JP4976201B2 - 水変色性壁面貼着材及びそれを用いた水変色性壁面貼着材セット - Google Patents

水変色性壁面貼着材及びそれを用いた水変色性壁面貼着材セット Download PDF

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本発明は水変色性壁面貼着材及びそれを用いた水変色性壁面貼着材セットに関する。更に詳細には、乾燥した状態と、水の付着具を介して水を含浸した状態では異なる様相を示す水変色性壁面貼着材及びそれを用いた水変色性壁面貼着材セットに関する。
従来、低屈折率顔料を含む多孔質層を設けたシートに、壁面への固定手段を設けた水変色性シートが開示されている。
前記水変色性シートは、多孔質層に水を吸液させることにより透明化して下層の色調を視認させることができる(例えば、特許文献1参照)。
前記水変色性シートの基材としては、ポリエステルと綿の混紡素材であるTCブロードが開示されているが、該シートの製造時に裁断する際、ほつれを生じるため生産性を損なったり、使用時に裁断するとほつれを生じて商品の見栄えを損なうといった不具合があった。
しかも、前記水変色性シートは基材の裏面にポリエチレン等からなる防水層を設けるため、シート自体が比較的重くなり、壁面に固定しても自重により落下する虞がある。
実用新案登録第3099269号公報
本発明は、基材として特定目付け量の不織布又は耐水紙上に特定量の多孔質層を設けることによって得られる比較的軽量の水変色性壁面貼着材であって、吸液性が適正で明瞭な像を現出させることができると共に、使用者が購入後に任意の大きさや形状に裁断して実用に供することができ、従来の水変色性シートの不具合を解消してこの種の壁面貼着材の商品性を更に高めようとするものである。
本発明は、目付け量が40〜150g/mの不織布又は耐水紙表面に、低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた多孔質層を5〜50g/mの範囲で設けてなり、前記多孔質層は不均質に形成されてなり、乾燥状態において下層の色調が部分的に視認される総重量が50〜200g/mの水変色性壁面貼着材を要件とする。
更には、前記不織布又は耐水紙と多孔質層の間に着色層を設けてなること、前記多孔質層を形成した部分の明度値が乾燥状態において9.5〜7.0の範囲にあること、前記不織布がセルロース系繊維とポリエステル系繊維からなる不織布であること、セルロース系繊維とポリエステル系繊維の配合比率が95:5〜50:50であること、多孔質層を設けた側から測定したステキヒトサイズ度が5〜3600秒であること、引裂強度が100g以上であり、且つ、湿潤引張強度が0.5Kg/15mm以上であること、水変色性壁面貼着材の形状が長方形又は正方形であり、少なくとも一片の端部最上層に帯状の着色図柄層を設けてなること、前記着色図柄層がイエロー、シアン、マゼンタから少なくともなるプロセス印刷により形成された層であること等を要件とする。
更には、前記水変色性壁面貼着材と、壁面固定具とからなる水変色性壁面貼着材セット、前記水変色性壁面貼着材と、水付着具とからなる水変色性壁面貼着材セット、前記水変色性壁面貼着材と、壁面固定具と、水付着具とからなる水変色性壁面貼着材セット等を要件とする。
本発明は、基材として特定目付け量の不織布又は耐水紙上に特定量の多孔質層を設けた比較的軽量な壁面貼着材であるから、製造時及び使用時の利便性に優れ、明瞭な像を速やかに形成して視覚させると共に、壁面に貼着した際、落下し難く、商品価値の高い水変色性壁面貼着材及びそれを用いた水変色性壁面貼着材セットを提供できる。
前記基材として水不浸透材上に設けられる不織布又は耐水紙は、目付け量40〜150g/m、好ましくは40〜120g/mの範囲にある不織布が用いられる。
目付け量が40g/m未満の不織布では強度に乏しく、しかも、水の吸収性が不均質且つ不十分であり、水が垂れて明瞭な像を形成し難い。
また、目付け量が150g/mを超えると、作製する水変色性壁面貼着材が重たくなるため固定具で壁面に固定しても自重により落下し易くなると共に、水の保持性が高くなり過ぎて黴等が繁殖し易くなり、不衛生である。
なお、前記不織布としては、セルロース系繊維とポリエステル系繊維からなる不織布が好適に用いられ、前記耐水紙としては、パルプに変成ロジン系エマルジュン等の耐水剤を適量内部添加して製造した耐水原紙、或いは、前記耐水原紙に合成ゴムやアクリル系樹脂等の耐水性樹脂を表面塗工した印刷用耐水紙が用いられる。
なお、前記セルロース系繊維とポリエステル系繊維からなる不織布においては、セルロース系繊維とポリエステル系繊維の配合比率が95:5〜50:50であることが好ましく、ポリエステル系繊維の配合比率が5%未満では耐水性に乏しく、繰り返しの使用により凹凸を生じて商品性を損ない易くなる。一方、セルロース系繊維の配合比率が50%未満では水の吸収性に乏しくなり、水が垂れて明瞭な像を形成し難くなる。
前記したセルロース系繊維とポリエステル系繊維からなる不織布は、セルロース系繊維とポリエステル系繊維のみにより構成されていてもよいが、セルロース系繊維及びポリエステル系繊維が不織布中の70%以上、好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上であればよく、樹脂や体質顔料等のサイズ剤、界面活性剤等の表面調整剤を含有させることもできる。
前記不織布又は耐水紙上に形成される多孔質層は、低屈折率顔料をバインダー樹脂と共に分散状態に固着させた層である。
前記低屈折率顔料としては、珪酸及びその塩、バライト粉、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、石膏、クレー、タルク、アルミナホワイト、炭酸マグネシウム等が挙げられ、これらは屈折率が1.4〜1.8の範囲にあり、液体を吸液すると良好な透明性を示すものである。
なお、前記珪酸の塩としては、珪酸アルミニウム、珪酸アルミニウムカリウム、珪酸アルミニウムナトリウム、珪酸アルミニウムカルシウム、珪酸カリウム、珪酸カルシウム、珪酸カルシウムナトリウム、珪酸ナトリウム、珪酸マグネシウム、珪酸マグネシウムカリウム等が挙げられる。
前記低屈折率顔料の粒径は特に限定されるものではないが、0.03〜10.0μmのものが好適に用いられる。
又、前記低屈折率顔料は2種以上を併用することもできる。
尚、好適に用いられる低屈折率顔料としては珪酸が挙げられる。
前記珪酸は、乾式法により製造させる珪酸(以下、乾式法珪酸と称する)であってもよいが、湿式法により製造される珪酸(以下、湿式法珪酸と称する)が好適である。
この点を以下に説明する。
珪酸は非晶質の無定形珪酸として製造され、その製造方法により、四塩化ケイ素等のハロゲン化ケイ素の熱分解等の気相反応を用いる乾式法によるものと、ケイ酸ナトリウム等の酸による分解等の液相反応を用いる湿式法によるものとに大別される。
乾式法珪酸と湿式法珪酸とでは構造が異なり、前記乾式法珪酸は珪酸が密に結合した構造であるのに対して、湿式法珪酸は、珪酸が縮合して長い分子配列を形成した構造部分を有している。
従って、湿式法珪酸は乾式法珪酸と比較して分子構造が粗になるため、湿式法珪酸を多孔質層に適用した場合、乾式法珪酸を用いた系と比較して乾燥状態における光の乱反射性に優れ、常態での隠蔽性が大きくなるものと推察される。
又、多孔質層は水を吸液させるものであるから、湿式法珪酸は乾式法珪酸に比べて粒子表面にシラノール基として存在する水酸基が多く、親水性の度合いが大であり、好適に用いられる。
尚、前記多孔質層の常態での隠蔽性と吸液状態での透明性を調整するために、湿式法珪酸と共に、他の汎用の低屈折率顔料を併用することもできる。
前記バインダー樹脂としては、ウレタン系樹脂、ナイロン樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、アクリル酸エステル共重合樹脂、アクリルポリオール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、マレイン酸樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン樹脂、スチレン共重合樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジエン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合樹脂、メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合樹脂、ブタジエン樹脂、クロロプレン樹脂、メラミン樹脂、及び前記各樹脂エマルジョン、カゼイン、澱粉、セルロース誘導体、ポリビニルアルコール、尿素樹脂、フェノール樹脂等が挙げられる。
前記低屈折率顔料とこれらのバインダー樹脂の混合比率は、低屈折率顔料の種類及び性状に左右されるが、好ましくは、低屈折率顔料1重量部に対してバインダー樹脂固形分0.5〜2重量部であり、より好ましくは、0.8〜1.5重量部である。低屈折率顔料1重量部に対してバインダー樹脂固形分が0.5重量部未満の場合には、前記多孔質層の実用的な皮膜強度を得ることが困難であり、2重量部を越える場合には、前記多孔質層内部への水の浸透性が悪くなる。
前記多孔質層は、一般的な塗膜と比較して着色剤に対するバインダー樹脂の混合比率が小さいため、十分な皮膜強度が得られ難い。そこで、前記のバインダー樹脂のうち、ナイロン樹脂又はウレタン系樹脂を用いて耐擦過強度を高めることが好ましい。
前記ウレタン系樹脂としては、ポリエステル系ウレタン樹脂、ポリカーボネート系ウレタン樹脂、ポリエーテル系ウレタン樹脂等があり、2種以上を併用することもできる。又、前記樹脂が水に乳化分散したウレタン系エマルジョン樹脂や、イオン性を有するウレタン樹脂(ウレタンアイオノマー)自体のイオン基により乳化剤を必要とすることなく自己乳化して、水中に溶解乃至分散したコロイド分散型(アイオノマー型)ウレタン樹脂を用いることもできる。
尚、前記ウレタン系樹脂は水性ウレタン系樹脂又は油性ウレタン系樹脂のいずれを用いることもできるが、本発明においては水性ウレタン系樹脂、殊に、ウレタン系エマルジョン樹脂やコロイド分散型ウレタン系樹脂が好適に用いられる。
前記ウレタン系樹脂は単独で用いることもできるが、支持体の種類や皮膜に必要とされる性能に応じて、他のバインダー樹脂を併用することもできる。ウレタン系樹脂以外のバインダー樹脂を併用する場合、実用的な皮膜強度を得るためには、前記多孔質層のバインダー樹脂中にウレタン系樹脂を固形分重量比率で30%以上含有させることが好ましい。
前記バインダー樹脂において、架橋性のものは任意の架橋剤を添加して架橋させることにより、さらに皮膜強度を向上させることができる。
前記バインダー樹脂には、水との親和性に大小が存在するが、これらを組み合わせることにより、多孔質層中への浸透時間、浸透度合い、浸透後の乾燥の遅速を調整することができる。更には、適宜分散剤を添加して前記調整をコントロールすることができる。
前記多孔質層の塗布量は5〜50g/m、好ましくは、10〜30g/mである。
5g/m未満では、常態で十分な隠蔽性を得ることが困難であり、又、50g/mを越えると吸液時に十分な透明性を得ることが困難である。
更に、前記多孔質層を不均質に形成して、乾燥状態において下層の色調が部分的に視認される構成とすることにより、一般的な壁紙のように大理石のような質感やマーブル模様を壁面に形成して装飾性を付与する。
前記乾燥状態において下層の色調が部分的に視認される構成として具体的には、多孔質層を形成した部分の明度値が乾燥状態において9.5〜7.0の範囲にあることにより、適度に不均質な状態を視認できると共に、水を適用した際の像形成性を損なうことなく、乾燥状態と吸液状態の装飾性を共に満足させることができる。
なお、多孔質層を不均質に形成して乾燥状態において下層の色調が部分的に視認された状態としては、不規則な模様のみならず規則的な模様も含まれ、多孔質層の塗布方法や予め模様が形成された不織布又は耐水紙を用いることにより、格子模様や波模様等、種々の規則的な模様を形成することができる。
なお、前記多孔質層中には、二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄−二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、グアニン、絹雲母、塩基性炭酸鉛、酸性砒酸鉛、オキシ塩化ビスマス等の金属光沢顔料を添加したり、一般染料や顔料、蛍光染料や蛍光顔料を添加して色変化を多様化することができる。
又、温度変化により可逆的に色変化する可逆熱変色顔料を混在させて、環境温度や付着させる水温により色変化させることができる。
前記不織布又は耐水紙と多孔質層の間には、着色層を設けて多孔質層が吸液状態で着色層の色調を視認可能に構成することもできる。
更には、前記多孔質層の上層又は近傍に着色図柄層を配設して様相変化を更に多様化させることもできる。
前記着色図柄層は、文字、記号、絵柄、模様等の像が挙げられる。
なお、水変色性壁面貼着材の形状が長方形又は正方形の場合、少なくとも一片の端部最上層に帯状の着色図柄層を設けることが好ましい。
前記帯状の着色図柄層を設けることにより、壁面に着色図柄層が下に位置する状態で固定して水を適用した際、垂下した水が着色図柄層によってそれ以上垂れることを防止できる。
なお、帯状の着色図柄層は二片、三片又は四片の端部最上層に設けることもできる。
前記着色層や着色図柄層は、公知の手段、例えば、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷、コーター、タンポ印刷、転写等の印刷手段、刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、流し塗り、ローラー塗り、浸漬塗装等により適宜、形成できる。
なお、着色図柄層はイエロー、シアン、マゼンタから少なくともなるプロセス印刷により形成することによって、より装飾性に優れた水変色性壁面貼着材を得ることができる。
前記にようにして得られる水変色性壁面貼着材は、総重量が50〜200g/mである。
総重量が50g/m未満では、壁面貼着体としての強度と多孔質層の常態における隠蔽性を共に満たすことができない。また、200g/mを超えると重くなり、壁面に固定しても自重により落下する虞がある。
また、水変色性壁面貼着材の多孔質層を設けた側から測定したステキヒトサイズ度は5〜3600秒であることが好ましく、5秒未満では水変色性壁面貼着材を通して壁面に水が付着し易く、その結果、壁の耐久性を損なうことがある。
更に水変色性壁面貼着材は引裂強度が100g以上であり、且つ、湿潤引張強度が0.5Kg/15mm以上であることが好ましい。
引裂強度が100g未満では剥がす際に破れ易く、湿潤引張強度が0.5Kg/15mm未満では、使用時の水付着具の適用により破れ易くなるため、実用性を満足させ難い。
なお、水変色性壁面貼着材の引裂強度は100〜10000gであることが好ましく、湿潤引張強度は0.5〜10Kg/15mmであることが好ましい。
前述した引裂強度、湿潤引張強度の上限値を超えていても使用することができるが、概して、上限値を超えると重たくなるため、壁面に固定しても自重により落下する虞がある。
前記水変色性壁面貼着材と、壁面固定具を組み合わせて水変色性壁面貼着材セットが得られる。
前記壁面固定具としては、吸盤や粘着剤の他、壁面が磁性を有する場合は磁石であってもよい。
なお、前記粘着剤のうち、液状粘着剤を用いる場合は水変色性壁面貼着材の裏面全体或いは部分的に塗布して壁面に貼着することができ、固形の粘着剤を用いる場合は水変色性壁面貼着材裏面の隅に貼り付けて壁面に貼着することができる。
前記固形の粘着剤としては、ポリブチレン系ゴム又はポリブチレン系ゴムと無機鉱物の混合物からなる固形状粘着剤を例示できる。
また、前記水変色性壁面貼着材と、水付着具を組み合わせて水変色性壁面貼着材セットを得ることもできる。
前記水付着具は、連続気孔を有するプラスチック多孔体又は繊維加工体をペン先部材として適用した筆記具又は塗布具、スタンプ具を挙げることができる。
前記連続気孔を有するプラスチック多孔体又は繊維加工体は、水を適宜量、吸収し、吐出させるものであればよく、汎用のポリオレフィン系、ポリウレタン系、その他各種プラスチックの連続気孔体や繊維を集束させた毛筆状のもの、繊維の樹脂加工又は熱溶着加工によるもの、フェルト、不織布形態のものを挙げることができ、形状、寸法は目的に応じて任意に設定できる。
更に、前記した各種材料をペン先部材として適用し、水収容容器の先端に取り付けた筆記具又は塗布具形態のものが有効である。
前記水付着具をセットにすることにより、任意の筆記像を自在に簡便に形成でき、実用性を高めることができる。
更に、前記水変色性壁面貼着材と、前記壁面固定具と、前記水付着具を組み合わせることにより、利便性と実用性を兼ね備えた水変色性壁面貼着材セットが得られる。
以下に実施例を示すが、本発明は実施例に限定されない。尚、実施例中の部は重量部を示す。実施例注の明度値は、東京電色(株)製、TC−3600色差計を用い、JIS Z 8721−1993に基づいて求めた値であり、ステキヒトサイズ度はJIS P 8122に基づいて求めた値であり、引裂強度はJIS P 8116に基づいて求めた値であり、湿潤引張強度は、水を含浸した試験体をJIS P 8113に基づいて求めた値であり、それぞれ23℃、相対湿度50%の環境下で測定した。
実施例1(図1参照)
目付け量50g/mのポリエステル繊維(3デニール×10mm)20%とセルロース80%からなる赤色の不織布2表面に、湿式法微粉末シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合、攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、100メッシュのスクリーン版にて全面ベタ印刷し、130℃で5分間乾燥硬化させて多孔質層3(15g/m)を形成した後、50cm×70cmの長方形状に断裁して水変色性壁面貼着材1(65g/m)を得た。
尚、前記多孔質層が乾燥した状態で明度値を測定すると9.2〜8.0の範囲にあった。また、多孔質層を設けた側から測定したステキヒトサイズ度は6.5秒であり、引裂強度は300gであり、湿潤引張強度は4.0kg/15mmであった。
前記水変色性壁面貼着材は、常態では不織布の赤色が隠蔽されて多孔質層による白色の状態が視覚される。前記多孔質層に水を付着させると、多孔質層が透明化して白色から赤色へと変化する。前記赤色の状態は水が付着している間はこの状態を呈していたが、乾燥により水が蒸発すると元の白色に戻る。
前記水変色性壁面貼着材と、壁面固定具4としてポリブチレン系ゴムと無機鉱物の混合物からなる粘着剤を組み合わせて水変色性壁面貼着材セットを得た。
前記粘着剤を水変色性壁面貼着材の裏面の各角に貼り付けて壁面5に固定した。
前記水変色性壁面貼着材の多孔質層に水を付着させると、多孔質層が透明化して白色から赤色へと変化する。前記赤色の状態は水が付着している間はこの状態を呈していたが、乾燥により水が蒸発すると元の白色に戻る。
前記水変色性壁面貼着材と、壁面固定具としてポリブチレン系ゴムと無機鉱物の混合物からなる粘着剤と、水付着具として水収容容器の先端にペン先部材として連続気孔を有する繊維加工体を取り付けた筆記具を組み合わせて水変色性壁面貼着材セットを得た。
前記粘着剤を水変色性壁面貼着材の裏面の各角に貼り付けて壁面に固定した。
前記水変色性壁面貼着材の多孔質層に筆記具を用いて水を塗布すると、明瞭な赤色の筆跡が視覚された。
前記筆跡は水が付着している状態では保持されており、水が乾燥すると元の白色に復して筆跡は不可視状態となり、この様相は何度も繰り返し行うことができた。
また、前記筆跡を形成している水は垂直状態でも垂れることなく、不織布に適度に吸水されると共に、不織布の裏面へ水が裏抜けすることもなかった。
なお、前記水変色性壁面貼着材は壁面に貼着した状態で自重により落下したり、使用時に落下することはなかった。
更に、繰り返し筆記しても表面に凹凸が発生したり破れることもなく、耐久性に優れていた。
実施例2(図2参照)
目付け量90g/mのポリエステル繊維(1デニール×10mm)20%とセルロース繊維70%及びアクリル樹脂10%からなる白色の不織布2の表面に、青色顔料〔商品名:サンダイスーパーブルーGLL、山陽色素(株)社製〕5部、アクリル酸エステルエマルジョン〔商品名:モビニール763、ヘキスト合成(株)社製、固形分48%〕50部、水性インキ増粘剤3部、レベリング剤0.5部、消泡剤0.3部、エポキシ系架橋剤5部を均一に混合攪拌してなる青色スクリーン印刷用インキを用いて、150メッシュのスクリーン版にて全面ベタ印刷し、100℃で3分間乾燥硬化させて青色の着色層6(10g/m)を形成した。
次いで、前記着色層上の全面に、湿式法微粉末シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合、攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、80メッシュのスクリーン版にてベタ印刷し、130℃で5分間乾燥硬化させて多孔質層3(20g/m)を形成した後、60cm×90cmの長方形状に断裁して水変色性壁面貼着材1(120g/m)を得た。
尚、前記多孔質層が乾燥した状態で明度値を測定すると8.7〜7.5の範囲にあった。また、多孔質層を設けた側から測定したステキヒトサイズ度は500秒であり、引裂強度は500gであり、湿潤引張強度は7.0kg/15mmであった。
前記水変色性壁面貼着材は、常態では着色層の青色が隠蔽されて多孔質層による白色の状態が視覚される。前記多孔質層に水を付着させると、多孔質層が透明化して白色から青色へと変化する。前記青色の状態は水が付着している間はこの状態を呈していたが、乾燥により水が蒸発すると元の白色に戻る。
前記水変色性壁面貼着材と、壁面固定具4としてポリブチレン系ゴムと無機鉱物の混合物からなる粘着剤を組み合わせて水変色性壁面貼着材セットを得た。
前記粘着剤を水変色性壁面貼着材の裏面の各角に貼り付けて壁面5に固定した。
前記水変色性壁面貼着材の多孔質層に水を付着させると、多孔質層が透明化して白色から青色へと変化する。前記青色の状態は水が付着している間はこの状態を呈していたが、乾燥により水が蒸発すると元の白色に戻る。
前記水変色性壁面貼着材と、壁面固定具としてポリブチレン系ゴムと無機鉱物の混合物からなる粘着剤と、水付着具として水収容容器の先端にペン先部材として連続気孔を有する繊維加工体を取り付けた筆記具を組み合わせて水変色性壁面貼着材セットを得た。
前記粘着剤を水変色性壁面貼着材の裏面の各角に貼り付けて壁面に固定した。
前記水変色性壁面貼着材の多孔質層に筆記具を用いて水を塗布すると、明瞭な青色の筆跡が視覚された。
前記筆跡は水が付着している状態では保持されており、水が乾燥すると元の白色に復して筆跡は不可視状態となり、この様相は何度も繰り返し行うことができた。
また、前記筆跡を形成している水は垂直状態でも垂れることなく、不織布に適度に吸水されると共に、不織布の裏面へ水が裏抜けすることもなかった。
なお、前記水変色性壁面貼着材は壁面に貼着した状態で自重により落下したり、使用時に落下することはなかった。
更に、繰り返し筆記しても表面に凹凸が発生したり破れることもなく、耐久性に優れていた。
実施例3(図3参照)
目付け量70g/mのポリエステル繊維(3デニール×10mm)50%とセルロース繊維50%からなる白色の不織布2の表面に、緑色顔料〔商品名:サンダイスーパーグリーンGLL、山陽色素(株)社製〕7部、アクリル酸エステルエマルジョン〔商品名:モビニール763、ヘキスト合成(株)社製、固形分48%〕50部、水性インキ増粘剤3部、レベリング剤0.5部、消泡剤0.3部、エポキシ系架橋剤5部を均一に混合攪拌してなる青色スクリーン印刷用インキを用いて、150メッシュのスクリーン版にて全面ベタ印刷し、100℃で3分間乾燥硬化させて緑色の着色層6(10g/m)を形成した。
次いで、前記着色層上の全面に、湿式法微粉末シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合、攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、80メッシュのスクリーン版にてベタ印刷し、130℃で5分間乾燥硬化させて多孔質層3(15g/m)を形成した後、65cm×100cmの長方形状に断裁し、更に、前記多孔質層の上部と下部に油性系のUV硬化型オフセット印刷インキにて熊のキャラクターを帯状に印刷して着色図柄層7を設けて水変色性壁面貼着材1(97g/m)を得た。
尚、前記多孔質層が乾燥した状態で明度値を測定すると8.6〜7.4の範囲にあった。また、多孔質層を設けた側から測定したステキヒトサイズ度は3000秒であり、引裂強度は1000gであり、湿潤引張強度は10.0kg/15mmであった。
前記水変色性壁面貼着材は、常態では着色層の緑色が隠蔽されて多孔質層による白色と着色図柄層が視覚される。前記多孔質層に水を付着させると、多孔質層が透明化して白色から緑色へと変化する。前記緑色の状態は水が付着している間はこの状態を呈していたが、乾燥により水が蒸発すると元の白色に戻る。
前記水変色性壁面貼着材と、壁面固定具4としてポリブチレン系ゴムと無機鉱物の混合物からなる粘着剤を組み合わせて水変色性壁面貼着材セットを得た。
前記粘着剤を水変色性壁面貼着材の裏面の各角に貼り付けて壁面5に固定した。
前記水変色性壁面貼着材の多孔質層に水を付着させると、多孔質層が透明化して白色から緑色へと変化する。前記緑色の状態は水が付着している間はこの状態を呈していたが、乾燥により水が蒸発すると元の白色に戻る。
前記水変色性壁面貼着材と、壁面固定具としてポリブチレン系ゴムと無機鉱物の混合物からなる粘着剤と、水付着具として水収容容器の先端にペン先部材として連続気孔を有する繊維加工体を取り付けた筆記具を組み合わせて水変色性壁面貼着材セットを得た。
前記粘着剤を水変色性壁面貼着材の裏面の各角に貼り付けて壁面に固定した。
前記水変色性壁面貼着材の多孔質層に筆記具を用いて水を塗布すると、明瞭な緑色の筆跡が視覚された。
前記筆跡は水が付着している状態では保持されており、水が乾燥すると元の白色に復して筆跡は不可視状態となり、この様相は何度も繰り返し行うことができた。
また、前記筆跡を形成している水は垂直状態でも垂れることなく、不織布に適度に吸水されると共に、不織布の裏面へ水が裏抜けすることもなかった。
なお、前記水変色性壁面貼着材は壁面に貼着した状態で自重により落下したり、使用時に落下することはなかった。
更に、繰り返し筆記しても表面に凹凸が発生したり破れることもなく、耐久性に優れていた。
実施例4
目付け量100g/mのポリエステル繊維(1デニール×5mm)30%とセルロース繊維67%及びサイズ剤(アクリルケテンダイマー)3%からなる白色の不織布の表面に、青色顔料〔商品名:サンダイスーパーブルーGLL、山陽色素(株)社製〕5部、アクリル酸エステルエマルジョン〔商品名:モビニール763、ヘキスト合成(株)社製、固形分48%〕50部、水性インキ増粘剤3部、レベリング剤0.5部、消泡剤0.3部、エポキシ系架橋剤5部を均一に混合攪拌してなる青色スクリーン印刷用インキを用いて、150メッシュのスクリーン版にて全面ベタ印刷し、100℃で3分間乾燥硬化させて青色の着色層(10g/m)を形成した。
次いで、前記着色層上の全面に、湿式法微粉末シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合、攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、80メッシュのスクリーン版にてベタ印刷し、130℃で5分間乾燥硬化させて多孔質層(20g/m)を形成した後、60cm×90cmの長方形状に断裁し、更に、前記多孔質層の上部と下部に油性系のUV硬化型オフセット印刷インキにて機関車の柄を帯状に4色分解のプロセス印刷にて着色図柄層を設けて水変色性壁面貼着材(130g/m)を得た。
尚、前記多孔質層が乾燥した状態で明度値を測定すると9.0〜8.0の範囲にあった。また、多孔質層を設けた側から測定したステキヒトサイズ度は20秒であり、引裂強度は400gであり、湿潤引張強度は5.0kg/15mmであった。
前記水変色性壁面貼着材は、常態では着色層の青色が隠蔽されて多孔質層による白色の状態が視覚される。前記多孔質層に水を付着させると、多孔質層が透明化して白色から青色へと変化する。前記青色の状態は水が付着している間はこの状態を呈していたが、乾燥により水が蒸発すると元の白色に戻る。
前記水変色性壁面貼着材と、壁面固定具としてポリブチレン系ゴムと無機鉱物の混合物からなる粘着剤を組み合わせて水変色性壁面貼着材セットを得た。
前記粘着剤を水変色性壁面貼着材の裏面の各角に貼り付けて壁面に固定した。
前記水変色性壁面貼着材の多孔質層に水を付着させると、多孔質層が透明化して白色から青色へと変化する。前記青色の状態は水が付着している間はこの状態を呈していたが、乾燥により水が蒸発すると元の白色に戻る。
前記水変色性壁面貼着材と、壁面固定具としてポリブチレン系ゴムと無機鉱物の混合物からなる粘着剤と、水付着具として水収容容器の先端にペン先部材として連続気孔を有する繊維加工体を取り付けた筆記具を組み合わせて水変色性壁面貼着材セットを得た。
前記粘着剤を水変色性壁面貼着材の裏面の各角に貼り付けて壁面に固定した。
前記水変色性壁面貼着材の多孔質層に筆記具を用いて水を塗布すると、明瞭な青色の筆跡が視覚された。
前記筆跡は水が付着している状態では保持されており、水が乾燥すると元の白色に復して筆跡は不可視状態となり、この様相は何度も繰り返し行うことができた。
また、前記筆跡を形成している水は垂直状態でも垂れることなく、不織布に適度に吸水されると共に、不織布の裏面へ水が裏抜けすることもなかった。
なお、前記水変色性壁面貼着材は壁面に貼着した状態で自重により落下したり、使用時に落下することはなかった。
更に、繰り返し筆記しても表面に凹凸が発生したり破れることもなく、耐久性に優れていた。
実施例5
パルプに変成ロジン系エマルジョン樹脂を内添した目付け量100g/mの耐水紙表面に、ピンク色顔料〔商品名:サンダイスーパーピンクFBL、山陽色素(株)社製〕5部、アクリル酸エステルエマルジョン〔商品名:モビニール763、ヘキスト合成(株)社製、固形分48%〕50部、水性インキ増粘剤3部、レベリング剤0.5部、消泡剤0.3部、エポキシ系架橋剤5部を均一に混合攪拌してなるピンク色スクリーン印刷用インキを用いて、150メッシュのスクリーン版にて全面ベタ印刷し、70℃で3分間乾燥硬化させてピンク色の着色層(10g/m)を形成した。
次いで、前記着色層上の全面に、湿式法微粉末シリカ〔商品名:ニップシールE−200、日本シリカ工業(株)製〕15部、ウレタンエマルジョン〔商品名:ハイドランHW−930、大日本インキ化学工業(株)製、固形分50%〕30部、水50部、シリコーン系消泡剤0.5部、水系インキ用増粘剤3部、エチレングリコール1部、イソシアネート系架橋剤3部を均一に混合、攪拌してなる白色スクリーン印刷用インキを用いて、80メッシュのスクリーン版にてベタ印刷し、70℃で5分間乾燥硬化させて多孔質層(15g/m)を形成した後、65cm×100cmの長方形状に断裁し、更に、前記多孔質層の下部にイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色からなる油性系のUV硬化型オフセット印刷インキにて花柄を帯状にプロセス印刷して着色図柄層を設けて水変色性壁面貼着材(127g/m)を得た。
尚、前記多孔質層が乾燥した状態で明度値を測定すると9.5〜8.5の範囲にあった。
前記水変色性壁面貼着材は、常態では着色層のピンク色が隠蔽されて多孔質層による白色と着色図柄層が視覚される。前記多孔質層に水を付着させると、多孔質層が透明化して白色からピンク色へと変化する。前記ピンク色の状態は水が付着している間はこの状態を呈していたが、乾燥により水が蒸発すると元の白色に戻る。
前記水変色性壁面貼着材と、壁面固定具としてポリブチレン系ゴムと無機鉱物の混合物からなる粘着剤を組み合わせて水変色性壁面貼着材セットを得た。
前記粘着剤を水変色性壁面貼着材の裏面の各角に貼り付けて壁面に固定した。
前記水変色性壁面貼着材の多孔質層に水を付着させると、多孔質層が透明化して白色からピンク色へと変化する。前記ピンク色の状態は水が付着している間はこの状態を呈していたが、乾燥により水が蒸発すると元の白色に戻る。
前記水変色性壁面貼着材と、壁面固定具としてポリブチレン系ゴムと無機鉱物の混合物からなる粘着剤と、水付着具として水収容容器の先端にペン先部材として連続気孔を有する繊維加工体を取り付けた筆記具を組み合わせて水変色性壁面貼着材セットを得た。
前記粘着剤を水変色性壁面貼着材の裏面の各角に貼り付けて壁面に固定した。
前記水変色性壁面貼着材の多孔質層に筆記具を用いて水を塗布すると、明瞭なピンク色の筆跡が視覚された。
前記筆跡は水が付着している状態では保持されており、水が乾燥すると元の白色に復して筆跡は不可視状態となり、この様相は何度も繰り返し行うことができた。
また、前記筆跡を形成している水は垂直状態でも垂れることなく、耐水紙の裏面へ水が裏抜けすることもなかった。
なお、前記水変色性壁面貼着材は壁面に貼着した状態で自重により落下したり、使用時に落下することはなかった。
更に、繰り返し筆記しても表面に凹凸が発生したり破れることもなく、耐久性に優れていた。
本発明の一実施例の水変色性壁面貼着材を壁面に固定した状態を示す説明図である。 本発明の他の実施例の水変色性壁面貼着材を壁面に固定した状態を示す説明図である。 本発明の他の実施例の水変色性壁面貼着材を壁面に固定した状態を示す説明図である。
1 水変色性壁面貼着材
2 不織布
3 多孔質層
4 壁面固定具
5壁面
6 着色層
7 着色図柄層

Claims (15)

  1. 目付け量が40〜150g/mの不織布又は耐水紙表面に、低屈折率顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた多孔質層を5〜50g/mの範囲で設けてなり、前記多孔質層は不均質に形成されてなり、乾燥状態において下層の色調が部分的に視認される総重量が50〜200g/mの水変色性壁面貼着材。
  2. 前記不織布又は耐水紙と多孔質層の間に着色層を設けてなる請求項1記載の水変色性壁面貼着材。
  3. 前記多孔質層を形成した部分の明度値が乾燥状態において9.5〜7.0の範囲にある請求項1記載の水変色性壁面貼着材。
  4. 前記不織布がセルロース系繊維とポリエステル系繊維からなる不織布である請求項1乃至3のいずれかに記載の水変色性壁面貼着材。
  5. セルロース系繊維とポリエステル系繊維の配合比率が95:5〜50:50である請求項4記載の水変色性壁面貼着材。
  6. 多孔質層を設けた側から測定したステキヒトサイズ度が5〜3600秒である請求項1乃至5のいずれか一項に記載の水変色性壁面貼着材。
  7. 引裂強度が100g以上であり、且つ、湿潤引張強度が0.5Kg/15mm以上である請求項1乃至6のいずれか一項に記載の水変色性壁面貼着材。
  8. 水変色性壁面貼着材の形状が長方形又は正方形であり、少なくとも一片の端部最上層に帯状の着色図柄層を設けてなる請求項1乃至7のいずれか一項に記載の水変色性壁面貼着材。
  9. 前記着色図柄層がイエロー、シアン、マゼンタから少なくともなるプロセス印刷により形成された層である請求項8記載の水変色性壁面貼着材。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の水変色性壁面貼着材と、壁面固定具とからなる水変色性壁面貼着材セット。
  11. 前記壁面固定具が粘着剤である請求項10記載の水変色性壁面貼着材セット。
  12. 前記粘着剤がポリブチレン系ゴム又はポリブチレン系ゴムと無機鉱物の混合物である請求項11記載の水変色性壁面貼着材セット。
  13. 請求項1乃至9のいずれかに記載の水変色性壁面貼着材と、水付着具とからなる水変色性壁面貼着材セット。
  14. 前記水付着具は、連続気孔を有するプラスチック多孔体又は繊維加工体をペン先部材として適用した筆記具又は塗布具形態である請求項13記載の水変色性壁面貼着材セット。
  15. 請求項1乃至9のいずれかに記載の水変色性壁面貼着材と、壁面固定具と、水付着具とからなる水変色性壁面貼着材セット。
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