JP6027301B2 - 殺菌性洗浄剤 - Google Patents

殺菌性洗浄剤 Download PDF

Info

Publication number
JP6027301B2
JP6027301B2 JP2010112844A JP2010112844A JP6027301B2 JP 6027301 B2 JP6027301 B2 JP 6027301B2 JP 2010112844 A JP2010112844 A JP 2010112844A JP 2010112844 A JP2010112844 A JP 2010112844A JP 6027301 B2 JP6027301 B2 JP 6027301B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bacteria
microliters
specimen
added
experimental example
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010112844A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011241263A (ja
Inventor
里枝 壷内
里枝 壷内
優花 巻田
優花 巻田
まどか 宮川
まどか 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miura Co Ltd filed Critical Miura Co Ltd
Priority to JP2010112844A priority Critical patent/JP6027301B2/ja
Publication of JP2011241263A publication Critical patent/JP2011241263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6027301B2 publication Critical patent/JP6027301B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Description

本発明は、洗浄剤、特に、殺菌性洗浄剤に関する。
医療機関、食品工場および製薬工場等における手指等の身体の洗浄では、単に汚れを除去するだけではなく、殺菌効果を併せて求められることが多い。このため、殺菌性を有する洗浄剤の開発が進められている。
殺菌性を有する洗浄剤として、特許文献1には、石鹸よりも低刺激性の界面活性剤、緩衝剤および抗菌剤を含む皮膚洗浄組成物が記載されている。しかし、この組成物において用いられる界面活性剤および抗菌剤は、いずれも化学合成品であって生分解性を欠き、生体系に対する毒性が強いことから、環境への高負荷および危険性の懸念がある。
これに対し、高級脂肪酸塩である石鹸は、生分解性を有し、しかも毒性の低いものであることから、環境への負荷および危険性の低いものであるとともに、それ自体が殺菌作用を示すものと特許文献1において示唆されているが、実用的な殺菌作用を示し得るものではない。
特表平10−500962号公報、特許請求の範囲および3頁4〜13行等
本発明の目的は、洗浄剤として用いられる高級脂肪酸塩に対して実用的な殺菌力を付与することにある。
本発明の殺菌性洗浄剤は、ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、オレイン酸塩およびリノール酸塩を含む脂肪酸塩組成物と、硝酸カリウムとを含む水溶液状のものである。
本発明の殺菌性洗浄剤は、pH緩衝剤をさらに含んでいてもよい。
本発明の殺菌性洗浄剤は、ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、オレイン酸塩およびリノール酸塩を含む脂肪酸塩組成物に対して特定の無機アルカリ金属塩を組み合わせたものであるため、実用的な殺菌力を示す。
実験例1における菌数のlog減少値を示す図。 実験例2における菌数のlog減少値を示す図。 実験例3における菌数のlog減少値を無機アルカリ金属塩の種類および濃度(アルカリ金属イオン濃度換算)毎にまとめた結果を示す図。 実験例4における菌数のlog減少値を示す図。 実験例5における菌数のlog減少値を示す図。 実験例6における菌数のlog減少値を示す図。 実験例7における菌数のlog減少値を示す図。 実験例8における菌数のlog減少値を示す図。 実験例9における菌数のlog減少値を示す図。 実験例10における菌数のlog減少値を示す図。 実験例11における菌数のlog減少値を示す図。 実験例12における菌数のlog減少値を示す図。 実験例13における菌数のlog減少値を示す図。 実験例14における菌数のlog減少値を示す図。
本発明の殺菌性洗浄剤は、高級脂肪酸塩と無機アルカリ金属塩とを含む。ここで用いられる高級脂肪酸塩は、炭素数が12〜18の飽和または不飽和の高級脂肪酸の塩、特に、ナトリウム塩またはカリウム塩である。該当する飽和高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸(炭素数12)、ミリスチン酸(炭素数14)、パルミチン酸(炭素数16)およびステアリン酸(炭素数18)を挙げることができる。また、該当する不飽和高級脂肪酸としては、例えば、オレイン酸(炭素数18で不飽和結合数1)、リノール酸(炭素数18で不飽和結合数2)およびリノレン酸(炭素数18で不飽和結合数3)を挙げることができる。高級脂肪酸塩は、二種類以上のものが併用されてもよい。
一方、ここで用いられる無機アルカリ金属塩は、無機ナトリウム塩、無機カリウム塩および無機リチウム塩のうちの少なくとも一つである。例えば、ナトリウム、カリウムおよびリチウムの塩化物塩、炭酸塩、炭酸水素塩、水酸化物塩、硝酸塩並びに硫酸塩からなる群から選ばれたものであり、これらは二種以上のものが併用されてもよい。
本発明の殺菌性洗浄剤において、無機アルカリ金属塩の含有量は、高級脂肪酸塩の殺菌性を実質的に高めることができる量に設定する。具体的には、高級脂肪酸塩に対する割合が、通常、200W/V%以下になるよう設定するのが好ましく、0.5〜30W/V%になるよう設定するのがより好ましい。なお、無機アルカリ金属塩の含有量が200W/V%よりも多い場合は、高級脂肪酸塩の起泡力が低下し、洗浄力が著しく低下する可能性がある。
本発明の殺菌性洗浄剤は、上述の高級脂肪酸塩および無機アルカリ金属塩以外の成分、例えば、炭素数が12未満の脂肪酸(例えば、炭素数8のカプリル酸や炭素数10のカプリン酸)のナトリウム塩やカリウム塩、香料、色材、保湿剤、坑酸化剤、酸化防止剤および金属イオン封鎖剤等を含んでいてもよい。
本発明の殺菌性洗浄剤は、高級脂肪酸塩に対して無機アルカリ金属塩およびその他の成分を混合した固形状または粉末状のものとして提供することができるが、通常は、純水、蒸留水またはイオン交換水等の精製水に高級脂肪酸塩、無機アルカリ金属塩およびその他の成分を溶解した水溶液状のものとして提供されるのが好ましい。水溶液状の殺菌性洗浄剤において、高級脂肪酸塩の濃度は特に限定されるものではないが、通常は40W/V%以下に設定するのが好ましく、2〜35W/V%に設定するのがより好ましい。
殺菌性洗浄剤が水溶液状のものとして提供される場合、無機アルカリ金属塩としては、水酸化物、すなわち、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムを用いることもできる。但し、アルカリ金属水酸化物を含む水溶液状の殺菌性洗浄剤は、pHが高くなり、皮膚およびその他の生体組織へ刺激や危険性を与える可能性があることから、pH緩衝剤を併用することでpHを9.5〜10.5付近に調整する必要がある。この目的で用いられるpH緩衝剤としては、例えば、グリシン、ホウ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、CHES(N−シクロヘキシル−2−アミノエタンスルホン酸)、CAPSO(N−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ−3−アミノプロパンスルホン酸)およびCAPS(N−シクロヘキシル−3−アミノプロパンスルホン酸)等を挙げることができる。
本発明の殺菌性洗浄剤は、人間の手指、顔および頭髪等の身体の洗浄や、犬や馬等の動物の身体や体毛の洗浄に用いることができ、また、食器類や調理器具等の台所用品等の洗浄に用いることもできる。使用時には、固形状または水溶液状の殺菌性洗浄剤の適量を被洗浄体または布帛やスポンジ等の洗浄具に対して適用し、水を適宜適用して泡だてながら被洗浄体を洗浄する。洗浄後の被洗浄体に付着している殺菌性洗浄剤は、清浄な水で流し落とすのが好ましい。
本発明の殺菌性洗浄剤を用いて被洗浄体を洗浄すると、被洗浄体は、高級脂肪酸塩の界面活性作用により汚れが除去されるとともに、高級脂肪酸塩と無機アルカリ金属塩との相乗作用により被洗浄体に対して実用的な殺菌力を発揮する。このため、被洗浄体は、それに付着している細菌だけではなく、真菌および酵母等の菌類も効果的に除去することができる。
実験例
以下の実験例で用いた脂肪酸組成物は次のものである。
<脂肪酸組成物A>
カプリル酸カリウム 2.1重量%
カプリン酸カリウム 2.0重量%
ラウリン酸カリウム 27.4重量%
ミリスチン酸カリウム 14.4重量%
パルミチン酸カリウム 8.7重量%
ステアリン酸カリウム 3.5重量%
オレイン酸カリウム 38.6重量%
リノール酸カリウム 3.3重量%
<脂肪酸組成物B>
ラウリン酸ナトリウム 44.7重量%
ミリスチン酸ナトリウム 32.7重量%
パルミチン酸ナトリウム 22.6重量%
<脂肪酸組成物C>
カプリン酸カリウム 0.3重量%
ラウリン酸カリウム 19.7重量%
ミリスチン酸カリウム 7.0重量%
パルミチン酸カリウム 4.3重量%
ステアリン酸カリウム 0.9重量%
オレイン酸カリウム 60.8重量%
リノール酸カリウム 7.1重量%
<脂肪酸組成物D>
カプリン酸カリウム 1.2重量%
ラウリン酸カリウム 22.4重量%
ミリスチン酸カリウム 6.9重量%
パルミチン酸カリウム 22.9重量%
ステアリン酸カリウム 1.2重量%
オレイン酸カリウム 26.5重量%
リノール酸カリウム 18.9重量%
<脂肪酸組成物E>
カプリン酸カリウム 0.9重量%
ラウリン酸カリウム 14.8重量%
ミリスチン酸カリウム 4.8重量%
パルミチン酸カリウム 17.5重量%
ステアリン酸カリウム 1.6重量%
オレイン酸カリウム 36.0重量%
リノール酸カリウム 24.5重量%
実験例1
蒸留水へ表1に示す成分を溶解し、洗浄液の検体1〜10を調製した。そして、各検体に対してグラム陽性細菌である黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NBRC13276)の懸濁液を菌数が1.3E+08CFU/ミリリットルになるよう添加し、37℃のウォーターバス中で60秒間保持した。その後、検体100マイクロリットルを日本製薬株式会社のSCDLP培地900マイクロリットルへ添加し、これの10倍希釈系列希釈液の菌数を日本製薬株式会社のSCDLP培地を用いて塗抹法により測定した。各検体についての菌数のlog減少値を図1に示す。
Figure 0006027301
実験例2
蒸留水へ表2に示す成分を溶解し、洗浄液の検体11〜24を調製した。そして、各検体に対してグラム陽性細菌である黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NBRC13276)の懸濁液を菌数が3.7E+08CFU/ミリリットルになるよう添加し、37℃のウォーターバス中で10秒間保持した。その後、検体10マイクロリットルを日本製薬株式会社のSCDLP培地990マイクロリットルへ添加し、これの10倍希釈系列希釈液の菌数を日本製薬株式会社のSCDLP培地を用いて塗抹法により測定した。各検体についての菌数のlog減少値を図2に示す。
Figure 0006027301
実験例3
蒸留水へ表3に示す成分を溶解し、洗浄液の検体25〜37を調製した。そして、各検体に対してグラム陽性細菌である黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NBRC13276)の懸濁液を菌数が1.2E+08CFU/ミリリットルになるよう添加し、37℃のウォーターバス中で60秒間保持した。その後、検体10マイクロリットルを日本製薬株式会社のSCDLP培地990マイクロリットルへ添加し、これの10倍希釈系列希釈液の菌数を日本製薬株式会社のSCDLP培地を用いて塗抹法により測定した。菌数のlog減少値を検体に用いた無機アルカリ金属塩の種類および濃度(アルカリ金属イオン濃度換算)毎にまとめた結果を図3に示す。
Figure 0006027301
実験例4
蒸留水へ表4に示す成分を溶解し、洗浄液の検体38〜40を調製した。そして、各検体に対してグラム陽性細菌である黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NBRC13276)の懸濁液を菌数が1.3E+08CFU/ミリリットルになるよう添加し、37℃のウォーターバス中で60秒間保持した。その後、検体10マイクロリットルを日本製薬株式会社のSCDLP培地990マイクロリットルへ添加し、これの10倍希釈系列希釈液の菌数を日本製薬株式会社のSCDLP培地を用いて塗抹法により測定した。各検体についての菌数のlog減少値を図4に示す。
Figure 0006027301
実験例5
蒸留水へ表5に示す成分を溶解し、洗浄液の検体41〜45を調製した。そして、各検体に対してグラム陽性細菌である黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NBRC13276)の懸濁液を菌数が4.5E+08CFU/ミリリットルになるよう添加し、37℃のウォーターバス中で20秒間保持した。その後、検体10マイクロリットルを日本製薬株式会社のSCDLP培地990マイクロリットルへ添加し、これの10倍希釈系列希釈液の菌数を日本製薬株式会社のSCDLP培地を用いて塗抹法により測定した。各検体についての菌数のlog減少値を図5に示す。
Figure 0006027301
実験例6
蒸留水へ表6に示す成分を溶解し、洗浄液の検体46〜47を調製した。そして、各検体に対してグラム陽性細菌である黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NBRC13276)の懸濁液を菌数が1.3E+08CFU/ミリリットルになるよう添加し、37℃のウォーターバス中で60秒間保持した。その後、検体10マイクロリットルを日本製薬株式会社のSCDLP培地990マイクロリットルへ添加し、これの10倍希釈系列希釈液の菌数を日本製薬株式会社のSCDLP培地を用いて塗抹法により測定した。各検体についての菌数のlog減少値を図6に示す。
Figure 0006027301
実験例7
蒸留水へ表7に示す成分を溶解し、洗浄液の検体48〜52を調製した。そして、各検体に対してグラム陽性細菌である黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NBRC13276)の懸濁液を菌数が4.5E+08CFU/ミリリットルになるよう添加し、37℃のウォーターバス中で20秒間保持した。その後、検体10マイクロリットルを日本製薬株式会社のSCDLP培地990マイクロリットルへ添加し、これの10倍希釈系列希釈液の菌数を日本製薬株式会社のSCDLP培地を用いて塗抹法により測定した。各検体についての菌数のlog減少値を図7に示す。
Figure 0006027301
実験例8
蒸留水へ表8に示す成分を溶解し、洗浄液の検体53〜56を調製した。そして、各検体に対してグラム陽性細菌である黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NBRC13276)の懸濁液を菌数が3.5E+08CFU/ミリリットルになるよう添加し、37℃のウォーターバス中で60秒間保持した。その後、検体10マイクロリットルを日本製薬株式会社のSCDLP培地990マイクロリットルへ添加し、これの10倍希釈系列希釈液の菌数を日本製薬株式会社のSCDLP培地を用いて塗抹法により測定した。各検体についての菌数のlog減少値を図8に示す。
Figure 0006027301
実験例9
蒸留水へ表9に示す成分を溶解し、洗浄液の検体57〜59を調製した。そして、各検体に対してグラム陽性細菌である黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NBRC13276)の懸濁液を菌数が1.3E+08CFU/ミリリットルになるよう添加し、37℃のウォーターバス中で60秒間保持した。その後、検体10マイクロリットルを日本製薬株式会社のSCDLP培地990マイクロリットルへ添加し、これの10倍希釈系列希釈液の菌数を日本製薬株式会社のSCDLP培地を用いて塗抹法により測定した。各検体についての菌数のlog減少値を図9に示す。
Figure 0006027301
実験例10
蒸留水へ表10に示す成分を溶解し、洗浄液の検体60〜64を調製した。そして、各検体に対してグラム陽性細菌である黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NBRC13276)の懸濁液を菌数が4.5E+08CFU/ミリリットルになるよう添加し、37℃のウォーターバス中で20秒間保持した。その後、検体10マイクロリットルを日本製薬株式会社のSCDLP培地990マイクロリットルへ添加し、これの10倍希釈系列希釈液の菌数を日本製薬株式会社のSCDLP培地を用いて塗抹法により測定した。各検体についての菌数のlog減少値を図10に示す。
Figure 0006027301
実験例11
蒸留水へ表11に示す成分を溶解し、洗浄液の検体65〜69を調製した。そして、各検体に対してグラム陽性細菌である黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NBRC13276)の懸濁液を菌数が5.3E+07CFU/ミリリットルになるよう添加し、37℃のウォーターバス中で60秒間保持した。その後、検体10マイクロリットルを日本製薬株式会社のSCDLP培地990マイクロリットルへ添加し、これの10倍希釈系列希釈液の菌数を日本製薬株式会社のSCDLP培地を用いて塗抹法により測定した。各検体についての菌数のlog減少値を図11に示す。
Figure 0006027301
実施例12
蒸留水へ表12に示す成分を溶解し、洗浄液の検体70〜80を調製した。そして、各検体に対してグラム陽性細菌である黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus NBRC13276)の懸濁液を菌数が3.5E+08CFU/ミリリットルになるよう添加し、37℃のウォーターバス中で60秒間保持した。その後、検体10マイクロリットルを日本製薬株式会社のSCDLP培地990マイクロリットルへ添加し、これの10倍希釈系列希釈液の菌数を日本製薬株式会社のSCDLP培地を用いて塗抹法により測定した。各検体についての菌数のlog減少値を図12に示す。
Figure 0006027301
実験例13
蒸留水へ表13に示す成分を溶解し、洗浄液の検体81〜85を調製した。そして、各検体に対して真菌(Scedosporium apiospermum NBRC31146)の懸濁液を菌数が1.6E+06CFU/ミリリットルになるよう添加し、25℃のウォーターバス中で53時間保持した。その後、検体10マイクロリットルを日本製薬株式会社のSCDLP培地990マイクロリットルへ添加し、これの10倍希釈系列希釈液の菌数をベクトン・ディッキンソン アンド カンパニー社のPDA培地「Difco」を用いて塗抹法により測定した。各検体についての菌数のlog減少値を図13に示す。
Figure 0006027301
実験例14
蒸留水へ表14に示す成分を溶解し、洗浄液の検体86〜91を調製した。そして、各検体に対して酵母(Malassezia pachydermatis NBRC10064)の懸濁液を菌数が1.2E+08CFU/ミリリットルになるよう添加し、28℃のウォーターバス中で2分間保持した。その後、検体10マイクロリットルを日本製薬株式会社のSCDLP培地990マイクロリットルへ添加し、これの10倍希釈系列希釈液の菌数をベクトン・ディッキンソン アンド カンパニー社のPDA培地「Difco」を用いて塗抹法により測定した。各検体についての菌数のlog減少値を図14に示す。
Figure 0006027301

Claims (2)

  1. ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、オレイン酸塩およびリノール酸塩を含む脂肪酸塩組成物と、硝酸カリウムとを含水溶液状殺菌性洗浄剤。
  2. pH緩衝剤をさらに含む、請求項1に記載の殺菌性洗浄剤。
JP2010112844A 2010-05-17 2010-05-17 殺菌性洗浄剤 Expired - Fee Related JP6027301B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010112844A JP6027301B2 (ja) 2010-05-17 2010-05-17 殺菌性洗浄剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010112844A JP6027301B2 (ja) 2010-05-17 2010-05-17 殺菌性洗浄剤

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015013790A Division JP2015091992A (ja) 2015-01-27 2015-01-27 殺菌性洗浄剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011241263A JP2011241263A (ja) 2011-12-01
JP6027301B2 true JP6027301B2 (ja) 2016-11-16

Family

ID=45408263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010112844A Expired - Fee Related JP6027301B2 (ja) 2010-05-17 2010-05-17 殺菌性洗浄剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6027301B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5927803B2 (ja) * 2011-08-05 2016-06-01 三浦工業株式会社 界面活性剤組成物
JP5912678B2 (ja) * 2012-03-07 2016-04-27 花王株式会社 バイオフィルム除去剤
JP2015091992A (ja) * 2015-01-27 2015-05-14 三浦工業株式会社 殺菌性洗浄剤
US20170143585A1 (en) * 2015-11-20 2017-05-25 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Beauty treatment device and beauty treatment method
JP2019081722A (ja) * 2017-10-30 2019-05-30 花王株式会社 殺黴剤組成物
JP6976817B2 (ja) * 2017-10-30 2021-12-08 花王株式会社 殺黴剤組成物
JP2020075887A (ja) * 2018-11-08 2020-05-21 シャボン玉石けん株式会社 バイオフィルム除去剤およびバイオフィルム除去方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BR9608655A (pt) * 1995-06-27 1999-09-14 Procter & Gamble Processos de limpeza/sanitizantes, composições e/ou artigos para superfícies inanimadas de não alimentos
JP4873148B2 (ja) * 2006-12-01 2012-02-08 ライオン株式会社 ノンエアゾール型泡状洗浄剤
JP2009029915A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Chen Yuxian 石鹸組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011241263A (ja) 2011-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6027301B2 (ja) 殺菌性洗浄剤
US10568325B2 (en) Naturally-derived surface sanitizer and disinfectant
JP5185925B2 (ja) 低発泡性の、強化された殺生物性過酸化水素組成物
JP5140267B2 (ja) 液体殺菌洗浄剤組成物
NL2013176B1 (en) Concentrate for a disinfectant.
JP5674344B2 (ja) 皮膚殺菌洗浄剤組成物
JP2010132612A (ja) 手指用殺菌洗浄剤組成物
JP5478919B2 (ja) 皮膚殺菌洗浄剤組成物
JP6860734B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JP2008063499A (ja) 液体殺菌洗浄剤組成物
CN107683325B (zh) 衣料用液体清洗剂组合物
JP2015091992A (ja) 殺菌性洗浄剤
CN105873443B (zh) 包含低浓度的食物容许的有机酸和氧化胺两性表面活性剂的抗微生物组合物
JP5665222B2 (ja) 皮膚殺菌洗浄剤組成物
JP4939782B2 (ja) 抗菌性化粧料
JP5631724B2 (ja) 皮膚殺菌洗浄剤組成物
JPH04261500A (ja) 硬質表面用の液状洗浄剤
CN106867711A (zh) 一种除菌洗衣凝珠及其制备方法与应用
CN105255620A (zh) 一种皮革清洗剂
JP5737782B2 (ja) 皮膚殺菌洗浄剤組成物
WO2019199255A2 (en) Developing natural soap based antibacterial liquid soap formula
JP7073436B2 (ja) 洗浄用組成物
JP2006045289A (ja) 洗浄剤組成物
CN104403810A (zh) 一种高效环保地板油污清洁剂
JP2023515849A (ja) ミセル消毒剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140402

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140529

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150127

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150212

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20150306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160526

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161014

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6027301

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees