JP6026270B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

この発明は、動作モードとしてアクティブモードおよびスタンバイモードを有する半導体装置の電源制御に関する。
マイクロコンピュータなどの半導体装置は、内部回路に供給する電源電圧(以下、内部電源電圧とも称する)を生成するための電源回路を備えている。このような半導体装置には、高速動作および低消費電力の実現のために、半導体装置の動作時(アクティブモード)と待機時(スタンバイモード)とで、動作させる電源回路を切替えるように構成したものが広く用いられている。
電源回路は、半導体装置のアクティブモードおよびスタンバイモードの両動作モードにおいて、安定した電源電圧を発生させる必要がある。このため、消費電力が大きく、電圧降下が起こりやすいアクティブモード時には、電力供給能力の高い電源回路が用いられる一方で、消費電力が小さいスタンバイモード時には、低消費電力化のため、消費電力を抑えた電源回路が用いられる。
特開2008−217509号公報
多電源のチップにおいて、オンチップレギュレータの出力と外部電源との間をスイッチ制御している場合、電源投入時、各回路が順方向にバイアスされるといった不具合が生じないよう、予め定められた電源立ち上げシーケンスに従って複数の電源電圧を順次立ち上げる必要がある。この立ち上げシーケンス制御は、ユーザへの制約となってしまう。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態による半導体装置は、動作モードとして、アクティブモードとスタンバイモードとを有する。半導体装置は、アクティブモード時、外部電源回路から第1の内部電源電圧の供給を受ける第1の電源線と、外部電源電圧に基づいて第2の内部電源電圧を生成する内部電源回路と、内部電源回路から第2の内部電源電圧の供給を受ける第2の電源線と、第1の電源線および第2の電源線の間に接続されるPMOSスイッチと、PMOSスイッチのオン/オフを制御する制御回路とを備える。PMOSスイッチは、ソースおよびN型ウェルが第1の電源線に接続される第1のPMOSトランジスタと、ソースおよびN型ウェルが第2の電源線に接続され、ドレインが第1のPMOSトランジスタのドレインに接続される第2のPMOSトランジスタと、制御回路からの制御指令および第2の電源線の電圧に基づいて、第1のPMOSトランジスタのゲートに入力する第1の制御信号を生成するための第1の制御信号生成部と、制御指令および第1の電源線の電圧に基づいて、第2のPMOSトランジスタのゲートに入力する第2の制御信号を生成するための第2の制御信号生成部とを含む。
上記の一実施の形態によれば、アクティブモードとスタンバイモードとで動作させる電源回路を切替えるように構成された半導体装置において、電源立ち上げシーケンスをフリー化することができる。
実施の形態1による半導体装置の構成を示す回路図である。 実施の形態1による半導体装置における内部電源電圧の切替え動作を説明するためのタイミングチャートである。 図1におけるPMOSスイッチの構成を示す回路図である。 PMOSスイッチの構成を模式的に示す断面図である。 実施の形態2による半導体装置に適用される内部電源回路の構成を示す回路図である。 実施の形態3による半導体装置に適用されるPMOSスイッチの構成の一例を示す回路図である。 実施の形態1による半導体装置の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態3による半導体装置の動作を示すタイミングチャートである。 関連技術の半導体装置の全体構成を示す回路図である。 関連技術の半導体装置における外部レギュレータおよび内部レギュレータの切替え動作を説明するためのタイミングチャートである。 一般的なPMOSスイッチの構成を模式的に示す断面図である。
以下、一実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して、その説明を繰返さない。
<実施の形態1>
一実施の形態による半導体装置を説明するにあたり、最初に、関連技術の半導体装置における電源制御について説明する。次に、一実施の形態による半導体装置の主要部分について説明する。
[関連技術の半導体装置における電源制御]
図9は、関連技術の半導体装置の全体構成を示す回路図である。
図9を参照して、関連技術の半導体装置1000は、半導体装置1000の外部から供給される外部電源電圧VCCを受ける電源端子5と、外部電源電圧VCCを降圧して内部電源電圧を生成する内部電源回路210と、電源線15とを備える。半導体装置1000は、内部回路12と、SRAM(Static Random Access Memory)メモリセル32と、SRAM周辺回路14と、システム制御回路28とをさらに備える。
電源端子5は、半導体装置1000の外部に設けられたレギュレータ(以下、「外部レギュレータ」とも称する)2によって生成された外部電源電圧VCCを受ける。内部電源回路210は、外部電源電圧VCCを降圧した内部電源電圧を生成し、生成した内部電源電圧を電源線35に供給する。電源線35にはSRAMメモリセル32が接続される。SRAMメモリセル32は、電源線35から供給される内部電源電圧を受けて駆動する。以下の説明では、SRAMメモリセル32を駆動するための内部電源電圧を「内部電源電圧VDD_RAM」と表記する。また、内部電源電圧VDD_RAMを伝達する電源線35を「VDD_RAM線」と表記する。
内部電源回路210は、外部電源電圧VCCによって動作する。内部電源回路210は、基準電圧発生回路220と、内部レギュレータ26とを含む。基準電圧発生回路220は、外部電源電圧VCCを降圧した基準電圧Vrefを生成する。基準電圧Vrefは、例えば1.25V程度に設定される。内部レギュレータ26は、基準電圧Vrefを参照して内部電源電圧VDD_RAMを生成する。
具体的には、内部レギュレータ26は、誤差増幅器260と、PMOS(Positive-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ262とを含む。誤差増幅器260は、反転入力端子(−端子)に基準電圧Vrefを受け、非反転入力端子(+端子)に内部レギュレータ26の出力端子からのフィードバック電圧を受ける。誤差増幅器260は、基準電圧Vrefとフィードバック電圧との電圧差に応じて制御電圧を生成し、生成した制御電圧をPMOSトランジスタ262の制御端子(ゲート端子)に供給する。
誤差増幅器260から出力される制御電圧は、フィードバック電圧が基準電圧Vrefよりも大きくなるにつれて増大する。この結果、PMOSトランジスタ262を流れる電流が減少するので、フィードバック電圧の増大が抑制される。逆に、制御電圧は、フィードバック電圧が基準電圧Vrefよりも小さくなるにつれて減少する。この結果、PMOSトランジスタ262を流れる電流が増大するので、フィードバック電圧の減少が抑制される。このようにして、フィードバック電圧は、基準電圧Vref(1.25V)に等しくなる。
内部レギュレータ26の出力端子はVDD_RAM線35に接続される。これにより、VDD_RAM線35には、基準電圧Vrefに等しい出力電圧が内部電源電圧VDD_RAMとして供給される。
なお、誤差増幅器260は、システム制御回路28から与えられる制御信号pd_stbyに応じて活性状態(オン状態)または非活性状態(オフ状態)に制御される。具体的には、誤差増幅器260は、L(論理ロー)レベルに活性化された制御信号pd_stbyを受けてオン状態となり、H(論理ハイ)レベルに非活性化された制御信号pd_stbyを受けてオフ状態となる。
また、VDD_RAM線35には、内部電源電圧VDD_RAMを安定化するために、電源端子7を介して外部容量4が取り付けられている。
半導体装置1000は、半導体装置1000の外部から直接的に内部電源電圧の供給を受けるための構成として、電源端子6と、電源線15と、PMOSスイッチ400と、レベルシフタ16とをさらに備える。
電源端子6は、外部レギュレータ3によって生成された内部電源電圧を受ける。電源線15には内部回路12、SRAM周辺回路14およびレベルシフタ16が接続される。半導体装置1000が例えばマイクロコンピュータの場合、内部回路12は、CPU(Central Processing Unit)、フラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性メモリ、論理回路および周辺回路などを含む。SRAM周辺回路14は、センスアンプなどSRAMメモリセル32の書込み・読出し動作に必要な周辺回路および制御回路などを含む。内部回路12およびSRAM周辺回路14は、電源線15から供給される内部電源電圧を受けて駆動する。以下の説明では、内部回路12およびSRAM周辺回路14を駆動するための内部電源電圧を「内部電源電圧VDD」と表記する。また、内部電源電圧VDDを伝達する電源線15を「VDD線」と表記する。内部電源電圧VDDは、内部電源電圧VDD_RAMと同じ電圧レベルであり、例えば1.25V程度に設定される。
PMOSスイッチ400は、VDD線15およびVDD_RAM線35の間に接続される。PMOSスイッチ400のオン(導通)/オフ(非導通)は、システム制御回路28によって生成され、かつ、レベルシフタ16によってレベル変換された制御信号pswonによって制御される。具体的には、制御信号pswonがLレベルに活性化されたとき、PMOSスイッチ400がオンされる。これにより、VDD線15およびVDD_RAM線35が電気的に接続される。一方、制御信号pswonがHレベルに非活性化されたとき、PMOSスイッチ400がオフされる。これにより、VDD線15およびVDD_RAM線35が電気的に遮断される。
半導体装置1000は、図9に示すように、内部電源電圧VDDによって動作する回路が配置された領域(以下、「VDD電源領域」とも称する)100と、外部電源電圧VCCによって動作する回路が配置された領域(以下、「VCC電源領域」とも称する)200と、内部電源電圧VDD_RAMによって動作する回路が配置された領域(以下、「VDD_RAM電源領域」とも称する)300とに分けられる。VDD電源領域100には、内部回路12と、SRAM周辺回路14と、レベルシフタ16とが含まれる。VCC電源領域200には、内部電源回路210およびシステム制御回路28が含まれる。VDD_RAM電源領域300には、SRAMメモリセル32が含まれる。
以上に示す半導体装置1000は、動作モードとして、半導体装置の動作時に対応するアクティブモードと、半導体装置の待機時(非動作時とも称する)に対応するスタンバイモードとを有する。システム制御回路28は、このアクティブモード時とスタンバイモード時とで内部電源電圧の供給源を切替える。
具体的には、種々の回路動作が行なわれるため、消費電力が大きく、電圧降下が起こりやすいアクティブモード時には、電流供給能力の高い外部レギュレータ3を用いて内部電源電圧VDDを発生させる。VDD電源領域100において、内部回路12およびSRAM周辺回路14は、VDD線15から内部電源電圧VDDの供給を受けて駆動する。
このとき、システム制御回路28は、Lレベルに活性化された制御信号pswonをレベルシフタ16へ出力する。PMOSスイッチ400がレベル変換された制御信号pswonを受けてオンされることにより、VDD線15およびVDD_RAM線35が接続される。システム制御回路28はさらに、Hレベルに非活性化された制御信号pd_stbyを生成して内部レギュレータ26へ出力する。誤差増幅器260がHレベルの制御信号pd_stbyを受けてオフ状態となるため、内部レギュレータ26は内部電源電圧VDD_RAMを発生しない。したがって、VDD_RAM線35は、VDD線15からPMOSスイッチ400を介して内部電源電圧VDDの供給を受ける。このようにして、アクティブモード時には、SRAMメモリセル32は、内部回路12およびSRAM周辺回路14と同様に、外部レギュレータ3から供給される内部電源電圧VDDによって駆動する。
これに対して、種々の回路動作が行なわれない待機状態のため、消費電力が小さいスタンバイモード時には、低消費電力化対策として、消費電力を抑えた内部レギュレータ26を用いて内部電源電圧VDD_RAMを発生させる。詳細には、スタンバイモード時は、内部回路12およびSRAM周辺回路14への内部電源電圧VDDの供給が不要となる一方で、SRAMメモリセル32に対しては、データ保持のために内部電源電圧VDD_RAMを供給する必要がある。一方で、外部レギュレータ3を用いて内部電源電圧VDD_RAMを発生させると消費電力が大きくなる。そのため、外部レギュレータ3をオフ状態とし、内部レギュレータ26をオン状態として内部電源電圧VDD_RAMを発生させる。
このとき、システム制御回路28は、Hレベルに非活性化された制御信号pswonをレベルシフタ16へ出力する。PMOSスイッチ400がレベル変換された制御信号pswonを受けてオフされることにより、VDD線15およびVDD_RAM線35が電気的に遮断される。システム制御回路28はさらに、Lレベルに活性化された制御信号pd_stbyを内部レギュレータ26へ出力する。誤差増幅器260がLレベルの制御信号pd_stbyを受けてオン状態となると、内部レギュレータ26は内部電源電圧VDD_RAMを発生する。この結果、VDD_RAM線35は、内部レギュレータ26から内部電源電圧VDD_RAMの供給を受ける。このようにして、スタンバイモード時、SRAMメモリセル32は、内部レギュレータ26から供給される内部電源電圧VDD_RAMによって駆動する。
(1)VDD_RAM線の電圧ドロップの発生
以上に説明したように、関連技術の半導体装置1000では、アクティブモード時とスタンバイモード時とで、電流供給能力の異なる2つのレギュレータ(外部レギュレータ3および内部レギュレータ26)を切替えて用いることにより、低消費電力化を実現する。
しかしながら、一般に内部レギュレータ26はできるだけ消費電力を抑えたいため、外部レギュレータ3に比べて出力電圧の反応が鈍い。このため、半導体装置1000がアクティブモードからスタンバイモードに移行する際に、内部レギュレータ26をオン状態にしてからVDD_RAM線35に電圧が供給されるまでに時間差が生じてしまう。その結果、スタンバイモードへの移行直後において、VDD_RAM線35の電圧が一時的に低下する、いわゆる電圧ドロップが発生するという問題がある。
図10は、関連技術の半導体装置1000における外部レギュレータ3および内部レギュレータ26の切替え動作を説明するためのタイミングチャートである。
図10を参照して、半導体装置1000がアクティブモードのときには(時刻t0)、VDD線15に外部レギュレータ3から内部電源電圧VDD(1.25V)が供給される。PMOSスイッチ400は、Lレベルに活性化された制御信号pswonによってオンされる。一方、内部レギュレータ26は、Hレベルに非活性された制御信号pd_stbyによってオフ状態となる。VDD線15およびVDD_RAM線35がPMOSスイッチ400によって接続されることにより、VDD_RAM線35には内部電源電圧VDDが供給される。
アクティブモードからスタンバイモードへ移行するときには、制御信号pd_stbyをLレベルに活性化させて内部レギュレータ26をオン状態とする(時刻t1)。続いて、制御信号pswonをHレベルに非活性化させてPMOSスイッチ400をオフする(時刻t2)。なお、スタンバイモードでは外部レギュレータ3がオフ状態となるため、VDD線15は、内部電源電圧VDD(1.25V)から接地電圧(0V)に向かって低下する。
ここで、内部レギュレータ26からVDD_RAM線35に内部電源電圧VDD_RAMが供給されるタイミングが、PMOSスイッチ400がオフされるタイミング(時刻t2)よりも遅れると、VDD_RAM線35では電源供給が一時的に途絶える。このため、VDD_RAM線35に、図10に示すように電圧ドロップが発生する。
なお、スタンバイモードからアクティブモードへ復帰するときには、制御信号pswonをLレベルに活性化させてPMOSスイッチ400をオンするとともに(時刻t3)、制御信号pd_stbyをHレベルに非活性化させて内部レギュレータ26をオフ状態とする。アクティブモードでは外部レギュレータ3がオン状態となるため、VDD線15は、接地電圧(0V)から再び内部電源電圧VDD(1.25V)に上昇する。外部レギュレータ3は応答性が良いため、VDD_RAM線35に電圧ドロップは生じない。
上記のように、スタンバイモードへの移行直後のVDD_RAM線35の電圧ドロップは内部レギュレータ26の応答性に起因したものであるため、内部レギュレータ26を常時オン状態にしておくことで電圧ドロップを抑えることも考えられる。しかしながら、図9に示す構成のままでアクティブモード時に内部レギュレータ26をオン状態にしておくと、内部レギュレータ26から供給される内部電源電圧VDD_RAMと、外部レギュレータ3から供給される内部電源電圧VDDとの間に電圧差が生じたときに、内部レギュレータ26に無駄に電力を消費させる可能性が生じてしまう。
例えば、内部電源電圧VDDが1.15Vであって、内部電源電圧VDD_RAMが1.35Vである場合、内部レギュレータ26から外部レギュレータ3に向かって、内部レギュレータ26が供給できる限界まで電流が流れ続ける。これは無駄な電力を消費させるとともに、VDD線15およびVDD_RAM線35にエレクトロマイグレーションが発生しやすくなり、半導体装置の信頼性にも影響を及ぼす。このため、内部レギュレータ26を常時オン状態にしておくことは現実的でない。
(2)電源立ち上げシーケンスの制約
図9に示すように、VDD線15およびVDD_RAM線35は、PMOSスイッチ400を介して接続されている。図11は、一般的なPMOSスイッチの構成を模式的に示す断面図である。
図11を参照して、PMOSスイッチ400は、PMOSトランジスタにより構成される。PMOSトランジスタは、P型半導体基板p−subに設けられたN型ウェルn−wellに形成される。PMOSトランジスタにおいて、ドレインDはVDD線15に接続され、ソースSはVDD_RAM線35に接続される。N型ウェルn−wellはVDD_RAM線35に接続される。VDD_RAM線35にはアクティブモード時およびスタンバイモード時の双方で電源が供給されるのに対して、VDD線15はスタンバイモード時に電源の供給が停止されるためである。
半導体装置1000に電源が投入されると、外部レギュレータ3および内部電源回路210がそれぞれ起動されることによって、内部電源電圧VDDおよびVDD_RAMがそれぞれ立ち上がる。PMOSトランジスタは、ドレインDに内部電源電圧VDDを受け、ソースSおよびN型ウェルn−wellに内部電源電圧VDD_RAMを受ける。
例えば、内部電源電圧VDD_RAMの立ち上がりが内部電源電圧VDDの立ち上がりよりも遅い場合を想定する。この場合、ドレインDの電圧に対してN型ウェルn−wellの電圧が低くなるため、ドレインDおよびN型ウェルn−well間のPN接合が順方向にバイアスされる。このため、PN接合に電流が流れる可能性がある。
一方、内部電源電圧VDDの立ち上がりが内部電源電圧VDD_RAMの立ち上がりよりも遅い場合には、ドレインDの電圧に対してN型ウェルn−wellの電圧が高くなるため、ドレインDおよびN型ウェルn−well間のPN接合が順方向にバイアスされず、PN接合に電流が流れない。
したがって、半導体装置1000の電源投入時には、内部電源電圧VDD_RAMを内部電源電圧VDDよりも先に立ち上げなければならないという制約が生じる。
以上のように、関連技術の半導体装置1000における電源制御には、スタンバイモードへの移行直後のVDD_RAM線35の電圧ドロップ、および、電源立ち上げシーケンスの制約という課題があった。実施の形態1では、以下のように、内部レギュレータ26を常時オン状態にすることを可能とすることにより、スタンバイモードへの移行直後の電圧ドロップを抑制する。また、PMOSスイッチ400を、電源投入時にPN接合が順方向にバイアスされるのを防止可能な構造とすることにより、電源立ち上げシーケンスのフリー化を実現する。
[実施の形態1による半導体装置における電源制御]
以下、実施の形態1による半導体装置における電源制御について説明する。
図1は、実施の形態1による半導体装置の構成を示す回路図である。
図1を参照して、実施の形態1による半導体装置1は、図9に示す関連技術の半導体装置1000において、内部電源回路210に代えて、内部電源回路21を設けたものである。また、PMOSスイッチ400に代えて、PMOSスイッチ40およびレベルシフタ34を設けたものである。半導体装置1の全体構成は、内部電源回路21、PMOSスイッチ40およびレベルシフタ34を除いて、図9と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
(内部電源回路21の構成)
内部電源回路21は、外部電源電圧VCCによって動作する。内部電源回路21は、基準電圧発生回路22と、セレクタ24と、内部レギュレータ26とを含む。
基準電圧発生回路22は、外部電源電圧VCCを降圧した基準電圧Vrefを生成する。基準電圧発生回路22は、互いに電圧レベルの異なる2つの基準電圧V1,V2を生成可能に構成される。基準電圧V1は例えば1.05V程度に設定され、基準電圧V2は例えば1.25V程度に設定される。
セレクタ24は、システム制御回路28から与えられる制御信号sel_refに従って、基準電圧発生回路22が出力する電圧V1,V2のいずれか一方を選択する。セレクタ24は、その選択した電圧を基準電圧Vrefとして内部レギュレータ26へ出力する。
内部レギュレータ26は、セレクタ24から入力される基準電圧Vrefを参照して、内部電源電圧VDD_RAMを生成する。具体的には、内部レギュレータ26は、誤差増幅器260およびPMOSトランジスタ262を含み、誤差増幅器260の反転入力端子に基準電圧Vrefを受ける。また、誤差増幅器260の非反転入力端子に内部レギュレータ26の出力端子からのフィードバック電圧を受ける。
誤差増幅器260は、図9で説明したように、基準電圧Vrefとフィードバック電圧との電圧差に応じて制御電圧を生成し、生成した制御電圧をPMOSトランジスタ262の制御端子(ゲート端子)に供給する。これにより、VDD_RAM線35には、基準電圧Vrefに等しい出力電圧が内部電源電圧VDD_RAMとして供給される。上述のように、制御信号sel_refに従って基準電圧Vrefを2値V1(1.05V),V2(1.25V)の間で切替えることにより、内部電源電圧VDD_RAMはこの2値V1,V2の間で切替えられる。
誤差増幅器260は、システム制御回路28から与えられる制御信号pd_stbyに応じてオン状態またはオフ状態に制御される。具体的には、誤差増幅器260は、Lレベルに活性化された制御信号pd_stbyを受けてオン状態となり、Hレベルに非活性化された制御信号pd_stbyを受けてオフ状態となる。
PMOSスイッチ40は、VDD線15およびVDD_RAM線35の間に接続される。PMOSスイッチ40は、システム制御回路28によって生成され、かつ、レベルシフタ16によってレベル変換された制御信号pswon_vddを受ける。PMOSスイッチ40はさらに、システム制御回路28によって生成され、かつ、レベルシフタ34によってレベル変換された制御信号pswon_vdd_ramを受ける。PMOSスイッチ40は、後述するように、これら2つの制御信号に応答してオン/オフが制御される。
具体的には、制御信号pswon_vdd,pswon_vdd_ramがともにLレベルに活性化されたとき、PMOSスイッチ40がオンされる。これにより、VDD線15およびVDD_RAM線35が電気的に接続される。一方、制御信号pswon_vdd,pswon_vdd_ramの少なくとも一方がHレベルに非活性化されたとき、PMOSスイッチ40がオフされる。これにより、VDD線15およびVDD_RAM線35が電気的に遮断される。
半導体装置1は、図1に示すように、VDD電源領域10と、VCC電源領域20と、VDD_RAM電源領域30とに分けられる。VDD電源領域10には、内部回路12と、SRAM周辺回路14と、レベルシフタ16とが含まれる。VCC電源領域20には、内部電源回路21およびシステム制御回路28が含まれる。VDD_RAM電源領域30には、SRAMメモリセル32およびレベルシフタ34が含まれる。
ここで、VCC電源領域20に含まれる回路では、主として膜厚の厚い高耐圧用トランジスタが使用される。一方、VDD電源領域10およびVDD_RAM電源領域30に含まれる回路では、主として高耐圧用トランジスタよりも膜厚の薄い低耐圧用トランジスタが使用される。
実施の形態1による半導体装置1は、関連技術の半導体装置1000(図9)と同様に、動作モードとして、アクティブモードとスタンバイモードとを有する。システム制御回路28は、アクティブモード時とスタンバイモード時とで内部電源電圧の供給源を切替える。
ここで、上述のように、関連技術に示した構成において、アクティブモード時とスタンバイモード時とで、電流供給能力の異なる2つのレギュレータ(外部レギュレータ3および内部レギュレータ26)を切替えて用いると、内部レギュレータ26の応答性に起因して、スタンバイモードへの移行直後にVDD_RAM線35に電圧ドロップが生じてしまう(図10参照)。
そのため、実施の形態1による半導体装置1では、内部電源回路21が生成する内部電源電圧VDD_RAMの電圧レベルを、半導体装置1の動作モードに応じて切替える。これにより、内部電源電圧VDDおよびVDD_RAMの電圧差による無駄な電力消費を抑制し、内部電源回路21を常時オン状態とすることを可能とする。
図2は、実施の形態1による半導体装置1における内部電源電圧VDD_RAMの切替え動作を説明するためのタイミングチャートである。
図2を参照して、半導体装置1がアクティブモードのとき(時刻t0)、VDD線15には外部レギュレータ3から内部電源電圧VDD(1.25V)が供給される。PMOSスイッチ40は、Lレベルに活性化された制御信号pswon_vdd,pswon_vdd_ramによってオンされる。VDD_RAM線35は、PMOSスイッチ40によってVDD線15に電気的に接続されるため、VDD線15から内部電源電圧VDDが供給される。
このとき、内部電源回路21においては、Lレベルに活性化された制御信号pd_stbyによって内部レギュレータ26がオン状態となる。これにより、VDD_RAM線35には、内部レギュレータ26から内部電源電圧VDD_RAMが供給される。
上述のように、内部電源電圧VDD_RAMが内部電源電圧VDDより高い場合、内部レギュレータ26から外部レギュレータ3に向かって、内部レギュレータ26が供給できる限界まで電流が流れ続けてしまう。
そこで、実施の形態1では、アクティブモード時に内部レギュレータ26に与える基準電圧Vrefを、内部電源電圧VDD(1.25V)よりも低い電圧V1(1.05V)とする。具体的には、セレクタ24は、システム制御回路28からの制御信号sel_refに従って電圧V1を選択して内部レギュレータ26に出力する。内部レギュレータ26が電圧V1を基準電圧Vrefとして動作することにより、VDD_RAM線35には、電圧V1に等しい内部電源電圧VDD_RAMが供給される。なお、電圧V1は、内部電源電圧VDDのばらつきを考慮して、内部電源電圧VDDの下限値よりも低くなるように設定される。
このように、アクティブモード時に内部レギュレータ26が発生する内部電源電圧VDD_RAM(1.05V)を内部電源電圧VDD(1.25V)より低くしたことにより、内部レギュレータ26から外部レギュレータ3に向かって電流が流れるのを防止できる。これにより、内部レギュレータ26の無駄な電力消費が抑制されるため、内部レギュレータ26を常時オン状態にすることが可能となる。
アクティブモードからスタンバイモードへの移行するときには、セレクタ24は、システム制御回路28からの制御信号sel_refに従って電圧V2(1.25V)を選択して内部レギュレータ26に出力する。内部レギュレータ26が電圧V2を基準電圧Vrefとして動作することにより、VDD_RAM線35には、電圧V2に等しい内部電源電圧VDD_RAMが供給される。
なお、上述の説明では、電圧V2を内部電源電圧VDD(1.25V)と同じ電圧レベルとする構成について例示したが、電圧V2はSRAMメモリセル32のデータ保持可能な電圧レベル(例えば1.1V程度)であればよい。
システム制御回路28は、制御信号pswon_vdd,pswon_vdd_ramをともにHレベルに非活性化させてPMOSスイッチ40をオフする(時刻t2)。スタンバイモードでは外部レギュレータ3がオフ状態となるため、VDD線15は、内部電源電圧VDD(1.25V)から接地電圧(0V)に向かって低下する。一方、VDD_RAM線35は、内部レギュレータ26が既にオン状態となっているため、電圧ドロップの発生が抑制される。
(PMOSスイッチ40の構成)
図3は、図1におけるPMOSスイッチ40の構成を示す回路図である。
図3を参照して、PMOSスイッチ40は、直列に接続された2個のPMOSトランジスタP1,P2と、2個の制御信号生成部50_1,50_2とを含む。
PMOSトランジスタP1,P2は、VDD_RAM線35およびVDD線15の間に直列に接続される。PMOSトランジスタP1は、ソースSがVDD_RAM線35に接続され、ドレインDがPMOSトランジスタP2のドレインに接続される。PMOSトランジスタP2は、ソースSがVDD線15に接続される。以下の説明では、PMOSトランジスタP1およびP2の接続ノードを「中間ノードVDD_MID」と表記する。
制御信号生成部50_1は、PMOSトランジスタP1のオン/オフを制御するための制御信号を生成する。制御信号生成部50_1は、インバータ42_1と、NANDゲート44−1と、バッファ46_1とを含む。インバータ42_1、NANDゲート44_1およびバッファ46_1は、内部電源電圧VDD_RAMによって動作する。また、バッファ46_1は、インバータ2段で構成されることが多い。
インバータ42_1は、システム制御回路28(図1)から与えられる制御信号pswon_vdd_ramの反転信号をNANDゲート44_1の一方入力ノードに出力する。NANDゲート44_1の他方入力ノードはVDD線1に接続される。NANDゲート44_1は、制御信号pswon_vdd_ramの反転信号と、VDD線1に供給される内部電源電圧VDDとの論理積を反転させた信号をバッファ46_1に出力する。バッファ46_1は、NANDゲート44_1の出力信号に応じた制御信号をPMOSトランジスタP1の制御端子(ゲート端子)に出力する。
制御信号生成部50_2はPMOSトランジスタP2のオン/オフを制御するための制御信号を生成する。制御信号生成部50_2は、インバータ42_2と、NANDゲート44−2と、バッファ46_2とを含む。インバータ42_2、NANDゲート44_2およびバッファ46_2は、内部電源電圧VDDによって動作する。また、バッファ46_2は、インバータ2段で構成されることが多い。
インバータ42_2は、システム制御回路28(図1)から与えられる制御信号pswon_vddの反転信号をNANDゲート44_2の一方入力ノードに出力する。NANDゲート44_2の他方入力ノードはVDD_RAM線35に接続される。NANDゲート44_2は、制御信号pswon_vddの反転信号と、VDD_RAM線35に供給される内部電源電圧VDD_RAMとの論理積を反転させた信号をバッファ46_2に出力する。バッファ46_2は、NANDゲート44_2の出力信号に応じた制御信号をPMOSトランジスタP2の制御端子(ゲート端子)に出力する。
ここで、PMOSトランジスタP1およびその制御信号生成部50_1に着目する。
制御信号生成部50_1に入力される制御信号pswon_vdd_ramは、PMOSトランジスタP1をオンさせるときにLレベルに活性化される一方で、PMOSトランジスタP1をオフさせるときにHレベルに非活性化される。NANDゲート44_1は、制御信号pswon_vdd_ramの反転信号と、内部電源電圧VDDとの論理積を反転させた信号を出力する。
具体的には、内部電源電圧VDDがHレベル(例えば1.25V)のとき、NANDゲート44_1はインバータとして機能し、制御信号pswon_vdd_ramの反転信号の論理を反転させて出力する。したがって、制御信号pswon_vdd_ramがLレベルのときにPMOSトランジスタP1がオンされ、制御信号pswon_vdd_ramがHレベルのときにPMOSトランジスタP1がオフされる。
一方、内部電源電圧VDDがLレベル(0V)のときには、制御信号pswon_vdd_ramの論理に拘わらず、NANDゲート44_1はHレベルの信号を出力する。したがって、PMOSトランジスタP1は、制御信号pswon_vdd_ramの論理によらず、オフされる。
このように、PMOSトランジスタP1は、内部電源電圧VDDがHレベルに立ち上ることではじめてオン/オフの制御が可能となる。同様にして、PMOSトランジスタP2およびその制御信号生成部50_2においても、PMOSトランジスタP2は、内部電源電圧VDD_RAMがHレベルに立ち上がることではじめてオン/オフの制御が可能となる。すなわち、PMOSスイッチ40は、内部電源電圧VDD,VDD_RAMがともにHレベル立ち上がった状態で、制御信号pswon_vdd,pswon_vdd_ramに応じてオン/オフが制御される。
このような構成としたことにより、実施の形態1による半導体装置1では、内部電源電圧VDD_RAMの立ち上がりと内部電源電圧VDDの立ち上がりとの間に時間差が生じた場合であっても、各PMOSトランジスタのドレインDおよびN型ウェルn−well間のPN接合に電流が流れることがない。これにより、電源立ち上げシーケンスのフリー化が可能となる。以下、その理由について説明する。
図4は、PMOSスイッチ40の構成を模式的に示す断面図である。
図4を参照して、PMOSトランジスタP1,P2は、P型半導体基板p−subに設けられたN型ウェルn−wellに形成される。PMOSトランジスタP1は、ソースSがVDD_RAM線35に接続され、ドレインDが中間ノードVDD_MIDにおいてPMOSトランジスタP2のドレインDに接続される。PMOSトランジスタP1が形成されるN型ウェルn−wellはVDD_RAM線35に接続される。
PMOSトランジスタP2は、ソースSがVDD線15に接続され、ドレインDが中間ノードVDD_MIDにおいてPMOSトランジスタP1のドレインDに接続される。PMOSトランジスタP2が形成されるN型ウェルn−wellはVDD線15に接続される。
半導体装置1に電源が投入されると、外部レギュレータ3および内部電源回路21がそれぞれ起動されることによって、内部電源電圧VDDおよびVDD_RAMがそれぞれ立ち上がる。PMOSトランジスタP1は、ソースSおよびN型ウェルn−wellに内部電源電圧VDD_RAMを受ける。PMOSトランジスタP2は、ソースSおよびN型ウェルn−wellに内部電源電圧VDDを受ける。
ここで、内部電源電圧VDD_RAMの立ち上がりが内部電源電圧VDDの立ち上がりよりも遅い場合を想定する。この場合、PMOSトランジスタP2では、上述のように、内部電源電圧VDDがHレベルとなっていても、内部電源電圧VDD_RAMがHレベルに立ち上るまではPMOSトランジスタP2がオンされない。このため、PMOSトランジスタP2のドレインDおよび中間ノードVDD_MIDは、ハイインピーダンス状態となる。
一方、PMOSトランジスタP1では、内部電源電圧VDDがHレベルとなっていても、内部電源電圧VDD_RAMがHレベルに立ち上がるまでは制御信号生成部50_1がオン状態にならないため、PMOSトランジスタP1がオンされない。このような状態であっても、中間ノードVDD_MIDに接続されるPMOSトランジスタP1のドレインDはハイインピーダンス状態となっているため、ドレインDおよび対応のN型ウェルn―well間のPN接合が順方向にバイアスされることがない。よって、PN接合に電流が流れることがない。
なお、内部電源電圧VDDの立ち上がりが内部電源電圧VDD_RAMの立ち上がりよりも遅い場合においても同様のことがいえる。この場合は、PMOSトランジスタP2において、ドレインDおよび対応のN型ウェルn−well間のPN接合が順方向にバイアスされないため、PN接合に電流が流れることがない。
このように、内部電源電圧VDDおよびVDD_RAMのいずれが先にHレベルに立ち上がってもPMOSトランジスタP1,P2のPN接合が順方向にバイアスされることがない。したがって、電源立ち上げシーケンスに対する制約が不要となるため、電源立ち上げシーケンスのフリー化を実現することができる。
なお、実施の形態1による半導体装置1では、内部電源回路21が生成する内部電源電圧VDD_RAMの電圧レベルを、半導体装置1の動作モードに応じて切替える構成とした。しかしながら、関連技術に示したように、アクティブモード時とスタンバイモード時とで、電流供給能力の異なる2つのレギュレータ(外部レギュレータ3および内部レギュレータ26)を切替えて用いる構成に対しても、図4に示すPMOSスイッチ40の構成を適用することが可能である。そして、そのような構成においても、電源立ち上げシーケンスに対する制約を不要とすることができる。
さらに、実施の形態1による半導体装置1では、VDD_RAM線35およびVDD線15の間のスイッチトランジスタを、高耐圧用トランジスタではなく、低耐圧用トランジスタであるPMOSトランジスタP1,P2で構成することができる。これにより、スイッチトランジスタを高耐圧用トランジスタで構成する場合に比べて面積(トランジスタサイズL/W)の削減が図られる。
<実施の形態2>
上述の実施の形態1による半導体装置1では、内部電源回路21が生成する内部電源電圧VDD_RAMを動作モードに応じて切替えるための構成として、互いに電圧レベルが異なる2つの基準電圧V1,V2を生成可能な基準電圧発生回路22を用いる構成について説明したが、基準電圧を1つの電圧レベルのままで、内部レギュレータ26側で内部電源電圧VDD_RAMを2値V1,V2の間で切替えるようにしてもよい。実施の形態2では、内部レギュレータ26で内部電源電圧VDD_RAMを切替える構成について説明する。
図5は、実施の形態2による半導体装置に適用される内部電源回路21Aの構成を示す回路図である。実施の形態2による半導体装置の構成は、内部電源回路21Aを除いて、図1と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
図5を参照して、実施の形態2による内部電源回路21Aは、基準電圧発生回路22Aと、内部レギュレータ26Aとを含む。
内部電源回路21Aは、外部電源電圧VCCによって動作する。内部電源回路21Aは、基準電圧発生回路22Aと、内部レギュレータ26Aとを含む。基準電圧発生回路22Aは、外部電源電圧VCCを降圧した基準電圧Vrefを生成する。
内部レギュレータ26Aは、基準電圧Vrefを参照して内部電源電圧VDD_RAMを生成する。具体的には、内部レギュレータ26Aは、誤差増幅器260と、PMOSトランジスタ262と、n個(nは2以上の自然数)の抵抗素子R1〜Rnと、セレクタ264とを含む。
誤差増幅器260は、反転入力端子(−端子)が基準電圧発生回路22Aの出力ノードに接続され、非反転入力端子(+端子)がセレクタ264の出力ノードに接続され、出力ノードがPMOSトランジスタ262の制御端子(ゲート端子)に接続される。
抵抗素子R1〜Rnは、この順でPMOSトランジスタ262のドレインと接地ノードとの間に直列に接続される。セレクタ264は、抵抗素子R1〜Rnの接続ノードnd1〜ndnのうち、システム制御回路28(図1)からの制御信号sel_vdd_ramによって選択されたノード(以下、選択ノードと称する)の電圧を誤差増幅器260の非反転入力端子に出力する。
内部レギュレータ26Aにおいて、選択ノードと接地ノードとの間の抵抗値をRfとし、直列接続された抵抗素子R1〜Rnの合成抵抗値をRoとすると、出力ノードの電圧(内部電源電圧VDD_RAM)は、誤差増幅器260の反転入力端子への入力電圧(基準電圧Vref)のRo/Rf倍になる。抵抗値Rfは制御信号sel_vdd_ramによって調整可能であるため、内部電源電圧VDD_RAMを高精度に調整することができる。
システム制御回路28は、アクティブモード時とスタンバイモード時とで抵抗値Rfを切替える。具体的には、システム制御回路28は、アクティブモード時には、内部電源電圧VDD_RAMが内部電源電圧VDD(1.25V)よりも低くなるように(例えば1.05V)、抵抗値Rfを調整する。これにより、内部レギュレータ26から外部レギュレータ3に向かって電流が流れるのを防止できる。
一方、スタンバイモード時には、システム制御回路28は、内部電源電圧VDD_RAMがSRAMメモリセル32がデータ保持可能な電圧(例えば1.1V)となるように抵抗値Rfを調整する。
このように、実施の形態2によれば、内部レギュレータ26Aを、半導体装置の動作モードに応じて出力電圧(内部電源電圧VDD_RAM)を切替え可能な構成としたことにより、上述の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
<実施の形態3>
上述の実施の形態1による半導体装置1では、VDD線15およびVDD_RAM線35の遮断を2つのPMOSトランジスタで構成された1個のPMOSスイッチ40で行なう構成について説明した。しかしながら、このPMOSスイッチを複数個並列に接続し、これら複数個のPMOSスイッチを時間差を設けてオフするようにしてもよい。実施の形態3では、複数個のPMOSスイッチでVDD線15およびVDD_RAM線35の遮断を行なう構成について説明する。
図6は、実施の形態3による半導体装置に適用されるPMOSスイッチ回路40Aの構成の一例を示す回路図である。実施の形態3による半導体装置の構成は、PMOSスイッチ回路40Aを除いて、図1と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
図6を参照して、実施の形態3によるPMOSスイッチ回路40Aは、VDD線15およびVDD_RAM線35の間に並列に接続された複数個(例えば3個とする)のPMOSスイッチ40_1,40_2,40_3を含む。PMOSスイッチ40_1,40_2,40_3の各々の回路構成は、図3に示すPMOSスイッチ40と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
PMOSスイッチ40_1は、システム制御回路28から与えられる制御信号pswon_1に応じてオン/オフが制御される。図示は省略するが、制御信号pswon_1には、PMOSスイッチ40_1を構成するPMOSトランジスタP1のオン/オフを制御するための制御信号pswon_vdd_ramと、PMOSトランジスタP2のオン/オフを制御するための制御信号pswon_vddとが含まれる。
同様に、PMOSスイッチ40_2は、システム制御回路28から与えられる制御信号pswon_2に応じてオン/オフが制御される。PMOSスイッチ40_3は、システム制御回路28から与えられる制御信号pswon_3に応じてオン/オフが制御される。
実施の形態3による半導体装置では、アクティブモードからスタンバイモードへの移行時に、並列接続されたPMOSスイッチ40_1,40_2,40_3を時間差を設けてオフする。実施の形態3による半導体装置の作用効果について、図7に示す比較例を参照しながら説明する。
図7は、実施の形態1による半導体装置1(図1)の動作を示すタイミングチャートである。図7には、アクティブモードからスタンバイモードへの移行時における基準電圧Vref、制御信号pswonおよびVDD_RAM線35の時間的変化が示される。
図7を参照して、半導体装置1がアクティブモードのとき(時刻t0)、PMOSスイッチ40は、Lレベルに活性化された制御信号pswon(pswon_vdd,pswon_vdd_ram)によってオンされる、VDD_RAM線35は、PMOSスイッチ40によってVDD線15に電気的に接続されるため、VDD線15から内部電源電圧VDD(1.25V)の供給を受ける。
このとき、内部電源回路21では、基準電圧発生回路22から内部レギュレータ26に与える基準電圧Vrefが、内部電源電圧VDD(1.25V)よりも低い電圧V1(1.05V)に設定される。内部レギュレータ26が電圧V1を基準電圧Vrefとして動作することにより、VDD_RAM線35には電圧V1に等しい内部電源電圧VDD_RAMが供給される。
アクティブモードからスタンバイモードへ移行するときには、内部電源回路21は、基準電圧発生回路22から内部レギュレータ26に与える基準電圧Vrefを、電圧V1(1.05V)から電圧V2(1.25V)に切替える(時刻t11)。続いて、制御信号pswonをHレベルに非活性化させてPMOSスイッチ40をオフする(時刻t12)。
内部レギュレータ26は、電圧V2を基準電圧Vrefとして動作することにより、電圧V2に等しい内部電源電圧VDD_RAMをVDD_RAM線35に供給する。しかしながら、上述のように、内部レギュレータ6は出力電圧の反応が鈍いため、PMOSスイッチ40がオンされるタイミング(時刻t12)に、内部電源電圧VDD_RAMが未だ電圧V2に達していない事態が起こり得る。そのような事態が生じると、図7に示すように、VDD_RAM線35に電圧ドロップが発生し、内部電源電圧VDD_RAMがSRAMメモリセル32がデータ保持可能な電圧(例えば1.1V)を下回ってしまう可能性がある。
図8は、実施の形態3による半導体装置の動作を示すタイミングチャートである。図8には、アクティブモードからスタンバイモードへの移行時における基準電圧Vref、制御信号pswonおよびVDD_RAM線35の時間的変化が示される。
図8を参照して、実施の形態3による半導体装置では、アクティブモードからスタンバイモードへ移行するときに、PMOSスイッチ回路40Aを構成する複数個のPMOSスイッチ40_1,40_2,40_3を時間差を設けてオフする。具体的には、最初に制御信号pswon_1(pswon_vdd,pswon_vdd_ram)をHレベルに非活性化させてPMOSスイッチ40_1をオフする(時刻t12)。次に、制御信号pswon_2をHレベルに非活性化させてPMOSスイッチ40_2をオフする(時刻t13)。最後に、制御信号pswon_3をHレベルに非活性化させてPMOSスイッチ40_3をオフする(時刻t14)。
このように、PMOSスイッチ40_1,40_2,40_3を時間差を設けてオフすることにより、VDD_RAM線35の電圧は、PMOSスイッチがオフされるごとに徐々に低下する。最初のPMOSスイッチ40_1がオフされてから最後のPMOSスイッチ40_3がオフされるまでのVDD_RAM線35の電圧の降下量は、図7の比較例における電圧の降下量と比べて小さく抑えられている。したがって、内部電源電圧VDD_RAMが、SRAMメモリセル32がデータ保持可能な電圧(1.1V)を下回るのを回避できる。この結果、実施の形態3によれば、VDD_RAM線35の電圧ドロップをより効果的に抑制することが可能となる。
また、関連技術に示したように、アクティブモード時とスタンバイモード時とで電流供給能力の異なる2つのレギュレータ(外部レギュレータ3および内部レギュレータ26)を切替えて用いる構成に対しても、図6に示されるPMOSスイッチ回路40Aの構成を適用することが可能であることはいうまでもない。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1,1000 半導体装置、2,3 外部レギュレータ、4 外部容量、5,6,7 電源端子、10,100 VDD電源領域、12 内部回路、14 SRAM周辺回路、15 VDD線、16,34 レベルシフタ、35 VDD_RAM線、40,40A スイッチ回路、200 VCC電源領域、21,21A,210 内部電源回路、22,22A,220 基準電圧発生回路、24,264 セレクタ、26 内部レギュレータ、28 システム制御回路、30,300 VDD_RAM電源領域、32 SRAMメモリセル、40,40_1,40_2,40_3,400 PMOSスイッチ、40A PMOSスイッチ回路、42_1,42_2 インバータ、44_1,44_2 NANDゲート、46_1,46_2 バッファ、50_1,50_2 制御信号生成部、260 誤差増幅器、262,P1,P2 PMOSトランジスタ。

Claims (10)

  1. 動作モードとして、アクティブモードとスタンバイモードとを有する半導体装置であって、
    前記アクティブモード時、外部電源回路から第1の内部電源電圧の供給を受ける第1の電源線と、
    外部電源電圧に基づいて第2の内部電源電圧を生成する内部電源回路と、
    前記内部電源回路から前記第2の内部電源電圧の供給を受ける第2の電源線と、
    前記第1の電源線および前記第2の電源線の間に接続されるスイッチ回路と、
    前記スイッチ回路のオン/オフを制御する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、前記アクティブモード時、前記スイッチ回路をオンするための制御指令を出力する一方で、前記スタンバイモード時、前記スイッチ回路をオフするための制御指令を出力するように構成され、
    前記スイッチ回路は、
    ソースおよびN型ウェルが前記第1の電源線に接続される第1のPMOSトランジスタと、
    ソースおよびN型ウェルが前記第2の電源線に接続され、ドレインが前記第1のPMOSトランジスタのドレインに接続される第2のPMOSトランジスタと、
    前記制御指令および前記第2の電源線の電圧に基づいて、前記第1のPMOSトランジスタのゲートに入力する第1の制御信号を生成するための第1の制御信号生成部と、
    前記制御指令および前記第1の電源線の電圧に基づいて、前記第2のPMOSトランジスタのゲートに入力する第2の制御信号を生成するための第2の制御信号生成部とを含む、半導体装置。
  2. 前記第1の制御信号生成部は、前記第2の電源線が前記第2の内部電源電圧に立ち上がった状態で前記制御指令に対応付けて前記第1の制御信号を生成し、
    前記第2の制御信号生成部は、前記第1の電源線が前記第1の内部電源電圧に立ち上がった状態で前記制御指令に対応付けて前記第2の制御信号を生成する、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の制御信号生成部は、前記第2の電源線が前記第2の内部電源電圧に立ち上った状態で、前記オンするための制御指令に応じて前記第1のPMOSトランジスタをオンするように前記第1の制御信号を生成し、
    前記第2の制御信号生成部は、前記第1の電源線が前記第1の内部電源電圧に立ち上った状態で、前記オンするための制御指令に応じて前記第2のPMOSトランジスタをオンするように前記第2の制御信号を生成する、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記スイッチ回路は、前記第1の電源線および前記第2の電源線の間に複数個並列に接続され、
    前記制御回路は、前記アクティブモードから前記スタンバイモードへの移行時において、前記複数個のスイッチ回路を時間差を設けてオフする、請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記内部電源回路は、前記アクティブモード時、前記第1の内部電源電圧よりも低電圧となるように前記第2の内部電源電圧を生成する、請求項1に記載の半導体装置。
  6. 前記第1の電源線に接続され、前記アクティブモード時に前記第1の内部電源電圧によって動作し、前記スタンバイモード時に前記第1の内部電源電圧の供給が停止される第1の内部回路と、
    前記第2の電源線に接続され、前記アクティブモード時に前記第1の内部電源電圧によって動作し、前記スタンバイモード時に前記第2の内部電源電圧によって動作する第2の内部回路とをさらに備える、請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記内部電源回路は、
    互いに電圧レベルの異なる複数の基準電圧を生成可能に構成され、前記動作モードに応じて前記複数の基準電圧のうちから選択された1つの基準電圧を出力する基準電圧発生部と、
    前記選択された1つの基準電圧を参照して前記第2の内部電源電圧を生成するレギュレータとを含む、請求項5または6に記載の半導体装置。
  8. 前記内部電源回路は、
    基準電圧を生成する基準電圧発生回路と、
    前記基準電圧を参照して前記第2の内部電源電圧を生成するレギュレータとを含み、
    前記レギュレータは、互いに電圧レベルの異なる複数の前記第2の内部電源電圧を生成可能に構成され、前記動作モードに応じて前記複数の第2の内部電源電圧のうちから選択された1つの第2の内部電源電圧を出力する、請求項5または6に記載の半導体装置。
  9. 動作モードとして、アクティブモードとスタンバイモードとを有する半導体装置であって、
    前記アクティブモード時に電源供給を受け、前記スタンバイモード時に電源供給を受けない第1の電源線と、
    前記アクティブモード時および前記スタンバイモード時に、共に電源供給を受ける第2の電源線と、
    前記第1の電源線から電源供給を受けて駆動される内部回路と、
    前記第2の電源線から電源供給を受けてデータを保持するメモリ回路と、
    前記アクティブモード時に前記第1の電源線と前記第2の電源線とを電気的に接続するスイッチ回路とを備え、
    前記スイッチ回路は、前記第1の電源線と前記第2の電源線との間に直列に接続された第1および第2のPMOSトランジスタを含み、
    前記第1のPMOSトランジスタは、ソースが前記第1の電源線に接続され、かつ、前記第1の電源線から電源供給を受ける第1のウェル領域に形成され、
    前記第2のPMOSトランジスタは、ソースが前記第2の電源線に接続され、かつ、前記第2の電源線から電源供給を受ける、前記第1のウェル領域とは異なる第2のウェル領域に形成される、半導体装置。
  10. 前記半導体装置は、外部電源に基づいて前記第2の電源線に内部電圧を供給する内部電源回路をさらに備え、
    前記第1および第2のPMOSトランジスタは、前記内部電源回路に含まれるトランジスタより膜厚の薄いトランジスタで構成される、請求項9に記載の半導体装置。
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