JP6030044B2 - 乗物用シートのバックフレーム構造 - Google Patents
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Description
このような問題に鑑み本発明の課題は、アッパフレームとサイドフレームをブラケットを介して接合する構造のバックフレームにおいて、アッパフレームやサイドフレームやブラケットに軽合金の材料を使用した場合でも強度を確保しながら重量の増加を抑えることができる構造を提供することにある。
前記第1フレームは、閉断面形状部を有し、前記第2フレームも閉断面形状部を有し、前記ベルトガイドブラケットの一部であって前記第1フレームの閉断面形状部の内壁部に適応する形状を有する第1係合部を前記第1フレームの閉断面形状部に差し込んで固定し、前記ベルトガイドブラケットの他の一部であって前記第2フレームの閉断面形状部の内壁部に適応する形状を有する第2係合部を前記第2フレームの閉断面形状部に差し込んで固定することを特徴とする。
第1発明によれば、ベルトガイドブラケットの一部であって第1フレームの閉断面形状部の内壁部に適応する形状を有する第1係合部を前記第1フレームの閉断面形状部に差し込んで固定し、ベルトガイドブラケットの他の一部であって第2フレームの閉断面形状部の内壁部に適応する形状を有する第2係合部を前記第2フレームの閉断面形状部に差し込んで固定するので、第1フレームおよび第2フレームとベルトガイドブラケットとの重なり合う部分が少なくでき重量低減が可能となる。また、第1フレームおよび第2フレームとベルトガイドブラケットとの重なり合う部分では全面が当接した嵌めあい状となっているので十分な接合強度が得られる。
第2発明によれば、第1係合部もしくは第2係合部のいずれか1つに対して第1フレームの閉断面形状部もしくは第2フレームの閉断面形状部が差し込まれ縮められて固定されているので接合強度をよりいっそう高めることができる。
第3発明によれば、第1係合部もしくは第2係合部のいずれか1つには先端部が拡がった掛止め部が形成されているので、第1フレームの閉断面形状部もしくは第2フレームの閉断面形状部が差し込まれ縮められて固定された場合、抜けにくくなり接合強度をさらに高めることができる。
第4発明によれば、第1係合部もしくは第2係合部のいずれか1つには、表面に掛止め孔が形成されているので、第1フレームの閉断面形状部もしくは第2フレームの閉断面形状部が差し込まれ縮められて固定された場合、第1フレームの閉断面形状部もしくは第2フレームの閉断面形状部の一部が掛止め孔にくい込んで抜けにくくなり接合強度をさらに高めることができる。
第5発明によれば、第1フレームおよび第2フレームがアルミニウムもしくはマグネシウムの軽合金製であるのでさらに軽量化を図ることができる。
ベルトガイドブラケット40の第1係合部42を第1フレーム20の閉断面形状部27に差し込んで固定するとともに、ベルトガイドブラケット40の第2係合部43を第2フレーム30の閉断面形状部37に差し込んで固定するので、第1フレーム20および第2フレーム30とベルトガイドブラケット40との重なり合う部分が少なくでき重量低減が可能となる。また、第1フレーム20および第2フレーム30とベルトガイドブラケット40との結合部分では第1係合部42の掛止め部42bおよび第2係合部43の掛止め部43bを第1フレーム20および第2フレーム30がしっかりくわえ込んで電磁縮管成形されているので十分な接合強度が得られる。さらに、第1フレーム20、第2フレーム30、ベルトガイドブラケット40、センターフレーム50、ロアフレーム60ともアルミニウム合金製であるため軽量化が図られる。
1.上記実施形態では、ベルトガイドブラケット40の第1係合部42に掛止め部42bを、第2係合部43に掛止め部43bを設けることによって第1フレーム20および第2フレーム30の電磁縮管成形時にくい込みを強くすることによって強度向上を図ったが、これに限らず、図7に示すように、他の実施形態として、第1係合部42の外形形状を一定断面部42eとして、その左右表面同士を結んで貫通する掛止め孔42dを設けて、第2係合部43の外形形状を一定断面部43eとして、その上下表面同士を結んで貫通する掛止め孔43dを設けて,第1フレーム20および第2フレーム30の電磁縮管成形時にくい込ませてもよい。さらには、第1係合部42や第2係合部43の表面を荒らしたり、これらの方策を組み合わせたりしてもよい。
2.上記実施形態では、第1フレーム20、第2フレーム30、ベルトガイドブラケット40、センターフレーム50、ロアフレーム60ともアルミニウム合金を用いたがこれに限らずマグネシウム合金等を用いてもよいし、これらを組み合わせて使用してもよい。さらに強度的に満足するものならばベルトガイドブラケット40をガラスもしくはカーボン等の強化樹脂を用いてもよい。
3.上記実施形態では、ベルトガイドブラケット40をアルミニウム合金のダイキャスト成形で作成したが、これに限らずアルミニウム合金の鍛造・切削等で作成してもよい。
4.上記実施形態では、本発明を自動車のシートバックフレームに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートのバックフレームに適用しても良い。
20 第1フレーム
27 閉断面形状部
30 第2フレーム
37 閉断面形状部
40 ベルトガイドブラケット
41 本体部
42 第1係合部
42b 掛止め部
42d 掛止め孔
43 第2係合部
43b 掛止め部
43d 掛止め孔
Claims (5)
- 上下方向に延びる第1フレームの上端部と、上下方向に延びるとともに途中から左右方向に曲がって延びる第2フレームの先端部をベルトガイドブラケットを介して結合し、門型に形成した乗物用シートのバックフレーム構造であって、
前記第1フレームは、閉断面形状部を有し、前記第2フレームも閉断面形状部を有し、前記第1フレームの閉断面形状部は、前記第1フレームの前後方向に対して垂直に延びて前記第1フレームの前方向に位置する前辺部を有し、該前辺部は他の辺部に比べて肉厚に形成されており、
前記ベルトガイドブラケットの一部であって前記第1フレームの閉断面形状部の内壁部に適応する形状を有する第1係合部を前記第1フレームの閉断面形状部に差し込んで固定し、前記ベルトガイドブラケットの他の一部であって前記第2フレームの閉断面形状部の内壁部に適応する形状を有する第2係合部を前記第2フレームの閉断面形状部に差し込んで固定することを特徴とする乗物用シートのバックフレーム構造。 - 請求項1において、少なくとも前記第1係合部もしくは前記第2係合部のいずれか1つを、前記第1フレームの閉断面形状部もしくは前記第2フレームの閉断面形状部に差し込んで固定する際、前記第1フレームの閉断面形状部もしくは前記第2フレームの閉断面形状部が縮められて固定されていることを特徴とする乗物用シートのバックフレーム構造。
- 請求項2において、少なくとも前記第1係合部もしくは前記第2係合部のいずれか1つには先端部が拡がった掛止め部が形成されていることを特徴とする乗物用シートのバックフレーム構造。
- 請求項2において、少なくとも前記第1係合部もしくは前記第2係合部のいずれか1つには前記第1フレームの閉断面形状部もしくは前記第2フレームの閉断面形状部の一部がくい込む掛止め孔が表面に形成されていることを特徴とする乗物用シートのバックフレーム構造。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記第1フレームおよび前記第2フレームがアルミニウムもしくはマグネシウムの軽合金製であることを特徴とする乗物用シートのバックフレーム構造。
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