JP6031641B2 - 排水配管 - Google Patents
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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Description
又、遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤは、アウターチューブとインナーワイヤより構成され、アウターチューブの端部にはアウターエンドが備えられている。
前記アウターチューブは合成樹脂より成り、円筒状にして側面方向に可撓性を備え、軸方向に剛性を備えている。
インナーワイヤは金属より成り、前記アウターチューブ内に摺動自在に収納されるワイヤー部材であり、側面方向に可撓性を備え、軸方向に剛性を備えている。
アウターエンドは前記アウターチューブ端部に取り付けられる部材であって、アウターチューブと操作部等の、遠隔操作式排水栓装置のその他の部材との接続を行う。
そこで、文献1に記載の構造においては、アウターエンドを合成樹脂製とし、アウターチューブ端部にインサート成形することで当該破れに関する問題を解決している。又、アウターエンドを合成樹脂製としてアウターチューブ端部にインサート成形することによって、金属製アウターエンドよりも素材単価を下げることを可能としている。
一方、インナーワイヤは前記アウターチューブ内にある為、直接湯等に晒されない。この為、インナーワイヤは前記アウターチューブよりも熱による影響が小さく、軸方向への伸縮の割合が低い。
即ち、当該レリースワイヤが湯等に晒された場合、アウターチューブのみ大きく軸方向長さが変動する為、弁体の開口/閉口に以下の問題が生じる。
逆に、アウターチューブが膨張し、軸方向長さが長くなった場合、インナーワイヤの突き出し長さがアウターチューブに対して相対的に短くなる。その為、インナーワイヤがアウターチューブより(好適な長さより短く)飛び出した状態となり、弁体を良好に開口することが出来なくなるという問題が生じる。
即ち、文献2に記載の遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤはアウターチューブの伸縮の割合をある程度抑えることが可能であるものの、該伸縮を完全に防ぐことは出来ない。
又、浴槽等に使用される全長の長い遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ、具体的には1000mm以上のレリースワイヤにおいては、アウターチューブの収縮する長さが全体として大きくなる。その為、金属線が飛び出す問題が顕著に現れる。(通常、洗面台等に使用されるレリースワイヤは250mm〜400mm程度である。)
該アウターチューブ内に摺動自在に収納される、側面方向に可撓性を備え、軸方向に剛性を備えたインナーワイヤと、
前記アウターチューブに固着され、且つアウターチューブの軸方向に沿って配設される金属線と、
から成る遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤにおいて、
前記金属線は前記アウターチューブよりも温度変化による伸縮率の低い金属より成り、
前記アウターチューブは端部に硬質部材を有し、
前記硬質部材は、前記アウターチューブの軸方向の収縮により前記アウターチューブの端部より金属線が飛び出そうとする際金属線と当接し、当該金属線の飛び出しを防止することを特徴とする遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤである。
前記硬質部材がアウターチューブとアウターエンド間に配置固定されていることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤである。
請求項2乃至請求項5に記載の発明によれば、アウターチューブにアウターエンドがインサート成形されている為、アウターチューブとアウターエンドは離間することがない。又、前記硬質部材がアウターチューブとアウターエンド管に配置固定されている為、アウターチューブは金属線よりも収縮することが出来ない。
又、エルボ部材25は流入口26より流入した排水を側方の流出口27へと排出し、流路を湾曲させる。
尚、硬質部材7は上記の通り金属線5の軸方向延長線上に配置される為、後述するように、アウターチューブ2が軸方向に収縮した際飛び出そうとする金属線5と当接する箇所に位置している。
又、ワイヤーカバー12は前記排水栓22の取付部24に固定される。
そして、この状態においてもう一度操作部30に押動操作を加えると、スラストロック機構が再び作動し、前記固定が解除されることにより弁体23が下降し、排水口21を通水不可能に閉塞する。
以降、操作部30の押動を繰り返すことによって、弁体23の上下動を遠隔的且つ自在に操作することが出来る。
又、この時、流入口26より流入した排水は、流出口27へと流れると共に、該排水の一部が接続口28を介してチューブ管29内に流入する。
当該抑制力を超えてアウターチューブ2が収縮しようとしても、本発明ではアウターチューブ2の端部に金属製のワッシャーから成る硬質部材7が設けられている為、金属線5がアウターチューブ2の端部より飛び出そうとしても、硬質部材7が当接し、金属線5の飛び出しを押さえ付ける。従って、アウターチューブ2から金属線5が飛び出すことを防ぐことが出来る。
又、アウターチューブ2は端部にアウターエンド8がインサート成形されており、アウターチューブ2はアウターエンド8と離間不可能である為、アウターチューブ2は金属線5よりも収縮することが出来ない。その為、アウターチューブ2の収縮自体を更に抑制することが出来る。
アウターチューブ6の飛び出し長さが変わらず、弁体23の開閉を好適に行うことが出来る。
2 アウターチューブ
3 内層
4 外層
5 金属線
6 インナーワイヤ
7 硬質部材
8 アウターエンド
11 ロッド部
12 ワイヤーカバー
20 槽体
21 排水口
22 排水栓
23 弁体
24 取付部
25 エルボ部材
26 流入口
27 流出口
28 接続口
29 チューブ管
30 操作部
Claims (6)
- 筒状にして側面方向に可撓性を備え、軸方向に剛性を備えるアウターチューブと、
該アウターチューブ内に摺動自在に収納される、側面方向に可撓性を備え、軸方向に剛性を備えたインナーワイヤと、
前記アウターチューブに固着され、且つアウターチューブの軸方向に沿って配設される金属線と、
から成る遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤにおいて、
前記金属線は前記アウターチューブよりも温度変化による伸縮率の低い金属より成り、
前記アウターチューブは端部に硬質部材を有し、
前記硬質部材は、前記アウターチューブの軸方向の収縮により前記アウターチューブの端部より金属線が飛び出そうとする際金属線と当接し、当該金属線の飛び出しを防止することを特徴とする遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ。 - 前記アウターチューブにアウターエンドがインサート成形され、
前記硬質部材がアウターチューブとアウターエンド間に配置固定されていることを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ。 - 前記硬質部材が金属製のワッシャーであることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ。
- 前記硬質部材が、アウターチューブ内部に圧入される筒部分と外側方向に突出して構成されるフランジ部を有することを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ。
- 前記硬質部材が、アウターチューブ外周に嵌合される筒部分と内側方向に突出して構成されるフランジ部を有することを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ。
- 前記硬質部材が、アウターチューブ内周及び外周に嵌め込まれる形状であることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤ。
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