JP6030044B2 - 乗物用シートのバックフレーム構造 - Google Patents

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本発明は、自動車、飛行機、船、電車等の乗物に搭載されるシートのバックフレーム構造に関する。
乗物用シートのバックフレーム構造の1つとして、シートバックの骨格となる枠形状のバックフレームを形成するに当たり、サイドフレームとアッパフレームをシートベルトのベルトガイドを取り付けるためのブラケットを介して接合する構造が下記特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたバックフレーム構造においては、アッパフレームがブラケットの横方向長さいっぱいに重ね合わせられて接合され、サイドフレームもブラケットの縦方向長さの半分程度と重ね合わせられて接合されている。
特開2013−209003号公報
上述の構造においては、アッパフレームやサイドフレームとブラケットとの重なり合う部分が多いため、強度的にはしっかり組み付けられるのであるが、重量が大きくなるという不具合があった。また、上述の構造においては、アッパフレーム、サイドフレーム、ブラケットとも鉄製の部材を使用しているため線状の溶接で組み付けた場合であっても十分な強度確保が可能であるが、アルミニウムやマグネシウムといった軽合金の材料を用いた場合には十分な強度が確保できないおそれがあった。
このような問題に鑑み本発明の課題は、アッパフレームとサイドフレームをブラケットを介して接合する構造のバックフレームにおいて、アッパフレームやサイドフレームやブラケットに軽合金の材料を使用した場合でも強度を確保しながら重量の増加を抑えることができる構造を提供することにある。
本発明の第1発明は、上下方向に延びる第1フレームの上端部と、上下方向に延びるとともに途中から左右方向に曲がって延びる第2フレームの先端部をベルトガイドブラケットを介して結合し、門型に形成した乗物用シートのバックフレーム構造であって、
前記第1フレームは、閉断面形状部を有し、前記第2フレームも閉断面形状部を有し、前記ベルトガイドブラケットの一部であって前記第1フレームの閉断面形状部の内壁部に適応する形状を有する第1係合部を前記第1フレームの閉断面形状部に差し込んで固定し、前記ベルトガイドブラケットの他の一部であって前記第2フレームの閉断面形状部の内壁部に適応する形状を有する第2係合部を前記第2フレームの閉断面形状部に差し込んで固定することを特徴とする。
第1発明によれば、ベルトガイドブラケットの一部であって第1フレームの閉断面形状部の内壁部に適応する形状を有する第1係合部を前記第1フレームの閉断面形状部に差し込んで固定し、ベルトガイドブラケットの他の一部であって第2フレームの閉断面形状部の内壁部に適応する形状を有する第2係合部を前記第2フレームの閉断面形状部に差し込んで固定するので、第1フレームおよび第2フレームとベルトガイドブラケットとの重なり合う部分が少なくでき重量低減が可能となる。また、第1フレームおよび第2フレームとベルトガイドブラケットとの重なり合う部分では全面が当接した嵌めあい状となっているので十分な接合強度が得られる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、少なくとも前記第1係合部もしくは前記第2係合部のいずれか1つを、前記第1フレームの閉断面形状部もしくは前記第2フレームの閉断面形状部に差し込んで固定する際、前記第1フレームの閉断面形状部もしくは前記第2フレームの閉断面形状部が縮められて固定されていることを特徴とする。
第2発明によれば、第1係合部もしくは第2係合部のいずれか1つに対して第1フレームの閉断面形状部もしくは第2フレームの閉断面形状部が差し込まれ縮められて固定されているので接合強度をよりいっそう高めることができる。
本発明の第3発明は、上記第2発明において、少なくとも前記第1係合部もしくは前記第2係合部のいずれか1つには先端部が拡がった掛止め部が形成されていることを特徴とする。
第3発明によれば、第1係合部もしくは第2係合部のいずれか1つには先端部が拡がった掛止め部が形成されているので、第1フレームの閉断面形状部もしくは第2フレームの閉断面形状部が差し込まれ縮められて固定された場合、抜けにくくなり接合強度をさらに高めることができる。
本発明の第4発明は、上記第2発明において、少なくとも前記第1係合部もしくは前記第2係合部のいずれか1つには前記第1フレームの閉断面形状部もしくは前記第2フレームの閉断面形状部の一部がくい込む掛止め孔が表面に形成されていることを特徴とする。
第4発明によれば、第1係合部もしくは第2係合部のいずれか1つには、表面に掛止め孔が形成されているので、第1フレームの閉断面形状部もしくは第2フレームの閉断面形状部が差し込まれ縮められて固定された場合、第1フレームの閉断面形状部もしくは第2フレームの閉断面形状部の一部が掛止め孔にくい込んで抜けにくくなり接合強度をさらに高めることができる。
本発明の第5発明は、上記第1発明ないし上記第4発明のいずれかにおいて、前記第1フレームおよび前記第2フレームがアルミニウムもしくはマグネシウムの軽合金製であることを特徴とする。
第5発明によれば、第1フレームおよび第2フレームがアルミニウムもしくはマグネシウムの軽合金製であるのでさらに軽量化を図ることができる。
本発明の一実施形態の斜視図である。 図1のII−II矢視線断面図である。 図1のIII−III矢視線断面図である。 図1のIV−IV矢視線断面図である。 上記実施形態のベルトガイドブラケットの斜視図である。 (A)上記実施形態のバックフレームを組み立てる手順を説明する図であり、電磁縮管加工前の図である。(B)上記実施形態のバックフレームを組み立てる手順を説明する図であり、電磁縮管加工後の図である。 (A)他の実施形態のバックフレームを組み立てる手順を説明する図であり、電磁縮管加工前の図である。(B)他の実施形態のバックフレームを組み立てる手順を説明する図であり、電磁縮管加工後の図である。
図1〜6は、本発明の一実施形態を示す。本実施形態は、自動車用シートのバックフレーム(以下、単にバックフレームという)に本発明を適用した例を示す。各図中、矢印によりバックフレームを取り付けた自動車用シートを自動車のフロアに取り付けた時の自動車の各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1に示すように、本実施形態のバックフレーム10は、シートベルト内蔵タイプのシートであってシートベルトの巻取り装置(図示しない)を取り付け可能なものである。バックフレーム10は、上下方向に延び右側のサイドフレーム機能を果たす第1フレーム20と、上下方向に延びるとともに途中から左右方向に延びて左側のサイドフレーム部31とアッパフレーム部32を有し、左側のサイドフレーム機能とアッパフレーム機能を果たす第2フレーム30と、第1フレーム20と第2フレーム30を結合するベルトガイドブラケット40と、センターフレーム50と、ロアフレーム60とからなる。
第1フレーム20は、図2に示す断面形状を有するアルミニウム合金の押出し材をベースに作られている。図2において、変形六角形の閉断面形状部27は、側辺部27aと、前辺部27bと、他の側辺部27cと、後辺部27fと、前辺部27bと他の側辺部27cをつなぐ前連結部27dと、後辺部27fと他の側辺部27cをつなぐ後連結部27eとから構成される。側辺部27aと他の側辺部27c、前辺部27bと後辺部27fはそれぞれ平行の関係にあり、前辺部27bは側辺部27a、他の側辺部27c、後辺部27f、前連結部27d、後連結部27eに比べて肉厚に形成されている。この閉断面形状部27に結合されるコの字状断面形状部26は、側辺部26a、後辺部26b、他の側辺部26cとから構成される。側辺部26aと他の側辺部26cは平行の関係にあり、後辺部26bは側辺部26a、他の側辺部26cに比べて肉厚に形成されている。前辺部27bと後辺部26bが肉厚に形成されているのは、第1フレーム20に前後方向の曲げモーメントが加えられたときに応力が高まる部分を強化するためである。
図1に示すように、第1フレーム20は、側面視でくの字状に折り曲げられ上下方向の中間部よりやや下の部分22から上部が後方に反った形状をしている。また、下端部から上方に向かって全長の2/3程度までの部分は、その断面が図2に示されるように閉断面形状部27にコの字状断面形状部26が結合され2つの閉断面形状を構成している。上端部から全長の1/3程度までの部分は、その断面が図3に示されるように閉断面形状部27に側辺部26aと他の側辺部26cの一部が後方に向かって立設された1つの閉断面形状を構成している。これは、下端部から全長の2/3程度上方の部分を起点に上方に向かってコの字状断面形状部26の後辺部26bと側辺部26aと他の側辺部26cを、側辺部26aと他の側辺部26cの長さが上方に向かって徐々に短くなるように削り取る加工を施したためである。この加工の狙いは、第1フレーム20の上端に加えられる前後方向の曲げモーメントの大きさに即するように、第1フレーム20の断面係数を上下方向で変えてそれぞれの部位で必要十分な断面係数とすることにより重量の軽減を図ることにある。
図1に示すように、第1フレーム20の下端部近傍には側辺部27aと他の側辺部27cに同軸の貫通孔24が、側辺部26aと他の側辺部26cに同軸の貫通孔25があけられている。これは、第1フレーム20をリクライニング装置(図示せず)を介してシートクッションフレーム(図示せず)に取り付けるためのものである。
第2フレーム30は、図4に示す断面形状を有するアルミニウム合金の押出し材をベースに作られている。図4において、変形六角形の閉断面形状部37は、側辺部37aと、前辺部37bと、他の側辺部37cと、後辺部37fと、前辺部37bと他の側辺部37cをつなぐ前連結部37dと、後辺部37fと他の側辺部37cをつなぐ後連結部37eとから構成される。側辺部37aと他の側辺部37c、前辺部37bと後辺部37fはそれぞれ平行の関係にあり、側辺部37a、前辺部37b、他の側辺部37c、前連結部37d、後連結部37e、後辺部37fはすべて同じ肉厚に形成されている。同じ肉厚に形成されている理由は、第2フレーム30は第1フレーム20と比べてシートベルトから加えられる前後方向の曲げモーメントが小さく同じ肉厚で十分強度が確保できるためである。
図1に示すように、第2フレーム30は、側面視でくの字状に折り曲げられ上下方向の中間部よりやや下の部分32から上部が後方に反った形状のサイドフレーム部31と、サイドフレーム部31上部から連続して左右方向に延びるアッパフレーム部32を有する。サイドフレーム部31とアッパフレーム部32の断面形状は図4に示す形状で一定である。アッパフレーム部32には所定の孔が2個あけられそこにホルダー33が2個取り付けられている。また、サイドフレーム部31の下部には側辺部37aと他の側辺部37cに同軸の貫通孔34と同軸の貫通孔35が上下方向に並んであけられている。これは、第2フレーム30をリクライニング装置(図示せず)を介してシートクッションフレーム(図示せず)に取り付けるためのものである。
図1および図5に示すように、ベルトガイドブラケット40はアルミニウム合金のダイキャスト成形によって作られている。本体部41は、上辺部が短く下辺部が長い略山型形状の板状部41aの側部に、板状部41aに対して垂直方向に配設された略三角形形状の小型の外側側板41bと大型の内側側板41cと、上辺部に設けられたベルト摺動部41dと、下辺部に板状部41aに対して垂直方向に配設された略長方形形状の下板部41eと、板状部41aの表面と裏面に板状部41aに対して垂直方向に設けられたハニカム状のリブ41fとから形成されている。上辺部のベルト摺動部41dはバックフレーム10の外側に向かって下がる傾斜がつけられており、その表面はシートベルトが摺動しやすいように滑らかな凸面とされている。ベルト摺動部41dは、センターフレーム50の中央部付近に取り付けられたシートベルト巻取り装置(図示せず)から引き出されたシートベルト(図示せず)を摺動自在に載置して折り返し着座者の正面に供給するものである。上記のような本体部41の構造は、ベルトガイドブラケット40の所定の強度を保ちながら軽量化を図るものである。
下板部41eの右側端部、すなわちバックフレーム10外側方向端部には第1フレーム20の閉断面形状部27に差し込んで固定するための第1係合部42が設けられている。第1係合部42はパイプ状の構造物で、外側には、下端部に拡がった断面形状の掛止め部42bと,それより下板部41e側には掛止め部42bより縮まった断面形状の一般部42aが設けられている。掛止め部42bの断面形状は、第1フレーム20の閉断面形状部27の内側断面形状と相似形でわずかに小さいものとなっている。これによって、第1係合部42を第1フレーム20の閉断面形状部27に差し込めるようになっている。また、内側には左右方向に対向する辺部を連結する立ち壁部(図示せず)が設けられ断面形状の崩れを防止できるようになっている。内側側板41cの下端部には第2フレーム30の閉断面形状部37に差し込んで固定するための第2係合部43が設けられている。第2係合部43はパイプ状の構造物で、外側には、左端部に拡がった断面形状の掛止め部43bと,それより内側側板41c側には掛止め部43bより縮まった断面形状の一般部43aが設けられている。掛止め部43bの断面形状は、第2フレーム30の閉断面形状部37の内側断面形状と相似形でわずかに小さいものとなっている。これによって、第2係合部43を第2フレーム30の閉断面形状部37に差し込めるようになっている。また、内側には上下方向に対向する辺部を連結する立ち壁部43cが設けられ断面形状の崩れを防止できるようになっている。
図1に示すように、センターフレーム50は一定断面形状を有するアルミニウム合金の押出し材を折り曲げ加工して作成した部材であり、第1フレーム20と第2フレーム30を上下方向中間部付近で連結している。中央やや右寄りに設けられている孔51は、シートベルト巻取り装置(図示せず)を取り付けるためのものである。ロアフレーム60は、略矩形断面形状を有するアルミニウム合金の押出し材を折り曲げ加工して作成した部材であり、第1フレーム20と第2フレーム30を上下方向下端部付近で連結している。
第1フレーム20、第2フレーム30、ベルトガイドブラケット40、センターフレーム50、ロアフレーム60を組み立ててバックフレーム10を形成する手順を説明する。図6(A)に示すように、第1フレーム20の上端部の閉断面形状部27にベルトガイドブラケット40の第1係合部42を差込み、第2フレーム30のアッパフレーム部32端部の閉断面形状部37にベルトガイドブラケット40の第2係合部43を差込む。この状態で、第1係合部42が差し込まれた第1フレーム20の上端部の閉断面形状部27と、第2係合部43が差し込まれた第2フレーム30のアッパフレーム部32端部の閉断面形状部37に電磁縮管成形を施す。ここで、電磁縮管成形とは大容量のコンデンサに充電した高電圧の電流を一瞬で電磁コイルに流し、瞬間的に生じる磁場を利用してアルミを加工する技術である。ワークである第1フレーム20の閉断面形状部27および第2フレーム30の閉断面形状部37の外側に電磁コイルを配置して電流を流すことにより、第1フレーム20の閉断面形状部27および第2フレーム30の閉断面形状部37を縮ませ第1係合部42および第2係合部43に密着させる。図6(B)にこの成形を施した後の第1係合部42および第2係合部43に第1フレーム20および第2フレーム30が結合された状況を示す。このとき、第1係合部42および第2係合部43の端部には掛止め部42bおよび掛止め部43bが設けられているのでこの部分を縮められた第1フレーム20の閉断面形状部27および第2フレーム30の閉断面形状部37がしっかりくわえ込み高強度な結合が完成する。こののち、センターフレーム50とロアフレーム60を第1フレーム20と第2フレーム30間に溶接等で固定してバックフレーム10が完成される。
なお、上記手順において、第1フレーム20の上端部の閉断面形状部27にベルトガイドブラケット40の第1係合部42を差込み、この状態で、第1係合部42が差し込まれた第1フレーム20の上端部の閉断面形状部27に電磁縮管成形を施したのち、第2フレーム30のアッパフレーム部32端部の閉断面形状部37にベルトガイドブラケット40の第2係合部43を差込み、この状態で、第2係合部43が差し込まれた第2フレーム30のアッパフレーム部32端部の閉断面形状部37に電磁縮管成形を施してもよい。またこの逆の順序でもよい。すなわち、ベルトガイドブラケット40の第1係合部42への第1フレーム20の取り付けとベルトガイドブラケット40の第2係合部43への第2フレーム30の取り付けを片方ずつ行ってもよい。
以上のように構成される本実施形態は、以下のような作用効果を奏する。
ベルトガイドブラケット40の第1係合部42を第1フレーム20の閉断面形状部27に差し込んで固定するとともに、ベルトガイドブラケット40の第2係合部43を第2フレーム30の閉断面形状部37に差し込んで固定するので、第1フレーム20および第2フレーム30とベルトガイドブラケット40との重なり合う部分が少なくでき重量低減が可能となる。また、第1フレーム20および第2フレーム30とベルトガイドブラケット40との結合部分では第1係合部42の掛止め部42bおよび第2係合部43の掛止め部43bを第1フレーム20および第2フレーム30がしっかりくわえ込んで電磁縮管成形されているので十分な接合強度が得られる。さらに、第1フレーム20、第2フレーム30、ベルトガイドブラケット40、センターフレーム50、ロアフレーム60ともアルミニウム合金製であるため軽量化が図られる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、
1.上記実施形態では、ベルトガイドブラケット40の第1係合部42に掛止め部42bを、第2係合部43に掛止め部43bを設けることによって第1フレーム20および第2フレーム30の電磁縮管成形時にくい込みを強くすることによって強度向上を図ったが、これに限らず、図7に示すように、他の実施形態として、第1係合部42の外形形状を一定断面部42eとして、その左右表面同士を結んで貫通する掛止め孔42dを設けて、第2係合部43の外形形状を一定断面部43eとして、その上下表面同士を結んで貫通する掛止め孔43dを設けて,第1フレーム20および第2フレーム30の電磁縮管成形時にくい込ませてもよい。さらには、第1係合部42や第2係合部43の表面を荒らしたり、これらの方策を組み合わせたりしてもよい。
2.上記実施形態では、第1フレーム20、第2フレーム30、ベルトガイドブラケット40、センターフレーム50、ロアフレーム60ともアルミニウム合金を用いたがこれに限らずマグネシウム合金等を用いてもよいし、これらを組み合わせて使用してもよい。さらに強度的に満足するものならばベルトガイドブラケット40をガラスもしくはカーボン等の強化樹脂を用いてもよい。
3.上記実施形態では、ベルトガイドブラケット40をアルミニウム合金のダイキャスト成形で作成したが、これに限らずアルミニウム合金の鍛造・切削等で作成してもよい。
4.上記実施形態では、本発明を自動車のシートバックフレームに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートのバックフレームに適用しても良い。
10 バックフレーム
20 第1フレーム
27 閉断面形状部
30 第2フレーム
37 閉断面形状部
40 ベルトガイドブラケット
41 本体部
42 第1係合部
42b 掛止め部
42d 掛止め孔
43 第2係合部
43b 掛止め部
43d 掛止め孔

Claims (5)

  1. 上下方向に延びる第1フレームの上端部と、上下方向に延びるとともに途中から左右方向に曲がって延びる第2フレームの先端部をベルトガイドブラケットを介して結合し、門型に形成した乗物用シートのバックフレーム構造であって、
    前記第1フレームは、閉断面形状部を有し、前記第2フレームも閉断面形状部を有し、前記第1フレームの閉断面形状部は、前記第1フレームの前後方向に対して垂直に延びて前記第1フレームの前方向に位置する前辺部を有し、該前辺部は他の辺部に比べて肉厚に形成されており、
    前記ベルトガイドブラケットの一部であって前記第1フレームの閉断面形状部の内壁部に適応する形状を有する第1係合部を前記第1フレームの閉断面形状部に差し込んで固定し、前記ベルトガイドブラケットの他の一部であって前記第2フレームの閉断面形状部の内壁部に適応する形状を有する第2係合部を前記第2フレームの閉断面形状部に差し込んで固定することを特徴とする乗物用シートのバックフレーム構造。
  2. 請求項1において、少なくとも前記第1係合部もしくは前記第2係合部のいずれか1つを、前記第1フレームの閉断面形状部もしくは前記第2フレームの閉断面形状部に差し込んで固定する際、前記第1フレームの閉断面形状部もしくは前記第2フレームの閉断面形状部が縮められて固定されていることを特徴とする乗物用シートのバックフレーム構造。
  3. 請求項2において、少なくとも前記第1係合部もしくは前記第2係合部のいずれか1つには先端部が拡がった掛止め部が形成されていることを特徴とする乗物用シートのバックフレーム構造。
  4. 請求項2において、少なくとも前記第1係合部もしくは前記第2係合部のいずれか1つには前記第1フレームの閉断面形状部もしくは前記第2フレームの閉断面形状部の一部がくい込む掛止め孔が表面に形成されていることを特徴とする乗物用シートのバックフレーム構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記第1フレームおよび前記第2フレームがアルミニウムもしくはマグネシウムの軽合金製であることを特徴とする乗物用シートのバックフレーム構造。


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