発電が行われる。
この電解質膜材料として、希土類を置換固溶させたセリア系、またストロンチウム、マグネシウムなどを置換固溶させたランタン−ガリウム複合酸化物、ランタン−ケイ素からなるランタンシリケート系酸化物などが候補として挙げられる。
燃料極の材料としては、ニッケルと電解質材料などからなるサーメットなどが用いられている。このサーメットを用いた場合、ニッケルの粒子サイズにもよるが、350〜400℃以上の温度状態において酸化雰囲気に曝されると、サーメット中のニッケルが酸化ニッケルに酸化し、高温になるほどこの酸化反応は速度が大きくなる。
また、酸素極の材料としては、ランタンマンガナイト系酸化物、ランタンコバルタイト系酸化物、ランタンフェライト系酸化物などが用いられている。酸素極に用いられるこれらの材料は、500℃以上の高温状態で還元雰囲気に曝されると、速やかに還元されて膨張し、クラックや剥離が発生し性能が急速的に低下する。
この固体酸化物形燃料電池システムでは、燃料極、電解質膜および酸素極が同室(即ち、電池ハウジング)内に設置され、燃料電池セル(燃料電池セルスタック)の劣化を抑制するためには、燃料極および酸素極の近傍を適切な温度状態に管理すること、燃料極を還元雰囲気状態に制御すること、また酸素極を酸化雰囲気状態に制御することが必要不可欠であるが、燃料ガス、酸化ガス(例えば、空気)の逆流により酸化還元を伴う破損は急速な劣化を生じ、燃料電池セル(燃料電池セルスタック)の性能低下を引き起こす原因となっている。
特に、停止工程時においては、燃料ガスおよび酸化ガスの供給が停止した状態となるために、燃料極に使用されるニッケルの酸化が起りやすくなる。このニッケルの酸化を防止するために、酸化ガス(例えば、空気)が入り込まないように電池ハウジングの気密性を高めることが従来から取り組まれている。しかし、気密性を高め、酸化ガスの入り込みを抑制し過ぎると、ニッケルの酸素消費が進行して電池ハウジング内の酸素量が低下し、これによって、電池ハウジング内の酸素分圧が低下し、その結果、酸素極の還元膨張に伴う燃料電池セルの寸法変化による割れなどが生じ、燃料電池セル(燃料電池セルスタック)の性能低下の原因となる。
また、この停止工程中に、酸化ガス(例えば、空気)の供給を継続すれば、空気極の還元を防ぐことはできるが、燃料ガス供給を停止した状態で酸化ガスの供給を継続すると、ニッケル酸化によりニッケルサーメットの寸法変化が起こり、燃料電池セル(燃料電池セルスタック)の割れや性能低下の原因となる。
このようなことから、異常停止時に、燃料極側に還元性ガスを酸素極側に酸化ガスをパージガスとして供給することで、燃料極(例えば、ニッケルサーメット)および/または酸素極の寸法変化による燃料電池セルの割れなどを抑制することが知られている(例えば、特許文献1および2)。このように燃料極側に燃料ガスを供給することによって、燃料極の酸化を抑えることができ、また酸素極側に酸化ガスを供給することによって、酸素極側の酸素量の低下を抑えることができ、上述した問題を解消することができる。
特開2006−221836号公報 特開2009−87862号公報
一般的に、中大型の固体酸化物形燃料電池システムでは、いかなる状況でも高温時は燃料極側に還元性ガスが、また空気極側に酸化ガス(例えば、空気)が流れるように構成されており、例えば、燃料電池セルに関連して高圧ボンベラックが設けられ、この高圧ボンベラックから燃料極側に還元性ガス(例えば、窒素−水素混合ガスなど)が供給され、空気極側に酸化ガス(例えば、空気)が供給されるように構成されている。
しかし、このようなパージガスを供給する技術は、中大型の個体酸化物形燃料電池システムには適用することができるが、小型の固体酸化物形燃料電池システム(特に、家庭用コージェネレーションシステムに用いる燃料電池システム)では、このような技術の採用は、製造コスト、メンテナンスコストなどが高くなり、また設置スペースが大きくなり、高圧ガスの保管という法規制の面からも難しくなる。
本発明の目的は、電池ハウジング内部の酸素分圧を制御し、酸素極の還元膨張による燃料電池セルの割れなどを抑制することができる固体酸化物形燃料電池システムを提供することおよび、酸素分圧の制御を比較的簡単な構成でもって、安価に行うことができる固体酸化物形燃料電池システムを提供することである。
本発明の請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池システムは、固体電解質膜、前記固体電解質膜の片面側に配設された燃料極および前記固体電解質膜の他面側に配設された酸素極を備えた燃料電池セルと、燃料ガスを改質する改質器とを備え、前記燃料電池セルおよび前記改質器が高温空間を規定する電池ハウジング内に収容され、前記改質器にて改質された水素を含有する改質燃料ガスが前記燃料極側に供給され、酸素を含有する酸化ガスが前記酸素極に供給される固体酸化物形燃料電池システムであって、
前記電池ハウジング内の前記酸素雰囲気中に空気供給部材が配設され、前記空気供給部材の一端側は空気流入ラインを通して前記電池ハウジングの外部に連通され、その他端側は空気流出ラインを通して前記電池ハウジングの外部に連通され、前記空気供給部材には、酸素を透過する酸素透過性能を有する酸素透過材が設けられており、
前記電池ハウジング内の酸素雰囲気中の酸素分圧が低下すると、前記空気流入ライン、前記吸気供給部材及び前記空気流出ラインを通して流れる空気中の酸素が前記酸素透過材を透過して前記酸素雰囲気中に供給されることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の固体酸化物形燃料電池システムでは、前記燃料電池セルは、前記燃料極を支持体として前記固体電解質膜および前記空気極がこの順に配設されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の固体酸化物形燃料電池システムでは、前記空気供給部材の一端側は下方に延びて前記空気流入ラインを介して前記電池ハウジングの外部に連通し、その他端側は上方に延びて前記空気流出ラインを介して前記電池ハウジングの外部に連通し、前記空気供給部材に設けられた開口を覆うように前記酸素透過材が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の固体酸化物形燃料電池システムでは、前記酸素透過材は電子と酸化物イオンの混合導電性材料から形成され、前記混合導電性材料は、ランタンフェライト系材料、ランタンコバルタイト系材料、ストロンチウム−鉄−コバルト系酸化物、バリウム−ストロンチウム−鉄−コバルト系酸化物のいずれか又はこれらの任意の2種以上の混合物であることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池システムによれば、電池ハウジング内の酸素雰囲気中に配設された空気供給部材の一端側が空気流入ラインを通して、またその他端側は空気流出ラインを通して電池ハウジングの外部に連通され、この空気供給部材に酸素透過性能を有する酸素透過材が設けられているので、電池ハウジング内の酸素雰囲気中の酸素分圧が低下すると、空気流入ライン、空気供給部材及び空気流出ラインを通して流れる空気中の酸素がこの酸素透過材を透過して酸素雰囲気中に供給され、これによって、燃料電池セルの割れなどの発生を抑えることができる。
例えば、固体酸化物形燃料電池システムの異常停止工程時においては、燃料ガス、酸化ガスの供給が停止するために、高温状態での停止時には、燃料電池セルにおける燃料極のニッケルの酸化に伴う酸素消費により電池ハウジング内部の酸素分圧が低下する。この酸素分圧の低下時には、酸素透過材の片側と他側との間で酸素分圧差が生じ、この酸素分圧差によって高酸素分圧側から低酸素分圧側(電池ハウジング内の酸素雰囲気中)へ選択的に酸素が透過され、その結果、電池ハウジング内の酸素雰囲気中の酸素分圧の低下が抑制され、燃料電池セルの酸素極の還元膨張、寸法変化によるセルの割れなどを抑制することができる。
また、本発明の請求項2に記載の固体酸化物形燃料電池システムによれば、燃料極を支持体として固体電解質膜および酸素極がこの順に配設された燃料電池セルに適用することができる。
また、本発明の請求項3に記載の固体酸化物形燃料電池システムによれば、空気供給部材の一端側が下方に延びて空気流入ラインを介して電池ハウジングの外部に連通し、その他端側が上方に延びて空気流出ラインを介して電池ハウジングの外部に連通しているので、電池ハウジング内が高温状態にて異常停止したときには、空気供給部材内の空気が上方に他端側に流れて空気流出ラインを通して外部に流出する一方、外部の空気がその一端側から空気流入ラインを通して空気供給部材内に流入し、ブロア、コンプレッサなどの外部駆動源を用いることなくこの空気供給部材の空気流路を通して空気を流すことができる。また、空気供給部材に設けた開口を覆うように酸素透過材が設けられているので、電池ハウジング内の空気雰囲気中の酸素分圧が低下したときには、空気供給部材を通して流れる空気中の酸素の一部がこの酸素透過材を透過して酸素雰囲気中に流れ、これによって、酸素雰囲気中の酸素分圧の低下を効果的に抑えることができる。
更に、本発明の請求項4に記載の固体酸化物形燃料電池システムによれば、酸素透過材が電子と酸化物イオンの混合導電性材料から形成されているので、酸化物イオン導電性と電子導電性の両方の特性を有し、酸素透過材の片側と他側との酸素分圧差を駆動力として、酸素分圧の高い側から酸素分圧の低い位側に純度の高い酸素を空気中から分離して供給することができる。この混合導電性材料としては、ランタンフェライト系材料、ランタンコバルタイト系材料、ストロンチウム−鉄−コバルト系酸化物、バリウム−ストロンチウム−鉄−コバルト系酸化物のいずれか又はこれらの任意の2種以上の混合物を好適に用いることができる。
本発明に伴う固体酸化物形燃料電池システムの一実施形態を示す簡略断面図。 図1の固体酸化物形燃料電池システムにおける燃料電池セルスタックを簡略的に示す図。 図1の固体酸化物形燃料電池システムにおける空気供給部材およびこれに関連する構成を示す簡略断面図。 酸素透過材(ランタン−バリウム−ストロンチウム−鉄−インジウムの酸化物)における鉄置換固溶量と酸素透過速度との関係を示す図。 酸素透過材(ランタン−バリウム−ストロンチウム−鉄−インジウムの酸化物)の材料厚みと酸素透過性との関係を示す図。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う固体酸化物形燃料電池システムの一実施形態について説明する。図1において、図示の固体酸化物形燃料電池システム2は、燃料としての燃料ガス(例えば、天然ガス、都市ガス)を改質するための改質器4と、改質器4にて改質された改質燃料ガスおよび酸化ガスとしての空気の酸化および還元によって発電を行う燃料電池セルスタック6とを備えている。燃料電池セルスタック6は、電気化学反応によって発電を行うための複数の固体酸化物形の燃料電池セル8(図2参照)を所定方向(図2において左右方向)に複数配設されて構成される(理解を容易にするために、図2において4個示す)。燃料電池セルスタック6の各燃料電池セル8は、酸化物イオンを伝導する固体電解質膜と、固体電解質膜の片面側(この形態では、内面側)に設けられた燃料極と、固体電解質膜の他面側(この形態では、外面側)に設けられた酸素極とを備えており、固体電解質膜として、例えばイットリアを置換固溶したジルコニアが用いられる。
燃料電池セルスタック6(即ち、複数の燃料電池セル8)の燃料極側は、改質燃料ガス送給ライン16を介して改質器4に接続され、この改質器4は、燃料ガス・水蒸気送給ライン18を介して気化混合器20に接続され、この気化混合器20は燃料ガス供給ライン22を介して燃料ガス供給源24に接続される。この燃料ガス供給源24は、例えば埋設管、貯蔵タンクなどから構成される。この燃料ガス供給ライン18には、ガス開閉弁26、脱硫器28および燃料ポンプ30が下流側に向けてこの順に配設されている。脱硫器28は、燃料ガスに含まれている硫黄成分を除去し、燃料ポンプ30は、燃料ガス供給ライン22を通して供給される燃料ガスを昇圧して下流側に供給する。また、ガス開閉弁26は、燃料ガス供給ライン22を開閉し、開状態のときには燃料ガスを供給し、閉状態のときには燃料ガスの供給を停止する。
燃料電池セルスタック6の酸素極側は、酸化ガスとしての空気を送給する酸化ガス送給ライン32を介して酸化ガス予熱器34に接続され、この酸化ガス予熱器34は、酸化ガス供給ライン36を介して酸化ガスブロア38に接続されている。
燃料電池セルスタック6(即ち、複数の燃料電池セル8)の燃料極側および酸素極側の排出側には燃焼室40が設けられ、燃料電池セルスタック6の燃料極側から排出された反応燃料ガス(残余燃料ガスを含む)と酸素極側から排出された酸化ガス(例えば、空気)とが燃焼室40に送給されて燃焼され、この燃焼熱を利用して改質器4、燃料電池セルスタック6および気化混合器20が加熱される。この燃焼室40は排気ガスライン42を介して酸化ガス予熱器34に接続され、この酸化ガス予熱器34には排気ガス排出ライン44が接続されている。
この固体酸化物形燃料電池システム2では、燃料ガスを改質するための水(即ち、改質用水)を供給するための水供給ライン46が気化混合器20に接続され、この水供給ライン46に水ポンプ48が配設されている。この水供給ライン46は、改質に用いる水を供給するための水タンク50(水供給源)に接続され、水タンク50内の水は、水ポンプ48によって水供給ライン46を通して気化混合器20に供給される。尚、燃料ガスを改質するための水は、水タンク50から供給することに代えて、またはこれに加えて、例えば燃焼室40からの排気ガスに含まれる水蒸気を凝縮回収して得られる凝縮水を用いるようにしてもよい。
この形態では、断熱された高温空間52を規定する電池ハウジング54が設けられ、この電池ハウジング54の内面が断熱材(図示せず)により覆われおり、この高温空間52内に、改質器4、燃料電池セルスタック6、気化混合器20および酸化ガス予熱器34が収容されている。この電池ハウジング54内の高温空間52は、固体酸化物形燃料電池システム2の稼働運転時に高温状態に保持される。
この固体酸化物形燃料電池システム2の稼働運転は、次のようにして行われる。燃料ガス供給源24からの燃料ガスは、燃料ガス供給ライン22を通して気化混合器20に供給される。また、水タンク50からの水(改質用水)は、水供給ライン46を通して気化混合器20に供給される。気化混合器20においては、供給された燃料ガスおよび水が加熱され、水は気化して水蒸気となり、加熱された燃料ガスおよび水蒸気が燃料ガス・水蒸気送給ライン18を通して改質器4に送給される。
改質器4には、水蒸気改質を促進するための改質触媒が充填されており、この改質器4に送給された燃料ガスは水蒸気によって水蒸気改質され、このように水蒸気改質された改質燃料ガスが改質燃料ガス送給ライン16を介して燃料電池セルスタック6(即ち、複数の燃料電池セル8)の燃料極側に供給される。また、酸化ガスブロア38からの酸化ガス(例えば、空気)は、酸化ガス供給ライン36を介して酸化ガス予熱器34に送給され、この酸化ガス予熱器34にて加熱された後に、酸化ガス送給ライン32を通して燃料電池セルスタック6(即ち、複数の燃料電池セル8)の酸素極側に送給される。
燃料電池セルスタック6においては、その燃料極側において改質された改質燃料ガスが酸化され、その酸素極側において酸化ガス(例えば、空気)中の酸素が還元され、燃料極側の酸化および酸素極側の還元による電気化学反応により発電が行われる。燃料電池セルスタック6の燃料極側からの反応燃料ガスおよび酸素極側からの酸化ガスは燃焼室に排出され、この燃焼室にて酸化ガス中の酸素を利用して反応燃料ガス(具体的には、反応燃料ガス中の余剰の燃料ガス)が燃焼され、この燃焼熱を利用して改質器4が所定の改質温度に維持され、気化混合器20が所定の気化混合温度に維持される。
燃焼室40からの排気ガスは、排気ガスライン42を介して酸化ガス予熱器34に送給され、この酸化ガス予熱器34において酸化ガスブロア38からの酸化ガスとの熱交換に用いられ、その後排気ガス排出ライン44を通して大気に排出される。
次に、図2を参照して、上述した固体酸化物形燃料電池システム2の燃料電池スタック6およびこれに関連する構成について説明する。この実施形態では、燃料電池セルスタック6は基部ハウジング56を備え、この基部ハウジング56の上面に所定方向に複数の燃料電池セル8が配設されている。基部ハウジング56内は仕切り板58により下部空間60と上部空間62とに仕切られ、下部空間60が改質燃料ガス送給管63(改質燃料ガス送給ライン16の一部を構成する)に接続され、上部空間62が酸化ガス送給管64(酸化ガス送給ライン32の一部を構成する)に接続されている。
この実施形態の各燃料電池セル8においては、図示していないが、燃料極を支持体として固体電解質膜および酸素極が外側に向けてこの順に配設され、この燃料極には、図2において上下方向にこれを貫通して燃料ガス流路66が設けられ、各燃料電池セル8の燃料ガス流路66が基部ハウジング56の下部空間60に連通されている。従って、改質燃料ガス送給ライン16を通して基部ハウジング56の下部空間60に送給された改質燃料ガスは、この下部空間60にて分配された後に各燃料電池セル8の燃料ガス流路66を通して矢印68で示すように流れる。
また、基部ハウジング56の上壁の所定部位(隣接する燃料電池セル8間の部位)には開口70が設けられており、従って、酸化ガス送給ライン32を通して基部ハウジング56の上部空間62に送給された酸化ガスは、この上部空間62にて分配された後に各開口70から隣接する燃料電池セル8間に排出され、隣接する燃料電池セル8間を矢印72で示すように流れる。この場合、隣接する燃料電池セル8間の空間が、酸化ガスが流れる酸化ガス流路として機能する。
この固体酸化物形燃料電池システム2では、異常停止時などにおける燃料電池セルスタック6(即ち、複数の燃料電池セル8)の燃料極の酸化による酸素消費に伴う電池ハウジング54内(具体的には、燃料電池セルスタック6の内部)の酸素分圧低下を抑制するために、次のように構成されている。
主として、図1とともに図3を参照して、この実施形態では、電池ハウジング54内の酸素雰囲気中に空気供給部材82が配設され、この形態では、空気供給部材82が空気供給流路83を規定する空気供給管84から構成されている。この空気供給管84の一端側は下方に延び、空気流入ライン86(例えば、空気流入管から構成される)を介して電池ハウジング54の外部に連通している。また空気供給管84の他端側は上方に延び、空気流出ライン88を介して電池ハウジング54の外部に連通している。尚、この空気供給部材82は、管状部材に代えて、矩形状、円筒状、球状などの箱状部材などから構成することもできる。
このように構成されているので、電池ハウジング54内が高温状態に保たれると、空気供給部材82内の空気(酸化ガス)が温められてその他端側から上方に流れて空気流出ライン88を通して電池ハウジング54外に流出する一方、電池ハウジング54の外部の空気が空気流入ライン86を通してその一端側から空気供給部材82内に流入し、電池ハウジング54内の熱を利用して空気が空気供給部材82を通して流れ、ブロアなどを必要とすることなく外部の新しい空気(酸化ガス)を空気流入ライン86、空気供給部材82および空気流出ライン88を通して流すことができる。
この実施形態では、空気供給部材82に複数の開口90(図示の形態では、対向する部位に二つ設けられている)が設けられ、これら開口90を覆うように酸素透過材92が配設されている。この開口90は、空気供給部材82に一つ又は三つ以上設けるようにしてもよく、或いは空気供給部材82の一部を多孔質部に形成してこの多孔質部を開口90として機能させるようにしてもよい。
酸素透過材92は、酸素を透過する酸素透過性能を有する材料から形成され、このような酸素透過性材料から形成することにより、空気供給部材82を流れる酸化ガス(例えば、空気)中の酸素が、酸素透過材92を透過して電池ハウジング54内の酸素雰囲気中に後述するように供給される。
この酸素透過性材料としては、電子と酸化物イオンの混合導電性材料から形成するのが好ましく、このような混合導電性材料から形成することによって、酸素透過材92の片側の酸素分圧とその他側の酸素分圧との分圧差を駆動力として、酸化ガスとしての空気中の酸素のみを選択的に透過させることができ、例えば酸素透過材92の片側が高酸素分圧に、その他側が低酸素分圧に曝されると、それらの酸素分圧差を駆動力として、酸素透過材92の片側(この場合、高酸素分圧側)からその他側(この場合、低酸素分圧側)に酸素が透過される。この酸素透過材92における酸素透過速度は、温度、酸素分圧差、材料の酸化物イオン導電率、電子導電率、拡散距離(酸素透過材92の厚み)によって決定され、所望の酸素透過速度のものを選択して用いる。
この混合導電性材料としては、ランタンフェライト系材料、ランタンコバルタイト系材料、ストロンチウム−鉄−コバルト系酸化物、バリウム−ストロンチウム−鉄−コバルト系酸化物のいずれか又はこれらの任意の2種以上の混合物を好都合に用いることができる。この酸素透過材92は、例えば膜状に形成され、緻密な膜状にすることによって、空気の漏れを防止することができるとともに、空気中の酸素が過剰に透過するのを防ぐことができる。尚、酸素透過材92を膜状にした場合、空気供給部材82の開口90を小さくして多数設け、これら多数の開口90を覆うように酸素透過材92を設けるのが好ましい。
この酸素透過材92の酸素透過速度は、周囲温度に依存し、周囲温度が高いほど酸素透過速度が大きくなり、単位時間当たりの酸素透過量が多くなる。図4は、800℃の温度状態でのランタンフェライト系酸化物の一例としてのランタン−バリウム−ストロンチウム−鉄−インジニウムの酸化物〔(La0.5Ba0.3Sr0.2)(FeIn1−X)03−δ〕における置換元素(鉄)量と酸素透過速度との関係を示し、図4から明らかなように、鉄置換固溶量が0.6〜0.7の範囲において酸素透過速度が大きくなる。固体酸化物形燃料電池システム2の燃料電池セルスタック6の作動温度は800〜1000℃であり、電池ハウジング54内の酸素雰囲気はこのような高温状態に保たれるので、このような酸素透過材92を用いることによって、空気中の酸素を透過することができ、鉄置換固溶量については0.6〜0.7であるのが望ましい。
酸素透過材92の酸素透過速度(JO2 /mol・cm-2・s-1)の理論値は、酸化物イオン伝導度(si/S・cm-1)、電子伝導度(se/S・cm-1)および酸素分圧勾配を用いて次のWagnerの式で求められる。
Figure 0006034227
この数式(1)において、R:気体定数、F:ファラデー定数、T:絶対温度(K)、L:酸素透過材の膜圧(cm)である。この数式(1)から理解されるように、酸素透過材92の酸化物イオン伝導度が大きくなる、電子伝導度が大きくなる、その膜厚が薄くなる、また周囲温度が高くなると、この酸素透過材92の酸素透過速度は大きくなる。
図5は、800℃の温度状態での酸素透過材92としてランタン−バリウム−ストロンチウム−鉄−インジニウムの酸化物〔(La0.5Ba0.3Sr0.2)(Fe0.6In0.4)03−δ〕を用いたときの材料厚みと酸素透過速度との関係を示しており、その酸素透過速度は膜厚(材料の厚み)の減少に伴って飽和する傾向にあることがわかる。この飽和傾向は、酸素透過材92として用いる材料の種類に関わらず、膜厚0.5mm以下でほぼ一定値となることから、酸素透過材92として充分な効果的を発揮するには、その強度なども考慮して膜厚(材料の厚み)が0.5〜1.0mmであるのが望ましい。この酸素透過材92は、一般的に温度の低下に伴い、酸化物イオン伝導度が小さくなることからその酸素透過速度は減少し、電池ハウジング54内の高温領域、例えば500〜600℃以上の領域の酸素雰囲気中に配設するのが望ましい。
このような空気供給部材92および酸素透過材92を備えた固体酸化物形燃料電池システム2においては、通常稼働運転時において電池ハウジング54内が高温状態となると、空気供給部材82(空気供給流路83)内の空気が温められてその他端側から上方に流れて空気流出ライン88を通して電池ハウジング54外に流出する一方、電池ハウジング54の外部の空気が空気流入ライン86を通してその一端側から空気供給部材82内に流入し、電池ハウジング54の外部の空気が空気供給部材82を通して矢印(図3参照)に示すように流れる。このとき、電池ハウジング54内の空気雰囲気中には酸化ガス供給ライン36及び酸化ガス送給ライン32を通して空気が送給されるので、この空気供給部材82の開口90を覆う酸素透過材92の酸素雰囲気側とその他側(空気供給流路83側)との酸素分圧はほぼ等しく、両者間に酸素分圧差がほとんど生じることがなく、空気供給流路83を流れる空気中の酸素が酸素透過材92を透過して電池ハウジング54内の酸素雰囲気中に供給されることはない。
このような通常稼働運転中に異常停止状態になると、従来の固体酸化物形燃料電池システムにおいては、燃料ガス、水(改質用水)および酸化ガス(例えば、空気)の供給が停止される。燃料電池セルスタックが高温状態にて停止すると、その燃料極として例えばニッケルサーメットが採用されているとニッケルの酸化反応が生じる。ニッケルは350〜400℃以上の酸化雰囲気でニッケルの酸化反応が起こり、この酸化反応は高温ほど速度が大きくなる。従って、燃料ガスおよび酸化ガスが供給停止されると、電池ハウジング内の酸素はニッケルの酸化により消費され続け、電池ハウジング内の酸素分圧が低下していく。このようにして酸素分圧が低下すると、酸素極として例えばランタンコバルタイト系酸化物、ランタンフェライト系酸化物などが採用されていると還元膨張が生じるおそれがあり、例えば600〜800℃の温度領域で酸素分圧が103 Pa以下まで低下すると還元膨張による寸法変化が生じ、燃料電池セルスタックの割れなどの性能低下が生じる。
これに対して、上述した固体酸化物形燃料電池システム2(空気供給部材82および酸素透過材92を備えたもの)においては、異常停止時においても電池ハウジング54内の熱を利用して電池ハウジング54外の空気が空気供給部材82(空気供給流路83)を通して流れており、このような状態において電池ハウジング54内の空気雰囲気中の酸素分圧が低下すると、空気供給部材82の開口90を覆う酸素透過材92の酸素雰囲気側の酸素分圧がその他側(空気供給流路83側)の酸素分圧よりも低くなって両者間に酸素分圧差が生じ、この酸素分圧差を駆動力として、空気供給流路83側から酸素透過材92を通して酸素雰囲気中側に空気中の酸素が透過し、これによって、電池ハウジング54内の酸素雰囲気中の酸素の低下が抑えられ、その結果、燃料電池セルスタック8の割れなどの発生を抑えることができる。
例えば、電池ハウジング54の内容積10L(リットル)の固体酸化物形燃料電池システムにおいて、燃料電池セルスタック6の燃料極のニッケル酸化により酸素分圧が0.01atmまで低下したと考え、このとき、空気供給部材82の酸素透過材92が600℃の酸素雰囲気中に配置され、この酸素透過材92の膜厚が0.5mmとすると、この酸素透過材92の酸素透過速度は、図4を利用しアレニウス式を用いて算出すると、0.68cc・cm-2・min-1となる。この酸素透過膜材92を備えた空気供給部材82の直径を5cm、酸素透過材92の長さを10cmとした場合、この場合の酸素透過材92の酸素透過速度は107cc・cm−2・min-1となり、この酸素透過速度は、燃料電池セルスタック6内の空気極の還元膨張を抑制し、寸法変化に起因するセル破損を防止するに充分な値となる。
以上、本発明に従う固体酸化物形燃料電池システムの一実施形態について説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変更乃至修正が可能である。
例えば、上述した実施形態では、空気供給部材82(例えば、空気供給管84)の一端側を空気流入ライン86を介して電池ハウジング54の外部に連通し、その他端側を空気流出ライン88を介して電池ハウジング54の外部に連通しているが、この空気流入ライン86および/または空気流出ライン88に開閉弁を設け、通常稼働運転中においては開閉弁を閉状態に保して空気供給部材82を通しての空気の流れを遮断し(これによって、電池ハウジング54内の熱が外部に逃げるのを抑える)、異常停止時に開閉弁を開状態にして空気供給部材82を通して空気が流れるようにしてもよい。
2 固体酸化物形燃料電池システム
4 改質器
6 燃料電池セルスタック
8 燃料電池セル
52 高温空間
54 電池ハウジング
82 空気供給部材
83 空気供給流路
86 空気流入ライン
88 空気流出ライン
92 酸素透過材









Claims (4)

  1. 固体電解質膜、前記固体電解質膜の片面側に配設された燃料極および前記固体電解質膜の他面側に配設された酸素極を備えた燃料電池セルと、燃料ガスを改質する改質器とを備え、前記燃料電池セルおよび前記改質器が高温空間を規定する電池ハウジング内に収容され、前記改質器にて改質された水素を含有する改質燃料ガスが前記燃料極側に供給され、酸素を含有する酸化ガスが前記酸素極に供給される固体酸化物形燃料電池システムであって、
    前記電池ハウジング内の前記酸素雰囲気中に空気供給部材が配設され、前記空気供給部材の一端側は空気流入ラインを通して前記電池ハウジングの外部に連通され、その他端側は空気流出ラインを通して前記電池ハウジングの外部に連通され、前記空気供給部材には、酸素を透過する酸素透過性能を有する酸素透過材が設けられており、
    前記電池ハウジング内の酸素雰囲気中の酸素分圧が低下すると、前記空気流入ライン、前記吸気供給部材及び前記空気流出ラインを通して流れる空気中の酸素が前記酸素透過材を透過して前記酸素雰囲気中に供給されることを特徴とする固体酸化物形燃料電池システム。
  2. 前記燃料電池セルは、前記燃料極を支持体として前記固体電解質膜および前記空気極がこの順に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池システム。
  3. 前記空気供給部材の一端側は下方に延びて前記空気流入ラインを介して前記電池ハウジングの外部に連通し、その他端側は上方に延びて前記空気流出ラインを介して前記電池ハウジングの外部に連通し、前記空気供給部材に設けられた開口を覆うように前記酸素透過材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の固体酸化物形燃料電池システム。
  4. 前記酸素透過材は電子と酸化物イオンの混合導電性材料から形成され、前記混合導電性材料は、ランタンフェライト系材料、ランタンコバルタイト系材料、ストロンチウム−鉄−コバルト系酸化物、バリウム−ストロンチウム−鉄−コバルト系酸化物のいずれか又はこれらの任意の2種以上の混合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の固体酸化物形燃料電池システム。
JP2013059499A 2013-03-22 2013-03-22 固体酸化物形燃料電池システム Active JP6034227B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013059499A JP6034227B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 固体酸化物形燃料電池システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013059499A JP6034227B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 固体酸化物形燃料電池システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014186812A JP2014186812A (ja) 2014-10-02
JP6034227B2 true JP6034227B2 (ja) 2016-11-30

Family

ID=51834224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013059499A Active JP6034227B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 固体酸化物形燃料電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6034227B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002012401A (ja) * 2000-06-23 2002-01-15 Norio Miura 膜反応装置及びガス合成システム
JP2007250291A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Equos Research Co Ltd 燃料電池及び燃料電池用酸素供給装置
JP5735312B2 (ja) * 2011-03-10 2015-06-17 大阪瓦斯株式会社 固体酸化物形燃料電池システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014186812A (ja) 2014-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6616054B1 (ja) 燃料電池システム及び複合発電システム並びに燃料電池システムの制御方法
KR102132314B1 (ko) 연료 전지의 온도 분포 제어 시스템, 연료 전지 및 온도 분포 제어 방법
CN113366149A (zh) 电化学装置及氢生成方法
JP5609205B2 (ja) 燃料電池システム
JP2012138186A (ja) 高温作動型燃料電池システム
WO2021171882A1 (ja) 燃料電池システム及びその制御方法
JP5735312B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池システム
JP6034227B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池システム
JP6199720B2 (ja) 燃料電池モジュール
JP6486649B2 (ja) 複合発電システム及び複合発電システムの制御方法
KR20220034189A (ko) 연료 전지 시스템 및 그 기동 방법
JPH08111228A (ja) 燃料電池発電プラント
JP6385086B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池セルの評価方法および固体酸化物形燃料電池システム
JP6120620B2 (ja) 固体酸化物形燃料電池システム
WO2021171884A1 (ja) 燃料電池システム及びその制御方法
JP6229496B2 (ja) 固体酸化物型燃料電池
JP5977142B2 (ja) 燃料電池装置
JP2012209121A (ja) 固体酸化物形燃料電池セル、それを備えた燃料電池モジュール、および燃料電池装置
WO2020241211A1 (ja) 電気化学セル及び水素生成方法
WO2021229843A1 (ja) 電気化学ポンプ及び燃料電池システム
JP6632911B2 (ja) 燃料電池及び燃料電池複合発電システム並びに燃料電池の停止方法
JP2015069753A (ja) 固体酸化物形燃料電池システム
JP5573813B2 (ja) 発電装置
TW202245319A (zh) 燃料電池之燃料氣體供給裝置
JP2021048078A (ja) 燃料電池ユニット、及び燃料電池システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161027

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6034227

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150