JP6030410B2 - グロープラグ及びグロープラグの製造方法 - Google Patents

グロープラグ及びグロープラグの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ディーゼルエンジンの始動の補助に用いるグロープラグ及びその製造方法に関する。
ディーゼルエンジンの始動を補助するために使用されるグロープラグは、導通により発熱するヒータを、ハウジング(例えば、主体金具)の先端側に保持しており、このヒータの先端部をエンジンの燃焼室内に突出させて用いる。また、ハウジング内には、ヒータの端子に電気的に導通して、軸線方向の後端側に向けて延びる金属製の導通部材(例えば、棒状の中軸)が挿通されている。さらに、ハウジングの後端側には、中軸の後端部に接続して、この中軸を介してヒータに電気的に導通する端子部材が配置されている。この端子部材は、外部との電気的な接続に用いられる。
このようなグロープラグでは、ハウジングでヒータを保持するにあたり、筒状の外筒にヒータを保持した上で、この外筒を介して、ヒータをハウジングに保持する構成としたものがある。その中には、外筒とハウジングとの間を、圧入によるしまりばめとし、これらの部材間のろう付けによる接合を廃して、製造工程の簡素化を図ったものもある。例えば、特許文献1には、セラミックヒータ1(ヒータ)、そのヒータ本体2の先端部が突出するようにその外周面を覆う金属外筒3(外筒)、この金属外筒3を外側から覆う筒状の主体金具4(ハウジング)等を備え、金属外筒3と主体金具4とを圧入によるしまりばめにより結合させたグロープラグが開示されている。
特開2002−333135号公報
前述したように、外筒とハウジングとの間を、圧入によるしまりばめとすることで、これらの部材間のろう付けによる接合を廃して、製造工程の簡素化を図ることができる。これにより、製造コストを下げて、グロープラグのコストダウンを図ることが可能となる。
ところで、このようなグロープラグにおいて、外筒のうちハウジング内に圧入される後端部の強度を向上させつつ、外筒のハウジング内への固定とヒータの保持を確実なものとするため、外筒の後端部を先端部よりも肉厚に形成する場合がある。なお、外筒をこのような形態、即ち、後端部を先端部よりも径大で肉厚な形態とするには、一般に切削加工が用いられる。
しかしながら、切削加工を用いると、加工自体のコストが掛かる上、径小な先端部を、材料を削り取って製作するため、材料の無駄が多い。一方、その他の加工方法としては、鍛造も考えられるが、加工形状が限られたり、加工できる素材が限られたりする。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、ヒータを保持した外筒をハウジングに圧入したグロープラグについて、外筒の製造コストを下げることにより、製造コストを抑えたグロープラグ及びその製造方法を提供することを目的とする。
その一態様は、軸線に沿って延びる円柱棒状で、通電により発熱するヒータと、上記軸線に沿う軸線方向に延びる筒孔を有する筒状で、上記ヒータの先端部を自身の先端から突出させた状態で、上記筒孔内に上記ヒータを保持してなる外筒と、上記軸線方向に延びる軸孔を有し、上記軸孔のうち上記軸線方向先端側の軸孔先端部内に、上記外筒のうち上記軸線方向後端側の外筒後端部が圧入され、この外筒後端部を介して上記ヒータを保持してなるハウジングと、を備え、上記外筒は、円筒状のベース部と、上記ベース部のうち上記軸線方向後端側のベース後端部に径方向外側から重なる一重または多重の円筒状の重なり部とを有し、上記外筒後端部は、上記ベース部及び上記重なり部で構成されてなり、前記外筒の前記外筒後端部は、前記ベース部と前記重なり部とが密着して、前記ハウジングの前記軸孔先端部内にしまりばめ状態に固定して保持されると共に、上記ベース部と上記重なり部とを弾性的に離間させようとする残留応力によっても、上記重なり部で上記軸孔先端部を内側から外側に向けて押圧してなるグロープラグである。
このグロープラグでは、外筒の外筒後端部は、円筒状のベース部と、このベース部の軸線方向後端側のベース後端部に径方向外側から重なる一重または多重の円筒状の重なり部で構成されている。これにより、外筒後端部を外筒の先端部よりも径大で肉厚な形態に形成できる一方、切削加工を用いて、径小な先端部を加工する必要がないので、材料の無駄も少なく、外筒の製造コストを下げることができ、安価なグロープラグとすることができる。
さらにこのグロープラグでは、外筒の外筒後端部は、ベース部と重なり部とが密着して、ハウジングの軸孔先端部内にしまりばめ状態に保持されている。さらにこれと共に、ベース部と重なり部とを弾性的に離間させようとする残留応力によっても、重なり部でハウジングの軸孔先端部を内側から外側に向けて押圧している。これにより、ハウジングと外筒との圧接をより強固なものとし、信頼性の高いグロープラグとすることができる。
なお、このような構成の外筒を得るにあたって、ベース部と重なり部とは、一体で成形しても良いし、それぞれ別体としても良い。
ベース部と重なり部とを別体とした場合には、例えば、円筒状のベース部をなす部材に円筒状の重なり部をなす部材を圧入等により重ね合わせる、あるいはさらに、ロウ付けで固定することにより、外筒を得る手法が挙げられる。また、より径大で肉厚な外筒後端部とするには、複数の円筒状の重なり部をなす部材を圧入等によりベース部に順次重ねる、あるいはさらに、ロウ付けで固定すると良い。
また、ベース部と重なり部とを一体に成形する場合の加工方法としては、具体的には、深絞り加工を用いて、ベース部に重なり部を重ねる前の状態(仮成形体)を一体成形した後、さらに、この仮成形体のベース部に折り返し等により、径方向外側から重なり部を重ねて外筒を得る手法が挙げられる。また、より径大で肉厚な外筒後端部とするには、多重の折り返し等により、重なり部を形成すれば良い。
さらに、上述のいずれかのグロープラグであって、前記外筒は、前記ベース部と前記重なり部とが、これらを含む一体の部材からなるグロープラグとすると良い。
このグロープラグでは、外筒は、ベース部と重なり部とが一体の部材で構成されているので、ベース部をなす部材と、これとは別体で重なり部をなす部材とを重ねたり、互いをロウ付け等により固定する工程が不要で、より安価なグロープラグとすることができる。
さらに、上述のいずれかのグロープラグであって、前記外筒は、前記重なり部が一重であるグロープラグとすると良い。
このグロープラグでは、外筒の重なり部が一重であるので、重なり部を多重とした外筒よりも簡易に形成することができ、さらに安価なグロープラグとすることができる。
他の態様は、軸線に沿って延びる円柱棒状で、通電により発熱するヒータと、上記軸線に沿う軸線方向に延びる筒孔を有する筒状で、上記ヒータの先端部を自身の先端から突出させた状態で、上記筒孔内に上記ヒータを保持してなる外筒と、上記軸線方向に延びる軸孔を有し、上記軸孔のうち上記軸線方向先端側の軸孔先端部内に、上記外筒のうち上記軸線方向後端側の外筒後端部が圧入され、この外筒後端部を介して上記ヒータを保持してなるハウジングと、を備え、上記外筒は、円筒状のベース部と、上記ベース部のうち上記軸線方向後端側のベース後端部に径方向外側から重なる一重または多重の円筒状の重なり部とを有し、上記外筒後端部は、上記ベース部及び上記重なり部で構成されてなり、前記外筒の前記外筒後端部は、前記ベース部と前記重なり部とが密着して、前記ハウジングの前記軸孔先端部内にしまりばめ状態に固定して保持されると共に、上記ベース部と上記重なり部とを弾性的に離間させようとする残留応力によっても、上記重なり部で上記軸孔先端部を内側から外側に向けて押圧してなるグロープラグの製造方法であって、上記ベース部及び上記ベース部の後端から鍔状に拡がる鍔状部を含む仮成形体を一体成形する仮成形体成形工程と、上記仮成形体の上記鍔状部を、一重または多重の円筒状に成形すると共に、上記ベース部の上記ベース後端部に上記径方向外側から重ねて、上記重なり部を形成する重なり部形成工程と、前記筒孔内に前記ヒータを保持した上記軸孔先端部内への圧入前の上記外筒の上記外筒後端部は、上記ベース部と上記重なり部との間に環状の隙間を有しており、上記ハウジングの上記軸孔先端部内に、上記ヒータを保持した上記外筒の上記外筒後端部を圧入する外筒圧入工程と、を備えるグロープラグの製造方法である。
このグロープラグの製造方法では、ベース部及び鍔状部を含む仮成形体を一体成形する仮成形体成形工程と、仮成形体の鍔状部を、一重または多重の円筒状に成形すると共に、ベース部のベース後端部に径方向外側から重ねて、重なり部を形成する重なり部形成工程とを備える。
ここで、仮成形体を成形する一体成形の手法としては、例えば、深絞り加工が挙げられる。このように、深絞り加工等を用いて仮成形体を一体成形した後、重なり部形成工程を経て外筒を形成することにより、同様の形態を切削加工で形成する場合に比して、外筒の加工費及び材料費を大幅に抑えることができ、ひいては、グロープラグ全体の製造コストを抑えることができる。
加えて、このグロープラグの製造方法では、筒孔内にヒータを保持した外筒の外筒後端部は、軸孔先端部内に圧入する前はベース部と重なり部との間に環状の隙間を有しており、外筒圧入工程において、ハウジングの軸孔先端部内に、この外筒の外筒後端部を圧入する。そして、これにより、外筒の外筒後端部は、ベース部と重なり部とが密着して、ハウジングの軸孔先端部内にしまりばめ状態に保持されると共に、ベース部と重なり部とを弾性的に離間させようとする残留応力によっても、重なり部でハウジングの軸孔先端部を内側から外側に向けて押圧している。したがって、圧入後の状態において、ハウジングの軸孔先端部と外筒の外筒後端部との間は、しまりばめ状態で保持されるほか、ベース部と重なり部とを弾性的に離間させようとする残留応力によっても押圧されるので、ハウジングと外筒との圧接をより強固なものとして、信頼性の高いグロープラグを製造することができる。
実施形態に係るグロープラグの縦断面図である。 実施形態に係るグロープラグのうち、セラミックヒータ及び外筒を含む先端部分を拡大した縦断面図である。 実施形態について、外筒の成形過程を模式的に示す縦断面図である。 実施形態について、主体金具の軸孔先端部内に外筒の外筒後端部を圧入する際の両者の関係を示す部分破断断面図である。 第1の変形形態について、外筒の成形過程を模式的に示す縦断面図である。 第2の変形形態について、外筒の成形後の形態を模式的に示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係るグロープラグ100について、全体の構造を説明する。図1は、グロープラグ100全体の縦断面図である。また、図2は、グロープラグ100のうち、セラミックヒータ130及び外筒150を含む先端部分を拡大した縦断面図である。なお、図1及び図2において、グロープラグ100の軸線AXに沿う軸線方向HJのうち、セラミックヒータ130が配置された側(図中下側)を先端側GSとし、これと反対側(図中上側)を後端側GKとして説明する。
グロープラグ100は、例えば、ディーゼルエンジンの燃料室に取り付けられ、エンジン始動時の点火を補助する熱源として利用される。このグロープラグ100は、ハウジングとしての主体金具110、中軸120、セラミックヒータ130(ヒータ)、リング部材140、外筒150、ピン端子160等から構成されている。
このうち主体金具110は、S45C相当の鉄系素材からなり、軸線方向HJに自身の金具基端部110kから金具先端部110sまで延びる筒状をなす。この主体金具110内には、軸孔110hが形成されている。また、主体金具110の外周面110mには、取り付け用の雄ネジ部111が形成されている。
また、主体金具110の後端部である金具基端部110kの外側には、外周面が六角柱状をなし、取り付け工具が係合する工具係合部113が形成されている。一方、この金具基端部110kの内側には、後端側GKに向かって軸孔110hを拡径するテーパ部115が形成され、軸孔110hの基端部は、大径孔110hkとされている。
中軸120は、ステンレス等の鉄系素材からなり、軸線方向HJに自身の中軸基端部120kから中軸先端部120sまで延びる棒状をなす。そして、中軸基端部120kを金具基端部110kから後端側GKに向けて突出させた状態で、主体金具110内に挿通されている。また、中軸先端部120sは、後述するリング部材140のリング基端部140k内に嵌合している。
セラミックヒータ130は、軸線方向HJに自身のヒータ基端部130kからヒータ先端部130sまで延びる棒状をなし、通電により発熱するヒータ先端部130sを金具先端部110sから先端側GSに向けて突出させた状態で、主体金具110内に挿通されている。このセラミックヒータ130は、絶縁性セラミック(具体的には、窒化珪素質セラミック)からなる棒状の絶縁基体131の内部に、導電性セラミック(具体的には、導電成分として炭化タングステンを含有する窒化珪素質セラミック)からなる発熱抵抗体132が埋設された構造をなす。
発熱抵抗体132は、発熱部133及び一対のリード部135,136を有する。このうち発熱部133は、U字状に曲げ返された形状をなし、ヒータ先端部130s内に配置されている。また、このU字状に曲げ返された発熱部133の両端には、一対のリード部135,136が繋がっており、このリード部135,136は、セラミックヒータ130の基端面130kmまで延びて露出している。また、各々のリード部135,136には、セラミックヒータ130の端子をなす電極取出部137,138が形成されている。即ち、リード部135には、ヒータ基端部130kにおいて電極取出部137が形成され、ヒータ基端部130kの外周に露出して、次述するリング部材140と電気的に接続されている。また、リード部136には、ヒータ基端部130kよりも先端側GSにおいて電極取出部138が形成され、セラミックヒータ130の外周に露出して、後述する外筒150と接続されている。
リング部材140は、ステンレスからなり、軸線方向HJに自身のリング基端部140kからリング先端部140sまで延びる筒状をなす。そして、主体金具110内に配置されて、中軸120とセラミックヒータ130との間を接続している。
このリング部材140のリング先端部140s内には、セラミックヒータ130のヒータ基端部130kが圧入され、セラミックヒータ130に設けられた電極取出部137がリング部材140に内側から当接して、両者が電気的に接続している。
一方、リング部材140のリング基端部140k内には、中軸120の中軸先端部120sが圧入され、リング部材140と中軸120とが電気的に接続している。さらに、リング部材140と中軸120とは、リング基端部140kと中軸先端部120sとの間に形成された溶接部149により、互いに固着されている。
外筒150は、ステンレスからなり、軸線方向HJに自身の外筒後端部150kから外筒先端部150sまで延びる筒状で、自身を貫通する筒孔150hが、軸線方向HJ(長手方向)に延びる直円筒形である一方、その外形は、外筒後端部150kが外筒先端部150sよりも径大とされた2段筒状をなす。この外筒150には、前述のセラミックヒータ130が、そのヒータ先端部130sを外筒先端部150sから先端側GSに向かって突出させると共に、ヒータ基端部130kを外筒後端部150kから後端側GKに向かって突出させた形態で圧入されている。即ち、外筒150は、ヒータ先端部130sを自身の先端150ssから突出させた状態で、筒孔150h内にセラミックヒータ130を保持している。なお、セラミックヒータ130に設けられた電極取出部138は、外筒150に内側から当接して電極取出部138と電気的に接続している。
また、外筒150の外筒後端部150kは、主体金具110の軸孔110hのうち、軸線方向HJ先端側GSの軸孔先端部110hs内に圧入されている。これにより、主体金具110の先端側GSの金具先端部110sは、外筒150を介してセラミックヒータ130を保持している。
中軸120の中軸基端部120kには、ピン端子160が被せられ、円周加締めにより固定されている。このピン端子160には、外部の電源から電力を供給するケーブル(図示しない)が接続される。また、ピン端子160は、主体金具110よりも後端側GKに配置され、ピン端子160及び中軸120の中軸基端部120kと主体金具110の金具基端部110kとの間には、これらの間を離間し、絶縁すべく、Oリング161及び鍔付き円筒状の絶縁スペーサ163が配置されている。具体的には、これらOリング161及び絶縁スペーサ163は、主体金具110の金具基端部110k(軸孔110hの大径孔110hk)内に、中軸120と間隙に配置されている。
次いで、図2及び図3を参照して、外筒150について、さらに詳細に説明する。前述したように、外筒150は、径大の外筒後端部150kと径小の外筒先端部150sとを有する2段筒状をなし、このうち外筒後端部150kは、主体金具110の軸孔先端部110hs内に圧入されている。そして、本実施形態では、この外筒150は、外筒先端部150sをもなす直円筒状のベース部150Bと、このベース部150Bのうち軸線方向HJ後端側GKのベース後端部150Bkに径方向外側から重なる、同じく円筒状の重なり部150Tとで構成されている(図2及び図3(b)参照)。即ち、外筒先端部150sは、ベース部150Bのうちの軸線方向HJ先端側GSの部位からなる。一方、外筒後端部150kは、ベース部150Bのうちのベース後端部150Bkと、このベース後端部150Bkに径方向外側から重なる重なり部150Tとからなる。
主体金具110の軸孔先端部110hs内に圧入される前の状態の外筒150について、図3(b)を参照して説明する。本実施形態では、外筒150のうち、ベース部150Bと重なり部150Tとは、ベース部150Bの後端150Bkkで繋がって一体とされており、重なり部150Tは、この後端150Bkkで折り返されて、ベース部150Bのベース後端部150Bkに径方向外側から重なっている。
このように、外筒150は、円筒状の部材から径小の外筒先端部150sを削り出す切削加工を用いることなく、外筒後端部150kを外筒先端部150sよりも径大で肉厚とした2段筒状の外形となっている。
また、重なり部150Tが後端150Bkkで折り返されることによって、自由状態では、ベース部150Bと重なり部150Tの間に環状の隙間150gを有している。
一方、図2に示すように、外筒150の外筒後端部150kは、主体金具110の軸孔先端部110hs内に圧入された状態においては、隙間150gがなく、ベース部150Bと重なり部150Tとが密着し、かつ、重なり部150Tが縮径して、主体金具110の軸孔先端部110hs内にしまりばめ状態に保持されている。
そして、この図2の状態において、ベース部150Bと重なり部150Tとが一体とされて、ベース部150Bの後端150Bkkで折り返され、また、重なり部150Tが縮径する変形がなされていることにより、ベース部150Bと重なり部150Tとの間には、これらを弾性的に離間させようとする残留応力が働いている。したがって、外筒150の外筒後端部150kは、主体金具110の軸孔先端部110hs内にしまりばめ状態に保持されると共に、この残留応力によっても、重なり部150Tで主体金具110の軸孔先端部110hsを内側から外側に向けて押圧している。これにより、主体金具110と外筒150との圧接がより強固なものとなっている。
以上で説明したように、本実施形態のグロープラグ100では、外筒150の外筒後端部150kは、円筒状のベース部150Bと、このベース部150Bの軸線方向HJ後端側GKのベース後端部150Bkに径方向外側から重なる同じく(一重の)円筒状の重なり部150Tとから構成されている。これにより、外筒後端部150kを外筒先端部150sよりも径大で肉厚な形態に形成できる一方、切削加工を用いて、径小な外筒先端部150sを形成する必要がないので、材料の無駄も少なく、外筒150の製造コストを下げることができ、安価なグロープラグ100とすることができる。
また、本実施形態のグロープラグ100では、外筒150の外筒後端部150kは、ベース部150Bと重なり部150Tとが密着して、主体金具110(ハウジング)の軸孔先端部110hs内にしまりばめ状態に保持されている。さらにこれと共に、ベース部150Bと重なり部150Tとを弾性的に離間させようとする残留応力によっても、重なり部150Tで主体金具110の軸孔先端部110hsを内側から外側に向けて押圧している。これにより、主体金具110と外筒150との圧接をより強固なものとし、信頼性の高いグロープラグ100とすることができる。
また、本実施形態のグロープラグ100では、外筒150は、ベース部150Bと重なり部150Tとが一体の部材で構成されているので、ベース部をなす部材と、これとは別体で重なり部をなす部材とを重ねたり、互いをロウ付等により固定する工程が不要で、より安価なグロープラグ100とすることができる。
また、本実施形態のグロープラグ100では、外筒150の重なり部150Tが一重であるので、重なり部を多重とした外筒よりも簡易に形成することができ、さらに安価なグロープラグ100とすることができる。
次いで、上記グロープラグ100の製造方法について、図1〜図4を参照しつつ説明する。
公知の手法により、丸棒状でヒータ先端部130sが半球状のセラミックヒータ130を得る。
また、ステンレス鋼材を円筒状に形成したリング部材140を用意し、その表面にAuメッキを施す。そして、リング部材140内に、セラミックヒータ130のヒータ基端部130kを圧入し、リング部材140とセラミックヒータ130の電極取出部137とを導通する。
次いで、図3を参照して、外筒150の成形方法について説明する。
まず、円板状のステンレス鋼材の板材を深絞り加工して、図3(a)に示す仮成形体150pを成形する(仮成形体成形工程)。この仮成形体150pは、円筒状のベース部150Bと、このベース部150Bの後端150Bkkから鍔状に拡がる直径がR1の鍔状部150Tpを含み、これらが一体成形されている。
そして、図3(b)に示すように、この仮成形体150pの鍔状部150Tpを、ベース部150Bの後端150Bkkで一重に折り返しつつ縮径させて、ベース部150Bのベース後端部150Bkに径方向外側から重なる重なり部150Tを形成し(重なり部形成工程)、外筒後端部150kを外筒先端部150sよりも径大で肉厚な形態とした2段筒状の外筒150を得る。
但し、この外筒150は、自由状態では、ベース部150Bと重なり部150Tとの間に環状の隙間150gを有している。
その後、外筒150の筒孔150h内に、セラミックヒータ130をしまりばめに圧入する。これにより、リング部材140を有するセラミックヒータ130が外筒150に保持される。なお、外筒150は、この筒孔150h内にセラミックヒータ130を保持していても、後述するように、軸孔先端部110hs内に圧入する前の自由状態において、外筒後端部150kのベース部150Bと重なり部150Tの間に環状の隙間150gを有している。
また別途、鉄系材料(例えば、Fe−Cr−Mo鋼)を棒状に形成した中軸120を用意し、リング部材140内に、この中軸120の中軸先端部120sを圧入して、その合わせ部位をレーザ溶接して溶接部149を形成する。これにより、中軸120と、セラミックヒータ130及びこれを保持する外筒150とがリング部材140を介して一体に結合される。
次に、S45C等の鉄系素材を筒状に形成した主体金具110を用意する。具体的には、その外周面110mに、ねじ山を転造し、雄ネジ部111を形成する。さらに切削加工等により、主体金具110の金具基端部110kにおける軸孔110hの開口部分に、軸線方向HJ後端側GKに向けてテーパ状に広がるテーパ部115を形成する。
その後、主体金具110の軸孔先端部110hs内に、セラミックヒータ130を保持した外筒150の外筒後端部150kを圧入する(外筒圧入工程)。図4は、この外筒圧入工程において、主体金具110の軸孔先端部110hs内に外筒150の外筒後端部150kを圧入する際の両者の関係を示している。
前述した通り、軸孔先端部110hs内に圧入する前の外筒150の外筒後端部150kは、自由状態で、ベース部150Bと重なり部150Tとの間に、環状の隙間150gを有している。
但し、図4に示すように、重なり部150Tを縮径させ、隙間150gがなくなるように、ベース部150Bと重なり部150Tとを密着させた状態での外筒後端部150kの外径φkが、主体金具110の軸孔先端部110hsの内径φsよりも径大となるようにしてある(φk>φs)。
そして、外筒圧入工程では、実際に隙間150gをなくし、ベース部150Bと重なり部150Tとを密着させ、外筒後端部150kの外径φkをさらに縮径させつつ、この外筒後端部150kを、主体金具110の軸孔先端部110hs内に圧入する。これにより、外筒150の外筒後端部150kは、主体金具110の軸孔先端部110hs内にしまりばめ状態に保持される。また、ベース部150Bと重なり部150Tとの間には、これらの間を弾性的に離間させようにする残留応力が働いている。このため、外筒150の外筒後端部150kは、この残留応力によっても、重なり部150Tで主体金具110の軸孔先端部110hsを内側から外側に向けて押圧している。
これにより、セラミックヒータ130は、外筒150を介して主体金具110の金具先端部110sに保持される。
なお、中軸120の中軸基端部120kは、主体金具110の金具基端部110kから後端側GKに向けて突出している。さらに、主体金具110の後端側GKから、Oリング161及び絶縁スペーサ163を中軸120の中軸基端部120kに外嵌し、これらOリング161及び絶縁スペーサ163を主体金具110の金具基端部110k(軸孔110hの大径孔110hk)内に配置する。そして、中軸基端部120kにピン端子160を嵌め込み、絶縁スペーサ163を介して、ピン端子160で主体金具110を先端側GSに押圧すると共にピン端子160の先端部分を径方向内側に加締めて、中軸120に固定する。
かくして、グロープラグ100が完成する。
以上で説明したように、本実施形態のグロープラグ100の製造方法では、仮成形体成形工程で、ベース部150B及び鍔状部150Tpを含む仮成形体150pを深絞り加工により一体成形する。また、重なり部形成工程で、仮成形体150pの鍔状部150Tpを、ベース部150Bの後端150Bkkで円筒状に折り返して、ベース部150Bのベース後端部150Bkに径方向外側から重ねて、重なり部150Tを形成する。
このように、深絞り加工を用いて仮成形体150pを一体成形した後、重なり部形成工程を経て外筒150を形成することにより、同様の形態、即ち、径大の外筒後端部150kと径小の外筒先端部150sを有する2段筒状の外筒150を、切削加工で形成する場合に比して、外筒150の加工費及び材料費を大幅に抑えることができ、さらには、グロープラグ100の製造コストを抑えることができる。
また、本実施形態のグロープラグ100の製造方法では、筒孔150h内にセラミックヒータ130(ヒータ)を保持した外筒150の外筒後端部150kは、軸孔先端部110hs内に圧入する前の自由状態ではベース部150Bと重なり部150Tとの間に環状の隙間150gを有しており、外筒圧入工程において、主体金具110(ハウジング)の軸孔先端部110hs内に、この外筒150の外筒後端部150kを圧入している。これにより、外筒150の外筒後端部150kは、ベース部150Bと重なり部150Tとが密着して、主体金具110の軸孔先端部110hs内にしまりばめ状態に保持されると共に、ベース部150Bと重なり部150Tとを弾性的に離間させようとする残留応力によっても、重なり部150Tで主体金具110の軸孔先端部110hsを内側から外側に向けて押圧している。したがって、圧入後の状態において、主体金具110の軸孔先端部110hsと外筒150の外筒後端部150kとの間は、しまりばめ状態で保持されるほか、ベース部150Bと重なり部150Tとを弾性的に離間させようとする残留応力によっても押圧されるので、主体金具110と外筒150との圧接をより強固なものとして、信頼性の高いグロープラグ100を製造することができる。
(変形形態1)
次に、上述の実施形態の第1の変形形態について、図1,図2及び図5を参照して説明する。上述の実施形態では、図3に示したように、外筒150の外筒後端部150kが、円筒状のベース部150Bと、このベース部150Bのベース後端部150Bkに径方向外側から重なる一重の円筒状の重なり部150Tとで構成されていた(図3(b)参照)。
これに対し、第1の変形形態では、図5に示すように、ベース部250Bのベース後端部250Bkに径方向外側から重なる重なり部250Tが、折り返し方向を変えて二回折り返されて二重の円筒状に形成されており、円筒状のベース部250Bと、この二重の円筒状の重なり部250Tとで、外筒250の外筒後端部250kが構成されている(図5(c)参照)。また、これにより、ベース部250Bと重なり部250Tとの間に、環状の隙間250gが形成されているほか、二重に重なった重なり部250T同士の間にも、環状の隙間250iが形成されている。そして、実施形態と同様に、外筒250は、図1及び図2に示すように(外筒250の外形は、記載を省略)、ヒータ先端部130sを自身の先端250ssから突出させた状態で、筒孔250h内にセラミックヒータ130を保持している。さらに、主体金具110の軸孔先端部110hs内に、外筒250の外筒後端部250kが圧入され、ベース部250Bと重なり部250Tとが、また、重なり部250T同士がそれぞれ密着した状態で、外筒後端部250kを介して、セラミックヒータ130が主体金具110に保持されている。
次いで、図5を参照して、第1の変形形態における外筒250の成形方法について説明する。
まず、仮成形体成形工程にて、円板状のステンレス鋼材の板材を深絞り加工して、図5(a)に示す仮成形体250pを成形する。この仮成形体250pは、円筒状のベース部250Bと、このベース部250Bの後端250Bkkから鍔状に拡がる直径がR2の鍔状部250Tpを含み、これらが一体となっている。なお、鍔状部250Tpは、その直径R2が、図3(a)の実施形態の鍔状部150Tpの直径R1に比して大きくなるように成形されている(R2>R1)。
次に、重なり部形成工程にて、まず、図5(b)に示すように、鍔状部250Tpを、ベース部250Bの後端250Bkkで一回折り返すと共に縮径させて、ベース部250Bのベース後端部250Bkに径方向外側から重ねる。さらにその後、図5(c)に示すように、鍔状部250Tpを、折り返し方向を変えてもう一回折り返すと共に縮径させて、ベース後端部250Bkに径方向外側から重ねる。これにより、ベース部250Bのベース後端部250Bkに径方向外側から重なる二重の円筒状の重なり部250Tが形成され、外筒後端部250kが外筒先端部250sよりも径大で肉厚な形態の外筒250を得る。
このように、この第1の変形形態においても、仮成形体250pを一体成形した後、重なり部形成工程を経て外筒250を形成することにより、切削加工を用いる場合に比して、外筒250の加工費及び材料費を大幅に抑えることができ、グロープラグ100の製造コストを抑えることができるなど、実施形態と同様の作用効果を奏する。
(変形形態2)
次いで、第2の変形形態について、図1,図2及び図6を参照して説明する。上述の第1の変形形態では、外筒250の重なり部250Tを、ベース部250Bのベース後端部250Bkに径方向外側から、折り返し方向を変えて二回折り返して、二重の円筒状に形成した。
これに対し、第2の変形形態では、図6に示すように、外筒350の重なり部350Tを、ベース部350Bのベース後端部350Bkに径方向外側から、渦巻状に同方向に二回折り返して、二重の円筒状に形成する。また、この場合も、ベース部350Bと重なり部350Tとの間に、環状の隙間350gが形成されるほか、二重に重なった重なり部350T同士の間にも、環状の隙間350iが形成されている。そして、実施形態及び第1の変形形態と同様に、外筒350は、図1及び図2に示すように(外筒350の外形は、記載を省略)、ヒータ先端部130sを自身の先端350ssから突出させた状態で、筒孔350h内にセラミックヒータ130を保持している。さらに、主体金具110の軸孔先端部110hs内に、外筒350の外筒後端部350kが圧入され、この外筒後端部350kを介して、セラミックヒータ130が主体金具110に保持されている。
この第2の変形形態でも、上述の第1の変形形態と同じく、外筒350の加工費及び材料費を抑えて、グロープラグ100の製造コストを抑えることができるなど、実施形態と同様の作用効果を奏する。
但し、第1の変形形態の外筒250と第2の変形形態の外筒350とを比べると、重なり部250T,350Tの折り返し方向と圧入の方向の関係から、重なり部350Tが渦巻状に同方向に折り返された第2の変形形態の外筒350の方が、主体金具110の軸孔先端部110hs内に圧入し易い利点がある。
以上において、本発明を実施形態及び変形形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態及び変形形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態等では、グロープラグ100として、セラミックヒータ130を備えたいわゆるセラミックグロープラグを例示したが、これに限られず、金属製のシース内に発熱コイル、あるいは発熱コイル及び制御コイルを収容するヒータを備えたいわゆるメタルグロープラグを用いても良い。
また、実施形態及び変形形態では、ベース部150B(250B,350B)と重なり部150T(250T,350T)とが一体に繋がった例を示した。しかし、ベース部と重なり部とを、別体で形成しても良く、例えば、ベース部と、これとは別に形成した円筒状の重なり部とを重ね合わせて互いに圧接したものとしても良い。
AX 軸線
HJ 軸線方向
GS 先端側
GK 後端側
100 グロープラグ
110 主体金具(ハウジング)
110ss (主体金具の)先端
110h 軸孔
110hs 軸孔先端部
120 中軸
130 セラミックヒータ(ヒータ)
137,138 電極取出部
140 リング部材
150,250,350 外筒
150k,250k,350k 外筒後端部
150ss,250ss,350ss (外筒の)先端
150h,250h,350h 筒孔
150B,250B,350B ベース部
150Bk,250Bk,350Bk ベース後端部
150Bkk,250Bkk,350Bkk (ベース部の)後端
150T,250T,350T 重なり部
150g,250g,350g (ベース部と重なり部との間の)隙間
150p,250p 仮成形体
150Tp,250Tp 鍔状部

Claims (4)

  1. 軸線に沿って延びる円柱棒状で、通電により発熱するヒータと、
    上記軸線に沿う軸線方向に延びる筒孔を有する筒状で、上記ヒータの先端部を自身の先端から突出させた状態で、上記筒孔内に上記ヒータを保持してなる外筒と、
    上記軸線方向に延びる軸孔を有し、上記軸孔のうち上記軸線方向先端側の軸孔先端部内に、上記外筒のうち上記軸線方向後端側の外筒後端部が圧入され、この外筒後端部を介して上記ヒータを保持してなるハウジングと、を備え、
    上記外筒は、
    円筒状のベース部と、
    上記ベース部のうち上記軸線方向後端側のベース後端部に径方向外側から重なる一重または多重の円筒状の重なり部とを有し、
    上記外筒後端部は、上記ベース部及び上記重なり部で構成されてなり、
    前記外筒の前記外筒後端部は、
    前記ベース部と前記重なり部とが密着して、前記ハウジングの前記軸孔先端部内にしまりばめ状態に固定して保持されると共に、
    上記ベース部と上記重なり部とを弾性的に離間させようとする残留応力によっても、上記重なり部で上記軸孔先端部を内側から外側に向けて押圧してな
    グロープラグ。
  2. 請求項1に記載のグロープラグであって、
    前記外筒は、
    前記ベース部と前記重なり部とが、これらを含む一体の部材からなる
    グロープラグ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のグロープラグであって、
    前記外筒は、
    一重の前記重なり部を有する
    グロープラグ。
  4. 軸線に沿って延びる円柱棒状で、通電により発熱するヒータと、
    上記軸線に沿う軸線方向に延びる筒孔を有する筒状で、上記ヒータの先端部を自身の先端から突出させた状態で、上記筒孔内に上記ヒータを保持してなる外筒と、
    上記軸線方向に延びる軸孔を有し、上記軸孔のうち上記軸線方向先端側の軸孔先端部内に、上記外筒のうち上記軸線方向後端側の外筒後端部が圧入され、この外筒後端部を介して上記ヒータを保持してなるハウジングと、を備え、
    上記外筒は、
    円筒状のベース部と、
    上記ベース部のうち上記軸線方向後端側のベース後端部に径方向外側から重なる一重または多重の円筒状の重なり部とを有し、
    上記外筒後端部は、上記ベース部及び上記重なり部で構成されてなり、
    前記外筒の前記外筒後端部は、
    前記ベース部と前記重なり部とが密着して、前記ハウジングの前記軸孔先端部内にしまりばめ状態に固定して保持されると共に、
    上記ベース部と上記重なり部とを弾性的に離間させようとする残留応力によっても、上記重なり部で上記軸孔先端部を内側から外側に向けて押圧してな
    グロープラグの製造方法であって、
    上記ベース部及び上記ベース部の後端から鍔状に拡がる鍔状部を含む仮成形体を一体成形する仮成形体成形工程と、
    上記仮成形体の上記鍔状部を、一重または多重の円筒状に成形すると共に、上記ベース部の上記ベース後端部に上記径方向外側から重ねて、上記重なり部を形成する重なり部形成工程と、
    前記筒孔内に前記ヒータを保持した上記軸孔先端部内への圧入前の上記外筒の上記外筒後端部は、上記ベース部と上記重なり部との間に環状の隙間を有しており、
    上記ハウジングの上記軸孔先端部内に、上記ヒータを保持した上記外筒の上記外筒後端部を圧入する外筒圧入工程と、を備える
    グロープラグの製造方法。
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