JP6034171B2 - ロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロック対象物をロック/アンロックするロック装置に関する。
近年、環境問題への意識の高まりから、二酸化炭素の排出量の少ない車両として、例えばプラグインハイブリッド車や電気自動車等の普及が進んでいる。これら車両は、例えば長距離走行してバッテリの残量が減ると、その度にバッテリを充電しなくてはならない。よって、車体には給電口が設けられ、充電設備から延びる充電ケーブルを給電口に接続し、充電設備から供給される電力でバッテリを充電する。バッテリ充電には長時間かかるので、充電ケーブルの付け替えや盗難等の防止を目的として、車体には、接続された充電ケーブルを車体にロックする充電ケーブルロック装置が搭載される傾向にある(特許文献1等参照)。
特開2009−081917号公報
ところで、給電口には、充電ケーブルロック装置の他に、給電口を開閉するリッドを施解錠するリッドロック装置を搭載したい要望がある。しかし、この場合、充電ケーブルロック装置とリッドロック装置とを、各々独立した装置として配設してしまうと、その分、部品配置スペースが必要となり、構造が複雑化する懸念があった。
本発明の目的は、構造を簡素化することができるロック装置を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、ロック及びアンロックの切り替えに関わるロック部材を、給電口に関係するロック対象物に対して固定又は非固定とすることにより、前記ロック対象物を取り外し不能にロック又は取り外し可能にアンロックするロック装置において、1つの前記ロック部材を複数のロック対象物であるリッド及び充電ケーブルのいずれにも係止可能とすることにより、当該ロック部材を複数の前記ロック対象物に対する共用部品とし、前記ロック部材が配設されたロック機構部と、電装品が配設された電装品機構部とに分けられた分割構造をとるとともに、室内側及び室外側から分割して取り付けられる前記ロック機構部と前記電装品機構部が、装置取付部に貫設された通し孔を通じて連結されていることを要旨とする。
本発明の構成によれば、1つのロック部材を複数のロック対象物(リッド及び充電ケーブル)の共用部品としたので、ロック部材をロック対象物ごとに設けずに済む。よって、ロック装置の構造を簡素化することが可能となる。
また、ロック装置をロック機構部と電装品機構部との分割構造としたので、例えば室内側に電装品機構部を位置させ、室外側にロック機構部を位置させ、これらを、ロック装置の取付部(装置取付部)に貫設された孔(通し孔)を通じて連結する組み付けをとることが可能となる。よって、ロック装置の配置が室内外に亘る場合であっても、組付作業が簡単に済む。また、取り付け用の孔も小さくすることが可能となるので、防水性の確保にも効果が高くなる。
本発明では、前記装置取付部に貫設された前記通し孔に通されるとともに、室内外に亘って配設された取付構造をとり、前記通し孔の周縁に室内外を遮蔽するシール部材が設けられ、当該シール部材をそのシール面に押し付ける保持部材が設けられた防水機構を備えたことを要旨とする。この構成によれば、ロック装置の取付箇所における室内外のシール性が防水機構によって確保されるので、室外から室内への水滴等の浸入を抑制することが可能となる。
本発明では、ロック時に、前記ロック部材にアンロック方向の力がかけられても、この力を爪部と係止凹部との嵌合形状により受けて、ロック状態を保持する強度受け部が設けられていることを要旨とする。この構成によれば、例えばロック時、仮にロック部材にアンロック方向への外力が加えられても、このときにロック部材にかかる力を強度受け部(爪部と係止凹部との嵌合形状)で受けることが可能となるので、ロック部材がアンロック側に不正に動かされる状況が生じ難い。ロックの不正解除の防止に効果が高くなる。
本発明では、閉状態の前記リッドを奥に押し込み操作可能とし、前記リッドにおいて前記ロック部材の係止先となるストライカに形成された係止溝の内面に斜面部を設け、前記リッドを押し込み操作した際、ロック位置の前記ロック部材を前記斜面部でアンロック方向に強制的に押し上げることにより、リッドロックを解除可能とするリッドロック非常解除機構を備えたことを要旨とする。この構成によれば、リッドが閉状態の際、仮にロック部材が凍結等により動かない状態となってしまっても、ロック部材をリッドロック非常解除機構によってアンロック方向に強制的に動かすことが可能である。よって、リッド閉状態の際、ロック部材が凍結等により固定してしまっていても、ロック装置を強制的にアンロック状態に切り替えて、リッドを開操作することが可能となる。
本発明によれば、ロック対象物をロック可能なロック装置において、構造を簡素化することができる。
一実施形態の給電口付近の概要を示す斜視図。 充電ケーブルのインレットへの接続図。 インレット周りの部品群の分解斜視図。 ロック装置の内部構成を示す斜視図。 ロック装置のアンロック状態を示し、(a)が内部断面図、(b)が内部断面の斜視図。 ロック装置のロック状態を示し、(a)が内部断面図、(b)が内部断面の斜視図。 ロック装置の取付部分の構造を示す断面図。 (a)はリテーナの斜視図、(b)はピンの斜視図。 ロック装置の強度受け部の形状を示す断面図。 リッドロック非常解除機構の形状を示す側面図。 リッドアンロック時の動作図。 リッドロック時の動作図。 充電ケーブルロック時の動作図。 充電ケーブルアンロック時の動作図。 半嵌合状態のロック装置を示す斜視図。
以下、本発明を具体化したロック装置の一実施形態を図1〜図15に従って説明する。
[充電システムの概要]
図1に示すように、例えばプラグインハイブリッド車等の車両には、外部電源(住宅、充電スタンド等)により車両のバッテリ(図示略)を充電可能な充電システムが搭載されている。この場合、車体1の側壁には、車体1の給電口2を開閉するリッド3が、上下方向に延びる軸部3a回りに回動可能に取り付けられている。軸部3aには、リッド3を開き側に付勢する例えばトーションばね等の付勢部材4が取り付けられている。給電口2のリッドボックス5の中央位置には、受電側のコネクタとなるインレット6が設けられている。インレット6には、略円筒状のインレット筐体7が設けられ、筒内部に端子部8が設けられている。なお、リッド3がロック対象物に相当し、リッドボックス5が装置取付部に相当する。
図2に示すように、インレット6には、外部電源から延びる充電ケーブル9が接続可能である。充電ケーブル9には、ケーブル線10の先端に、給電側のコネクタとなる給電プラグ11が設けられている。給電プラグ11の先端には、インレット6の端子部8と対をなす端子部12が設けられている。給電プラグ11には、インレット6への接続時の抜け止めとなるロックアーム13が回動操作可能に取り付けられている。ロックアーム13は、先端の爪部14と根元のアーム操作部15とが外部に露出されている。ロックアーム13には、アーム操作部15寄りの位置に、ロックアーム13を閉じ側に常時付勢する付勢部材16が設けられている。なお、充電ケーブル9がロック対象物に相当する。
給電プラグ11をインレット6に接続する際には、給電プラグ11をインレット6に向けて真っ直ぐ挿し込む。このとき、爪部14がインレット筐体7の上面の係止突17に当接すると、ロックアーム13が係止突17の斜面に案内されて、付勢部材16の付勢力に抗して回動することにより係止突17を上る。そして、給電プラグ11がインレット6に完挿されると、付勢部材16の付勢力によってロックアーム13が閉じ側に回動する。このため、爪部14が係止突17に引っ掛かり、給電プラグ11がインレット6に抜け止めされる。
給電プラグ11の内部には、充電ケーブル9をインレット6に接続したことを検出するプラグ接続検出部18が設けられている。充電ケーブル9をインレット6に接続して、爪部14が係止突17に係止されれば、ロックアーム13は閉じ状態をとる。よって、プラグ接続検出部18は、ロックアーム13が閉じた状態にあることを検出すると、給電プラグ11がインレット6に接続されたことを通知するプラグ接続検出信号を、端子部8,12を介して車体1に出力する。
[ロック装置の構成]
図1に示すように、給電口2には、リッド3のロックと充電ケーブル9のロックとの両方を1つの装置で実行可能なロック装置19が設けられている。即ち、本例のロック装置19は、1つのアクチュエータでリッドロック及び充電ケーブルロックの両方の動作を兼ねる一体型である。リッド3の裏面には、リッド3をロック装置19によってロックする際の係止箇所となるストライカ20が突設されている。ストライカ20の先端には、所定の溝深さを有する係止溝21が凹設されている。給電口2には、例えば押し操作式のトリガスイッチ22が設けられている。トリガスイッチ22は、例えばリッド3の開閉や、閉状態のリッド3の更に奥への押し込みなどを検出可能である。
図3に示すように、ロック装置19は、ロック/アンロックを自動で行う電動式であり、アクチュエータに関係する部品群からなるアクチュエータ機構部23と、機器をロックする際の係止箇所となる部品群からなるロック機構部24とに分かれた分割構造をとる。ロック装置19を分割構造とするのは、リッドボックス5内の部品収納スペースが限られるので、ロック装置19をリッドボックス5の車内外に亘り配置する取付構造をとらざるを得ず、かつロック装置19を内外に通すリッドボックス5の通し孔25を、防水の観点から極力小さく抑えるためである。なお、アクチュエータ機構部23が電装品機構部に相当する。
ロック機構部24の下端には、リッドボックス5への取り付け箇所として一対の取付片26が設けられている。ロック機構部24は、インレット筐体7をリッドボックス5に取り付ける4つの締結部材(例えばボルト等)27のうち上の2つを用い、これらを取付片26においてインレット筐体7と共締めすることでリッドボックス5に取り付け固定されている。通し孔25には、ロック機構部24のハウジング28が通され、ハウジング28の上部が車内に配置されている。アクチュエータ機構部23は、車内に配置されるとともに、例えば締結部材(図示略)により車体1に固定されている。
図4に示すように、ロック機構部24のハウジング28の内部には、リッド3や給電プラグ11に係止可能なロックピン29が、自身の長手方向(図4のZ軸方向)に沿って往復動可能に組み付けられている。ロックピン29は、ハウジング28の底壁において開口する収納穴30(図5(b)や図6(b)参照)にスライド移動可能に嵌め込まれている。ロックピン29は、ロック方向(図4の矢印Z1方向)にスライド移動すると、収納穴30の開口から外部に露出し、アンロック方向(図4の矢印Z2方向)にスライド移動すると、収納穴30内に隠れる。なお、ロックピン29がロック部材に相当する。
ロックピン29は、大径の頭部31と、頭部31よりも小径の軸部32とを有する略ピン形状をなす。ロックピン29の頭部31には、ロックピン29をロック方向(図4の矢印Z1方向)にスライド移動する際の押し込み面となる押込斜面33が設けられている。ロックピン29には、ロックピン29をアンロック方向(図4の矢印Z2方向)に常時付勢する付勢部材34が組み付けられている。付勢部材34は、例えばコイルばねが使用されている。ロックピン29の外周には、ロックピン29と収納穴30との間の防水を確保するシール部材35が取り付け固定されている。シール部材35は、ロックピン29の外周一帯に段状に凹設された溝に係止され、例えばOリングが使用されている。
図5及び図6に示すように、ロックピン29は、ロックバー36、リンク部材37及び回動ピース38を介してロックモータ39に連結されている。ロックバー36、リンク部材37、回動ピース38及びロックモータ39は、アクチュエータ機構部23の構成要素であり、アクチュエータ機構部23のハウジング40内に組み付けられている。ロックモータ39は、例えばDCモータが使用される。ロックバー36の先端は、ハウジング40の開口部41からハウジング28の開口孔42を介して、ロック機構部24の内部、つまりロックピン29に当接可能である。
回動ピース38は、ウォームギヤ43を介してロックモータ39のモータ軸に組み付けられている。ウォームギヤ43は、モータ軸に配設されたウォーム44と、回動ピース38の中央部に配設されたウォームホイール45とからなる。回動ピース38の略円柱状の軸部46の端部には、回動ピース38と同一軸心に一体回動するピニオン47が設けられ、このピニオン47にリンク部材37が連結されている。リンク部材37は、ピニオン47に噛み合うラック48と、ロックバー36が遊嵌されたロックピン取付部49とからなる。回動ピース38は、ロックモータ39の駆動力により軸部46の軸心L1回りに回動する。この回動ピース38の回動動作に伴い、ロックバー36及びリンク部材37がロックピン29の移動方向に対して直交する方向にスライド移動する。
アクチュエータ機構部23には、ロック動作時にロックピン29が半嵌合したときの対策として吸収機構50が設けられている。これは、ロック動作時に仮にロックピンがロック位置の手前で停止する半嵌合の状態になっていても、半嵌合を解消すれば、ロックピン29が自らロック位置に動くようにするためである。本例の吸収機構は、ロックバー36及び回動ピース38の間にリンク部材37を設けるとともに、ロックバー36及びリンク部材37を、例えば突起51a及び長孔51bの構造により連結する。また、ロックバー36及びリンク部材37の間に、ロックバー36をロック方向(図6(a)の矢印Y1方向)に常時付勢する付勢部材51cを設ける。付勢部材51cは、例えばコイルばねが使用されている。
図5(a),(b)に示すように、ロックモータ39の一方向の回転により、ロックバー36及びリンク部材37がアンロック方向(図5(a)の矢印Y2方向)にスライド移動すると、ロックピン29が付勢部材34によってアンロック方向(図5(a)の矢印Z1方向)に押し上げられる。このとき、ロックピン29が最上位置、つまりアンロック位置をとる。
一方、図6(a),(b)に示すように、ロックモータ39の他方向の回転により、ロックバー36及びリンク部材37がロック方向(図6(a)の矢印Y1方向)にスライド移動すると、ロックバー36がロックピン29を押込斜面33において押し、ロックピン29がロック方向(図6(a)の矢印Z2方向)に押し下げられる。このとき、ロックピン29が最下位置、つまりロック位置をとる。
[リッドボックス通し孔の防水機構]
図7に示すように、リッドボックス5の通し孔25には、この通し孔25において車内外をシールする防水機構52が設けられている。この場合、リッドボックス5及びロック機構部24の間には、通し孔25の開口周縁に沿うようにリング状をなすシール部材53が取り付けられている。シール部材53は、リッドボックス5の外面に設けられることにより、車外においてシール性を確保する。シール部材53は、ハウジング28の外面に突設されたフランジ54とリッドボックス5とによって挟み込まれるように取り付けられている。シール部材53は、発泡材、ゴム、Oリング等が使用される。
ロック機構部24のハウジング28において車内の外面には、シール部材53に付勢力を与えてシール部材53をシール面55,56に強く押し付ける保持部材57が取り付けられている。保持部材57は、例えば撓むことが可能な部材からなり、シール部材53のシール性を高くする役目を持つ。保持部材57は、例えば図8(a)に示すようなリテーナ57aや、図8(b)に示すような曲線ラインを持つ略コ字状のピン57bなどからなる。
保持部材57は、車内から組み付けられ、ハウジング28の開口端58とリッドボックス5の内面とで挟持されている。保持部材57によってリッドボックス5をシール部材53に強く押し付けることにより、シール部材53に潰されるような力が働き、シール部材53の高いシール性が確保される。シール面55,56は、リッドボックス5及びシール部材53が接触するシール面55と、シール部材53及びロック機構部24が接触するシール面56とがある。
[ロック時の強度受け構造]
図9に示すように、ロック装置19には、動作がロック状態にあるとき、ロックピン29にアンロック方向に外力が加わっても、これを支持することによってロックの不正解除を防止する強度受け構造が設けられている。この場合、アクチュエータ機構部23のハウジング40には、ロック機構部24が嵌め込まれる開口部59の端縁に、爪形状からなる一対の強度受け部60が突設されている。強度受け部60は、アクチュエータ機構部23に形成された爪部61と、ロック機構部24に形成された係止凹部62とからなり、これらの強い係止により、ロック状態を保持する。
[リッドロック非常解除機構]
図10に示すように、ロック装置19には、閉状態のリッド3がロック状態にあるとき、この閉じたリッド3を非常解除することを可能とするリッドロック非常解除機構63が設けられている。これは、リッドロック時に仮にロックピン29が凍結して動かなくなっていると、ロックバー36をアンロック側に引いてもロックピン29がロック位置のまま動かず、リッドロックを解錠できないことになるので、これに対処するためである。ストライカ20の係止溝21の内面には、ロックピン29をアンロック側に持ち上げ可能な斜面部64が形成されている。
リッド3のアンロック時、ロックモータ39によってロックバー36がアンロック方向に引き込まれても、ロックピン29が凍結等で動かなくなっていると、ロックピン29がロック位置のまま動かない。このときは、閉状態のリッド3を奥に押し込み操作することにより、斜面部64でロックピン29をアンロック側に持ち上げることにより、ロックピン29を強制的にアンロック側に移動させて、リッド3のロック状態を解除する。
[ロック強制解除機構]
図4に示すように、ロック装置19には、ロック装置19のロック状態を手動により強制解除可能とするロック強制解除機構65が設けられている。これは、ロック装置19がロック状態のとき、例えばロックモータ39やモータ周囲の回路が故障するなどしてロックモータ39を動作できなくなってしまうと、ロックモータ39を駆動源とするアンロック切り替えができなくなるので、これに対処するためである。
この場合、リンク部材37の端部には、例えばワイヤ等からなるプルコード66が取り付けられ、プルコード66の先端が車内(例えばラッゲージ内)に配置されている。プルコード66を引くと、リンク部材37及びロックバー36がアンロック方向(図4の矢印Y2方向)にスライド移動し、ロックピン29から退避する。これにより、ロック位置に位置するロックピン29が付勢部材34の付勢力によって持ち上がり、アンロック側に移動する。
次に、本例のロック装置19の動作を、図9〜図15を用いて説明する。
[リッドアンロック動作]
図11に示すように、リッド3が閉状態のとき、ロックピン29がロック位置に位置していれば、ロックピン29がストライカ20の係止溝21に係止し、リッドロックがロック状態をとる。これにより、リッド3の開操作が不可となり、リッド3を第三者に開けられずに済む。ちなみに、閉状態のリッド3は、ロックピン29と係止溝21との間の隙間分、付勢部材4の付勢力に抗して奥に押し操作が可能である。
リッドロック時、リッドアンロックの開始条件が揃うと、ロックモータ39にアンロック方向の電流が所定時間流れ、ロックモータ39がアンロック方向に回転する。このとき、モータ回転により回動ピース38がアンロック方向に回転し、ロックバー36及びリンク部材37が一体となってアンロック方向にスライド移動する。よって、ロックバー36がロックピン29から退避するので、ロックピン29が付勢部材34の付勢力によりアンロック方向にスライド移動する。ロックピン29がアンロック位置に移動すると係止溝21から外れ、リッドロックがアンロック状態となる。これにより、リッド3の開操作が許可され、例えば手等でリッド3が開操作される。
リッドアンロックの開始条件は、例えば車内に配設された所定のボタン(スイッチ)の操作や、車両ドアのアンロック操作(ドアアンロック連動)や、電子キーシステムのID照合成立下で閉状態のリッド3を更に奥へ押し込む操作などがある。また、電子キーシステムは、車両と電子キーとの間で無線によりID照合(キー照合)を行う無線認証の一種であり、例えば車両からの通信を契機にID照合を双方向の狭域無線(通信距離:数m)によって行うキー操作フリーシステム等がある。
[リッドロック動作]
図12に示すように、リッドロックがアンロック状態のとき、リッド3が閉操作されると、ロックピン29の真下にストライカ20の係止溝21が位置する。このとき、リッドロックの開始条件が揃うと、ロックモータ39にロック方向の電流が所定時間流れ、ロックモータ39がロック方向に回転する。そして、回動ピース38がロック方向に回転し、ロックバー36及びリンク部材37が一体となってロック方向にスライド移動する。ロックバー36がロック方向にスライド移動すると、このスライド動作に伴ってロックピン29の押込斜面33を押し、ロックピン29を略90度交差する方向、つまりロック方向に移動させる。ロックバー36がロックピン29の頭部31の上に乗り上げると、ロックピン29がロック位置をとり、ロックピン29の先端がストライカ20の係止溝21に係止して、リッドロックがロック状態となる。よって、閉操作したリッド3を第三者等に開けられずに済む。
リッドロックの開始条件は、例えば単なる車両ドアのロック操作(ドアロック連動)や、リッド3の閉状態を前提とするドアロック連動などがある。また、リッドロックの開始条件に、電子キーシステムによるID照合成立を含ませてもよい。
[充電ケーブルロック動作]
図13に示すように、リッド3が開状態のとき、ロックピン29はアンロック位置をとるので、充電ケーブル9をインレット6に接続する前の充電ケーブルロックはアンロック状態をとる。よって、給電プラグ11をインレット6に挿し込むことにより、充電ケーブル9をインレット6に接続することが可能である。給電プラグ11をインレット6に最も奥まで挿し込んだ際には、ロックアーム13の爪部14がインレット6の係止突17に引っ掛かる状態をとる。
充電ケーブルロックがアンロック状態のとき、充電ケーブル9をインレット6に接続した後、充電ケーブルロックの開始条件が揃うと、ロックモータ39にロック方向の電流が所定時間流れ、ロックモータ39がロック方向に回転する。このとき、回動ピース38、リンク部材37及びロックバー36がリッドロック時と同様の動きをとり、ロックバー36がロックピン29の頭部31を押し、ロックピン29がロック方向にスライド移動する。ロックピン29がロック位置に移動すると、ロックピン29の先端がロックアーム13の爪部14の上面の当て面67に当接し、充電ケーブルロックがロック状態となる。よって、ロックアーム13の爪部14がロックピン29により上から押さえ付けられて開き側に回動操作できなくなり、インレット6に接続した給電プラグ11を第三者等によってインレット6から引き抜かれることがない。
充電ケーブルロックの開始条件は、例えば充電ケーブルロック専用の操作スイッチがロック操作されたこととしてもよい。操作スイッチは、給電口2に配置されてもよいし、車内に配置されてもよい。また、これ以外の充電ケーブルロックの開始条件は、例えば給電プラグ11のプラグ接続検出部18から出力されるプラグ接続検出信号を車体1で入力していて、かつ車両ドアがロック操作されたこと(ドアロック連動)としてもよい。
[充電ケーブルアンロック動作]
図14に示すように、充電ケーブルロックがロック状態のとき、充電ケーブルアンロックの開始条件が揃うと、ロックモータ39にアンロック方向の電流が所定時間流れ、ロックモータ39がアンロック方向に回転する。このとき、回動ピース38、リンク部材37及びロックバー36がリッドアンロック時と同様の動きをとり、ロックバー36がロックピン29から退避し、付勢部材34の付勢力によりロックピン29がアンロック方向にスライド移動する。ロックピン29がアンロック位置に移動すると、ロックピン29の先端がロックアーム13の爪部14から離間し、充電ケーブルロックがアンロック状態となる。よって、ロックアーム13を開き側に回動操作することが可能となり、充電ケーブル9をインレット6から引き抜くことが可能となる。
充電ケーブルアンロックの開始条件は、例えば充電ケーブルロック専用の操作スイッチがアンロック操作されたこととしてもよい。また、これ以外の充電ケーブルアンロックの開始条件は、例えば給電プラグ11のプラグ接続検出部18から出力されるプラグ接続検出信号を車体1で入力していて、かつ車両ドアがアンロック操作(ドアアンロック連動)としてもよい。
[吸収機構の動作]
図15に示すように、リッド3を閉じたときや、充電ケーブル9をインレット6に接続したとき、ロックアーム13やリッド3が係止先にしっかりと係止しない状態、いわゆる半嵌合状態(図15は、ロックアーム13の半嵌合の例を図示)をとってしまうことも想定される。半嵌合状態下でロック装置19がロック動作をとると、ロックモータ39のロック方向の回転により、リンク部材37及びロックバー36がロック方向にスライド移動しようとするが、ロックバー36はロックピン29に動きが止められているので、ロックバー36は動かず、リンク部材37のみがロック方向に移動する。
この後、ロックアーム13やリッド3の取り付け位置を直すなどして、半嵌合状態が解消されたとする。このとき、付勢部材51cの付勢力によってロックバー36がロック方向にスライド移動する動きをとり、ロックピン29をロック方向に押し込む。よって、ロックピン29が最下位置に到達し、きっちりロック状態となる。
[充電ケーブルロックの強度受け]
図9に示すように、充電ケーブルロックがロック状態のとき、例えば第三者が充電ケーブル9をインレット6から無理に取り外そうとして、ロックアーム13を開き側に回動操作することも想定される。このとき、ロックアーム13からロックピン29にかかる外力がロックバー36を介してアクチュエータ機構部23のハウジング40にかかることになるが、この外力は強度受け部60で支持される。よって、ロックアーム13からロックピン29に無理な外力が加わっても、ハウジング28,40の組み付けが保証され、不正なロック解除が防止される。
[ロックピン凍結時の操作]
図10に示すように、例えば冬期、ロックピン29がロック位置で凍結して、アンロック側にスライド移動できない状況になる場合がある。このとき、充電ケーブルロックのロック下でロックピン29が凍結したのであれば、ロックアーム13を開き側に回し操作することにより、ロックピン29に付着する氷を割って、ロックピン29をアンロック側に移動させるので何ら問題はない。
一方、リッドロック下でロックピン29が凍結したときは、閉状態のリッド3を奥に押し操作する。このとき、ストライカ20の係止溝21に配設された斜面部64が、ロックピン29をアンロック方向に押すので、ロックピン29に付着する氷が割られ、ロックピン29がアンロック側にスライド移動する動きをとる。よって、リッドロック下でロックピン29が凍結しても、閉状態のリッド3を開き状態に操作することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)ロックモータ39によってロック位置/アンロック位置に切り替えられる1つのロックピン29を、充電ケーブルロック及びリッドロックの両方の共用部品とした。よって、ロックピン29及びロックモータ39の組を充電ケーブルロック及びリッドロックの各々に設ける必要がないので、ロック装置19の構造を簡素化することができる。
(2)ロックピン29及びロックモータ39の共用化によりロック装置19の構造が簡素化されれば、例えば部品コスト低減、部品搭載スペースの省略化、装置軽量化等の効果を得ることもできる。また、ロック装置19が1つのシステムで済むので、例えば制御の簡略化、プログラム開発費の削減、プログラム簡素化によるミスプログラムのリスク低減等の効果もある。
(3)ロック装置19をロック機構部24とアクチュエータ機構部23とに分けた分割構造としたので、例えば車内側にアクチュエータ機構部23を位置させ、車外側にロック機構部24を位置させ、これらを、リッドボックス5に貫設された通し孔25を通じて連結する組み付けをとることができる。よって、ロック装置19の配置が車内外に亘る場合であっても、ロック装置19の組み付けを簡単な作業で行うことができる。また、通し孔25の孔径も小さくすることが可能となるので、通し孔25周辺の防水性も確保することができる。
(4)リッドボックス5の通し孔25と、ここに通されるロック機構部24との間に、車内外をシールする防水機構52を設けたので、車外から車内への水滴等の浸入を抑制することができる。よって、アクチュエータ機構部23の水滴付着等を要因とする故障を防止することができる。
(5)リッドボックス5とロック機構部24との取り付け箇所に、例えばリテーナ57a等からなる保持部材57を設け、この保持部材57によってシール部材53をそのシール面55,56に強く押し付けるようにした。このため、シール部材53の高いシール性を確保することができる。また、保持部材57を取り付ければ、ロック機構部24の取り付けガタの抑制や、ロック装置19がリッドボックス5に強固に取り付けられることによる盗難防止効果等の利点もある。
(6)ロック機構部24のハウジング28とアクチュエータ機構部23のハウジング40とを爪の嵌合形状によりに組み付け、この組付部分を強度受け部60として使用する。よって、ロック時、仮にロックピン29にアンロック方向の外力が加えられても、この力を強度受け部60で支持することが可能となるので、ロックピン29がアンロック方向へ不正に動かされる状況が生じ難い。このため、ロック装置19のロックの不正解除の防止に効果が高くなる。
(7)ストライカ20の係止溝21に斜面部64を形成し、閉状態のリッド3の奥への押し込み操作により、ロック位置のロックピン29を斜面部64によって強制的にアンロック方向に押し上げるリッドロック非常解除機構63を設けた。よって、リッド3が閉状態の際、仮にロックピン29が凍結等により動かない状態となってしまっても、閉状態のリッド3を奥に押し込むことにより、ロックピン29をロック方向に強制的に動かして、リッド3を開操作することができる。
(8)リンク部材37にプルコード66を取り付け、ロック装置19のロック状態を手動により強制解除可能とするロック強制解除機構65を設けた。このため、ロック時、例えばロックモータ39やその周辺回路が故障しても、プルコード66を引いてリンク部材37を手動によってアンロック方向に引くことにより、ロックを強制解除することができる。よって、ロックモータ39やその周辺回路が故障しても、手動によりロック装置19をアンロック状態に戻すことができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・電子キーシステムは、例えばワイヤレスキーシステムや近距離無線通信システムなどでもよい。ワイヤレスキーシステムは、電子キーからの通信を契機に狭域無線によりキー認証を行うシステムである。また、近距離無線通信システムは、近距離無線(通信距離:数cm〜十数cm)で双方向により認証を行うシステムであり、例えばイモビライザーシステムやNFC(Near Field Communication)システムなどがある。
・ロック装置19のアクチュエータは、モータに代えて、例えばソレノイド等に変更してもよい。
・プラグ接続検出部18は、インレット6側に配設されたスイッチやセンサでもよい。また、プラグ接続検出部18は、有接点又は無接点のいずれでもよい。
・リッド3は、トーションばねではなく、プッシュリフタによって開閉される構造でもよい。
・リッドロック時のロックピン29の係止先は、ストライカ20以外の箇所としてもよい。
・ロック装置19は、ロック機構部24とアクチュエータ機構部23とが一体構造をとるものでもよい。
・アクチュエータ機構部23は、水滴付着から保護したい電気部品(基板、CPU、モータ等の少なくとも1部品)が搭載されているものであればよい。
・ロック装置19の取り付け位置は、リッドボックス5の上部に限定されず、例えば側部など、他の位置に変更可能である。
・強度受け部60は、ロック状態のロックピン29にかかるアンロック方向の外力を受けることが可能であれば、ロック装置19内の種々の壁や係止部分を利用して形成可能である。
・シール部材35は、ロックピン29に取り付けられてもよい。
・ロック装置19は、インレット6と共締めされることでリッドボックス5に取り付けられることに限らず、インレット6とは関係なく、個別にリッドボックス5に取り付けられてもよい。
・ロック装置19のアンロック状態への切り替えは、例えばトリガスイッチ22が押されることで実行されてもよい。
・ロック装置19は、ロック/アンロックの切り替えをユーザが手作業で行う手動式でもよい。
・ロック装置19は、例えばロック/アンロックの一方を手動とし、他方を電動としてもよい。
・ロック装置19は、充電ケーブルロック専用でもよいし、又はリッドロック専用でもよい。また、ロック装置19は、広義として給電口2に配設されるものであればよい。
・ロック対象物は、リッド3や充電ケーブル9に限らず、給電口2に関係する部品であればよい。
・ロック装置19は、ロックピン29をロック/アンロックの各方向に動かすことができれば、他の構造に適宜変更可能である。よって、ロック部材は、スライド移動するピンに限定されず、例えば回動する円柱状の部材に切り欠きを形成したものでもよい。この場合、きりかきのない箇所でロックアーム13を固定し、切り欠きの部分でロックアーム13の回動を許容する。また、ロック装置19は、ロックピン29をロックモータ39や手動で直に動作させる型でもよい。
・ロック装置19は、ロックピン29が付勢部材34によってアンロック方向に常時付勢されているアンロック側常時付勢型に限らず、例えばロックピン29が付勢部材によってロック方向に常時付勢されているロック側常時付勢型でもよい。
・ロック装置19は、ロックピン29とその支持部分とを例えば突をスロープ状の溝により連結し、支持部分の動作により、突と溝とにより案内されて、ロックピン29がロック/アンロックの各位置に動く直結型としてもよい。
・ロック装置19は、例えばロックピン29を給電プラグ11の筐体自体(本体部分)に直に係止することによりロック状態をとる構造でもよい。
・ロック装置19は、車載用に限らず、他の機器や装置に適用可能である。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)ロック装置において、前記ロック部材に当接又は離間することにより当該ロック部材のロック又はアンロックを切り替える伝達部材と当該ロック部材との間に付勢部材が設けられ、前記ロック部材がロック状態に切り替わる際、ロック部材が正式なロック位置の手前で止まってしまっても、前記付勢部材の縮みにより前記伝達部材のロック方向への動きを許容し、手前で止まってしまった前記ロック部材を前記付勢部材の付勢力により正規のロック位置に移動可能とする吸収機構を備えた。この構成によれば、例えばロック対象物がその取り付け先に半嵌合する状態となっても、半嵌合を解消すれば、ロック部材を正規のロック位置に移行させることが可能となる。
(ロ)ロック装置において、ロック及びアンロックの切り替えに関わる伝達部材を介して、前記ロック部材をロック位置又はアンロック位置に切り替えるロック構造をとる。この構成によれば、ロック装置に例えば吸収機構等の種々の機構を設けることが可能となる。
(ハ)ロック装置において、ロック位置にある前記伝達部材を手動によってアンロック側に動作させることにより、当該ロック状態を強制解除可能とするロック強制解除機構を備えた。この構成によれば、例えばロック装置が電動式の場合、アクチュエータが故障するなどしてロック部材がロック位置で動かなくなってしまっても、ロック位置のロック部材をロック強制解除機構により手動でアンロック位置に切り替えることが可能となる。よって、例えばロック状態の際、仮にアクチュエータが故障してしまっても、ロック装置をロック状態からアンロック状態に戻すことが可能となる。
2…給電口、3…ロック対象物を構成するリッド、5…装置取付部としてのリッドボックス、9…ロック対象物を構成する充電ケーブル、19…ロック装置、20…ストライカ、21…係止溝、23…電装品機構部としてのアクチュエータ機構部、24…ロック機構部、25…通し孔、29…ロック部材としてのロックピン、52…防水機構、53…シール部材、55,56…シール面、57…保持部材、60…強度受け部、63…リッドロック非常解除機構、64…斜面部。

Claims (4)

  1. ロック及びアンロックの切り替えに関わるロック部材を、給電口に関係するロック対象物に対して固定又は非固定とすることにより、前記ロック対象物を取り外し不能にロック又は取り外し可能にアンロックするロック装置において、
    1つの前記ロック部材を複数のロック対象物であるリッド及び充電ケーブルのいずれにも係止可能とすることにより、当該ロック部材を複数の前記ロック対象物に対する共用部品とし
    前記ロック部材が配設されたロック機構部と、電装品が配設された電装品機構部とに分けられた分割構造をとるとともに、室内側及び室外側から分割して取り付けられる前記ロック機構部と前記電装品機構部が、装置取付部に貫設された通し孔を通じて連結されている
    ことを特徴とするロック装置。
  2. 前記装置取付部に貫設された前記通し孔に通されるとともに、室内外に亘って配設された取付構造をとり、
    前記通し孔の周縁に室内外を遮蔽するシール部材が設けられ、当該シール部材をそのシール面に押し付ける保持部材が設けられた防水機構を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のロック装置。
  3. ロック時に、前記ロック部材にアンロック方向の力がかけられても、この力を爪部と係止凹部との嵌合形状により受けて、ロック状態を保持する強度受け部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のロック装置。
  4. 閉状態の前記リッドを奥に押し込み操作可能とし、前記リッドにおいて前記ロック部材の係止先となるストライカに形成された係止溝の内面に斜面部を設け、前記リッドを押し込み操作した際、ロック位置の前記ロック部材を前記斜面部でアンロック方向に強制的に押し上げることにより、リッドロックを解除可能とするリッドロック非常解除機構を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載のロック装置。
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