JP6026764B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

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本発明は、手に付着した水を高圧空気流で吹き飛ばして乾燥させる手乾燥装置に関するものである。
エアーノズルから噴射される高圧空気流で手を乾燥させる手乾燥装置においては、その乾燥時間は概ねエアーノズルから吹き出される高圧空気流の静圧×風量により決定され、その積が大きいほど短い時間で手の乾燥が可能となる。なお、静圧は風速の2乗に比例する。手乾燥装置の高圧空気流は、ブロワモータにより生成されるが、そのブロワモータには、整流子モータや、整流子モータより長寿命となるDCブラシレスモータが採用されている。
ブロワモータにDCブラシレスモータを採用した場合、モータ駆動回路を小型で安価に構成するために、DCブラシレスモータにホール素子等のローター位置検知手段(センサ素子)を搭載せず、そのモータが回転することにより発生する逆起電圧においてローターの磁極の変化(磁極の境界)に対応して発生するゼロクロスポイントを認識しローターの回転位置を検知する、センサレス駆動方式が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
また、逆起電圧を用いたセンサレス駆動方式として、DCブラシレスモータを駆動するスイッチング素子の通電休止直後に発生するスパイク信号の発生期間中は逆起電圧が正しく検出できないため、スパイク信号の発生期間を避けてローターの位置を検知するものがある(例えば、特許文献2参照)。
特許第3208641号公報(第5−6頁) 特開平01−234086号公報(特許請求の範囲)
手に付着した水を高圧空気流で吹き飛ばすタイプの手乾燥装置においては、その乾燥時間は概ね高圧空気流の風速×風量により決定される。所定の乾燥性能を得る場合、風速を上げ風量を下げれば、モータからエアーノズルに高圧空気流を送る送風路を小型化でき、また、高圧空気流を温風化するヒーターを搭載する場合、ヒーターの容量が小さくてすむというメリットがある。
モータの回転数を上げればジェット風の風速を上げることができるが、逆起電圧を利用したローターの回転位置の検知によるセンサレス駆動方式の場合、DCブラシレスモータを高速回転させていくとスパイク信号の発生期間中にゼロクロスポイントが到達してしまい、ローターの回転位置の検知ができなくなってしまう。従って、スパイク信号の発生期間がゼロクロスポイントと重ならない回転数までしかモータの回転数を上げることができなかった。
即ち、DCブラシレスモータの回転数に制約がある分、乾燥性能を得るために風量が必要となり、送風路の小型化やヒーターの小容量化の妨げになっている。
本発明は、前述のような課題を解決するためになされたもので、DCブラシレスモータの回転数を高速化してもスパイク信号の発生期間がゼロクロスポイントと重ならず、送風路の小型化やヒーターの小容量化を図ることができる手乾燥装置を提供することを目的とする。
本発明に係る手乾燥装置は、ほぼ箱状に形成されたケーシングと、ケーシングに設けられ、手を挿抜可能な乾燥処理空間を有する手乾燥室と、手乾燥室の壁面に設けられたエアーノズルと、エアーノズルと連結された送風路と、DCブラシレスモータを有し、DCブラシレスモータの駆動により高圧空気流を発生し、送風路を通じてエアーノズルから手乾燥室内に噴射させる高圧空気発生装置と、複数のスイッチング素子の駆動に基づいて直流電力を交流電力に変換し、DCブラシレスモータのステータの巻線に通電してローターを回転させるインバータと、DCブラシレスモータのローターの回転により巻線に発生する逆起電圧を検出する逆起電圧検出手段と、逆起電圧検出手段により検出された逆起電圧からその逆起電圧のゼロクロスポイントを検出してローターの回転位置を検知し、ゼロクロスポイントを検出してから所定の遅延時間後に複数のスイッチング素子への通電を切り替える制御回路とを備え、制御回路は、複数のスイッチング素子にワイドバンドギャップ半導体を用いて、そのスイッチング素子の通電休止直後に発生するスパイク信号の発生期間とゼロクロスポイントが重ならないようにした。
本発明によれば、DCブラシレスモータのステータの巻線に通電する複数のスイッチング素子にワイドバンドギャップ半導体を用いて、そのスイッチング素子の通電休止直後に発生するスパイク信号の発生期間を短くなるようにした。そのため、スイッチングスピードが速くなり、スイッチング素子の通電休止直後のスパイク信号の発生期間が短縮され、これに伴いスパイク信号により逆起電圧が正しく検出できない期間も短縮され、その分、DCブラシレスモータの回転数を上げることができる。
また、前述のようにDCブラシレスモータの回転数を上げることができるので、風速をアップすることができ、その分、乾燥性能を維持しつつ風量を低下させることができる。
さらに、風量を低下させることができるので、DCブラシレスモータの駆動による高圧空気流を送る送風路を小型化でき、また、高圧空気流を温風化するヒーターの容量が小さくてすむというメリットがあり、手乾燥装置の小型化やコストダウンを図ることができる。
実施の形態に係る手乾燥装置の右側を切断して示す断面図である。 図1の手乾燥装置に搭載された高圧空気発生装置の構成を示す断面図である。 図2の高圧空気発生装置のDCブラシレスモータを駆動する回路図である。 DCブラシレスモータの回転数を例えば毎分20000としたときのモータ駆動信号の波形図および従来技術におけるステータの巻線に誘起された逆起電圧信号とスパイク信号を示す波形図である。 DCブラシレスモータの回転数を例えば毎分30000としたときの逆起電圧信号とスパイク信号を示す波形図である。 従来技術におけるDCブラシレスモータの回転数を例えば毎分30000としたときの逆起電圧信号とスパイク信号を示す波形図である。
以下、本発明に係る手乾燥装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
図1は実施の形態に係る手乾燥装置の右側を切断して示す断面図である。
図1において、手乾燥装置の外観は、上部に手挿入口3および手挿入口3から下方に凹んで両側面が開放された手乾燥室6を有する箱形状のケーシング1によりなっている。ケーシング1は、背面の外郭をなすベース5と、正面の外郭をなす前面パネル7と、両側面の外郭をなす側面パネルとから構成されている。手乾燥室6の前後の壁面には、シリコン系もしくはフッ素系等の撥水性コーティング、又は酸化チタン等の親水性を有するコーティング、又は抗菌剤が含浸されており、表面への汚れの付着の軽減や細菌の繁殖の低減が図られている。
ケーシング1には、手乾燥室6の前面と背面の壁面に設置された手検出装置8と、手乾燥室6の下方に設置された高圧空気発生装置2と、高圧空気発生装置2により生成された高圧空気流を手乾燥室6の手前側と奥側に分流する送風路15と、底部に前後方向に抜き差し可能に設けられたドレン容器13と、手乾燥室6の底部に設けられた排水口11に接続され、ドレン容器13に水を導くための排水管12と、高圧空気発生装置2の近傍に設置された回路基板10とが設けられている。また、ケーシング1の底部には、着脱可能にエアーフィルタ14が装着された空気取入口17が設けられている。
手検出装置8は、赤外線発光部と赤外線受光部とで構成され、赤外線発光部と赤外線受光部の間の赤外線が遮断されたときに手検知信号を回路基板10の制御回路に入力する。高圧空気発生装置2は、後述するが、DCブラシレスモータと、DCブラシレスモータの回転により吸込口16から外気を吸引し、高圧空気流を送風路15内に送り込むファンとで構成されている。
送風路15は、前述したように手乾燥室6の手前側と奥側に分流して成り、手挿入口3の近傍の前面側および背面側の各壁面に設けられたエアーノズル4と連結されている。これらエアーノズル4から高速空気流が手乾燥室6内に噴射され、手挿入口3に挿入された手に付着した水を手乾燥室6内に吹き飛ばす。吹き飛ばされた水は、手乾燥室6の底部に落下し、排水口11から配水管12を通じてドレン容器13に貯留される。前述の送風路15には、高圧空気発生装置2からの高圧空気流を温風とするヒーター9が設置されている。
ドレン容器13には、取外し可能な蓋が取り付けられている。ドレン容器13と蓋は、耐薬品性のあるPP又はABS樹脂などにより成型され、中性洗剤及びアルコールなどを使って洗浄し清掃することができる。回路基板10には、後述するが、例えばマイクロコンピュータからなる制御回路、直流電源回路、高圧空気発生装置2を駆動するためのインバータ、逆起電圧検出手段などが実装されている。
前述の制御回路は、手検出装置8からの手検出信号が入力されたときに高圧空気発生装置2に通電して高速空気流を発生させ、手検出信号の入力が断たれたときには、所定の遅延時間後に高圧空気発生装置2への通電を遮断して停止する。また、制御回路は、高圧空気発生装置2の運転時に送風路15に設置されたヒーター9に通電し、エアーノズル4から暖かい高圧空気流が噴射されるようにする。
次に、高圧空気発生装置2の構成について図2を用いて説明する。
図2は図1の手乾燥装置に搭載された高圧空気発生装置の構成を示す断面図である。
図2において、高圧空気発生装置2は、前述したように、DCブラシレスモータ2aと、DCブラシレスモータの回転軸22cと共に回転して高圧空気流を発生するファン2bとで構成されている。
DCブラシレスモータ2aは、インナーローター型のセンサレスDCブラシレスモータで、ステータ21と、ステータ21の内側に空隙を有して配置され、一体化された回転軸22cを介して軸受23に回転自在に支持されたローター22とで構成されている。ステータ21は、内側に径方向に突出する鉄心歯部21aと、鉄心歯部21aに巻かれた巻線21bとを有している。このステータ21は、巻線21bで構成されるU相、V相、W相の3相からなっている。ローター22は、円柱形状のローター鉄心22aと、ローター鉄心22aの外周に周方向に埋め込まれた複数の永久磁石21bとで構成されている。前述のDCブラシレスモータ2aは、後述するインバータからの電流に基づいてステータ21の巻線21bに回転磁界が発生し、回転磁界と同じ周期でローター22が回転する。
次に、DCブラシレスモータ2aを駆動する回路構成について図3を用いて説明する。
図3は図2の高圧空気発生装置のDCブラシレスモータを駆動する回路図である。
図3において、交流電流を整流して平滑し直流電流に変換する直流電源回路31と、直流電源回路31からの直流電力を交流電力に変換し、ステータ21の各相の巻線21bに電流を供給するインバータ32と、ローター22の回転により巻線21bに発生する逆起電圧を検出する逆起電圧検出手段33と、逆起電圧検出手段33により検出された逆起電圧からローター22の回転位置を検知し、その回転位置に基づいてインバータ32にモータ駆動信号を出力する制御回路34とを備え、これらが前述の回路基板10に実装されている。
インバータ32は、6個のスイッチング素子51〜56(UH、VH、WH、UL、VL、WL)により構成されている。本実施の形態においては、各スイッチング素子51〜56にワイドバンドギャップ半導体が用いられている。このバンドギャップ半導体は、従来の珪素(シリコン:Si)系半導体と比較して大きなエネルギーバンド幅を有し、例えば、炭化珪素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)系材料、又はダイヤモンド等が使用されている。バンドギャップ半導体によるスイッチング素子51〜56は、Si系半導体のスイッチング素子と比べ、スイッチングスピードが2倍から数倍速いので、後述するスパイク信号の発生期間が短縮(例えば1/2)される。
制御回路34は、逆起電圧検出手段33でステータ21の巻線21bに発生する逆起電圧をモニターし、ローター22の磁極の変化(N極とS極との境界)に対応して発生するゼロクロスポイントを検出することでローター22の回転位置を検知し、所定の遅延時間後にスイッチング素子51〜56への通電を切り替える(センサレス駆動方式)。スイッチング素子51〜56への通電を切り替えたときに、モータ電流の還流によりスパイク信号が発生する。
ここで、スパイク信号の発生期間について図4乃至図6を用いて説明する。なお、スパイク信号の発生期間は、DCブラシレスモータ2aの巻線21bの仕様やモータ電流によって変化するが、その仕様およびモータ電流を同じとして説明する。なお、極数が4極のDCブラシレスモータ2aが使用されているものとする。
図4はDCブラシレスモータの回転数を例えば毎分20000としたときのモータ駆動信号の波形図および従来技術におけるステータの巻線に誘起された逆起電圧信号とスパイク信号を示す波形図、図5はDCブラシレスモータの回転数を例えば毎分30000としたときの逆起電圧信号とスパイク信号を示す波形図、図6は従来技術におけるDCブラシレスモータの回転数を例えば毎分30000としたときの逆起電圧信号とスパイク信号を示す波形図である。
DCブラシレスモータ2aを毎分20000回転数で回転させた場合、モータ駆動信号および逆起電圧信号の周期は1.5msec(=1s/((20000rpm/60s)×4極/2))となる。この事例では、逆起電圧信号のゼロクロスポイント18を検出してからモータ駆動信号を切り替えるまでの時間を周期の15°相当に設定しており、周期1.5msecでは62.5μsecとなる。この値は、駆動シーケンスを検討する上で個々に設定されるものである。スパイク信号19の時間はモータに流れる電流量やスイッチング素子のスピードにより変化するが、従来のSi系半導体を用いたスイッチング素子でスパイク信号19が125μsecの間発生したとすると、スパイク信号19の発生期間が完了してからゼロクロスポイント18までの期間は62.5μsecとなり、逆起電圧信号の検出が可能になる。
この状態からDCブラシレスモータ2aの回転数を毎分30000回転まで上げると、逆起電圧信号の周期は約1.0msec(=1s/((30000rpm/60s)×4極/2))、逆起電圧信号のゼロクロスポイント18を検出してからモータ駆動信号を切り替えるまでの時間は41.7μsec(=1.0msec×15°/360°)となる。ゼロクロスポイントの間隔は166.7μsec(=1.0msec/6)なので、スパイク信号19が図4と同じ125μsec発生したとすると、41.7μsec+125μsec=166.7μsecとなり、図6に示すように、スパイク信号19の期間とゼロクロスポイント18が重なってしまう。そのため、ゼロクロスポイント18が信号として現れず、逆起電圧信号を正常に検知することができなくなる。
ここで、ワイドバンドギャップ半導体を用いたスイッチング素子51〜56を駆動して、DCブラシレスモータ2aを図6と同様に毎分30000回転数で回転させる。この事例では、スパイク信号19の発生期間を図4および図6のときの1/2の62.5μsec(=125μsec/2)になるとする。すると、スパイク信号19の発生期間が完了してからゼロクロスポイント18までの期間は62.5μsec(=166.7μsec−41.7μsec−62.5μsec)となり、従来のSi系半導体を用いたスイッチング素子で20000回転させた時と、ローター22の回転位置の検知は同じ安定性となる。
以上のように、センサレス駆動方式においても、スパイク信号19の発生期間を短くすることで、DCブラシレスモータ2aの高速回転化が可能となる。
手に付着した水を高圧空気流で吹き飛ばす手乾燥装置においては、その乾燥性能は、概ねエアーノズル4から吹き出される高圧空気流の静圧×風量により決定され、その積が大きいほど短い時間で手の乾燥が可能となる。
静圧は風速の2乗に比例し、風速はDCブラシレスモータ2aの回転数比の2乗に比例する。そのため、その回転数を1.5倍にすれば、風速は2.25倍となり、静圧は5.06倍となる。従って、手乾燥装置の乾燥性能を維持した場合、静圧が5.06倍になれば、風量を1/5に軽減できる。また、送風路15の面積は、Q=AP(A:ダクト面積、Q:風量、P:風速)となるため、風量が1/5、風速が2.25倍になれば、送風路15の面積は1/11.25に軽減できる。図1に示すように送風路15は製品サイズに大きく寄与しているため、送風路15を細くすることにより、手乾燥装置のサイズのコンパクト化や製品構造制約の緩和を実現できる。
本実施の形態においては、DCブラシレスモータ2aのステータ21の巻線21bへの通電をスイッチングするスイッチング素子51〜56にワイドバンドギャップ半導体を用いて、そのスイッチング素子の通電休止直後に発生するスパイク信号19の発生期間を短くなるようにしている。そのため、センサレス駆動方式でもDCブラシレスモータ2aの高速回転化が可能になり、手の乾燥性能を維持したまま風量を1/5に減らすことで、送風路15の体積を減らすことができ、手乾燥装置のサイズのコンパクト化を実現できる。
また、高圧空気流を温風化するヒーター9の容量は、ΔT=W/KQ(ΔT:温度上昇、W:ヒータ発熱量、Q:風量、K:係数)となるため、風量を1/5に軽減できればヒーター9の容量も1/5に軽減できる。例えば、従来、500Wのヒーター9を用いていた場合、風量を1/5にできれば100Wのヒーター9で同等の温風を得ることができ、大幅な省エネが実現できる。
また、ワイドバンドギャップ半導体を用いたスイッチング素子51〜56は、耐熱性も高いため、スイッチング素子51〜56の冷却のために必要な放熱フィン(図示せず)の小型化が可能であり、手乾燥装置の小型化が可能になる。
さらに、電力損失が低いため、スイッチング素子51〜56の高効率化が可能であり、延いては、手乾燥装置の高効率化が可能になる。
また、スイッチング素子51〜56の高速回転化により、DCブラシレスモータ2aの起動開始から定常回転になるまでの過渡期間を短縮することができるので、手乾燥室6に手を挿入してからエアーノズル4から吹き出される高圧空気流が定常になるまでの時間を短縮できるので、より短時間に手を乾燥させることができ、使い勝手がよい。
1 手乾燥装置のケーシング、2 高圧空気発生装置、2a DCブラシレスモータ、2b ファン、3 手挿入口、4 エアーノズル、5 ベース、6 手乾燥室、7 前面パネル、8 手検出装置、9 ヒーター、10 回路基板、11 排水口、12 配水管、13 ドレン容器、14 エアーフィルタ、15 送風路、16 吸込口、17 空気取入口、18 ゼロクロスポイント、19 スパイク信号、21 ステータ、21a 鉄心歯部、21b 巻線、22 ローター、22a ローター鉄心、22b 永久磁石、22c 回転軸、23 軸受、31 直流電源回路、32 インバータ、33 逆起電圧検出手段、34 制御回路、51〜56 スイッチング素子。

Claims (4)

  1. ほぼ箱状に形成されたケーシングと、
    前記ケーシングに設けられ、手を挿抜可能な乾燥処理空間を有する手乾燥室と、
    前記手乾燥室の壁面に設けられたエアーノズルと、
    前記エアーノズルと連結された送風路と、
    DCブラシレスモータを有し、該DCブラシレスモータの駆動により高圧空気流を発生し、前記送風路を通じて前記エアーノズルから前記手乾燥室内に噴射させる高圧空気発生装置と、
    複数のスイッチング素子の駆動に基づいて直流電力を交流電力に変換し、前記DCブラシレスモータのステータの巻線に通電してローターを回転させるインバータと、
    前記DCブラシレスモータのローターの回転により前記巻線に発生する逆起電圧を検出する逆起電圧検出手段と、
    前記逆起電圧検出手段により検出された逆起電圧から当該逆電圧のゼロクロスポイントを検出して前記ローターの回転位置を検知し、前記ゼロクロスポイントを検出してから所定の遅延時間後に前記複数のスイッチング素子への通電を切り替える制御回路と
    を備え、
    前記制御回路は、前記複数のスイッチング素子にワイドバンドギャップ半導体を用いて、当該スイッチング素子の通電休止直後に発生するスパイク信号の発生期間と前記ゼロクロスポイントが重ならないようにしたことを特徴とする手乾燥装置。
  2. 前記制御回路は、前記所定の遅延時間と前記スイッチング素子の通電休止直後に発生するスパイク信号の発生期間の合計が前記ゼロクロスポイントの間隔よりも短くなるようにしたことを特徴とする請求項1記載の手乾燥装置。
  3. 前記ワイドバンドギャップ半導体は、炭化珪素、窒化ガリウム系材料、又はダイヤモンドであることを特徴とする請求項1又は2記載の手乾燥装置。
  4. 前記送風路内にヒーターを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の手乾燥装置。
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