JP6029461B2 - 変色性積層体セット - Google Patents
変色性積層体セット Download PDFInfo
- Publication number
- JP6029461B2 JP6029461B2 JP2012285275A JP2012285275A JP6029461B2 JP 6029461 B2 JP6029461 B2 JP 6029461B2 JP 2012285275 A JP2012285275 A JP 2012285275A JP 2012285275 A JP2012285275 A JP 2012285275A JP 6029461 B2 JP6029461 B2 JP 6029461B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- porous layer
- liquid
- color
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
前記水像シートは、塗布層が吸水することにより透明化し、乾燥した状態で不透明化して下層の色相や像を視認することができるものであり、玩具やゲームに用いることが開示されている。
しかしながら、前記水像シートは水により変色するため、水以外の液体を用いて変色させる用途や、水では変色しないことを目的とした用途、例えば、お風呂やプール等で使用する際に水が付着しても変色することなく、水以外の液体を用いることにより変色させる場合には不適であった。
更には、前記変色性積層体の吸液前後の色変化(ΔE)が1以下であることを要件とする。
前記支持体の材質は特に限定されるものではなく、紙、合成紙、編物、織物、不織布等の布帛、合成皮革、レザー、プラスチック、金属、ガラス、陶磁器、木材、石材等が挙げられる。
前記支持体の形状は特に限定されるものではなく、平面形状、シート状の他、凹凸を有する形状であってもよい。
なお、前記支持体と多孔質層の間に着色剤を含む着色層を設けることもできる。
シリカは製造方法により乾式法と湿式法に分類されるが、いずれも表面にはシラノール基が配列された構造である。
疎水性シリカはシラノール基にメチルクロロシラン等のシラン、ポリジメチルシロキサン等のシロキサン、ヘキサメチルジシラザン等を反応させて、シラノール基のもつ親水性を疎水性に変えるため、水を吸収しないのみならず撥水性を示す。
汎用の疎水性シリカとしては、東ソー・シリカ株式会社製の商品名Nipsil SS−10、同SS−20、同SS−70、同SS−40、同SS−50、同SS−100、日本アエロジル株式会社製の商品名AEROSIL R972、同RY50、R812、同R805、同RX200、同RY200、キャボットカーボン社製の商品名TS−530、同TS−610、同TS−720、デグサジャパン株式会社製の商品名AEROSIL R202,同R805、同R812、株式会社トクヤマ製の商品名REOLOSIL MT−10、同DM−10、同DM−20S、富士シリシア化学株式会社製の商品名SYLOPHOBIC100、同200、同704、同4004、同507、同702、同505、同603等が挙げられる。
前記疎水性シリカは、屈折率が1.4〜1.8の範囲にあり、液体を吸液すると良好な透明性を示すものである。
前記疎水性シリカの粒子径は特に限定されるものではないが、0.03〜10.0μmのものが好適に用いられる。
又、前記疎水性シリカは2種以上を併用することもできる。
前記疎水性シリカは、水分散は勿論、水系エマルジョンへの分散も通常の方法では困難であるため、好適には有機溶剤に分散して用いる。
前記バインダー樹脂は有機溶剤に溶解又は分散してなり、疎水性シリカを含む液状物を支持体上に全体又は部分的に塗工、乾燥して多孔質層が得られる。
前記有機溶剤としては、n−パラフィン系溶剤、イソパラフィン系溶剤、ナフテン系溶剤、芳香族系溶剤、α−オレフィン系溶剤等の石油系溶剤、軽油、スピンドル油、マシン油、シリンダー油、テレピン油、ミネラルスピリット、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、乳酸エチル、キシレン、トルエン、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール等が挙げられる。
前記バインダー樹脂としては、ウレタン系樹脂、ナイロン樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、アクリルポリオール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、マレイン酸樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン樹脂、スチレン共重合樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合樹脂、メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合樹脂、ブタジエン樹脂、クロロプレン樹脂、メラミン樹脂、及び前記各樹脂エマルジョン、カゼイン、澱粉、セルロース誘導体、ポリビニルアルコール、尿素樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
なお、前記有機溶剤に可溶なバインダー樹脂としては、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アルキッド系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、スチレン系樹脂、ナイロン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ハイインパクトポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂、セルロース系樹脂等が挙げられる。
前記疎水性シリカとバインダー樹脂の混合比率は、疎水性シリカの種類及び性状に左右されるが、好ましくは、疎水性シリカ1質量部に対してバインダー樹脂固形分0.5〜2質量部であり、より好ましくは、0.8〜1.5質量部である。疎水性シリカ1質量部に対してバインダー樹脂固形分が0.5質量部未満の場合には、形成される多孔質層の実用的な皮膜強度を得ることが困難であり、2質量部を越える場合には、前記疎水性シリカ内部への液体の浸透性が損なわれ易くなる。
前記多孔質層は、一般的な塗膜と比較して着色剤に対するバインダー樹脂の混合比率が小さいため、十分な皮膜強度が得られ難い。そこで、前記のバインダー樹脂のうち、ナイロン樹脂、ウレタン系樹脂、又は、アクリル系樹脂を用いて耐擦過強度を高めることが好ましい。
前記ウレタン系樹脂としては、ポリエステル系ウレタン樹脂、ポリカーボネート系ウレタン樹脂、ポリエーテル系ウレタン樹脂等があり、2種以上を併用することもできる。
前記ウレタン系樹脂は単独で用いることもできるが、支持体の種類や皮膜に必要とされる性能に応じて、他のバインダー樹脂を併用することもできる。
前記バインダー樹脂において、架橋性のものは任意の架橋剤を添加して架橋させることにより、さらに皮膜強度を向上させることができる。
前記バインダー樹脂には、液体との親和性に大小が存在するが、これらを組み合わせることにより、多孔質層中への浸透時間、浸透度合い、浸透後の乾燥の遅速を調整することができる。更には、適宜分散剤を添加して前記調整をコントロールすることができる。
前記多孔質層中には着色剤を含有させることもできる。
前記樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、放射線硬化型樹脂、二液硬化型樹脂等が挙げられる。
具体的には、熱溶融した樹脂中に疎水性シリカを混合、分散した樹脂組成物を支持体に塗工後、冷却して多孔質層を形成したり、紫外線等の放射線で硬化する樹脂中に疎水性シリカを混合、分散した樹脂組成物を支持体に塗工後、光照射して多孔質層を形成したり、硬化剤混合により硬化する樹脂中に疎水性シリカを混合、分散した樹脂組成物を支持体に塗工後、硬化して多孔質層を形成したり、ゾル状からゲル状に変化して固まる樹脂中に疎水性シリカを混合、分散した樹脂組成物を支持体に塗工後、熱等によりゲル状に変化させて多孔質層を形成することができる。
前記樹脂としては、高密度ポリエチレン、中低密度ポリエチレン、リニア低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−メタクリル酸共重合樹脂(アイオノマー樹脂)、エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニルグラフト共重合樹脂、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、エチレン−α−オレフィン共重合樹脂、エチレン−プロピレン共重合樹脂、メチルペンテンポリマー、エチレン−プロピレン−ジエチレンエラストマー−アクリロニトリル共重合樹脂、塩化ビニル−プロピレン共重合樹脂、ブタジエン樹脂、ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、アクリロニトリル−アクリリック−スチレン共重合樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合樹脂、ポリアセタール、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、低軟化点ポリエステル、共重合ナイロン、ポリアクリル酸エステル、ポリメチルメタクリレート樹脂、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、スチレン−ブタジエンブロック共重合樹脂、スチレン−エチレン−ブタジエンブロック共重合樹脂等が挙げられる。これらの樹脂中には、可塑剤、核剤、離型剤等の各種添加剤を加えることもできる。
前記放射線硬化樹脂としては、珪素樹脂、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリウレタン、メラミン樹脂、ポリユリア等が挙げられる。
よって、多孔質層は界面張力値を超える液体を接触させた際にははじいて吸液せず、変色性積層体は変色しない。
また、多孔質層の界面張力値未満の液体を接触させた際には吸液して多孔質層が透明化し、下層の色が視認される。
一例として、水(界面張力値72mN/m)を付着させても多孔質層が水を吸水せず、表面で水をはじくため、多孔質層は透明化せず、変色を生じない。
一方、有機溶剤としてエタノール(界面張力値22mN/m)やオリーブ油(界面張力値35mN/m)を付着させると、多孔質層は有機溶剤を吸液して透明化し、下層の色が視認されるようになる。
前記多孔質層中に含まれる有機溶剤が蒸発すると、多孔質層が不透明化して再び元の状態に戻る。
更に、前記水に界面活性剤を添加した液状組成物(例えば、界面張力値24N/m)を付着させると、多孔質層は液状組成物を吸液して透明化し、下層の色が視認されるようになる。
前記多孔質層中に含まれる水が蒸発すると、多孔質層が不透明化して再び元の状態に戻るものの、多孔質層中には界面活性剤が存在するため、水を付着させると界面活性剤が存在する箇所の多孔質層は透明化し、界面活性剤が存在しない箇所の多孔質層は水をはじくため、初期の液状組成物を付着させた箇所のみ変色させることができる。
この状態は、過剰の水で変色性積層体を洗浄して多孔質層中の界面活性剤を除去することにより元の状態に戻る。
前記変色性積層体において、多孔質層の吸液前後の色変化(ΔE)は1以上であることが好ましく、より好ましくは5以上である。
多孔質層の吸液前後の色変化(ΔE)は1以上であると色変化が明瞭になり、ΔEが1より小さいと色変化が判別し難くなる。
又、各種インジケーターとして適用することもでき、例えば、配管、タンク等の液洩れ検知、薬品の輸送や保管場所での液濡れ検知等が挙げられる。
前記連続気孔を有するプラスチック多孔体又は繊維加工体は、液状組成物を適宜量、吸収し、吐出させるものであればよく、汎用のポリオレフィン系、ポリウレタン系、その他各種プラスチックの連続気孔体や繊維を集束させた毛筆状のもの、繊維の樹脂加工又は熱溶着加工によるもの、フェルト、不織布形態のものを挙げることができ、形状、寸法は任意に設定できる。
なお、実施例中の部は質量部である。
界面張力値の測定方法
固体表面の界面張力値はJIS K6768 ぬれ張力試験方法に準じて測定した。また、液体の界面張力値は協和界面科学株式会社製、自動表面張力計(CBVP−A3)にて20℃における測定値とした。
色変化値(ΔE)の測定方法
Gretag Macbeth社製、Spectro Eyeを使用し、変化前の色を標準として変化後のΔE値(Lab値)を測定した。
疎水性シリカの屈折率測定方法
株式会社島津製作所製の接触液(屈折液)を使用し、液浸法(ベッケ線法)にて疎水性シリカの屈折率を測定した。
疎水性シリカ(東ソー・シリカ株式会社製、製品名:ニップシールSS20)10部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂(日信化学工業株式会社製、製品名:ソルバインA)10部、シクロヘキサノン25部、ノニオン系添加剤1部を混合して印刷インキを得た。
前記印刷インキを用いて、支持体2として厚み100μmの青色キャストコート紙上にスクリーン印刷により印刷、乾燥して多孔質層3を設けて変色性積層体1を得た。
前記変色性積層体の多孔質層表面の界面張力値は50mN/mであり、変化前後のΔEは30.55であった。
前記変色性積層体は、界面張力が72mN/mの水を表面に付着させても、水をはじくため変色することなく、白色の状態を保持していた。次いで、界面張力値が22mN/mのエチルアルコールを表面に付着させると、その部分の多孔質層が吸液して透明化し、下層の支持体による青色が視認された。
多孔質層中のエチルアルコールが蒸発して乾燥すると、多孔質層は再び元の白色になった。
疎水性シリカ(東ソー・シリカ株式会社製、製品名:ニップシールSS70)13部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂(日信化学工業株式会社製、製品名:ソルバインA)10部、シクロヘキサノン20部、高沸点炭化水素溶剤(ソルベッソ150)8部、ノニオン系添加剤1部を混合して印刷インキを得た。
前記印刷インキを用いて、支持体として厚み100μmの透明性ポリエチレンテレフタレートフィルム上にスクリーン印刷により印刷、乾燥して多孔質層を設けて変色性積層体を得た。
前記変色性積層体の多孔質層表面の界面張力値は48mN/mであり、変化前後のΔEは下地に白紙を置いた時は2.20であり、下地に黒紙を置いた時には27.42であった。
前記変色性積層体は、界面張力値が72mN/mの水を付着させても、水をはじくため変色することなく、白色の状態を保持していた。次いで、界面張力値が33mN/mの30%エチルアルコール水溶液を表面に付着させると、その部分の多孔質層は吸液して透明化した。
多孔質層中の30%エチルアルコール水溶液が蒸発して乾燥すると、多孔質層は再び元の白色になった。
疎水性シリカ(富士シリシア化学株式会社製、製品名:サイロホービック200)8部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂(日信化学工業株式会社製、製品名:ソルバインC)10部、メチルエチルケトン40部、キシレン20部を混合してスプレーインキを得た。
前記スプレーインキを用いて、支持体として赤色軟質塩化ビニル成形物上にスプレー塗装し、乾燥して多孔質層を設けて変色性積層体を得た。
前記変色性積層体の多孔質層表面の界面張力値は58mN/mであり、変化前後のΔEは48.22であった。
前記変色性積層体は、界面張力値が72mN/mの水を付着させても、水をはじくため変色することなく、白色の状態を保持していた。次いで、界面張力値が25mN/mの30%界面活性剤水溶液を表面に付着させると、その部分の多孔質層は吸液して透明化し、下層の支持体による赤色が視認された。
多孔質層中の30%界面活性剤水溶液中の媒体が乾燥すると再び元の白色になり、この状態の変色性積層体に界面張力が72mN/mの水を付着させるとその部分が白色から赤色になり、初期と異なる変色挙動を示した。
多孔質層中の水が乾燥すると再び元の白色になり、流水で変色性積層体を洗浄して多孔質層中に残存する界面活性剤を除去して乾燥させることにより、界面張力値が72mN/mの水を付着させても多孔質層は変色せず、元の状態に戻り、この変化は繰り返し行うことができた。
疎水性シリカ(富士シリシア化学株式会社製、製品名:サイロホービック200)12部、アクリル樹脂50%トルエン・酢酸ブチル溶液(DIC株式会社製、製品名:アクリディックA−817)20部、メチルエチルケトン15部、キシレン15部を混合してスプレーインキを得た。
前記スプレーインキを用いて、支持体として緑色ABS樹脂成形物上にスプレー塗装し、乾燥して多孔質層を設けて変色性積層体を得た。
前記変色性積層体の多孔質層表面の界面張力値は56mN/mであり、変化前後のΔEは17.54であった。
前記変色性積層体は、界面張力値が72mN/mの水を付着させても、水をはじくため変色することなく、白色の状態を保持していた。次いで、界面張力値が25mN/mの30%界面活性剤水溶液を表面に付着させると、その部分の多孔質層は吸液して透明化し、下層の支持体による緑色が視認された。
多孔質層中の30%界面活性剤水溶液中の媒体が乾燥すると再び元の白色になり、この状態の変色性積層体に界面張力が72mN/mの水を付着させるとその部分が白色から緑色になり、初期と異なる変色挙動を示した。
多孔質層中の水が乾燥すると再び元の白色になり、流水で変色性積層体を洗浄して多孔質層中に残存する界面活性剤を除去して乾燥させることにより、界面張力値が72mN/mの水を付着させても多孔質層は変色せず、元の状態に戻り、この変化は繰り返し行うことができた。
疎水性シリカ(東ソー・シリカ株式会社製、製品名:ニップシールSS70)13部、蛍光ピンク顔料0.5部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂(日信化学工業株式会社製、製品名:ソルバインA)10部、シクロヘキサノン20部、高沸点炭化水素溶剤(ソルベッソ150)8部、ノニオン系添加剤1部を混合して印刷インキを得た。
前記印刷インキを用いて、支持体として厚み100μmの青色ポリエチレンテレフタレートフィルム上にスクリーン印刷により印刷、乾燥して多孔質層を設けて変色性積層体を得た。
前記変色性積層体の多孔質層表面の界面張力値は48mN/mであり、変化前後のΔEは48.82であった。
前記変色性積層体は、界面張力値が72mN/mの水を付着させても、水をはじくため変色することなく、淡ピンク色の状態を保持していた。次いで、界面張力値が28mN/mの50%エチルアルコール水溶液を表面に付着させると、その部分の多孔質層は吸液して透明化し、下層の支持体による青色と混色となった紫色が視認された。
多孔質層中の50%エチルアルコール水溶液が蒸発して乾燥すると、多孔質層は再び元の淡ピンク色になった。
2 支持体
3 多孔質層
Claims (2)
- 支持体表面に、疎水性シリカをバインダー樹脂に分散状態に固着させた、吸液状態と非吸液状態で透明性が異なる多孔質層を設けてなり、前記多孔質層は界面張力値が0mN/mを超え、且つ、60mN/m未満であり、60mN/mを超える界面張力値の液体を接触させた際に吸液せず、60mN/m未満の界面張力値の液体を接触させた際に吸液して透明化する変色性積層体と、水に界面活性剤を添加した変色性積層体用液状組成物とからなる変色性積層体セット。
- 前記変色性積層体の吸液前後の色変化(ΔE)が1以下である請求項1記載の変色性積層体セット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012285275A JP6029461B2 (ja) | 2012-12-27 | 2012-12-27 | 変色性積層体セット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012285275A JP6029461B2 (ja) | 2012-12-27 | 2012-12-27 | 変色性積層体セット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014124908A JP2014124908A (ja) | 2014-07-07 |
JP6029461B2 true JP6029461B2 (ja) | 2016-11-24 |
Family
ID=51404813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012285275A Active JP6029461B2 (ja) | 2012-12-27 | 2012-12-27 | 変色性積層体セット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6029461B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6690934B2 (ja) * | 2014-12-24 | 2020-04-28 | パイロットインキ株式会社 | 水中用光屈折表示体及びその製造方法 |
KR20180036955A (ko) * | 2015-06-16 | 2018-04-10 | 엠코 테크놀로지즈 리미티드 | 데스크탑 3차원 인쇄 장치 |
JP7106197B2 (ja) * | 2016-12-27 | 2022-07-26 | パイロットインキ株式会社 | 変色性芳香材 |
JP6961290B2 (ja) * | 2016-12-27 | 2021-11-05 | パイロットインキ株式会社 | 変色性芳香材セット |
CN113278376B (zh) * | 2020-02-20 | 2023-02-24 | 长鑫存储技术有限公司 | 疏水膜结构及其检测方法、检测系统、晶圆载具 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000170145A (ja) * | 1998-12-09 | 2000-06-20 | Fuyo Paaraito Kk | 水を吸収しない油吸着材、その製造方法、及び油水分離方法 |
DE10022246A1 (de) * | 2000-05-08 | 2001-11-15 | Basf Ag | Beschichtungsmittel für die Herstellung schwer benetzbarer Oberflächen |
-
2012
- 2012-12-27 JP JP2012285275A patent/JP6029461B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014124908A (ja) | 2014-07-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6029461B2 (ja) | 変色性積層体セット | |
JPH11198272A (ja) | 変色性積層体 | |
JPH11198271A (ja) | 変色性積層体 | |
JP5436948B2 (ja) | 水変色性布帛シート及びそれを用いた水変色性描画玩具セット | |
JP6042204B2 (ja) | 変色体セット | |
JP2007118198A (ja) | 変色性積層体 | |
JP4950849B2 (ja) | 水変色性積層体 | |
US20210154972A1 (en) | Discoloring body having glossiness | |
JP2008188996A (ja) | 変色性積層体 | |
JP4976201B2 (ja) | 水変色性壁面貼着材及びそれを用いた水変色性壁面貼着材セット | |
JP2000072977A (ja) | 変色性組成物及びそれを用いた変色性積層体 | |
JP2016055628A (ja) | 変色性段ボール及びそれを用いた変色性段ボール箱 | |
JP2007313191A (ja) | パズル玩具及びそれを用いたパズル玩具セット | |
EP1854515B1 (en) | Color-changing puzzle | |
JP6690934B2 (ja) | 水中用光屈折表示体及びその製造方法 | |
JP4880317B2 (ja) | 可逆変色性表示体セット | |
JP5508616B2 (ja) | 水変色性粒状体及びそれを用いた水変色性積層体 | |
JP6412792B2 (ja) | 光輝性変色体及びそれを用いた光輝性変色体セット | |
JP7341739B2 (ja) | 変色体、変色体セット | |
JP2006346442A (ja) | 水変色性パズル及びそれを用いた水変色性パズルセット | |
JP3217798U (ja) | 変色性段ボール及びそれを用いた変色性段ボール箱 | |
JP2007050694A (ja) | 可逆変色体及びそれを用いた可逆変色体セット | |
JP2006043971A (ja) | 変色性積層体 | |
JP2011126273A (ja) | 変色性積層体 | |
JP2009271321A (ja) | 変色性地理教習具及びそれを用いた変色性地理教習具セット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151023 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160714 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160726 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160915 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161011 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161018 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6029461 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313121 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |